JP5098778B2 - 照明装置、液晶表示装置及び電子機器 - Google Patents
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このような液晶表示装置において輝度を高めようとする場合、CCFL(冷陰極蛍光ランプ)やLED(発光ダイオード)などの光源の輝度を高める必要がある。ところが、光源の輝度を高めようとすると、当該光源からの発熱量が大きくなるために光源ユニット内部の温度が上昇し、その結果、光源の発光効率が低下してしまう。
また、放熱穴が小さいと流れる空気の量も制限され、結果冷却効率が低下してしまう。ところが、放熱穴の面積を確保する目的で表示領域の中心付近にまで放熱穴を拡大した場合、表示面中心の輝度が低下してしまう。
これにより、光源を間接的に冷却することができる。したがって、例えば光源として線状光源(CCFL)を適用した場合に、直接光源が冷却されることに起因する管内の水銀の偏りを抑制することができる。このように、光源に不具合が生じるのを抑制しつつ、筐体の内部温度を低下させることができる。
これにより、特に発熱量の大きい光源の電極部を効果的に冷却することができる。
また、本発明に係る照明装置は、上記において、前記光源は、線状光源であることを特徴としている。
さらにまた、本発明に係る照明装置は、上記において、前記放熱穴は、前記線状光源の長手方向端部近傍に配置され、前記線状光源の長手方向中央部に向けて開口面積が小さくなるように形成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る照明装置は、上記において、前記光源は、点状光源であることを特徴としている。
さらに、本発明に係る照明装置は、上記において、前記バックライトユニットが面状に光を照射する領域に対応して重ねて配置される拡散板を備え、前記放熱穴は、当該放熱穴の少なくとも一部が前記拡散板の外側に位置するように形成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る照明装置は、上記において、前記バックライトユニットは、前記光源と、端面が該光源に対向して配置されて前記光源からの光を所定の出射方向へ導く導光板と、を備え、前記放熱穴は、前記導光板と平面的に重ならない位置に形成されていることを特徴としている。
さらに、本発明に係る液晶表示装置は、上記の何れか1つの照明装置と、前記照明装置により光が照射される液晶パネルとを備えることを特徴としている。
これにより、光源により発生する熱を効率良く放熱し、光源の発光効率の低下を抑制することができると共に、放熱穴を開けたことに起因する表示面への悪影響を抑制することができる照明装置を搭載した液晶表示装置とすることができる。
これにより、表示品位の低下を抑制しつつ、光源により発生する熱を効率良く放熱させることができる照明装置を搭載した電子機器とすることができる。
図1は、本実施形態の液晶表示装置を構成する液晶モジュール1の分解斜視図である。
この液晶モジュール1は、バックライト10と、液晶パネル20とを備え、液晶表示装置は、当該液晶モジュール1と、前記液晶パネル20を駆動するドライバIC及びその信号制御回路(図示せず)とを備える。
液晶パネル20は、透明な絶縁性を有する材料、例えばガラス基板からなり、2枚の基板を所定の間隔で対向させ、表示領域外周をシール材で接着すると共に液晶を封入した構成となっている。
図2は、バックライト10の構造を示す図であり、(a)はバックライト10の側断面図、(b)はバックライト10を図1における下方から見た図である。
この図2に示すように、CCFL31は、ケース11と拡散板12とによって定義される密閉空間に、ケース11における所定方向に所定間隔をおいて互いに平行となるように複数本(ここでは4本)配置されている。
このように、CCFL31の光を反射する白色反射シートに穴が形成されているため、放熱穴41が形成された箇所では、CCFL31の光の反射ロスが生じることになる。
そこで、ケースの底面に外部と通じる放熱穴を形成し、この放熱穴を介して外部の冷却された空気をケース内に導入することでCCFLを冷却することが考えられるが、図3に示すように、放熱穴141を単純な矩形状とすると、放熱穴141の付近で反射ロス量が局所的に変化し、この放熱穴141の付近で輝度変化量が大きくなる。そのため、このようなバックライト100を適用した液晶表示装置にあっては、図4に示すように、表示面において放熱穴141を設けた部分が帯状に暗くなり、表示品位が著しく低下してしまう。
これにより、図3に示すバックライト100の放熱穴141と同じ面積の放熱穴41を、当該バックライト100と同じ個数、同じ位置に配置した場合、図5に示すように、表示面において暗くなる部分が目立ちにくくなり、図4と比較して表示品位を向上させることができる。
図7は、点状光源(LED)を適用した直下型バックライトにおける放熱穴の配置例を示す図である。
また、ここでは放熱穴41をケース11の底面の両端に形成する場合について説明したが、ケース11の底面の外周部(全周)に形成することもできる。
さらに、ケース11の底面の外周部において、液晶パネル20のガラス基板上に実装されるドライバICが配置される辺に放熱穴41を形成することもできる。この場合、光源からの熱に起因するドライバICの不具合の発生を抑制することができる。
また、上記第1の実施形態においては、放熱穴41の少なくとも一部を拡散板12の外側に配置することが望ましい。例えば、三角形を成す放熱穴41の場合、開口面積の大きい底辺部を拡散板12の外側に配置することで、輝度ムラ等の表示面への悪影響を大幅に抑制することができる。
この第2の実施形態は、前述した第1の実施形態において、直下型バックライトを適用しているのに対し、エッジライト型バックライトを適用するようにしたものである。
第2の実施形態における液晶表示装置を構成する液晶モジュールは、エッジライト型のバックライトと、液晶パネルとを備え、液晶表示装置は、当該液晶モジュールと、前記液晶パネルを駆動するドライバIC及びその信号制御回路(図示せず)とを備える。本実施形態では、光源としてCCFLを適用する。
バックライト50は、CCFL31と、リフレクタ52と、反射シート53、導光板54、拡散シート55及びレンズシート56,57等の光学シートとを備えており、これらが筐体(ケース)51によって保持されている。
CCFL31は、液晶パネル20の背面側に位置する導光板54の側面に対向配置され、導光板54の側面に光を供給する。
拡散シート55は、導光板54の拡散パターンで均一にできなかった光をさらに散乱して均一にすると共に、光源の直接光を見え難くする役割も果たす。
また、ケース51の底面51a及びリフレクタ52には、放熱穴42が形成されている。
図10は、放熱穴42の配置例を示す図であり、バックライト50の背面視を示している。
このとき、放熱穴42は、図10の背面視において導光板54と重ならない位置に配置するものとする。
また、放熱穴を、導光板と平面的に重ならない位置に形成するので、輝度ムラ等の表示面への悪影響を効果的に抑制することができる。
図11は、点状光源(LED)を適用したエッジライト型バックライトにおける放熱穴の配置例を示す図である。
なお、上記各実施形態においては、光源としてCCFLを適用する場合、棒状のCCFLを用いる場合について説明したが、U字状のCCFL等を用いることもできる。
図13は、上述した液晶表示装置を適用した液晶テレビ200の構成を示す斜視図である。
この図13に示すように、液晶テレビ200には、上述した液晶表示装置を備える液晶表示部210が設けられている。このような液晶テレビ200において、液晶表示部210の輝度を高めるために光源の輝度を高め、光源からの発熱量が大きくなった場合であっても、効果的にその熱を放熱させることができる。その結果、光源の発光効率が低下するのを抑制して、画像の表示品質の低下を抑制することができる。さらに、このとき、放熱穴を開けたことに起因する表示面の表示品位の低下を抑制することができる。
Claims (10)
- 光源を有して面状に光を照射するバックライトユニットと、前記バックライトユニットを収容する底面を有した筐体と、を備える照明装置において、
前記筐体は、前記底面の外周部に、前記底面の内側に向けて開口面積が小さくなる放熱穴を有することを特徴とする照明装置。 - 前記放熱穴は、前記光源と平面的に重ならない位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記放熱穴は、前記光源と平面的に重なる位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記光源は、線状光源であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の照明装置。
- 前記放熱穴は、前記線状光源の長手方向端部近傍に配置され、前記線状光源の長手方向中央部に向けて開口面積が小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
- 前記光源は、点状光源であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の照明装置。
- 前記バックライトユニットが面状に光を照射する領域に対応して重ねて配置される拡散板を備え、
前記放熱穴は、当該放熱穴の少なくとも一部が前記拡散板の外側に位置するように形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の照明装置。 - 前記バックライトユニットは、前記光源と、端面が該光源に対向して配置されて前記光源からの光を所定の出射方向へ導く導光板と、を備え、
前記放熱穴は、前記導光板と平面的に重ならない位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の照明装置。 - 前記請求項1乃至8の何れか1項に記載の照明装置と、前記照明装置により光が照射される液晶パネルとを備えることを特徴とする液晶表示装置。
- 前記請求項9に記載の液晶表示装置を備える電子機器。
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