JP4655266B2 - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、有機EL素子等の発光素子からなる画素を複数を備える電気光学装置に関する。
薄型、軽量、かつ高品質な画像を表示し得る電気光学装置として、有機EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置が注目されている。一般的な有機EL装置は、発光を担う有機EL素子とこれを駆動する駆動回路などがガラス基板上に形成された構造を有する。また最近では、有機EL素子を支持する基板と、駆動回路等を支持する基板とを貼り合わせた構造を採用した有機EL装置が知られている。
有機EL素子は、熱に対する耐性が低いという性質がある。このため、有機EL素子の発光時における温度を低く抑えるための放熱対策が有機EL装置を長寿命化するための重要な課題となっている。このような課題について、例えば、特開2004−195963号公報(特許文献1)には、ペルチェ素子等からなる冷却手段を用いて有機EL素子を冷却することにより、有機EL素子の熱による劣化を抑制する技術が開示されている。
しかし、上記の従来技術は、ペルチェ素子等の部品を取り付けることにより、薄型化が容易であるという有機EL装置の特長を損なうおそれがあり、特に有機EL装置を表示デバイスに応用する場合を考えると好ましくない。また、このような不都合は、有機EL装置に限らず、他の発光素子を用いる電気光学装置にも共通するものである。
特開2004−195963号公報
そこで、本発明は、上記従来技術の不都合を回避し、発光素子から発生する熱を効率よく外部へ逃がして発光素子の長寿命化を図ることを可能とする技術を提供することを目的とする。
第1の態様の本発明は、透光性を有する第1の基板と、上記第1の基板の一面に形成され、当該第1の基板を介して発光が取り出されるように構成された複数の発光素子と、上記第1の基板の一面と対向するようにして配置される第2の基板と、上記第2の基板上であって上記発光素子のそれぞれと対向する位置に形成され、当該発光素子のそれぞれを駆動する複数の回路チップと、上記第1の基板と上記第2の基板の間に介在し、上記発光素子と上記駆動回路との相互間をそれぞれ電気的に接続する導電性部材と、全数より少ない所定数の上記発光素子ごとにその全体を囲むようにして上記第1の基板と上記第2の基板の間に設けられ、上記発光素子から発生する熱を吸収して上記第1の基板又は上記第2の基板の少なくとも一方へ伝達する熱伝導体と、を備える電気光学装置である。
第2の態様の本発明は、第1の基板と、透光性を有し、上記第1の基板の一面と対向して配置される第2の基板と、上記第1の基板の一面に形成され、上記第2の基板と介して発光が取り出されるように構成された複数の発光素子と、上記第1の基板の一面に形成され、上記発光素子のそれぞれを駆動するための回路部と、全数より少ない所定数の上記発光素子ごとにその全体を囲むようにして上記第1の基板と上記第2の基板との相互間に設けられ、上記発光素子から発生する熱を吸収して上記第1の基板又は上記第2の基板の少なくとも一方へ伝達する熱伝導体と、を備える電気光学装置である。
ここで、本明細書において「電気光学装置」とは、電気的作用によって発光する発光素子を備えた装置一般をいい、例えば、発光素子として有機EL又は無機EL素子、あるいは電界の印加により発生した電子を発光板に当て発光させる電子放出素子などを備えた装置をいう。
上述した各態様の本発明の構成によれば、発光素子に近接し、かつ第1の基板及び第2の基板に接するように設けられた熱伝導体を介して、発光素子からの発熱が第1の基板及び/又は第2の基板へ伝達される。したがって、発光素子から発生する熱を効率よく外部へ逃がすことが可能となり、発光素子の長寿命化を図ることができる。また、熱伝導体は、基本的に発光素子から発生した熱を第1の基板又は第2の基板へ伝える機能が果たせればよいので、それほど多くの量が必要とされない。したがって、第1の基板等の外部に冷却手段を設けて発光素子を冷却する場合に比べて、電気光学装置を薄型化することができる。
次に、上述した第1及び第2の本発明についての更なる好適な実施態様について説明する。
上述した熱伝導体は、良熱伝導性のプラスチックを用いて形成することが好ましい。ここで本明細書において「良熱伝導性のプラスチック」とは、一般的なプラスチックの熱伝導率(0.1〜0.3W/mk程度)の数倍から数百倍程度の熱伝導率を有するプラスチックをいう。このような良熱伝導性のプラスチックとしては、ナノ構造制御型エポキシ樹脂と呼ばれるプラスチック(熱伝導率:0.96W/mk程度)や、特殊な分子構造を有する熱可塑性プラスチック(熱伝導率:25W/mk程度)などが知られている。なお、金属、半導体、セラミックス等、プラスチック以外の材料を用いて熱伝導体を形成してもよい。
これにより、軽量、薄型、安価な熱伝導体を容易に得ることができる。また、スクリーン印刷法などの手法によって容易に熱伝導体を形成することができる。
好ましくは、上記発光素子は、有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子である。
これにより、熱に対する耐性の高い有機EL装置が得られる。
また、電気光学装置が複数のサブ画素からなる基本画素を複数備えるものである場合には、上記熱伝導体は、上記基本画素のそれぞれに対応する上記発光素子ごとに設けられることが好ましい。
これにより、基本画素ごとにその周囲が熱伝導体で囲まれるので発熱部位と熱伝導体との距離がより短くなり、熱伝導体により効率よく熱を吸収させることが可能となる。
また、上記熱伝導体は、個々の上記発光素子ごとに設けられることも好ましい。
これにより、各発光素子ごとにその周囲が熱伝導で囲まれるので発熱部位と熱伝導体との距離が更に短くなる。したがって、熱伝導体により効率よく熱を吸収させることが可能となる。
好ましくは、上記発光素子及び上記熱伝導体の全体を囲むようにして、上記第1の基板と上記第2の基板との相互間に設けられ、上記気体状の異物の通過を抑制する封止材を更に備える。
これにより、外部からの気体性の異物の侵入が抑制されるので、内部に形成された熱伝導体との相乗効果によって、水分等と発熱との相互作用による発光素子の劣化を抑制することができる。また、気体性の異物による熱伝導体の劣化を回避することもできる。
好ましくは、所定の径を有し、上記封止材に混入して配置されるスペーサを更に含む。
これにより、最低限、スペーサ径に相当する間隔を確保して熱伝導体を設けることができるので、熱伝導体が場所によって極端に薄くなることを回避し、必要十分な放熱性を確保することが可能となる。
第3の態様の本発明は、上述した電気光学装置を備える電子機器である。ここで「電子機器」とは、電気回路や表示部などを備えた機器一般をいい、その構成に特に限定はない。かかる電子機器としては、例えば、ICカード、携帯電話、ビデオカメラ、パーソナルコンピュータ、ヘッドマウントディスプレイ、リア型またはフロント型のプロジェクター、テレビジョン(TV)、ロールアップ式TV、ファクシミリ、デジタルカメラ、PDA、電子手帳等が含まれる。
これにより、耐熱性の高い表示部を備える電子機器が得られる。
以下、本発明が適用された電気光学装置の実施の態様について詳細に説明する。以下の説明では、電気光学装置の一例として有機EL装置を採り上げる。
図1は、本実施形態の有機EL装置の各画素の構成について概略的に示す平面図である。図1に示すように、本実施形態の有機EL装置1は、R、G、Bの3つの色画素(サブ画素)を含んで構成される基本画素2をマトリクス状に複数配列して構成されている。各色画素はそれぞれ1つの発光素子を含んで構成されている。なお、図1では説明の便宜上、構造を簡素化して表現し、基本画素2を12個のみ示している。本実施形態の有機EL装置1では、全数より少ない所定数の有機EL素子(発光素子)ごと、より具体的には各基本画素2に対応する3つの有機EL素子ごとに、その全体を囲むようにして熱伝導体141が設けられている。熱伝導体また、周囲には封止材142が設けられている。
図2は、図1に示すII−II線方向における有機EL装置1の模式断面図である。図2に示すように、本実施形態の有機EL装置1は、一面に複数の有機EL素子が形成されてなる発光素子基板(第1の基板)100と、各有機EL素子を駆動する駆動回路等を含む回路基板(第2の基板)120とを対向配置し、両者間を導電性ペースト材(導電性部材)140によって電気的に接続して構成されている。本例の有機EL装置1は、発光層からの発光が発光素子基板100を介して外部へ取り出される構造が採用されている。
発光素子基板100は、基材101、透明電極(アノード)102、バンク(隔壁)103、発光層104、電極(カソード)105、セパレータ106、を含んで構成されている。
基材101は、ガラス、プラスチック等の材料からなり、透光性を有する。
アノード102は、ITO(Indium-Tin-Oxide)等の材料からなり、基材101上に形成される。
バンク103は、透明電極102上にアクリル樹脂等の絶縁物を用いて形成されており、所定位置に開口を有する。
発光層104は、バンク103の開口内に形成されており、アノード102とカソード105を介して電流を供給することによって発光する。この発光層104は、例えばポリジアルキルフルオレン誘導体を用いて形成される。また、この発光層104と各電極(アノード、カソード)との間に、正孔輸送層や電子輸送層が介在していてもよい。正孔輸送層は、例えばポリエチレンジオキシチオフェンとポリスチレンスルフォン酸の混合体(PEDOT/PSS)を用いて形成される。電子輸送層は、例えばカルシウム、リチウム、これらの酸化物、フッ化物などの膜を用いて形成される。
カソード105は、アルミニウム等の導電部材からなり、発光層104の上面に形成される。
セパレータ106は、各発光層104に対応する範囲ごとにカソード105を画定するためのものであり、ポリイミド等の絶縁物を用いて形成されている。
上述したアノード102、発光層104及びカソード105を含んで有機EL素子が構成されており、アノード102及びカソード105を介して発光層104に電流を供給することにより発光層104が発光し、当該発光がアノード102及び基材101を介して外部に取り出される。
回路基板120は、基材121、絶縁層122、回路チップ123、配線124、を含んで構成されている。
基材121は、ガラス、プラスチック等の材料からなる。
絶縁層122は、酸化硅素等の絶縁物からなり、基材121上に形成されている。この絶縁層122は、各配線124の相互間を絶縁する機能を担う。
回路チップ123は、絶縁層122上の所定位置に形成されており、発光素子基板100側の各有機EL素子を駆動する。この回路チップ123は、有機EL素子の駆動に用いられる薄膜トランジスタやその他の回路素子を含んでいる。
配線124は、絶縁層122の内部に形成されるとともに一部が表面に露出しており、回路チップ123と有機EL素子との相互間を電気的に接続する機能や、外部から供給される各種信号を回路チップ123へ伝達する機能などを担う。
導電性ペースト材140は、発光素子基板100側のカソード105と回路基板120側の配線124の双方に接するように設けられており、有機EL素子と回路チップ123とを電気的に接続する機能を担う。この導電性ペースト材140としては、例えば銀ペースト材などが好適に用いられる。
熱伝導体141は、1画素に対応する3つの有機EL素子ごとにその全体を囲み、発光素子基板100及び回路基板120と接するようにようにして、発光素子基板100と回路基板120との相互間に設けられている。この熱伝導体141は、有機EL素子から発生する熱を吸収して発光素子基板100(第1の基板)又は回路基板120(第2の基板)の少なくとも一方へ伝達するものである。この熱伝導体141は、良熱伝導性のプラスチックを用いて形成することが好ましい。ここで「良熱伝導性のプラスチック」とは、一般的なプラスチックの熱伝導率(0.1〜0.3W/mk程度)の数倍から数百倍程度の熱伝導率を有するプラスチックをいう。このような良熱伝導性のプラスチックとしては、ナノ構造制御型エポキシ樹脂と呼ばれるプラスチック(熱伝導率:0.96W/mk程度)や、特殊な分子構造を有する熱可塑性プラスチック(25W/mk程度)などが知られている。このような熱伝導体141は、例えばスクリーン印刷法、ディスペンス法などの手法によって形成することができる。
なお、熱伝導体141の中に所定の径を有するスペーサを混入しておくことも好ましい。それにより、最低限、スペーサ径に相当する間隔を確保して熱伝導体141を設けることができるので、熱伝導体141が場所によって極端に薄くなることを回避し、必要十分な放熱性を確保することが可能となる。
封止材142は、有機EL素子及び熱伝導体141の全体を囲むようにして、発光素子基板100と回路基板120との相互間に設けられ、有機EL装置1の全体を封止して気体状の異物の通過を抑制する。封止材142としては、例えば、アクリル又はエポキシ系樹脂シール材が好適に用いられる。このような封止材142は、例えばスクリーン印刷法、ディスペンス法などの手法によって形成することができる。
図3は、有機EL装置の他の構成例を説明する模式断面図である。なお、本例の有機EL装置の各画素の構造については上述した図1に示したものと同様であり、図3は、図1におけるII−II線方向の断面を示している。
図3に示す有機EL装置1aは、基材(第1の基板)201、透明電極(アノード)202、バンク(隔壁)203、発光層204、電極(カソード)205、正孔輸送層207、基材(第2の基板)221、絶縁層222、回路部223、熱伝導体241、封止材242を含んで構成されている。これらの要素のうち、上述した図2に示した有機EL装置1におけるものと同じ名称の要素については、それぞれ同じ機能を果たすものであり、ここでは詳細な説明を省略する。
本例の有機EL装置1aは、透光性を有する基材221を用い、当該基材221を介して基材201の一面に形成された有機EL素子からの発光が取り出されるように構成されている。すなわち、本例の有機EL装置1aではトップエミッション構造が採用されている。回路部223は、上述した回路チップ123と同様に、有機EL素子子のそれぞれを駆動する機能を果たす。また図示しないが、絶縁層222内には当該回路部223に各種信号を伝達するための配線も形成されている。
図3に示すように、本例の有機EL装置1aは、発光素子、駆動回路等の構成要素が形成された第1の基板(基材201)と、透光性を有する第2の基板(基材221)とを対向配置するタイプのものであり、上記図2に示した有機EL装置1と同様にして、各基本画素に対応する発光素子ごとにその周囲に熱伝導体241が設けられている。また、封止材242は、有機EL素子及び熱伝導体241の全体を囲むようにして、基材201と基材221との相互間に設けられ、有機EL装置1aの全体を封止して気体状の異物の通過を抑制する。
このように本実施形態によれば、有機EL素子に近接し、かつ第1の基板及び第2の基板に接するように設けられた熱伝導体を介して、有機EL素子からの発熱が第1の基板及び/又は第2の基板へ伝達される。したがって、有機EL素子から発生する熱を効率よく外部へ逃がして有機EL素子の長寿命化を図ることが可能となる。
また、熱伝導体は、基本的に発光素子から発生した熱を第1の基板又は第2の基板へ伝える機能が果たせればよいので、それほど多くの量が必要とされない。したがって、第1の基板等の外部に冷却手段を設けて発光素子を冷却する場合に比べて有機EL装置を薄型化することができる。
また、本実施形態によれば、有機EL素子の形成エリアの全面を熱伝導体で覆う構造(いわゆる面封止構造)を採用した場合に比べて熱伝導体の形成面積が格段に小さいので、内部応力の影響もほとんどない。更に、全面に熱伝導体を形成する場合に比べて材料使用量が少ないことから、コスト削減が可能となる。
また、本実施形態によれば、第1の基板と第2の基板との相互間の全体に渡って格子状に熱伝導体が設けられることにより、有機EL装置1(又は1a)の端部と中央部における両基板間のギャップ差、強度差を少なくする効果も得られる。
また、本実施形態によれば、従来のように、ペルチェ素子等の比較的に高価な部品を用いる必要がないため、有機EL装置のコスト削減が可能となる。更に、薄型化が可能であるという有機EL装置の特長を損なうこともない。
次に、上述した有機EL装置を適用可能な電子機器について例示する。
図4は、上述した有機EL装置(電気光学装置)を適用可能な電子機器の例を示す図である。図4(A)は携帯電話への適用例であり、当該携帯電話530はアンテナ部531、音声出力部532、音声入力部533、操作部534、表示部535を備えており、当該表示部553が上述した有機EL装置1(又は1a)を用いて構成されている。図4(B)はビデオカメラへの適用例であり、当該ビデオカメラ540は受像部541、操作部542、音声入力部543、表示部544を備えており、当該表示部544が上述した有機EL装置1(又は1a)を用いて構成されている。図4(C)はテレビジョンへの適用例であり、当該テレビジョン550はその表示部551が上述した有機EL装置1(又は1a)を用いて構成されている。図4(D)はロールアップ式テレビジョンへの適用例であり、当該ロールアップ式テレビジョン560はその表示部561が上述した有機EL装置1(又は1a)を用いて構成されている。また、本実施形態にかかる有機EL装置は、上述した例に限らず表示機能を有する各種の電子機器に適用可能である。例えばこれらの他に、表示機能付きファックス装置、デジタルカメラのファインダ、携帯型TV、電子手帳、電光掲示盤、宣伝公告用ディスプレイなどにも活用することができる。
また、上述した実施形態では、画像表示を行うための装置としての有機EL装置に対して本発明を適用する場合について説明したが、本発明はこれ以外にも多様な適用範囲を有する。例えば、本発明を適用して、プリンタ等の画像形成装置(電子写真装置)に用いられる露光ヘッドを構成することが可能である。すなわち、本発明にかかる電気光学装置としての露光ヘッドは、各々が感光体に光を照射する発光素子と、各発光素子を個別に駆動する駆動回路とを備える。より望ましい態様において、A4サイズやA3サイズといった各種の記録材の幅に合わせてライン露光が可能な構成が採用される。以下、この場合の構成例について説明する。
図5は、本発明を適用した露光ヘッドを含んで構成される電子写真装置の光学エンジン部分を示す概略構成図である。図5に示す電子写真装置600は、画像データ出力装置601、露光ヘッド(ラインヘッド)602、集束性ロッドレンズ603、感光体ドラム604、帯電器605、現像器606、転写器607を含んで構成されている。この電子写真装置600における印刷は以下のように行われる。まず、感光体ドラム604(あるいはベルト)上に形成された感光体の表面を帯電器605によって一様に帯電させる。そして、露光ヘッド602を用いて、帯電させた感光体ドラム604上に画像データ出力装置601から出力される画像データの内容に応じた光を照射する。これにより、光の照射された部分が除電され、感光体ドラム604上に静電荷による潜像が書き込まれる。次に、感光体ドラム604上に静電荷を帯びたトナー(着色微粒子)を現像器606によって散布することにより、静電荷による潜像をトナーによる画像として顕在化させる。次に、この感光体ドラム604上に用紙608を押し当てて、例えば電界を印加してトナーを用紙608に転写する。次に、転写器607によって、例えば熱を与える等の手段によってトナーを用紙608に融着させる。転写後の感光体ドラム604の表面から、例えば交流電界や全面光照射を加えることによって電荷を消去する。その後、転写後に残ったトナーを取り除く。
なお、本発明は上述した実施形態の内容に限定されることなく、本発明の要旨の範囲内で種々に変形実施が可能である。
例えば、上述した実施形態では、1画素分に対応する3つの有機EL素子ごとにその全体を囲むようにして熱伝導体141(又は241)を設けていたが、図6に示す有機EL装置1bのように、隣接する複数の画素分(図示の例では2画素分)に対応する数の有機EL素子ごとに封止材141を設けるようにしてもよく、図7に示す有機EL装置1cのように、各色画素2a、2b、2cにそれぞれ対応する個々の有機EL素子ごとに熱伝導体141を設けてもよい。
また、図3に例示した有機EL装置1aは、各有機EL素子の相互間が隔壁によって区切られる構造のものであったが、このような隔壁を有さない構造の有機EL装置に対しても同様にして本発明を適用可能である。
また、上述した説明では発光素子の一例として有機EL素子を採り上げて説明していたが、これ以外にも種々の発光素子(例えば、無機EL素子や電子放出素子など)を採用することが可能である。
一実施形態の有機EL装置の各画素の構成について概略的に示す平面図である。 図1に示すII−II線方向における有機EL装置の模式断面図である。 有機EL装置の他の構成例を説明する模式断面図である。 有機EL装置を適用可能な電子機器の例を示す図である。 本発明を適用した露光ヘッドを含んで構成される電子写真装置の光学エンジン部分を示す概略構成図である。 熱伝導体の他の構成例を説明する図である。 熱伝導体の他の構成例を説明する図である。
符号の説明
1…有機EL装置、100…発光素子基板、 101…基材、 102…透明電極(アノード)102、 103…バンク、 104…発光層、 105…電極(カソード)105、 106…セパレータ106、 120…回路基板、 121…基材、 122…絶縁層、 123…回路チップ、 124…配線、 140…導電性ペースト材、141…熱伝導体、 142…封止材

Claims (6)

  1. 透光性を有する第1の基板と、
    前記第1の基板の一面に形成され、当該第1の基板を介して発光が取り出されるように構成された複数の発光素子と、
    前記第1の基板の一面と対向するようにして配置される第2の基板と、
    前記第2の基板上であって前記発光素子のそれぞれと対向する位置に形成され、当該発光素子のそれぞれを駆動する複数の回路チップと、
    前記第1の基板と前記第2の基板の間に介在し、前記発光素子と前記駆動回路との相互間をそれぞれ電気的に接続する導電性部材と、
    全数より少ない所定数の前記発光素子ごとにその全体を囲むようにして前記第1の基板と前記第2の基板の間に格子状に設けられ、前記発光素子から発生する熱を吸収して前記第1の基板及び前記第2の基板のうち少なくともいずれか一方へ伝達する熱伝導体と、を備え、
    前記熱伝導体は良熱伝導性のプラスチックであり、該プラスチックにはスペーサが含まれる、電気光学装置。
  2. 前記発光素子は、有機エレクトロルミネッセンス素子である、請求項に記載の電気光学装置。
  3. 前記電気光学装置は、複数のサブ画素からなる基本画素を複数備えるものであり、
    前記熱伝導体は、前記基本画素のそれぞれに対応する前記発光素子ごとに設けられる、請求項に記載の電気光学装置。
  4. 前記熱伝導体は、個々の前記発光素子ごとに設けられる、請求項に記載の電気光学装置。
  5. 前記発光素子及び前記熱伝導体の全体を囲むようにして、前記第1の基板と前記第2の基板との相互間に設けられ、前記気体状の異物の通過を抑制する封止材を更に備える、請求項に記載の電気光学装置。
  6. 請求項1乃至のいずれかに記載の電気光学装置を備える電子機器。
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