JP2001101763A - ディスクアレイ装置 - Google Patents

ディスクアレイ装置

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JP2001101763A
JP2001101763A JP27821899A JP27821899A JP2001101763A JP 2001101763 A JP2001101763 A JP 2001101763A JP 27821899 A JP27821899 A JP 27821899A JP 27821899 A JP27821899 A JP 27821899A JP 2001101763 A JP2001101763 A JP 2001101763A
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JP
Japan
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hdd
power supply
power
controller
array device
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JP27821899A
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Inventor
Yoshimitsu Kamiyama
義光 上山
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 故障等のためにHDDを交換した場合であっ
ても他のHDDやコントローラに悪影響を与えないよう
にすることができるディスクアレイ装置を提供するこ
と。 【解決手段】 コントローラ1,2の制御下にある複数
のハードディスクドライブ5を有するディスクアレイ装
置において、これらハードディスクドライブ5に電源制
御する電源制御回路10を有し、コントローラ1,2か
ら電源制御回路10に出力される電源制御信号の論理和
条件を検出し、該論理和条件の検出によりハードディス
クドライブ5毎の電源制御回路10に電源制御信号を与
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のハードディ
スクドライブ(以下、「HDD」と称する。)を搭載し
てなるディスクアレイ装置に係り、特に、各HDDに対
する電源制御を改良したディスクアレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスクアレイ装置は、複数のHDDを
搭載し、該複数のHDDをRAID(レイド)と称され
る構成法によりシステム構成することにより、大容量の
データを記録したり、耐障害性を向上させることを可能
としたディスク型記憶装置である。
【0003】例えば、あるRAIDが採用されたディス
クアレイ装置では、各HDDを冗長構成で組むことによ
り、1台のHDDが故障しても残りのHDDを使用し
て、データを壊すことなく継続してシステムを稼動させ
ることができる。
【0004】また、HDDを複数台搭載するディスクア
レイ装置は、HDD毎に電源制御を実施している。これ
は、次の理由に基づいている。
【0005】第1に、システムが稼動中に故障したHD
Dを交換する、つまりHDDのオンライン交換ができる
ようにするためHDD毎の電源制御が必要とされる。
【0006】第2に、ディスクアレイ装置が通電中で
も、システムを停止しないで故障したHDDだけを交換
するため、HDD毎に電源を遮断できるように、HDD
毎の電源制御が必要とされる。
【0007】第3に、複数のHDD及びコントローラは
SCSIバスの如き同一バス上に接続されており、HD
Dを挿抜する際に、SCSIバスに対してノイズ等の悪
影響を与えないようにするためには、HDD毎の電源制
御が必要とされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようにディスクア
レイ装置は、各種の要求を満たすためにHDD毎の電源
制御が行われているが、次のような問題点がある。
【0009】第1に、故障等のHDDをオンライン交換
する場合の問題点を図4を参照して説明する。図4にお
いて、ディスクアレイ装置101は、筐体110を有
し、この筐体110に、複数のHDDモジュール120
が格納されている。また、コントローラ111及び電源
装置112を有する。HDDモジュール120は、HD
D121、電源制御回路122、電源制御スイッチ12
3を有し、これを単位として、交換が行われる。交換に
際しては、コネクタ130によりコントローラ111及
び電源装置112とHDDモジュール120との電気的
な接離が確保される。
【0010】かかるディスクアレイ装置101では、故
障したHDDを状態表示LED(図示無し)などで表示
することにより特定し、人による目視で確認し、人によ
るスイッチ123の操作として故障したHDDモジュー
ル120に対して電源を遮断し、故障したHDDモジュ
ール120を装置1から取り外し、健全なHDDモジュ
ール120をディスクアレイ装置101に実装し、該健
全なHDDモジュール120に対して電源を供給する、
という一連の作業により、交換が完了する。
【0011】しかし、故障したHDDモジュール120
は、交換作業が行われるまで通電されるため、故障の内
容によってはSCSIバスにノイズを発生するなど正常
なHDDモジュール120やコントローラ111に対し
て悪影響を与えてしまう虞がある。
【0012】また、HDDモジュール120の交換作業
や、増設作業を行った後、電源制御スイッチ123の投
入操作を忘れてしまう可能性がある。
【0013】さらに、故障したHDDモジュール120
は、使用されないにもかかわらず、通電状態が維持され
るため、余計なエネルギーの消費となる。
【0014】またさらに、交換単位であるHDDモジュ
ール120は電源制御回路122を持つため、保守部品
のコスト上昇を招いている。
【0015】第2として、シングルコントローラによる
HDD電源制御を採用するディスクアレイ装置の問題点
について、図5を参照して説明する。図5に示すディス
クアレイ装置101´は、実装される複数のHDD12
1を複数のコントローラで共有することなく、一のコン
トローラで複数のHDD121夫々をアクセスする構成
である。
【0016】また、交換の単位は、図4のように、HD
D121、電源制御回路122、電源制御スイッチ12
3を有するHDDモジュール120ではなく、HDD1
21である。ここに、図4の交換単位であるモジュール
に含まれていた電源制御回路は、ディスクアレイ装置1
01´に設けられ、また該電源制御回路113は、一般
に、コントローラのファームウェアにより制御されるも
のとなっている。
【0017】これにより、HDDが故障した場合、コン
トローラの指示により、HDDの電源を遮断させておく
ことができ、正常なHDDへの悪影響、例えば、SCS
Iバスにノイズを出すなどを無くすことができる。ま
た、故障したHDDは使用されることがないため、省エ
ネルギーのためにも電源を遮断しておくべきである。こ
の場合、交換単位はHDDであるため、保守用の交換部
品のコストを安くできる。
【0018】なお、緊急でHDDを取り外さなければな
らない場合や誤操作などにより、通電中にHDDが抜か
れてしまうことを想定し、異常操作の対策として、図6
に示す機構が採用されることがある。すなわち、図6に
示すように、実装されるHDD120に関して挿抜のた
めに必要なレバー115や抜け検出スイッチ114など
を設けている。この機構は、HDD120が抜ける前に
レバー115によって事前に抜かれることを検出するこ
とができる。
【0019】しかし、上述した各種の利点を有す図5及
び図6に示す構成は、シングルコントローラである場合
のみ有効な手段であり、当該コントローラが故障した場
合、ディスクアレイ装置として機能しなくなる、という
問題点がある。
【0020】また、一般にファームウェアであるコント
ローラにより、ソフトウェア的に電源制御を行うため、
コントローラがハングアップした状態の場合、活栓状態
でHDDを挿入してしまう可能性があり、誤動作やHD
Dの損傷を招く虞がある。
【0021】第3として、マルチコントローラによるH
DD電源制御を採用するディスクアレイ装置の問題点に
ついて、図7を参照して説明する。すなわち、図7に示
す装置は、内部で複数のコントローラ111A,111
BからHDD120を共有してアクセスされるシステム
構成である。先の例と同様に、HDD120の電源制御
回路113をディスクアレイ装置101´´側に持た
せ、かつ、その電源制御回路113は、ファームウェア
であるコントローラ111A,111Bにより制御でき
るように構成している。
【0022】このようなマルチコントローラ構成のディ
スクアレイ装置101´´である場合、考慮すべき内容
として、一のコントローラ111A又は111Bが、H
DD120を使用中に、他のコントローラ111B又は
111AによりHDD120の電源が遮断されないこと
である。
【0023】通常、これらのHDD電源制御信号は、共
通部で論理和条件の判断を設けることにより、該条件の
成立をもって電源供給を行うようにしている。
【0024】また、コントローラ111A,111Bか
ら出力するHDD電源制御信号はオープンコレクタと
し、ワイヤードORする。これにより、図8に示すよう
に、コントローラ111A,111BのいずれかからH
DD電源の投入(信号=Low)が出力されれば投入で
あり、全てのコントローラ111A,111BからHD
D電源の遮断(信号=High)が出力されれば、遮断
する。
【0025】しかし、コントローラ111A,111B
から出力されるHDD電源制御信号はワイヤードORさ
れているため、配線切れなどの故障を確認することがで
きない。例えば、コントローラ111Aから出力される
HDD電源制御信号の配線が切れていても、コントロー
ラ111Bから出力されるHDD電源制御信号によっ
て、HDD120への電源は供給されるため、コントロ
ーラ111Aの配線切れは検出できない。
【0026】この結果、コントローラ111Bをオンラ
イン交換する場合、コントローラ111Bからの電源制
御信号が無くなるため、HDD120の電源が遮断され
る。この時、コントローラ111AがHDD120に対
してアクセス中であると、データ消失という危険性があ
る。
【0027】また、一般に、ファームウェアであるコン
トローラ111A,111Bにより、ソフトウェア的に
電源制御を行うため、コントローラ111A,111B
がハングアップした状態の場合、活栓状態でHDD12
0を挿入することがあり、誤動作の原因や損傷の虞があ
る。
【0028】本発明の一の目的は、共有HDDの電源制
御を行うに際に、同一バスに接続された他のHDDやコ
ントローラに悪影響を与えないようにしたディスクアレ
イ装置を提供することにある。
【0029】また、本発明の他の目的は、HDDの電源
制御状態をハードウェア的にチェックし、電源制御回路
の故障を検出できるようにして、信頼性を向上したディ
スクアレイ装置を提供することにある。
【0030】さらに、本発明の他の目的は、HDDをオ
ンラインでの交換や増設などする場合、活栓状態でで挿
入されないようにし、誤動作や損傷を防止するようにし
たディスクアレイ装置を提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1に係る発明は、制御部の制御下にある複数の
ハードディスクドライブを有するディスクアレイ装置に
おいて、前記ハードディスクドライブ毎に電源制御する
電源制御部と、前記制御部から前記電源制御部それぞれ
に出力される電源制御信号の論理和条件を検出する検出
手段と、この検出手段による論理和条件の検出により前
記電源制御部それぞれに電源制御信号を与える手段と、
前記制御部から前記電源制御部それぞれに出力される電
源制御信号を折り返して前記制御部自らの信号の状態を
確認する手段とを具備することを特徴とする。
【0032】また、上記課題を解決するために請求項2
に係る発明は、制御部の制御下にある複数のハードディ
スクドライブを筐体内に搭載してなるディスクアレイ装
置において、前記筐体に設けられ、前記複数のハードデ
ィスクドライブそれぞれと前記制御部とを接続する複数
のコネクタと、前記ハードディスクドライブ毎に電源制
御する電源制御部と、前記ハードディスクドライブ毎に
前記コネクタを介して前記複数のハードディスクドライ
ブそれぞれと前記制御部との接続状態を監視する監視手
段と、前記ハードディスクドライブが未接続状態で強制
的に当該未接続状態のハードディスクドライブへの電源
供給を遮断するべく前記電源制御部に指令を与える手段
とを具備することを特徴とする。
【0033】以上の構成の請求項に係る発明によれば、
各HDDに対する電源制御は各別に行われることになる
ので、制御部の数に影響することなく、複数のHDDを
所望に構成することができる。
【0034】また請求項2に係る発明によれば、HDD
が実装されていない状態では遮断状態になり、通電中に
HDDが挿入されることがなくなり、誤動作の防止と共
に損傷を防止することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るディスクアレイ
装置の一実施形態を図1〜図3を参照して説明する。
【0036】図1〜図3に示すように、本実施形態のデ
ィスクアレイ装置は、複数のHDDを実装した構成であ
り、図示では例示として一つのHDDを実装した構成を
示す。ディスクアレイ装置は、電源装置3からの電源を
HDD毎に分配するように各HDDに対応して設けられ
る電源制御回路10を有し、また二つのコントローラ
1,2を有する。
【0037】ここで、ディスクアレイ装置の制御を行う
コントローラ1は、マルチコントローラ構成の場合と区
別するため、ここでは、“コントローラA”と称す。マ
ルチコントローラ構成の場合は、コントローラB2が故
障しても、コントローラA1により継続して機能し、デ
ィスクアレイ装置として稼動し続けることができる。
【0038】同様に、ディスクアレイ装置の制御を行う
コントローラ2は、マルチコントローラ構成の場合と区
別するため、ここでは、“コントローラB”と称す。マ
ルチコントローラ構成の場合は、コントローラA1が故
障しても、コントローラB2により継続して機能し、デ
ィスクアレイ装置として稼動し続けることができる。
【0039】電源装置3は、ディスクアレイ装置の各モ
ジュールへDC電源を供給し、AC電源入力をDC電源
に変換する。共通部4は、マザーボードで構成され、デ
ィスクアレイ装置の各モジュールを接続する。HDD5
は、文書データや図面データなどの電子情報を記憶する
ものであり、ディスクアレイ装置との接続に際しては、
SCA−2規格のSCSIコネクタのインタフェースを
使用する。
【0040】電源制御回路10は、各HDD5へ電源を
分配供給するものであり、この他に、コントローラ1,
2から出力される電源制御信号のOR制御やHDD抜け
検出スイッチで強制遮断などを行う。
【0041】DC電源11は、外部から与えられるAC
電源をDC電源に変換し、電源制御回路10を介してデ
ィスクアレイ装置内の各モジュールに供給される。
【0042】コントローラA1が出力する、HDD電源
制御信号(オープンコレクタ)12は、電源投入指示は
Lowレベル(オープンコレクタ)出力し、電源遮断指
示はハイインピーダンスとなる。コントローラA1が出
力する、HDD電源制御の折り返し信号13は、コント
ローラA1から出力されたHDD電源制御信号を共通部
4で折り返したもので、再びコントローラA1に入力さ
れる。この折り返し信号をチェックすることで、自系の
制御信号の故障の有無を検出することができる。
【0043】コントローラB2が出力する、HDD電源
制御信号(オープンコレクタ)14は、電源投入指示は
Lowレベル(オープンコレクタ)出力し、電源遮断指
示はハイインピーダンスとなる。コントローラB2が出
力した、HDD電源制御の折り返し信号15は、コント
ローラB2から出力されたHDD電源制御信号を共通部
で折り返したもので、再びコントローラB2に入力され
る。この折り返し信号をチェックすることで、自系の制
御信号の故障の有無を検出することができる。
【0044】HDD5の実装状態を示す信号16は、H
DD5との接続で、コネクタの1ピンを専用に実装状態
を示す信号に割り当てる。この信号16は、HDD5側
でGNDに接続され、すべてのコントローラA1,B2
からその接続状態が認識できるようになっている。HD
D5が実装されている場合、コントローラA1,B2か
らこの信号はLowレベルに、HDD5が未実装の場
合、Highレベルで読み出すことができる。
【0045】Dフリップフロップ(D−F/F)20
は、一般的な汎用IC(例えば74シリーズ相当のも
の)で構成することができ、HDD5を抜こうとした時
は、Dフリップフロップ(D−F/F)20のCKに立
ち上がりパルスが入力され、Q出力がLowとなり、H
DD5の電源がOFFする。これは、異常操作対策であ
る。
【0046】2入力ANDゲート21は、一般的な汎用
IC(例えば08シリーズ相当のもの)で構成すること
ができる。FETドライバ22は、電界効果トランジス
タ(FET)23を駆動させるためのICである。FE
T23は、HDD5に供給するDC電源のスイッチの役
割を行う。
【0047】HDD5に供給されるDC電源24は、F
ET23により入/切の制御が行われる。2入力NAN
Dゲート25は、一般的な汎用IC(例えば00シリー
ズ相当のもの)で構成することができ、このゲート25
で、各コントローラA1,B2からのHDD電源制御信
号をORする。
【0048】インバータゲート26は、一般的な汎用I
C(例えば04シリーズ相当のもの)でを構成すること
ができる。このゲート26は、HDD5を抜こうとした
時、F/F20のCKに立ち上がりパルスを供給するた
めのインバータとして機能する。
【0049】HDD挿抜用のイジェクタ(レバー)27
を点検員等が操作することにより、HDD5を抜去し、
また挿入することができる。HDD抜け検出スイッチ2
8は、HDD挿抜用イジェタ27でHDD5を抜去する
と、このスイッチ28が押されるようになっている。
【0050】レジスタ30は、ファームウェアからの指
示によるHDD電源制御信号を保持するものであり、こ
のレジスタ30はHDD5が未実装の場合、リセット入
力が入るため、強制的に電源遮断の指示を出力する。
【0051】IC31は、オープンコレクタ出力仕様の
ICであり、一般的な汎用IC(05シリーズ相当)で
構成することができる。このIC31は、HDD電源制
御信号のドライバ(信号駆動)として使用する。尚、コ
ントローラA1,B2を構成するボードはオンライン交
換されるため、駆動信号はハイインピーダンス出力が好
ましい。
【0052】インバータゲート32は、一般的な汎用I
C(例えば04シリーズ相当のもの)で構成することが
でき、HDD実装状態を示す信号を反転させ、HDD5
が抜けた状態ならレジスタ30をクリアし、該抜けたH
DD5に対する電源遮断を行う。
【0053】レジスタ33は、HDD電源制御信号の出
力を折り返して、ファームウェアが認識できるようにす
るものであり、ファームウェアがこのレジスタの状態を
読み出すことにより、自系のコントローラA1,B2が
出力した電源制御信号が動作しているかチェックする。
【0054】尚、符号40は、ファームウェアがHDD
電源制御信号の出力を行うための処理を示し、符号41
は、ファームウェアがHDD電源制御信号の出力状態を
読み出すための処理を示す。
【0055】以上のような構成の下で、先ず、ファーム
ウェアで構成されるコントローラ1又は2によるHDD
電源投入動作について説明する。すなわち、コントロー
ラ1,2により、複数のHDD5の中から該当するHD
D5に対し、符号40で示される電源投入の指示を行
う。これにより、対応するレジスタ30に“1”を保持
させる。
【0056】ドライバ31でオープンコレクタ出力(L
owレベル)し、NAND回路25でORされる(出力
は“1”)。この信号によりFET23がONとなり、
HDD5にDC電源が供給される。
【0057】なお、マルチコントローラ構成の場合、い
ずれかのコントローラから電源投入の要求があれば電源
投入する。
【0058】次に、コントローラによるHDD電源遮断
の動作について説明する。前述したHDD電源投入の動
作の逆で、ファームウェアであるコントローラ1又は2
により、複数のHDD5の中から該当するHDD5に対
して電源遮断の指示40を行う。そして、対応するレジ
スタ30に“0”を保持させる。ドライバ31でオープ
ンコレクタ出力(ハイインピーダンス)する。他系のコ
ントローラ2又は1からも遮断の信号が出力されている
場合、NAND回路25の出力は“0”となり、FET
23がOFFとなり、HDD5へのDC電源供給が遮断
される。尚、コントローラ1及び2の両方から電源遮断
の要求がなければ電源遮断しない。
【0059】次に、HDD電源の遮断動作の他のケース
を説明する。すなわち、イジェクタ27を操作した時、
HDD抜け検出スイッチ28のが押され、D−F/F2
0へ立ち上がりエッジのクロックが入力される。D−F
/F20の出力であるQは“0”となる。この信号によ
りFET23がOFFとなり、HDD5へのDC電源供
給が遮断される。これは通電中の異常操作が行われた場
合の対策である。
【0060】次に、保守時の保護動作について説明す
る。すなわち、HDD5が未実装の場合、HDD実装状
態信号16が各コントローラ1,2に配線されており、
この信号30でHDD電源制御の状態を保持するレジス
タ30,33をクリアする。これにより、電源投入状態
でファームウェアがハングアップした場合など、ハード
ウェアで強制的に遮断指示を出力することができる。
【0061】次に、電源投入信号の故障有無確認の動作
について説明する。すなわち、HDD5に対して電源投
入信号を出力し、共通部4からの折り返し信号13をフ
ァームウェアであるコントローラ1,2から読み出して
チェックすることで、自系の出力状態が確認できる。
【0062】なお、電源制御回路10内のORゲート2
5より先の回路の動作確認方法は、ファームウェアであ
るコントローラ1,2にて、SCSIバス経由でHDD
5に対し、簡単なヘルスチェックを兼ねた通信を行い、
HDD5の応答を確認することにより行うことができ
る。
【0063】以上のように本実施形態では、コントロー
ラ1,2から個別に共有HDD5の電源制御を行う機能
を実現させるため、各コントローラ1,2から出力され
るHDD電源制御信号(オープンコレクタ出力)を、共
通部4の論理回路にてOR(ワイヤードORではない)
し、その信号にてFET23を制御し、DC電源入/切
のスイッチとして使用する。これによりコントローラの
台数に影響しない、自由な構成を組むことが出来る。
【0064】よって、本実施形態によれば、コントロー
ラの台数に影響しないHDDの電源制御が可能となり、
構成の自由度が大きくでき、また故障したHDDの電源
を遮断できるので、省エネルギー効果が期待できる。
【0065】また、本実施形態では、各コントローラが
出力するHDD電源制御信号を共通部より折り返して自
コントローラ内で出力状態チェックできる回路を設けて
いるので、コントローラが自分で出力した信号をファー
ムウェアでチェックすることと、SCSIバス経由でH
DD対し、ヘルスチェックを行うことで、電源制御回路
の故障が検出できる。
【0066】また、本実施形態によれば、ハードウェア
の故障を検出できるので、コントローラが故障した場合
のシステムダウンの確率を小さくすることができ、信頼
性を向上させることができる。
【0067】さらに、本実施形態によれば、各HDDの
実装状態を示す信号を取り出すようにし、これら信号を
全てのコントローラに接続する。コントローラにより、
接続が確認できたHDDにはコントローラ(ファームウ
ェア)からの電源制御を実施して投入を行い、また、未
実装時はコントローラ(ファームウェア)からの電源制
御に加えてコントローラ側でハードウェア的に電源を遮
断する。これにより、HDDが実装されていない状態で
は遮断状態になり、通電中にHDDが挿入されることが
なくなり、誤動作の防止と共に損傷を防止することがで
きる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、故
障等のためにHDDを交換した場合であっても他のHD
Dやコントローラに悪影響を与えないようにすることが
でき、電源制御回路の故障を検出できるようにして信頼
性を向上することができ、又は、誤動作や損傷を防止す
るようにしたディスクアレイ装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のディスクアレイ装置を示
すブロック図。
【図2】同実施形態における電源制御回路の一例を示す
回路図。
【図3】同実施形態のコントローラの一例を示す回路
図。
【図4】従来のディスクアレイ装置を示すものであっ
て、HDDモジュールを交換する状況を示す図。
【図5】従来のディスクアレイ装置を示すものであっ
て、シングルコントローラによるHDD電源制御を示す
図。
【図6】従来のディスクアレイ装置を示すものであっ
て、緊急時のHDD挿抜対策の機構を示す図。
【図7】従来のディスクアレイ装置を示すものであっ
て、マルチコントローラによるHDD電源制御を示す
図。
【図8】図7に示す従来のディスクアレイ装置における
マルチコントローラによるHDD電源制御のタイミング
図。
【符号の説明】
1,2…コントローラ、3…電源装置、4…共通部、5
…HDD、10……電源制御回路、20…Dフリップフ
ロップ、21…2入力ANDゲート、22…FETドラ
イバ、23…電界効果トランジスタ(FET)、30…
コネクタ、25…2入力NANDゲート、30,33…
レジスタ、40,41…マイコン。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御部の制御下にある複数のハードディ
    スクドライブを有するディスクアレイ装置において、 前記ハードディスクドライブ毎に電源制御する電源制御
    部と、 前記制御部から前記電源制御部それぞれに出力される電
    源制御信号の論理和条件を検出する検出手段と、 この検出手段による論理和条件の検出により前記電源制
    御部それぞれに電源制御信号を与える手段と、 前記制御部から前記電源制御部それぞれに出力される電
    源制御信号を折り返して前記制御部自らの信号の状態を
    確認する手段とを具備することを特徴とするディスクア
    レイ装置。
  2. 【請求項2】 制御部の制御下にある複数のハードディ
    スクドライブを筐体内に搭載してなるディスクアレイ装
    置において、 前記筐体に設けられ、前記複数のハードディスクドライ
    ブそれぞれと前記制御部とを接続する複数のコネクタ
    と、 前記ハードディスクドライブ毎に電源制御する電源制御
    部と、 前記ハードディスクドライブ毎に前記コネクタを介して
    前記複数のハードディスクドライブそれぞれと前記制御
    部との接続状態を監視する監視手段と、 前記ハードディスクドライブが未接続状態で強制的に当
    該未接続状態のハードディスクドライブへの電源供給を
    遮断するべく前記電源制御部に指令を与える手段とを具
    備することを特徴とするディスクアレイ装置。
JP27821899A 1999-09-30 1999-09-30 ディスクアレイ装置 Pending JP2001101763A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009163310A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Nec Corp ディスクアレイ装置、物理ディスク復帰方法、および物理ディスク復帰プログラム
WO2016122510A1 (en) * 2015-01-29 2016-08-04 Hewlett Packard Enterprise Development Lp Hard disk drive power removal

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