JP4861836B2 - ラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置 - Google Patents

ラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4861836B2
JP4861836B2 JP2007001233A JP2007001233A JP4861836B2 JP 4861836 B2 JP4861836 B2 JP 4861836B2 JP 2007001233 A JP2007001233 A JP 2007001233A JP 2007001233 A JP2007001233 A JP 2007001233A JP 4861836 B2 JP4861836 B2 JP 4861836B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan
vehicle
circuit device
fan motor
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007001233A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008172861A (ja
Inventor
和幸 泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP2007001233A priority Critical patent/JP4861836B2/ja
Publication of JP2008172861A publication Critical patent/JP2008172861A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4861836B2 publication Critical patent/JP4861836B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置に係り、特に、ファンモータの駆動を制御するための回路装置を備えて構成されたラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置に関する。
従来、この種の車両用電動ファン装置としては、次のものがある(例えば、特許文献1参照)。例えば、特許文献1に記載の例では、ファンシュラウドにファンモータが固定されており、このファンモータには、コントローラが固定されている。コントローラは、ファンモータに対し車両装着状態における左側に設けられており、このコントローラには、車両装着状態における左側にコネクタが設けられている。
特許第3750281号公報(図1,図2)
しかしながら、特許文献1に記載の例のように、コントローラがファンモータに対し車両装着状態における左側に設けられていると、車両用電動ファン装置が車両に搭載されたときに車両上下方向上側からの水がファンモータに被る虞があり、また、コントローラをコネクタを介して外部装置に接続する際に接続を行い難い虞がある。また、この種の車両用電動ファン装置は、車両のエンジンの近傍位置に配置されるため、高い環境温度下に置かれる。このため、車両用電動ファン装置に設けられた回路装置は十分に冷却される必要がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ファンモータの防水性を向上させることができると共に、回路装置に設けられたコネクタの接続作業性が良好で、しかも、回路装置を十分に冷却することが可能なラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載のラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置は、開口を有する有底筒状のロータハウジングが設けられたファンモータと、前記ロータハウジングの円筒部の外周面に一体的に設けられると共に、前記ファンモータによって回転され、回転により軸方向に冷却風流れを形成するファンと、前記ファンモータに対し車両装着状態における上側に設けられ、前記ファンモータの駆動を制御する回路装置と、前記回路装置に一体的に設けられ、前記ファンの回転中心に対し径方向外側にオフセットして配置されると共に前記ファンと軸方向に対向して配置されて、その一部が前記ロータハウジングの開口面と同一面上に位置された放熱部材と、前記放熱部材に設けられ、前記ファンに向けて突出すると共に、前記ファンモータに対し車両装着状態における上側に設けられ、前記ファンの回転方向に沿った円弧状に構成された放熱フィンと、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載のラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置によれば、回路装置は、ファンモータに対し車両装着状態における上側に設けられている。しかも、この回路装置には、放熱部材が一体的に設けられている。従って、車両用電動ファン装置が車両に搭載されたときには、車両上下方向上側からの水が回路装置及び放熱部材によって遮られるので、ファンモータが被水することを防止することができる。
また、例えば、車両用電動ファン装置がエンジンルーム内の低い位置に配置された場合でも、回路装置は、上述の如く、ファンモータに対し車両装着状態における上側に設けられているので、この回路装置に設けられたコネクタの接続作業性が良好となる。
さらに、回路装置には、放熱部材が一体的に設けられており、この放熱部材は、ファンの回転中心に対し径方向外側にオフセットして配置されると共にファンと軸方向に対向して配置されている。従って、放熱部材が、ファンの回転に伴うファンからの冷却風のうち主流の風に晒されるので、これにより、回路装置を十分に冷却することができる。
このように、請求項1に記載のラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置によれば、ファンモータの防水性を向上させることができると共に、回路装置に設けられたコネクタの接続作業性が良好で、しかも、回路装置を十分に冷却することが可能となる。
しかも、請求項1に記載のラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置によれば、放熱部材には、ファンに向けて突出する放熱フィンが設けられている。従って、この放熱フィンが傘の役割を果たすので、この放熱フィンによってファンモータが被水することをより防止することができる。しかも、この放熱フィンは、ファンの回転方向に沿った円弧状に構成されている。従って、車両上下方向上側からの水を放熱フィンの両端側からファンモータを伝わらせないようにして下方に落すことができる。これにより、ファンモータが被水することをさらにより防止することができる。
さらに、請求項1に記載のラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置によれば、放熱フィンは、上述の如く、ファンの回転方向に沿った円弧状に構成されているので、ファンの回転に伴って生ずる回転方向の冷却風が放熱フィンに沿って流れるようになる。これにより、放熱部材、ひいては、回路装置をより十分に冷却することができる。
また、請求項1に記載のラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置によれば、放熱部材の一部は、ファンモータに設けられた有底筒状のロータハウジングの開口面と同一面上に位置されている。従って、車両上下方向上側からの水がロータハウジングの開口を介してファンモータの内部に進入することを放熱部材によって防止することができる。
請求項2に記載のラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置は、請求項1に記載のラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置において、前記回路装置と外部装置とを電気的に接続するためのコネクタを備え、前記コネクタは、前記回路装置に一体的に設けられて車両装着状態における上側に開口を有する内側ケース部を備えた第一コネクタ部と、前記内側ケース部の開口及び前記開口の周囲の側壁を外側から覆う外側ケース部を備え、前記第一コネクタ部と接続される第二コネクタ部と、を有して構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載のラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置によれば、コネクタの第一コネクタ部と第二コネクタ部とが接続されたときには、第一コネクタ部に設けられた内側ケース部の開口及び側壁が第二コネクタ部に設けられた外側ケース部によって外側から覆われる。従って、例えば、この第一コネクタ部と第二コネクタ部の内部に設けられた接続端子の防水性を確保することができる。
請求項3に記載のラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置は、請求項1に記載のラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置において、前記放熱フィンは、前記ファンの回転中心と同心円状に複数設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載のラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置によれば、放熱フィンは、ファンの回転中心と同心円状に複数設けられている。これにより、放熱部材の冷却効率を向上することができる。
請求項4に記載のラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置において、前記ファンモータ及び前記回路装置を支持するための支持体を備え、前記ファンモータ及び前記回路装置は、車両装着状態の鉛直方向に対し前記ファンモータの回転方向に±45度の範囲で傾斜した状態で前記支持体に支持されていることを特徴とする。
請求項4に記載のラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置によれば、ファンモータ及び回路装置は、車両装着状態における鉛直方向に対しファンモータの回転方向に±45度の範囲で傾斜した状態で支持体に支持されている。従って、例えば、車両のエンジンルーム内に車両用電動ファン装置における鉛直方向上側の配置スペースが狭い場合でも、車両のエンジンルーム内に車両用電動ファン装置を配置することが可能となる。また、この場合、回路装置は、上述の如く、車両装着状態における鉛直方向に対しファンモータの回転方向に±45度の範囲で傾斜されているだけであるので、車両上下方向上側からの水を回路装置によって十分に遮ることができる。また、回路装置に一体的に設けられた放熱部材も回路装置と同様に傾斜された状態とされれば、放熱部材にごみや砂などの異物が付着することも抑制することができる。
はじめに、本発明の一実施形態に係る車両用電動ファン装置10の構成について説明する。
図1乃至図6には、本発明の一実施形態に係る車両用電動ファン装置10の構成が示されている。なお、これらの図において示される矢印Up、矢印Rh、矢印Frは、それぞれ車両用電動ファン装置10が車両に装着された場合の車両の上下方向上側(車両装着状態における上側)、左右方向右側、前後方向前側を示している。
これらの図に示される車両用電動ファン装置10は、例えば、乗用自動車等の車両に搭載されたラジエータに冷却風を供給するためのものであり、図1,図2に示されるように、支持体としてのファンシュラウド12と、ファンモータ14と、回路装置16と、を有して構成されている。
ファンシュラウド12は、車両に搭載されたラジエータに一体的に装着されるものであり、円環状の枠部18を有して構成されている。枠部18の内側には、板状の支持部20が配置されており、この支持部20は、放射状に設けられた複数の脚部22によって枠部18と一体的に構成されている。
ファンモータ14は、図1に示されるように、ファンシュラウド12に設けられた支持部20に固定具24によって一体的に固定されて支持されている。このファンモータ14は、図3に示されるように、ステータ26と、センターピース28と、ロータ30と、ファン32とを有して構成されている。
ステータ26は、積層コア34と、一対のインシュレータ36と、複数の巻線38とを有して構成されている。積層コア34の中央部には、軸方向に貫通する貫通孔40が形成されており、この貫通孔40に後述するセンターピース28の筒状部44が挿入されて嵌合されることにより、ステータ26全体がセンターピース28に支持されている。一対のインシュレータ36は、積層コア34に軸方向両側からそれぞれ装着されており、巻線38は、積層コア34に設けられた各ティース部にインシュレータ36を介して巻回されている。
センターピース28は、板状の本体支持部42を有して構成されており、本体支持部42の中央部には、筒状部44が一体的に設けられている。筒状部44の内側には、一対の軸受部材46が収容されており、この軸受部材46には、回転シャフト48が回転自在に支持されている。回転シャフト48の長手方向一方側は、筒状部44の底部に形成された孔部50から筒状部44の外部へ突出されている。
ロータ30は、有底筒状のロータハウジング52を有して構成されている。ロータハウジング52の底部54の中央部には、筒状の嵌合部56が形成されており、この嵌合部56には、回転シャフト48の突出端が挿入されて嵌合されている。また、ロータハウジング52の円筒部58の内周面には、ロータマグネット60が固着されており、このロータマグネット60は、上述のステータ26に設けられた積層コア34と径方向に対向して配置されている。また、ロータハウジング52には、開口62が設けられており、この開口62は、上述のセンターピース28の本体支持部42によって概ね塞がれている。
ファン32は、ロータハウジング52の円筒部58の外周面に一体的に設けられている。このファン32は、ロータ30と共に一体的に回転されて、回転により図3の矢印Aで示される如く軸方向に冷却風流れを形成することができるように構成されている。なお、ファン32は、ロータハウジング52と別体に構成されて、このロータハウジング52と一体的に連結されていても良い。
回路装置16は、図1に示されるように、ファンモータ14に対し車両装着状態における上側(鉛直方向の上側)に設けられている。そして、回路装置16は、ファンモータ14に設けられたセンターピース28の本体支持部42に固定具64によって一体的に固定されて支持されると共に、ファンシュラウド12の支持部20に固定具66によって一体的に固定されて支持されている。この回路装置16は、図示しない接続ターミナル等によってファンモータ14内の巻線38(図3参照)と電気的に接続されており、図示しない外部制御装置から出力された制御信号に応じて巻線38に電流を順次流すように構成されている。
また、回路装置16には、図2,図3に示されるように、回路装置16内の電子部品を冷却するための放熱部材68(ヒートシンク)が一体的に設けられている。この放熱部材68は、ファン32の回転中心(すなわち、回転シャフト48)に対し径方向外側にオフセットして配置されると共にファン32と軸方向に対向して配置されている。また、放熱部材68は、図3に示されるように、その一部がロータハウジング52の開口62側の端面(開口面63)と同一面上に位置されるように配置されている。すなわち、ロータハウジング52の開口面63の径方向外側(車両装着状態における上側)には、放熱部材68の一部が位置されている。
また、放熱部材68には、ファン32に向けて突出する複数の放熱フィン70が設けられている。各放熱フィン70は、図4,図5に示されるように、ファン32の回転方向に沿った円弧状に構成され、且つ、ファン32の回転中心(すなわち、回転シャフト48)と同心円状に設けられている。
また、回路装置16には、図1乃至図3に示されるように、車両装着状態における上側の部位にコネクタ72が設けられている。このコネクタ72は、回路装置16と外部装置(例えば、バッテリ)とを電気的に接続するためのものであり、第一コネクタ部74と第二コネクタ部76とを有して構成されている。
第一コネクタ部74は、図6に示されるように、開口78及び開口78の周囲に側壁80を有する袋状に構成された内側ケース部82を備えている。内側ケース部82は、その開口78が車両装着状態における上側を向くように回路装置16に一体的に設けられている。また、第一コネクタ部74には、内側ケース部82と一体的に複数のオス端子84が設けられている。このオス端子84は、内側ケース部82の内側の底部86から車両装着状態における上側に向けて延設されている。また、このオス端子84は、回路装置16内の回路基板等と電気的に接続されている。
一方、第二コネクタ部76は、開口88及び開口88の周囲に側壁90を有する袋状に構成された外側ケース部92を備えている。外側ケース部92は、内側ケース部82の開口78及び側壁80を外側から覆う印籠構造とされている。また、第二コネクタ部76には、外側ケース部92と一体的に複数のメス端子94が設けられている。このメス端子94は、外側ケース部92の内側の底部96から車両装着状態における下に向けて延設されている。また、このメス端子94は、ケーブル98を介して車体側の外部装置と電気的に接続されている。
そして、この第一コネクタ部74と第二コネクタ部76では、図6に示される如く外側ケース部92が内側ケース部82の開口78及び側壁80を外側から覆うようにして内側ケース部82と機械的に接続されるようになっている。また、このようにして、外側ケース部92と内側ケース部82とが機械的に接続された状態では、メス端子94とオス端子84とが互いに電気的に接続されるようになっている。なお、第一コネクタ部74にメス端子94が設けられ、第二コネクタ部76にオス端子84が設けられていても良い。
次に、本発明の一実施形態に係る車両用電動ファン装置10の作用について説明する。
上記構成からなる車両用電動ファン装置10では、図示しない外部制御装置から出力された制御信号が回路装置16に入力されると、回路装置16において各相の巻線38への給電が切り替えられ、これにより、ステータ26に回転磁界が発生する。そして、この回転磁界によりロータ30が回転され、このロータ30と共にファン32が回転する。また、このようにしてファン32が回転すると、図3の矢印Aで示される如く軸方向に冷却風流れが形成される。
また、ファン32が回転すると、ファン32の回転に伴うファン32からの冷却風が放熱部材68に当たる。ここで、放熱部材68は、図3,図4に示されるように、ファン32の回転中心(すなわち、回転シャフト48)に対し径方向外側にオフセットして配置されると共にファン32と軸方向に対向して配置されている。従って、放熱部材68が、ファン32の回転に伴うファン32からの冷却風のうち主流の風に晒されるので、これにより、回路装置16を十分に冷却することができる。
特に、放熱フィン70は、図4に示されるように、ファン32の回転方向に沿った円弧状に構成されているので、ファン32の回転に伴って生ずる回転方向の冷却風(矢印B)が放熱フィン70の間に入り込んだ状態で放熱フィン70に沿って流れるようになる。しかも、放熱フィン70は、ファン32の回転中心(すなわち、回転シャフト48)と同心円状に複数設けられている。これにより、放熱部材68の冷却効率を向上することができる。この結果、放熱部材68、ひいては、回路装置16をより十分に冷却することができる。
また、この放熱部材68を一体的に備えた回路装置16は、図1乃至図3に示されるように、ファンモータ14に対し車両装着状態における上側に設けられている。従って、車両用電動ファン装置10が車両に搭載されたときには、車両上下方向上側からの水が回路装置16及び放熱部材68によって遮られるので、ファンモータ14が被水することを防止することができる。
また、放熱部材68の放熱フィン70が傘の役割を果たすので、この放熱フィン70によってファンモータ14が被水することをより防止することができる。しかも、この放熱フィン70は、図4に示されるように、ファン32の回転方向に沿った円弧状に構成されている。従って、車両上下方向上側からの水100(又はその他異物など)を、図4の矢印Cで示される如く、放熱フィン70の両端側からファンモータ14を伝わらせないようにして下方に落すことができる。これにより、ファンモータ14が被水することをさらにより防止することができる。
また、放熱部材68は、図3に示されるように、その一部がロータハウジング52の開口面63と同一面上に位置されるように配置されている。従って、車両上下方向上側からの水がロータハウジング52の開口62を介してファンモータ14の内部に進入することを放熱部材68によって防止することができる。
また、図6に示される如く、コネクタ72の第一コネクタ部74と第二コネクタ部76とが接続されたときには、第一コネクタ部74に設けられた内側ケース部82の開口78及び側壁80が第二コネクタ部76に設けられた外側ケース部92によって外側から覆われる。従って、例えば、この第一コネクタ部74と第二コネクタ部76の内部に設けられたオス端子84とメス端子94の防水性を確保することができる。
また、例えば、車両用電動ファン装置10がエンジンルーム内の低い位置に配置された場合でも、回路装置16は、図1乃至図3に示されるように、ファンモータ14に対し車両装着状態における上側に設けられているので、この回路装置16に設けられたコネクタ72の接続作業性が良好となる。
このように、本発明の一実施形態に係る車両用電動ファン装置10によれば、ファンモータ14の防水性を向上させることができると共に、回路装置16に設けられたコネクタ72の接続作業性が良好で、しかも、回路装置16を十分に冷却することが可能となる。
次に、本発明の一実施形態に係る車両用電動ファン装置10の変形例について説明する。
上記実施形態では、図1に示されるように、ファンモータ14及び回路装置16が、車両装着状態における鉛直方向と平行な状態でファンシュラウド12に支持されていたが、図7に示されるように、ファンモータ14及び回路装置16は、車両装着状態における鉛直方向に対しファンモータ14の回転方向(矢印R1方向)に45度の範囲で傾斜した状態でファンシュラウド12に支持されていても良い。
このような構成によれば、例えば、車両のエンジンルーム内に車両用電動ファン装置10における鉛直方向上側の配置スペースが狭い場合でも、車両のエンジンルーム内に車両用電動ファン装置10を配置することが可能となる。また、この場合、回路装置16は、上述の如く、車両装着状態における鉛直方向に対しファンモータ14の回転方向に±45度の範囲で傾斜されているだけであるので、車両上下方向上側からの水を回路装置16によって十分に遮ることができる。また、回路装置16に一体的に設けられた放熱部材68も回路装置16と同様に傾斜された状態とされれば、放熱部材68にごみや砂などの異物が付着することも抑制することができる。
なお、ファンモータ14及び回路装置16は、車両装着状態における鉛直方向に対しファンモータ14の回転方向(矢印R2方向)に45度の範囲で傾斜した状態でファンシュラウド12に支持されていても良い。
また、上記実施形態では、図1に示されるように、コネクタ72が回路装置16の車両装着状態における上側の部位に一体的に設けられていたが、例えば、回路装置16にコネクタ72を一体的に設けることができない場合には、図8に示されるように、コネクタ72が回路装置16に対し車両装着状態における左側に設けられ、コネクタ72と回路装置16とがケーブル102を介して接続されていても良い。なお、この場合に、ケーブル102を長くして、コネクタ72が回路装置16に対し車両装着状態における上側に配置されていても良い。
また、上記実施形態では、図4,図5に示されるように、放熱部材68に設けられた複数の放熱フィン70がファン32の回転方向に沿った円弧状に構成されていたが、図9,図10に示されるように、放熱部材68に設けられた複数の放熱フィン70は、ファン32の接線方向に沿った直線状に構成されていても良い。このように構成されていても、車両上下方向上側からの水100によってファンモータ14が被水することを防止することができる。また、このように構成されていると、放熱部材68に放熱フィン70を容易に形成することができる。
本発明の一実施形態に係る車両用電動ファン装置の正面図である。 本発明の一実施形態に係る車両用電動ファン装置の背面図である。 本発明の一実施形態に係るファンモータ及び回路装置の側面断面図である。 本発明の一実施形態に係る放熱部材の背面図である。 本発明の一実施形態に係る放熱部材の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るコネクタの斜視図である。 本発明の一実施形態に係る車両用電動ファン装置の変形例を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るファンモータ及び回路装置の変形例を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る放熱部材の変形例を示す背面図である。 本発明の一実施形態に係る放熱部材の変形例を示す側面図である。
符号の説明
10…車両用電動ファン装置、12…ファンシュラウド(支持体)、14…ファンモータ、16…回路装置、18…枠部、20…支持部、22…脚部、24,64,66…固定具、26…ステータ、28…センターピース、30…ロータ、32…ファン、34…積層コア、36…インシュレータ、38…巻線、40…貫通孔、42…本体支持部、44…筒状部、46…軸受部材、48…回転シャフト、50…孔部、52…ロータハウジング、54…底部、56…嵌合部、58…円筒部、60…ロータマグネット、62…開口、63…開口面、68…放熱部材、70…放熱フィン、72…コネクタ、74…第一コネクタ部、76…第二コネクタ部、78,88…開口、80,90…側壁、82…内側ケース部、84…オス端子、86,96…底部、92…外側ケース部、94…メス端子、98,102…ケーブル

Claims (4)

  1. 開口を有する有底筒状のロータハウジングが設けられたファンモータと、
    前記ロータハウジングの円筒部の外周面に一体的に設けられると共に、前記ファンモータによって回転され、回転により軸方向に冷却風流れを形成するファンと、
    前記ファンモータに対し車両装着状態における上側に設けられ、前記ファンモータの駆動を制御する回路装置と、
    前記回路装置に一体的に設けられ、前記ファンの回転中心に対し径方向外側にオフセットして配置されると共に前記ファンと軸方向に対向して配置されて、その一部が前記ロータハウジングの開口面と同一面上に位置された放熱部材と、
    前記放熱部材に設けられ、前記ファンに向けて突出すると共に、前記ファンモータに対し車両装着状態における上側に設けられ、前記ファンの回転方向に沿った円弧状に構成された放熱フィンと、
    を備えることを特徴とするラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置
  2. 前記回路装置と外部装置とを電気的に接続するためのコネクタを備え、
    前記コネクタは、
    前記回路装置に一体的に設けられて車両装着状態における上側に開口を有する内側ケース部を備えた第一コネクタ部と、
    前記内側ケース部の開口及び前記開口の周囲の側壁を外側から覆う外側ケース部を備え、前記第一コネクタ部と接続される第二コネクタ部と、
    を有して構成されていることを特徴とする請求項1に記載のラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置
  3. 前記放熱フィンは、前記ファンの回転中心と同心円状に複数設けられていることを特徴とする請求項1に記載のラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置
  4. 前記ファンモータ及び前記回路装置を支持するための支持体を備え、
    前記ファンモータ及び回路装置は、車両装着状態における鉛直方向に対し前記ファンモータの回転方向に±45度の範囲で傾斜した状態で前記支持体に支持されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置
JP2007001233A 2007-01-09 2007-01-09 ラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置 Expired - Fee Related JP4861836B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007001233A JP4861836B2 (ja) 2007-01-09 2007-01-09 ラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007001233A JP4861836B2 (ja) 2007-01-09 2007-01-09 ラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008172861A JP2008172861A (ja) 2008-07-24
JP4861836B2 true JP4861836B2 (ja) 2012-01-25

Family

ID=39700420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007001233A Expired - Fee Related JP4861836B2 (ja) 2007-01-09 2007-01-09 ラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4861836B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015039283A (ja) 2013-04-02 2015-02-26 アスモ株式会社 回転電機
JP6645600B2 (ja) * 2013-04-02 2020-02-14 株式会社デンソー 回転電機
JP6444190B2 (ja) * 2015-01-29 2018-12-26 ミネベアミツミ株式会社 ファンモータ及びファンモータ取り付け方法
KR102312078B1 (ko) * 2015-05-11 2021-10-14 한온시스템 주식회사 차량용 공조장치
JP6704201B2 (ja) * 2016-03-30 2020-06-03 株式会社ミツバ 車両装置
JP6559113B2 (ja) * 2016-11-30 2019-08-14 本田技研工業株式会社 電動芝刈機
EP3849066A4 (en) 2018-09-06 2021-11-03 Mitsuba Corporation DRIVE FOR MOTORS
CN110460198A (zh) * 2019-08-19 2019-11-15 中车株洲电机有限公司 高速永磁电机

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6460245A (en) * 1987-08-28 1989-03-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd Blower motor provided with power controller
JPH09261915A (ja) * 1996-03-22 1997-10-03 Asmo Co Ltd 電動ファン装置
JP3750281B2 (ja) * 1997-06-04 2006-03-01 株式会社デンソー 電動ファン装置
JP3769876B2 (ja) * 1997-06-04 2006-04-26 株式会社デンソー 電動ファン装置
JP4147987B2 (ja) * 2003-03-17 2008-09-10 株式会社日立製作所 多相式交流回転電機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008172861A (ja) 2008-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4861836B2 (ja) ラジエータ冷却用の車両用電動ファン装置
US8188626B2 (en) Controller-integrated electric rotating machine
JP5186899B2 (ja) ブラシレスモータ
WO2013008266A1 (ja) 電動機
CN104139827B (zh) 用于轮毂驱动装置的冷却元件以及轮毂驱动装置
JP4116644B2 (ja) 制御装置一体型回転電機
JP6952887B2 (ja) 電気駆動システム
JP5934879B2 (ja) ブラシレスモータ
JP2010268541A (ja) 回転電機
JPH10234158A (ja) 電動モータ
JP4907694B2 (ja) 回転電機
JP6615003B2 (ja) 空調用ブロアモータユニット
JP2006291947A (ja) 電気および電子機器の換気用ファン
JP2011161605A (ja) 電動工具
JP4493700B2 (ja) 制御装置一体型回転電機
JP2005168268A (ja) モータの駆動回路装置、及びモータ
JP2020058087A (ja) モータの構造
JP2013115923A (ja) ブラシレスモータ
JP3815885B2 (ja) ポンプ装置
CN110959248B (zh) 马达
JP2007195355A (ja) ブラシレス車両用交流発電機
JP2009171734A (ja) 減速機構付き電動モータ
JP6758940B2 (ja) 減速機付モータ
JP5701346B2 (ja) 回転電機
JP6960811B2 (ja) 回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110525

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111101

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111107

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4861836

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees