JP4860746B2 - エンジンの冷却装置 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却水を循環させてエンジンを冷却する冷却装置に関し、より詳細には、冷却水のもつ熱を利用する熱交換手段を備えるエンジンの冷却装置に関する。
車両に搭載されるエンジンには、冷却水を強制的に循環させてエンジンを冷却する水冷式の冷却装置が広く用いられている。冷却水の循環には、エンジンのクランク軸で駆動される機械式ウォータポンプ、または車載バッテリから供給される電力で駆動される電動式ウォータポンプが一般的に用いられる。この種の冷却装置では、エンジンを暖機運転する際に一定水温に達するまで冷却水を循環させないで暖機を効率化することが行われており、その一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1の内燃機関のウォーターポンプ制御装置には、冷却水循環用ウォーターポンプに電動機を取り付け、冷却水出口付近に配置した温度センサが検出する冷却水温度に応じて、制御手段が電動機を制御する構成が開示されている。そして、冷却水温度が通常始動下限水温以下であるとウォーターポンプを停止し、通常始動下限水温を越え暖機促進上限水温以下であるとウォーターポンプを高速回転させるようになっている。これにより、ウォーターポンプの停止でスタータのクランキング時間および自力運転までの時間を短縮し、ウォーターポンプの高速回転で機関全体を速く暖めてなめらかな機関運転を可能にする作用がある、とされている。
また、特許文献2の内燃機関の冷却装置には、冷却水管路の一部に設けられた水位検出手段と、水位の上昇率に基づいて冷却水の沸騰を検知する沸騰検知手段とを備える構成が開示されている。そして、水位に基づく沸騰検知は温度による沸騰検知よりも応答が早く、特に暖機運転時などでウォーターポンプを停止している場合は差が顕著になる、とされている。さらに、ウォーターポンプを停止している場合に、迅速に冷却水の沸騰を検知でき、冷却水の流量を増加させて水温を低下させることができる、と記載されている。つまり、ウォーターポンプの停止による暖機を行うときの信頼性を高めている。
一方、冷却水のもつ熱を車両内の暖房や霜取りなどに利用することが広く行われており、エネルギーの有効利用の観点で好ましい。例えば、特許文献1の実施例には、冷却水の熱を放散するラジエータとは別に暖房用空調機を備え、暖房用空調機は冷却水の一部を熱源として利用する態様が開示されている。
特開平8−14043号公報 特開2008−303775号公報
ところで、暖房用空調機などの熱交換手段を併用した冷却装置で、冷却水を循環させずにエンジンを暖機運転していて熱交換手段から循環流量の要求を受けた場合、要求に応じて冷却水を循環させると不都合の生じる懸念がある。詳述すると、エンジンを暖機運転するときの暖機運転条件、例えばアイドル回転数や燃料噴射量、点火タイミングなどは、冷却水の水温に応じて定められ、制御される。ところが、冷却水の水温はエンジン冷却部の流出口に位置する冷却水感温センサ部の一点で検出されるのが一般的であり、循環を開始するとまずエンジン内の高温の冷却水、次いでエンジン外の低温の冷却水がセンサ部に流れる。したがって、検出される水温の変動が大きくなって暖機運転条件が安定せず、暖機運転の制御が難しくなる。特に、或る程度まで暖機運転が進んだ状態でいきなり要求流量を循環させた場合、検出される水温が大きく変動するため、エンジンに対して影響を与えてしまう懸念がある。この対策として冷却水を循環させながら暖機運転を行えば水温の変動は小さくできるが、循環により冷却水から熱が放散される分だけ暖機運転の効率が低下する。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、冷却水を循環させずにエンジンを暖機運転していて熱交換手段から循環流量の要求を受けた場合に、冷却水を循環しても暖機運転の制御が安定し、エンジンに影響を与えないエンジンの冷却装置を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決する請求項1に係るエンジンの冷却装置の発明は、エンジンに形成されて冷却水が流れる冷却部と、前記冷却水の水温を検出する冷却水感温センサ部と、前記冷却水のもつ熱を利用する熱交換手段と、前記冷却水の循環流量を可変とする循環流量可変手段と、前記冷却部、前記冷却水感温センサ部、前記熱交換手段、および前記循環流量可変手段を循環して前記冷却水が流れる循環水路と、前記熱交換手段から要求流量の要求を受けて前記水温を参照しつつ前記循環流量可変手段を制御して前記循環流量を調整するする制御手段と、を備えるエンジンの冷却装置であって、
前記制御手段は、前記水温に応じて前記エンジンを暖機運転するときの暖機運転条件を定め、前記循環流量可変手段を制御して前記冷却水を循環させずに前記エンジンを暖機運転し、暖機運転中に前記要求流量の要求を受けた場合に所定時間をかけて前記循環流量を前記要求流量まで増加させることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記制御手段は、前記循環流量を段階的に増加させることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1において、前記制御手段は、前記循環流量を経過時間に比例して増加させることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1において、前記制御手段は、前記循環流量を一次遅れフィルタの特性にしたがって増加させることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1において、前記制御手段は、前記水温の変動を制限するようにフィードバック制御しながら前記循環流量を調整することを特徴とする。
請求項6に係るエンジンの冷却装置の発明は、エンジンに形成されて冷却水が流れる冷却部と、前記冷却水の水温を検出する冷却水感温センサ部と、前記冷却水のもつ熱を利用する熱交換手段と、前記冷却水の循環流量を可変とする循環流量可変手段と、前記冷却部、前記冷却水感温センサ部、前記熱交換手段、および前記循環流量可変手段を循環して前記冷却水が流れる循環水路と、前記熱交換手段から要求流量の要求を受けて前記水温を参照しつつ前記循環流量可変手段を制御して前記循環流量を調整するする制御手段と、を備えるエンジンの冷却装置であって、前記制御手段は、前記水温に応じて前記エンジンを暖機運転するときの暖機運転条件を定め、前記循環流量可変手段を制御して前記冷却水を循環させずに前記エンジンを暖機運転し、暖機運転中に前記要求流量の要求を受けた場合に直ちに前記循環流量を前記要求流量まで増加させ、以降は前記水温にフィルタ処理を施して求めたなだらかに変化する補正水温に応じて前記暖機運転条件を定めることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1〜6のいずれか一項において、前記循環流量可変手段は、流量可変の電動式ウォータポンプ、または、前記エンジンに駆動される機械式ウォータポンプおよび流量調整弁、であることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1〜7のいずれか一項において、前記循環流量可変手段は流量可変の電動式ウォータポンプであり、前記エンジンの前記冷却部の流出口に前記冷却水感温センサ部が配置され、前記冷却部の流入口に前記電動式ウォータポンプの吐出口が連結され、前記冷却水感温センサ部と前記熱交換手段との間の前記循環水路から分流して前記電動式ウォータポンプの吸入口で前記循環水路に合流する放熱水路と、該放熱水路内に設けられたラジエータおよびサーモスタットバルブと、を備えることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1〜8のいずれか一項において、前記エンジンは車両に搭載され、前記熱交換手段は暖房装置あるいはデフロスタであることを特徴とする。
請求項1に係るエンジンの冷却装置の発明は、エンジンの冷却部、冷却水感温センサ部、熱交換手段、循環流量可変手段、循環水路、および制御手段を備え、制御手段は、水温に応じてエンジンを暖機運転するときの暖機運転条件を定め、循環流量可変手段を制御して冷却水を循環させずにエンジンを暖機運転し、暖機運転中に熱交換手段から要求流量の要求を受けた場合に所定時間をかけて循環流量を要求流量まで増加させる。つまり、要求を受けた後に、要求流量よりも少ない循環流量で冷却水を流し始める。これにより、暖機運転で暖められていないエンジン外の冷却水がエンジンの冷却部をゆっくり通過し、暖められた後に冷却水感温センサ部に達する。これに対し、循環流量をいきなり要求流量に制御する従来の装置では、エンジン外の冷却水がエンジンの冷却部を速く流れ過ぎてしまうため、あまり暖められない。したがって本発明によれば、当初からエンジン内で暖められた冷却水と、当初エンジン外にありエンジンの冷却部を通過して暖められる冷却水との温度差が従来よりも小さくなり、冷却水感温センサ部で検出する水温の変動が小さくなって、暖機運転の制御が安定し、エンジンに影響を与えない。
請求項2に係る発明では、制御手段は、循環流量を段階的に増加させる。また、請求項3に係る発明では、制御手段は、循環流量を経過時間に比例して増加させる。さらに、請求項4に係る発明では、制御手段は、循環流量を一次遅れフィルタの特性にしたがって増加させる。請求項2〜4に係る発明では、熱交換手段からの要求流量の要求を受けた後に、要求流量よりも少ない循環流量で冷却水を流し始め、所定時間をかけて要求流量まで増加させるので、請求項1と同様の作用、効果が生じる。
請求項5に係る発明では、制御手段は、水温の変動を制限するようにフィードバック制御しながら循環流量を調整する。したがって、暖機運転の制御に影響を与えない範囲内に水温の変動を確実に制限でき、かつ可能な範囲内で循環流量を速やかに増加させて熱交換手段からの要求に応えることができる。
請求項6に係るエンジンの冷却装置の発明は、エンジンの冷却部、冷却水感温センサ部、熱交換手段、循環流量可変手段、循環水路、および制御手段を備え、制御手段は、水温に応じてエンジンを暖機運転するときの暖機運転条件を定め、循環流量可変手段を制御して冷却水を循環させずにエンジンを暖機運転し、暖機運転中に熱交換手段から要求流量の要求を受けた場合に直ちに循環流量を要求流量まで増加させ、以降は水温にフィルタ処理を施して求めたなだらかに変化する補正水温に応じて暖機運転条件を定める。つまり、冷却水の循環開始後は、実際に検出される水温よりもなだらかに変化する補正水温に応じて暖機運転条件を定めるので、暖機運転の制御に影響を与えない。また、直ちに循環流量を要求流量まで増加させることで、熱交換手段からの要求に応えることができる。
請求項7に係る発明では、循環流量可変手段に、流量可変の電動式ウォータポンプ、または、エンジンに駆動される機械式ウォータポンプおよび流量調整弁、を用いることができる。本発明は、ウォータポンプの種類や構造に限定されず、適用範囲が広い。
請求項8に係る発明では、循環流量可変手段に流量可変の電動式ウォータポンプを用いるとともに、循環水路から分流してラジエータおよびサーモスタットバルブを通り循環水路に合流する放熱水路を備える。ここで、サーモスタットバルブは冷却水の水温に応じて開度を自動的に調整するものであり、冷却水の水温が上昇するにつれて放熱水路の流量が増加し、ラジエータからの放熱量が増加する。これにより、熱交換手段で優先的に冷却水が有する熱を放出し、放出しきれなかた余剰分をラジエータで放熱する構成を実現できる。本発明は、熱交換手段のみで放熱を行う構成、熱交換手段で優先的に放熱し余剰分をラジエータで放熱する構成、熱交換手段とラジエータを併用する構成、など様々な態様で実現できる。
請求項9に係る発明では、エンジンは車両に搭載され、熱交換手段は暖房装置あるいはデフロスタとなっている。本発明は、車載のエンジンを冷却する冷却装置に好適である。
第1実施形態のエンジンの冷却装置を模式的に説明する全体構成図である。 第1実施形態において、エンジン制御ECUで所定時間をかけて循環流量を増加させる制御方法を説明する図である。 第1実施形態において、エンジン制御ECUによるエンジン暖機運転時の冷却水制御フローの図である。 第1実施形態において、図2に基づき所定時間をかけて循環流量を増加させたときの効果を説明する図である。 第1実施形態において、エンジン制御ECUで経過時間に比例して循環流量を増加させる別の制御方法を説明する図である。 第1実施形態において、エンジン制御ECUで一次遅れフィルタの特性にしたがって循環流量を増加させるまた別の制御方法を説明する図である。 第2実施形態でのエンジン制御ECUによるエンジン暖機運転時の冷却水制御フローの図である。 第3実施形態において、冷却水の水温にフィルタ処理を施して補正水温を求める効果を説明する図である。
本発明の第1実施形態のエンジンの冷却装置について、図1〜図6を参考にして説明する。図1は、第1実施形態のエンジンの冷却装置1を模式的に説明する全体構成図である。実施形態の冷却装置1は、車載のエンジンを冷却するとともに、冷却水がもつ熱を利用して車内を暖房するものである。冷却装置1は、ウォータジャケット2、冷却水感温センサ部3、暖房装置4、電動式ウォータポンプ5、循環水路6、エンジン制御ECU7、放熱水路81、ラジエータ82、サーモスタットバルブ83などで構成されている。
ウォータジャケット2は、エンジンの冷却部に相当する部位である。ウォータジャケット2は、図略のエンジンのシリンダを取り巻くように形成され、内部を冷却水が流れるようになっている。ウォータジャケット2の流出口21には、冷却水の水温Tを検出する冷却水感温センサ部3が配置されている。 暖房装置4は、熱交換手段に相当する部位である。暖房装置4は、冷却水のもつ熱を取り込むヒータコア41(熱交換機本体に相当)、およびヒータコア41の動作を制御するコントロールユニット42などで構成されている。電動式ウォータポンプ5は、入力電力を制御することにより循環流量Qcを可変とする循環流量可変手段である。電動式ウォータポンプ5には、一般的なベーンポンプや遠心ポンプなどを用いることができる。電動式ウォータポンプ5の吐出口51は、ウォータジャケット2の流入口22に連結されている。
循環水路6は、ウォータジャケット2、冷却水感温センサ部3、暖房装置4のヒータコア41、および電動式ウォータポンプ5を循環するように冷却水を流す水路である。図1には、上記の冷却水の流れが矢印Fで示されている。循環水路6は、冷却水感温センサ部3とヒータコア41の流入口411とを連結する第1水路61、およびヒータコア41の流出口412と合流部63とを連結する第2水路62で構成されている。合流部63は、後述の放熱水路81が合流する部位である。合流部63は、電動式ウォータポンプ5の吸入口52に連結されている。
一方、放熱水路81は、循環水路6中の第1水路61から分流してラジエータ82を通り、サーモスタットバルブ83に連結される水路である。電動式ウォータポンプ5からみて、暖房装置4のヒータコア41とラジエータ82とは並列に配置されている。ラジエータ82は内部水路を有し、冷却水が内部水路を通過することで熱を放散するようになっている。サーモスタットバルブ83は、冷却水の水温に応じて開度を自動的に調整する弁である。サーモスタットバルブ83の開度可変の流出口831は合流部63に開口し、サーモスタットバルブ83の図略の感温部は合流部63内に配置されている。サーモスタットバルブ83は、エンジンの暖機運転を行っている低い水温時には閉止状態で、エンジンが動作して水温が上昇すると自動的に開いて放熱水路81に冷却水を流し、ラジエータ82による熱の放散が行われるようになっている。また、放熱水路81およびラジエータ82に連結されてリザーバタンク84が設けられており、温度変化に伴う冷却水の水位変化を吸収し、また冷却水の不足を補うようになっている。
エンジン制御ECU7は、エンジンの運転を制御する電子制御装置であり、冷却水の循環流量Qcを調整する制御手段に相当する部位である。エンジン制御ECU7は、冷却水感温センサ部3から冷却水の水温Tを受け取り、暖房装置4のコントロールユニット42から暖房に必要な要求流量Qrを受け取るようになっている。また、エンジン制御ECU7は、電動式ウォータポンプ5に供給する入力電力を制御して循環流量Qcを調整するようになっている。さらに、エンジン制御ECU7は、水温Tに応じてエンジンの運転条件を定めて制御する。エンジン制御ECU7が制御する具体的な制御量としては、エンジン回転数や燃料噴射量、点火タイミングなどがある。
さらに、エンジン制御ECU7は、水温Tに応じて暖機運転条件を定め、電動式ウォータポンプ5を制御して冷却水を循環させないで、すなわち循環流量Qc=0として、エンジンを暖機運転する(水停止暖機)。また、水温Tが所定値に到達すると、エンジン制御ECU7は、電動式ウォータポンプ5を制御して冷却水を循環させ、循環水路6を含む系全体が暖まるように暖機運転を続ける(水循環暖機)。エンジン制御ECU7は、循環流量Qc=0の水停止暖機運転中に暖房装置4のコントロールユニット42から要求流量Qrの要求を受けた場合に、所定時間をかけて循環流量Qcを要求流量Qrまで増加させるように電動式ウォータポンプ5を制御する。なお、エンジン制御ECU7は、要求流量Qrの要求を受けた要求時刻t1からの経過時間txを計時するタイマを有している。
図2は、エンジン制御ECU7で所定時間をかけて循環流量Qcを増加させる制御方法を説明する図である。図2で横軸は時間t、縦軸は流量Qであり、破線のグラフは要求流量Qr、実線のグラフは循環流量Qcを表している。グラフは、循環流量Qc=0の水停止暖機運転中に要求時刻t1で要求流量Qrの要求を受けた場合を例示している。図示されるように、エンジン制御ECU7は、要求時刻t1で直ちに循環流量Qcを要求流量Qrまで増加させず、要求流量Qrよりも小さな低減流量Qdまで増加させる。その後、経過時間txが所定時間trに達した時刻t2で、循環流量Qcを低減流量Qdから要求流量Qrまで増加させる。つまり、エンジン制御ECU7は、循環流量Qcを要求流量Qrまで増加させるときの移行処理として、循環流量Qcを段階的に増加させる。ただし、要求流量Qrが一定流量Q0以下と小さいときには、循環流量Qc=0のままでエンジンの暖機運転を継続する。
なお、低減流量Qd、所定時間tr、一定流量Q0は固定量としてもよいが、そのときの水温Tおよび要求流量Qrに応じて変更し得る変化量とすることが好ましい。水温Tの変動を小さくするためには、低減流量Qdを小さく絞り、所定時間trを長くし、一定竜量Q0を大きく設定することが好ましいが、反面、暖房装置4からの要求に応えておらず、暖房装置4の立ち上がりが遅れる。したがって、エンジンの暖機運転の制御に影響を与えないように水温Tの変動を一定量以下に制限しつつ、暖房装置4を速やかに立ち上げることができる適正な低減流量Qd、所定時間tr、および一定流量Q0がある。これらの適正値は、例えば各種条件を変更して行う実験により求めることができ、さらにエンジン制御ECU7内にマップとして記憶することができる。
次に、上述のように構成された第1実施形態のエンジンの冷却装置1の動作について、図3を参考にして説明する。図3は、エンジン制御ECU7によるエンジン暖機運転時の冷却水制御フローの図である。図示されるように、ステップS1で暖機運転を開始すると、ステップS2でエンジン制御ECU7は水停止暖機中か、水循環暖機中かを判定する。そして、水循環暖機中のときステップS8に進み、水停止暖機中のときステップ3で暖房装置からの要求流量Qrの有無を判定する。そして、要求流量Qrが無いときステップS7に進み、要求流量Qrを初めて受けたときにタイマをスタートして経過時間txの計時を開始したのちステップS4に進み、要求流量Qrが継続しているときもステップS4に進む。
次に、ステップ4で要求流量Qrが一定流量Q0を越えているか判定する。要求流量Qrが一定流量Q0を越えていないときステップS7に進み、越えているときステップS5で、タイマの計時した経過時間txが一定時間tr以上であるか判定する。経過時間txが一定時間tr以上のときステップS8に進み、一定時間tr未満のときステップS6に進む。かくして、最終的にステップS6〜S8のいずれかに一つに到達する。
ステップS6に到達する条件を整理すると、水停止暖機中に一定流量Q0を越える要求流量Qrを受けかつ経過時間txが一定時間tr未満のときとなる。このとき、エンジン制御ECU7は、循環流量Qcを低減流量Qdとするように電動式ウォータポンプ5を制御する。ステップS7に到達する条件を整理すると、水停止暖機中であって要求流量Qrがゼロか一定流量Q0以下のときとなる。このとき、エンジン制御ECU7は、循環流量Qc=0に制御して水停止暖機を継続する。ステップS8に到達する条件を整理すると、水循環暖機中のとき、および要求流量Qrが一定流量Q0を越えかつ経過時間txが一定時間tr以上のときになる。後者の条件は、低減流量Qdによる一定時間trの移行処理が終わった以降を意味している。このとき、エンジン制御ECU7は、通常の水循環暖機の制御を行う。換言すれば、要求流量Qrの変化に直ちに応えるように循環流量Qcを制御する。
ステップS6〜S8のいずれかにより制御の1サイクルが終了するのでステップS2に戻り、以降は同じ制御を繰り返す。
次に、上述の第1実施形態のエンジンの冷却装置1の作用、効果について、図4を参考にして説明する。図4は、図2に基づき所定時間をかけて循環流量Qcを増加させたときの効果を説明する図である。図4において横軸は時間tであり、縦軸は冷却水感温センサ部3で検出された冷却水の水温Tである。図4には、暖機開始時刻t0でエンジンの暖機運転を開始し、要求時刻t1で要求流量Qrの要求を受けた場合を例示している。図中の実線のグラフ1は、図2に基づいて水停止暖機から低減流量Qdを経て要求流量Qrまで循環流量Qcを段階的に増加させたときの冷却水の水温Tの変化を示している。破線のグラフ2は、水停止暖機から要求時刻t1で直ちに要求流量Qrへ増加させる従来の制御方法を用いたときの冷却水の水温Tの変化を示している。また、一点鎖線のグラフ3は、暖機運転開始時刻t0から冷却水を循環させる従来の制御制御方法を用いたときの冷却水の水温Tの変化を示している。
まず、グラフ1およびグラフ2をグラフ3と比較して、冷却水を循環させない水停止暖機の効果を説明する。水停止暖機を行なったグラフ1およびグラフ2は、従来の水停止暖機を行なわないグラフ3と比較して、暖機運転開始時刻t0の直後から水温Tが急峻に増加している。これは、ピストンを始めとするエンジン内部が速やかに暖機されることを示している。
次に、グラフ1をグラフ2と比較して、循環流量Qcを段階的に増加させる効果を説明する。グラフ2では、エンジン制御ECU7は、要求時刻t1で直ちに循環流量Qcを要求流量Qrまで増加させている。このため、始めからエンジンのウォータジャケット2内にあって温められた冷却水が流れる間、水温Tは図中P1まで上昇するが、エンジン外の第2水路62などにあった冷却水が冷却水感温センサ部3を流れるようになると、水温Tは図中P2まで下降して、温度の変動が激しい。このため、エンジン制御ECU7は、水温Tに応じて安定した暖機運転条件を定めることが困難となり、暖機運転の制御が難しくなって、エンジンに影響を与えてしまう懸念がある。
一方、グラフ1では、エンジン制御ECU7は、要求時刻t1の直後に循環流量Qcを低減流量Qdまで増加させる。このため、エンジン外の第2水路62などにあった冷却水がウォータジャケット2内をゆっくり通過して暖められた後に冷却水感温センサ部3に達する。したがって、図示されるように水温Tの変動はグラフ2よりも小さくなり、安定した暖機運転条件を定めることができ、エンジンに影響を与えない。
なお、第1実施形態において、所定時間trをかけて循環流量Qcを段階的に増加させる際の低減流量Qdを1段階で説明したが、複数の段階を設けて階段状に増加させるようにしてもよい、また、所定時間trをかけて循環流量Qcを増加させる方法としては、図5および図6に示される別法を用いるようにしてもよい。
図5は、エンジン制御ECU7で経過時間txに比例して循環流量Qcを増加させる別の制御方法を説明する図である。図示されるように、エンジン制御ECU7は、要求時刻t1の直後から循環流量Qcを一定の傾きで増加させ、所定時間tr後の時刻t3に要求流量Qrに到達するように電動式ウォータポンプ5を制御する。
さらに、図6は、エンジン制御ECU7で一次遅れフィルタの特性にしたがって循環流量Qcを増加させるまた別の制御方法を説明する図である。図示されるように、エンジン制御ECU7は、要求時刻t1の直後から一次遅れフィルタの特性にしたがい始めは循環流量Qcを比較的急峻に増加させ、徐々に増加量を減じて要求流量Qrに近付けるように電動式ウォータポンプ5を制御する。なお、図6のように一次遅れフィルタの特性を用いた場合、循環流量Qcと要求流量Qrとが等しくなることはないが、両者が略同一の値、換言すれば、循環流量Qcが安定した暖機運転条件を得られる値の範囲に到達する時間を所定時間と定義できる。
その他、所定時間をかけて循環流量Qcを要求流量Qrに到達させるために、様々な制御方法を用いることができる。
次に、冷却水の循環流量Qcの制御にフィードバック制御を用いる第2実施形態のエンジンの冷却装置について、図7を参考にして説明する。第2実施形態において、装置構成自体は図1に示された第1実施形態のそれと同一であり、エンジン制御ECU7の制御方法すなわちソフトウェアが異なる。図7は、第2実施形態でのエンジン制御ECU7によるエンジン暖機運転時の冷却水制御フローの図である。
図7に示されるように、ステップS11で暖機運転を開始すると、ステップS12でエンジン制御ECU7は、そのときの暖房装置4の要求流量Qrを循環流量Qcと比較する。そして、要求流量Qrが循環流量Qc以下のとき、既に暖房装置4の要求を満たしているので、ステップS17に進んで循環流量Qcを維持するように電動式ウォータポンプ5を制御する。要求流量Qrが循環流量Qcを越えているとき、ステップS13に進んで冷却水感温センサ部3で検出された冷却水の水温Tの変動△Tを許容上限値△TUと比較する。変動△Tが許容上限値△TUを越えて過大になっているとき、ステップS15に進んで循環流量Qcを減少させるように電動式ウォータポンプ5を制御する。これにより、水温Tの変動△Tを抑制することができる。
ステップS13で変動△Tが許容上限値△TU以下のとき、ステップS14に進んで水温Tの変動△Tを、許容上限値△TUよりも小さな許容下限値△TL(つまり△TL<△TU)と比較する。変動△Tが許容下限値△TU未満と過小になっているとき、ステップS16に進んで循環流量Qcを増加させるように電動式ウォータポンプ5を制御する。これにより、暖房装置4からの要求に速く応えることができる。また、変動△Tが許容下限値△TU以上のときは、水温Tの変動△Tが適正に保たれているので、ステップS17に進んで循環流量Qcを維持するように電動式ウォータポンプ5を制御する。ステップS15〜S17のいずれかにより制御の1サイクルが終了するのでステップS12に戻り、以降は同じ制御を繰り返す。
上述の第2実施形態の冷却水制御フローによれば、暖機運転の制御に影響を与えない許容上限値△TUと許容下限値△TLの範囲内に、冷却水の水温Tの変動△Tを確実に制限できる。かつ、可能な範囲内で循環流量Qcを速やかに増加させて、熱交換手段4からの要求に応えることができる。
次に、冷却水の循環流量Qcを調整するのでなく検出される水温Tを補正する第3実施形態のエンジンの冷却装置について、図8を参考にして説明する。第3実施形態において、装置構成自体は図1に示された第1実施形態のそれと同一であり、エンジン制御ECU7の制御方法すなわちソフトウェアが第1および第2実施形態と異なる。第3実施形態において、エンジン制御ECU7は、水停止暖機運転中に暖房装置4から要求流量Qrの要求を受けた場合に直ちに循環流量Qcを要求流量Qrまで増加させる。そして、以降は、冷却水感温センサ部3で検出された冷却水の水温Tにフィルタ処理を施し、得られたなだらかに変化する補正水温TAに応じて暖機運転条件を定める。
図8は、第3実施形態において、冷却水の水温Tにフィルタ処理を施して補正水温TAを求める効果を説明する図である。図中の横軸は共通の時間tで、上側のグラフは循環流量Qcの変化、下側のグラフは水温Tおよび補正水温TAの変化を示しており、要求時刻t1で要求流量Qrの要求を受け、時刻t4で要求流量Qrが0に戻った場合を例示している。上側のグラフに示されるように、エンジン制御ECU7は、要求流量Qrの変化に応じて、直ちに循環流量Qcが追従するように電動式ウォータポンプ5を制御する。また、下側のグラフに示されるように、エンジン制御ECU7は、検出された水温T(実線)にフィルタ処理を施して補正水温TA(破線)を求めている。 そして、エンジン制御ECU7は、要求時刻t1以降はなだらかに変化する補正水温TAに応じて暖機運転条件を定める。
したがって、第3実施形態によれば、実際に検出される水温Tよりもなだらかに変化する補正水温TAに応じて暖機運転条件を定めることができるので、暖機運転の制御に影響を与えない。また、要求時刻t1で直ちに循環流量Qcを要求流量Qrまで増加させることで、暖房装置4からの要求に応えることができる。
なお、各実施形態において、電動式ウォータポンプ5の代わりに機械式ウォータポンプおよび流量調整弁を備えるようにしてもよい。流量調整弁には、例えば電気制御可能なニードル弁を用い、エンジン制御ECU7から制御するように構成する。この態様では、ニードル弁の開度を制御することにより、エンジンの回転数に依存する機械式ウォータポンプの吐出量の範囲内で循環流量Qcを自在に調整できる。
さらに、ウォータジャケット2の流出口21から直ちに合流部63に戻るバイパス水路を設け、暖機運転の効率化を図るようにしてもよい。その他、本発明は様々な応用が可能である。
1:エンジンの冷却装置
2:ウォータジャケット(冷却部) 21:流出口 22:流入口
3:冷却水感温センサ部
4:暖房装置(熱交換手段) 41:ヒータコア 42:コントロールユニット
5:電動式ウォータポンプ(循環流量可変手段) 51:吐出口 52:吸入口
6:循環水路 61:第1水路 62:第2水路 63:合流部
7:エンジン制御ECU(制御手段)
81:放熱水路 82:ラジエータ 83:サーモスタットバルブ
Qc:循環流量 Qr:要求流量 Qd:低減流量 tr:所定時間

Claims (9)

  1. エンジンに形成されて冷却水が流れる冷却部と、前記冷却水の水温を検出する冷却水感温センサ部と、前記冷却水のもつ熱を利用する熱交換手段と、前記冷却水の循環流量を可変とする循環流量可変手段と、前記冷却部、前記冷却水感温センサ部、前記熱交換手段、および前記循環流量可変手段を循環して前記冷却水が流れる循環水路と、前記熱交換手段から要求流量の要求を受けて前記水温を参照しつつ前記循環流量可変手段を制御して前記循環流量を調整するする制御手段と、を備えるエンジンの冷却装置であって、
    前記制御手段は、前記水温に応じて前記エンジンを暖機運転するときの暖機運転条件を定め、前記循環流量可変手段を制御して前記冷却水を循環させずに前記エンジンを暖機運転し、暖機運転中に前記要求流量の要求を受けた場合に所定時間をかけて前記循環流量を前記要求流量まで増加させることを特徴とするエンジンの冷却装置。
  2. 請求項1において、前記制御手段は、前記循環流量を段階的に増加させることを特徴とするエンジンの冷却装置。
  3. 請求項1において、前記制御手段は、前記循環流量を経過時間に比例して増加させることを特徴とするエンジンの冷却装置。
  4. 請求項1において、前記制御手段は、前記循環流量を一次遅れフィルタの特性にしたがって増加させることを特徴とするエンジンの冷却装置。
  5. 請求項1において、前記制御手段は、前記水温の変動を制限するようにフィードバック制御しながら前記循環流量を調整することを特徴とするエンジンの冷却装置。
  6. エンジンに形成されて冷却水が流れる冷却部と、前記冷却水の水温を検出する冷却水感温センサ部と、前記冷却水のもつ熱を利用する熱交換手段と、前記冷却水の循環流量を可変とする循環流量可変手段と、前記冷却部、前記冷却水感温センサ部、前記熱交換手段、および前記循環流量可変手段を循環して前記冷却水が流れる循環水路と、前記熱交換手段から要求流量の要求を受けて前記水温を参照しつつ前記循環流量可変手段を制御して前記循環流量を調整するする制御手段と、を備えるエンジンの冷却装置であって、
    前記制御手段は、前記水温に応じて前記エンジンを暖機運転するときの暖機運転条件を定め、前記循環流量可変手段を制御して前記冷却水を循環させずに前記エンジンを暖機運転し、暖機運転中に前記要求流量の要求を受けた場合に直ちに前記循環流量を前記要求流量まで増加させ、以降は前記水温にフィルタ処理を施して求めたなだらかに変化する補正水温に応じて前記暖機運転条件を定めることを特徴とするエンジンの冷却装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項において、前記循環流量可変手段は、流量可変の電動式ウォータポンプ、または、前記エンジンに駆動される機械式ウォータポンプおよび流量調整弁、であることを特徴とするエンジンの冷却装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項において、前記循環流量可変手段は流量可変の電動式ウォータポンプであり、前記エンジンの前記冷却部の流出口に前記冷却水感温センサ部が配置され、前記冷却部の流入口に前記電動式ウォータポンプの吐出口が連結され、
    前記冷却水感温センサ部と前記熱交換手段との間の前記循環水路から分流して前記電動式ウォータポンプの吸入口で前記循環水路に合流する放熱水路と、該放熱水路内に設けられたラジエータおよびサーモスタットバルブと、を備えることを特徴とするエンジンの冷却装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項において、前記エンジンは車両に搭載され、前記熱交換手段は暖房装置あるいはデフロスタであることを特徴とするエンジンの冷却装置。
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