JP4432702B2 - 送風ダクト - Google Patents

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Description

本願発明は、室外機と室内機とを接続するため等に使用される送風ダクトに関するものである。
例えば、室外機に送風手段を内蔵した加湿ユニットを設置し、加湿空気を、送風ダクトを介して室内機に設置した吹出口部から室内空間に供給するようにしたものがある。
上記のような送風ダクトの場合、吹出口部が室内機の熱交換器の吸込側に対向配置されることとなっているため、吹出口部の開口面積を大きくする必要があるところから、上流側の円筒ダクト部から幅方向に広がる送風流路部を介して吹出口部から空気流を吹き出すように構成されている(特許文献1、2、3参照)。
特開2002−98360号公報。
特開2002−98361号公報。
特開2002−98363号公報。
上記特許文献1〜3に開示されている送風ダクトと同様な構造のものとしては、図15および図16に示すものがある。
この場合、送風ダクトAは、上流側の円筒ダクト部1から幅方向に広がる送風流路部2を介して矩形形状の大口径の吹出口部3から空気流Wを吹き出すように構成されているが、円筒ダクト部1の出口部1aと送風流路部2の入口部2aとの接続部が屈曲形成された急拡大部4とされている。すると、円筒ダクト部1から吹き出された空気流Wが送風流路部2の入口部2aで、図15に点線矢印wで示すように剥離し、送風流路部2の内周面に噴流状に衝突することとなり、大きな空力騒音を発生させるという不具合がある。
また、円筒ダクト部1の出口部1aと送風流路部2の入口部2aとの接続部が屈曲し、送風流路部2の通路深さHが円筒ダクト部1の内径Dよりも急激に大きくなっているため、空気流の剥離が生じやすくなるとともに、吹出流れが送風流路部2の内面に沿いにくくなる。その結果、図16に矢印wで示すように内周面で剥離し、送風流路部2の内周面に噴流状に衝突することとなり、大きな空力騒音を発生させるという不具合がある。
さらに、送風流路部2の出口部2bは、下方に傾斜する傾斜部5を介して吹出口部3に接続されているため、吹出空気流Wが傾斜部5において剥離し、該剥離により生ずる剥離流Eが吹出口部3の下流側に設置されるフィルター6と干渉して空力騒音を発生させるという不具合もある。
ところで、室外機における送風手段や空気搬送流路(即ち、送風ダクト)が改善され、十分に静音化されてきている現状においては、室内側の運転音の主要音源である送風ダクトの吹出側において発生する音が支配的となってきており、その改善が重要となってきている。
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、送風ダクトにおける吹出側での運転音の低騒音化を図ることを目的とするものである。
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、上流側の円筒ダクト部1から幅方向に広がる送風流路部2を介して吹出口部3から空気流Wを吹き出すように構成された送風ダクトにおいて、前記送風流路部2における通路深さが、上流側から下流側にかけて次第に浅くなって喉部2cにおいて最も浅くなり且つ該喉部2cから前記吹出口部3にかけて次第に深くなるように構成するとともに、前記喉部2cにおける通路深さをH、前記円筒ダクト部1の内径をDとしたとき、H<Dで0.35≦H/D≦0.9となるように設定している。
上記のように構成したことにより、通路深さが上流側から下流側にかけて次第に浅くなって喉部2cにおいて最も浅くなる送風流路部2を流れる空気流Wは、整流化され且つ内周面に密着して流れることとなる。従って、発生する空力騒音が大幅に低減されることとなる。しかも、喉部2cから吹出口部3にかけて通路深さが次第に深くなる拡大流路となるようにように構成されているため、ディフューザ効果が期待できることとなり、吹出口部3側での圧力損失が過大となることもなく、空力騒音の低減に大いに寄与する。しかも、喉部2cにおける通路深さをH、円筒ダクト部1の内径をDとしたとき、H<Dとなるように設定したことにより、円筒ダクト部1から送風流路部2に流れる空気流Wの整流化がより促進されることとなる。また、0.35≦H/D≦0.9となるように設定したことにより、図5の特性図に示すように、室内側運転音の低減効果を確保することができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第の手段として、上記第の手段を備えた送風ダクトにおいて、前記円筒ダクト部1の出口部1aと前記送風流路部2の入口部2aとを滑らかに接続することもでき、そのように構成した場合、円筒ダクト部1から送風流路部2に流れる空気流Wの整流化がより一層促進されることとなる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第の手段として、上記第1又は第の手段を備えた送風ダクトにおいて、前記円筒ダクト部1を室外機12側に接続する一方、前記吹出口部3を、室内機11における熱交換器15の吸込側に所定の隙間Sを介して該熱交換器15の放熱フィンと平行となるように対向配置することもでき、そのように構成した場合、剥離による空力騒音も発生しないし、放熱フィンに対する圧力損失の増大もなくなり、室内側での運転音低減に大いに寄与する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第の手段として、上記第1、第2又は第の手段を備えた送風ダクトにおいて、前記送風流路部2の出口部2bを、前記吹出口部3に向かって上方に拡大するように構成することもでき、そのように構成した場合、吹出口部3における剥離の発生がより抑制されることとなり、室内側での運転音低減に大いに寄与する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第の手段として、上記第1、第2、第3又は第の手段を備えた送風ダクトにおいて、前記吹出口部3に、吹出空気流Wから塵埃等を除去するフィルター6を設けるとともに、該フィルター6の少なくとも上流面側に、多孔質の軟質材料からなるプレフィルター6Bを設けることもでき、そのように構成した場合、吹出空気流とフィルター6との干渉が多孔質の軟質材料からなるプレフィルター6Bにより緩和されることとなり、室内側での運転音低減により一層寄与する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第の手段として、上記第1、第2、第3、第4又は第の手段を備えた送風ダクトにおいて、前記円筒ダクト部1の上流側に位置する流路を構成する連絡ホース19における前記円筒ダクト部1の接続部位に形成された屈曲部に、エルボ33を介設するとともに、該エルボ33における曲率半径の大きい外側内周面に、吸音材34を配設することもでき、そのように構成した場合、上流側からの空気流がエルボ33における曲率半径の大きい外側内周面に衝突したときに発生する干渉音が吸音材34により吸音されることとなり、室内側での運転音低減により一層寄与する。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第の手段として、上記第の手段を備えた送風ダクトにおいて、前記円筒ダクト部1の内径D0を、前記エルボ33の内径Dよりも小さく設定することもでき、そのように構成した場合、円筒ダクト部1を流れる空気流が整流化されることとなり、両内径を同じとした場合に比べて運転音を低減させることができる。
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第の手段として、上記第又は第の手段を備えた送風ダクトにおいて、前記連絡ホース19の適所に、消音器35を介設することもでき、そのように構成した場合、連絡ホース19を流れる空気流の管内通過音が消音器35により低減されることとなり、さらなる運転音の低減を図ることができる。
本願発明の第1の手段によれば、上流側の円筒ダクト部1から幅方向に広がる送風流路部2を介して吹出口部3から空気流Wを吹き出すように構成された送風ダクトにおいて、前記送風流路部2における通路深さが、上流側から下流側にかけて次第に浅くなって喉部2cにおいて最も浅くなり且つ該喉部2cから前記吹出口部3にかけて次第に深くなるように構成して、通路深さが上流側から下流側にかけて次第に浅くなって喉部2cにおいて最も浅くなる送風流路部2を流れる空気流Wが、整流化され且つ内周面に密着して流れるようにしたので、発生する空力騒音が大幅に低減されるという効果がある。しかも、喉部2cから吹出口部3にかけて通路深さが次第に深くなる拡大流路となるようにように構成されているため、ディフューザ効果が期待できることとなり、吹出口部3側での圧力損失が過大となることもなく、空力騒音の低減に大いに寄与するという効果もある。また、喉部2cにおける通路深さをH、円筒ダクト部1の内径をDとしたとき、H<Dとなるように設定したことにより、円筒ダクト部1から送風流路部2に流れる空気流Wの整流化がより促進されることとなるという効果もある。また、0.35≦H/D≦0.9となるように設定したことにより、図5の特性図に示すように、室内側運転音の低減効果を確保することができるという効果もある。
本願発明の第の手段におけるように、上記第1の手段を備えた送風ダクトにおいて、前記円筒ダクト部1の出口部1aと前記送風流路部2の入口部2aとを滑らかに接続することもでき、そのように構成した場合、円筒ダクト部1から送風流路部2に流れる空気流Wの整流化がより一層促進されることとなる。
本願発明の第の手段におけるように、上記第1又は第の手段を備えた送風ダクトにおいて、前記円筒ダクト部1を室外機12側に接続する一方、前記吹出口部3を、室内機11における熱交換器15の吸込側に所定の隙間Sを介して該熱交換器15の放熱フィンと平行となるように対向配置することもでき、そのように構成した場合、剥離による空力騒音も発生しないし、放熱フィンに対する圧力損失の増大もなくなり、室内側での運転音低減に大いに寄与する。
本願発明の第の手段におけるように、上記第1、第2又は第の手段を備えた送風ダクトにおいて、前記送風流路部2の出口部2bを、前記吹出口部3に向かって上方に拡大するように構成することもでき、そのように構成した場合、吹出口部3における剥離の発生がより抑制されることとなり、室内側での運転音低減に大いに寄与する。
本願発明の第の手段におけるように、上記第1、第2、第3又は第の手段を備えた送風ダクトにおいて、前記吹出口部3に、吹出空気流Wから塵埃等を除去するフィルター6を設けるとともに、該フィルター6の少なくとも上流面側に、多孔質の軟質材料からなるプレフィルター6Bを設けることもでき、そのように構成した場合、吹出空気流とフィルター6との干渉が多孔質の軟質材料からなるプレフィルター6Bにより緩和されることとなり、室内側での運転音低減により一層寄与する。
本願発明の第の手段におけるように、上記第1、第2、第3、第4又は第の手段を備えた送風ダクトにおいて、前記円筒ダクト部1の上流側に位置する流路を構成する連絡ホース19における前記円筒ダクト部1の接続部位に形成された屈曲部に、エルボ33を介設するとともに、該エルボ33における曲率半径の大きい外側内周面に、吸音材34を配設することもでき、そのように構成した場合、上流側からの空気流がエルボ33における曲率半径の大きい外側内周面に衝突したときに発生する干渉音が吸音材34により吸音されることとなり、室内側での運転音低減により一層寄与する。
本願発明の第の手段におけるように、上記第の手段を備えた送風ダクトにおいて、前記円筒ダクト部1の内径D0を、前記エルボ33の内径Dよりも小さく設定することもでき、そのように構成した場合、円筒ダクト部1を流れる空気流が整流化されることとなり、両内径を同じとした場合に比べて運転音を低減させることができる。
本願発明の第の手段におけるように、上記第又は第の手段を備えた送風ダクトにおいて、前記連絡ホース19の適所に、消音器35を介設することもでき、そのように構成した場合、連絡ホース19を流れる空気流の管内通過音が消音器35により低減されることとなり、さらなる運転音の低減を図ることができる。
以下、添付の図面を参照して、本願発明の好適な実施の形態について詳述する。
第1の実施の形態
図1ないし図5には、本願発明の第1の実施の形態にかかる送風ダクトが示されている。
先ず、本願発明を実施するための最良の実施の形態に係る送風ダクトを備えた空気調和機の概略的な構成について説明する。
この空気調和機は、図1に示すように、例えば建物の壁10の室内R側の壁面10aに取り付けられる室内機11と、建物の外に設置される室外機12とによって構成されている。
そして、前記室外機12は、室外熱交換器や室外ファン(図示省略)などを収納した室外空調ユニット13と換気ユニット14とを備えて構成されている。また、室内機11内には、室内熱交換器15および室内ファン16が収納されている。
前記各種熱交換器およびそれらの熱交換器相互間を各種冷凍機器を介して冷媒配管(図示省略)により接続して、有効な空調用の冷凍回路が構成されている。また、前記室外機12側の換気ユニット14と前記室内機11との間には、前記換気ユニット14からの外気を前記室内機11側に供給するとともに、必要に応じて室内の空気を換気ユニット14を介して室外へ排出するための送風ダクトAが設けられている。
前記室内機11には、内気吸込グリル17および空気吹出口18を有する本体ケーシング11aを備えており、該本体ケーシング11a内には、室内熱交換器15、室内ファン16および前記送風ダクトAの先端部に接続された外気吹出用の吹出ノズルBが配設されている。
一方、前記室外空調ユニット13には、図示されていないが、その本体ケーシング13a内に位置して、圧縮機、四路切換弁、アキュムレータ、室外熱交換器、電動膨張弁、室外ファン等が設けられている。符号20は室外空調ユニット13の本体ケーシング13aの前面に設けられた空気吹出口である。
また、前記換気ユニット14は、前記室外空調ユニット13の本体ケーシング13aに対応した前後左右幅で所定の高さを有する偏平な箱形のケーシング14aを備えており、該ケーシング14aの前面側壁部左側寄りに外気吸込口21、底壁部右端に外気供給用の空気吹出用流路部材22を下方から挿入接続するための上下方向に貫通した開口23、内側に換気ファン25を設置するための空間24がそれぞれ設けられている。
前記換気ファン25は、ファンモータ26、該ファンモータ26により高速で回転駆動される羽根車27、該羽根車27を回転可能に収納したファンハウジング28、該ファンハウジング28の下面側に設けられ、前記羽根車27の中心軸部分への空気吸込口29を形成しているベルマウス30等からなり、前記ファンモータ26およびファンハウジング28は、例えば前記ケーシング14aの底壁部上に所定の支持部材を介して支持固定されている。
また、前記羽根車27は、例えば可及的に偏平な遠心羽根車からなり、上方側円板状のハブと下方側ドーナツ板状のシュラウドとの間に多数枚の羽根を回転方向に応じた所定の翼角、所定の翼間隔で周方向に並設して構成されている。
また、前記ベルマウス30の断面U字状に曲げた空気吸込口29側開口縁部内には、前記シュラウド側の空気流入側開口縁部が所定の隙間を保って相対回転可能に遊嵌されている。そして、それによって前記ファンハウジング28内の送風通路のシール機能が実現されるようになっている。
さらに、前記ファンハウジング28は、例えば平面スクロール形状をなし、各々半径を異にする複数個の円弧部の連続面からなり、その空気吹出口部分の通路形状は、スクロール部の最下流側に位置する円弧部の円弧面から所定の空気吹出方向(ケーシング14aの前面側右端方向)に接線を延ばした等径のものに構成されている。
そして、同空気吹出口の出口部分の底壁部(具体的には、ベルマウス30の右端部分)には、空気吹出用流路部材22との接続用開口部が設けられ、同開口部に対して、上方から下方に延びる空気吹出用流路部材22の上端側空気流入口部31が接続連通せしめられている。この空気吹出用流路部材22は、前記ケーシング14aの底板部に形成された開口23を貫通してストレートに下方に延びている。
以上のような構成では、今例えば前記ファンモータ26が駆動されると、それに対応して前記羽根車27が回転し、前記外気吸込口29から吸い込まれた外気が、前記ファンハウジング28の下面部側ベルマウス30により形成される空気吸込口29から羽根車27内に吸い込まれ、その遠心方向に吹き出される。この遠心方向に吹き出された空気は、前記ファンハウジング28がスクロール構造になっていることから、その前端部に位置して右側接線方向に延びる前記空気吹出口部分に集められて、その延長方向に吹き出される。
前記空気吹出用流路部材22は、送風ダクトAを介して室内機11側に配置された吹出ノズルBに接続されている。
前記吹出ノズルBは、図2ないし図4に示すように、上流側の円筒ダクト部1から幅方向に広がる送風流路部2を介して矩形形状の大口径の吹出口部3から空気流Wを吹き出すように構成されている。
前記送風流路部2における通路深さは、上流側から下流側にかけて次第に浅くなって喉部2cにおいて最も浅くなり且つ該喉部2cから前記吹出口部3にかけて次第に深くなるように構成されている。前記喉部2cにおける通路深さをH、前記円筒ダクト部の内径をDとしたとき、H<Dとなるように設定するのが望ましい。
また、前記円筒ダクト部1の出口部1aと前記送風流路部2の入口部2aとは、円弧部7を介して滑らかに接続されている。
さらに、吹出ノズルBの吹出口部3は、室内機11における熱交換器15の吸込側に所定の隙間Sを介して該熱交換器15の放熱フィンと平行となるように対向配置されている。符号6はフィルターである。
上記のように構成された送風ダクトにおいては、次のような作用効果が得られる。
室外機12における換気ユニット14の運転により、送風ダクトAを介して供給される空気流(即ち、外気)Wは、通路深さが上流側から下流側にかけて次第に浅くなって喉部2cにおいて最も浅くなる送風流路部2を流れる際に、整流化され且つ内周面に密着して流れることとなる。その結果、発生する空力騒音が大幅に低減されることとなる。
しかも、喉部2cから吹出口部3にかけて通路深さが次第に深くなる拡大流路となるようにように構成されているため、ディフューザ効果が期待できることとなり、吹出口部3側での圧力損失が過大となることもなく、空力騒音の低減に大いに寄与するという効果もある。
前記したように、喉部2cにおける通路深さをH、前記円筒ダクト部の内径をDとしたとき、H<Dとなるように設定するのが望ましく、その場合、円筒ダクト部1から送風流路部2に流れる空気流Wの整流化がより促進されることとなる。
ところで、図1において、室内機11の前方1mの位置から下方に0.8m下がった位置に集音マイク32を設置して、円筒ダクト部の内径Dを23mmとするとともに、喉部2cにおける通路深さHを変化させて、室内機11側の運転音を測定したところ、図5の結果が得られた。ここで、風量は0.39m3/minとした。
上記測定結果によれば、0.35≦H/D≦0.9の領域において運転音が−1dBA以下となっており、室内側運転音の低減効果を確保することができることが分かる。
さらに、吹出ノズルBにおける吹出口部3を、室内機11における熱交換器15の吸込側に所定の隙間Sを介して該熱交換器15の放熱フィンと平行となるように対向配置すると、剥離による空力騒音も発生しないし、放熱フィンに対する圧力損失の増大もなくなり、室内側での運転音低減に大いに寄与する。
さらにまた、吹出ノズルBにおける送風流路部2の出口部2bを、前記吹出口部3に向かって上方に拡大するように構成すると、吹出口部3における剥離の発生がより抑制されることとなり、室内側での運転音低減に大いに寄与する。
以上記述した実施の形態(即ち、請求項1ないし請求項6に係る実施の形態)は、先の明細書および図面に開示されているものである。
以下に、新たに追加された実施の形態(即ち、請求項7ないし請求項10に係る実施の形態)について説明する。
第2の実施の形態
図6ないし図12には、本願発明の第2の実施の形態にかかる送風ダクトが示されている。
本実施の形態にかかる送風ダクトが使用されている空気調和機は、第1の実施の形態にかかる送風ダクトが使用されている空気調和機と同様に、例えば建物の壁10の室内R側の壁面10aに取り付けられる室内機11と、建物の外に設置される室外機12とによって構成されている(図6参照)。
そして、前記室外機12は、室外熱交換器や室外ファン(図示省略)などを収納した室外空調ユニット13と換気ユニット14とを備えて構成されている。また、室内機11内には、室内熱交換器15および室内ファン16が収納されている。
前記各種熱交換器およびそれらの熱交換器相互間を各種冷凍機器を介して冷媒配管(図示省略)により接続して、有効な空調用の冷凍回路が構成されている。また、前記室外機12側の換気ユニット14と前記室内機11との間には、前記換気ユニット14からの外気を前記室内機11側に供給するとともに、必要に応じて室内の空気を換気ユニット14を介して室外へ排出するための送風ダクトAが設けられている。該送風ダクトAは、連絡ホース19と後述する吹出ノズルBとからなっている。
前記室内機11には、内気吸込グリル17および空気吹出口18を有する本体ケーシング11aを備えており、該本体ケーシング11a内には、室内熱交換器15、室内ファン16および前記送風ダクトAの先端部に接続された外気吹出用の吹出ノズルBが配設されている。
一方、前記室外空調ユニット13には、図示されていないが、その本体ケーシング13a内に位置して、圧縮機、四路切換弁、アキュムレータ、室外熱交換器、電動膨張弁、室外ファン等が設けられている。符号20は室外空調ユニット13の本体ケーシング13aの前面に設けられた空気吹出口である。
また、前記換気ユニット14は、前記室外空調ユニット13の本体ケーシング13aに対応した前後左右幅で所定の高さを有する偏平な箱形のケーシング14aを備えており、該ケーシング14aの前面側壁部左側寄りに外気吸込口21、底壁部右端に外気供給用の空気吹出用流路部材22を下方から挿入接続するための上下方向に貫通した開口23、内側に換気ファン25を設置するための空間24がそれぞれ設けられている。
前記換気ファン25は、ファンモータ26、該ファンモータ26により高速で回転駆動される羽根車27、該羽根車27を回転可能に収納したファンハウジング28、該ファンハウジング28の下面側に設けられ、前記羽根車27の中心軸部分への空気吸込口29を形成しているベルマウス30等からなり、前記ファンモータ26およびファンハウジング28は、例えば前記ケーシング14aの底壁部上に所定の支持部材を介して支持固定されている。
また、前記羽根車27は、例えば可及的に偏平な遠心羽根車からなり、上方側円板状のハブと下方側ドーナツ板状のシュラウドとの間に多数枚の羽根を回転方向に応じた所定の翼角、所定の翼間隔で周方向に並設して構成されている。
また、前記ベルマウス30の断面U字状に曲げた空気吸込口29側開口縁部内には、前記シュラウド側の空気流入側開口縁部が所定の隙間を保って相対回転可能に遊嵌されている。そして、それによって前記ファンハウジング28内の送風通路のシール機能が実現されるようになっている。
さらに、前記ファンハウジング28は、例えば平面スクロール形状をなし、各々半径を異にする複数個の円弧部の連続面からなり、その空気吹出口部分の通路形状は、スクロール部の最下流側に位置する円弧部の円弧面から所定の空気吹出方向(ケーシング14aの前面側右端方向)に接線を延ばした等径のものに構成されている。
そして、同空気吹出口の出口部分の底壁部(具体的には、ベルマウス30の右端部分)には、空気吹出用流路部材22との接続用開口部が設けられ、同開口部に対して、上方から下方に延びる空気吹出用流路部材22の上端側空気流入口部31が接続連通せしめられている。この空気吹出用流路部材22は、前記ケーシング14aの底板部に形成された開口23を貫通してストレートに下方に延びている。
以上のような構成では、今例えば前記ファンモータ26が駆動されると、それに対応して前記羽根車27が回転し、前記外気吸込口29から吸い込まれた外気が、前記ファンハウジング28の下面部側ベルマウス30により形成される空気吸込口29から羽根車27内に吸い込まれ、その遠心方向に吹き出される。この遠心方向に吹き出された空気は、前記ファンハウジング28がスクロール構造になっていることから、その前端部に位置して右側接線方向に延びる前記空気吹出口部分に集められて、その延長方向に吹き出される。
前記空気吹出用流路部材22は、送風ダクトAを介して室内機11側に配置された吹出ノズルBに接続されている。
前記吹出ノズルBは、図7ないし図9に示すように、上流側の円筒ダクト部1から幅方向に広がる送風流路部2を介して矩形形状の大口径の吹出口部3から空気流Wを吹き出すように構成されている。
前記送風流路部2における通路深さは、上流側から下流側にかけて次第に浅くなって喉部2cにおいて最も浅くなり且つ該喉部2cから前記吹出口部3にかけて次第に深くなるように構成されている。前記喉部2cにおける通路深さをH、前記円筒ダクト部の内径をDとしたとき、H<Dとなるように設定するのが望ましい。
また、前記円筒ダクト部1の出口部1aと前記送風流路部2の入口部2aとは、円弧部7を介して滑らかに接続されている。
さらに、吹出ノズルBの吹出口部3は、室内機11における熱交換器15の吸込側に所定の隙間Sを介して該熱交換器15の放熱フィンと平行となるように対向配置されている。符号6は吹出空気流Wから塵埃等を除去するフィルターである。
前記フィルター6は、図10および図11に示すように、合成樹脂(例えば、ポリプロピレン)の一体成形品であって、矩形形状の枠体6aと該枠体6と一体に形成された波形のろ材6bとからなるフィルター本体6Aと、該フィルター本体6Aの上流側に配置された多孔質の軟質材料からなるプレフィルター6Bとによって構成されている。該プレフィルター6Bとしては、例えば細い繊維状部材の薄い積層体を採用するのが望ましい。このようにすると、吹出空気流とフィルター6との干渉がプレフィルター6Bにより緩和されることとなり、室内側での運転音低減(プレフィルター6Bを用いない場合に比べて、1dBA低減できる)により一層寄与する。なお、フィルター本体6Aの下流側にもプレフィルター6Bを設ける場合もある。
また、前記円筒ダクト部1の上流側に位置する流路を構成する連絡ホース19における前記円筒ダクト部1の接続部位に形成された屈曲部には、エルボ33が介設されており、該エルボ33における曲率半径の大きい外側内周面には、吸音材34が配設されている(図12参照)。このようにすると、上流側からの空気流がエルボ33における曲率半径の大きい外側内周面に衝突したときに発生する干渉音が吸音材34により吸音されることとなり、室内側での運転音低減により一層寄与する。
また、前記円筒ダクト部1の内径Dは、前記エルボ33の内径D0よりも小さく設定されている(図9および図12参照)。このようにすると、円筒ダクト部1を流れる空気流が整流化されることとなり、両内径を同じとした場合に比べて運転音を低減させることができる。ところで、円筒ダクト部1の長さLと円筒ダクト部1の内径Dとの関係について、種々テストしたところ、図13に示すように、L/D≧2において放射音の低減効果が現れることが分かった。
また、前記連絡ホース19の適所(例えば、空気吹出用流路部材22の下方位置)には、消音器35が介設されている。該消音器35は、図14に示すように、前記連絡ホース19の途中に介設された円筒形状の消音器本体35aと、該消音器本体35aの内周面に配設された消音材(例えば、発泡ポリエチレン等)35bとからなっており、前記消音器本体35aの長さL0は、消音効果のみを求める場合長い方がよいが、コスト等を考慮すると50mmあるいは100mmとするのが望ましく、100mmとするのがより望ましい。このようにすると、連絡ホース19を流れる空気流の管内通過音が消音器35により低減されることとなり、さらなる運転音の低減を図ることができる。なお、消音器35の設置位置は、連絡ホース19の適所とされるが、前記エルボ33より上流側とするのが望ましい。
なお、連絡ホース19としては、内面に凹凸形状を有する可撓性のものを採用するのが消音効果が得られる点で好ましい。
本願発明の第1の実施の形態にかかる送風ダクトを備えた空気調和機の全体的な構成を示す該略図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風ダクトにおける吹出ノズル部分の斜視図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風ダクトにおける吹出ノズル部分の一部を切り欠いた背面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風ダクトにおける吹出ノズル部分の縦断面図である。 本願発明の第1の実施の形態にかかる送風ダクトを採用した空気調和機の室内機における運転音低減効果を示す特性図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる送風ダクトを備えた空気調和機の全体的な構成を示す該略図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる送風ダクトにおける吹出ノズル部分の斜視図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる送風ダクトにおける吹出ノズル部分の一部を切り欠いた背面図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる送風ダクトにおける吹出ノズル部分の縦断面図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる送風ダクトにおける吹出ノズル部分に配設されるフィルターの拡大断面図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる送風ダクトにおける吹出ノズル部分に配設されるフィルターの一部を切除した拡大正面図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる送風ダクトにおけるエルボ部分の拡大断面図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる送風ダクトを採用した空気調和機の室内機における運転音低減効果を示す特性図である。 本願発明の第2の実施の形態にかかる送風ダクトにおける連絡ホースに介設される消音器の拡大断面図である。 従来の送風ダクトにおける吹出ノズル部分の一部を切り欠いた背面図である。 従来の送風ダクトにおける吹出ノズル部分の縦断面図である。
1は円筒ダクト部
1aは出口部
2は送風流路部
2aは入口部
2bは出口部
2cは喉部
3は吹出口部
6はフィルター
6Aはフィルター本体
6Bはプレフィルター
11は室内機
12は室外機
15は熱交換器
19は連絡ホース
33はエルボ
34は消音材
35は消音器
Sは隙間
Wは空気流

Claims (8)

  1. 上流側の円筒ダクト部(1)から幅方向に広がる送風流路部(2)を介して吹出口部(3)から空気流(W)を吹き出すように構成された送風ダクトであって、前記送風流路部(2)における通路深さが、上流側から下流側にかけて次第に浅くなって喉部(2c)において最も浅くなり且つ該喉部(2c)から前記吹出口部(3)にかけて次第に深くなるように構成するとともに、前記喉部(2c)における通路深さをH、前記円筒ダクト部(1)の内径をDとしたとき、H<Dで0.35≦H/D≦0.9となるように設定したことを特徴とする送風ダクト。
  2. 前記円筒ダクト部(1)の出口部(1a)と前記送風流路部(2)の入口部(2a)とを滑らかに接続したことを特徴とする請求項1記載の送風ダクト。
  3. 前記円筒ダクト部(1)を室外機(12)側に接続する一方、前記吹出口部(3)を、室内機(11)における熱交換器(15)の吸込側に所定の隙間(S)を介して該熱交換器(15)の放熱フィンと平行となるように対向配置したことを特徴とする請求項1およびのいずれか一項記載の送風ダクト。
  4. 前記送風流路部(2)の出口部(2b)を、前記吹出口部(3)に向かって上方に拡大するように構成したことを特徴とする請求項1、2およびのいずれか一項記載の送風ダクト。
  5. 前記吹出口部(3)には、吹出空気流Wから塵埃等を除去するフィルター(6)を設けるとともに、該フィルター(6)の少なくとも上流面側には、多孔質の軟質材料からなるプレフィルター(6B)を設けたことを特徴とする請求項1、2、3およびのいずれか一項記載の送風ダクト。
  6. 前記円筒ダクト部(1)の上流側に位置する流路を構成する連絡ホース(19)における前記円筒ダクト部(1)の接続部位に形成された屈曲部には、エルボ(33)を介設するとともに、該エルボ(33)における曲率半径の大きい外側内周面には、吸音材(34)を配設したことを特徴とする請求項1、2、3、4およびのいずれか一項記載の送風ダクト。
  7. 前記円筒ダクト部(1)の内径(D0)を、前記エルボ(33)の内径(D)よりも小さく設定したことを特徴とする請求項記載の送風ダクト。
  8. 前記連絡ホース(19)の適所には、消音器(35)を介設したことを特徴とする請求項およびのいずれか一項記載の送風ダクト。
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