JP4862411B2 - 像ぶれ補正装置、レンズ装置及び撮像装置 - Google Patents

像ぶれ補正装置、レンズ装置及び撮像装置 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置に手ぶれ等が生じた場合に補正レンズをレンズ系の光軸と直交する方向に移動し、補正レンズの光軸をレンズ系の光軸と一致させるように制御することにより、撮影時の振動等によって発生する像ぶれを補正する像ぶれ補正装置、その像ぶれ補正装置を有するレンズ装置、及び、そのレンズ装置を備えた撮像装置に関するものである。
近年、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置の性能向上には目覚しいものがあり、高画質、高性能の静止画や動画の撮影が、誰にでも簡単に行うことが可能になった。このような撮像装置の性能向上は、レンズ、CCD(固体撮像素子)、画像処理回路の高性能化によるところが大である。
しかしながら、いくらレンズやCCD等の高性能化を図っても、カメラ(撮像装置)を支える手に震えや揺れが生じては、せっかくの高解像度とされた画面にぶれが発生し、像がぶれて写ってしまうことになる。そのため、比較的高価な一部のカメラにおいては、撮影時の手ぶれ等によって発生する像ぶれを補正する像ぶれ補正装置が搭載されている。ところが、本来像ぶれ補正を必要とするカメラは、撮影を職業とするプロが使用するような高級機種ではなく、むしろ撮影経験の少ない大多数の公衆が使用する普及モデルにこそ必要とされるものである。
また、一般に、カメラ(撮像装置)には小型化、軽量化の要望が強く、軽くて持ち易いカメラが好まれている。ところが、従来の像ぶれ補正装置は比較的大きなものであったため、これをカメラ本体に搭載すると、カメラ全体が大きなものとなり、小型化、軽量化の要望に反する結果となる。しかも、従来の像ぶれ補正装置には多数の部品が必要とされており、部品点数の増加によるコストアップが大きいという問題があった。
従来の、この種のレンズ装置としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、比較的低い周波数の振動を検出して、これを像ブレ防止の情報として像ブレ防止を図るカメラ等に配置される防振装置に関するものが記載されている。この特許文献1に記載された防振装置(以下、「第1の従来例」という。)は、「レンズ群を保持するレンズ鏡筒内に配置され、前記レンズ群の光軸を偏心させる補正光学機構と、前記レンズ鏡筒に加わる振動を検出する振動検知手段と、該振動検知手段よりの信号に基づいて前記補正光学機構を駆動し、防振を行う防振制御手段とを備えたカメラ用防振装置において、前記補正光学機構は、補正レンズと、該補正レンズを固定する固定枠と、該固定枠を前記レンズ群の光軸方向とは異なる第1の方向に移動可能に保持する第1の保持枠と、該第1の保持枠を前記光軸方向及び前記第1の方向とは夫々異なる第2の方向に移動可能に保持する、前記レンズ鏡筒に固定される第2の保持枠と、前記第1,第2の保持枠を夫々第1,第2の方向に移動させる、第1,第2のコイル、該第1,第2のコイルに対向する第1,第2の磁界発生部材より成る第1,第2の駆動手段と、前記固定枠、前記第1の保持枠の第1,第2の方向への移動量を検出する第1,第2の位置検出手段とを具備しており、前記第1,第2の磁界発生部材と前記第1,第2の位置検出手段のうち少なくとも一方を、前記レンズ鏡筒に固定された、前記第2の保持枠を含む固定部材に設けた」ことを特徴としている。
このような構成を有する特許文献1に記載の防振装置によれば、「コストアップしたり、大スペースを必要とすることなしに、高周波振動まで応答させることが可能になる」という効果が期待される。
従来のレンズ装置の第2の例としては、例えば、特許文献2に記載されているようなものもある。特許文献2には、比較的低い周波数の振動を受ける機器の振動抑制のために用いられる装置に関するものが記載されている。この特許文献2に記載されたカメラの像ブレ抑制装置(以下、「第2の従来例」という。)は、「レンズ鏡筒に生じた振動の検出情報に基づいて、像面上の像ブレ抑制に必要な光軸偏心のための補正量を求め、レンズ鏡筒に対し径方向に移動できるように浮動的に支持された補正光学系を、上記補正量に従って移動制御するカメラの像ブレ抑制装置であって、上記補正光学系の浮動的な支持は、光軸に直角な面内に定められた第1の方向に関し補正光学系を移動可能に支持するがその他の方向の移動は拘束する第1の保持枠と、上記面内で第1の方向とは異なる第2の方向に関し第2の保持枠を移動可能に支持するがその他の方向の移動は拘束する第2の保持枠とを有し、この第2の保持枠はレンズ鏡筒に固定されている」ことを特徴としている。
このような構成を有する特許文献2に記載のカメラの像ブレ抑制装置によれば、「像ブレ抑制のために光軸を偏心させる補正光学機構を、補正レンズに光軸方向の移動成分を与えない構成によって不動的に支持することができるので、像ブレ抑制時のピントズレの問題がない」等の効果が期待される。
また、従来のレンズ装置の第3の例としては、例えば、特許文献3に記載されているようなものもある。特許文献3には、光学機器のレンズ駆動装置に関するものが記載されている。この特許文献3に記載されたレンズ駆動装置(以下、「第3の従来例」という。)は、「レンズを保持するレンズ収納部を前記レンズの光軸に垂直な平面内の第1の方向に駆動する第1の駆動手段と、前記平面内の前記第1の方向と直交する第2の方向に駆動する第2の駆動手段とを備えたレンズ駆動装置であって、前記第1の駆動手段と前記第2の駆動手段が前記レンズの光軸と平行な軸に沿って配列されている」ことを特徴としている。
このような構成を有する特許文献3に記載のレンズ駆動装置によれば、「像のぶれを補正するための補正レンズを駆動するレンズ駆動装置の小型化が図られる」という効果が期待される(明細書の段落[0039])。
特開平3−186823号公報 特開平3−188430号公報 特開平10−311995号公報
しかしながら、前記第1から第3までのいずれの従来例においても、補正レンズの位置を検出するために、発光ダイオード等の投光器と半導体検出素子等の受光器の組み合わせからなる位置検出手段が設けられていた。そのため、位置検出手段に必要な部品点数が多くなって不経済であるばかりでなく、組立作業等の工数が多くなり、コストアップを招くという問題があった。
解決しようとする問題点は、従来の像ぶれ補正装置では、補正レンズの位置を検出するための位置検出手段の部品点数が多く、組立工数等も増加して、コストアップになる、という点である。
本発明の像ぶれ補正装置は、1以上のレンズを有するレンズ系の光軸と直交する方向に移動可能とされる補正レンズと、補正レンズをレンズ系の光軸と直交する第1の方向にガイドする第1のガイド手段と、補正レンズをレンズ系の光軸と直交する方向であって第1の方向とも直交する第2の方向にガイドする第2のガイド手段と、補正レンズを第1のガイド手段に沿って移動させる第1の駆動手段と、補正レンズを第2のガイド手段に沿って移動させる第2の駆動手段と、補正レンズの位置を検出する位置検出手段と、を設けている。第1の駆動手段及び第2の駆動手段は、第1のコイル及び第2のコイルと、第1のコイル及び第2のコイルに磁力を付与するマグネットと、マグネットを支持するヨークと、からなり、第1のコイル及び第2のコイルは、平面的に巻きまわされると共に推進力発生部となる直線部を有する偏平コイルと、積層方向に所定の厚みを有するように巻きまわされると共に推進力発生部となる直線部を有する筒状コイルとの組み合わせ、又は、平面的に巻きまわされると共に推進力発生部となる直線部を有する2つの偏平コイルの組み合わせからなる。第1のコイル及び第2のコイル、マグネットの磁力の作用により各コイルの推進力発生部に発生する推進力の方向が第1の方向と第2の方向とに向くように交差させて互いに重ね合わせるように配置し、位置検出手段は、マグネットの磁力を検出して補正レンズの位置を検出する。
本発明のレンズ装置は、1以上のレンズを固定及び/又は移動可能に支持するレンズ鏡筒と、レンズ鏡筒に着脱可能に装着されると共に1以上のレンズのレンズ系の光軸と直交する方向に移動可能とされた補正レンズを有する像ぶれ補正装置と、を備えている。像ぶれ補正装置は、補正レンズをレンズ系の光軸と直交する第1の方向にガイドする第1のガイド手段と、補正レンズをレンズ系の光軸と直交する方向であって第1の方向とも直交する第2の方向にガイドする第2のガイド手段と、補正レンズを第1のガイド手段に沿って移動させる第1の駆動手段と、補正レンズを第2のガイド手段に沿って移動させる第2の駆動手段と、補正レンズの位置を検出する位置検出手段と、を設けている。第1の駆動手段及び第2の駆動手段は、第1のコイル及び第2のコイルと、第1のコイル及び第2のコイルに磁力を付与するマグネットと、マグネットを支持するヨークとからなり、第1のコイル及び第2のコイルは、平面的に巻きまわされると共に推進力発生部となる直線部を有する偏平コイルと、積層方向に所定の厚みを有するように巻きまわされると共に推進力発生部となる直線部を有する筒状コイルとの組み合わせ、又は、平面的に巻きまわされると共に推進力発生部となる直線部を有する2つの偏平コイルの組み合わせからなる。第1のコイル及び第2のコイル、マグネットの磁力の作用により各コイルの推進力発生部に発生する推進力の方向が第1の方向と第2の方向とに向くように交差させて互いに重ね合わせるように配置し、位置検出手段は、マグネットの磁力を検出して補正レンズの位置を検出する。
また、本発明の撮像装置は、1以上のレンズを固定及び/又は移動可能に支持するレンズ鏡筒と、レンズ鏡筒に着脱可能に装着されると共に1以上のレンズのレンズ系の光軸と直交する方向に移動可能とされた補正レンズを有する像ぶれ補正装置と、を有するレンズ装置を備えている。像ぶれ補正装置は、補正レンズをレンズ系の光軸と直交する第1の方向にガイドする第1のガイド手段と、補正レンズをレンズ系の光軸と直交する方向であって第1の方向とも直交する第2の方向にガイドする第2のガイド手段と、補正レンズを第1のガイド手段に沿って移動させる第1の駆動手段と、補正レンズを第2のガイド手段に沿って移動させる第2の駆動手段と、補正レンズの位置を検出する位置検出手段と、を設けている。第1の駆動手段及び第2の駆動手段は、第1のコイル及び第2のコイルと、第1のコイル及び第2のコイルに磁力を付与するマグネットと、マグネットを支持するヨークとからなり、第1のコイル及び第2のコイルは、平面的に巻きまわされると共に推進力発生部となる直線部を有する偏平コイルと、積層方向に所定の厚みを有するように巻きまわされると共に推進力発生部となる直線部を有する筒状コイルとの組み合わせ、又は、平面的に巻きまわされると共に推進力発生部となる直線部を有する2つの偏平コイルの組み合わせからなる。第1のコイル及び第2のコイルは、マグネットの磁力の作用により各コイルの推進力発生部に発生する推進力の方向が第1の方向と第2の方向とに向くように交差させて互いに重ね合わせるように配置し、位置検出手段は、マグネットの磁力を検出して補正レンズの位置を検出する。
本発明の像ぶれ補正装置、レンズ装置及び撮像装置によれば、駆動手段に用いられているマグネットを使用して補正レンズの位置を検出することができる。そのため、部品点数の削減を図ることができると共に、構造を簡単なものとして像ぶれ補正装置の小型化を図ることができる。これにより、像ぶれ補正装置の小型化を通じてレンズ装置及び撮像装置の小型化、軽量化を達成することができる。
第1の駆動手段及び第2の駆動手段は、第1のコイルと第2のコイルとマグネットとヨークからなり、第1のコイルと第2のコイルは、マグネットの磁力の作用により各コイルの推進力発生部に発生する推進力の方向が第1の方向と第2の方向とに向くように交差させて互いに重ね合わせるように配置し、位置検出手段は、マグネットの磁力を検出して補正レンズの位置を検出する構成とすることにより、装置全体の小型化を図ることができる像ぶれ補正装置、その像ぶれ補正装置を有するレンズ装置及び、そのレンズ装置を備えた撮像装置を、簡単な構成によって実現した。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。図1〜図34は、本発明の実施の形態の例を説明するものである。即ち、図1は本発明のレンズ装置の第1の実施の例を正面側から見た斜視図、図2は同じく分解斜視図、図3は断面図、図4はレンズ系の説明図、図5は像ぶれ補正装置を光軸方向から見た斜視図、図6は同じく光軸方向と交差する方向から見た斜視図、図7は同じく分解斜視図、図8は第1の移動枠及び第2の移動枠等の組立斜視図、図9は電動アクチュエータの斜視図、図10は第1の移動枠等の組立状態の正面図、図11は同じく背面図、図12は同じく側面図、図13は図10のV−V線断面図、図14は図10のW−W線断面図、図15は第1の移動枠と第2の移動枠を平面側から見た斜視図、図16は同じく分解斜視図、図17は同じく背面側から見た斜視図、図18は第1の移動枠の背面図、図19は第1の移動枠とフレキシブル配線板の斜視図、図20は同じく分解斜視図、図21は第2の移動枠を背面側から見た斜視図である。
また、図22はマグネットと第1のコイルと2つのホール素子との位置関係を示す説明図、図23はマグネットと第1のコイルと第2のコイルとヨークとの位置関係を示す説明図、図24は2つのホール素子により検出されるマグネットの磁力の強弱を示す説明図、図25は磁力均一化手段の作用を示す要部説明図、図26は磁力均一化手段の一例を示す斜視図、図27は図26に示すヨークの斜視図、図28及び図29は磁力均一化手段の作用を示す説明図、図30は本発明の撮像装置の第1の例を示す光ディスク式撮像装置の斜視図、図31は同じくディスク蓋を開放した状態の斜視図、図32は本発明のレンズ装置の制御概念を説明するブロック図、図33は本発明に係る撮像装置の概略構成の第1の実施の例を示すブロック図、図34は同じく撮像装置の概略構成の第2の実施の例を示すブロック図である。
図1〜図4に示すように、本発明のレンズ装置の第1の実施の例を示すレンズ装置1は、同一の光軸L上に複数のレンズを配置した5群レンズを有するレンズ系2と、このレンズ系2のレンズを固定し又は移動可能に支持する前部鏡筒である第1の鏡筒3Aと、この第1の鏡筒3Aに連結される後部鏡筒である第2の鏡筒3Bと、レンズ系2の光軸L上に配置されると共に第2の鏡筒3Bに固定された撮像手段の一具体例を示すCCD(固体撮像素子)4と、第2の鏡筒3Bに設けられることによりレンズ系2の像ぶれを補正する像ぶれ補正装置5等を備えて構成されている。
レンズ装置1のレンズ系2は、図2及び図4に示すように、5組のレンズ群を同一光軸L上に配置した5群レンズ7〜11からなる組合せレンズとして構成されている。5群レンズ7〜11のうち、先端側に位置する1群レンズ7は、被写体に対向される対物レンズである第1のレンズ7Aと、この対物レンズ7Aの被写体と反対側の面に接着された第2のレンズ7Bと、更に内側に配置された第3のレンズ7Cとによって構成されている。そして、第1のレンズ7Aと第3のレンズ7Cは1群レンズホルダ12に保持されている。この1群レンズ7の後方に2群レンズ8が配置されており、1群レンズ7を通過した光は、2群レンズ8に入射される。
2群レンズ8は、第4のレンズ8Aと第5のレンズ8Bと第6のレンズ8Cとの組み合わせからなっている。これらの2群レンズ8は、2群レンズホルダ13に保持されている。2群レンズホルダ13は、光軸Lに沿って光軸方向へ移動可能に構成されている。2群レンズ8を透過した光は、絞りシャッタ装置15を通過して3群レンズ9に入射される。絞りシャッタ装置15は、レンズ系2を通る光の量を調整可能な絞り機構と、その光路を開閉するシャッタ機構等を備えて構成されている。
3群レンズ9は、第1の鏡筒3Aに固定される第7のレンズからなっている。3群レンズ9の後方に、4群レンズ10が配置されている。4群レンズ10は、第8のレンズ10Aと第9のレンズ10Bとの組み合わせからなっている。これらの4群レンズ10は、4群レンズホルダ16に保持されている。4群レンズホルダ16は、光軸Lに沿って光軸方向へ移動可能に構成されている。4群レンズ10の後方には、5群レンズ11が配置されている。
5群レンズ11は、第10のレンズ11A及び第11のレンズ11Bと、第1の補正レンズ17Aと第2の補正レンズ17Bの組み合わせからなる補正レンズ17とによって構成されている。この5群レンズ11のうち、第10のレンズ11Aと第11のレンズ11Bは、第2の鏡筒3Bにおいて、光軸L方向へ所定の隙間をあけて固定的に保持されている。この第10のレンズ11Aと第11のレンズ11Bとの間に設定された空間部に、後述する像ぶれ補正装置5に固定的に保持された補正レンズ(補正レンズ17Aと補正レンズ17B)17が、その光軸をレンズ系の光軸Lと一致させることができるように介在されている。そして、補正レンズ17は、レンズ系の光軸Lと直交する方向へ移動可能に構成されている。この5群レンズ11の第11のレンズ11Bの後方にCCD4が配置されている。
2群レンズ8と4群レンズ10は、2群レンズホルダ13及び4群レンズホルダ16を介してそれぞれ独立に光軸Lに沿って光軸方向へ移動可能とされている。これら2群レンズ8及び4群レンズ10を所定方向へ移動させることにより、ズーム調整とフォーカス調整を行うことができる。即ち、ズーム時には、2群レンズホルダ13及び4群レンズホルダ16の動作を介して2群レンズ8と4群レンズ10をワイド(広角)からテレ(望遠)まで移動することによってズーム調整が実行される。また、フォーカス時には、4群レンズホルダ16の動作を介して4群レンズ10をワイド(広角)からテレ(望遠)まで移動することによってフォーカス調整を実行することができる。
CCD4はCCD用アダプタに固定されており、このCCD用アダプタ18を介して第2の鏡筒3Bに取り付けられている。CCD4の前側には光学フィルタ19が配置されており、この光学フィルタ19も第2の鏡筒3Bに固定されている。後に詳細に説明する像ぶれ補正装置5は、レンズ系2の振動等による撮影画像のぶれを補正するためのものである。その像ぶれ補正装置5の補正レンズ17は、通常の状態では、その光軸をレンズ系2の光軸Lと一致させるように取り付けられている。そして、カメラ本体の振動等によってCCD4の結像面に像ぶれが生じたときに、像ぶれ補正装置5が補正レンズ17を光軸Lと直交する2方向(第1の方向X及び第2の方向Y)に移動させて結像面の像ぶれを補正するようにしている。
図2等に示すように、レンズ鏡筒3の主要部を構成する第1の鏡筒3Aは、レンズ系2のレンズ群が収納される中空の筒体からなる。第1の鏡筒3Aの軸方向の先端部に1群レンズホルダ12が固定され、その後端部に、レンズ鏡筒3の一部を構成する第2の鏡筒3Bが固定されている。第2の鏡筒3Bは、第1の鏡筒3Aの中空内に挿入される筒状の胴体部3Baと、その胴体部3Baの外面に連続して半径方向外側に展開されたフランジ部3Bbとを有している。フランジ部3Bbを複数個の固定ねじでねじ止めすることにより、第2の鏡筒3Bが第1の鏡筒3Aに着脱可能に取り付けられている。そして、第1の鏡筒3Aの内部に、2群レンズホルダ13と4群レンズホルダ16がレンズ系2の光軸L方向へ移動可能に支持されている。
次に、本発明のレンズ装置1に係る像ぶれ補正装置5について説明する。図5〜図23は、ムービングコイル方式の駆動手段を備えた像ぶれ補正装置5として実現した実施の例を示すものである。この像ぶれ補正装置5は、前述した後部鏡筒3B及び補正レンズ17と、第1の移動枠21と第2の移動枠22と電動アクチュエータ23等を備えて構成されている。この像ぶれ補正装置5は、レンズ系2の光軸Lと同一軸上に配置される補正レンズ17を、像ぶれの大きさ及び方向に応じて電動アクチュエータ23で、レンズ系2の光軸Lと直交する第1の方向Xと、レンズ系2の光軸Lと直交する方向であって第1の方向Xとも直交する第2の方向Yに移動させる制御を行うことにより、その像ぶれを補正して像ぶれの無い画像が得られるようにするものである。
像ぶれ補正装置5の第1の移動枠21は、図15〜図20に示すように、円筒状をなすレンズ固定部21aと、これと一体に設けたコイル固定部21bとを有している。レンズ固定部21aの貫通穴24には、第1及び第2の2枚の補正レンズ17A及び17Bが光軸方向へ所定の間隔をあけて同一光軸上に保持されて固定されている。このレンズ固定部21aの一側にコイル固定部21bが連続して設けられており、このコイル固定部21bとレンズ固定部21aを結ぶ方向(第1の方向X)と直交する方向(第2の方向Y)の一側に第1の摺動軸受部26が設けられ、その反対側である他側に第1の軸係合部27が設けられている。
第1の摺動軸受部26は、後面側に開口されると共に長手方向に延在された第1の逃げ溝29を有する庇状の部分からなり、その長手方向の両端部に2つの軸受片26a,26bが設けられている。2つの軸受片26a,26bには第1の主ガイド軸28が摺動自在に挿通され、その第1の主ガイド軸28の両端部がそれぞれ軸受片26a,26bを貫通して外側へ突出されている。第1の逃げ溝29内の2箇所には、2つの軸受片26a,26bとの間でグリス溜まり30を形成する半円形の突条部29a,29aが設けられている。各グリス溜まり30には、潤滑剤としてのグリスが充填されて保持される。
また、第1の軸係合部27は、側方に突出した突起部からなり、その突起部には側方に開口された軸係合溝27aが設けられている。第1の軸係合部27の軸係合溝27aには、第1の副ガイド軸31が摺動自在に挿通されている。この第1の副ガイド軸31により、第1の方向Xを中心とした第1の移動枠21の回動変位が防止されている。
第1の移動枠21のコイル固定部21bは、レンズ固定部21aの側方に連続して形成された囲い枠からなる。即ち、コイル固定部21bは、上面片32aと側面片32bと下面片32cとを有しており、これらによってレンズ固定部21aの側方に四角形の空間部が形成されている。このコイル固定部21bに、図15等に示すように、第1のコイルの第1の具体例を示す偏平コイル33と第2のコイルの第1の具体例を示す筒状コイル34が、接着剤等の固着手段によって固定されている。
偏平コイル33は、略長方形をなす枠状の2つのコイル部33a,33bからなっている。2つのコイル部33a,33bは、幅方向の長さは略同一とされているが、長手方向の長さは異なるように形成されている。更に、2つのコイル部33a,33bは、1本のコイル線を巻回することによって形成されていると共に、幅方向に隣り合う長辺側の互いに真っ直ぐに延びた推進力発生部35a,35bにおいて、通電時には同じ方向へ電流が流れるように巻き方向が設定されている。このような2つのコイル部33a,33bが、円筒コイル34の上面に搭載されている。
筒状コイル34は、全体が長方形の筒体をなすよう中央部に長方形の空間部を設けると共に、積層方向に所定の厚みができるよう所定量を巻回することによって角筒状に形成されている。この筒状コイル34の長辺側の一面である推進力発生部36に、偏平コイル33の2つのコイル部33a,33bが搭載され、接着剤による固着手段で一体的に固定することによってコイル組立体37が構成されている。このとき、偏平コイル33の2つのコイル部33a,33bと筒状コイル34は、それぞれの推進力発生部35a,35b及び推進力発生部36が、互いに直角に交わるように配置されている。
この筒状コイル34の推進力発生部36と反対側の面が、第1の移動枠21のコイル固定部21bの下面片32cに接着剤で固定され、これにより、偏平コイル33と筒状コイル34からなるコイル組立体37が第1の移動枠21に取り付けられて一体的に構成されている。このとき、偏平コイル33の2つのコイル部33a,33bの推進力発生部35a,35bの延在する方向が第1の移動枠21の幅方向に設定され、筒状コイル34の推進力発生部36の延在する方向が第1の移動枠21の長手方向に設定されている。この第1の移動枠21の長手方向が、本実施例において第1の方向Xとされ、第1の移動枠21の幅方向が本実施例において第2の方向Yとされている。
偏平コイル33の両端と筒状コイル34の両端は、フレキシブル配線板38に設けた所定の配線パターンとそれぞれ電気的に接続されている。フレキシブル配線板38は、図19及び図20に示すように、偏平コイル33及び筒状コイル34と電気的に接続するためのコイル接続部38aと、後述する位置検出手段等と電気的に接続するためのセンサ接続部38bを有している。フレキシブル配線板38のコイル接続部38aは、第1の移動枠21におけるコイル固定部21bの側面片32bの外面を覆うように配置されている。
また、フレキシブル配線板38のセンサ接続部38bは、第1の移動枠21におけるコイル固定部21bの上面片32aの内面を内側から覆うように配置されている。このセンサ接続部38bには、補正レンズ17の位置を検出してその検出信号を出力する位置検出手段の第1の具体例を示す2つのホール素子41,42と、周囲の温度を検出してその検出信号を出力する温度検出手段の第1の具体例を示すサーミスタ43が実装されている。センサ接続部38bには所定形状に形成された配線パターンが設けられており、その配線パターンと2つのホール素子41,42及びサーミスタ43がそれぞれ電気的に接続されて、それらの検出信号の伝送が可能とされている。
これに対応して、上面片32aの内面には、2つのホール素子41,42とサーミスタ43を収容可能な凹部44a,44bが設けられている。これらの凹部44a,44b内に2つのホール素子41,42とサーミスタ43を収容することにより、2つのホール素子41,42とサーミスタ43の各上面を上面片32aの内面と略一致させるようにしている。これにより、2つのホール素子41,42とサーミスタ43の各上面がコイル固定部21bの空間内に大きく突出するのを防止し、ホール素子41,42やサーミスタ43にヨークの一部が摺動接触するのを防いでいる。
第1及び第2の位置センサである第1のホール素子41及び第2のホール素子42は、次に述べるマグネット45の位置を検出し、そのマグネット45と第1の移動枠21との相対的な位置関係に対応した検出信号をそれぞれ出力する。即ち、第1のホール素子41と第2のホール素子42は、第1の移動枠21の所定位置において、相対的に移動するマグネット45からの磁力の強さを検出し、その磁力の強さに対応した検出信号を出力する。この2つのホール素子41,42からの検出信号に基づいて後述する制御装置が、第1の移動枠21に保持されている補正レンズ17の位置を演算し、その演算結果に対応した制御信号を出力する。
サーミスタ43は、2つのホール素子41,42の周囲の温度を検出し、その周囲温度が所定値以上に上昇したときに、手ぶれや振動等による像ぶれ補正に温度補正を加えるためのものである。このサーミスタ43は、2つのホール素子41,42に対して略等しく離間した位置に配置されており、その周囲温度に対応した検出信号を出力する。このサーミスタ43からの検出信号に基づいて後述する制御装置が、2つのホール素子41,42からの検出信号に基づいて算出された補正値を更に補正する演算を実行し、最終的な補正値を算出して、その演算結果に対応した制御信号を出力する。
2つのホール素子41,42に磁力を付与するマグネット45は、この実施例では、適当な厚みを有する長方形の板体として形成している。このマグネット45は、協働して磁気回路を形成する磁性材料からなるヨーク46に固定されており、そのヨーク46を介して第2の鏡筒3Bに着脱可能に取り付けられている。
ヨーク46は、マグネット45が固定されるメインヨーク47と、このメインヨーク47に連結されて環状の磁気回路を形成するバックヨーク48とから構成されている。メインヨーク47はコ字状に形成されており、中央に位置する中部片47aと、その長手方向の両側に連続する側部片47b,47bを有している。このメインヨーク47の中部片47aの内側に、互いの長手方向を一致させるようにしてマグネット45が接着剤からなる固着手段により固定されて一体的に構成されている。このメインヨーク47の両側の側部片47b,47bには、バックヨーク48と係合するための係合片47c,47cがそれぞれ設けられている。
ヨーク46のバックヨーク48は、真っ直ぐに延びた棒状の部材からなる。このバックヨーク48の長手方向の両端には、第2の鏡筒3Bへの組立時において、メインヨーク47の両側部片47b,47bに設けた係合片47c,47cとそれぞれ係合される切欠き部48a,48aが設けられている。このバックヨーク48は、第1の移動枠21に固定されたコイル組立体の筒状コイル34の空間部に挿通される。この挿通状態において、第1の移動枠21が第2の鏡筒3Bに組み立てられる。その後、メインヨーク47を第2の鏡筒3Bに組み立てることにより、メインヨーク47がバックヨーク48に係合されて、第1の移動枠21の第2の鏡筒3Bからの抜け出しが防止されている。
このとき、メインヨーク47に固定されたマグネット45は、図22に示すように、第1の方向Xに短辺側の2辺を延在させ、第2の方向Yに長辺側の2辺を延在させた状態で配置される。この配置状態において、偏平コイル33に電流を流すと、マグネット45とヨーク46(メインヨーク47及びバックヨーク48)による磁気回路の磁力が、2つのコイル部33a,33bの推進力発生部35a,35bが延在する方向と垂直をなす方向に作用する。そのため、2つのコイル部33a,33bの推進力発生部35a,35bには、フレミングの左手の法則により、ともに第1の方向Xに向かう推進力が発生(作用)する。
また、前記配置状態において、筒状コイル34に電流を流すと、同じくマグネット45とヨーク46による磁気回路の磁力が、筒状コイル34の推進力発生部36が延在する方向と垂直をなす方向に作用する。そのため、筒状コイル34の推進力発生部36には、フレミングの左手の法則により、第2の方向Yに向かう推進力が発生(作用)する。
このように配置されるマグネット45に対して、第1の位置センサである第1のホール素子41は、その磁力検出部の略中央部が、マグネット45の第2の方向Yに延在された長辺の一方である第1の長縁辺45a上であって、その第1の長縁辺45aの中央部から一側(本実施例では、図24において左側)に偏倚した位置に配置されている。この場合には、図24において第1のホール素子41とマグネット45が第1の方向Xに相対的に移動するとき、第1のホール素子41が検出する磁力の磁束密度は、一般に、同図A1に実線で示すような円弧状の第1の特性SP1となる。
第1の特性SP1は、マグネット45の短辺の長さに対応して、曲率半径の比較的小さな曲線からなっている。この第1の特性SP1は、マグネット45の第1の方向Xに延在された幅方向の略中央部において磁束密度が最も強く(大きく)なっている。この幅方向の略中央部をピーク値として、そこから幅方向の両外側(上又は下の長縁辺に近づく側)に移動すると、第1のホール素子41が検出する磁力の磁束密度は、放物線を描くように減少する。
このとき、第1のホール素子41の中央部が第1の長縁辺45aと一致するところの磁束密度をa1とすると、この磁束密度a1の点から第1のホール素子41がマグネット45から離れる方向(図24において紙面の上方向)に移動すると、そのときに検出される磁束密度は、更に減少して磁束密度a0となる。その一方、第1のホール素子41がマグネット45の内側へ入り込む方向(図24において紙面の下方向)に移動すると、そのときに検出される磁束密度は、磁束密度a1よりも増大して磁束密度a2となる。
また、第2の位置センサである第2のホール素子42は、その磁力検出部の略中央部が、マグネット45の第1の方向Xに延在された短辺の一方である第1の短縁辺45b上の略中央部に配置されている。この場合には、図24において第2のホール素子42とマグネット45が第2の方向Yに相対的に移動するとき、第2のホール素子42が検出する磁力の磁束密度は、一般に、同図B1に実線で示すような円弧状の第2の特性SP2となる。
第2の特性SP2は、マグネット45の長辺の長さに対応して、曲率半径の比較的大きな曲線からなっている。この第2の特性SP2は、マグネット45の第2の方向Yに延在された長手方向の略中央部において磁束密度が最も強く(大きく)なっている。この長手方向の略中央部をピーク値として、そこから長手方向の両外側(左又は右の短縁辺に近づく側)に移動すると、第2のホール素子42が検出する磁力の磁束密度は、第1の特性SP1の曲線よりも緩やかな放物線を描くように減少する。
このとき、第2のホール素子42の中央部が第1の短縁辺45bと一致するところの磁束密度をb1とすると、この磁束密度b1の点から第2のホール素子42がマグネット45から離れる方向(図24において紙面の左方向)に移動すると、そのときに検出される磁束密度は、更に減少して磁束密度b0となる。その一方、第2のホール素子42がマグネット45の内側へ入り込む方向(図24において紙面の右方向)に移動すると、そのときに検出される磁束密度は、磁束密度b1よりも増大して磁束密度b2となる。
一方、第1のホール素子41とマグネット45が第1の方向Xに相対的に移動する場合において、第2のホール素子42は、第1の短縁辺45bに沿って第1の方向Xへ移動する。そのため、第2のホール素子42が検出する磁力の磁束密度は、見かけ上では変動することなく、一定値として磁束密度b1が検出される。同様に、第2のホール素子42とマグネット45が第2の方向Yに相対的に移動する場合において、第1のホール素子41は、第1の長縁辺45aに沿って第2の方向Yへ移動する。そのため、第1のホール素子41が検出する磁力の磁束密度は、見かけ上では変動することなく、一定値として磁束密度a1が検出される。
従って、第1のホール素子41の出力(検出値)の増減(増加しているか減少しているか)と第2のホール素子42の出力(検出値)の増減を見ることにより、第1のホール素子41及び第2のホール素子42とマグネット45との間の相対的な移動方向と、その移動量とを知る(検出する)ことができる。
図24において、マグネット45に対して2つのホール素子41,42が相対的に、第1の方向Xの一方である上方向へ移動したものとすると、第1のホール素子41がマグネット45から離れる方向に移動するため、第1のホール素子41の出力は弱く(小さく)なる。このとき、第2のホール素子42は第1の短縁辺45bに沿って移動するため、その出力は変化しない。一方、マグネット45に対して2つのホール素子41,42が相対的に、第1の方向Xの他方である下方向へ移動したものとすると、第1のホール素子41がマグネット45の内側へ入り込む方向に移動するため、第1のホール素子41の出力は強く(大きく)なる。このとき、第2のホール素子42は第1の短縁辺45bに沿って移動するため、その出力は変化しない。
同様に、図24において、マグネット45に対して2つのホール素子41,42が相対的に、第2の方向Yの一方である左方向へ移動したものとすると、第2のホール素子42がマグネット45から離れる方向に移動するため、第2のホール素子42の出力は弱く(小さく)なる。このとき、第1のホール素子41は第1の長縁辺45aに沿って移動するため、その出力は変化しない。一方、マグネット45に対して2つのホール素子41,42が相対的に、第2の方向Yの他方である右方向へ移動したものとすると、第2のホール素子42がマグネット45の内側へ入り込む方向に移動するため、第2のホール素子42の出力は強く(大きく)なる。このとき、第1のホール素子41は第1の長縁辺45aに沿って移動するため、その出力は変化しない。
このマグネット45と2つのホール素子41,42との相対的な位置関係とそのときの出力とを表にしたのが、表1である。この表1から明らかなように、2つのホール素子41,42の出力(磁束密度)の変化を見ることにより、マグネット45と2つのホール素子41,42との間の相対的な移動方向を検出することができる。そして、移動時における磁束密度の変化量を見ることにより、その検出時の磁束密度の強さに基づいて、第1の方向X及び第2の方向Yの移動量(変化量)を検出することができる。
Figure 0004862411
前述したように、第1のホール素子41がマグネット45の第1の長縁辺45aに沿って第2の方向Yへ移動する場合、及び第2のホール素子42がマグネット45の第1の短縁辺45bに沿って第1の方向Xへ移動する場合には、一般的に、第1のホール素子41又は第2のホール素子42の出力は変化しない、とみなして(磁束密度の変化を無視)説明したが、実際には、第1の長縁辺45a及び第1の短縁辺45bにおいても、磁束密度に変化が生じており、その磁束密度変化の影響を無視できない場合がある。そのため、かかる場合には、マグネット45の第1の長縁辺45a及び第1の短縁辺45bにおける磁束密度を均一とし、又はその影響を受けない程度に均一化できるように対策を施すことが好ましい。
図25〜図29は、マグネット45の長縁辺及び短縁辺における磁束密度の均一化対策の具体例を説明する図である。図25は、マグネット45の長縁辺及び短縁辺における磁束密度を均一化させるための原理を説明するもので、マグネット45からの磁束密度を強める(高める)場合には、その部分に対向したバックヨーク48の対向部分に、磁力均一化手段の第1の具体例を示す凸部81を設け、この凸部81によってヨークとマグネット45間の間隔を狭めるようにする。これに対して、マグネット45からの磁束密度を弱める(低める)場合には、その部分に対向したバックヨーク48の対向部分に、磁力均一化手段の第2の具体例を示す凹部82を設け、この凹部82によってヨークとマグネット45間の間隔を広めるようにする。
これら凸部81及び凹部82の形状は、図26及び図27では矩形としたが、長方形は勿論のこと、円形、楕円形、多角形その他の形状であってもよく、その形状は、必要とする一定領域における磁束密度を平均化できるものであれば各種の形状を採用することができる。また、凸部81の高さ及び凹部82の深さは、変化させようとする磁束密度の強さに応じて、適宜に選択して設定する。また、磁力均一化手段の他の例としては、磁力の透過を促進又は抑制してその透過量を調節することができる塗料や、磁力の透過を促進又は抑制できる材料によって形成され或いはそのような材料が塗付された調節層を有するシール部材等を用いることができる。
図25に示すように、バックヨーク48に凸部81を設けることにより、破線で示した初期の磁束密度曲線(SP1,SP2)のうち、低磁束密度部分SPaにおける磁束密度を強めて、修正後の略平均化された平均磁束密度曲線AV(AV1,AV2)まで高めるように修正することができる。また、バックヨーク48に凹部82を設けることにより、破線で示した初期の磁束密度曲線(SP1,SP2)のうち、高磁束密度部分SPbにおける磁束密度を弱くして、修正後の略平均化された平均磁束密度曲線AV(AV1,AV2)まで低めるように修正することができる。
図26〜図29は、前述した実施例のヨーク46の一方を構成するバックヨーク48Aに、2つの凸部81a,81bと2つの凹部82a,82bを設けた実施の例を説明する図である。2つの凸部81a,81bは、図27及び図28Bに示すように、バックヨーク48Aの、メインヨーク47に固定されているマグネット45の第1の短縁辺45bの両端と対向するように設けられている。更に、2つの凸部81a,81bは、バックヨーク48Aの幅方向両側において対称となる位置に配置されており、2つの凸部81a,81bの略中央部を結ぶ線が第1の短縁辺45bと略一致するように設けられている。
また、図27及び図29Bに示すように、2つの凹部82a,82bのうち、第1の凹部82aは、バックヨーク48Aの、メインヨーク47に固定されているマグネット45の第1の長縁辺45aと対向する位置であって、第1の凸部81aから所定距離だけ離れた位置に設けられている。一方、第2の凹部82bは、バックヨーク48Aの、メインヨーク47に固定されているマグネット45の第1の短縁辺45bと対向する位置であって、2つの凸部81a,81bの略中間部に設けられている。
このように2つの凸部81a,81bをバックヨーク48Aの所定位置に配置して設けることにより、図24A2に示すように、前述した第1の短縁辺45bにおける磁束密度の曲線性SP1を補正して、略均一化された直線性に修正することができる。これにより、第1の短縁辺45bに沿って移動する第2のホール素子42の検出値を、適当な測定領域W1において略均一な値として検出することができる。その結果、第2のホール素子42による磁束密度の変化を無くして、第1の方向Xにおける、上述したような相対的な移動に関する方向性及びその移動距離の判断を実行することができる。
同様に、2つの凹部82a,82bをバックヨーク48Aの所定位置に配置して設けることにより、図24B2に示すように、前述した第1の長縁辺45aにおける磁束密度の曲線性SP2を補正して、略均一化された直線性に修正することができる。これにより、第1の長縁辺45aに沿って移動する第1のホール素子41の検出値を、適当な測定領域W2において略均一な値として検出することができる。その結果、第1のホール素子41による磁束密度の変化を無くして、第2の方向Yにおける、上述したような相対的な移動に関する方向性及びその移動距離の判断を実行することができる。
図9に示す電動アクチュエータ23Aは、図26〜図29に示す構成を有するバックヨーク48Aを用いた実施例の説明図である。この電動アクチュエータ23Aは、バックヨーク48Aが2つの凸部81a,81bと2つの凹部82a,82bを有する点を除けば、その他の構成は前述した電動アクチュエータ23と同様であるため、電動アクチュエータ23と同様にして用いることができる。
上述したコイル組立体(偏平コイル33と筒状コイル34からなる。)37とヨーク46(メインヨーク47とバックヨーク48からなる。)とマグネット45によって電動アクチュエータ23が構成されている。この電動アクチュエータ23のうち、偏平コイル33とヨーク46とマグネット45により、第1の移動枠21の動作を介して補正レンズ17を第1の方向Xに移動させる第1の駆動手段である第1の電動アクチュエータが構成されている。また、筒状コイル34とヨーク46とマグネット45により、第1の移動枠21を保持する第2の移動枠22の動作を介して補正レンズ17を第2の方向Yに移動させる第2の駆動手段である第2の電動アクチュエータが構成されている。
このように、本実施例では、1個のマグネット45と1個のヨーク46からなる1組の磁気回路部材によって、第1の駆動手段のための磁気回路と第2の駆動手段のための磁気回路が兼用されている。そのため、駆動手段毎に磁気回路部材を設ける必要がないから、その分だけ部品点数の削減を図ることができると共に、構造を簡単なものとして、装置全体の小型化を図ることができる。更に、本実施例においては、1つのマグネット45が、補正レンズ17の位置を検出する位置検出手段のためのマグネットをも兼用している。そのため、位置検出手段のためのマグネットを別個に設ける必要がないから、更なる構造の簡略化を図ることができると共に、装置全体の小型化、軽量化に大きく寄与することができる。
上述したような構成を有する第1の移動枠21を相対的に移動可能に支持する第2の移動枠22は、図10〜図17及び図21に示すように、平面形状四角形の枠体のうち、1つの角部に円弧部を設けた枠体として形成されている。即ち、第2の移動枠22は、長手方向の一端において互いに直交するように設けた第1の基準枠部22a及び第2の基準枠部22bと、第2の基準枠部22bの他端に連続されると共に第1の基準枠部22aと対向するように平行に形成された第1の対向枠部22cと、第1の基準枠部22aの他端に連続されると共に第2の基準枠部22bと対向するように平行に形成された第2の対向枠部22dと、第1の対向枠部22cの他端と第2の対向枠部22dの他端との間を曲線状に連結する円弧部22eとを有している。
第2の移動枠22の、第1の基準枠部22aと第2の基準枠部22bと第1の対向枠部22cと第2の対向枠部22dと円弧部22eとで囲まれた中央穴49には、第1の移動枠21のレンズ固定部21aの後面側が挿入される。この中央穴49は、第1の移動枠21が第1の方向Xへ所定距離を移動可能とされている一方、第2の方向Yへの移動を制限するように第1の方向Xを長径とする略楕円形に形成されている。
図21等に示すように、第2の移動枠22の第1の基準枠部22aには第1の主軸受部51が設けられ、第2の基準枠部22bには第2の摺動軸受部52が設けられている。そして、第2の移動枠22の第1の対向枠部22cには第1の副軸受部53が設けられ、第2の対向枠部22dには第2の副軸受部54が設けられている。
第1の主軸受部51は、第1の基準枠部22aの長手方向の両端部において一面(前面)側に突出した2つの軸受片51a,51bを有しており、この2つの軸受片51a,51bによって第1の主ガイド軸28が両端支持されている。第1の主軸受部51の一方の軸受片51aには、これを側方(第1の基準枠部22aが延在する方向)に貫通する軸挿入口55が設けられており、この軸挿入口55から第1の主ガイド軸28が挿入可能とされている。軸挿入口55から挿入された第1の主ガイド軸28は、その先端部が他方の軸受片51bに当接するまで挿入することによって位置決めされる。これにより、第1の主ガイド軸28が、2つの軸受片51a,51bに両端支持されている。
第2の基準枠部22bは、前面側に開口した第2の逃げ溝56を有する樋状の部分からなり、その長手方向の両端部に2つの軸受片52a,52bを有する第2の摺動軸受部52が設けられている。2つの軸受片52a,52bには、第2の主ガイド軸57が摺動自在に挿通されている。第2の主ガイド軸57の両端は、2つの軸受片52a,52bの両端からそれぞれ外側に突出されている。第2の主ガイド軸57の両端の突出部は、第2の鏡筒3Bに両端支持されている。この第2の主ガイド軸57は、第1の移動枠21と第2の移動枠22からなる移動枠組立体を第2の鏡筒3Bに装着した後に取り付けられる。このように第2の主ガイド軸57は、移動枠組立体を第2の鏡筒3Bに組み立てるための組立部品であると共に、組立後においては第2の移動枠22を第2の方向Yへガイドするガイド部材としての役割も果している。
第2の基準枠部22bの第2の逃げ溝56内の2箇所には、2つの軸受片52a,52bとの間でグリス溜まり58を形成する半円形の突条部56a,56aが設けられている。各グリス溜まり58には、潤滑剤としてのグリスが充填されて保持される。また、2つの軸受片52a,52bを貫通する軸受穴は、その穴中心が、第2の移動枠22の厚さ方向の略中央部に位置するように設定されている。これにより、平面的に見て直角に交わる第1の主ガイド軸28と第2の主ガイド軸57との関係を、2つの軸が干渉することなく交差する範囲内において、互いの間隔をできるだけ接近させている。これにより、第1の移動枠21と第2の移動枠22からなる移動枠組立体の高さを可及的に低くして、移動枠組立体を薄型化、小型化させるようにしている。
第1の対向枠部22cの第1の副軸受部53と第2の対向枠部22dの第2の副軸受部54は共に、第1の主軸受部51の2つの軸受片51a,51bと同方向の前面側に突出する膨出部からなっている。その一方、第1の副軸受部53には、第2の移動枠22の中央穴49側に開口する第1の開口部61が設けられている。これに対して、第2の副軸受部54には、中央穴49と反対の外側に開口する第2の開口部62が設けられている。
図21等に示すように、第1の副軸受部53は、第1の対向枠部22cが延在する方向に所定の間隔をあけて設けた2つの軸受片53a,53bと、両軸受片53a,53bの上面間に架け渡された上面片53cを有している。この第1の副軸受部53の2つの軸受片53a,53bによって第1の副ガイド軸31が両端支持されている。この第1の副ガイド軸31の内側に、第1の移動枠21に設けた第1の軸係合部27が挿入される第1の開口部61が設定されている。
また、第2の副軸受部54は、第2の対向枠部22dが延在する方向に所定の間隔をあけて設けた2つの軸受片54a,54bと、両軸受片54a,54bの上面間に架け渡された上面片54cを有している。この第2の副軸受部54の2つの軸受片54a,54bによって第2の副ガイド軸64が両端支持されている。この第2の副ガイド軸64の外側に、第2の鏡筒3Bに設けた図示しない第2の軸係合部が挿入される第2の開口部62が設定されている。
第1の主軸受部51に固定支持された第1の主ガイド軸28に対して第1の副軸受部53に固定支持された第1の副ガイド軸31が、段付き状態で平行とされている。また、第2の摺動軸受部52に摺動可能に支持された第2の主ガイド軸57に対して第2の副軸受部54に支持された第2の副ガイド軸64は、略同一平面上で平行とされている。そして、略同一平面上に設定された第2の主ガイド軸57及び第2の副ガイド軸64に対して第1の副ガイド軸31が、略同一平面上に配置されている。
第1の主ガイド軸28は、第1の移動枠21を摺動可能に支持しつつその移動方向を第1の方向Xに規制するガイド部材の役割を有するものであるため、それに必要な長さを有する丸棒として形成されている。即ち、第1の主ガイド軸28の長さは、第1の摺動軸受部26の長さに、第1の移動枠21の移動量(ストローク)と、当該第1の主ガイド軸28の両端を支持するための支持部の長さとを加えた長さに設定されている。また、第2の主ガイド軸57は、第2の移動枠22を摺動可能に支持しつつその移動方向を第2の方向Yに規制するガイド部材の役割を有するものであるため、それに必要な長さを有する丸棒として形成されている。即ち、第2の主ガイド軸57の長さは、第2の摺動軸受部52の長さに、第2の移動枠22の移動量(ストローク)と、当該第2の主ガイド軸57の両端を支持するための支持部の長さとを加えた長さに設定されている。この実施例では、第1の主ガイド軸28と第2の主ガイド軸57は、略同等の長さに設定されている。
これに対して、第1の副ガイド軸31は、第1の移動枠21を支えてその姿勢が変化するのを防止することを主目的とするものであるため、それに必要な長さを有する丸棒として形成されている。即ち、第1の副ガイド軸31の長さは、第1の軸係合部27の長さに、第1の移動枠21の移動量(ストローク)と、当該第1の副ガイド軸31の両端を支持するための支持部の長さとを加えた長さに設定されている。また、第2の副ガイド軸64は、第2の移動枠22を支えてその姿勢が変化するのを防止することを主目的とするものであるため、それに必要な長さを有する丸棒として形成されている。即ち、第2の副ガイド軸64の長さは、第2の軸係合部の長さに、第2の移動枠22の移動量(ストローク)と、当該第2の副ガイド軸64の両端を支持するための支持部の長さとを加えた長さに設定されている。この実施例では、第1の副ガイド軸31と第2の副ガイド軸64は、略同等の長さに設定されていて、主ガイド軸よりも十分に小さく形成されている。
このような構成を有する第1の移動枠21と第2の移動枠22を組み立てることによって構成される移動枠組立体60が着脱可能に装着される第2の鏡筒3Bは、図6及び図7に示すような構成を有している。即ち、第2の鏡筒3Bは、移動枠組立体60が着脱可能の装着される移動枠収納部66を有する鏡筒部67と、この鏡筒部67と一体に設けられたフランジ部68とを有している。フランジ部68は、第2の鏡筒3Bを第1の鏡筒3Aにねじ止めするためのものであり、外面を囲うように展開されている。フランジ部68には、固定ねじが挿通される複数の挿通孔69aと、第1の鏡筒3Aに対して第2の鏡筒3Bを位置決めするための複数の位置決め孔69bが設けられている。
第2の鏡筒3Bの鏡筒部67の内部には、移動枠組立体60の外形形状に見合った空間を有する移動枠収納部66が設けられており、その移動枠収納部66に連通された組立体挿入口71が鏡筒部67に設けられている。組立体挿入口71は、本実施例に置いては、鏡筒部67の下面に下方へ開口するように形成されている。移動枠収納部66は、鏡筒部67と、この鏡筒部67の前側の端面を塞ぐように設けた前端面部67aと、この前端面部67aと所定の間隔をあけて略平行に設けた仕切り面部67bとによって形成されている。前端面部67aと仕切り面部67bには、互いの中心線を一致させるように貫通穴がそれぞれ設けられている。この前端面部67aの貫通穴に第10のレンズ11Aが嵌合され、仕切り面部67bの貫通穴に第11のレンズ11Bが嵌合されて、それぞれ接着剤からなる固着手段によって一体的に構成されている。
更に、鏡筒部67の組立体挿入口71には、ヨーク46のメインヨーク47が取り付けられるヨーク取付部72が設けられている。ヨーク取付部72は、メインヨーク47の両端の側部片47b,47bが挿入される2つのヨーク挿入口72a,72aと、中部片47aに固定されているマグネット45が挿入されるマグネット挿入口72bを有し、3つの挿入口72a,72bは一列に配置されている。また、組立体挿入口71には、第2の主ガイド軸57を両端支持する第2の主軸受部73が設けられている。
第2の主軸受部73は、鏡筒部67に軸受孔を設けることによって形成されている。即ち、第2の主軸受部73は、組立体挿入口71を囲う左右の側面部に、横方向に穿孔された2つの軸受孔73a,73bを設けることによって形成されている。第2の主軸受部73の第1の軸受孔73aは横方向に貫通されている一方、第2の軸受孔73bは、外側への移動を阻止する係止部が設けられている。第2の主軸受部73に対して第2の主ガイド軸57は、移動枠収納部66に移動枠組立体60を装着した後、第1の軸受孔73a側から差し込むことによって組み立てられる。そして、第2の主ガイド軸57の先端が第2の軸受孔73bの底面に当接するまで挿入することによって所定位置に位置決めされる。
また、移動枠収納部66の内部には、装着された移動枠組立体60の第2の移動枠22の第2の副軸受部54に支持されている第2の副ガイド軸64に摺動自在に係合される第2の軸係合部(図示しない)が設けられている。第2の軸係合部は、第1の移動枠21に設けた第1の軸係合部27と略同様の構成を有しており、移動枠収納部66内に突出する突起部に軸係合溝を設けることによって形成されている。この第2の軸係合部は、第2の副ガイド軸64と対応する位置に設定されていて、移動枠収納部66に移動枠組立体60を挿入するだけで、第2の副ガイド軸64が第2の軸係合部に係合するように構成されている。更に、鏡筒部67の前端面部67aと反対側は角筒状に形成されており、ここにはCCD用アダプタ18がねじ止めされている。
前記第1の主ガイド軸28及び第1の副ガイド軸31と、第1の移動枠21の第1の摺動軸受部26及び第1の軸係合部27と、第2の移動枠22の第1の主軸受部51及び第1の副軸受部53により、第1の移動枠21を介して補正レンズ17をレンズ装置1の光軸Lと直交する第1の方向Xにガイドする第1のガイド手段が構成されている。更に、第2の主ガイド軸57及び第2の副ガイド軸64と、第2の移動枠22の第2の摺動軸受部52及び第2の副軸受部54と、第2の鏡筒3Bの第2の主軸受部73及び第2の軸係合部により、第2の移動枠22を介して補正レンズ17をレンズ装置1の光軸Lと直交する方向であって第1の方向Xとも直交する第2の方向Yにガイドする第2のガイド手段が構成されている。
また、第1の主ガイド軸28と第1の副ガイド軸31が、第1の組の2本のガイド軸を構成している。更に、第1の主軸受部51と第1の副軸受部53が、第1の組の2組の固定支持部を構成している。そして、第1の摺動軸受部26と第1の軸係合部27が、第1の組の2組の摺動支持部を構成している。また、第2の主ガイド軸57と第2の副ガイド軸64が、第2の組の2本のガイド軸を構成している。更に、第2の主軸受部73と第2の副軸受部54が、第2の組の2組の固定支持部を構成している。そして、第2の摺動軸受部52と第2の軸係合部が、第2の組の2組の摺動支持部を構成している。
上述したような構成を有する移動枠組立体60及び像ぶれ補正装置5の組立作業は、例えば、次のようにして行われる。まず、移動枠組立体60の組立作業について説明する。この作業は、例えば、第1の移動枠21のレンズ固定部21aに2つの補正レンズ17A,17Bを取り付けることから開始される。次に、偏平コイル33と筒状コイル34からなるコイル組立体37と、2つのホール素子41,42とサーミスタ43を第1の移動枠21のコイル固定部21bの所定位置に取り付ける。この場合、コイル組立体37は、フレキシブル配線板38のコイル接続部38aに予め実装しておき、また、2つのホール素子41,42とサーミスタ43は、同じくフレキシブル配線板38のセンサ接続部38bに予め実装しておくようにするとよい。
次に、補正レンズ17等が取り付けられた第1の移動枠21を、第2の移動枠22に組み立てる。この場合、第2の移動枠22の前面である副軸受部53,54等が突出する側の面に第1の移動枠21の後面を対面させると共に、第1の移動枠21の第1の摺動軸受部26を第2の移動枠22の第1の基準枠部22aに対向させる。そして、第1の移動枠21の第1の軸係合部27を、第1の副軸受部53の第1の開口部61に挿入し、第1の軸係合部27の軸係合溝27aに第1の副ガイド軸31を係合させる。これと前後して、第1の摺動軸受部26を、第1の基準枠部22aに設けた第1の主軸受部51内に挿入する。そして、第1の主軸受部51の第1の軸受片51a側から第1の主ガイド軸28を挿入し、第1の移動枠21に設けた第1の摺動軸受部26を貫通させて先端部を第2の移動枠22に設けた第1の軸受片51bに嵌合させる。
これにより、第1の移動枠21と第2の移動枠22の組立工程が終了する。この状態では、第1の移動枠21は、第1の主ガイド軸28と第1の副ガイド軸31とにガイドされて、そのガイド軸方向(本実施例では第1の方向X)へ所定のストロークだけ移動可能とされている。従って、この場合には、補正レンズ17は、第1の移動枠21の移動量と同じ距離だけ第1の主ガイド軸28の軸方向へ移動可能とされている。
次に、図7に示すように、移動枠組立体60の第1の移動枠21のコイル固定部21bに設けた空間部に、ヨーク46の一部を構成するバックヨーク48を挿入する。そして、バックヨーク48の両端を、その空間部の両側から突出させる。この状態を維持して移動枠組立体60を、コイル組立体37の反対側から第2の鏡筒3Bの移動体収納部66に挿入する。このとき、移動枠組立体60を所定位置まで挿入すると、移動体収納部66内に設けた第2の軸係合部が、第2の移動枠22の第2の副軸受部に設けた第2の開口部62に挿入され、その軸係合溝に第2の副ガイド軸64が係合される。
次に、第2の鏡筒3Bに設けた第2の主軸受部73の第1の軸受片73a側から第2の主ガイド軸57を挿入し、第2の移動枠22に設けた第2の摺動軸受部52を貫通させて先端部を第2の軸受片73bに嵌合させる。その後、ヨーク46の主要部を構成するメインヨーク47を第2の鏡筒3Bのヨーク取付部72に臨ませる。そして、メインヨーク47の両端に設けた側部片47b,47bをヨーク取付部72の2つのヨーク挿入口72a,72aに挿入すると共に、中部片47aに固定されているマグネット45をヨーク取付部72のマグネット挿入口72bに挿入する。このとき、メインヨーク47が所定の深さまで挿入されると、各側部片47bの先端に設けた係合片47cが、バックヨーク48の両端に設けた切欠き部48aに係合される。
これにより、第2の鏡筒3Bに対する移動枠組立体60の組立工程が終了する。このとき、メインヨーク47がバックヨーク48に係合することにより、第2の鏡筒3Bからの移動枠組立体60の抜け出しが防止される。この組立状態では、第2の移動枠22は、第2の主ガイド軸57と第2の副ガイド軸64とにガイドされて、そのガイド軸方向(本実施例では第2の方向Y)へ所定のストロークだけ移動可能とされている。従って、像ぶれ補正装置5全体として補正レンズ17は、第1の方向X及び第2の方向Yへ、それぞれ所定距離だけ移動可能とされている。
この実施例では、第1の主ガイド軸28と第1の副ガイド軸31が延在する方向を第1の方向Xとし、これらと直交する方向であって第2の主ガイド軸57と第2の副ガイド軸64が延在する方向を第2の方向Yとして設定している。しかしながら、第1及び第2の方向X,Yは、この実施例とは逆の方向であってもよいことは勿論である。
このような構成を有する像ぶれ補正装置5の作用は、次のようなものである。像ぶれ補正装置5の補正レンズ17の移動は、フレキシブル配線板38を介して電動アクチュエータ23の偏平コイル33と筒状コイル34に対して適宜な値の駆動電流を選択的に又は同時に供給することによって実行される。
この場合に、像ぶれ補正装置5の偏平コイル33と筒状コイル34が第1の移動枠21に取り付けられており、その第1の移動枠21が第2の移動枠22に対して、第1のガイド手段により特定された方向に移動可能に支持されている。そして、第2の移動枠22が後部鏡筒である第2の鏡筒3Bに対して、第2のガイド手段により特定された方向に移動可能に支持されている。本実施例では、偏平コイル33の2つのコイル部33a,33bの推進力発生部35a,35bを第2の方向Y(例えば水平方向)に延在し、筒状コイル34の推進力発生部36を第1の方向X(例えば垂直方向)に延在するように配置している。
また、第2の鏡筒3Bが、前部鏡筒である第1の鏡筒3Aに固定されていて、その第1の鏡筒3Aを介して撮像装置に取付けられている。この第2の鏡筒3Bには、メインヨーク47とバックヨーク48で構成されたヨーク46が装着されていて、両ヨーク47,48を組み合わせることによって第2の鏡筒3Bに固定されている。このとき、メインヨーク47に固定されているマグネット45が偏平コイル33の2つのコイル部33a,33bの推進力発生部35a,35bに対向され、その下方に筒状コイル34の推進力発生部36が対向されている。そして、筒状コイル34の穴内にバックヨーク48が挿通されていて、これによりマグネット45の磁力が2つの推進力発生部35a,35b及び推進力発生部36を垂直に透過する磁気回路が構成されている。
このように構成したことにより、マグネット45による磁気回路の磁束が偏平コイル33の推進力発生部35a,35bと筒状コイル34の推進力発生部36を垂直に透過するように作用する。これに対して、ヨーク46とマグネット45が第2の鏡筒3Bに固定されているため、マグネット45の磁力によって発生する推進力により、補正レンズ17が第1の方向Xと第2の方向Yに移動される。
即ち、偏平コイル33とマグネット45とヨーク46とからなる第1の電動アクチュエータの作動により、補正レンズ17が第1のガイド手段によりガイドされて第1の方向Xに所定の範囲内で移動される。また、筒状コイル34とマグネット45とヨーク46とからなる第2の電動アクチュエータの作動により、補正レンズ17が第2のガイド手段によりガイドされて第2の方向Yに所定の範囲内で移動される。従って、補正レンズ17は、第1のガイド手段と第2のガイド手段の作用により、所定の範囲内において、第1の方向X及び第2の方向Yのいずれの方向に対しても自由に移動することができる。
いま、偏平コイル33に電流を流すと、その推進力発生部35a,35bが第2の方向Yに延在されているため、その推進力発生部35a,35bにおいて電流は第2の方向Yに流れる。このとき、磁気回路の磁束が推進力発生部35a,35bに対して垂直をなす上下方向に作用しているため、フレミングの法則により、マグネット45及びヨーク46には第1の方向Xに向かう力が作用する。これにより、偏平コイル33が固定された第1の移動枠21が、第1のガイド手段にガイドされて第1の方向Xに移動する。その結果、第1の移動枠21に保持された補正レンズ17が、偏平コイル33に流された電流の大きさに応じて、第1の移動枠21と共に第1の方向Xに移動することになる。
一方、筒状コイル34に電流を流すと、その推進力発生部36が第1の方向Xに延在されているため、その推進力発生部36において電流は第1の方向Xに流れる。このとき、磁気回路の磁束が推進力発生部36に対して垂直をなす上下方向に作用しているため、フレミングの法則により、マグネット45及びヨーク46には第2の方向Yに向かう力が作用する。これにより、第1の移動枠21を保持する第2の移動枠22が、第2のガイド手段にガイドされて第2の方向Yに移動する。その結果、第1の移動枠21に保持された補正レンズ17が、筒状コイル34に流された電流の大きさに応じて、第1の移動枠21及び第2の移動枠22と共に第2の方向Yに移動することになる。
また、偏平コイル33と筒状コイル34に同時に電流を流すと、上述した偏平コイル33による移動動作と筒状コイル34による移動動作とが複合的に実行される。即ち、偏平コイル33に流れる電流の作用によって補正レンズ17が第1の方向Xに移動すると同時に、筒状コイル34に流れる電流の作用によって補正レンズ17が第2の方向Yに移動する。その結果、補正レンズ17が斜め方向に移動して、レンズ系2の像ぶれを補正することになる。
このような構成及び作用を備えた像ぶれ補正装置5が、図1〜図3に示すように、レンズ装置1に取り付けられている。像ぶれ補正装置5は、レンズ鏡筒3の第2の鏡筒3Bの側面に設けた組立体挿入口71から出し入れされ、移動枠収納部66に対して着脱可能に装着される。この場合、本発明の像ぶれ補正装置5は、1個の装置としてユニット化されて構成されているため、その着脱操作を極めて簡単且つ迅速に行うことができる。
次に、像ぶれ補正装置5が装着されたレンズ装置1のレンズ系2の作用を、図4を参照して説明する。レンズ系2の対物レンズである第1のレンズ7Aを被写体に向けると、被写体からの光が第1のレンズ7Aからレンズ系2内に入力される。このとき、第1のレンズ7Aを透過した光は、第2のレンズ7B及び第3のレンズ7Cを透過した後、レンズ系2の光軸Lに沿ってCCD4に向かって移動する。即ち、1群レンズ7の第3のレンズ7Cを出た光は、第4のレンズ8Aと第5のレンズ8Bと第6のレンズ8Cからなる2群レンズ8を透過し、第7のレンズである3群レンズ9と、第8のレンズ10Aと第9のレンズ10Bからなる4群レンズ10を経て、5群レンズ11の第10のレンズ11A及び第1の補正レンズ17Aと第2の補正レンズ17Bからなる補正レンズ17を透過し、更に5群レンズ11の第11のレンズ11Bを透過する。これにより、光学フィルタ19を経てCCD4の結像面に、被写体に対応した画像が結像される。
この場合、撮影時において、レンズ装置1に手ぶれや振動が生じていないときには、被写体からの光は、実線で示す光6Aのように、1群レンズ〜5群レンズのそれぞれ中心部を光軸Lに沿って移動する。そのため、CCD4の結像面において所定位置に像を結ぶことになり、像ぶれを生ずることなく綺麗な画像を得ることができる。
一方、撮影時において、レンズ装置1に手ぶれや振動が発生すると、被写体からの光は、一点鎖線で示す光6Bのように、傾いた状態で1群レンズ7に入力されることになる。その入射光6Bは、1群レンズ〜5群レンズのそれぞれにおいて、光軸Lからずれた状態で透過することになるが、その手ぶれ等に応じて補正レンズ17を所定量移動させることにより、その手ぶれ等を補正することができる。これにより、CCD4の結像面において所定位置に像を結ぶことができ、像ぶれを解消して綺麗な画像を得ることができる。
このレンズ装置1の手ぶれや振動等の有無は、ぶれ検出手段によって検出する。このぶれ検出手段としては、例えば、ジャイロセンサを用いることができる。このジャイロセンサをレンズ装置1と共にカメラ本体に搭載し、撮影者の手の震えや揺れ等によってレンズ装置1に働く加速度、角速度、角加速度等を検出するようにする。このジャイロセンサで検出した加速度や角速度等の情報を制御装置に供給し、CCD4の結像面において所定位置に像を結ぶように、第1の方向Xの揺れに対しては第1の移動枠21を第1の方向Xに移動し、第2の方向Yの揺れに対しては第2の移動枠22を第2の方向Yに移動するように、第1の電動アクチュエータと第2の電動アクチュエータからなる電動アクチュエータ23を駆動制御する。
図30及び図31は、前述したような構成を有するレンズ装置1を備えた撮像装置の第1の実施の例を示す光ディスク式撮像装置(ディスク式ビデオカメラ)100を現した図である。この光ディスク式撮像装置は、情報記憶メディアであるディスク状記録媒体の一具体例として示す直径8cmの光ディスクDVD−R(Digital Video Disc−Recordable)を使用し、光学的な画像を撮像手段の一具体例を示すCCD(固体撮像素子)で電気的な信号に変換してDVD−Rに記録したり、液晶モニタ等の表示装置に表示できるようにしたものである。
しかしながら、本発明が適用される撮像装置としては、この実施例で示す光ディスク式撮像装置100に限定されるものではなく、光磁気ディスク式撮像装置、磁気ディスク式撮像装置等のようにディスク状記録媒体を用いて情報信号の記録を可能とした撮像装置は勿論のこと、他の形式の情報記憶メディア、例えば、テープ状記録媒体、半導体記録媒体等を用いた撮像装置に適用できるものである。
光ディスク式撮像装置100は、着脱自在に装着される光ディスク(DVD−R)を回転駆動して情報信号の記録(書き込み)及び再生(読み出し)を行うディスクドライブ装置101と、このディスクドライブ装置101の駆動制御等を行う図示しない制御回路と、被写体の像を光として取り込んでCCD4に導く前記レンズ装置1と、これらディスクドライブ装置101等が収納される外装ケース102と、この外装ケース102に回動自在に取り付けられてディスク収納部103を開閉可能に覆うことができるディスク蓋104等を備えて構成されている。
外装ケース102は、三重に重ね合わせるように組み合わされるディスク側パネル105、中央部パネル106及び表示装置側パネル107と、レンズ装置1の光軸方向の前後に配置されてこれらのパネル105〜107と組み合わされるフロントパネル108及びリアパネル109と、中央部パネル106の内側に配置される図に表れない仕切りパネルとからなり、これらのパネル105〜109によって中空の筐体が構成されている。そして、仕切りパネルのディスク側パネル105側の面に、マウントインシュレータを介してディスクドライブ装置101が弾性的に支持されている。これらのパネル105〜109は、互いに重ね合わされた適当な部分において、或いは他の部材を介して固定ネジからなる固着手段によって組立・分解可能に構成されている。
レンズ装置1は、外装ケース102の上部に内蔵された状態で固定されており、その対物レンズ7Aがフロントパネル108の上部を前方に貫通して前面に露出されている。なお、図示しないが、外装ケース102の内部において、レンズ装置1の後方にCCDが配置されており、そのCCDの後方にビューファインダ111が配置されている。
ビューファインダ111は外装ケース102の上部に露出されており、ファインダ移動機構によってレンズ装置1の光軸方向へ所定距離だけ進退移動可能に構成されている。このビューファインダ111は、前側を回動中心として後側が上下方向へ回動可能に構成されている。これによりビューファインダ111は、レンズ装置1の光軸と平行をなす水平状態から、後部を上方へ持ち上げた上向き状態まで所定角度範囲(本実施例では約90度)内で任意角度に角度調節可能とされている。このビューファインダ111の角度調整は、ファインダ移動機構の前端部から後端部までの任意の位置において実行できるようになっている。
更に、外装ケース102の上部には、ビデオライトや外付けマイクロホン等のアクセサリーが着脱自在に装着されるアクセサリーシュー112が取り付けられている。アクセサリーシュー112はビューファインダ111の直前に配置されており、このビューファインダ111を後方へ移動させたときに、アクセサリーシュー112への挿入口が開口されるようになされている。この挿入口を開口させた状態においてアクセサリーの装着が可能であり、アクセサリーの装着後、ビューファインダ111を前方へ移動させると、その挿入口が閉口されてアクセサリーの取り外しが不能となる。このアクセサリーシュー112には、通常、不使用時に空間部分を埋める蓋体をなすシューキャップ113が装着される。
また、フロントパネル108の前面には、上から順にリモコン受光部114とマイク端子とステレオ方式の内蔵マイクロホン116が配置されている。リモコン受光部114は、リモコン操作のための受信部である。このリモコン受光部114は、焦点を自動的に調整する等のために用いられる赤外線を発光する赤外線発光部も兼ねている。また、マイク端子は映像端子と音声端子とからなり、これらの端子は端子カバー115によって開閉可能に覆われている。
図示しないが、外装ケース102のリアパネル109には、電源バッテリーが着脱自在に装着されるバッテリー収納部が設けられている。バッテリー収納部は、リアパネル109の背面及び下面に開口されており、電源バッテリーは後方斜め下方から差し込み、また同方向へ取り出し可能とされている。更に、リアパネル109には、吊り下げ用ストラップのための2個の支持金具117が取り付けられている。
図30に示すように、外装ケース102の表示装置側パネル107には、表示装置120が姿勢変更可能に取り付けられている。表示装置120は、図示しない平板状の液晶モニタと、この液晶モニタが収納されたパネルケースと、このパネルケースを外装ケース102に対して姿勢変更可能に支持するパネル支持部とから構成されている。パネル支持部は、垂直軸を回動中心としてパネルケースを水平方向に略90度回動可能とした水平回動機能と、水平軸を回動中心としてパネルケースを前後方向から下方向までの略270度回動可能とした前後回動機能とを有している。
これにより、表示装置120は、図30に示すように外装ケース102の側面に収納した収納状態と、パネルケースを90度回動させて液晶モニタを後方へ対向させた状態と、パネルケースを180度回動させて液晶モニタを前方へ対向させた状態と、それらの中間位置の状態等を任意に取ることができるようになっている。更に、表示装置側パネル107の上部には、複数の操作ボタンからなる操作部121が設けられている。
図31に示すように、外装ケース102の一方の側面には、ディスク状記録媒体が着脱可能に装着されるディスク収納部103が設けられている。ディスク収納部103は、ディスクドライブ装置101の一部を露出させるための開口部を有する一定領域からなり、この実施例では、ディスク状記録媒体の一具体例として示す直径8cmの光ディスク(DVD−R)に対応する大きさの領域として形成されている。このディスク収納部103の略中央部にはディスクドライブ装置101の回転駆動手段であるテーブル回転装置122が配置され、その略中央部に配置したターンテーブル123に対して、光ディスクが着脱可能に構成されている。
ディスクドライブ装置101は、シャーシ125を介して外装ケース102に固定されている。このディスクドライブ装置101が配置されたディスク収納部103は、ディスク側パネル105に側面部を回動自在に支持されたディスク蓋104によって開閉可能に覆われている。ディスク蓋104は、ディスク収納部103の形状に見合う形状とされており、背面側に取り付けた蓋回動軸部126によって外装ケース102に固定されている。ディスク蓋104は、ディスク収納部103を覆う平面部104aと、この平面部104aの外周縁の略全周に亘って連続された周面部104bとを有している。このディスク蓋104の周面部104bは、ディスク側パネル105のディスク収納部103の外周側切欠き部と嵌り合うように構成されている。
蓋回動軸部126は、図示しないが、ディスク蓋104の背面側に設けた方形部104cを貫通する支持軸と、この支持軸の両端を固定的に支持する一対の軸受片を有する軸受部材とからなり、軸受部材をディスク側パネル105に固定することによってディスク蓋104が回動自在に支持されている。この蓋回動軸部126には、ディスク蓋104の最大開き角度(例えば、90度)を設定するストッパ部が設けられている。
このような蓋回動軸部126が、その支持軸の軸方向を上下方向に設定してディスク側パネル105に取り付けられている。これにより、ディスク蓋104が蓋回動軸部126を介してディスク側パネル105の後部に回動可能に支持されている。その結果、ディスク蓋104は、ディスク式撮像装置100の正面を前側として前開きによって側方へ略90度開放動作させることができる。なお、蓋回動軸部126には、一定の開放角度の範囲内においてディスク蓋104を任意の開放位置で静止させることができると共に、その開放角度を超えたときにはディスク蓋104を開放側へ付勢するようにバネ部材が装着されている。
ディスク側パネル105と中央部パネル106との間には、図示しないが、ディスク蓋104の蓋開閉機構が設けられている。この蓋開閉機構は、ディスク収納部103を閉じた状態のディスク蓋104を、その閉じ状態においてロックする機能と、そのロックを解除する機能とを有するものである。この蓋開閉機構に対応させて、ディスク蓋104の内面にはロック部材127が取り付けられている。
また、ディスク側パネル105には、ディスク蓋104を囲うようにハンドベルト131が取り付けられている。ハンドベルト131は、外装ケース102の把持部102aを握るユーザーの手を支え、ディスク式撮像装置100の取り落とし等を防止するものである。このハンドベルト131は、両端がディスク側パネル105に固定されたベルト部材132と、このベルト部材132に装着されてユーザーの手の甲部分に当接される保護パッド133とから構成されている。ベルト部材132の一端はディスク側パネル105の前側下部に固定された取付金具134に連結され、他端はディスク側パネル105の後側中途部に設けた貫通穴から内側に挿入されて、その内部に取り付けられた取付金具に固定されている。
ディスク側パネル105の後部には、図示しないが、電源ボタンとモード切換ダイヤルと録画ボタンが配置されている。モード切換ダイヤルはリング状をなしていて、その穴内に電源ボタンが収納されている。電源ボタンはプッシュ・プッシュ方式のスイッチ手段からなり、その押圧動作によって電源バッテリーからの電力供給がオン・オフされる。モード切換ダイヤルは録画等の動作モードを選択するためのもので、その回動操作によって「静止画モード」と「動画モード」と「見る・編集モード」との3態様の中から任意のモードを選択することができる。また、録画ボタンはプッシュ・プッシュ方式のスイッチ手段からなり、その押圧動作によって動画撮影のスタートとストップが繰り返される。
更に、図31に示すように、ディスク側パネル105の後側上部には、シャッタボタン136とズームレバー137が配置されている。シャッタボタン136は静止画を撮影するためのもので、その押圧操作により、1回の押圧操作毎に1つの静止画が撮影される。また、ズームレバー137は撮影時や再生時等において画像を拡大したり縮小したりするためのもので、その操作量に応じて一定の範囲内で倍率を無段階に調整することができるようになっている。
前記外装ケース102を構成するディスク側パネル105、中央部パネル106、表示装置側パネル107、フロントパネル108及びリアパネル109の材料としては、例えば、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂)が好適である。しかしながら、ABSに限定されるものではなく、その他のエンジニアリングプラスチックを適用できることは勿論のこと、合成樹脂以外にもアルミニウム合金等の金属を用いることもできる。
また、外装ケース102の内部は仕切りパネルによって左右方向(レンズ装置1の光軸と交差する方向)に仕切られており、これにより、ディスク蓋104側の第1の室と表示装置側の第2の室とに分けられている。仕切りパネルは板状の部材からなり、固定ネジによって外装ケース102の内部に締付固定されている。仕切りパネルの材料としては、例えば、ステンレス鋼(SUS)が好適であるが、スチール鋼、アルミニウム合金その他の金属を適用できることは勿論のこと、金属以外のエンジニアリングプラスチックを用いることもできる。
図示しないが、外装ケース102の第1の室にはディスクドライブ装置101が収納され、第2の室にはレンズ装置1と制御回路部等が収納されている。そのため、仕切りパネルの一面側にはディスクドライブ装置101を支持するための複数個の支持突起が設けられ、他面側にはレンズ装置1やプリント基板等を支持するための複数個の支持片が設けられている。制御回路部は、例えば、マイクロコンピュータや記憶装置(RAM,ROM)、コンデンサや抵抗その他の電子部品と、これらの電子部品が搭載されるプリント基板等によって構成されている。
ディスクドライブ装置101は、仕切りパネル等のケース側の部材を介して外装ケース102に取り付けられるシャーシ125と、このシャーシ125に固定されるテーブル回転装置122と、ピックアップの一具体例を示す光学ピックアップ装置140と、この光学ピックアップ装置140をテーブル回転装置122に対して接近又は離反させるように光ディスクの半径方向に所定範囲内で往復移動させるピックアップ送り手段であるピックアップ送り装置等を備えて構成されている。
光学ピックアップ装置140は、光ディスクの情報記録面に対向されるピックアップレンズ141を有する二軸アクチュエータが搭載されたスライド部材142と、このスライド部材142に搭載されたレーザダイオードやフォトダイオード等の電子部品と、同じくスライド部材142に搭載されたビームスプリッタや反射ミラーその他の光学部品等から構成されている。スライド部材142は、図示しないが、互いに平行に配置された2本のガイド軸にガイドされてテーブル回転装置122に対して進退移動(接近及び離反)可能に構成されている。これらテーブル回転装置122とシャーシ125と光学ピックアップ装置140とピックアップ送り装置とその他の関連機構、装置等によって光学式のディスクドライブ装置101が構成されている。
このような構成を有するディスクドライブ装置101が、図30及び図31に示すディスク式撮像装置100の外装ケース102内の所定位置に取り付けられている。そして、ディスク収納部103の略中央部にテーブル回転装置122のターンテーブル123が配置されていて、そのディスク収納部103がディスク蓋104によって開閉可能とされている。このときディスク蓋104は、蓋開閉機構によってディスク収納部103を閉じる蓋閉じ位置にロックされ、また、そのロックを解除することによってディスク収納部103が開放される。
このような構成を有するディスク式撮像装置100によれば、被写体を撮影することにより、その被写体の画像に対応したデジタル信号を発生させて、液晶ディスプレイ等の表示装置にその画像を表示したり、内蔵された記憶装置や外付けされる記憶装置等にその画像に対応した情報信号を記録したりすることができる。
図32は、前述した像ぶれ補正装置5の制御概念を説明するブロック図である。制御部150は、像ぶれ補正演算部151とアナログサーボ部152と駆動回路部153と4つの増幅器(AMP)154A,154B,155A,155B等を備えて構成されている。像ぶれ補正演算部151には、第1の増幅器(AMP)154Aを介して第1のジャイロセンサ156が接続されていると共に、第2の増幅器(AMP)154Bを介して第2のジャイロセンサ157が接続されている。
第1のジャイロセンサ156は、ディスク式撮像装置100に付加された手ぶれ等による第1の方向Xの変位量を検出し、第2のジャイロセンサ157は、ディスク式撮像装置100に付加された手ぶれ等による第2の方向Yの変位量を検出するものである。この実施例では、2個のジャイロセンサを設けて第1の方向Xの変位量と第2の方向Yの変位量を個別に検出する例について説明したが、1個のジャイロセンサで第1の方向Xと第2の方向Yの2方向の変位量を検出する構成としてもよいことは勿論である。
像ぶれ補正演算部151にはアナログサーボ部152が接続されている。アナログサーボ部152は、像ぶれ補正演算部151により算出された値をデジタル値からアナログ値に変換し、そのアナログ値に対応した制御信号を出力するものである。アナログサーボ部152には駆動回路部153が接続されている。駆動回路部153には、第3の増幅器(AMP)155Aを介して第1の位置検出素子である第1のホール素子41が接続されると共に、第4の増幅器(AMP)155Bを介して第2の位置検出素子である第2のホール素子42が接続されている。更に、駆動回路部153には、第1の方向の駆動コイルである偏平コイル33と、第2の方向の駆動コイルである筒状コイル34がそれぞれ接続されている。
第1のホール素子41によって検出された第1の移動枠21の第1の方向Xの変位量が、第3の増幅器155Aを介して駆動回路部153に入力される。また、第2のホール素子42によって検出された第1の移動枠21の第2の方向Yの変位量が、第4の増幅器155Bを介して駆動回路部153に入力される。これらの入力信号とアナログサーボ部152からの制御信号に基づいて駆動回路部153では、像ぶれを補正するように補正レンズ17を移動するため、偏平コイル33と筒状コイル34の一方又は両方に対して所定の制御信号を出力する。
図33は、前述したような構成及び作用を有する像ぶれ補正装置5を備えたディスク式撮像装置100の概略構成の第1の実施の例を示すブロック図である。このディスク式撮像装置100は、像ぶれ補正装置5を有するレンズ装置1と、制御装置の中心的役割をなす制御部160と、この制御部160を駆動するためのプログラムメモリやデータメモリその他のRAMやROM等を有する記憶装置161と、電源のオン・オフや撮影モードの選択或いは撮影等のための各種の指令信号等を入力する操作部162と、撮影された映像等を表示する表示装置120と、記憶容量を拡大する外部メモリ163等を備えて構成されている。
制御部160は、例えば、マイクロコンピュータ(CPU)を有する演算回路等を備えて構成されている。この制御部160に、記憶装置161と操作部162とアナログ信号処理部164とデジタル信号処理部165と2つのA/D変換器166,167とD/A変換器168とタイミングジェネレータ(TG)169が接続されている。アナログ信号処理部164は、レンズ装置1に取り付けられたCCD4に接続されており、CCD4から出力される撮影画像に対応したアナログ信号によって所定の信号処理を実行する。このアナログ信号処理部164は第1のA/D変換器166に接続されており、このA/D変換器166によって出力がデジタル信号に変換される。
第1のA/D変換器166にはデジタル信号処理部165が接続されており、第1のA/D変換器166から供給されたデジタル信号によって所定の信号処理を実行する。このデジタル信号処理部165には表示装置120と外部メモリ163が接続されており、その出力信号であるデジタル信号に基づいて、被写体に対応した画像が表示装置120に表示され、或いは外部メモリ163に記憶される。また、第2のA/D変換器167には、ぶれ検出部の具体例を示すジャイロセンサ171が接続されている。このジャイロセンサ171によってディスク式撮像装置100の振れや揺れ等が検出され、その検出結果に応じて像ぶれ補正が実行される。
また、D/A変換器168には、像ぶれ補正のためのサーボ演算部である駆動制御部172が接続されている。駆動制御部172は、補正レンズ17の位置に応じて像ぶれ補正装置5を駆動制御することにより像ぶれを補正するものである。駆動制御部172には、像ぶれ補正装置5と、第1の移動枠21の位置を検出することによって補正レンズ17の位置を検出する位置検出手段である第1のホール素子41と第2のホール素子42が接続されている。なお、タイミングジェネレータ(TG)169はCCD4と接続されている。
かくして、被写体の像がレンズ装置1のレンズ系2に入力されてCCD4の結像面に結像されると、その画像信号がアナログ信号として出力され、アナログ信号処理部164で所定の処理が実行された後、第1のA/D変換器166によってデジタル信号に変換される。第1のA/D変換器166からの出力は、デジタル信号処理部165で所定の処理が実行された後、被写体に対応した画像として表示装置120に表示され、或いは外部メモリ163に記憶情報として記憶される。
このような撮影状態において、像ぶれ補正装置5が動作状態にあるものとして、ディスク式撮像装置100に振れや揺れ等が生じると、ジャイロセンサ171がその振れや揺れ等を検出して、その検出信号を制御部160に出力する。これを受けて制御部160では、所定の演算処理を実行して、像ぶれ補正装置5の動作を制御する制御信号を駆動制御部172に出力する。これにより、駆動制御部172では、制御部160からの制御信号に基づいて所定の駆動信号を像ぶれ補正装置5に出力し、電動アクチュエータ23の動作を介して第1の移動枠21を第1の方向Xと第2の方向Yにそれぞれ所定量だけ移動する。その結果、補正レンズ17がその光軸をレンズ系2の光軸Lと一致させる方向に移動し、この補正レンズ17の動作を介して像ぶれが解消され、綺麗な画像を得ることができる。
図34は、前述したような構成及び作用を有する像ぶれ補正装置5を備えたディスク式撮像装置100Aの概略構成の第2の実施の例を示すブロック図である。このディスク式撮像装置100Aは、外装ケース102と、像ぶれ補正装置5を有するレンズ装置1と、制御装置の中心的役割をなす映像記録/再生回路部180と、この映像記録/再生回路部180を駆動するためのプログラムメモリやデータメモリその他のRAMやROM等を有する内蔵メモリ161と、撮影された映像等を所定の信号に処理する映像信号処理部181と、撮影された映像等を表示する表示装置120と、記憶容量を拡大する外部メモリ163と、像ぶれ補正装置5を駆動制御する補正レンズ制御部182等を備えて構成されている。
映像記録/再生回路部180は、例えば、マイクロコンピュータ(CPU)を有する演算回路等を備えて構成されている。この映像記録/再生回路部180に、内蔵メモリ161と映像信号処理部181と補正レンズ制御部182とモニタ駆動部183と2つのインタフェース(I/F)186,187が接続されている。映像信号処理部181は、レンズ装置1に取り付けられたCCD4に増幅器184を介して接続されており、所定の映像信号に処理された信号が映像記録/再生回路部180に入力される。補正レンズ制御部182には、補正レンズ17を駆動制御する像ぶれ補正装置5のレンズ駆動部が接続されていると共に、その補正レンズ17の位置を検出する2つのホール素子(位置センサ)41,42が接続されている。
表示装置120は、モニタ駆動部183を介して映像記録/再生回路部180に接続されている。第1のインタフェース(I/F)186にはコネクタ185が接続されており、このコネクタ185に外部メモリ163が着脱自在に接続可能とされている。第2のインタフェース(I/F)187には、外装ケース120に設けた接続端子189が接続されている。また、第3のインタフェース(I/F)188の一端には補正レンズ制御部182が接続されていて、その他端には加速度センサ191が接続されている。この加速度センサ191は、ディスク式撮像装置100Aに付加される振れや揺れ等による変位を加速度として検出するもので、例えばジャイロセンサを適用することができる。
かくして、被写体の像がレンズ装置1のレンズ系2に入力されてCCD4の結像面に結像されると、その画像信号が増幅器184を介して映像信号処理部181に入力される。この映像信号処理部181で所定の映像信号に処理された信号が映像記録/再生回路部180に入力される。これにより、映像記録/再生回路部180から被写体の像に対応した信号がモニタ駆動部183と、内蔵メモリ161又は外部メモリ163に出力される。その結果、モニタ駆動部183を介して表示装置120に被写体の像に対応した画像が表示され、或いは、必要に応じて情報信号として内蔵メモリ161又は外部メモリ163に記憶される。
このような撮影状態において、像ぶれ補正装置5が動作状態にあるものとして、ディスク式撮像装置100Aに振れや揺れ等が生じると、加速度センサ191がその振れや揺れ等を検出し、その検出信号を補正レンズ制御部182を介して映像記録/再生回路部180に出力する。これを受けて映像記録/再生回路部180では、所定の演算処理を実行して、像ぶれ補正装置5の動作を制御する制御信号を補正レンズ制御部182に出力する。この補正レンズ制御部182では、映像記録/再生回路部180からの制御信号に基づいて所定の駆動信号を像ぶれ補正装置5に出力し、第1の移動枠21を第1の方向Xと第2の方向Yにそれぞれ所定量だけ移動する。これにより、補正レンズ17の移動を介して像ぶれを解消し、綺麗な画像を得ることができる。
以上説明したように、本発明の像ぶれ補正装置、その像ぶれ補正装置を有するレンズ装置、及びそのレンズ装置を備えた撮像装置によれば、像ぶれ補正装置5が、マグネット45とヨーク46からなる1組の磁気回路部材によって、第1の方向Xの駆動手段のための磁気回路と第2の方向Yの駆動手段のための磁気回路とを兼用する構成としたため、使用する部品の点数を削減することができ、位置検出手段の構成を簡単なものとしつつ補正レンズの位置を検出する精度を高めることができる。その結果、像ぶれ補正装置全体の小型化、軽量化を図ることができ、この像ぶれ補正装置5を用いたレンズ装置と、そのレンズ装置を備える撮像装置全体の小型化、軽量化を実現することができる。
また、マグネットに対向するヨークの長縁辺及び短縁辺に、凸部又は凹部等の磁力均一化手段を設けるようにしたため、マグネットの中央部と周辺部の磁束密度の強さを略均一化させて、磁束密度の差を小さくすることができる。これにより、相対的移動方向に対応した一方のホール素子により検出される磁束密度の変化の影響(干渉)を無くし、位置検出の精度を向上させることができる。しかも、対向ヨークの形状等を変化させるだけで対向が可能であるから、コストアップを招くこともない。なお、磁力均一化手段の凸部又は凹部は、ヨークと一体でなくてもかまわない。
更に、第2の鏡筒3Bに2枚のレンズを固定し、この2枚のレンズの間に補正レンズ17を出し入れする構成としたため、レンズ光軸の位置合わせの精度を向上することができる。更に、第2の移動枠を第2の方向にガイドするガイド軸を用いて第2の移動枠を第2の鏡筒3Bに支持すると共に、その第2の移動枠の回転を阻止する軸係合部を第2の鏡筒3Bに設ける構成としたため、ガイド機構の部品点数を削減できると共に、摺動部分のガタを少なくして精度の向上を達成することができる。
また、補正レンズ17を第1の方向Xに駆動する推進力を発生する第1のコイル(偏平コイル33)と、補正レンズ17を第2の方向Yに駆動する推進力を発生する第2のコイル(筒状コイル34)を第1の移動枠21に固定し、これらコイルの推進力発生部35a,35b,36に磁束を与えるマグネット45を第2の鏡筒3Bに固定し、可動部がマグネットを持たない構成としたため、可動部の質量を大きくすることなく、マグネット45を厚く大きくして磁束を強くし、電動アクチュエータ23が発生する推進力を大きくすることができる。このことは逆に、同じ大きさの推進力を発生する場合には、コイルの巻数を少なくすることができるため、コイルの小型化を図り、可動部の質量を小さくすることができる。
しかも、第2の鏡筒3Bに対して、ヨーク46を介してマグネット45を移動させることが可能であるため、マグネット45の位置を動かすことによって、2つのホール素子41,42の出力を調整することができる。更に、サーミスタ43を2つのホール素子41,42の近傍に配置する構成としたため、温度補正の精度を高めることができる。そして、サーミスタ43の配線を、電動アクチュエータ23の駆動コイルと位置検出用のホール素子41,42の間に配置したことにより、ダミーパターンと同じ効果(駆動コイルの配線から発生するノイズが、ホール素子の配線に飛ばないようにしてそのノイズによる影響を防止する効果)を得ることができる。
また、像ぶれ補正装置5の配置に関して、電動アクチュエータ23の第2のコイル34とマグネット45の間に軽量な第1のコイル33を配置し、マグネット45に近いために磁束の強い側で推進力を発生する第1のコイル33の推進力の方向を、重力等のように定常的に加わる負荷の大きい側に一致させる構成としたため、低い電力でありながら大きな推進力を発生することができ、光軸を水平方向に向けた通常の撮影姿勢における低消費電力化を図ることができる。
以上説明したが、本発明は前記実施の例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、前記実施例では、レンズ装置を直動式レンズとして構成したが、レンズ装置を折り曲げ式レンズとして構成することもできる。この場合には、像ぶれ補正装置の補正レンズの移動方向を、重力が作用する垂直方向と交差する水平方向に設定できるため、補正レンズを移動可能に支持する第1移動枠、及びその第1の移動枠を支持する第2の移動枠が、重力によって第1の方向及び第2の方向に引っ張られるのを無くすことができる。そのため、撮像装置を正姿勢にして撮影する場合の消費電力を軽減することができ、撮像装置の使用時間を長くすることができる。しかも、補正レンズを移動させる推進力を小さくできるため、より激しい手振れ等の撮像装置の振れにも対応することができ、綺麗な画像を得ることができる。
また、前記実施の例で示した像ぶれ補正装置5においては、2組のコイル33,34を第1の移動枠21に取り付け、マグネット45及びヨーク46を第2の鏡筒3Bに固定して、コイル側を移動させるムービングコイル方式の電動アクチュエータ23を用いた例について説明したが、本願発明は、これとは逆に、コイルを第2の鏡筒3Bに取り付ける一方、マグネットを第1の移動枠に固定する、いわゆるムービングマグネット方式の電動アクチュエータとして構成することもできる。更に、前記実施例においては、撮像装置としてディスク式撮像装置(ディスク式ビデオカメラ)に適用した例について説明したが、テープ式ビデオカメラ、カメラ付きパーソナルコンピュータ、カメラ付き携帯電話その他の撮像装置にも適用できるものである。
更に、前記実施の例では、第1のコイルとして偏平コイルを適用し、第2のコイルとして筒状コイルを適用したが、第1のコイル及び第2のコイルの双方を偏平コイルとすることができ、また、両コイルの双方を筒状コイルとすることもできる。更に又、レンズ装置1として5群レンズを用いた例について説明したが、4群レンズ以下であってもよく、また、6群レンズ以上のものに適用できることも勿論である。
本発明のレンズ装置の第1の実施の例を示すもので、正面側から見た斜視図である。 図1に示すレンズ装置を第1の鏡筒と第2の鏡筒とCCD用アダプタに分解した斜視図である。 図1に示すレンズ装置をレンズ系の光軸に沿って断面した説明図である。 図1に示すレンズ装置のレンズ系を説明するための説明図である。 図2に示すレンズ装置の第2の鏡筒を拡大した斜視図である。 図5に示す第2の鏡筒を組立体挿入口側から見た斜視図である。 図6に示す第2の鏡筒を分解した斜視図である。 本発明の像ぶれ補正装置を正面側から見た斜視図である。 本発明の像ぶれ補正装置の電動アクチュエータの第2の実施例を示す斜視図である。 本発明の像ぶれ補正装置の正面図である。 本発明の像ぶれ補正装置の背面図である。 本発明の像ぶれ補正装置の左側面図である。 図10のV−V線部分を断面して拡大した断面図である。 図10のW−W線部分を断面して拡大した断面図である。 本発明の像ぶれ補正装置の第1の移動枠と第2の移動枠を分解して正面側から見た斜視図である。 本発明の像ぶれ補正装置の第1の移動枠と第2の移動枠を分解して背面側から見た斜視図である。 本発明の像ぶれ補正装置の第1の移動枠と第2の移動枠を分解し、更に第1の移動枠を分解して正面側から見た斜視図である。 本発明の像ぶれ補正装置の移動枠組立体の背面図である。 本発明の像ぶれ補正装置の第1の移動枠を正面側から見た斜視図である。 図19に示す像ぶれ補正装置のフレキシブル配線板と2つのホール素子とサーミスタを分解した斜視図である。 本発明の像ぶれ補正装置の第2の移動枠を正面側から見た斜視図である。 本発明の像ぶれ補正装置のマグネットと2つのホール素子の位置関係を示す説明図である。 本発明の像ぶれ補正装置のマグネットと2組のコイルとヨークの位置関係を示す説明図である。 本発明の像ぶれ補正装置のマグネットと2つのホール素子の配置及びそのとき検出される磁束密度の関係を説明する説明図である。 本発明の像ぶれ補正装置のマグネットによる磁束密度を修正する対策を説明する説明図である。 本発明の像ぶれ補正装置の電動アクチュエータの第2の実施の例を示す斜視図である。 図26に示すヨークに係るバックヨークの斜視図である。 本発明の像ぶれ補正装置の電動アクチュエータの第2の実施の例を示すもので、同図Aは凸部を表した平面図、同図Bはバックヨークの凸部を表した正面図である。 本発明の像ぶれ補正装置の電動アクチュエータの第2の実施の例を示すもので、同図Aは一部を断面して凹部を表した平面図、同図Bはバックヨークの凹部を表した正面図である。 本発明の撮像装置の第1の実施の例を示すディスク式撮像装置を正面側から見た斜視図である。 図30に示すディスク式撮像装置のディスク蓋を開いてディスクドライブ装置を露出させた状態を正面側から見た斜視図である。 本発明の像ぶれ補正装置の制御概念を説明するためのブロック図である。 本発明の撮像装置の概略構成の第1の実施の例を示すブロック図である。 本発明の撮像装置の概略構成の第2の実施の例を示すブロック図である。
符号の説明
1…レンズ装置、 2…レンズ系、 3…レンズ鏡筒、 3A…第1の鏡筒(前部鏡筒)、 3B…第2の鏡筒(後部鏡筒)、 4…CCD(撮像手段)、 5…像ぶれ補正装置、 7…1群レンズ、 7A…対物レンズ(第1のレンズ)、 11…5群レンズ、 11A,11B…レンズ、 17,17A,17B…補正レンズ、 21…第1の移動枠、 21a…レンズ固定部、 21b…コイル固定部、 22…第2の移動枠、 23…電動アクチュエータ(駆動手段)、 26…第1の摺動軸受部、 27…第1の軸係合部、 28…第1の主ガイド軸、 31…第1の副ガイド軸、 33…第1のコイル(偏平コイル)、 33a,33b…コイル部、 34…第2のコイル(筒状コイル)、 35a,35b…推進力発生部、 36…推進力発生部、 37…コイル組立体、 38…フレキシブル配線板、 41…第1のホール素子(第1の位置検出手段)、 42…第2のホール素子(第2の位置検出手段)、 43…サーミスタ(温度検出手段)、 45…マグネット、 45a…第1の長縁辺、 45b…第1の短縁辺、 46…ヨーク、 47…メインヨーク、 48…バックヨーク、 51…第1の主軸受部、 52…第2の摺動軸受部、 53…第1の副軸受部、 54…第2の副軸受部、 57…第2の主ガイド軸、 60…移動枠組立体、 66…移動枠収納部、 71…組立体挿入口、 73…第2の主軸受部、 81,81a,81b…凸部(磁力均一化手段)、 82,82a,82b…凹部(磁力均一化手段)、 100…ディスク式撮像装置(撮像装置)、 102…外装ケース、 120…表示装置、 123…ターンテーブル、 140…光学ピックアップ装置、 X…第1の方向、 Y…第2の方向

Claims (16)

  1. 1以上のレンズを有するレンズ系の光軸と直交する方向に移動可能とされる補正レンズと、
    前記補正レンズを前記レンズ系の光軸と直交する第1の方向にガイドする第1のガイド手段と、
    前記補正レンズを前記レンズ系の光軸と直交する方向であって前記第1の方向とも直交する第2の方向にガイドする第2のガイド手段と、
    前記補正レンズを前記第1のガイド手段に沿って移動させる第1の駆動手段と、
    前記補正レンズを前記第2のガイド手段に沿って移動させる第2の駆動手段と、
    前記補正レンズの位置を検出する位置検出手段と、を設け、
    前記第1の駆動手段及び前記第2の駆動手段は、第1のコイル及び第2のコイルと、前記第1のコイル及び前記第2のコイルに磁力を付与するマグネットと、前記マグネットを支持するヨークと、からなり、
    前記第1のコイル及び前記第2のコイルは、平面的に巻きまわされると共に推進力発生部となる直線部を有する偏平コイルと、積層方向に所定の厚みを有するように巻きまわされると共に推進力発生部となる直線部を有する筒状コイルとの組み合わせからなり、
    前記第1のコイル及び前記第2のコイル、前記マグネットの磁力の作用により各コイルの前記推進力発生部に発生する推進力の方向が前記第1の方向と前記第2の方向とに向くように交差させて互いに重ね合わせるように配置し、
    前記位置検出手段は、前記マグネットの磁力を検出して前記補正レンズの位置を検出する
    像ぶれ補正装置。
  2. 1以上のレンズを有するレンズ系の光軸と直交する方向に移動可能とされる補正レンズと、
    前記補正レンズを前記レンズ系の光軸と直交する第1の方向にガイドする第1のガイド手段と、
    前記補正レンズを前記レンズ系の光軸と直交する方向であって前記第1の方向とも直交する第2の方向にガイドする第2のガイド手段と、
    前記補正レンズを前記第1のガイド手段に沿って移動させる第1の駆動手段と、
    前記補正レンズを前記第2のガイド手段に沿って移動させる第2の駆動手段と、
    前記補正レンズの位置を検出する位置検出手段と、を設け、
    前記第1の駆動手段及び前記第2の駆動手段は、第1のコイル及び第2のコイルと、前記第1のコイル及び前記第2のコイルに磁力を付与するマグネットと、前記マグネットを支持するヨークと、からなり、
    前記第1のコイル及び前記第2のコイルは、平面的に巻きまわされると共に推進力発生部となる直線部を有する2つの偏平コイルの組み合わせからなり、
    前記第1のコイル及び前記第2のコイル、前記マグネットの磁力の作用により各コイルの前記推進力発生部に発生する推進力の方向が前記第1の方向と前記第2の方向とに向くように交差させて互いに重ね合わせるように配置し、
    前記位置検出手段は、前記マグネットの磁力を検出して前記補正レンズの位置を検出する
    像ぶれ補正装置。
  3. 前記第1のコイル及び前記第2のコイルは、前記第1のガイド手段によりガイドされて前記第1の方向に移動可能とされた第1の移動枠に固定し、前記マグネット及び前記ヨークは、前記第1の移動枠を移動可能に支持する鏡筒に固定した
    請求項1又は2記載の像ぶれ補正装置。
  4. 前記第1のコイルは、前記推進力発生部を前記マグネットに対向させて配置すると共に前記第2のコイルの前記推進力発生部に固定した
    請求項1、2又は3記載の像ぶれ補正装置。
  5. 前記マグネットは、前記第1のコイル及び前記第2のコイルに磁力を付与して前記推進力を発生させる前記第1の駆動手段及び前記第2の駆動手段のためのマグネットと、前記補正レンズの位置を検出する前記位置検出手段のためのマグネットを兼用した
    請求項1、2又は3記載の像ぶれ補正装置。
  6. 前記位置検出手段は、前記補正レンズの前記第1の方向に関する位置を検出する第1の位置検出手段と、前記補正レンズの前記第2の方向に関する位置を検出する第2の位置検出手段とからなり、
    前記第1の位置検出手段及び前記第2の位置検出手段は、前記マグネットの磁力を検出して当該マグネットの位置から前記補正レンズの位置を検出する第1のホール素子及び第2のホール素子である
    請求項1乃至5のいずれか1記載の像ぶれ補正装置。
  7. 前記マグネットは、前記第1の方向と直交する方向に2辺を延在させると共に前記第2の方向と直交する方向に他の2辺を延在させた矩形の板体からなり、
    前記第1のホール素子は、前記マグネットを前記第1の方向へ移動することにより当該マグネットによる磁力の変化を検出し、
    前記第2のホール素子は、前記マグネットを前記第2の方向へ移動することにより当該マグネットによる磁力の変化を検出し、
    前記第1のホール素子と前記第2のホール素子の検出結果に基づいて前記補正レンズの位置を検出するようにした
    請求1乃至6のいずれか1記載の像ぶれ補正装置。
  8. 前記第1のホール素子及び前記第2のホール素子は、前記第1の移動枠に固定すると共に、当該第1のホール素子と第2のホール素子との間には周囲の温度を検出する温度検出手段を設け、
    前記温度検出手段により検出される温度に基づいて前記第1のホール素子及び前記第2のホール素子の検出結果を補正するようにした
    請求項6又は7記載の像ぶれ補正装置。
  9. 前記マグネット及び前記ヨークの少なくとも一方には、前記第1のホール素子及び前記第2のホール素子により検出される磁力の大きさを、当該マグネットの辺に沿って略均一にする磁力均一化手段を設けた
    請求項6又は7記載の像ぶれ補正装置。
  10. 前記磁力均一化手段は、前記マグネット及び前記ヨークの少なくとも一方に設けた凹部又は凸部である
    請求項記載の像ぶれ補正装置。
  11. 前記磁力均一化手段は、前記磁力の透過を抑制又は促進する塗料からなり、当該塗料を前記マグネット及び前記ヨークの少なくとも一方の所定位置に塗布して設けた
    請求項記載の像ぶれ補正装置。
  12. 前記磁力均一化手段は、前記磁力の透過を抑制又は促進するシール部材からなり、当該シール部材を前記マグネット及び前記ヨークの少なくとも一方の所定位置に貼付して設けた
    請求項記載の像ぶれ補正装置。
  13. 1以上のレンズを固定及び/又は移動可能に支持するレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒に着脱可能に装着されると共に前記1以上のレンズのレンズ系の光軸と直交する方向に移動可能とされた補正レンズを有する像ぶれ補正装置と、を備え、
    前記像ぶれ補正装置は、
    前記補正レンズを前記レンズ系の光軸と直交する第1の方向にガイドする第1のガイド手段と、
    前記補正レンズを前記レンズ系の光軸と直交する方向であって前記第1の方向とも直交する第2の方向にガイドする第2のガイド手段と、
    前記補正レンズを前記第1のガイド手段に沿って移動させる第1の駆動手段と、
    前記補正レンズを前記第2のガイド手段に沿って移動させる第2の駆動手段と、
    前記補正レンズの位置を検出する位置検出手段と、を設け、
    前記第1の駆動手段及び前記第2の駆動手段は、第1のコイル及び第2のコイルと、前記第1のコイル及び前記第2のコイルに磁力を付与するマグネットと、前記マグネットを支持するヨークとからなり、
    前記第1のコイル及び前記第2のコイルは、平面的に巻きまわされると共に推進力発生部となる直線部を有する偏平コイルと、積層方向に所定の厚みを有するように巻きまわされると共に推進力発生部となる直線部を有する筒状コイルとの組み合わせからなり、
    前記第1のコイル及び前記第2のコイル、前記マグネットの磁力の作用により各コイルの前記推進力発生部に発生する推進力の方向が前記第1の方向と前記第2の方向とに向くように交差させて互いに重ね合わせるように配置し、
    前記位置検出手段は、前記マグネットの磁力を検出して前記補正レンズの位置を検出する
    レンズ装置。
  14. 1以上のレンズを固定及び/又は移動可能に支持するレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒に着脱可能に装着されると共に前記1以上のレンズのレンズ系の光軸と直交する方向に移動可能とされた補正レンズを有する像ぶれ補正装置と、を備え、
    前記像ぶれ補正装置は、
    前記補正レンズを前記レンズ系の光軸と直交する第1の方向にガイドする第1のガイド手段と、
    前記補正レンズを前記レンズ系の光軸と直交する方向であって前記第1の方向とも直交する第2の方向にガイドする第2のガイド手段と、
    前記補正レンズを前記第1のガイド手段に沿って移動させる第1の駆動手段と、
    前記補正レンズを前記第2のガイド手段に沿って移動させる第2の駆動手段と、
    前記補正レンズの位置を検出する位置検出手段と、を設け、
    前記第1の駆動手段及び前記第2の駆動手段は、第1のコイル及び第2のコイルと、前記第1のコイル及び前記第2のコイルに磁力を付与するマグネットと、前記マグネットを支持するヨークとからなり、
    前記第1のコイル及び前記第2のコイルは、平面的に巻きまわされると共に推進力発生部となる直線部を有する2つの偏平コイルの組み合わせからなり、
    前記第1のコイル及び前記第2のコイル、前記マグネットの磁力の作用により各コイルの前記推進力発生部に発生する推進力の方向が前記第1の方向と前記第2の方向とに向くように交差させて互いに重ね合わせるように配置し、
    前記位置検出手段は、前記マグネットの磁力を検出して前記補正レンズの位置を検出する
    レンズ装置。
  15. 1以上のレンズを固定及び/又は移動可能に支持するレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒に着脱可能に装着されると共に前記1以上のレンズのレンズ系の光軸と直交する方向に移動可能とされた補正レンズを有する像ぶれ補正装置と、を有するレンズ装置を備え、
    前記像ぶれ補正装置は、
    前記補正レンズを前記レンズ系の光軸と直交する第1の方向にガイドする第1のガイド手段と、
    前記補正レンズを前記レンズ系の光軸と直交する方向であって前記第1の方向とも直交する第2の方向にガイドする第2のガイド手段と、
    前記補正レンズを前記第1のガイド手段に沿って移動させる第1の駆動手段と、
    前記補正レンズを前記第2のガイド手段に沿って移動させる第2の駆動手段と、
    前記補正レンズの位置を検出する位置検出手段と、を設け、
    前記第1の駆動手段及び前記第2の駆動手段は、第1のコイル及び第2のコイルと、前記第1のコイル及び前記第2のコイルに磁力を付与するマグネットと、前記マグネットを支持するヨークとからなり、
    前記第1のコイル及び前記第2のコイルは、平面的に巻きまわされると共に推進力発生部となる直線部を有する偏平コイルと、積層方向に所定の厚みを有するように巻きまわされると共に推進力発生部となる直線部を有する筒状コイルとの組み合わせからなり、
    前記第1のコイル及び前記第2のコイルは、前記マグネットの磁力の作用により各コイルの前記推進力発生部に発生する推進力の方向が前記第1の方向と前記第2の方向とに向くように交差させて互いに重ね合わせるように配置し、
    前記位置検出手段は、前記マグネットの磁力を検出して前記補正レンズの位置を検出する
    撮像装置。
  16. 1以上のレンズを固定及び/又は移動可能に支持するレンズ鏡筒と、前記レンズ鏡筒に着脱可能に装着されると共に前記1以上のレンズのレンズ系の光軸と直交する方向に移動可能とされた補正レンズを有する像ぶれ補正装置と、を有するレンズ装置を備え、
    前記像ぶれ補正装置は、
    前記補正レンズを前記レンズ系の光軸と直交する第1の方向にガイドする第1のガイド手段と、
    前記補正レンズを前記レンズ系の光軸と直交する方向であって前記第1の方向とも直交する第2の方向にガイドする第2のガイド手段と、
    前記補正レンズを前記第1のガイド手段に沿って移動させる第1の駆動手段と、
    前記補正レンズを前記第2のガイド手段に沿って移動させる第2の駆動手段と、
    前記補正レンズの位置を検出する位置検出手段と、を設け、
    前記第1の駆動手段及び前記第2の駆動手段は、第1のコイル及び第2のコイルと、前記第1のコイル及び前記第2のコイルに磁力を付与するマグネットと、前記マグネットを支持するヨークとからなり、
    前記第1のコイル及び前記第2のコイルは、平面的に巻きまわされると共に推進力発生部となる直線部を有する2つの偏平コイルの組み合わせからなり、
    前記第1のコイル及び前記第2のコイルは、前記マグネットの磁力の作用により各コイルの前記推進力発生部に発生する推進力の方向が前記第1の方向と前記第2の方向とに向くように交差させて互いに重ね合わせるように配置し、
    前記位置検出手段は、前記マグネットの磁力を検出して前記補正レンズの位置を検出する
    撮像装置。
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