JP2011226409A - 多翼ファン及びこれを備えた空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ファン効率に優れた多翼ファン及びこれを備えた空気調和装置を提供する。
【解決手段】多翼ファン10の渦巻形ケーシング17は、羽根車11の回転軸Sの軸方向の両側にそれぞれ配設された一対の側板41と、一対の側板41の間に配設された胴板43とを有している。胴板43は、羽根車11の周囲に沿って配設された周壁部431と、周壁部431における回転方向Dの基端側の部位から吐出方向Tに延設された内側管壁部432と、周壁部431における回転方向Dの先端側の部位から吐出方向Tに延設された外側管壁部433と、を有している。外側管壁部433には、その幅方向に沿って貫通口51が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】多翼ファン10の渦巻形ケーシング17は、羽根車11の回転軸Sの軸方向の両側にそれぞれ配設された一対の側板41と、一対の側板41の間に配設された胴板43とを有している。胴板43は、羽根車11の周囲に沿って配設された周壁部431と、周壁部431における回転方向Dの基端側の部位から吐出方向Tに延設された内側管壁部432と、周壁部431における回転方向Dの先端側の部位から吐出方向Tに延設された外側管壁部433と、を有している。外側管壁部433には、その幅方向に沿って貫通口51が設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、渦巻形ケーシングを備えた多翼ファン、及びこれを備えた空気調和装置に関する。
従来から、例えば空気調和装置の送風機として多翼ファンが用いられている。この多翼ファンは、ファンモータにより回転する羽根車と、渦巻形ケーシングとを備えている。この渦巻形ケーシングは、羽根車を収容するケーシング本体と、このケーシング本体から一方向に突出して端部に吐出口が設けられた吐出管部とを有している。
この多翼ファンでは、ファンモータが駆動して羽根車が回転すると、ケーシング本体の側壁に設けられた吸込口からケーシング本体内に空気が吸い込まれる。ケーシング本体の内部に吸い込まれた空気は、羽根車の回転軸の軸方向に沿って羽根車内に送られ、さらに半径方向外側に送られて羽根同士の隙間を通過する。この隙間を通過した空気は、ケーシング本体の周壁に沿って渦巻状に流れて吐出管部に至る。吐出管部に到達した空気は、吐出管部に案内されて吐出口から渦巻形ケーシングの外部に吹き出される(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に開示されている従来の多翼ファンでは、渦巻形ケーシングの内部における空気の流れ、及び渦巻形ケーシングの吐出口付近における空気の流れは複雑であるので、吐出口から吐出される空気の流れは不安定になりやすい。この不安定な空気の流れはファン効率の低下の要因となる。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ファン効率に優れた多翼ファン及びこれを備えた空気調和装置を提供することにある。
本発明の多翼ファンは、回転方向(D)に沿って配列された複数の羽根を有し、回転軸(S)を中心に回転可能な羽根車(11)と、前記羽根車(11)を収容するケーシング本体(171)、及び前記ケーシング本体(171)から一方向に突出して端部に吐出口(19)が設けられているとともに前記ケーシング本体(171)と連通する吐出管部(172)を有する渦巻形ケーシング(17)と、を備えている。
前記渦巻形ケーシング(17)は、前記羽根車(11)の前記回転軸(S)の軸方向の両側にそれぞれ配設された一対の側板(41)と、前記一対の側板(41)の間に配設された胴板(43)とを有している。
前記一対の側板(41)は、前記回転軸(S)の軸方向の両側の側部を覆って前記ケーシング本体(171)の両側の側壁を構成する一対の側壁部(411)と、各側壁部(411)から前記一方向にそれぞれ延設され、前記吐出管部(172)の両側の側壁を構成する一対の管壁部(412)と、を有している。
前記胴板(43)は、前記一対の側壁部(411)の間において前記羽根車(11)の周囲に沿って配設されて前記ケーシング本体(171)の周壁を構成する周壁部(431)と、前記周壁部(431)における前記回転方向(D)の基端側の部位から前記一方向に延設され、前記吐出管部(172)の内側の壁を構成する内側管壁部(432)と、前記周壁部(431)における前記回転方向(D)の先端側の部位から前記一方向に延設され、前記吐出管部(172)の外側の壁を構成する外側管壁部(433)と、を有している。前記外側管壁部(433)には、その幅方向に沿って貫通口(51)が設けられている。
この構成では、外側管壁部(433)には、その幅方向に沿って貫通口(51)が設けられているので、ファン効率を向上させることができる。
渦巻形ケーシング(17)を備えた多翼ファン(10)では、空気は、渦巻形ケーシング(17)内において、半径方向外側に位置する胴板(43)と羽根車(11)との間を渦巻状に流れる。したがって、胴板(43)に沿った空気の流れが不安定になりやすく、特に、吐出口(19)に近い吐出管部(172)の外側管壁部(433)に沿った空気の流れが不安定になりやすい。
そこで、本構成では、吐出管部(172)の外側管壁部(433)に、その幅方向に沿って貫通口(51)を設けている。この貫通口(51)を設けることにより、外側管壁部(433)に沿って吐出管部(172)を流れる空気の一部(微量の空気)が、貫通口(51)を通じて吐出管部(172)から外部に流出する。このように吐出口(19)よりも上流側の位置に、吐出管部(172)から貫通口(51)を通じて抜ける空気の流れが形成されることにより、外側管壁部(433)に沿った吐出管部(172)内の空気の流れを安定化させることができる。これにより、スクロール内(ケーシング本体(171)の内部)においてスムーズな昇圧が図れるとともに、吐出口(19)から吹き出された空気と周囲の空気とが混合して生じるエネルギー損失が低減する。以上のように本構成の多翼ファンでは、エネルギー損失を低減することができるので、ファン効率を高めることができる。
また、前記貫通口(51)は、前記吐出口(19)の周縁の一部を構成する前記外側管壁部(433)の縁部(433a)に隣接した位置に、前記縁部(433a)に沿って設けられているのが好ましい。
この構成では、貫通口(51)が吐出口(19)の近傍に前記縁部(433a)に沿って設けられているので、吐出口(19)から吐出される直前の空気の流れを安定化することができる。これにより、吐出口(19)から吐出される空気と周囲の空気とが混合して生じるエネルギー損失をより効果的に低減することができる。
また、前記外側管壁部(433)の外面には、前記貫通口(51)を覆うように前記貫通口(51)に沿って延び、前記吐出管部(172)から前記貫通口(51)を通じて前記吐出管部(172)の外部に吹き出される空気を前記外側管壁部(433)の幅方向の一方又は両方に案内するためのダクト部材(53)が配設されているのが好ましい。
この構成では、吐出管部(172)の空気が貫通口(51)から外部にそのまま吹き出されるのではなく、貫通口(51)を通じて吐出管部(172)の外部に出た空気は、貫通口(51)を覆うように配設されたダクト部材(53)によって外側管壁部(433)の幅方向の一方又は両方に案内されてダクト部材(53)から吹き出される。このように本構成では、貫通口(51)がダクト部材(53)により覆われているので、ダクト部材(53)が設けられていない場合に比べて貫通口(51)から空気が吹き出されることに起因する騒音を低減することができる。また、本構成では、ダクト部材(53)を設けているので、貫通口(51)を通じて吐出管部(172)の外部に出る空気を外側管壁部(433)の幅方向の一方又は両方に案内して空気の吹出位置を調整することができる。
また、前記一対の側壁部の少なくとも一方には、空気を前記ケーシング本体(171)の内部に吸い込む吸込口が設けられており、前記ダクト部材(53)は、前記吸込口側に向かって延設されているのが好ましい。
この構成では、ダクト部材(53)が前記吸込口側に向かって延設されているので、空気が吹き出されるダクト部材(53)の端部が前記吸込口により近い位置に配置されることになる。したがって、羽根車(11)の回転時に、前記吸込口を通じてケーシング本体(171)内に空気を吸引する吸引力を利用して、ダクト部材(53)の端部から吹き出される空気を安定的に吸引することができる。すなわち、ダクト部材(53)内を流れる空気は安定的な前記吸引力によって吸引されるので、吐出管部(172)の空気が貫通口(51)を通じて外部に出やすくなり、吐出管部(172)から貫通口(51)を通じて抜ける空気の流れをより安定化することができる。その結果、安定したファン効率の改善効果を得ることができる。また、安定的な前記吸引力を利用できるので、貫通口(51)の開口幅、開口面積などをより小さくすることも可能になる。また、空気が吹き出されるダクト部材(53)の端部が前記吸込口により近い位置に配置されることになるので、ダクト部材(53)の端部から吹き出される空気を、前記吸込口からケーシング本体(171)内に吸い込ませることも可能になる。これにより、ダクト部材(53)の端部から空気が吹き出されることに起因する騒音をさらに低減することができる。
また、前記貫通口(51)よりも空気の吹出方向の下流側に配設され、空気が流通する際の抵抗となる抵抗部材(61)をさらに備えているのが好ましい。
この構成では、貫通口(51)よりも下流側に配設された抵抗部材(61)を備えているので、抵抗部材(61)が設けられていない場合を比べて、貫通口(51)よりも下流側の空間の圧力を高めることができる。このように貫通口(51)よりも下流側の空間の圧力が高められると、貫通口(51)を通じて吐出管部(172)から外部に漏れる空気量を増加させることができる。これにより、吐出管部(172)から貫通口(51)を通じて抜ける空気の流れをさらに安定化することができる。
本発明の空気調和装置は、空気の吹出口を有するケーシング(72)と、前記ケーシング(72)内に収容された前記多翼ファン(10)と、前記吐出管部(172)の前記吐出口(19)から空気が吐出される前記ケーシング(72)内の吐出空間(81)と前記多翼ファン(10)における少なくとも前記貫通口(51)が設けられた部分が位置する空間(80)とを仕切る仕切り部材(79)と、前記吐出空間(81)に配設され、前記空気が流通する際の抵抗となる抵抗部材(76)と、を備えている。
この構成では、前記仕切り部材(79)により、ケーシング(72)内が吐出空間(81)と、貫通口(51)が設けられた部分が位置する空間(80)とに仕切られており、吐出空間(81)に抵抗部材(76)が設けられている。したがって、貫通口(51)が設けられた部分が位置する空間(80)よりも吐出空間(81)の圧力を高くすることができる。これにより、貫通口(51)を通じて漏れる空気量を増加させることができるので、貫通口(51)を通じた空気の流れをより安定化することができる。
以上説明したように、本発明によれば、多翼ファンのファン効率を高めることができる。
以下、本発明の実施形態に係る多翼ファンについて図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1(A),(B)及び図2に示すように、本実施形態の多翼ファン10は、渦巻形ケーシング17と、この渦巻形ケーシング17内に収容された羽根車11と、この羽根車11に接続されたモータ93とを備えている。図2では、モータ93の図示を省略している。
図1(A),(B)及び図2に示すように、本実施形態の多翼ファン10は、渦巻形ケーシング17と、この渦巻形ケーシング17内に収容された羽根車11と、この羽根車11に接続されたモータ93とを備えている。図2では、モータ93の図示を省略している。
渦巻形ケーシング17は、羽根車11を収容するケーシング本体171と、このケーシング本体171から空気の吐出方向Tに突出する吐出管部172とを有している。吐出管部172は、ケーシング本体171と連通しており、空気の吐出方向Tの端部に吐出口19を有している。渦巻形ケーシング17は、羽根車11の回転軸Sの軸方向の正面F側及び背面R側にそれぞれ配設された一対の側板41と、これらの側板41の間に配設された胴板43とを有している。
図1(A)に示すように、各側板41は、側壁部411と、管壁部412とを有している。一方の側壁部411は、回転軸Sの軸方向の正面F側の側部を覆い、他方の側壁部411は、背面R側の側部を覆っている。これら一対の側壁部411は、ケーシング本体171の両側の側壁を構成している。前記軸方向の両側に位置する一対の管壁部412は、各側壁部411から吐出方向Tにそれぞれ延設されており、吐出管部172の両側の側壁を構成している。
胴板43は、周壁部431と、内側管壁部432と、外側管壁部433とを有している。周壁部431は、一対の側壁部411の間において羽根車11の周囲に沿って配設されており、ケーシング本体171の周壁を構成している。内側管壁部432は、周壁部431における回転方向Dの基端側の部位から吐出方向Tに延設されており、吐出管部172の内側の壁を構成している。外側管壁部433は、周壁部431における回転方向Dの先端側の部位から吐出方向Tに延設されており、吐出管部172の外側の壁を構成している。
したがって、ケーシング本体171は、各側板41の側壁部411と、胴板43の周壁部431とにより構成されている。吐出管部172は、各側板41の管壁部412と、内側管壁部432と、外側管壁部433とにより構成されている。また、吐出口19は、吐出方向Tの端部における内側管壁部432の縁部、外側管壁部433の縁部433a、及び一対の管壁部412の各縁部によって形成されている。
図1(A),(B)及び図2に示すように、渦巻形ケーシング17は、正面F側の側板41に設けられたベルマウス91を有している。このベルマウス91は、羽根車11に対して正面F側に対向配置されている。ベルマウス91は、ケーシング17内へ空気を吸い込む吸込口となる略円形の開口を有し、空気を羽根車11に案内する役割を果たす。図2に示すように、ベルマウス91の内周面91aは、その内径が正面F側から背面R側に向かうにつれて小さくなる湾曲形状を有している。同様に、ベルマウス91の外周面91bは、その外径が正面F側から背面R側に向かうにつれて小さくなる湾曲形状を有している。
羽根車11は、背面R側の側壁部411に対向して配置された円盤状の主板82と、回転方向Dに沿って配列された複数の前向き羽根83と、これらの前向き羽根83の正面F側の端部に連結されたリング部84とを有している。各前向き羽根83の背面R側の端部は主板82につながっている。主板82は、円盤状の主板本体98と、この主板本体98の中心から正面F側に突出するハブ97とを有している。
モータ93は、渦巻形ケーシング17の背面R側の側壁部411に固定されている。側壁部411に設けられた図略の貫通口を通じてモータ93のシャフト95がケーシング本体171内に挿通されている。このシャフト95は、羽根車11のハブ97に固定されている。このようにして羽根車11は、その回転軸Sを中心に回転可能に渦巻形ケーシング17に支持されている。
モータ93により羽根車11が回転すると、図2において二点鎖線で示すように、ベルマウス91からケーシング17内に空気が吸い込まれる。この吸い込まれた空気は、回転軸Sの軸方向の正面F側から前記軸方向に沿って背面R側に向かって羽根車11内に流入し、前向き羽根83同士の隙間を通過して半径方向外側に羽根車11から流出する。この流出した空気は、渦巻形ケーシング17のケーシング本体171の内部を回転方向Dに沿って移動し、吐出管部172の吐出口19から吐出される。
図1(A)及び図1(B)に示すように、吐出管部172の外側管壁部433には、その幅方向(吐出方向Tに略直交する方向)に沿って貫通口51が設けられている。この貫通口51は、吐出口19の周縁の一部を構成する外側管壁部433の縁部433aに隣接した位置に、この縁部433aに沿って設けられている。
貫通口51は、外側管壁部433の幅方向のほぼ全域に設けられている。貫通口51は、図1(B)に示すように扁平な形状を有しており、外側管壁部433の幅方向に延びる1つの孔である。貫通口51の幅Wは、多翼ファン10の大きさ、性能、用途などを考慮して適宜設定すればよく、特に限定されるものではないが、例えば0.5mm〜1mm程度に設定することができる。
また、貫通口51は、図1(B)に示すように多翼ファン10を平面視したとき(外側管壁部433の外面に垂直な方向から多翼ファン10を見たとき)に、羽根車11の端部(図1(B)における羽根車11の左側の端部)と吐出口19との間の領域に設けられているのが好ましい。また、貫通口51は、羽根車11の前記端部と吐出口19との間の前記領域のうち、羽根車11の前記端部よりも吐出口19に近い位置に設けられているのがより好ましい。また、貫通口51は、本実施形態のように外側管壁部433の縁部433aに隣接した位置に設けられているのがさらに好ましい。貫通口51と外側管壁部433の縁部433aとの距離は、特に限定されないが、例えば数mm〜十数mm程度、具体的には5mm〜15mm程度、より好ましくは5mm〜10mm程度であるのがよい。
図3(A)は、第1実施形態に係る多翼ファン10の変形例を示す正面図であり、図3(B)は、この多翼ファン10の平面図である。図3(A)及び図3(B)に示すように、この多翼ファン10は、図1(A)及び図1(B)に示した構成に加え、昇圧部65をさらに備えている。
この昇圧部65は、略直方体形状のケーシング69と、抵抗部材としてのフィルター61とを有している。ケーシング69は、図3(A)に示すように正面側から見たときに管壁部412の縁部よりも上下に長く、図3(B)に示すように平面視したときに外側管壁部433の縁部433aとほぼ同じ長さである。
ケーシング69は、吐出口19と平行な断面の面積が吐出口19の開口面積よりも大きい。ケーシング69は、吐出口19と連通する上流側開口部65aと下流側に位置する下流側開口部65bとを有している。上流側開口部65aの開口面積は吐出口19の開口面積とほぼ同じである。下流側開口部65bの開口面積は、上流側開口部65aの開口面積よりも大きい。
フィルター61は、下流側開口部65bのほぼ全体をカバーするように取り付けられている。このフィルター61は、貫通口51よりも空気の吐出方向Tの下流側に配設されており、吐出口19から吐出された空気が流通する際の抵抗となる。
図4は、第1実施形態に係る多翼ファン10の他の変形例を示す平面図である。この多翼ファン10は、吐出管部172の外側管壁部433の幅方向に沿って断続的に配列された複数の貫通口51を有している。各貫通口51は、外側管壁部433の幅方向に延びる扁平な形状を有している。複数の貫通口51は、外側管壁部433の幅方向に1列に並んでいる。
以上説明したように、第1実施形態では、吐出管部172の外側管壁部433に、その幅方向に沿って貫通口51を設けているので、図1(A)に二点鎖線で示すように外側管壁部433に沿って吐出管部172を流れる空気の一部P(微量の空気)が、貫通口51を通じて吐出管部172から外部に流出する。このように吐出管部172から貫通口51を通じて抜ける空気の流れPが形成されることにより、外側管壁部433に沿った吐出管部172内の空気の流れを安定化させることができるので、羽根車11の回転がより円滑になり、羽根車11の回転時のエネルギー損失が低減する。しかも、この安定化した空気が吐出口19から吐出されるので、吐出された空気と周囲の空気とが混合して生じるエネルギー損失(混合損失)が低減する。
また、第1実施形態では、貫通口51が吐出口19の近傍に設けられているので、吐出口19から吐出される直前の空気の流れが安定化される。これにより、吐出口19から吐出される空気と周囲の空気とが混合して生じるエネルギー損失をより効果的に低減することができる。
また、第1実施形態では、貫通口51よりも下流側に配設されたフィルター61を備えているので、フィルター61が設けられていない場合を比べて、貫通口51よりも下流側の空間の圧力を高めることができる。このように貫通口51よりも下流側の空間の圧力が高まると、貫通口51を通じて漏れる空気量を増加させることができるので、貫通口51を通じた空気の流れをより安定化することができる。
<第2実施形態>
図5(A)は、本発明の第2実施形態に係る多翼ファン10を示す斜視図である。この第2実施形態の多翼ファン10は、ダクト部材53をさらに備えている点が第1実施形態と異なっている。なお、ここでは第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図5(A)は、本発明の第2実施形態に係る多翼ファン10を示す斜視図である。この第2実施形態の多翼ファン10は、ダクト部材53をさらに備えている点が第1実施形態と異なっている。なお、ここでは第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図5(A)に示すように、多翼ファン10の外側管壁部433の外面には、ダクト部材53が配設されている。ダクト部材53は、貫通口51を覆うように貫通口51に沿って延設された細長い直方体形状を有している。ダクト部材53の貫通口51に対向する部位には貫通口51に沿って溝が形成されている。この溝は、ダクト部材53の長手方向の両方の端部近傍まで延びている。
この第2実施形態では、ダクト部材53の両方の端部のうち、ベルマウス91が設けられている方の端部(図5(A)の手前側の端部)53aのみが開口しており、他方の端部53bは閉じている。したがって、貫通口51は、図5(A)に示すように、その上方の領域と、吐出方向T側の領域と、吐出方向Tの反対側の領域と、ダクト部材53の端部53b側の領域とがダクト部材53により囲まれている。
よって、この第2実施形態では、ダクト部材53は、吐出管部172から貫通口51を通じて吐出管部172の外部に吹き出される空気を外側管壁部433の幅方向の一方、すなわちダクト部材53の端部53aに案内し、案内された空気は、ダクト部材53の端部53aの開口から吐出方向Tにほぼ直交する方向に吹き出される(流出する)。
図5(B)は、第2実施形態に係る多翼ファン10の変形例を示す斜視図である。この多翼ファン10では、ダクト部材53は、ベルマウス91の開口(吸込口)側に向かって延設されている。
具体的には、ダクト部材53は、ダクト本体531と、第1延設部532と、第2延設部533とを有している。ダクト本体531は、外側管壁部433の貫通口51に沿って延設されている。ダクト本体531の長手方向(貫通口51に沿う方向)の一端からは第1延設部532が延設されている。ダクト本体531の他端(ダクト部材53の端部53b)は閉じている。
第1延設部532は、外側管壁部433と管壁部412とが交わる角部においてダクト本体531の前記一端につながっており、このダクト本体531の前記一端から管壁部412に沿って管壁部412の幅方向の中央付近まで下方に延設されている。第2延設部533は、第1延設部532の下端から延設されている。第2延設部533は、管壁部412から離れる方向に延設されている。
ダクト本体531の貫通口51に対向する部位には、貫通口51に沿って溝が形成されている。また、第1延設部532の管壁部412に対向する部位には、第1延設部532に沿って溝が形成されている。ダクト本体531の溝、及び第1延設部532の溝は互いに連通している。
第2延設部533は、その長手方向に沿って第1延設部532の溝に連通する図略の中空部を有している。この中空部は、第2延設部533の先端53aにおいて開口している。また、図5(B)に示すように、第2延設部533の先端53a側の下面は下方にも開放されている。
したがって、ダクト本体531の溝、及び第1延設部532の溝を通じて流れてきた空気は、第2延設部533の中空部を通じて第2延設部533の先端53a側に流れ、先端53aの開口及び先端53a側において下方に開放された領域から外部に吹き出される。第2延設部533の端部53aは、ベルマウス91の開口(吸込口)の近傍に配置されているので、第2延設部533の端部53aから外部に吹き出された空気の一部は、ベルマウス91を通じてケーシング本体171の内部に吸い込まれる。
図6(A)は、第2実施形態に係る多翼ファン10の他の変形例を示す正面図であり、図6(B)は、この多翼ファン10の平面図である。この多翼ファン10では、ダクト部材53は、ダクト本体531と、第1延設部532とを有している。
ダクト本体531は、外側管壁部433の貫通口51に沿って延設されている。ダクト本体531の長手方向(貫通口51に沿う方向)の一端からは第1延設部532が延設されている。ダクト本体531の他端(ダクト部材53の端部53b)は閉じている。
第1延設部532は、外側管壁部433と管壁部412とが交わる角部においてダクト本体531の前記一端につながっている。この第1延設部532は、図6(A)に示す正面視において、ダクト本体531の前記一端から側板41に沿って下方に延設され、途中から右斜め下方に側板41に沿ってベルマウス91の吸込口に向かって延設されている。
ダクト本体531及び第1延設部532は、図5(B)に示す変形例と同様の溝をそれぞれ有している。第1延設部532の先端53aは、ベルマウス91の吸込口に隣接する位置に設けられており、この吸込口側に開口している。
したがって、ダクト本体531の溝を通じて流れてきた空気は、第1延設部532の溝を通じて先端53a側に流れ、その先端部から吹き出される。この吹き出される空気の大半は、ベルマウス91を通じてケーシング本体171の内部に吸い込まれる。
図7(A)は、第2実施形態に係る多翼ファン10を備えた空気調和装置を示す断面図である。図7(A)に示すように、この室内機71は、天井に埋め込まれて用いられる天井埋込ビルトイン形の室内機である。この室内機71は、略直方体形状のケーシング72の内部に、抵抗部材としての熱交換器76と、多翼ファン10と収容している。熱交換器76は、例えばクロスフィンチューブ形の熱交換器などが用いられ、空気が流通する際の抵抗となる。
ケーシング72は、ケーシング72内に空気を吸い込むための吸込口73を後部の下面に有し、ケーシング72内の空気を外部に吹き出すための吹出口77を前部の正面に有している。吸込口73には、グリル74が取り付けられており、このグリル74の内側にはグリル74に沿ってフィルター75が配置されている。吹出口77には、ダクト70が接続されている。
ケーシング72の内部は、仕切り部材としての仕切り板79により前後2つの空間80,81に分けられている。ケーシング72の内部の後方の空間80には、吸込口73が設けられており、多翼ファン10が配置されている。前方の空間(吐出空間)81には、吹出口77が設けられており、熱交換器76が配置されている。熱交換器76は、多翼ファン10の吐出口19と、吹出口77との間に配置されている。この室内機71の多翼ファン10は、吐出空間81を介してダクト70に連通している。
仕切り板79は、ケーシング72の内部空間において前後方向の中央付近に位置し、吸込口73の前端近傍に略鉛直方向に配置された板状の部材である。この仕切り板79の上部の領域には貫通口が設けられており、この貫通口に多翼ファン10の吐出管部172の端部が嵌り込むように配置されている。
吐出空間81は、吹出口77と多翼ファン10の吐出口19との間に設けられた空間である。図7(A)に示すように、この吐出空間81における吐出口19と平行な断面の面積は、吐出口19の開口面積よりも大きい。
この空気調和装置71では、モータ93が駆動して羽根車11が回転すると、吸込口73から空気がケーシング72内に吸い込まれ、多翼ファン10のベルマウス91に沿って渦巻形ケーシング17内に吸い込まれる。渦巻形ケーシング17内に吸い込まれた空気は、渦巻形ケーシング17内を渦巻状に進み、吐出口19から吐出空間81に吐出される。吐出空間81に吐出された空気は、熱交換器76を通過し、吹出口77を通じてダクト70に送られる。
吐出空間81には熱交換器76が配設されているので、空気が流れる際の抵抗になる。したがって、吐出空間81は、空間80よりも圧力が高くなる。これにより、貫通口51を通じて漏れる空気量を増加させることができるので、貫通口51を通じた空気の流れをより安定化することができる。しかも、ダクト部材53の先端53aは、ベルマウス91の吸込口に隣接する位置に設けられているので、第2延設部533の先端部から吹き出される空気の大半は、ベルマウス91を通じてケーシング本体171の内部に吸い込まれる。これにより、貫通口51を通じた空気の流れをさらに安定化することができる。
図7(B)は、第2実施形態に係る多翼ファン10を備えた空気調和装置の他の例を示す断面図である。図7(B)に示すように、この室内機71は、天井吊り形の室内機である。この室内機71については、図7(A)との相違点を説明し、他の部位については図5(A)と同じ符号を付してその説明を省略する。
図7(B)の室内機71は、図7(A)の室内機71のようにダクト70に接続されるものではない点で図7(A)の室内機71と相違している。この室内機71では、空気は吹出口77から室内に直接吹き出される。
また、図7(B)の室内機71の仕切り板79は、多翼ファン10の吹出方向が水平方向に対して若干下方に傾斜している関係で、上側仕切部79aと下側仕切部79bとの間に段差が設けられている。この仕切り板79により、ケーシング72の内部は、前後2つの空間80,81に分けられている。仕切り板79に設けられた貫通口に多翼ファン10の吐出管部172の端部が嵌り込むように配置されている。
吐出空間81は、吹出口77と多翼ファン10の吐出口19との間に設けられた空間である。図7(B)に示すように、この吐出空間81の空間における吐出口19と平行な断面の面積は、吐出口19の開口面積よりも大きい。
この空気調和装置においても同様に、吐出空間81には熱交換器76が配設されているので、空気が流れる際の抵抗になる。したがって、吐出空間81は、空間80よりも圧力が高くなる。これにより、貫通口51を通じて漏れる空気量を増加させることができるので、貫通口51を通じた空気の流れをより安定化することができる。
以上説明したように、第2実施形態では、吐出管部172の空気が貫通口51から外部にそのまま吹き出されるのではなく、貫通口51を通じて吐出管部172の外部に出た空気は、貫通口51を覆うように配設されたダクト部材53によって外側管壁部433の幅方向の一方又は両方に案内されてダクト部材53の端部から吹き出される。これにより、ダクト部材53が設けられていない場合に比べて貫通口51から空気が吹き出されることに起因する騒音を低減することができる。
また、第2実施形態では、ダクト部材53を設けているので、貫通口51を通じて吐出管部172の外部に出る空気の吹出方向を外側管壁部433の幅方向の一方に向けることができる。
また、第2実施形態では、ダクト部材53がベルマウス91の吸込口側に向かって延設されているので、空気が吹き出されるダクト部材53の端部が前記吸込口により近い位置に配置されることになる。したがって、羽根車11の回転により生じる前記吸込口を通じた空気の吸引力を利用して、ダクト部材53を流れる空気を吸引することができる。これにより、貫通口51を通じて空気がより吹き出されやすくなり、貫通口51を通じた空気の流れをより安定化することができる。その結果、安定したファン効率の改善効果を得ることができる。しかも、貫通口51の開口幅をより小さくすることも可能になる。また、空気が吹き出されるダクト部材53の端部が前記吸込口により近い位置に配置されることになるので、ダクト部材53の端部から吹き出される空気を、前記吸込口から吸い込ませることも可能になる。これにより、ダクト部材53の端部から空気が吹き出されることに起因する騒音をさらに低減することができる。
<評価結果>
次に、第1実施形態の多翼ファン10の評価結果について説明する。
次に、第1実施形態の多翼ファン10の評価結果について説明する。
図8は、第1実施形態の多翼ファン10と従来の多翼ファンのファン効率を比較したグラフである。このグラフのデータは、第1実施形態の多翼ファン10及び従来の多翼ファンを実際に運転してその際のファン効率を測定し、従来の多翼ファンのファン効率を基準(ゼロ)としたときの第1実施形態の多翼ファン10のファン効率を示している。したがって、データがプラスである場合には、第1実施形態の多翼ファン10のファン効率が従来の多翼ファンのファン効率よりも高いことを示している。
第1実施形態の多翼ファン10としては、図3(A),(B)に示すものを用いた。また、従来の多翼ファンとしては、貫通口51を有していない点以外は、図3(A),(B)に示す多翼ファン10と同じ構成のものを用いた。すなわち、貫通口51の有無によるファン効率を比較するために、従来の多翼ファンにも昇圧部65を配設して評価した。
多翼ファンのファン効率ηtは、風量Qに全圧Ptをかけ算し、軸動力Lで割ることにより得られる(ファン効率ηt=(風量Q×全圧Pt)÷軸動力L)。全圧Ptは、静圧Psと吐出口の動圧Pvを足した値である(全圧Pt=静圧Ps+吐出口の動圧Pv)。
図8に示すように、第1実施形態の多翼ファン10は、従来の多翼ファンと比較してファン効率が優れていることがわかる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前記各実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。
例えば、前記実施形態では、貫通口51が、多翼ファン10を平面視したときに、外側管壁部433の縁部433aに隣接した位置に設けられている場合を例示したが、これに限定されない。例えば、貫通口51は、羽根車11の端部と吐出口19との間の領域に、複数設けられていてもよい。また、貫通口51は、羽根車11の前記端部と吐出口19との間の前記領域のうち、吐出口19よりも羽根車11の前記端部に近い位置に設けられていてもよい。
また、前記第1実施形態の前記他の変形例では、複数の貫通口51が外側管壁部433の幅方向に1列に並んでいる場合を例示したが、2列以上に並んでいてもよい。
また、前記第2実施形態では、貫通口51から出た空気は、ダクト部材53の溝を通って端部53aの開口から吹き出される場合を例示したが、ダクト部材53は、両方の端部53a,53bが開口していてもよい。
10 多翼ファン
11 羽根車
17 渦巻形ケーシング
171 ケーシング本体
172 吐出管部
19 吐出口
41 側板
411 側壁部
412 管壁部
43 胴板
431 周壁部
432 内側管壁部
433 外側管壁部
433a 縁部
51 貫通口
53 ダクト部材
61 抵抗部材
71 空気調和装置の室内機
76 熱交換器
79 仕切り部材
80 貫通口が位置する空間
81 吐出空間
83 前向き羽根
D 回転方向
F 回転軸の軸方向の正面側
R 回転軸の軸方向の背面側
S 回転軸
11 羽根車
17 渦巻形ケーシング
171 ケーシング本体
172 吐出管部
19 吐出口
41 側板
411 側壁部
412 管壁部
43 胴板
431 周壁部
432 内側管壁部
433 外側管壁部
433a 縁部
51 貫通口
53 ダクト部材
61 抵抗部材
71 空気調和装置の室内機
76 熱交換器
79 仕切り部材
80 貫通口が位置する空間
81 吐出空間
83 前向き羽根
D 回転方向
F 回転軸の軸方向の正面側
R 回転軸の軸方向の背面側
S 回転軸
Claims (6)
- 回転方向(D)に沿って配列された複数の羽根を有し、回転軸(S)を中心に回転可能な羽根車(11)と、前記羽根車(11)を収容するケーシング本体(171)、及び前記ケーシング本体(171)から一方向に突出して端部に吐出口(19)が設けられているとともに前記ケーシング本体(171)と連通する吐出管部(172)を有する渦巻形ケーシング(17)と、を備えた多翼ファンであって、
前記渦巻形ケーシング(17)は、前記羽根車(11)の前記回転軸(S)の軸方向の両側にそれぞれ配設された一対の側板(41)と、前記一対の側板(41)の間に配設された胴板(43)とを有し、
前記一対の側板(41)は、前記回転軸(S)の軸方向の両側の側部を覆って前記ケーシング本体(171)の両側の側壁を構成する一対の側壁部(411)と、各側壁部(411)から前記一方向にそれぞれ延設され、前記吐出管部(172)の両側の側壁を構成する一対の管壁部(412)と、を有し、
前記胴板(43)は、前記一対の側壁部(411)の間において前記羽根車(11)の周囲に沿って配設されて前記ケーシング本体(171)の周壁を構成する周壁部(431)と、前記周壁部(431)における前記回転方向(D)の基端側の部位から前記一方向に延設され、前記吐出管部(172)の内側の壁を構成する内側管壁部(432)と、前記周壁部(431)における前記回転方向(D)の先端側の部位から前記一方向に延設され、前記吐出管部(172)の外側の壁を構成する外側管壁部(433)と、を有し、
前記外側管壁部(433)には、その幅方向に沿って貫通口(51)が設けられている、多翼ファン。 - 前記貫通口(51)は、前記吐出口(19)の周縁の一部を構成する前記外側管壁部(433)の縁部(433a)に隣接した位置に、前記縁部(433a)に沿って設けられている、請求項1に記載の多翼ファン。
- 前記外側管壁部(433)の外面には、前記貫通口(51)を覆うように前記貫通口(51)に沿って延び、前記吐出管部(172)から前記貫通口(51)を通じて前記吐出管部(172)の外部に吹き出される空気を前記外側管壁部(433)の幅方向の一方又は両方に案内するためのダクト部材(53)が配設されている、請求項1又は2に記載の多翼ファン。
- 前記一対の側壁部の少なくとも一方には、空気を前記ケーシング本体(171)の内部に吸い込む吸込口が設けられており、
前記ダクト部材(53)は、前記吸込口側に向かって延設されている、請求項3に記載の多翼ファン。 - 前記貫通口(51)よりも空気の吹出方向の下流側に配設され、空気が流通する際の抵抗となる抵抗部材(61)をさらに備えている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の多翼ファン。
- 空気の吹出口を有するケーシング(72)と、
前記ケーシング(72)内に収容された請求項1〜5のいずれか1項に記載の多翼ファン(10)と、
前記吐出管部(172)の前記吐出口(19)から空気が吐出される前記ケーシング(72)内の吐出空間(81)と前記多翼ファン(10)における少なくとも前記貫通口(51)が設けられた部分が位置する空間(80)とを仕切る仕切り部材(79)と、
前記吐出空間(81)に配設され、前記空気が流通する際の抵抗となる抵抗部材(76)と、を備えた空気調和装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010097847A JP2011226409A (ja) | 2010-04-21 | 2010-04-21 | 多翼ファン及びこれを備えた空気調和装置 |
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JP2010097847A JP2011226409A (ja) | 2010-04-21 | 2010-04-21 | 多翼ファン及びこれを備えた空気調和装置 |
Publications (1)
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ID=45042023
Family Applications (1)
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JP2010097847A Pending JP2011226409A (ja) | 2010-04-21 | 2010-04-21 | 多翼ファン及びこれを備えた空気調和装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013080241A1 (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-06 | 日立アプライアンス株式会社 | 多翼ファン及びこれを備えた空気調和機 |
CN104763651A (zh) * | 2015-02-02 | 2015-07-08 | 孟书芳 | 一种高速鼓风机 |
-
2010
- 2010-04-21 JP JP2010097847A patent/JP2011226409A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013080241A1 (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-06 | 日立アプライアンス株式会社 | 多翼ファン及びこれを備えた空気調和機 |
JPWO2013080241A1 (ja) * | 2011-11-28 | 2015-04-27 | 日立アプライアンス株式会社 | 多翼ファン及びこれを備えた空気調和機 |
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