JP4857011B2 - 記憶装置の駆動方法およびこの記憶装置を備えたディスクサブシステム - Google Patents

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Description

本発明は、記憶装置内に収容される記録媒体へ電力を供給する電源供給方式に関し、特に電源供給に対する信頼性を高めるため、電源を冗長化した記憶装置及びこの記憶装置を備えたディスクサブシステムに関するものである。
近年、情報化社会の発展に伴い、記憶装置としての磁気ディスク装置を含むディスクサブシステムは年々高容量化、搭載ディスク数の増加が進む一方、ディスクサブシステムを構成する装置に対しては小型化、低価格化に加え、特に電力の安定した供給、あるいはデータの確実な保護に関し、一層の高信頼化が求められている。このため、かかる装置には、例えば、以下のような構成が望まれていた。
(1)データをより確実にハードディスクに記憶させるため、ディスクサブシステムに収納されるハードディスクの搭載数を増加するとともに、同一のマザーボート及び電源に接続されるハードディスク数も増加する。
(2)電源障害発生時にもディスクサブシステムを構成する装置が正常に動作するように、装置に電力を供給する電源及び電源ケーブルを二重化または冗長構成として接続する。
(3)無停止保守を実現するために、装置稼働中に電源が障害に至った場合、その障害を検出し報告するような様々な検出報告回路を装置内部に持つ構成とする。
電源への信頼性を高めるシステムを備えた磁気ディスク装置として、従来、ハードディスク制御論理部と、ディスクユニット部から構成されるディスクサブシステムも提案されている。かかるディスクサブシステムは、電源境界(バックボード)毎に実装された2台以上の電源を用いてハードディスクに電力を供給するように構成される。実装された各々の電源は、1つの電源が故障し出力を停止しても装置の動作に影響しないよう、全てのハードディスクを駆動するのに十分な出力容量を持つ。また、各々の電源は電源設備等の電源障害時でも動作可能なように独立した2つの電源設備を接続できるよう構成されている。
さらに、各々の電源は、電源内部の故障により出力電圧が停止した場合、電源異常検出部へ電源の異常を報告する。また、ハードディスクへ供給する電源電圧は電源異常検出部によりその電圧をチェックされ、ハードディスクの動作可能電圧以下に低下した場合電源異常検出部がその異常を検出し、ハードディスク制御論理部へ電源の異常を報告する。
また、装置に実装された2台以上の電源により、電源からバックボードに個別に電力を供給するように構成され、ハードディスクは個別に電源を持ち、電源はバックボード上で2系統以上から入力され、1つの出力でハードディスクへ給電する電源給電方式を取るディスクサブシステムも提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−173941号公報
しかしながら、先の従来例においては、バックボード毎に同一出力電源電圧が設定された電源を2台搭載し、冗長構成としているが、互いの出力をバックボード上でオア接続しているため、バックボードまたはハードディスク内部でショートが発生した場合、電源が2台とも障害となり、システムがダウンしてしまう。また、バックボード上に多数のハードディスクが搭載されるため、各電源には搭載されるハードディスクの全てに給電可能な十分な電力容量を持たせている。そのため、ショート障害が発生した場合には非常に大きな電流が流れる可能性があり、こうした場合にも焼損等が発生しないようにするためには、電源供給ラインの強化が必要となってしまう。これは配線および電源の小型化の弊害となる。
さらに、同一出力電源電圧に設定された電源を別々の位置に実装し、オア接続した場合、各電源から負荷となる記憶媒体への電力供給用配線の有するインピーダンスを一致させることができない。このため、記憶媒体で消費される電力を1つの電源から固定的に供給することができず、記憶媒体の動作状態の違いにより発生する電力変動で1つ若しくは複数の電源出力から電力を供給することとなり、電力を供給する電源を一義的に決定できず、ノイズの発生を防ぐことができない。
また、搭載されるハードディスクの数に対応する電力容量を有する電源でまったく同じものを2台搭載する冗長構成をとることは、例えば、電源数台に1台冗長電源を設ける場合や、1台は搭載されるハードディスクの数に対応する電力容量を有する電源でももう一台はより電力容量が少ないものを搭載する場合に比べ、電源容量の無駄が大きい。バックボード上に搭載される全てのハードディスクを1台の電源で供給するため、例えばハードディスクを1個収納する場合でも電源が一台必要になってしまい、電源容量の無駄が大きく、ハードディスク数に対して電源容量の最適化が図ることができない。
また、特許文献1に記載されたものは、ディスクサブシステム内において、ハードディスクと電源が1対1で接続され、1つのユニットとして構成されていたため、電源かハードディスクのいずれかが障害となると、両方交換する必要があり、部品に無駄が多かった。
また、ハードディスクと電源が1対1で接続され、1つのユニットとして構成されていたため、電源に対して冗長電源を実装していないので、ユニット内の電源に障害があったときに、動作が不可能になるという欠点があった。また、ハードディスクと電源とは一つのユニットとして構成しており、ハードディスクの動作状態をハードディスク用電源内に実装しているLED(発光ダイオード)の点滅のタイミング及びLEDの色により示していたが、ハードディスク用DCDC電源が障害となった場合は状態表示用LEDの制御ができないことから、ハードディスクキャニスタの保守交換時に保守員が保守ミスを犯す可能性があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数の記憶媒体に電力を供給するに際して、信頼性を高めることにある。
かかる課題を解決するため本発明においては、グループごとに分かれて配置された複数の記憶媒体と、前記各記憶媒体をそれぞれ駆動する記憶媒体駆動部と、前記各グループに対応して配置されて前記各グループに属する記憶媒体群にそれぞれ電力を供給する複数の電源供給部と、前記いずれかのグループに属する記憶媒体群を電力供給対象として、前記各電源供給部と並列に接続された冗長電源供給部と、前記複数の電源供給部からそれぞれ電力の供給を受けて前記各グループに属する記憶媒体群の状態を表示する複数の表示素子と、前記冗長電源供給部を電力供給源として前記冗長電源供給部に接続された冗長表示素子と、前記複数の電源供給部の異常を検出したときにアラーム信号を出力する複数の異常検出部と、前記いずれかの異常検出部からのアラーム信号に応答して、前記複数の電源供給部のうち異常の生じた電源供給部に接続された記憶媒体群と前記冗長表示素子とを接続する表示素子切替制御部とを備えたことを特徴とするものである。
この記憶装置によれば、複数の電源供給部のうちいずれかの異常時に、異常の生じた電源供給部に接続された記憶媒体群に対して、冗長電源供給部から電力を供給するようにしたため、記憶媒体への電源供給に関する信頼性を高めることができる。
さらに、本発明に係わる記憶装置によれば、冗長電源供給部の出力電圧を、各電源供給部の出力電圧よりも低く設定することで、複数の電源供給部のうちいずれかの異常時に電源供給部の電圧が低下したときに、異常の生じた電源供給部に接続された記憶媒体群に対して、冗長電源供給部から電力を供給することができる。
本発明によれば、記憶媒体への電源供給に関する信頼性を高めることができるとともに、記憶装置の小型化及び低価格化に寄与することができる。さらに、電源供給に対する信頼性をより高めた電源供給装置を備えるディスクサブシステムを提供することができる。
以下、各図を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るディスクサブシステム(ストレージシステム)が備える回路構成の詳細を示すブロック図、図2は、ディスクとDC/DC変換器付電源供給部の回路構成の詳細を示すブロック図、図3(a)は、通常電源のみのスピンナップ動作を説明するための波形図、図3(b)は、通常電源と冗長電源を用いたスピンナップ動作を説明するための波形図、図4は、ディスクサブシステム内でECCグループを作成した様子を示す図、図5は、DC/DC変換器付電源供給分が制御信号を送受信可能な入出力系統として通常系/冗長系識別ビットを備える様子を示す図、図6及び図7は、各ディスクユニットに、ハードディスク状態表示用発光ダイオード(LED)が個別に備えられた様子を示す図である。
図1に示すように、本実施形態に係るディスクサブシステムは、主にハードディスク制御論理部ユニット71及びディスクユニット部31から構成される。ハードディスク制御論理部ユニット71は、同一構成のハードディスク制御論理部73、75を備え、ディスクサブシステム全体の制御を行うようになっている。ハードディスク制御論理部73は、複数個の電源異常監視部771〜77nを、またハードディスク制御論理部75は、複数個の電源異常監視部791〜79nをそれぞれ備えて構成されている。
図1及び図2に示すように、ディスクユニット部(ディスクアレイ、或いはディスク収納部とも表記されることがある。以下同じ)31は、交流電力を直流電力に変換し、一定電圧の電力を供給するAC/DC変換器付電源供給部35を2台以上と、例えば、同一構成の複数のディスクユニット331〜33nとを備える。
AC/DC変換器付電源供給部351、352は、それぞれ第1の電源83、第2の電源85から供給される交流電力を受けて所定電圧の直流電力に変換するための整流回路、及び平滑回路等を備える。この電源供給部は、ディスクユニット33に複数備えられたバックボード上のDC/DC変換器付電源供給部391〜39nに対し、個別に電力を供給する。
以下、各ディスクユニット331〜33nを構成する各部と、上記ディスク制御論理部ユニット71を構成する各部について詳細に説明する。まず、各ディスクユニット331〜33nを構成する各部について説明する。各ディスクユニット331〜33nは、何れも同一の回路構成を有しているので、以下では、ディスクユニット331の回路構成についてのみ詳細に説明し、残りのディスクユニット332〜33nの回路構成については必要に応じて説明することとして、重複する部分についての詳細な説明を省略する。
ディスクユニット33は、それぞれのバックボート毎に、データを記憶するためのアレイ状に配列された複数のハードディスク(記憶媒体)371〜37nと、ハードディスク371〜37nへの給電を行う直流/直流(DC/DC)変換器付電源供給部391〜39nと、複数の電源異常検出部421〜42n、431〜43nを有するハードディスク駆動部401〜40n、411〜41nを備える。また、後述するように、複数のDC/DC変換器付電源供給部39に対しては、複数のDC/DC変換器付電源供給部39につき1台の割合で冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rがさらに配置される。
ここで、本実施形態にかかるディスクユニットでは、DC/DC変換器付電源供給部39とハードディスク37とを、切り離して分離した上で、ハードディスク8台に対して1台のDC/DC変換器付電源供給部39から給電する。すなわち、複数台のハードディスクを複数のグループに分け、各グループに属するハードディスク群を8台とし、各グループに属するハードディスク群に対して、1台のDC/DC変換器付電源供給部39から給電することとしている。このようにハードディスク37とDC/DC変換器付電源供給部39を切り離し分離すれば、ハードディスク37とDC/DC変換器付電源供給部39のいずれかに障害が発生しても、もう一方には影響しない。このように、ハードディスク37あるいはDC/DC変換器付電源供給部39のいずれかに障害が発生した場合にも個別に処理できる構造とした。
ディスクユニット331に対しては、図1に示すように、(産業用電力として例えば200V又は400Vの交流電力を供給する)第1の電源83及び第2の電源85からAC/DC変換器付電源供給部351、及び各DC/DC変換器付電源供給部391〜39n、491〜49nを通じて各ディスク(371〜37n、471〜47n)への給電が可能なように、第1の電力供給系統811が配線されている。
同様に、ディスクユニット331に対しては(産業用電力として例えば200V又は400Vの交流電力を供給する)第1の電源83及び第2の電源85から電源回路352、及び各DC/DC変換器付電源供給部(391〜39n、491〜49n)を通じて各ディスク371〜37n、471〜47n)への給電が可能なように、第2の電力供給系統812からも配線されている。即ち、本実施形態では、電源からの電力を各ディスク(371〜37n、471〜47n)側に供給するための電力供給系統が、第1の電力供給系統811、及び第2の電力供給系統812により二重化されている。このように電力供給系統が二重化されているのは、電源設備等の電源障害時にいずれか一方の電源設備が故障しても、他方が動作可能なようにするためである。さらに、AC/DC変換器付電源供給部351及びAC/DC変換器付電源供給部352のいずれかに障害が発生しても同様となる。他方で動作可能なようにするためである。
データを記憶するために備えられた、アレイ状に配列された複数のハードディスク371〜37nは、それぞれグループに分けて配置される。1のグループのハードディスク群に対しては、1台のDC/DC変換器付電源供給部391〜39nを、それぞれのハードディスク群に対応付けてその近傍に配置する。複数のDC/DC変換器付電源供給部391〜39nに対しては、一定の割合で1台の冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rがさらに配置される。
複数の通常電源供給部391〜39nに対して1台の冗長電源供給部39Rを設ける構成をとることは、搭載されるハードディスクの数に対応する電力容量を有する電源でまったく同じものを2台搭載する冗長構成をとる場合に比べ、電源容量の無駄が少ない。また、通常及び冗長DC/DC変換器付電源供給部391〜39n,39Rの増減設は、ハードディスクの増減設時に同時に行うと、ハードディスクの構成に最適な電源コストを実現することができる。
DC/DC変換器付電源供給部391〜39nは、第1の電力供給系統811を通じてAC/DC変換器付電源供給部351から供給される直流電圧、又は第2の電力供給系統812を通じてAC/DC変換器付電源供給部352から供給される直流電圧を所定電圧に変換(降下)して、各々対応するグループ群のハードディスク371〜37nに供給する。ハードディスク371〜37nに対して給電する各々のDC/DC変換器付電源供給部391〜39nは、1つのDC/DC変換器付電源供給部が故障して出力を停止してもハードディスク371〜37nの動作に影響しないよう、対応付けられたグループ群のハードディスク371〜37n全てを駆動するのに十分な出力容量を持っている。冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rも、このDC/DC変換器付電源供給部391〜39nと同様の容量を保持している。従って、DC/DC変換器付電源供給部391〜39nに障害が発生しても、DC/DC変換器付電源供給部391〜39nと同様の容量を有する冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rからの給電を行うことにより、ハードディスク371〜37nは正常動作を継続することが可能である。
通常DC/DC変換器付電源供給部391〜39nと冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rの出力電圧は、負荷の動作電圧範囲において一定の値に固定する。このとき、通常DC/DC変換器付電源供給部391〜39nの出力電圧を冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rの出力電圧よりも高く設定する。例えば、DC/DC変換器付電源供給部391〜394において、通常DC/DC変換器付電源供給部391の出力電圧をV1、通常DC/DC変換器付電源供給部392の出力電圧をV2、通常DC/DC変換器付電源供給部393の出力電圧をV3、通常DC/DC変換器付電源供給部394の出力電圧をV4、冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rの出力電圧をVextとすると、出力電圧の関係はV1≒V2≒V3≒V4>Vextとなるようにする。
このように設定することで、正常動作時は、電圧の高い通常DC/DC変換器付電源供給部39からのみハードディスク37に対して電力を供給する。通常DC/DC変換器付電源供給部39のいずれかに障害が発生し、出力電圧が低下すると、冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rのほうが電圧が高くなり、電力の供給源が冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rに切り替わる。このようにすれば、通常DC/DC変換器付電源供給部39に障害が発生したときのみ冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rが使用されることになるから、冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rは通常は使用されないため、冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rの使用可能期間が延びる。通常DC/DC変換器付電源供給部391〜394と冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rが同時に障害に至る可能性を低くすることができる。
また、例えば、通常DC/DC変換器付電源供給部(通常電源)39と冗長DC/DC変換器付電源供給部(冗長電源)39Rから電源供給経路60および61を通して記憶媒体であるハードディスク371〜378に電力を供給する場合、電源供給経路60および61の各配線経路のもつ直流抵抗とインピーダンスは異なっている。この配線経路を通して電力を供給する場合、通常DC/DC変換器付電源供給部39と冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rが同一電圧設定で出力していると、まず直流抵抗とインピーダンスの低い配線経路(電源供給経路60)から電力を供給するが、負荷電流が増加すると先の直流抵抗、インピーダンスで電圧降下が発生し、通常DC/DC変換器付電源供給部39の見かけ上の電圧が冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rの電圧より低くなり経路60からは電力を供給することができず、冗長電源供給経路61から電力を供給することになる。しかし、冗長電源供給経路61から電力を供給しても、電源供給経路60と同様の電圧降下が発生し、冗長電源供給経路61から電力を供給することができなくなり、電源供給経路が電源供給経路60へと切り替わる。
上述の電源供給経路の切替動作が繰り返し行われると、電源供給経路60、61各々にはリプル電流が発生し、電源供給経路60、61の隣接パターン(信号)にはクロストークノイズが発生し易くなる。またハードディスク371〜378にもリプル電圧が発生することとなる。しかし、本発明では、通常DC/DC変換器付電源供給部(通常電源1)39と冗長DC/DC変換器付電源供給部(冗長電源)39Rには予め電源供給経路60、61で発生しうる電圧降下を考慮した電圧差を設けることが可能であるため、通常DC/DC変換器付電源供給部(通常電源1)39と冗長DC/DC変換器付電源供給部(冗長電源)39Rが正常またはいずれかが異常の場合でも、電源供給経路60、61のうち1つの電源供給経路を使用することとなり、電源供給回路60,61を通常動作、障害時でも一義的に使用することとなり、各部のリプル電流を押さえられ電源供給経路60、61の隣接パターン(信号)にはクロストークノイズが発生するのを防止することが可能となる。
ハードディスクは、従来は例えば32台を1グループ群としていたところ、本実施形態では8台を1グループ群とする。DC/DC変換器付電源供給部39は、ハードディスク8台に対して1台のDC/DC変換器付電源供給部39で給電する方式とし、8n(nはハードディスクの数)+1台のハードディスクが増設されるごとに1台増設することとする。
例えば、ハードディスク37を8n(nはハードディスクの数)+1台備える場合のように、最後のグループ群では1台のみしかハードディスク37を実装しないような場合でも、DC/DC変換器付電源供給部39は1台増設する。従来のようにハードディスク32台を1グループ群とすれば、実装される1台を除く他の31台のハードディスクに供給しうる電力容量分は余剰電力容量となる。しかし、本実施形態では1グループ群がディスク8台までとされているから、常に余剰電力容量はハードディスク7台以下に保つことが可能となり、余剰電力容量を従来に比べ大きく削減することができる。
また、DC/DC変換器付電源供給部39は、先に述べた通り、1つのDC/DC変換器付電源供給部39が故障して出力を停止してもハードディスクの動作に影響しないよう、対応付けられたグループ群のハードディスク37全てを駆動するのに十分な出力容量を持っている。ハードディスク8台に対して1台のDC/DC変換器付電源供給部39で給電する方式とすることで、仮にショートが発生するなどDC/DC変換器付電源供給部39に障害が発生した場合も、32台分ではなく、8台分の電流が流れるだけに抑えることができる。また、使用できなくなるハードディスク37も、32台ではなく8台だけに抑えることができる。
冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rは、図2に示すように、通常のDC/DC変換器付電源供給部4台に対し、1台の割合で備えることとした。冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rは、4m(mは通常のDC/DC変換器付電源供給部39の数)+1台が増設される毎に、冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rを1台増設する。
通常4台毎に対し冗長1台の割合としたのは、ハードディスク37の起動(スピンアップ)時に、通常DC/DC変換器付電源供給部39に加え、冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rからも電力供給を行い、一括して全てのハードディスクのスピンアップを可能にするために適切な割合だからである。
通常DC/DC変換器付電源供給部39の電力容量は、負荷となるハードディスク8台分が読み取り及び書き込み(リード及びライト)が可能な電力容量としている。リード及びライトよりも電力を消費する起動(スピンアップ)を行う場合には、電力が不足する。すなわち、例えば、ハードディスク8台がリード/ライトするのに必要な電力を8、スピンアップするのに必要な電力を10のようにおく。通常DC/DC変換器付電源供給部39も、冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rとも、いずれもハードディスク8台がリード・ライトの動作に必要となる電力を供給可能に構成されているから、その電力容量はいずれも8とおく。ここで、通常DC/DC変換器付電源供給部39のみを使用すると、その電力容量は8であるため、ハードディスク8台をスピンアップさせるのに必要な10の電力をまかなうことができない。このため、一度にハードディスク8台をスピンアップさせることができず、数度に分けてこれを行う必要がある。
スピンアップ時に、通常使用されるDC/DC変換器付電源供給部39に加えて冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rを用いるようにすれば、冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rの電源分を通常DC/DC変換器付電源供給部39に上乗せしてハードディスクに供給する事ができる。例えば、通常DC/DC変換器付電源供給部39及び冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rの電力容量を8、ハードディスク8台がスピンアップするのに必要な電力を10のようにおく。また、通常DC/DC変換器付電源供給部39、n台に対して冗長DC/DC変換器付電源供給部39R 1台実装する構成とするとき、次式8(n+1)=10n からnを解くと、n=4となり、通常DC/DC変換器付電源供給部39、4台に対して冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rを1台以上実装することとする。この構成とすることで、1台の通常DC/DC変換器付電源供給部39では8台のハードディスクを動作可能であり、4台の通常DC/DC変換器付電源供給部39に上述のように冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rから補助的に電力を供給されるため、ハードディスク32台(8×4台)を一度にすべてスピンアップさせることができる。
上述のように、冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rは、4台のDC/DC変換器付電源供給部39に対し、1台の割合で備えられる。4台の通常DC/DC変換器付電源供給部39に対して、冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rを1台加えた構成を1の電源グループとする。すなわち、m台の通常DC/DC変換器付電源供給部39と1台の冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rの構成を電源グループ51とする。
図4に示すように、一つの電源グループ内ではECC(Error Check and Correct Memory)グループを構成しない。例えば、3D+1P(3データ+1パリティ)を構成するときは、4台の電源グループの、対応付けられたハードディスク37のグループ群を1ずつピックアップし、1のECCグループ50を構成する。このような構成とすることで、1つの電源グループが障害に至っても、データを復旧することが可能となる。データの保護に対する信頼性が向上する。
図5に示すように、DC/DC変換器付電源供給部39は、入力部と出力部のほか、さらに制御信号を送受信可能な入出力系統として通常系/冗長系識別ビット100を備える。バックボードにおいて、通常DC/DC変換器付電源供給部39であればこの入出力系統をオープンに、冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rであればグランドに接続する。例えば、バックボード側で「グランド/オープン」を割り当てることで、電源自身に通常系か冗長系かを判別させ、出力を切り替えることができる。バックボード側での割り当てを変えるだけで、通常系と冗長系の出力の切り替えが容易に可能になる。通常系と冗長系とに同一の電源を使用することができ、部品種を削減することが可能になる。
各DC/DC変換器付電源供給部39、39Rは、電力の出力部に電流逆流防止回路または電流逆流防止素子(例えば、ダイオードD)と電流制限回路又は電流制限素子、(例えばヒューズF)を備える。ヒューズFを備えることにより、ハードディスク内部及びバックボードでショート等の障害が発生しても、各DC/DC変換器付電源供給部39、39Rは保護され、冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rから他のハードディスク群への電力供給を継続することができる。
また、DC/DC変換器付電源供給部39内のDC/DC変換器でGNDショート等の障害が発生した場合でも、出力部に設けられた電流逆流防止素子により出力部でオア接続されている通常DC/DC変換器付電源供給部(通常電源1)39若しくは冗長DC/DC変換器付電源供給部(冗長電源)39Rから電流をすうことは無くなり、外部(出力部)電圧は保たれる。また、入力部に設けたオアダイオード(電流逆流防止素子)の前段に配置されたヒューズ(電流制限素子)Fが溶断(電流を制限)するために、2つの入力部の電圧も保たれる。
また、入力部のダイオードDにより1つの入力部のGNDショート時には2つあるうち残りの入力部へ電流を流すことがなく、ショート等の障害となった入力部以外に影響することがなくなる。このため、入力部、DC/DC変換器付電源供給部(通常電源1)39およびハードディスク37等の記憶媒体の障害および電源供給配線上のGNDショート時でも他の電源、ハードディスクの動作に影響することなく、システムの継続的動作が可能となる。
図6に示すように、各ディスクユニット33には、表示素子としてハードディスク状態表示用発光ダイオード(LED)110が個別に備えられている。このLEDを点灯させたり、あるいは点灯させなかったりすることにより、ハードディスク37の状態を目視で確認することができる。
ディスクサブシステムの電源が投入された後、通常DC/DC変換器付電源供給部39がすべて正常動作している場合、ハードディスク状態表示用LED110の電力をDC/DC変換器付電源供給部39から供給することで、DC/DC変換器付電源供給部39が正常動作をしている間は、当該ハードディスク37の状態をLED110で表示することが可能である。この場合は、冗長系DC/DC変換器付電源供給部39RのLED120は点灯させない。
しかし、図6のように通常DC/DC変換器付電源供給部39の後にLED110を接続している場合、通常DC/DC変換器付電源供給部39に障害が発生し、LED110の制御ができない場合には、当該ハードディスク37の状態を表示することができなくなる。この場合、通常DC/DC変換器付電源供給部39からのアラーム信号を基に、その情報を上位制御部へ報告し、報告を受けた制御部はLED切替部のスイッチ130を切り替え、障害となった通常DC/DC変換器付電源供給部39のLED制御を冗長DC/DC変換器付電源供給部39RのLED制御に切り替える。冗長DC/DC変換器付電源供給部39RのLEDを使用して、ハードディスク37の動作状態を示すことができる。この構成により、通常DC/DC変換器付電源供給部39が使用できない場合でも、ハードディスク37の状態を目視で確認することが可能となり、ハードディスク交換の保守失敗を避けることができる。
あるいは、また、図7のように、AC/DC変換器付電源供給部35から直接LED110に駆動電力を供給する場合には、DC/DC変換器付電源供給部39に障害が発生してもその影響を受けない。この構成により、通常DC/DC変換器付電源供給部39が使用できない場合でも、ハードディスク37の状態を目視で確認することが可能となり、ハードディスク交換の保守失敗を避けることもできる。なお、ハードディスク37に対しては冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rから電力の供給を受けることが可能である。
また、ディスク制御論理部ユニット71に内蔵されたハードディスク制御論理部73、75からの指令を基に通常DC/DC変換器付電源供給部39と冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rの出力電圧を制御することができる。例えば、ハードディスク37の動作電圧マージン等を知るために、ハードディスク制御論理部73、75から通常DC/DC変換器付電源供給部39と冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rにアップ(up)/ダウン(down)信号を出力し、アップ時に、通常DC/DC変換器付電源供給部39と冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rの出力電圧を通常出力電圧の5%アップに、ダウン時には、通常DC/DC変換器付電源供給部39と冗長DC/DC変換器付電源供給部39Rの出力電圧を通常出力電圧の5%ダウンに出力電圧設定変更することができる。
この場合、通常DC/DC変換器付電源供給部(通常電源)39は冗長DC/DC変換器付電源供給部(冗長電源)39Rよりも出力電圧が高めに設定され、通常DC/DC変換器付電源供給部(通常電源)39から負荷に電力を供給しているから、通常DC/DC変換器付電源供給部(通常電源)39の出力電圧を先にダウンすると、通常DC/DC変換器付電源供給部(通常電源)39は冗長DC/DC変換器付電源供給部(冗長電源)39Rよりも出力電圧が低く設定される可能性がある。この場合、冗長DC/DC変換器付電源供給部(冗長電源)39Rは全てのハードディスク37に電力を供給することになるので、許容出力電流を超えて負荷に電力を供給することになり、冗長DC/DC変換器付電源供給部(冗長電源)39Rが過電流出力状態となって動作不可能となる。
これを防止するために、本実施例においては、通常DC/DC変換器付電源供給部(通常電源)39よりも冗長DC/DC変換器付電源供給部(冗長電源)39Rの出力電圧を先にダウンし、冗長DC/DC変換器付電源供給部(冗長電源)39Rの出力電圧が、例えば、通常電源の出力電圧よりも5%低い電圧になって安定したことを条件に、通常DC/DC変換器付電源供給部(通常電源)39の出力電圧をダウンすることとする。
逆に、ダウンした出力電圧をアップする場合は、通常DC/DC変換器付電源供給部(通常電源)39の出力電圧を通常電圧とした後またはアップした後、冗長DC/DC変換器付電源供給部(冗長電源)39Rの出力電圧をアップする。この方法を採用することで、各電源が異なる電源電圧に設定され、m対1の冗長構成で接続された電源の出力電圧を安全に設定変更することが可能になる。
また、ハードディスク駆動部401〜40n、411〜41nは、図1に示すように、複数の電源異常検出部421〜42n、431〜43nを備える。この電源異常検出部421〜42nは第1の電力供給系統811を通じてAC/DC変換器付電源供給部351(及び/又は353)や、第1の電源83の異常の有無を検出して、その検出結果をハードディスク制御論理部内の電源異常監視部771〜77n報告する。
電源異常検出部421〜42nは、また、第2の電力供給系統812を通じてAC/DC変換器付電源供給部352(及び/又は354)や、第2の電源85の異常の有無を検出して、その検出結果をハードディスク制御論理部内の電源異常監視部771〜77nに報告する。電源異常検出部421〜42nは、更に、各DC/DC変換器付電源供給部(391〜39n)の異常の有無を検出して、その検出結果をハードディスク制御論理部内の電源異常監視部771〜77n報告する。
電源異常検出部431〜43nも、電源異常検出部421〜42nと同様の検出動作を行う。即ち、電源異常検出部431〜43nは、第1の電力供給系統811を通じてAC/DC変換器付電源供給部351(及び/又は353)や、第1の電源83の異常の有無を検出して、検出結果をハードディスク制御論理部内の電源異常監視部791〜79nに報告する。電源異常検出部431〜43nは、また、第2の電力供給系統812を通じてAC/DC変換器付電源供給部352(及び/又は354)や、第2の電源85の異常の有無を検出して、その検出結果をハードディスク制御論理部内の電源異常監視部791〜79nに報告する。電源異常検出部431〜43nは、更に、各DC/DC変換器付電源供給部(391〜39n)の異常の有無を検出して、その検出結果をハードディスク制御論理部内の電源異常監視部791〜79nに報告する。
上記内容から明らかなように、電源異常検出部421〜42n、431〜43nによる異常検出、及び電源異常監視部(771〜77n、791〜79n)による電源監視についても二重化がされている。また、各電源の障害情報はハードディスク制御論理部73、75が監視し、異常が有る場合は、制御インターフェース64を介してサービスプロセッサ65へ異常個所を報告し、サービスプロセッサ65を介して保守センターへ通報され、障害発生を知らせるとともに、障害部品の交換を要求する。これにより、より電源監視についての信頼性が高まる。
次に、ディスク制御論理部ユニットを構成する各部について説明する。ディスク制御論理部ユニット71を構成するハードディスク制御論理部73において、電源異常監視部771は、ディスクユニット331の電源異常検出部421からの検出信号を入力して所定の演算処理を実行する。これと共に、電源異常監視部771は、各ディスク(371〜37n)に駆動指令信号/駆動停止指令信号を出力し、各ディスク(371〜37n)の起動/停止等の動作を制御する。
ディスク制御論理部ユニット71を構成するディスク制御論理部75において、電源異常監視部791も、電源異常監視部771におけると同様に、ディスクユニット331の電源異常検出部431からの検出信号を入力して所定の演算処理を実行する。これと共に、電源異常監視部791は、各ディスク(371〜37n)に駆動指令信号/駆動停止指令信号を出力し、各ディスク(371〜37n)の起動/停止等の動作を制御する。なお、ディスク制御論理・電源異常監視部772〜77nの構成、及びディスク制御論理・電源異常監視部792〜79nの構成についても、上記と同様であるので、これらについての詳細な説明は省略する。
電源異常監視部771、電源異常監視部772、電源異常監視部77n、電源異常監視部791、電源異常監視部792、及び電源異常監視部79nは、おのおの図示しない上位制御論理部との間で通信を行って相互に必要とするデータの授受を行う。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
本発明に従うストレージシステムが適用されるデータ処理システムの一実施形態の物理的な構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るストレージシステムが備える回路構成の詳細を示すブロック図である。 (a)通常電源のみのスピンナップ動作を説明するための波形図、(b)は、通常電源と冗長電源を用いたスピンナップ動作を説明するための波形図である。 ディスクサブシステム内でECCグループを作成した様子を示す図である。 DC/DC変換器付電源供給分が制御信号を送受信可能な入出力系統として通常系/冗長系識別ビットを備える様子を示す図である。 各ディスクユニットに、ハードディスク状態表示用発光ダイオード(LED)が個別に備えられた様子を示す図である。 各ディスクユニットに、ハードディスク状態表示用発光ダイオード(LED)が個別に備えられた様子を示す図である。
符号の説明
31 ディスクユニット部
331〜33n ディスクユニット
351、352 AC/DC変換器付電源供給部
371〜37n、471〜47n (ハード)ディスク
391〜39n、491〜49n DC/DC変換器付電源供給部
401〜40n、411〜41n ハードディスク駆動部
421〜42n、431〜43n 電源異常検出部
50 ECCグループ
51 電源グループ
60 電源供給経路
61 電源供給経路
64 制御インターフェース
65 サービスプロセッサ
71 ディスク制御論理部ユニット
73、75 ハードディスク制御論理部
771〜77n、791〜79n 電源異常監視部
83 第1の電源
85 第2の電源
811 第1の電力供給系統
812 第2の電力供給系統
100 通常系/冗長系識別ビット
110 ハードディスク状態表示用発光ダイオード(LED)
120 冗長系DC/DC変換器付電源供給部のLED
130 LED切替部のスイッチ

Claims (11)

  1. グループごとに分かれて配置された複数の記憶媒体と、
    前記各記憶媒体をそれぞれ駆動する記憶媒体駆動部と、
    前記各グループに対応して配置されて前記各グループに属する記憶媒体群にそれぞれ電力を供給する複数の電源供給部と、
    前記いずれかのグループに属する記憶媒体群を電力供給対象として、前記各電源供給部と並列に接続された冗長電源供給部と
    前記複数の電源供給部からそれぞれ電力の供給を受けて前記各グループに属する記憶媒体群の状態を表示する複数の表示素子と、
    前記冗長電源供給部を電力供給源として前記冗長電源供給部に接続された冗長表示素子と、
    前記複数の電源供給部の異常を検出したときにアラーム信号を出力する複数の異常検出部と、
    前記いずれかの異常検出部からのアラーム信号に応答して、前記複数の電源供給部のうち異常の生じた電源供給部に接続された記憶媒体群と前記冗長表示素子とを接続する表示素子切替制御部とを備えてなる記憶装置。
  2. 前記冗長電源供給部の出力電圧は、
    前記各電源供給部の出力電圧よりも低く設定されてなる請求項1記載の記憶装置。
  3. 前記複数の電源供給部に対応して配置された前記各グループに属する記憶媒体群の状態を表示する複数の表示素子を備え、前記複数の表示素子は、前記複数の電源供給部とは異なる電源から電力の供給を受けてなる請求項2記載の記憶装置。
  4. 前記各電源供給部と前記各グループに属する記憶媒体群とを結ぶ回路中にそれぞれ電流制限素子が挿入され、前記冗長電源供給部と前記各電源供給部とを結ぶ回路中に電流制限素子が挿入されてなる請求項1記載の記憶装置。
  5. 前記複数の電源供給部と前記冗長電源供給部は、前記各グループに属する記憶媒体群に常時電力を供給する通常系電源として機能することを識別するための識別ビットまたは前記いずれかのグループに属する記憶媒体群に異常時に電力を供給する冗長系として機能することを識別するための識別ビットを備えてなる請求項1記載の記憶装置。
  6. グループごとに分かれて配置された複数の記憶媒体と、前記各記憶媒体をそれぞれ駆動する記憶媒体駆動部と、前記各グループに対応して配置されて前記各グループに属する記憶媒体群にそれぞれ電力を供給する複数の電源供給部と、前記いずれかのグループに属する記憶媒体群を電力供給対象として、前記各電源供給部と並列に接続された冗長電源供給部とを備えた記憶制御装置を駆動するに際して、前記各記憶媒体の起動時に、前記各グループに属する記憶媒体群に対して、前記複数の電源供給部と前記冗長電源供給部から電力を供給する記憶装置の駆動方法。
  7. 前記複数の電源供給部と前記冗長電源供給部は、前記各グループに属する記憶媒体群に対して、一回のスピンアップに要する電力を供給する請求項6記載の記憶装置の駆動方法。
  8. 前記複数の電源供給部と前記冗長電源供給部のうち同一記憶媒体群を電力供給対象とする2個以上の電源供給部から前記同一記憶媒体群に電力を供給する場合、前記2個以上の電源部に対して、前記同一記憶媒体群と前記2個以上の電源供給部とを結ぶ配線経路による電圧降下を補正するための電圧差を設定することを特徴とする請求項6又は7のうちいずれか1項記載の記憶装置の駆動方法。
  9. 前記複数の電源供給部と前記冗長電源供給部から同一記憶媒体群に電力を供給するとともに、前記各電源供給部と前記冗長電源供給部の出力電圧を変更する場合、常に通常電源供給部の出力電圧を高く保つことを特徴とする請求項6又は7のうちいずれか1項記載の記憶装置の駆動方法。
  10. グループごとに分かれて配置された複数の記憶媒体と、
    前記各記憶媒体をそれぞれ駆動する記憶媒体駆動部と、
    前記各グループに対応して配置されて前記各グループに属する記憶媒体群にそれぞれ電力を供給する複数の電源供給部と、
    前記いずれかのグループに属する記憶媒体群を電力供給対象として、前記各電源供給部と並列に接続された冗長電源供給部と、
    上位ホスト装置からのデータ入出力要求に応答して前記各記憶媒体に対するデータ入出力処理を行うコントロールユニット部と
    を備え、
    前記冗長電源供給部は、
    前記複数の電源供給部のうちいずれかの異常時に、前記異常の生じた電源供給部に接続された記憶媒体群に対して電力を供給し、
    前記複数の電源供給部は、
    前記各グループの記憶媒体群と前記複数の電源供給部とを結ぶ電源供給経路または前記複数の電源供給部のいずれかの障害時に前記電源供給経路を遮断する電流制限素子を備え、
    前記冗長電源供給部は、
    前記各グループの記憶媒体群と前記冗長電源供給部とを結ぶ冗長電源供給経路または前記冗長電源供給部のいずれかの障害時に前記冗長電源供給経路を遮断する電流制限素子を備え、
    障害時でも動作を停止することなく稼動状態を保持してなるディスクサブシステム。
  11. グループごとに分かれて配置された複数の記憶媒体と、
    前記各記憶媒体をそれぞれ駆動する記憶媒体駆動部と、
    前記各グループに対応して配置されて前記各グループに属する記憶媒体群にそれぞれ電力を供給する複数の電源供給部と、
    前記いずれかのグループに属する記憶媒体群を電力供給対象として、前記各電源供給部と並列に接続された冗長電源供給部と、
    上位ホスト装置からのデータ入出力要求に応答して前記各記憶媒体に対するデータ入出力処理を行うコントロールユニット部と
    を備え、
    前記冗長電源供給部の出力電圧は、
    前記各電源供給部の出力電圧よりも低く設定され、
    前記複数の電源供給部は、
    前記各グループの記憶媒体群と前記複数の電源供給部とを結ぶ電源供給経路または前記複数の電源供給部のいずれかの障害時に前記電源供給経路を遮断する電流制限素子を備え、
    前記冗長電源供給部は、
    前記各グループの記憶媒体群と前記冗長電源供給部とを結ぶ冗長電源供給経路または前記冗長電源供給部のいずれかの障害時に前記冗長電源供給経路を遮断する電流制限素子を備え、障害時でも動作を停止することなく稼動状態を保持してなるディスクサブシステム。
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