JP2003016168A - 個人情報提供システム及び個人情報管理装置 - Google Patents

個人情報提供システム及び個人情報管理装置

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JP2003016168A
JP2003016168A JP2001194145A JP2001194145A JP2003016168A JP 2003016168 A JP2003016168 A JP 2003016168A JP 2001194145 A JP2001194145 A JP 2001194145A JP 2001194145 A JP2001194145 A JP 2001194145A JP 2003016168 A JP2003016168 A JP 2003016168A
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JP2001194145A
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Kazuo Ito
和夫 伊藤
Shingo Kamiya
慎吾 神谷
Yoshiyuki Nasu
善幸 奈須
Noboru Hattori
昇 服部
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NTT Data Group Corp
Original Assignee
NTT Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個人情報を簡易かつ適切に入力できるように
すること。 【解決手段】 サービス提供者20は、サービス利用の
際に必要となる個人情報の各項目及び要求レベルを事前
に個人情報管理機関30に登録する。消費者も携帯端末
10を介して自己の個人情報を管理機関30に登録して
おく。消費者がサービスの利用を希望すると、店舗端末
40は、ラベルBLに記載された要求コードを読取り、
管理機関30に個人情報の転送を要求する。管理機関3
0は、サービス利用に要する個人情報を読み出して携帯
端末10に送信する。消費者は、各項目毎に提供の可否
を選択して管理機関30に返信する。管理機関30は、
消費者により明示的に選択された個人情報をサービス提
供者20に提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、住所や氏
名等の個人情報を管理し利用するための個人情報提供シ
ステム及び個人情報管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、各種の会員登録、各種のサービ
ス利用の申し込み、懸賞の応募、アンケートへの参加、
商品購入時等の配達先指定のように、種々雑多な場面で
個人情報の入力を求められる事が多い。このような場面
では、例えば、住所、氏名、連絡先電話番号、電子メー
ルアドレス、性別、年齢、職業、勤務先住所、職種、家
族構成、趣味、クレジットカード番号等の個人情報の記
入が求められる。
【0003】氏名等の基本的な情報は殆ど全ての場面で
要求されるが、必要となる個人情報の項目は場面毎にそ
れぞれ相違する。各サービスの種類に応じて、申込用紙
等には、各サービス提供側で必要とする個人情報を記入
するための記入欄が設けられている。
【0004】一方、近年では、パーソナルコンピュータ
技術及びネットワーク環境の進展に伴って、オンライン
上でのサービス利用が普及している。このため、オンラ
イン上で個人情報を求められる機会も増大している。オ
ンライン上で個人情報を記入する場合には、例えば、予
め用意された所定のフォームの所定欄に所定の個人情報
を記入し、暗号化等のセキュリティ処理を施して送信す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の通り、ユーザが
利用しようとするサービスの種類や性質に応じて、入力
すべき個人情報はそれぞれ相違する。ユーザは、求めら
れた個人情報をオンライン上で電子的に又は紙媒体の用
紙上に記入する必要がある。
【0006】個人情報の提供が求められる度に手動で情
報を入力するため、入力作業が煩雑で手間がかかり、情
報の入力ミスや情報の不十分な入力等が発生する。個人
情報の提供を求める側(企業等)から見れば、情報入力
作業の煩雑さが正確な個人情報の取得を阻害する一因と
なり、情報処理業務や事務処理業務等にも悪影響を及ぼ
す。
【0007】一方、オンライン上での情報入力に目を向
けて見ると、「クッキー」と呼ばれるデータファイルに
個人情報を記録することにより、情報の入力を自動化す
る方法も知られている。サーバは、クライアント端末の
ローカルディスクに保存されたクッキーの送信を要求
し、クッキーから認証情報等の必要な情報を取得するよ
うになっている。
【0008】しかし、通常は、サーバが提供する各サー
ビス毎に所定のクッキーが必要となるため、あるサービ
スで使用したクッキーを他のサービスでの情報入力に転
用することができない。サービスの種類や性質等に応じ
て、サービスが求める情報の項目はそれぞれ相違する
が、クッキーに記録される情報は固定的であり、種々の
要求に柔軟に対応することができない。また、サーバか
らの要求に応じてクッキーが簡単に読み出されるため、
個人情報を記録するのはセキュリティ上も好ましくな
い。
【0009】本発明は、上記の課題に鑑みなされたもの
で、その目的は、個人情報を安全かつ簡単に取り扱うこ
とができるようにした個人情報提供システム及び個人情
報管理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る個人情報提供システムでは、個人情報
管理装置と端末装置とを備えている。
【0011】個人情報管理装置は、予め登録された個人
情報を管理し、この個人情報を外部機関に提供するもの
である。端末装置は、個人情報管理装置に管理されてい
る個人情報のうち外部機関に提供を許可する情報を選択
するものである。そして、個人情報管理装置は、端末装
置により選択された情報を外部機関に提供するようにな
っている。
【0012】「個人情報」とは、その人個人に属する情
報であり、具体的には、例えば、氏名、住所、電話番
号、性別、年齢、生年月日、家族構成、職業、職種、勤
務先、年収、健康状態、学歴、職歴、クレジットカード
番号、クレジットカードの有効期限等々を挙げることが
できる。個人情報の提供者(例えば、消費者等)は、個
人情報管理装置に自分の個人情報を登録する。個人情報
管理装置に登録される個人情報は、より多くのサービス
(会員登録や利用申し込み等)で記入が求められる基本
的な情報を含んでいることが望ましい。
【0013】「外部機関」とは、個人情報の利用者であ
り、例えば、各種のサービスや商品を提供する企業等が
該当する。「端末装置」としては、例えば、パーソナル
コンピュータや携帯情報端末(携帯電話)、多機能端末
等を挙げることができる。個人情報の提供者は、端末装
置を介して、外部機関に提供を許可する個人情報を選択
する。即ち、個人情報の提供者は、個人情報管理装置に
登録してある自己の個人情報のうち、外部機関に提供し
てもよいと判断した情報のみを選択することができる。
外部機関は、個人情報の提供者により許可された情報を
個人情報管理装置から取得して、事務処理等に利用す
る。
【0014】これにより、各外部機関からそれぞれ個人
情報の入力を求められた場合でも、簡単に個人情報を送
信して入力することができる。しかも、各情報について
提供の可否を事前に決定してから個人情報を送信するた
め、不要又は不適切な情報まで外部機関に送信されるこ
とがない。
【0015】一方、本発明の別の観点に従えば、個人情
報管理装置は、登録されている個人情報のうち外部機関
が提供を求める項目に該当する情報を抽出して、端末装
置に送信するものであり、端末装置は、個人情報管理装
置により抽出された個人情報の中から外部機関に提供を
許可する情報を選択するように構成できる。
【0016】これにより、各個人は、外部機関が求める
情報の項目名だけでなく、各項目に該当する自分のデー
タを確認した上で、個人情報の提供可否を判断すること
ができる。従って、例えば、転居や転職、婚姻等によっ
て個人情報の内容に変更を生じた場合は、誤った内容の
情報が送信されるのを防止することができ、また、個人
情報管理装置に登録された情報の修正等を行うことがで
きる。
【0017】さらに、本発明の別の観点に従えば、外部
機関が提供を求める項目には予め要求レベルが設定され
ており、個人情報管理装置は、要求レベルに基づいて、
端末装置による情報選択の結果を評価し、評価結果が所
定の基準を上回る場合に、端末装置により選択された情
報を外部機関に提供するように構成される。
【0018】「要求レベル」とは、外部機関が提供を求
めている度合を示す情報であり、具体的には、例えば、
必須の項目か任意の項目か、あるいは、最重要、重要、
必要、任意等のように各項目毎に設定することができ
る。個人情報管理装置は、要求レベルに基づいて、端末
装置側での情報選択結果を評価する。例えば、個人情報
管理装置は、必須項目が漏れなく選択されているか否か
等を検査することにより、選択の結果が適切であるか否
か等を判断する。要求レベルの設定方法によって、評価
結果を判定するための基準は相違する。例えば、要求レ
ベルが必須/任意の2段階だけの場合は、端末装置側で
選択された項目に全ての必須項目が含まれているとき
に、「所定の基準を満たす」ことにすることができる。
【0019】あるいは、要求レベルが「重要」、「必
須」、「任意」や5段階評価等のように、より細かく設
定されている場合には、各レベル毎にポイントを設定し
ておき、選択された項目の合計得点に基づいて所定の基
準を満たすか否かを判定することもできる。この場合、
必須項目等の高レベルに設定された項目が選択されてい
ない場合には、マイナスのポイント(ペナルティ)を大
量に与えることで、より適切な評価を行うことができ
る。
【0020】本発明の別の観点に従えば、個人情報管理
装置として把握できる。個人情報管理装置は、端末装置
から入力される個人情報を登録するための第1の登録手
段と、外部機関から入力される提供要求情報を登録する
ための第2の登録手段と、登録されていている個人情報
のうち提供要求情報により提供が要求されている情報を
抽出して、端末装置に送信する情報抽出手段と、端末装
置により送信が許可された情報を、外部機関に送信する
情報提供手段とを備える。
【0021】また、本発明はコンピュータプログラムと
して把握することもできる。プログラムをコンピュータ
にインストールすることにより、個人情報管理装置を実
現することができる。また、プログラムは、例えば、フ
ロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、コン
パクトディスク、ディジタルオーディオディスク、メモ
リカード、メモリ等の各種の記録媒体に固定して配布等
することができるほか、ネットワークを介して送信する
こともできる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図12に基づき本発
明の実施の形態について詳述する。
【0023】まず、図1〜図5は本発明の第1の実施の
形態に係り、図1は、本発明による個人情報提供システ
ムの全体概要を示す説明図である。
【0024】「端末装置」としての携帯端末10は、例
えば、携帯可能なパーソナルコンピュータ、携帯情報端
末(PDA)、携帯電話等として構成される。携帯端末
10は、マイクロコンピュータシステムとして構成され
ており、メモリやCPU等のコンピュータ資源のほか、
表示部11及び入力部12を備えている。
【0025】なお、「端末装置」は、必ずしも携帯可能
である必要はない。家庭や職場に設置されたパーソナル
コンピュータ、店舗に設置された多機能情報端末等を
「端末装置」として用いることができる。しかし、後述
する通り、入力環境や表示環境に制限を受ける携帯端末
10を本システムに用いることにより、効果的に個人情
報を適切かつ容易に入力することができるようになる。
【0026】「外部機関」に該当するサービス提供者2
0としては、各種の商品やサービスを提供する企業を挙
げることができる。サービス提供者20は、そのサービ
スを提供するに際して、所定の個人情報の入力を求める
ようになっている。
【0027】「個人情報管理装置」としての個人情報管
理機関30は、多数の個人の個人情報を管理するもので
ある。個人情報管理機関30は、後述の通り、各人の明
示の許可に基づいて、サービス提供者20に個人情報の
全部又は一部を提供するようになっている。
【0028】店舗端末40は、例えば、サービス提供者
20が提供するサービスや商品等を販売する店舗等に設
置されるものであり、POS(販売時点管理システム)
端末として構成することができる。店舗端末40は、例
えば、バーコードリーダーのような入力装置41を備え
ており、入力装置41によってバーコードラベルBLに
印刷された要求コードを読み取ることができるようにな
っている。
【0029】そして、携帯端末10,サービス提供者2
0,個人情報管理機関30及び店舗端末40は、例え
ば、インターネットや専用回線、公衆電話回線網等の通
信ネットワークCNを介して相互通信可能に接続されて
いる。また、携帯端末10と店舗端末40とは、無線や
赤外線等を利用した局所通信により相互に通信可能とな
っている。
【0030】構成の詳細を説明する前に、システム全体
の処理の流れを説明する。まず、サービス提供者20
は、必要とする個人情報の各項目とその要求レベルを対
応付けて個人情報管理機関30に予め登録しておく(図
1中「A」)。例えば、サービス提供者20は、氏名
(必須)、住所(必須)、性別(任意)、年齢(任意)
等のように、各項目に要求レベルをそれぞれ設定して個
人情報管理機関30に登録する。なお、各項目のそれぞ
れに要求レベルを設定するのではなく、項目をグループ
分けし、グループ単位で要求レベルを設定することも可
能である。例えば、氏名や住所等の基本的な項目は基本
項目グループとしてまとめ、高い要求レベルを設定する
こともできる。
【0031】一方、各個人(情報提供者であり、典型的
には消費者であるため、以下、「消費者」と呼ぶ場合も
ある)は、携帯端末10を介して、自己の個人情報を予
め個人情報管理機関30に登録しておく(図1中
「B」)。暗号化通信等を用いることにより、安全な通
信環境下で個人情報の登録を行うようになっている。な
お、携帯端末10からネットワークCNを介して個人情
報管理機関30に個人情報の登録を行えるようにするこ
とで、各個人は簡単かつ迅速に個人情報を登録し修正す
ることができる。しかし、本発明はこれに限らず、例え
ば、ファクシミリ通信や郵便等の他の手段を用いて個人
情報を個人情報管理機関30に登録するようにしてもよ
い。最初の登録にはファクシミリ等の他の手段を用い、
後の修正には携帯端末10を用いることもできる。
【0032】個人情報管理機関30には、できるだけ多
くの項目で個人情報が登録されているのが好ましい。各
サービス毎に又はサービス提供者毎に必要とする個人情
報の内容が相違するため、より多くのサービス及びサー
ビス提供者に対応するためには、より詳細な個人情報を
個人情報管理機関30で管理することが好ましい。ここ
で、個人情報管理機関30に登録される個人情報は、例
えば、住所や氏名等の各個人をそれぞれ特定するために
必要な基本的情報と、取引決済に用いる取引用拡張情報
(クレジットカードに関する情報や銀行口座に関する情
報等)と、市場調査用の情報(性別、年齢、家族構成、
趣味等)に大別することができる。個人情報管理機関3
0は、少なくとも基本的情報を収集管理する必要があ
る。
【0033】さて、消費者が、サービス提供者20の提
供するサービス(例えば、百貨店の会員登録)を望む場
合、店舗端末40は、消費者の望むサービスに対応した
要求コードを入力装置41を介して読み取る。要求コー
ドは、サービス利用に際して必要となる個人情報の各項
目及び各項目に該当する具体的な内容の転送を個人情報
管理機関30に対して要求するための情報である。
【0034】要求コードを読み取った後、店舗端末40
は、携帯端末10に対して個人IDの送信を要求する
(図1中「C」)。個人IDの送信要求は電子的に行う
こともできるし、店員が消費者に口頭で伝達することに
よっても行うことができる。ここで、個人IDは、個人
情報の登録に際して個人情報管理機関30から設定され
る固有の識別情報であり、携帯端末10内に保持されて
いる。携帯端末10内の個人IDは、例えば、無線又は
有線によって店舗端末40に送信される。なお、後述の
ように、個人IDの保持方法には複数の変形例が存在す
る。
【0035】店舗端末40は、個人IDとサービスの要
求コードとを対応付けて、個人情報管理機関30に個人
情報の転送を要求する(図1中「D」)。これに応じ
て、個人情報管理機関30は、要求コードに対応付けら
れている個人情報の各項目について、個人IDで特定さ
れる個人情報の中から具体的なデータをそれぞれ抽出
し、携帯端末10に送信する(図1中「E」)。消費者
は、携帯端末10の表示部11に表示された個人情報を
確認し、送信を許可するか否か、即ち、個人情報管理機
関30からサービス提供者20に提供してもよいと判断
する項目を、入力部12を介して選択する(図1中
「F」)。消費者からの明示の選択を受けて、個人情報
管理機関30は、許可された個人情報をサービス提供者
20に送信する(図1中「G」)。サービス提供者20
は、消費者の個人情報に基づいて、会員登録やサービス
利用の申し込み等の事務処理を行う。
【0036】次に、図2は、個人情報提供システムの機
能構成を示す説明図である。まず、携帯端末10は、情
報入力部13,個人ID管理部14及び情報選択部15
を備えている。情報入力部13は、個人情報管理機関3
0に個人情報を入力(修正等も含む)するためのもので
ある。個人ID管理部14は、個人情報管理機関30か
ら通知された個人IDを管理するものである。情報選択
部15は、個人情報管理機関30から受信した個人情報
の各項目のうち提供を許可する項目を選択するためのも
のである。情報入力部13及び情報選択部15は、ウェ
ブブラウザ等のクライアントソフトウエアにモジュール
ソフトウエアをプラグインのような形態で設けることに
より実現することができる。あるいは、個人情報管理機
関30から携帯端末10に情報入力部13及び情報選択
部15を実現するためのソフトウエアを送信するように
してもよい。
【0037】サービス提供者20のコンピュータは、サ
ービス管理部21,顧客データベース22及び要求コー
ド発行部23を備えている。サービス管理部21は、会
員登録や会員割引、会員特典等の各種サービスの管理を
行うためのものである。顧客データベース22は、会員
(顧客)の情報を管理するためのものである。要求コー
ド発行部23は、ラベルBLに要求コードを印刷して発
行させるためのものである。なお、サービス管理部2
1,顧客データベース22及び要求コード発行部23
は、同一のコンピュータ上に形成されている必要はな
い。それぞれ異なる別のコンピュータ(ノード)に各構
成部分が分散していてもよい。
【0038】個人情報管理機関30は、個人情報登録部
31,個人情報管理部32,個人情報データベース3
3,必要情報登録部34,必要情報管理部35,必要情
報データベース36,情報抽出部37及び個人情報提供
部38を備えている。なお、前記同様に、各構成部分3
1〜38は、同一のコンピュータ上に設けられる必要は
なく、ネットワーク上の他のコンピュータに分散して配
置されてもよい。
【0039】個人情報登録部31は、携帯端末10から
入力された個人情報の登録を受け付けるためのものであ
る。個人情報登録部31は、予め各項目が設定された登
録フォームを携帯端末10に提供することができる。入
力された個人情報は、個人情報管理部32によって、個
人情報データベース33に記憶される。個人情報の登録
が完了すると、固有の個人IDが発行され、携帯端末1
0に送信される。
【0040】必要情報登録部34は、サービス提供者2
0がサービス提供に際して入力を求める個人情報の各項
目及び各項目の要求レベルについての登録を受け付ける
ためのものである。サービス提供者20から登録された
必要項目及び要求レベルの情報は、必要情報管理部35
を介して必要情報データベース36に記憶されるように
なっている。
【0041】情報抽出部37は、店舗端末40の取得要
求部42からの要求に応じて、要求されたサービスの利
用に必要な個人情報の各項目に該当するデータを個人情
報データベース33から、必要な個人情報の各項目に設
定されている要求レベルを必要情報データベース36か
ら、それぞれ読出すようになっている。そして、情報抽
出部37は、個人情報の各項目のデータ及び要求レベル
を対応付けて、携帯端末10に送信する。
【0042】個人情報提供部38は、携帯端末10の情
報選択部15によって選択された項目の個人情報を、サ
ービス提供者20に送信して提供するものである。個人
情報提供部38は、各項目の要求レベルを参照すること
により、高い要求レベルの設定された項目(例えば「必
須項目」)が全て消費者により許可されているか否かを
検査し、消費者による選択結果を評価する。この評価の
結果、提供しようとする個人情報の品質が所定の基準を
越えた場合に、個人情報提供部38は、サービス提供者
20に向けて個人情報を送信する。
【0043】店舗端末40は、要求コード入力部41,
取得要求部42及び個人ID取得部43を備えている。
要求コード入力部41は、入力装置41を介してラベル
BLに印刷された要求コードを読み取るものである。取
得要求部42は、要求コードが入力されると、この要求
コードに個人IDを対応付けて個人情報管理機関30に
送信し、サービス利用に必要な個人情報の項目、内容及
び要求レベル(必須項目か任意項目)の送信を依頼する
ものである。個人ID取得部43は、携帯端末10と交
信することにより、携帯端末10の個人ID管理部14
が管理している個人IDを取得し、この取得した個人I
Dを取得要求部42に入力させるものである。
【0044】次に、図3に基づいて、各データベース3
3,36の構成を説明する。なお、図3中に示す項目名
等は一例であって、本発明はこれに限定されない。
【0045】図3(a)は、個人情報データベース33
の構成を示す。個人情報データベース33は、例えば、
個人ID、氏名、住所、電話番号、電子メールアドレ
ス、生年月日、家族構成、職業、年収、血液型、取引銀
行口座、クレジットカード番号やクレジットカード有効
期限等の各種データを、各個人毎にそれぞれ対応付けて
管理する。
【0046】図3(b)は、必要情報データベース36
の構成を示す。必要情報データベース36は、各サービ
スにそれぞれ対応する複数のテーブル36A〜36Cを
備えている。例えば、テーブル36Aは、一般向けクレ
ジットカード会員(「カード会員(一般)」)の申し込
みサービスに用いられるものである。テーブル36B
は、優良顧客向けクレジットカード会員(「カード会員
(特別)」)の申し込みサービスに用いられるものであ
る。テーブル36Cは、一般向け現金会員の申し込みに
用いられるものである。各テーブル36A〜36Cに
は、要求コードと、サービス利用に必要な個人情報の各
項目(氏名、住所、電話番号、クレジットカード番号
等)と、各項目の要求レベル(必須か任意か)とがそれ
ぞれ対応付けられて記憶されている。
【0047】次に、図4は、携帯端末10の表示部11
に表示される個人情報選択画面(情報選択部15)の一
例を示す。
【0048】携帯端末10は、個人情報管理機関30の
情報抽出部37から、サービスの利用に必要な個人情報
の各項目と要求レベルとを受信すると、表示部11に図
4に示すような表示をさせる。図4に示すように、表示
部11には、サービスの利用に必要な各項目の情報と、
要求レベル(◎が必須、○が任意)と、選択部(チェッ
クボックス)とが表示される。
【0049】ここで、注意すべきは、サービス利用に必
要な個人情報の項目名のみならず、その項目に該当する
具体的なデータも合わせて表示される点である。これに
よって、消費者は、自己の登録内容を合わせて確認する
ことができ、内容に変更がある場合には、個人情報管理
機関30の登録内容を修正することもできる。消費者
は、各項目の選択部を個別に選択することにより、サー
ビス提供者20に送信を許可する個人情報を各項目毎に
明示的に選択することができる。なお、情報選択の方法
は、図示の例に限定されない。例えば、音声入力等の他
の手段によって、許可すべき項目を選択することもでき
る。
【0050】また、必須項目の全てを一括して選択する
「必須全選択ボタン」や、必須項目及び任意項目の全て
を選択する「全選択ボタン」を設けることで、使い勝手
はさらに向上する。このような選択操作の支援ボタン
は、少なくとも二種類の方法で実現することができる。
一つの方法は、画面上に、必須全選択チェックボックス
や全選択チェックボックスを設け、これらのチェックボ
ックスをチェックすることにより、複数の項目を一括し
て選択できるようにするものである。他の一つの方法
は、情報選択モード下において、入力部12の所定のボ
タンを必須全選択ボタン等として割り付けるものであ
る。
【0051】次に、図5に基づいて本システムの処理の
流れのうち、登録済みの個人情報を選択して提供する部
分の処理を説明する。なお、図中では、ステップを
「S」と略記する。
【0052】店舗端末40側でラベルBLから要求コー
ドを読み取ると(S1)、携帯端末10から個人IDが
取得され(S2)、これにより、店舗端末40から個人
情報管理機関30に対して個人情報の転送が要求される
(S3)。この転送の要求(取得要求)は、要求コード
と個人IDを対応付けた情報を送信することにより行わ
れる。
【0053】個人情報管理機関30は、サービスの利用
に必要な個人情報の取得要求を受信すると(S4)、個
人情報データベース33及び必要情報データベース36
を参照することにより、サービス利用に必要な個人情報
の項目名、具体的なデータ及び要求レベルを読出し、こ
れらを対応付けて、個人IDで特定される携帯端末10
に送信する(S5)。携帯端末10は、個人情報管理機
関30からの情報を受信すると(S6)、図4と共に上
述したような個人情報選択画面を表示部11に表示させ
る。消費者は、入力部12を介して、一覧表示された各
項目データの中からサービス提供者20に提供を許可す
る個人情報を選択し、個人情報管理機関30に返信する
(S7)。
【0054】個人情報管理機関30は、携帯端末10か
ら返信された情報に基づいて、消費者により選択された
情報の評価を行う。典型的には、例えば、必須項目とし
て指定されている全ての項目について消費者の許可が得
られているか否かを検査する(S8)。必須項目のいず
れか一つでも消費者による許可が得られていない場合
(選択されていない場合)は、エラー処理を行う(S
9)。エラー処理では、例えば、必須項目の選択漏れに
よりサービスの利用を受けることができない旨のメッセ
ージを携帯端末10に送信する。必須項目の全てに許可
が得られている場合は、サービス提供者20に個人情報
を送信する(S10)。
【0055】サービス提供者20は、個人情報を受信す
ると(S11)、会員登録処理等のサービスに応じた処
理を行う(S12)。
【0056】なお、個人情報管理機関30からサービス
提供者20への個人情報の提供方法には、種々のものを
採用することができる。例えば、個人情報の提供は、各
消費者についてそれぞれ一回に限るように構成すること
ができる。あるいは、所定期間内であれば、複数回個人
情報を参照可能なように構成することもできる。また、
個人情報に変更が生じた場合には、変更されたデータを
改めて提供するように構成することもできる。個人情報
を複数回参照可能とする構成や個人情報の変更点を自動
通知する構成を採用する場合は、予め各消費者に了解を
得ておくことが望ましい。
【0057】このように構成される本実施の形態によれ
ば、各消費者は、予め個人情報管理機関30に個人情報
を登録しておくだけで、種々のサービス利用時に個人情
報の入力が求められた場合でも、一々、個人情報を入力
する手間を省くことができ、簡単な操作で個人情報を入
力させることができる。
【0058】また、個人情報管理機関30に予め登録さ
れたデータを用いるため、サービス提供者20(個人情
報の利用者)にとっては、表記法が統一された正確な個
人情報を電子データとして迅速に入手することができ、
その後の処理を円滑に行うことができる。
【0059】また、予め明示の許可を受けた個人情報の
みをサービス提供者20に提供するため、不要な個人情
報まで提供されるのを防止することができ、個人情報の
提供者の信頼感が高まる。
【0060】次に、図6に基づいて、本発明の第2の実
施の形態を説明する。なお、以下の説明では上述した構
成要素と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明
を省略する。本実施の形態は、個人IDの保持方法、管
理方法の変形例を例示したものである。
【0061】図6(a)に示すように、携帯端末10内
のメモリに個人IDを記憶させておくことができる。ま
た、図6(b)に示すように、携帯端末10に着脱可能
なICカード(PCカードまたはメモリカードでもよ
い)50内に個人IDを記憶させておくこともできる。
この場合、携帯端末10は、自己に装着されたICカー
ド50から個人IDを読み出して、店舗端末40等に送
信する。図6(c)に示すように、携帯端末10とは別
個独立に形成されたICカード51内に個人IDを記憶
させておくこともできる。そして、ICカード51に、
例えば、誘導電磁波を電力源とする近距離交信機能を備
えさせておくことで、ICカード51内に保持された個
人IDを携帯端末10や店舗端末40に送信できる。な
お、無線による近距離通信に限らず、赤外線等を用いた
光通信を採用してもよい。または、ICカード51に外
部交信用のI/Fを設け、接触式で交信可能に構成する
こともできる。さらに、図6(b)中のICカード50
は、必ずしもICカードである必要はなく、例えば、制
御基板に着脱可能なメモリチップ等として構成すること
もできる。
【0062】次に、図7は、本発明の第3の実施の形態
を示す構成説明図である。本実施の形態の特徴は、携帯
端末10に要求コード入力機能及び個人情報の取得要求
発行機能を内蔵させた点にある。
【0063】本実施の形態に係る携帯端末10Aは、情
報入力部13,個人ID管理部14,情報選択部15に
加えて、取得要求部16及び要求コード入力部17も備
えている。要求コード入力部17は、上述した要求コー
ド入力部41と同様に、ラベルBL等に印刷された要求
コードを読み取って、取得要求部16に入力するための
ものである。例えば、携帯端末10Aに設けられた撮像
部(図示せず)を利用することにより、ラベルBLに印
刷された要求コードを光学的に読み取ることができる。
【0064】なお、これに限らず、例えば、サービス提
供者20からの電子メール中に英数字の組合せからなる
要求コードを含めておき、この要求コードを要求コード
入力部17により入力する構成にしてもよい(ユーザが
要求コードを入力部12から手動入力)。あるいは、例
えば、ラベルBLを電子的又は磁気的な記録媒体として
構成し、このラベルBLに要求コードを電子的又は磁気
的に記録しておき、要求コード入力部17が要求コード
を電子的又は磁気的に読み取るように構成してもよい。
【0065】取得要求部16は、上述した取得要求部4
2と同様に、要求コードが入力されると、この要求コー
ドに個人IDを対応付けてなる個人情報の取得要求情報
を生成し、個人情報管理機関30に送信するものであ
る。
【0066】このように、要求コード入力部17及び取
得要求部16を携帯端末10A内に設けることにより、
システム全体の構成を簡素化することができる。
【0067】次に、図8及び図9に基づいて、本発明の
第4の実施の形態を説明する。図8は、システム全体の
説明図であって、本実施の形態の特徴は、新規顧客等の
紹介システムに適用した点にある。
【0068】本システムでは、サービス提供者20の既
存顧客リストに基づいて、既存顧客の携帯端末10
(1)に知人紹介の案内を送信し、紹介された知人の携
帯端末10(2)と個人情報管理機関30との間で、第
1の実施の形態で述べたと同様の処理を行うようになっ
ている。
【0069】図8及び図9を参照して、処理の流れを説
明する。新規顧客の拡大を目指すサービス提供者20
は、事前に、既存顧客のリストと新規顧客に求める個人
情報の各項目及び要求レベルを、個人情報管理機関30
に登録しておく(図8中「A」、図9中「S21」)。
個人情報管理機関30は、この紹介による情報収集とい
う行為について要求コードを設定し、サービス提供者2
0に返信する(図9中「S22」)。一方、新規顧客
(新規見込み客)の個人情報は、予め個人情報登録機関
30に登録されているものとする(図8中「B」)。
【0070】個人情報管理機関30は、既存顧客の携帯
端末10(1)に新規顧客の紹介を依頼する(図8中
「C」、図9中「S23」)。ここで、既存顧客への紹
介依頼は、複数のチャネルを用いて行うことができる。
チャネルとしては、例えば、電子メール、ボイスメール
(音声データを有する電子メール)、電話、ファクシミ
リ、郵便等を挙げることができる。一つ又は複数のチャ
ネルを用いて、既存顧客に紹介を依頼することができ
る。
【0071】紹介依頼を受けた既存顧客は、知人や友人
等の新規顧客となりそうな人物を特定するための情報を
個人情報管理機関30に送信する(図8中「D」、図9
中「S24」)。個人情報管理機関30は、個人情報デ
ータベース33を参照等し、紹介された人物の携帯端末
10(2)に対して、所定の情報を送信する(図8中
「E」、図9中「S25」)。この所定の情報には、例
えば、紹介者の氏名、個人情報の提供を求める者の名称
及びその理由、必要としている個人情報の各項目名と各
項目の現在値、各項目の要求レベルが含まれている。
【0072】新規顧客は、個人情報管理機関30から受
信した個人情報のうち提供を許可する項目を選択して、
個人情報管理機関30に返信する(図8中「F」、図9
中「S26」)。個人情報管理機関30は、新規顧客に
より明示的に選択された個人情報の項目をチェックした
後に、この個人情報をサービス提供者20(情報収集
者)に送信する(図8中「G」、図9中「S27」)。
【0073】このように構成される本実施の形態によれ
ば、紹介者と被紹介者の関係を確認した上で新たな個人
情報の収集を行うため、紹介の謝礼目当てに無関係な人
物を紹介される等の事態を防止することができ、収集す
る情報の質を高めることができる。
【0074】次に、図10及び図11に基づき、本発明
の第5の実施の形態を説明する。本実施の形態の特徴
は、懸賞応募システムに適用した点にある。
【0075】図10は、本実施の形態に係るシステムの
構成説明図である。サービス提供者20Aは、例えば、
商品の拡販等を目的として懸賞を主催する者である。サ
ービス提供者20Aのコンピュータには、要求コード発
生部23,懸賞管理部24,懸賞管理データベース25
及び通知部26が設けられている。
【0076】懸賞管理部24は、懸賞の当選落選の判
定、懸賞応募者の管理等の全体を管理するものである。
懸賞管理データベース25には、図11と共に後述する
ように、懸賞の応募に必要となるパスワード等が記憶さ
れている。通知部26は、懸賞応募者への当選又は落選
通知、あるいは、不正な応募に対する警告等を行うため
のものである。要求コード発行部23により発行された
要求コード付きラベルBL1は、サービス提供者20A
の販売する商品等に添付される。なお、正確には、図1
1と共に後述するように、要求コード発行部23は、要
求コードを含んだ応募コードを発行するようになってい
る。
【0077】商品を購入した消費者は、懸賞に応募する
権利を有する。消費者は、携帯端末10Aの要求コード
入力部17を介してラベルBL1に記載された要求コー
ド(応募コード)を読み取らせる。これにより、取得要
求部16は、要求コードに個人IDを対応付けた情報を
個人情報管理機関30に送信し、応募に必要な個人情報
の各項目及び現在値(登録されているデータ)、各項目
に設定されている要求レベルの転送を要求する。個人情
報管理機関30から所定の情報を受信すると、消費者
は、各項目毎に提供の可否をそれぞれ選択し、選択の結
果を個人情報管理機関30に返信する。この個人情報管
理機関30に対する返信が懸賞への応募情報となる。応
募情報には、個人ID、懸賞用パスワード、応募に際し
て求められている個人情報、希望する賞品等の情報が含
められている。
【0078】そして、個人情報管理機関30は、応募情
報を受信すると、必要な個人情報が漏れなく選択されて
いるか否か等を検査し、サービス提供者20Aに応募情
報を転送する。サービス提供者20Aは、応募情報を受
信すると、応募の適否等を検査し、当選通知等を行うと
共に、賞品の発送を手配する。
【0079】次に、図11は、懸賞管理データベース2
5及び応募情報の一例等を示す説明図である。
【0080】図11(a)は、懸賞管理データベース2
5の初期状態を示す。懸賞管理データベース25は、ラ
ベルBL1に対応する連続番号、懸賞用のランダムパス
ワード、応募されたか否かの状態を示す状態フラグ及び
応募者を特定するための応募者IDとを対応付けて管理
している。
【0081】図11(b)は、ラベルBL1に印刷され
る応募コードの生成方法の概略を示すものである。個人
情報管理機関30により設定された懸賞用の要求コード
と連続番号及びランダムパスワードに基づいて、他のコ
ードとは重複しないユニークな応募コードが各連続番号
毎にそれぞれ生成される。この応募コードはバーコード
化されてラベルBL1が生成される。ラベルBL1は商
品に添付されて市場に置かれる。商品を購入した消費者
は、ラベルBL1に印刷された応募コードを携帯端末1
0Aで読取り、上述のような処理、操作を経て応募す
る。図11(c)に示すように、応募された商品の状態
フラグには「応募済み」の情報がセットされ、また、応
募者IDの欄には応募者の個人IDがセットされる。
【0082】このように、個人情報提供システムを懸賞
応募システムに適用することにより、従来のような応募
シールといった物理的媒体を用いずに、応募コードとい
う電子媒体で懸賞応募システムを構築することができ
る。そして、ラベルの発行から応募、当選の可否、応募
者の特定等の一連の処理を滑らかに、かつ正確に行うこ
とができる。
【0083】次に、図12に基づいて、本発明の第6の
実施の形態を説明する。本実施の形態の特徴は、販売時
点管理システム(POS)と連動させた懸賞応募システ
ムに適用した点にある。
【0084】図12は、本実施の形態に係る懸賞応募シ
ステムの懸賞管理処理を示すフローチャートである。
【0085】まず、POSから販売済み商品の情報を取
得し(S31)、販売済み商品に係る販売フラグを「販
売済み」の情報にセットする(S32)。販売フラグ
は、懸賞管理データベースに追加された新たな項目であ
り、懸賞に係る商品が既に販売されたか否かを判定する
ためのものである。そして、携帯端末10等を利用した
電子的な応募がなさると(S33:YES)、応募に係る商品
について、状態フラグ及び販売フラグがそれぞれ検査さ
れる(S34,S35)。
【0086】既に状態フラグが「応募済み」になってい
る商品について再度の応募がされた場合(S34:YES)
や、まだ販売されていない商品について応募がされた場
合(S35:NO)には、例えば、ラベルBL1の再使用や万
引き等による不適正な応募であると推定できるため、エ
ラー処理が行われる(S37)。販売済みの商品につい
ての初めての応募である場合は(S34:NO、S35:YES)、
状態フラグが「応募済み」にセットされる(S36)。
以下の処理は発明の要旨ではないので割愛するが、応募
者の抽選等が行われ、当選通知や賞品の発送手続等の処
理がなされる。
【0087】このように構成される本実施の形態では、
POSと連動して懸賞管理を行うため、より適正な懸賞
管理を行うことができる。
【0088】なお、本発明は、上述した各実施の形態に
限定されない。当業者であれば、前記各実施の形態に構
成要素を追加したり、削除したり、変更等したりして種
々の変形を行うことができる。
【0089】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る個人情
報提供システム及び個人情報管理装置によれば、個人情
報の入力を求められる度に手動で情報を入力する手間を
省くことができ、必要な情報を適切に提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る個人情報提供
システムの全体概要を示す説明図である。
【図2】個人情報提供システムの機能構成を示す説明図
である。
【図3】データベースの構成例を示す説明図である。
【図4】送信を許可する個人情報を項目単位で選択する
情報選択画面の一例を示す説明図である。
【図5】個人情報提供システムの全体の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の第2の実施の形態にかかり、個人ID
の保持方法についての変形例を模式的に示す説明図であ
る。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る個人情報提供
システムの機能構成を示す説明図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係り、個人情報提
供システムを知人紹介システムに適用した場合の全体概
要を示す説明図である。
【図9】全体の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第5の実施の形態に係り、個人情報
提供システムを懸賞応募システムに適用した場合の機能
構成を示す説明図である。
【図11】懸賞管理データベースと応募コードの関係を
示す説明図である。
【図12】本発明の第6の実施の形態に係り、個人情報
提供システムを販売時点管理システムと連動する懸賞応
募システムに適用した場合の動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
10 携帯端末 11 表示部 12 入力部 13 情報入力部 14 個人ID管理部 15 情報選択部 16 取得要求部 17 要求コード入力部 20 サービス提供者 21 サービス管理部 22 顧客データベース 23 要求コード発行部 24 懸賞管理部 25 懸賞管理データベース 26 通知部 30 個人情報管理機関 31 個人情報登録部 32 個人情報管理部 33 個人情報データベース 34 必要情報登録部 35 必要情報管理部 36 必要情報データベース 37 情報抽出部 38 個人情報提供部 40 店舗端末 41 入力装置 42 取得要求部 43 個人ID取得部 50 ICカード 51 ICカード BL ラベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/30 110 G06F 17/30 110F 120 120B 170 170Z H04Q 7/38 H04B 7/26 109S 109M (72)発明者 奈須 善幸 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 (72)発明者 服部 昇 東京都江東区豊洲三丁目3番3号 株式会 社エヌ・ティ・ティ・データ内 Fターム(参考) 5B075 KK07 KK43 KK63 ND20 PP05 PQ05 UU08 5K067 AA21 AA34 BB04 BB21 DD17 EE02 EE12 HH22

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め登録された個人情報を管理し、該個
    人情報を外部機関に提供するための個人情報管理装置
    と、 前記個人情報管理装置に管理されている個人情報のうち
    前記外部機関に提供を許可する情報を選択する端末装置
    とを備え、 前記個人情報管理装置は、前記端末装置により選択され
    た情報を前記外部機関に提供する個人情報提供システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記個人情報管理装置は、前記登録され
    ている個人情報のうち前記外部機関が提供を求める項目
    に該当する情報を抽出して、前記端末装置に送信するも
    のであり、 前記端末装置は、前記個人情報管理装置により抽出され
    た個人情報の中から前記外部機関に提供を許可する情報
    を選択するものである、請求項1に記載の個人情報提供
    システム。
  3. 【請求項3】 前記外部機関が提供を求める項目には予
    め要求レベルが設定されており、 前記個人情報管理装置は、前記要求レベルに基づいて、
    前記端末装置による情報選択の結果を評価し、評価結果
    が所定の基準を上回る場合に、前記端末装置により選択
    された情報を前記外部機関に提供するものである、請求
    項2に記載の個人情報提供システム。
  4. 【請求項4】 端末装置から入力される個人情報を登録
    するための第1の登録手段と、 外部機関から入力される提供要求情報を登録するための
    第2の登録手段と、 前記登録されている個人情報のうち前記提供要求情報に
    より提供が要求されている情報を抽出して、前記端末装
    置に送信する情報抽出手段と、 前記端末装置により送信が許可された情報を、前記外部
    機関に送信する情報提供手段と、を備えた個人情報管理
    装置。
  5. 【請求項5】 端末装置から入力される個人情報を第1
    の記憶手段に登録させる機能と、 外部機関から入力される提供要求情報を第2の記憶手段
    に登録させる機能と、 情報取得要求に応じて、前記第1の記憶手段に登録され
    ている個人情報のうち前記第2の記憶手段に登録されて
    いる提供要求情報により提供が要求されている情報を抽
    出させる機能と、 前記抽出された情報を前記端末装置に送信させる機能
    と、 前記端末装置により送信が許可された情報を前記外部機
    関に送信させる機能とを、コンピュータ上に実現するた
    めのプログラム。
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