JP4859230B2 - 混在ジョブ生成方法及びその装置、該装置を含む印刷製本システム - Google Patents

混在ジョブ生成方法及びその装置、該装置を含む印刷製本システム Download PDF

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Description

本発明は、混在ジョブ生成方法及びその装置、該装置を含む印刷製本システムに関するものである。特に、異なる種類の印刷製本装置を組み合わせて使用するジョブを作成して、ユーザから依頼された印刷製本処理を実行するための混在ジョブ生成方法及びその装置、該装置を含む印刷製本システムに関するものである。更に、混在ジョブ生成方法をコンピュータに実現させるためのコンピュータプログラム及びそれを記憶した記憶媒体に関するものである。
従来、印刷製本物を得るためにはオフセット印刷などの有版オフセット印刷が用いられてきた。近年、これに加えて電子写真方式に代表される無版のデジタル印刷方式も用いられるようになってきている。有版オフセット印刷の特徴は、大部数の印刷においてコストが低く、印刷速度が速いことである。しかし、有版オフセット印刷では、複数ページをまとめた折丁を用いて印刷及び製本を行なうため、各折丁に対応するページ範囲を製版前に確定しなければならない。このページ範囲が変更になった場合には、全ての製版をやり直すことになる。
一方、無版のデジタル印刷の特徴は、VDP(可変・データ・プリント: Valiable Data Print)に代表される、部の単位で異なる内容の出力を行なうことが出来る可変ページの印刷である。
このため、従来の印刷業者においては、受注したジョブの種類に応じて印刷方式の別(有版オフセット印刷あるいは無版デジタル印刷)を最初から切り替えて、処理を行っていた。
上記それぞれの印刷方式においては、以下に示すように、処理を効率化するための工夫が行われている。
有版オフセット印刷の場合には、折丁の単位で面付けを行なうために、ページの台割りを自動的に行なうシステムが存在する。これにより、有版オフセット印刷のレイアウト作成を効率的に行なうことが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
また、現在の市場における印刷製本ジョブの受注形態では、入稿される原稿データの一部が直前まで確定しない場合がある。このために、台割の視覚的な編集と各ページの進捗の管理ができるようにしたシステムが存在する(例えば、特許文献2参照)。
これに対して、無版デジタル印刷の場合には、可変ページを含めることが容易である。そして、出力体裁の編集を視覚的に行なう編集アプリケーションにより、デジタル印刷機で出力するためのレイアウト作成を効率的に行なったり、ジョブを分割することが出来る(例えば、特許文献3参照)。
ところが、近年、デジタル印刷機のランニングコストの低下、及び高速化に伴い、少部数の印刷の場合には、固定ページ印刷であっても、無版デジタル印刷の方が有版オフセット印刷と比べて低コストや短納期が可能となってきている。また、無版デジタル印刷機の普及に伴い、市場においは顧客毎に異なる出力を行なう印刷の需要が増加している。但し、このような需要においても、印刷製本物の全てのページに可変の印刷要素が含まれているわけではない。従って、可変の印刷が可能と言う理由だけで、全頁を無版デジタル印刷のジョブとすることには、コスト面や納期面で不満が残る場合がある。逆に、直前まで確定しない入稿データの一部ページに関しても、(VDPではないものの)無版デジタル印刷の方が、有版オフセット印刷と比較してコストや納期の面で有利となる場合も有り得る。
一方、有版オフセット印刷において、可変の印刷要素が含まれている場合であっても、丁合の同一位置に異なる折丁を挿入するセレクティブ・バインディングのような手法も存在する(例えば、特許文献4参照)。
特開昭63−085559号 特許第3294184号 特開2003−296070(図11) 特開平09−207320号
以上のような背景により、現状では、印刷業者は、受注したジョブについて、有版オフセット印刷で処理するか無版デジタル印刷で処理するかの選択を迫られ、その判断におけるトレードオフに悩んでいる。従って、有版オフセット印刷と無版デジタル印刷の双方のメリットを活かして、コストや納期の面で効率的な混在ジョブを生成する方法が求められている。すなわち、ユーザは、コスト削減及び/又は納期短縮で効果がある混在ジョブを生成することを望んでいる。
効率的な混在ジョブの生成とは、固定した内容で大部数を印刷するページは出来るだけ有版オフセット印刷をし、可変の内容を印刷するページは無版デジタル印刷をし、それらをまとめて一冊に製本するような印刷製本ジョブの生成である。あるいは、無版デジタル印刷の方が有版オフセット印刷よりもコスト削減や納期短縮につながる場合には、ジョブ中のその部分のみを無版デジタル印刷とするような印刷製本ジョブの生成である。
しかしながら、上述した従来の技術によれば、有版オフセット印刷が混在する場合、無版デジタル印刷をする部分のページについても、台割り作業の前にページ編集を行なわなければならない。つまり、固定の印刷部分が可変の印刷部分の準備の状況に影響を受けることとなる。また、折丁では複数ページをまとめて一枚のシートに印刷するため、無版デジタル印刷が必要なページが含まれないように、折丁のページ範囲を決定する必要がある。
従って、これらを考慮した、有版オフセット印刷と無版デジタル印刷と製本とを実現するための混在ジョブの生成処理は、容易ではない。
例えば、特許文献1あるいは特許文献2に示すページ台割りの自動処理の前提となっている、有版オフセット印刷のページ台割りを、混在ジョブに適用することが考えられる。しかし、有版オフセット印刷のページ台割りでは、折丁の種類が固定されているため、そのまま無版デジタル印刷が混在する混在ジョブに適用しようとしても、混在ジョブの生成処理を行なうことは容易ではない。
一方、特許文献3に示すような視覚的に編集を行なう編集アプリケーションにおいて、動的にレイアウト作成を行っても問題とならないのは、版を作らない無版デジタル印刷の特長に依存するためである。これを、そのまま有版オフセット印刷が混在する混在ジョブに適用しようとしても、混在ジョブの生成処理を行なうことは容易ではない。
なお、上記説明では、印刷製本処理における有版オフセット印刷と無版デジタル印刷との混合ジョブを例に問題点を説明したが、かかる問題はそれに限定されない。すなわち、本発明は、同じ目的を持つが、それらが例えばコスト削減及び/又は納期短縮などでトレードオフの関係にある複数の処理方法を、どのように混在させて効果的な結果を実現するかという、一般的な混在ジョブ作成方法にも共通の課題である。本発明は、かかる一般的な混在ジョブ作成方法の課題解決をも対象にしている。
従って、本発明は、上記従来の問題点に鑑み、コスト削減及び/又は納期短縮の効果がある混在ジョブを容易に生成する混在ジョブ生成方法及びその装置、該装置を含む印刷製本システムを提供する。
具体的には、それぞれの印刷装置用に分割されたページをそれぞれの印刷装置に振り分けることが可能で、印刷装置群の運用性を向上させることができる混在ジョブ生成方法及びその装置、該装置を含む印刷製本システムを提供する。
上述した課題を解決するために、本発明の混在ジョブ生成方法は、固定データを処理する第1の印刷機器と可変データに対応可能な第2の印刷機器とが接続されたシステムにおける、固定データと可変データとが混在する入力データを処理するための混在ジョブ生成方法であって、ページ数を取得する手段が、前記第1の印刷機器が連続して印刷処理可能な固定データのページ数を取得する工程と、第1のジョブを生成する手段が、前記固定データと可変データとが混在する入力データ中の連続して印刷処理可能な固定データのページ数が、前記取得した第1の印刷機器が連続して印刷処理可能な固定データのページ数を越える場合に、前記入力データ中の連続して印刷処理可能な固定データのページを前記第1の印刷機器の印刷データに割付ける第1のジョブを生成する工程と、第2のジョブを生成する手段が、前記入力データから前記第1の印刷機器に割付けた固定データのページを除いた残りの入力データのページを、前記第2の印刷機器の印刷データに割付ける第2のジョブを生成する工程とを有することを特徴とするを特徴とする。
ここで、前記第1の印刷機器が有版印刷機であり、前記第2の印刷機器が無版印刷機であって、データは印刷ページ単位で処理され、前記第1の印刷機器の印刷データは、前記第1の印刷機器で用いられる刷版を制作するための版用データであって、分割方法を選択する手段が、印刷結果の製本方法に対応して前記入力された印刷ページを分割する異なる複数の分割方法をそれぞれ順に選択する工程と、ジョブの生成を指示する手段が、前記選択されたそれぞれの異なる分割方法に従って、前記第1のジョブを生成する工程と前記第2のジョブを生成する工程とに前記第1のジョブと第2のジョブの生成を指示する工程と、組合せを選択する手段が、前記生成された第1及び第2のジョブの複数の異なる組合せから、予め決められた条件をより満たす組合せを選択する工程とを更に有する。
また、上記混在ジョブ生成方法の工程をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
また、本発明の混在ジョブ生成装置は、固定データを処理する第1の印刷機器と可変データに対応可能な第2の印刷機器とが接続されたシステムにおける、固定データと可変データとが混在する入力データを処理するための混在ジョブ生成装置であって、前記第1の印刷機器が連続して印刷処理可能な固定データのページ数を取得する手段と、前記固定データと可変データとが混在する入力データ中の連続して印刷処理可能な固定データのページ数が、前記取得した第1の印刷機器が連続して印刷処理可能な固定データのページ数を越える場合に、前記入力データ中の連続して印刷処理可能な固定データのページを前記第1の印刷機器の印刷データに割付ける第1のジョブを生成する手段と、前記入力データから前記第1の印刷機器に割付けた固定データのページを除いた残りの入力データのページを、前記第2の印刷機器の印刷データに割付ける第2のジョブを生成する手段とを有することを特徴とする。
ここで、前記第1の印刷機器が有版印刷機であり、前記第2の印刷機器が無版印刷機であって、データは印刷ページ単位で処理され、前記第1の印刷機器の印刷データは、前記第1の印刷機器で用いられる刷版を制作するための版用データであって、印刷結果の製本方法に対応して前記入力された印刷ページを分割する異なる複数の分割方法をそれぞれ順に選択する手段と、前記選択されたそれぞれの異なる分割方法に従って、前記第1のジョブを生成する手段と前記第2のジョブを生成する手段に、前記第1のジョブと第2のジョブの生成を指示する手段と、前記生成された第1及び第2のジョブの複数の異なる組合せから、予め決められた条件をより満たす組合せを選択する手段とを更に有する。
また、本発明の印刷製本システムは、上記混在ジョブ生成装置を、前記有版印刷機及び前記無版印刷機とは独立に含むことを特徴とする。また、本発明の印刷製本システムには、上記混在ジョブ生成装置が、前記有版印刷機の版を作成するプリプレス部又は前記無版印刷機に組み込まれていることを特徴とする。
本発明によって、コスト削減及び/又は納期短縮の効果がある混在ジョブを容易に生成することができる。
また、印刷処理においては、それぞれの印刷装置用に分割されたページをそれぞれの印刷装置に振り分けることが可能となり、印刷装置群の運用性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[実施形態1]
本発明における実施形態1の印刷製本システムについて説明する。
<本実施形態の印刷製本システム全体の機器構成例>
図1Aは、本実施形態の印刷製本システム全体の機器構成の一例を示すブロック図である。
図1Aにおいて、101は、本発明の主要な構成要素となる混在ジョブ生成装置である。混在ジョブ生成装置101は、VDP編集部102、編集表示部103、ページ分割部104、情報収集部105、ジョブ制御部106、を含む。107は、ジョブの入稿部である。108は、可変データ印刷に使用されるデータベース(DB)である。
109は、公知の有版オフセット印刷に必要な前処理を行なうプリプレス部である。プリプレス部109は 面付け部110、製版部112を含む。なお、プリプレス部109は公知の技術によるものであり、110、112以外の処理ブロックを持つこともある。しかし、図1Aにおいては、本発明に関連する代表的な処理ブロックとして、面付け部110及び製版部(RIP/CTP部)112を図示している。
RIP/CTP部(Computer to Plate)112は、デジタル化された印刷情報を入力し、オフセット印刷機で用いられる刷版を制作すべく刷版制作機を制御する。そのため、混在ジョブ生成装置101は、PDF(Portable Document Format)やTIFFフォーマットのように、オフセット印刷機で用いられる刷版を制作するための刷版用データを生成する機能も有している。混在ジョブ生成装置101は、生成した刷版用データをファイルとして指定されたディレクトリに保存してもよいし、刷版用データをプリプレス部109に直接出力してもよい。
113は、プリンタドライバであり、可変データに対応可能な第2の印刷機器の一例である無版印刷機、すなわち無版デジタル印刷機115を駆動するための印刷ジョブを生成する。114は、固定データを処理する第1の印刷機器の一例である有版印刷機、すなわち有版オフセット印刷機(Offset Press機)である。有版オフセット印刷機114には所定の後処理が含まれ、その出力として折丁が得られるものとする。同様に無版デジタル印刷機115の出力についても所定の折丁が得られるものとする。
プリプレス部109で生成された刷版制作ジョブを有版オフセット印刷機114に送信することで、有版オフセット印刷機で用いられる刷版(銅版)を制作することができる。本実施例では、有版オフセット印刷機114は、刷版を作成する刷版制作機能を備えるものとする。もちろん、有版オフセット印刷機114とは別に、有版オフセット印刷機114で用いられる刷版を、別の制作機で制作してもよく、その場合は、刷版制作ジョブは別の製作機に送信される。
これにより制作された刷版を有版オフセット印刷機114の転写部に装着することで、指定された枚数分のオフセット印刷を実行することが可能である。ここで、有版オフセット印刷機114は、製作された刷版を装着し、既知の技術を用いて印刷用紙に印刷を行なうことが可能である。具体的には、製作された刷版は、表面が加工処理されて、水に馴染む部分と水を弾く部分とを有している。こうしてできた刷版全体に水をかけ、水を吸着した部分と水を弾いて何もない部分とに別れ、その上からインキを乗せると、水のある部分はインキと反発してインキが載らず、水のない部分だけにインキが残る。これをブランケット部品とよばれるゴムに一度転写し、記録媒体である紙にインキを移して印刷を行なう。この印刷手法が、オフセット印刷と呼ばれる。
116は複数の折丁から製本を行なう製本機である。製本機116は、製本に必要な綴じ、断裁、といった複数の後処理が含まれているものとする。117は、有版オフセット印刷機114から製本機116への物理的な折丁が渡される場合があることを示している。118は、無版デジタル印刷機115から製本機116への物理的な折丁が渡されることを示している。119は、製本機116の出力として物理的な製本物が得られることを示している。
120は、プリプレス部109、有版オフセット印刷機114、無版デジタル印刷機115、製本機116から能力情報及び稼動履歴情報を収集する。そして、情報収集部105に機器能力判断及びコスト計算のための情報を提供する情報管理システム(MIS: Management Information System)である。
また、本発明の混在ジョブ生成装置は、プリンタドライバ113とプリプレス部109とを含んで1つの装置にすることも可能である。
<混在ジョブ生成装置の構成例>
図1Bは、本実施形態の混在ジョブ生成装置101の構成例を示すブロック図である。図1Bにおいて、図1Aと同一の構成要素には同じ参照番号が付されており、ここでは説明を省く。尚、表示部103aと入力指示部103bとは、図1aの編集表示部103を構成する。
図1Bにおいて、101−1は、混在ジョブ生成装置101を制御する演算制御用のCPUである。101−2は、固定プログラムやパラメータを格納するROMである。101−3は、CPU101−1がコンピュータプログラムを実行中に、データの一時記憶として使用されるRAMである。101−4は、ディスクなどの外部記憶部であり、RAM101−3にロードされて実行されるアプリケーションプログラムや、印刷用のページデータやデータベースなどのデータが記憶される。101−5は、図1Aの入稿部107,MIS120,上記入力指示部103bが接続される入力インタフェースである。101−6は、図1Aのプリプレス部109,製本機116,プリンタドライバ113,上記表示部103aが接続される出力インタフェースである。
RAM101−3には、以下の本実施形態に関連する記憶領域が確保される。RAM101−3には、1つの印刷製本ジョブについての関連する記憶領域のみが図示されている。なお、本実施形態に関連の少ないあるいは汎用の記憶領域、又、以下のフローチャートで使用される変数については、図示していない。
101−3aは、印刷製本ジョブを識別するためのIDを記憶する領域である。1つの印刷製本ジョブは、かかるIDで管理される。101−3bは、本実施形態による選択で、平綴じ製本を選択したか/中綴じ製本を選択したか示すフラグを記憶する領域である。101−3cは、本実施形態による選択で、有版オフセット印刷と無版デジタル印刷の混在を選択したか/無版デジタル印刷のみを選択したか示すフラグを記憶する領域である。101−3dは、有版オフセット印刷機114あるいは無版デジタル印刷機115で折丁のための折り処理が可能か否かを示すフラグを記憶する領域である。101−3eは、実施形態2において使用する、セレクティブ・バインディング(SB)機能が可能か否かあるいは実施するか否かのフラグを記憶する領域である。
101−3fは、平綴じ製本の場合の割付けのために生成したジョブを記憶する領域であり、新たなジョブIDで管理される。101−3g〜101−3jまでは、平綴じ製本の場合の各選択条件に対応して比較される算出値と、ページ割付けの結果の折丁情報リスト(以下の図10〜図15参照)とを記憶する領域である。101−3gには、有版オフセット印刷と無版デジタル印刷との割付けた場合の処理コストや処理時間の算出値が記憶される。101−3hには、無版デジタル印刷のみに割付けた場合の処理コストや処理時間の算出値が記憶される。101−3iには、セレクティブ・バインディング(SB)機能を考慮して割付けた場合の処理コストや処理時間の算出値が記憶される。
101−3kは、中綴じ製本の場合の割付けのために生成したジョブを記憶する領域であり、新たなジョブIDで管理される。101−3mと101−3nには、中綴じ製本の場合の選択条件に対応して比較される算出値と、ページ割付けの結果の折丁情報リスト(以下の図10〜図15参照)とを記憶する領域である。101−3mには、有版オフセット印刷と無版デジタル印刷との割付けた場合の処理コストや処理時間の算出値が記憶される。
101−3pには、図1aの情報収集部105によって収集された各機器の能力情報が記憶される。101ー3qには、図1Aの編集表示部103での表示あるいは編集指示に対応する情報が記憶される。
外部記憶部101−4には、以下のデータ及びプログラムが記憶される。なお、RAM101−3には、本実施形態に関連の深いデータ及びコンピュータプログラムのみが図示されている。なお、本実施形態に関連の少ないあるいは汎用のデータ及びコンピュータプログラムについては、図示していない。
101−4aは、本実施形態の処理の結果選択された印刷製本の折丁情報リスト(図10〜図15参照)が記憶される。かかる折丁情報リストに基づいて、以下で説明するジョブが発生されて、1つの印刷製本が完成するように各機器が制御される。107aは、固定ページデータであり、図1Aの入稿部107から入稿される。108は、可変ページデータを記憶するデータベース(DB)であり、図1AのDB108に相当する。
以下、各コンピュータプログラムの参照番号は、図1Aの各構成要素の参照番号の先頭に"S"を付して対応させている。S106は、ジョブ制御部106を実現するジョブ制御プログラムである。S104は、ページ分割部104を実現するページ分割プログラムである。S103(S102)は、編集表示部103及びVDP編集部102を実現する、VDP編集プログラムを含む編集表示プログラムである。S105は、情報収集部105を実現する情報収集プログラムである。
なお、RAM101−3には、煩雑さを避けるため以下のフローチャートで使用する各種パラメータについては全てを示していないが、これらパラメータ(フラグや変数、カウンタなど)の領域も確保される。
(製本機、有版オフセット印刷機、無版デジタル印刷機への制御情報例)
図1Cは、図1BのRAM101−3に記憶される製本機、有版オフセット印刷機、無版デジタル印刷機への制御情報例を示す図である。かかる情報を、製本機、有版オフセット印刷機、無版デジタル印刷機に送って、同期した印刷製本が実現する。なお、この制御情報はジョブ制御部106の集中制御の場合の一例であって、折丁情報リストを製本機、有版オフセット印刷機、無版デジタル印刷機に送って、各機器が折丁情報リストを解析して動作する構成であってもよい。かかる制御情報の記憶領域も、図1BのRAM101−3に確保される。
図1Cにおいては、以下の図3の例で示す中綴りの場合の制御情報を示す。
101−rは、製本機116を制御するための製本機ジョブ制御情報である。製本機ジョブ制御情報101−3rは、中綴りか平綴りかを示す情報101−3r−1を含む。又、有版オフセット印刷機114からの印刷及び折丁結果を無版デジタル印刷機115からの印刷及び折丁結果と、どのように中綴りするかの情報101−3r−2を含む。情報101−3r−2のジョブID(1−1)は、有版オフセット印刷機114への制御情報のジョブID(1−1)に一致する。又、無版デジタル印刷機115からの印刷及び折丁結果を有版オフセット印刷機114からの印刷及び折丁結果と、どのように中綴りするかの情報101−3r−3を含む。情報101−3r−3のジョブID(1−2)は、無版デジタル印刷機115への制御情報のジョブID(1−2)に一致する。
101−sは、有版オフセット印刷機114を制御するための生成ジョブである。有版オフセット印刷機用生成ジョブ101−3sは、印刷するページと折丁についての情報101−3s−1を有する。情報101−3s−1は、ジョブID(1−1)と、印刷するページ番号のリスト(図1Cではページ1〜4,9〜12:図3参照)と、ページ番号からページデータへのポインタと、折丁情報(図1Cでは4つ折り:図3参照)とを含む。
101−tは、無版デジタル印刷機115を制御するための生成ジョブである。無版デジタル印刷機用生成ジョブ101−3tは、印刷するページと折丁についての情報101−3t−1を有する。情報101−3t−1は、ジョブID(1−2)と、印刷するページ番号のリスト(図1Cではページ5〜8:図3参照)と、ページ番号からページデータへのポインタと、折丁情報(図1Cでは2つ折り:図3参照)とを含む。
ここで、有版オフセット印刷機用生成ジョブが第1のジョブに相当し、無版デジタル印刷機用生成ジョブが第2のジョブに相当する。なお、かかるジョブの伝達が、以下の実施形態6によりジョブチケットに置き換えられる。
(MISの機器能力情報例)
図1Dは、MIS120に各機器から収集され、情報収集部105に提供される機器能力情報例を示す図である。かかる各機器の能力情報が、本実施形態におけるコストや時間の算出、平綴り/中綴りの選択、オフセット印刷機/デジタル印刷機へのジョブ分割に利用される。なお、図1Dには、本実施形態に関連のある情報のみを示したが、他の処理能力情報も記憶される。また、ページコスト/版コストのみを示したが、全印刷ページ数/全版数と全コストとを記憶して置く構成でもよい。
図1Dにおいて、120−1は、IDを含む各機器を記憶する列である。120−2は、各機器の能力を示す能力情報を記憶する列である。複数の能力情報を含んでもよい。120−3は、各機器の動作履歴から算出された1ページ印刷毎のページコスト、有版オフセット印刷機の場合は版作成毎の版コストを記憶する列である。更に、本実施例では、1ページ毎のページ処理時間や版作成毎の版作成時間なども記憶される。
本実施形態では、各行にプリプレス部の情報120a、有版オフセット印刷機の情報120b、無版デジタル印刷機の情報120c、製本機の情報120dが記憶される。
<本実施形態の印刷製本システム全体の処理例>
次に、図1Aに示す構成の印刷製本システムの処理例について説明する。
まず、入稿部107からジョブが投入されると、ページ分割部104に入力データであるコンテンツのページデータが渡される。一方、編集表示部103ではVDP編集部102と連携して、ページデータに対して可変データ印刷のための設定を行なう。より具体的には、ユーザによって指定されたページ及びページ中の位置に対して可変の印刷領域を設定する。更に、その領域に対してデータベース108に保持されているデータを関連付ける。こうして、固定データと可変データとが混在する入力データが生成される。
ページ分割部104にて有版オフセット印刷向けと無版デジタル印刷向けにページが分割された後、ジョブ制御部106にて、有版オフセット印刷、無版デジタル印刷それぞれに応じた処理を行なう。
つまり、そのページが有版オフセット印刷向けの場合には、各ページ毎に可変印刷の描画オブジェクトをそのページデータに付加する。この場合、ページデータは、プリプレス部109の入力に適した形式(例えば、PDFやTIFF)で表現されたデータとなる。そして、有版オフセット印刷の場合には、付加された描画オブジェクトを面付け部110にて、刷版用のページ配置(レイアウト)を行い、RIP/CTP部112にて、展開する。展開処理により得られた刷版用印刷ジョブは、前述したように、有版オフセット印刷機114または図示省略した刷版製作機に送信される。
一方、そのページが無版デジタル印刷向けの場合には、各ページ毎に可変印刷の描画オブジェクトリストをページデータに付加する。この場合、ページデータはPPML等で代表される可変印刷を行なうためのデータで表現される。そして、無版デジタル印刷の場合には、プリンタドライバ113を経由して無版デジタル印刷機115において、この印刷領域とデータの関連付けに従った印刷が行なわれるものとする。ここで、プリンタドライバ113、あるいは、無版デジタル印刷機115がPPML等の可変印刷用データフォーマットに対応しているものとする。PPML(Personalized Printing Markup Language)は、XMLをベースとしたバリアブルプリント対応言語である。かかるPPMLは、米国で設立され欧米を中心に活動する非営利団体PODi(Digital Print Initiative)により標準化と普及推進が行われている。
また、編集表示部103において、入稿部107)から差し替えページが入稿される可能性のあるページに印を付ける。
一方情報収集部105は、MIS120から機器情報を取得する。
ページ分割部104は、編集表示部103の編集結果情報及び情報収集部105の情報を基に、ページデータを有版オフセット印刷機用と無版デジタル印刷機用に分割する。分割されたそれぞれのページ群はジョブ制御部106を通じて、有版オフセット印刷用のページ群はプリプレス部109へ、無版デジタル印刷機用のページ群はプリンタドライバ113へ送られる。このようにして、有版オフセット印刷機用の第1のジョブと無版デジタル印刷機用の第2のジョブとの混在ジョブが生成される。
また、ジョブ制御部106は製本機116に対して指示を出し、有版オフセット印刷機114及び無版デジタル印刷機115からの折丁群を一つに製本する。
MIS120は、接続されている、プリプレス部109、有版オフセット印刷機114、無版デジタル印刷機115、製本機116といった機器の能力情報を常時収集している。そして、情報収集部105からの問い合わせに対して、機器の能力情報を返答する。また、これら接続されている機器の動作実績から、ページ当たりのコスト、及び版当たりのコストを計算して保持している。このコスト情報についても、情報収集部105からの問い合わせに対して、コスト計算の情報を返答する。
<本実施形態の混在ジョブ生成装置によるページ分割の例>
以下に、本実施形態の混在ジョブ生成装置によるページ分割の数例を示す。かかる例は、本実施形態の混在ジョブ生成装置の手順を数例のページの組合せに適応したものであり、本発明はかかる例に限定されるものではない。
(ページ分割例1)
図2は、本実施形態におけるページ分割の様子の一例を示した図である。
図2において、200は、分割される前のページデータを示している。図2においては、両面印刷を前提とした12ページのページデータが存在する。ページデータ200において、1から12までの番号はページ番号を示している。1が1ページ目、12が12ページ目を示している。また、4ページ目につけられている"V"という記号は4ページ目が可変印刷を行なうページであることを意味している。"V"の記号が付されていないその他のページは固定内容のページである。
図2には、本実施形態による判断に従って、ページデータ200を平綴じ製本する場合を図示している。
201及び202は、ページデータ200を2つのページ群に分割し、それぞれ、無版デジタル印刷用と有版オフセット印刷用に面付けすることを示している。1ページ目から4ページ目までは無版デジタル印刷用ページ群201にまとめられ、二つ折り処理され、5ページ目から12ページ目までは有版オフセット印刷用ページ群202にまとめられ、四つ折り処理されることを示している。更に、これらのページ群をそれぞれ印刷して折った折丁結果を203、204で示している。205は、折丁結果203,204を順に重ねて平綴じ製本することを示しており、206はその結果の製本物を表している。なお、折丁結果204の少なくとも1辺(例えば天袋の辺)を断裁してから、平綴じ製本することになる。
なお、比較参照のために、207に、図2のページデータ200を中綴じ製本する場合の例を図示している。なお、中綴じ製本では、印刷物を重ねてから二つ折りするため、製本後のめくり順がページの昇順になるように、面付け(ページ配置)する必要がある。図2の中綴じ製本では、1,2,11,12ページがデジタルの2つ折り、3,4,9,10ページがデジタル2つ折り、5〜8ページがデジタル2つ折りとなる。
(ページ分割例2)
図3は、別のページ分割の一例を示した図である。
図3において、310は、分割される前の12ページのページデータを示している。ページデータ310では、可変印刷を行なうページが6ページ目に設定されている。
図3には、本実施形態による判断に従って、ページデータ310を中綴じ製本する場合を図示している。
図3の場合には、311と312にページ群が分割される。1ページから4ページ目と9ページ目から12ページ目までが1つのページ群として有版オフセット印刷用ページ群311にまとめられ、四つ折り処理される。また、5ページ目から8ページ目までが無版デジタル印刷用312にまとめられ、二つ折り処理される。有版オフセット印刷用311の結果は折丁結果313となり、無版デジタル印刷用ページ群312の結果は折丁結果314となる。315は、折丁結果313に折丁結果314を差し込んで中綴じ製本することを示しており、316はその結果の製本物を表している。なお、折丁結果313の少なくとも1辺(例えば天袋の辺)を断裁してから、平綴じ製本することになる。
なお、図3には、比較参照のために、317に、図3のページデータ310を平綴じ製本する場合の例を図示している。図3の平綴じ製本では、1〜4ページがデジタルの2つ折り、5〜8ページがデジタル2つ折り、9〜12ページがデジタル2つ折りとなる。
図1Aにおけるページ分割部104では、可変印刷ページ、つまり無版デジタル印刷に割り当てる必要のあるページの位置に応じて、図2あるいは図3に示すようにページ範囲を分割する。その際、製本方式を考慮してページ範囲の分割を行い、ジョブ制御部106を経由して製本機116を制御することで適切な製本を行なう。
(ページ分割例3)
図1Aにおけるページ分割部104における別のページ分割例を示す。図4は別のページ分割の一例を示した図である。
図4において、420は分割される前のページデータを示している。図4においては、両面印刷を前提とした24ページのページデータが存在する。付記されているページ番号及び可変印刷ページマーク“v”は、前出の図2、図3と同様である。図4においては20ページ目と21ページ目が可変印刷を行なうページとなっている。
図4には、本実施形態による判断に従って、ページデータ420を平綴じ製本する場合を図示している。
421、422、423は、ページデータ420を3つのページ群に分割し、それぞれ有版オフセット印刷用ページ群421、無版デジタル印刷用ページ群422、423に面付けすることを示している。1ページ目から16ページ目までは有版オフセット印刷用ページ群421にまとめられ、四つ折り処理される。また、17ページ目から20ページ目までは無版デジタル印刷用ページ群422、21ページ目から24ページ目までが無版デジタル印刷用ページ群423にそれぞれまとめられ、個別に二つ折り処理される。
これらのページ群を印刷して折った折丁結果を、424、425、426で示しており、これらを順に重ねて平綴じ製本することを427に示し、製本結果の製本物を428にて示している。なお、折丁結果424の少なくとも1辺(例えば天袋の辺)を断裁してから、平綴じ製本することになる。
なお、比較参照のために、429に、図4のページデータ420を中綴じ製本する場合の例を図示している。図4の中綴じ製本では、1,2,23,24ページがデジタルの2つ折り、3,4,21,22ページがデジタル2つ折り、5,6,19,20ページがデジタル2つ折りとなる。更に、7〜10,15〜18ページがオフセット4つ折り、11〜14ページがデジタル2つ折りとなる。
(ページ分割例4)
図5は、24ページのページデータに対する別の例となっている。図5においては、1ページ目、12ページ目、21ページ目が可変印刷の対象となっている。
このようなページデータに対して、図5に示す例では次の5つのページ範囲に分割している。すなわち、折丁を作らない無版デジタル印刷用の1シート531、有版オフセット印刷用の4つ折り折丁532、無版デジタル印刷用の1シート533、有版オフセット印刷用の4つ折り折丁534、無版デジタル印刷用の2つ折り折丁535である。そして、536に示すように、順に重ねて平綴じ製本することで、製本物537を作ることを示している。
なお、比較参照のために、538に、図5のページデータ530を中綴じ製本する場合の例を図示している。。図5の中綴じ製本では、1,2,23,24ページがデジタルの2つ折り、3,4,21,22ページがデジタル2つ折り、5〜8,17〜200ページがオフセット4つ折りとなる。更に、9,10,15,16ページがデジタル2つ折り、11〜14ページがデジタル2つ折りとなる。
図2、図3、図4、図5に示すページ分割の例から分かる通り、ページ分割に当たっては、製本方式、折り数、折り数に合わせた用紙サイズを組み合わせることで、有版オフセット印刷用のページ範囲と無版デジタル印刷用のページ範囲とに分けている。
<本実施形態の印刷製本システム全体の処理手順例>
次に本実施形態における処理手順について詳細を説明する。
図6は、図1Aに示す本実施形態における印刷製本システム全体の処理の流れを示したフローチャートである。なお、本フローチャートは、集中制御の場合は図1Aのジョブ制御部106が実行する。
まず、ステップS600にて処理を開始する。次に、ステップS601で入稿部107からページデータを入稿する。この際、可変印刷用データがある場合には、可変印刷用データがデータベース108にて提供されることがある。ステップS602にてページの編集を行なう。ここでは、可変データの割り当てや未入稿ページの指定を行い、次のページ分割の基準情報を作る。
ステップS603にて、有版オフセット印刷向けページ範囲と無版デジタル印刷向けページ範囲とにページ分割を行なう。かかるページ分割については、以下で更に詳細なフローチャートに従って説明する。
ステップS604にて、まず分割された有版オフセット印刷向けのページ範囲をプリプレス部109へ送信する。
無版デジタル印刷向け分については、ステップS605にて差し替えページが存在するかを判断する。差し替えページが存在する場合(S605のYes)には、ステップS606へ進み、そうでない場合(S605のNo)にはステップS608へ進む。ステップS606では、差し替えページの入稿を待つ。差し替えページが全て揃ったらステップS607へ進む。ステップS607では、追加入稿されたページデータで無版デジタル印刷向け分のページデータを差し替えて編集し、ステップS608へ進む。
ステップS608にて、無版デジタル印刷向けのページ範囲をプリンタドライバ113へ送信する。
ステップS609では、ステップS604及びステップS608にて割り振った印刷及び折丁作成の完了を待つ。最後にステップS610にて、ジョブ制御部106は、製本機116に製本指示ファイル(JDF:Job Definition Language)を送信し、分割したページ群を順に1つにまとめて製本する。ステップS611で処理が終了する。
<ページ分割部によるページ分割処理の手順例>
図7は、図6におけるページ分割処理S603の詳細な処理の流れの一例を示したフローチャートである。ステップS603−1にてページ分割の処理を開始する。
ステップS701にて中綴じ製本を行なう条件でページの割付計算(コストや時間)を行なう。更に、ステップS702にて平綴じ製本を行なう条件でページの割付計算(コストや時間)を行なう。そして、ステップS703にて、中綴じ製本、平綴じ製本、その他の条件それぞれの計算結果を比較して、有利な条件のページ割付結果を選択する。選択結果の内容に基づいて、本印刷製本システムが実行する有版オフセット印刷ページ群と無版デジタル印刷ページ群との分割を行なう。ステップS704でページ分割の処理は終了して、図6のステップS604にリターンする。
以下、更にページ分割処理S603の各ステップの詳細な処理の流れについて説明する。
(中綴じ製本ページ割付計算:S701)
図8は、図7における中綴じ製本ページ割付計算S701の詳細な処理の流れを示したフローチャートである。ステップS701にて中綴じ製本のページ割付計算を開始する。
ステップS801では、初期化処理の1つとして変数Sに割り付けるページ群の開始ページ番号(通常は1ページ目)を、変数Eに終了ページ番号を設定する。ステップS802では、別の初期化処理として、折丁情報リストを初期化する。折丁情報リストは折丁単位でその折丁に対応するページ番号を保持している折丁情報の一覧である。各折丁情報は、対応するページ番号、その折丁が有版オフセット印刷向けか無版デジタル印刷向けかを示すフラグを保持する。折丁情報の構造については、以下図10などにて例示して後述する。
次に、ステップS803では、MIS120から情報収集部105を経由して、有版オフセット印刷において利用可能な折丁サイズ一覧を取得する。利用可能な折丁サイズは、プリプレス部109の対応面付け方式、有版オフセット印刷機114の対応用紙サイズ、有版オフセット印刷機114における折り処理の対応折数から決定されるものとする。
例えば、原稿のページデータがA4サイズであり、有版オフセット印刷機114の対応用紙サイズがA1サイズ、プリプレス部109が4面付け及び8面付けに対応、折り処理の対応折り数が2回から3回までとする。その結果は、対応可能な折丁のサイズは両面8ページと両面16ページの2種類と言うことになる。例えば、かかるページ数が、連続して印刷処理可能な固定データのページ数に相当する。
次に、ステップS804では、ステップS803で取得した利用可能な折丁サイズ一覧のページ数の大きいほうから順に1つ取得する。16ページと8ページであれば、まず、16ページという値を現在の折丁サイズとする。ステップS805では、変数S及び変数Eから判断可能な残ページ数、すなわちE−S+1、と現在の折丁サイズを比較する。残ページ数よりも折丁サイズが大きい場合(S805のYes)には、ステップS804へ戻り、利用可能な折丁サイズ一覧から次に小さい折丁サイズを現在の折丁サイズとする。そうでない場合(S805のNo)、すなわち折丁サイズが残ページ数を越えない場合には、ステップS806へ進む。ステップS806では、変数Sから変数Eの範囲のそれぞれ先頭と最後から現在の折丁サイズの半数ずつの範囲の中に、無版デジタル印刷の対象ページが含まれているか否かを判断する。無版デジタル印刷の対象ページが含まれていない場合(S806のNo)にはステップS809へ進む。含まれている場合(S806のYes)にはステップS807へ進む。ステップS807では、利用可能な折丁サイズ一覧に現在の折丁サイズよりも小さい(ページ数の少ない)折丁サイズが存在するかを判断する。ある場合(S807のYes)にはステップS804へ戻る。無い場合(S807のNo)にはステップS808へ進む。
ステップS808では、次の処理のための一時変数sigsizeに2を設定する。この一時変数sigsizeは、次に作成する折丁情報のページ数を決定する。変数sigsizeに設定された2は、変数Sから変数Eまでの間の前後2ページずつを折丁情報とすることを意味する。また、ステップS808では、次に作成する折丁情報が無版デジタル印刷向けであることを設定する。ステップS809では、一時変数sigsizeに現在の折丁サイズの半分の値を設定する。例えば、現在の折丁サイズが16ページであれば、8を設定することになる。そして、次に作成する折丁情報が有版オフセット印刷向けであることを設定する。ステップS808、S809を終わると、次にステップS810へ進む。
ステップS810では、変数Sから変数Eで示されるページ範囲の先頭、末尾からそれぞれsigsizeページずつを取り出して折丁情報とする。ステップS811では、この折丁情報を折丁情報リストに追加する。
ステップS812では、変数S及び変数Eを更新して、折丁情報に追加した分のページを変数Sと変数Eで示すページ範囲から除外する。ステップS813では、全てのページ範囲について折丁情報を作成したかを判断する。終了ページが開始ページよりも大きければ(S813のYes)、割付の必要なページが残っていることを意味するためステップS803へ戻る。そうでなければ(S813のNo)、ステップS814へ進んで中綴じ製本ページ割付計算を終了して、図7のS702にリターンする。
(平綴じ製本ページ割付計算:S702)
図9は、図7における平綴じ製本ページ割付計算S702の詳細な処理の流れを示したフローチャートである。ステップS702にて平綴じ製本のページ割付計算を開始する。
ステップS901では、図8のS801と同様に開始ページの変数Sと終了ページの変数Eを初期化する。また、ステップS902で折丁情報リストを初期化する。ステップS903では、全てのページ範囲について折丁情報を作成したかを判断する。開始ページの変数Sが終了ページの変数Eよりも大きければ(S903のYes)、割付の必要なページが残っていないことを意味するためステップS918へ進む。そうでなければ(S903のNo)、ステップS904へ進む。
ステップS904では、図8におけるステップS803と同様に利用可能な折丁サイズ一覧を取得する。ステップS905では、本処理のための一時変数iを1に初期化する。この一時変数iは利用可能な折丁サイズ一覧のインデックスに使用される。
ステップS906では、利用可能な折丁サイズ一覧の折丁サイズの小さいほうからi番目の折丁サイズを、現在の折丁サイズとして設定する。ステップS907では、残ページ数と現在の折丁サイズを比較する。残ページ数よりも現在の折丁サイズが大きい場合(S907のYes)、ステップS912へ進む。そうでない場合(S907のNo)には、ステップS908へ進む。
ステップS908では、変数Sから、現在の折丁サイズページ分の中に、有版デジタル印刷向けのページが含まれているかを判断する。含まれている場合(S908のYes)、ステップS912へ進む。そうでない場合(S908のNo)には、ステップS909へ進む。ステップS909では、利用可能な折丁サイズ一覧に、現在よりも更に大きい(ページ数の多い)折丁サイズがあるかを判断する。存在する場合(S909のYes)には、ステップS910へ進む。存在しない場合(S909のYes)には、ステップS911へ進む。
ステップS910では、次の折丁サイズを取得するために一時変数iをインクリメントし、ステップS906へ戻る。ステップS911では、一時変数sigsizeに、利用可能な折丁サイズ一覧の折丁サイズの小さいほうからi番目の折丁サイズを設定する。そして、次に作成する折丁情報が有版オフセット印刷向けであることを設定する。
ステップS912では、変数iが1に等しいか否かを判断する。これは、利用可能な折丁サイズ一覧の中で最も小さい折丁サイズでも、有版オフセット印刷用の折丁分を割り当てることが出来なかったことを意味する。変数iが1の場合(S912のYes)には、ステップS913へ進み、そうでない場合(S912のNo)には、ステップS914へ進む。
ステップS913では、一時変数sigsizeに2を設定する。そして、次に作成する折丁情報が無版デジタル印刷向けであることを設定する。ステップS914では、一時変数sigsizeに、利用可能な折丁サイズ一覧の折丁サイズの小さいほうから(i−1)番目の折丁サイズ、つまり無版デジタル印刷向けページを含まずに割り当てられる最もページ数の多い折丁サイズ、を設定する。そして、次に作成する折丁情報が有版オフセット印刷向けであることを設定する。
ステップS911、S913、S914が終わると、次にステップS915へ進む。ステップS915では、変数Sで示されるページ範囲の先頭からsigsizeページ分を取り出して折丁情報とする。ステップS916では、この折丁情報を折丁情報リストに追加する。ステップS917では変数Sを更新して、折丁情報に追加した分のページを変数Sと変数Eで示すページ範囲から除外する。そして、ステップS903へ戻る。
開始ページの変数Sが終了ページの変数Eより大きけない場合(S903のNo)に進むステップS918からは、それまでに出来ている折丁情報リストを調整して無版デジタル印刷向けに最適化する。
ステップS918では、MIS120から情報収集部105を経由して、無版デジタル印刷において利用可能な最大対応用紙サイズを取得する。ステップS919では、この最大対応用紙サイズとページサイズとから折り数を求める。例えば、対応用紙サイズがA3、ページサイズがA4であれば折り数は一回である。次に同様にして、ステップS920にて、無版デジタル印刷後の後処理の能力を取得する。ステップS921では、ステップS919で求めた数の折り処理がステップS920で取得したデバイス能力で可能であるかを判断する。折りが可能である場合(S921のYes)には、ステップS922へ進む。そうでない場合(S921のNo)には、ステップS923へ進む。
ステップS922では、ステップS919で求めた折数に従って、既に無版デジタル印刷向けとして割り当てられている折丁情報を統合する。例えば、可能な折数が1回であれば、連続する2つの無版デジタル印刷向け折丁情報を1つにまとめる。可能な折数が2回であれば、連続する4つの無版デジタル印刷向け折丁情報を1つにまとめる。このように、折数をfとして2のf乗個の連続する無版デジタル印刷向け折丁情報を1つにまとめる。最後に、ステップS923で平綴じ製本ページ割付計算を終了し、図7のS703にリターンする。
(ページ分割部によるページ割付の具体例)
次に、中綴じ及び平綴じ製本のページ割付計算の具体例を示す。具体例の基となるページデータは、図4及び図5に示す24ページのページデータである。
(図4のページデータの中綴製本のページ割付例)
図10は、図4におけるページデータ420を、図8に示すフローチャートの中綴割付処理に従ってページ割付を行った結果の、折丁情報リスト1000の例である。
図10において、最初の5行が折丁情報リストを示しており、各行が折丁情報を示している。行の左側に"digital"あるいは"offset"と記載されているものは、その行が示す折丁情報がそれぞれ、無版デジタル印刷向け折丁であること、有版オフセット印刷向け折丁であることを示している。リスト中の各数値はページ番号を示している。"#"は中綴じ面付けにおける左右を分割する位置を示している。また、可変印刷などの無版デジタル印刷向けページの存在位置をページ番号のすぐ右に"d"を記載することで示している。
図10において、最後の行は、有版オフセット印刷及び無版デジタル印刷に割り当てられたページ数と折丁数を示している。図10においては、有版オフセット印刷向けに8ページ、1折丁が割り当てられたこと、無版デジタル印刷向けに16ページ、4折丁が割り当てられたことが分かる。
図10に示す例では、有版オフセット印刷において折丁サイズとして両面8ページ及び両面16ページが利用可能であったものとして例を示している。
(図4のページデータの平綴製本のページ割付例)
図11は、図10と同じ条件で、図4におけるページデータ420を、図9に示すフローチャートの平綴割付処理に従ってページ割付を行った結果の、ステップS918の直前の折丁情報リスト1100の例である。図の見方は図10と同様である。
図11において、最初の5行が折丁情報リストを示している。更に、図12は、図11の状態から進めてステップS918以降のステップS923まで進めた結果の折丁情報リスト1200を示した例になっている。
なお、図12に示す例においては、無版デジタル印刷において1回折りのための用紙サイズ及び後処理が利用可能であると言う条件で計算している。1回の折りが可能であるため、図11及び図12から分かる通り、4つの無版デジタル印刷用折丁が2つの折丁に統合されている。図12の結果の各折丁は、図4における折丁結果424、425、426に対応している。
(図5のページデータの中綴製本のページ割付例)
図13は、図5におけるページデータ530を、図8に示すフローチャートの中綴割付処理に従ってページ割付を行った結果の、折丁情報リスト1300の例である。利用可能な折丁サイズの条件は、図10と同様であるものとする。
図13において、最初の5行が折丁情報リストを示しており、各行が折丁情報を示している。図13においては、有版オフセット印刷向けに8ページ、1折丁が割り当てられたこと、無版デジタル印刷向けに116ページ、4折丁が割り当てられたことが分かる。
(図5のページデータの平綴製本のページ割付例)
図14は、図13と同じ条件で図5におけるページデータ530を、図9に示すフローチャートの平綴割付処理に従ってページ割付を行った結果の、ステップS918の直前の折丁情報リスト1400の例である。図の見方は、図13と同様である。
更に、図15は、図14の状態から進めてステップS918以降をステップS923まで進めた結果の、折丁情報リスト1500を示した例になっている。1回の折りが可能であるため、図14及び図15から分かる通り、最後の2つの無版デジタル印刷用の折丁が1つの折丁に統合されている。図15の結果の各折丁は、図5における折丁結果531、532、533、534、535に対応している。
なお、図1におけるジョブ制御部106は、図10、図12、図13、図15に示した折丁情報リストの結果に従ってページデータを分割し、プリプレス109及びプリンタドライバ113へ送信する。
<本実施形態の割付選択の処理手順例>
以下、図7のS703に示した有利な条件のページ割付結果を選択する手順例について、説明する。
(有利な割付選択例1:S703)
図16は、図7における有利な割付選択プS703の詳細な処理の流れを示したフローチャートである。ステップS703にて、有利なページ割付方法、すなわちページの分割方法の選択処理を開始する。なお、本例で有利な方法とは、予め決められた条件である後述の判断基準によるコストの低くなる条件を満たすページ割付方法を指すものとする。なお、処理時間の短くなるページ割付方法の選択、あるいはコストと処理時間とのトレードオフからの選択も可能であり、これらも本発明に含まれる。
ステップS1601にて、出力する部数を入力する。この部数は、入稿時に入稿部107から得られるか、あるいは本実施形態の操作者によって決定されるものとする。次に、ステップS1602では、MIS120から、情報収集部105を経由して、無版デジタル印刷機115による印刷を行った場合のコスト情報を取得する。同じくステップS1603では、有版オフセット印刷機114による印刷を行った場合のコスト情報を取得する。
次に、ステップS1604では、平綴じ製本割付の場合のコストを計算し、内部変数Aに設定する。ステップS1605では、全てのページを無版デジタル印刷機115で印刷した場合のコストを計算し、内部変数Bに設定する。
次に、ステップS1606では、MIS120から、情報収集部105を経由して、無版デジタル印刷において利用可能な最大対応用紙サイズを取得する。ステップS1607では、この最大対応用紙サイズとページサイズとから折り数を求める。例えば、対応用紙サイズがA3で、ページサイズがA4であれば折り数は1回である。
次に、ステップS1608にて、無版デジタル印刷後の後処理の能力を取得する。ステップS1609では、ステップS1607で求めた数の折り処理が、ステップS1608で取得したデバイス能力で可能であるかを判断する。中綴じ製本の場合には、無版デジタル印刷の場合であっても両面4ページ以上の面付けが必要となり、1回以上の折りの処理が必要となる。従って、無版デジタル印刷後に折りの処理が不可能である場合には、中綴じ製本を前提としたページ分割を選択することは出来ない。折りが可能である場合(S1608のYes)には、ステップS1610へ進む。そうでない場合(S1608のo)には、ステップS1612へ進む。ステップS1610では、中綴じ製本割付の場合のコストを計算し、内部変数Cに設定する。
ステップS1611では、内部変数A、B、Cの中で最小のコストを選択し、その最小コストに対応する割付方法を選択結果とする。ステップS1612では、内部変数A、Bの中で最小のコストを選択し、その最小コストに対応する割付方法を選択結果とする。
(コスト計算例)
次に、ステップS1604、S1605、S1610で行っているコスト計算の一例について、詳細に説明する。
図17は、本実施形態におけるMIS120が保持しているコスト情報の種類と意味について模式的に表したグラフである。
図17において、縦軸1700は、印刷製本にかかる金額コストを示す。横軸1701は印刷部数またはレコード数を表す。1702は、一例としての無版デジタル印刷のコストグラフ、1703は、同条件の一例としての有版オフセット印刷のコストグラフである。1704は、MIS120に保持されているコスト情報の1つであり、コストグラフ1702に対応する無版デジタル印刷におけるページ単価の係数である。同様に、1705は、コストグラフ1703に対応する有版オフセット印刷におけるページ単価の係数である。また、1706も、MIS120に保持されているコスト情報であり、コストグラフ1703に対応する有版オフセット印刷における折丁単位の初期コストである。
図17に示すとおり、有版オフセット印刷の場合には刷版(銅版)を作成するための固定コスト1706がかかる一方で、印刷部数が増えた場合のコストの上昇率(1705)が低い。一方、無版デジタル印刷の場合には版を作成するコストが無い、あるいは有版オフセット印刷に比較して極端に少ない一方で、印刷部数(印刷枚数)が増えた場合のコストの上昇率(1704)が高い。
なお、本実施例では、可変データ印刷を想定しているため、印刷部数=印刷するレコード数となる。レコードとは、データベースで管理している1つのデータ項目に対する可変データの数に相当する。つまり、100人分の可変データ印刷を行うためには、100レコード分の印刷処理を行う必要がある。無版デジタル印刷装置で制作する場合のコストは、以下の式1により算出可能である。
<式1>無版デジタル印刷コスト=1部の用紙枚数(二つ折りなら1枚あたり4ページ)×印刷するレコード数×上昇率(1704)
また、有版オフセット印刷装置で制作する場合のコストは、以下の式により算出可能である。
<式2>有版オフセット印刷装置コスト=刷版コスト(1706)×刷版枚数+刷版枚数×印刷するレコード数×上昇率(1705)
これらの式を用いて、ジョブ制御部106は、ページ分割パターン毎に上記式を適用して合計コストを算出し、結果としてコストが安くなるページ分割パターンを決定することになる。
前述のコスト計算においては、図10から図15で例示されるページ分割後の各印刷方式のページ数、折丁数、部数の情報及び図17で例示される初期コストと係数を基に、各総ページ数をグラフに適用して合計のコストを算出する。
MIS120は、各印刷機の動作実績から図17に示す係数及び初期コストを算出して保持しておくものとする。
以上、図16及び図17で説明したような計算を基に、有利な条件のページ割付方法を決定する。
<本実施形態のページ編集処理の例>
次に、編集表示部103のユーザインタフェースによるページ編集処理について、詳細を説明する。
(可変印刷ページの表示例)
図18は、図1Aにおける編集表示部103において操作可能な編集画面1800の一例である。図18に示す編集画面はキーボード及びマウスなどの入力デバイスを使用して操作するものとする(図1Bの表示部103a及び入力指示部103bに相当)。
図18において、1800は、編集画面を示している。1801は、編集対象となっているページデータの名称(ファイル名)及び現在編集中のページ番号を表示している。1802は、ファイル操作機能を提供するメニューボタン、1803は、編集機能を提供するメニューボタン、1804は、ヘルプ機能を提供するメニューボタンである。
編集画面1800は、大きく分けて4つの領域からなっている。可変印刷データの設定を入力する左上の領域1805、ページの設定を入力する左中央の領域1814、ページ単位の表示編集を行なう右側の領域1812、ページ一覧を表示する下側の領域1817である。
左上の領域1805の中には、現在選択中の可変印刷データフィールドのX座標1806、同Y座標1808、同じく幅1807と高さ1809、同フィールドの名称1810、同フィールドに対応するデータベース名称1811、が含まれている。
左中央の領域1814の中には、現在選択中のページの原稿が確定していないことを示すチェックボックス1815と、その原稿が確定した結果複数ページに置き換えられる可能性を示すチェックボックス1816が含まれている。
ページ単位の表示編集を行なう右側の領域1812には、縦方向のスクロールバー1824と横方向のスクロールバー1825があり、ページ全体の詳細を確認できるようになっている。この中で、1813は、現在選択中の可変印刷データフィールドを表している。
ページ一覧を表示する下側の領域1817には、1818を代表とするページの一覧が表示されており、各ページに未定ページマーク1819、1821、あるいは可変データの存在を示すマーク1820が表示されている場合もある。1823は、ページ一覧領域のスクロールバーであり、全てのページを確認することが出来るようになっている。1822は、現在選択中のページを表しており、選択ページ1822に対応するページの内容が 1812に表示されている。
図18に示す画面は、入稿部107からページデータが入力されると表示され、ページの編集が可能となる。
右側の領域1812の中で位置を指定した上で編集メニューボタン1803を操作することにより、可変印刷データのフィールドを配置することが出来る。可変印刷データフィールド1813は、そのようにして配置されたフィールドの一例である。また、配置されたフィールドを選択し、そのフィールドの詳細設定を、左上の領域1805の設定で変更することが出来る。
図18の例では、可変印刷データフィールド1813に対応する位置がX座標1806、Y座標1808に、フィールドのサイズが幅1807と高さ1809に表示されている。フィールドの位置や大きさの設定は、右側の領域1812の中でも、左上の領域1805での入力でも変更できる。データベース名称1811は、可変印刷データフィールド1813のフィールドに対応する可変データのレコードを保持している、データベース(表)を指定している。そして、データベース名称1811で指定されたデータベースにおける列を特定する名称が、フィールドの名称1810に表示されている。図18の例では、ページ上の可変印刷データフィールド1813のフィールドに、「Database-1」という表の「Field-x」という名称の列が対応付けられている。従って、印刷時には「Database-1」表の「Field-x」列から順にデータが読み出されて、可変印刷データフィールド1813の領域に配置される。
可変印刷データフィールド1813のようにページに可変印刷データが1つでも配置されると、下側の領域1817中の対応するページにマーク1820に示されるような"v"マークが表示される。これは、そのページに可変印刷データが含まれていることを示している。このマークのついたページは、例えば図2における4ページ目や、図10における20ページ目や21ページ目に対応する無版デジタル印刷向けとして扱われる。
下側の領域1817でページを選択することにより、編集対象ページを選択し、右側の領域1812に表示されるページを変更することが出来る。
(未確定印刷ページが1ページの場合の表示例)
図19は、更に別のページを選択した画面1900の例である。
図19においては、1905に示すページを選択した結果の画面を示している。1901に示すとおり、編集画面1900は、12ページ目を選択していることが分かる。1902は、選択ページ1905に対応するページの内容を表示している。
図19の例では、入稿されたページデータに未確定のページが含まれており、入稿時に該当するページの部分に入稿者のコメントが記載されていることが分かる、と言う前提としている。これによりページの編集者は、現在選択中のページの原稿が確定していないことを示すチェックボックス1903を操作し、12ページ目が未確定ページであることを設定する。この操作により、未定ページマーク1904に示すように、対象ページが差し替えられるページであることを示すマークが表示される。このマークが付けられたページは、可変印刷ページマーク1820が付けられたページと同様に、無版デジタル印刷向けページとして扱われる。
なお、本実施形態における編集画面においては、編集メニューボタン1803を操作することにより、ページの挿入、削除、差し替えを行なうことが出来る。この操作により、未定ページマーク1904に示すような差し替えページマークの付けられたページを、確定ページに置き換える。また、図19に示す例のように、入稿時に明示的に差し替えページの位置がページデータ内に記載されていない場合、本実施形態の編集画面での操作者が仮のページを挿入して、同様の差し替えページマークを設定する操作を行なうものとする。
図19では、未定ページマーク1904の付けられた1つのページは別の1ページに置き換えられることを示している。この場合、ページ数が変化しないため、図6のステップS603に示すページ分割処理に影響は無い。しかし、未確定ページに置き換えられるページの数が不定である場合にはこの限りではない。例えば、ある未定部分に挿入されるページが1ページなのか2ページなのかが決まっていない場合などがある。このような場合には、対象ページが複数ページに置き換えられる可能性がある旨の設定を行なう。
(未確定印刷ページが複数ページの場合の表示例)
図20は、12ページ目を複数ページ置き換えとする設定を行った様子を示す例である。図20は、図19から更に原稿が確定した結果複数ページに置き換えられる可能性を示すチェックボックス2003に示すチェックボックスの設定を行っている。チェックボックス2002を設定し更にチェックボックス2003を設定することにより、未定ページマーク2004に示すように、対象ページ以降最終ページまで全て差し替えページマークが設定される。これにより、ページ分割処理における影響をなくすことが出来る。
以上、図18、図19、図20で示した編集操作により設定された情報に基づいて、ページ分割に必要な基準情報とする。
<実施形態1の作用効果>
以上説明したように、無版デジタル印刷機で印刷を行なう必要のあるページに関する情報を基に、ページの範囲を自動分割する。更に、有版オフセット印刷機と無版デジタル印刷機とのそれぞれで処理した印刷結果を1つにまとめる処理を行なう。これにより、利用者は容易に有版オフセット印刷及び無版デジタル印刷の混在ジョブを作成することが可能となった。
通常、大部数の場合には、無版デジタル印刷と比較して有版オフセット印刷のほうがコスト面で有利となる。そこで、上記手順では出来るだけ多くのページが有版オフセット印刷に配分されるように計算している。また、MIS120からの情報を基に確認を行なっているため、例えば小部数の場合など、仮に無版デジタル印刷と有版デジタル印刷とでコストの大小が逆転した場合でも、適切なページ配分が選択されることとなる。これにより、コストダウン効果のあるジョブを作成することが可能となった。
なお、本実施形態においては、MIS120に保存されている情報としてページ数とコストの関係を形式化したパラメータを保持していた。しかし、これに限ることなく、例えば、ページ数と印刷時間の関係も同じモデルを構成することが出来る。この情報を基に、上記で説明した構成、処理手順に従ってページ範囲分割を行なうことにより、納期短縮に効果のある混在ジョブを作成することが可能となる。従って、ページ数と金額コスト以外の関係を情報として利用した場合であっても、同様の構成による効果があるという意味で、本発明による実施形態の範囲に含まれることは言うまでも無い。
[実施形態2]
本発明における実施形態2の印刷製本システムについて説明する。実施形態2は、丁合の同一位置に異なる折丁を挿入するセレクティブ・バインディング(SB)機能を含む処理である。
なお、実施形態2については、実施形態1と基本的な構成が同じであるため、実施形態1との差異についてのみ説明する。
<本実施形態におけるセレクティブ・バインディング(SB)の処理例>
可変印刷データがあるページであっても、可変印刷のフィールドに同一のデータが繰り返し出現する場合には、有版オフセット印刷におけるセレクティブ・バインディングを選択することが出来る。以下、このようなページを無版デジタル印刷向けページとせずにページ分割処理を行なう手順について説明する。
図21は、同じデータが繰り返される可変印刷の例を示している。
図21において、横方向の1揃え、たとえば2100は、5ページの1部のページ群を示しており、縦方向は各部の可変印刷データの変化の様子を示している。2101、2102、2103は、可変印刷データを含む1ページ目、3ページ目、5ページ目を示している。なお、本実施形態においては説明の簡略化のため1ページに1つの可変印刷フィールドのみ存在するものと仮定しているが、複数のフィールドがある場合でもその組み合わせを対象とすることで、以下の説明と同様の処理が可能である。
1ページ目2101では、100部出力する全ての部で異なる値(図21では"1"から"100")が割り当てられている。3ページ目2102では、"A"という値と"B"という値が割り当てられているが、その数はそれぞれ20部と80部となっている。5ページ目2103では、"X"、"Y"、"Z"の3つの値が割り当てられている。その数はそれぞれ32部、35部、33部となっている。本実施形態においては、5ページ目2103をセレクティブ・バインディングの対象とする。以下、この決定手順について説明する。
(セレクティブ・バインディングの判断手順例)
図22は、本実施形態において、編集表示部103における編集後のページデータにセレクティブ・バインディング対象とできるページが含まれているか否か、及びその対象ページを判断するための処理手順を示したフローチャートである。かかる処理は、以下の図23のS2307で行われ、可変印刷ページ毎にデータのヒストグラムを作成することにより行われる。なお、図6のページ編集S602内、あるいはページ編集S602後に行われてもよい。
まず、ステップS2200で判断処理を開始する。ステップS2201では、ページを示すカウンタ変数iを初期化して、1ページ目を指すようにする。ステップS2202では、iページ目に可変印刷のフィールドが含まれているかを判断する。含まれている場合(S2202のYes)には、ステップS2203へ進む。そうでない場合(S2202のNo)には、ステップS2205へ進み次の2つの処理をスキップする。
ステップS2203では、iページ目における可変印刷データのレコード数のヒストグラムを作成する。つまり、例えば図21に示すところの"1"、"2"、...、"100"、"A"、"B"、"X"、"Y"、"Z"のそれぞれ出力される部数の、全部数に対する割合を計算する。例えば、図21においては、1ページ目のヒストグラムを作成すると、各レコードが1%ずつ100レコード存在すると言うものになる。
次に、ステップS2204では、計算したヒストグラムの中でもっとも比率が低いものを選択して変数R[i]に設定する。ここでRは配列変数であり、iは変数Rに対応するページを表わす添え字である。例えば、図21においては、1ページ目2101では1%が最小値であり、以下同様に、3ページ目2102では"A"の20%、5ページ目2103では"X"の32%が最小値となる。
ステップS2205では、最終ページまでヒストグラムを作成したかを判断する。最終ページまでいった場合(S2205のYes)には、ステップS2207へ進み、そうでない場合(S2205のNo)には、ステップS2206へ進む。ステップS2206では、変数iをインクリメントして次のページへ進む。そして、ステップS2202へ戻る。
ステップS2207では、それまで計算してきた最小比率値の中の最大値を求める。具体的には、配列変数R[i]中の最大値とその最大値を持つページ番号を求める。複数のページで同じ最大値を持つ場合には、その中から1ページだけ、例えば最初に該当したページ、を選択する。例えば、図21においては、5ページ目2103が32%で最大となるため、これに該当する。
ステップS2208では、ステップS2207で求めた最大値が所定の閾値よりも高いかを判断する。本実施形態においては、この閾値を30%と設定している。閾値よりも高い場合(S2208のYes)には、ステップS2209へ進み、そうでない場合(S2208のNo)には、ステップS2211へ進む。例えば、図21において、5ページ目2103の32%は閾値を超えているため、ステップS2209へ進むことになる。
ステップS2209では、ステップS2207で求めた最大値を持つページ番号をセレクティブ・バインディングの対象ページとする。そして、ステップS2210で、図22における判断処理の結果を「セレクティブ・バインディング可能」として終了する。ステップS2211では判断処理の結果を「セレクティブ・バインディング不可」として終了する。
<セレクティブ・バインディングに対応したページ分割処理手順例>
次に、セレクティブ・バインディングに対応したページ分割処理手順について説明する。
図23は、本実施形態における図6のページ分割処理S603の手順例を示したフローチャートであり、実施形態1における図7及び図16に対応する部分の処理手順を示している。ステップS603−2にてページ分割の処理を開始する。
ステップS2301にて、平綴じ製本を行なう条件でページ割付計算を行なう。ステップS2302では、部数の入力を行なう。ステップS2303では、MIS120から、情報収集部105を経由して、無版デジタル印刷機115による印刷を行った場合のコスト情報を取得する。同じくステップS2304では、有版オフセット印刷機114による印刷を行った場合のコスト情報を取得する。
ステップS2305では、平綴じ製本割付の場合のコストを計算し、内部変数Aに設定する。次に、ステップS2306では、全てのページを無版デジタル印刷機115で印刷した場合のコストを計算し、内部変数Bに設定する。
ステップS2307では、図22にて説明したセレクティブ・バインディングの判断計算を行なう。ステップS2308では、ステップS2307での計算結果から、セレクティブ・バインディングの可否に基づいて分岐する。セレクティブ・バインディング可能な場合(S2308のYes)には、ステップS2309へ進む。そうでない場合(S2308のNo)には、ステップS2313へ進む。
ステップS2309では、ステップS2307での計算で得られたセレクティブ・バインディング対象ページに付けられている可変印刷マーク"v"の情報を削除する。そして、ステップS2310にて、改めて平綴じ製本を行なう条件でのページ割付計算を行なう。ステップS2311では、この結果、つまり、セレクティブ・バインディング対応を含めた平綴じ製本用のページ分割でのコストを計算し、内部変数Cに設定する。
ステップS2312では、内部変数A、B、Cの中で最小のコストを選択し、その最小コストに対応する割付方法を選択結果とする。ステップS2313では、内部変数A、Bの中で最小のコストを選択し、その最小コストに対応する割付方法を選択結果とする。
<実施形態2の作用効果>
以上説明したように、可変データの出現頻度を調べ、ページ分割の基準情報に反映することにより、有版オフセット印刷におけるセレクティブ・バインディングも選択できるようになった。
可変印刷においてフィールドに同じデータが繰り返し出現する場合に、それを無版デジタル印刷向けにページ分割するのではなく、有版オフセット印刷へ割り振ることでよりコストダウン効果のあるジョブを作成することが可能となった。
なお、本実施形態においては、セレクティブ・バインディングについての差分を説明するために、図23において平綴じ製本との組み合わせのみ例示した。しかし、中綴じ、平綴じ両方の組み合わせの中から最適なものを選択しても良いことは言うまでも無い。すなわち、図7及び図16と図23とを組合せることで容易に実現できる。ちなみに、その場合のコスト比較は、中綴じ製本、中綴じ製本+セレクティブ・バインディング、平綴じ製本、平綴じ製本+セレクティブ・バインディング、全て無版デジタル印刷、の5つを対象とすることになる。
[実施形態3]
本発明における実施形態3の印刷製本システムについて説明する。
なお、実施形態3については、実施形態1との差異についてのみ説明する。
<本実施形態の印刷製本システム全体の機器構成例>
図24は、本実施形態における印刷製本システム全体の機器構成の一例を示すブロック図である。図24において、実施形態1における図1Aと同一の構成物については、下二桁に同じ番号を付しており、ここでは説明を省く。
実施形態1においては、1つの無版デジタル印刷機が接続されており、その無版デジタル印刷機の能力に従ってページ分割を行っていた。本実施形態3においては、複数の無版デジタル印刷機が接続され、その中から適切な印刷機が選択される。
図24では2つの無版デジタル印刷機の場合を示している。2423は1つ目の無版デジタル印刷機であり、2424はもう1つの無版デジタル印刷機である。MIS120は、これらの無版デジタル印刷機それぞれの処理能力及び稼動実績情報を保持している。2421は、無版デジタル印刷機2423に接続されているプリンタドライバ、2422は、無版デジタル印刷機2424に接続されているプリンタドライバである。
<本実施形態の無版デジタル印刷機の選択手順例>
次に、本実施形態におけるページ分割処理及び印刷機へのページデータの分配について説明する。
図25は、本実施形態における平綴じ製本用のページ割付計算を行なう処理手順を示すフローチャートの一部である。図25は、実施形態1における図9のS903のYesに続く処理を示している。図9において、平綴じ製本用に最初のページ分割が終了した後、ステップS918から無版デジタル印刷向けに最適化を行なう。
図25においては、ステップS918の前に、ステップS2501にて、複数接続されている無版デジタル印刷機の中から1つを選択する。図25におけるステップS918からステップS921では、ステップS2501にて選択された無版デジタル印刷機について、図9と同様にその能力を判断する。
ステップS921にて折りの処理が不可能であると判断された場合(S921のNo)には、ステップS2502にて、更に他の無版デジタル印刷機が存在するか否かを判断する。他の印刷機が存在する場合(S2502のYes)には、ステップS2501へ戻り、他のデバイスについて能力判断を繰り返す。そうでない場合(S2502のNo)には、ステップS2503へ進む。
ステップS921にて折りの処理が可能であると判断された場合(S921のYes)には、ステップS922にて折丁をまとめる処理を行なう。
ステップS2503では、最終的に判断の基になっている無版デジタル印刷機を使用デバイスとして決定する。
ここで決まったデバイスは、図6におけるステップS608にて、無版デジタル印刷向けのページ範囲を送信する際の対象デバイスとなる。また、図16におけるステップS1606からの折り処理の可否判断においても、このデバイスが対象となる。
<実施形態3の作用効果>
以上のように、ページ分割の際の無版デジタル印刷機の能力判断において、複数のデバイスの能力を調べ、処理可能なデバイスを選択する。これにより、必要とされる用紙サイズに対応する適切な無版デジタル印刷機を選択することになる。従って、複数デバイスが接続されている場合であっても混在ジョブの作成を効果的に行なうことが出来るようになる。
なお、上記実施形態では、平綴じ製本用のページ割付計算処理中に複数の無版デジタル印刷機からの使用する無版デジタル印刷機の選択処理を組み込んだが、処理を複雑にすることなく他の処理中に、あるいは選択処理を独立して組み込むことも可能である。
また、本実施形態においては2つの無版デジタル印刷機が接続されている例を示したが、これに限らず3台以上のデバイス、あるいはプリプレス部109、
有版オフセット印刷機についても複数台の中から適切なデバイスを選択することが有効であることは言うまでも無い。
[実施形態4]
本発明における実施形態4の印刷製本システムについて説明する。
なお、実施形態4については、実施形態1との差異についてのみ説明する。
<本実施形態の印刷製本システム全体の機器構成例>
図26は、本実施形態における印刷製本システム全体の機器構成の一例を示すブロック図である。図26において、実施形態1における図1Aと同一の構成物については、下二桁に同じ番号を付しており、ここでは説明を省く。
2630は無版デジタル印刷機であり、本実施形態においては混在ジョブ生成装置を無版デジタル印刷機2630の中に含んだ構成となっている。
2633は、ページ分割部である。図1Aにおけるページ分割部104に対応するが、本実施形態においては入稿部2607からPPML等の可変印刷用のデータフォーマットでくるものとする。ページ分割部2633は、可変印刷用のデータフォーマットを解釈し、どのページが可変印刷ページとなっているのかを判断する。
2634は、MIS2620に接続された情報収集部であるが、無版デジタル印刷機に関する情報については、MIS2620経由ではなく情報収集部2634が自身で保持する構成となっている。
2635は、編集表示部である。図1Aにおける編集表示部103に対応するが、本実施形態においては、ページ分割部2633においてPPML等から可変印刷ページを判断するため、可変印刷フィールドの編集などは行わない。その代わりに、可変印刷用のデータフォーマットから判断された可変印刷対象ページの情報を基に、ページ分割部2633がページ分割を行なう。一方、編集表示部2635は、実施形態1と同様に未確定ページのチェック編集を行なう。
2636は、入稿されたページデータを含むジョブ情報を複数保持するジョブ保持部である。ジョブ保持部2636は、未入稿ページを含むページデータを一時的に保持する。ページデータが追加入稿されるまでの間、そのページデータを含むジョブ情報は保持され、無版デジタル印刷機2630が他のジョブを受けることができるようになっている。
2637は、ジョブ制御部である。図1Aにおけるジョブ制御部106に対応するが、ジョブ制御部2637は、未入稿ページを含むジョブ情報をジョブ保持部2636へ一時保存する構成となっている。
2632は画像形成部であり、いわゆる公知のデジタルプリンタと同じ構成となっている。画像形成部2632は、ページデータと出力指示をページ記述言語(PDL)の形式で受け取りそれを解釈し印刷出力する。
なお、本実施形態における画像形成部2632を除く部分は、図1Bに示した混在ジョブ生成装置101を無版デジタル印刷機2630に組み込んだものとなる。
<本実施形態の印刷製本システムの動作手順例>
次に、本実施形態における印刷製本システムの動作手順について説明する。
図27は、実施形態4における印刷製本システム全体の処理の流れを示したフローチャートである。本フローチャートも図6と同様に、無版デジタル印刷機2630が集中制御しても、分散処理であってもよい。
ステップS2700にて処理を開始する。次に、ステップS2701にて、入稿データがあるかを判断する。ページデータが入稿された場合(S2701のYes)、ステップS2702へ進み、そうでない場合(S2701のNo)には、ステップS2701に戻って入稿を待つ。ステップS2702では、入稿部2607からページデータを入力する。この際、可変印刷用のデータはPPML等の可変印刷用のデータフォーマットに対応しているものとする。
ステップS2703では、入稿されたページデータが以前に入稿されたジョブの差し替えのページデータであるかを判断する。差し替えのページデータの入稿であった場合(S2703のYes)には、ステップS2709へ進み、そうでない場合(S2703のNo)には、ステップS2704へ進む。
ステップS2704にてページ編集を行なう。ここでは、未入稿ページの指定を行なう。可変印刷ページは、ページ分割2633にてPPML等の可変印刷用のデータフォーマットを解析することにより判断されるものとする。
ステップS2705にて、有版オフセット印刷向けのページ範囲と無版デジタル印刷向けのページ範囲とにページ分割を行なう。ここでの処理は、実施形態1の図7に示すフローチャートの処理と同じである。
ステップS2706にて、まず、分割された有版オフセット印刷向けのページ範囲をプリプレス部2609へ送信する。無版デジタル印刷向け分については、ステップS2707にて、差し替えページが存在するかを判断する。差し替えページが存在する場合(S2707のYes)には、ステップS2708へ進み、そうでない場合(S2707のNo)には、ステップS2710へ進む。ステップS2708では、今回入稿され差し替えページ分を待っているジョブをジョブ保持部2636へ一時保存する。そして、ステップS2701へ戻り、差し替えページの入稿を待つ。
差し替えページが入稿されたら、ステップS2709にて、追加入稿されたページデータで無版デジタル印刷向け分のページデータを差し替え編集し、再度ジョブ保持部2636へ保存する。そして、ステップS2710へ進む。
ステップS2710にて、無版デジタル印刷向けのページ範囲を画像形成部2632へ送る。ステップS2711では、ステップS2706及びステップS2710にて割り振った印刷及び折丁作成の有版オフセット印刷機2614と無版デジタル印刷機2630での完了を待つ。最後に、ステップS2712にて、製本機2616に指示を出し、分割したページ群を順にひとつにまとめて製本する。そして、次のジョブを待つためにステップS2701へ戻る。
<本実施形態に特有の編集画面の表示例>
図28は、本実施形態における図26における編集表示部2635において操作可能な編集画面の一例である。図28は、実施形態1における図20に対応する。本実施形態においては、可変印刷ページをPPML等のフォーマットを解釈することによって判別するため、可変印刷の編集を行なう機能は省略されている。 図28において、2800は編集画面を表している。編集画面2800において、選択ページの表示を行い、原稿が確定していないことを示すチェックボックス2802及び複数ページに置き換えられる可能性を示すチェックボックス2803を操作して、未入稿ページの設定を行なう。これに対応して、未定ページマーク2805や2804のような表示で設定されているページ範囲を確認できるようになっている。詳細については、図20と同様である。
<実施形態4の作用効果>
以上説明したように、有版デジタル印刷機に本発明の混在ジョブ生成装置を組み込むことにより、通常のデジタルプリンタとして使用可能な一方で、有版オフセット印刷との混在ジョブも利用可能となる。
また、ジョブ保持部を設けることにより、未入稿ページを待つ間に他のジョブを受け付けることができるようにもなる。これにより、通常のデジタルプリンタの利便性と混在ジョブを作成することによる利点を両立させることも可能となる。
[実施形態5]
本発明における実施形態5の印刷製本システムについて説明する。
なお、実施形態5については、実施形態1との差異についてのみ説明する。
<本実施形態の印刷製本システム全体の機器構成例>
図29は、実施形態5における印刷製本システム全体の機器構成の一例を示すブロック図である。図29において、実施形態1における図1Aと同一の構成物については、下二桁に同じ番号を付しており、ここでは説明を省く。
実施形態5においては、混在ジョブ生成装置を公知の有版オフセット印刷におけるプリプレス部の面付け部(図1Aの110)の中に組み込んでいる。
図29において、2940は、有版オフセット印刷における面付け部を含む混在ジョブ生成装置である。面付け部を含む混在ジョブ生成装置2940は、ページ分割部2941、編集表示部2903、VDP編集部2902、情報収集部2944、ジョブ制御部2943、面付け部2942を含む。
ページ分割部2941は、図1Aにおけるページ分割部104に対応する。本実施形態においては面付け部2942と連携し、有版オフセット印刷用のページ範囲における台割り及び面付け処理と連携して、実際に可能な面付けレイアウトに基づいてページ分割を行なうものとする。
情報収集部2944は、面付けに関する能力情報に関しては、MIS2920経由ではなく、情報収集部2944自体が能力情報を保持している。
ジョブ制御部2943は、面付け部を含む混在ジョブ生成装置2940内で有版オフセット印刷用のページ範囲のページ処理を行なうため、面付け部2942へ有版オフセット印刷用のページ範囲を振り分ける。
<実施形態5の作用効果>
以上説明したように、有版オフセット印刷における面付け処理の一部として混在ジョブ生成装置を構成する。これにより、公知の有版オフセット印刷システムを利用するユーザにとっては無版デジタル印刷機を追加接続するだけのユーザインタフェースとなる。従って、容易に混在ジョブ作成システムを導入することができるようになる。
[実施形態6]
上記実施形態1の図1Cでは、製本機、有版オフセット印刷機、無版デジタル印刷機への印刷製本指示のジョブ例を示した。
本実施形態では、上記実施形態1乃至5の処理において、入稿部からの指示及び上記各機器への指示を統一されたフォーマッとのジョブトケットを使って行なう。以下、各指示におけるジョブトケットの例を示す。
<入稿部からページ分割部へ送られるジョブチケットの例>
図30は、本実施形態における入稿部からページ分割部へ送られるジョブチケット3000の一例を示した図である。
本実施形態におけるデータフォーマットは、SGMLやXMLなどに代表されるマークアップ言語を利用したテキストドキュメントの形式をとっている。ただし、本実施形態の説明に必要な部分のみの簡易的な表現を用いており、SGMLやXML等の仕様に厳密に従ったものではない。
図30に示すデータは3行から成り立っている。1行目の<JobTicket>はデータの記述の開始を意味し、これに対応する表現として3行目の</JobTicket>はデータの記述の終了を意味する。以降同様に"<"と">"とに括られたキーワードの行と、同じキーワードを"</"と">"とで括ったキーワードの行との間の複数行で、各キーワードに対応する記述がなされるフォーマットとなっている。<JobTicket>の記述の中には、更に1行の記述がある。
1行目において「id="id_i0"」という記述は、このジョブチケットが示すジョブの識別子が、"id_i0"であることを示している。この識別子によって複数のジョブを内部的に識別するものとする。
2行目において「filename="Page-data-1.pdf"」という記述は、このジョブチケットが示すジョブの入力原稿データのファイル名が、"Page-data-1.pdf"であることを示している。このファイル名は、例えば図18に示す編集画面において、ページデータの名称及び現在編集中のページ番号1801の位置に表示されているファイル名に対応している。
上記各実施形態における入稿部は、図30に示すジョブチケットを生成して送信する機能を持つ。また、各ページ分割部は、図30に示すジョブチケットを受信してページ分割処理する機能を持つ。
<ジョブ制御部からプリプレス部へ送られるジョブチケットの例>
図31は、本実施形態におけるジョブ制御部からプリプレス部へ送られるジョブチケット3100の一例を示した図である。図31は、図12に示すページ分割結果に対応して、有版オフセット印刷向けに送られるジョブチケットを表している。なお、他の実施形態におけるジョブチケットも同様のフーマットを有する。
1行目において、分割後のジョブの識別子が"id_o1"であることを示している。この識別子は、後に分割されたページ群を1つに製本する際に参照される。
2行目において、「<device name="offset"/>」という記述は、このジョブチケットが、有版オフセット印刷のデバイスである"offset"という機器識別子のデバイスへ送られることを表している。この識別子は、上記実施形態の有版オフセット印刷機に対応するものとする。
3行目において、「filename="Page-data-1.pdf"」という記述は、このジョブチケットが示すジョブの入力原稿データのファイル名が、"Page-data-1.pdf"であることを示している。このファイル名は、図30に示すジョブチケットより引き継がれている情報である。
4行目において、折丁単位でページの並びと、そのページのならびに対応する印刷を行なうデバイスの指定を記述している。「device="offset"」という記述によって、4行目に示す折丁が"offset"というデバイスにて印刷されることを表している。また、「page="1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16"」という記述によって、4行目に示す折丁に対応するページ番号のリストを示している。このリストは、図12における有版オフセット印刷向けのページ範囲に対応していることが分かる。また、「id="sig1"」という記述は、この折丁の識別子が"sig1"であることを表している。この折丁の識別子は、後に分割されたページ群を1つに製本する際に参照される。
上記各実施形態のジョブ制御部は、ページ分割結果に従ってプリプレス部を制御するために、図31に示すジョブチケットを生成し送信する機能を持つ。また、上記各実施形態のプリプレス部は、図31に示すジョブチケットを受信して指定されたページ範囲の折丁を印刷するための処理を行なう機能を持つ。
<ジョブ制御部からプリンタドライバへ送られるジョブチケットの例>
図32は、本実施形態におけるジョブ制御部からプリンタドライバへ送られるジョブチケット3200の一例を示した図である。なお、無版デジタル印刷機がジョブチケットを直接受け付けられる場合には、ジョブ制御部から無版デジタル印刷機へジョブチケットを送信する構成とすることも可能である。
図32は、図12に示すページ分割結果に対応して、無版デジタル印刷向けに送られるジョブチケットを表している。なお、他の実施形態におけるジョブチケットも同様に作成できる。
1行目において、分割後のジョブの識別子が"id_d2"であることを示している。この識別子は、後に分割されたページ群を1つに製本する際に参照される。
2行目において、「<device name="digital"/>」という記述は、このジョブチケットが無版デジタル印刷のデバイスである" digital "という機器識別子のデバイスへ送られることを表している。この識別子は、各実施形態における無版デジタル印刷機に対応するものとする。
3行目において、「filename="Page-data-1.pdf"」という記述は、このジョブチケットが示すジョブの入力原稿データのファイル名が、"Page-data-1.pdf"であることを示している。このファイル名は、図30に示すジョブチケットより引き継がれている情報である。
4行目において、折丁単位でページの並びと、そのページのならびに対応する印刷を行なうデバイスの指定を記述している。「device="digital"」という記述によって、4行目に示す折丁が"digital"というデバイスにて印刷されることを表している。また、「page="17 18 19 20"」という記述によって、4行目に示す折丁に対応するページ番号のリストを示している。このリストは、図12における無版デジタル印刷向けページ範囲に対応していることが分かる。また、「id="sig2"」という記述は、この折丁の識別子が"sig2"であることを表している。この折丁の識別子は、後に分割されたページ群を一つに製本する際に参照される。
図32に示すジョブチケットにおいては、もう1つ、5行目に示す折丁も記述されている。4行目と同様に、"digital"向けのページ範囲が"21 22 23 24"という折丁を、識別子"sig3"として送ることを表している。
各実施形態におけるジョブ制御部は、ページ分割結果に従ってプリンタドライバを制御するために、図32に示すジョブチケットを生成し送信する機能を持つ。また、各実施形態におけるプリンタドライバは、図32に示すジョブチケットを受信して指定されたページ範囲の折丁を印刷するための処理を行なう機能を持つ。なお、実施形態5(図26参照)には、プリンタドライバが表示されていないが、ジョブ制御部から画像形成部に図32のジョブチケットが送られる構成でもよいし、無版デジタル印刷のジョブチケットはジョブ保持部に保持される構成でもよい。
<ジョブ制御部から製本機へ送られるジョブチケットの例>
図33は、本実施形態におけるジョブ制御部から製本機へ送られるジョブチケット3300の一例を示した図である。図33は、図12に示すページ分割結果に対応して、製本機向けに送られるジョブチケットを表している。なお、他の実施形態におけるジョブチケットも同様に作成できる。
2行目において、「<device name="binder"/>」という記述は、このジョブチケットが製本デバイスある" binder "という機器識別子のデバイスへ送られることを表している。この識別子は、各実施形態の製本機に対応するものとする。
3行目において、「type="stitching"」という記述は、平綴じ製本を行なうことを表している。また、「joinlist="id_o1 id_d2"」という記述は、図31及び図32に示すジョブチケットに対応する分割後のジョブを結合することを指定している。また、「idlist="sig1 sig2 sig3"」という記述は、図31及び図32に示すジョブチケット中に記述された折丁識別子に対応している。そして、idlistに示された識別子の順序で製本を行なうことを表している。
各実施形態におけるジョブ制御部は、ページ分割結果に従ってそれぞれ印刷した折丁を製本する製本機を制御するために、図33に示すジョブチケットを生成して送信する機能を持つ。また、各実施形態における製本機は、図33に示すジョブチケットを受信して最終的な製本処理を行なうための機能を持つ。
<実施形態6の作用効果>
以上説明したように、各機器間の情報伝達をジョブチケットという統一されたツールで行なうことにより、システムの拡張性を高めると共にインターネットなどの通信網を介した情報伝達も可能になる。また、ジョブチケットを共有することにより各機器のソフトウェアの開発も独立して可能となる。
[実施形態7]
上記実施形態では、製本種別(平綴/中綴)をコストや時間を条件に自動的に選択して、印刷製本を行なった。本実施形態7では、製本種別(平綴/中綴)は固定したまま変えずに、ページ分割のみ行なう。
例えば、ユーザによっては、混在ジョブを作成する際に、特定の製本方式、つまり、中綴じあるいは平綴じ、に限定してジョブを作成することを望むことも有り得る。このような要求がある場合には、図7において、ステップS701のみ、あるいは、ステップS702のみを実行するようにしても良い。
なお、実施形態7については、実施形態1と基本的な構成が同じであるため、実施形態1との差異についてのみ説明する。
<本実施形態のページ分割部によるページ分割処理の手順例>
図34は、図6におけるページ分割処理S603において、ユーザが特定の製本方式による混在ジョブ作成を望む場合の処理手順を示したフローチャートである。図34において、図7と同じ処理を示す部分には図7と同じステップ番号を付している。ステップS603−1にてページ分割の処理を開始する。
ステップS3401において、中綴じ製本のみでページ割付を行なうか否かを判断する。中綴じ製本のみでページ分割を行なう場合(S3401のYes)には、ステップS3407へ進む。そうでない場合(S3401のNo)には、ステップS3402へ進む。ステップS3407では、中綴じ製本によるページ割付計算を行なう。ここでの処理は、ステップS701と同じである。そして、ステップS704へ進み、図6のS604へリターンする。
ステップS3402において、平綴じ製本のみでページ割付を行なうか否かを判断する。平綴じ製本のみでページ分割を行なう場合(S3402のYes)には、ステップS3406へ進む。そうでない場合(S3402のNo)には、ステップS701へ進む。ステップS3406では、平綴じ製本によるページ割付計算を行なう。ここでの処理は、ステップS702と同じである。そして、ステップS704へ進み、図6のS604へリターンする。
なお、製本種別(平綴/中綴)の指定は、図6のS602のページ編集時に、例えば図18などに指定用のボタンやチェックボックスを設けて行なうことが出来る。
<実施形態7の作用効果>
以上説明したように、製本種別(平綴/中綴)の指定も可能とすることにより、ユーザの望まない製本種別で印刷製本される不都合を避けることが可能となった。
尚、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェース機器、プリンタなど)から構成されるシステムあるいは統合装置に適用しても、ひとつの機器からなる装置に適用してもよい。
又、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。又、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行なう。このような処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
実施形態1における印刷製本システム全体の機器構成を示すブロック図である。 本実施形態の混在ジョブ生成装置を実現する構成例を示すブロック図である。 本実施形態の各機器へのジョブの構成例を示す図である。 本実施形態のMISに保持された機器能力情報及び可動履歴情報の一例を示す図である。 本実施形態によるページ分割の一例を示す図である。 本実施形態のよるページ分割の他例を示す図である。 本実施形態によるページ分割の更に他例を示す図である。 本実施形態によるページ分割の更に他例を示す図である。 本実施形態における印刷製本システム全体の手順例を示すフローチャートである。 図6のページ分割処理S603の実施形態1における手順例を示すフローチャートである。 図7の中綴じ製本ページ割付計算S701の手順例を示すフローチャートである。 図7の平綴じ製本ページ割付計算S702の手順例を示すフローチャートである。 図4の中綴じ製本のページ割付結果のページ分割データの例を示す図である。 図4の平綴じ製本のページ割付途中のページ分割データの例を示す図である。 図4の平綴じ製本のページ割付結果のページ分割データの例を示す図である。 図5の中綴じ製本のページ割付結果のページ分割データの例を示す図である。 図5の平綴じ製本のページ割付途中のページ分割データの例を示す図である。 図5の平綴じ製本のページ割付結果のページ分割データの例を示す図である。 図7の割付け選択処理S703の手順例を示すフローチャートである。 MISに保持された情報の関係を示すグラフの図である。 本実施形態における可変印刷ページが選択された編集画面例を示す図である。 本実施形態における未確定印刷ページが選択された編集画面例を示す図である。 本実施形態における複数の未確定印刷ページが選択された編集画面例を示す図である。 実施形態2における可変印刷データの出現頻度例を示す図である。 実施形態2におけるセレクティブ・バインディング(SB)の可否を判断する手順を示すフローチャートである。 実施形態2における図6のページ分割処理の手順例を示すフローチャートである。 実施形態3における印刷製本システム全体の機器構成を示すブロック図である。 実施形態3における平綴り製本ページ割付計算S702の手順例の変更部分を示すフローチャートである。 実施形態4における印刷製本システム全体の機器構成を示すブロック図である。 実施形態4における印刷製本システム全体の手順例を示すフローチャートである。 実施形態4における複数の未確定印刷ページが選択された編集画面例を示す図である。 実施形態5における印刷製本システム全体の機器構成を示すブロック図である。 実施形態6における入稿部からページ分割部へのジョブチケットの例を示す図である。 実施形態6におけるページ分割部から有版オフセット印刷機へのジョブチケットの例を示す図である。 実施形態6におけるページ分割部から無版デジタル印刷機へのジョブチケットの例を示す図である。 実施形態6におけるページ分割部から製本機へのジョブチケットの例を示す図である。 実施形態7における図6のページ分割処理S603の手順例を示すフローチャートである。

Claims (24)

  1. 固定データを処理する第1の印刷機器と可変データに対応可能な第2の印刷機器とが接続されたシステムにおける、固定データと可変データとが混在する入力データを処理するための混在ジョブ生成方法であって、
    ページ数を取得する手段が、前記第1の印刷機器が連続して印刷処理可能な固定データのページ数を取得する工程と、
    第1のジョブを生成する手段が、前記固定データと可変データとが混在する入力データ中の連続して印刷処理可能な固定データのページ数が、前記取得した第1の印刷機器が連続して印刷処理可能な固定データのページ数を越える場合に、前記入力データ中の連続して印刷処理可能な固定データのページを前記第1の印刷機器の印刷データに割付ける第1のジョブを生成する工程と、
    第2のジョブを生成する手段が、前記入力データから前記第1の印刷機器に割付けた固定データのページを除いた残りの入力データのページを、前記第2の印刷機器の印刷データに割付ける第2のジョブを生成する工程とを有することを特徴とする混在ジョブ生成方法。
  2. 前記第1の印刷機器が有版印刷機であり、前記第2の印刷機器が無版印刷機であって、データは印刷ページ単位で処理され、
    前記第1の印刷機器の印刷データは、前記第1の印刷機器で用いられる刷版を制作するための版用データであって、
    分割方法を選択する手段が、印刷結果の製本方法に対応して前記入力された印刷ページを分割する異なる複数の分割方法をそれぞれ順に選択する工程と、
    ジョブの生成を指示する手段が、前記選択されたそれぞれの異なる分割方法に従って、前記第1のジョブを生成する工程と前記第2のジョブを生成する工程とに前記第1のジョブと第2のジョブの生成を指示する工程と、
    組合せを選択する手段が、前記生成された第1及び第2のジョブの複数の異なる組合せから、予め決められた条件をより満たす組合せを選択する工程とを更に有することを特徴とする請求項1に記載の混在ジョブ生成方法。
  3. 前記複数の分割方法は、印刷結果の中綴り製本に対応する分割方法と、印刷結果の平綴り製本に対応する分割方法とを含むことを特徴とする請求項2に記載の混在ジョブ生成方法。
  4. 前記組合せを選択する工程は、前記中綴り製本に対応する分割方法と平綴り製本に対応する分割方法とをそれぞれ選択する第1の処理と、前記中綴り製本に対応する分割方法と平綴り製本に対応する分割方法との一方を指定する第2処理とのいずれかを、指示に従って選択する工程を更に有することを特徴とする請求項3に記載の混在ジョブ生成方法。
  5. 前記複数の分割方法は、前記第1のジョブと第2のジョブとを組合せた分割方法と前記第2のジョブのみの分割方法とを含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の混在ジョブ生成方法。
  6. 前記複数の分割方法は、前記第1の印刷機器に丁合の同一位置に異なる折丁を挿入するセレクティブ・バインディング機能が付加されている分割方法と該セレクティブ・バインディング機能が付加されていない分割方法とを含むことを特徴とする請求項2又は3又は5に記載の混在ジョブ生成方法。
  7. 頻度を算出する手段が、可変データを含む印刷ページの変化の頻度を算出する工程と、
    セレクティブ・バインディング機能を実施する手段が、前記算出の結果から、変化の頻度が最も少ない印刷ページを可変の印刷ページから除外して、当該印刷ページについて前記セレクティブ・バインディング機能を実施する工程とを有することを特徴とする請求項6記載の混在ジョブ生成方法。
  8. 前記有版印刷機及び前記無版印刷機の少なくとも一方が、複数の印刷ページの両面印刷及び折丁の機能を有し、前記有版印刷機が1シートに印刷処理可能なページ数は前記無版印刷機が1シートに印刷処理可能なページ数より多いことを特徴とする請求項2に記載の混在ジョブ生成方法。
  9. 前記予め決められた条件をより満たす組合せを選択する工程では、より低いコスト及びより短い処理時間の少なくとも一方を含む組合せを選択することを特徴とする請求項2に記載の混在ジョブ生成方法。
  10. 前記固定データと可変データとが混在する入力データが予め決められた第1のフォーマットのジョブチケットで入力され、前記第1及び第2のジョブが予め決められた第2のフォーマットのジョブチケットで前記有版印刷機及び前記無版印刷機に伝達され、前記有版印刷機と無版印刷機の印刷出力を製本する製本機の制御を指示する第3のジョブが予め決められた第3のフォーマットのジョブチケットで伝達されることを特徴とする請求項2に記載の混在ジョブ生成方法。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載の混在ジョブ生成方法の工程をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。
  12. 請求項11に記載のコンピュータプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  13. 固定データを処理する第1の印刷機器と可変データに対応可能な第2の印刷機器とが接続されたシステムにおける、固定データと可変データとが混在する入力データを処理するための混在ジョブ生成装置であって、
    前記第1の印刷機器が連続して印刷処理可能な固定データのページ数を取得する手段と、
    前記固定データと可変データとが混在する入力データ中の連続して印刷処理可能な固定データのページ数が、前記取得した第1の印刷機器が連続して印刷処理可能な固定データのページ数を越える場合に、前記入力データ中の連続して印刷処理可能な固定データのページを前記第1の印刷機器の印刷データに割付ける第1のジョブを生成する手段と、
    前記入力データから前記第1の印刷機器に割付けた固定データのページを除いた残りの入力データのページを、前記第2の印刷機器の印刷データに割付ける第2のジョブを生成する手段とを有することを特徴とする混在ジョブ生成装置。
  14. 前記第1の印刷機器が有版印刷機であり、前記第2の印刷機器が無版印刷機であって、データは印刷ページ単位で処理され、
    前記第1の印刷機器の印刷データは、前記第1の印刷機器で用いられる刷版を制作するための版用データであって、
    印刷結果の製本方法に対応して前記入力された印刷ページを分割する異なる複数の分割方法をそれぞれ順に選択する手段と、
    前記選択されたそれぞれの異なる分割方法に従って、前記第1のジョブを生成する手段と前記第2のジョブを生成する手段に、前記第1のジョブと第2のジョブの生成を指示する手段と、
    前記生成された第1及び第2のジョブの複数の異なる組合せから、予め決められた条件をより満たす組合せを選択する手段とを更に有することを特徴とする請求項13に記載の混在ジョブ生成装置。
  15. 前記複数の分割方法は、印刷結果の中綴り製本に対応する分割方法と、印刷結果の平綴り製本に対応する分割方法とを含むことを特徴とする請求項14に記載の混在ジョブ生成装置。
  16. 前記選択する手段で前記中綴り製本に対応する分割方法と平綴り製本に対応する分割方法とをそれぞれ選択する第1の処理と、前記中綴り製本に対応する分割方法と平綴り製本に対応する分割方法との一方を指定する第2処理のいずれかを、指示に従って選択する手段を更に有することを特徴とする請求項15に記載の混在ジョブ生成装置。
  17. 前記複数の分割方法は、前記第1のジョブと第2のジョブとを組合せた分割方法と前記第2のジョブのみの分割方法とを含むことを特徴とする請求項14又は15に記載の混在ジョブ生成装置。
  18. 前記複数の分割方法は、前記第1の印刷機器に丁合の同一位置に異なる折丁を挿入するセレクティブ・バインディング機能が付加されている分割方法と該セレクティブ・バインディング機能が付加されていない分割方法とを含むことを特徴とする請求項14又は15又は17に記載の混在ジョブ生成装置。
  19. 可変データを含む印刷ページの変化の頻度を算出する手段と、
    前記算出の結果から、変化の頻度が最も少ない印刷ページを可変の印刷ページから除外して、当該印刷ページについて前記セレクティブ・バインディング機能を実施する手段とを有することを特徴とする請求項18記載の混在ジョブ生成装置。
  20. 前記有版印刷機及び前記無版印刷機の少なくとも一方が、複数の印刷ページの両面印刷及び折丁の機能を有し、前記有版印刷機が1シートに印刷処理可能なページ数は前記無版印刷機が1シートに印刷処理可能なページ数より多いことを特徴とする請求項14に記載の混在ジョブ生成装置。
  21. 前記予め決められた条件をより満たす組合せを選択する手段では、より低いコスト及びより短い処理時間の少なくとも一方を含む組合せを選択することを特徴とする請求項14に記載の混在ジョブ生成装置。
  22. 前記固定データと可変データとが混在する入力データが予め決められた第1のフォーマットのジョブチケットで入力され、前記第1及び第2のジョブが予め決められた第2のフォーマットのジョブチケットで前記有版印刷機及び前記無版印刷機に伝達され、前記有版印刷機と無版印刷機の印刷出力を製本する製本機の制御を指示する第3のジョブが予め決められた第3のフォーマットのジョブチケットで伝達されることを特徴とする請求項14に記載の混在ジョブ生成装置。
  23. 請求項13乃至22のいずれか1項に記載の混在ジョブ生成装置を、前記有版印刷機及び前記無版印刷機とは独立に含むことを特徴とする印刷製本システム。
  24. 請求項13乃至22のいずれか1項に記載の混在ジョブ生成装置が、前記有版印刷機の版を作成するプリプレス部又は前記無版印刷機に組み込まれていることを特徴とする印刷製本システム。
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