JP4862302B2 - 送風装置 - Google Patents

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Description

本願発明は、送風装置に関し、さらに詳しくは一つの羽根車で多様な使用形態が選択できる送風装置に関するものである。
例えば、加湿と吸湿とを選択的に行い得るように構成したユニットの場合、小風量・高静圧の空気流路と大風量・低静圧の空気流路とを形成する必要がある。このような要求に対処するものとしては、加湿ファンと吸湿ファンとを備えた送風装置が既に提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−98365号公報。
ところが、上記特許文献1に開示されている送風装置の場合、それぞれモータで駆動される好適な形状の羽根車と圧力回復装置(例えば、スクロールなど)を組み合わせて構成されるところから、送風装置の所要収納スペースが大きくなり、コストも増大するという不具合があった。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、多様な使用形態に対応できるとともに、収納スペースを可及的に小さく抑え得る送風装置を提供することを目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、遠心羽根車1と、該遠心羽根車1と対向する吸込口3を有するファンケーシング2とからなる送風装置において、前記ファンケーシング2に、前記吸込口3側に位置して前記遠心羽根車1から遠心方向に吹き出される空気流を一つの吹出口4へ導く空気流路6を構成するスクロール13と、該スクロール13の反吸込口側に位置して前記遠心羽根車1から遠心方向に吹き出される空気流を遠心方向全周に形成された吹出口5へ導く空気流路7を構成するディフューザ14とを設けるとともに、前記二つの空気流路6,7の一方に、流路開閉手段8を付設している。
上記のように構成したことにより、一つの遠心羽根車1から遠心方向に吹き出される空気流が二つの空気流路6,7のうち選ばれた空気流路6あるいは7を介して二つの吹出口4,5のうち選ばれた吹出口4あるいは5へ導かれることとなる。従って、流路開閉手段8による二つの空気流路6,7の一方の開閉によって多様な使用形態に対応することができることとなり、低コストで収納スペースの小さい送風装置が得られる。しかも、二つの空気流路6,7を、前記吸込口3側に位置するスクロール13と、該スクロール13の反吸込口側に位置するディフューザ14とにより構成しているので、スクロール13の側面側にディフューザ14を連続形成することができることとなり、全体の収納スペースをより一層小さくすることができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第の手段として、上記第の手段を備えた送風装置において、前記スクロール13の周面部13aを、軸方向反吸込口側に向かって拡大する形状とすることもでき、そのように構成した場合、スクロール13側からディフューザ14へ向かう空気流の流れがスムーズとなるところから、空力性能がより向上する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第の手段として、上記第又は第の手段を備えた送風装置において、前記流路開閉手段8を、小風量・高静圧での使用時においては前記ディフューザ14の吹出口5への空気流を遮断し、大風量・低静圧での使用時においては前記スクロール13およびディフューザ14の吹出口4,5への空気流を遮断しないものとすることもでき、そのように構成した場合、小風量・高静圧あるいは大風量・低静圧での使用時に好適に対応できる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第の手段として、上記第、第又は第の手段を備えた送風装置において、前記流路開閉手段8を、前記ディフューザ14により構成された空気流路7を開閉するものとすることもでき、そのように構成した場合、流路開閉手段8を開閉することにより、ディフューザ14からの空気吹出を許容あるいは禁止できることとなり、多様な使用形態に対応することができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第の手段として、上記第の手段を備えた送風装置において、前記スクロール13により構成される空気流路6の吹出口4に、圧損付与部材24を設けることもでき、そのように構成した場合、流路開閉手段8の開時においては圧損付与部材24の存在によりスクロール13からの空気吹出はほとんど得られずディフューザ14のみからの吹出空気が得られ、吸湿用ファンとして最適なものとなる一方、流路開閉手段8の閉時においてはスクロール13からのみの吹出空気が得られ、加湿用ファンとして最適なものとなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第の手段として、上記第の手段を備えた送風装置において、前記圧損付与部材24を、空気搬送流路により構成することもでき、そのように構成した場合、圧損付与部材24を空気搬送流路(例えば、室外機から室内機への空気搬送流路)として利用できることとなり、構造の簡略化を図ることができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第の手段として、上記第、第、第、第、第又は第の手段を備えた送風装置において、前記スクロール13の後板13bの外方に、周方向に延びる延設部27を遠心方向に一体に延設するとともに、該延設部27を、前記ディフューザ14の前板14aを兼用するように構成することもでき、そのように構成した場合、送風装置における軸方向寸法を可及的に小さくできるところから、占有スペースを小さくできる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第の手段として、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第の手段を備えた送風装置において、前記遠心羽根車1として、シュラウドレスタイプの遠心羽根車を採用する一方、前記吸込口3を、ベルマウス形状とすることもでき、そのように構成した場合、羽根車の出口部における風速分布が良好となる。
本願発明の第1の手段によれば、遠心羽根車1と、該遠心羽根車1と対向する吸込口3を有するファンケーシング2とからなる送風装置において、前記ファンケーシング2に、前記吸込口3側に位置して前記遠心羽根車1から遠心方向に吹き出される空気流を一つの吹出口4へ導く空気流路6を構成するスクロール13と、該スクロール13の反吸込口側に位置して前記遠心羽根車1から遠心方向に吹き出される空気流を遠心方向全周に形成された吹出口5へ導く空気流路7を構成するディフューザ14とを設けるとともに、前記二つの空気流路6,7の一方に、流路開閉手段8を付設して、一つの遠心羽根車1から遠心方向に吹き出される空気流が二つの空気流路6,7のうち選ばれた空気流路6あるいは7を介して二つの吹出口4,5のうち選ばれた吹出口4あるいは5へ導かれるようにしたので、流路開閉手段8による二つの空気流路6,7のいずれか一方の開閉によって多様な使用形態に対応することができることとなり、低コストで収納スペースの小さい送風装置が得られるという効果がある。しかも、二つの空気流路6,7を、前記吸込口3側に位置するスクロール13と、該スクロール13の反吸込口側に位置するディフューザ14とにより構成しているので、スクロール13の側面側にディフューザ14を連続形成することができることとなり、全体の収納スペースをより一層小さくすることができるという効果もある。
本願発明の第の手段におけるように、上記第の手段を備えた送風装置において、前記スクロール13の周面部13aを、軸方向反吸込口側に向かって拡大する形状とすることもでき、そのように構成した場合、スクロール13側からディフューザ14へ向かう空気流の流れがスムーズとなるところから、空力性能がより向上する。
本願発明の第の手段におけるように、上記第又は第の手段を備えた送風装置において、前記流路開閉手段8を、小風量・高静圧での使用時においては前記ディフューザ14の吹出口5への空気流を遮断し、大風量・低静圧での使用時においては前記スクロール13およびディフューザ14の吹出口4,5への空気流を遮断しないものとすることもでき、そのように構成した場合、小風量・高静圧あるいは大風量・低静圧での使用時に好適に対応できる。
本願発明の第の手段におけるように、上記第、第又は第の手段を備えた送風装置において、前記流路開閉手段8を、前記ディフューザ14により構成された空気流路7を開閉するものとすることもでき、そのように構成した場合、流路開閉手段8を開閉することにより、ディフューザ14からの空気吹出を許容あるいは禁止できることとなり、多様な使用形態に対応することができる。
本願発明の第の手段におけるように、上記第の手段を備えた送風装置において、前記スクロール13により構成される空気流路6の吹出口4に、圧損付与部材24を設けることもでき、そのように構成した場合、流路開閉手段8の開時においては圧損付与部材24の存在によりスクロール13からの空気吹出はほとんど得られずディフューザ14のみからの吹出空気が得られ、吸湿用ファンとして最適なものとなる一方、流路開閉手段8の閉時においてはスクロール13からのみの吹出空気が得られ、加湿用ファンとして最適なものとなる。
本願発明の第の手段におけるように、上記第の手段を備えた送風装置において、前記圧損付与部材24を、空気搬送流路により構成することもでき、そのように構成した場合、圧損付与部材24を空気搬送流路(例えば、室外機から室内機への空気搬送流路)として利用できることとなり、構造の簡略化を図ることができる。
本願発明の第の手段におけるように、上記第、第、第、第、第又は第の手段を備えた送風装置において、前記スクロール13の後板13bの外方に、周方向に延びる延設部27を遠心方向に一体に延設するとともに、該延設部27を、前記ディフューザ14の前板14aを兼用するように構成することもでき、そのように構成した場合、送風装置における軸方向寸法を可及的に小さくできるところから、占有スペースを小さくできる。
本願発明の第の手段におけるように、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第の手段を備えた送風装置において、前記遠心羽根車1として、シュラウドレスタイプの遠心羽根車を採用する一方、前記吸込口3を、ベルマウス形状とすることもでき、そのように構成した場合、羽根車の出口部における風速分布が良好となる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について説明する。
第1の実施の形態
図1ないし図14には、本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置が示されている。
この送風装置Xは、図1および図2に示すように、遠心羽根車1と、該遠心羽根車1と対向する吸込口3を有するファンケーシング2とからなっており、該ファンケーシング2には、前記遠心羽根車1から遠心方向に吹き出される空気流を二つの吹出口4,5へ導く二つの空気流路6,7が設けられている。また、後述するように、前記二つの空気流路6,7を選択的に開閉する流路開閉手段8が付設されている。
前記遠心羽根車1は、駆動源であるファンモータ(図示省略)の回転軸9に枢支された主板10の外周縁部に多数の後退翼11,11・・を立設して構成されたシュラウドレスタイプとされており、前記後退翼11,11・・の反主板側外周端には、遠心羽根車1から吹き出される空気流の一部が各翼11の反主板側へ循環する循環流を生起させて均一な吹出空気流分布が得られようにするためのリング体12が設けられている。また、前記各翼11は、反主板側が吸込側から吹出側に向かうにしたがって主板10に近づく傾斜翼とされている。このようにすると、前記循環流の生起がより容易となる。
前記ファンケーシング2は、前記吸込口3側に位置して吹出口4を有するスクロール13と、該スクロール13の反吸込口側に位置して吹出口5を有する半径移行型のディフューザ14とからなっており、前記スクロール13内に前記空気流路6が形成される一方、ディフューザ14内に前記空気流路7が形成されることとなっている。なお、前記スクロール13の周面部13aは、遠心羽根車1の回転軸9と平行とされている。このようにすると、スクロール13の側面側にディフューザ14を連続形成することができるところから、全体の収納スペースをより一層小さくすることができる。
前記流路開閉手段8は、ディフューザ14の吹出口5を開閉するダンパとされている。該ダンパ8は、小風量・高静圧での使用時(図8の使用点Aでの使用時)においては前記ディフューザ14への空気流を遮断するように閉状態とされ、大風量・低静圧での使用時(図8の使用点Bでの使用時)においては前記スクロール13およびディフューザ14への空気流を遮断しないように開状態とされる。このようにすると、小風量・高静圧あるいは大風量・低静圧での使用時に好適に対応できる。
ところで、図3に示すように、前記スクロール13の周面部13aを、軸方向反吸込口側に向かって拡大する形状とするのが望ましい。このようにすると、スクロール13側からディフューザ14へ向かう空気流の流れがスムーズとなるところから、空力性能がより向上する。
また、図4に示すように、前記ディフューザ14を、斜流タイプとすることもできる。
また、図5に示すように、遠心羽根車1の主板10の外周部を切除(仮想線参照)して、各翼11の主板側外周部を開放すると、空力性能が向上する。なお、図6に示すように、吸込口3の内端を斜めカット形状とするのが吸込空気流を遠心羽根車1に導く上で好ましい。また、図5に示す遠心羽根車1の各翼11の羽根前縁は、主板10側から反主板側に向かって半径方向に傾斜した形状とされているが、図2〜図4に示すように、回転中心と平行となるようにしてもよい。また、遠心羽根車1の各翼11の羽根前縁に、セレーション15(仮想線参照)を形成することもできる。このようにすると、送風音を若干低減できる(例えば、1〜0.5dBA低減できる)。
また、図7に示すように、遠心羽根車1を、モータ回転軸9が枢支される主板10と該主板1の外周部と対向して配置されたシュラウド16との間に多数の後退翼11,11・・を挟持して構成されたシュラウド有りタイプとすることもできる。この場合、主板10の外周部を切除して各翼11の主板側を開放したものは、羽根車が容易に成形できる点で望ましい。また、この場合、吸込口3には、前記シュラウド16の内端を臨ませる環状溝17が形成されている。
ついで、図9および図10を参照して、本願発明の送風装置を除加湿装置に使用した場合について説明する。
この除加湿装置Yは、室外に設置されるものであり、前面に空気吸込口18,18・・を有するケーシング19を備えている。該ケーシング19内には、前記空気吸込口18,18・・の内面側に位置するヒータ内蔵の吸着エレメント20と、本願発明の実施の形態にかかる送風装置Xとが配設されている。前記ケーシング19の上下面後部および背面上下には、空気吹出口21,22が形成されている。また、前記送風装置Xにおけるスクロール13の吹出口4には、連結管23を介して室内機(図示省略)へ通じるホース24が接続されている。符号25はケーシング19内を吸込側と吹出側とに区画する仕切板、26はファンモータである。
この除加湿装置Yにおいては、例えば加湿運転の場合、吸着エレメント20で吸湿した水分を内蔵ヒータで脱離させた水蒸気を空気流に乗せてホース24を介して室内機側へ搬送するが、この場合、小風量・高静圧となるところから、送風装置Xは、図8の使用点Aでの運転となる。従って、ダンパ8によってディフューザ14の出口である吹出口5を閉鎖状態として、空気流路7への空気流通を遮断し、スクロール13内の空気流路6を開放する。また、例えば除湿運転の場合、室外の空気中から吸着エレメント20で水分を吸湿させる必要がある。この場合、多量の室外空気を吸い込んで、除湿された空気を室外側に排出させる必要があるので、大風量・低静圧となるところから、送風装置Xは、図8の使用点Bでの運転となる。従って、ダンパ8を開放して二つの空気流路6,7への空気流通で対処する。
次に、図11ないし図14を参照して、流路開閉手段8について説明する。
図11に示す流路開閉手段8は、ディフューザ14の出口である吹出口5を開閉するダンパとされている。この場合、ダンパ8は、水平方向への移動により開閉作動されることとなっている。この場合、ディフューザ14内に空気のよどみ部ができるため、性能が劣化するおそれがある。
図12に示す流路開閉手段8は、ディフューザ14の入口側(換言すれば、スクロール13の背面部)を開閉するダンパとされている。この場合、ダンパ8は、水平方向への移動により開閉作動されることとなっている。この場合、ディフューザ14内に空気のよどみ部ができないため、性能が向上する。
図13に示す流路開閉手段8は、スクロール13の出口である吹出口4を開閉するダンパとされている。この場合、ダンパ8は、上下方向への移動により開閉作動されることとなっている。この場合、スクロール13の出口部分に空気のよどみ部ができるため、性能が劣化するおそれがある。
図14に示す流路開閉手段8は、スクロール13の出口部分における内側を開閉するダンパとされている。この場合、ダンパ8は、上下方向への移動により開閉作動されることとなっている。この場合、スクロール13の出口部分に空気のよどみ部ができないため、性能が向上するが、スクロール13への空気流を遮断しないものに比べて性能が劣化する。
以上記述した実施の形態は、先の明細書および図面に開示されているものである。以下に、新たに追加された実施の形態について説明する。
第2の実施の形態
図15および図16には、本願発明の第2の実施の形態にかかる送風装置が示されている。
この場合、送風装置Xは、室外側に設置して使用されるものであり、該送風装置Xにおけるスクロール13の吹出口4には、室内機(図示省略)へ通じるホース24が接続されている。このホース24は、室外側から室内側への空気搬送流路を構成するものであり、大きな圧力損失(例えば、1300Pa)を有する可撓性部材からなっていて、前記吹出口4から吹き出される空気流に対して大きな圧損を付与する圧損付与部材として作用する。また、この送風装置Xにおけるディフューザ14の吹出口5には、流路開閉手段として作用するダンパ8が付設されているが、スクロール13の吹出口4には、流路開閉手段は設けられていない。
上記構成の送風装置Xを加湿運転用として使用する場合、図15に示すように、ディフューザ14側のダンパ8を閉鎖状態として使用される。すると、スクロール13の吹出口4からはホース24を介して小風量の加湿空気が吹き出されることとなる。この場合、図8のA点で示す小風量・高静圧となる。また、除湿運転用として使用する場合、図16に示すように、ディフューザ14側のダンパ8を開放状態として使用される。すると、ディフューザ14の吹出口5からは大風量の除湿空気が吹き出されることとなるが、スクロール13側からはホース24を介して極めて少量の除湿空気が吹き出される。この場合、図8のB点で示す大風量・低静圧となる。なお、ホース24を介して除湿空気が極めて少量流れるが、この除湿空気は換気用空気としても利用できる。しかも、ホース24内を流れる空気は除湿空気なので、ホース24内面への結露の心配もない。
ちなみに、この送風装置Xを除湿運転用として使用した場合における室外側運転音を、スクロール13側にダンパを設けた場合と設けない場合(本実施の形態の場合)とについて調べたところ、図17の結果が得られた。
上記結果によれば、ダンパ全閉の場合、空洞部の不安定な流れにより運転音が高く(C点参照:基準値)、ダンパなしで室外吹出の場合、運転音は基準値に比べ大きく低減され(D点参照)、ダンパ全閉で室外吹出の場合、ダンパで発生する音があるが基準値より低減されている(E点参照)。以上はスクロール側にダンパを設けたものである。
一方、本実施の形態におけるように、スクロール側にダンパを設けない場合、ホースが短くても運転音は相当に低減され(F点参照)、ホースが長いと運転音はさらに低減される(G点参照)。
上記したように、本実施の形態においては、スクロール13側に流路開閉手段として作用するダンパ8を設けなくとも、ダンパ8の開時においては圧損付与部材として作用するホース24の存在によりスクロール13からの空気吹出はほとんど得られずディフューザ14のみからの吹出空気が得られ、吸湿用ファンとして最適なものとなる一方、ダンパ8の閉時においてはスクロール13からのみの吹出空気が得られ、加湿用ファンとして最適なものとなる。しかも、前述したように、運転音の低減にも大いに寄与する。
第3の実施の形態
図18には、本願発明の第3の実施の形態にかかる送風装置が示されている。
この場合、スクロール13の後板13bの外方には、周方向に延びる延設部27が遠心方向に一体に延設されており、該延設部27は、前記ディフューザ14の前板14aを兼用するように構成されている。このようにすると、送風装置Xにおける軸方向寸法Lを可及的に小さくできるところから、占有スペースを小さくできる。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
本願発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。
本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置の縦断正面図である。 図1のII−II断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置の変形例を示す断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置の他の変形例を示す断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置を構成する遠心羽根車の変形例を示す断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置を構成する遠心羽根車の変形例における吸込口の詳細を示す断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置を構成する遠心羽根車のもう一つの変形例を示す断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置の使用態様を説明するための風量−静圧特性図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置を用いた除加湿装置の加湿運転時の縦断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置を用いた除加湿装置の除湿運転時の縦断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置における流路開閉手段の一例を示す縦断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置における流路開閉手段の他の一例を示す縦断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置における流路開閉手段のもう一つの他の一例を示す縦断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置における流路開閉手段のもう一つの他の一例を示す縦断面図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる送風装置の小風量・高静圧運転時(例えば、加湿運転時)の状態を示す縦断正面図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる送風装置の大風量・低静圧運転時(例えば、除湿運転時)の状態を示す縦断正面図である。 この種の送風装置における室外側運転音の低減効果を調べた特性図である。 本願発明の第3の実施の形態にかかる送風装置の縦断正面図である。
1は遠心羽根車
2はファンケーシング
3は吸込口
4,5は吹出口
6,7は空気流路
8は流路開閉手段(ダンパ)
13はスクロール
13aは周面部
13bは後板
14はディフューザ
14aは前板
24は圧損付与部材(ホース)
27は延設部
Xは送風装置

Claims (8)

  1. 遠心羽根車(1)と、該遠心羽根車(1)と対向する吸込口(3)を有するファンケーシング(2)とからなる送風装置であって、前記ファンケーシング(2)には、前記吸込口(3)側に位置して前記遠心羽根車(1)から遠心方向に吹き出される空気流を一つの吹出口(4)へ導く空気流路(6)を構成するスクロール(13)と、該スクロール(13)の反吸込口側に位置して前記遠心羽根車(1)から遠心方向に吹き出される空気流を遠心方向全周に形成された吹出口(5)へ導く空気流路(7)を構成するディフューザ(14)とを設けるとともに、前記二つの空気流路(6),(7)の一方には、流路開閉手段(8)を付設したことを特徴とする送風装置。
  2. 前記スクロール(13)の周面部(13a)を、軸方向反吸込口側に向かって拡大する形状としたことを特徴とする請求項記載の送風装置。
  3. 前記流路開閉手段(8)を、小風量・高静圧での使用時においては前記ディフューザ(14)の吹出口(5)への空気流を遮断し、大風量・低静圧での使用時においては前記スクロール(13)および前記ディフューザ(14)の吹出口(4),(5)への空気流を遮断しないものとしたことを特徴とする請求項およびのいずれか一項記載の送風装置。
  4. 前記流路開閉手段(8)を、前記ディフューザ(14)により構成された空気流路(7)を開閉するものとしたことを特徴とする請求項およびのいずれか一項記載の送風装置。
  5. 前記スクロール(13)により構成される空気流路(6)の吹出口(4)には、圧損付与部材(24)を設けたことを特徴とする請求項記載の送風装置。
  6. 前記圧損付与部材(24)を、空気搬送流路により構成したことを特徴とする請求項記載の送風装置。
  7. 前記スクロール(13)の後板(13b)の外方には、周方向に延びる延設部(27)を遠心方向に一体に延設するとともに、該延設部(27)を、前記ディフューザ(14)の前板(14a)を兼用するように構成したことを特徴とする請求項およびのいずれか一項記載の送風装置。
  8. 前記遠心羽根車(1)として、シュラウドレスタイプの遠心羽根車を採用する一方、前記吸込口(3)を、ベルマウス形状としたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6およびのいずれか一項記載の送風装置。
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