JP4644903B2 - 遠心式ターボ型空気機械のインペラ、遠心式ターボ型空気機械、及び空気調和装置 - Google Patents

遠心式ターボ型空気機械のインペラ、遠心式ターボ型空気機械、及び空気調和装置 Download PDF

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    • F04D29/282Rotors specially for elastic fluids for centrifugal or helico-centrifugal pumps for radial-flow or helico-centrifugal pumps for fans or blowers the leading edge of each vane being substantially parallel to the rotation axis

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ターボファンやターボ圧縮機などの遠心式ターボ型空気機械に関し、特に、インペラ内における空気の剥離に伴って発生する騒音の低減策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば天井埋込型や天井吊下型の空気調和装置では、特開平11−223380号公報や特開平10−184591号公報などに記載されているように、遠心式ターボ型空気機械であるターボファンを用い、室内空気を装置内に吸い込んで調和空気を室内に吹き出すようにしたものがある。
【0003】
図10は、この種の空気調和装置(50)の概略構成を模式的に表した断面図である。図示するように、この空気調和装置(50)は、箱形のケーシング(51)内に、ターボファン(52)や熱交換器(53)等の機器を備えている。ケーシング(51)の下部には、図示しない化粧パネルが取り付けられて、空気吸込口(54a) と空気吹出口(54b) とが形成されている。そして、ターボファン(52)の駆動に伴って空気吸込口(54a) から吸い込んだ室内空気を熱交換器(53)によって温度調整した後、各空気吹出口(54b) から室内に向って吹き出すように構成されている。なお、ターボファン(52)のインペラ(55)の吸い込み側には、該インペラ(55)へ室内空気を案内するベルマウス(56)が設けられている。
【0004】
ターボファン(52)のインペラ(55)は、シュラウド(SH)とハブ(HU)との間にブレード(BL)が保持され、ハブ(HU)の中心部が、ケーシング(51)の中央部に配置されて固定されたファンモータ(57)の駆動軸下端部に直結されている。そして、このファンモータ(57)の駆動に伴うブレード(BL)の回転によって、下側から吸い込んだ空気を径方向外側に曲げながら吹き出して熱交換器(53)に通し、調和空気を生成した後に空気吹出口(54b) から室内へ供給するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、遠心式ターボ型空気機械は、高静圧の使用条件では図11(a)に示すようにインペラ(55)のハブ(HU)側で空気の剥離が生じやすく、低静圧の使用条件では図11(b)に示すようにシュラウド(SH)側で空気の剥離が生じやすい。また、小風量の使用条件では図11(c)に示すようにブレード(BL)の負圧面(P2)側で空気の剥離が生じやすく、大風量の使用条件では図11(d)に示すようにブレード(BL)の正圧面(P1)側で空気の剥離が生じやすい。
【0006】
以上のことから、上述したような空気調和装置(50)に用いられるターボファン(52)は、使用条件が遠心式ターボ型空気機械の中では比較的低静圧・小風量の範疇に分類されるため、ブレード(BL)の負圧面(P2)側のシュラウド(SH)寄りの部分で空気の剥離が生じやすいものであった。また、比較的低静圧・大風量で使用されるターボファンは、ブレード(BL)の正圧面(P1)側のシュラウド(SH)寄りの部分で空気の剥離が生じやすく、さらに、比較的高静圧・小風量で使用されるターボ圧縮機は、ブレード(BL)の負圧面(P2)側のハブ(HU)寄りの部分で空気の剥離が生じやすいものであった。
【0007】
このように、従来の遠心式ターボ型空気機械では、静圧や風量などの使用条件によってインペラ(55)内の異なる部分で空気の剥離が生じて渦が発生し、その結果、送風音が増大したり、効率が低下したりする問題があった。
【0008】
本発明は、このような問題点に鑑みて創案されたものであり、その目的とするところは、遠心式ターボ型空気機械のインペラ内での空気の剥離を抑えることによって、送風音の増大や効率の低下を防止することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シュラウド(SH)とハブ(HU)の少なくとも一方を階段状に形成することによりインペラ(4) 内での剥離領域を小さくするようにしたものである。
【0010】
具体的に、本発明が講じた解決手段は、軸方向に隔てられたシュラウド(SH)とハブ(HU)との間にブレード(BL)が保持されて構成された遠心式ターボ型空気機械のインペラと、該インペラ(4) を備えた遠心式ターボ型空気機械に関し、上記インペラ(4) のシュラウド(SH)とハブ(HU)の少なくとも一方における隣り合うブレード(BL)の間を傾斜面に形成して階段状に構成したものであり、特に、上記インペラ(4) のシュラウド(SH)とハブ(HU)の少なくとも一方における隣り合うブレード(BL)の間を、空気の剥離領域を小さくするように傾斜面に形成して階段状に構成したものである。
【0011】
この構成のインペラ(4) を備えた遠心式ターボ型空気機械は、インペラの回転数をN(Hz)、風量をQ(m/s)、空気の密度をρ(Kg/m)、圧力をP(Pa)としたときに、
=NQ1/2(ρ/P)3/4 で表される比速度nが、0.2<n<0.4 の関係を満たすものとすることができる。
【0012】
また、インペラ(4) は、図4に示すように、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるようにシュラウド(SH)を階段状に形成される。そして、この構成のインペラ(4) を備えた遠心式ターボ型空気機械は、上記比速度nが、n≧0.4の関係を満たすものとすることができる。
【0013】
また、インペラ(4) は、図6に示すように、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるようにハブ(HU)を階段状に形成することもできる。そして、この構成のインペラ(4) を備えた遠心式ターボ型空気機械は、上記比速度nが、0.2<n<0.4 の関係を満たすものとすることができる。
【0014】
また、インペラ(4) は、図8に示すように、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるようにシュラウド(SH)とハブ(HU)をそれぞれ階段状に形成することもできる。そして、この構成のインペラ(4) を備えた遠心式ターボ型空気機械は、上記比速度nが、n≧0.4の関係を満たすものとすることができる。
【0015】
また、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるようにシュラウド(SH)が階段状に形成された図4のインペラ(4) を備えた遠心式ターボ型空気機械は、天井に設置される空気調和装置のターボファンに用いることができる。
【0016】
具体的には、これらの遠心式ターボ型空気機械は、空気吸込口(9a)と空気吹出口(9b)とを有して天井に設置されるケーシング(2) 内に、空気吸込口(9a)から室内空気を吸い込んで調和空気を空気吹出口(9b)から吹き出すターボファン(3) と、空気吸込口(9a)から空気吹出口(9b)に亘って形成された空気流通路(10)に配置されて室内空気から調和空気を生成する熱交換器(7) とを備えた空気調和装置において、上記ターボファン(3) として使用することができる。
【0017】
−作用−
上述したように、例えばターボファンにおける低静圧・大風量の使用条件の時(概ねn≧0.4の場合)には、ブレード(BL)の正圧面(P1)側のシュラウド(SH)寄りにおいて空気の剥離が生じやすい。したがって、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるようにシュラウド(SH)を階段状に形成する(図4参照)と、この使用条件での剥離領域が減少し、空気がブレード(BL)とシュラウド(SH)の表面に沿って滑らかに流れるようになる。
【0018】
さらに、高静圧・大風量の使用条件の時(概ね0.2<n<0.4 の場合)には、ブレード(BL)の正圧面(P1)側のハブ(HU)寄りにおいて空気の剥離が生じやすい。したがって、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるようにハブ(HU)を階段状に形成する(図6参照)と、この使用条件での剥離領域が減少し、空気がブレード(BL)とハブ(HU)の表面に沿って滑らかに流れるようになる。
【0019】
さらに、大風量での使用時(概ねn≧0.4の場合)には、ブレード(BL)の正圧面(P1)側で、シュラウド(SH)寄りとハブ(HU)寄りの両方で剥離が生じることもある。このため、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるようにシュラウド(SH)とハブ(HU)をそれぞれ階段状に形成する(図8参照)と、この使用条件での剥離領域が減少し、空気がブレード(BL)、シュラウド(SH)及びハブ(HU)の表面に沿って滑らかに流れるようになる。
【0020】
【発明の効果】
このように、シュラウド(SH)とハブ(HU)の少なくとも一方を、隣り合うブレード(BL)の間を傾斜面に形成して階段状に構成すると、静圧や風量によってインペラ(4) 内で剥離が生じやすい領域を減少させ、空気の流れをハブ(HU)、シュラウド(SH)、及びブレード(BL)の表面に滑らかに沿わせるようにすることができる。このため、上記解決手段によれば、遠心式ターボ型空気機械において、インペラ(4) 内での空気の剥離に伴う送風音の増大や効率の低下を防止することが可能となる。
【0021】
特に、低静圧・大風量の使用条件に合わせてシュラウド(SH)を階段状に形成したもの(図4参照)は、一般的なターボファンに適している。
【0022】
また、上記各構成では、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)を負圧面(P2)側の出口幅(L2)より狭くしても、他方を広くすることができるので、吹き出し面積が小さくなることは防止できる。
【0023】
【発明の参考技術1】
以下、本発明の参考技術1を図面に基づいて詳細に説明する。
【0024】
図1に示すように、本参考技術1は天井埋込型の空気調和装置(1) に関するものである。この空気調和装置(1) は、天井(R) に形成された開口(H) に挿入配置されており、下方に開放する板金製のケーシング(2) が天井裏空間(S) に据付けられている。このケーシング(2) は天板(2a)と該天板(2a)の外縁部から下方に延びる側板(2b)とを備え、その内部に各機器が収容されている。以下、各機器について説明する。
【0025】
ケーシング(2) 内の中央部には遠心式ターボ型空気機械の1種であるターボファン(3) が配設されている。このターボファン(3) は、インペラ(4) とファンモータ(5) とベルマウス(6) とから構成されている。インペラ(4) は、シュラウド(SH)とハブ(HU)との間にブレード(BL)が保持され、ハブ(HU)の中心部が、ケーシング(2) の中央部に配置されて固定されたファンモータ(5) の駆動軸下端部に直結されている。そして、このファンモータ(5) の駆動に伴うブレード(BL)の回転によって、下側から吸い込んだ空気を径方向外側に吹き出すようになっている。
【0026】
ベルマウス(6) は、このターボファン(3) のインペラ(4) の下側に、該インペラ(4) へ室内空気を案内するように配設されている。ベルマウス(6) は、平板部(6a)の略中央部に、円弧状に湾曲した湾曲部(6b)を備え、この湾曲部(6b)により、空気をインペラ(4) へ導入する開口(6c)が構成されている。
【0027】
一方、ターボファン(3) のインペラ(4) の外周囲には熱交換器(7) が配設されている。この熱交換器(7) は、図示しない室外機に冷媒配管を介して連結され、冷房運転時には蒸発器として、暖房運転時には凝縮器として機能するようになっており、ターボファン(3) から導出された空気を温度調整する。また、熱交換器(7) の下側には、該熱交換器(7) で発生したドレン水を回収するためのドレンパン(8) が配設されている。
【0028】
ケーシング(2) の下端部には、平面視が矩形状の化粧パネル(9) が取り付けられて、ケーシング(2) の一部を構成している。この化粧パネル(9) には、その中央部に、矩形状の開口からなる空気吸込口(9a)が形成されている。また、化粧パネル(9) の側縁部の複数箇所(例えば4箇所)には、化粧パネル(9) の各辺に対応して空気吹出口(9b),(9b), …が形成されている。
【0029】
化粧パネル(9) の空気吸込口(9a)には、該空気吸込口(9a)から吸い込んだ空気中の塵埃を除去するためのエアフィルタ(9c)が備えられている。また、エアフィルタ(9c)の下側には吸込グリル(9d)が取り付けられている。この吸込グリル(9d)は、その中央部に吸込口(9a)に対応した開口が形成されており、この開口の全体に亘って複数の桟(9e)が設けられている。このため、ケーシング(2) 内に吸い込まれる室内空気は、これら桟(9e)の間を通過して吸込グリル(9d)の全体からケーシング(2) 内に吸い込まれる。
【0030】
以上の構成により、化粧パネル(9) の空気吸込口(9a)から空気吹出口(9b)に亘って空気流通路(10)が形成され、この空気流通路(10)の上流側から下流側に向かって、エアフィルタ(9c)、ベルマウス(6) 、インペラ(4) 、熱交換器(7) を空気が順に通過することになる。
【0031】
次に、本発明の特徴とするターボファン(3) の構成について、具体的に説明する。
【0032】
このターボファン(3) は、比較的低静圧(約100Pa程度)、小風量(約0.5m/s程度)の条件で使用されるように設計されている。このような使用条件では、一般に、図11(b),(c)において説明したように、ブレード(BL)の負圧面(P2)側のシュラウド(SH)寄りの部分で空気の剥離が生じやすい。このことから、従来のインペラでは図2(a)に示す斜線部が剥離領域となる。これに対して、本参考技術1では、図2(b)に示すようにシュラウド(SH)を階段状に形成することによって、その剥離領域を小さくしている。
【0033】
つまり、斜視図である図3(図1とは上下を逆転して示している)に示すように、インペラ(4) は、ブレード(BL)の負圧面(P2)側の出口幅(L2)が正圧面(P1)側の出口幅(L1)よりも小さくなるように、シュラウド(SH)が階段状に形成されている。なお、図3において、仮想線はシュラウド(SH)が階段状でない従来の形状を表している(後述の図4から図8についても同様)。
【0034】
−運転動作−
次に、以上のように構成された空気調和装置(1) の運転動作について説明する。運転開始時には、ターボファン(3) のファンモータ(5) の駆動に伴ってインペラ(4) が回転し、同時に熱交換器(7) には冷媒が流通する。これにより、室内空気は、吸込グリル(9d)の桟(9e)の間から吸い込まれてエアフィルタ(9c)を通過する際に塵埃が除去され、さらにターボファン(3) を経て熱交換器(7) を通過する。この際、空気と冷媒との間で熱交換が行われ、空気が温度調整(冷房運転時には冷却、暖房運転時には加熱)されて調和空気となり、空気吹出口(9b)から室内に供給される。
【0035】
そして、本参考技術1では、インペラ(4) に関し、ブレード(BL)の負圧面(P2)側の出口幅(L2)が正圧面(P1)側の出口幅(L1)よりも小さくなるようにシュラウド(SH)が階段状に形成されているので、空気はインペラ(4) 内をブレード(BL)とシュラウド(SH)の表面に沿って滑らかに流れ、剥離が生じにくくなる。
【0036】
参考技術1の効果−
以上説明したように、本参考技術1によれば、インペラ(4) 内での空気の剥離が生じにくくなるため、従来と比較して、ターボファン(3) の送風音の低減と効率の向上を図ることができ、空気調和装置としての運転音低減や効率向上も達成される。
【0037】
【発明の実施の形態1】
本発明の実施形態1は、図4に示すように、インペラ(4) を、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるように、シュラウド(SH)を階段状に形成したものである。
【0038】
このように構成すると、一般的なターボファンの使用条件である低静圧・大風量時に、図11(b),(d)において説明したようにブレード(BL)の正圧面(P1)側のシュラウド(SH)寄りにおいて空気の剥離が生じやすいのに対して、この剥離領域が減少する。
【0039】
したがって、本実施形態1によれば、一般的なターボファンでの空気の剥離を抑えることによって、送風音の低減と効率の向上とを可能にすることができる。
【0040】
【発明の参考技術2】
本発明の参考技術2は、図5に示すように、インペラ(4) を、ブレード(BL)の負圧面(P2)側の出口幅(L2)が正圧面(P1)側の出口幅(L1)よりも小さくなるように、ハブ(HU)を階段状に形成したものである。
【0041】
このように構成すると、一般的なターボ圧縮機の使用条件である高静圧・小風量時に、図11(a),(c)において説明したようにブレード(BL)の負圧面(P2)側のハブ(HU)寄りにおいて空気の剥離が生じやすいのに対して、この剥離領域が減少する。
【0042】
したがって、本参考技術2によれば、一般的なターボ圧縮機での空気の剥離を抑えることによって、送風音の低減と効率の向上とを可能にすることができる。
【0043】
【発明の実施の形態2】
本発明の実施形態2は、図6に示すように、インペラ(4) を、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるように、ハブ(HU)を階段状に形成したものである。
【0044】
このように構成すると、遠心式ターボ型空気機械を高静圧・大風量の条件で使用する時に、図11(a),(d)において説明したようにブレード(BL)の正圧面(P1)側のハブ(HU)寄りにおいて空気の剥離が生じやすいのに対して、この剥離領域が減少する。
【0045】
したがって、本実施形態2によれば、高静圧・大風量の遠心式ターボ型空気機械での空気の剥離を抑えることによって、送風音の低減と効率の向上とを可能にすることができる。
【0046】
【発明の参考技術3】
本発明の参考技術3は、図7に示すように、インペラ(4) を、ブレード(BL)の負圧面(P2)側の出口幅(L2)が正圧面(P1)側の出口幅(L1)よりも小さくなるように、シュラウド(SH)とハブ(HU)をそれぞれ階段状に形成したものである。
【0047】
このように構成すると、遠心式ターボ型空気機械を参考技術1や参考技術2よりも小風量の条件で使用する時などに、図11(c)において説明したようにブレード(BL)の負圧面(P2)側において生じる空気の剥離が、シュラウド(SH)寄りとハブ(HU)寄りの両方に広がることがあるのに対して、この剥離領域が減少する。
【0048】
したがって、小風量の遠心式ターボ型空気機械での空気の剥離を抑えることによって、送風音の低減と効率の向上とを可能にすることができる。
【0049】
【発明の実施の形態3】
本発明の実施形態3は、図8に示すように、インペラ(4) を、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるように、シュラウド(SH)とハブ(HU)をそれぞれ階段状に形成したものである。
【0050】
このように構成すると、遠心式ターボ型空気機械を実施形態1や実施形態2よりも大風量の条件で使用する時などに、図11(d)において説明したようにブレード(BL)の正圧面(P1)側において生じる空気の剥離が、シュラウド(SH)寄りとハブ(HU)寄りの両方に広がることがあるのに対して、この剥離領域が減少する。
【0051】
したがって、大風量の遠心式ターボ型空気機械での空気の剥離を抑えることによって、送風音の低減と効率の向上とを可能にすることができる。
【0052】
(参考例)
次に、参考技術1のターボファン(3) のインペラ(4) について、具体的な寸法構成を簡単に説明する。この実施例では、図9において、Aを約350mm 、Bを約460mm 、Cを約170mm 、そしてDの基準寸法を110mm に設定したうえで、ブレード(BL)の負圧面(P2)側の出口幅(L2)を約105mm 、正圧面(P1)側の出口幅(L1)を約115mm に設定した。
【0053】
この結果、D寸法を110mm で一定とした従来の構成のターボファンと比較して、送風音を約0.5dB 低減することができた。
【0054】
なお、参考技術1の遠心式ターボ型空気機械は低静圧・小風量タイプ、実施形態1は低静圧・大風量タイプ、参考技術2は高静圧・小風量タイプ、実施形態2は高静圧・大風量タイプ、参考技術3は小風量タイプ、実施形態3は大風量タイプとして説明したが、これらは、比速度によって大きく3つに分類することができる。
【0055】
比速度は、回転数N(Hz)、風量Q(m/s)、空気の密度ρ(Kg/m)、圧力P(Pa)から決まるもので、次の数式で表される。
【0056】
【数1】
Figure 0004644903
【0057】
そして、比速度nが0.2以下の範囲には、参考技術2の高静圧・小風量タイプと参考技術3の小風量タイプとが含まれ、比速度nが0.2〜0.4の範囲には、参考技術1の低静圧・小風量タイプと実施形態2の高静圧・大風量タイプとが含まれ、比速度nが0.4以上の範囲には、実施形態1の低静圧・大風量タイプと実施形態3の大風量タイプとが含まれる。
【0058】
なお、参考技術1のターボファンの比速度nは、回転数が700rpm(約11.667Hz)の条件で、具体的には約0.3であった。
【0059】
【発明のその他の実施の形態】
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
【0060】
例えば、上記実施形態は天井埋込型の空気調和装置に本発明の遠心式ターボ型空気機械をターボファンとして適用したものであるが、本発明は、空気調和装置に限らず、単体のターボファンやターボ圧縮機などにも適用可能である。
【0061】
また、本発明の遠心式ターボ型空気機械は、空気以外のガスの送風や圧縮にも適用できることは当然である。
【0062】
なお、インペラ(4) の傾斜面は、図示した形状に限らず、傾斜角度が徐々に変化するような形状としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考技術1に係るターボファンを備えた天井埋込型空気調和装置の断面構造図である。
【図2】 (a)図は空気調和装置用のターボファンにおけるインペラの剥離領域を示す部分側面図、(b)図は参考技術1のターボファンのインペラを示す部分側面図である。
【図3】 参考技術1のターボファンのインペラを示す斜視図である。
【図4】 実施形態1のターボファンのインペラを示す斜視図である。
【図5】 参考技術2のターボ圧縮機のインペラを示す斜視図である。
【図6】 実施形態2の遠心式ターボ型空気機械のインペラを示す斜視図である。
【図7】 参考技術3の遠心式ターボ型空気機械のインペラを示す斜視図である。
【図8】 実施形態3の遠心式ターボ型空気機械のインペラを示す斜視図である。
【図9】 図3のインペラの部分断面側面図である。
【図10】 従来のターボファンを備えた空気調和装置の概略断面構造図である。
【図11】 (a)図から(d)図は、遠心式ターボ型空気機械において、静圧と風量の条件によりインペラ内で生じる空気の剥離を示す説明図である。
【符号の説明】
(1) 空気調和装置
(2) ケーシング
(3) ターボファン(遠心式ターボ型空気機械)
(4) インペラ
(5) ファンモータ
(6) ベルマウス
(7) 熱交換器
(8) ドレンパン
(9) 化粧パネル
(9a) 空気吸込口
(9b) 空気吹出口
(10) 空気流通路
(SH) シュラウド
(HU) ハブ
(BL) ブレード
(P1) 正圧面
(P2) 負圧面
(L1) 正圧面側の出口幅
(L2) 負圧面側の出口側

Claims (11)

  1. 軸方向に隔てられたシュラウド(SH)とハブ(HU)との間にブレード(BL)が保持されて構成された遠心式ターボ型空気機械のインペラであって、
    上記シュラウド(SH)とハブ(HU)の少なくとも一方は、隣り合うブレード(BL)の間が傾斜面に形成されて、階段状に構成され、
    ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるように、シュラウド(SH)が階段状に形成されている遠心式ターボ型空気機械のインペラ。
  2. 軸方向に隔てられたシュラウド(SH)とハブ(HU)との間にブレード(BL)が保持されて構成された遠心式ターボ型空気機械のインペラであって、
    上記シュラウド(SH)とハブ(HU)の少なくとも一方は、隣り合うブレード(BL)の間が傾斜面に形成されて、階段状に構成され、
    ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるように、ハブ(HU)が階段状に形成されている遠心式ターボ型空気機械のインペラ。
  3. 軸方向に隔てられたシュラウド(SH)とハブ(HU)との間にブレード(BL)が保持されて構成された遠心式ターボ型空気機械のインペラであって、
    上記シュラウド(SH)とハブ(HU)の少なくとも一方は、隣り合うブレード(BL)の間が傾斜面に形成されて、階段状に構成され、
    ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるように、シュラウド(SH)とハブ(HU)がそれぞれ階段状に形成されている遠心式ターボ型空気機械のインペラ。
  4. 上記シュラウド(SH)とハブ(HU)の少なくとも一方は、隣り合うブレード(BL)の間が空気の剥離領域を小さくするように傾斜面に形成されて、階段状に構成されている請求項1,2または3に記載の遠心式ターボ型空気機械のインペラ。
  5. 軸方向に隔てられたシュラウド(SH)とハブ(HU)との間にブレード(BL)が保持されて構成されたインペラ(4) を備えた遠心式ターボ型空気機械であって、
    上記インペラ(4) のシュラウド(SH)とハブ(HU)の少なくとも一方は、隣り合うブレード(BL)の間が傾斜面に形成されて、階段状に構成され、
    インペラ(4) は、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるように、シュラウド(SH)が階段状に形成されている遠心式ターボ型空気機械。
  6. 軸方向に隔てられたシュラウド(SH)とハブ(HU)との間にブレード(BL)が保持されて構成されたインペラ(4) を備えた遠心式ターボ型空気機械であって、
    上記インペラ(4) のシュラウド(SH)とハブ(HU)の少なくとも一方は、隣り合うブレード(BL)の間が傾斜面に形成されて、階段状に構成され、
    インペラ(4) は、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるように、ハブ(HU)が階段状に形成されている遠心式ターボ型空気機械。
  7. 軸方向に隔てられたシュラウド(SH)とハブ(HU)との間にブレード(BL)が保持されて構成されたインペラ(4) を備えた遠心式ターボ型空気機械であって、
    上記インペラ(4) のシュラウド(SH)とハブ(HU)の少なくとも一方は、隣り合うブレード(BL)の間が傾斜面に形成されて、階段状に構成され、
    インペラ(4) は、ブレード(BL)の正圧面(P1)側の出口幅(L1)が負圧面(P2)側の出口幅(L2)よりも小さくなるように、シュラウド(SH)とハブ(HU)がそれぞれ階段状に形成されている遠心式ターボ型空気機械。
  8. 上記インペラ(4) のシュラウド(SH)とハブ(HU)の少なくとも一方は、隣り合うブレード(BL)の間が空気の剥離領域を小さくするように傾斜面に形成されて、階段状に構成されている請求項5,6または7記載の遠心式ターボ型空気機械。
  9. インペラの回転数をN(Hz)、風量をQ(m/s)、空気の密度をρ(Kg/m)、圧力をP(Pa)としたときに、
    =NQ1/2(ρ/P)3/4 で表される比速度nが、
    0.2<n<0.4 の関係を満たしている請求項6記載の遠心式ターボ型空気機械。
  10. インペラの回転数をN(Hz)、風量をQ(m/s)、空気の密度をρ(Kg/m)、圧力をP(Pa)としたときに、
    =NQ1/2(ρ/P)3/4 で表される比速度nが、
    ≧0.4 の関係を満たしている請求項7記載の遠心式ターボ型空気機械。
  11. 空気吸込口(9a)と空気吹出口(9b)とを有して天井に設置されるケーシング(2) 内に、空気吸込口(9a)から室内空気を吸い込んで調和空気を空気吹出口(9b)から吹き出すターボファン(3) と、空気吸込口(9a)から空気吹出口(9b)に亘って形成された空気流通路(10)に配置されて室内空気から調和空気を生成する熱交換器(7) とを備えた空気調和装置であって、
    上記ターボファン(3) が、請求項5,6または7に記載の遠心式ターボ型空気機械により構成されている空気調和装置。
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