JP2007188262A - 個人情報収集装置、個人情報提供システムおよび個人情報提供方法 - Google Patents

個人情報収集装置、個人情報提供システムおよび個人情報提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】個人情報の加工が不十分となり、ユーザの意図に反して個人情報が提供される可能性があるという問題点と収集される個人情報の信頼度が高くないという問題点のほかに、個人情報を収集したい企業が、必要とするレベルの個人情報を必ずしも容易に収集することができないという問題点とを課題とする。
【解決手段】個人情報を記憶する個人情報管理装置11と、個人情報収集を行う店舗A12内の個人情報収集装置13とがネットワーク(公衆電話網やインターネットなどによって形成される通信網)を介して相互に通信可能に接続して構成される。また、個人情報収集装置13と携帯端末14とは、無線通信(赤外線通信やBlueToothなど非接触型通信)にて接続されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、個人情報収集装置、個人情報提供システムおよび個人情報提供方法
に関する。
従来より、企業にとっては、販売促進や商品開発を目的とした購買層の分析、消費者ニーズの調査をするために、顧客の個人情報収集が必要であり、その収集方法には、アンケートによる個人の自己申告やPOSシステムを利用した企業側の主観による判断などがある。ところが、これらの方法は、個人情報の虚偽が容易であったり、判断者の偏見が生じる可能性があるため、収集した個人情報の信頼度はそれほど高いものではない。
一方、携帯電話事業者などは、契約の際、虚偽の申告を防止するために、契約者に対して公的に保証された証明書(例えば、運転免許証など)の提示を義務付けることで、信頼度の高い個人情報を取得している。そして、販売促進や商品開発を目的として個人情報収集を必要とする企業は、上記した信頼度の高い個人情報を取得することを切望しているが、信頼度の高い個人情報を保有する企業は、プライバシー保護のため、そのままのデータ形式で外部に提供することはできない。そこで、個人を特定できないデータ形式に個人情報を加工する様々な技術が開示されている。
例えば、特許文献1(特開2005−165737)では、用途や要求に応じて、あらかじめ用意した複数の保護スキーマを使用して、個人を特定できないデータ形式に個人情報を加工する技術が開示されている。
また、特許文献2(特開2003−288526)では、個人情報を提供するユーザが、提供する情報を指定し(例えば、名前は不可、住所は不可、年齢は可など)、また、個人情報を取得したい企業が必要とする情報を指定して(例えば、名前は不要、住所は必要、年齢は必要など)、双方の指定状況を比較して、一致したもののみを提供する(この例では、年齢のみ提供される)技術が開示されている。
特開2005−165737号公報 特開2003−288526号公報
しかしながら、特許文献1では、個人情報を保有している企業が選択した保護スキーマで個人情報を加工するので、保護スキーマの選択によっては個人情報の加工が不十分となり、ユーザの意図に反して個人情報が提供される可能性があるという問題点があった。
また、特許文献2では、ユーザにより個人情報が登録されるので、虚偽が容易であり、収集される個人情報の信頼度が高くないという問題点のほかに、情報の指定が固定的であり、ユーザが個人情報を収集する企業に応じて、提供する情報のレベルを変更することが容易でなく、また、双方の指定状況が一致した情報のみが提供されるので、個人情報を収集したい企業が、必要とするレベルの個人情報を必ずしも容易に収集することができないという問題点があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、個人情報を収集する側の企業等は、公的に保証された信頼度の高い個人情報を取得することが可能であるとともに、必要とするレベルの個人情報を容易に収集することが可能であり、個人情報を所有する個人は、提供する個人情報のレベルを容易に変更することが可能であるとともに、自己の意に反して個人情報が提供される事態を回避することが可能な個人情報収集装置、個人情報提供システムおよび個人情報提供方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、利用者が所有する通信端末装置と、前記利用者の個人情報を管理する個人情報管理装置とに接続され、前記個人情報管理装置から前記利用者の個人情報を収集する個人情報収集装置であって、前記利用者の個人情報について公開を許可するレベルを示す公開レベルを当該利用者の設定に応じて記憶する前記通信端末装置に対して、前記個人情報の公開を許可すべき旨の公開許可要求を送信し、当該前記通信端末装置から前記公開レベルを受信する公開許可要求手段と、前記利用者の個人情報について公開を要求するレベルを示す公開レベルであって予め記憶された公開レベルが前記通信端末装置から受信した公開レベルを満たす場合には、前記通信端末装置に対応付けて取得された個人情報を記憶する前記個人情報管理装置に対して、前記予め記憶された公開レベルを送信し、当該個人情報管理装置から当該公開レベルに応じて編集された個人情報を受信する個人情報受信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記公開許可要求手段は、さらに、前記予め記憶された公開レベルが前記通信端末装置から受信した公開レベルを満たさない場合には、前記予め記憶された公開レベルを前記通信端末装置に送信し、前記公開レベルによる公開の許可を要求することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、前記個人情報受信手段は、さらに、前記予め記憶された公開レベルが前記通信端末装置から受信した公開レベルを満たさない場合には、当該通信端末装置から受信した公開レベルを前記個人情報管理装置に送信し、当該公開レベルに応じた個人情報を当該個人情報管理装置から受信することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、利用者が所有する通信端末装置と、前記利用者の個人情報を管理する個人情報管理装置と、前記個人情報管理装置から前記利用者の個人情報を収集する個人情報収集装置とから構成される個人情報提供システムであって、前記通信端末装置は、前記利用者の個人情報について公開を許可するレベルを示す公開レベルを、当該利用者の設定に応じて記憶する公開レベル記憶手段と、前記個人情報収集装置から前記個人情報の公開を許可すべき旨の公開許可要求を受信した場合に、前記公開レベル記憶手段に記憶された公開レベルを前記個人情報収集装置に返信する公開レベル返信手段と、前記個人情報収集装置は、前記通信端末装置に前記公開許可要求を送信し、当該前記通信端末装置から前記公開レベルを受信する公開許可要求手段と、前記利用者の個人情報について公開を要求するレベルを示す公開レベルであって予め記憶された公開レベルが前記通信端末装置から受信した公開レベルを満たす場合には、前記予め記憶された公開レベルを前記個人情報管理装置に送信し、当該公開レベルに応じた個人情報を当該個人情報管理装置から受信する個人情報受信手段と、前記個人情報管理装置は、前記利用者の個人情報であって、前記通信端末装置に対応付けて取得された個人情報を記憶する個人情報記憶手段と、前記個人情報収集装置から公開レベルを受信した場合に、前記個人情報記憶手段に記憶された個人情報を前記公開レベルに応じて編集して前記個人情報収集装置に送信する個人情報送信手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、利用者が所有する通信端末装置と、前記利用者の個人情報を管理する個人情報管理装置と、前記個人情報管理装置から前記利用者の個人情報を収集する個人情報収集装置とから構成される個人情報提供方法であって、前記通信端末装置は、前記利用者の個人情報について公開を許可するレベルを示す公開レベルを、当該利用者の設定に応じて記憶する公開レベル記憶工程と、前記個人情報収集装置から前記個人情報の公開を許可すべき旨の公開許可要求を受信した場合に、前記公開レベル記憶手段に記憶された公開レベルを前記個人情報収集装置に返信する公開レベル返信工程と、前記個人情報収集装置は、前記通信端末装置に前記公開許可要求を送信し、当該前記通信端末装置から前記公開レベルを受信する公開許可要求工程と、前記利用者の個人情報について公開を要求するレベルを示す公開レベルであって予め記憶された公開レベルが前記通信端末装置から受信した公開レベルを満たす場合には、前記予め記憶された公開レベルを前記個人情報管理装置に送信し、当該公開レベルに応じた個人情報を当該個人情報管理装置から受信する個人情報受信工程と、前記個人情報管理装置は、前記利用者の個人情報であって、前記通信端末装置に対応付けて取得された個人情報を記憶する個人情報記憶工程と、前記個人情報収集装置から公開レベルを受信した場合に、前記個人情報記憶手段に記憶された個人情報を前記公開レベルに応じて編集して前記個人情報収集装置に送信する個人情報送信工程と、を含んだことを特徴とする。
請求項1、4または5の発明によれば、通信端末装置は、利用者の個人情報について公開を許可するレベルを示す公開レベルを、当該利用者の設定に応じて記憶し、個人情報収集装置から個人情報の公開を許可すべき旨の公開許可要求を受信した場合に、記憶された公開レベルを個人情報収集装置に返信し、個人情報収集装置は、通信端末装置に公開許可要求を送信し、当該通信端末装置から公開レベルを受信し、利用者の個人情報について公開を要求するレベルを示す公開レベルであって予め記憶された公開レベルが通信端末装置から受信した公開レベルを満たす場合には、予め記憶された公開レベルを個人情報管理装置に送信し、当該公開レベルに応じた個人情報を当該個人情報管理装置から受信し、個人情報管理装置は、利用者の個人情報であって、通信端末装置に対応付けて取得された個人情報を記憶し、個人情報収集装置から公開レベルを受信した場合に、記憶された個人情報を公開レベルに応じて編集して個人情報収集装置に送信するので、個人情報を収集する側の企業等は、公的に保証された信頼度の高い個人情報を取得することが可能であるとともに、必要とするレベルの個人情報を容易に収集することが可能であり、個人情報を所有する個人は、提供する個人情報のレベルを容易に変更することが可能であるとともに、自己の意に反して個人情報が提供される事態を回避することが可能である。
また、請求項2の発明によれば、さらに、予め記憶された公開レベルが通信端末装置から受信した公開レベルを満たさない場合には、予め記憶された公開レベルを通信端末装置に送信し、当該公開レベルによる公開の許可を要求するので、個人情報を収集する企業等は、公開レベルが異なる場合でも、必要な情報をより容易に収集することが可能である。
また、請求項3の発明によれば、さらに、予め記憶された公開レベルが通信端末装置から受信した公開レベルを満たさない場合には、当該通信端末装置から受信した公開レベルを個人情報管理装置に送信し、当該公開レベルに応じた個人情報を当該個人情報管理装置から受信するので、個人情報を収集する企業等は、公開レベルが異なる場合でも、必要な最低限の情報をより容易に収集することが可能である。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る個人情報提供システムの実施例(実施例1〜2)を詳細に説明する。
以下の実施例1では、本発明に係る個人情報提供システムの概要および特徴、個人情報提供システムの構成および処理の流れ、実施例1による効果等を順に説明する。
[個人情報提供システムの概要および特徴(実施例1)]
まず最初に、図1を用いて、本実施例に係る個人情報提供システムの概要および特徴を説明する。図1は、本実施例に係る個人情報提供システムの全体構成を表すシステム構成図である。
本実施例に係る個人情報提供システムは、図1に示すように、個人情報を記憶する個人情報管理装置11と、個人情報収集を行う店舗A12内の個人情報収集装置13とがネットワーク(公衆電話網やインターネットなどによって形成される通信網)を介して相互に通信可能に接続して構成される。また、個人情報収集装置13と携帯端末14とは、無線通信(赤外線通信やBlueToothなど非接触型通信)にて接続されている。なお、携帯端末14は、特許請求の範囲に記載の「通信端末装置」に対応する。
このような構成を有する個人情報提供システムは、個人情報管理装置11が管理する個人情報を個人を特定しない情報に編集して個人情報収集装置13にて収集することを概要とするものであり、個人情報を収集する側の企業等は、公的に保証された信頼度の高い個人情報を取得することが可能であるとともに、必要とするレベルの個人情報を容易に収集することが可能である点と、個人情報を所有する個人は、提供する個人情報のレベルを容易に変更することが可能であるとともに、自己の意に反して個人情報が提供される事態を回避することが可能な点とに主たる特徴がある。
図1を用いてこの主たる特徴を具体的に説明する。ここで、個人情報管理装置11に記憶されている個人情報は、携帯端末14の利用者契約情報であり、公的に保証された信頼度の高い個人情報である(図4参照)。また、個人情報収集装置13は、予め公開レベル1を記憶し、携帯端末14は、公開レベル1が利用者により設定されている。ここで、個人情報収集装置13が記憶する公開レベル1とは、収集を希望する個人情報ついて公開を許可するレベルを示すものであり、例えば、公開レベル1の場合、図5に示したように、「ID:不可、電話番号:不可、氏名:不可、住所:都道府県、生年月日:10歳単位、職業:不可」に基づいて個人情報が編集される。また、携帯端末14が記憶する公開レベル1とは、携帯端末14の利用者が提供する個人情報ついて公開を許可するレベルを示すものであり、店舗に入る度ごとなど、設定画面(図8参照)を用いて容易に変更可能である。
そして、携帯端末14が、店舗A12内の個人情報収集装置13と通信可能な範囲に存在する場合、個人情報収集装置13は、携帯端末14に対して公開許可要求を送信する(図1の(1))。そして、携帯端末14は、送信された個人情報の公開許可要求を受信し、送信元である個人情報収集装置13に図6に示した公開許可応答(例えば、YES・公開レベル1)を返信する(図1の(2))。
次に、公開許可要求を受信した個人情報収集装置13は、予め記憶された公開レベルが携帯端末14から受信した公開レベルを満たす場合には、ネットワーク10を介して個人情報管理装置11に公開レベルを含む個人情報編集要求を送信する(図1の(3))。ここで、本実施例では、個人情報収集装置13は公開レベル1を記憶しており、携帯端末14は公開レベル1を記憶しているので、個人情報収集装置13が公開を要求する公開レベルは、携帯端末14から受信した公開レベルを満たしている。
そして、個人情報編集要求を受信した個人情報管理装置11は、受信した個人情報編集要求に含まれた電話番号に対応付けて記憶される個人情報を、受信した個人情報編集要求に含まれた公開レベル1に応じて個人が特定できない情報に編集して(図1の(4))、個人情報収集装置13に提供する(図1の(5))。例えば、公開レベル1の場合は、図4に示したIDが1である「特許太郎」の個人情報「ID:1、電話番号:9011110001、氏名:特許太郎、住所:東京都千代田区霞ヶ関1−1−1、生年月日:1933.02.15、職業:無職」は、「東京都、70代」と編集されて提供される(図9参照)。
したがって、本実施例に係る個人情報提供システムにおける個人情報収集装置13は、公的に保証された信頼度の高い個人情報を取得することが可能であるとともに、必要とするレベルの個人情報を容易に収集することが可能であり、個人情報を所有する個人(携帯端末14を所持する個人)は、提供する個人情報のレベルを容易に変更することが可能であるとともに、自己の意に反して個人情報が提供される事態を回避することが可能である。
[個人情報提供システムの構成(実施例1)]
次に、図2、図4〜図9を用いて、個人情報提供システムの構成を説明する。図2は、本実施例に係る個人情報提供システムの構成を示すブロック図である。図4は、個人情報データの例を示した図であり、図5は、個人情報編集用定義ファイルの例を示した図であり、図6は、携帯端末の公開レベル設定情報の例を示した図であり、図7は、個人情報収集装置の公開レベル設定情報の例を示した図であり、図8は、携帯端末の公開レベルを設置する画面の例を示した図であり、図9は、公開レベルに応じて編集した個人情報データの例を示した図である。図2に示すように、この個人情報提供システム20は、携帯端末14と、個人情報収集装置13と、個人情報管理装置11とから構成される。
このうち、携帯端末14は、本発明に密接に関連するものとして、通信部14aと、公開レベル記憶部14bと、公開レベル返信部14cとから構成される。通信部14aは、無線通信を行う手段であり、具体的には、BlueToothや赤外線機能を有しており、個人情報収集装置13と無線通信を行う。
また、公開レベル記憶部14bは、公開レベルを記憶する手段である。具体的には、携帯端末14の利用者の個人情報について公開を許可するレベルを示す公開レベルを、利用者の設定に応じて記憶する(図8参照)。例えば、携帯端末14の利用者により図8に示すようにレベル1〜レベル3から公開レベルが選択される。そして、公開レベル1が選択されると公開レベル1が設定され、公開レベル記憶部14bは、設定された公開レベル1を記憶する。
そして、公開レベル返信部14cは、記憶された公開レベルを個人情報収集装置13に返信する手段である。具体的には、個人情報収集装置13から公開許可要求を受信した場合に、図6に示すように公開許可応答(個人情報公開可否状態、公開レベル)を通信部14aを介して個人情報収集装置13に返信する。
次に、個人情報収集装置13は、本発明に密接に関連するものとして、図2に示すように、ネットワーク通信部13aと、無線通信部13bと、公開許可要求部13cと、個人情報受信部13dとから構成される。このうち、ネットワーク通信部13aは、個人情報管理装置11と接続されて通信を行う手段であり、具体的には、公衆電話網やインターネットなどによって形成されるネットワーク10を介して接続される。
また、無線通信部13bは、携帯端末14と無線通信を行う手段であり、具体的には、携帯端末14の通信部14aと同様の機能を有し、携帯端末14と無線通信を行う。
そして、公開許可要求部13cは、携帯端末14に公開許可要求を送信する手段である。具体的には、携帯端末14が個人情報収集装置13と通信可能な範囲に存在する場合、公開許可要求部13cは、無線通信部13bを介して公開許可要求を携帯端末14に送信し、当該携帯端末14から無線通信部13bを介して公開許可応答(例えば、Yes、公開レベル1)を受信する。
また、個人情報受信部13dは、個人情報管理装置11に個人情報編集要求を送信するとともに、編集された個人情報を受信する手段であり、さらに、図示しない記憶部を備えており、予め図7に示したような公開レベルを記憶している。具体的には、予め記憶された公開レベルが携帯端末14から受信した公開レベルを満たす場合(以下である場合)、予め記憶された公開レベルを個人情報管理装置11に送信し、当該公開レベルに応じた個人情報を個人情報管理装置11から受信する。例えば、予め公開レベル1を記憶しておき、携帯端末14から受信した公開レベルが1であった場合、携帯端末14の公開レベル1を満たすので、個人情報管理装置11に公開レベル1に応じた個人情報編集要求を送信し、編集された個人情報を受信する。なお、受信した個人情報は、各項目ごとに記憶部に格納される。
そして、個人情報管理装置11は、本発明に密接に関連するものとして、図2に示すように、通信部11aと、個人情報記憶部11bと、個人情報送信部11cとを備えて構成される。このうち、通信部11aは、個人情報収集装置13と接続する手段であり、具体的には、個人情報収集装置13のネットワーク通信部13aと同様の機能を有して構成される。
また、個人情報記憶部11bは、個人情報を記憶する手段である。具体的には、携帯端末14の利用者の個人情報であって、図4に示したように携帯端末14に対応付けられた個人情報を記憶する。つまり、IDに対応付けられて、電話番号と、氏名と、住所と、生年月日と、職業とを記憶する。また、記憶する個人情報は、携帯端末契約時に、公的に保証された証明書を提示させて虚偽でないことを確認するので、信頼度の高い個人情報である。
そして、個人情報送信部11cは、個人情報を編集して、編集した個人情報を個人情報収集装置13へ送信する手段であり、さらに、図示しない記憶部を備えて構成され、図5に示したような個人情報編集用定義ファイルを記憶する。つまり、公開レベル1の場合は、「ID:不可、電話番号:不可、氏名:不可、住所:都道府県、生年月日:10歳単位、職業:不明」に基づいて編集される。同様に、公開レベル2の場合は、「ID:不可、電話番号:不可、氏名:不可、住所:都道府県市町村、生年月日:5歳単位、職業:実データ」、公開レベル3の場合は、「ID:不可、電話番号:不可、氏名:不可、住所:都道府県市町村、生年月日:実年齢、職業:実データ」に基づいて編集される。
具体的には、個人情報収集装置13から公開レベルを受信した場合に、個人情報編集定義ファイルに基づいて、個人情報記憶部11bに記憶された個人情報を公開レベルに応じた編集をして、通信部11aを介して個人情報収集装置13に送信する。つまり、個人情報収集装置13から公開レベル1を受信した場合、個人情報記憶部11bに記憶された個人情報を公開レベル1に応じて編集して個人情報収集装置13に送信する。例えば、図9に示したように、図4に示したIDが1である「特許太郎」の個人情報「ID:1、電話番号:9011110001、氏名:特許太郎、住所:東京都千代田区霞ヶ関1−1−1、生年月日:1933.02.15、職業:無職」は、「東京都、70代」と編集されて送信される。
[個人情報提供システムによる処理(実施例1)]
次に、図3を用いて、個人情報提供システムによる処理を説明する。図3は、本実施例に係る個人情報提供システムの流れを示すフローチャートである。
まず、個人情報収集装置13の公開許可要求部13cは、携帯端末14が個人情報収集装置13と通信可能な範囲に存在する場合、無線通信部13bを介して携帯端末14に公開許可要求を送信する(ステップS301)。そして、携帯端末14の公開レベル返信部14cは、公開許可要求を受信し(ステップS302)、図6に示した公開許可応答を通信部14aを介して個人情報収集装置13に返信する(ステップS303)。
そして、個人情報収集装置13の公開許可要求部13cは、送信された公開許可応答を受信し(ステップ304)、個人情報受信部13dは、図7に示した予め記憶された公開レベルが、受信した公開レベルを満たすか否かを判断する(ステップS305)。
そこで、予め記憶した公開レベルが、受信した公開レベルを満たさない場合(ステップS305否定)、個人情報提供システムは処理を終了する。
一方、予め記憶した公開レベルが、受信した公開レベルを満たす場合(ステップS305肯定)、個人情報収集装置13の個人情報受信部13dは、予め記憶された公開レベル1による個人情報編集要求をネットワーク通信部13aを介して個人情報管理装置11に送信する(ステップS306)。
そして、個人情報管理装置11の個人情報送信部11cは、送信された個人情報編集要求を受信し(ステップS307)、受信した公開レベルに応じて個人情報を編集し(ステップS308)、通信部11aを介して編集した個人情報を個人情報収集装置13に送信する(ステップS309)。その後、個人情報収集装置13の個人情報受信部13dは、編集されて送信された個人情報を受信する(ステップS310)。
[実施例1の効果]
上述してきたように、実施例1によれば、携帯端末14は、利用者の個人情報について公開を許可するレベルを示す公開レベルを、当該利用者の設定に応じて記憶し、個人情報収集装置13から個人情報の公開を許可すべき旨の公開許可要求を受信した場合に、記憶された公開レベルを個人情報収集装置13に返信し、個人情報収集装置13は、携帯端末14に公開許可要求を送信し、当該携帯端末14から公開レベルを受信し、利用者の個人情報について公開を要求するレベルを示す公開レベルであって予め記憶された公開レベルが携帯端末14から受信した公開レベルを満たす場合には、予め記憶された公開レベルを個人情報管理装置11に送信し、当該公開レベルに応じた個人情報を当該個人情報管理装置11から受信し、個人情報管理装置11は、利用者の個人情報であって、携帯端末14に対応付けて取得された個人情報を記憶し、個人情報収集装置13から公開レベルを受信した場合に、記憶された個人情報を公開レベルに応じて編集して個人情報収集装置13に送信するので、個人情報を収集する側の企業等は、公的に保証された信頼度の高い個人情報を取得することが可能であるとともに、必要とするレベルの個人情報を容易に収集することが可能であり、個人情報を所有する個人は、提供する個人情報のレベルを容易に変更することが可能であるとともに、自己の意に反して個人情報が提供される事態を回避することが可能である。
ところで、上記の実施例1では、個人情報収集装置に予め記憶された公開レベルが携帯端末から受信した公開レベルを満たさない場合、個人情報提供処理を終了する例を説明したが、本発明は必ずしもこれに限定するものではなく、個人情報収集装置に予め記憶された公開レベルが携帯端末から受信した公開レベルを満たさない場合も個人情報を提供することが可能である。
そこで、実施例2では、個人情報収集装置に予め記憶された公開レベルが携帯端末から受信した公開レベルを満たさない場合も個人情報提供システムが終了しない例を説明する。以下の実施例2では、本発明に係る個人情報提供システムの全体構成、個人情報提供システムの構成および処理の流れ、実施例2による効果等を順に説明する。
[個人情報提供システムの全体構成(実施例2)]
まず最初に、図10、図13を用いて、本実施例に係る個人情報提供システムについて説明する。図10は、本実施例に係る個人情報提供システムの全体構成を表すシステム構成図であり、図13は、公開レベル変更要求画面の例を示した図である。本実施例に係る個人情報提供システムは、図10に示すように、個人情報を記憶する個人情報管理装置101と、個人情報収集を行う店舗B102内の個人情報収集装置103とがネットワーク100を介して相互に通信可能に接続して構成される。また、個人情報収集装置103と携帯端末104とは、無線通信にて接続されている。なお、携帯端末104は、特許請求の範囲に記載の「通信端末装置」に対応する。
そして、個人情報管理装置101に記憶されている個人情報は、実施例1と同様に、公的に保証された信頼度の高い個人情報である。また、実施例1と同様の機能を用いて、個人情報収集装置103は、予め公開レベル2を記憶し、携帯端末104は、公開レベル1が利用者により設定されている。
そして、携帯端末104が、店舗B102内の個人情報収集装置103と通信可能な範囲に存在する場合、個人情報収集装置103は、携帯端末104に対して公開許可要求を送信する(図10の(1))。そして、携帯端末104は、送信された個人情報の公開許可要求を受信し、送信元である個人情報収集装置103に公開許可応答(Yes・公開レベル1)を返信する(図10の(2))。ここで、個人情報収集装置103は公開レベル2を記憶しており、携帯端末104は公開レベル1を記憶しているので、個人情報収集装置103が公開を要求する公開レベルは、携帯端末104から受信した公開レベルを満たしていない。
次に、公開許可要求を受信した個人情報収集装置103は、予め記憶された公開レベルが携帯端末104から受信した公開レベルを満たさない場合には、携帯端末104に対して図13に示した公開レベル変更要求を送信する(図10の(3))。そして、公開レベル変更要求を受信した場合、携帯端末104の図示しない表示部に公開レベル変更を要求する旨と、「許可」または「不許可」の指示操作させる画面が表示される。その後、携帯端末104は、利用者により「許可」が指示操作されると公開レベル変更を許可する旨を表す公開許可応答(例えば、OK)を返信する(図10の(4))。なお、「不許可」が指示操作されると、個人情報提供システムは、処理を終了する。
ここで、本実施例において、はじめは、個人情報収集装置103は公開レベル2を記憶しており、携帯端末104は公開レベル1を記憶しているので、個人情報収集装置103が公開を要求する公開レベルは、携帯端末104から受信した公開レベルを満たしていない(以下でない)。しかし、携帯端末104の利用者は、公開レベル変更要求後の公開許可応答(図10の(4))において、公開レベル2で個人情報が提供されることを許可したこととなり、個人情報収集装置103は、予め記憶された公開レベル(公開レベル2)が携帯端末104から受信した公開レベルを満たす(以下である)こととなる。
そして、公開許可応答を受信した個人情報収集装置103は、ネットワーク100を介して個人情報管理装置101に公開レベル(ここでは、2)を含む個人情報編集要求(例えば、電話番号と公開レベル2)を送信する(図10の(5))。
その後、個人情報編集要求を受信した個人情報管理装置101は、受信した個人情報編集要求に含まれた電話番号に対応付けて記憶される個人情報を、受信した個人情報編集要求に含まれた公開レベルに応じて個人が特定できない情報に編集して(図10の(6))、個人情報収集装置103に提供する(図10の(7))。例えば、公開レベル2の場合は、図4に示したIDが1である特許太郎の個人情報「ID:1、電話番号:9011110001、氏名:特許太郎、住所:東京都千代田区霞ヶ関1−1−1、生年月日:1933.02.15、職業:無職」は、「東京都千代田区、70〜75歳、無職」と編集して提供される(図9参照)。
[個人情報提供システムの構成(実施例2)]
次に、図11を用いて、個人情報提供システムの構成を説明する。図11は、本実施例に係る個人情報提供システムの構成を示すブロック図である。同図に示すように、この個人情報提供システム110は、携帯端末104と、個人情報収集装置103と、個人情報管理装置101とから構成される。
このうち、携帯端末104の通信部104aと、公開レベル記憶部104bと、公開レベル返信部104cは、実施例1で説明した携帯端末14の通信部14aと、公開レベル記憶部14bと、公開レベル返信部14cと同様の機能を有するので、その詳細な説明は省略する。同様に、個人情報収集装置103のネットワーク通信部103aと、無線通信部103bは、実施例1で説明した個人情報収集装置13のネットワーク通信部13aと、無線通信部13bと同様の機能を有し、また、個人情報管理装置101の通信部101aと、個人情報記憶部101bと、個人情報送信部101cは、実施例1で説明した個人情報管理装置11の通信部11aと、個人情報記憶部11bと、個人情報送信部11cと同様の機能を有するので、その詳細な説明は省略する。ここでは、実施例1とは異なる機能を有する個人情報収集装置103の公開許可要求部103cと、個人情報受信部103dについて説明する。
まず、個人情報収集装置103の公開許可要求部103cは、公開許可要求または公開レベル変更要求を送信する手段である。具体的には、携帯端末104が個人情報収集装置103と通信可能な範囲に存在する場合、無線通信部103bを介して携帯端末104に公開許可要求を送信し、当該携帯端末104から無線通信部103bを介して公開許可応答を受信する。そして、受信した公開許可応答が、予め記憶された公開レベルを満たさない場合、無線通信部103bを介して携帯端末104に公開レベル変更要求を送信する。例えば、予め公開レベル2を記憶された個人情報収集装置103が、携帯端末104より公開許可応答(YES、公開レベル1)を受信した場合、個人情報収集装置103の公開許可要求部103cは、無線通信部103bを介して携帯端末104に公開レベル変更要求を送信する。
また、個人情報収集装置103の個人情報受信部103dは、受信した公開レベルを個人情報管理装置101に送信し、編集された個人情報を受信する手段である。具体的には、予め記憶された公開レベルが、受信した公開レベルを満たさない場合(以下でない場合)、受信した公開レベルを個人情報管理装置101にネットワーク通信部103aを介して送信し、編集された個人情報をネットワーク通信部103aを介して受信する。
[個人情報提供システムによる処理(実施例2)]
次に、図12を用いて、個人情報提供システムによる処理を説明する。図12は、個人情報提供システムの処理の流れを示すフローチャートである。
まず、個人情報収集装置103の公開許可要求部103cは、携帯端末104が個人情報収集装置103と通信可能な範囲に存在する場合、無線通信部103bを介して携帯端末104に公開許可要求を送信する(ステップS1201)。そして、携帯端末104の公開レベル返信部104cは、公開許可要求を受信し(ステップS1202)、通信部104aを介して公開許可応答を個人情報収集装置103に返信する(ステップS1203)。
そして、個人情報収集装置103の公開許可要求部103cは、送信された公開許可応答を受信し(ステップ1204)、個人情報受信部103dは、予め記憶された公開レベルが、受信した公開レベルを満たすか否かを判断する(ステップS1205)。
そこで、予め記憶した公開レベルが、受信した公開レベルを満たさない場合(ステップS1205否定)、個人情報収集装置103の公開許可要求部103cは、携帯端末104に公開レベル変更要求を無線通信部103bを介して送信する(ステップS1206)。
そして、携帯端末104の公開レベル返信部104cは、公開レベル変更要求を受信し(ステップS1207)、利用者により「許可」が指示操作されて公開レベル変更を許可する応答を個人情報収集装置103に通信部104aを介して送信する(ステップS1208)。なお、利用者により「不許可」が指示操作されれば、個人情報提供システムは処理を終了する。
その後、個人情報収集装置103の公開許可要求部103cは、送信された公開レベル変更を許可する応答を受信し(ステップ1209)、個人情報受信部103dは、受信した公開レベルによる個人情報編集要求をネットワーク通信部103aを介して個人情報管理装置101に送信する(ステップS1210)。
一方、予め記憶した公開レベルが、受信した公開レベルを満たさない場合(ステップS1205肯定)、個人情報収集装置103の個人情報受信部103dは、予め記憶された公開レベルによる個人情報編集要求をネットワーク通信部103aを介して個人情報管理装置101に送信する(ステップS1210)。
そして、個人情報管理装置101の個人情報送信部101cは、送信された個人情報編集要求を受信し(ステップS1211)、受信した公開レベルに応じて個人情報を編集し(ステップS1212)、編集した個人情報を通信部101aを介して個人情報収集装置103に送信する(ステップS1213)。その後、個人情報収集装置103の個人情報受信部103dは、編集されて送信された個人情報を受信する(ステップS1214)。
[実施例2の効果]
上述してきたように、個人情報収集装置103の公開許可要求部103cは、さらに、予め記憶された公開レベルが携帯端末104から受信した公開レベルを満たさない場合には、予め記憶された公開レベルを携帯端末104に送信し、当該公開レベルによる公開の許可を要求するので、個人情報を収集する企業等は、公開レベルが異なる場合でも、必要な情報をより容易に収集することが可能である。
ところで、上記の実施例2では、個人情報収集装置が携帯端末に公開レベル変更要求を送信した場合、携帯端末の利用者が公開レベル変更に不許可を指示操作すると、個人情報提供システムは処理を終了する例を説明したが、本発明は必ずしもこれに限定するものではなく、携帯端末の利用者が公開レベル変更に不許可を指示操作した場合でも、個人情報を提供することが可能である。
そこで、実施例3では、個人情報収集装置が携帯端末に公開レベル変更要求を送信した場合、携帯端末の利用者が公開レベル変更に不許可を指示操作しても個人情報提供システムが終了しない例を説明する。以下の実施例3では、本発明に係る個人情報提供システムの全体構成、実施例3による効果等を順に説明する。
[個人情報提供システムの全体構成(実施例3)]
本実施例に係る個人情報提供システムは、図14に示すように、個人情報を記憶する個人情報管理装置141と、個人情報収集を行う店舗C142内の個人情報収集装置143とがネットワーク140を介して相互に通信可能に接続して構成される。また、個人情報収集装置143と携帯端末144とは、無線通信にて接続されている。なお、携帯端末144は、特許請求の範囲に記載の「通信端末装置」に対応する。
ここで、個人情報管理装置141に記憶されている個人情報は、実施例1および2と同様に、公的に保証された信頼度の高い個人情報である。また、実施例1と同様の機能を用いて、個人情報収集装置143は、予め公開レベル2を記憶し、携帯端末144は、公開レベル1が利用者により設定されている。
そして、携帯端末144が、店舗C142内の個人情報収集装置143と通信可能な範囲に存在する場合、個人情報収集装置143は、携帯端末144に対して公開許可要求を送信する(図14の(1))。そして、携帯端末144は、送信された個人情報の公開許可要求を受信し、送信元である個人情報収集装置143に公開レベルを含む公開許可応答(例えば、Yes・公開レベル1)を返信する(図14の(2))。ここで、本実施例では、個人情報収集装置143は公開レベル2を記憶しており、携帯端末144は公開レベル1を記憶しているので、個人情報収集装置143が公開を要求する公開レベルは、携帯端末144から受信した公開レベルを満たしていない(以下ではない)。
次に、公開許可要求を受信した個人情報収集装置143は、予め記憶された公開レベルが携帯端末144から受信した公開レベルを満たさないので、携帯端末144に対して図11に示した公開レベル変更要求を送信する(図14の(3))。そして、公開レベル変更要求を受信した場合、携帯端末144は、利用者の指示操作により公開レベルを変更しない旨を表す公開許可応答(例えば、NG)を返信する(図14の(4))。
ここでも、本実施例において、個人情報収集装置143は公開レベル2を記憶しており、携帯端末144は公開レベル1を公開許可応答として返信しているので、個人情報収集装置143が公開を要求する公開レベルは、携帯端末144から受信した公開レベルを満たしていない。
そこで、個人情報収集装置143は、最初に受信した携帯端末144の公開レベルを用いて個人情報管理装置141にネットワーク140を介して個人情報編集要求(例えば、電話番号と公開レベル1)を送信する(図14の(5))。
その後、個人情報編集要求を受信した個人情報管理装置141は、受信した個人情報編集要求に含まれた電話番号に対応付けて取得されて記憶される個人情報を、受信した個人情報編集要求に含まれた公開レベルに応じて個人が特定できない情報に編集して(図14の(6))、ネットワーク140を介して個人情報収集装置143に提供する(図14の(7))。
[実施例3の効果]
上述してきたように、個人情報収集装置143の個人情報受信部は、さらに、予め記憶された公開レベルが携帯端末144から受信した公開レベルを満たさない場合には、携帯端末144から受信した公開レベルを個人情報管理装置141に送信し、当該公開レベルに応じた個人情報を個人情報管理装置141から受信するので、個人情報を収集する企業等は、公開レベルが異なる場合でも、必要な最低限の情報をより容易に収集することが可能である。
さて、これまで実施例1〜3に係る個人情報提供システムについて説明してきたが、本発明は上記した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では実施例4として、種々の異なる形態について説明する。
例えば、上記した実施例1および2において、携帯端末の公開レベルを、名前、年齢など設定項目をまとめて一つ設定された場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、設定項目ごとに公開レベルを設定してもよい。例えば、図15に示したように、名前、住所、生年月日、職業などをそれぞれ分けて公開レベルを設定してもよい。この場合、各項目ごとに公開レベルが設定可能であるので、個人情報収集装置は、各項目ごとに要求する公開レベルを指定して公開許可要求を携帯端末に送信する。
また、上記した実施例1および2において、ネットワーク上に個人情報収集装置を一つ接続した場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ネットワーク上に複数の個人情報収集装置を接続してもよい。例えば、図16に示したように、個人情報管理装置161と、ABCコンビニエンスストア駅前店162と、青空デパート163と、ABCコンビニエンスストア164とにそれぞれ設置された個人情報収集装置とが、ネットワーク160を介して接続されていてもよい。また、それぞれの店に設置されている
個人情報収集装置に記憶されている公開レベルが異なっていてもよい。
また、例えば、図17は、個人情報を提供する携帯端末の利用者が、個人情報収集装置の要求に応じて公開レベルを変更した場合に、ポイントを2倍にして提供するサービス例である。図17に示したように、個人情報管理装置171と個人情報収集装置172を要するABCコンビニエンスストアがネットワーク170を介して接続されている。また、個人情報収集装置172と携帯端末173とが無線通信によって接続されている。そして、個人情報収集装置172が記憶する公開レベル(公開レベル2)と、携帯端末173が記憶する公開レベル(公開レベル1)が異なる場合、上述した実施例2のように、携帯端末173が、個人情報収集装置172が記憶する公開レベル(公開レベル2)での個人情報公開を許可し、個人情報を提供したとする。その場合に、個人情報を提供した携帯電話の利用者にポイントを2倍にして提供するサービスである。具体的には、個人情報を提供するとポイントを提供するサービスにおいて、公開レベルの変更が必要なく個人情報を提供した場合は、100ポイントを提供するが、公開レベルを上げることを許可して提供した場合は(例えば、公開レベル1を設定していたが、公開レベル2で提供することを許可する場合)、200ポイントを提供する。
また、図18は、個人情報を提供する携帯端末の利用者が、個人情報収集装置の要求に応じず公開レベルを変更しなかった場合に、ポイントを半分にして提供するサービス例である。図18に示したように、個人情報管理装置181と個人情報収集装置182を要するABCコンビニエンスストアがネットワーク180を介して接続されている。また、個人情報収集装置182と携帯端末183とが無線通信によって接続されている。そして、個人情報収集装置182が記憶する公開レベル(公開レベル2)と、携帯端末183が記憶する公開レベル(公開レベル1)が異なる場合、上述した実施例3のように、携帯端末183が、個人情報収集装置172が記憶する公開レベル(公開レベル2)での個人情報公開を不許可にして個人情報を提供したとする。その場合に、個人情報を提供した携帯電話の利用者にポイントを半分にして提供するサービスである。具体的には、個人情報を提供するとポイントを提供するサービスにおいて、公開レベルの変更が必要なく個人情報を提供した場合は、100ポイントを提供するが、公開レベルを上げることを不許可にして提供した場合は(例えば、公開レベル1を設定していたが、公開レベル2で提供することを不許可にする場合)50ポイントを提供する。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
なお、上記の実施例では、本発明を実現する各装置(例えば、携帯端末14、個人情報管理装置11、個人情報収集装置13など)を機能面から説明したが、各装置の各機能はパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータにプログラムを実行させることによって実現することもできる。すなわち、上記の実施例で説明した各種の処理手順は、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータ上で実行することによって実現することができる。そして、これらのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することができる。さらに、これらのプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行することもできる。つまり、例を挙げれば、実施例1に示したような携帯端末14用プログラムや、個人情報管理装置用プログラムや、個人情報収集装置用プログラムを格納したCD−ROM(装置ごとに別個のCD−ROMであってもよい)を配布し、このCD−ROMに格納されたプログラムを各コンピュータが読み出して実行するようにしてもよい。
(付記1)利用者が所有する通信端末装置と、前記利用者の個人情報を管理する個人情報管理装置とに接続され、前記個人情報管理装置から前記利用者の個人情報を収集する個人情報収集装置であって、
前記利用者の個人情報について公開を許可するレベルを示す公開レベルを当該利用者の設定に応じて記憶する前記通信端末装置に対して、前記個人情報の公開を許可すべき旨の公開許可要求を送信し、当該前記通信端末装置から前記公開レベルを受信する公開許可要求手段と、
前記利用者の個人情報について公開を要求するレベルを示す公開レベルであって予め記憶された公開レベルが前記通信端末装置から受信した公開レベルを満たす場合には、前記通信端末装置に対応付けて取得された個人情報を記憶する前記個人情報管理装置に対して、前記予め記憶された公開レベルを送信し、当該個人情報管理装置から当該公開レベルに応じて編集された個人情報を受信する個人情報受信手段と、
を備えたことを特徴とする個人情報収集装置。
(付記2)前記公開許可要求手段は、さらに、前記予め記憶された公開レベルが前記通信端末装置から受信した公開レベルを満たさない場合には、前記予め記憶された公開レベルを前記通信端末装置に送信し、前記公開レベルによる公開の許可を要求することを特徴とする付記1に記載の個人情報収集装置。
(付記3)前記個人情報受信手段は、さらに、前記予め記憶された公開レベルが前記通信端末装置から受信した公開レベルを満たさない場合には、当該通信端末装置から受信した公開レベルを前記個人情報管理装置に送信し、当該公開レベルに応じた個人情報を当該個人情報管理装置から受信することを特徴とする付記1に記載の個人情報収集装置。
(付記4)利用者が所有する通信端末装置と、前記利用者の個人情報を管理する個人情報管理装置と、前記個人情報管理装置から前記利用者の個人情報を収集する個人情報収集装置とから構成される個人情報提供システムであって、
前記通信端末装置は、
前記利用者の個人情報について公開を許可するレベルを示す公開レベルを、当該利用者の設定に応じて記憶する公開レベル記憶手段と、
前記個人情報収集装置から前記個人情報の公開を許可すべき旨の公開許可要求を受信した場合に、前記公開レベル記憶手段に記憶された公開レベルを前記個人情報収集装置に返信する公開レベル返信手段と、
前記個人情報収集装置は、
前記通信端末装置に前記公開許可要求を送信し、当該前記通信端末装置から前記公開レベルを受信する公開許可要求手段と、
前記利用者の個人情報について公開を要求するレベルを示す公開レベルであって予め記憶された公開レベルが前記通信端末装置から受信した公開レベルを満たす場合には、前記予め記憶された公開レベルを前記個人情報管理装置に送信し、当該公開レベルに応じた個人情報を当該個人情報管理装置から受信する個人情報受信手段と、
前記個人情報管理装置は、
前記利用者の個人情報であって、前記通信端末装置に対応付けて取得された個人情報を記憶する個人情報記憶手段と、
前記個人情報収集装置から公開レベルを受信した場合に、前記個人情報記憶手段に記憶された個人情報を前記公開レベルに応じて編集して前記個人情報収集装置に送信する個人情報送信手段と、
を備えたことを特徴とする個人情報提供システム。
(付記5)利用者が所有する通信端末装置と、前記利用者の個人情報を管理する個人情報管理装置と、前記個人情報管理装置から前記利用者の個人情報を収集する個人情報収集装置とから構成される個人情報提供方法であって、
前記通信端末装置は、
前記利用者の個人情報について公開を許可するレベルを示す公開レベルを、当該利用者の設定に応じて記憶する公開レベル記憶工程と、
前記個人情報収集装置から前記個人情報の公開を許可すべき旨の公開許可要求を受信した場合に、前記公開レベル記憶手段に記憶された公開レベルを前記個人情報収集装置に返信する公開レベル返信工程と、
前記個人情報収集装置は、
前記通信端末装置に前記公開許可要求を送信し、当該前記通信端末装置から前記公開レベルを受信する公開許可要求工程と、
前記利用者の個人情報について公開を要求するレベルを示す公開レベルであって予め記憶された公開レベルが前記通信端末装置から受信した公開レベルを満たす場合には、前記予め記憶された公開レベルを前記個人情報管理装置に送信し、当該公開レベルに応じた個人情報を当該個人情報管理装置から受信する個人情報受信工程と、
前記個人情報管理装置は、
前記利用者の個人情報であって、前記通信端末装置に対応付けて取得された個人情報を記憶する個人情報記憶工程と、
前記個人情報収集装置から公開レベルを受信した場合に、前記個人情報記憶手段に記憶された個人情報を前記公開レベルに応じて編集して前記個人情報収集装置に送信する個人情報送信工程と、
を含んだことを特徴とする個人情報提供方法。
以上のように、本発明に係る個人情報収集装置、個人情報提供システムおよび個人情報提供方法は、利用者が所有する通信端末装置と、前記利用者の個人情報を管理する個人情報管理装置と、前記個人情報管理装置から前記利用者の個人情報を収集する個人情報収集装置とから構成される個人情報提供システムに有用であり、特に、個人情報を収集する側の企業等は、公的に保証された信頼度の高い個人情報を取得することが可能であるとともに、必要とするレベルの個人情報を容易に収集することが可能であり、個人情報を所有する個人は、提供する個人情報のレベルを容易に変更することが可能であるとともに、自己の意に反して個人情報が提供される事態を回避することが可能なであることに適する。
実施例1に係る個人情報提供システムの全体構成を示すシステム構成図である。 実施例1に係る個人情報提供システムの構成を示すブロック図である。 実施例1に係る個人情報提供システムの処理の流れを示すフローチャートである。 個人情報データの例を示す図である。 個人情報編集用定義ファイルの例を示す図である。 携帯端末の公開レベル設定情報の例を示す図である。 個人情報収集装置の公開レベル設定情報の例を示す図である。 携帯端末の公開レベルを設定する画面の例を示す図である。 公開レベルに応じて編集した個人情報データの例を示す図である。 実施例2に係る個人情報提供システムの全体構成を示すシステム構成図である。 実施例2に係る個人情報提供システムの構成を示すブロック図である。 実施例2に係る個人情報提供システムの処理の流れを示すフローチャートである。 公開レベル変更要求画面の例を示す図である。 実施例3に係る個人情報提供システムの全体構成を示すシステム構成図である。 個々に公開レベルを設定する画面の例を示す図である。 個人情報提供システムを利用したサービス例(1)を示す図である。 個人情報提供システムを利用したサービス例(2)を示す図である。 個人情報提供システムを利用したサービス例(3)を示す図である。
符号の説明
10 ネットワーク
11 個人情報管理装置
11a 通信部
11b 個人情報記憶部
11c 個人情報送信部
12 店舗A
13 個人情報収集装置
13a ネットワーク通信部
13b 無線通信部
13c 公開許可要求部
13d 個人情報受信部
14 携帯端末
14a 通信部
14b 公開レベル記憶部
14c 公開レベル返信部
100 ネットワーク
101 個人情報管理装置
101a 通信部
101b 個人情報記憶部
101c 個人情報送信部
102 店舗B
103 個人情報収集装置
103a ネットワーク通信部
103b 無線通信部
103c 公開許可要求部
103d 個人情報受信部
104 携帯端末
104a 通信部
104b 公開レベル記憶部
104c 公開レベル返信部
140 ネットワーク
141 個人情報管理装置
142 店舗C
143 個人情報収集装置
144 携帯端末
160 ネットワーク
161 個人情報管理装置
162 ABCコンビニエンスストア駅前店
163 青空デパート
163 ABCコンビニエンスストア国道店
170 ネットワーク
171 個人情報管理装置
172 ABCコンビニエンスストア
180 ネットワーク
181 個人情報管理装置
182 ABCコンビニエンスストア

Claims (5)

  1. 利用者が所有する通信端末装置と、前記利用者の個人情報を管理する個人情報管理装置とに接続され、前記個人情報管理装置から前記利用者の個人情報を収集する個人情報収集装置であって、
    前記利用者の個人情報について公開を許可するレベルを示す公開レベルを当該利用者の設定に応じて記憶する前記通信端末装置に対して、前記個人情報の公開を許可すべき旨の公開許可要求を送信し、当該前記通信端末装置から前記公開レベルを受信する公開許可要求手段と、
    前記利用者の個人情報について公開を要求するレベルを示す公開レベルであって予め記憶された公開レベルが前記通信端末装置から受信した公開レベルを満たす場合には、前記通信端末装置に対応付けて取得された個人情報を記憶する前記個人情報管理装置に対して、前記予め記憶された公開レベルを送信し、当該個人情報管理装置から当該公開レベルに応じて編集された個人情報を受信する個人情報受信手段と、
    を備えたことを特徴とする個人情報収集装置。
  2. 前記公開許可要求手段は、さらに、前記予め記憶された公開レベルが前記通信端末装置から受信した公開レベルを満たさない場合には、前記予め記憶された公開レベルを前記通信端末装置に送信し、前記公開レベルによる公開の許可を要求することを特徴とする請求項1に記載の個人情報収集装置。
  3. 前記個人情報受信手段は、さらに、前記予め記憶された公開レベルが前記通信端末装置から受信した公開レベルを満たさない場合には、当該通信端末装置から受信した公開レベルを前記個人情報管理装置に送信し、当該公開レベルに応じた個人情報を当該個人情報管理装置から受信することを特徴とする請求項1に記載の個人情報収集装置。
  4. 利用者が所有する通信端末装置と、前記利用者の個人情報を管理する個人情報管理装置と、前記個人情報管理装置から前記利用者の個人情報を収集する個人情報収集装置とから構成される個人情報提供システムであって、
    前記通信端末装置は、
    前記利用者の個人情報について公開を許可するレベルを示す公開レベルを、当該利用者の設定に応じて記憶する公開レベル記憶手段と、
    前記個人情報収集装置から前記個人情報の公開を許可すべき旨の公開許可要求を受信した場合に、前記公開レベル記憶手段に記憶された公開レベルを前記個人情報収集装置に返信する公開レベル返信手段と、
    前記個人情報収集装置は、
    前記通信端末装置に前記公開許可要求を送信し、当該前記通信端末装置から前記公開レベルを受信する公開許可要求手段と、
    前記利用者の個人情報について公開を要求するレベルを示す公開レベルであって予め記憶された公開レベルが前記通信端末装置から受信した公開レベルを満たす場合には、前記予め記憶された公開レベルを前記個人情報管理装置に送信し、当該公開レベルに応じた個人情報を当該個人情報管理装置から受信する個人情報受信手段と、
    前記個人情報管理装置は、
    前記利用者の個人情報であって、前記通信端末装置に対応付けて取得された個人情報を記憶する個人情報記憶手段と、
    前記個人情報収集装置から公開レベルを受信した場合に、前記個人情報記憶手段に記憶された個人情報を前記公開レベルに応じて編集して前記個人情報収集装置に送信する個人情報送信手段と、
    を備えたことを特徴とする個人情報提供システム。
  5. 利用者が所有する通信端末装置と、前記利用者の個人情報を管理する個人情報管理装置と、前記個人情報管理装置から前記利用者の個人情報を収集する個人情報収集装置とから構成される個人情報提供方法であって、
    前記通信端末装置は、
    前記利用者の個人情報について公開を許可するレベルを示す公開レベルを、当該利用者の設定に応じて記憶する公開レベル記憶工程と、
    前記個人情報収集装置から前記個人情報の公開を許可すべき旨の公開許可要求を受信した場合に、前記公開レベル記憶手段に記憶された公開レベルを前記個人情報収集装置に返信する公開レベル返信工程と、
    前記個人情報収集装置は、
    前記通信端末装置に前記公開許可要求を送信し、当該前記通信端末装置から前記公開レベルを受信する公開許可要求工程と、
    前記利用者の個人情報について公開を要求するレベルを示す公開レベルであって予め記憶された公開レベルが前記通信端末装置から受信した公開レベルを満たす場合には、前記予め記憶された公開レベルを前記個人情報管理装置に送信し、当該公開レベルに応じた個人情報を当該個人情報管理装置から受信する個人情報受信工程と、
    前記個人情報管理装置は、
    前記利用者の個人情報であって、前記通信端末装置に対応付けて取得された個人情報を記憶する個人情報記憶工程と、
    前記個人情報収集装置から公開レベルを受信した場合に、前記個人情報記憶手段に記憶された個人情報を前記公開レベルに応じて編集して前記個人情報収集装置に送信する個人情報送信工程と、
    を含んだことを特徴とする個人情報提供方法。
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