JP4859722B2 - 避難誘導システム - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態1による避難誘導システムに用いられる避難誘導装置の構成を示す斜視図である。
この避難誘導装置は、市街地・住居・公園など多数の市民が往来する場所に設置されており、緊急災害や事故が発生していない平常時においては、地図上で地域や住居の案内を行う地図表示装置として機能しており、ひとたび緊急災害や事故が発生した場合には、夜間でも最新情報として安全確実な避難場所を住民に知らせ誘導する。
このため、市内の多数個所に設置されており、緊急避難や事故発生時には警告表示及び発信機能を有する双方向伝達可能な省電力自家発電式の避難誘導装置として機能し、安心な住み良い街づくりに貢献する。なおかつ、この避難誘導システムは官公庁との提携により緊急災害時携帯電話等が使用不可能になった場合の対応を考慮し、避難場所への退避認識確認ができるよう特殊無線や有線対応を備えている。
また、視認性の高いLEDライトにより避難場所を、表示面上にひと目で判るようにする機能を備えている。さらに灯光により避難する方向を明るく照らし誘導することが出来るような機能を備えている。
また、市民や市街地を利用する多くの人々が通常の生活に於いて、安心して健やかに生活するために、平常時はもちろん緊急・夜間でも安全な避難場所へ誘導できる官公庁と一体化した情報化時代に適合した避難誘導システムである。
また、緊急ボタンを有し、散歩等の祭に身体の不調を感じた場合や、身の危険を感じた際は警報伝達と同時に集音マイクとして機能する双方向性を有している。
また、テロップによる緊急表示や目の不自由な方には点字による表示と、音声による伝達機能も有している。通常時は夕方にチャイム等で時刻を告げ平常時から所在地を市民に知らせる機能を有している。
また、緊急避難時には、道路情報・火災情報・医療情報・炊き出し情報・安否情報・避難居場所を状況によって表示・伝達送信が可能な公的緊急避難警告・通報する機能を備えている。また、火災の拡散や収束状況・道路の状況をLEDで色分別表示し、安全度・信頼度を増し、信憑性の有る生の地域情報を知らせる機能を備えている。
点字による避難誘導案内排出機構22は、点字が印刷された紙片を避難誘導案内として出力することで避難誘導を行うシステムであり、発生した災害場所の位置と避難場所の位置とから、現在位置から最短距離にある最も安全な避難場所への経路を点字により提示した紙片を避難誘導案内として出力する。
通信手段51は通信用ソフトウェアを備えており、災害対策センタ200に配置されているサーバの通信用ソフトウェアとの間、または他の避難誘導装置との間でデータの送受信を行う。双方向カメラシステム61は、カメラサーバ71と複数の監視カメラ4A,4Bとから構成されており、カメラサーバ71には固定IPが設定されている。そして、災害対策センタ200からはカメラサーバ71の固定IPにアクセスし、監視カメラ4A,4Bの映像を受信し周囲を監視し、また通信手段51を介して送信した制御データにより監視カメラ4A,4Bの向きや照明を制御できる。
無線通信装置81は、災害対策センタ200との間の通信用ネットワークNWが使用不能になったり、他の避難誘導装置や災害発生時の災害対策センタとの間で各種データを無線により送受信する際に用いられる通信装置であり、緊急時、災害発生時に対応するために予め定められている所定の周波数帯域を使用して無線通信を行う。
例えば、緊急災害や事故が発生していない平常時においては地図上で地域案内を行う地図案内装置として機能させ、緊急災害や事故が発生した場合には、災害対策センタから送られてくる情報をもとに夜間でも最新情報として安全確実な場所を住民に知らせ誘導する機能を実現するプログラムAを備えている。
また、災害対策センタから送られてくる情報をもとに、避難場所を、視認性の高いLEDライトにより表示面上にひと目で認識できるようにし、さらに避難方向表示器3による投光により避難する方向を明るく照らし誘導する機能を実現するプログラムBを備えている。
また、他の避難誘導装置と連携して各種情報を送受信することで、災害対策センタから送られてくる情報をもとに、避難場所を、視認性の高いLEDライトにより表示面上にひと目で認識できるようにし、さらに避難方向表示器3による投光により避難する方向を明るく照らし誘導する機能を実現するプログラムCを備えている。
また、災害対策センタから送られてくる情報をもとに、テロップによる緊急表示や目の不自由な方には点字による表示機能と、音声による伝達機能を実現するプログラムDを備えている。
また、火災害対策センタから送られてくる情報をもとに、災の拡散や収束状況・道路の状況をLEDで色分別表示し、安全度・信頼度を増し、信憑性の有る生の地域情報を知らせる機能を実現するプログラムFを備えている。
また、集音マイクとして機能したときに取り込んだ音声信号を音声認識するための音声認識用プログラムGを備えている。この声認識用プログラムは、災害発生時に住民が集音マイクから音声により入力した、例えば、“関係者に避難場所を知らせるための伝言”を音声認識し、その伝言内容を、入力した本人の識別情報と対応させて記憶手段に保存しておくためのものである。この場合、入力した本人の識別情報とは“姓名”などの本人を特定できる情報である。そして、前記関係者が当該本人の識別情報を入力することで前記音声入力した本人の安否情報を前記記憶手段から読み出し、スピーカシステム6A,6Bをスピーカとして機能させ、前記安否情報を音声として再生出力するというような安否情報出力システムに用いることが可能である。
先ず、災害発生時の動作について説明する。
図3は、例えば特定の地域の駅前広場に設置された避難誘導装置の地図情報表示部5に掲示されている案内用の地図情報を示す説明図である。また、図4は、地図情報表示部5に掲示されている案内用の地図上における避難誘導装置のシンボルの説明図である。図3に示す地図情報において符号501および符号502は例えば火災の発生場所を示し、符号701,702は避難場所を示している。また、符号601〜608は避難誘導装置を示しており、図3は難誘導装置601の地図情報表示部5に掲示されている案内用の地図情報を示している。
災害が発生していない平常時では、地図上で地域や住居の案内を行う地図表示装置として機能する。
Claims (3)
- 災害対策センタと、前記災害対策センタとネットワークを介して接続された複数の避難誘導装置とを備えた避難誘導システムであって、
前記避難誘導装置は、掲示されている所定の地域の案内地図上で避難場所への避難誘導を行う機能を備え、
前記避難誘導装置は、
平常時は商用電源から電力を供給し、停電時はソーラーパネルにより発電された電力を供給する電源部と、
災害発生場所の位置を特定する災害発生場所特定情報を前記災害対策センタから前記ネットワークを介して受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した災害発生場所特定情報と、前記掲示されている所定の地域の案内地図に対応する地図情報と、前記所定の地域内の避難場所の位置情報と、前記掲示されている案内地図上の現在位置情報とをもとに、最適な避難場所を特定する避難場所特定手段と、
前記災害発生場所特定情報をもとに特定した災害発生場所の位置から、前記避難場所特定手段により特定した避難場所への避難経路を、前記掲示されている案内地図に対応する地図情報をもとに検索する避難経路検索手段と、
前記避難経路検索手段により検索した避難経路に対応する前記掲示されている案内地図上の経路を他の領域に対し識別可能に表示する避難経路識別手段と、
前記避難経路検索手段により検索した避難経路上に現在位置が存在すると、前記現在位置における避難方向を判定する避難方向判定手段と、
前記避難方向判定手段により判定した避難方向に対し光を照射する避難方向指示手段と、
を備えたことを特徴とする避難誘導システム。 - 点字による避難誘導案内を出力する避難誘導案内排出機構を備えたことを特徴とする請求項1記載の避難誘導システム。
- 取り込んだ伝言の内容を音声認識するための音声認識手段を備え、前記伝言が取り込まれた本人を特定する本人識別情報に対応させて前記伝言の内容をメモリに記憶し、前記本人識別情報を入力することで前記メモリから対応する本人の伝言の内容を読み出す安否情報出力システムを備えたことを特徴とする請求項1記載の避難誘導システム。
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