JP2007288846A - マルチ出力電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】変化可能なデジタル制御される予備コンバータを各出力ユニットのコンバータに対して並列に接続することにより、単一の予備コンバータによってすべての出力ユニットの並列冗長運転を可能とし、構成を簡素化することができ、コストを低くすることができるようにする。
【解決手段】コンバータを備える出力ユニットを複数有するマルチ出力電源装置であって、前記出力ユニットに対して並列に接続された出力電圧を変化可能な1つの予備コンバータと、該予備コンバータを制御するデジタル制御回路20とを有し、前記予備コンバータによってすべての出力ユニットの並列冗長運転を可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、マルチ出力電源装置に関するものである。
従来、電子装置、電気装置等の各種の電力消費装置に電力を供給する電源装置としては、電力消費装置が複数台である場合であっても、1台の電源装置から複数台の電力消費装置に対して電力を供給するマルチ出力電源装置が広く使用されている(例えば、特許文献1参照。)。このようなマルチ出力電源装置においては、1つの出力コンバータに対して1つの予備コンバータを接続するようになっている(例えば、特許文献2参照。)。
図2は従来のマルチ出力電源装置の構成を示す図である。
図には、出力数がn個のマルチ出力電源装置が示されており、該マルチ出力電源装置はn個の出力ユニット90a〜90nを有する。なお、nは任意の自然数である。
そして、前記出力ユニット90a〜90nは、各々、コンバータ91a〜91n及び制御回路92a〜92nを備える。ここで、前記コンバータ91a〜91nの出力電圧1〜出力電圧nは制御回路92a〜92nにフィードバックされるようになっている。そして、該制御回路92a〜92nは、出力電圧1〜出力電圧nを基準電圧と比較し、比較結果に基づいてコンバータ91a〜91nに対して電圧制御用のPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)信号を発信することによって、前記コンバータ91a〜91nにおけるスイッチングのデューティ比を制御する。これにより、出力電圧1〜出力電圧nを安定させることができる。
また、前記出力ユニット90a〜90nは、各々、コンバータ91a〜91nに並列に接続された予備コンバータ93a〜93n、及び、該予備コンバータ93a〜93nを制御するための制御回路94a〜94nを備えている。
次に、前記出力ユニット90aの動作について説明する。
該出力ユニット90aは、通常、コンバータ91a及び予備コンバータ93aの両方から出力電圧を供給するようになっている。しかし、コンバータ91aが破損した場合には予備コンバータ93aから出力電圧を供給し、同様に、予備コンバータ93aが破損した場合にはコンバータ91aから出力電圧を供給する。そのため、コンバータ91a及び予備コンバータ93aは、単体でも出力ユニット90aに求められる負荷容量に対応する電源容量を備えるコンバータ回路となっている。
なお、他の出力ユニット90b〜90nの動作は、前記出力ユニット90aの動作と同様であるので、その説明を省略する。
特開平1−270743号公報 特開平7−241031号公報
しかしながら、前記従来のマルチ出力電源装置においては、出力ユニット90a〜90nの各々がコンバータ91a〜91nとともに予備コンバータ93a〜93nを各々必要とするので、必要な電源容量の2倍のコンバータを使用することになり、コストが高くなってしまう。
本発明は、前記従来のマルチ出力電源装置の問題点を解決して、変化可能なデジタル制御される予備コンバータを各出力ユニットのコンバータに対して並列に接続することにより、単一の予備コンバータによってすべての出力ユニットの並列冗長運転を可能とし、構成を簡素化することができ、コストを低くすることができるマルチ出力電源装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明のマルチ出力電源装置においては、コンバータを備える出力ユニットを複数有するマルチ出力電源装置であって、前記出力ユニットに対して並列に接続された出力電圧を変化可能な1つの予備コンバータと、該予備コンバータを制御するデジタル制御回路とを有し、前記予備コンバータによってすべての出力ユニットの並列冗長運転を可能とする。
本発明の他のマルチ出力電源装置においては、さらに、前記予備コンバータを常時動作させることによって、特定の出力ユニットが破損した場合に電力低下を防止する。
本発明の更に他のマルチ出力電源装置においては、さらに、前記予備コンバータは、前記特定の出力ユニットのコンバータの出力電圧と同等の出力電圧で動作する。
本発明の更に他のマルチ出力電源装置においては、さらに、前記出力ユニットは、並列に接続された複数のコンバータを備え、該複数のコンバータは常時並列運転を行い、前記出力ユニットが破損した場合に電力低下を防止する。
本発明の更に他のマルチ出力電源装置においては、さらに、前記コンバータは、活線挿抜可能なコンバータモジュールに含まれ、停止することなく復旧可能である。
本発明の更に他のマルチ出力電源装置においては、コンバータを備える出力ユニットを複数有するマルチ出力電源装置であって、前記出力ユニットに対して並列に接続された出力電圧を変化可能な1つの予備コンバータと、該予備コンバータを制御するデジタル制御回路とを有し、該デジタル制御回路が各出力ユニットの負荷電流を検知し、前記予備コンバータによって負荷電流の大きい出力ユニットを補う。
本発明の更に他のマルチ出力電源装置においては、コンバータを備える出力ユニットを複数有するマルチ出力電源装置であって、前記出力ユニットに対して並列に接続された出力電圧を変化可能な1つの予備コンバータと、該予備コンバータを制御するデジタル制御回路とを有し、該デジタル制御回路が各出力ユニットのコンバータの温度を検知し、前記予備コンバータによって温度の高いコンバータの出力ユニットを補う。
本発明によれば、マルチ出力電源装置は、変化可能なデジタル制御される予備コンバータを各出力ユニットのコンバータに対して並列に接続するようになっている。これにより、単一の予備コンバータによってすべての出力ユニットの並列冗長運転を可能とし、構成を簡素化することができ、コストを低くすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるマルチ出力電源装置の構成を示す図である。
図に示されるように、本実施の形態におけるマルチ出力電源装置は、出力数がn個のマルチ出力電源であり、n個の出力ユニット10a〜10n及び単一の予備ユニット15を有する。なお、nは任意の自然数である。
そして、前記出力ユニット10a〜10nは、各々、コンバータ11a〜11nを備え、前記予備ユニット15は単一の予備コンバータ12を備える。なお、該予備コンバータ12は、FET(Field Effect Transistor)等から成るスイッチ13a〜13nを介して、コンバータ11a〜11nに並列に接続されている。また、前記出力ユニット10a〜10nの出力電圧1〜出力電圧nは、コンデンサ14a〜14nを介して接地されている。
ここで、前記コンバータ11a〜11nは、従来のコンバータであってもよいし、デジタル制御されるコンバータのいずれであってもよいが、本実施の形態においては、デジタル制御されるコンバータであり、DSP(Digital Signal Processor)等のデジタル制御回路20によって制御されるものとして説明する。
また、前記予備コンバータ12は、デジタル制御回路20によって制御される出力電圧を変化させることが可能なコンバータである。そして、前記予備コンバータ12は、出力電圧LOW信号によって出力電圧を変化させる。
前記コンバータ11a〜11n及び予備コンバータ12が出力電圧をアナログ信号としてデジタル制御回路20にフィードバックすると、該デジタル制御回路20は、内蔵する図示されないA/D変換器を介して、前記出力電圧を検知する。そして、前記デジタル制御回路20は、前記コンバータ11a〜11n及び予備コンバータ12に電圧制御用のPWM信号を発信することによって、前記コンバータ11a〜11n及び予備コンバータ12におけるスイッチングのデューティ比を制御する。これにより、出力電圧1〜出力電圧nを安定させることができる。また、前記デジタル制御回路20がA/D変換器を介して出力電圧を検知するので、前記コンバータ11a〜11n及び予備コンバータ12は、設定電圧を容易に変化させることができる。なお、前記出力ユニット10a〜10n、コンバータ11a〜11n、スイッチ13a〜13n及びコンデンサ14a〜14nを、各々、統合的に説明する場合には、出力ユニット10、コンバータ11、スイッチ13及びコンデンサ14として説明する。
次に、前記構成のマルチ出力電源装置の動作について説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態における電圧の変化を示す図である。なお、図3(a)は出力電圧1の電圧の変化を示し、図3(b)は出力電圧1に対応するコンバータの電圧の変化を示し、図3(c)は予備コンバータの電圧の変化を示している。
通常動作の場合、コンバータ11a〜11nの各々が正常に動作し、予備コンバータ12は停止状態となっている。
ここでは、出力電圧1に対応する出力ユニット10aの回路が破損した場合の動作について説明する。
前記出力ユニット10aのコンバータ11aが破損すると、図3(b)に示されるように、コンバータ11aの出力電圧が低下する。この場合、コンバータ11aの出力電圧がフィードバックされているので、デジタル制御回路20は、前記コンバータ11aの出力電圧の低下を検知する。
そして、前記デジタル制御回路20は、図3(c)に示されるように、予備コンバータ12をコンバータ11aの設定電圧で立ち上がらせる。それと同時に、前記デジタル制御回路20は、スイッチ13aに対してオン信号を発信し、該スイッチ13aをオンにする。これにより、図3(a)に示されるように、出力電圧1が維持される。
なお、予備コンバータ12を作動させても、コンバータ11aの電圧の低下によって、図3(a)に示されるように、出力電圧1は一時的に電圧が低下するので、コンデンサ14aは、出力電圧1の変動範囲を維持することができる静電容量を備えている。
また、他の出力ユニット10b〜10nの回路が破損した場合の動作は、出力ユニット10aの場合と同様であるので、説明を省略する。
このように、本実施の形態においては、予備コンバータ12の出力電圧を変化させることが可能なデジタル制御回路20を使用することによって、出力数がn個のマルチ出力電源におけるコンバータ11a〜11nのいずれが破損した場合であっても、単一の予備コンバータ12によって出力電圧を維持することができる。すなわち、予備コンバータ12によってすべての出力ユニット10の並列冗長運転が可能となっている。
なお、本実施の形態においては、コンバータ11a〜11nの破損時に出力電圧を維持し、電源を停止させることなく切り替えを行う場合について説明したが、1度電源を停止し、次の立ち上げ時に正常動作する制御方式にすると、ワンストップ電源としても適用することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図4は本発明の第2の実施の形態における電圧の変化を示す図である。なお、図4(a)は出力電圧1の電圧の変化を示し、図4(b)は出力電圧1に対応するコンバータの電圧の変化を示し、図4(c)は予備コンバータの電圧の変化を示している。
本実施の形態におけるマルチ出力電源装置は、その構成が、前記第1の実施の形態と同様であるので、構成についての説明を省略し、動作についてのみ説明する。
通常動作の場合、コンバータ11a〜11nの各々が正常に動作し、予備コンバータ12は1つの出力電圧に設定されて動作している。ここでは、該1つの出力電圧がコンバータ11aの設定電圧、すなわち、出力電圧1に等しいものとして説明する。
そして、通常動作の場合、予備コンバータ12は出力電圧1に設定された状態でコンバータ11aと並列運転されている。このとき、スイッチ13aはオンになっていて、出力電圧1には、出力ユニット10aのコンバータ11a及び予備ユニット15の予備コンバータ12の2つから電圧が供給されている。
そのため、前記出力ユニット10aのコンバータ11aが破損すると、図4(b)に示されるように、コンバータ11aの出力電圧1が低下するが、デジタル制御回路20が予備コンバータ12を制御して、該予備コンバータ12がコンバータ11aの設定電圧で、図4(c)に示されるように、電圧を供給し続ける。したがって、図4(a)に示されるように、出力電圧1は、電圧が低下することなく一定に維持される。
次に、出力電圧2に対応する出力ユニット10bのコンバータ11bが破損した場合の動作について説明する。この場合、図3を援用して説明する。
前記コンバータ11bが破損すると、図3(b)に示されるのと同様に、コンバータ11bの出力電圧が低下する。この場合、コンバータ11bの出力電圧がフィードバックされているので、デジタル制御回路20は、前記コンバータ11bの出力電圧の低下を検知する。
そして、前記デジタル制御回路20は、予備コンバータ12の出力電圧をコンバータ11bの設定電圧に変化させる。それと同時に、前記デジタル制御回路20は、スイッチ13bに対してオン信号を発信し、該スイッチ13bをオンにする。これにより、図3(a)に示されるのと同様に、出力電圧2が維持される。
なお、予備コンバータ12を作動させても、コンバータ11bの電圧の低下によって、出力電圧2は一時的に電圧が低下するので、コンデンサ14bは、出力電圧2の変動範囲を維持することができる静電容量を備えている。また、出力ユニット10b〜10nの回路が破損した場合の動作は、いずれも同様であるので、他の出力ユニットについての説明を省略する。
このように、本実施の形態においては、通常動作の場合にも予備コンバータ12を1つの出力電圧に設定し、当該出力電圧に対応する1つのコンバータ11と並列冗長運転を行わせるようになっている。そのため、前記1つのコンバータ11が破損した場合でも、その出力電圧を維持することができる。
また、前記1つのコンバータ11が破損した場合でも電圧が低下することがないので、前記1つの出力電圧に対応するコンデンサ14を小型化することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、第1及び第2の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1及び第2の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図5は本発明の第3の実施の形態におけるマルチ出力電源装置の構成を示す図である。
図に示されるように、本実施の形態におけるマルチ出力電源装置は、出力数がn個のマルチ出力電源であり、n個の出力ユニット10a〜10n及び単一の予備ユニット15を有する。そして、出力ユニット10は、必要な電源容量の半分又は数等分した小型容量のコンバータ11を並列に接続している。図示される例において、出力ユニット10aはコンバータ11a−1及び11a−2を備え、出力ユニット10bはコンバータ11b−1及び11b−2を備え、出力ユニット10nはコンバータ11n−1及び11n−2を備えている。
また、予備ユニット15は単一の予備コンバータ12を備え、該予備コンバータ12の容量は、小型容量のコンバータ11の容量と同等である。その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
次に、本実施の形態におけるマルチ出力電源装置の動作について説明する。
通常動作の場合、コンバータ11a−1〜11n−2の各々が正常に動作し、予備コンバータ12は停止状態となっている。
ここでは、出力電圧1に対応する出力ユニット10aの回路が破損した場合の動作について説明する。
前記出力ユニット10aのコンバータ11a−1が破損すると、該コンバータ11a−1の出力電圧が低下する。この場合、コンバータ11a−1の出力電圧がフィードバックされているので、デジタル制御回路20は、前記コンバータ11a−1の出力電圧の低下を検知する。そして、前記デジタル制御回路20は、予備コンバータ12をコンバータ11a−1の設定電圧で立ち上がらせる。それと同時に、前記デジタル制御回路20は、スイッチ13aに対してオン信号を発信し、該スイッチ13aをオンにする。
なお、コンバータ11a−1の出力電圧の低下が検知されてから予備コンバータ12が立ち上がるまでの間は、コンバータ11a−2が一時的に過負荷となって動作する。しかし、前記予備コンバータ12が立ち上がった後は、出力電圧1がコンバータ11a−2及び予備コンバータ12から供給されるので、コンバータ11a−2の過負荷状態は解除される。
また、他の出力ユニット10b〜10nの回路が破損した場合の動作は、出力ユニット10aの場合と同様であるので、説明を省略する。
このように、本実施の形態においては、各出力ユニット10のコンバータ11を小型にして常時並列運転を行うようになっている。そのため、1つのコンバータ11が破損した場合、予備コンバータ12が立ち上がるまでの間、破損したコンバータ11と並列に接続されているコンバータ11を一時的に過負荷で動作させることによって、出力電圧を低下させないようにすることができる。
また、破損時に出力電圧が低下することがないので、すべてのコンデンサ14を小型化することができる。
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、第1〜第3の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1〜第3の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図6は本発明の第4の実施の形態における出力ユニットの構成を示す図である。
本実施の形態において、出力ユニット10aは、図に示されるように、コンバータ11a−1を含むコンバータモジュール16−1及びコンバータ11a−2を含むコンバータモジュール16−2を備える。そして、前記コンバータモジュール16−1及びコンバータモジュール16−2は活線挿抜可能な構成になっている。この場合、前記コンバータモジュール16−1及びコンバータモジュール16−2は、入力、出力、電圧制御及び電圧フィードバックの4つのラインを活線挿抜することができる。なお、コンバータモジュール16−1及びコンバータモジュール16−2を統合的に説明する場合には、コンバータモジュール16として説明する。
次に、本実施の形態におけるマルチ出力電源装置の動作について説明する。
通常動作の場合、コンバータ11a−1〜11n−2の各々が正常に動作し、予備コンバータ12は停止状態となっている。
ここでは、出力電圧1に対応する出力ユニット10aの回路が破損した場合の動作について説明する。
前記出力ユニット10aのコンバータ11a−1が破損すると、該コンバータ11a−1の出力電圧が低下する。この場合、コンバータ11a−1の出力電圧がフィードバックされているので、デジタル制御回路20は、前記コンバータ11a−1の出力電圧の低下を検知する。そして、前記デジタル制御回路20は、予備コンバータ12をコンバータ11a−1の設定電圧で立ち上がらせる。それと同時に、前記デジタル制御回路20は、スイッチ13aに対してオン信号を発信し、該スイッチ13aをオンにする。
なお、コンバータ11a−1の出力電圧の低下が検知されてから予備コンバータ12が立ち上がるまでの間は、コンバータ11a−2が一時的に過負荷となって動作する。しかし、前記予備コンバータ12が立ち上がった後は、出力電圧1がコンバータ11a−2及び予備コンバータ12から供給されるので、コンバータ11a−2の過負荷状態は解除される。
そして、コンバータ11a−1の破損時には、デジタル制御回路20は、起動することができる状態で常に電圧制御用のPWM信号を出し続けている。また、前記コンバータ11a−1は活線挿抜可能なコンバータモジュール16−1に含まれているので、電源通電時に該コンバータモジュール16−1を取り外し、取り外したコンバータモジュール16−1の代わりに正常なコンバータ11を含む新しいコンバータモジュール16を取り付ける。すると、新しいコンバータモジュール16を取り付けた後、正常なコンバータ11は電圧制御用のPWM信号を受信して自動的に立ち上がる。そして、デジタル制御回路20は、正常なコンバータ11からフィードバックされた出力電圧によって、コンバータ11が復旧したことを検知し、予備コンバータ12をオフにする。同時に、スイッチ13aに対してオフ信号を発信し、該スイッチ13aをオフにし、破損前の状態に復旧する。
このように、本実施の形態においては、コンバータモジュール16が活線挿抜可能になっているので、電源を停止させることなく、復旧することができる。
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。なお、第1〜第4の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1〜第4の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図7は本発明の第5の実施の形態におけるマルチ出力電源装置の構成を示す図である。
図に示されるように、本実施の形態におけるマルチ出力電源装置は、出力数がn個のマルチ出力電源であり、n個の出力ユニット10a〜10n及び単一の予備ユニット15を有する。そして、各出力ユニット10a〜10nの負荷電流を検知するために電流検知回路を備え、負荷電流をアナログ信号としてデジタル制御回路20にフィードバックするようになっている。
なお、コンデンサ14a〜14nは省略されている。その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
次に、本実施の形態におけるマルチ出力電源装置の動作について説明する。
図8は本発明の第5の実施の形態における出力ユニットの負荷電流の変化を示す図である。なお、図8(a)は1番目の出力ユニットの負荷電流の変化を示し、図8(b)は2番目の出力ユニットの負荷電流の電圧の変化を示し、図8(c)は3番目の出力ユニットの負荷電流の変化を示している。
ここでは、出力電圧1に対応する出力ユニット10aの負荷電流が増加した場合の動作について説明する。
図8(a)に示されるように、前記出力ユニット10aの負荷電流が増加すると、該負荷電流がフィードバックされているので、デジタル制御回路20は、前記出力ユニット10aの負荷電流の増加を検知する。そして、前記デジタル制御回路20は、予備コンバータ12の出力電圧をコンバータ11aの設定電圧に変化させる。それと同時に、前記デジタル制御回路20は、スイッチ13aに対してオン信号を発信し、該スイッチ13aをオンにする。これにより、出力ユニット10aのコンバータ11a及び予備ユニット15の予備コンバータ12の2つから電力が供給される。
なお、負荷電流が増加してから予備コンバータ12が接続されるまでの間、コンバータ11aは一時的に過負荷となるが、一時的であるので発熱が少なく、予備コンバータ12が接続された後は、発熱が分散される。
また、他の出力ユニット10b〜10nの負荷電流が増加した場合の動作は、図8(b)及び(c)に示されるように、出力ユニット10aの場合と同様であるので、説明を省略する。
このように、本実施の形態においては、予備コンバータ12の出力電圧を変化させることが可能なデジタル制御回路20を使用することによって、負荷電流の増加した出力ユニット10のコンバータ11を予備コンバータ12によって補うことができる。そのため、出力ユニット10のコンバータ11の容量を低減することができ、コンバータ11を小型化することができ、マルチ出力電源装置全体を小型化することができる。
なお、本実施の形態においては、予備コンバータ12の数が1つであるものとして説明したが、複数の出力ユニット10における負荷電流の増加が重なる場合には、予備コンバータ12の数を増加させることによって、負荷電流の増加を許容することができる。
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。なお、第1〜第5の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略する。また、前記第1〜第5の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
図9は本発明の第6の実施の形態におけるマルチ出力電源装置の構成を示す図である。
本実施の形態におけるマルチ出力電源装置は、各出力ユニット10a〜10nのコンバータ11a〜11nにサーミスタ等の図示されない温度検知素子が取り付けられており、図に示されるように、該温度検知素子の出力する温度検知信号をアナログ信号としてデジタル制御回路20にフィードバックするようになっている。その他の点の構成については、前記第5の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
次に、本実施の形態におけるマルチ出力電源装置の動作について説明する。
ここでは、出力電圧1に対応する出力ユニット10aの負荷電流が増加した場合の動作について説明する。
前記出力ユニット10aの負荷電流が増加すると、コンバータ11aの負荷が増大し温度が上昇する。本実施の形態においては、コンバータ11aの温度がフィードバックされているので、デジタル制御回路20は、前記コンバータ11aの温度の上昇を検知する。そして、前記デジタル制御回路20は、予備コンバータ12の出力電圧をコンバータ11aの設定電圧に変化させる。それと同時に、前記デジタル制御回路20は、スイッチ13aに対してオン信号を発信し、該スイッチ13aをオンにする。これにより、出力ユニット10aのコンバータ11a及び予備ユニット15の予備コンバータ12の2つから電力が供給されるので、コンバータ11aの温度が低下する。
このように、本実施の形態においては、予備コンバータ12の出力電圧を変化させることが可能なデジタル制御回路20を使用することによって、負荷電流の増加した出力ユニット10のコンバータ11を予備コンバータ12によって補うことができる。そのため、出力ユニット10のコンバータ11の温度上昇を抑制し、コンバータ11を小型化することができる。また、マルチ出力電源装置全体の寿命を延ばすことができる。
なお、本実施の形態においては、予備コンバータ12の数が1つであるものとして説明したが、複数の出力ユニット10における負荷電流の増加が重なる場合には、予備コンバータ12の数を増加させることによって、負荷電流の増加を許容することができる。
また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態におけるマルチ出力電源装置の構成を示す図である。 従来のマルチ出力電源装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における電圧の変化を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における電圧の変化を示す図である。 本発明の第3の実施の形態におけるマルチ出力電源装置の構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態における出力ユニットの構成を示す図である。 本発明の第5の実施の形態におけるマルチ出力電源装置の構成を示す図である。 本発明の第5の実施の形態における出力ユニットの負荷電流の変化を示す図である。 本発明の第6の実施の形態におけるマルチ出力電源装置の構成を示す図である。
符号の説明
10a、10b、10n 出力ユニット
11a、11b、11n、11a−1、11a−2、11b−1、11b−2、11n−1、11n−2 コンバータ
12 予備コンバータ
16−1、16−2 コンバータモジュール
20 デジタル制御回路

Claims (7)

  1. (a)コンバータを備える出力ユニットを複数有するマルチ出力電源装置であって、
    (b)前記出力ユニットに対して並列に接続された出力電圧を変化可能な1つの予備コンバータと、
    (c)該予備コンバータを制御するデジタル制御回路とを有し、
    (d)前記予備コンバータによってすべての出力ユニットの並列冗長運転を可能とすることを特徴とするマルチ出力電源装置。
  2. 前記予備コンバータを常時動作させることによって、特定の出力ユニットが破損した場合に電力低下を防止する請求項1に記載のマルチ出力電源装置。
  3. 前記予備コンバータは、前記特定の出力ユニットのコンバータの出力電圧と同等の出力電圧で動作する請求項2に記載のマルチ出力電源装置。
  4. 前記出力ユニットは、並列に接続された複数のコンバータを備え、該複数のコンバータは常時並列運転を行い、前記出力ユニットが破損した場合に電力低下を防止する請求項1に記載のマルチ出力電源装置。
  5. 前記コンバータは、活線挿抜可能なコンバータモジュールに含まれ、停止することなく復旧可能である請求項1〜4のいずれか1項に記載のマルチ出力電源装置。
  6. (a)コンバータを備える出力ユニットを複数有するマルチ出力電源装置であって、
    (b)前記出力ユニットに対して並列に接続された出力電圧を変化可能な1つの予備コンバータと、
    (c)該予備コンバータを制御するデジタル制御回路とを有し、
    (d)該デジタル制御回路が各出力ユニットの負荷電流を検知し、前記予備コンバータによって負荷電流の大きい出力ユニットを補うことを特徴とするマルチ出力電源装置。
  7. (a)コンバータを備える出力ユニットを複数有するマルチ出力電源装置であって、
    (b)前記出力ユニットに対して並列に接続された出力電圧を変化可能な1つの予備コンバータと、
    (c)該予備コンバータを制御するデジタル制御回路とを有し、
    (d)該デジタル制御回路が各出力ユニットのコンバータの温度を検知し、前記予備コンバータによって温度の高いコンバータの出力ユニットを補うことを特徴とするマルチ出力電源装置。
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