JP2010111102A - ラインヘッドおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】幅が狭く、高精度な露光処理を実現することができるラインヘッドを提供すること、また、高品位な画像を得ることができる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】ラインヘッド13は、第1の基板71と、第1の基板71に配設された発光素子72と、第1の基板71から引き出されるように設けられたフレキシブルプリント基板である配線ユニット9と、配線ユニット9に配設され、発光素子72を駆動する駆動回路822の少なくとも一部を構成する半導体素子であるドライバIC85と、第1の基板71を放熱する第1の放熱部材である支持部材6と、支持部材6とは別体として形成され、ドライバIC85を放熱する第2の放熱部材である放熱部材70とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ラインヘッドおよびそれを有する画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いる複写機、プリンター等の画像形成装置には、感光体の外表面を露光処理して静電潜像を形成する露光手段が備えられている。かかる露光手段としては、複数の発光素子を主走査方向に配列した構造を有するラインヘッドが知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1に開示されたラインヘッドでは、発光素子としてLED(発光ダイオード)を用いており、配線ボード(基板)上に、複数のLEDを含む複数のLEDアレイと、各LEDアレイを駆動する複数のICドライバとが設けられている。複数のLEDアレイは、LEDが感光体ドラムの軸線方向(主走査方向)に配列されるように当該軸線方向に配列されている。また、複数のICドライバは、複数のLEDアレイに対応して感光体ドラムの軸線方向に互いに間隔を隔てて配列されている。
このように構成されたラインヘッドでは、各ICドライバおよび各LEDがその作動に伴って発熱する。その発熱によりLEDの発光量が変動し、所望の露光特性が得られない場合がある。特に、複数のICドライバが比較的大きな間隔を隔てて配列されている場合、配線ボードの主走査方向での温度分布にばらつきが生じるため、LEDの発光量にもばらつきが生じ、所望の露光特性を得ることができない場合がある。
また、ICドライバは、過昇温により損傷・誤動作するおそれがある。
特に、特許文献1にかかるラインヘッドでは、LEDおよびICドライバを同一基板上に設置しているので、上述したようなLEDおよびICドライバの発熱による問題が顕著となる。
さらに、LEDおよびICドライバを同一基板上に設置していると、基板が大型化し、その結果、ラインヘッドの幅が大きくなってしまう。
特開2000−229440号公報
本発明の目的は、幅が狭く、高精度な露光処理を実現することができるラインヘッドを提供すること、また、高品位な画像を得ることができる画像形成装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明のラインヘッドは、基板と、
前記基板に配設された発光素子と、
前記基板から引き出されるように設けられたフレキシブルプリント基板と、
前記フレキシブルプリント基板に配設され、前記発光素子を駆動する駆動回路の少なくとも一部を構成する半導体素子と、
前記基板を放熱する第1の放熱部材と、
前記第1の放熱部材とは別体として形成され、前記半導体素子を放熱する第2の放熱部材とを有することを特徴とする。
本発明のラインヘッドでは、前記第1の放熱部材は、前記基板を支持することが好ましい。
本発明のラインヘッドでは、前記第1の放熱部材と前記第2の放熱部材とは、離間して配設されていることが好ましい。
本発明のラインヘッドでは、前記発光素子は、前記基板の第1の方向に配設されていることが好ましい。
本発明のラインヘッドでは、前記半導体素子は、前記第1の方向に配設されていることが好ましい。
本発明のラインヘッドでは、前記フレキシブルプリント基板は、前記基板の前記第1の方向と直交もしくは略直交する第2の方向に引き出されるように配設されることが好ましい。
本発明の画像形成装置は、潜像担持体と、
前記潜像担持体を露光するラインヘッドと、を有し、
前記ラインヘッドは、
基板と、
前記基板に配設された発光素子と、
前記基板から引き出されるように設けられたフレキシブルプリント基板と、
前記フレキシブルプリント基板に配設され、前記発光素子を駆動する駆動回路の少なくとも一部を構成する半導体素子と、
前記基板を放熱する第1の放熱部材と、
前記第1の放熱部材とは別体として形成され、前記半導体素子を放熱する第2の放熱部材と、を有することを特徴とする。
本発明の画像形成装置では、前記ラインヘッドに風を送る送風手段を有し、
前記第1の放熱部材および前記第2の放熱部材のうちの少なくとも一方の放熱部材は、前記送風手段の送風によって生じる気流により冷却されることが好ましい。
以上のような構成を有する本発明のラインヘッドによれば、第1の放熱部材により発光素子を放熱(冷却)するとともに、第2の放熱部材により半導体素子を放熱(冷却)することで、発光素子および半導体素子をそれぞれ効果的に放熱(冷却)することができる。
その際、第1の放熱部材と第2の放熱部材とが別体として構成されているので、第1の放熱部材と第2の放熱部材との間での熱の移動を防止することができる。また、半導体素子をフレキシブルプリント基板に配設することで、発光素子が設けられた基板から離間した位置に半導体素子を設けることができる。
そのため、半導体素子が発熱しても、半導体素子からの熱が発光素子に伝達するのを防止することができる。また、発光素子が発熱しても、発光素子からの熱が半導体素子に伝達するのを防止することもできる。
このようなことから、本発明のラインヘッドは、発光素子の発光状態および半導体素子の駆動状態を安定化し、その結果、幅が狭く、高精度な露光処理を実現することができる。
また、本発明のラインヘッドは、発光素子が設けられた基板を狭くし、その結果、ラインヘッド全体の幅を狭くすることができる。
また、本発明の画像形成装置は、前述したような高精度な露光処理を実現するラインヘッドを備えることで、高品位な画像を得ることができる。
以下、本発明のラインヘッドおよび画像形成装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる画像形成装置の全体構成を示す概略図、図2は、図1に示す画像形成装置に備えられたラインヘッドの横断面図、図3は、図2に示すラインヘッドにおける第2の放熱部材と画像形成装置の筺体との関係を説明するための斜視図、図4は、図2に示すラインヘッドに備えられた発光素子の概略構成を示す断面図、図5は、図2に示すラインヘッドの制御系の構成を示す図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1〜図4中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
(画像形成装置)
図1に示す画像形成装置1は、帯電工程・露光工程・現像工程・転写工程・定着工程を含む一連の画像形成プロセスによって画像を記録媒体Pに記録する電子写真方式のプリンターである。本実施形態では、画像形成装置1は、いわゆるタンデム方式を採用するカラープリンタである。
このような画像形成装置1は、図1に示すように、帯電工程・露光工程・現像工程のための画像形成ユニット10と、転写工程のための転写ユニット20と、定着工程のための定着ユニット30と、紙などの記録媒体Pを搬送するための搬送機構40と、この搬送機構40に記録媒体Pを供給する給紙ユニット50とを有している。また、画像形成装置1には、画像形成装置1内の所定の流路に気流を生じさせる送風手段60が設けられている。
画像形成ユニット10は、イエローのトナー像を形成する画像形成ステーション10Yと、マゼンタのトナー像を形成する画像形成ステーション10Mと、シアンのトナー像を形成する画像形成ステーション10Cと、ブラックのトナー像を形成する画像形成ステーション10Kとの4つの画像形成ステーションを備えている。
各画像形成ステーション10Y、10C、10M、10Kは、静電的な潜像を担持する感光ドラム(感光体)11を有し、その周囲(外周側)には、帯電ユニット12、ラインヘッド(露光ユニット)13、現像装置14、クリーニングユニット15が配設されている。ここで、各画像形成ステーション10Y、10C、10M、10Kは、用いるトナーの色が異なる以外は、ほぼ同じ構成である。
感光ドラム11は、全体形状が円筒状をなし、その軸線まわりに図1中矢印方向に回転可能となっている。そして、感光ドラム11の外周面(円筒面)付近には、感光層(図示せず)が設けられている。このような感光ドラム11の外周面は、ラインヘッド13からの光L(出射光)を受光する受光面111を有している(図2参照)。
帯電ユニット12は、コロナ帯電などにより感光ドラム11の受光面111を一様に帯電させるものである。
ラインヘッド13は、図示しないパーソナルコンピュータなどのホストコンピュータから画像情報を受け、これに応じて、感光ドラム11の受光面111に向けて光Lを照射するものである。一様に帯電された感光ドラム11の受光面111に光Lが照射されると、その光Lの照射パターンに対応した潜像(静電潜像)が受光面111上に形成される。なお、ラインヘッド13の構成については、後に詳述する。
現像装置14は、トナーを貯留する貯留部(図示せず)を有しており、当該貯留部から、感光ドラム11の受光面111にトナーを供給し、付与する。静電的な潜像が形成された受光面111にトナーが付与されると、当該潜像がトナー像として可視化(現像)される。
クリーニングユニット15は、感光ドラム11の受光面111に当接するゴム製のクリーニングブレード151を有し、後述する一次転写後の感光ドラム11上に残存するトナーをクリーニングブレード151により掻き落として除去するようになっている。
転写ユニット20は、前述したような各画像形成ステーション10Y、10M、10C、10Kの感光ドラム11上に形成された各色のトナー像を一括して記録媒体Pに転写するようになっている。
各画像形成ステーション10Y、10C、10M、10Kでは、感光ドラム11が1回転する間に、帯電ユニット12による感光ドラム11の受光面111の帯電と、ラインヘッド13による受光面111の露光と、現像装置14による受光面111へのトナーの供給と、後述する一次転写ローラ22による中間転写ベルト21へのトナー像の一次転写と、クリーニングユニット15による受光面111のクリーニングとが順次行なわれる。
転写ユニット20は、エンドレスベルト状の中間転写ベルト21を有し、この中間転写ベルト21は、複数(図1に示す構成では4つ)の一次転写ローラ22と駆動ローラ23と従動ローラ24とで張架されており、駆動ローラ23の回転により、図1に示す矢印方向に、感光ドラム11の周速度とほぼ同じ周速度で回転駆動される。
各一次転写ローラ22は、対応する感光ドラム11に中間転写ベルト21を介して対向配設されており、感光ドラム11上の単色のトナー像を中間転写ベルト21に転写(一次転写)するようになっている。この一次転写ローラ22は、一次転写時に、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧(一次転写バイアス)が印加される。
中間転写ベルト21上には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのうちの少なくとも1色のトナー像が担持される。例えば、フルカラー画像の形成時には、中間転写ベルト21上に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像が順次重ねて転写されて、フルカラーのトナー像が中間転写像として形成される。
また、転写ユニット20は、中間転写ベルト21を介して駆動ローラ23に対向配設される二次転写ローラ25と、中間転写ベルト21を介して従動ローラ24に対向配設されるクリーニングユニット26とを有している。
二次転写ローラ25は、中間転写ベルト21上に形成された単色あるいはフルカラーなどのトナー像(中間転写像)を、給紙ユニット50から供給される紙、フィルム、布等の記録媒体Pに転写(二次転写)するようになっている。二次転写ローラ25は、二次転写時に、中間転写ベルト21に押圧されるとともに二次転写電圧(二次転写バイアス)が印加される。このような二次転写時には、駆動ローラ23は、二次転写ローラ25のバックアップローラとしても機能する。
クリーニングユニット26は、中間転写ベルト21の表面に当接するゴム製のクリーニングブレード261を有し、二次転写後の中間転写ベルト21上に残存するトナーをクリーニングブレード261により掻き落として除去するようになっている。
定着ユニット30は、定着ローラ301と、定着ローラ301に圧接される加圧ローラ302とを有しており、定着ローラ301と加圧ローラ302との間を記録媒体Pが通過するよう構成されている。また、定着ローラ301の内側には、当該定着ローラ301の外周面を加熱するヒータが内蔵されている。このような構成の定着ユニット30では、トナー像の二次転写を受けた記録媒体Pが定着ローラ301と加圧ローラ302との間を通過しながら加熱および加圧されることにより、トナー像を記録媒体Pに融着させて永久像として定着させる。
搬送機構40は、前述した二次転写ローラ25と中間転写ベルト21との間の二次転写部へ給紙タイミングを計りつつ記録媒体Pを搬送するレジストローラ対41と、定着ユニット30での定着処理済みの記録媒体Pを挟持搬送する搬送ローラ対42、43、44とを有している。
このような搬送機構40は、記録媒体Pの一方の面のみに画像形成を行う場合には、定着ユニット30によって一方の面に定着処理された記録媒体Pを搬送ローラ対42により挟持搬送して、画像形成装置1の外部へ排出する。また、記録媒体Pの両面に画像形成する場合には、定着ユニット30によって一方の面に定着処理された記録媒体Pを一旦搬送ローラ対42により挟持した後に、搬送ローラ対42を反転駆動するとともに、搬送ローラ対43、44を駆動して、当該記録媒体Pを表裏反転してレジストローラ対41へ帰還させ、前述と同様の動作により、記録媒体Pの他方の面に画像を形成する。
給紙ユニット50は、未使用の記録媒体Pを収容する給紙カセット51と、給紙カセット51から記録媒体Pを1枚ずつレジストローラ対41へ向け給送するピックアップローラ52とを備えている。
送風手段60(ファン)は、画像形成装置1内の所定の流路に気流を生じさせることにより、後述するラインヘッド13の放熱部材70および支持部材6を冷却するものである。また、送風手段60は、画像形成装置1内の所定のユニット(例えば定着ユニット30)に対する冷却を行ったり、画像形成装置1内の不本意な気体の滞留を防止したりするように構成されていてもよい。
(ラインヘッド)
次に、ラインヘッド13について説明する。
ラインヘッド13は、感光ドラム11の外周面(より具体的には受光面111)に対向して配設されている(図1および図2参照)。
そして、ラインヘッド13は、図2に示すように、支持部材(第1の放熱部材)6と、発光基板ユニット7と、1対の回路基板ユニット8と、1対の配線ユニット(フレキシブルプリント基板)9と、レンズアレイ16と、スペーサ17と、遮光部材19と、1対の放熱部材(第2の放熱部材)70とを有している。
このようなラインヘッド13では、発光基板ユニット7から出射した光Lがスペーサ17およびレンズアレイ16を透過して、感光ドラム11の受光面111に照射される。
以下、ラインヘッド13を構成する各部を順次詳細に説明する。なお、以下では、説明の便宜上、発光基板ユニット7の第1の基板71の長手方向(第1の方向)を「主走査方向」、幅方向(第2の方向)を「副走査方向」と言う。
支持部材6は、長尺状(長手形状)をなし、感光ドラム11の軸線方向(すなわち主走査方向)に沿うように設置されている。
この支持部材6は、金属板を折り曲げ加工することで形成され、図2に示すように、基板搭載部61と、1対の脚部62とを有し、支持部材6の横断面形状は、略U字状をなしている。
基板搭載部61は、図2に示す横断面(後述する第1の基板71の長手方向に垂直な断面)にて、第1の基板71の板面に沿って設けられている。
基板搭載部61は、長尺板状をなし、その一方の面側(図2にて上側)には、後述する発光基板ユニット7の第1の基板71(基板)が搭載されている。そして、基板搭載部61は、第1の基板71を支持している。
1対の脚部62は、基板搭載部61の幅方向(副走査方向)での両端部から第1の基板71とは反対側へ延びている。すなわち、1対の脚部62は、基板搭載部61の幅方向での両端部(すなわち短手方向での両端部)から下方に延びている。これにより、支持部材6の外側に、発光基板ユニット7が設けられている。
このような支持部材6は、熱伝導性を有していて、後述する第1の基板71を放熱する機能を有する。これにより、各発光素子72の熱による発光量の変動を防止することができる。そのため、各発光素子72を安定して発光させることができ、その結果、ラインヘッド13の露光特性を向上させることができる。また、支持部材6は、第1の基板71を支持する機能と、第1の基板71(各発光素子72)を放熱する機能との双方を有することで、これらの機能を有する部材を別々に設けた場合に比し、ラインヘッド13の構成を簡略化し、その結果、小型化および低コスト化を図ることができる。
また、支持部材6は、後述する複数の発光素子72が第1の基板71上に配列された方向(主走査方向)に沿って延在する長尺形状をなしているので、複数の発光素子72に対する放熱(冷却)の均一化を図ることができる。
また、支持部材6は、前述した送風手段60の送風によって生じる気流により冷却されるように設置されている(図3参照)。これにより、前述したような放熱(冷却)効果を高めることができる。
また、支持部材6は、金属材料で構成されているため、電磁シールド性を有し、後述する回路基板ユニット8(第2の回路部)と配線ユニット9の一部とをそれぞれ覆うように配設されている。これにより、回路基板ユニット8(第2の回路部)および配線ユニット9の一部と外部との間での電磁気的悪影響を防止することができる。その結果、ラインヘッド13の露光特性を高めることができる。
また、支持部材6は、その横断面が前述したように略U字状をなすように構成することで、比較的簡単な構成で、支持部材6の剛性を優れたものとすることができる。さらに、基板搭載部61で第1の基板71を支持することで、第1の基板71を安定的に支持し、安定した露光処理を行うことができる。特に、基板搭載部61は、その平面度が高いため、第1の基板71の平面度を高い状態で維持することができる。
また、支持部材6は、金属板を折り曲げ加工したものであるため、比較的簡単かつ安価に得ることができる。
また、第1の基板71が支持部材6の外側に設置されているため、第1の基板71を支持部材6の内側に設置するよりも組み立てが容易である。その結果、ラインヘッド13を安価なものとすることができる。
また、第1の基板71が支持部材6の外側に設置されているため、支持部材6の幅を第1の基板71の幅よりも小さくすることができる。そのため、ラインヘッド13は、その幅を狭くすることができる。
支持部材6の構成材料としては、特に限定されず、各種金属材料(特に軟磁性材料)を用いることができるが、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム合金等が好適に用いられる。
このようにして支持部材6は、発光基板ユニット7を支持している。
発光基板ユニット7は、長尺状をなす第1の基板71と、第1の基板71の一方の面側にその長手方向に沿って配列された複数の発光素子72と、複数の発光素子72を覆う封止部材73とを備えている。
第1の基板71は、各発光素子72を支持するもの(基板)であり、外形が長尺状をなす板状体で構成されている。
この第1の基板71は、ガラス材料で構成されている。すなわち、第1の基板71は、ガラス基板である。ガラス基板は、絶縁性および光透過性を有する。そのため、第1の基板71がガラス基板であると、比較的簡単かつ安価に、第1の基板71上に発光素子72として有機エレクトロルミネッセンス素子を形成することができる。また、後述するようにボトムエミッション構造の各発光素子72からの光Lを第1の基板71を介して出射することができる。また、ガラス基板はその平面度が比較的高いため、第1の基板71にガラス基板を用いることにより、発光素子72とレンズアレイ16との間の距離のバラツキを低減し、レンズアレイ16が感光ドラム11の受光面111に対し高精度に光Lを結像することができる。なお、第1の基板71の構成材料は、本実施形態の場合、絶縁性および光透過性を有するガラス材料に限定されず、例えば、樹脂材料で構成されていてもよい。
また、第1の基板71をガラス材料で構成することにより、各発光素子72の発光により生じる熱を第1の基板71を介して支持部材6等へ効率良く放熱することができる。
このような第1の基板71には、一方の面(図2にて下側の面)に、複数の発光素子72および封止部材73が接合されている。
複数の発光素子72は、第1の基板71上にその長手方向(主走査方向)に沿って配列(配設)されている。また、各発光素子72は、その光軸が第1の基板71の板面に略直交するように設置されている。
各発光素子72は、有機EL素子(有機エレクトロルミネッセンス素子)で構成されている。
より具体的に説明すると、各発光素子72は、図4に示すように、陽極722と、陽極722上に設けられた有機半導体層723と、有機半導体層723上に設けられた陰極724とを備え、これらが第1の基板71上に設けられている。
また、本実施形態では、有機半導体層723は、陽極722側から陰極724側へ、正孔輸送層726、発光層727および電子輸送層728の順で積層された複数の層で構成される積層体となっている。
このような発光素子72では、陽極722と陰極724との間に直流電圧が印加されると、これにより、発光層727において、電子輸送層728を介して輸送された電子と、正孔輸送層726を介して輸送された正孔とが再結合し、この再結合に際して放出されたエネルギーによりエキシトン(励起子)が生成し、エキシトンが基底状態に戻る際にエネルギーが光L(蛍光やりん光)として放出される。これにより、発光素子72(発光層727)が発光する。
本実施形態では、この発光素子72は、発光層727からの光Lを陽極722側に取り出して利用するボトムエミッション構造の素子となっている。
陽極722は、有機半導体層723(後述する正孔輸送層726)に正孔を注入する電極である。この陽極722の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、SnO、Sb含有SnO、Al含有ZnO等の酸化物、Au、Pt、Ag、Cuまたはこれらを含む合金等が挙げられ、これらのうちの少なくとも1種を用いることができる。
陰極724は、有機半導体層723(後述する電子輸送層728)に電子を注入する電極である。また、この陰極724は、陰極724側に漏れた光Lを陽極722側に反射する反射膜としての機能も有している。これにより、レンズアレイ16側に向かう光Lの光量をより多く確保することができる。
陰極724の構成材料としては、Li、Mg、Ca、Sr、La、Ce、Er、Eu、Sc、Y、Yb、Ag、Cu、Al、Cs、Rbまたはこれらを含む合金等が挙げられ、これらのうちの少なくとも1種を用いることができる。
陽極722と陰極724との間には、有機半導体層723が設けられている。有機半導体層723は、前述したように、正孔輸送層726と、発光層727と、電子輸送層728とを備え、これらがこの順で陽極722上に積層されている。
正孔輸送層726は、陽極722から注入された正孔を発光層727まで輸送する機能を有するものである。
正孔輸送層726の構成材料(正孔輸送材料)は、正孔輸送能力を有するものであれば、いかなるものであってもよいが、共役系の化合物であるのが好ましい。共役系の化合物は、その特有な電子雲の広がりによる性質上、極めて円滑に正孔を輸送できるため、正孔輸送能力に特に優れる。
このような正孔輸送材料としては、例えば、1,1−ビス(4−ジ−パラ−トリアミノフェニル)シクロへキサンのようなアリールシクロアルカン系化合物、4,4’,4’’−トリメチルトリフェニルアミンのようなアリールアミン系化合物、N,N,N’,N’−テトラフェニル−パラ−フェニレンジアミンのようなフェニレンジアミン系化合物、トリアゾールのようなトリアゾール系化合物、イミダゾールのようなイミダゾール系化合物、1,3,4−オキサジアゾールのようなオキサジアゾール系化合物、アントラセンのようなアントラセン系化合物、フルオレノンのようなフルオレノン系化合物、ポリアニリンのようなアニリン系化合物、フタロシアニンのようなフタロシアニン系化合物等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
電子輸送層728は、陰極724から注入された電子を発光層727まで輸送する機能を有するものである。
電子輸送層728の構成材料(電子輸送材料)としては、例えば、1,3,5−トリス[(3−フェニル−6−トリ−フルオロメチル)キノキサリン−2−イル]ベンゼン(TPQ1)のようなベンゼン系化合物(スターバースト系化合物)、ナフタレンのようなナフタレン系化合物、フェナントレンのようなフェナントレン系化合物、クリセンのようなクリセン系化合物、ペリレンのようなペリレン系化合物、アントラセンのようなアントラセン系化合物、オキサジアゾールのようなオキサジアゾール系化合物、トリアゾールのようなトリアゾール系化合物等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、発光層727としては、電圧印加時に陽極722側から正孔を、また、陰極724側から電子を注入することができ、正孔と電子が再結合する場を提供できる構成材料により構成されるものであれば、いかなるものであってもよい。
このような発光層727の構成材料(発光材料)としては、1,3,5−トリス[(3−フェニル−6−トリ−フルオロメチル)キノキサリン−2−イル]ベンゼン(TPQ1)、1,3,5−トリス[{3−(4−t−ブチルフェニル)−6−トリスフルオロメチル}キノキサリン−2−イル]ベンゼン(TPQ2)のようなベンゼン系化合物、フタロシアニン、銅フタロシアニン(CuPc)、鉄フタロシアニンのような金属または無金属のフタロシアニン系化合物、トリス(8−ヒドロキシキノリノレート)アルミニウム(Alq)、ファクトリス(2−フェニルピリジン)イリジウム(Ir(ppy))のような低分子系のものや、オキサジアゾール系高分子、トリアゾール系高分子、カルバゾール系高分子のような高分子系のものが挙げられ、これらの1種または2種以上を組み合わせて、目的とする発光色を有する光Lを得ることができる。
本実施形態では、各発光素子72がいずれも赤色光を発光するように構成されている。ここで、赤色光を発光する発光層727としては、例えば、(4−ジシアノメチレン)−2−メチル−6−(パラジメチルアミノスチリル)−4H−ピラン(DCM)およびナイルレッド等が挙げられる。なお、各発光素子72は、赤色光を発光するよう構成されているのに限定されず、他の色の単色光や白色光を発光するよう構成されていてもよい。このように、有機EL素子では、発光層727の構成材料に応じて当該発光層727が発する光Lを任意の色の単色光に適宜設定することができる。
ただし、一般に電子写真プロセスに用いられる感光ドラム(感光体)の分光感度特性は、半導体レーザーの発光波長である赤色から近赤外の領域でピークを持つように設定されているので、上記のように赤色の発光材料を利用することが好ましい。
このような有機EL素子(有機エレクトロルミネッセンス素子)で各発光素子72がそれぞれ構成されていると、発光素子72同士の間隔(ピッチ)を比較的小さく設定することができる。これにより、画像を記録媒体Pに記録した際、その記録媒体Pに対する記録密度が比較的高くなる。よって、より鮮明な画像が担持された記録媒体Pが得られる。
また、有機EL素子で各発光素子72が構成されていると、第1の基板71の幅方向(副走査方向)での発光素子72の数を抑えながら、第1の基板71の長手方向(主走査方向)での発光素子72の配置密度を高めることができる。また、発光素子72を形成する際に、発光素子72と一括して、発光素子72を駆動するための駆動回路の一部を構成するTFTや配線等を第1の基板71上に形成することができる。その結果、第1の基板71の幅を抑えながら、ラインヘッド13をより安価なものとすることができる。
なお、各発光素子72の外周側には、それぞれ、光Lの広がりを防止するためのリフレクタのような光路調整部材を設けてもよい。
また、発光素子72は、ボトムエミッション構造の素子に限定されず、発光層727からの光Lを陰極724側に取り出して利用するトップエミッション構造の素子であってもよい。この場合、第1の基板71側を下側にするようにして、発光基板ユニット7を設置する。また、この場合、第1の基板71に光透過性は要求されないため、第1の基板71の構成材料としては、上述した材料のほか、例えば、セラミックス材料を用いることもできる。
また、以上に述べた有機EL素子の材料あるいは層構成は、代表的な例を示したものであり、他の材料、層構成であっても同様に本発明の作用・効果は得られる。
このような各発光素子72とともに第1の基板71の一方の面側に設けられた封止部材73は、図2に示すように、凹部731が形成され、その凹部731の周縁部が接着剤等により第1の基板71に接合されている。そして、凹部731内に複数の発光素子72が納められている。これにより、封止部材73は、複数の発光素子72を覆っている。
封止部材73は、ガスバリア性を有し、封止部材73と第1の基板71とは気密的に接合されている。これにより、各発光素子72を構成する各部を水分や酸素などを含む雰囲気ガスから遮断し当該各部の酸化や劣化を防止することができる。また、各発光素子72等に異物が付着するのを防止することもできる。
封止部材73の凹部731内には、乾燥剤および/または脱酸素剤が設けられているのが好ましい。これにより、各発光素子72を構成する各部の酸化や劣化をより確実に防止することができる。
乾燥剤としては、凹部731内で吸湿効果を発揮するものであれば、特に限定されることはなく種々のものが使用可能であり、例えば酸化ナトリウム(Na2O)、酸化カリウム(K2O)、酸化カルシウム(CaO)、酸化バリウム(BaO)、酸化マグネシウム(MgO)、硫酸リチウム(Li2SO4)、硫酸ナトリウム(Na2SO4)、硫酸カルシウム(CaSO4)、硫酸マグネシウム(MgSO4)、硫酸コバルト(CoSO4)、硫酸ガリウム(Ga2(SO43)、硫酸チタン(Ti(SO42)、硫酸ニッケル(NiSO4)、塩化カルシウム(CaCl2)、塩化マグネシウム(MgCl2)、塩化ストロンチウム(SrCl2)、塩化イットリウム(YCl3)、塩化銅(CuCl2)、フッ化セシウム(CsF)、フッ化タンタル(TaF5)、フッ化ニオブ(NbF5)、臭化カルシウム(CaBr2)、臭化セリウム(CeBr3)、臭化セレン(SeBr4)、臭化バナジウム(VBr2)、臭化マグネシウム(MgBr2)、ヨウ化バリウム(BaI2)、ヨウ化マグネシウム(MgI2)、過塩素酸バリウム(Ba(ClO42)、過塩素酸マグネシウム(Mg(ClO42)等が挙げられる。
また、脱酸素剤としては、活性炭、シリカゲル、活性アルミナ、モレキュラーシーブ、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化チタン等が挙げられる。
また、封止部材73は、凹部731とは反対側の面が平坦面となっている。これにより、封止部材73を介して第1の基板71と支持部材6とを簡単かつ安定的に接合することができる。
この封止部材73の構成材料としては、特に限定されず、ステンレス、アルミニウムまたはその合金等の金属材料、ソーダ石灰ガラス、珪酸塩ガラス等のガラス材料、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂等の樹脂材料等を用いることができるが、ガラス材料が好適に用いられる。封止部材73と第1の基板71とをともにガラス材料で構成することで、これらの間の線膨張係数差による変形、損傷等の不具合を防止することができる。
一方、第1の基板71の他方の面(図2にて上側の面)は、スペーサ17を介してレンズアレイ16が接合されている。
レンズアレイ16は、発光基板ユニット7の光Lの出射側に設けられている。このレンズアレイ16は、2列で主走査方向に俵積みするように多数配列された多数の屈折率分布型のロッドレンズ161を有している。
各ロッドレンズ161は、その光軸が第1の基板71の厚さ方向となるように設置されている。また、各ロッドレンズ161は、例えば、光透過性を有する樹脂材料および/またはガラス材料で構成されている。
スペーサ17は、第1の基板71とレンズアレイ16との間に設けられ、レンズアレイ16を第1の基板71に対して支持するとともに、第1の基板71とレンズアレイ16との間の光路長を規定するものである。このスペーサ17は、板状をなし、例えば、光透過性を有する樹脂材料および/またはガラス材料で構成されている。このようなスペーサ17を設けることで、スペーサ17の厚さに応じて各発光素子72とレンズアレイ16との間の距離を調整することができる。その結果、比較的簡単な構成で、高精度な露光処理を実現することができる。
特に、スペーサ17は、光透過性基板であり、レンズアレイ16は、スペーサ17に接合・支持されている。これにより、各発光素子72とレンズアレイ16との間の距離を簡単かつ正確に規定することができる。また、レンズアレイ16を後述する遮光部材19で支持する必要がないので、例えば遮光部材19の肉厚を薄くすることができ、その結果、ラインヘッド13の幅を小さくすることができる。
また、スペーサ17は、板状をなすものであるため、各発光素子72とレンズアレイ16との間の距離、および、第1の基板71と支持部材6との間に距離を高精度でかつ安定的に規定することができる。
また、スペーサ17は、第1の基板71に接合されている。これにより、スペーサ17を第1の基板71に対して安定的に支持することができる。その結果、スペーサ17がレンズアレイ16を第1の基板71に対してより安定的に支持することができる。また、第1の基板71の熱をスペーサ17を介して支持部材6(第1の放熱部材)へ効率よく伝達することができる。
このようなスペーサ17を上側から覆うように、遮光部材19が設けられている。遮光部材19は、各発光素子72から後述するレンズアレイ16へ入射しなかった光が外部に漏れるのを防止する機能(遮光性)を有する。
このような遮光部材19には、各発光素子72の光軸方向に貫通する開口部191が形成されており、その開口部191を介してレンズアレイ16が遮光部材19内外を貫通するように設けられている。
この遮光部材19の構成材料としては、遮光部材19が前述したような遮光性を発揮するものであれば、特に限定されないが、金属材料、樹脂材料、セラミックス材料等を用いることができる。
遮光部材19が金属材料で構成されていると、遮光部材19が電磁シールドとして機能するため、外部から各発光素子72やその周辺回路(第1の回路)への電磁気的悪影響を防止することができる。また、各発光素子72やその周辺回路が外部の回路等に対して電磁気的悪影響を与えるのを防止することもできる。その結果、ラインヘッド13の露光特性を向上させることができる。
また、遮光部材19は、前述した支持部材6や後述する放熱部材70よりも熱伝導率の低い材料で構成されているのが好ましい。これにより、遮光部材19と支持部材6および放熱部材70とが接触していても、遮光部材19を介して支持部材6と放熱部材70との間で熱伝導が生じるのを防止することができる。その結果、前述した各発光素子72と後述するドライバIC85との間で熱的影響を及ぼし合うのを防止することができる。
このような遮光部材19の開口部191の周縁とレンズアレイ16との間には、隙間が形成され、遮光部材19とレンズアレイ16とは互いに非接合となっている。これにより、遮光部材19とレンズアレイ16との間の熱膨張差(特に主走査方向での熱膨張率の差)が大きい場合であっても、その熱膨張差によるレンズアレイ16の変形や位置ずれ等を防止することができる。その結果、ラインヘッド13の露光特性を長期にわたり優れたものとすることができる。
前述した発光基板ユニット7の第1の基板71の幅方向での両端部のそれぞれには、4つの配線ユニット9を介して回路基板ユニット8が接続されている(図2および図3参照)。本実施形態では、回路基板ユニット8および配線ユニット9は、ほぼ左右対称となるように設けられ、第1の基板71の幅方向での一端側から引き出された配線ユニット9およびこれに接続された第2の基板81(回路基板ユニット8)と、第1の基板71の幅方向での一端側から引き出された配線ユニット9およびこれに接続された第2の基板81(回路基板ユニット8)とは互いにほぼ同様の構成となっている。なお、以下の説明では、第1の基板71の幅方向での一端側から引き出された配線ユニット9およびこれに接続された第2の基板81(回路基板ユニット8)について代表的に説明し、第1の基板71の幅方向での一端側から引き出された配線ユニット9およびこれに接続された第2の基板81(回路基板ユニット8)についてはその説明を省略する。
回路基板ユニット8は、第2の基板81と、第2の基板81上に設けられた第2の回路部である制御回路822とを有している。
第2の基板81は、その板面が前述した各発光素子72の光軸に沿うように設置されている。すなわち、第2の基板81の板面は、前述した第1の基板71の板面に対し垂直または略垂直となるように設置されている。特に、本実施形態では、第2の基板81は、第1の基板71を平面視したときに、第1の基板71の外周の内側に収まるように設置されている。
このように設置された第2の基板81は、第2の基板81上に搭載される素子や回路の数の増加により第2の基板81の幅が広くなっても、ラインヘッド13の幅に影響を与えないように設置することができる。したがって、前述した各発光素子72を駆動するための駆動回路等の少なくとも一部を第1の基板71上に搭載せずに第2の基板81上に搭載することができる。これにより、第1の基板71上に搭載する素子や回路等の数を必要最小限とすることができ、その結果、前述した第1の基板71の幅を狭くすることができる。そのため、ラインヘッド13は、幅が狭く、画像形成装置1を小型で安価なものとすることができる。
このような第2の基板81の構成材料としては、前述した第1の基板71の構成材料と同様のものを用いることができるが、ガラス材料と樹脂材料との混合材料(例えばガラスとエポキシ樹脂と混合材料)を用いるのが好ましい。すなわち、第2の基板81は、プリント基板であるのが好ましい。これにより、各発光素子72の駆動に必要な素子や回路を第2の基板81上に容易かつ安価に搭載することができる。また、第2の基板81の機械的強度を優れたものとすることができ、その結果、回路基板ユニット8と後述するプリンタコントローラ18との接続時等における第2の基板81の損傷を防止することができる。
このような第2の基板81上には、後述する回路部82の制御回路822(第2の回路部)が設けられている。
図5に示すように、ラインヘッド13は、回路部82を有している。そして、回路部82は、各発光素子72を駆動するための駆動回路821と、この駆動回路821の作動を制御する制御回路822とを備える。なお、本実施形態では、図3に示すように、第1の基板71の幅方向での両端部のそれぞれに4つの配線ユニット9が接続されているが、図5では、説明の便宜上、第1の基板71の幅方向での一端に接続された4つの配線ユニット9のうちの2つの配線ユニット9について、代表的に図示している。
駆動回路821は、前述した各発光素子72を駆動するためのものである。
本実施形態では、駆動回路821は、ゲート電圧保持型の複数の定電流駆動回路83と、選択スイッチ84と、ドライバIC85とを備えている。
各定電流駆動回路83は、定電流トランジスタ831と、電圧保持コンデンサ832と、選択トランジスタ833とを有している。
このような各定電流駆動回路83では、選択トランジスタ833がオンされると、後述するドライバIC85の出力電圧に応じた定電流が定電流トランジスタ831を通じて発光素子72に流れ、発光素子72が発光する。また、ドライバIC85の出力電圧が電圧保持コンデンサ832に保持されることで、選択トランジスタ833がオフされても、発光素子72に電流が流れ続け、発光素子72の発光が維持される。
選択スイッチ84は、制御回路822からのselect信号により切り替えられ、所定のブロックごとに、定電流駆動回路83を選択する。この選択スイッチ84を切り替えることで、所定ブロックごとに各発光素子72に通電する電圧を設定することができる。
ドライバIC85は、シフトレジスタ851と、ラッチ回路852と、DAC853(D/Aコンバータ)とを備えている。
このようなドライバIC85では、制御回路822からシフトレジスタ851に、startパルス信号(start)をトリガにして、クロック信号(CLK)に同期したデータ信号(DATA)が送られる。一方、ラッチ回路852には制御回路822からLatch信号(Latch)が送られ、シフトレジスタ851でデータ信号が所定タイミングで揃うように、データ信号がラッチされる。そして、データ信号(デジタル信号)が所定タイミングで揃えられた状態でDAC853に送られ、DAC853は前述した定電流駆動回路83(選択トランジスタ833)に所定の電圧信号(アナログ信号)を出力する。
ここで、複数の定電流駆動回路83および選択スイッチ84は、前述した第1の基板71上に設けられており、第1の回路部を構成する。また、ドライバIC85は、後述する配線ユニット9上に設けられた半導体素子である。
以上説明したような駆動回路821は、制御回路822により制御される。
制御回路822は、駆動回路821の作動を制御するものである。この制御回路822は、後述するプリンタコントローラ18からの信号に基づき、駆動回路821の作動を制御する。ここで、制御回路822は、前述した第2の基板81上に設けられており、第2の回路部を構成する。
このような制御回路822は、インターフェース回路86と、複数(本実施形態では2つ)のデータ制御回路87と、補正値メモリ88とを備えている。
インターフェース回路86は、画像形成装置1本体(ラインヘッド13の外部)に備えられたプリンタコントローラ18から信号を受け取るものである。本実施形態では、インターフェース回路86は、図5に示すように、LVDS(Low voltage differential signaling)を用いた受信回路で構成されており、プリンタコントローラ18から、タイミングクロックとともに、データ線に展開されたデータを受け取り、各データ制御回路87に分配する。
データ制御回路87は、インターフェース回路86からのデータを補正値メモリ88の補正データに基づいて、各発光素子72の発光量が最適となるように補正し、補正後のデータを制御信号とともに前述したドライバIC85(シフトレジスタ851)に送る。
プリンタコントローラ18は、各発光素子72の駆動制御のための信号を制御回路822に送信する機能を有するものである。本実施形態では、プリンタコントローラ18は、ラインヘッド13の駆動制御のためのヘッド制御部181と、このヘッド制御部181からの信号を前述したインターフェース回路86に送信するための送信回路182とを備えている。また、プリンタコントローラ18は、画像形成装置1の各部を制御する機能をも有する。
このような制御回路822は、前述した第2の基板81上に設けられているため、前述した支持部材6により覆われるように設置されている。すなわち、支持部材6は、制御回路822を覆うように配設されている。これにより、各発光素子72と制御回路822との間の配線等からノイズが混入する等の電磁気的悪影響を防止し、高精度な露光処理を安定的に行うことができる。また、制御回路822を支持部材6の内側に設けることで、各発光素子72と制御回路822との間の配線の長さを短くすることができる。そのため、この点でも、各発光素子72と制御回路822との間の配線等からノイズが混入するのを効果的に防止することができる。
このような制御系(回路部82)により各発光素子72の駆動が制御される。なお、上述した制御系の構成は、一例であり、これに限定されるものではない。例えば、前述した駆動回路821は、アクティブ型の駆動回路であるが、この駆動回路821に代えて、パッシブ型の駆動回路を用いてもよい。また、ドライバIC85は、定電流駆動回路83および/または選択スイッチ84の機能を備えるように構成してもよい。
このような回路部82は、各発光素子72に電気的に接続されている。
4つの配線ユニット9は、それぞれ、第1の基板71の幅方向での一端側から引き出されるように設けられている。なお、配線ユニット9の数は、前述したものに限定されない。
各配線ユニット9は、前述した発光基板ユニット7(第1の回路部)と回路基板ユニット8(第2の回路部)とを電気的に接続する配線を備えるものである。
本実施形態では、各配線ユニット9は、フレキシブルプリント基板(FPC)で構成されている。これにより、第1の基板71に対する第2の基板81の設置の自由度を高めることができ、その結果、前述したように第2の基板81をその板面が第1の基板71の板面に対し垂直となるように設置することができる。
配線ユニット9(フレキシブルプリント基板)は、図2に示すように、第1の基板71および第2の基板81のそれぞれの幅方向での一端部に固定されている。すなわち、配線ユニット9(フレキシブルプリント基板)は、第1の基板71および第2の基板81の互いの幅方向での端部同士を接続するように設けられている。これにより、ラインヘッド13の長手方向での寸法を短くする(長尺化を防止する)ことができる。このようなラインヘッド13を用いることで、画像形成装置1の小型化(主走査方向での寸法の小型化)を図ることができる。
特に、配線ユニット9は、前述したように第2の基板81(回路基板ユニット8)が支持部材6の内側に配設されている状態において、2つの折り返し部91、92が形成されている。
折り返し部91は、図2に示すように、配線ユニット9が第1の基板71の一端部から下側へ延びた後に上側へ折り返されることにより形成され、折り返し部92は、配線ユニット9が折り返し部91から上側に延びた後に下側へ折り返されることにより形成されている。ここで、2つの折り返し部91、92は、一方が第1の折り返し部を構成し、他方が第2の折り返し部を構成する。
また、折り返し部91は、第2の基板81の一端部(図2にて下側の端部)付近に形成され、折り返し部92は、第2の基板81の他端部(図2にて上側の端部)付近に形成されている。このように配線ユニット9は、第2の基板81の一端部側から他端部側へ向けて折り返されている。
このように配線ユニット9を第2の基板81の幅方向での一端部側から他端部側へ向けて折り返した状態とすることで、配線ユニット9がラインヘッド13の設置に際し邪魔になるのを防止するとともに、ラインヘッド13の組み立て性を優れたものとしながら、支持部材6の内側に第2の基板81を配置することが可能となる。
特に、本実施形態では、前述したような2つの折り返し部91、92が設けられているので、配線ユニット9の長さが長くても、配線ユニット9および第2の基板81を支持部材6内に配置することができる。また、配線ユニット9の長さを長くすることができるので、発光基板ユニット7(第1の基板71)を支持部材6上に設置した状態のまま、回路基板ユニット8(第2の基板81)を支持部材6の外側に引き出すことができる。そのため、ラインヘッド13のメンテナンス性を優れたものとすることができる。
また、本実施形態では、発光基板ユニット7と回路基板ユニット8と配線ユニット9とを平面上に展開したときに、配線ユニット9(フレキシブルプリント基板)は、第1の基板71および第2の基板81の同じ側の面に接合されている。これにより、配線ユニット9を第1の基板71および第2の基板81に接続する際に、その工程が簡単となり、その結果、ラインヘッド13をより安価なものとすることができる。
このような配線ユニット9の配線の一端は、第1の基板71上の配線に対し異方性導電接着剤(ACF)等を用いて接続されている。同様に、配線ユニット9の配線の他端は、第2の基板81上の配線に対し異方性導電接着剤(ACF)等を用いて接続されている。
また、本実施形態では、配線ユニット9上(配線の途中)には、前述した駆動回路821の一部を構成するドライバIC85が設けられている。例えば、ドライバIC85が半導体ベアチップである場合、FPCである配線ユニット9にドライバIC85を実装する方法としては、COF(Chip on Film)実装技術や、TAB(Tape Automated Bonding)実装技術を用いることができる。
このように配線ユニット9上にドライバIC85を設けることで、発光素子72が設けられた第1の基板71を狭くし、その結果、ラインヘッド13全体の幅を狭くすることができる。また、発光基板ユニット7からの多くの配線を配線ユニット9上で集約することができ、その結果、配線ユニット9と回路基板ユニット8との接続に必要な端子数および配線数を減らすことができる。
また、ドライバIC85は、後述する放熱部材70(第2の放熱部材)に接するように配設されている。これにより、ドライバIC85で発生する熱を放熱部材70へ逃がす(放熱する)ことができる。その結果、ドライバIC85の熱による故障や誤作動等を防止し、ラインヘッド13の信頼性を向上させることができる。
このようなドライバIC85と放熱部材70とは直接接していてもよいし、ドライバIC85と放熱部材70との間に放熱性を有するシート等が介在していてもよい。ドライバIC85と放熱部材70との間に放熱性を有するシート等を介在させると、放熱部材70との接触によるドライバIC85の損傷を防止することができる。
放熱部材(第2の放熱部材)70は、前述したドライバIC85を放熱するものである。
本実施形態では、図3に示すように、放熱部材70は、外形が長尺状をなす板状体で構成されている。また、放熱部材70は、前述した支持部材6からの熱の影響をできるだけ受けないように、画像形成装置1の筐体80に支持(固定)されている。また、放熱部材70は、支持部材6に対して離間するように配設されている。これにより、放熱部材70が支持部材6からの熱の影響を受けるのを防止することができる。
この放熱部材70は、主走査方向に延在していて、複数(4つ)のドライバIC85に跨るように配設されている。そして、放熱部材70は、4つのドライバIC85のそれぞれに接触していて、各ドライバIC85からの熱を逃がすようになっている。
このような放熱部材70は、前述したように、各発光素子72を放熱するための第1の放熱部材である支持部材6とは別体として形成されているため、各発光素子72からの熱の影響が防止され、ドライバIC85を効率よく放熱(冷却)することができる。
また、放熱部材70は、前述したように複数のドライバIC85に跨るように配設され、複数のドライバIC85が並設された方向(主走査方向)に延在する長尺形状をなしているので、各ドライバIC85からの熱を筐体80側へ効率よく逃すことができる。
また、放熱部材70は、第2の基板81とほぼ平行に(すなわち各発光素子72の光軸に沿うように)配設されているので、ラインヘッド13の幅を狭くすることができる。
また、本実施形態のように、第1の基板71の幅方向の両端部から1対の配線ユニット9を引き出し、1対の配線ユニット9のそれぞれにドライバIC85を設けるとともに、1対の各配線ユニット9に対応して1対の放熱部材70を設けることで、ドライバ1C85の数が多い場合であっても、ドライバIC85を効率よく放熱することができる。
また、放熱部材70は、前述した送風手段60の送風によって生じる気流により冷却されるように設置されている(図3参照)。これにより、前述したような放熱(冷却)効果を高めることができる。
このような放熱部材70の構成材料としては、前述したような放熱性を発揮することが
できれば特に限定されないが、各種金属材料、特に、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム合金等が好適に用いられる。
なお、放熱部材70には、外気との接触面積を増して放熱性を向上させるために、フィンのような突起が形成されていてもよい。また、放熱部材70は、1つのドライバIC85に1つ対応するように複数設けられていてもよい。
以上説明したようなラインヘッド13によれば、第1の放熱部材である支持部材6により各発光素子72を放熱(冷却)するとともに、第2の放熱部材である放熱部材70により半導体素子であるドライバIC85を放熱(冷却)することで、各発光素子72およびドライバIC85をそれぞれ効果的に放熱(冷却)することができる。
その際、支持部材6と放熱部材70とが別体として構成されているので、支持部材6と放熱部材70との間での熱の移動を防止することができる。また、フレキシブルプリント基板である配線ユニット9にドライバIC85を配設することで、発光素子72が設けられた第1の基板71から離間した位置にドライバIC85を設けることができる。
そのため、ドライバIC85が発熱しても、ドライバIC85からの熱が発光素子72に伝達するのを防止することができる。その結果、主走査方向においてドライバIC85が存在する範囲と存在しない範囲との温度差に起因する温度分布のバラツキの影響を複数の発光素子72が受けるのを防止し、各発光素子72を所望の温度条件のもとで安定して発光させることができる。
また、発光素子72が発熱しても、発光素子72からの熱がドライバIC85に伝達するのを防止することもできる。その結果、ドライバIC85を極めて効率的に放熱することができ、ドライバIC85の過昇温を防止し、ドライバIC85の駆動状態の安定化(信頼性の向上)を図ることができる。
このようなことから、本発明のラインヘッド13は、発光素子72の発光状態およびドライバIC85の駆動状態を安定化し、その結果、高精度な露光処理を実現することができる。
また、本発明のラインヘッド13は、ドライバIC85を配線ユニット9に配設することで、発光素子72が設けられた第1の基板71を狭くし、その結果、ラインヘッド13全体の幅を狭くすることができる。
また、本発明の画像形成装置1は、前述したような高精度な露光処理を実現するラインヘッド13を備えることで、高品位な画像を得ることができる。
以上、本発明のラインヘッドおよび画像形成装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ラインヘッドおよび画像形成装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、レンズアレイは、複数のレンズが2行n列の行列状に配置さているのに限定されず、例えば、3行n列、4行n列等の行列状に配置されていてもよい。
また、レンズアレイとして、マイクロレンズが多数配列されたマイクロレンズアレイを用いることもできる。
また、前述した実施形態では、説明の便宜上、発光素子が1行n列に配列したものを説明したが、これに限定されるものではなく、発光素子が2行n列、3行n列等の行列状に配列されていてもよい。
本発明の実施形態にかかる画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 図1に示す画像形成装置に備えられたラインヘッドの横断面図である。 図2に示すラインヘッドにおける第2の放熱部材と画像形成装置の筺体との関係を説明するための斜視図である。 図2に示すラインヘッドに備えられた発光素子の概略構成を示す断面図である。 図2に示すラインヘッドの制御系の構成を示す図である。
符号の説明
1…画像形成装置 6…支持部材(第1の放熱部材) 60…送風手段 61…基板搭載部 62…脚部 7…発光基板ユニット 70…放熱部材(第2の放熱部材) 71…第1の基板 72…発光素子 73…封止部材 722…陽極 723…有機半導体層 724…陰極 726…正孔輸送層 727…発光層 728…電子輸送層 8…回路基板ユニット 80…筐体 81…第2の基板 82…回路部 821…駆動回路 822…制御回路 83…定電流駆動回路 831…定電流トランジスタ 832…電圧保持コンデンサ 833…選択トランジスタ 84…選択スイッチ 85…ドライバIC 851…シフトレジスタ 852…ラッチ回路 853…DAC 86…インターフェース回路 87…データ制御回路 88…補正値メモリ 9…配線ユニット 91、92…折り返し部 10…画像形成ユニット 10C、10K、10M、10Y…画像形成ステーション 11…感光ドラム(感光体) 111…受光面 12…帯電ユニット 13、13A、13B、13C…ラインヘッド(露光ユニット) 14…現像装置 15…クリーニングユニット 151…クリーニングブレード 16…レンズアレイ 161…ロッドレンズ 17…スペーサ 181…ヘッド制御部 182…送信回路 20…転写ユニット 21…中間転写ベルト 22…一次転写ローラ 23…駆動ローラ 24…従動ローラ 25…二次転写ローラ 26…クリーニングユニット 261…クリーニングブレード 30…定着ユニット 301…定着ローラ 302…加圧ローラ 40…搬送機構 41…レジストローラ対 42、43、44…搬送ローラ対 50…給紙ユニット 51…給紙カセット 52…ピックアップローラ 18…プリンタコントローラ 19…遮光部材 191…開口部 731…凹部 P…記録媒体 L…光

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板に配設された発光素子と、
    前記基板から引き出されるように設けられたフレキシブルプリント基板と、
    前記フレキシブルプリント基板に配設され、前記発光素子を駆動する駆動回路の少なくとも一部を構成する半導体素子と、
    前記基板を放熱する第1の放熱部材と、
    前記第1の放熱部材とは別体として形成され、前記半導体素子を放熱する第2の放熱部材とを有することを特徴とするラインヘッド。
  2. 前記第1の放熱部材は、前記基板を支持する請求項1に記載のラインヘッド。
  3. 前記第1の放熱部材と前記第2の放熱部材とは、離間して配設されている請求項1または2に記載のラインヘッド。
  4. 前記発光素子は、前記基板の第1の方向に配設されている請求項1ないし3のいずれかに1項に記載のラインヘッド。
  5. 前記半導体素子は、前記第1の方向に配設されている請求項4に記載のラインヘッド。
  6. 前記フレキシブルプリント基板は、前記基板の前記第1の方向と直交もしくは略直交する第2の方向に引き出されるように配設される請求項4または5に記載のラインヘッド。
  7. 潜像担持体と、
    前記潜像担持体を露光するラインヘッドと、を有し、
    前記ラインヘッドは、
    基板と、
    前記基板に配設された発光素子と、
    前記基板から引き出されるように設けられたフレキシブルプリント基板と、
    前記フレキシブルプリント基板に配設され、前記発光素子を駆動する駆動回路の少なくとも一部を構成する半導体素子と、
    前記基板を放熱する第1の放熱部材と、
    前記第1の放熱部材とは別体として形成され、前記半導体素子を放熱する第2の放熱部材と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記ラインヘッドに風を送る送風手段を有し、
    前記第1の放熱部材および前記第2の放熱部材のうちの少なくとも一方の放熱部材は、前記送風手段の送風によって生じる気流により冷却される請求項7に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016013631A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 コニカミノルタ株式会社 光書込み装置及び画像形成装置
KR20200077706A (ko) * 2018-12-21 2020-07-01 주) 플러스텍 라인 스캔 카메라 시스템

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