JP2956317B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2956317B2
JP2956317B2 JP3286317A JP28631791A JP2956317B2 JP 2956317 B2 JP2956317 B2 JP 2956317B2 JP 3286317 A JP3286317 A JP 3286317A JP 28631791 A JP28631791 A JP 28631791A JP 2956317 B2 JP2956317 B2 JP 2956317B2
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歓治郎 木下
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、遠心ファンを備えた
空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に動翼(ブレード)を備えて構成され
る遠心ファン系の送風機では、当該動翼の揚力を用いて
送風機能を実現するようになっているので空気等流体へ
の運動エネルギーの伝達、変換効率が極めて高く、例え
ば空気調和機用の送風機として従来から極めて多く使用
されている。
【0003】そして、空気調和装置の種類として最近で
は設置スペース面の有利さや室内デザイン上の自由さな
どの見地から特に天井埋込みタイプの空気調和装置の採
用が多くなってきており、このような天井埋込型の空気
調和装置では例えば特開昭62ー194128号公報に
も示されているように各種の送風機の中でも、その風向
変換機能の点から一般に上述のような遠心ファン又はそ
の一種である斜流ファンを用いるのが通例である。
【0004】ところが、このような遠心ファンを備えた
空気調和装置においては後述のような理由によって、運
転騒音が高く、またエネルギー効率が比較的悪いという
問題があった。
【0005】この問題点を図15に示す空気調和装置を
例にとって説明する。
【0006】図15において、符号52は、所定間隔を
もって対向配置された主板54とその中央部をファン吸
込口62とした側板55との間に複数枚の送風用羽根5
6,56・・を放射状に配設してなる羽根車53を備え
た遠心ファンである。この遠心ファン52は、ファン駆
動用のモーター63によって所定の回転速度で回転駆動
されるようになっている。
【0007】符号51は前記遠心ファン52を内部中央
に収納せしめるとともに前記羽根車53の外周囲に熱交
換器57を支持せしめたケーシングであって、該ケーシ
ング51の中央部下面には前記羽根車53のファン吸込
口62に重合するようにして空気吸込口59が、また下
面外周部には斜め下方に指向する空気吹出口60がそれ
ぞれ形成されている。
【0008】そして、前記モーター63によって前記遠
心ファン52の羽根車53が回転せしめられると、該羽
根車53の作用によって前記空気吸込口59から吸い込
まれた空気は、矢印で示すように流れて熱交換器57に
供給され、該熱交換器57で熱交換された後に空気吹出
口60から室内側に吹き出される。
【0009】ところで、一般にこの種の空気調和装置に
おいては、前記空気吸込口59を構成する底壁材58の
上面側で且つ前記空気吸込口59と熱交換器57の間に
位置する部分には電気ヒーター61等の電気品が配置さ
れる関係上、前記羽根車53はこれを避ける観点から比
較的前記底壁材58から上方に浮き上がった位置に配置
される。このことは、通常ケーシング51の上下面間に
跨がった状態で配置される前記熱交換器57からすれ
ば、その比較的上部位置に前記遠心ファン52の羽根車
53が対応せしめられることとなる。
【0010】一方、近年、空気調和装置の小形コンパク
ト化に対する要求が高まってきており、上記した天井埋
め込み式の空気調和装置において多用されている略環状
の熱交換器57の径が小さくなる傾向にある。そこで、
小径となった分だけ熱交換能力が低下することとなると
ころから、熱交換器57の高さを高くすることによって
能力低下分をカバーする必要が生ずる。この熱交換器5
7の高さが高くなることに対応させて、羽根56の軸方
向長さを大きくすることにより、熱交換器57を通過す
る空気流の風速分布を改善することもなされている。
【0011】ところが、風速が速くなる側板55側の出
口近傍において剥離流Eが生じ易くなる。すると、遠心
ファン52から吹き出される空気流Aの風速分布Ldが
主板54側に偏った状態となるところから、通風抵抗の
増加、運転音の増加を招くこととなる。この傾向は、羽
根56の軸方向長さが長くなるほど大きくなる。
【0012】これらのことから、熱交換器57に対する
風速分布はその上部に集中する偏った分布状態となり、
その結果、熱交換器57の機内抵抗が増加して運転音が
増大したり、また熱交換効率が低下する等の問題が発生
するものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、上記のよ
うな不具合を解消することを課題としてなされたもの
で、遠心ファンを備えた空気調和装置において、熱交換
器に対する風速分布を改善して運転騒音の低下及び熱交
換効率の向上を図ることを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記課題を解決するための手段として、図面に示すよう
に、下面1aに空気吸込口5を、側面または下面1aの外
周部1bに空気吹出口6を形成したケーシング1内に、
主板21と側板22の間に跨って複数枚の羽根23,2
3,・・を配設するとともに該側板22の中央部にファ
ン吸込口24を形成してなる羽根車20と該羽根車20
を回転駆動するモーター8とから構成された遠心ファン
2を、該ファン吸込口24を前記空気吸込口5に対向さ
せた状態で取り付ける一方、該遠心ファン2の外周側に
熱交換器3を配置し、該遠心ファン2からその径方向外
方に送風される空気を前記熱交換器3を介して前記空気
吹出口6から室内側に吹き出させるようにした空気調和
装置において、前記羽根車20の主板21に、該主板2
1を前記各羽根23,23,・・の後縁部23aよりも径
方向外方側に延出させてなる延出部21aを形成し且つ
該延出部21aを前記側板22側に向けて屈曲させてい
る。
【0015】請求項2の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、下面1aに空気
吸込口5を、側面または下面1aの外周部1bに空気吹出
口6を形成したケーシング1内に、主板21と側板22
の間に跨って複数枚の羽根23,23,・・を配設すると
ともに該側板22の中央部にファン吸込口24を形成し
てなる羽根車20と該羽根車20を回転駆動するモータ
ー8とから構成された遠心ファン2を、該ファン吸込口
24を前記空気吸込口5に対向させた状態で取り付ける
一方、該遠心ファン2の外周側に熱交換器3を配置し、
該遠心ファン2からその径方向外方に送風される空気を
前記熱交換器3を介して前記空気吹出口6から室内側に
吹き出させるようにした空気調和装置において、前記羽
根車20の主板21に、該主板21を前記各羽根23,
23,・・の後縁部23aよりも径方向外方側に延出させ
てなる延出部21aを形成し且つ該延出部21aを前記側
板22側に向けて湾曲させるとともに、前記延出部21
aに開口25,25,・・を形成している。
【0016】請求項3の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、下面1aに空気
吸込口5を、側面または下面1aの外周部1bに空気吹出
口6を形成したケーシング1内に、主板21と側板22
の間に跨って複数枚の羽根23,23,・・を配設すると
ともに該側板22の中央部にファン吸込口24を形成し
てなる羽根車20と該羽根車20を回転駆動するモータ
ー8とから構成された遠心ファン2を、該ファン吸込口
24を前記空気吸込口5に対向させた状態で取り付ける
一方、該遠心ファン2の外周側に熱交換器3を配置し、
該遠心ファン2からその径方向外方に送風される空気を
前記熱交換器3を介して前記空気吹出口6から室内側に
吹き出させるようにした空気調和装置において、前記羽
根車20の前記各羽根23,23,・・の径方向長さを、
前記側板22寄り部分より主板21寄り部分が大きくな
るように形成するとともに、該主板21の羽根取付部2
1bに開口25,25,・・を形成している。
【0017】請求項4の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、前記請求項3記
載の空気調和装置において、前記主板21の羽根取付部
21bを、前記羽根23の吹出側に向って漸次側板22
側に向くように湾曲させている。
【0018】請求項5の発明では、上記課題を解決する
ための手段として、図面に示すように、下面1aに空気
吸込口5を、側面または下面1aの外周部1bに空気吹出
口6を形成したケーシング1内に、主板21と側板22
の間に跨って複数枚の羽根23,23,・・を配設すると
ともに該側板22の中央部にファン吸込口24を形成し
てなる羽根車20と該羽根車20を回転駆動するモータ
ー8とから構成された遠心ファン2を、該ファン吸込口
24を前記空気吸込口5に対向させた状態で取り付ける
一方、該遠心ファン2の外周側に熱交換器3を配置し、
該遠心ファン2からその径方向外方に送風される空気を
前記熱交換器3を介して前記空気吹出口6から室内側に
吹き出させるようにした空気調和装置において、前記羽
根車20の主板21における羽根取付部21bを、前記
羽根23の吹出側に向って漸次側板22側に向くように
湾曲あるいは傾斜せしめている。
【0019】
【作用】請求項1の発明では、上記手段によって次のよ
うな作用が得られる。
【0020】即ち、主板21に、該主板21を羽根23
の後縁部23aより径方向外方に延出させてなる延出部
21aを形成するとともに、該延出部21aを側板22側
に向けて屈曲させていることから、該主板21寄りを流
れる主流が延出部21aのガイド作用により側板22側
に偏向されて熱交換器3の下部に向かうスムーズな流れ
が形成されるとともに、前記延出部21aの外端から外
方へ吹き出される空気流が、延出部21aの上方に形成
される負圧部に誘引されて熱交換器3の上部側へ誘導さ
れることとなり、熱交換器3の前面側における風速分布
がその上下方向の全域において可及的に均一ならしめら
れることとなる。
【0021】請求項2の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0022】即ち、主板21を羽根23の後縁部23a
より径方向外方に延出させるとともに、これを側板22
側に向けて湾曲させていることから、該主板21寄りを
流れる主流が側板22側に偏向されて熱交換器3の下部
に向かうスムーズな流れが形成されるとともに、主板2
1の外周部に開口25を形成しているため、該主板21
側を流れる主流の一部はこの開口25を通り抜けて熱交
換器3の上部側に誘導されることとなり、熱交換器3の
前面側における風速分布がその上下方向の全域において
可及的に均一ならしめられることとなる。
【0023】請求項3あるいは4の発明では、上記手段
によって次のような作用が得られる。
【0024】即ち、羽根23の径方向長さを、側板22
寄り部分より主板21寄り部分が大きくなるように形成
しているため、羽根23の出口の風速分布がもっとも大
きくなり易い主板21側で空気に対して大きな仕事をさ
せることができ、その結果、所要仕事量を一定とした場
合にはそれだけ遠心ファン2の所要回転数を低下させて
その周速度を下げることが可能となるとともに、主板2
1の羽根取付部21bに形成した開口25を通り吹けた
空気は熱交換器3の上部に誘導され、該熱交換器3の前
面における風速分布が改善されることとなる。
【0025】請求項4の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0026】即ち、主板21の羽根取付部21bが側板
22側に向けて湾曲していることから、該主板21寄り
を流れる主流が下方側に偏向されて熱交換器3の下部に
向かうスムーズな流れが形成され、該熱交換器3の前面
側における風速分布の均一化がより一層促進されるもの
である。
【0027】請求項5の発明では、上記手段によって次
のような作用が得られる。
【0028】即ち、主板21の羽根取付部21bを、羽
根23の吹出側に向って漸次側板22側に向くように湾
曲あるいは傾斜させていることから、該主板21寄りを
流れる主流が羽根取付部21bのガイド作用により側板
22側に偏向されて熱交換器3の下部に向かうスムーズ
な流れが形成されるとともに、前記羽根取付部21bの
外端から外方へ吹き出される空気流が、上方に形成され
る負圧部に誘引されて熱交換器3の上部側へ誘導される
こととなり、熱交換器3の前面側における風速分布がそ
の上下方向の全域において可及的に均一ならしめられる
こととなる。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、下面1aに空
気吸込口5を、側面または下面1aの外周部1bに空気吹
出口6を形成したケーシング1内に、主板21と側板2
2の間に跨って複数枚の羽根23,23,・・を配設する
とともに該側板22の中央部にファン吸込口24を形成
してなる羽根車20と該羽根車20を回転駆動するモー
ター8とから構成された遠心ファン2を、該ファン吸込
口24を前記空気吸込口5に対向させた状態で取り付け
る一方、該遠心ファン2の外周側に熱交換器3を配置
し、該遠心ファン2からその径方向外方に送風される空
気を前記熱交換器3を介して前記空気吹出口6から室内
側に吹き出させるようにした空気調和装置において、前
記羽根車20の主板21に、該主板21を前記各羽根2
3,23,・・の後縁部23aよりも径方向外方側に延出
させてなる延出部21aを形成し且つ該延出部21aを前
記側板22側に向けて屈曲させて、主板21寄りを流れ
る主流が延出部21aのガイド作用により下方側に偏向
され熱交換器3の下部に向かうスムーズな流れを形成す
るとともに、前記延出部21aの外端から外方へ吹き出
される空気流が、延出部21aの上方に形成される負圧
部に誘引されて熱交換器3の上部側へ誘導されるように
したので、熱交換器3の前面側における風速分布がその
上下方向の全域において可及的に均一ならしめられるこ
ととなり、熱交換器3における機内抵抗が減少し運転騒
音の低減が図れるとともに、熱交換効率が向上するとい
う優れた効果がある。
【0030】請求項2の発明によれば、下面1aに空気
吸込口5を、側面または下面1aの外周部1bに空気吹出
口6を形成したケーシング1内に、主板21と側板22
の間に跨って複数枚の羽根23,23,・・を配設すると
ともに該側板22の中央部にファン吸込口24を形成し
てなる羽根車20と該羽根車20を回転駆動するモータ
ー8とから構成された遠心ファン2を、該ファン吸込口
24を前記空気吸込口5に対向させた状態で取り付ける
一方、該遠心ファン2の外周側に熱交換器3を配置し、
該遠心ファン2からその径方向外方に送風される空気を
前記熱交換器3を介して前記空気吹出口6から室内側に
吹き出させるようにした空気調和装置において、前記羽
根車20の主板21に、該主板21を前記各羽根23,
23,・・の後縁部23aよりも径方向外方側に延出させ
てなる延出部21aを形成し且つ該延出部21aを前記側
板22側に向けて湾曲させるとともに、前記延出部21
aに開口25,25,・・を形成して、主板21寄りを流
れる主流が側板22側に偏向されて熱交換器3の下部に
向かうスムーズな流れを形成するとともに、該主板21
側を流れる主流の一部がこの開口25を通り抜けて熱交
換器3の上部側に誘導されるようにしたので、熱交換器
3の前面側における風速分布がその上下方向の全域にお
いて可及的に均一ならしめられることとなり、熱交換器
3における機内抵抗が減少し運転騒音の低減が図れると
ともに、熱交換効率が向上するという優れた効果があ
る。
【0031】請求項3あるいは4の発明によれば、下面
1aの外周部1bに空気吹出口6を形成したケーシング1
内に、主板21と側板22の間に跨って複数枚の羽根2
3,23,・・を配設するとともに該側板22の中央部に
ファン吸込口24を形成してなる羽根車20と該羽根車
20を回転駆動するモーター8とから構成された遠心フ
ァン2を、該ファン吸込口24を前記空気吸込口5に対
向させた状態で取り付ける一方、該遠心ファン2の外周
側に熱交換器3を配置し、該遠心ファン2からその径方
向外方に送風される空気を前記熱交換器3を介して前記
空気吹出口6から室内側に吹き出させるようにした空気
調和装置において、前記羽根車20の前記各羽根23,
23,・・の径方向長さを、前記側板22寄り部分より
も前記主板21寄り部分が大きくなるように形成すると
ともに、該主板21の羽根取付部21bに開口25,2
5,・・を形成して、羽根23の出口の風速分布がもっ
とも大きくなり易い主板21側で空気に対して大きな仕
事をさせることができるようにしたので、所要仕事量を
一定とした場合にはそれだけ遠心ファン2の所要回転数
を低下させてその周速度を下げることが可能となるとと
もに、主板21の羽根取付部21bに形成した開口25
を通り吹けた空気は熱交換器3の上部に誘導され、該熱
交換器3の前面における風速分布が改善されることとな
り、羽根車20の周速度の低下および風速分布の改善に
よって運転騒音の低減、熱交換効率の向上が図れるとい
う優れた効果がある。
【0032】請求項4の発明によれば、請求項3記載の
空気調和装置において、主板21の羽根取付部21b
を、羽根23の吹出側に向って漸次側板22側に向くよ
うに湾曲させて、熱交換器3の前面における風速分布を
より一層改善し得るようにしたので、運転騒音の低減、
熱交換効率の向上が図れるという優れた効果がある。
【0033】請求項5の発明によれば、下面1aに空気
吸込口5を、側面または下面1aの外周部1bに空気吹出
口6を形成したケーシング1内に、主板21と側板22
の間に跨って複数枚の羽根23,23,・・を配設すると
ともに該側板22の中央部にファン吸込口24を形成し
てなる羽根車20と該羽根車20を回転駆動するモータ
ー8とから構成された遠心ファン2を、該ファン吸込口
24を前記空気吸込口5に対向させた状態で取り付ける
一方、該遠心ファン2の外周側に熱交換器3を配置し、
該遠心ファン2からその径方向外方に送風される空気を
前記熱交換器3を介して前記空気吹出口6から室内側に
吹き出させるようにした空気調和装置において、前記羽
根車20の主板21における羽根取付部21bを、前記
羽根23の吹出側に向って漸次側板22側に向くように
湾曲あるいは傾斜せしめて、主板21寄りを流れる主流
が羽根取付部21bのガイド作用により側板22側に偏
向されて熱交換器3の下部に向かうスムーズな流れが形
成されるとともに、前記羽根取付部21bの外端から外
方へ吹き出される空気流が、上方に形成される負圧部に
誘引されて熱交換器3の上部側へ誘導されるようにした
ので、熱交換器3の前面側における風速分布がその上下
方向の全域において可及的に均一ならしめられることと
なり、熱交換器3における機内抵抗が減少し運転騒音の
低減が図れるとともに、熱交換効率が向上するという優
れた効果がある。
【0034】
【実施例】以下、添付図面を参照して本願発明の幾つか
の好適な実施例を説明する。
【0035】実施例1 図1には、本願発明の実施例1にかかる空気調和装置が
示されている。本実施例は、請求項1の発明に対応する
ものである。
【0036】本実施例の空気調和装置は、天井面10に
埋込配置される所謂天井埋込形空気調和装置であって、
該天井面10に固定配置されるケーシング1を有してい
る。
【0037】このケーシング1は、その下面1aの中央
部に、空気吸込口5を備えた底壁材4を設けるととも
に、該下面の外縁部1bには斜め下方に指向する空気吹
出口6,6,・・を形成している。そして、このケーシン
グ1の内部には、その上面1cに固定支持されたモータ
ー8と、該モーター8の回転軸8aに固定された後述の
羽根車20とからなる遠心ファン2が、前記空気吸込口
5の軸心上に位置した状態で配置されている。
【0038】前記羽根車20は、前記モーター8の回転
軸8aに固着される主板21と、その中央部に前記空気
吸込口5に対応するファン吸込口24を形成した側板2
2とを所定間隔をもって対向配置するとともに、該主板
21と側板22の間に複数枚の羽根23,23,・・を周
方向に所定間隔で配設して構成されている。そして、こ
の場合、前記各羽根23,23,・・は、羽根車20の外
周側に位置する後縁部23aの外径が前記主板21側に
おいても側板22側においてもほぼ同径となるように形
成されており、また前記主板21は側板22よりも適宜
寸法だけ大径に形成されている。従って、前記各羽根2
3,23,・・が、その後縁部23aを側板22の外周縁
22aにほぼ合致させた状態で配置されると、前記主板
21の外周部には、該各羽根23,23,・・の後縁部2
3aよりも径方向外方に所定寸法だけ延出されてなる延
出部21aが一体に形成されることとなる。
【0039】さらに、この実施例においては、前記延出
部21aは、側板22側に向けて所定角度で屈曲せしめ
られている。
【0040】さらに、前記ケーシング1内には、前記遠
心ファン2から前記各空気吹出口6,6,・・に至る通風
路9を横切るようにして略環状の熱交換器3が配置され
ている。この熱交換器3の配置状態においては、前記底
壁材4の上面側に電気ヒーター7等の電気品の配置スペ
ースを確保するために前記遠心ファン2がケーシング1
の下面1aから上方へ比較的離れた位置に配置されるこ
とから、該遠心ファン2は熱交換器3に対してその上下
方向中央部よりもやや上方位置に対応することとなる。
【0041】しかも、本実施例の場合、空気調和装置の
小形コンパクト化を図るために、前記熱交換器3の径が
従来用いられているものに比べて小さくされており、そ
れに伴って、熱交換器3の熱交換能力を従来と同等に確
保すべく熱交換器3の軸方向高さが従来用いられている
ものに比べて高く設定されている。
【0042】一方、本実施例の羽根車20においては、
前記したように軸方向高さが高くなっている熱交換器3
に対応させるべく遠心ファン2の羽根23,23・・の
軸方向高さが従来用いられていたものより高くされてい
る。このことにより、ファン吸込口24の開口面積に比
べて遠心ファン2の吹出側開口の面積が大きくなってい
る。
【0043】このように構成された空気調和装置におい
ては、遠心ファン2の羽根車20がモーター8によって
回転せしめられることにより、空気吸込口5から吸入し
た空気Aを該羽根車20の径方向外方に送り出された
後、熱交換器3を通過して温風あるいは冷風として各空
気吹出口6,6,・・から室内側に吹き出される。
【0044】この場合、羽根車20からの空気のうち、
主板21寄りを流れる空気は、流線L1で示すように、
その多くが羽根23の後縁部23aから外方に延出して
屈曲する延出部21aのガイド作用によって下方側に偏
向されるが、該延出部21aの外端からから外方へ吹き
出される空気は、流線L2で示すように、延出部21a上
方に形成される負圧部に誘引されて熱交換器3の上部側
へ誘導されることとなる。従って、熱交換器3の前面側
における風速分布がその上下方向の全域において可及的
に均一ならしめられることとなる。
【0045】その結果、熱交換器3の機内抵抗が減少し
て運転騒音の低減が図られるとともに、該熱交換器3の
熱交換効率がより向上せしめられるものである。
【0046】ちなみに、本実施例の空気調和装置と従来
例の空気調和装置とにおける運転音特性を比較したとこ
ろ、図2に示すような結果が得られた。
【0047】これによれば、本実施例の空気調和装置の
方が、従来例に比べて使用風量域である15〜20(m3
/min)において運転音低減効果が表れていることがわか
る。
【0048】実施例2 図3には、本願発明の実施例2にかかる空気調和装置が
示されている。本実施例は、請求項1の発明に対応する
ものである。
【0049】本実施例の場合、遠心ファン2における羽
根車20の主板21の外縁に形成された延出部21a
が、側板22側へ屈曲させ、さらに先端部を上向きに屈
曲させた形状とされている。
【0050】このように構成したことにより、羽根車2
0からの空気のうち、主板21寄りを流れた後、該延出
部21aの外端からから外方へ吹き出される空気が、延
出部21a上方に形成される負圧部にスムーズに誘引さ
れることとなる。その他の構成および作用効果は実施例
1と同様である。
【0051】実施例3 図4には、本願発明の実施例3にかかる空気調和装置が
示されている。本実施例は、請求項1の発明に対応する
ものである。
【0052】本実施例の場合、遠心ファン2における羽
根車20の側板22の外縁にも、延出部22aを形成し
ている。
【0053】このように構成したことにより、羽根車2
0の側板22側を流れる空気が、流線L3で示すよう
に、中央寄りに偏向せしめられるとともに、延出部22
aの外端からから外方へ吹き出される空気が、延出部2
2aの下方に形成される負圧部にに誘引されて熱交換器
3の下部に誘導されることとなる。その他の構成および
作用効果は実施例1と同様である。
【0054】実施例4 図5には、本願発明の実施例4にかかる空気調和装置に
おける遠心ファンの羽根車が示されている。本実施例
は、請求項1の発明に対応するものである。
【0055】本実施例の場合、遠心ファン2における羽
根車20の主板21の外縁に形成される延出部21aが
所定の曲率をもつ湾曲形状とされている。その他の構成
および作用効果は実施例1と同様である。
【0056】実施例5 図6には、本願発明の実施例5にかかる空気調和装置に
おける遠心ファンの羽根車が示されている。本実施例
は、請求項1の発明に対応するものである。
【0057】本実施例の場合、遠心ファン2における羽
根車20の主板21の外縁に形成される延出部21a
が、側板22側に直角に屈曲せしめられた形状とされて
いる。その他の構成および作用効果は実施例1と同様で
ある。
【0058】実施例6 図7には、本願発明の実施例6にかかる空気調和装置に
おける遠心ファンの羽根車が示されている。本実施例
は、請求項1の発明に対応するものである。
【0059】本実施例の遠心ファン2は、主板21およ
び側板22において羽根23,23・・が設けられる部
分を軸方向後方に傾斜せしめてなる斜流ファンとされて
いる。その他の構成および作用効果は実施例1と同様で
ある。
【0060】実施例7 図8および図9には、本願発明の実施例7にかかる空気
調和装置が示されている。本実施例は、請求項2の発明
に対応するものである。
【0061】本実施例の場合、遠心ファン2における羽
根車20の主板21の外縁に形成される延出部21aを
所定の曲率で湾曲させるとともに、図9に示すように、
該延出部21aに、前記各羽根23,23,・・の間に位
置するようにして略矩形状の開口25,25,・・を形成
している。そして、この各開口25は、その周壁が熱交
換器3の上部を指向するように斜め上方に傾斜した状態
に形成されている。尚、この開口25は、他の実施例に
おいては同図に鎖線図示(符号25′)するように主板2
1の外周縁に開口する切欠穴とすることもできる。
【0062】このように構成したことにより、主板21
寄りを流れる空気の一部は、流線L′で示すように、該
主板21の延出部21aに形成した各開口25,25,・
・を通り抜けて熱交換器3の上部付近に誘導される
(尚、この場合、該開口25の周壁が斜めに傾斜してい
るため空気流の熱交換器上部への誘導がよりスムーズに
行なわれる)。その他の構成および作用効果は実施例1
と同様である。
【0063】実施例8 図10には、本願発明の実施例8にかかる空気調和装置
が示されている。本実施例は、請求項3および4の発明
に対応するものである。
【0064】本実施例の空気調和装置は、前述の実施例
1のものと同様の基本構成を有するものにおいて、主板
21の外径を、側板22の外径より大径となすととも
に、羽根23の径方向長さを、側板22寄り側より主板
21寄り側が大きくなるように傾斜させて形成したもの
である。そして、前記主板21の羽根取付部21bの外
径寄り位置に、前記各羽根23,23,・・の間に位置す
るようにして略矩形状の開口25,25,・・を形成して
いる。
【0065】このように構成した場合には、羽根23は
風速分布の大きくなり易い主板21側においてより大き
い仕事を空気に対してすることができることから、例え
ば遠心ファン2のすべき仕事量を一定とした場合にはそ
の分だけ該遠心ファン2の回転数を低下させることがで
き、その結果、羽根23の周速度が小さくなりそれだけ
運転騒音の低下が図れるものである。
【0066】また、主板21の羽根取付部21bの外径
寄り位置に開口25が形成されていることから主板21
寄りを流れる空気の一部は流線L′で示すように該開口
25を通って熱交換器3の上部に誘導されることから、
該熱交換器3の前面における風速分布も良好なり、これ
によってさらに運転騒音の低下が図られるとともに、熱
交換効率が高められるものである。
【0067】即ち、この実施例8のものは、羽根23の
径方向長さを、側板22寄り側より主板21寄り側が大
きくなるようになし、風速分布の大きい部分を流れる空
気をより効果的に利用することによって実施例8のもの
と同様の効果が得られるようにしたものである。
【0068】実施例9 図11には、本願発明の実施例9にかかる空気調和装置
が示されている。本実施例は、請求項3および4の発明
に対応するものである。
【0069】本実施例の場合、実施例8における主板2
1の羽根取付部21bを、羽根23の吹出側に向って漸
次側板22側に向くように湾曲させた構成とされる。
【0070】従って、この実施例のものにおいては、主
板21の羽根取付部21bを側板22側に向けて湾曲さ
せるとともに該羽根取付部21bに開口25,25,・・
を形成して風速分布の均一化を図ったことによる運転騒
音の低減及び熱交換効率の向上という効果とともに、羽
根23の径方向長さを、側板22寄り側より主板21寄
り側が大きくなるようになして、羽根23の周速度の低
下を図ったことによる運転騒音の低減という効果が得ら
れるものであり、結果としてさらに高い運転騒音の低減
効果及び熱交換効率の向上効果が得られるものである。
【0071】実施例10 図12には、本願発明の実施例10にかかる空気調和装
置が示されている。本実施例は、請求項5の発明に対応
するものである。
【0072】本実施例の空気調和装置は、前述の実施例
1のものと同様の基本構成を有するものにおいて、延出
部11aを設けることなく、主板21における羽根取付
部21bを、羽根23の吹出側に向って漸次側板22側
に向くように湾曲せしめている。
【0073】本実施例の場合にも、前述の実施例1と同
様に、主板21寄りを流れる主流L1は、羽根取付部2
1bのガイド作用により側板22側に偏向され、熱交換
器3の下部に向かうスムーズな流れが形成されるととも
に、前記羽根取付部21bの外端から外方へ吹き出され
る空気流L2は、上方に形成される負圧部に誘引されて
熱交換器3の上部側へ誘導されることとなる。従って、
熱交換器3の前面側における風速分布がその上下方向の
全域において可及的に均一ならしめられることとなり、
熱交換器3における機内抵抗が減少し運転騒音の低減が
図れるとともに、熱交換効率が向上するのである。
【0074】実施例11 図13には、本願発明の実施例11にかかる空気調和装
置における遠心ファンの羽根車が示されている。本実施
例は、請求項5の発明に対応するものである。
【0075】本実施例の場合、羽根車20の主板21に
おける羽根取付部21bが、羽根23の吹出側に向って
漸次側板22側に傾斜せしめられている。その他の構成
および作用効果は実施例10と同様である。
【0076】実施例12 図14には、本願発明の実施例12にかかる空気調和装
置における遠心ファンの羽根車が示されている。本実施
例は、請求項5の発明に対応するものである。
【0077】本実施例の場合、羽根車20の主板21に
おける羽根取付部21bが、羽根23の吸込側に位置す
る側板22と平行な平面部21b1と該平面部21b1の外
端から羽根23の吹出側に向って漸次側板22側に傾斜
せしめられる傾斜部21b2とによって構成されている。
その他の構成および作用効果は実施例10と同様であ
る。
【0078】本願発明は、上記各実施例の構成に限定さ
れるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例1にかかる空気調和装置の縦
断面図である。
【図2】本願発明の実施例1にかかる空気調和装置と従
来の空気調和装置との運転音特性を比較するための比較
特性図である。
【図3】本願発明の実施例2にかかる空気調和装置の縦
断面図である。
【図4】本願発明の実施例3にかかる空気調和装置の縦
断面図である。
【図5】本願発明の実施例4にかかる空気調和装置に使
用されている遠心ファンの羽根車の半截断面図である。
【図6】本願発明の実施例5にかかる空気調和装置に使
用されている遠心ファンの羽根車の半截断面図である。
【図7】本願発明の実施例6にかかる空気調和装置に使
用されている遠心ファンの羽根車の断面図である。
【図8】本願発明の実施例7にかかる空気調和装置の縦
断面図である。
【図9】図8のIX−IX部分断面図である。
【図10】本願発明の実施例8にかかる空気調和装置の
縦断面図である。
【図11】本願発明の実施例9にかかる空気調和装置の
縦断面図である。
【図12】本願発明の実施例10にかかる空気調和装置
の縦断面図である。
【図13】本願発明の実施例11にかかる空気調和装置
に使用されている遠心ファンの羽根車の半截断面図であ
る。
【図14】本願発明の実施例12にかかる空気調和装置
に使用されている遠心ファンの羽根車の半截断面図であ
る。
【図15】従来の空気調和装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1はケーシング、1aはケーシング下面、1bはケーシン
グ外周部、2は遠心ファン、3は熱交換器、4は底壁
材、5は空気吸込口、6は空気吹出口、8はモーター、
20は羽根車、21は主板、21aは延出部、21bは羽
根取付部、22は側板、23は羽根、24はファン吸込
口、25は開口。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下面(1a)に空気吸込口(5)を、側面ま
    たは下面(1a)の外周部(1b)に空気吹出口(6)を形成し
    たケーシング(1)内に、主板(21)と側板(22)の間に
    跨って複数枚の羽根(23),(23),・・を配設するとと
    もに該側板(22)の中央部にファン吸込口(24)を形成
    してなる羽根車(20)と該羽根車(20)を回転駆動する
    モーター(8)とから構成された遠心ファン(2)を、該フ
    ァン吸込口(24)を前記空気吸込口(5)に対向させた状
    態で取り付ける一方、該遠心ファン(2)の外周側に熱交
    換器(3)を配置し、該遠心ファン(2)からその径方向外
    方に送風される空気を前記熱交換器(3)を介して前記空
    気吹出口(6)から室内側に吹き出させるようにした空気
    調和装置であって、前記羽根車(20)の主板(21)に
    は、該主板(21)を前記各羽根(23),(23),・・の後
    縁部(23a)よりも径方向外方側に延出させてなる延出
    部(21a)を形成し且つ該延出部(21a)を前記側板(2
    2)側に向けて屈曲させたことを特徴とする空気調和装
    置。
  2. 【請求項2】 下面(1a)に空気吸込口(5)を、側面ま
    たは下面(1a)の外周部(1b)に空気吹出口(6)を形成し
    たケーシング(1)内に、主板(21)と側板(22)の間に
    跨って複数枚の羽根(23),(23),・・を配設するとと
    もに該側板(22)の中央部にファン吸込口(24)を形成
    してなる羽根車(20)と該羽根車(20)を回転駆動する
    モーター(8)とから構成された遠心ファン(2)を、該フ
    ァン吸込口(24)を前記空気吸込口(5)に対向させた状
    態で取り付ける一方、該遠心ファン(2)の外周側に熱交
    換器(3)を配置し、該遠心ファン(2)からその径方向外
    方に送風される空気を前記熱交換器(3)を介して前記空
    気吹出口(6)から室内側に吹き出させるようにした空気
    調和装置であって、前記羽根車(20)の主板(21)に
    は、該主板(21)を前記各羽根(23),(23),・・の後
    縁部(23a)よりも径方向外方側に延出させてなる延出
    部(21a)を形成し且つ該延出部(21a)を前記側板(2
    2)側に向けて湾曲させるとともに、該前記延出部(21
    a)に開口(25),(25),・・を形成したことを特徴とす
    る空気調和装置。
  3. 【請求項3】 下面(1a)に空気吸込口(5)を、側面ま
    たは下面(1a)の外周部(1b)に空気吹出口(6)を形成し
    たケーシング(1)内に、主板(21)と側板(22)の間に
    跨って複数枚の羽根(23),(23),・・を配設するとと
    もに該側板(22)の中央部にファン吸込口(24)を形成
    してなる羽根車(20)と該羽根車(20)を回転駆動する
    モーター(8)とから構成された遠心ファン(2)を、該フ
    ァン吸込口(24)を前記空気吸込口(5)に対向させた状
    態で取り付ける一方、該遠心ファン(2)の外周側に熱交
    換器(3)を配置し、該遠心ファン(2)からその径方向外
    方に送風される空気を前記熱交換器(3)を介して前記空
    気吹出口(6)から室内側に吹き出させるようにした空気
    調和装置であって、前記羽根車(20)の前記各羽根(2
    3),(23),・・の径方向長さを、前記側板(22)寄り
    部分より主板(21)寄り部分が大きくなるように形成す
    るとともに、該主板(21)における羽根取付部(21b)
    に開口(25),(25),・・を形成したことを特徴とする
    空気調和装置。
  4. 【請求項4】 前記主板(21)の羽根取付部(21b)
    を、前記羽根(23)の吹出側に向って漸次側板(22)側
    に向くように湾曲させたことを特徴とする前記請求項3
    記載の空気調和装置。
  5. 【請求項5】 下面(1a)に空気吸込口(5)を、側面ま
    たは下面(1a)の外周部(1b)に空気吹出口(6)を形成し
    たケーシング(1)内に、主板(21)と側板(22)の間に
    跨って複数枚の羽根(23),(23),・・を配設するとと
    もに該側板(22)の中央部にファン吸込口(24)を形成
    してなる羽根車(20)と該羽根車(20)を回転駆動する
    モーター(8)とから構成された遠心ファン(2)を、該フ
    ァン吸込口(24)を前記空気吸込口(5)に対向させた状
    態で取り付ける一方、該遠心ファン(2)の外周側に熱交
    換器(3)を配置し、該遠心ファン(2)からその径方向外
    方に送風される空気を前記熱交換器(3)を介して前記空
    気吹出口(6)から室内側に吹き出させるようにした空気
    調和装置であって、前記羽根車(20)の主板(21)にお
    ける羽根取付部(21b)を、前記羽根(23)の吹出側に
    向って漸次側板(22)側に向くように湾曲あるいは傾斜
    せしめたことを特徴とする空気調和装置。
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