JP4642347B2 - ストレージシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ホストコンピュータ又は他のストレージシステムと通信可能に接続されるストレージシステム及びその制御方法に関する。特に、ストレージシステムのディスクユニット部及びディスクユニット部の駆動制御方法に関するものである。
従来、ディスクアレイ装置において、該装置が備える全てのハードディスク(以下、「ディスク」と表記する)がSTAND BY状態、及びOperate W/R状態での電源装置の冗長性を維持しつつ、電源装置の大型化及びコスト高を回避することを可能とした電源制御装置電源制御方法が提案されている。この提案に係るディスクアレイ装置は、複数のディスクと、複数の電源装置と、電源制御部とを備え、電源制御部が、各電源装置からの供給電流を合算して、各ディスクの個々の状態に応じた電力を各ディスクへ供給するよう制御する(例えば特許文献1参照)。
特開2001-186655号公報
近年、ストレージシステムのディスク(HDD)の実装密度が増加し、またストレージシステムに搭載されるHDDの数も増加している。そして、この傾向は今後より一層顕著になる。
このよう状況において、我々は次のような問題に着目した。
(1)ストレージシステムの電源OFF/ON後のディスク(HDD)立ち上げ時間は、搭載されるディスク(HDD)の数に応じて長くなること、
(2)このためストレージシステムの立上開始時間を実際の稼働時間よりかなり早めに立ち上げる必要があること、
(3)一定時間でストレージシステムを保守または点検する場合には、保守または点検時間を短縮する必要があること。
具体的には、ディスクのスピンアップには、通常約30秒程度の時間を要し、各々の電源回路(商用電源からの給電を受けて所定電圧の直流電力を出力するための電源回路。冗長化のため、負荷であるディスク側に対して2台以上並列接続されている場合もある)毎に、実装されている複数枚のディスクを1つ1つスピンアップした場合、ディスクアレイ装置全体としてのスピンアップに要する時間は、例えば実装されたディスクの数が32枚であるとすれば、合計で16分になる。これは、実装された各ディスクが全て1回で正常にスピンアップを終了した場合に要する時間であり、全部のディスクについて、最初のスピンアップが異常で終了したために再度スピンアップを実行した場合には、上記16分の略2倍の約30分を費やすことになる。
そのため、上記ディスクアレイ装置の稼動開始時間(立ち上げ時間)の少なくとも30分前には、上記ディスクアレイ装置の駆動電源を投入する必要があり、上記ディスクアレイ装置のオペレータの束縛時間が長くなるという問題がある。また、上記ディスクアレイ装置の定期点検や保守等の作業を行うために、一旦駆動電源をOFFにすると、上記スピンアップに要する時間(16分、或いは30分)が上記定期点検や保守等の作業に要する時間に必要となるので、上記定期点検等の作業時間が短縮されてしまうという問題もあった。
本発明の目的はストレージシステムの動作の効率性または信頼性を向上させることである。
具体的には、第一の目的は、短時間にディスクユニット部を立ち上げることができるストレージシステムを提供することである。
また、第二の目的は、小さい電源(電力容量)を用いてディスクユニット部を駆動させることができるストレージシステムを提供することである。
本発明は、ホストコンピュータ(上位装置)と通信可能に接続されるストレージシステムであって、複数のディスクを備え、かつ上位装置からのデータを格納するディスクユニット部(記憶装置)と、上記ホストコンピュータからのデータを一時保持するメモリとを備え、かつ上記記憶装置を制御する記憶制御装置を有し、さらに上記複数のディスクを有するディスクユニット部が、直流電圧/直流電圧変換部(DC/DCコンバータ)を有し、上記ディスクユニット部を立ち上げるときに複数のハードディスクを纏めて立ち上げる(スピンアップ動作させる)ことを特徴とするものである。
また、本発明は、ホストコンピュータ(上位装置)と通信可能に接続されるストレージシステムであって、複数のディスクを備え、かつ上位装置からのデータを格納するディスクユニット部(記憶装置)と、上記ホストコンピュータからのデータを一時保持するメモリとを備え、かつ上記記憶装置を制御する記憶制御装置を有し、ディスクユニット部を立ち上げる前に、少なくともそのディスクユニット部に供給される電源の状態、電源パスの状態、DC−DCコンバータの状態のいずれかを診断し、その診断結果に基づいて、立ち上げるディスクの数、またはディスク群の範囲を変更することを特徴とするものである。
また、本発明に従うストレージシステムは、ホストコンピュータ又は他のストレージシステムと通信可能に接続されるもので、上記ホストコンピュータとの間でデータの授受を行うチャネルアダプタと、上記チャネルアダプタを通じて上記ホストコンピュータから伝送されるデータを一時的に保持するキャッシュメモリと、上記ホストコンピュータから送信されるデータを保存するための複数のハードディスクが実装されたディスク駆動装置を複数有するディスクユニット部と、上記キャッシュメモリに一時的に保持されているデータを入力して、上記各ハードディスクに出力するディスクアダプタと、を備え、上記各ディスクユニット部が、上記各ハードディスク毎に設けられた、上記各ハードディスクに対して個別に一定電圧で直流電力を供給するための複数の直流電圧/直流電圧変換部と、上記各直流電圧/直流電圧変換部に対して夫々並列接続された、商用電源からの給電を受けて一定電圧の直流電力を生成して、上記各直流電圧/直流電圧変換部に供給する複数の直流電源供給部と、上記各ハードディスク毎に設けられた、上記各直流電圧/直流電圧変換部、及び上記各直流電源供給部が正常状態かどうか検知する複数の電源状態検知部と、を有し、上記ディスクアダプタが、上記各電源状態検知部から正常状態である旨の通知があった場合には、上記各ハードディスクの全部が略同時にスピンアップ動作するように、また、上記各直流電源供給部の何れか一方が正常状態でない旨の通知があった場合には、上記各ハードディスクを予め決められた数にグループ分けされて形成された各グループ別にスピンアップ動作するように、上記ディスク駆動装置を制御する制御部、を有する。
本発明に係る好適な実施形態では、上記制御部が、上記各電源状態検知部から上記各直流電源供給部の何れか一方が正常状態でない旨の通知があった場合には、上記制御に加えて又は上記制御に代えて、上記各ハードディスクのアイドルシーク時間が重ならないように、上記各ハードディスクのスピンアップ動作開始時間をずらすようにしている。
上記とは別の実施形態では、上記制御部が、上記各電源状態検知部から上記各直流電源供給部の何れか一方が正常状態でない旨の通知があった場合には、上記制御に加えて又は上記制御に代えて、上記各ハードディスクのアイドルシーク時間が重ならないように、上記各ハードディスクを予め決められた数にグループ分けされて形成された各グループ別にスピンアップ動作するようにしている。
また、上記とは別の実施形態では、上記制御部が、上記各電源状態検知部から上記各直流電源供給部の何れか一方が正常状態でない旨の通知があった場合には、上記制御に加えて又は上記制御に代えて、上記各ハードディスクのスピンアップ動作時間が重ならないように、上記各ハードディスクのスピンアップ動作開始時間をずらすようにしている。
更に、上記とは別の実施形態では、上記制御部が、上記各電源状態検知部から上記各直流電源供給部の何れか一方が正常状態でない旨の通知があった場合には、上記制御に加えて又は上記制御に代えて、上記各ハードディスクのスピンアップ動作時間が重ならないように、上記各ハードディスクを予め決められた数にグループ分けされて形成された各グループ別にスピンアップ動作するようにしている。
本発明の上記とは別の観点に従うストレージシステムでは、このシステムの駆動電源が投入された後、電源供給部が正常であれば、各ディスクのスピンアップ動作が同時に行われるように各ディスク駆動装置が制御される。
本発明の上記とは別の観点に従うストレージシステムでは、同一の電源から各ディスクをスピンアップするための駆動電源が供給される。
本発明の上記とは別の観点に従うストレージシステムでは、このシステムの駆動電源が投入された後、電源供給部が正常であれば、各ディスク駆動装置別に配置された発光素子が一斉に遅い点滅状態から点灯状態に見えるように制御される制御方法を採用し得る。
また、本発明の上記とは別の観点に従うストレージシステムでは、各ディスク駆動装置毎に、各ディスクの動作状態を示す第1の色で点灯する第1の発光素子、各ディスクが異常状態の場合に第2の色で点灯する第2の発光素子、及び第3の色で点灯する第3の発光素子を備える。
そして、この構成において、上記第1、第2、及び第3の発光素子の駆動を適宜に制御することにより、種々の状態表示を実行する制御方法を採用し得る。上記状態表示には、例えば、各ディスクがスピンアップ待ちか、スピンアップコマンド発行中か、スピンアップ中か、スピンアップ失敗か、或いは再スピンアップ中であるか等が挙げられる。これによって、本発明の第1の実施形態におけるように、全部のディスクを同時にスピンアップ動作させたような場合でも、個々のディスクの状態を個別に確認することが可能になる。
また、本発明の上記とは別の観点に従うストレージシステムでは、各ディスクにおけるアイドルシークの時間が重ならないように、各ディスクに対してダミーアクセスを入れることも可能である。
また、本発明の上記とは別の観点に従うストレージシステムでは、各ディスクにおけるスピンアップの時間をずらすために、スピンアップコマンドの発行時間をずらすようにすることも可能である。
更に、本発明の上記とは別の観点に従うストレージシステムでは、ディスク駆動装置に実装された各ディスクに対応させて、各ディスクのアイドルシーク時における消費電流のピークを吸収可能な直流電圧/直流電圧変換部が備えられている。
また、本発明は、複数のディスクを備え、かつ上位装置からのデータを格納するディスクユニット部(記憶装置)と、上記ホストコンピュータからのデータを一時保持するメモリとを備え、かつ上記記憶装置を制御する記憶制御装置を有するストレージシステムに搭載可能なディスクユニット部であって、上記複数のディスクを有するディスクユニット部が、直流電圧/直流電圧変換部(DC/DCコンバータ)を有し、このディスクシステムを立ち上げるときに、所定の範囲のディスクを含むディスク群毎に立ち上げる(スピンアップさせる)ことが可能であることを特徴としている。
また、上記ディスクユニット部では、さらに上記各直流電圧/直流電圧変換部が正常状態かどうか検知する電源状態検知部を有している。
また、本発明は、複数のディスクを備え、かつ上位装置からのデータを格納するディスクユニット部(記憶装置)と、上記ホストコンピュータからのデータを一時保持するメモリとを備え、かつ上記記憶装置を制御する記憶制御装置を有するストレージシステムに搭載可能なディスクユニット部であって、上記ディスクのアイドルシーク時における消費電流のピークの吸収が可能な直流電圧/直流電圧変換部が備えられていることを特徴としている。
本発明によればストレージシステムの動作の効率性または信頼性を向上させることができる。具体的には、少なくとも次のいずれかの効果を有する。
(1)短時間にディスクドライブ(ディスクユニット部)を立ち上げることができるストレージシステムを提供することができる。
(2)小さい電源(電力容量)を用いてディスクドライブ(ディスクユニット部)を駆動させることができるストレージシステムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明に従うストレージシステム(ディスクアレイシステム、或いは記憶制御システムとも表記することがある。以下同じ)が適用されるデータ処理システムの一実施形態の物理的な構成を示すブロック図である。
このデータ処理システムでは、図1に示すように、ホストコンピュータ(以下、「ホスト装置」または「上位装置」と表記する)15とストレージシステム1Aとが接続パス17により接続され、また、ストレージシステム1Aと、別のストレージシステム1Bとが接続パス19により接続される。別のストレージシステム1Bは、ストレージシステム1Aに保存されたデータの複製を保持するために使用される。
複製対象のデータを保持する方のストレージシステムであるストレージシステム1Aの物理的構成と、複製データを保持する方のストレージシステムであるストレージシステム1Bの物理的構成とは基本的に同一であり、何れも本発明に従うストレージシステムが適用される。図1では図示の都合上、ストレージシステム1Aの構成のみを示したので、以下では、ストレージシステム1Aの構成についてのみ詳細に説明し、(他の)ストレージシステム1Bの構成については説明を省略する。
ストレージシステムシステム1Aは、図1に示すように、1つ以上のチャネルアダプタ(CHA)3、1つ以上のディスクアダプタ(DKA)5、及び1つ以上のキャッシュメモリ(CACHE)13を備える。ストレージシステム1Aは、上記各部に加えて更に、1つ以上の共有メモリ(SM)21.1つ以上の物理的記憶装置(例えば、ハードディスク(「HDD」と表記する。)のこと。以下同じ)7、1つ以上のコモンパス9、及び1つ以上の接続線11を備える。なお、コモンパスに代えてスター型接続でもよい。
チャネルアダプタ3、ディスクアダプタ5、キャッシュメモリ13、及び共有メモリ21は、コモンパス9により相互に接続されている。コモンパス9は、該コモンパス9の障害時のために2重化(冗長化)されてもよい。ディスクアダプタ5とHDD7とは、接続線11によって接続されている。また、図示を省略しているが、ストレージシステム1Aの設定、監視、保守等を行うための保守端末が全てのチャネルアダプタ3とディスクアダプタ5とに専用線を用いて接続されている。
チャネルアダプタ3は、接続線17又は接続線19によりホスト装置15又は他のストレージシステム(例えばストレージシステム1B)と接続される。チャネルアダプタ3は、ホスト装置15とキャッシュメモリ13との間のデータ転送、又は他のストレージシステム(例えば10B)とキャッシュメモリ13との間のデータ転送を制御する。ディスクアダプタ5は、キャッシュメモリ13とHDD7との間のデータ転送を制御する。
キャッシュメモリ13は、ホスト装置15又は他のストレージシステム(例えば1B)から受信したデータ、或いはHDD7から読み出したデータを一時的に保持するメモリである。共有メモリ21は、ストレージシステム1A内の全てのチャネルアダプタ3とディスクアダプタ5とが共有するメモリである。共有メモリ21には、主に、チャネルアダプタ3とディスクアダプタ5とが使用する制御や管理のための様々な情報(例えば、ボリューム情報、ペア情報、グループ情報、及びポインタ情報等)が記憶され保持される。ストレージシステム1Bの物理的構成も、基本的にこれと同様である。
なお、チャネルアダプタ、ディスクアダプタ、キャッシュメモリ、及び共有メモリを含み、記憶装置(HDD)を制御する部分を記憶装置制御部またはDisk制御論理部ユニットということもある。また、図1に記載された複数のHDDを含む部分をDisk Unit部ということもある。
また、チャネルアダプタとディスクアダプタとは、必ずしも異なる回路(異なる制御部分)である必要はなく、チャネルアダプタとディスクアダプタとを、纏めて1つの制御回路(制御部分)としてもよい。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るストレージシステムが備える回路構成の詳細を示すブロック図である。
図2において、ディスクユニット部(ディスクアレイ、或いはディスク収納部とも表記することがある。以下同じ)31は、例えば符号33〜33で示すような構成が同一の複数のディスクユニット(ディスク駆動装置)と、例えば符号35、35で示すような構成が同一の(同一仕様の)複数(図2では2個)の電源回路とを備える。ディスクユニット33は、複数のディスク37〜37と、複数の直流/直流(DC/DC)変換器39〜39と、複数(図2では2個)の電源異常検出回路41、41と、複数(図2では2個)のディスク接続ネットワーク43、43とを備える。ディスク接続ネットワーク43、43とは、ポートバイパス回路又はファイバチャネルスイッチチップ(FC switch Chip)のことであるが、本実施形態ではファイバチャネルスイッチとして説明する。
ディスクユニット33も、ディスクユニット33と同様に、複数のディスク47〜47と、複数のDC/DC変換器49〜49と、複数(図2では2個)の電源異常検出回路51、51と、複数(図2では2個)のファイバチャネルスイッチ53、53とを備える。更に、ディスクユニット33も、ディスクユニット33や、ディスクユニット33と同様に、複数のディスク57〜57と、複数のDC/DC変換器59〜59と、複数(図2では2個)の電源異常検出回路61、61と、複数(図2では2個)のファイバチャネルスイッチ63、63とを備える。なお、図1で示した複数のディスク7は、上述した各ディスク37〜37、47〜47、57〜57に対応している。
一方、ディスク制御論理部ユニット71は、図1で示した各ディスクアダプタ5が有する回路構成を示しており、例えば符号73、75で示すような構成が同一の2個のディスク制御論理部を備えている。ディスク制御論理部73は、複数個のファイバチャネル(FC)制御論理・電源監視回路77〜77を、またディスク制御論理部75も、複数個のFC制御論理・電源監視回路79〜79を、夫々有する。
次に、上述した各ディスクユニット33〜33を構成する各部と、上記ディスク制御論理部ユニット71を構成する各部について詳細に説明する。上記のように、各ディスクユニット33〜33は、何れも同一の回路構成を有しているので、以下では、ディスクユニット33の回路構成についてのみ詳細に説明し、残りのディスクユニット33〜33の回路構成については必要に応じて説明することとして、重複する部分についての詳細な説明を省略する。
ディスクユニット部31において、電源回路35、35は、夫々第1の電源83、85から供給される交流電力を受けて所定電圧の直流電力に変換するための整流回路、及び平滑回路等を含む。電源回路35には該電源回路35と同一構成の(破線で示す)電源回路35を、また、電源回路35には該電源回路35と同一構成の(破線で示す)電源回路35を、夫々並列接続することにより、各電源回路(35、35)を夫々二重化する構成とすることも可能である。
ディスクユニット部31内には、(産業用電力として例えば200V又は400Vの交流電力を供給する)第1の電源83から電源回路35、及び各DC/DC変換器39〜39、49〜49、59〜59を通じて各ディスク(37〜37、47〜47、57〜57)への給電が可能なように、第1の電力供給系統81が配線されている。同様に、ディスクユニット部31内には、(産業用電力として例えば200V又は400Vの交流電力を供給する)第2の電源85から電源回路35、及び各DC/DC変換器(39〜39、49〜49、59〜59)を通じて各ディスク37〜37、47〜47、57〜57)への給電が可能なように、第2の電力供給系統81が配線されている。即ち、本実施形態では、電源からの電力を各ディスク(37〜37、47〜47、57〜57)側に供給するための電力供給系統が、第1の電力供給系統81、及び第2の電力供給系統81により二重化されている。電力供給系統については多重化することも可能である。
DC/DC変換器39はディスク37に、DC/DC変換器39はディスク37に、DC/DC変換器39はディスク37に、DC/DC変換器39はディスク37に、DC/DC変換器39はディスク37に、DC/DC変換器39はディスク37に、更に、DC/DC変換器39はディスク37に、夫々対応付けられてディスクユニット33内における各ディスク(37〜37)の近傍に配置されている。なお、DC/DC変換器はディスクを格納するディスク筐体毎に搭載することが望ましい。各DC/DC変換器(39〜39)は、第1の電力供給系統81を通じて電源回路35から供給される直流電圧、又は第2の電力供給系統81を通じて電源回路35から供給される直流電圧を所定電圧に変換(降下)して夫々対応するディスク(37〜37)に供給する。
電源異常検出回路41は、第1の電力供給系統81を通じて電源回路35(及び/又は35)や、第1の電源83の異常の有無を検出して、その検出結果をFC制御論理・電源監視回路77に報告する。電源異常検出回路41は、また、第2の電力供給系統81を通じて電源回路35(及び/又は35)や、第2の電源85の異常の有無を検出して、その検出結果をFC制御論理・電源監視回路77に報告する。電源異常検出回路41は、更に、各DC/DC変換器(39〜39)の異常の有無を検出して、その検出結果をFC制御論理・電源監視回路77に報告する。
電源異常検出回路41も、電源異常検出回路41と同様の検出動作を行う。即ち、電源異常検出回路41は、第1の電力供給系統81を通じて電源回路35(及び/又は35)や、第1の電源83の異常の有無を検出して、その検出結果をFC制御論理・電源監視回路79に報告する。電源異常検出回路41は、また、第2の電力供給系統81を通じて電源回路35(及び/又は35)や、第2の電源85の異常の有無を検出して、その検出結果をFC制御論理・電源監視回路79に報告する。電源異常検出回路41は、更に、各DC/DC変換器(39〜39)の異常の有無を検出して、その検出結果をFC制御論理・電源監視回路79に報告する。
上記内容から明らかなように、電源異常検出回路(41、41)による異常検出、及びFC制御論理・電源監視回路(77〜77、79〜79)による電源監視についても二重化されている。
ファイバチャネルスイッチ43は、FC制御論理・電源監視回路77の制御下で、FC制御論理・電源監視回路77からの指令に従ってON/OFF動作することで、各HDD(37〜37)とFC制御論理・電源監視回路77との間を断/続する。ファイバチャネルスイッチ43も、ファイバチャネルスイッチ43と同様に、FC制御論理・電源監視回路79の制御下で、FC制御論理・電源監視回路79からの指令に従ってON/OFF動作することで、各HDD(37〜37)とFC制御論理・電源監視回路79との間を断/続する。
次に、ディスク制御論理部ユニット71を構成するディスク制御論理部73において、FC制御論理・電源監視回路77は、ディスクユニット33の電源異常検出回路41からの検出信号を入力して所定の演算処理を実行する。これと共に、FC制御論理・電源監視回路77は、ファイバチャネルスイッチ43をその制御下に置き、ファイバチャネルスイッチ43をON/OFF動作させることで、ファイバチャネルスイッチ43を通じて各ディスク(37〜37)に駆動指令信号/駆動停止指令信号を出力し、各ディスク(37〜37)の起動/停止等の動作を制御する。
また、ディスク制御論理部ユニット71を構成するディスク制御論理部75において、FC制御論理・電源監視回路79も、FC制御論理・電源監視回路77におけると同様に、ディスクユニット33の電源異常検出回路41からの検出信号を入力して所定の演算処理を実行する。これと共に、FC制御論理・電源監視回路79は、ファイバチャネルスイッチ43をその制御下に置き、ファイバチャネルスイッチ43をON/OFF動作させることで、ファイバチャネルスイッチ43を通じて各ディスク(37〜37)に駆動指令信号/駆動停止指令信号を出力し、各ディスク(37〜37)の起動/停止等の動作を制御する。なお、ディスク制御論理・電源監視回路77〜77の構成、及びディスク制御論理・電源監視回路79〜79の構成についても、上記と同様であるので、これらについての詳細な説明は省略する。
FC制御論理・電源監視回路77、FC制御論理・電源監視回路772、FC制御論理・電源監視回路77、FC制御論理・電源監視回路79、FC制御論理・電源監視回路79、及びFC制御論理・電源監視回路79は、夫々上位制御論理部(図示しない)との間で通信を行って相互に必要とするデータの授受を行う。
上述した各ディスク(37〜37)は、例えば閉じているファイバチャネルスイッチ43を通じてFC制御論理・電源監視回路77から駆動指令信号が出力されると、該駆動指令信号に従って順番に起動(スピンアップ)して行く。このスピンアップ動作においては、各ディスクが回転動作を開始してから定常回転数に達するまでの間加速し、ヘッドを駆動(移動)して完全にデータの読み書きを可能にする処理が行われる。上記ヘッドの移動は、アイドルシークと称されるもので、ヘッドとディスクとの間にゴミ等が蓄積されるのを防止するため、定期的に(即ち、ディスクの起動時に自動的に)実行される。上述したアイドルシークは、各ディスクが勝手に時間を計測して実行する。アイドルシークに要する時間は通常2〜3msecであり、アイドルシークとアイドルシークとの間隔は、通常、約数秒程度である。
なお、上述した立ち上げ処理においては、FC制御論理・電源監視回路77は、自身の制御下にある各ディスク(37〜37)が正しく動作することができるか、例えばFC制御論理・電源監視回路77や、上位制御論理部(図示しない)を通じて、図1で示したキャッシュメモリ13との間で正しく通信が行えるかどうかをチェックする自己診断を実行する。
図3は、図2に示したストレージシステムの構成において、ディスクユニット33に搭載されている全部のディスク(37〜37)を同時駆動するに際しての処理流れを示すフローチャートである。図3では第1の電源83、及び第2の電源85の診断結果によって、同時にスピンアップさせるHDDの数を場合分けするものである。なお、全HDDを同時にスピンアップさせるという意味は、全HDDに対して同時にスピンアップコマンドを発行することを意味する場合もある。また全く同タイミングでなくても、本実施例の効果を発揮する範囲であれば若干のずれがあっても問題はない。
図3において、まず、上記システムの駆動電源が投入されると(ステップS91)、FC制御論理・電源監視回路77は、既述のような自己診断動作を実行する(ステップS92)。この自己診断動作を行った結果、異常が無いと判断すると(ステップS93でOK)、次に、FC制御論理・電源監視回路77は、電源異常検出回路41から出力される検出信号を読み込んで、第1の電源83、及び第2の電源85が正常かどうかチェックする(ステップS94)。このチェックの結果、第1、第2の電源(83、85)が何れも正常であると判断すると(ステップS95でYes)、FC制御論理・電源監視回路77は、ファイバチャネルスイッチ43を通じて全部のディスク(37〜37)に対し駆動指令信号を出力して、全部のディスク(37〜37)をスピンアップさせる(ステップS96)。
そして、個々のディスク(37〜37)に対してスピンアップ動作が終了したかどうかチェックし(ステップS97でYes/No)、次いで全てのディスク(37〜37)についてスピンアップが終了したかどうかチェックし(ステップS98でYes/No)、その結果、全てのディスク(37〜37)についてスピンアップが終了したことを確認した時点で(ステップS98でYes)、一連の処理動作を終了する。
ステップS95でのチェックの結果、第1、第2の電源(83、85)の何れか一方に異常(故障)が生じたと判断した場合には(ステップS95でNo)、FC制御論理・電源監視回路77は、異常(故障)が発生した部位を上位制御論理部(図示しない)へ報告する(ステップS99)。次に、個々のHDD(37〜37)について個別に駆動(スピンアップ)を開始すべく、ディスクを個別に駆動するに際して駆動しようとするディスクの識別番号をセットするための内部カウンタ(図示しない)を0にして(最初のディスクの識別番号が「0」に設定されているため)(ステップS100)、FC制御論理・電源監視回路77は、該ディスク(37〜37)に対し駆動指令信号を出力する(ステップS101)。
次に、個々のディスク(37〜37)に対してスピンアップ動作が終了したかどうかチェックし(ステップS102でYes/No)、次いで全てのディスク(37〜37)についてスピンアップが終了したかどうかチェックする(ステップS103でYes/No)。その結果、全てのディスク(37〜37)についてスピンアップが終了したことを確認した時点で(ステップS103でYes)、一連の処理動作を終了する。ステップS103でのチェックの結果、未だ全てのディスク(37〜37)についてスピンアップが終了していなければ、上記内部カウンタ(図示しない)のカウント値をn+1にセットして(ステップS104)、ステップS101に復帰する。ステップS104で、1つ1つのディスクをスピンアップさせるのではなく、複数のディスク(37〜37)をまとめてスピンアップさせてもよい。例えば、ディスクを6個、6個、4個、1個にグループ分けして、各グループ別にディスクを駆動しようとする場合には、例えば、上記内部カウンタ(図示しない)にn+Δnをセットすることになる。
なお、ステップS93で自己診断を行った結果、異常有りと判断すると(ステップS93でNG)、FC制御論理・電源監視回路77自身に異常が生じた訳であるので、上位制御論理部(図示しない)に異常が生じた旨を報告した後(ステップS105)、直ちに一連の処理動作を中止する。
図4は、FC制御論理・電源監視回路77が、図3で示したフローチャートのように全部のディスク(37〜37)を同時駆動しようとした場合における各ディスク(37〜37)のスピンアップのタイミングを示した図である。
図4において、縦軸にはスピンアップを行おうとするディスク(37〜37)の個数が、横軸には時間が、夫々設定されている。時間TはFC制御論理・電源監視回路77からファイバチャネルスイッチ43を通じて各ディスク(37〜37)に与えられるスピンアップコマンドの発行時間を、時間Tは、スピンアップの処理時間を、時間Tは、アイドル中のシーク間隔(インターバル)を、夫々示す。また、時間Tは、(アイドル)シーク時間を、更に、時間Tは、全てのディスク(37〜37)がスピンアップを完了するまでの時間を、夫々示す。時間Tは、約30〜60秒であり、時間Tは、約数秒であり、時間Tは、約2〜3m秒である。
従って、全部のディスク(37〜37)を同時にスピンアップすることにより、ディスクをHDDに実装してディスクのスピンアップが完了し、ディスクが稼動可能な状態になるまでに要する時間は、HDDに実装されたディスクの数には依存せず、1枚のディスクをHDDに実装してディスクユニット部(31)全体が稼動可能な状態になるまでに要する時間と略同等の約30秒になる。また、図3のフローチャートにおいて、ステップS95で示したように、第1、第2の電源(83、85)の何れかに異常(故障)が生じたことなどに起因して、ディスクが正常にスピンアップせず、立ち上がらなかった場合には、スピンアップに至らなかったディスクを再度スピンアップさせることになるが、この場合においても、残りのディスクを全て同時にスピンアップさせるようにすれば、最長でも、1分程度でディスクユニット部(31)全体が稼動可能な状態になる。よって、ディスクユニットをHDDに実装してからディスクが稼動可能な状態になるまでに要する時間を、従来よりも大幅に短縮することが可能である。
ところで、上述したように、ディスク(37〜37)を一度に全部スピンアップすると、図4で示したように、個々のディスク(37〜37)のアイドルシークも同時に行われる可能性がある。図2で示した回路構成(所謂無停止保守を実現した回路構成)のストレージシステムにおいては、各ディスクユニット(33〜33)に含まれるディスク(37〜37、47〜47、57〜57)の消費電力に比較してストレージシステムに給電する電源の出力電力容量は、2倍(全部のディスク(37〜37)における消費電力の100%を出力可能とした電源(電源回路35、35)を2つ並列接続した場合)、若しくは1.5倍(全部のディスク(37〜37)における消費電力の50%を出力可能とした電源を3つ並列接続した場合)に設定されている。
ここで、各ディスク(37〜37)の消費電力は、各ディスク(37〜37)のアイドル時の消費電力と、各ディスク(37〜37)のシーク時の平均消費電力と、各ディスク(37〜37)のスピンアップ時の消費電力と、各ディスク(37〜37)のシーク時のピーク消費電力とに分類される。これらの消費電力の比は、各ディスク(37〜37)のスピンアップ時の消費電力を100とすると、アイドル時の消費電力:シーク時の平均消費電力:スピンアップ時の消費電力:シーク時のピーク消費電力=35:65:100:110となる。つまり、ディスクのシーク時におけるピーク消費電力の大きさは、シーク時の平均消費電力の約1.7倍である。
しかし、アイドルシーク時におけるピーク消費電力の大きさに合わせて給電が行えるように電源容量を大型化すると、それに伴ってストレージシステムが大型化してコストアップの要因になる上、僅か2〜3m秒という極く短時間だけの消費電力の大きさ(瞬間値)に合わせて電源容量の大きさを設定するのは、非効率であるので好ましくない。そのため、本実施形態では、図2で示した各DC/DC変換器(39〜39、49〜49、59〜59)への入力電圧が、上述した「65」になるよう、換言すれば、各ディスク(37〜37)のアイドルシーク時における平均消費電力「65」を何とか賄えるように夫々第1、第2の電源容量(電源回路35、35の容量)を設定している。
このように、上記2つの電源容量を設定しても、各DC/DC変換器(39〜39、49〜49、59〜59)が備えるコンデンサ(図示しない)の容量により、僅か2〜3m秒という極めて短時間しか生じない上記シーク時におけるピ−ク消費電力「110」は充分に吸収される。よって、上記2つの電源容量を、上記シーク時におけるピーク消費電力「110」の約0.6倍の大きさである「65」に夫々設定しても問題は生じない。なお、上記2つの電源(電源回路35、35)が正常であれば、上記2つの電源から各DC/DC変換器(39〜39、49〜49、59〜59)に対して夫々上記電力「65」が並列に供給されるから、各DC/DC変換器(39〜39、49〜49、59〜59)には、夫々合計で「130」の電力が供給されることになる。よって、各HDD(37〜37)におけるスピンアップ時の消費電力「100」にも、「30」のマージンを持って充分に対応可能である。
なお、上記第1、第2の電源(電源回路35、35)が共に正常であれば、上述したように、各ディスク(37〜37)が同時にスピンアップしても問題は無いが、仮に、上記何れか一方の電源が各ディスク(37〜37)のスピンアップ中に故障が生じると、正常な電源からの電力供給量が「65」であるために、スピンアップの消費電力である「100」を賄えないことになる。しかし、スピンアップに要する時間が、僅か30秒程度と短時間であるため、30秒の間に、上記何れか一方の電源が故障する確率は小さいから、上記2つの電源(電源回路35、35)に、大容量のものを使用しなくても大きな問題は生じない。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、電源回路35、及び第1の電力供給系統81と、電源回路35、及び第2の電力供給系統81とが共に正常であれば、各ディスク(37〜37)を全て同時にスピンアップすることが可能であり、その場合のスピンアップに要する時間は、約30秒という短い時間にすることができる。
また、上記電源回路(35、35)のうちの何れか一方に障害が発生した場合には、スピンアップを4ステップに分け、各ステップで指定されたディスクの数をスピンアップすることとしたので、このスピンアップに要する時間を約2分(30秒×4)程度にすることができる。この場合、上記各ステップにおいて指定されたディスクの数、及びスピンアップ動作が完了したディスクの数を除いた残りのディスクについては駆動電源をOFFにすることによって無駄なる電力消費を節約できる。
また、本実施形態によれば、上述したような効果を奏し得るので、上記システムへの駆動電源の投入時刻は、システムの稼動開始時刻の約5分前とすれば充分であり、従来のシステムと比較して、オペレータ等の束縛時間を約25分短縮することが可能になる。また、システムの定期点検やメンテナンス時に、システムの駆動電源を一旦OFFにした場合に、本来の点検作業やメンテナンス作業に使用できる時間は、作業を行うために与えられた時間から約5分を差し引いた時間となるが、これは、従来のシステムと比較して定期点検やメンテナンス等の作業可能時間が約25分分増加したことを意味している。
図5は、本発明の第1の実施形態の変形例に係るディスクユニット33に搭載されている各ディスク(37〜37)を駆動(スピンアップ)するに際しての処理流れを示すフローチャートである。
図5において、まず、上記システムの駆動電源が投入されると(ステップS111)、FC制御論理・電源監視回路77は、既述のような自己診断動作を実行する(ステップS112)。この自己診断動作を行った結果、異常が無いと判断すると(ステップS113でOK)、次に、FC制御論理・電源監視回路77は、電源異常検出回路41から出力される検出信号を読み込んで、第1の電源83、及び第2の電源85が正常かどうかチェックする(ステップS114)。このチェックの結果、第1、第2の電源(83、85)が何れも正常であると判断すると(ステップS115でYes)、FC制御論理・電源監視回路77は、次に、個々のディスク(37〜37)について個別に駆動(スピンアップ)を開始すべく、ディスクを個別に駆動するに際して駆動しようとするディスクの識別番号をセットするための内部カウンタ(図示しない)を0にする(最初のディスクの識別番号が「0」に設定されているため)(ステップS116)。
そして、数m秒経過するまで待ってから(ステップS117)、FC制御論理・電源監視回路77は、該ディスク(37〜37)に対し駆動指令信号を発行して(ステップS118)、発行した駆動指令信号をファイバチャネルスイッチ43を通じて全部のディスク(37〜37)に対して駆動指令信号が発行されたかどうかチェックする(ステップS119)。このチェックの結果、全部のディスク(37〜37)に対して駆動指令信号が発行されたことを確認すると(ステップS119でYes),次に、個々のディスク(37〜37)に対してスピンアップ動作が終了したかどうかチェックする(ステップS120でYes/No)。次いで全てのディスク(37〜37)についてスピンアップが終了したかどうかチェックし(ステップS121でYes/No)、その結果、全てのディスク(37〜37)についてスピンアップが終了したことを確認した時点で(ステップS121でYes)、一連の処理動作を終了する。
ステップS119でのチェックの結果、駆動指令信号が全部のディスク(37〜37)には発行されていないことを確認すると(ステップS119でNo)、上記内部カウンタ(図示しない)のカウント値をn+1にセットして(ステップS124)、ステップS117に復帰する。このステップS117〜ステップS124の処理を実行することで、数mS毎に各HDDへスピンアップコマンドを発行することとなる。また、ステップS124で、n個のディスク(37〜37)を例えば6、6、4、1にグループ分けして各グループ別にディスクを駆動しようとする場合には、例えば、上記内部カウンタ(図示しない)にn+Δnをセットすることになる。
次に、ステップS115でのチェックの結果、第1、第2の電源(83、85)の何れか一方に異常(故障)が生じたと判断した場合には(ステップS115でNo)、FC制御論理・電源監視回路77は、例えばファイバチャネルスイッチ43を通じて実装されている各ディスク(37〜37)の枚数をチェックすることにより(ステップS122)、残った1つの電源で同時にスピンアップできる最大数のm個以上かどうか確認する(ステップS123でYes/No)。この確認の結果、該枚数がm個以上でなければ(ステップS123でNo)、ステップS117に移行し、実装されているディスクの枚数がm個以上であれば(ステップS123でYes)、上記内部カウンタ(図示しない)にn=0を設定する(ステップS126)。これは、個々のディスク(37〜37)について個別に駆動(スピンアップ)を開始すべく、ディスクを個別に駆動するに際して駆動しようとするディスクの識別番号をセットするために内部カウンタ(図示しない)を0にする処理である。FC制御論理・電源監視回路77は、該HDD(37〜37)に対し駆動指令信号を出力する(ステップS127)。
次に、個々のディスク(37〜37)に対してスピンアップ動作が終了したかどうかチェックし(ステップS128でYes/No)、次いで全てのディスク(37〜37)についてスピンアップが終了したかどうかチェックする(ステップS129でYes/No)。その結果、全てのディスク(37〜37)についてスピンアップが終了したことを確認した時点で(ステップS129でYes)、一連の処理動作を終了する。ステップS129でのチェックの結果、未だ全てのディスク(37〜37)についてスピンアップが終了していなければ、上記内部カウンタ(図示しない)のカウント値をn+1にセットして(ステップS130)、ステップS127に復帰する。ステップS130で、n個のディスク(37〜37)を例えば6、6、4、1にグループ分けして各グループ別にディスクを駆動しようとする場合には、上記内部カウンタ(図示しない)にn+Δnをセットすることになる。
なお、ステップS113で自己診断を行った結果、異常有りと判断すると(ステップS113でNG)、FC制御論理・電源監視回路77自身に異常が生じた訳であるので、上位制御論理部(図示しない)に異常が生じた旨を報告した後(ステップS125)、直ちに一連の処理動作を中止する。
図5に示した処理流れによれば、2つの電源(電源回路)のうちの何れか一方に故障等の障害が生じた場合に、各ディスクユニットに係わる構成情報から各ディスクの状態をチェックして、ディスクの枚数(m)が、残りの正常な状態にある電源(電源回路)によって駆動可能な枚数である場合には、残りの正常な状態にある電源(電源回路)によって、m枚のディスク全部をスピンアップすることとしたものである。
図6は、図5に示したフローチャートにおいて、FC制御論理・電源監視回路77が、各ディスク(37〜37)を駆動(スピンアップ)しようとした場合における各ディスク(37〜37)のスピンアップのタイミングを示した図である。
図6においても、図4におけると同様に、縦軸にはスピンアップを行おうとするディスク(37〜37)の枚数が、横軸には時間が、夫々設定されている。時間TはFC制御論理・電源監視回路77から各ディスク(37〜37)に与えられるスピンアップコマンドの発行時間を、時間Tは、スピンアップの処理時間を、時間Tは、アイドル中のシーク間隔(インターバル)を、夫々示す。また、時間Tは、(アイドル)シーク時間を、更に、時間Tは、全てのディスク(37〜37)がスピンアップを完了するまでの時間を、夫々示す。
図5、及び図6に示した処理動作は、図2で示したディスクユニット部31に搭載される電源回路(35、35)の容量を小さくするための方法の1つである。この方法は、図6を参照して明らかなように、個々のディスク(37〜37)に対するスピンアップコマンドの発行(駆動指令信号の出力)を、少なくとも夫々のディスク(37〜37)のシーク時間分だけずらすことにより、各ディスク(37〜37)のスピンアップ後に、各ディスク(37〜37)の内部で発生する定期的なシーク期間を遅延させるものである。それによって、シーク時のピーク消費電力が特定に時点に集中的に出現するのが回避できるから、各ディスク(37〜37)の消費電力を平均化することが可能になる。
換言すれば、定期的なシーク間隔(インターバル)は、約数秒程度であり、シーク時に、そのピーク消費電力が出現する時間は、約2〜3m秒であるため、上記スピンアップコマンドの発行を、各ディスク(37〜37)毎に数m秒ずつ遅延させることにより、実装される各ディスクのシーク時間を、定期的なシークまでの待ち時間(シーク間隔、即ち、インターバル)内に分散させることが可能である。
また、本変形例では、ストレージシステムの駆動電源が投入された後、電源が正常であれば、各ディスク(37〜37)に個別に実装された発光ダイオード(LED)(図示しない)が一斉に遅い点滅状態から点灯状態へと変遷するように見える。また、上記LED(図示しない)として、各ディスクの動作状態を示す緑色のLED、各ディスクが異常状態のときに点灯する赤色のLED、及びオレンジ色のLED(いずれも図示しない)等を各ディスク(37〜37)に設ける。そして、例えば緑色のLEDと赤色のLEDとを同時点灯させる等の様々な表示を実施することで、各ディスク(37〜37)がスピンアップ待ちか、スピンアップコマンド発行中であるか、スピンアップ中か、スピンアップに失敗したか、再スピンアップ中であるか、等の種々の状態表示を行うことが可能になる。
更には、本発明の第1の実施形態のように、全部のディスク(37〜37)を同時にスピンアップしたような場合でも、個々のディスク(37〜37)の状態を個別に確認することも可能になる。
なお、従来は、各ディスクに個別に実装されたLEDは、いずれもストレージシステムの駆動電源が投入された直後から、スピンアップが開始されるまでの間においては、遅い点滅状態で推移し、スピンアップ中は早い点滅状態になり、そしてスピンアップ後は、点灯状態に変遷していくようになっていた。そして、或るLEDに上記変遷が生じると、次のLEDに上記変遷が生じるというように、LED1個分ずつ順番に上記変遷が発生していくように見えていた。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るストレージシステムが備える回路構成の詳細を示すブロック図である。
本実施形態に係るストレージシステムでは、第1の電源141から供給される交流電力を受けて所定電圧の直流電力に変換して出力するための電源回路145〜145、及び第2の電源143から供給される交流電力を受けて所定電圧の直流電力に変換して出力するための電源回路147〜147が、夫々各ディスクユニット33〜33に配置されている点において、図2で示したストレージシステムと構成が相違する。また、本実施形態に係るストレージシステムでは、図2で示したDC/DC変換器(39〜39、49〜49、59〜59)が、各ディスクユニット33〜33に備えられていない点においても、図2で示したストレージシステムと構成が相違する。
なお、図7で示したストレージシステムにおけるその他の構成については、図2で示したストレージシステムにおける構成と同一であるので、図7において、図2で示したものと同一物には、図2と同一符号を付してそれらの説明を省略する。
図7で示した電源構成の場合、電源回路(145〜145)、及び電源回路(147〜147)からの出力電力容量は、各HDD(37〜37)が消費する最大電力を供給し得るように設定される。即ち、各電源回路(145〜145、147〜147)は、何れも各ディスク(37〜37)をスピンアップするのに充分な大きさの出力電力容量を持っている。そのため、システムの駆動電源が投入されると、各ディスク(37〜37)のスピンアップ動作が開始される前に、各電源回路(145〜145、147〜147)の動作状態をチェックし、チェックした結果、異常が無いと判断した場合には、全部のディスク(37〜37)を同時にスピンアップ動作させるようにする。
その結果、各ディスク(37〜37)が、スピンアップ動作を完了してから各ディスク(37〜37)が稼動可能な状態になるまでの時間は、実装されたディスク(37〜37)の枚数には依存せずに、1枚のディスクを実装したときと同様の約30秒となる。また、スピンアップに至らなかったディスクがある場合には、そのディスクを再度スピンアップさせることになるが、この場合においても、残りのディスクを全て同時にスピンアップさせることにすれば、最大でも約1分程度で各ディスク(37〜37)は稼動可能な状態になる。
また、図7で示した電源構成においては、各ディスク(37〜37)が同時にシークした場合を考慮する必要がある。この場合、各電源回路(145〜145、147〜147)、及び第1、第2の電力供給系統(81、81)における最大電力容量は、1個のディスクにおける最大消費電流をディスクの全枚数で積分した値になるから、各電源回路(145〜145、147〜147)、及び第1、第2の電力供給系統(81、81)の小型化、低コスト化を図ることができない。しかし、図7で示した回路構成においても、各ディスク(37〜37)のシーク時の消費電力を、シーク平均電力にし、同時に全部のディスクがシークしないようにし、且つ、アイドル状態にあるディスクとシーク中のディスクとが適宜混在するような構成にして、各電源回路(145〜145、147〜147)からシ−ク平均電力が出力されるように設定することによって対処可能である。
図8は、図7に示したストレージシステムの構成において、ディスクユニット33に搭載されている各ディスク(37〜37)を駆動(スピンアップ)するに際しての処理流れを示すフローチャートである。
図8において、まず、上記システムの駆動電源が投入されると(ステップS161)、FC制御論理・電源監視回路77は、既述のような自己診断動作を実行する(ステップS162)。この自己診断動作を行った結果、異常が無いと判断すると(ステップS163でOK)、FC制御論理・電源監視回路77は、次に、個々のディスク(37〜37)について個別に駆動(スピンアップ)を開始すべく、ディスクを個別に駆動するに際して駆動しようとするディスクの識別番号をセットするための内部カウンタ(図示しない)を0にする(最初のディスクの識別番号が「0」に設定されているため)(ステップS164)。
次に、FC制御論理・電源監視回路77は、該ディスク(37〜37)に対し駆動指令信号を発行する(ステップS165)。そして、個々のディスク(37〜37)に対してスピンアップ動作が終了したかどうかチェックし(ステップS166でYes/No)、次いで全てのディスク(37〜37)についてスピンアップが終了したかどうかチェックする(ステップS167でYes/No)。その結果、全てのディスク(37〜37)についてスピンアップが終了したことを確認した時点で(ステップS167でYes)、一連の処理動作を終了する。ステップS167でのチェックの結果、未だ全てのディスク(37〜37)についてスピンアップが終了していなければ、上記内部カウンタ(図示しない)のカウント値をn+1にセットして(ステップS168)、ステップS165に復帰する。ステップS168で、n個のディスク(37〜37)を例えば6、6、4、1にグループ分けして各グループ別にディスクを駆動しようとする場合には、上記内部カウンタ(図示しない)にn+Δnをセットすることになる。
なお、ステップS163で自己診断を行った結果、異常有りと判断すると(ステップS163でNG)、FC制御論理・電源監視回路77自身に異常が生じた訳であるので、上位制御論理部(図示しない)に異常が生じた旨を報告した後(ステップS169)、直ちに一連の処理動作を中止する。
図9は、図7に示したフローチャートにおいて、FC制御論理・電源監視回路77が、各ディスク(37〜37)を駆動(スピンアップ)しようとした場合における各ディスク(37〜37)のスピンアップのタイミングを示した図である。
図9においても、図4、及び図6におけると同様に、縦軸にはスピンアップを行おうとするディスク(37〜37)の個数が、横軸には時間が、夫々設定されている。時間TはFC制御論理・電源監視回路77から各ディスク(37〜37)に与えられるスピンアップコマンドの発行時間を、時間Tは、スピンアップの処理時間を、時間Tは、アイドル中のシーク間隔(インターバル)を、夫々示す。また、時間Tは、(アイドル)シーク時間を、更に、時間Tは、全てのディスク(37〜37)がスピンアップを完了するまでの時間を、夫々示す。
図9に示すように、各ディスク(37〜37)のアイドルシーク時間が重なりさえしなければ、電源(電源回路145〜145、147〜147)に容量の小さなものを採用したとしても、各ディスク(37〜37)をスピンアップするための電力が不足するのを回避できる。各ディスク(37〜37)のアイドルシーク時間が重ならないようにするための手法としては、各ディスク(37〜37)に対するスピンアップコマンドの発行時間(スピンアップ処理時間)をずらす方法や、FC制御論理・電源監視回路77から各ディスク(37〜37)に対してダミーアクセス(ダミーのリード命令)を入れる方法などが挙げられる。後者の手法は、ホスト装置15からストレージシステムに対して実際にアクセスがあった場合には、各ディスク(37〜37)のアイドルシークが行えないことを利用している。このようなダミーアクセスを適宜入れることによって、結果として各ディスク(37〜37)のアイドルシーク時間がずれることになるが、その間に2つの電源(電源回路145〜145、147〜147)が壊れる確率は極めて小さいから実用上問題は無い。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
本発明に従うストレージシステムが適用されるデータ処理システムの一実施形態の物理的な構成を示すブロック図。 本発明の第1の実施形態に係るストレージシステムが備える回路構成の詳細を示すブロック図。 図2に示したストレージシステムの構成において、ディスクユニットに搭載されている全部のディスクを同時駆動するに際しての処理流れを示すフローチャート。 図3に示したフローチャートにおいて、FC制御論理・電源監視回路が、全部のディスクを同時駆動しようとした場合における各ディスクのスピンアップのタイミングを示した図。 本発明の第1の実施形態の変形例に係るディスクユニットに搭載されている各ディスクを駆動(スピンアップ)するに際しての処理流れを示すフローチャート。 図5に示したフローチャートにおいて、FC制御論理・電源監視回路が、各ディスクを駆動(スピンアップ)しようとした場合における各ディスクのスピンアップのタイミングを示した図。 本発明の第2の実施形態に係るストレージシステムが備える回路構成の詳細を示すブロック図。 図7に示したストレージシステムの構成において、ディスクユニットに搭載されている各ディスクを駆動するに際しての処理流れを示すフローチャート。 図7に示したフローチャートにおいて、FC制御論理・電源監視回路が、各ディスクを駆動(スピンアップ)しようとした場合における各ディスクのスピンアップのタイミングを示した図。
符号の説明
31 ディスクユニット部
33〜33 ディスクユニット(ディスク駆動装置)
35、35 電源回路
37〜37、47〜47、57〜57 (ハード)ディスク
39〜39、49〜49、59〜59 直流電圧/直流電圧(DC/DC)変換器
41、412、51、51、61、61 電源異常検出回路
43、43、53、53、63、63 ディスク接続ネットワーク
71 ディスク制御論理ユニット
73、75 ディスク制御論理部
77〜77、79〜79 ファイバチャネル(FC)制御論理・電源監視回路
83 第1の電源
85 第2の電源
81 第1の電力供給系統
81 第2の電力供給系統

Claims (4)

  1. ホストコンピュータと通信可能に接続されるストレージシステムであって、
    複数のハードディスクを備え、かつ前記ホストコンピュータからのデータを格納するディスクユニット部と、
    前記ホストコンピュータからのデータを一時保持するメモリを備え、かつ前記ディスクユニット部を制御するディスクユニット部制御部と、
    前記ディスクユニット部に一定電圧の電力を供給する直流電源供給部と、を有し、
    前記ディスクユニット部の各ハードディスクを格納するディスク筐体は、前記直流電源供給部と接続され、かつ前記直流電源供給部からの供給電力を変換して前記ハードディスクに対して一定電圧の電力を供給する直流電圧/直流電圧変換部を有し、
    さらに、前記ディスクユニット部は、複数のディスク駆動装置を有し、前記ディスク駆動装置は、前記各直流電圧/直流電圧変換部及び前記各直流電源供給部が正常状態かどうか検知する電源状態検知部を有し、
    前記各電源状態検知部から前記各直流電源供給部の何れか一方が正常状態でない旨の通知を受け取った場合には、更に、前記ディスクの枚数が、残りの正常状態の前記直流電源供給部によって同時にスピンアップ可能な枚数であるかを確認し、前記ディスクの枚数がスピンアップ可能な枚数である場合には、前記ディスクユニット部制御部は、前記各ハードディスクのアイドルシーク時間が重ならないように、前記各ハードディスクのスピンアップ動作開始時間をずらすようにしたことを特徴とするストレージシステム。
  2. ホストコンピュータと通信可能に接続されるストレージシステムであって、
    複数のハードディスクを備え、かつ前記ホストコンピュータからのデータを格納するディスクユニット部と、
    前記ホストコンピュータからのデータを一時保持するメモリを備え、かつ前記ディスクユニット部を制御するディスクユニット部制御部と、
    前記ディスクユニット部に一定電圧の電力を供給する直流電源供給部と、を有し、
    前記ディスクユニット部の各ハードディスクを格納するディスク筐体は、前記直流電源供給部と接続され、かつ前記直流電源供給部からの供給電力を変換して前記ハードディスクに対して一定電圧の電力を供給する直流電圧/直流電圧変換部を有し、
    さらに、前記ディスクユニット部は、複数のディスク駆動装置を有し、前記ディスク駆動装置は、前記各直流電圧/直流電圧変換部及び前記各直流電源供給部が正常状態かどうか検知する電源状態検知部を有し、
    前記ディスクユニット部制御部が、前記各電源状態検知部から前記各直流電源供給部の何れか一方が正常状態でない旨の通知があった場合には、更に、前記ディスクの枚数が、残りの正常状態の前記直流電源供給部によって同時にスピンアップ可能な枚数であるかを確認し、前記ディスクの枚数がスピンアップ可能な枚数である場合には、前記制御に加えて又は前記制御に代えて、前記各ハードディスクを、予め決められた複数種類の数にグループ分けされて形成された各グループ別に、前記各グループのハードディスクのアイドルシーク時間が重ならないようにスピンアップ動作するようにしたストレージシステム。
  3. 請求項1又は請求項2記載のストレージシステムにおいて、
    前記ディスクユニット部制御部が、前記各電源状態検知部から前記各直流電源供給部の何れか一方が正常状態でない旨の通知があった場合には、更に、前記ディスクの枚数が、残りの正常状態の前記直流電源供給部によって同時にスピンアップ可能な枚数であるかを確認し、前記ディスクの枚数がスピンアップ可能な枚数でない場合には、前記制御に加えて又は前記制御に代えて、前記各ハードディスクを、予め決められた複数種類の数にグループ分けされて形成された各グループ別に、前記各グループのハードディスクのスピンアップ動作時間が重ならないようにスピンアップ動作させるようにしたストレージシステム。
  4. ホストコンピュータと通信可能に接続されるストレージシステムであって、
    複数のハードディスクを備え、かつ前記ホストコンピュータからのデータを格納するディスクユニット部と、
    前記ホストコンピュータからのデータを一時保持するメモリを備え、かつ前記ディスクユニット部を制御するディスクユニット部制御部と、
    前記ディスクユニット部に一定電圧の電力を供給する直流電源供給部と、を有し、
    前記ディスクユニット部の各ハードディスクを格納するディスク筐体は、前記直流電源供給部と接続され、かつ前記直流電源供給部からの供給電力を変換して前記ハードディスクに対して一定電圧の電力を供給する直流電圧/直流電圧変換部を有し、
    前記ディスクユニット部制御部が、前記各電源状態検知部から前記各直流電源供給部の何れか一方が正常状態でない旨の通知があった場合には、更に、前記ディスクの枚数が、残りの正常状態の前記直流電源供給部によって同時にスピンアップ可能な枚数であるかを確認し、前記ディスクの枚数がスピンアップ可能な枚数でない場合には、前記制御に加えて又は前記制御に代えて、前記各ハードディスクを、予め決められた複数種類の数にグループ分けされて形成された各グループ別に、前記各グループのハードディスクのスピンアップ動作時間が重ならないようにスピンアップ動作させるようにしたストレージシステム。
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