JP4861010B2 - 販売促進システム - Google Patents
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例えば、特許文献1(特開2003−115022公報)や特許文献2(特開2002−117313公報)には、電子クーポンの発行をサーバで管理し、発行された電子クーポンをユーザの携帯電話に送信する一方、ユーザは、携帯電話に取得した電子クーポンを最寄りの店舗で提示することで、購入する商品の割引を受けることができる、電子クーポンの取扱いに関するシステムが開示されている。
一方、商品会社や店舗側では、不特定者の携帯電話に商品情報や電子クーポンを送りつける方策も考えられるが、それは利用者に迷惑となり、返って商品会社の印象を損ねる結果となりかねない。
本発明の他の目的は、既存の顧客の端末へ商品の情報及びクーポンを提供することで販売促進を図ることができる販売促進システム及びその方法を提供することにある。
支援システムは、会員となった利用者の個人情報を登録する第1のDBと、利用者からの要求に応じて端末に提供されるクーポンの識別情報(クーポンID)及び利用者の端末のメールアドレスを含む情報を登録する第2のDBとを含むDBと、要求されたクーポンを端末に提供するクーポン管理部と、第1及び第2のDBに登録される情報を管理する顧客管理部を有し、顧客管理部は、第1のDBに利用者の個人情報を登録するときに、第2のDBを参照してクーポンIDによって関連付けられる利用者の端末のメールアドレスを含む情報を、第1のDBに登録される会員の情報に関連付ける処理を行なうサーバと、を有する販売促進システムとして構成される。
好ましい例では、前記第2のDBとして、端末に提供され得るクーポンの元の情報を登録するクーポン設定DBと、クーポン設定DBに登録されたクーポンを発行して利用者の端末に提供する場合に、クーポンのクーポンIDを登録する発行済クーポン管理DBとを含むように構成される。
また、他の好ましい例では、前記第2のDBとして、端末に提供され得るクーポンの元の情報を登録するクーポン設定DBと、取得要求に応じて利用者の端末にクーポンを送信する場合、利用者の端末のメールアドレス及び端末に提供されるクーポンIDを含む情報を登録するプロスペクト顧客DBとを含むように構成される。
一例では、顧客管理部は、第2のDBの内容を第1のDBに関連付けた時、発行済クーポン管理DB内の関係するクーポンIDの項目を消し込むか又は消し込みフラグを変更するように構成される。
図1は、本発明の一実施例による販売促進システムの例を示す。
販売促進システムにおいて、複数の利用者の携帯電話1がキャリアの通信網102を介してインターネット等のネットワーク101に接続される。また、ネットワーク101に、POSシステム2および販売支援システム3が接続されて構成される。POSシステム2には、更に公衆網103を介して複数の店舗に設置された複数のPOS端末26が接続される。
また、図1の例では、ネットワーク101に1つのPOSシステム2が接続された例を示しているが、これに限らない。例えば、商品やサービス会社の異なる複数のPOSシステム2が接続されてもよい。この場合には、販売支援システム3は複数の会社又は支店等のPOSシステム2を支援することになる。
なお、本実施例では販売支援システム3と称しているが、この呼び名は一例である。例えば主に顧客情報を管理するので、顧客情報管理支援システムと言ってもよい。また、プロスペクト顧客DB32は潜在的顧客或いは顧客以前の情報を管理するので、仮顧客DB或いはサブ顧客DBと言ってもよい。これに対して、顧客DB34は本登録顧客DBと言ってもよい。
販売支援システム3は、支援サーバ30と、複数のDB32〜39、及び情報の表示器311、入力器312を有する。
支援サーバ30は、その処理機能として、クーポン管理部301、顧客管理部302、ポイント管理部303、店舗管理部304、及びメール管理部305を有する。また、DBとしては、上記したプロスペクト顧客DB32及び顧客DB34の他に、発行する電子クーポンに関する情報を管理するクーポン管理DB36、顧客に提供するポイントを管理するポイント管理DB38、及び利用者の携帯電話とのやり取りに関する情報を履歴として記憶するログDB39を有する。
図7に示すように、プロスペクト顧客DB32は、内部管理番号71、店舗ID72、クーポンID73、クーポン種別74、携帯メールアドレス75、受付日時76、を登録する。ここで、内部管理番号71とは、例えば利用者の受付順に付けられた番号である。受付日時76とは、携帯電話から発信された情報を受信した日時を示す。
携帯メールアドレス75は、利用者の携帯電話から送信された空メールを受信して取得される情報である。また、クーポンID73は、利用者の操作によって携帯電話から要求されるクーポンの識別情報である。
クーポン管理DB36は、発行され得るクーポン(図3)の原情報を管理するクーポン設定DB361と発行済みのクーポンを管理する発行済クーポン管理DB362から構成される。前者は図9に示し、後者は図10に示す。
クーポンはこれらの情報を組み込んで各店舗で作成されて、販売支援システム3の支援サーバ30に提供される。しかし、支援サーバ30で作成して、このクーポン管理DB36に登録すると共に,関係先の店舗に送信するようにしてもよい。
ここで、クーポン種別102、有効期限103は、クーポン設定DB361に登録された対応する情報と同じである。利用者の携帯メールアドレス104はクーポンを要求してきた(空メールを送信してきた)利用者の携帯電話のメールアドレスであり、送信日時105はクーポンを送信した日時を示す。また、消し込みフラグ106は、後述するように、当該利用者が会員登録の手続きを行なって、顧客DB34に利用者の個人情報が登録される場合、プロスペクト顧客DB32の当該利用者の情報が顧客DB32に反映されるようになった(例えばリンク付けされる)時に、その旨を表すように、消込みフラグ106にフラグが立つ。これにより当該利用者が正式に会員登録されたことが分かる。
電子クーポン360には、発行元の会社名やキャンペーンを表示するクーポンの名称361、付属情報を表示するコメント情報362、クーポンの対象指定商品363、及び割引率364、クーポンの関係店名365、有効期限366等の表示が含まれる。更に、電子クーポンの識別情報であるクーポンID368、及びクーポンの発行元店舗を示すURL369の表示が含まれる。発行元店舗URLをクリックすると、そのURLで指定されるWebサイトへアクセスすることができる。
なお、クーポンID368はバーコードやQRコードで表示されてもよい。また発行元店舗URL369の表示が無いクーポンもありえる。
電子広告(チラシ)40には、種々の商品やサービスの広告がある。図4の例は、旅行会社から発行される電子広告であり、販売対象のツワー案内に加え、電子クーポンの請求用の表示マーク41が含まれる。このマーク41には例えばクーポンメールアドレスがQRコードの形式で埋め込まれている。利用者が携帯電話に表示されたマーク41をクリックすると、クーポンメールアドレスを取得して、そのクーポンメールアドレスへメール(空メール)を送信し、サーバ3から要求したクーポンを取得することができる。すなわち、サーバ30では、受信したクーポンメールアドレスをキーにしてクーポン管理DB36を検索して、そのメールアドレス94に対応するクーポン種別91及び対応する情報を読み出し、そのクーポン(図3の例)にクーポンIDを付して発行済クーポン管理DB362に登録すると共に、そのクーポンを要求元の携帯電話に回答として送信する。
なお、図示していないが、電子広告には店舗紹介用のWeb画面を含み、そのWeb画面には店舗URL、住所、電話番号、メールアドレス等々が含ませることができる。
また、図示は電子広告の例であるが、他の例として、広告は新聞やチラシ、雑誌等の媒体に掲載されたものでもよい。要は、媒体に掲載された広告にクーポン請求表示マーク41が含まれているか、或いはクーポン請求先のメールアドレスが分かればよい。この表示マーク41をカメラ付き携帯電話で撮影して認識手段でQRコードの内容を認識することでクーポンメールアドレスが分かるので、そのアドレス宛にクーポン請求のためにメールを送信すればよい。
まず、不特定の利用者の携帯電話511には、販売支援システム3が管轄する会社や営業店舗が扱う商品やサービスに関するの電子広告(図4に例示)が配信される。なお、広告の配信は販売支援システム3から配信されることを要しない。例えば、利用者が自らあるWebサイトをアクセスして興味のある商品の広告を取得して表示することもある。
ここで、クーポンIDは、利用者に一意に割り当てられる情報であり、例えばクーポン種別91と受信した利用者のメールアドレスの足し合わせたコード情報として加工されたものでもよい。
また、この段階で、ポイント管理部303は、ポイントDB38に当該顧客のユーザID101を開設し、それまでに取得されたポイント、例えばメール受信ポイント102、クーポン使用ポイント104を新たに登録する。
会員となった利用者は、携帯電話1にサンキューメールと共に、店舗サイトのURL及びユーザIDを受信する(513)。この店舗URLを用いて、目的の店舗サイトのWebサイトを閲覧することができる(514)。
以上、一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に限定されずに、種々変形して実施し得る。
名称や機能の変更について、例えば、上記のプロスペクト顧客管理DBが省略される例において、そのプロスペクト顧客管理部32を管理する顧客管理部302の管理機能はクーポン管理DB36内の発行済クーポン管理DB362を管理することになる。この場合の管理部の呼び方としては、先の実施例ではクーポン管理部301がクーポン管理DB36を管理しているので、クーポン管理部と呼んでもよいし、或いは顧客管理部と呼んでもよい。更には、他の呼び名でもよい。
また、支援サーバ30の各処理部は一例であり、本発明に必要な処理部が実質的に備えられていればよい。
また、上記実施例の販売支援システムについて、直接的にPOSシステムに接続されたシステムである必要はない。例えば、広く商品やサービスの提供に伴うプロスペクト顧客や会員管理機能を備える情報処理機関であればよい。
2:POSシステム 20:POS管理サーバ 22:商品管理DB 26:POS端末 3:販売支援システム 30:支援サーバ 32:プロスペクト顧客DB 34:顧客DB 36:クーポン管理DB 38:ポイント管理DB 39:ログDB 361:クーポン設定DB 362:発行済クーポン管理DB。
Claims (4)
- 利用者の端末と、商品又はサービス(商品等)に関する情報を管理するPOSシステムと、該POSシステムを支援し、利用者の該端末に該商品等に関する情報を提供する販売支援システムとがネットワークを介して接続される販売促進システムにおいて、
該端末は、該ネットワークを介して該販売支援システムから商品等の情報を取得することができ、かつ該販売支援システムに対してクーポンを取得するための要求及び該端末のメールアドレスを送信する手段を有し、
該POSシステムは、商品等に関する情報を登録する商品管理DBと、店舗の会員となった利用者の個人情報を登録する会員登録DBと、該商品管理DB及び該会員登録DBを管理し、かつ該販売支援システムとの間で情報のやり取りを行う第1のサーバを有し、かつ該店舗は、該端末より該ネットワークを介して接続されるWebサイトを持ち、
該販売支援システムは、
店舗の会員となった利用者の個人情報を登録する第1のDBと、利用者からの要求に応じて該端末に提供されるクーポンの識別情報(クーポンID)及び該利用者の端末のメールアドレスを含む情報を登録する第2のDBと、
要求されたクーポンを該端末に提供するクーポン管理部と、該第1及び第2のDBに登録される情報を管理する顧客管理部を有し、該顧客管理部は、該第1のDBに利用者の個人情報を登録するときに、該第2のDBを参照して該クーポンIDによって関連付けられる該利用者の端末のメールアドレスを含む情報を、該第1のDBに登録される会員の情報に関連付ける処理を行なう第2のサーバとを有し、
該POSシステムの該第1のサーバは、該端末に取得したクーポンが利用者によって目的の店舗で使用されたときに、該クーポンのクーポンIDを取得して該利用者の氏名を含む個人情報を該会員登録DBに登録し、かつ、該利用者の該個人情報及び取得された該クーポンIDを、該ネットワークを介して該販売支援システムへ送信し、
該販売支援システムの該第2のサーバの該顧客管理部は、該POSシステムから送信され取得した該クーポンIDをキーにして該第2のDBを検索して、該当する該クーポンIDに対応する該利用者の情報を該第2のDBから消し込み、更に該利用者に付与された固有のユーザIDと、該利用者の該メールアドレスと、該POSシステムから取得された該利用者の氏名を含む該利用者の個人情報を該第1のDBに登録し、
該第2のサーバは更に、会員となった該利用者の端末から該店舗のWebサイトにアクセスがあったときにその情報をログとして取得し、
かつ取得した該ログを該ユーザIDに対応付けて登録するログDBを有する、
ことを特徴とする販売促進システム。 - 前記第2のDBは、利用者の端末に提供される該クーポンに関する情報であって、該クーポンを識別するクーポンIDに対応して、該クーポンの種別と、有効期限と、消し込みフラグを登録する発行済クーポン管理DBを有し、
前記顧客管理部は、発行済クーポン管理DBの該消し込みフラグを立てることにより該クーポンIDに対応する該利用者の情報を消し込むことを特徴とする請求項1の販売促進システム。 - 利用者の端末と、商品又はサービス(商品等)に関する情報を管理するPOSシステムと、該POSシステムを支援し、利用者の該端末に該商品等に関する情報を提供する販売支援システムとがネットワークを介して接続され、
該端末は、該ネットワークを介して該販売支援システムから商品等の情報を取得することができ、かつ該販売支援システムに対してクーポンを取得するための要求及び該端末のメールアドレスを送信する手段を有し、
該POSシステムは、商品等に関する情報を登録する商品管理DBと、店舗の会員となった利用者の個人情報を登録する会員登録DBと、該商品管理DB及び該会員登録DBを管理し、かつ該販売支援システムとの間で情報のやり取りを行う第1のサーバを有し、かつ該店舗は、該端末より該ネットワークを介して接続されるWebサイトを持ち、
該販売支援システムは、店舗の会員となった利用者の個人情報を登録する第1のDBと、利用者からの要求に応じて該端末に提供されるクーポンの識別情報(クーポンID)及び該利用者の端末のメールアドレスを含む情報を登録する第2のDBと、
要求されたクーポンを該端末に提供するクーポン管理部と、該第1及び第2のDBに登録される情報を管理する顧客管理部を有し、該顧客管理部は、該第1のDBに利用者の個人情報を登録するときに、該第2のDBを参照して該クーポンIDによって関連付けられる該利用者の端末のメールアドレスを含む情報を、該第1のDBに登録される会員の情報に関連付ける処理を行なう第2のサーバとを有する、
販売促進システムにおける販売促進方法であって、
該POSシステムの該第1のサーバは、該端末に取得したクーポンが利用者によって目的の店舗で使用されたときに、該クーポンのクーポンIDを取得して該利用者の氏名を含む個人情報を該会員登録DBに登録し、かつ、該利用者の該個人情報及び取得された該クーポンIDを、該ネットワークを介して該販売支援システムへ送信し、
該販売支援システムの該第2のサーバの該顧客管理部は、該POSシステムから送信され取得した該クーポンIDをキーにして該第2のDBを検索して、該当する該クーポンIDに対応する該利用者の情報を該第2のDBから消し込み、更に該利用者に付与された固有のユーザIDと、該利用者の該メールアドレスと、該POSシステムから取得された該利用者の氏名を含む該利用者の個人情報を該第1のDBに登録し、
該第2のサーバは更に、会員となった該利用者の端末から該店舗のWebサイトにアクセスがあったときにその情報をログとして取得し、取得した該ログを該ユーザIDに対応付けてログDBに登録する、
ことを特徴とする販売促進方法。 - 前記第2のDBは、利用者の端末に提供される該クーポンに関する情報であって、該クーポンを識別するクーポンIDに対応して、該クーポンの種別と、有効期限と、消し込みフラグを登録する発行済クーポン管理DBを有し、
前記顧客管理部は、発行済クーポン管理DBの該消し込みフラグを立てることにより該クーポンIDに対応する該利用者の情報を消し込むことを特徴とする請求項3の販売促進方法。
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