JP2003271872A - 顧客情報管理方法及び顧客情報管理システム - Google Patents

顧客情報管理方法及び顧客情報管理システム

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JP2003271872A
JP2003271872A JP2002067021A JP2002067021A JP2003271872A JP 2003271872 A JP2003271872 A JP 2003271872A JP 2002067021 A JP2002067021 A JP 2002067021A JP 2002067021 A JP2002067021 A JP 2002067021A JP 2003271872 A JP2003271872 A JP 2003271872A
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JP2002067021A
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Takao Kunii
孝雄 国井
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 顧客情報の取り扱いをユーザが設定可能で、
かつその公開範囲に応じた報奨を得ることができる。 【解決手段】 顧客情報管理装置10は、予めユーザ2
0から通信ネットワークを介して個人情報と個人情報の
公開を認めるレベル情報を取得し、ユーザ20を識別す
る識別符号に関連付けた個人情報ファイルとして記憶手
段16に保存しておく。ユーザ20が、オンラインショ
ッピング・サイト30等で所定の商品あるいはサービス
を購入する際に、オンラインショッピング・サイト30
で購入情報が生成される。顧客情報管理装置10は、ユ
ーザ20が設定した公開を認める範囲の購入情報をオン
ラインショッピング・サイト30より取得し、ユーザ2
0の識別符号に関連付けた購入情報ファイルとして記憶
手段16に保存する。続いて、購入情報及び個人情報に
関してユーザ20が設定した公開を許可する範囲に応じ
て、ユーザ20に対して所定の報奨を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は顧客情報管理方法及
び顧客情報管理システムに関し、特に通信ネットワーク
を介して取得したユーザの個人情報及び所定の商品ある
いはサービスの購入情報を含む顧客情報を管理する顧客
情報管理方法及び顧客情報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インターネット上のWWW(Worl
d Wide Web)に開設されたサイトにある電子商店や電子
商店街等にアクセスし、商品を購入したり所定のサービ
スの提供を受けたりするオンラインショッピングが普及
している。自宅等で好きな時にアクセスできる手軽さ
や、商店側の品揃えの増加や個性化が進んだこともあっ
て、年々利用者が増えつづけている。
【0003】従来のオンラインショッピングにおいて
は、商品を購入する際、商品の配達や決済等のため、例
えば、ユーザの氏名や住所・電話番号等の個人情報をシ
ョッピングサイトに通知する。しかしながら、通知した
個人情報がどのように使われるかについてユーザは関知
することができない。
【0004】一方、商品を提供する企業側は、個人の趣
味や嗜好等の個人情報を収集し、分析することによって
販売促進を図りたいと考えている。例えば、個人情報の
オンラインでの収集方法として、懸賞サイト等を用いた
アンケート手法がある。懸賞サイトでは、ユーザはアン
ケート等に回答する代わりに懸賞に応募したり、記念品
をもらったりすることができる。企業側は、このような
賞品を提供する代わりにアンケートより個人情報を取得
することができる。このようにして収集した個人情報
は、販売戦略等に利用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
オンラインショッピングでは、ユーザ側には個人情報の
漏洩という問題が発生し、企業側には有効的な顧客情報
が得られないという問題がある。
【0006】上記の説明のように、従来のオンラインシ
ョッピングでは、商取引の際に引き渡された個人情報及
び購入に関する購入情報の取り扱いをユーザが関知する
ことができない。このため、個人情報の漏洩に対する不
安を多くのユーザがかかえているばかりでなく、実際に
個人情報が漏れたり、裏取引されたりして、ユーザに対
して迷惑なダイレクトメールや、Eメール等が送られて
くる等の問題が発生している。しかも、自分の個人情報
が取引されているにも関わらず、ユーザ自身には何らの
利益をもたらさないという問題もある。
【0007】一方、企業側の行なうアンケートによる手
法では、アンケートに参加して回答するユーザはほんの
一部のユーザであり、幅広いユーザから個人情報を得る
ことは難しい。また、商品の購入者とアンケートの回答
者とは、必ずしも一致しない等、収集データは販売戦略
のための有益な情報となりにくいという問題がある。こ
のため、企業は、商品の案内や宣伝を広範囲、あるいは
無差別に行なわなければならず、宣伝広告費が多大にか
かっていた。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、商取引の際に発生する購入情報及び個人情報
を含む顧客情報の取り扱いをユーザが設定することが可
能で、かつ顧客情報の公開範囲に応じた報奨を得ること
ができる顧客情報管理方法及び顧客情報管理システムを
提供することを目的とする。また、本発明の他の目的
は、顧客情報を希望する企業に対して有益な顧客情報を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、通信ネットワークを介して取得したユー
ザの個人情報及び所定の商品あるいはサービスの購入情
報を含む顧客情報を管理する顧客情報管理方法におい
て、顧客情報管理装置が、ユーザにより登録された前記
ユーザの個人情報及び前記個人情報の公開を認める範囲
を指定した公開許可範囲情報を取得し、前記ユーザを識
別する識別符号に関連付けた個人情報ファイルとして保
存するステップと、前記ユーザが所定の商品あるいはサ
ービスを購入する際に、前記ユーザにより設定された公
開を認める公開許可範囲内の前記所定の商品あるいはサ
ービスに関する購入情報を前記ユーザの識別符号ととも
に取得し、前記ユーザの識別符号に関連付けた購入情報
ファイルとして保存するステップと、前記購入情報及び
前記個人情報に関して前記ユーザにより設定された公開
が許可された範囲に応じて前記ユーザに所定の報奨を付
与するステップと、を有することを特徴とする顧客情報
管理方法、が提供される。
【0010】このような手順の顧客情報管理方法では、
顧客情報管理装置10は、予めユーザ20から通信ネッ
トワークを介して個人情報と個人情報の公開を認める範
囲を指定した公開許可範囲情報(レベル情報)を取得
し、ユーザ20を識別する識別符号に関連付けた個人情
報ファイルとして記憶手段16に保存しておく。ユーザ
20が、オンラインショッピング・サイト30等で所定
の商品あるいはサービスを購入する際に、オンラインシ
ョッピング・サイト30で購入情報が生成される。顧客
情報管理装置10は、ユーザ20が設定した公開を認め
る範囲の購入情報をオンラインショッピング・サイト3
0より取得し、ユーザ20の識別符号に関連付けた購入
情報ファイルとして記憶手段16に保存する。続いて、
購入情報及び個人情報に関してユーザ20が設定した公
開を許可する範囲に応じて、ユーザ20に対して所定の
報奨を付与する。
【0011】また、上記の課題を解決するために、通信
ネットワークを介して取得したユーザの個人情報及び所
定の商品あるいはサービスの購入情報を含む顧客情報を
管理する顧客情報管理装置において、ユーザにより登録
された前記ユーザの個人情報及び前記個人情報の公開を
認める範囲を指定した公開許可範囲情報を、前記ユーザ
を識別する識別符号とともに取得する個人情報取得手段
と、前記ユーザが所定の商品あるいはサービスを購入す
る際に、前記ユーザにより設定された公開を認める公開
許可範囲内の前記所定の商品あるいはサービスに関する
購入情報を、前記ユーザを識別する識別符号とともに取
得する購入情報取得手段と、前記購入情報及び前記個人
情報に関して前記ユーザにより設定された公開が許可さ
れた範囲に応じて前記ユーザに所定の報奨を付与する報
奨付与手段と、要求に応じて前記購入情報と公開が許可
された範囲の前記個人情報の情報データを編集した顧客
情報を要求先に提供する顧客情報提供手段と、を備えた
ことを特徴とする顧客情報管理装置、が提供される。
【0012】このような構成の顧客情報管理装置10で
は、個人情報取得手段11は、予め通信ネットワークを
介して接続するユーザ20により登録された個人情報
と、この個人情報の公開を認める範囲を指定した公開許
可範囲情報をユーザ識別符号とともに取得し、個人情報
ファイルとして記憶手段16に記憶しておく。ユーザ2
0がオンラインショッピング・サイト30等により商品
あるいは所定のサービスを購入した場合、購入情報取得
手段12は、ユーザ20により設定された公開を認める
公開許可範囲内の所定の商品あるいはサービスに関する
購入情報をユーザの識別符号とともに取得し、購入情報
ファイルとして記憶手段16に記憶しておく。報奨付与
手段として例えばポイントを付与するポイント付与手段
14は、購入情報及び個人情報に関して公開された範囲
に応じてユーザ20に対して報奨として所定のポイント
を付与する。また、顧客情報提供手段15は、例えば企
業等から要求があった場合に、要求に応じて購入情報と
公開が許可された範囲の個人情報の情報データを抽出
し、これを編集した顧客情報を要求先に提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態で
ある顧客情報管理方法を実現する顧客情報管理システム
の構成図である。
【0014】本発明に係る顧客情報管理システムは、顧
客情報の管理を行なう顧客情報管理装置10、個人情報
を登録し、商品購入時等に購入情報とともに個人情報を
提供するユーザ20、ユーザに商品等を提供し、商品購
入時等に購入情報を生成するオンラインショッピング・
サイト30、及びオンラインショッピング・サイト30
を提供するメーカから構成されるHPサイト40から構
成される。
【0015】顧客情報管理装置10は、ユーザ20より
個人情報を取得する個人情報取得手段11、オンライン
ショッピング・サイト30から商品やサービスの購入情
報を取得する購入情報取得手段12、購入情報と個人情
報とから所定の顧客に関する顧客購入情報を生成する顧
客購入情報生成手段13、個人情報及び購入情報を提供
したユーザ20に対する報奨としてポイントを付与する
ポイント付与手段14、HPサイト40を運営する各メ
ーカ等の企業からの要求に応じて顧客情報を提供する顧
客情報提供手段15、及び個人情報や購入情報等の情報
データを記憶する記憶手段16から構成される。
【0016】個人情報取得手段11は、通信ネットワー
クを介してユーザ20のパーソナルコンピュータ、ある
いは、PDAや携帯電話等と接続し、ユーザ20の個人
情報および個人情報のうち公開を認める範囲に関する公
開許可範囲情報を、ユーザ20を識別するユーザ情報と
ともに取得する。
【0017】購入情報取得手段12は、オンラインショ
ッピング・サイト30において発生したユーザ20の商
品あるいはサービスの購入に関する購入情報を取得す
る。購入情報には、購入した商品等に関する情報のう
ち、ユーザ20が公開を許可した範囲の項目の情報デー
タと、ユーザ20の識別符号とが含まれている。また、
必要に応じて、購入時に公開を許可する個人情報の項目
に関するレベル情報も付加される。購入情報取得手段1
2は、取得した購入情報及びレベル情報を顧客購入情報
生成手段13へ送る。あるいは、購入情報を購入情報フ
ァイルとして記憶手段16へ記憶する。
【0018】顧客購入情報生成手段13は、ユーザ20
の識別符号と購入情報、さらに、必要に応じて個人情報
に関するレベル情報を取得し、レベル情報に応じた個人
情報を抽出し、購入情報と合成した顧客購入情報を生成
し、記憶手段16に記憶しておく。商品購入時に個人情
報の公開レベルが設定されていない場合、あるいは、個
人情報登録時に設定された公開レベルが選択されている
場合、個人情報取得手段11によって個人情報登録時に
おける公開レベルの初期設定が有効となる。
【0019】ポイント付与手段14は、個人情報あるい
は購入情報に関して、ユーザ20が公開を許可した項目
に応じ、公開の報奨としてポイントを付与し、ユーザ2
0に提供する。付与されたポイントは、直接あるいはオ
ンラインショッピング・サイト30を介してユーザ20
に通知される。ポイントは、次回商品購入時の支払い
や、所定のサービスを受けるために使用することができ
るもので、キャッシュバックが行なわれてもよい。ま
た、ポイントは、公開される項目に応じて重み付けがな
されている。
【0020】顧客情報提供手段15は、企業等の要求に
応じて、記憶手段16から必要な情報データを抽出し、
合成した顧客情報を提供する。例えば、生成された顧客
購入情報をそのまま提供することもできるし、また、
「どこのサイトがよく利用されているか?」あるいは、
「誰がどんな商品を購入しているか?」等の要求に応じ
た情報データを顧客購入情報から抽出し、これらを合成
した情報を要求先の企業に提供することもできる。
【0021】ユーザ20は、例えば、パーソナルコンピ
ュータ等を用い、インターネット等の通信ネットワーク
を介して顧客情報管理装置10、オンラインショッピン
グ・サイト30、及び企業の運営するHPサイト40と
接続する。
【0022】オンラインショッピング・サイト30は、
通信ネットワークを介して接続するユーザ20に対し、
提供する商品や所定のサービスの販売処理を行なう販売
処理手段31と、販売した購入物に関する購入情報のう
ち公開できる公開範囲、すなわち情報を提供できる公開
レベルを設定する提供レベル設定手段32と、から構成
される。
【0023】販売処理手段31は、通信ネットワークを
介して接続するユーザ20に対して商品等の紹介や、購
入時の販売処理を行なう。商品等が購入されたとき、そ
の商品に関する購入情報を生成し、提供レベル設定手段
32へ送る。
【0024】提供レベル設定手段32は、購入情報の公
開可否をユーザ20に問い合わせ、回答に応じた購入情
報を生成し、ユーザ識別符号とともに顧客情報管理装置
10に伝達する。購入情報の公開可否の選択は、購入情
報全体で設定されても、項目ごとに設定されてもよい。
また、必要に応じて、ユーザ20の個人情報の公開レベ
ルを設定することもできる。個人情報の公開レベルが設
定された場合、設定されたレベル情報も購入情報ととも
に顧客情報管理装置10に伝達される。
【0025】HPサイト40は、メーカA、メーカB及
びメーカC等によって運営されるサイトで、ユーザ20
への商品情報提供や、オンラインショッピング・サイト
30への情報提供等を行なう。
【0026】ここで、個人情報と購入情報、及びそのポ
イント変換情報について説明する。まず、ユーザ20に
よって顧客情報管理装置10に登録される個人情報につ
いて説明する。図2は、本発明に係る個人情報の一例で
ある。ユーザ20は、登録キーとなるユーザ識別符号と
ともに、氏名、生年月日、趣味等の個人情報を登録し、
それぞれの項目ごとに販売を許可するか否か、すなわ
ち、公開してもよいかどうかの設定を行なう。例えば、
ここでは、県や市までを公開する住所1の販売は可であ
るが、番地までを公開する住所2の販売は否と登録され
ている。ここで、ユーザの識別符号は、ユーザ20のネ
ットワークIDや電話番号等のユーザを特定することが
可能な情報である。個人情報取得手段11は、このよう
な個人情報データを取得し、ユーザ20を識別する識別
符号とともに個人情報ファイルとして記憶手段16に記
憶する。このように、項目ごとに公開の可否を設定して
おくことで、望まない個人情報を公開されることがなく
なる。
【0027】続いて、オンラインショッピング・サイト
30によって生成される購入情報について説明する。図
3は、本発明に係る購入情報の一例である。購入情報
は、登録キーとなるユーザ識別符号とともに、購入の年
月日や購入サイト、購入商品等が生成される。ユーザ2
0は、それぞれの項目ごとに販売を許可するか否か、す
なわち、公開してもよいかどうかの設定を行なう。例え
ば、購入商品1に関する販売は可であるが、購入商品2
は否であると登録されている。オンラインショッピング
・サイト30では、図3に示した各項目の情報と販売可
否の情報とを顧客情報管理装置10に送付してもよい
し、販売可とされた項目の情報のみを抽出して送付して
もよい。
【0028】さらに、ポイント変換情報について説明す
る。図4は、本発明に係るポイントの変換テーブルの一
例である。(1)は、個人情報の項目に重み付けをした
個人情報ポイントテーブルで、(2)は、購入情報の項
目に重み付けをした購入情報ポイントテーブルの一例で
ある。氏名や生年月日、購入店舗等、個人のプライベー
ト情報に近ければ近いほど、高いポイントが付与され
る。このように、ユーザ20は、提供した情報に応じた
見返りを得ることが可能となる。特に、ポイントの高い
プライベート情報を提供することにより、見返りもより
多くなる。
【0029】このような構成の顧客情報管理システムの
動作について、図1に戻って説明する。ユーザ20は、
予め、顧客情報管理装置10に対し、個人情報とその公
開レベルの登録を行なう。顧客情報管理装置10では、
個人情報取得手段11は、通信ネットワークにより接続
するユーザ20の個人情報とその公開を認める公開レベ
ルを指定した公開許可範囲情報をユーザ20の識別符号
とともに取得し、記憶手段16に記憶しておく。ユーザ
20がオンラインショッピング・サイト30の販売処理
手段31にアクセスして商品等を購入すると、提供レベ
ル設定手段32により購入情報の公開レベルが設定さ
れ、設定された公開レベルに応じた購入情報が生成され
て顧客情報管理装置10に送られる。このとき、必要に
応じて、個人情報の公開レベルも設定され、そのレベル
情報も顧客情報管理装置10に送られる。顧客情報管理
装置10では、購入情報取得手段12は、購入情報とレ
ベル情報とを取得し、顧客購入情報生成手段13に送
る。顧客購入情報生成手段13は、レベル情報に応じた
個人情報を抽出し、購入情報と合成した顧客購入情報を
生成し、記憶手段16に記憶する。ポイント付与手段1
4は、情報ポイントテーブルに基づいて個人情報あるい
は購入情報の公開レベルに応じたポイント数を算出し、
算出されたポイントをユーザ20に付与する。また、H
Pサイト40を運営する企業等から要求があった場合、
顧客情報提供手段15は、記憶手段16に記憶された顧
客購入情報、あるいは個人情報と購入情報とから要求に
応じた顧客情報を生成し、これを提供する。このとき、
企業から情報に応じた情報料を得る。
【0030】このように、商品等を購入するユーザは、
自身の個人情報及び商品の購入情報の公開レベルを設定
できるようになるとともに、公開の見返りとしてポイン
ト等の報奨を得ることができる。一方、企業は、的確な
顧客情報を入手することができるようになる。
【0031】次に、上記の説明の顧客情報管理システム
によって実施される本発明の一実施の形態である顧客情
報管理方法について説明する。図5は、本発明の一実施
の形態である顧客情報管理方法における処理の流れであ
る。図1と同じものには同じ番号を付し、説明は省略す
る。ここで、情報管理センター1は、顧客情報管理装置
10の維持・管理を行なう。
【0032】第1のステップ(1)として、ユーザ20
は、パーソナルコンピュータ等から通信ネットワークに
よって顧客情報管理装置10に接続し、自身の個人情報
と個人情報の公開を認める範囲を指定した公開許可範囲
情報を登録する。
【0033】第2のステップ(2)として、ユーザ20
は、通信ネットワークによってオンラインショッピング
・サイト30に接続し、商品を購入する。購入時、第3
のステップ(3)として、オンラインショッピング・サ
イト30の提供する購入情報公開許可画面によって、購
入情報及び必要に応じて個人情報の公開許可の承認を行
なう。これにより、提供したくない情報は知られること
なく、商品の購入ができる。続く第4のステップ(4)
として、オンラインショッピング・サイト30より顧客
情報管理装置10に対して購入情報が送信される。購入
情報は、購入日時、購入サイト等の購入に関する情報の
うち、公開が許可された項目が送信される。また、この
商品購入に関して個人情報の公開許可設定がある場合に
は、これも送信される。その見返りとして、第5のステ
ップ(5)において、情報管理センター1からオンライ
ンショッピング・サイト30に対し、購入情報送信に対
する手数料が支払われる。
【0034】第6のステップ(6)として、個人情報及
び購入情報を提供したユーザ20に対して、提供した情
報の重みに応じたポイントまたはキャッシュバックが付
与される。このように、自己責任に基づく情報の提供と
その見返りを取得することが可能となる。また、項目に
よりポイントが重み付けされており、ポイントの高い情
報を提供することにより、見返りもより多くなる。プラ
イベート情報ほどポイントを高く設定すれば、通常得に
くいプライベート情報を数多く収集することが可能とな
る。
【0035】第7のステップ(7)として、メーカ・H
Pサイト40からの要求に応じて、顧客情報管理装置1
0の管理する個人情報と購入情報から生成される顧客情
報が提供される。その見返りとして、第8のステップ
(8)において、メーカ・HPサイト40から情報管理
センター1に対して情報料が支払われる。メーカ・HP
サイト40に提供される顧客情報は、メーカ・HPサイ
ト40の要求に基づいて顧客情報管理装置10が保持す
る顧客購入情報等の情報データを抽出・加工したもので
ある。メーカ・HPサイト40は、要望に応じた必要な
情報のみを購入することが可能となる。
【0036】第9のステップ(9)として、顧客情報を
取得したメーカ・HPサイト40は、情報に基づく適切
な個人に対して商品情報を提供する。また、第10のス
テップ(10)において、取得した顧客情報をサイトの
改善・サービスの実施・企業戦略に利用する。このよう
に、メーカ・HPサイト40は、必要な情報のみを受け
取り、これを活用することにより、情報料に対する支払
いを抑えることができるばかりでなく、効果的な広告が
可能となり、宣伝費用を抑えることも可能となる。
【0037】次に、それぞれのステップの詳細について
説明する。まず、(1)個人情報登録について説明す
る。図6は、本発明の一実施の形態である顧客情報管理
方法における個人情報登録のフローチャートである。図
6では、登録される個人情報の一例も示している。
【0038】ユーザ20のパーソナルコンピュータ(P
C)が通信ネットワークによって顧客情報管理装置10
に接続して処理が開始される(S11)。顧客情報管理
装置10は、接続したユーザの個人情報と個人情報の公
開を認める範囲を指定した公開許可範囲情報をユーザの
識別符号とともに取得し(S12)、これを登録キーに
関連付けた個人情報データファイル161に記録し(S
13)、処理を終了する(S14)。
【0039】この処理では、事前手続として、公開を許
可する個人情報の項目、すなわち、個人情報を販売する
際の販売項目を登録する。登録された販売項目は、商品
を購入した際に商品の購入情報とともに販売される。こ
こで、登録される販売項目は初期値であり、必要に応じ
て商品購入時に設定することもできる。
【0040】次に、(2)商品の購入、(3)公開許可
の承認、及び(4)購入情報送信について説明する。図
7は、本発明の一実施の形態である顧客情報管理方法に
おける商品の購入から購入情報送信までのフローチャー
トである。
【0041】ユーザ20からオンラインショッピング・
サイト30にアクセスがあり、処理が開始される(S2
1)。オンラインショッピング・サイト30が提示する
購入画面に従って商品の購入が行なわれる(S22)。
商品の購入が行なわれると、購入情報及び個人情報のう
ち公開を許可する項目について、開示確認画面によって
購入情報開示確認を行なう(S23)。公開する開示項
目の確認後、購入情報及び公開項目に関するレベル情報
が情報管理センターへ送信され(S24)、購入処理が
終了する。送信された購入情報は、顧客情報管理装置1
0により購入情報データファイル162に格納される。
【0042】このように、開示が許可された項目のみ、
オンラインショッピング・サイトから購入情報が送信さ
れる。このため、ユーザは開示したくない情報を開示す
ることなく商品を購入することができる。
【0043】上記の説明における開示確認画面について
説明する。図8は、商品購入画面の一例である。 (1)購入画面において、購入する商品(ここでは、釣
り本と釣り竿)が表示され、購入を承認する場合は、
「enter」をクリックする。購入が承認されると、
(2)開示確認画面が表示され、情報を開示するかどう
かの問いが表示される。「yes」を選択すると、
(3)開示項目選択画面が表示され、各項目ごとに開示
の可否の選択ができるようになる。一括して開示する場
合は、全部が選択される。開示項目選択後、「送信」を
クリックすると、購入情報が送信され、(4)送信結果
画面が表示される。このとき、顧客情報管理装置10か
らポイント数の情報を取得し、これを表示してもよい。
【0044】次に、顧客情報管理装置10における購入
情報取得後の処理について説明する。図9は、本発明の
一実施の形態である顧客情報管理方法における購入情報
取得後のフローチャートである。
【0045】顧客情報管理装置10が購入情報とレベル
情報を受信して処理が開始される(S31)。購入情報
の開示の可/不可を読み出し(S32)、開示が承認さ
れているかどうかを確認する(S34)。開示が承認さ
れていない場合は、処理を終了する(S35)。開示が
承認されている場合は、購入情報と個人情報から該当デ
ータを顧客購入情報に書き込み(S34)、処理を終了
する(S35)。
【0046】顧客購入情報の生成について具体例で説明
する。図10は、顧客購入情報生成の一例である。顧客
購入情報の生成では、ユーザを識別するユーザ識別符号
である登録キー(ここでは、電話番号)に基づいて個人
情報データファイル161と購入情報データファイル1
62から所望のユーザに関する情報を抽出し、これらを
合成して顧客購入情報を生成し、顧客購入情報データフ
ァイル163に登録する。
【0047】公開レベルは初期値とすると、生成された
顧客購入情報では、図6に示した個人情報データから公
開を否とした住所2、電話番号等の情報が除かれてい
る。このとき、商品購入の際に個人情報の公開レベルが
設定されていれば、その設定に従って個人情報が抽出さ
れる。例えば、商品購入時、さらに、氏名の公開も否と
設定されると、生成される顧客購入情報からは氏名も除
かれる。顧客購入情報は、個人情報の公開レベルが可変
の場合には、商品の購入ごとに生成される。
【0048】次に、(6)ポイント/キャッシュバック
について説明する。図11は、本発明の一実施の形態で
ある顧客情報管理方法におけるポイント/キャッシュバ
ックのフローチャートである。
【0049】顧客情報管理装置10が、購入情報と個人
情報を取得した後、処理が開始される(S41)。取得
した購入情報と顧客情報について、購入情報ポイントテ
ーブルと個人情報ポイントテーブルを参照して開示され
た項目に対応するポイントを抽出し、これらを加算して
今回のポイント数を計算する(S42)。例えば、購入
情報として商品の購入年月日、時刻、購入サイト、購入
商品1が提供された場合、購入情報ポイントテーブルを
参照すると、11ポイントが付与される。同様に、個人
情報に関して25ポイントが付与される。合計36ポイ
ントが付与され、ユーザ20に送信される。ここでは、
ポイントで説明したが、ポイントに応じたキャッシュバ
ックが行なわれても良い。
【0050】次に、(7)顧客情報の販売について説明
する。図12は、本発明の一実施の形態である顧客情報
管理方法における顧客情報販売のフローチャートであ
る。メーカ等からの情報要求に応じて処理が開始される
(S51)。メーカからのデータ要望を取得し(S5
2)、要望に応じたデータを顧客購入情報データファイ
ル163から抽出し(S53)、抽出したデータを編集
した顧客情報を生成して要求先に販売し(S54)、処
理を終了する(S55)。
【0051】顧客情報の生成について具体例で説明す
る。図13は、販売される顧客情報の一例である。顧客
情報管理装置10は、例えば、「どこのサイトがよく利
用されているか?」、あるいは「サイトで購入されてい
る商品はどんなものが多いか?」というメーカ等の要求
に応じてデータを抽出し、編集した顧客情報を生成す
る。
【0052】例えば、「どこのサイトがよく利用されて
いるか?」に関して、例1のようなサイト利用データを
生成する。これにより、サイトの利用者や利用時刻、利
用する人の居住地等の情報が得られる。
【0053】また、「サイトで購入されている商品はど
んなものが多いか?」に関して、例2のような購入品デ
ータを生成する。これにより、ある商品を購入した購入
者に関する情報を得ることができる。このようにして得
られた情報は、例えば、新製品の案内を送付する際等に
利用する。
【0054】このように、本発明の顧客情報管理方法で
得られた情報は、購入品と関連した個人情報であり、サ
イトの改善等に有効な情報となる。また、商品情報を提
供する際にも、効果的な宣伝を行なうことが可能とな
る。
【0055】上記の説明では、商品の購入情報とともに
購入者の個人情報を提供する商取引をオンラインショッ
ピングとしたが、本発明に係る個人情報提供方法及び個
人情報提供システムは、実際の店舗で商品を購入する場
合に適用することもできる。この場合、店舗の端末から
予め購入情報とユーザ識別符号とを顧客情報管理装置1
0に送信しておく。顧客情報管理装置10は、取得した
購入情報を一時保存しておく。その後、ユーザが顧客情
報管理装置10にアクセスし、購入情報の開示可否等の
設定を行なう。購入情報の開示が承認されなかった場
合、一時保存された購入情報を削除する。承認された場
合は、承認された項目の購入情報と個人情報とから顧客
購入情報を作成する手順からの処理を行なう。以降の処
理は、上記の説明のオンラインショッピングの場合と同
様である。
【0056】なお、上記の処理機能は、クライアントサ
ーバシステムのサーバコンピュータによって実現するこ
とができる。その場合、顧客情報管理装置が有すべき機
能の処理内容を記述したサーバプログラムが提供され
る。サーバコンピュータは、クライアントコンピュータ
からの要求に応答して、サーバプログラムを実行する。
これにより、上記処理機能がサーバコンピュータ上で実
現され、処理結果がクライアントコンピュータに提供さ
れる。
【0057】処理内容を記述したサーバプログラムは、
サーバコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録し
ておくことができる。サーバコンピュータで読み取り可
能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光
磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置
には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルデ
ィスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクに
は、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM
(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disc
Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWr
itable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magnet
o-Optical disk)などがある。
【0058】サーバプログラムを流通させる場合には、
たとえば、そのサーバプログラムが記録されたDVD、
CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。サー
バプログラムを実行するサーバコンピュータは、たとえ
ば、可搬型記録媒体に記録されたサーバプログラムを、
自己の記憶装置に格納する。そして、サーバコンピュー
タは、自己の記憶装置からサーバプログラムを読み取
り、サーバプログラムに従った処理を実行する。なお、
サーバコンピュータは、可搬型記録媒体から直接サーバ
プログラムを読み取り、そのサーバプログラムに従った
処理を実行することもできる。
【0059】(付記1) 通信ネットワークを介して取
得したユーザの個人情報及び所定の商品あるいはサービ
スの購入情報を含む顧客情報を管理する顧客情報管理方
法において、顧客情報管理装置が、ユーザにより登録さ
れた前記ユーザの個人情報及び前記個人情報の公開を認
める範囲を指定した公開許可範囲情報を取得し、前記ユ
ーザを識別する識別符号に関連付けた個人情報ファイル
として保存するステップと、前記ユーザが所定の商品あ
るいはサービスを購入する際に、前記ユーザにより設定
された公開を認める公開許可範囲内の前記所定の商品あ
るいはサービスに関する購入情報を前記ユーザの識別符
号とともに取得し、前記ユーザの識別符号に関連付けた
購入情報ファイルとして保存するステップと、前記購入
情報及び前記個人情報に関して前記ユーザにより設定さ
れた公開が許可された範囲に応じて前記ユーザに所定の
報奨を付与するステップと、を有することを特徴とする
顧客情報管理方法。
【0060】(付記2) 前記個人情報あるいは前記購
入情報に含まれる各項目には重み付けがなされており、
前記公開が許可された範囲に応じて前記ユーザに所定の
報奨を付与するステップは、前記ユーザが公開を許可し
た前記個人情報あるいは前記購入情報の項目に設定され
た重み付けに基づいて前記所定の報奨を算出することを
特徴とする付記1記載の顧客情報管理方法。
【0061】(付記3) 前記顧客情報管理方法は、さ
らに、前記ユーザが所定の商品あるいはサービスを購入
するごとに前記ユーザによって前記個人情報に関して公
開を認める項目が設定され、前記公開が許可された範囲
に応じて前記ユーザに所定の報奨を付与するステップ
は、前記購入ごとに生成される購入情報の公開項目及び
個人情報に関する公開項目に応じて前記所定の報奨の算
出を行なうことを特徴とする付記1記載の顧客情報管理
方法。
【0062】(付記4) 前記個人情報の公開を認める
項目の設定は、前記ユーザが所定の商品あるいはサービ
スを購入する際に設定する前記購入情報の公開を認める
公開項目とともになされることを特徴とする付記3記載
の顧客情報管理方法。
【0063】(付記5) 前記個人情報の公開を認める
項目の指定は、前記ユーザが所定の商品あるいはサービ
スを購入した後、前記顧客情報管理装置が前記顧客情報
管理装置に通信ネットワークを介して接続した前記ユー
ザから取得することを特徴とする付記3記載の顧客情報
管理方法。
【0064】(付記6) 前記ユーザによる所定の商品
あるいはサービスの購入は、インターネット上に設けら
れた所定のショッピングサイトにアクセスすることによ
って行なわれるオンラインショッピングであることを特
徴とする付記1記載の顧客情報管理方法。
【0065】(付記7) 前記顧客情報管理方法は、さ
らに、前記ユーザの識別符号に基づいて前記ユーザに関
する購入情報と公開が許可された範囲の前記個人情報の
情報データを抽出・合成した顧客購入情報ファイルを生
成するステップと、前記所定の商品あるいはサービスを
提供する企業からの情報要求を受け付け、前記顧客購入
情報ファイルの情報データを前記企業の情報要求に応じ
て編集した顧客情報を提供するステップと、を有するこ
とを特徴とする付記1記載の顧客情報管理方法。
【0066】(付記8) 前記企業の情報要求に応じた
前記顧客購入情報を提供するステップは、前記企業から
の要望に応じた情報を前記顧客購入情報から抽出し、前
記要望に基づいて抽出した情報を編集した所定の情報デ
ータを提供することを特徴とする付記7記載の顧客情報
管理方法。
【0067】(付記9) 通信ネットワークを介して取
得したユーザの個人情報及び所定の商品あるいはサービ
スの購入情報を含む顧客情報を管理する顧客情報管理装
置において、ユーザにより登録された前記ユーザの個人
情報及び前記個人情報の公開を認める範囲を指定した公
開許可範囲情報を、前記ユーザを識別する識別符号とと
もに取得する個人情報取得手段と、前記ユーザが所定の
商品あるいはサービスを購入する際に、前記ユーザによ
り設定された公開を認める公開許可範囲内の前記所定の
商品あるいはサービスに関する購入情報を、前記ユーザ
を識別する識別符号とともに取得する購入情報取得手段
と、前記購入情報及び前記個人情報に関して前記ユーザ
により設定された公開が許可された範囲に応じて前記ユ
ーザに所定の報奨を付与する報奨付与手段と、要求に応
じて前記購入情報と公開が許可された範囲の前記個人情
報の情報データを編集した顧客情報を要求先に提供する
顧客情報提供手段と、を備えたことを特徴とする顧客情
報管理装置。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、商品あ
るいはサービスを購入するユーザは、自分の個人情報あ
るいは購入時の購入情報のうち、公開可能な項目を指定
し、これを販売する。顧客情報を管理する顧客情報管理
装置は、指定された公開可能な項目に対応した個人情報
あるいは購入情報を取得し、見返りとして報奨をユーザ
に付与する。このように、本発明によれば、ユーザは、
自分の個人情報の流出を管理することができ、かつ、個
人情報の提供によりポイントや現金等の報奨を得ること
ができる。この結果、ユーザの個人情報漏洩に対する不
安をなくすこと可能となり、また報奨が付与されること
から広範囲なユーザの個人情報を収集することが可能と
なる。
【0069】さらに、このようにして蓄積・整理された
情報をメーカに販売することもできる。メーカは、的確
な情報を購入することで、的を絞って、必要な人に対
し、各種情報を提供できるようになる。これにより、有
効な広告が可能となるばかりでなく、広告費の削減が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である顧客情報管理方法
を実現する顧客情報管理システムの構成図である。
【図2】本発明に係る個人情報の一例である。
【図3】本発明に係る購入情報の一例である。
【図4】本発明に係るポイントの変換テーブルの一例で
ある。
【図5】本発明の一実施の形態である顧客情報管理方法
における処理の流れである。
【図6】本発明の一実施の形態である顧客情報管理方法
における個人情報登録のフローチャートである。
【図7】本発明の一実施の形態である顧客情報管理方法
における商品の購入から購入情報送信までのフローチャ
ートである。
【図8】商品購入画面の一例である。
【図9】本発明の一実施の形態である顧客情報管理方法
における購入情報取得後のフローチャートである。
【図10】顧客購入情報生成の一例である。
【図11】本発明の一実施の形態である顧客情報管理方
法におけるポイント/キャッシュバックのフローチャー
トである。
【図12】本発明の一実施の形態である顧客情報管理方
法における顧客情報販売のフローチャートである。
【図13】販売される顧客情報の一例である。
【符号の説明】
10・・・顧客情報管理装置 11・・・個人情報取得手段 12・・・購入情報取得手段 13・・・顧客購入情報生成手段 14・・・ポイント付与手段 15・・・顧客情報提供手段 16・・・記憶手段 20・・・ユーザ(パーソナルコンピュータ) 30・・・オンラインショッピング・サイト 31・・・販売処理手段 32・・・提供レベル設定手段 40・・・HPサイト

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ネットワークを介して取得したユー
    ザの個人情報及び所定の商品あるいはサービスの購入情
    報を含む顧客情報を管理する顧客情報管理方法におい
    て、 顧客情報管理装置が、 ユーザにより登録された前記ユーザの個人情報及び前記
    個人情報の公開を認める範囲を指定した公開許可範囲情
    報を取得し、前記ユーザを識別する識別符号に関連付け
    た個人情報ファイルとして保存するステップと、 前記ユーザが所定の商品あるいはサービスを購入する際
    に、前記ユーザにより設定された公開を認める公開許可
    範囲内の前記所定の商品あるいはサービスに関する購入
    情報を前記ユーザの識別符号とともに取得し、前記ユー
    ザの識別符号に関連付けた購入情報ファイルとして保存
    するステップと、 前記購入情報及び前記個人情報に関して前記ユーザによ
    り設定された公開が許可された範囲に応じて前記ユーザ
    に所定の報奨を付与するステップと、 を有することを特徴とする顧客情報管理方法。
  2. 【請求項2】 前記個人情報あるいは前記購入情報に含
    まれる各項目には重み付けがなされており、前記公開が
    許可された範囲に応じて前記ユーザに所定の報奨を付与
    するステップは、前記ユーザが公開を許可した前記個人
    情報あるいは前記購入情報の項目に設定された重み付け
    に基づいて前記所定の報奨を算出することを特徴とする
    請求項1記載の顧客情報管理方法。
  3. 【請求項3】 前記顧客情報管理方法は、さらに、前記
    ユーザが所定の商品あるいはサービスを購入するごとに
    前記ユーザによって前記個人情報に関して公開を認める
    項目が設定され、前記公開が許可された範囲に応じて前
    記ユーザに所定の報奨を付与するステップは、前記購入
    ごとに生成される購入情報の公開項目及び個人情報に関
    する公開項目に応じて前記所定の報奨の算出を行なうこ
    とを特徴とする請求項1記載の顧客情報管理方法。
  4. 【請求項4】 前記顧客情報管理方法は、さらに、 前記ユーザの識別符号に基づいて前記ユーザに関する購
    入情報と公開が許可された範囲の前記個人情報の情報デ
    ータを抽出・合成した顧客購入情報ファイルを生成する
    ステップと、 前記所定の商品あるいはサービスを提供する企業からの
    情報要求を受け付け、前記顧客購入情報ファイルの情報
    データを前記企業の情報要求に応じて編集した顧客情報
    を提供するステップと、を有することを特徴とする請求
    項1記載の顧客情報管理方法。
  5. 【請求項5】 通信ネットワークを介して取得したユー
    ザの個人情報及び所定の商品あるいはサービスの購入情
    報を含む顧客情報を管理する顧客情報管理装置におい
    て、 ユーザにより登録された前記ユーザの個人情報及び前記
    個人情報の公開を認める範囲を指定した公開許可範囲情
    報を、前記ユーザを識別する識別符号とともに取得する
    個人情報取得手段と、 前記ユーザが所定の商品あるいはサービスを購入する際
    に、前記ユーザにより設定された公開を認める公開許可
    範囲内の前記所定の商品あるいはサービスに関する購入
    情報を、前記ユーザを識別する識別符号とともに取得す
    る購入情報取得手段と、 前記購入情報及び前記個人情報に関して前記ユーザによ
    り設定された公開が許可された範囲に応じて前記ユーザ
    に所定の報奨を付与する報奨付与手段と、 要求に応じて前記購入情報と公開が許可された範囲の前
    記個人情報の情報データを編集した顧客情報を要求先に
    提供する顧客情報提供手段と、 を備えたことを特徴とする顧客情報管理装置。
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