JP6361202B2 - 情報処理装置、診断方法、及び、プログラム - Google Patents

情報処理装置、診断方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、故障の検出に関し、特に、故障位置を判定(診断)する情報処理装置、診断方法、及び、プログラムに関する。
信頼性の向上のため、情報処理装置は、信号線の故障を検出する構成又は回路を含んでいる。例えば、信号線において故障が発生した場合、情報処理装置は、信号線におけるパリティ信号、ECC(Error Correction Code:誤り訂正符号)、又は、信号の到達時間のタイムアウト検出を用いて、信号線の故障を検出できる。しかし、信号線が複数の基板を経由している場合、故障の位置の検出は、重要である。しかし、パリティ信号、ECC及びタイムアウト検出を用いた検出方法は、故障が発生した位置の特定が、困難であった。
そこで、故障の位置を検出する技術が用いられている(例えば、特許文献1及び特許文献2を参照)。
特開2009−048383号公報 実開昭61−089177号公報
特許文献1に記載の発明は、電線の発明である。そのため、特許文献1に記載の発明は、断線を検出するために、電気抵抗の変化を測定する機材及び警報装置など、他の装置を必要とする問題点があった。
また、特許文献2に記載の発明は、空回線を使用する発明である。そのため、特許文献2に記載の発明は、信号に使用する線に加え、空回線を必要とする問題点があった。さらに、特許文献2に記載の発明は、断線箇所を検出するために、複数の比較器(コンパレータ)を必要とする問題点があった。
本発明の目的は、上記した課題を解決する情報処理装置、診断方法、及び、プログラムを提供することにある。
本発明の一形態のおける情報処理装置は、信号線と、前記信号線に設けられた複数の区間の区切り点に設けられた接地された1つ又は複数の第1の抵抗と、前記信号線を駆動又は切り離した状態にする送信手段と、前記信号線を受信し前記信号線の異常を検出する受信手段と、前記受信回路が検出した前記信号線の異常を送信する受信状態送信手段と、前記信号線を選択して接続する第1の選択手段と、前記第1の選択手段と電源電圧との間に設置された第2の抵抗と、前記各区間に設けられた前記送信手段から遠い側に設けられた前記第1の抵抗までの合成抵抗値より大きく、前記区間の前記送信手段から近い側に設けられた前記第1の抵抗までの合成抵抗値より小さな抵抗値である接地された1つ又は複数の第3の抵抗と、前記第3の抵抗を選択する第2の選択手段と、前記第2の選択手段と電源電圧との間に設置された第4の抵抗と、前記第1の選択手段の電圧と前記第2の選択手段の電圧とを比較する比較手段と、受信状態送信手段から異常を受信した時に、前記送信手段に前記信号線の切離しを指示後、前記第1の選択手段を制御して前記信号線を前記比較手段に接続し、前記第2の選択手段を制御して前記第3の抵抗のいずれか1つを前記比較手段に接続した時の前記比較手段の比較結果を基に前記信号線の故障区間を診断する診断制御手段とを含む。
本発明の一形態のおけるデータ処理方法は、情報処理装置において、信号線と、前記信号線に設けられた複数の区間の区切り点に設けられた接地された1つ又は複数の第1の抵抗と、前記信号線を駆動又は切り離した状態にする送信手段と、前記信号線を受信し前記信号線の異常を検出する受信手段と、前記受信回路が検出した前記信号線の異常を送信する受信状態送信手段と、前記信号線を選択して接続する第1の選択手段と、前記第1の選択手段と電源電圧との間に設置された第2の抵抗と、前記各区間に設けられた前記送信手段から遠い側に設けられた前記第1の抵抗までの合成抵抗値より大きく、前記区間の前記送信手段から近い側に設けられた前記第1の抵抗までの合成抵抗値より小さな抵抗値である接地された1つ又は複数の第3の抵抗と、前記第3の抵抗を選択する第2の選択手段と、前記第2の選択手段と電源電圧との間に設置された第4の抵抗と、前記第1の選択手段の電圧と前記第2の選択手段の電圧とを比較する比較手段とを含み、受信状態送信手段から異常を受信した時に、前記送信手段に前記信号線の切離しを指示後、前記第1の選択手段を制御して前記信号線を前記比較手段に接続し、前記第2の選択手段を制御して前記第3の抵抗のいずれか1つを前記比較手段に接続した時の前記比較手段の比較結果を基に前記信号線の故障区間を診断する。
本発明の一形態のおけるプログラムは、情報処理装置において、信号線と、前記信号線に設けられた複数の区間の区切り点に設けられた接地された1つ又は複数の第1の抵抗と、前記信号線を駆動又は切り離した状態にする送信手段と、前記信号線を受信し前記信号線の異常を検出する受信手段と、前記受信回路が検出した前記信号線の異常を送信する受信状態送信手段と、前記信号線を選択して接続する第1の選択手段と、前記第1の選択手段と電源電圧との間に設置された第2の抵抗と、前記各区間に設けられた前記送信手段から遠い側に設けられた前記第1の抵抗までの合成抵抗値より大きく、前記区間の前記送信手段から近い側に設けられた前記第1の抵抗までの合成抵抗値より小さな抵抗値である接地された1つ又は複数の第3の抵抗と、前記第3の抵抗を選択する第2の選択手段と、前記第2の選択手段と電源電圧との間に設置された第4の抵抗と、前記第1の選択手段の電圧と前記第2の選択手段の電圧とを比較する比較手段とを含み、受信状態送信手段から異常を受信した時に、前記送信手段に前記信号線の切離しを指示後、前記第1の選択手段を制御して前記信号線を前記比較手段に接続し、前記第2の選択手段を制御して前記第3の抵抗のいずれか1つを前記比較手段に接続した時の前記比較手段の比較結果を基に前記信号線の故障区間を診断する処理をコンピュータに実行させる。
本発明に基づけば、他の装置及び空回線を必要とせずに、さらに、複数の比較器を用いずに断線(故障)位置を判定(診断)するとの効果を提供できる。
図1は、本発明における第1の実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図3は、第1の実施形態に係る情報処理装置の変形例の構成の一例を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態に係る情報処理装置の別の変形例の構成の一例を示すブロック図である。 図5は、第2の実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図6は、第3の実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。 図7は、第4の実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示すブロック図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
なお、各図面は、本発明の実施形態を説明するものである。そのため、本発明は、各図面の記載に限られるわけではない。また、各図面の同様の構成には、同じ番号を付し、その繰り返しの説明を、省略する場合がある。
また、以下の説明に用いる図面において、本発明の説明に関係しない部分の構成については、記載を省略し、図示しない場合もある。
<第1の実施形態>
まず、本発明おける第1の実施形態の情報処理装置10について図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態に係る情報処理装置10の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、情報処理装置10は、信号線21と、送信回路110と、受信回路120と、比較部130と、診断制御部140と、受信状態送信部150とを含む。
信号線21は、送信回路110に駆動され、所定のレベル(例えば、高い電圧(以下、「V」という)又は低い電圧(以下、「V」という))の電気信号を受信回路120に送る電気信号の伝送線である。あるいは、信号線21は、電流信号を送信しても良い。
そして、信号線21は、所定の区間が設定されている。この区間は、後ほど説明する故障(断線)を判定するための区間である。信号線21は、区間の区切り点において、他端を接地(アース又はグランド。以下、「GND」とする)した抵抗と接続している。つまり、信号線21は、GNDに接続する1つ又は複数の抵抗が接続されている。そして、複数の抵抗が接続されている場合、複数の抵抗は、信号線21とGNDとの間で並列に接続されている。
例えば、図1において、区間170は、送信回路110と抵抗50との間の区間である。区間171は、抵抗50と抵抗53との間の区間である。区間172は、抵抗53と抵抗56との間の区間である。区間173は、抵抗56と抵抗59との間の区間である。
なお、図1は、一例として、信号線21に接続する抵抗として、4つの抵抗(抵抗50、抵抗53、抵抗56、抵抗59)を示している。ただし、信号線21に接続する抵抗の数は、図1の示す4つに限る必要はない。例えば、信号線21は、4未満又は4を超える数の抵抗と接続しても良い。
抵抗50、抵抗53、抵抗56及び抵抗59の抵抗値は、信号線21に対する電気的な影響を少なくするため、大きい値が望ましい。具体的には、抵抗50、抵抗53、抵抗56及び抵抗59の抵抗値は、数十k[Ω]から数十M[Ω]の範囲の値が望ましい。なお、抵抗50、抵抗53、抵抗56及び抵抗59の抵抗値は、同じでも良く、異なっていても良い。
送信回路110は、図示しない入力信号を基に、信号線21を駆動する回路である。また、送信回路110は、診断制御部140に制御されて、信号線21の出力を切り離した状態、つまり、ハイインピーダンス状態とする。
受信回路120は、信号線21の信号を受信する。さらに、受信回路120は、信号線21の信号の異常を検出し、受信状態送信部150に異常を通知する。
受信状態送信部150は、受信回路120から信号線21の異常の通知を受信する。そして、受信状態送信部150は、異常の通知を診断制御部140に送信する。
診断制御部140は、比較部130を制御して、信号線21の断線位置(故障位置)を診断する。診断制御部140の詳細な動作については、後ほど説明する
比較部130は、診断制御部140の指示を基に、信号線21の電圧を、所定の電圧と比較した結果を、診断制御部140に送る。
そのため、比較部130は、抵抗136、セレクタ(選択器)131、断線を判定する区間に対応した1つ又は複数の抵抗(図1の抵抗132、抵抗133、抵抗134及び抵抗135)と、抵抗146と、セレクタ148と、比較器147とを含む。
セレクタ148は、通常、信号線21と比較部130との接続を遮断している。そして、セレクタ148は、診断制御部140の指示を基に、信号線21を、比較器147のプラス側と抵抗146に接続する。
抵抗146は、片側が電源電圧(以下、「VDD」とする)に接続する。また、抵抗146の残りの側は、比較器147のプラス側及びセレクタ148に接続する。抵抗146の抵抗値は、抵抗50、抵抗53、抵抗56及び抵抗59の抵抗値と同程度の値の望ましい。具体的には、抵抗146の抵抗値は、数十k[Ω]から数十M[Ω]の範囲の値が望ましい。
したがって、セレクタ148が、信号線21を比較器147のプラス側に接続した場合、比較器147のプラス側の電圧は、電源電圧(VDD)を、抵抗146と、信号線21に並列に接続する抵抗で構成された合成抵抗とで分圧した電圧となる。
抵抗136は、片側を電源電圧(VDD)に接続する。また、抵抗136の残りの側は、比較器147のマイナス側及びセレクタ131に接続する。抵抗136の抵抗値は、抵抗146の抵抗値と同じ値である。
セレクタ131は、診断制御部140に制御され、抵抗132、抵抗133、抵抗134及び抵抗135のいずれかを、抵抗136及び比較器147のマイナス側に接続する。
ここで、抵抗132〜抵抗135は、片側をセレクタ131に、反対側をGNDに接続する。
したがって、比較器147のマイナス側の電圧は、電源電圧(VDD)を、抵抗136と、セレクタ131が選択した抵抗(抵抗132〜抵抗135)とで分圧した電圧となる。
比較器147は、二つの入力電圧を比較する。比較器147は、比較器147のプラス側の入力の電圧がマイナス側の入力の電圧より高い場合に、真の論理を出力する。また、比較器147は、比較器147のプラス側入力の電圧がマイナス側入力の電圧より低い場合、偽の論理を出力する。
ここで、既に説明した通り、比較器147のプラス側は、セレクタ148に接続する。また、比較器147のマイナス側は、セレクタ131に接続する。つまり、比較器147のプラス側は、信号線21に接続する。また、比較器147のマイナス側は、セレクタ131が選択した抵抗(抵抗132〜抵抗135)に接続する。つまり、比較器147は、信号線21の電圧が、セレクタ131が選択した抵抗の電圧より高い場合に真となる。また、比較器147は、信号線21の電圧が、セレクタ131が選択した抵抗の電圧より低い場合に偽となる。
次に、抵抗132〜抵抗135の抵抗値について、説明する。
診断制御部140は、断線の診断時、送信回路110を、ハイインピーダンスにしてから、セレクタ148に信号線21を比較器147に接続するように指示する。抵抗146の抵抗値と抵抗136の抵抗値とは、同じ値である。そのため、比較器147のプラス側の電圧とマイナス側の電圧との差は、セレクタ131が選択した抵抗の抵抗値と、信号線21に並列に接続する抵抗の合成抵抗の抵抗値(以下、「信号線21の抵抗値」とする)との差に基づいて発生する。
具体的には、信号線21の抵抗値は、断線が発生した区間に対応して次のようになる。
(1)断線なし:抵抗50、抵抗53、抵抗56及び抵抗59の合成抵抗値
(2)区間173で断線:抵抗50、抵抗53及び抵抗56の合成抵抗値
(3)区間172で断線:抵抗50及び抵抗53の合成抵抗値
(4)区間171で断線:抵抗50の抵抗値
(5)区間170で断線:無限大(ハイインピーダンス)
そして、抵抗132〜抵抗135の抵抗値は、上記の5つの場合を区別できるように選択されている。
具体的には、次のとおりである。
抵抗132の抵抗値は、抵抗50、抵抗53、抵抗56及び抵抗59の並列接続での合成抵抗値と、抵抗50、抵抗53及び抵抗56の並列接続での合成抵抗値との中間の抵抗値である。つまり、抵抗132の抵抗値は、抵抗50、抵抗53、抵抗56及び抵抗59の並列接続での合成抵抗値より大きく、抵抗50、抵抗53及び抵抗56の並列接続での合成抵抗値より小さい。
例えば、抵抗50、抵抗53、抵抗56、抵抗59の抵抗値が同じ値(以下、「R」とする)の場合、抵抗50、抵抗53、抵抗56及び抵抗59の並列接続での合成抵抗値は、「R/4」となる。また、抵抗50、抵抗53及び抵抗56の並列接続での合成抵抗値は、「R/3」となる。したがって、抵抗132の抵抗値をR132とすると、R132の抵抗値は、次のようになる。
R/4 < R132 <R/3
抵抗132及び信号線21に接続する抵抗は、片側をGNDに接続している。また、抵抗132及び信号線21に接続する抵抗は、電源(VDD)と接続する同じ抵抗値の抵抗(抵抗136と抵抗146)とに接続する。したがって、信号線21の抵抗値が、抵抗132の抵抗値より小さい場合、信号線21の電圧は、抵抗132の電圧より低くなる。反対に、信号線21の抵抗値が、抵抗132の抵抗値より大きい場合、信号線21の電圧は、抵抗132の電圧より高くなる。
そして、全ての区間において断線がない場合、信号線21の抵抗値は、抵抗132の抵抗値より小さい。一方、いずれかの区間に断線がある場合、信号線21の抵抗値は、抵抗132の抵抗値より大きくなる。
したがって、診断制御部140は、比較器147における、抵抗132の電圧と信号線21の電圧とを比較結果を基に、断線の有無を判定できる。
つまり、抵抗132の抵抗値は、区間173の送信回路110から遠い側の抵抗である抵抗59まで合成抵抗値より大きい値である。かつ、抵抗132の抵抗値は、区間173の送信回路110に近い側の抵抗である抵抗56までの合成抵抗値より小さい値である。そのため、抵抗132は、区間173の断線の判定に用いられる。
抵抗133の抵抗値は、抵抗50、抵抗53及び抵抗56の並列接続での合成抵抗値と、抵抗50及び抵抗53の並列接続での合成抵抗値との中間の抵抗値である。そのため、抵抗133は、区間172の断線の判定に用いられる。
抵抗134の抵抗値は、抵抗50及び抵抗53の並列接続での合成抵抗値と、抵抗50の抵抗値との中間の抵抗値である。つまり、抵抗134は、区間171の断線の判定に用いられる。
抵抗135の抵抗値は、抵抗50より大きな抵抗値である。例えば、抵抗135の抵抗値は、抵抗50の抵抗値の2割程度大きな抵抗値が望ましい。そのため、抵抗135は、区間170の断線の判定に用いられる。
なお、断線の診断における診断制御部140が抵抗を用いる順番は、特に制限はない。
診断制御部140は、抵抗132から抵抗135の順に抵抗を選択して、断線区間を判定しても良い。あるいは、診断制御部140は、抵抗135から抵抗132の順に抵抗を選択して、断線区間を判定しても良い。
次に、本実施形態の動作について説明する。
以下、一例として、診断制御部140が、抵抗132から抵抗135の順に抵抗を選択する場合について、説明する。
図2は、情報処理装置10の動作の一例を示すフローチャートである。
受信回路120が信号線21の異常を検出した場合、受信回路120は、異常の検出を受信状態送信部150に通知する。そして、受信状態送信部150は、異常の検出の通知を受信すると、診断制御部140に、信号線21の異常を通知する。
診断制御部140は、この通知を基に信号線21の異常を検出する(ステップS100)。そして、診断制御部140は、信号線21の異常の通知を基に、信号線21の故障(断線)の診断を開始する。
まず、診断制御部140は、送信回路110に信号線21を切り離す(ハイインピーダンス)ように指示する。それから、診断制御部140は、セレクタ148に、信号線21の接続を指示する。セレクタ148は、指示を基に、信号線21を比較器147のプラス側の入力端子に接続する(ステップS110)。
次に、診断制御部140は、セレクタ131を用いて、診断用の抵抗を選択する(ステップS120)。この段階では、診断制御部140は、まず、セレクタ131を抵抗132に切り替える。
そして、診断制御部140は、比較器147の出力を基に断線の有無を判定する(ステップS130)。
ここで、信号線21のいずれの区間でも断線がない場合、信号線21の抵抗値は、抵抗132の抵抗値より小さい。つまり、信号線21の電圧は、抵抗132の電圧より低い。そのため、比較器147は、偽の論理を出力する。
一方、信号線21のいずれかの区間が断線していた場合、信号線21の抵抗値は、次のいずれかとなる。
(1)抵抗50、抵抗53及び抵抗56の並列合成抵抗
(2)抵抗50及び抵抗53の並列合成抵抗値
(3)抵抗50の抵抗値
(4)抵抗が無限大(ハイインピーダンス)
いずれの抵抗値も、抵抗132の抵抗値より大きい。つまり、信号線21の電圧は、抵抗132の電圧より高い。そのため、比較器147は、真の論理を出力する。つまり、診断制御部140は、比較器147の出力の真偽を基に、断線の有無を判定できる。
比較器147の偽を検出した場合(ステップS130でNo)、診断制御部140は、信号線21にいずれの区間にも断線がないと判定する。つまり、診断制御部140は、信号線21の故障を、断線以外の故障と診断する。例えば、診断制御部140は、故障位置として、受信回路120の異常と判定する(ステップS150)。そして、診断制御部140は、診断動作を終了する。
一方、比較器147の真を検出した場合(ステップS130でYes)、診断制御部140は、断線区間を絞り込むため、次の抵抗の選択に進む。そこで、診断制御部140は、次に選択できる抵抗があるか否かを判定する。つまり、診断制御部140は、診断の終了を判定する(ステップS140)。
今の場合、次に選択する抵抗があるので(ステップS140でNo)、診断制御部140は、次の抵抗(今の場合、抵抗133)を選択する(ステップS120)。
そして、診断制御部140は、比較器147の出力を基に、断線の有無を判定する(ステップS130)。
ここで断線がない場合(ステップS130でNo)、診断制御部140は、断線の位置を、区間173と判定する(ステップS150)。そして、診断制御部140は、診断動作を終了する。
一方、断線がある場合(ステップS130でYes)、診断制御部140は、次に選択できる抵抗があるか否かを判定する。つまり、診断制御部140は、診断の終了を判定する(ステップS140)。
今の場合、次に選択する抵抗があるので(ステップS140でNo)、診断制御部140は、次の抵抗(今の場合、抵抗134)を選択する(ステップS120)。
そして、診断制御部140は、比較器147の出力を基に、断線の有無を判定する(ステップS130)。
ここで断線がない場合(ステップS130でNo)、診断制御部140は、断線の位置を区間172と判定する(ステップS150)。そして、診断制御部140は、診断動作を終了する。
一方、断線がある場合(ステップS130でYes)、診断制御部140は、次に選択できる抵抗があるか否かを判定する。つまり、診断制御部140は、診断の終了を判定する(ステップS140)。
今の場合、次に選択する抵抗があるので(ステップS140でNo)、診断制御部140は、次の抵抗(今の場合、抵抗135)を選択する(ステップS120)。
そして、診断制御部140は、比較器147の出力を基に、断線の有無を判定する(ステップS130)。
ここで断線がない場合(ステップS130でNo)、診断制御部140は、断線の位置を、区間171と判定する(ステップS150)。そして、診断制御部140は、診断動作を終了する。
一方、断線がある場合(ステップS130でYes)、診断制御部140は、次に選択できる抵抗があるか否かを判定する。つまり、診断制御部140は、診断の終了を判定する(ステップS140)。
今の場合、次に選択する抵抗がないので(ステップS140でYes)、診断制御部140は、断線の位置を区間170と判定する(ステップS150)。そして、診断制御部140は、診断動作を終了する。
このように、情報処理装置10の診断制御部140は、比較部130を制御して、信号線21の故障の位置(故障区間)を判定できる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態の情報処理装置10は、他の装置及び空回線を必要とせずに、さらに、複数の比較器を用いずに、診断対象の信号線21において故障(断線)が発生した区間(位置)を判定できるとの効果をえることができる。
その理由は、次のとおりである。
比較部130は、信号線21の区間の区切りに設けられた抵抗(抵抗50、抵抗53、抵抗56及び抵抗59)に対応した判定用の抵抗132〜抵抗135を含む。そして、診断制御部140は、セレクタ131及び比較器147を用いて、判定用の抵抗132〜抵抗135を切り換え、判定用の抵抗の抵抗値と信号線21の抵抗値とを比較(具体的には電圧を比較)できる。そのため、診断制御部140は、他の装置を用いなくても、信号線21における故障位置を判定できる。
また、診断制御部140は、セレクタ131を用いて比較器147の比較用の抵抗(抵抗132〜抵抗135)を切り換えることができる。そのため、情報処理装置10は、複数の比較器を用いなくても、故障位置を判定できるためである。
さらに、診断制御部140は、送信回路110を駆動状態とハイインピーダンス状態(切離し状態)とに設定できる。そして、診断制御部140は、セレクタ148を用いて、診断に必要な場合に、信号線21を比較部130に接続する。つまり、情報処理装置10は、信号線21を用いて故障区間を判定できる。そのため、情報処理装置10は、空回線を必要としないためである。
(変形例1)
本実施形態の情報処理装置10は、1つの基板を含む場合に限る必要はない。
図3は、本実施形態の変形例1の情報処理装置10の構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、情報処理装置10は、図1の構成に加え、基板100と、基板101と、基板102と、基板103と、コネクタ104と、コネクタ105と、コネクタ106とを含む。
コネクタ104は、基板100と基板101とを接続する。
コネクタ105は、基板101と基板102とを接続する。
コネクタ106は、基板102と基板103とを接続する。
基板100は、送信回路110と、比較部130と、診断制御部140と、抵抗50とを含む。そして、抵抗50は、コネクタ104の近傍に設けられている。そのため、区間170の信号線21は、基板100の信号線21と、概ね、一致する。つまり、診断制御部140が、断線区間を区間170と判定した場合、断線区間は、基板100となる。そのため、保守担当者は、基板100を交換すれば良い。なお、抵抗50は、コネクタ104に設けられても良い。
基板101は、抵抗53を含む。抵抗53は、コネクタ105の近傍に設けられている。そのため、区間171の信号線21は、概ね、基板101の信号線21と一致する。つまり、診断制御部140が、断線区間を区間171と判定した場合、断線区間は、基板101となる。そのため、保守担当者は、基板101を交換すれば良い。なお、抵抗53は、コネクタ105に設けられても良い。
基板102は、抵抗56を含む。抵抗56は、コネクタ106の近傍に設けられている。そのため、区間172の信号線21は、概ね、基板102の信号線21と一致する。つまり、診断制御部140が、断線区間を区間172と判定した場合、断線区間は、基板102となる。そのため、保守担当者は、基板102を交換すれば良い。なお、抵抗56は、コネクタ106に設けられても良い。
基板103は、受信回路120と、受信状態送信部150と、抵抗59とを含む。そして、抵抗59は、受信回路120の近傍に設けられている。そのため、区間173の信号線21は、概ね、基板103の信号線21と一致する。つまり、診断制御部140が、断線区間を区間173と判定した場合、断線区間は、基板103となる。そのため、保守担当者は、基板103を交換すれば良い。
このように、本変形例の情報処理装置10は、信号線21の抵抗を、基板のような交換部品の境界の近傍に設けている。
本変形例の効果について説明する。
本変形例は、第1の実施形態の効果に加え、情報処理装置10の故障部品を判定できる効果を得ることができる。
その理由は、本変形例の情報処理装置10は、交換部品と診断制御部140が判定する区間とを対応するように信号線21の抵抗を設けたためである。
(変形例2)
以上説明した情報処理装置10は、次のように構成される。
例えば、情報処理装置10の各構成部は、ハードウェア回路で構成されても良い。
また、情報処理装置10は、各構成部をネットワーク又はバスを介して接続した複数の情報処理装置として構成されても良い。
また、情報処理装置10は、複数の構成部を1つのハードウェアで構成されても良い。
また、情報処理装置10の診断制御部140は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを含むコンピュータ装置として実現されても良い。診断制御部140は、上記構成に加え、さらに、入出力接続回路(IOC:Input Output Circuit)と、ネットワークインターフェース回路(NIC:Network Interface Circuit)とを含むコンピュータ装置として実現されても良い。
図4は、変形例2に係る診断制御部600の構成の一例を示すブロック図である。
診断制御部600は、CPU610と、ROM620と、RAM630と、内部記憶装置640と、IOC650と、NIC680とを含み、コンピュータを構成している。
CPU610は、ROM620からプログラムを読み込む。そして、CPU610は、読み込んだプログラムに基づいて、RAM630と、内部記憶装置640と、IOC650と、NIC680とを制御する。そして、CPU610を含むコンピュータは、これらの構成を制御し、図1に示す、診断制御部140としての各機能を実現する。CPU610は、各機能を実現する際に、RAM630又は内部記憶装置640を、プログラムの一時記憶として使用しても良い。
また、CPU610は、プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体700が含むプログラムを、図示しない記憶媒体読み取り装置を用いて読み込んでも良い。あるいは、CPU610は、NIC680を介して、図示しない外部の装置からプログラムを受け取っても良い。さらに、CPU610は、読み込んだプログラム又は受け取ったプログラムをRAM630に保存し、保存したプログラムを基に動作しても良い。
ROM620は、CPU610が実行するプログラム及び固定的なデータを記憶する。ROM620は、例えば、P−ROM(Programable-ROM)又はフラッシュROMである。
RAM630は、CPU610が実行するプログラム及びデータを一時的に記憶する。RAM630は、例えば、D−RAM(Dynamic-RAM)である。
内部記憶装置640は、診断制御部600が長期的に保存するデータ及びプログラムを記憶する。また、内部記憶装置640は、CPU610の一時記憶装置として動作しても良い。内部記憶装置640は、例えば、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置、SSD(Solid State Drive)又はディスクアレイ装置である。
ここで、ROM620と内部記憶装置640は、不揮発性の記憶媒体である。一方、RAM630は、揮発性の記憶媒体である。そして、CPU610は、ROM620、内部記憶装置640、又は、RAM630に記憶されているプログラムを基に動作可能である。つまり、CPU610は、不揮発性記憶媒体又は揮発性記憶媒体を用いて動作可能である。
IOC650は、CPU610と、入力機器660及び表示機器670とのデータを仲介する。IOC650は、例えば、IOインターフェースカード又はUSB(Universal Serial Bus)カードである。
入力機器660は、診断制御部600の操作者からの入力指示を受け取る機器である。入力機器660は、例えば、キーボード、マウス又はタッチパネルである。
表示機器670は、診断制御部600の操作者に情報を表示する機器である。表示機器670は、例えば、液晶ディスプレイである。
NIC680は、ネットワークを介して他の構成とのデータのやり取りを中継する。例えば、NIC680は、受信状態送信部150から、受信回路120の異常の通知を受信しても良い。NIC680は、例えば、LAN(Local Area Network)カード又はPCM(Peripheral Component Interconnect)カードである。
このように構成された診断制御部600は、診断制御部140と同様の効果を得ることができる。
その理由は、診断制御部600のCPU610が、プログラムに基づいて診断制御部140と同様の機能を実現できるためである。
<第2の実施形態>
次に、本発明に係る第2の実施形態について、図面を参照して説明する。
図5は、第2の実施形態に係る情報処理装置11の構成の一例を示すブロック図である。
図5に示すように、情報処理装置11は、送信回路111と、受信回路121と、比較部130と、診断制御部140と、受信状態送信部150とを含む。さらに、情報処理装置11は、抵抗50と、抵抗53と、抵抗56と、抵抗59と、コイル70と、コイル72と、コイル74と、コイル76と、コイル78と、コンデンサ80と、コンデンサ82とを含む。
なお、本実施形態の情報処理装置11は、第1の実施形態と同様に、複数の基板を含んでも良い。また、本実施形態の診断制御部140は、第1の実施形態と同様に、図4に示すコンピュータを用いて実現されても良い。
比較部130と、診断制御部140と、受信状態送信部150は、第1の実施形態と同様のため、詳細な説明を省略する。
送信回路111及び受信回路121は、第1の実施形態の送信回路110と受信回路120と同様に、信号線21を介して信号を送信及び受信する。ただし、送信回路111と受信回路121は、第1の実施形態の送信回路110と受信回路120に比べ、高速に動作する。そのため、コンデンサ80及びコンデンサ82が、信号線21と、送信回路111及び受信回路121との間に設けられている。ただし、コンデンサ80及びコンデンサ82は、送信回路111及び受信回路121に含まれても良い。
さらに、コイル70、コイル72、コイル74、コイル76及びコイル78が、信号線21と、比較部130、抵抗50、抵抗53、抵抗56及び抵抗59との間に設けられている。コイルは、高速信号を遮断する。そのため、コイル70、コイル72、コイル74、コイル76及びコイル78は、高速動作時の信号線21に対する比較部130、抵抗50、抵抗53、抵抗56及び抵抗59の影響を低減する。
なお、図5に示す抵抗及びコイルの数は、一例である。本実施形態は、これに限る必要はない。情報処理装置11は、4つ未満、又は、4つを超える数の抵抗及びコイルの組合せを含んでも良い。
次に、本実施形態の効果について説明する。
このように構成された本実施形態は、第1の実施形態の効果に加え、信号線21が高速に動作する場合への影響を低減するとの効果を得ることができる。
その理由は、次のとおりである。
診断制御部140が信号線21の断線を検出するために用いる構成は、コイルを介して信号線21と接続しているためである。つまり、比較部130と、抵抗50と、抵抗53と、抵抗56と、抵抗59は、コイル78と、コイル70と、コイル72と、コイル74と、コイル76とを介して信号線21に接続しているためである。
<第3の実施形態>
次に、本発明に係る第3の実施形態について図面を参照して説明する。
図6は、第3の実施形態に係る情報処理装置12の構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態の情報処理装置12は、送信回路112及び受信回路122が、複数の信号線(信号線21、信号線22及び信号線23)を含む点において、第1の実施形態の送信回路110及び受信回路120と異なる。そのため、第1の実施形態の同様の構成及び動作についての説明を省略し、本実施形態に特有の構成及び動作について説明する。
なお、本実施形態の情報処理装置12は、第1の実施形態と同様に、複数の基板を含んでも良い。また、本実施形態の診断制御部140は、第1の実施形態と同様に、図4に示すコンピュータを用いて実現されても良い。また、情報処理装置12は、第2の実施形態と同様に、コイルを含んでも良い。
情報処理装置12は、第1の実施形態の情報処理装置10の構成に加え、複数の信号線(図6の信号線21、信号線22及び信号線23)を含む。なお、図6において信号線を3本示すのは、例示である。情報処理装置12は、3本未満又は3本を超える信号線を含んでも良い。以下、図6に示す信号線21、信号線22及び信号線23を用いて説明を続ける。
情報処理装置12は、信号線毎に断線区間を判定するための抵抗の組(図6の抵抗50、抵抗51及び抵抗52の組と、抵抗59、抵抗60及び抵抗61の組)を含む。そして、各抵抗の組に含まれる抵抗の抵抗値は、同じである。例えば、抵抗50、抵抗51及び抵抗52の抵抗値は、同じ値である。同様に、抵抗59、抵抗60及び抵抗61の抵抗値は、同じ値である。さらに、図6では、記載を省略しているが、情報処理装置12は、図1の抵抗53を含む抵抗の組と、抵抗56を含む抵抗の組とを含んでいる。そして、抵抗53を含む組に含まれる抵抗の抵抗値は、同じ値である。同様に抵抗56を含む組に含まれる抵抗の抵抗値は、同じ値である。
そして、信号線21、信号線22及び信号線23は、比較部130のセレクタ148接続している。なお、セレクタ148を除き、比較部130の他の構成は、第1の実施形態と同じため、図6において、記載を省略した。
次に、本実施形態の動作について、本実施形態に特有の動作を中心に説明する。
診断制御部140は、断線診断において、セレクタ148に指示し、断線の診断を実施する信号線を選択する。
そして、診断制御部140は、選択した信号線について、第1の実施形態と同様に断線の区間を判定する。
断線区間を検出した場合、診断制御部140は、診断を終了する。
一方、断線を検出しない場合、診断制御部140は、次の信号線を選択するようにセレクタ148に指示する。そして、診断制御部140は、次の信号線の断線区間を判定する。
ここで、各区間に対応する抵抗の組の抵抗値は、同じ値となっている。そのため、情報処理装置12は、同じ比較用の抵抗(抵抗132〜抵抗135)を用いて、異なる信号線の断線を判定できる。
なお、診断制御部140は、断線区間を検出した場合でも、他の信号線の断線区間を確認しても良い。これは、多重障害に対応するためである。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態の情報処理装置12は、第1に実施形態の効果に加え、複数の信号線の断線を検出する効果を得ることできる。
その理由は、本実施形態の各信号線のおける区間の区切りに設けられた抵抗の組の抵抗値は、全ての信号線において同じ抵抗値となっている。そのため、診断制御部140は、同じ比較器147及び比較用の抵抗(抵抗132〜抵抗135)を用いて、複数の信号線の断線区間を判定(診断)できるからである。
<第4の実施形態>
次に、本発明に係る第4の実施形態について、図面を参照して説明する。
図7は、第4の実施形態に係る情報処理装置13の構成の一例を示すブロック図である。
情報処理装置13は、第1の実施形態の構成に加え、表示部108を含む点が異なる。そのため、第1の実施形態の同様の構成及び動作についての説明を省略し、本実施形態に特有の構成について説明する。
なお、本実施形態の情報処理装置13は、第1の実施形態と同様に、複数の基板を含んでも良い。また、本実施形態の診断制御部140は、第1の実施形態と同様に、図4に示すコンピュータを用いて実現されても良い。また、情報処理装置13は、第2の実施形態と同様に、コイルを含んでも良い。さらに、情報処理装置13は、第3の実施形態の同様に、複数の信号線を含んでも良い。
表示部108は、受信状態送信部150及び診断制御部140からの指示又は情報を基に、信号線21の状態を表示する。
例えば、受信状態送信部150から受信回路120の故障の情報を受信した場合、表示部108は、「異常」を表示する。ここで、表示部108の「異常」の表示は、特に制限はない。例えば、表示部108は、赤色のランプ又はLED(Light Emitting Diode)を点灯しても良い。あるいは、表示部108は、「異常」を示す文字又は画像を表示しても良い。
このように、情報処理装置13は、受信回路120で検出した異常を速やかに表示できる。
また、診断制御部140から故障区間の情報を受信した場合、表示部108は、故障位置(断線区間)を表示する。なお、診断制御部140から故障位置に対応する基板又は部材の情報を受信した場合、表示部108は、基板又は部材の名称を表示しても良い。このように、情報処理装置13は、故障位置(断線区間)又は故障部品を表示できる
なお、表示部108は、初期状態(診断制御部140及び受信状態送信部150から情報を受ける前)において、「正常」を表示しても良い。あるいは、表示部108は、診断制御部140又は受信状態送信部150からの指示を基に、表示を「正常」に戻しても良い。
なお、表示部108は、情報処理装置13に含まれる必要はない。表示部108は、別装置でも良い。例えば、表示部108は、ネットワークを介して接続する外部の装置に含まれても良い。あるいは、図4に示す表示機器670が、表示部108として動作しても良い。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態は、第1の実施形態の効果に加え、故障(断線)の発生及び故障位置を通知できるとの効果を得ることができる。
その理由は、表示部108が、診断制御部140及び受信状態送信部150から情報を受け取り、表示するためである。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10 情報処理装置
11 情報処理装置
12 情報処理装置
13 情報処理装置
21 信号線
22 信号線
23 信号線
50 抵抗
51 抵抗
52 抵抗
53 抵抗
56 抵抗
59 抵抗
60 抵抗
61 抵抗
70 コイル
72 コイル
74 コイル
76 コイル
78 コイル
80 コンデンサ
82 コンデンサ
100 基板
101 基板
102 基板
103 基板
104 コネクタ
105 コネクタ
106 コネクタ
108 表示部
110 送信回路
111 送信回路
112 送信回路
120 受信回路
121 受信回路
122 受信回路
130 比較部
131 セレクタ
132 抵抗
133 抵抗
134 抵抗
135 抵抗
136 抵抗
140 診断制御部
146 抵抗
147 比較器
148 セレクタ
150 受信状態送信部
170 区間
171 区間
172 区間
173 区間
600 診断制御部
610 CPU
620 ROM
630 RAM
640 内部記憶装置
650 IOC
660 入力機器
670 表示機器
680 NIC
700 記憶媒体

Claims (7)

  1. 信号線と、
    前記信号線に設けられた複数の区間の区切り点に設けられた接地された1つ又は複数の第1の抵抗と、
    前記信号線を駆動又は切り離した状態にする送信手段と、
    前記信号線を受信し前記信号線の異常を検出する受信手段と、
    前記受信手段が検出した前記信号線の異常を送信する受信状態送信手段と、
    前記信号線を選択して接続する第1の選択手段と、
    前記第1の選択手段と電源電圧との間に設置された第2の抵抗と、
    前記各区間に設けられた前記送信手段から遠い側に設けられた前記第1の抵抗までの合成抵抗値より大きく、前記区間の前記送信手段から近い側に設けられた前記第1の抵抗までの合成抵抗値より小さな抵抗値であり、前記各区間の判定に用いられる並列に接地された複数の第3の抵抗と、
    前記第3の抵抗のいずれか1つを選択する第2の選択手段と、
    前記第2の選択手段と電源電圧との間に設置された第4の抵抗と、
    前記第1の選択手段の電圧と前記第2の選択手段の電圧とを比較する比較手段と、
    受信状態送信手段から異常を受信した時に、前記送信手段に前記信号線の切離しを指示後、前記第1の選択手段を制御して前記信号線を前記比較手段に接続し、前記第2の選択手段を制御して前記区間の順番に沿って診断対象となる前記区間の判定に用いられる前記第3の抵抗を前記比較手段に接続し、接続した時の前記比較手段の比較結果の変化を基に前記信号線の故障区間を診断する診断制御手段と
    を含む情報処理装置。
  2. 前記第1の抵抗が、前記信号線の経路の部品の範囲に沿って設けられた
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1の抵抗と前記信号線との間にコイルを含む
    請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記送信手段及び前記受信手段が複数の信号線と接続し、
    前記第1の選択手段が、前記複数の信号線のいずれか1つを選択して前記比較手段に接続する
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載に情報処理装置。
  5. 前記受信状態送信手段及び前記診断制御手段からの指示を基に前記信号線に関連する情報を表示する表示手段と含む
    請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 情報処理装置において、
    信号線と、
    前記信号線に設けられた複数の区間の区切り点に設けられた接地された1つ又は複数の第1の抵抗と、
    前記信号線を駆動又は切り離した状態にする送信手段と、
    前記信号線を受信し前記信号線の異常を検出する受信手段と、
    前記受信手段が検出した前記信号線の異常を送信する受信状態送信手段と、
    前記信号線を選択して接続する第1の選択手段と、
    前記第1の選択手段と電源電圧との間に設置された第2の抵抗と、
    前記各区間に設けられた前記送信手段から遠い側に設けられた前記第1の抵抗までの合成抵抗値より大きく、前記区間の前記送信手段から近い側に設けられた前記第1の抵抗までの合成抵抗値より小さな抵抗値であり、前記各区間の判定に用いられる並列に接地された複数の第3の抵抗と、
    前記第3の抵抗のいずれか1つを選択する第2の選択手段と、
    前記第2の選択手段と電源電圧との間に設置された第4の抵抗と、
    前記第1の選択手段の電圧と前記第2の選択手段の電圧とを比較する比較手段と
    を含み、
    受信状態送信手段から異常を受信した時に、前記送信手段に前記信号線の切離しを指示後、前記第1の選択手段を制御して前記信号線を前記比較手段に接続し、前記第2の選択手段を制御して前記区間の順番に沿って診断対象となる前記区間の判定に用いられる前記第3の抵抗を前記比較手段に接続し、接続した時の前記比較手段の比較結果の変化を基に前記信号線の故障区間を診断する診断方法。
  7. 情報処理装置において、
    信号線と、
    前記信号線に設けられた複数の区間の区切り点に設けられた接地された1つ又は複数の第1の抵抗と、
    前記信号線を駆動又は切り離した状態にする送信手段と、
    前記信号線を受信し前記信号線の異常を検出する受信手段と、
    前記受信手段が検出した前記信号線の異常を送信する受信状態送信手段と、
    前記信号線を選択して接続する第1の選択手段と、
    前記第1の選択手段と電源電圧との間に設置された第2の抵抗と、
    前記各区間に設けられた前記送信手段から遠い側に設けられた前記第1の抵抗までの合成抵抗値より大きく、前記区間の前記送信手段から近い側に設けられた前記第1の抵抗までの合成抵抗値より小さな抵抗値であり、前記各区間の判定に用いられる並列に接地された複数の第3の抵抗と、
    前記第3の抵抗のいずれか1つを選択する第2の選択手段と、
    前記第2の選択手段と電源電圧との間に設置された第4の抵抗と、
    前記第1の選択手段の電圧と前記第2の選択手段の電圧とを比較する比較手段と
    を含み、
    受信状態送信手段から異常を受信した時に、前記送信手段に前記信号線の切離しを指示後、前記第1の選択手段を制御して前記信号線を前記比較手段に接続し、前記第2の選択手段を制御して前記区間の順番に沿って診断対象となる前記区間の判定に用いられる前記第3の抵抗を前記比較手段に接続し、接続した時の前記比較手段の比較結果の変化を基に前記信号線の故障区間を診断する処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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