JPH10176861A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
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- JPH10176861A JPH10176861A JP8335591A JP33559196A JPH10176861A JP H10176861 A JPH10176861 A JP H10176861A JP 8335591 A JP8335591 A JP 8335591A JP 33559196 A JP33559196 A JP 33559196A JP H10176861 A JPH10176861 A JP H10176861A
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- Japan
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- centrifugal fan
- gap
- heat exchanger
- distance
- air
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- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 遠心ファンの外周と熱交換器の内周との隙間
の距離（Ｌ）と遠心ファンの外径（Ｄ2 ）との割合（Ｌ
／Ｄ2 ）を適正値に設定することにより、装置を大型化
することなく騒音の低減が実現された空気調和機を提供
する。 【解決手段】 ケース本体内に遠心ファンを設置すると
ともに、同遠心ファンの吐出側に同ファンの外周と所定
の隙間を存して熱交換器を配設してなる空気調和機にお
いて、上記隙間の距離（Ｌ）を上記遠心ファンの外径Ｄ
2 の９〜１２％の範囲に設定し、遠心ファンの外径を大
きくすることなく、遠心ファンと熱交換器との間の気流
の干渉によるユニット送風音を低減する。
の距離（Ｌ）と遠心ファンの外径（Ｄ2 ）との割合（Ｌ
／Ｄ2 ）を適正値に設定することにより、装置を大型化
することなく騒音の低減が実現された空気調和機を提供
する。 【解決手段】 ケース本体内に遠心ファンを設置すると
ともに、同遠心ファンの吐出側に同ファンの外周と所定
の隙間を存して熱交換器を配設してなる空気調和機にお
いて、上記隙間の距離（Ｌ）を上記遠心ファンの外径Ｄ
2 の９〜１２％の範囲に設定し、遠心ファンの外径を大
きくすることなく、遠心ファンと熱交換器との間の気流
の干渉によるユニット送風音を低減する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は遠心ファンの周囲に
熱交換器を配置した天井埋込型等の空気調和機に関す
る。
熱交換器を配置した天井埋込型等の空気調和機に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図５は天井埋込型空気調和機の従来の１
例を示す構成図である。
例を示す構成図である。
【０００３】図５において、２は天井１に埋設されたケ
ース本体であり、同ケース本体２の内部には、中心部に
軸心が垂直な遠心ファン３、同遠心ファン３の外周３ｃ
と隙間１１を存して一対の熱交換器７が垂直に配設され
ている。４はモータであり、垂直な軸４ａを介して上記
遠心ファン３の円錐部３ａに連結されている。８は熱交
換器７用のドレンパン、５はベルマウス、６は吸込口フ
ィルタである。
ース本体であり、同ケース本体２の内部には、中心部に
軸心が垂直な遠心ファン３、同遠心ファン３の外周３ｃ
と隙間１１を存して一対の熱交換器７が垂直に配設され
ている。４はモータであり、垂直な軸４ａを介して上記
遠心ファン３の円錐部３ａに連結されている。８は熱交
換器７用のドレンパン、５はベルマウス、６は吸込口フ
ィルタである。
【０００４】かかる空気調和機の運転時において、図示
しない室外ユニットからの冷媒が熱交換器７を循環する
一方、モータ４によって遠心ファン３が駆動される。す
ると、室内１００内の空気が、吸込口フィルタ６を通
り、ベルマウス５に案内されて遠心ファン３に吸入さ
れ、羽根３ｂにより付勢され、図５の矢印のように半径
方向に吐出される。遠心ファン３の羽根３ｂから吹き出
された空気は熱交換器７を流過する過程で、冷媒により
冷却（暖房時は加熱）され、調和空気となって、吹出通
路１２を通り、吹出口９から吹き出される。
しない室外ユニットからの冷媒が熱交換器７を循環する
一方、モータ４によって遠心ファン３が駆動される。す
ると、室内１００内の空気が、吸込口フィルタ６を通
り、ベルマウス５に案内されて遠心ファン３に吸入さ
れ、羽根３ｂにより付勢され、図５の矢印のように半径
方向に吐出される。遠心ファン３の羽根３ｂから吹き出
された空気は熱交換器７を流過する過程で、冷媒により
冷却（暖房時は加熱）され、調和空気となって、吹出通
路１２を通り、吹出口９から吹き出される。
【０００５】図５に示されるような天井埋込型空気調和
機において、遠心ファン３と熱交換器７との共働により
発生する騒音を低減する技術として、特開昭６２−１９
０３３２号のもの（以下先行技術（１）という）、東芝
技術公開集ＶＯＬ、１３−５５（発行番号９５−０５０
３）のもの（以下先行技術（２）という）等が提供され
ている。
機において、遠心ファン３と熱交換器７との共働により
発生する騒音を低減する技術として、特開昭６２−１９
０３３２号のもの（以下先行技術（１）という）、東芝
技術公開集ＶＯＬ、１３−５５（発行番号９５−０５０
３）のもの（以下先行技術（２）という）等が提供され
ている。
【０００６】先行技術（１）は、天井埋込型空気調和機
において、遠心ファンの外周から、同ファンの外側に配
設された熱交換器の内側（内周面）までの距離ＬO と、
熱交換器の外周からケース本体の内周までの距離ＬO と
の比Ｌ／ＬO を１．２５〜１．６の範囲に設定して騒音
の低下を図っている。
において、遠心ファンの外周から、同ファンの外側に配
設された熱交換器の内側（内周面）までの距離ＬO と、
熱交換器の外周からケース本体の内周までの距離ＬO と
の比Ｌ／ＬO を１．２５〜１．６の範囲に設定して騒音
の低下を図っている。
【０００７】また、先行技術（２）は、遠心ファンの外
側に設置した一対の熱交換器を、遠心ファンの外周と熱
交換器の内周側との隙間の距離が上方になるほど大きく
なるように傾斜して設置して低騒音化を図っている。
側に設置した一対の熱交換器を、遠心ファンの外周と熱
交換器の内周側との隙間の距離が上方になるほど大きく
なるように傾斜して設置して低騒音化を図っている。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】図５に示される従来の
天井埋込型空気調和機にあっては、遠心ファン３の羽根
３ｂの吐出側のファン外周３ｃと熱交換器７の内周との
隙間１１の距離Ｌが一定の値になるまで、上記遠心ファ
ン３と熱交換器７との共働によるユニット送風音ＮP は
一定であるが、上記距離Ｌが一定の値を超えると上記Ｎ
P は上昇する。このＮP は、遠心ファン３と熱交換器７
との干渉音で、周波数１２５０〜２５００Ｈｚの高周波
音である。
天井埋込型空気調和機にあっては、遠心ファン３の羽根
３ｂの吐出側のファン外周３ｃと熱交換器７の内周との
隙間１１の距離Ｌが一定の値になるまで、上記遠心ファ
ン３と熱交換器７との共働によるユニット送風音ＮP は
一定であるが、上記距離Ｌが一定の値を超えると上記Ｎ
P は上昇する。このＮP は、遠心ファン３と熱交換器７
との干渉音で、周波数１２５０〜２５００Ｈｚの高周波
音である。
【０００９】図６には、上記ユニット送風音ＮP の相対
音圧レベルｄＢ（Ａ）と、上記隙間１１の距離Ｌと遠心
ファン３の外径Ｄ2 との比Ｌ／Ｄ2 との関係が示されて
いる。この図から明らかなように、上記Ｌ／Ｄ2 が１０
％〜１１％よりも小さくなると、上記送風音ＮP が大き
くなる。
音圧レベルｄＢ（Ａ）と、上記隙間１１の距離Ｌと遠心
ファン３の外径Ｄ2 との比Ｌ／Ｄ2 との関係が示されて
いる。この図から明らかなように、上記Ｌ／Ｄ2 が１０
％〜１１％よりも小さくなると、上記送風音ＮP が大き
くなる。
【００１０】然るに図５に示される従来の空気調和機
は、上記隙間１１の距離Ｌとファンの外径Ｄ2 との関係
については特定されていないため、かかる観点からの騒
音低下はなされていない。また上記先行技術（１）にお
いては、上記隙間Ｌと、熱交換器の外周からケース本体
の内周までの距離ＬO との比Ｌ／ＬO が特定されてはい
るが、上記Ｌ／Ｄ2の関係は特定されていない。また先
行技術（２）においては、遠心ファンの上部において風
速が大なるため熱交換器を上部が外側になるように傾斜
せしめて騒音低減を図っているが、前記Ｌ／Ｄ2 につい
ては特定されてはいない。
は、上記隙間１１の距離Ｌとファンの外径Ｄ2 との関係
については特定されていないため、かかる観点からの騒
音低下はなされていない。また上記先行技術（１）にお
いては、上記隙間Ｌと、熱交換器の外周からケース本体
の内周までの距離ＬO との比Ｌ／ＬO が特定されてはい
るが、上記Ｌ／Ｄ2の関係は特定されていない。また先
行技術（２）においては、遠心ファンの上部において風
速が大なるため熱交換器を上部が外側になるように傾斜
せしめて騒音低減を図っているが、前記Ｌ／Ｄ2 につい
ては特定されてはいない。
【００１１】本発明の目的は、遠心ファンの外周と熱交
換器の内周との隙間の距離（Ｌ）と遠心ファンの外径
（Ｄ2 ）との割合（Ｌ／Ｄ2 ）を適正値に設定すること
により、装置を大型化することなく騒音の低減が実現さ
た空気調和機を提供することにある。
換器の内周との隙間の距離（Ｌ）と遠心ファンの外径
（Ｄ2 ）との割合（Ｌ／Ｄ2 ）を適正値に設定すること
により、装置を大型化することなく騒音の低減が実現さ
た空気調和機を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するもので、その要旨とする手段は、ケース本体内に
遠心ファンを設置するとともに、同遠心ファンの吐出側
に同ファンの外周と所定の隙間を存して熱交換器を配設
してなる空気調和機であって、上記隙間の距離（Ｌ）を
上記遠心ファンの外径Ｄ2 の９〜１２％の範囲に設定し
てなることを特徴とする空気調和機にある。
決するもので、その要旨とする手段は、ケース本体内に
遠心ファンを設置するとともに、同遠心ファンの吐出側
に同ファンの外周と所定の隙間を存して熱交換器を配設
してなる空気調和機であって、上記隙間の距離（Ｌ）を
上記遠心ファンの外径Ｄ2 の９〜１２％の範囲に設定し
てなることを特徴とする空気調和機にある。
【００１３】また、上記手段をさらに具体化した手段で
ある、ケース本体内に遠心ファンを垂直軸回りに回転駆
動可能に設置するとともに、同遠心ファンの吐出側に同
ファンの外周と所定の隙間を存して垂直に熱交換器を配
設してなる空気調和機であって、上記遠心ファンからの
吹き出し風の風速分布に沿って、上記熱交換器の上部
を、上記遠心ファン外周から離れるように傾斜又は彎曲
させるとともに、上記吹き出し風の風速が最大の部分に
対応した上記隙間の距離（Ｌ）を上記遠心ファンの外径
（Ｄ2 ）の９〜１２％の範囲に設定してなることを特徴
とする空気調和機も本発明に含まれる。
ある、ケース本体内に遠心ファンを垂直軸回りに回転駆
動可能に設置するとともに、同遠心ファンの吐出側に同
ファンの外周と所定の隙間を存して垂直に熱交換器を配
設してなる空気調和機であって、上記遠心ファンからの
吹き出し風の風速分布に沿って、上記熱交換器の上部
を、上記遠心ファン外周から離れるように傾斜又は彎曲
させるとともに、上記吹き出し風の風速が最大の部分に
対応した上記隙間の距離（Ｌ）を上記遠心ファンの外径
（Ｄ2 ）の９〜１２％の範囲に設定してなることを特徴
とする空気調和機も本発明に含まれる。
【００１４】上記手段によれば、遠心ファンの外周と熱
交換器の内周側との隙間の距離（Ｌ）を、この距離
（Ｌ）と遠心ファンの外径（Ｄ2 ）との割合Ｌ／Ｄ2 が
９％〜１２％になるように設定しているので、遠心ファ
ンと熱交換器との共働によるユニット送風音を充分に低
減できる隙間が形成できるとともに、Ｌ／Ｄ2 を上記の
ように設定することにより、遠心ファンの外径の増大が
抑制される。従って、装置を大型化することなく、上記
ユニット送風音が低減された空気調和機が得られる。
交換器の内周側との隙間の距離（Ｌ）を、この距離
（Ｌ）と遠心ファンの外径（Ｄ2 ）との割合Ｌ／Ｄ2 が
９％〜１２％になるように設定しているので、遠心ファ
ンと熱交換器との共働によるユニット送風音を充分に低
減できる隙間が形成できるとともに、Ｌ／Ｄ2 を上記の
ように設定することにより、遠心ファンの外径の増大が
抑制される。従って、装置を大型化することなく、上記
ユニット送風音が低減された空気調和機が得られる。
【００１５】また、上記具体化した手段によれば、上記
手段に加えて、遠心ファンからの吹き出し気流の風速が
大となる上部になるほど、熱交換器を彎曲あるいは傾斜
することにより、上記隙間を大きく形成しているので、
熱交換器への風速の均一化による熱交換性能の改善がな
されるとともに、遠心ファンと熱交換器との干渉音即ち
上記ユニット送風音を上記手段よりもさらに大幅に低減
することができる。
手段に加えて、遠心ファンからの吹き出し気流の風速が
大となる上部になるほど、熱交換器を彎曲あるいは傾斜
することにより、上記隙間を大きく形成しているので、
熱交換器への風速の均一化による熱交換性能の改善がな
されるとともに、遠心ファンと熱交換器との干渉音即ち
上記ユニット送風音を上記手段よりもさらに大幅に低減
することができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下図１〜図４及び図６を参照し
て本発明の実施形態につき詳細に説明する。図１は本発
明の実施の第１形態に係る天井埋込式空気調和機の構成
図である。
て本発明の実施形態につき詳細に説明する。図１は本発
明の実施の第１形態に係る天井埋込式空気調和機の構成
図である。
【００１７】図１において、２は天井１に埋設されたケ
ース本体であり、同ケース本体２内には、中心部に遠心
ファン３、同遠心ファン３の外周３ｃと半径方向の隙間
１１を存して垂直に立設された一対の熱交換器７が配設
されている。４はケース本体２の天板２ａに固定された
モータであり、軸４ａを介して遠心ファン３の円錐部３
ａに連結され、該遠心ファン３を回転駆動する。８はド
レンパン、５はベルマウス、６は吸込口フィルタ、１２
は吹出通路、９は吹出口である。以上の基本構成は図５
に示される従来のものと同様である。
ース本体であり、同ケース本体２内には、中心部に遠心
ファン３、同遠心ファン３の外周３ｃと半径方向の隙間
１１を存して垂直に立設された一対の熱交換器７が配設
されている。４はケース本体２の天板２ａに固定された
モータであり、軸４ａを介して遠心ファン３の円錐部３
ａに連結され、該遠心ファン３を回転駆動する。８はド
レンパン、５はベルマウス、６は吸込口フィルタ、１２
は吹出通路、９は吹出口である。以上の基本構成は図５
に示される従来のものと同様である。
【００１８】図１に示される本発明の実施の第１形態で
は、上記遠心ファン３の外周３ｃと熱交換器７の内周と
の隙間１１を、同隙間の距離Ｌと遠心ファン３の外径Ｄ
2 との比Ｌ／Ｄ2 が９％〜１２％の範囲内になるように
設定している。
は、上記遠心ファン３の外周３ｃと熱交換器７の内周と
の隙間１１を、同隙間の距離Ｌと遠心ファン３の外径Ｄ
2 との比Ｌ／Ｄ2 が９％〜１２％の範囲内になるように
設定している。
【００１９】かかる空気調和機の運転時において、図示
しない室外ユニットからの冷媒が熱交換器７を循環する
一方、モータ４によって遠心ファン３が駆動される。す
ると、室内１００内の空気が、吸込口フィルタ６を通
り、ベルマウス５に案内されて遠心ファン３に吸入さ
れ、羽根３ｂにより付勢され、図５の矢印のように半径
方向に吐出される。遠心ファン３の羽根３ｂから吹き出
された空気は熱交換器７を流過する過程で、冷媒により
冷却（暖房時は加熱）され、調和空気となって、吹出通
路１２を通り、吹出口９から吹き出される。
しない室外ユニットからの冷媒が熱交換器７を循環する
一方、モータ４によって遠心ファン３が駆動される。す
ると、室内１００内の空気が、吸込口フィルタ６を通
り、ベルマウス５に案内されて遠心ファン３に吸入さ
れ、羽根３ｂにより付勢され、図５の矢印のように半径
方向に吐出される。遠心ファン３の羽根３ｂから吹き出
された空気は熱交換器７を流過する過程で、冷媒により
冷却（暖房時は加熱）され、調和空気となって、吹出通
路１２を通り、吹出口９から吹き出される。
【００２０】上記空気調和機の運転時において、この実
施形態に係る天井埋込型空気調和機は、上記のように、
隙間１１の距離Ｌと遠心ファン３の外径Ｄ2 との比Ｌ／
Ｄ2を、図６の範囲Ｒに示されるように、９％／１２％
の範囲内に設定されているので、遠心ファン３と熱交換
器７との共働によるユニット送風音の相対音圧レベルが
−７〜−９ｄＢ（Ａ）程度と低くなる。
施形態に係る天井埋込型空気調和機は、上記のように、
隙間１１の距離Ｌと遠心ファン３の外径Ｄ2 との比Ｌ／
Ｄ2を、図６の範囲Ｒに示されるように、９％／１２％
の範囲内に設定されているので、遠心ファン３と熱交換
器７との共働によるユニット送風音の相対音圧レベルが
−７〜−９ｄＢ（Ａ）程度と低くなる。
【００２１】即ち、上記音圧レベルは、Ｌ／Ｄ2 ＝１０
〜１１％程度を境としてこれよりも小さくなると急激に
増大し、これよりも大きくなるとほぼ一定の低い値とな
る。然るに、Ｌ／Ｄ2 を大きくすると上記音圧レベルは
低下するが、隙間１１が大きくなり、空気調和機の幅が
増大し大型化するので、上記のようにＬ／Ｄ2 ＝９％〜
１２％、好ましくはＬ／Ｄ2 ＝１０％〜１１％程度に設
定すれば、遠心ファン３の外径を大きくすることなく、
つまり装置を大型化することなく、上記ユニット送風音
を低減することができる。
〜１１％程度を境としてこれよりも小さくなると急激に
増大し、これよりも大きくなるとほぼ一定の低い値とな
る。然るに、Ｌ／Ｄ2 を大きくすると上記音圧レベルは
低下するが、隙間１１が大きくなり、空気調和機の幅が
増大し大型化するので、上記のようにＬ／Ｄ2 ＝９％〜
１２％、好ましくはＬ／Ｄ2 ＝１０％〜１１％程度に設
定すれば、遠心ファン３の外径を大きくすることなく、
つまり装置を大型化することなく、上記ユニット送風音
を低減することができる。
【００２２】図２は本発明の実施の第２形態を示す。こ
の実施形態においては、熱交換器７１を、これと遠心フ
ァン３の外周３ｃとの隙間１１の距離Ｌが、同熱交換器
７１の上部になるほど大きくなるように熱交換器７１の
垂直方向形状を彎曲面状に形成している。そして、この
実施形態においても、上記隙間１１の上端部の距離Ｌと
遠心ファン３の外径Ｄ2 との比Ｌ／Ｄ2 を上記第１形態
と同様９％〜１２％に設定している。
の実施形態においては、熱交換器７１を、これと遠心フ
ァン３の外周３ｃとの隙間１１の距離Ｌが、同熱交換器
７１の上部になるほど大きくなるように熱交換器７１の
垂直方向形状を彎曲面状に形成している。そして、この
実施形態においても、上記隙間１１の上端部の距離Ｌと
遠心ファン３の外径Ｄ2 との比Ｌ／Ｄ2 を上記第１形態
と同様９％〜１２％に設定している。
【００２３】図２に示す第２形態において、遠心ファン
３の羽根３ｂからの吹出し気流は、天板２ａ寄りの上方
ほど流速Ｚ1 が大きくなるが、上記隙間１１の距離Ｌが
上方ほど大きくなるように熱交換器７１が彎曲されて構
成されているので、上記熱交換器７１への流入風速の均
一化により熱交換性能が改善されるとともに、上記遠心
ファン３と熱交換器７１との干渉音が低減される。そし
て、この実施形態においても上記隙間１１の距離Ｌ（こ
の場合は図２に示すように熱交換器７１の上端から遠心
ファン外周３ｃまでの距離）を上記第１形態と同様に、
Ｌ／Ｄ2 ＝９％〜１２％に設定しているので、第１形態
と同様な、装置を大型化することなくユニット送風音を
低減するという作用効果に、この実施形態に特有の上記
作用効果が重畳される。
３の羽根３ｂからの吹出し気流は、天板２ａ寄りの上方
ほど流速Ｚ1 が大きくなるが、上記隙間１１の距離Ｌが
上方ほど大きくなるように熱交換器７１が彎曲されて構
成されているので、上記熱交換器７１への流入風速の均
一化により熱交換性能が改善されるとともに、上記遠心
ファン３と熱交換器７１との干渉音が低減される。そし
て、この実施形態においても上記隙間１１の距離Ｌ（こ
の場合は図２に示すように熱交換器７１の上端から遠心
ファン外周３ｃまでの距離）を上記第１形態と同様に、
Ｌ／Ｄ2 ＝９％〜１２％に設定しているので、第１形態
と同様な、装置を大型化することなくユニット送風音を
低減するという作用効果に、この実施形態に特有の上記
作用効果が重畳される。
【００２４】図３は本発明の実施の第３形態を示す。こ
の実施形態においては、熱交換器７２を中央部で外側に
屈曲した「くの字」状に形成し、同熱交換器７２と遠心
ファン３の外周３ｃとの隙間１１の距離Ｌが上記第２形
態と同様、熱交換器７２の上部になるほど大きくなるよ
うに形成している。そしてこの実施形態においても、上
記隙間１１の上端部の距離Ｌと遠心ファン３の外径Ｄ2
との比Ｌ／Ｄ2 を上記第１形態と同様９％〜１２％に設
定している。この第３形態の作用効果は上記第２形態と
同様である。
の実施形態においては、熱交換器７２を中央部で外側に
屈曲した「くの字」状に形成し、同熱交換器７２と遠心
ファン３の外周３ｃとの隙間１１の距離Ｌが上記第２形
態と同様、熱交換器７２の上部になるほど大きくなるよ
うに形成している。そしてこの実施形態においても、上
記隙間１１の上端部の距離Ｌと遠心ファン３の外径Ｄ2
との比Ｌ／Ｄ2 を上記第１形態と同様９％〜１２％に設
定している。この第３形態の作用効果は上記第２形態と
同様である。
【００２５】図４は本発明の実施の第４形態を示す。こ
の実施形態は、図２に示す第２形態において、熱交換器
７３（７１）を垂直方向で彎曲面状としたのに対し、こ
れの形状を直面状とした点以外、図２に示す第２形態と
同様である。
の実施形態は、図２に示す第２形態において、熱交換器
７３（７１）を垂直方向で彎曲面状としたのに対し、こ
れの形状を直面状とした点以外、図２に示す第２形態と
同様である。
【００２６】そして、この実施形態においても、遠心フ
ァン３の外周３ｃと熱交換器７３との隙間１１の距離Ｌ
と遠心ファン３の外径Ｄ2 との比Ｌ／Ｄ2 ＝９％〜１２
％に構成しており、作用効果は上記第２形態と同様であ
る。
ァン３の外周３ｃと熱交換器７３との隙間１１の距離Ｌ
と遠心ファン３の外径Ｄ2 との比Ｌ／Ｄ2 ＝９％〜１２
％に構成しており、作用効果は上記第２形態と同様であ
る。
【００２７】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
本発明によれば、遠心ファンの外周と熱交換器との隙間
（Ｌ）と遠心ファン外径（Ｄ2 ）との比Ｌ／Ｄ2 ＝９％
〜１２％になるように設定しているので、遠心ファンの
外径の増大による装置の大型化をすることなく、遠心フ
ァンと熱交換器との間の干渉音である高周波のユニット
送風音を低減することができる。
本発明によれば、遠心ファンの外周と熱交換器との隙間
（Ｌ）と遠心ファン外径（Ｄ2 ）との比Ｌ／Ｄ2 ＝９％
〜１２％になるように設定しているので、遠心ファンの
外径の増大による装置の大型化をすることなく、遠心フ
ァンと熱交換器との間の干渉音である高周波のユニット
送風音を低減することができる。
【００２８】また請求項２のように構成すれば、遠心フ
ァンからの吹き出し気流の風速が大きくなる上部になる
ほど、上記隙間の距離（Ｌ）を大きく構成しているの
で、熱交換器における熱交換性能が改善されるととも
に、上記発明よりもさらに大幅な騒音の低下が得られ
る。
ァンからの吹き出し気流の風速が大きくなる上部になる
ほど、上記隙間の距離（Ｌ）を大きく構成しているの
で、熱交換器における熱交換性能が改善されるととも
に、上記発明よりもさらに大幅な騒音の低下が得られ
る。
【図１】本発明の実施の第１形態に係る天井埋込式空気
調和機の構成図。
調和機の構成図。
【図２】本発明の実施の第２形態を示す図１応当図。
【図３】本発明の実施の第３形態を示す図１応当図。
【図４】本発明の実施の第４形態を示す図１応当図。
【図５】従来の天井埋込型空気調和機を示す図１応当
図。
図。
【図６】天井埋込型空気調和機におけるユニット送風音
線図。
線図。
１ 天井 ２ ケース本体 ３ 遠心ファン ３ｂ 羽根 ３ｃ ファン外周 ４ モータ ７，７１，７２，７３ 熱交換器 ９ 吹出口 １１ 隙間 １２ 吹出通路
Claims (2)
- 【請求項１】 ケース本体内に遠心ファンを設置すると
ともに、同遠心ファンの吐出側に同ファンの外周と所定
の隙間を存して熱交換器を配設してなる空気調和機にお
いて、上記隙間の距離（Ｌ）を上記遠心ファンの外径Ｄ
2 の９〜１２％の範囲に設定してなることを特徴とする
空気調和機。 - 【請求項２】 ケース本体内に遠心ファンを垂直軸回り
に回転駆動可能に設置するとともに、同遠心ファンの吐
出側に同ファンの外周と所定の隙間を存して垂直に熱交
換器を配設してなる空気調和機において、上記遠心ファ
ンからの吹き出し風の風速分布に沿って、上記熱交換器
の上部を、上記遠心ファン外周から離れるように傾斜又
は彎曲させるとともに、上記吹き出し風の風速が最大の
部分に対応した上記隙間の距離（Ｌ）を上記遠心ファン
の外径（Ｄ2 ）の９〜１２％の範囲に設定してなること
を特徴とする空気調和機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8335591A JPH10176861A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8335591A JPH10176861A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 空気調和機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10176861A true JPH10176861A (ja) | 1998-06-30 |
Family
ID=18290307
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8335591A Withdrawn JPH10176861A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | 空気調和機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10176861A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11280098A (ja) * | 1998-03-31 | 1999-10-12 | Nkk Corp | 重防食被覆鋼材の現地補修方法 |
| KR100787503B1 (ko) | 2006-12-18 | 2007-12-21 | 삼성전자주식회사 | 천정형 공기조화기 |
| JP2012013295A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Sanyo Electric Co Ltd | ビルトイン型空気調和装置 |
| CN105953306A (zh) * | 2015-02-27 | 2016-09-21 | 江森自控日立空调技术（香港）有限公司 | 空调装置的室内机以及包括该室内机的空调装置 |
| WO2023152802A1 (ja) * | 2022-02-08 | 2023-08-17 | 三菱電機株式会社 | 室内機及びこれを備えた空気調和装置 |
-
1996
- 1996-12-16 JP JP8335591A patent/JPH10176861A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11280098A (ja) * | 1998-03-31 | 1999-10-12 | Nkk Corp | 重防食被覆鋼材の現地補修方法 |
| KR100787503B1 (ko) | 2006-12-18 | 2007-12-21 | 삼성전자주식회사 | 천정형 공기조화기 |
| JP2012013295A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Sanyo Electric Co Ltd | ビルトイン型空気調和装置 |
| CN105953306A (zh) * | 2015-02-27 | 2016-09-21 | 江森自控日立空调技术（香港）有限公司 | 空调装置的室内机以及包括该室内机的空调装置 |
| WO2023152802A1 (ja) * | 2022-02-08 | 2023-08-17 | 三菱電機株式会社 | 室内機及びこれを備えた空気調和装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040302 |