JP2005339216A - 記憶制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数の記憶デバイスに接続されるデバイス接続部の二つ以上が一続きに繋がった記憶制御システムの信頼性を高める。
【解決手段】 各ディスク筐体117内には、ディスク接続部111AのENCバイパス113Aと、ディスク接続部111AとENCバイパス113Aのどちらを経由してデータを転送するかを選択的に切替えるPBC101A及び103Aとが備えられる。ディスク接続部111Aに接続されたCTL5Aは、ディスク接続部111Aに異常が発生したことが検出された場合、ディスク接続部111Aをバイパスすることを、CTL5Bに依頼し、CTL5Bが、PBC101A及び103Aを制御して、データの通信経路をディスク接続部111AからENCバイパス113Aに切替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の記憶デバイスを備えた記憶制御システムに関する。
複数のディスクドライブを備えた記憶制御システムとして、例えば、特開2004−22058号公報及び特開2004−22059号公報に開示の記憶制御システムが知られている。
その記憶制御システムでは、基本筐体と、1以上の増設筐体とが備えられる。基本筐体には、コントローラと、複数のディスクドライブと、コントローラとそれら複数のディスクドライブとを接続するディスク接続部(例えばポートバイパス回路)とが備えられる。増設筐体は、基本筐体の後段に接続される。各増設筐体には、複数のディスクドライブと、それら複数のディスクドライブに接続されるディスク接続部とを備える。増設筐体内のディスク接続部は、前段の増設筐体(又は基本筐体)内のディスク接続部に接続される。このような構成により、基本筐体内のコントローラは、一続きに繋がった1以上のディスク接続部を介して、所望のディスクドライブにアクセスすることができる。
特開2004−22058号公報。 特開2004−22059号公報。
上述した従来の記憶制御システムでは、或るディスク接続部において障害が発生した場合には、そのディスク接続部に接続されている複数のディスクドライブだけでなく、そのディスク接続部の後段にあるどのディスク接続部に接続されたディスクドライブにもアクセスすることができなくなってしまうことがある。このため、記憶制御システムの信頼性をより高めることが望まれる。
従って、本発明の目的は、複数の記憶デバイスに接続されるデバイス接続部の二つ以上が一続きに繋がった記憶制御システムの信頼性を高めることにある。
本発明の他の目的は、後述の説明から明らかになるであろう。
本発明に従う記憶制御システムは、データを記憶する複数の記憶デバイスと、前記記憶デバイスにデータを書込むことや、前記記憶デバイスからデータを読み出すことを制御するコントローラと、前記コントローラを複数の記憶デバイスに接続する接続系統とを備える。前記接続系統は、前記複数の記憶デバイスに接続される2以上のデバイス接続部と、前記2以上のデバイス接続部にそれぞれ対応した2以上のバイパスと、前記2以上のバイパスをそれぞれ備え、前記2以上のデバイス接続部にそれぞれ接続されており、前記コントローラに対し、自分に接続されているデバイス接続部と、そのデバイス接続部のバイパスとのどちらを接続するかを選択的に切替える2以上のパス切替え部とを備える。前記2以上のパス切替え部は、前記コントローラが存在する上流側から、前記複数の記憶デバイスが存在する下流側にかけて、直列に接続される。前記2以上のパス切替え部の各々は、自分に接続されているデバイス接続部が正常の場合、前記コントローラに対してそのデバイス接続部を接続し、一方、そのデバイス接続部に異常が発生した場合、前記コントローラに対して接続するパスをデバイス接続部からそれのバイパスに切替える。前記コントローラが、前記異常が発生したデバイス接続部のバイパスを介して、それよりも下流側に存在するディスク接続部にアクセスする。
一つの好適な実施態様では、前記コントローラ及び前記接続系統はそれぞれ多重化されている。多重化されたコントローラには、第1と第2のコントローラが含まれている。多重化された接続系統には、第1のコントローラに接続される第1の接続系統と、第2のコントローラに接続される第2の接続系統とが含まれている。第1の接続系統に含まれる2以上のディスク接続部には、第1のディスク接続部が含まれ、前記第2の接続系統に含まれる2以上のディスク接続部には、前記第1のディスク接続部に対応した第2のディスク接続部が含まれている。前記第1のディスク接続部には、それに対応した第1のパス切替え部が備えられ、前記第2のディスク接続部には、それに対応した第2のパス切替え部が備えられる。前記第1のパス切替え部は、前記第2のコントローラに接続され、前記第2のパス切替え部は、前記第1のコントローラに接続される。前記第1のコントローラは、前記第1のディスク接続部に異常が発生したことを検出し、前記第2のコントローラに、前記第1のディスク接続部をバイパスすることの指示を意味するバイパス命令(例えば、所定の通信プロトコルに基づくコマンド)を送信する。前記第2のコントローラは、前記第1のコントローラから前記バイパス命令を受信し、前記第1のディスク接続部のバイパスを前記第1のコントローラに対して接続することの要求を意味するバイパス要求信号を、前記前記第1のディスク接続部に対応したパス切替え部に送信する。前記前記第1のディスク接続部に対応したパス切替え部は、前記バイパス要求信号を受信し、前記第1のコントローラに対して接続するパスを、前記第1のデバイス接続部からそれのバイパスに切替える。この場合、例えば、前記第1と第2のコントローラは、互いに接続されており、且つ、前記記憶制御システムの上位装置と接続されていても良い。前記第1のコントローラは、前記上位装置からライト対象データを受信し、前記受信したライト対象データの書込み先が、前記第1のディスク接続部に接続されている記憶デバイスの場合、前記受信したライト対象データを前記第2のコントローラに転送しても良い。前記第2のコントローラは、前記第1のコントローラからライト対象データを受信し、前記受信したライト対象データを、前記第2のディスク接続部を介して、前記第1のディスク接続部に接続されている前記記憶デバイスに書込んでも良い。
一つの実施態様では、前記コントローラ及び前記接続系統はそれぞれ多重化されている。多重化されたコントローラには、第1と第2のコントローラが含まれている。多重化された接続系統には、第1のコントローラに接続される第1の接続系統と、第2のコントローラに接続される第2の接続系統とが含まれる。第1の接続系統に含まれる2以上のディスク接続部には、第1のディスク接続部が含まれ、前記第2の接続系統に含まれる2以上のディスク接続部には、前記第1のディスク接続部に対応した第2のディスク接続部が含まれる。前記第1のディスク接続部には、それに対応した第1のパス切替え部が備えられ、前記第2のディスク接続部には、それに対応した第2のパス切替え部が備えられる。前記第1のディスク接続部は、前記第2のパス切替え部に接続され、前記第2のディスク接続部は、前記第1のパス切替え部に接続される。前記第1のコントローラは、前記第1のディスク接続部に異常が発生したことを検出し、前記第2のコントローラに、前記第1のディスク接続部をバイパスすることの指示を意味するバイパス命令を送信する。前記第2のコントローラは、前記第1のコントローラから前記バイパス命令を受信し、前記第1のディスク接続部のバイパスを前記第1のコントローラに対して接続することの要求を意味するバイパス要求信号を、前記第2のディスク接続部を介して前記第1のパス切替え部に送信する。前記第1のパス切替え部は、前記バイパス要求信号を受信し、前記第1のコントローラに対して接続するパスを、前記第1のデバイス接続部からそれのバイパスに切替える。
一つの実施態様では、記憶制御システムは、前記2以上のディスク接続部及び前記2以上のパス切替え部にそれぞれ対応した2以上の電源と、前記2以上の電源の状態をそれぞれ検出する2以上の電源検出部と、前記2以上のパス切替え部にそれぞれ対応した2以上の電源切替え部とを更に備える。前記2以上の電源検出部の各々は、自分に対応した電源がオフになったことを検出して、その旨を、その電源に対応したパス切替え部の電源切替え部に通知し、且つ、その電源に対応したパス切替え部に、そのパス切替え部に対応したディスク接続部のバイパスを前記コントローラに対して接続することの要求を意味するバイパス要求信号を送信する。前記2以上の電源切替え部の各々は、自分に対応したパス切替え部に対して、そのパス切替え部に対応した電源と、それとは別のパス切替え部に対応した電源とのどちらを採用するかを選択的に切替えるようになっており、自分に対応したパス切替え部の電源がオフした旨の通知を前記電源検出部から受けて、自分に対応したパス切替え部に対して、そのパス切替え部とは別のパス切替え部に対応した電源を接続する。
一つの実施態様では、前記2以上のパス切替え部の各々は、前記バイパスの両端に接続された2つのバイパス回路を備える。前記2つのバイパス回路は、上流側のバイパス回路と下流側のバイパス回路である。上流側のバイパス回路は、自分に対応したディスク接続部と、それよりも上流側のディスク接続部に対応したパス切替え部の下流側のバイパス回路とに接続される。下流側のバイパス回路は、自分に対応したディスク接続部と、それよりも下流側のディスク接続部に対応したパス切替え部の上流側のバイパス回路とに接続される。
一つの実施態様では、前記2以上のパス切替え部の各々は、自分に接続されている、異常のあったデバイス接続部が回復した場合、前記コントローラに対して接続するパスを、バイパスからデバイス接続部に切替える。
一つの実施態様では、2以上のディスク接続部の各々は、記憶デバイスに接続されるファイバチャネルループを備える。2以上のファイバチャネルループは、前記上流側から下流側にかけて直列に接続される。また、前記ファイバチャネルループとそれの隣のファイバチャネルループとの間に、前記ファイバチャネルループのバイパスを備えた前記パス切替え部が備えられる。
本発明によれば、複数の記憶デバイスに接続されるデバイス接続部の二つ以上が一続きに繋がった記憶制御システムの信頼性を高めることができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る記憶制御システムのデータ転送に関わる部分の構成を示す。
本実施形態に係る記憶制御システム120は、例えば、複数の記憶装置がアレイ状に配列されたRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)システムである。記憶制御システム120には、二重化されたコントローラユニット5A及び5Bと、複数のディスク筐体117、117、…とが備えられる。
コントローラユニット5A及び5Bは、特徴が同じなので、コントローラユニット5Aを代表的に例に採り説明し、適宜、コントローラユニット5Bの構成についても説明する。コントローラユニット5Aには、プロトコルチップ3Aと、キャッシュメモリ(以下、「CM」と略記する場合有り)11Aと、ディスクコントローラ13Aと、MPU(Micro Processor Unit)7Aと、データ転送LSI(Large-Scale Integration)9Aとが備えられる。
プロトコルチップ3Aは、記憶制御システム120の上位装置(例えばパーソナルコンピュータ或いはサーバマシン)1との間で行われる通信のプロトコルを制御する。
CM11Aは、上位装置1と記憶制御システム120との間でやり取りされるデータを一時的に記憶する。また、CM11Aは、後述するように、第1のアクセス系統12Aに属するENC部(エンクロージャ部)14Aを管理するためのENC管理テーブルや、1以上のHDD(ハードディスクドライブ)115上に用意された1又は複数の論理的な記憶デバイス(以下、論理ユニットを略して「LU」と表記)を管理するためのLU管理テーブルが記憶されていても良い。なお、第1のアクセス系統12Aとは、HDD115への二重化されたアクセス経路のうちの一方のアクセス経路(換言すれば、ディスコントローラ13AからHDD155へのアクセス経路)を含んだものである。それに対し、この記憶制御システム120では、第2のアクセス系統12Bが存在するが、それは、HDD115への二重化されたアクセス経路のうちの他方のアクセス経路(換言すれば、ディスコントローラ13BからHDD155へのアクセス経路)を含んだものである。
ディスクコントローラ13Aは、MPU3Aからの制御の下、第1のアクセス系統12Aを介して、複数のHDD115のうちのいずれかのHDD155にアクセスする。一方、ディスクコントローラ13Bは、MPU3Bからの制御の下、第2のアクセス系統12Bを介して、複数のHDD115のうちのいずれかのHDD155にアクセスする。
MPU3Aは、コントロールユニット5Aの動作全体を制御する。例えば、MPU7Aは、上位装置1から入出力要求(以下、「I/O要求」と略記、例えばライトコマンド又はリードコマンド)を受信し、そのI/O要求に応答して、データ書込み処理又はデータ読出し処理を行う。データ書込み処理では、例えば、MPU3Aは、上位装置1からのライト対象データをCM11Aに書込み、そのCM11Aに書き込んだライト対象データを、ディスクコントローラ13Aを介して、複数のHDD115のうちのいずれかのHDD115に書込む。また、データ読出し処理では、例えば、MPU7Aは、ディスクコントローラ13Aを介して、複数のHDD115のうちのいずれかのHDD115からリード対象データを読出し、そのリード対象データをCM11Aに書込み、そのCM11Aに書き込んだリード対象データを、上位装置1に転送する。なお、これまでに述べたMPU3Aの処理内容はほんの一例であり、別の処理も実行することができる。その別の処理については、後述する。また、以下の説明では、ライト対象データの送信元側を、「ライト上流側」と称し、ライト対象データの送信先側を「ライト下流側」と称する。
データ転送LSI9Aは、プロトコルチップ3A、CM11A、ディスクコントローラ13A、及びMPU7Aに接続されており、それらの間でやり取りされるデータを中継する。また、データ転送LSI9Aは、所定のバス(以下、これを「デュアルバス」と言う)30を介して、コントローラユニット5B内のデータ転送LSI9Bに接続されている。この構成により、例えば、MPU7Aが、上位装置1からのライト対象データを、CM11Aにだけでなく、デュアルバス30及びデータ転送LSI9Bを介して、別のコントローラユニット5B内のCM11Bにも書込むことができる。
複数のディスク筐体117、117、…の各々には、複数のHDD115と、二重化されたエンクロージャ部(以下、ENC部)14A、14Bが備えられる。ENC部14A(及び14B)には、複数のHDD115に接続されるディスク接続部111A(及び111B)と、ディスク接続部111Aのバイパス(以下、「ENCバイパス」と言う)113A(及び113B)と、ENCバイパス113A(及び113B)の両端に接続されるポートバイパス回路(以下、「PBC」と略記)101A、103A(及び101B、103B)とが備えられる。
ENC部14A、14Bについて、ENC部14Aを代表的に例に採り説明する。ENC14Aは、そのENC14Aを搭載するディスク筐体117内の各HDD115等の資源の状態に関する管理情報を収集し、監視する。ENC14Aは、例えば、各HDD115とディスク接続部(例えばPBC)111Aとの接続に関するスイッチ制御や、PBC101A及び103Aの制御を行う。この他、ENC部14Aは、例えば、図示しないが、記憶制御システム120の動作状態を示す表示ランプ、電源モジュール、及びファンモジュール等と電気的に接続されており、各モジュールの状態に関するデータを取得したり、各モジュールに制御信号を送信したりすることができる。これら各モジュールとのデータ及び制御信号は、資源データとして、ENC部14A内のメモリに記憶される。
ディスク接続部111A及び111Bは、特徴が同じなので、ディスク接続部111Aを代表的に例に採り説明する。ディスク接続部111Aは、ディスクコントローラ13Aと各HDD115との間を結ぶファイバチャネルループ(Fiber Channel Arbitration Loop)180Aのスイッチ制御を行う。ディスク接続部111Aは、自分よりもライト上流側に存在するPBC101Aを介して、ライト上流側からライト対象データを受信したり、自分よりもライト下流側に存在するPBC103Aを介して、ライト対象データをライト下流側に流したりする。
PBC101A及びPBC101Bは、特徴が同じなので、PBC101Aを代表的に例に採り説明する。また、PBC103A及びPBC103Bも、特徴が同じなので、PBC103Aを代表的に例に採り説明する。PBC101Aは、ディスク接続部111Aのライト上流側に備えられ(以下、それを「上流側PBC101A」と称する)、自分よりもライト上流側に存在するディスク筐体117内のPBC103A(或いは、コントローラユニット5Aのディスクコントローラ13A)に接続される。一方、PBC103Aは、ディスク接続部111Aのライト下流側に備えられ(以下、それを「下流側PBC103A」と称する)、自分よりもライト下流側に存在するディスク筐体117内の上流側PBC101Aに接続される。上流側PBC101A及び下流側PBC103Aは、コントローラユニット5Aと、その下流側PBC103Aよりもライト下流側に存在するHDD115との間でやり取りされるデータの経路を、ディスク接続部111Aのファイバチャネルループ180Aと、そのディスク接続部111AのENCバイパス113Aとのどちらにするかを、選択的に切替える。その切り替えは、例えば、ディスク接続部111A、111B、コントローラユニット5A、及び5Bのうちの少なくとも1つからの制御信号に基づいて行われる。
以上の構成によれば、ライト上流側からライト下流側にかけて、上流側PBC101A、ディスク接続部111A及び下流側PBC103Aが直列に接続されており、且つ、直列に接続された上流側PBC101A、ディスク接続部111A及び下流側PBC103Aセットが複数個直列に接続される。そして、上流側PBC101Aと下流側PBC103Aとの間には、ディスク接続部111Aのバイパス(ENCバイパス)113Aが接続されている。PBC101A及び103Aは、ディスク接続部111AとENCバイパス113Aのどちらを経由してデータを転送するかを選択的に切替える。この構成により、例えば、ディスク接続部111Aが故障し、そのディスク接続部111Aを経由してデータの通信を行うことができなくなったとしても、PBC101A及び103Aを制御して、データの通信経路をディスク接続部111AからENCバイパス113Aに切替えることにより、その故障したディスク接続部111AのENCバイパス113Aを経由して、コントロールユニット5Aと、そのディスク接続部111Aのライト下流側に存在するHDD115との間でデータをやり取りさせることができる。
以下、本実施形態について詳細に説明する。
図2は、図1に示した記憶制御システム120の構成を詳細に示す。
PBC101A、101B、103A及び103Bの各々は、パス切替え制御ライン18に接続されており、例えば、一種のスイッチ装置としての機能を発揮するようになっている。PBC101A、101B、103A及び103Bの各々は、パス切替え制御ライン18を介してバイパス指示を受けた場合、データの伝送経路としてENCバイパス113A又は113Bを選択し、パス切替え制御ライン18を介してバイパス解除指示を受けた場合、データの伝送経路としてディスク接続部111A又は111Bを選択する。
複数のHDD115の各々は、ファイバチャネル等の第1のインターフェースを介して、ディスク接続部111A及び111Bに接続される。複数のHDD115には、SES(SCSI Enclosure Service)ノードとなる1以上のHDD(以下、メインHDD)115Mと、それ以外のHDD(以下、サブHDD)115Sとが含まれる。メインHDD115Mは、ディスク接続部11A及び111Bの他に、ESI(Enclosure
Service I/F)等の第2のインターフェースを介して、ディスク接続部113A内のLSI23A及びディスク接続部113B内のLSI23Bに接続される。
ディスク接続部111Aは、ディスク接続部111Aの動作を制御するMPU21Aと、メインHDD115Mに接続されるLSI23Aと、資源データ等が格納されるメモリ25Aとを備える。ディスク接続部111Aは、例えば、そのディスク接続部111Aを搭載したディスク筐体117内の電源モジュールやファンモジュール等と電気的に接続されている。MPU21Aは、各モジュールの状態に関するデータを資源データとして取得してメモリ25Aに書込んだり、メモリ25Aに書き込まれた資源データに基づく制御信号を、各モジュールに送信したりする(例えば、ディスク筐体117内の温度に基づく制御信号をファンモジュールに送信したりする)。
コントローラユニット5AのCM11Aには、コントローラユニット5Aの管理対象である各ENC部14Aを管理するためのENC管理テーブル31Aと、複数のHDD115上に用意されたLUを管理するためのLU管理テーブル33Aが格納されている。同様に、コントローラユニット5BのCM11Bには、コントローラユニット5Bの管理対象である各ENC部14Bを管理するためのENC管理テーブル31Bと、複数のHDD115上に用意されたLUを管理するためのLU管理テーブル33Bが格納されている。以下、ENC管理テーブル31A及び31Bのうち、ENC管理テーブル31Aを代表的に例に採り説明し、且つ、LU管理テーブル33A及び33Bのうち、LU管理テーブル33Aを例に採り説明する。
図3は、ENC管理テーブル31A及びLU管理テーブル33Aの構成例を示す。
図3(A)に示すように、EMC管理テーブル31Aには、記憶制御システム120に搭載された複数のディスク筐体117をそれぞれ識別するための複数のディスク筐体番号が登録される。また、EMC管理テーブル31Aには、それら複数のディスク筐体117の各々について、そのディスク筐体117に搭載されるENC部14A及び14Bの各々を識別するためのENC番号と、そのディスク筐体117にENC部14A及び14Bが実装されたか否かを表す情報と、実装されたENC部14A又は14Bが使用可能な状態か否かを表す情報とが登録される。
図3(B)に示すように、LU管理テーブル33Aには、複数のLUの各々について、LUを識別するための番号(以下、LUN)と、そのLUにアクセス可能か否かを表すアクセスフラグと、そのLUを備えたHDD115を識別するためのHDD番号と、そのLUにアクセス可能なENC部14A又は14Bに対応したENC番号とが登録される。アクセスフラグは、例えば、対応するENC部が使用不可能な状態の場合には、立っており(すなわち、そのENC部に対応するLUにアクセス不可であることを意味し)、対応するENC部が使用可能な状態の場合には、倒れている(すなわち、そのディスク接続部に対応するLUにアクセス可能あることを意味する。)
図4は、本実施形態に係る記憶制御システムの電源系統に関わる部分の構成を示す。
各ディスク筐体117には、電源セット50が用意される。電源セット50内には、二重化された電源モジュール51、51が備えられる。電源モジュール51、51は、点線の矢印で示すように、自分に対応したディスク筐体117の内の各構成要素、例えば、ディスク接続部111A、111B、HDD115、上流側PBC101A、101B、下流側PBC103A及び103Bに電力を供給する。また、更に、電源モジュール51、51は、実線の矢印で示すように、自分に対応したディスク筐体117よりもライト上流側及びライト下流側の少なくとも一方に存在する他のディスク筐体117のPBC((101A及び101B)又は(103A及び103B))にも、電力を供給する。別の言い方をすれば、電源モジュール51、51は、自分に対応したディスク筐体117のPBCに接続された他のPBC((101A及び101B)又は(103A及び103B))にも、電力を供給する。別の観点から言えば、上流側PBC101A及び101Bは、自分を備えるディスク筐体117に対応した電源モジュール51、51と、そのディスク筐体117よりもライト上流側に存在するディスク筐体(換言すれば、直前のディスク筐体)117に対応した電源モジュール51、51とのいずれからも給電を受けることができる(なお、先頭の上流側PBC101A及び101Bは、例えば、コントローラユニット5A及び5Bの少なくとも一方から給電を受ける)。下流側PBC103A及び103Bは、自分を備えるディスク筐体117に対応した電源モジュール51、51と、そのディスク筐体117よりもライト下流側に存在するディスク筐体(換言すれば、直後のディスク筐体)117に対応した電源モジュール51、51のいずれからも給電を受けることができる(なお、最後尾の下流側PBC103A及び1013は、例えば、自分に対応した電源モジュール51、51のみから給電を受ける)。
図5(A)は、PBCの電源系統の一例を示し、図5(B)は、PBCの制御系統の一例を示す。図5(A)には、PBC101Aを代表的に示し、図5(B)には、PBC101A及び103Aを代表的に示す。
図5(A)に示すように、PBC101Aを備えるディスク筐体117の電源モジュール51、51、及び、別ディスク筐体(具体的には、そのディスク筐体117よりもライト上流側に存在するディスク筐体)117の電源モジュール51、51と、PBC101Aとの間に、電源供給部402が備えられる。電源供給部402は、ディスク筐体117の電源モジュール51、51からの電力と、別ディスク筐体117の電源モジュール51、51からの電力とをPBC101Aに供給する。また、電源供給部402は、一方の電力が遮断された場合、他方の電力をPBC101Aに供給する。
図5(B)に示すように、PBC101A及び103Aに対して、指令元切替え部214が備えられる。指令元切替え部214の入力側には、ディスク接続部111A又は111Bからの指令を入力するための第1の指令ライン211と、別ディスク接続部111A又は111B(例えば、ライト上流側隣のディスク筐体117内のディスク接続部111A又は111B)からの指令を入力するための第2の指令ライン213と、ディスク筐体117の電源モジュール51、51の電源状態に応じたレベルの電圧信号を入力するための電圧信号ライン215とが接続される。電圧信号ライン215は、プルアップ抵抗218を介して、電源モジュール51、51の特定の端子に接続される。指令元切替え部214の出力側には、パス切替え制御ライン18が接続される。
ディスク筐体117の電源モジュール51、51の電源がターンオフした場合、ローレベルの電圧信号が指令元切替え部214に入力され、指令元切替え部214は、パス切替え制御ライン18を介してバイパス指示をPBC101A及び103Aに送信する。一方、ディスク筐体117の電源モジュール51、51の電源がオフ状態からオン状態に切り替わった場合、ハイレベルの電圧信号が指令元切替え部214に入力され、指令元切替え部214は、パス切替え制御ライン18を介して、バイパス解除指示をPBC101A及び103Aに送信する。
以上が、記憶制御システム120の構成についての説明である。なお、以上の構成は、単なる一例であって、他の構成が採用されても良い。
以下、記憶制御システム120において行われる処理流れについて説明する。
図6は、ディスク接続部111Aで障害が発生した場合に行われる処理流れの一例を示す。図7は、PBC101Aと103Aとの間の通信経路の切り替わりを説明するための図である。なお、以下の説明では、便宜上、コントローラユニットを「CTL」と表記する。
図7(A)に示すように、例えば、ライト上流側の先頭のディスク接続部111Aが故障しておらずに稼動している場合、PBC101Aと103Aとの間の通信経路として、実線で示すように、ディスク接続部111Aのファイバチャネルループ180Aが選択されている状態となっており、ENCバイパス113Aは、点線で示すように、選択されていない状態となっている。
この状態において、例えば、図6及び図7(B)に示すように、ライト上流側の先頭のディスク接続部111A(別の言い方をすれば、例えば、ファイバチャネルループ180A)で障害が発生した場合、所定の方法により、CTL5Aがそれを検出する(ステップS1)。具体的には、例えば、CTL5Aは、ライト上流側先頭のディスク接続部111Aを介してSESノード(メインHDD115M)にアクセスできなかった場合、そのディスク接続部111Aに障害が発生したと判断する(以下、ディスク接続部を介したSESノードへのアクセスを「SESアクセス」と言う)。CTL5Aは、ディスク接続部111Aの障害を検出した場合には、障害が検出されたディスク接続部111Aが、記憶制御システム120に備えられている複数のディスク接続部のうちのどれであるかや、どこに存在するか等を、記憶制御システム120に接続されている管理端末(図示せず)等のディスプレイ画面に表示しても良い。
次に、CTL5AのMPU7Aは、障害が検出されたディスク接続部111Aを搭載したENC部14AのENC番号や、そのENC部14Aを搭載しているディスク筐体117の番号等に基づいて、ENC管理テーブル31AやLU管理テーブル33Aの内容を更新する(S2)。具体的には、例えば、CTL5AのMPU7Aは、障害が検出されたディスク接続部111Aに関わるENC番号及びディスク筐体番号に対応した使用可否情報を、使用不可を意味する情報に更新し、且つ、そのENC番号に対応したアクセスフラグを立った状態にする。なお、CTL5AのMPU7Aは、デュアルバス30を介して、CTL5BのENC管理テーブル31B及びLU管理テーブル33Bの少なくとも一方を更新しても良い。
次に、CTL5Aが、CTL5Bに、障害が検出されたディスク接続部111Aのバイパスを依頼する(S3)。その場合、例えば、CTL5Aは、そのディスク接続部111Aのディスク筐体番号及びENC番号を、CTL5Bに通知する。
次に、その依頼を受けたCTL5Bは、1以上のメインHDD115Mの中から任意のメインHDD115Mを選択し、そのメインHDD115Mを介して、障害が検出されたディスク接続部111Aと対称関係にあるディスク接続部111B(つまりそのディスク接続部111Aと同一のディスク筐体117内にあるディスク接続部111B)に、バイパスを依頼する(S4)。
次に、その依頼を受けたディスク接続部111Bは、パス切替え制御ライン18を介して、障害が検出されたディスク接続部111AのPBC101A及び103Aに、バイパス指示を出す(S5)。
次に、バイパス指示を受けたPBC101A及び103Aは、ディスク接続部111Aをバイパスする(S6)。すなわち、PBC101A及び103Aは、図7(B)に実線で示すように、PBC101Aと103Aとの間の通信経路を、ディスク接続部111Aのファイバチャネルループ180AからENCバイパス113Aに切替える。その際、CTL5A又は5Bは、記憶制御システム120に接続されている管理端末(図示せず)等のディスプレイ画面に、障害が発生したディスク接続部111Aをバイパスした旨を表示しても良い。
このように、ディスク接続部111Aに障害が発生した状態において、例えば、CTL5Aは、障害が発生したディスク接続部111Aに接続されているHDD115上のLUにライト対象データを書込むことのライトコマンドを受信した場合、ディスク接続部111Aは故障しているので、通常のデータ書込み処理、例えば、CM11Aに書かれたライト対象データをディスク接続部111Aを介してLUに書込みするという処理を行うことはできない。このため、この場合、CTL5Aは、例えば、そのLUにはアクセス不可であることをLU管理テーブル33Aから識別し、ライトコマンド及びライト対象データを、デュアルバス30を介してCM11Bに書込む。その場合、CTL5Bが、CM11Bに書込まれたライトコマンドに応答して、故障が発生していないディスク接続部111Bを介し、そのライトコマンドで指定されているLUにライト対象データを書込む。また、CTL5Aは、そのディスク接続部111Aよりもライト下流側に存在するLUにライト対象データを書込む場合には、PBC101A、ENCバイパス111A及びPBC103Aを介して、よりライト対象下流側に、ライト対象データを転送することができる。また、CTL5Aは、リードコマンドを受信した場合、リード対象データが、障害が発生したディスク接続部111Aに接続されているHDD115上のLUに格納されているならば、ライトの場合と同様の処理により、ディスク接続部111Bを介してそのLUからライト対象データを取得しても良い。ライト対象データの書込み、或いはリード対象データの読込みのための処理方法としては、このような処理方法に限らず、他の種々の方法を採用することができる。
図8は、障害が発生したディスク接続部111Aが回復した場合に行われる処理流れの一例を示す。
障害が発生したディスク接続部111Aを備えたENC部14が抜かれ、新しいENC部14が搭載された場合(S30)、所定の方法により、CTL5Aがそれを検出する(S31−1)。その所定の方法としては、例えば、交換された新たなディスク接続部111Aが、メインHDD115Mを介してCTL5Bに実装通知を送信する方法を採用することができる。CTL5Bは、ENC部14Aが搭載されたのを検出した場合には、その旨をCTL5Aに通知する(S31−2)。CTL5Aは、ディスク接続部111Aが使用可能となったこと(換言すれば、ループ回復したこと)を認識する。なお、ループ回復が検出されたディスク接続部111Aが、記憶制御システム120に備えられている複数のディスク接続部のうちのどれであるかを、記憶制御システム120に接続されている管理端末(図示せず)等のディスプレイ画面に表示しても良い。
さて、次に、ディスク接続部111Aが使用可能な場合、CTL5Aが、CTL5Bに、ループ回復が検出されたディスク接続部111Aのバイパス解除を依頼する(S32)。その場合、例えば、CTL5Aは、そのディスク接続部111Aのディスク筐体番号及びENC番号を、CTL5Bに通知する。
次に、その依頼を受けたCTL5Bは、1以上のメインHDD115Mの中から任意のメインHDD115Mを選択し、そのメインHDD115Mを介して、回復が検出されたディスク接続部111Aと対称関係にあるディスク接続部111B(つまりそのディスク接続部111Aと同一のディスク筐体117内にあるディスク接続部111B)に、バイパス解除指示を出す(S33)。
次に、その指示を受けたディスク接続部111Bは、パス切替え制御ライン18を介して、回復が検出されたディスク接続部111AのPBC101A及び103Aに、バイパス解除指示を出す(S34)。
次に、バイパス解除指示を受けたPBC101A及び103Aは、ディスク接続部111Aのバイパスを解除する(S35)。すなわち、PBC101A及び103Aは、PBC101Aと103Aとの間の通信経路を、ENCバイパス113Aから、ディスク接続部111Aのファイバチャネルループ180Aに切替える。その際、CTL5A又は5Bは、記憶制御システム120に接続されている管理端末(図示せず)等のディスプレイ画面に、回復が検出されたディスク接続部111Aのバイパスを解除した旨を表示しても良い。
次に、CTL5AのMPU7Aは、新たに搭載されたENC部14Aの使用可否のチェックを行った後に(S36−1)、使用可であれば、ループ回復が検出されたディスク接続部111AのENC番号や、そのディスク接続部111Aを搭載しているディスク筐体117Aの番号等に基づいて、ENC管理テーブル31AやLU管理テーブル33Aの内容を更新する(S36)。具体的には、例えば、CTL5AのMPU7Aは、ループ回復が検出されたディスク接続部111Aに関わるENC番号及びディスク筐体番号に対応した使用可否情報を、使用不可を意味する情報から使用可を意味する情報に更新し、且つ、そのENC番号に対応したアクセスフラグを倒した状態にする。なお、CTL5AのMPU7Aは、デュアルバス30を介して、CTL5BのENC管理テーブル31B及びLU管理テーブル33Bの少なくとも一方を更新しても良い。
図9は、或るディスク筐体117の電源モジュール51、51の電源が断たれた場合に行われる処理流れの一例を示す。図10は、その処理流れにおいて、そのディスク筐体117内のPBC101A、101B、103A及び103Bへの給電の様子を説明するための図である。
例えば、ライト上流側の先頭のディスク筐体117に対応した電源モジュール51、51の電源がターンオフした場合(S41)、そのディスク筐体117内の各PBCの電源供給部402が、それを検出して、別電源モジュール51からの電力をそのPBCに供給するようにする。また、CTL5A及び5Bは、電断でSESアクセス不可となったディスク接続部を有するENC部を検出し、ENC管理テーブル31A及び31Bと、LU管理テーブル33A及び33Bとの内容を更新する(S42)。更新後の内容は、例えば、同一のディスク筐体117にあるディスク接続部111Aと111Bの両方に障害が発生した場合と同様の内容になる。
また、S41の場合、ローレベルの電圧信号が指令元切替え部214に入力され(S43)、指令元切替え部214は、パス切替え制御ライン18を介して、バイパス指示を、PBC101A及び103Aと101B及び103Bとに送信する(S44)。
バイパス指示を受けたPBC101A及び103Aは、ディスク接続部111Aをバイパスし、同様に、PBC101B及び103Bは、ディスク接続部111Bをバイパスする(S45)。
以上の処理流れによれば、図10に示すように、ディスク筐体117の電源オフが検出されたことを契機として、自動的に、電源がターンオフされたディスク筐体117のPBC101A、101B、103A及び103Bの各々への給電経路が切り替えられると共に、それらのPBC101A、101B、103A及び103Bに、バイパス指示が入力されて、図10に実線で示すように、そのディスク筐体117AのENCバイパス113A及び113Bが選択された状態になる。
図11は、或るディスク筐体117の電源モジュール51、51の電源がオフ状態からオン状態になった場合に行われる処理流れの一例を示す。図12は、その処理流れにおいて、そのディスク筐体117内のPBC101A、101B、103A及び103Bへの給電の様子を説明するための図である。
例えば、ライト上流側の先頭のディスク筐体117に対応した電源モジュール51、51の電源がオフ状態からオン状態になった場合(S51)、図12に示すように、そのディスク筐体117内の各PBCには、そのディスク筐体117に対応した電源モジュール51からの電力と、別の筐体からの電力とが選択的に供給される。
また、S51の場合、ハイレベルの電圧信号が指令元切替え部214に入力され(S52)、指令元切替え部214は、パス切替え制御ライン18を介して、バイパス解除指示を、PBC101A及び103Aと101B及び103Bとに送信する。(S53)。
バイパス解除指示を受けたPBC101A及び103Aは、ディスク接続部111Aのバイパスを解除し、同様に、PBC101B及び103Bは、ディスク接続部111Bのバイパスを解除する(S54)。また、CTL5A及び5Bは、ENC部14A及び14Bの使用可を検出し(S55)、ENC管理テーブル31A及び31Bと、LU管理テーブル33A及び33Bとの内容を更新する(S56)。更新後の内容は、例えば、同一のディスク筐体117にあるディスク接続部111Aと111Bの両方が回復した場合と同様の内容になる。
以上の処理流れによれば、図11に示すように、ディスク筐体117の電源がオフからオンになったことが検出されたことを契機として、自動的に、電源がオンになったディスク筐体117のPBC101A、101B、103A及び103Bの各々への給電経路が元の経路に切り替えられると共に、それらのPBC101A、101B、103A及び103Bに、バイパス解除指示が入力されて、図10に実線で示すように、そのディスク筐体117Aのディスク接続部111A及び111Bの各々のファイバチャネルループが選択された状態になる。
以上が、本実施形態についての説明である。なお、以上の説明では、説明を分かり易くするために、記憶制御システム120において二重化されたもののうちの一方に焦点をあてたが、これまでの説明事項は、言うまでも無く、他方にも適用することができる。
上述した実施形態によれば、各ディスク筐体117内には、ディスク接続部111AのENCバイパス113Aと、ディスク接続部111AとENCバイパス113Aのどちらを経由してデータを転送するかを選択的に切替えるPBC101A及び103Aとが備えられる。この構成により、ディスク接続部111Aに異常が発生し(例えば、障害が発生し、又はそれの電源が断たれ)、そのディスク接続部111Aを経由してデータの通信を行うことができなくなったとしても、PBC101A及び103Aを制御して、データの通信経路をディスク接続部111AからENCバイパス113Aに切替えることにより、その故障したディスク接続部111AのENCバイパス113Aを経由して、コントロールユニット5Aと、そのディスク接続部111Aのライト下流側に存在するHDD115との間でデータをやり取りさせることができる。別の観点から言えば、ファイバチャネルループ(以下、FCループ)上のモジュール障害が発生しても、モジュール単位のバイパスで、障害がループ全体に与える影響を回避することができ、ループ全体を閉塞することが防げる。すなわち、図13に例示するように、本実施形態では、直列に接続された複数の第1FCループ180Aによって構成される第1大ループと、直列に接続された複数の第2FCループ180Bによって構成される第2大ループとがあるが、どの大ループのどのFCループが閉塞してしまっても、閉塞したFCループのENCバイパスを経由して、その閉塞したFCループを挟む2つのFCループが接続されるので、大ループ全体を閉塞させてしまうことを防ぐことができる。
ところで、本実施形態には、幾つかの実施例が考えられる。
図14は、本発明の一実施形態の第1実施例に係る記憶制御システム120のデータ転送に関わる部分を示す。
CTL5BとPBC101Aとの間に、第1の交替パス510が設けられる。また、CTL5AとPBC101Bとの間に、第2の交替パス512が設けられる。この場合、例えば、ディスク接続部111Aで障害が発生したことが検出された場合、CTL5Aが、第2の交替パス512を介して、直接、CTL5Bの管理下にある各ディスク接続部111Bにアクセスすることができる。
図15は、コントローラユニットとディスク筐体のファイバチャネルループの接続例を示す。
第2実施例では、1つのコントローラユニット5に、直列に接続された複数のディスク筐体117のうちの先頭のディスク筐体117が接続されている。各ディスク筐体117には、2つのFCループ180A及び180Bが存在し、それぞれのFCループ180A及び180Bに、複数のHDD115が接続されている(図示の例は、1つのHDD115が2つのFCループ180A及び180Bからアクセス可能な例である)。直列に接続された複数のFCループ180Aにより第1の大ループが形成され、また、直列に接続された複数のFCループ180Bにより第2の大ループが形成されている。
各ディスク筐体117には、FCループ180Aを第1の大ループから切離し、後続のディスク筐体117に第1の大ループをパスする第1のファイバチャネルスイッチ(以下、FC−SW)401と、FCループ180Bを第2の大ループから切離し、後続のディスク筐体117に第2の大ループをパスする第2のFC−SW403とが備えられる。
このように、FC−SW401、403により、FCループ180A、180Bを切離すことで、以下の効果が期待できる。
例えば、SATA(シリアルATA)ドライブは、定期的にドライブを停止することで、ドライブの寿命を延命できることが報告されている。これに基づくドライブ延命対策の一つとして、ドライブを一定周期で停止する方法が考えられる。更に、メールアーカイブとか、バックアップディスクとしてSATAドライブを使用する場合、一旦書込めば、当面はアクセスされることは無く、また、バックアップではその時にのみドライブを稼動する方法も考えられる。
これらを実現するための方法として、ドライブ単体レベルでの稼動を停止する方法が考えられるが、この第2実施例では、上述したFC−SW401、403を搭載したことにより、ディスク筐体117毎(或いは図示しないENC部)毎に電源切断を可能とする。各FC−SW401、403は、例えば、自分に接続されているFCケーブル内を介して電力供給を受けることで、ディスク筐体117毎(或いは図示しないENC部)毎に電源切断されても、FCループ180A、180Bの切離し等の制御を行うことが可能である。
以上のように、ディスク筐体117毎(或いは図示しないENC部)毎に稼動を制御することができるので、消費電力の節約や、防音対策に有用である。なお、ディスク筐体117毎(或いは図示しないENC部)毎に電源を切断しても、FC−SW401、403(上記実施形態で言えば、各PBC101A、101B、103A、103B)にだけは、電力が供給されるようにする。
以上、本発明の好適な実施形態及び幾つかの実施例を説明したが、これらは本発明の説明のための例示であって、本発明の範囲をこれらの実施形態及び実施例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、他の種々の形態でも実施することが可能である。
例えば、HDD115の代わりに、別種の物理的な記憶デバイス(一例として、DVD(Digital Versatile Disk)等の光ディスク、磁気テープ記録媒体、或いは半導体メモリ)が採用されても良い。
また、例えば、バイパスは、ディスク接続部単位ではなく、例えば、所定数のHDD単位で設けられても良い。これにより、より細かい制御が可能となる。
また、例えば、CTL5Aと、各PBC101A及び103Aとの間に、制御ラインが設けられていても良い。その場合、CTL5Aは、或るディスク接続部111Aの障害を検出した場合、その制御ラインを介して、その或るディスク接続部111AのENCバイパス113Aを有するPBC101A及び103Aにバイパス指令を出すことで、それらPBC101A及び103Aにパス切り替え制御を行わせても良い。
本発明の一実施形態に係る記憶制御システムのデータ転送に関わる部分の構成を示す。 図1に示した記憶制御システム120の構成を詳細に示す。 ENC管理テーブル31A及びLU管理テーブル33Aの構成例を示す。 本発明の一実施形態に係る記憶制御システムの電源系統に関わる部分の構成を示す。 図5(A)は、PBCの電源系統の一例を示し、図5(B)は、PBCの制御系統の一例を示す。 ディスク接続部111Aで障害が発生した場合に行われる処理流れの一例を示す。 PBC101Aと103Aとの間の通信経路の切り替わりを説明するための図。 障害が発生したディスク接続部111Aが回復した場合に行われる処理流れの一例を示す。 或るディスク筐体117の電源モジュール51、51の電源が断たれた場合に行われる処理流れの一例を示す。 ディスク筐体117内のPBC101A、101B、103A及び103Bへの給電の様子を説明するための図。 或るディスク筐体117の電源モジュール51、51の電源がオフ状態からオン状態になった場合に行われる処理流れの一例を示す。 ディスク筐体117内のPBC101A、101B、103A及び103Bへの給電の様子を説明するための図。 本発明の一実施形態の有用性を説明するための図。 本発明の一実施形態の第1実施例に係る記憶制御システム120のデータ転送に関わる部分を示す。 コントローラユニットとディスク筐体のファイバチャネルループの接続例を示す。
符号の説明
1…上位装置 5A、5B…コントローラユニット(CTL) 101A、101B…上流側ポートバイパス回路(PBC) 103A、103B…下流側PBC 111A、111B…ディスク接続部 113A、113B…ENCバイパス 120…記憶制御システム 180A、180B…ファイバチャネルループ

Claims (9)

  1. データを記憶する複数の記憶デバイスと、
    前記記憶デバイスにデータを書込むことや、前記記憶デバイスからデータを読み出すことを制御するコントローラと、
    前記コントローラを複数の記憶デバイスに接続する接続系統と
    を備え、
    前記接続系統は、
    前記複数の記憶デバイスに接続される2以上のデバイス接続部と、
    前記2以上のデバイス接続部にそれぞれ対応した2以上のバイパスと、
    前記2以上のバイパスをそれぞれ備え、前記2以上のデバイス接続部にそれぞれ接続されており、前記コントローラに対し、自分に接続されているデバイス接続部と、そのデバイス接続部のバイパスとのどちらを接続するかを選択的に切替える2以上のパス切替え部と
    を備え、
    前記2以上のパス切替え部は、前記コントローラが存在する上流側から、前記複数の記憶デバイスが存在する下流側にかけて、直列に接続され、
    前記2以上のパス切替え部の各々は、自分に接続されているデバイス接続部が正常の場合、前記コントローラに対してそのデバイス接続部を接続し、一方、そのデバイス接続部に異常が発生した場合、前記コントローラに対して接続するパスをデバイス接続部からそれのバイパスに切替え、
    前記コントローラが、前記異常が発生したデバイス接続部のバイパスを介して、それよりも下流側に存在するディスク接続部にアクセスする、
    記憶制御システム。
  2. 前記コントローラ及び前記接続系統はそれぞれ多重化されており、
    多重化されたコントローラには、第1と第2のコントローラが含まれ、
    多重化された接続系統には、第1のコントローラに接続される第1の接続系統と、第2のコントローラに接続される第2の接続系統とが含まれ、
    第1の接続系統に含まれる2以上のディスク接続部には、第1のディスク接続部が含まれ、
    前記第2の接続系統に含まれる2以上のディスク接続部には、前記第1のディスク接続部に対応した第2のディスク接続部が含まれ、
    前記第1のディスク接続部には、それに対応した第1のパス切替え部が備えられ、
    前記第2のディスク接続部には、それに対応した第2のパス切替え部が備えられ、
    前記第1のパス切替え部は、前記第2のコントローラに接続され、
    前記第2のパス切替え部は、前記第1のコントローラに接続され、
    前記第1のコントローラは、前記第1のディスク接続部に異常が発生したことを検出し、前記第2のコントローラに、前記第1のディスク接続部をバイパスすることの指示を意味するバイパス命令を送信し、
    前記第2のコントローラは、前記第1のコントローラから前記バイパス命令を受信し、前記第1のディスク接続部のバイパスを前記第1のコントローラに対して接続することの要求を意味するバイパス要求信号を、前記前記第1のパス切替え部に送信し、
    前記第1のパス切替え部は、前記バイパス要求信号を受信し、前記第1のコントローラに対して接続するパスを、前記第1のデバイス接続部からそれのバイパスに切替える、
    請求項1記載の記憶制御システム。
  3. 前記コントローラ及び前記接続系統はそれぞれ多重化されており、
    多重化されたコントローラには、第1と第2のコントローラが含まれ、
    多重化された接続系統には、第1のコントローラに接続される第1の接続系統と、第2のコントローラに接続される第2の接続系統とが含まれ、
    第1の接続系統に含まれる2以上のディスク接続部には、第1のディスク接続部が含まれ、
    前記第2の接続系統に含まれる2以上のディスク接続部には、前記第1のディスク接続部に対応した第2のディスク接続部が含まれ、
    前記第1のディスク接続部には、それに対応した第1のパス切替え部が備えられ、
    前記第2のディスク接続部には、それに対応した第2のパス切替え部が備えられ、
    前記第1のディスク接続部は、前記第2のパス切替え部に接続され、
    前記第2のディスク接続部は、前記第1のパス切替え部に接続され、
    前記第1のコントローラは、前記第1のディスク接続部に異常が発生したことを検出し、前記第2のコントローラに、前記第1のディスク接続部をバイパスすることの指示を意味するバイパス命令を送信し、
    前記第2のコントローラは、前記第1のコントローラから前記バイパス命令を受信し、前記第1のディスク接続部のバイパスを前記第1のコントローラに対して接続することの要求を意味するバイパス要求信号を、前記第2のディスク接続部を介して前記第1のパス切替え部に送信し、
    前記第1のパス切替え部は、前記バイパス要求信号を受信し、前記第1のコントローラに対して接続するパスを、前記第1のデバイス接続部からそれのバイパスに切替える、
    請求項1記載の記憶制御システム。
  4. 前記第1と第2のコントローラは、互いに接続されており、且つ、前記記憶制御システムの上位装置と接続されており、
    前記第1のコントローラは、前記上位装置からライト対象データを受信し、前記受信したライト対象データの書込み先が、前記第1のディスク接続部に接続されている記憶デバイスの場合、前記受信したライト対象データを前記第2のコントローラに転送し、
    前記第2のコントローラは、前記第1のコントローラからライト対象データを受信し、前記受信したライト対象データを、前記第2のディスク接続部を介して、前記第1のディスク接続部に接続されている前記記憶デバイスに書込む、
    請求項2記載の記憶制御システム。
  5. 前記2以上のディスク接続部及び前記2以上のパス切替え部にそれぞれ対応した2以上の電源と、
    前記2以上の電源の状態をそれぞれ検出する2以上の電源検出部と、
    前記2以上のパス切替え部にそれぞれ対応した2以上の電源切替え部と
    を更に備え、
    前記2以上の電源検出部の各々は、自分に対応した電源がオフになったことを検出して、その旨を、その電源に対応したパス切替え部の電源切替え部に通知し、且つ、その電源に対応したパス切替え部に、そのパス切替え部に対応したディスク接続部のバイパスを前記コントローラに対して接続することの要求を意味するバイパス要求信号を送信し、
    前記2以上の電源切替え部の各々は、自分に対応したパス切替え部に対して、そのパス切替え部に対応した電源と、それとは別のパス切替え部に対応した電源とのどちらを採用するかを選択的に切替えるようになっており、自分に対応したパス切替え部の電源がオフした旨の通知を前記電源検出部から受けて、自分に対応したパス切替え部に対して、そのパス切替え部とは別のパス切替え部に対応した電源を接続する、
    請求項1記載の記憶制御システム。
  6. 前記2以上のパス切替え部の各々は、前記バイパスの両端に接続された2つのバイパス回路を備え、
    前記2つのバイパス回路は、上流側のバイパス回路と下流側のバイパス回路であり、
    上流側のバイパス回路は、自分に対応したディスク接続部と、それよりも上流側のディスク接続部に対応したパス切替え部の下流側のバイパス回路とに接続され、
    下流側のバイパス回路は、自分に対応したディスク接続部と、それよりも下流側のディスク接続部に対応したパス切替え部の上流側のバイパス回路とに接続される、
    請求項1記載の記憶制御システム。
  7. 前記2以上のパス切替え部の各々は、自分に接続されている、異常のあったデバイス接続部が回復した場合、前記コントローラに対して接続するパスを、バイパスからデバイス接続部に切替える、
    請求項1記載の記憶制御システム。
  8. 2以上のディスク接続部の各々は、記憶デバイスに接続されるファイバチャネルループを備え、
    2以上のファイバチャネルループは、前記上流側から下流側にかけて直列に接続され、
    前記ファイバチャネルループとそれの隣のファイバチャネルループとの間に、前記ファイバチャネルループのバイパスを備えた前記パス切替え部を備える、
    請求項1記載の記憶制御システム。
  9. 記憶制御システムの動作方法において、
    前記記憶制御システムが、
    データを記憶する複数の記憶デバイスと、
    前記記憶デバイスにデータを書込むことや、前記記憶デバイスからデータを読み出すことを制御するコントローラと、
    前記コントローラを複数の記憶デバイスに接続する接続系統と
    を備え、
    前記接続系統は、
    前記複数の記憶デバイスに接続される2以上のデバイス接続部と、
    前記2以上のデバイス接続部にそれぞれ対応した2以上のバイパスと、
    前記2以上のバイパスをそれぞれ備え、前記2以上のデバイス接続部にそれぞれ接続されており、前記コントローラに対し、自分に接続されているデバイス接続部と、そのデバイス接続部のバイパスとのどちらを接続するかを選択的に切替える2以上のパス切替え部と
    を備え、
    前記2以上のパス切替え部は、前記コントローラが存在する上流側から、前記複数の記憶デバイスが存在する下流側にかけて、直列に接続され、
    前記動作方法は、
    前記デバイス接続部に異常が発生した場合、前記コントローラに対して接続するパスをデバイス接続部からそれのバイパスに切替えるステップと、
    前記異常が発生したデバイス接続部のバイパスを介して、それよりも下流側に存在するディスク接続部にアクセスするステップと
    を有する、
    記憶制御システムの動作方法。
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