JP2008232536A - 空気調和機用室外機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 少なくとも1側面が遮蔽されている上吹きタイプの空気調和機用室外機に、逆流漏れ流れの制御機構を有する送風機を採用することにより、室外機の静音化、所要動力の低減および干渉音の低減を図る。
【解決手段】 少なくとも1側面が遮蔽されている本体1の上部に、軸流羽根車3を備えた送風装置2を上吹出姿勢で配設してなる空気調和機用室外機において、前記送風装置2を、前記軸流羽根車3の外周面側の所定位置に配置されたベルマウス10の吸込側に位置して該ベルマウス10に対向し且つ径方向に所定長さを有する鍔部8aを備えたシュラウド8を設けて構成するとともに、前記シュラウド8の鍔部8aを包設して該鍔部8aと前記ベルマウス10との間の隙間から漏れ出る逆流漏れ流れEを前記軸流羽根車3の吸込側へ誘導するガイド部12を形成して、シュラウド鍔部8aとベルマウス10との間の隙間から漏れ出る逆流漏れ流れEがガイド部12によって軸流羽根車3の吸込側へ誘導されるようにしている。
【選択図】 図1

Description

本願発明は、空気調和機用室外機に関し、さらに詳しくは少なくとも1側面が遮蔽されている本体の上部には、軸流羽根車を備えた送風装置を上吹出姿勢で配設してなる空気調和機用室外機に関するものである。
従来から、シュラウドレス(即ち、シュラウドを保有しない)軸流送風機を搭載した上吹出タイプの空気調和機用室外機のコンパクト化と風量アップに対する取り組みがなされてきている(特許文献1参照)。また、少なくとも1側面が遮蔽された上吹出タイプの空気調和機用室外機においては、吸込流れが偏流し、干渉音を発生し易いので、その対策がなされてきている(特許文献2および3参照)。
特開2004−156872号公報 特開2006−38287号公報 特開2006−38312号公報
ところで、本願発明者は、シュラウド付軸流送風機において、軸流羽根車の吸込側と吹出側とを仕切る円筒形状のベルマウスに、該ベルマウスとシュラウドとの間を逆流する逆流漏れ流れを制御する機構を付与した送風機が、ファン性能を改善し得るとともに、吸込流れを整流安定化し、干渉音発生を抑制する作用を発揮することに着目し本願発明をするに至ったものである。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、少なくとも1側面が遮蔽されている上吹きタイプの空気調和機用室外機に、逆流漏れ流れの制御機構を有する送風機を採用することにより、室外機の静音化、所要動力の低減および干渉音の低減を図ることを目的としている。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、少なくとも1側面1aが遮蔽されている本体1の上部に、軸流羽根車3を備えた送風装置2を上吹出姿勢で配設してなる空気調和機用室外機において、前記送風装置2を、前記軸流羽根車3の外周面側の所定位置に配置されたベルマウス10の吸込側に位置して該ベルマウス10に対向し且つ径方向に所定長さを有する鍔部8aを備えたシュラウド8を設けて構成するとともに、前記シュラウド8の鍔部8aを包設して該鍔部8aと前記ベルマウス10との間の隙間から漏れ出る逆流漏れ流れEを前記軸流羽根車3の吸込側へ誘導するガイド部12を形成している。
上記のように構成したことにより、シュラウド鍔部8aとベルマウス10との間の隙間から漏れ出る逆流漏れ流れEがガイド部12によって軸流羽根車3の吸込側へ誘導されることとなり、逆流漏れ流れEの持つエネルギーが外周方向に拡散されてしまうことがなくなる。従って、この逆流漏れ流れEの持つ動圧を有効に利用することが可能となり、ファン効率が大幅に向上する。また、少なくとも1側面1aが遮蔽されている本体1の上部に、軸流羽根車3を備えた送風装置2を配設した場合、吸込流れが偏流し、干渉音を発生し易いが、還流した逆流漏れ流れEがシュラウド8内壁に沿って吹き出されるところから、より大きな風量域でも主流Wがシュラウド8内周に沿って流れることとなり、より大きな静圧上昇を実現し、更に大きな効率の改善を図ることができるとともに、吸込流れの整流安定化および干渉音発生の抑制をも図ることができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記ベルマウス10の吹出側に、吹出側に延出する円筒部10cを形成することもでき、そのように構成した場合、吹出流れを整流安定化させることができ、ファン性能の改善を図ることができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第2の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記円筒部10cを、吹出側に向かって段階的に径が拡大する拡大円筒部10gとすることもでき、そのように構成した場合、吹出流れをより一層整流安定化させることができるとともに、ディフューザ効果も期待でき、ファン性能のより一層の改善を図ることができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第4の手段として、上記第1の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記ベルマウス10の吹出側に、水平方向に延出する水平面10eを形成することもでき、そのように構成した場合、吹出流れの整流安定化に寄与することとなり、ファン性能の改善を図ることができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第5の手段として、上記第1の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記ベルマウス10の吹出側に、斜め上向きに延出する円錐面10fを形成することもでき、そのように構成した場合、吹出流れの整流安定化に寄与することとなり、ファン性能の改善を図ることができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第6の手段として、上記第1、第2、第3、第4又は第5の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記ベルマウス10と前記鍔部8aとの間に、空洞部14を形成することもでき、そのように構成した場合、ベルマウス10と鍔部8aとの間の空洞部14が、円板摩擦ファン作用を低減することにより、円板摩擦ファン動力を低減するとともに、逆流漏れ流れEを加速する作用を低減することとなる。従って、ファン動力の低減を図り得るとともに、逆流漏れ流れEの流量の低減を図り得ることとなり、ファン効率の向上と風量アップによる比騒音レベルの低減とを図り得る。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第7の手段として、上記第6の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記空洞部14を、前記鍔部8aの背面と対向する前記ベルマウス10の平板部10aを窪ませて形成することもでき、そのように構成した場合、空洞部14が固定部材であるベルマウス10側に形成されることとなるところから、空洞部14が変動することがないので、空洞部14を形成することによる作用効果(即ち、円板摩擦ファン作用低減による円板摩擦ファン動力の低減および逆流漏れ流れEの加速作用を抑制するという作用効果)を確実ならしめることができる。
本願発明の第1の手段によれば、少なくとも1側面1aが遮蔽されている本体1の上部に、軸流羽根車3を備えた送風装置2を上吹出姿勢で配設してなる空気調和機用室外機において、前記送風装置2を、前記軸流羽根車3の外周面側の所定位置に配置されたベルマウス10の吸込側に位置して該ベルマウス10に対向し且つ径方向に所定長さを有する鍔部8aを備えたシュラウド8を設けて構成するとともに、前記シュラウド8の鍔部8aを包設して該鍔部8aと前記ベルマウス10との間の隙間から漏れ出る逆流漏れ流れEを前記軸流羽根車3の吸込側へ誘導するガイド部12を形成して、シュラウド鍔部8aとベルマウス10との間の隙間から漏れ出る逆流漏れ流れEがガイド部12によって軸流羽根車3の吸込側へ誘導されるようにしたので、逆流漏れ流れEの持つエネルギーが外周方向に拡散されてしまうことがなくなり、この逆流漏れ流れEの持つ動圧を有効に利用することができ、ファン効率が大幅に向上するという効果がある。また、少なくとも1側面1aが遮蔽されている本体1の上部に、軸流羽根車3を備えた送風装置2を配設した場合、吸込流れが偏流し、干渉音を発生し易いが、還流した逆流漏れ流れEがシュラウド8内壁に沿って吹き出されるところから、より大きな風量域でも主流Wがシュラウド8内周に沿って流れることとなり、より大きな静圧上昇を実現し、更に大きな効率の改善を図ることができるとともに、吸込流れの整流安定化および干渉音発生の抑制をも図ることができるという効果もある。
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記ベルマウス10の吹出側に、吹出側に延出する円筒部10cを形成することもでき、そのように構成した場合、吹出流れを整流安定化させることができ、ファン性能の改善を図ることができる。
本願発明の第3の手段におけるように、上記第2の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記円筒部10cを、吹出側に向かって段階的に径が拡大する拡大円筒部10gとすることもでき、そのように構成した場合、吹出流れをより一層整流安定化させることができるとともに、ディフューザ効果も期待でき、ファン性能のより一層の改善を図ることができる。
本願発明の第4の手段におけるように、上記第1の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記ベルマウス10の吹出側に、水平方向に延出する水平面10eを形成することもでき、そのように構成した場合、吹出流れの整流安定化に寄与することとなり、ファン性能の改善を図ることができる。
本願発明の第5の手段におけるように、上記第1の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記ベルマウス10の吹出側に、斜め上向きに延出する円錐面10fを形成することもでき、そのように構成した場合、吹出流れの整流安定化に寄与することとなり、ファン性能の改善を図ることができる。
本願発明の第6の手段におけるように、上記第1、第2、第3、第4又は第5の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記ベルマウス10と前記鍔部8aとの間に、空洞部14を形成することもでき、そのように構成した場合、ベルマウス10と鍔部8aとの間の空洞部14が、円板摩擦ファン作用を低減することにより、円板摩擦ファン動力を低減するとともに、逆流漏れ流れEを加速する作用を低減することとなる。従って、ファン動力の低減を図り得るとともに、逆流漏れ流れEの流量の低減を図り得ることとなり、ファン効率の向上と風量アップによる比騒音レベルの低減とを図り得る。
本願発明の第7の手段におけるように、上記第6の手段を備えた空気調和機用室外機において、前記空洞部14を、前記鍔部8aの背面と対向する前記ベルマウス10の平板部10aを窪ませて形成することもでき、そのように構成した場合、空洞部14が固定部材であるベルマウス10側に形成されることとなるところから、空洞部14が変動することがないので、空洞部14を形成することによる作用効果(即ち、円板摩擦ファン作用低減による円板摩擦ファン動力の低減および逆流漏れ流れEの加速作用を抑制するという作用効果)を確実ならしめることができる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について説明する。
第1の実施の形態
図1ないし図3には、本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和機用室外機が示されている。
この空気調和機用室外機は、図1および図2に示すように、少なくとも1側面1aが空気流通ができない板部材4で遮蔽されている断面矩形形状の本体1の上部に、軸流羽根車3を備えた送風装置2を上吹出姿勢で配設して構成されている。本体1の他の3側面1b,1c,1dには、空気の流通が可能な熱交換器5,5,5が配設されている。符号11は送風装置2の吹出側に配設されたファンガードである。
前記送風装置2は、円筒形のハブ6、該ハブ6の周りに所定間隔で放射方向に延びて設けられた子午面形状が略扇形の複数枚の羽根7,7・・、該羽根7,7・・の外周に固定して設けられた筒状のシュラウド8よりなる軸流羽根車3を備えて構成されている。符号9は軸流羽根車3を回転駆動させるファンモータである。
前記軸流羽根車3の外周には、該軸流羽根車3の外周面側の所定位置に配置されたベルマウス10の吸込側に位置して該ベルマウス10に対向し且つ径方向に所定長さを有する鍔部8aを備えたシュラウド8が設けられている。前記ベルマウス10は、前記シュラウド鍔部8aに対向する平板部10aと、該平板部10aの内周端から前記シュラウド8の本体部8bの吹出側端部に至る筒状部10bとからなっており、本実施の形態の場合、該筒状部10bの吹出側には、吹出側に延出する円筒部10cが形成されている。このようにすると、吹出流れを整流安定化させることができ、ファン性能の改善を図ることができる。なお、シュラウド付軸流送風機の場合、シュラウド8が回転することによる大きな周速度をもつ翼端付近の流れを整流安定化しないとファン性能が大きく劣化する。
前記ベルマウス10内には、前記軸流羽根車3におけるシュラウド8を含む羽根7,7・・の部分が、所定の隙間を保って回転可能に遊嵌する形で支持されている。
本実施の形態の場合、前記シュラウド8は、その筒状の本体部8bの空気吸込側前縁に前記ベルマウス10の平板部10aの前側(即ち、吸込側)で半径方向外方に所定幅フランジ状に起立して略直角に曲成された鍔部8aを備えており、該鍔部8aの内周側アール面状の曲成部基部(吸込境界部分)が、例えば軸流羽根車3の羽根7,7・・の外周端部の翼弦幅の1/4〜3/4程度前縁側に寄った位置に位置するように、前記筒状の本体部8b部分が前記羽根7,7・・の外周端部面に固定して設けられている。そして、前記フランジ状の鍔部8aは、その背面側が前記ベルマウス10の平板部10aに対して所定の隙間を保って対向するように配設されている。
前記シュラウド8の鍔部8aがフランジ状に起立する羽根7,7・・の前記翼弦位置(1/4〜3/4)は、羽根7,7・・の外周端部(その前縁外周〜後縁側)において空気の吸込力がもっとも大きい領域である。従って、同部分にシュラウド8の吸込流ガイド作用を果たす半径方向にフランジ状に起立曲成した鍔部8aがあると、軸流羽根車3の外周部において有効な吸気作用が生じ、可及的に送風性能が向上する。
また、その結果、羽根7,7・・の外周端および後縁部との干渉も生じにくくなり、有効に騒音が低減される。
一方、前記ベルマウス10の開口縁部に所定の隙間を置いて対接する前記シュラウド鍔部8aの半径方向の起立幅(換言すれば、重なり幅)は、例えば、前記軸流羽根車3の外径の0.05倍から0.15倍程度の大きさであることが好ましい。この幅が大きすぎると、摩擦摺動音が増加し、小さすぎると、逆流漏れ流れEが鍔部8a側へ回り込み易くなり、干渉音が大きくなる。なお、図1中の矢印Wは、羽根車前方からの主たる吸込気流の流れを示している。
また、前記シュラウド8の鍔部8aを包設して該鍔部8aと前記ベルマウス10との間の隙間から漏れ出る逆流漏れ流れEを前記軸流羽根車3の吸込側へ誘導するガイド部12が形成されている。本実施の形態の場合、前記ガイド部12は、前記ベルマウス10の平板部10aの外径端から吸込側に向かって前記シュラウド鍔部8aの外周側に延設された延設部10dと、前記熱交換器5,5,5の上板13の外径端から逆L字状に一体形成され且つ前記ベルマウス10の延設部10dが当接固定される支持部13aとによって構成されている。
上記のように構成された空気調和機用室外機においては、次のような作用効果が得られる。
送風装置2の駆動により、本体1の3側面を構成する熱交換器5,5,5を通過した室外空気Wは、熱交換器5,5,5を流れる冷媒を冷却あるいは加熱した後、ファンガード11から吹き出されるが、シュラウド鍔部8aとベルマウス10との間の隙間から漏れ出る逆流漏れ流れEがガイド部12によって軸流羽根車3の吸込側へ誘導されることとなり、逆流漏れ流れEの持つエネルギーが外周方向に拡散されてしまうことがなくなる。従って、この逆流漏れ流れEの持つ動圧を有効に利用することが可能となり、ファン効率が大幅に向上する。また、少なくとも1側面1aが遮蔽されている本体1の上部に、軸流羽根車3を備えた送風装置2を配設した場合、吸込流れが偏流し、干渉音を発生し易いが、還流した逆流漏れ流れEがシュラウド8内壁に沿って吹き出されるところから、より大きな風量域でも主流Wがシュラウド8内周に沿って流れることとなり、より大きな静圧上昇を実現し、更に大きな効率の改善を図ることができるとともに、吸込流れの整流安定化および干渉音発生の抑制をも図ることができる。
第2の実施の形態
図4および図5には、本願発明の第2の実施の形態にかかる空気調和機用室外機が示されている。
この場合、ベルマウス10の吹出側には、水平方向に延出する水平面10eが形成されている。このようにすると、吹出流れの整流安定化に寄与することとなり、ファン性能の改善を図ることができる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第3の実施の形態
図6および図7には、本願発明の第3の実施の形態にかかる空気調和機用室外機が示されている。
この場合、ベルマウス10の吹出側には、斜め上向きに延出する円錐面10fが形成されている。このようにすると、吹出流れの整流安定化に寄与することとなり、ファン性能の改善を図ることができる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第4の実施の形態
図8および図9には、本願発明の第4の実施の形態にかかる空気調和機用室外機が示されている。
この場合、ベルマウス10における筒状部10bの吹出側端部から水平方向に延出する水平面10eが形成されており、筒状部10bと延設部10dと水平面10eとに囲まれた空洞部14が形成されている。つまり、シュラウド鍔部8aとベルマウス10との間には、ベルマウス10側を窪ませて形成された空洞部14が設けられているのである。このようにすると、ベルマウス10と鍔部8aとの間の空洞部14が、円板摩擦ファン作用を低減することにより、円板摩擦ファン動力を低減するとともに、逆流漏れ流れEを加速する作用を低減することとなる。従って、ファン動力の低減を図り得るとともに、逆流漏れ流れEの流量の低減を図り得ることとなり、ファン効率の向上と風量アップによる比騒音レベルの低減とを図り得る。また、ベルマウス10の吹出側に、水平方向に延出する水平面10eが形成されているところから、吹出流れの整流安定化に寄与することとなり、ファン性能の改善を図ることができる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第5の実施の形態
図10および図11には、本願発明の第5の実施の形態にかかる空気調和機用室外機が示されている。
この場合、ベルマウス10の筒状部10bの吹出側端部には、吹出側に向かって段階的に径が拡大する拡大円筒部10gが一体に形成されている。このようにすると、吹出流れをより一層整流安定化させることができるとともに、ディフューザ効果も期待でき、ファン性能のより一層の改善を図ることができる。ここで、ディフューザ効果とは、シュラウド8が回転することによる大きな周速度をもつ翼端付近の流れ(大きな動圧をもつ)が外向きから軸方向に矯正される過程で減速される効果をいう。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第6の実施の形態
図12および図13には、本願発明の第6の実施の形態にかかる空気調和機用室外機が示されている。
この場合、第4の実施の形態におけるベルマウス10の水平面10eの外径端部から吹出方向に円筒部10cが一体に延設されている。つまり、ベルマウス10における筒状部10bの吹出側には、吹出側に向かって段階的に径が拡大する拡大円筒部10gが一体に形成されている。また、ベルマウス10において筒状部10bと延設部10dと水平面10eとに囲まれた空洞部14が形成されている。つまり、シュラウド鍔部8aとベルマウス10との間には、ベルマウス10側を窪ませて形成された空洞部14が設けられているのである。このようにすると、ベルマウス10と鍔部8aとの間の空洞部14が、円板摩擦ファン作用を低減することにより、円板摩擦ファン動力を低減するとともに、逆流漏れ流れEを加速する作用をも低減することとなる。従って、ファン動力の低減を図り得るとともに、逆流漏れ流れEの流量の低減を図り得ることとなり、ファン効率の向上と風量アップによる比騒音レベルの低減とを図り得る。また、ベルマウス10の吹出側に、吹出側に向かって段階的に径が拡大する拡大円筒部10gが一体に形成されているので、吹出流れをより一層整流安定化させることができるとともに、ディフューザ効果も期待でき、ファン性能のより一層の改善を図ることができる。さらに、本実施の形態の場合、ベルマウス10は、軸方向に2分割した金型を用いることにより、合成樹脂による一体成形が可能となり、ベルマウス10の製造コストを低減できる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第7の実施の形態
図14および図15には、本願発明の第7の実施の形態にかかる空気調和機用室外機が示されている。
この場合、ベルマウス10の構成は、第5の実施の形態におけると同様とされているが、熱交換器5,5,5の上板13に対してベルマウス10の延設部10dが直接支持される構造となっている。つまり、ガイド部12は、ベルマウス延設部10dと上板13とによって構成されているのである。なお、この場合、熱交換器5,5,5の上板13は、円形開口でも矩形開口でもよい。このようにすると、吹出流れをより一層整流安定化させることができるとともに、ディフューザ効果も期待でき、ファン性能のより一層の改善を図ることができる。また、本実施の形態の場合、ベルマウス10は、軸方向に2分割した金型を用いることにより、合成樹脂による一体成形が可能となり、ベルマウス10の製造コストを低減できる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
第8の実施の形態
図16および図17には、本願発明の第8の実施の形態にかかる空気調和機用室外機が示されている。
この場合、ベルマウス10の構成は、第6の実施の形態におけると同様とされているが、熱交換器5,5,5の上板13に対してベルマウス10の延設部10dが直接支持される構造となっている。つまり、ガイド部12は、ベルマウス延設部10dと上板13とによって構成されているのである。また、ベルマウス10において筒状部10bと延設部10dと水平面10eとに囲まれた空洞部14が形成されている。このようにすると、ベルマウス10と鍔部8aとの間の空洞部14が、円板摩擦ファン作用を低減することにより、円形摩擦ファン動力を低減するとともに、逆流漏れ流れEを加速する作用をも低減することとなる。従って、ファン動力の低減を図り得るとともに、逆流漏れ流れEの流量の低減を図り得ることとなり、ファン効率の向上と風量アップによる比騒音レベルの低減とを図り得る。また、ベルマウス10の吹出側に、吹出側に向かって段階的に径が拡大する拡大円筒部10gが一体に形成されているので、吹出流れをより一層整流安定化させることができるとともに、ディフューザ効果も期待でき、ファン性能のより一層の改善を図ることができる。さらに、本実施の形態の場合、ベルマウス10は、軸方向に2分割した金型を用いることにより、合成樹脂による一体成形が可能となり、ベルマウス10の製造コストを低減できる。
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
本願発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。
本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の縦断面図である。 図1のII−II断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の要部拡大断面図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の縦断面図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の要部拡大断面図である。 本願発明の第3の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の縦断面図である。 本願発明の第3の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の要部拡大断面図である。 本願発明の第4の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の縦断面図である。 本願発明の第4の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の要部拡大断面図である。 本願発明の第5の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の縦断面図である。 本願発明の第5の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の要部拡大断面図である。 本願発明の第6の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の縦断面図である。 本願発明の第6の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の要部拡大断面図である。 本願発明の第7の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の縦断面図である。 本願発明の第7の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の要部拡大断面図である。 本願発明の第8の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の縦断面図である。 本願発明の第8の実施の形態にかかる空気調和機用室外機の要部拡大断面図である。
符号の説明
1は本体
1a,1b,1c,1dは側面
2は送風装置
3は軸流羽根車
7は羽根
8はシュラウド
8aは鍔部
8bは本体部
10はベルマウス
10aは平板部
10bは筒状部
10cは円筒部
10dは延設部
10eは水平面
10fは円錐面
10gは拡大円筒部
12はガイド部
14は空洞部

Claims (7)

  1. 少なくとも1側面(1a)が遮蔽されている本体(1)の上部に、軸流羽根車(3)を備えた送風装置(2)を上吹出姿勢で配設してなる空気調和機用室外機であって、前記送風装置(2)を、前記軸流羽根車(3)の外周面側の所定位置に配置されたベルマウス(10)の吸込側に位置して該ベルマウス(10)に対向し且つ径方向に所定長さを有する鍔部(8a)を備えたシュラウド(8)を設けて構成するとともに、前記シュラウド(8)の鍔部(8a)を包設して該鍔部(8a)と前記ベルマウス(10)との間の隙間から漏れ出る逆流漏れ流れ(E)を前記軸流羽根車(3)の吸込側へ誘導するガイド部(12)を形成したことを特徴とする空気調和機用室外機。
  2. 前記ベルマウス(10)の吹出側には、吹出側に延出する円筒部(10c)を形成したことを特徴とする請求項1記載の空気調和機用室外機。
  3. 前記円筒部(10c)を、吹出側に向かって段階的に径が拡大する拡大円筒部(10g)としたことを特徴とする請求項2記載の空気調和機用室外機。
  4. 前記ベルマウス(10)の吹出側には、水平方向に延出する水平面(10e)を形成したことを特徴とする請求項1記載の空気調和機用室外機。
  5. 前記ベルマウス(10)の吹出側には、斜め上向きに延出する円錐面(10f)を形成したことを特徴とする請求項1記載の空気調和機用室外機。
  6. 前記ベルマウス(10)と前記鍔部(8a)との間には、空洞部(14)を形成したことを特徴とする請求項1、2、3、4および5のいずれか一項記載の空気調和機用室外機。
  7. 前記空洞部(14)を、前記鍔部(8a)の背面と対向する前記ベルマウス(10)の平板部(10a)を窪ませて形成したことを特徴とする請求項6記載の空気調和機用室外機。
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