JP2010069739A - ラインヘッドおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】幅が狭く、画像形成装置を小型で安価なものとしつつ、高精度な露光処理を実現することができるラインヘッドを提供すること、また、高品位な画像を得ることができる小型で安価な画像形成装置を提供すること。
【解決手段】ラインヘッド13は、基板71と、基板71上に所定方向に沿って配列された複数の発光素子72と、各発光素子72の光の出射側に設けられたレンズアレイ16と、基板71とレンズアレイ16との間に設けられ、レンズアレイ16を支持するとともに、基板71とレンズアレイ16との間の光路長を規定する光透過性のスペーサ17と、レンズアレイ16とスペーサ17とを接着する接着剤で構成された接着部18と、接着部18の露出部分の表面を覆うように設けられた遮光層19とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ラインヘッドおよびそれを有する画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いる複写機、プリンター等の画像形成装置には、感光体の外表面を露光処理して静電潜像を形成する露光手段が備えられている。かかる露光手段としては、ラインヘッドが知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、特許文献1にかかるラインヘッドでは、樹脂からなるハウジングに接合固定されたベースプレート上に、複数の発光ダイオード素子が直線状に配列されている。また、発光ダイオード素子の光の出射側にはレンズアレイが配設されている。このレンズアレイは、上記のハウジングにより支持されている。かかるラインヘッドでは、発光ダイオード素子からの光をレンズアレイを介して感光体の外表面に結像させ、露光処理を行う。ここで、ハウジングは、発光ダイオードからレンズアレイに入射しなかった光を遮光する機能をも有する。これにより、不本意な光漏れを防止し、良好な露光処理を実現することができる。
しかしながら、特許文献1にかかるラインヘッドでは、ハウジングがレンズアレイおよびベースプレートを支持するのに必要な機械的強度を必要とするため、ハウジングを薄肉化することができない。その結果、ラインヘッドの幅狭化が困難であるという問題を有していた。
一方、電子写真方式の画像形成装置では、感光体の周囲に、ラインヘッドのほかに、感光体を初期電位に帯電する帯電器、感光体上の静電潜像をトナー像として現像する現像器、感光体上のトナー像を転写媒体に転写する転写器、転写されずに感光体上に残存するトナーを除去するクリーナ等のデバイスが配置される。そのため、これらのデバイスの幅が大きいと、感光体の直径を大きくしなければならず、画像形成装置の大型化を招いてしまう。また、感光体の直径が大きくなることで、感光体の高コスト化を招いてしまう。感光体は所定期間毎に交換を要するので、感光体の高コスト化は好ましくない。したがって、ラインヘッドの幅も極力小さくするのが好ましい。
特開平6−320789号公報
本発明の目的は、幅が狭く、画像形成装置を小型で安価なものとしつつ、高精度な露光処理を実現することができるラインヘッドを提供すること、また、高品位な画像を得ることができる小型で安価な画像形成装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明のラインヘッドは、基板と、
前記基板に配設された発光素子と、
前記発光素子から発光される光の出射側に設けられたレンズアレイと、
前記基板と前記レンズアレイとの間に設けられ、前記レンズアレイを支持する光透過性のスペーサと、
前記レンズアレイと前記スペーサとを光学的に接着する接着部と、
前記接着部の露出部分を覆うように設けられた遮光層と、を有することを特徴とする。
本発明のラインヘッドでは、前記基板を支持する支持部材を有し、該支持部材は、前記基板が配設される基板搭載部と、該基板搭載部から前記配設された基板とは反対側に垂直または略垂直に延びる1対の脚部とを備えることが好ましい。
本発明のラインヘッドでは、前記基板は、前記スペーサに接合されることが好ましい。
本発明のラインヘッドでは、前記遮光層は、テープ状をなし、粘着剤を介して接合されることが好ましい。
本発明のラインヘッドでは、前記遮光層は、遮光材料を塗布して形成されたものであることが好ましい。
本発明のラインヘッドでは、前記基板は、ガラス基板であり、前記発光素子は、ボトムエミッション型の有機エレクトロルミネッセンス素子であり、前記スペーサは、前記基板の前記発光素子とは反対側の面に接合されることが好ましい。
本発明の画像形成装置は、潜像担持体と、
前記潜像担持体に露光するラインヘッドとを有し、
前記ラインヘッドは、
基板と、
前記基板に所定方向に配設された発光素子と、
前記発光素子と前記潜像担持体との間に設けられたレンズアレイと、
前記基板と前記レンズアレイとの間に設けられ、前記レンズアレイを支持する光透過性のスペーサと、
前記レンズアレイと前記スペーサとを光学的に接着する接着部と、
前記接着部の露出部分を覆うように設けられた遮光層と、を有することを特徴とする。
以上のような構成を有する本発明のラインヘッドによれば、接着部の露出部分の表面での遮光を遮光層が行うため、各発光素子からの光がレンズアレイに入射せずに外部に漏れるのを確実に防止することができる。その結果、良好な露光処理を実現することができる。
また、レンズアレイがスペーサによって基板に対して支持されるので、遮光層は、レンズアレイを支持する必要がなく、薄く簡易な構成とすることができる。その結果、ラインヘッドの幅を狭くし、ひいては、画像形成装置を小型で安価なものとすることができる。
以下、本発明のラインヘッドおよび画像形成装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置の全体構成を示す概略図、図2は、図1に示す画像形成装置に備えられたラインヘッドの横断面図、図3は、図2に示すラインヘッドに備えられた基板とレンズアレイと支持部材とを示す斜視図、図4は、図2に示すラインヘッドに備えられた発光素子の概略構成を示す断面図である。なお、以下では、説明の便宜上、図1〜図4中の上側を「上」、下側を「下」と言う。
(画像形成装置)
図1に示す画像形成装置1は、帯電工程・露光工程・現像工程・転写工程・定着工程を含む一連の画像形成プロセスによって画像を記録媒体Pに記録する電子写真方式のプリンターである。本実施形態では、画像形成装置1は、いわゆるタンデム方式を採用するカラープリンタである。
このような画像形成装置1は、図1に示すように、帯電工程・露光工程・現像工程のための画像形成ユニット10と、転写工程のための転写ユニット20と、定着工程のための定着ユニット30と、紙などの記録媒体Pを搬送するための搬送機構40と、この搬送機構40に記録媒体Pを供給する給紙ユニット50とを有している。
画像形成ユニット10は、イエローのトナー像を形成する画像形成ステーション10Yと、マゼンタのトナー像を形成する画像形成ステーション10Mと、シアンのトナー像を形成する画像形成ステーション10Cと、ブラックのトナー像を形成する画像形成ステーション10Kとの4つの画像形成ステーションを備えている。
各画像形成ステーション10Y、10C、10M、10Kは、静電的な潜像を担持する感光ドラム(感光体)11を有し、その周囲(外周側)には、帯電ユニット12、ラインヘッド(露光ユニット)13、現像装置14、クリーニングユニット15が配設されている。ここで、各画像形成ステーション10Y、10C、10M、10Kは、用いるトナーの色が異なる以外は、ほぼ同じ構成である。
感光ドラム11は、全体形状が円筒状をなし、その軸線まわりに図1中矢印方向に回転可能となっている。そして、感光ドラム11の外周面(円筒面)付近には、感光層(図示せず)が設けられている。このような感光ドラム11の外周面は、ラインヘッド13からの光L(出射光)を受光する受光面111を有している(図2参照)。
帯電ユニット12は、コロナ帯電などにより感光ドラム11の受光面111を一様に帯電させるものである。
ラインヘッド13は、図示しないパーソナルコンピュータなどのホストコンピュータから画像情報を受け、これに応じて、感光ドラム11の受光面111に向けて光Lを照射するものである。一様に帯電された感光ドラム11の受光面111に光Lが照射されると、その光Lの照射パターンに対応した潜像(静電潜像)が受光面111上に形成される。なお、ラインヘッド13の構成については、後に詳述する。
現像装置14は、トナーを貯留する貯留部(図示せず)を有しており、当該貯留部から、感光ドラム11の受光面111にトナーを供給し、付与する。静電的な潜像が形成された受光面111にトナーが付与されると、当該潜像がトナー像として可視化(現像)される。
クリーニングユニット15は、感光ドラム11の受光面111に当接するゴム製のクリーニングブレード151を有し、後述する一次転写後の感光ドラム11上に残存するトナーをクリーニングブレード151により掻き落として除去するようになっている。
転写ユニット20は、前述したような各画像形成ステーション10Y、10M、10C、10Kの感光ドラム11上に形成された各色のトナー像を一括して記録媒体Pに転写するようになっている。
各画像形成ステーション10Y、10C、10M、10Kでは、感光ドラム11が1回転する間に、帯電ユニット12による感光ドラム11の受光面111の帯電と、ラインヘッド13による受光面111の露光と、現像装置14による受光面111へのトナーの供給と、後述する一次転写ローラ22による中間転写ベルト21へのトナー像の一次転写と、クリーニングユニット15による受光面111のクリーニングとが順次行なわれる。
転写ユニット20は、エンドレスベルト状の中間転写ベルト21を有し、この中間転写ベルト21は、複数(図1に示す構成では4つ)の一次転写ローラ22と駆動ローラ23と従動ローラ24とで張架されており、駆動ローラ23の回転により、図1に示す矢印方向に、感光ドラム11の周速度とほぼ同じ周速度で回転駆動される。
各一次転写ローラ22は、対応する感光ドラム11に中間転写ベルト21を介して対向配設されており、感光ドラム11上の単色のトナー像を中間転写ベルト21に転写(一次転写)するようになっている。この一次転写ローラ22は、一次転写時に、トナーの帯電極性とは逆の極性の一次転写電圧(一次転写バイアス)が印加される。
中間転写ベルト21上には、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのうちの少なくとも1色のトナー像が担持される。例えば、フルカラー画像の形成時には、中間転写ベルト21上に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像が順次重ねて転写されて、フルカラーのトナー像が中間転写像として形成される。
また、転写ユニット20は、中間転写ベルト21を介して駆動ローラ23に対向配設される二次転写ローラ25と、中間転写ベルト21を介して従動ローラ24に対向配設されるクリーニングユニット26とを有している。
二次転写ローラ25は、中間転写ベルト21上に形成された単色あるいはフルカラーなどのトナー像(中間転写像)を、給紙ユニット50から供給される紙、フィルム、布等の記録媒体Pに転写(二次転写)するようになっている。二次転写ローラ25は、二次転写時に、中間転写ベルト21に押圧されるとともに二次転写電圧(二次転写バイアス)が印加される。このような二次転写時には、駆動ローラ23は、二次転写ローラ25のバックアップローラとしても機能する。
クリーニングユニット26は、中間転写ベルト21の表面に当接するゴム製のクリーニングブレード261を有し、二次転写後の中間転写ベルト21上に残存するトナーをクリーニングブレード261により掻き落として除去するようになっている。
定着ユニット30は、定着ローラ301と、定着ローラ301に圧接される加圧ローラ302とを有しており、定着ローラ301と加圧ローラ302との間を記録媒体Pが通過するよう構成されている。また、定着ローラ301の内側には、当該定着ローラ301の外周面を加熱するヒータが内蔵されている。このような構成の定着ユニット30では、トナー像の二次転写を受けた記録媒体Pが定着ローラ301と加圧ローラ302との間を通過しながら加熱および加圧されることにより、トナー像を記録媒体Pに融着させて永久像として定着させる。
搬送機構40は、前述した二次転写ローラ25と中間転写ベルト21との間の二次転写部へ給紙タイミングを計りつつ記録媒体Pを搬送するレジストローラ対41と、定着ユニット30での定着処理済みの記録媒体Pを挟持搬送する搬送ローラ対42、43、44とを有している。
このような搬送機構40は、記録媒体Pの一方の面のみに画像形成を行う場合には、定着ユニット30によって一方の面に定着処理された記録媒体Pを搬送ローラ対42により挟持搬送して、画像形成装置1の外部へ排出する。また、記録媒体Pの両面に画像形成する場合には、定着ユニット30によって一方の面に定着処理された記録媒体Pを一旦搬送ローラ対42により挟持した後に、搬送ローラ対42を反転駆動するとともに、搬送ローラ対43、44を駆動して、当該記録媒体Pを表裏反転してレジストローラ対41へ帰還させ、前述と同様の動作により、記録媒体Pの他方の面に画像を形成する。
給紙ユニット50は、未使用の記録媒体Pを収容する給紙カセット51と、給紙カセット51から記録媒体Pを1枚ずつレジストローラ対41へ向け給送するピックアップローラ52とを備えている。
(ラインヘッド)
次に、ラインヘッド13について説明する。
ラインヘッド13は、感光ドラム11の外周面(すなわち受光面111)に対向して配設されている(図1および図2参照)。
そして、ラインヘッド13は、図2に示すように、支持部材6と、発光基板ユニット7と、レンズアレイ16と、スペーサ17と、遮光層19と、接着部18とを有している。
このようなラインヘッド13では、発光基板ユニット7から出射した光Lがスペーサ17およびレンズアレイ16を透過して、感光ドラム11の受光面111に照射される。
以下、ラインヘッド13を構成する各部を順次詳細に説明する。なお、以下では、説明の便宜上、発光基板ユニット7の基板71の長手方向を「主走査方向」、幅方向を「副走査方向」と言う。
支持部材6は、長尺状(長手形状)をなし、感光ドラム11の軸線方向(主走査方向)に沿うように設置されている。
この支持部材6は、金属板を折り曲げ加工することで形成され、基板搭載部61と、1対の脚部62と、基板搭載部61と各脚部62との間に形成された折り曲げ部64とを有し、支持部材6の横断面形状は、略U字状をなしている。
基板搭載部61は、図2に示す横断面(後述する基板71の長手方向に垂直な断面)にて、基板71の板面に沿って設けられている。
基板搭載部61は、長尺板状をなし、その一方の面側(図2にて上側)には、後述する発光基板ユニット7の基板71が搭載されている。これにより、基板搭載部61は、基板71を支持している。
1対の脚部62は、基板搭載部61の幅方向(副走査方向)での両端部から基板71とは反対側へ延びている。すなわち、1対の脚部62は、基板搭載部61の幅方向での両端部(すなわち短手方向での両端部)から下方に延びている。これにより、支持部材6の外側に、発光基板ユニット7が設けられている。
このような支持部材6は、その横断面が前述したように略U字状をなすように構成することで、比較的簡単な構成で、支持部材6の剛性を優れたものとすることができる。さらに、基板搭載部61で基板71を支持することで、基板71を安定的に支持し、安定した露光処理を行うことができる。
このような支持部材6は、金属板を折り曲げ加工したものであるため、比較的簡単かつ安価に得ることができる。
また、基板71が支持部材6の外側に設置されているため、基板71を支持部材6の内側に設置するよりも組み立てが容易である。その結果、ラインヘッド13を安価なものとすることができる。
また、基板71が支持部材6の外側に設置されているため、支持部材6の幅を基板71の幅よりも小さくすることができる。そのため、ラインヘッド13は、その幅を狭くすることができる。
支持部材6の構成材料としては、特に限定されず、各種金属材料(特に軟磁性材料)を用いることができるが、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム合金等が好適に用いられる。
発光基板ユニット7は、長尺状をなす基板71と、基板71の一方の面側にその長手方向に沿って配列された複数の発光素子72と、複数の発光素子72を覆う封止部材73とを備えている。
基板71は、各発光素子72を支持するものであり、外形が長尺状をなす板状体で構成されている。
この基板71は、ガラス材料で構成されている。すなわち、基板71は、ガラス基板である。ガラス基板は、絶縁性および光透過性を有する。そのため、基板71がガラス基板であると、比較的簡単かつ安価に、基板71上に発光素子72として有機エレクトロルミネッセンス素子を形成することができる。また、後述するようにボトムエミッション構造の各発光素子72からの光Lを基板71を介して出射することができる。また、ガラス基板はその平面度が比較的高いため、基板71にガラス基板を用いることにより、発光素子72とレンズアレイ16との間の距離のバラツキを低減し、レンズアレイ16が感光ドラム11の受光面111に対し高精度に光Lを結像することができる。
また、基板71をガラス材料で構成することにより、各発光素子72の発光により生じる熱を基板71を介して支持部材6等へ効率良く放熱することができる。
このような基板71には、一方の面(図2にて下側の面)に、複数の発光素子72および封止部材73が接合されている。
複数の発光素子72は、基板71上にその長手方向(主走査方向)に沿って配列されている。また、各発光素子72は、その光軸が基板71の板面に略直交するように設置されている。
各発光素子72は、有機EL素子(有機エレクトロルミネッセンス素子)で構成されている。
より具体的に説明すると、各発光素子72は、図4に示すように、陽極722と、陽極722上に設けられた有機半導体層723と、有機半導体層723上に設けられた陰極724とを備え、これらが基板71上に設けられている。
また、本実施形態では、有機半導体層723は、陽極722側から、正孔輸送層726、発光層727および電子輸送層728の順で積層された複数の層で構成される積層体となっている。
このような発光素子72では、陽極722と陰極724との間に直流電圧が印加されると、これにより、発光層727において、電子輸送層728を介して輸送された電子と、正孔輸送層726を介して輸送された正孔とが再結合し、この再結合に際して放出されたエネルギーによりエキシトン(励起子)が生成し、エキシトンが基底状態に戻る際にエネルギー(蛍光やりん光)が光Lとして放出される。これにより、発光素子72(発光層727)が発光する。
本実施形態では、この発光素子72は、発光層727からの光Lを陽極722側に取り出して利用するボトムエミッション構造の素子となっている。
陽極722は、有機半導体層723(後述する正孔輸送層726)に正孔を注入する電極である。この陽極722の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、SnO、Sb含有SnO、Al含有ZnO等の酸化物、Au、Pt、Ag、Cuまたはこれらを含む合金等が挙げられ、これらのうちの少なくとも1種を用いることができる。
陰極724は、有機半導体層723(後述する電子輸送層728)に電子を注入する電極である。また、この陰極724は、陰極724側に漏れた光Lを陽極722側に反射する反射膜としての機能も有している。これにより、レンズアレイ16側に向かう光Lの光量をより多く確保することができる。
陰極724の構成材料としては、Li、Mg、Ca、Sr、La、Ce、Er、Eu、Sc、Y、Yb、Ag、Cu、Al、Cs、Rbまたはこれらを含む合金等が挙げられ、これらのうちの少なくとも1種を用いることができる。
陽極722と陰極724との間には、有機半導体層723が設けられている。有機半導体層723は、前述したように、正孔輸送層726と、発光層727と、電子輸送層728とを備え、これらがこの順で陽極722上に積層されている。
正孔輸送層726は、陽極722から注入された正孔を発光層727まで輸送する機能を有するものである。
正孔輸送層726の構成材料(正孔輸送材料)は、正孔輸送能力を有するものであれば、いかなるものであってもよいが、共役系の化合物であるのが好ましい。共役系の化合物は、その特有な電子雲の広がりによる性質上、極めて円滑に正孔を輸送できるため、正孔輸送能力に特に優れる。
このような正孔輸送材料としては、例えば、1,1−ビス(4−ジ−パラ−トリアミノフェニル)シクロへキサンのようなアリールシクロアルカン系化合物、4,4’,4’’−トリメチルトリフェニルアミンのようなアリールアミン系化合物、N,N,N’,N’−テトラフェニル−パラ−フェニレンジアミンのようなフェニレンジアミン系化合物、トリアゾールのようなトリアゾール系化合物、イミダゾールのようなイミダゾール系化合物、1,3,4−オキサジアゾールのようなオキサジアゾール系化合物、アントラセンのようなアントラセン系化合物、フルオレノンのようなフルオレノン系化合物、ポリアニリンのようなアニリン系化合物、フタロシアニンのようなフタロシアニン系化合物等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
電子輸送層728は、陰極724から注入された電子を発光層727まで輸送する機能を有するものである。
電子輸送層728の構成材料(電子輸送材料)としては、例えば、1,3,5−トリス[(3−フェニル−6−トリ−フルオロメチル)キノキサリン−2−イル]ベンゼン(TPQ1)のようなベンゼン系化合物(スターバースト系化合物)、ナフタレンのようなナフタレン系化合物、フェナントレンのようなフェナントレン系化合物、クリセンのようなクリセン系化合物、ペリレンのようなペリレン系化合物、アントラセンのようなアントラセン系化合物、オキサジアゾールのようなオキサジアゾール系化合物、トリアゾールのようなトリアゾール系化合物等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
また、発光層727としては、電圧印加時に陽極722側から正孔を、また、陰極724側から電子を注入することができ、正孔と電子が再結合する場を提供できる構成材料により構成されるものであれば、いかなるものであってもよい。
このような発光層727の構成材料(発光材料)としては、1,3,5−トリス[(3−フェニル−6−トリ−フルオロメチル)キノキサリン−2−イル]ベンゼン(TPQ1)、1,3,5−トリス[{3−(4−t−ブチルフェニル)−6−トリスフルオロメチル}キノキサリン−2−イル]ベンゼン(TPQ2)のようなベンゼン系化合物、フタロシアニン、銅フタロシアニン(CuPc)、鉄フタロシアニンのような金属または無金属のフタロシアニン系化合物、トリス(8−ヒドロキシキノリノレート)アルミニウム(Alq)、ファクトリス(2−フェニルピリジン)イリジウム(Ir(ppy))のような低分子系のものや、オキサジアゾール系高分子、トリアゾール系高分子、カルバゾール系高分子のような高分子系のものが挙げられ、これらの1種または2種以上を組み合わせて、目的とする発光色を有する光Lを得ることができる。
本実施形態では、各発光素子72がいずれも赤色光を発光するように構成されている。ここで、赤色光を発光する発光層727としては、例えば、(4−ジシアノメチレン)−2−メチル−6−(パラジメチルアミノスチリル)−4H−ピラン(DCM)およびナイルレッド等が挙げられる。なお、各発光素子72は、赤色光を発光するよう構成されているのに限定されず、他の色の単色光や白色光を発光するよう構成されていてもよい。このように、有機EL素子では、発光層727の構成材料に応じて当該発光層727が発する光Lを任意の色の単色光に適宜設定することができる。
ただし、一般に電子写真プロセスに用いられる感光ドラムの分光感度特性は、半導体レーザーの発光波長である赤色から近赤外の領域でピークを持つように設定されているので、上記のように赤色の発光材料を利用することが好ましい。
このような有機EL素子(有機エレクトロルミネッセンス素子)で各発光素子72がそれぞれ構成されていると、発光素子72同士の間隔(ピッチ)を比較的小さく設定することができる。これにより、画像を記録媒体Pに記録した際、その記録媒体Pに対する記録密度が比較的高くなる。よって、より鮮明な画像が担持された記録媒体Pが得られる。
また、有機EL素子で各発光素子72が構成されていると、基板71の幅方向での発光素子72の数を抑えながら、基板71の長手方向での発光素子72の配置密度を高めることができる。また、発光素子72を形成する際に、発光素子72と一括して、発光素子72を駆動するための駆動回路の一部を構成するTFTや配線等を基板71上に形成することができる。その結果、基板71の幅を抑えながら、ラインヘッド13をより安価なものとすることができる。
なお、各発光素子72の外周側には、それぞれ、光Lの広がりを防止するためのリフレクタのような光路調整部材を設けてもよい。
また、発光素子72は、ボトムエミッション構造の素子に限定されず、発光層727からの光Lを陰極724側に取り出して利用するトップエミッション構造の素子であってもよい。この場合、基板71側を下側にするようにして、発光基板ユニット7を設置する。
また、以上に述べた有機EL素子の材料あるいは層構成は、代表的な例を示したものであり、他の材料、層構成であっても同様に本発明の作用・効果は得られる。
このような各発光素子72は、図示しないが、例えば、駆動回路を介して制御回路に電気的に接続されている。
駆動回路は、各発光素子72を駆動するためのものである。この駆動回路は、複数の発光素子72とともに基板71上に形成してもよいし、基板71とは別の基板上に形成してもよい。また、駆動回路は、その全部を複数の発光素子72とともに基板71上に形成してもよいし、駆動回路の一部を複数の発光素子72とともに基板71上に形成し、残部を基板71とは別の基板上に形成してもよい。
制御回路は、駆動回路の作動を制御するものである。この制御回路は、画像形成装置1本体に備えられた本体コントローラからの信号、および、メモリ内に格納された情報に基づき、駆動回路の作動を制御する。
本体コントローラは、各発光素子72の駆動制御のための制御信号を制御回路に送信する機能を有するものである。また、本体コントローラは、画像形成装置1の各部を制御する機能をも有する。
また、前述したような複数の発光素子72とともに基板71の一方の面側に設けられた封止部材73は、図3に示すように、凹部731が形成され、その凹部731の周縁部が接着剤等により基板71に接合されている。そして、凹部731内に複数の発光素子72が納められている。これにより、封止部材73は、複数の発光素子72を覆っている。
封止部材73は、ガスバリア性を有し、封止部材73と基板71とは気密的に接合されている。これにより、各発光素子72を構成する各部を水分や酸素などを含む雰囲気ガスから遮断し当該各部の酸化や劣化を防止することができる。また、各発光素子72等に異物が付着するのを防止することもできる。
封止部材73の凹部731内には、乾燥剤および/または脱酸素剤が設けられているのが好ましい。これにより、各発光素子72を構成する各部の酸化や劣化をより確実に防止することができる。
乾燥剤としては、凹部731内で吸湿効果を発揮するものであれば、特に限定されることはなく種々のものが使用可能であり、例えば酸化ナトリウム(Na2O)、酸化カリウム(K2O)、酸化カルシウム(CaO)、酸化バリウム(BaO)、酸化マグネシウム(MgO)、硫酸リチウム(Li2SO4)、硫酸ナトリウム(Na2SO4)、硫酸カルシウム(CaSO4)、硫酸マグネシウム(MgSO4)、硫酸コバルト(CoSO4)、硫酸ガリウム(Ga2(SO43)、硫酸チタン(Ti(SO42)、硫酸ニッケル(NiSO4)、塩化カルシウム(CaCl2)、塩化マグネシウム(MgCl2)、塩化ストロンチウム(SrCl2)、塩化イットリウム(YCl3)、塩化銅(CuCl2)、フッ化セシウム(CsF)、フッ化タンタル(TaF5)、フッ化ニオブ(NbF5)、臭化カルシウム(CaBr2)、臭化セリウム(CeBr3)、臭化セレン(SeBr4)、臭化バナジウム(VBr2)、臭化マグネシウム(MgBr2)、ヨウ化バリウム(BaI2)、ヨウ化マグネシウム(MgI2)、過塩素酸バリウム(Ba(ClO42)、過塩素酸マグネシウム(Mg(ClO42)等が挙げられる。
また、脱酸素剤としては、活性炭、シリカゲル、活性アルミナ、モレキュラーシーブ、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化チタン等が挙げられる。
また、封止部材73は、凹部731とは反対側の面が平坦面となっている。これにより、封止部材73を介して基板71と支持部材6とを簡単かつ安定的に接合することができる。
この封止部材73の構成材料としては、特に限定されず、ステンレス、アルミニウムまたはその合金等の金属材料、ソーダ石灰ガラス、珪酸塩ガラス等のガラス材料、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂等の樹脂材料等を用いることができるが、ガラス材料が好適に用いられる。封止部材73と基板71とをともにガラス材料で構成することで、これらの間の線膨張係数差による変形、損傷等の不具合を防止することができる。
一方、基板71の他方の面(図3にて上側の面)は、スペーサ17を介してレンズアレイ16が接合されている。
レンズアレイ16は、発光基板ユニット7の光Lの出射側に設けられている。このレンズアレイ16は、2列で主走査方向に俵積みするように多数配列された多数の屈折率分布型のロッドレンズ161を有している。
各ロッドレンズ161は、その光軸が基板71の厚さ方向となるように設置されている。また、各ロッドレンズ161は、例えば、樹脂材料および/またはガラス材料で構成されている。
スペーサ17は、基板71とレンズアレイ16との間に設けられ、レンズアレイ16を基板71に対して支持するとともに、基板71とレンズアレイ16との間の光路長を規定するものである。このスペーサ17は、板状をなし、例えば、樹脂材料および/またはガラス材料で構成されている。このようなスペーサ17を設けることで、スペーサ17の厚さに応じて各発光素子72とレンズアレイ16との間の距離を調整することができる。その結果、比較的簡単な構成で、高精度な露光処理を実現することができる。
特に、スペーサ17は、光透過性基板であり、レンズアレイ16がスペーサ17に接合・支持されている。これにより、各発光素子72とレンズアレイ16との間の距離を簡単かつ正確に規定することができる。また、レンズアレイ16を遮光層19で支持する必要がないので、例えば遮光層19の肉厚を薄くすることができ、その結果、ラインヘッド13の幅を小さくすることができる。
また、スペーサ17は、板状をなすものであるため、各発光素子72とレンズアレイ16との間の距離、および、基板71と支持部材6との間に距離を高精度でかつ安定的に規定することができる。
特に、スペーサ17は、基板71に接合されている。これにより、スペーサ17を基板71に対して安定的に支持することができる。その結果、スペーサ17がレンズアレイ16を基板71に対してより安定的に支持することができる。
また、スペーサ17とレンズアレイ16とは、光学用の接着剤により互いに接合されている。すなわち、スペーサ17とレンズアレイ16との間には、レンズアレイ16とスペーサ17とを接着する接着剤で構成された接着部18が介在している。
このような接着部18は、通常、図2に示すように、接着剤の供給過多あるいは接着部18の厚さによりスペーサ17とレンズアレイ16との間から露出する部分を有する。このような部分からは、各発光素子72からレンズアレイ16へ入射しなかった光が外部に漏れるおそれがある。
そこで、このような接着部18の露出部分の表面を覆うように、遮光層19が設けられている。遮光層19は、各発光素子72からレンズアレイ16へ入射しなかった光が外部に漏れるのを防止する機能を有する。
このような遮光層19は、接着部18の露出部分の表面での遮光を行うため、各発光素子72からの光がレンズアレイ16に入射せずに外部に漏れるのを確実に防止することができる。その結果、良好な露光処理を実現することができる。また、スペーサ17とレンズアレイ16とを光学用の接着剤を用いて接着(接合)するに際し、接着剤の供給量を厳密に管理する必要がなくなるので、ラインヘッド13の製造が容易となり、ラインヘッド13の低コスト化を図ることもできる。
この遮光層19は、接着部18の露出部分の表面だけでなく、スペーサ17およびレンズアレイ16にも接合されている。遮光層19をスペーサ17およびレンズアレイ16に接合することで、遮光層19が接着部18の露出部分の表面での遮光をより確実に行うことができる。特に、本実施形態では、遮光層19が基板71の上面のうちレンズアレイ16との接合領域以外のほぼ全面を覆うように形成されているので、各発光素子72からレンズアレイ16へ入射しなかった光が外部に漏れるのをより確実に防止することができる。
このような遮光層19は、テープ状をなすものを粘着剤を介して接合してもよいし、遮光材料を塗布することで形成してもよい。
テープ状の遮光層19を粘着層を介して接合すると、組み立て性に優れ、ラインヘッド13をより安価なものとすることができる。
また、遮光材料を塗布することで遮光層19を形成すると、接着部18の露出部分の表面での遮光をより確実に行うことができる。また、遮光層19の形成も容易である。
また、前述したようにレンズアレイ16がスペーサ17によって基板71に対して支持されるので、遮光層19は、レンズアレイ16を支持する必要がなく、薄く簡易な構成とすることができる。その結果、ラインヘッド13の幅を狭くし、ひいては、画像形成装置1を小型で安価なものとすることができる。また、遮光層19は、薄く、剛性が低いため、レンズアレイ16との間の熱膨張差(特に主走査方向での熱膨張率の差)によるレンズアレイ16の変形や位置ずれ等を防止することもできる。
遮光層19の構成材料は、遮光性を有するものであれば、特に限定されず、樹脂材料、金属材料などを用いることができる。
遮光層19が金属材料を含んで構成されていると、遮光層19が電磁気シールドとして機能するため、外部から各発光素子72やその周辺回路への電磁気的悪影響を防止することができる。また、各発光素子72やその周辺回路が外部の回路等に対して電磁気的悪影響を与えるのを防止することもできる。その結果、ラインヘッド13の露光特性を向上させることができる。
以上説明したようなラインヘッド13によれば、接着部18の露出部分の表面での遮光を遮光層19が行うため、各発光素子72からの光がレンズアレイ16に入射せずに外部に漏れるのを確実に防止することができる。その結果、良好な露光処理を実現することができる。
また、レンズアレイ16がスペーサ17によって基板71に対して支持されるので、遮光層19は、レンズアレイ16を支持する必要がなく、薄く簡易な構成とすることができる。その結果、ラインヘッド13の幅を狭くし、ひいては、画像形成装置1を小型で安価なものとすることができる。
以上、本発明のラインヘッドおよび画像形成装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ラインヘッドおよび画像形成装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、レンズアレイは、複数のレンズが2行n列の行列状に配置さているのに限定されず、例えば、3行n列、4行n列等の行列状に配置されていてもよい。
また、レンズアレイとして、マイクロレンズが多数配列されたマイクロレンズアレイを用いることもできる。
また、前述した実施形態では、説明の便宜上、発光素子が1行n列に配列したものを説明したが、これに限定されるものではなく、発光素子が2行n列、3行n列等の行列状に配列されていてもよい。
図1は、本発明の第1実施形態にかかる画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 図1に示す画像形成装置に備えられたラインヘッドの横断面図である。 図2に示すラインヘッドに備えられた基板とレンズアレイと支持部材とを示す斜視図である。 図2に示すラインヘッドに備えられた発光素子の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1…画像形成装置 6…支持部材 61…基板搭載部 62…脚部 64…折り曲げ部 7…発光基板ユニット 71…基板 72…発光素子 73…封止部材 722…陽極 723…有機半導体層 724…陰極 726…正孔輸送層 727…発光層 728…電子輸送層 10…画像形成ユニット 10C、10K、10M、10Y…画像形成ステーション 11…感光ドラム(感光体) 111…受光面 12…帯電ユニット 13…ラインヘッド(露光ユニット) 14…現像装置 15…クリーニングユニット 151…クリーニングブレード 16…レンズアレイ 161…ロッドレンズ 17…スペーサ 20…転写ユニット 21…中間転写ベルト 22…一次転写ローラ 23…駆動ローラ 24…従動ローラ 25…二次転写ローラ 26…クリーニングユニット 261…クリーニングブレード 30…定着ユニット 301…定着ローラ 302…加圧ローラ 40…搬送機構 41…レジストローラ対 42、43、44…搬送ローラ対 50…給紙ユニット 51…給紙カセット 52…ピックアップローラ 18…接着部 19…遮光層 731…凹部 P…記録媒体 L…光

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板に配設された発光素子と、
    前記発光素子から発光される光の出射側に設けられたレンズアレイと、
    前記基板と前記レンズアレイとの間に設けられ、前記レンズアレイを支持する光透過性のスペーサと、
    前記レンズアレイと前記スペーサとを光学的に接着する接着部と、
    前記接着部の露出部分を覆うように設けられた遮光層と、を有することを特徴とするラインヘッド。
  2. 前記基板を支持する支持部材を有し、該支持部材は、前記基板が配設される基板搭載部と、該基板搭載部から前記配設された基板とは反対側に垂直または略垂直に延びる1対の脚部とを備える請求項1に記載のラインヘッド。
  3. 前記基板は、前記スペーサに接合される請求項1または2に記載のラインヘッド。
  4. 前記遮光層は、テープ状をなし、粘着剤を介して接合される請求項1ないし3のいずれか1項に記載のラインヘッド。
  5. 前記遮光層は、遮光材料を塗布して形成されたものである請求項1ないし3のいずれか1項に記載のラインヘッド。
  6. 前記基板は、ガラス基板であり、前記発光素子は、ボトムエミッション型の有機エレクトロルミネッセンス素子であり、前記スペーサは、前記基板の前記発光素子とは反対側の面に接合される請求項1ないし5のいずれか1項に記載のラインヘッド。
  7. 潜像担持体と、
    前記潜像担持体に露光するラインヘッドとを有し、
    前記ラインヘッドは、
    基板と、
    前記基板に所定方向に配設された発光素子と、
    前記発光素子と前記潜像担持体との間に設けられたレンズアレイと、
    前記基板と前記レンズアレイとの間に設けられ、前記レンズアレイを支持する光透過性のスペーサと、
    前記レンズアレイと前記スペーサとを光学的に接着する接着部と、
    前記接着部の露出部分を覆うように設けられた遮光層と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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