JP2007113526A - 送風装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 収納スペースを可及的に小さく抑え得るようにした送風装置において、運転音および圧損の低減を図る。
【解決手段】 遠心羽根車1と、該遠心羽根車1と対向する吸込口3を有するファンケーシング2とからなり、該ファンケーシング2に、前記遠心羽根車1から遠心方向に吹き出される空気流を二つの吹出口4,5へ導くために前記吸込口3側に位置するスクロール13と、該スクロール13の反吸込口側に位置するディフューザ14とを設けた送風装置において、前記ディフューザ14の吹出側に、吹出空気流を軸方向であって前記吸込口3側に案内する案内流路部材6を設けて、ディフューザ14からの吹出空気流が、案内流路部材6に案内されて軸方向であって吸込口3側に流れるUターン流れとなるようにしている。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、送風装置に関し、さらに詳しくは一つの羽根車で多様な使用形態が選択できる送風装置に関するものである。
例えば、加湿と吸湿とを選択的に行い得るように構成したユニットの場合、小風量・高静圧の空気流路と大風量・低静圧の空気流路とを形成する必要がある。このような要求に対処するものとしては、加湿ファンと吸湿ファンとを備えた送風装置が既に提案されている(特許文献1参照)。
特開2002−98365号公報)。
ところが、上記特許文献1に開示されている送風装置の場合、それぞれモータで駆動される好適な形状の羽根車と圧力回復装置(例えば、スクロールなど)を組み合わせて構成されるところから、送風装置の所要収納スペースが大きくなり、コストも増大するという不具合があった。
そこで、本出願人は、上記不具合を解消するために、スクロールの出口と斜め後方側から遠心方向に案内するディフューザとから吹き出すように構成した遠心羽根車を内蔵した送風装置を先願として提案している(特願2005−197588)。
ところが、この先願例の場合、ディフューザ出口から遠心方向に吹き出される空気流が、吹出グリルから直接放射されることとなっているため、外部に漏れる送風装置の運転音が大きくなってしまうおそれが生じる。また、吹出グリルから内部(例えば、羽根車)が見えることとなるため、安全対策(例えば、手が入らないような細かい格子状のグリルを設けること等)が必要となる。その結果、圧損の増加を招くおそれがあるとともに、吹出グリルでの音の発生を無視できなくなる。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、収納スペースを可及的に小さく抑え得るようにした送風装置において、運転音および圧損の低減を図ることを目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、遠心羽根車1と、該遠心羽根車1と対向する吸込口3を有するファンケーシング2とからなり、該ファンケーシング2に、前記遠心羽根車1から遠心方向に吹き出される空気流を二つの吹出口4,5へ導くために前記吸込口3側に位置するスクロール13と、該スクロール13の反吸込口側に位置するディフューザ14とを設けた送風装置において、前記ディフューザ14の吹出側に、吹出空気流を軸方向であって前記吸込口3側に案内する案内流路部材6を設けている。
上記のように構成したことにより、一つの遠心羽根車1から遠心方向に吹き出される空気流がスクロール13およびディフューザ14を介して二つの吹出口4,5へ導かれることとなり、低コストで収納スペースの小さい送風装置が得られる。また、ディフューザ14からの吹出空気流は、案内流路部材6に案内されて軸方向であって吸込口3側に流れることとなり、ディフューザ14からの吹出空気流が、送風装置を囲む部材(例えば、ケーシング)に形成した吹出グリルから直接放射されることがなくなる。従って、外部へ漏れる運転音を低減できるとともに、遠心羽根車1が外部から見えることもなくなるところから、案内対策の必要性が低くなる結果、圧損の増加および吹出グリルでの音の発生もなくなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた送風装置において、前記案内流路部材6に、前記スクロール13の吹出口4側を横切る部分であって前記吸込口3の反対側となる部分に吹出開口7を形成するとともに、該吹出開口7からの吹出空気流を前記案内流路部材6の外周側に沿って案内するガイド部材8を付設することもでき、そのように構成した場合、スクロール13の出口側に吹出グリルが形成されず、他の部位に吹出グリルが形成されている形態であっても、吹出空気流は、案内流路部材6に形成された吹出開口7からガイド部材8に案内されて案内流路部材6の外周側に沿って流れ、スクロール13の出口側以外に形成されている吹出グリルから外部へ吹き出されることとなり、吹出流れの動圧を有効に活用しつつ吹出方向の制御を行うことができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第1又は第2の手段を備えた送風装置において、前記スクロール13における反吸込口側端部13bの位置を、前記遠心羽根車1の羽根11出口における反吸込口側端部11aより反吸込口側に所定距離だけ突出させることもでき、そのように構成した場合、ディフューザ14から吹き出される空気流がスムーズに案内流路部材6に案内されて吸込口3側にUターンされることとなるし、スクロール13の反吸込口側における空気流の流れもスムーズとなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第1、第2又は第3の手段を備えた送風装置において、前記遠心羽根車1として、シュラウドレスタイプの遠心羽根車を採用することもでき、そのように構成した場合、大風量・低静圧時においても循環流により遠心羽根車1の出口部における風速分布が良好となる。なお、シュラウド付きの遠心羽根車を用いた場合には、大風量・低静圧時に主板側に大きく偏流する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第1、第2、第3又は第4の手段を備えた送風装置において、前記ディフューザ14の内周面に、吸音材15を貼設することもでき、そのように構成した場合、ディフューザ14内における運転音等が吸音材15によって吸音されるところから、運転音をより一層低減できる。
本願発明の第1の手段によれば、遠心羽根車1と、該遠心羽根車1と対向する吸込口3を有するファンケーシング2とからなり、該ファンケーシング2に、前記遠心羽根車1から遠心方向に吹き出される空気流を二つの吹出口4,5へ導くために前記吸込口3側に位置するスクロール13と、該スクロール13の反吸込口側に位置するディフューザ14とを設けた送風装置において、前記ディフューザ14の吹出側に、吹出空気流を軸方向であって前記吸込口3側に案内する案内流路部材6を設けて、ディフューザ14からの吹出空気流が、案内流路部材6に案内されて軸方向であって吸込口3側に流れるUターン流れとなるようにしたので、ディフューザ14からの吹出空気流が、送風装置を囲む部材(例えば、ケーシング)に形成した吹出グリルから直接放射されることがなくなり、外部へ漏れる運転音を低減できるとともに、遠心羽根車1が外部から見えることもなくなるところから、安全対策の必要性が低くなる結果、圧損の増加および吹出グリルでの音の発生もなくなるという効果がある。また、一つの遠心羽根車1から遠心方向に吹き出される空気流がスクロール13およびディフューザ14を介して二つの吹出口4,5へ導かれることとなり、低コストで収納スペースの小さい送風装置が得られるという効果もある。
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた送風装置において、前記案内流路部材6に、前記スクロール13の吹出口4側を横切る部分であって前記吸込口3の反対側となる部分に吹出開口7を形成するとともに、該吹出開口7からの吹出空気流を前記案内流路部材6の外周側に沿って案内するガイド部材8を付設することもでき、そのように構成した場合、スクロール13の出口側に吹出グリルが形成されず、他の部位に吹出グリルが形成されている形態であっても、吹出空気流は、案内流路部材6に形成された吹出開口7からガイド部材8に案内されて案内流路部材6の外周側に沿って流れ、スクロール13の出口側以外に形成されている吹出グリルから外部へ吹き出されることとなり、吹出流れの動圧を有効に活用しつつ吹出方向の制御を行うことができる。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第1又は第2の手段を備えた送風装置において、前記スクロール13における反吸込口側端部13bの位置を、前記遠心羽根車1の羽根11出口における反吸込口側端部11aより反吸込口側に所定距離だけ突出させることもでき、そのように構成した場合、ディフューザ14から吹き出される空気流がスムーズに案内流路部材6に案内されて吸込口3側にUターンされることとなるし、スクロール13の反吸込口側における空気流の流れもスムーズとなる。
本願発明の第4の手段におけるように、上記第1、第2又は第3の手段を備えた送風装置において、前記遠心羽根車1として、シュラウドレスタイプの遠心羽根車を採用することもでき、そのように構成した場合、大風量・低静圧時においても循環流により遠心羽根車1の出口部における風速分布が良好となる。
本願発明の第5の手段におけるように、上記第1、第2、第3又は第4の手段を備えた送風装置において、前記ディフューザ14の内周面に、吸音材15を貼設することもでき、そのように構成した場合、ディフューザ14内における運転音等が吸音材15によって吸音されるところから、運転音をより一層低減できる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について説明する。
第1の実施の形態
図1および図2には、本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置Xを使用した除加湿装置Yが示されている。
この除加湿装置Yは、室内に設置されるものであり、前面に空気吸込口18を有する略立方体形状のケーシング19を備えている。該ケーシング19内には、前記空気吸込口18の内面側に位置するヒータ内蔵の吸着エレメント20と、本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置Xとが配設されている。前記ケーシング19の4側面中間部には、室内へ除加湿空気Wを吹き出す4個の吹出グリル21,21・・が形成されている(図3参照)。符号25はケーシング19内を吸込側と吹出側とに区画する仕切板、26はファンモータである。
この除加湿装置Yにおいては、例えば加湿運転の場合、吸着エレメント20で吸湿した水分を内蔵ヒータで脱離させた水蒸気を空気流に乗せて吹出グリル21,21・・から室内へ吹き出す。一方、例えば除湿運転の場合、室内の空気中から吸着エレメント20で水分を吸湿させる。
上記送風装置Xは、遠心羽根車1と、該遠心羽根車1と対向する吸込口3を有するファンケーシング2とからなっており、該ファンケーシング2には、前記遠心羽根車1から遠心方向に吹き出される空気流を二つの吹出口4,5へ導くために前記吸込口3側に位置するスクロール13と、該スクロール13の反吸込口側に位置するディフューザ14とが設けられている。前記スクロール13の吹出口4から吹き出される空気流は、前記ケーシング19に形成された別の吹出グリル(図示省略)から室内に吹き出され、前記ディフューザ14から吹き出される空気流は、前記吹出グリル21,21・・から室内へ吹き出されることとなっている。
前記遠心羽根車1は、駆動源であるファンモータ26の回転軸26aに枢支された主板10の外周縁部に多数の後退翼形状の羽根11,11・・を立設して構成されたシュラウドレスタイプとされており、前記羽根11,11・・の反主板側外周端には、遠心羽根車1から吹き出される空気流の一部が各羽根11の反主板側へ循環する循環流を生起させて均一な吹出空気流分布が得られようにするためのリング体12が設けられている。前記各羽根11は、羽根車1の回転方向Mに対して外周側が後退した形状とされている。また、前記各羽根11は、反主板側が吸込側から吹出側に向かうにしたがって主板10に近づく傾斜翼とされている。このようにすると、前記循環流の生起がより容易となる。また、遠心羽根車1の主板10の外周部は切除されており、各羽根11の主板側外周部は開放されている。このようにすると、循環流により羽根11の出口部の空力性能が向上する。なお、シュラウド付きの遠心羽根車の場合、大風量・低静圧時において主板側に大きく偏流する。また、シュラウド付きの遠心羽根車の場合、主板側外周部を開放しないと性能が大きく劣化するが、シュラウドレスタイプの遠心羽根車の場合、主板側外周部を開放してもしなくとも、ほぼ同じ性能となる。
前記ファンケーシング2は、前記吸込口3側に位置して吹出口4を有するスクロール13と、該スクロール13の反吸込口側に位置して吹出口5を有する半径移行型のディフューザ14とからなっており、前記スクロール13内に一つの空気流路27が形成される一方、前記ディフューザ14内にもう一つの空気流路28が形成されることとなっている。なお、前記スクロール13の周面部13aは、遠心羽根車1の回転軸9と略平行とされている。このようにすると、スクロール13の側面側にディフューザ14を連続形成することができるところから、全体の収納スペースをより一層小さくすることができる。
ところで、前記スクロール13の周面部13aは、軸方向反吸込口側に向かって拡大する形状とするのが望ましい。このようにすると、スクロール13側からディフューザ14へ向かう空気流の流れがスムーズとなるところから、空力性能がより向上する。
前記ディフューザ14の吹出側には、吹出空気流を軸方向であって前記吸込口3側に案内する案内流路部材6が設けられている。符号29はスクロール13とディフューザ14とを連結する支柱であり、円周方向に所定の間隔で複数本設けられている。
上記のように構成したことにより、一つの遠心羽根車1から遠心方向に吹き出される空気流がスクロール13およびディフューザ14を介して二つの吹出口4,5へ導かれることとなり、低コストで収納スペースの小さい送風装置が得られる。また、ディフューザ14からの吹出空気流は、案内流路部材6に案内されて軸方向であって吸込口3側に流れることとなり、ディフューザ14からの吹出空気流が、前記ケーシング19(即ち、送風装置囲む部材に形成した吹出グリル21,21・・から直接放射されることがなくなる。従って、外部へ漏れる運転音を低減できるとともに、遠心羽根車1が外部から見えることもなくなるところから、安全対策の必要性が低くなる結果、圧損の増加および吹出グリルでの音の発生もなくなる。
ところで、前記スクロール13における反吸込口側端部13b(図4参照)の位置と、前記遠心羽根車1の羽根11出口における反吸込口側端部11aの位置(図4参照)との関係について調べたところ以下に説明する結果(図6および図7参照)が得られた。ここで、羽根11の出口側における軸方向幅をB、羽根11出口における反吸込口側端部11aとスクロール13における反吸込口側端部13bとの距離をLとしている。なお、羽根車1の外径D1=150mm、ファンケーシング2(具体的には、案内流路部材6)の外径D2=300mmとしている。
図6には、L/Bに対する所要ファン回転数の変化が示されており、図7には、L/Bに対する運転音の変化が示されている。
上記結果によれば、0<L/B<0.3の範囲において、所要ファン回転数および運転音において良好な状態が保たれていることが分かる。特に、運転音低減効果が大きいことが分かる。
ちなみに、L/B≦0の場合、図5(イ)に示すように、スクロール13の反吸込口側13bが羽根11の出口において反吸込口側端部11aより吸込口側に位置することとなり、羽根車1からの吹出空気流がスクロール13に円滑に流れなくなるし、L/B≧0.3の場合、図5(ロ)に示すように、羽根車1からの吹出空気流がスクロール13の反吸込口側端部13bを越えて案内流路部材6にUターンして流れる際に、急激な方向転換を余儀なくされるところから、スクロール13の外周側において剥離流れEが発生し、運転音の増大につながるおそれがある。そして、0<L/B<0.3の場合(換言すれば、前記スクロール13における反吸込口側端部13bの位置を、前記遠心羽根車1の羽根11出口における反吸込口側端部より反吸込口側に所定距離だけ突出させた場合)、図5(ハ)に示すように、ディフューザ14から吹き出される空気流がスムーズに案内流路部材6に案内されて吸込口3側にUターンされることとなるし、スクロール13の反吸込口側における空気流の流れもスムーズとなる。
第2の実施の形態
図8には、本願発明の第2の実施の形態にかかる送風装置Xを使用した除加湿装置Yが示されている。
この場合、除加湿装置Yのケーシング19と送風装置Xのファンケーシング2におけるディフューザ14とを一体に構成している。このようにすると、構造が簡略化できるとともに、装置のコンパクト化にも寄与することとなる。その他の構成および作用効果は第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第3の実施の形態
図9ないし図11には、本願発明の第3の実施の形態にかかる送風装置Xを使用した除加湿装置Yが示されている。
この場合、除加湿装置Yは、吸込口3に連通する袖付き吸込通路30を付設し、該袖付き吸込通路30の入口側にヒータ内蔵の吸着エレメント20を配設して構成されている。
このような構成としているところから、ケーシング19には、図11に示すように、吸着エレメント20側には吹出グリルが形成されておらず、その他の3側面の中間部に3個の吹出グリル21,21,21が形成されることとなっている。このように、吸着エレメント20側には吹出グリルが形成されていないところから、案内流路部材6には、図10に示すように、スクロール13の吹出口4側を横切る部分であって前記吸込口3の反対側となる部分に吹出開口7が形成されており、該吹出開口7からの吹出空気流を前記案内流路部材6の外周側に沿って案内するガイド部材8が付設されている。なお、この場合、スクロール13の吹出口4は、吸着エレメント20に隣接した部分に開口されている。このようにすると、スクロール13の出口側に吹出グリルが形成されず、他の部位に吹出グリル21,21,21が形成されている形態であっても、吹出空気流は、案内流路部材6に形成された吹出開口7からガイド部材8に案内されて案内流路部材6の外周側に沿って流れ、スクロール13の出口側以外に形成されている吹出グリル21,21,21から外部へ吹き出されることとなり、吹出流れの動圧を有効に活用しつつ吹出方向の制御を行うことができる。その他の構成および作用効果は第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第4の実施の形態
図12には、本願発明の第4の実施の形態にかかる送風装置Xを使用した除加湿装置Yが示されている。
この場合、ディフューザ14の内周面には、発泡ポリエチレン樹脂等の発泡合成樹脂製の吸音材15が3〜5mmの厚さで貼設されている。このようにすると、ディフューザ14内における運転音等が吸音材15によって吸音されるところから、運転音をより一層低減できる。その他の構成および作用効果は第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。なお、第2および第3の実施の形態におけるディフューザ14の内周面に同様な吸音材15を貼設してもよい。
本願発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。
本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置を備えた除加湿装置の縦断正面図である。 図1のII−II断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる除加湿装置におけるケーシングの斜視図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置の縦断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置におけるスクロールの反吸込口側端部の位置と、遠心羽根車の羽根出口における反吸込口側端部の位置との関係を、羽根の出口側における軸方向幅Bと、羽根出口における反吸込口側端部とスクロールにおける反吸込口側端部との距離LとしてL/Bを変化させた場合の比較図であり、(イ)はL/B≦0の場合を示し、(ロ)はL/B≧0.3の場合を示し、(ハ)は0<L/B<0.3の場合を示している。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置におけるL/Bに対する所要ファン回転数の変化を示す特性図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風装置におけるL/Bに対する運転音の変化を示す特性図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる送風装置を備えた除加湿装置の縦断正面図である。 本願発明の第3の実施の形態にかかる送風装置を備えた除加湿装置の縦断正面図である。 図9のX−X断面図である。 本願発明の第3の実施の形態にかかる除加湿装置におけるケーシングの斜視図である。 本願発明の第4の実施の形態にかかる送風装置を備えた除加湿装置の縦断面正図である。
符号の説明
1は遠心羽根車
2はファンケーシング
3は吸込口
4,5は吹出口
6は案内流路部材
7は吹出開口
8はガイド部材
11は羽根
11aは反吸込側端部
13はスクロール
13bは反吸込側端部
14はディフューザ
15は吸音材
Xは送風装置

Claims (5)

  1. 遠心羽根車(1)と、該遠心羽根車(1)と対向する吸込口(3)を有するファンケーシング(2)とからなり、該ファンケーシング(2)には、前記遠心羽根車(1)から遠心方向に吹き出される空気流を二つの吹出口(4),(5)へ導くために前記吸込口(3)側に位置するスクロール(13)と、該スクロール(13)の反吸込口側に位置するディフューザ(14)とを設けた送風装置であって、前記ディフューザ(14)の吹出側には、吹出空気流を軸方向であって前記吸込口(3)側に案内する案内流路部材(6)を設けたことを特徴とする送風装置。
  2. 前記案内流路部材(6)には、前記スクロール(13)の吹出口(4)側を横切る部分であって前記吸込口(3)の反対側となる部分に吹出開口(7)を形成するとともに、該吹出開口(7)からの吹出空気流を前記案内流路部材(6)の外周側に沿って案内するガイド部材(8)を付設したことを特徴とする請求項1記載の送風装置。
  3. 前記スクロール(13)における反吸込口側端部(13b)の位置を、前記遠心羽根車(1)の羽根(11)出口における反吸込口側端部(11a)より反吸込口側に所定距離だけ突出させたことを特徴とする請求項1および2のいずれか一項記載の送風装置。
  4. 前記遠心羽根車(1)として、シュラウドレスタイプの遠心羽根車を採用したことを特徴とする請求項1、2および3のいずれか一項記載の送風装置。
  5. 前記ディフューザ(14)の内周面には、吸音材(15)を貼設したことを特徴とする請求項1、2、3および4のいずれか一項記載の送風装置。
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