JP7052784B2 - 光学デバイス、プロジェクター、及び光学デバイスの制御方法 - Google Patents

光学デバイス、プロジェクター、及び光学デバイスの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、光学デバイス、プロジェクター、及び光学デバイスの制御方法、に関する。
出射される映像光を縦方向と横方向の2種類の方向に夫々シフトし、画素数を4倍に増やして表示するプロジェクターがある。例えば、特許文献1に開示のプロジェクターは、映像光を出射する光学部と光学部を縦方向及び横方向の各方向に振動させるアクチュエーターとを有する光学デバイス、を備える。特許文献1に開示のプロジェクターでは、アクチュエーターにより光学部を縦方向及び横方向の各方向に振動させることで画素のシフトが実現されるが、装置の組み立てのばらつき又は温度変化等によって光学部の振動に変化が生じる場合がある。光学部の振動に変化が生じると、画素のシフト量に誤差が生じる可能性がある。このため、センサーを用いて実際の画素のシフト量を検出し、アクチュエーターの駆動制御にセンサーの検出結果を反映させるフィードバック制御を行うことが好ましい。特許文献1には、光学部の縦方向の位置を検出する位置センサーと横方向の位置を検出する位置センサーとを設け、2つの位置センサーの検出結果に基づいて光学部の位置を常時監視し、監視結果に応じてアクチュエーターのサーボ制御を行うことが記載されている。
特開2015-176019号公報
しかし、特許文献1のように、2つの位置センサーを設け、光学部の傾きをサーボ制御しようとすると、光学デバイスの回路規模が大きくなり、光学デバイスの構造が複雑になる、といった問題がある。
上記課題を解決するために本開示の光学デバイスは、映像光が入射する入射面を有し前記入射面に対する前記映像光の入射角度に応じて前記映像光を屈曲させ、屈曲後の前記映像光を出射する光学部と、前記光学部を支持する保持部と、を含む可動部と、第1の軸を中心として前記可動部を回転させる第1のアクチュエーターと、前記第1の軸と交わる第2の軸を中心として前記可動部を回転させる第2のアクチュエーターと、前記第1のアクチュエーターを駆動する第1駆動信号を前記第1のアクチュエーターに供給し、前記第2のアクチュエーターを駆動する第2駆動信号を前記第2のアクチュエーターに供給する駆動回路と、前記光学部の位置を検出するセンサーと、を備え、前記駆動回路は、前記センサーにより検出される前記光学部の位置に応じて前記第1駆動信号及び前記第2駆動信号を調整し、前記センサーは、前記第1の軸上の位置とは異なる位置 、且つ前記第2の軸上の位置とも異なる位置、に配置される。
また、上記課題を解決するために本開示のプロジェクターは、上記光学デバイスを備える。
また、上記課題を解決するために本開示の光学デバイスの制御方法は、映像光が入射する入射面を有し前記入射面に対する前記映像光の入射角度に応じて前記映像光を屈曲させ、屈曲後の前記映像光を出射する光学部と、前記光学部を支持する保持部と、を含む可動部と、第1の軸を中心として前記可動部を回転させる第1のアクチュエーターと、前記第1の軸と交わる第2の軸を中心として前記可動部を回転させる第2のアクチュエーターと、を備える光学デバイスの制御方法において、前記第1の軸上の位置とは異なる位置、且つ前記第2の軸上の位置とも異なる位置、に配置されるセンサーにより前記光学部の位置を検出し、前記第1のアクチュエーターを駆動する第1駆動信号と前記第2のアクチュエーターを駆動する第2駆動信号とを、前記センサーにより検出される前記光学部の位置に応じて調整する。
本開示の実施形態に係るプロジェクター1の光学的な構成を示す説明図である。 プロジェクター1による4K画像の表示を説明するための図である。 プロジェクター1の電気的な構成を示すブロック図である。 光学デバイス2の正面図である。 図4のA-A´線に沿った光学デバイス2の断面の断面図及び部分拡大図である。 センサー7の構成例を示す図である。 駆動信号DSx、駆動信号DSy、及びセンサー7が出力する検出信号PSの波形の一例を示す図である。 駆動回路121の構成例を示すブロック図である。 第1の軸回りの回転についてのキャリブレーションを説明するための図である。 第2の軸回りの回転についてのキャリブレーションを説明するための図である。 本実施形態の制御方法の流れを示すフローチャートである。 プロジェクター1の動作を説明するための図である。
以下、図面を参照して実施形態を説明する。ただし、各図において、各部の寸法及び縮尺は、実際のものと適宜に異ならせてある。また、以下に述べる実施形態は、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、実施形態はこれらの形態に限られるものではない。
1.実施形態
図1は、本実施形態に係るプロジェクターの光学的な構成を示す説明図である。図1に示すプロジェクター1は、LCD(Liquid Crystal Display)方式のプロジェクターである。プロジェクター1は、外部から入力される映像信号に基づき、スクリーン101に映像を表示する。プロジェクター1は、光源102と、ミラー104aと、ミラー104bと、ミラー104cと、ダイクロイックミラー106aと、ダイクロイックミラー106bと、液晶表示素子108Rと、液晶表示素子108Gと、液晶表示素子108Bと、ダイクロイックプリズム110と、光学デバイス2と、投射光学系112と、を備える。なお、以下では、図1に示すように、+X方向、-X方向、+Y方向、-Y方向、+Z方向、-Z方向を定義する。+X方向は水平走査方向であり、-X方向は+X方向とは逆向きの方向である。―Y方向は垂直走査方向であり、+Y方向はーY方向とは逆向きの方向である。+Z方向はスクリーン101からプロジェクター1へ向かう方向であり、―Z方向は+Z方向とは逆向きの方向である。また、以下では、+X方向及びーX方向に沿った軸をX軸と呼び、+Y方向及びーY方向に沿った軸をY軸と呼び、+Z方向及びーZ方向に沿った軸をZ軸と呼ぶ。なお、X軸、Y軸、及びZ軸は夫々、互いに直交している。
光源102としては、例えば、ハロゲンランプ、水銀ランプ、LED(Light Emitting Diode)、レーザー光源等が挙げられる。光源102としては、白色光が出射するものが用いられる。光源102から出射された光は、例えば、ダイクロイックミラー106aによって赤色光とその他の色の光とに分離される。赤色光は、ミラー104aで反射された後、液晶表示素子108Rに入射する。その他の色の光は、ダイクロイックミラー106bによって更に緑色光と青色光とに分離される。緑色光は、液晶表示素子108Gに入射し、青色光はミラー104b及びミラー104cにより反射された後、液晶表示素子108Bに入射する。
液晶表示素子108R、液晶表示素子108G、及び液晶表示素子108Bは、夫々空間光変調器として用いられる。液晶表示素子108R、液晶表示素子108G、及び液晶表示素子108Bは、夫々赤色、緑色、及び青色の原色に対応する透過型の空間光変調器である。液晶表示素子108R、液晶表示素子108G、及び液晶表示素子108Bの各々は、例えば縦1080行、横1920列のマトリクス状に配列した画素を備える。つまり、液晶表示素子108R、液晶表示素子108G、及び液晶表示素子108Bの各々の解像度は1920×1080、すなわち2Kの解像度である。各画素では、入射光に対する透過光の光量が調整され、液晶表示素子108R、液晶表示素子108G、及び液晶表示素子108Bの夫々において全画素の光量分布が協調制御される。液晶表示素子108R、液晶表示素子108G、及び液晶表示素子108Bの各々によって空間的に変調された光は、ダイクロイックプリズム110で合成され、ダイクロイックプリズム110からフルカラーの映像光LLが出射される。そして、出射された映像光LLは、投射光学系112によって拡大されてスクリーン101に投射される。
光学デバイス2は、ダイクロイックプリズム110と投射光学系112との間に配置される。プロジェクター1は、映像光LLの光路を光学デバイス2によって縦方向及び横方向にシフトさせることにより、4Kの解像度の画像をスクリーン101に表示する。縦方向とはY軸に沿った方向のことであり、横方向とはX軸に沿った方向のことである。4Kの解像度とは3840×2160画素の解像度のことをいう。以下では、4Kの解像度の画像を4K画像と呼び、2Kの解像度の画像を2K画像と呼ぶ。
より詳細に説明すると、プロジェクター1は、4K画像を4枚の2K画像に分割し、4枚の2K画像を位置をずらしながら順次投射することにより、4K画像を投射する。具体的には、図2に示すように、プロジェクター1は、4K画像において互いに隣り合う画素A、画素B、画素C及び画素Dの4個の画素を、光学デバイス2による映像光LLの光路のシフトにより投写位置をずらしながら順次投射する。例えばフレームレートが60Hzの場合、プロジェクター1は、4枚の2K画像を投射位置をずらしながら240Hzで投射する。詳細については後述するが、光学デバイス2は、映像光LLを透過させるガラス板を含む。本実施形態では、ガラスの屈折を利用してガラスの傾きを変えることで、4K画像において互いに隣り合う4個の画素の表示位置が変えられる。
図3は、プロジェクター1の電気的な構成を示すブロック図である。プロジェクター1は、制御回路120、駆動回路121、画像処理回路122、及び記憶装置123を備える。記憶装置123は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備える。記憶装置123は、投射画像の画質に係る設定値や、各種機能に係る情報、制御回路120が処理する情報等を記憶する。また、図3では図示を省略したが、記憶装置123は、本開示の制御方法を制御回路120に実行させるためのプログラムを記憶する。
制御回路120は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーを含んで構成される。制御回路120は、記憶装置123に記憶されているプログラムを実行することにより、プロジェクター1の各部の制御を行う。具体的には、制御回路120は、液晶表示素子108R、液晶表示素子108G、及び液晶表示素子108Bに対するデータ信号の書き込み動作、光学デバイス2における光路シフト動作、及び画像処理回路122におけるデータ信号の発生動作等を制御する。制御回路120は、単一のプロセッサーで構成されてもよいし、複数のプロセッサーで構成されてもよい。また、制御回路120の機能の一部又は全部を、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで実現してもよい。
駆動回路121は、画像処理回路122が出力する同期信号SAに基づいて光学デバイス2を駆動する駆動信号DSx及び駆動信号DSyを生成する。画像処理回路122から出力される同期信号SAには、横方向の同期信号SAxと縦方向の同期信号SAyとが含まれる。駆動回路121は、同期信号SAxに基づいて駆動信号DSxを生成する一方、同期信号SAyに基づいて駆動信号DSyを生成する。駆動回路121は、生成した駆動信号DSxをアクチュエーター6bに供給し、生成した駆動信号DSyをアクチュエーター6aに供給する。
画像処理回路122は、図示しない外部装置から供給される画像信号Vidを赤色、緑色、及び青色の3原色に分離するとともに、液晶表示素子108R、液晶表示素子108G、及び液晶表示素子108Bの動作に適したデータ信号Rv、データ信号Gv及びデータ信号Bvに変換する。画像処理回路122により変換されたデータ信号Rv、データ信号Gv、及びデータ信号Bvは、夫々液晶表示素子108R、液晶表示素子108G、及び液晶表示素子108Bに供給される。液晶表示素子108R、液晶表示素子108G、及び液晶表示素子108Bの各々は、データ信号Rv、データ信号Gv、及びデータ信号Bvの各々に基づいて動作する。なお、画像処理回路122は制御回路120と一体でもよい。
図4は、光学デバイス2を+Z方向から見た正面図である。光学デバイス2は、プロジェクター1において映像光LLの光路をシフトさせるために用いられる。図4に示すように、光学デバイス2は、矩形の可動部3と、可動部3を囲む枠状の支持部4と、支持部4を固定するための第1梁部5aと、可動部3と支持部4とを連結する第2梁部5bと、アクチュエーター6a及びアクチュエーター6bと、可動部3の位置を検出するセンサー7と、を備える。
可動部3は、光学部30と、光学部30を支持する保持部31とを有する。光学部30は、例えばガラス板であり、光透過性を有する。光学部30は、映像光LLが入射する入射面を有し入射面に対する映像光LLの入射角度に応じて映像光LLを屈曲させ、屈曲後の映像光LLを出射する。可動部3が、光学部30に対する映像光LLの入射角度が0°である基準位置にあるとき、光学部30の法線方向は+Z方向と一致する。光学デバイス2は、例えば、正面がダイクロイックプリズム110側に向き、背面が投射光学系112側に向くようにプロジェクター1内に配置される。なお、光学デバイス2の+Z方向の向きは、この反対であってもよい。
光学部30の構成材料としては、特に限定されるものではないが、例えば、白板ガラス、ホウケイ酸ガラス、石英ガラスのような各種ガラス材料を用いることができる。また、本実施形態では、光学部30としてガラス板を用いるが、光学部30は、光透過性を有し、映像光LLを屈折させる材料で構成されたものであればよい。すなわち、ガラスの他にも、例えば、水晶、サファイアのような各種結晶材料、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系樹脂のような各種樹脂材料等で光学部30が構成されてもよい。ただし、本実施形態のように光学部30としてガラス板を用いると、光学部30の剛性を特に大きくできる。従って、光学部30において映像光LLの光路をずらす際の光路のシフト量のばらつきを抑制できる。
保持部31は、光学部30を囲む方形のフレームである。保持部31は、X軸と略平行に延びる第1枠部32及び第2枠部33と、Y軸と略平行に延びる第3枠部34及び第4枠部35とを備える。図4に示すように、可動部3は更にX軸と略平行に延びる第5枠部51及び第6枠部52と、Y軸と略平行に延びる第7枠部53及び第8枠部54と、を備える。第3枠部34は第2梁部5bを介して第7枠部53と接続され、第4枠部35は第2梁部5bを介して第8枠部54に接続される。第2梁部5bは、保持部31のY軸に沿った辺の中点を結ぶ直線であるB-B´線上に設けられる。第3枠部34から+X方向に延びる第2梁部5bには、アクチュエーター6bが取り付けられる。本実施形態では、第2梁部5b及び保持部31は一体に形成される。保持部31は、第1枠部32、第2枠部33、第3枠部34、及び第4枠部35により囲まれた矩形の開口部36を備える。光学部30は開口部36に配置され、第1枠部32、第2枠部33、第3枠部34、第4枠部35によって光学部30の外周端部が支持される。本実施形態では、保持部31は、ステンレス等の金属板で構成される。図4に示すように、本実施形態では、保持部31のX軸に沿った辺の長さとY軸に沿った辺の長さは等しく、光学部30のX軸に沿った辺の長さとY軸に沿った辺の長さも等しい。
図5は、図4におけるA-A´線に沿った光学デバイス2の断面を表す断面図及び部分拡大図である。図4におけるA-A´線は、保持部31のX軸に沿った辺の中点を結ぶ直線である。図4に示すように第1梁部5aはA-A´線上に設けられる。第5枠部51は第1梁部5aを介して第1固定部55と接続され、第6枠部52は第1梁部5aを介して第2固定部56と接続される。第1固定部55及び第2固定部56は、支持部4に固定されている。図5に示すように、第1枠部32及び第2枠部33は、光学部30の外周端部の+Z側の表面を覆う前板部311を有する。第2枠部33の前板部311は、外周側の端部から-Z方向へ屈曲して延びる側板部312と、側板部312の-Z方向の端部から光学部30の端面に向けて突出する爪部313を備える。光学部30は、接着剤及び爪部313によって保持部31に固定される。第1枠部32の前板部311は、外周側の端部から-Z方向へ屈曲して延びる取付部38を備える。詳細については後述するが、取付部38にはアクチュエーター6aが取り付けられる。保持部31は、金属板を屈曲させた曲げ構造の部材であるため、板厚が薄い金属板を用いた構造でありながら、必要な強度を確保できる。
支持部4は、例えば樹脂により構成される。支持部4は、保持部31が配置される矩形の開口部40を備える。支持部4は、図4におけるB-B´線に沿った第1の軸、及び図4におけるA-A´線に沿った第2の軸を中心として、可動部3を回転可能な状態で支持する。映像光LLは、例えば、可動部3の光学部30に対してZ軸方向に入射する。可動部3が第1の軸部又は第2の軸を中心に回転すると、光学部30に対する映像光LLの入射角度が変化する。光学部30に対する映像光LLの入射角度が0°から傾くことで、光学部30は、入射した映像光LLを屈折させつつ透過させる。従って、目的とする入射角度になるように、光学部30の姿勢を変化させることにより、映像光LLの偏向方向や偏向量を制御できる。なお、光学部30の大きさは、ダイクロイックプリズム110から出射する映像光LLを透過させるように適宜設定される。また、光学部30は、実質的に無色透明であることが好ましい。また、光学部30の映像光LLの入射面及び出射面には反射防止膜が形成されていてもよい。保持部31、支持部4、第1梁部5a及び第2梁部5bは、ステンレス又は樹脂により形成されるため、環境温度の影響を低減させることができる。従って、小型で、共振周波数が低い光学デバイス2を得ることができる。例えば、共振周波数が200kHz程度の光学デバイス2を得ることができる。
図4に示すように、アクチュエーター6aはA-A´線上、すなわち第2の軸上に設けられる。また、アクチュエーター6bはB-B´線上、すなわち第1の軸上に設けられる。アクチュエーター6aには駆動信号DSyが与えられ、アクチュエーター6bには駆動信号DSxが与えられる。アクチュエーター6aは駆動信号DSyに応じて可動部3を第1の軸を中心として回転させる。より具体的には、アクチュエーター6aは駆動信号DSyに応じて第1の軸を中心として、第1枠部32、第2枠部33、第3枠部34及び第4枠部35を備える保持部31を回転させる。アクチュエーター6bは駆動信号DSxに応じて可動部3を、第1の軸と交わる第2の軸を中心として回転させる。より具体的には、アクチュエーター6bは駆動信号DSxに応じて第2の軸を中心として、第5枠部51、第6枠部52、第7枠部53及び第8枠部54を備える可動部3を回転させる。アクチュエーター6aは本開示における第1のアクチュエーターの一例であり、アクチュエーター6bは本開示における第2のアクチュエーターの一例である。駆動信号DSyは第1のアクチュエーターの駆動波形を表す第1駆動信号の一例であり、駆動信号DSxは第2のアクチュエーターの駆動波形を表す第2駆動信号の一例である。アクチュエーター6aの構成とアクチュエーター6bの構成は同一である。以下では、図5を参照しつつ、アクチュエーター6aの構成を説明する。
図5に示すように、アクチュエーター6aは、互いに対向する永久磁石61とコイル62とを備える。アクチュエーター6aのコイル62には、駆動信号DSyが与えられる。詳細な図示は省略したが、アクチュエーター6bも、互いに対向する永久磁石61とコイル62とを備え、アクチュエーター6bのコイル62には駆動信号DSxが与えられる。アクチュエーター6aの永久磁石61は本開示における第1磁石の一例であり、アクチュエーター6aのコイル62は本開示における第1コイルの一例である。また、アクチュエーター6bの永久磁石61は本開示における第2磁石の一例であり、アクチュエーター6bのコイル62は本開示における第2コイルの一例である。
アクチュエーター6aは、永久磁石61が固定される磁石保持板63を備える。磁石保持板63は平板状であり、取付部38に固定される。つまり、永久磁石61は、磁石保持板63を介して保持部31に固定される。磁石保持板63は例えば鉄等の金属で形成され、バックヨークの役割を果たす。また、アクチュエーター6aは、コイル62を保持するコイル保持板64を備え、コイル保持板64は支持部4に固定される。つまり、コイル62はコイル保持板64を介して支持部4に固定される。コイル保持板64は例えば鉄等の金属で形成され、バックヨークの役割を果たす。
コイル保持板64は、コイル62が固定される板状のベース部641と、ベース部641から突出する突出部644を備える。突出部644は、ベース部641におけるコイル62が固定される部分に設けられ、コイル62が固定される面と直交する方向に突出する。コイル保持板64は、ベース部641に固定されるコイル62と、磁石保持板63を介して取付部38に固定される永久磁石61とが所定のギャップで対向する位置に配置される。
永久磁石61は、S極とN極が設けられた第1対向面を備える。永久磁石61としては、例えば、ネオジム磁石、サマリウムコバルト磁石、フェライト磁石、アルニコ磁石等を用いることができる。本実施形態では、永久磁石61はネオジム磁石である。ネオジム磁石は、小型の磁石でありながら必要な磁力を確保できるため、アクチュエーター6aの小型化、軽量化を図ることができる。コイル62は、第1対向面と対向する第2対向面を備える。第1対向面と第2対向面は平行である。なお、ここでいう「平行」とは、完全に平行でなくても良く、多少平行からずれていてもアクチュエーター6aの機能を発揮できる程度のずれであればよい。また、永久磁石61とコイル62は、第1対向面及び第2対向面が光学部30の表面に対して交差する向きで配置される。
本実施形態では、コイル62は長円形状の空芯コイルである。コイル62は、Y軸と略平行に延びる2本の有効辺621及び有効辺622を備える。有効辺621及び有効辺622の間にはコイル62の中心孔623が設けられる。コイル62は、中心孔623に突出部644を配置することにより、ベース部641に対して位置決めされる。
永久磁石61には、コイル62と対向する第1対向面に磁極が形成されており、第1対向面には、S極とN極がZ方向に並ぶ。光学部30の法線方向がZ軸方向と平行になる基準位置に可動部3が位置するとき、アクチュエーター6aは、永久磁石61のS極とN極の一方が有効辺621と対向し、他方が有効辺622と対向する。
コイル62に通電すると、有効辺621及び有効辺622には逆向きの電流が流れるため、永久磁石61は、第2対向面に沿って+Z方向又はーZ方向に沿う方向へ移動する。本実施形態では、永久磁石61のS極とN極がZ方向に配列され、有効辺621及び有効辺622はZ方向に並ぶ。従って、アクチュエーター6aは、コイル62の導通により永久磁石61をZ軸方向へ移動させる。これにより、第1の軸を中心として可動部3が回転し、可動部3の回転量に応じて光学部30が傾く。同様に、アクチュエーター6bは、コイル62の導通により永久磁石61をZ軸方向へ移動させる。これにより、第2の軸を中心として可動部3が回転し、可動部3の回転量に応じて光学部30が傾く。
図4に示すように、センサー7は、光学デバイス2を+Z方向から見た平面視において、第1の軸上の位置とは異なる位置、且つ第2の軸上の位置とも異なる位置に配置される。本実施形態では、図4に示すように、センサー7は保持部31の4つの隅のうちの1つの隅に対応する位置に配置される。センサー7は、光学部30の位置の変位に応じた波形を有する検出信号を出力する。図6は、センサー7の構成例を示す図である。図6に示すように、センサー7は、センサー基板71と、ホールセンサー72と、磁石73とを備える磁気センサーである。ホールセンサー72はホール素子を含む。ホールセンサー72はセンサー基板71に搭載され、センサー基板71は支持部4に固定される。つまり、ホールセンサー72は、センサー基板71を介して支持部4に固定される。一方、磁石73は保持部31に固定される。磁石73は永久磁石であってもよいし、電磁石であってもよい。ホールセンサー72と磁石73は、可動部3の回転に応じて磁石73とホールセンサー72との距離が変化する位置に配置される。
ホールセンサー72は、磁石73が発生させる磁界の強度に応じた電圧を出力する。従って、センサー7は、非接触で磁石73とホールセンサー72との距離を計測可能である。光学デバイス2では、可動部3の第1の軸回り又は第2の軸回りの回転に応じて磁石73とホールセンサー72との距離が変化するようにセンサー7が配置される。従って、ホールセンサー72の出力に基づき、磁石73が搭載された保持部31のZ軸方向の変位を非接触で計測可能である。
画素をシフトさせるための光学部30の傾きの大きさは画素ピッチに依存する。本実施形態では、画素をシフトする時の光学部30の傾きの大きさは、画素ピッチの1/2分であり、角度に換算すると±0.152度である。本実施形態において第1の軸及び第2の軸を中心とする光学部30の回転の周波数は夫々60Hzであり、1フレーム内で240Hz周期で画像が投射され、それらが重なり合うことで4倍の解像度を有する画像が投射される。前述したように、光学部30は固有の共振周波数を有し、光学部30は、共振周波数が回転の周波数の奇数次高調波と一致しないように設計される。そして、適切な傾きを持つ台形波形を表す駆動信号をアクチュエーター6a及びアクチュエーター6bに供給すると、光学部30の駆動波形も台形波状にすることができる。駆動回路121からアクチュエーター6bに供給する駆動信号DSxの波形、駆動回路121からアクチュエーター6aに供給する駆動信号DSyの波形、及びセンサー7が出力する検出信号PSの波形の一例を図7に示す。
駆動信号DSxと駆動信号DSyとは、1/4波長の位相差を有する。この位相差により、4か所に画素がシフトする。図7において駆動信号DSxと駆動信号DSyとが共に一定となる期間は、画素が停止する期間となる。本実施形態では、センサー7によって光学部30の傾き量が検出され、光学部30の傾き量が所定の傾き量になるように制御回路120によってフィードバック制御が行われる。図7には、図2における画素A,画素B、画素C及び画素Dの各位置に画素をシフトさせるときにセンサー7から出力される電圧の波形が示されている。
フィードバック制御は、アクチュエーター6a及びアクチュエーター6bによる回転量が所定の回転量になるように、センサー7の出力値に基づいて駆動信号DSx及び駆動信号DSyを調整することで実現される。詳細については後述するが、センサー7の出力値に基づく駆動信号DSx及び駆動信号DSyの調整は、制御回路120による制御の下、駆動回路121により実行される。駆動回路121の構成については後に詳細に説明する。
例えば、図7に示す例では、第1の軸回りの回転量はAxとなり、第2の軸回りの回転量はAyとなる。駆動回路121は、回転量Ax及び回転量Ayが所定の値になるように駆動信号DSx及び駆動信号DSyを調整する。具体的には、回転量Ax及び回転量Ayは、検出信号PSを特定のタイミングでサンプリングして得られるサンプル値から求めることができる。図7に示す例では、サンプル値X1、サンプル値X2、サンプル値Y1、及びサンプル値Y2を用いて、以下の式(1)により回転量Axを求めることができ、以下の式(2)により回転量Ayを求めることができる。なお、サンプル値は夫々1回のサンプリングタイミングにおけるサンプル値ではなく複数のサンプル値の平均値でもよい。また、図7に示す例では、波形の立ち上り又は立下りの開始時、すなわち波形の変化の開始時にサンプリングを行っているが、波形の変化の終了時にサンプリングを行ってもよい。
Ax=Y1-X1=X2-Y2…(1)
Ay=X2-Y1=Y2-X1…(2)
図8は、駆動回路121の構成例を示すブロック図である。図8に示すように駆動回路121は、波形出力部1210x及び波形出力部1210yと、調整部1220x及び調整部1220yと、増幅部1230x及び増幅部1230yと、計算部1240と、A/D変換部1250と、を有する。
波形出力部1210xには同期信号SAxが与えられる。波形出力部1210xは、同期信号SAxに同期した台形波状の駆動信号DSxを生成する。図7では、詳細な図示を省略したが、波形出力部1210xは、駆動信号DSxの波形を表す波形データを記憶済の波形メモリーと、D/A変換器とを有する。波形出力部1210xは、同期信号SAxをトリガーとして波形メモリーに記憶されている波形データを読み出し、読み出した波形データをD/A変換器によりアナログ信号に変換し、変換結果であるアナログ信号を出力する。D/A変換器を使うことにより、変換クロック周波数を変えることによって、台形波の傾きを変更できる。更に波形データを変更することにより、任意の波形を出力することができる。波形出力部1210yの構成は波形出力部1210xの構成と同一である。波形出力部1210yには同期信号SAyが与えられる。波形出力部1210yは、同期信号SAyに同期した台形波状の駆動信号DSyを生成する。
調整部1220xは駆動信号DSxの振幅を、計算部1240から与えられるゲインに応じて変更する。調整部1220xは、電気的に抵抗値を変更できるようにデジタルポテンショメーターを使用した回路で構成される。デジタルポテンショメーターのインタフェースとしては、例えばI2Cバスが挙げられる。I2Cバスを用いることで、CPU等のプロセッサーからの制御を受け付けることができる。調整部1220yの構成は調整部1220xの構成と同一である。調整部1220yは駆動信号DSyの振幅を、計算部1240から与えられるゲインに応じて変更する。
増幅部1230xは、調整部1220xにより振幅を調整済の駆動信号DSxを増幅し、増幅済の駆動信号DSxをアクチュエーター6bに出力する。増幅部1230yは、調整部1220yにより振幅を調整済の駆動信号DSyを増幅し、増幅済の駆動信号DSyをアクチュエーター6aに出力する。
A/D変換部1250には、センサー7から出力される検出信号PSが与えられる。A/D変換部1250は検出信号PSをサンプリングし、サンプリングにより得られたサンプル値を取り込む。計算部1240は、A/D変換部1250により取り込んだサンプル値を使ってゲインの計算を行い、計算結果に応じて調整部1220x及び調整部1220yの制御を行う。
次いで、画素シフトを実現するためのフィードバック制御、及びこのフィードバック制御に先立って実行されるキャリブレーションについて説明する。
まず、キャリブレーションについて説明する。フィードバック制御は、センサー7により取得されるセンサー値が事前に定めた目標値となるように制御することで実現される。キャリブレーションとは、フィードバック制御における目標値を取得するための処理である。キャリブレーションは、第1の軸と第2の軸との夫々について、レーザー変位計等で光学部30の傾きを測定しながら所定の傾きになるように光学部30を第1の軸又は第2の軸を中心として回転させ、その時のセンサー7の出力値を目標値として記録することで実現される。キャリブレーションは、第1の軸と第2の軸の軸毎に行われる。図9は第1の軸回りの回転についてのキャリブレーションにおける駆動信号DSx及び駆動信号DSyの波形を示す図であり、図10は第2の軸回りの回転についてのキャリブレーションにおける駆動信号DSx及び駆動信号DSyの波形を示す図である。目標値Ax0及び目標値Ay0は、サンプル値X1、サンプル値X2、サンプル値Y1及びサンプル値Y2を用いて、以下の式(3)及び式(4)により求めることができる。
Ax0=X2-X1…(3)
Ay0=Y2-Y1…(4)
図11は、制御回路120が実行する制御方法の流れを示すフローチャートである。図11のフローチャートに示す制御方法は、表示画素を画素A→画素B→画素C→画素D→画素A…と切り替える毎に実行される。図11に示すように、この制御方法は、検出処理SA100、判定処理SA110、及び調整処理SA120を含む。
検出処理SA100では、制御回路120は、駆動信号DSxと駆動信号DSyの何れか一方が変化するように駆動回路121を制御し、検出信号PSの最大値と最小値とを計算部1240に取得させる。例えば、表示画素を画素Aから画素Bに切り替える時間区間においては、制御回路120は、駆動信号DSxがLレベルからHレベルに変化するように駆動回路121を制御する。表示画素を画素Bから画素Cに切り替える時間区間においては、制御回路120は駆動信号DSyがLレベルからHレベルに変化するように駆動回路121を制御する。表示画素を画素Cから画素Dに切り替える時間区間においては、制御回路120は、駆動信号DSxがHレベルからLレベルに変化するように駆動回路121を制御する。そして、表示画素を画素Dから画素Aに切り替える時間区間においては、制御回路120は、駆動信号DSyがHレベルからLレベルに変化するように駆動回路121を制御する。
表示画素を画素Aから画素Bに切り替える時間区間及び表示画素を画素Cから画素Dに切り替える時間区間は、第1駆動信号の波形を変化させる第1の時間区間の一例であり、この第1の時間区間において実行される検出処理SA100は、本開示における第1処理の一例である。また、表示画素を画素Bから画素Cに切り替える時間区間及び表示画素を画素Dから画素Aに切り替える時間区間は、第2駆動信号の波形を変化させる第2の時間区間の一例であり、この第2の時間区間において実行される検出処理SA100は、本開示における第2処理の一例である。前述したように、本実施形態では、表示画素を画素A→画素B→画素C→画素D→画素A…と切り替える毎に図11に示す制御方法が実行されるのであるから、図12に示すように、第1処理と第2処理とが交互に実行される。
判定処理SA110では、制御回路120は、検出処理SA100にて取得した最大値と最小値との差を回転量として計算部1240に算出させ、算出される回転量と目標値との差の絶対値が所定の閾値以上であるか否かを計算部1240に判定させる。より詳細に説明すると、検出処理SA100にて駆動信号DSxを変化させた場合には、制御回路120は、算出される回転量と目標値Ax0との差が所定の閾値以上であるか否かを計算部1240に判定させる。これに対して、検出処理SA100にて駆動信号DSyを変化させた場合には、制御回路120は、算出される回転量と目標値Ay0との差が所定の閾値以上であるか否かを計算部1240に判定させる。判定処理SA110の判定結果が“Yes”である場合には、制御回路120は、調整処理SA120を実行し、その後、この制御方法を終了する。判定処理SA110の判定結果が“No”である場合には、制御回路120は、調整処理SA120を実行することなく、この制御方法を終了する。
調整処理SA120では、制御回路120は、算出される回転量と目標値との差に応じて調整部1220x又は調整部1220yにゲインを調整させる。例えば、検出処理SA100にて駆動信号DSxを変化させた場合には、制御回路120は、目標値と回転量との差に応じて調整部1220xにゲインを調整させる。具体的には、目標値が回転量よりも大きい場合には、制御回路120は、ゲインを増加させ、目標値が回転量よりも小さい場合には、制御回路120は、ゲインを減少させる。検出処理SA100にて駆動信号DSyを変化させた場合には、制御回路120は、目標値と回転量との差に応じて調整部1220yにゲインを調整させる。検出処理SA100にて取得した最大値と最小値との差から求まる回転量は、実際の画素のシフト量を表す。このため、本実施形態によれば、実際の画素のシフト量の検出結果を可動部3の駆動制御に反映させることが可能になる。
以上説明したように本実施形態によれば、実際の画素のシフト量を検出し、検出結果を可動部3の駆動制御に反映させることが可能になる。また、本実施形態では、画素のシフト量を1つのセンサー7で検出し、また、サーボ制御は行わないため、光学デバイス2の回路規模が大きくなること、及び光学デバイス2の構造が複雑になることを回避できる。
2.その他の実施形態
(1)上記実施形態では、方形のフレームである保持部31の4つの隅のうちの1つにセンサー7が配置されるが、他の位置に配置されてもよい。例えば、映像光LLの入射方向から見た平面視において、保持部31の四つの隅のうちの第1の隅から第1の軸に沿って延び、第2の軸と交わる第1の辺、又は第1の隅から第2の軸に沿って延び、第1の軸と交わる第2の辺の何れか一方に配置されてもよい。具体的には、第1枠部32、第2枠部33、第3枠部34及び第4枠部35の何れかにセンサー7が配置されてもよい。要は、センサー7は、保持部31において第1の軸上の位置とは異なる位置、且つ第2の軸上の位置とも異なる位置に配置される態様であればよい。センサー7を第1の軸上の位置に配置すると、第1の軸回りの回転量を検出できなくなり、センサー7を第2の軸上の位置に配置すると、第2の軸回りの回転量を検出できなくなるからである。なお、上記実施形態では、保持部31の第1の辺の長さと第2の辺の長さとが等しかった、第1の辺の長さと第2の辺の長さが異なってもよい。また、上記実施形態では第1の軸は保持部31のY軸に沿った2つの辺の中点を結ぶ直線上に位置したが、当該直線上に第1の軸が位置しなくてもよい。同様に上記実施形態では、第2の軸は保持部31のX軸に沿った2つの辺の中点を結ぶ直線上に位置したが、当該直線上に第2の軸が位置しなくてもよい。
第1枠部32、第2枠部33、第3枠部34及び第4枠部35の何れかにセンサー7を配置する場合、センサー7は、第1の軸から第2の辺の長さの半分の長さ以上の距離を隔てた位置、且つ第2の軸から第1の辺の長さの半分の長さ以上の距離を隔てた位置、に配置されてもよい。センサー7の位置が回転の中心軸から離れるほど、センサー7により検出される最大値と最小値との差が大きくなるからである。また、センサー7は、第2の軸に沿った方向における第1の軸からの距離と第1の軸に沿った方向における第2の軸からの距離とが同じ位置、に配置されてもよい。ただし、センサー7は、ホール素子を有するため、平面視において、アクチュエーター6aとは重ならず、且つアクチュエーター6bとも重ならない位置に配置されることが好ましい。永久磁石61が発生される磁界の影響を回避するためである。
(2)上記実施形態では、センサー7の磁石73が保持部31に固定され、センサー基板71及びホールセンサー72が支持部4に固定されるが、磁石73とセンサー基板71及びホールセンサー72の配置を逆にすることもできる。
(3)上記実施形態は、アクチュエーター6a及びアクチュエーター6bとして、永久磁石61とコイル62を対向させてローレンツ力により駆動力を発生させる振動アクチュエーターを用いるが、他の原理で動作するアクチュエーターを用いることもできる。例えば、ピエゾアクチュエーターを採用することができる。
(4)上記実施形態では、本開示の特徴を顕著に示す光学デバイス2を含むプロジェクター1について説明したが、光学デバイス2を単体で製造又は販売してもよい。また、上記実施形態では、光学デバイス2に含まれるアクチュエーター6a及びアクチュエーター6bを駆動する駆動回路121を光学デバイス2とは別個に設けたが、光学デバイス2に駆動回路121を設けてもよい。
3.実施形態及び各変形例の少なくとも1つから把握される態様
本開示は、上述した各実施形態及び変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実現することができる。例えば、本開示は、以下の態様によっても実現可能である。以下に記載した各態様中の技術的特徴に対応する上記実施形態中の技術的特徴は、本開示の課題の一部又は全部を解決するために、或いは本開示の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
上述した光学デバイスの一態様は、映像光が入射する入射面を有し前記入射面に対する前記映像光の入射角度に応じて前記映像光を屈曲させ、屈曲後の前記映像光を出射する光学部と、前記光学部を支持する保持部と、を含む可動部と、第1のアクチュエーターと、第2のアクチュエーターと、駆動回路と、前記光学部の位置を検出するセンサーと、を備える。第1のアクチュエーターは、第1の軸を中心として前記可動部を回転させる。第2のアクチュエーターは、前記第1の軸と交わる第2の軸を中心として前記可動部を回転させる。駆動回路は、前記第1のアクチュエーターを駆動する第1駆動信号を前記第1のアクチュエーターに供給し、前記第2のアクチュエーターを駆動する第2駆動信号を前記第2のアクチュエーターに供給する。前記センサーは、前記第1の軸上の位置とは異なる位置 、且つ前記第2の軸上の位置とも異なる位置、に配置され、前記駆動回路は、前記センサーにより検出される前記光学部の位置に応じて前記第1駆動信号及び前記第2駆動信号を調整する。この態様によれば、光学デバイスの回路規模が大きくなること、及び光学デバイスの構造が複雑になることを回避しつつ、実際の画素のシフト量を検出し、検出結果を可動部の駆動制御に反映させることが可能になる。
上述した光学デバイスの一態様は、前記第1駆動信号と前記第2駆動信号とは所定の位相差を有し、前記センサーは、前記第1の軸を中心とする回転に応じた前記光学部の位置を検出する第1処理と、前記第2の軸を中心とする回転に応じた前記光学部の位置を検出する第2処理とを交互に実行してもよい。この態様によれば、第1の軸に沿ったシフト量の検出及び可動部の駆動制御への検出結果の反映と、第2の軸に沿ったシフト量の検出及び可動部の駆動制御への検出結果の反映とが交互に実行される。
上述した光学デバイスの一態様では、前記所定の位相差は前記第1駆動信号の1/4周期の位相差であってもよい。この態様によれば、前記第1駆動信号の1/4周期で、第1の軸に沿ったシフト量の検出及び可動部の駆動制御への検出結果の反映と、第2の軸に沿ったシフト量の検出及び可動部の駆動制御への検出結果の反映とが交互に実行される。
上述した光学デバイスの一態様では、前記第1処理が実行される第1の時間区間においては前記第1駆動信号の波形が変化し、前記第2処理が実行される第2の時間区間においては前記第2駆動信号の波形が変化してもよい。この態様によれば、第1の時間区間では、第1駆動信号の変化に起因するシフト量が検出され、第2の時間区間では、第2駆動信号の変化に起因するシフト量が検出される。
上述した光学デバイスの一態様では、前記センサーは、前記光学部の位置の変位に応じた波形を有する検出信号を出力し、前記駆動回路は、前記検出信号のサンプル値における最大値と最小値の差によって前記可動部の回転量を求めてもよい。この態様によれば、検出信号のサンプル値における最大値と最小値の差によって可動部の回転量が求まる。
上述した光学デバイスの一態様では、前記保持部は、前記光学部を囲む方形のフレームあり、前記映像光の入射方向から見た平面視において、前記保持部の四つの隅のうちの第1の隅から前記第1の軸に沿って延びる前記保持部の第1の辺は前記第2の軸と交わる一方、前記第1の隅から前記第2の軸に沿って延びる前記保持部の第2の辺は前記第1の軸と交わり、前記センサーは前記保持部に配置されてもよい。
上述した光学デバイスの一態様では、前記センサーは、前記第1の軸から前記第2の辺の長さの半分の長さ以上の距離を隔てた位置、且つ前記第2の軸から前記第1の辺の長さの半分の長さ以上の距離を隔てた位置、に配置されてもよい。センサーの位置が回転の中心軸から離れるほど、センサーにより検出される最大値と最小値との差が大きくなるからである。
上述した光学デバイスの一態様では、前記センサーは、前記第2の軸に沿った方向における前記第1の軸からの距離と前記第1の軸に沿った方向における前記第2の軸からの距離とが同じ位置に配置されてもよい。
上述した光学デバイスの一態様では、前記センサーは、前記第1の隅に配置されてもよい。
上述した光学デバイスの一態様では、前記第1のアクチュエーターは、前記可動部に設けられる第1磁石と前記第1駆動信号に応じた電流を供給される第1コイルとを含んでもよく、前記第2のアクチュエーターは、前記可動部に設けられる第2磁石と前記第2駆動信号に応じた電流を供給される第2コイルとを含でもよい。更に、前記センサーは、ホール素子を有する磁気センサーであり、前記平面視において、前記第1のアクチュエーターとは重ならず、且つ前記第2のアクチュエーターとも重ならない位置に配置されてもよい。
上述したプロジェクターの一態様は、上記何れかの態様の光学デバイスを有する。この態様によれば、プロジェクターの回路規模が大きくなること、及びプロジェクターの構造が複雑になることを回避しつつ、実際の画素のシフト量を検出し、検出結果を可動部の駆動制御に反映させることが可能になる。
上述した光学デバイスの制御方法の一態様は、映像光が入射する入射面を有し前記入射面に対する前記映像光の入射角度に応じて前記映像光を屈曲させ、屈曲後の前記映像光を出射する光学部と、前記光学部を支持する保持部と、を含む可動部と、第1のアクチュエーターと、第2のアクチュエーターと、を備える光学デバイスの制御方法である。第1のアクチュエーターは、第1の軸を中心として前記可動部を回転させる。第2のアクチュエーターは、前記第1の軸と交わる第2の軸を中心として前記可動部を回転させる。この制御方法においては、前記第1の軸上の位置とは異なる位置、且つ前記第2の軸上の位置とも異なる位置、に配置されるセンサーにより前記光学部の位置を検出する。そして、前記第1のアクチュエーターを駆動する第1駆動信号と前記第2のアクチュエーターを駆動する第2駆動信号とを、前記センサーにより検出される前記光学部の位置に応じて調整する。この態様によっても、光学デバイスの回路規模が大きくなること、及び光学デバイスの構造が複雑になることを回避しつつ、実際の画素のシフト量を検出し、検出結果を可動部の駆動制御に反映させることが可能になる。
1…プロジェクター、2…光学デバイス、3…可動部、4…支持部、5a…第1梁部、5b…第2梁部、6a…アクチュエーター、6b…アクチュエーター、7…センサー、30…光学部、31…保持部、32…第1枠部、33…第2枠部、34…第3枠部、35…第4枠部、36…開口部、38…取付部、40…開口部、61…永久磁石、62…コイル、63…磁石保持板、64…コイル保持板、71…センサー基板、72…ホールセンサー、73…磁石、101…スクリーン、102…光源、104a…ミラー、104b…ミラー、104c…ミラー、106a…ダイクロイックミラー、106b…ダイクロイックミラー、108B…液晶表示素子、108G…液晶表示素子、108R…液晶表示素子、110…ダイクロイックプリズム、112…投射光学系、120…制御回路、121…駆動回路、122…画像処理回路、123…記憶装置、311…前板部、312…側板部、313…爪部、621…有効辺、622…有効辺、623…中心孔、641…ベース部、644…突出部、1210x…波形出力部、1210y…波形出力部、1220x…調整部、1220y…調整部、1230x…増幅部、1230y…増幅部、1240…計算部、1250…A/D変換部。

Claims (12)

  1. 映像光が入射する入射面を有し前記入射面に対する前記映像光の入射角度に応じて前記映像光を屈曲させ、屈曲後の前記映像光を出射する光学部と、前記光学部を支持する保持部と、を含む可動部と、
    第1の軸を中心として前記可動部を回転させる第1のアクチュエーターと、
    前記第1の軸と交わる第2の軸を中心として前記可動部を回転させる第2のアクチュエーターと、
    前記第1のアクチュエーターを駆動する第1駆動信号を前記第1のアクチュエーターに供給し、前記第2のアクチュエーターを駆動する第2駆動信号を前記第2のアクチュエーターに供給する駆動回路と、
    前記光学部の位置を検出するセンサーと、
    を備え、
    前記駆動回路は、前記センサーにより検出される前記光学部の位置に応じて前記第1駆動信号及び前記第2駆動信号をそれぞれ調整し、
    前記センサーは、前記第1の軸上の位置とは異なる位置 、且つ前記第2の軸上の位置とも異なる位置、に配置される、
    光学デバイス。
  2. 前記第1駆動信号と前記第2駆動信号とは所定の位相差を有し、
    前記センサーは、前記第1の軸を中心とする回転に応じた前記光学部の位置を検出する第1処理と、前記第2の軸を中心とする回転に応じた前記光学部の位置を検出する第2処理とを交互に実行する、
    請求項1に記載の光学デバイス。
  3. 前記所定の位相差は、前記第1駆動信号の1/4周期の位相差である、
    請求項2に記載の光学デバイス。
  4. 前記第1処理が実行される第1の時間区間においては前記第1駆動信号の波形が変化し、前記第2処理が実行される第2の時間区間においては前記第2駆動信号の波形が変化する、
    請求項3に記載の光学デバイス。
  5. 前記センサーは、前記光学部の位置の変位に応じた波形を有する検出信号を出力し、
    前記駆動回路は、前記検出信号のサンプル値における最大値と最小値の差によって前記可動部の回転量を求める、
    請求項1から4のうちの何れか1項に記載の光学デバイス。
  6. 前記保持部は、前記光学部を囲む方形のフレームあり、
    前記映像光の入射方向から見た平面視において、前記保持部の四つの隅のうちの第1の隅から前記第1の軸に沿って延びる前記保持部の第1の辺は前記第2の軸と交わる一方、前記第1の隅から前記第2の軸に沿って延びる前記保持部の第2の辺は前記第1の軸と交わり、
    前記センサーは前記保持部に配置される、
    請求項1から5のうちの何れか1項に記載の光学デバイス。
  7. 前記センサーは、前記第1の軸から前記第2の辺の長さの半分の長さ以上の距離を隔てた位置、且つ前記第2の軸から前記第1の辺の長さの半分の長さ以上の距離を隔てた位置
    、に配置される、
    請求項6に記載の光学デバイス。
  8. 前記センサーは、前記第2の軸に沿った方向における前記第1の軸からの距離と前記第
    1の軸に沿った方向における前記第2の軸からの距離とが同じ位置に配置される、
    請求項6に記載の光学デバイス。
  9. 前記センサーは、前記第1の隅に配置される、
    請求項6に記載の光学デバイス。
  10. 前記第1のアクチュエーターは、前記可動部に設けられる第1磁石と前記第1駆動信号に応じた電流を供給される第1コイルとを含み、
    前記第2のアクチュエーターは、前記可動部に設けられる第2磁石と前記第2駆動信号に応じた電流を供給される第2コイルとを含み、
    前記センサーは、ホール素子を有する磁気センサーであり、前記平面視において、前記第1のアクチュエーターとは重ならず、且つ前記第2のアクチュエーターとも重ならない位置に配置される、
    請求項6から9のうちの何れか1項に記載の光学デバイス。
  11. 請求項1から10のうちの何れか1項に記載の光学デバイスを有するプロジェクター。
  12. 映像光が入射する入射面を有し前記入射面に対する前記映像光の入射角度に応じて前記映像光を屈曲させ、屈曲後の前記映像光を出射する光学部と、前記光学部を支持する保持部と、を含む可動部と、第1の軸を中心として前記可動部を回転させる第1のアクチュエーターと、前記第1の軸と交わる第2の軸を中心として前記可動部を回転させる第2のアクチュエーターと、を備える光学デバイスの制御方法において、
    前記第1の軸上の位置とは異なる位置、且つ前記第2の軸上の位置とも異なる位置、に配置されるセンサーにより前記光学部の位置を検出し、
    前記第1のアクチュエーターを駆動する第1駆動信号と前記第2のアクチュエーターを駆動する第2駆動信号とを、前記センサーにより検出される前記光学部の位置に応じてそれぞれ調整する、光学デバイスの制御方法。
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