JP3376853B2 - パッケージの閉塞方法 - Google Patents

パッケージの閉塞方法

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JP3376853B2
JP3376853B2 JP09344197A JP9344197A JP3376853B2 JP 3376853 B2 JP3376853 B2 JP 3376853B2 JP 09344197 A JP09344197 A JP 09344197A JP 9344197 A JP9344197 A JP 9344197A JP 3376853 B2 JP3376853 B2 JP 3376853B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置の保
守の際、電源を落さずに保守可能な記憶システムに関
し、特に共通バスに対し各パッケージの活線挿抜が可能
である磁気ディスクサブシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、プラント制御や金融システムなど
で用いられるコンピュータシステムにおいては、その無
停止運転が要求されている。しかし、従来のコンピュー
タシステムでは、システムの一部に障害が発生した場
合、一度システムの電源を落として復旧作業を行う必要
があった。無停止運転のためには、障害が発生した部分
の交換や保守を、システムの電源を落とさずに行う必要
が有る。
【0003】このような無停止保守を実現するための活
線挿抜技術に関連する出願として次のものが挙げられ
る。特開平5−175675公報には、共通バスに接続
された複数のパッケージを備える電子装置において、パ
ッケージの挿抜の際、パッケージの外部に設けられた制
御装置が、パッケージと共通バスの接続回路であるバス
バッファを制御し、論理的にパッケージを共通バスから
切り離す技術が開示されている。具体的には、バスバッ
ファの共通バスとの接続部を、ハイインピーダンスにす
るものである。
【0004】また、コンピュータシステムを無停止運転
するために、システム全体の信頼性を高める技術、即ち
システム内を複数の冗長系で構成するフォールト・トレ
ラント・システムを採用することも有効である。この種
の公知例として、特開平3−266011公報には、複
数の冗長系からなるシステムにおいて、冗長系のインタ
フェース部以外の部分を冗長系毎に独立したクロックで
動作させるシステムが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平5−17567
5公報に開示される電子装置では、複数のパッケージの
活線挿抜や診断の制御を、装置内の特定の制御部で集中
して行うため、前記制御部に障害が発生した場合、シス
テムの無停止保守が不可能になるという問題点がある。
また、共通バスに対してバスバッファを論理的に切り離
す技術、すなわち、データを伝送するデータ系バスに対
するパッケージの切り離す技術のみしか開示しておら
ず、システム全体に対する影響は何等考慮されていない
という問題点もある。
【0006】また、特開平3−266011公報には、
冗長系毎に独立したクロックで動作させるシステムが開
示されているが、システムの稼働中に各冗長系をシステ
ムの動作に影響を与えずに交換することについて、全く
考慮されていないという問題点がある。
【0007】そこで本発明の目的の1つは、バスを共有
し活線挿抜が可能な複数のパッケージによって構成され
る記憶システムにおいて、パッケージの活線挿抜をシス
テム内の動作に影響を与えることなく実施可能な記憶シ
ステムを提供することである。
【0008】本発明の他の目的は、各パッケージが共通
バスに挿抜自在に接続され、他のパッケージに影響を与
えることなく挿抜できる磁気ディスクサブシステムを提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の記憶システム
パッケージ閉塞方法は、障害が発生したパッケージの制
御プロセッサがこのパッケージの障害を検出するステッ
プと、制御プロセッサが内部回路とクロック回路とを停
止させる信号を発行するステップと、この信号によりパ
ッケージを閉塞するステップと、この閉塞を管理手段に
通知するステップとを有する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例を用いて詳
細に説明する。
【0011】図1は本実施例において説明する記憶シス
テムのシステム概略図である。本実施例では記憶媒体と
して磁気ディスクを用いるが他の記憶媒体を用いても何
ら問題ない。記憶媒体として磁気ディスクを用いた記憶
システム、すなわち磁気ディスクサブシステム1は、共
通バス3、共通バス3に接続されるホストアダプタパッ
ケージ4、キャッシュパッケージ5、ディスクアダプタ
パッケージ6、保守プロセッサ9(以下SVP9と言
う)から成る。
【0012】共通バス3は、ここでは図示されないデー
タ系バス、制御系バス、及び電源ラインから構成され
る。
【0013】ホストアダプタパッケージ4は、ホストコ
ンピュータ2とのインターフェイスであり、データの処
理を行うデータ処理部10aと、データ処理部10aに
接続し共通バス3に対してホストアダプタパッケージ4
のインターフェイスとなるバスドライバ15と、それら
のデータ転送の制御を行う制御手段11、及びパッケー
ジの動作基準信号を発生するクロック発生部14を有す
る。制御手段11は、保守用情報伝送路8を通じてSV
P9へパッケージの動作状態を報告するパッケージ制御
部12、パッケージ制御部12の指示によりパッケージ
の抜去に備えたパッケージの閉塞処理、及びパッケージ
の挿入後にパッケージの初期化を指示する挿抜制御部1
3を有する。
【0014】パッケージ制御部12はマイクロプロセッ
サ16(以下MP16と呼ぶ)を有していて、パッケー
ジの動作状態の監視を行い、パッケージに障害、例え
ば、他のパッケージに対するデータ通信に不良が発生し
たような場合、パッケージの閉塞を挿抜制御部13に指
示する。挿抜制御部13は、パッケージ制御部12によ
り障害パッケージの閉塞を指示された場合、バスドライ
バ15にはPKOFF信号を、クロック発生部14及び
データ処理部10aにはリセット信号を送信し、パッケ
ージ4の閉塞処理を行なう。その際、バスドライバ15
は共通バス3に対してハイインピーダンスの状態にな
り、パッケージ4は論理的に共通バス3と切り離され
る。また、少なくともクロック発生部14が閉塞状態に
なることより、パッケージ内の回路はリセット状態とな
りパッケージの機能が停止、すなわちパッケージが閉塞
した状態となる。パッケージが閉塞状態になると、パッ
ケージの消費電力が低下する。これらによりパッケージ
4の抜去の際、バスドライバ15は共通バス3に対して
ハイインピーダンスの状態であることから共通バス3の
データ系バスおよび制御系バスに対してノイズを発する
ことがなく、同様に、パッケージの消費電力が低下して
いることから、共通バスの電源ラインに対してノイズを
発することがない。従って本発明を適用する磁気ディス
クサブシステムでは、共通バス3を通じて接続される他
のパッケージに対する影響を低減させた状態でパッケー
ジを抜去可能である。
【0015】パッケージ制御部12は、共通バス3を介
して応答した他パッケージの障害も検出し、そのパッケ
ージの閉塞処理も指示可能である。
【0016】パッケージ制御部12を持たないキャッシ
ュパッケージ5は、データ処理部10b、挿抜制御部1
3を有する制御手段11’、クロック発生部14、そし
てバスドライバ15から構成される。制御手段11’は
制御手段11と異なりパッケージ制御部12を有してい
ないので、パッケージ5の閉塞処理は共通バス3を介し
て他のパッケージのパッケージ制御部12が行う。
【0017】ディスクアダプタパッケージ6はホストア
ダプタパッケージ4とほぼ同様の構成を有している。た
だし、ディスクアダプタパッケージ6におけるデータ処
理部10cは、バスドライバ15と磁気ディスク群7に
接続している。図示しないがデータ処理部10cは、複
数の磁気ディスク群7と接続可能である。磁気ディスク
群7は複数の磁気ディスク装置17を有しており、デー
タ処理部10cに対してそれぞれが並列に接続されてい
る。また、ディスクアダプタパッケージ6はホストアダ
プタパッケージ4と同様に、パッケージ制御部12を有
しているので、自ら閉塞状態への移行が可能である。
【0018】新たにサブシステムに挿入されたパッケー
ジについては、パッケージ閉塞制御部45によって自己
診断が行なわれ、SVP9の指示によってサブシステム
に組み込まれる。
【0019】また本発明が適用された磁気ディスクサブ
システムは、正常に動作しているパッケージの保守交換
を行うため、SVP9を操作することによって、保守対
象となるパッケージのパッケージ制御部12に閉塞を指
示する。SVP9には表示部18と図示していない入力
手段が設けられている。保守対象となるパッケージにパ
ッケージ制御部12がない場合、保守対象でないパッケ
ージのパッケージ制御部12を通じて、対象となるパッ
ケージの閉塞処理を行う。
【0020】このように、本発明が適用される磁気ディ
スクサブシステムにおいては、パッケージの障害の監視
及び閉塞処理をパッケージごとに行い、システムの無停
止保守が可能になる。
【0021】本発明が適用される磁気ディスクサブシス
テムは、クロック発生部14をそれぞれのパッケージ毎
に有しているため、クロック、すなわちパッケージ内の
基準周波数がパッケージごとに供給される。このため、
各パッケージに供給されたクロック信号が、他のパッケ
ージの閉塞によって途切れることがないため、1つのパ
ッケージの障害によってサブシステム全体が停止するこ
とはないことは言うまでもない。
【0022】さらに、パッケージの閉塞を確認した他の
パッケージは、パッケージの閉塞を保守用情報伝送路8
を介してSVP9に通知し、SVP9はその表示部18
に閉塞したパッケージの表示を指示するため、パッケー
ジ挿抜時の障害発生の監視およびパッケージの誤抜去を
防止することができる。
【0023】図2は本発明の実施例である磁気ディスク
サブシステムの構成図である。図2は図1における記憶
システムについてより詳細な構成を示したものである。
【0024】本実施例では、ホストアダプタパッケージ
4は4面あり、各ホストアダプタパッケージはホストコ
ンピュータとデータ系バス31の間のデータ転送を行
い、データ系バス31に対するデータ転送制御機能を持
つデータ転送部41、制御系バス32を介しキャッシュ
パッケージ5との制御情報の転送を行うバス制御部5
2、図示していない供給経路によってホストアダプタパ
ッケージ4の内部回路にクロックを供給するクロック発
生部14、ホストコンピュータからのデータ転送要求を
受取りホストアダプタパッケージ4の制御(データ転送
及び障害監視)を行うマイクロプロセッサ16(以下M
P16)、保守用LANとの通信を制御するLAN制御
部44、マイクロプロセッサの制御プログラムを格納
し、例えばフラッシュROMのように書換え可能なメモ
リであるブートデバイス43、MP16の指示によって
ホストアダプタパッケージ4の抜去に備えたパッケージ
の閉塞、すなわちパッケージの機能の停止を行うパッケ
ージ閉塞制御部45、点灯によりホストアダプタパッケ
ージ4が閉塞状態にあることを示すLED46、バスド
ライバ47、ホストアダプタパッケージ4の挿抜時にバ
スドライバ47の電源制御を行うバスドライバ電源制御
部48、ホストアダプタパッケージ4とメインプラッタ
61を接続する活線挿抜対応のメインエッジコネクタ部
60から構成される。ディスクアダプタパッケージ6
は、本実施例のサブシステムでは8面からなり、各ディ
スクアダプタパッケージは、ホストアダプタパッケージ
4とほぼ同じ構成であり、データ転送部41がデータ系
バス31と磁気ディスク群7との間のデータ転送を行
い、データ系バス31及び磁気ディスク群7に対するデ
ータ転送制御機能を持つことがホストアダプタパッケー
ジ4と異なるが、バス制御部42、クロック発生部1
4、MP16、LAN制御部44、ブートデバイス4
3、パッケージ閉塞制御部45、LED46、バスドラ
イバ47、バスドライバ電源制御部48、メインエッジ
コネクタ部60の各部の機能はホストアダプタパッケー
ジ4と同じである。
【0025】キャッシュパッケージ5は各アダプタのM
P16から共通にアクセス可能であり、各パッケージの
状態と動作に関する種々の管理情報を記憶する共有メモ
リ部53、制御系バス32を介し各アダプタとの間の制
御情報の転送を行う共有メモリ制御部54、ホストアダ
プタパッケージ4とディスクアダプタパッケージ6との
データ転送において両者の間に介在し転送されるデータ
を一時格納するキャッシュメモリ部51、制御系バス3
2を介し各パッケージとの間の制御情報の転送を行うキ
ャッシュメモリ制御部52、他パッケージのMPの指示
によりパッケージの抜去に備えたパッケージの閉塞を行
うパッケージ閉塞制御部45、LED46、バスドライ
バ47、クロック発生部14、バスドライバ電源制御部
48から構成される。また、前記共有メモリ部53の内
容が失われるとサブシステムの運用が不可能になる。サ
ブシステムの無停止運転のため、交換に備えてキャッシ
ュパッケージ5を二重化する必要があり、そのためサブ
システムは同一の情報を格納するキャッシュパッケージ
5を2面持っている。
【0026】図3はメインエッジコネクタ60及びバス
ドライバ電源制御部48の構成を示す図である。メイン
エッジコネクタ60のピンには、パッケージの動作電力
電源ライン34から供給する一般電源ピン71、バス
ドライバ電源制御部48の出力信号とデータ系バス31
あるいは制御系バス32とを接続する信号ピン72、バ
スドライバ電源制御部48にバイアス信号を与えるバス
ドライババイアス信号ピン73、グランドピン74があ
る。以後説明のために信号ピン72が接続されるデータ
系バス31と制御系バス32を信号系バスと称する。
【0027】バスドライバ電源制御部48バスドライ
ババイアス信号ピン73が電源ライン34に接続され
イアス信号(Li)が与えられると、その出力信号(S
ig)にバイアスがかかり、信号ピン72のキャパシタ
ンスが低下する特性を持っている。また電源(Vcc)
が接続されていない間出力信号ピンはハイインピーダ
ンスになっている。
【0028】パッケージ挿入時にはメインエッジコネク
タ60のピンは、(1)グランドピン74、バスドライ
ババイアス信号ピン73、(2)信号ピン72、(3)
一般電源ピン71、の順でプラッタ61側と接続するよ
うになっている。このため信号ピン72接続時のバスド
ライバ電源制御部48の出力信号(Sig)にはバイア
スがかり、信号ピン72の電位はプラッタ61の信号系
バスの電位に近くなる。さらに信号ピン72のキャパシ
タンスは既に低い状態になっており、且つ信号ピン72
はハイインピーダンスになるようにしてあるため、接続
時に信号系バスから信号ピン72への電流引込みによる
ノイズの発生を抑制、信号系バスに悪影響を及ぼさな
いようになっている。
【0029】パッケージの抜去時にはメインエッジコネ
クタ60のピンは、(1)一般電源ピン71、(2)信
号ピン72、(3)グランドピン74、バスドライババ
イアス信号ピン73、の順で接続が絶たれる。またパッ
ケージの抜去に先立ってパッケージ閉塞制御回路により
PKOFF信号が発行されバスドライバ電源制御部48
への電力供給が絶たれその出力信号ピン72がハイイン
ピーダンスになるようになっており、かつバイアス信号
(Li)によりその電位が信号系バスの電位に近くなっ
ている。従って信号系バスから切り離されるときには、
キャパシタンスが低下しているようになっており、信号
系バスへのノイズの影響が抑制される
【0030】図4は障害が発生したMP16を有するパ
ッケージ(ホストアダプタパッケージ4、ディスクアダ
プタパッケージ6)をシステム動作状態で交換する際の
手順を示したフローチャートである。以下、図4によっ
て障害交換の場合のMP付きパッケージの活線挿抜処理
手順を説明する。
【0031】MP付きパッケージに障害が発生した場
合、障害パッケージ内のMP16は障害を検出し(ステ
ップ101)、前記MP16の指示により、パッケージ
閉塞制御部71はパッケージの内部回路にPKOFF信
号を発行する(ステップ102)。このリセット信号に
よってクロックが停止するため、パッケージの内部回路
の動作が停止してパッケージの消費電力が低下する(ス
テップ103)。また、リセット信号はバスドライバ電
源制御部92によってバスドライバ47への電力供給を
停止し、バスドライバ47の出力はハイインピーダンス
になる。さらに、パッケージ閉塞制御部はLED72を
点灯させパッケージ閉塞の完了を保守員に知らせパッケ
ージ抜去準備が完了する(ステップ104)。
【0032】一方、正常に動作しているパッケージは、
制御系バス32を介して障害パッケージの閉塞を確認し
(ステップ105)、パッケージの閉塞を保守用LAN
8を介してSVPに通知し、制御系バス32を介して共
有メモリ54に閉塞パッケージの情報を書き込む(ステ
ップ106)。パッケージの閉塞を通知されたSVPは
パッケージが閉塞したことを表示部21に表示する(ス
テップ107)。また、他のパッケージは共有メモリ5
3にアクセスしたときにパッケージの閉塞を知ることが
できる。保守員はLEDの点灯とSVPの表示を確認
(ステップ108)後、パッケージの抜去を行う(ステ
ップ109)。この時前述の通りパッケージ閉塞制御部
45により抜去されるパッケージは低消費電力状態にな
っており、パッケージ抜去時にメインエッジコネクタ6
0の電源ピンに過大な電流が流れ損傷するのを防止する
ようになっている。また同様に、バスドライバの出力も
ハイインピーダンスになっており、パッケージ抜去時の
信号系バスへのノイズの影響を抑制し、システム全体の
動作に影響を及ぼさないようになっている。
【0033】次に、保守員によって交換パッケージの挿
入が行われる(ステップ110)。メインエッジコネク
タ60の信号ピン72の接続時にはバスドライバ91の
出力信号にバイアスがかかっていて、信号ピン72の電
位はプラッタの信号系バスの電位に近くなっており、さ
らに信号ピン72のキャパシタンスは既に低い状態にな
っているため、信号系バスから信号ピン72へのノイズ
の発生を抑制するようになっている。また一般電源ピン
71の接続時に信号ピン72はハイインピーダンスにな
っており、信号系バスに悪影響を及ぼさないようになっ
ている。
【0034】一般電源ピン71の接続をパッケージ閉塞
制御部71が検出すると、交換パッケージにRESET
が発行され(ステップ111)、交換パッケージのMP
16が動作を開始する。交換パッケージのMP16は自
己診断を行った(ステップ112)後、ブートデバイス
43の制御プログラムに従って動作し、交換パッケージ
の自己診断と初期化を行う(ステップ113)。
【0035】ステップ112及びステップ113の自己
診断時に異常が検出された場合には再びパッケージの閉
塞と交換を行う(ステップ102)。自己診断の結果異
常なしであれば、SVP9の指示により交換パッケージ
はサブシステムに組み込まれ(ステップ114)、通常
動作を開始する(ステップ100)。
【0036】図5はMP付きパッケージの保守交換を行
うため、パッケージをシステム動作状態で交換する際の
手順を示したフローチャートである。以下、図5によっ
て保守交換の場合のMP付きパッケージの活線挿抜処理
手順を説明する。
【0037】SVP9は保守員の操作によって保守交換
要求を発行する(ステップ200)。前記保守交換要求
はSVP9から保守用LAN8を介して保守対象パッケ
ージのMP16に発行される(ステップ201)場合
と、制御系バス32を介して保守対象外パッケージのM
P16に発行される(ステップ202’)場合がある。
前者の場合、保守対象パッケージのMP16がパッケー
ジ閉塞処理部に閉塞処理を指示し、閉塞処理が実行され
(ステップ201〜204)、他のパッケージが保守対
象パッケージの閉塞を確認する(ステップ205)。後
者の場合、保守対象外パッケージのMP16が保守対象
パッケージの閉塞処理部に閉塞処理を指示し、閉塞処理
が実行され(ステップ201’〜204’)、前記保守
対象外パッケージが保守対象パッケージの閉塞を確認す
る(ステップ205)。以下、障害パッケージ交換時と
同様の手順(ステップ206〜214)でパッケージの
活線挿抜が行われる。
【0038】MPを持たないパッケージ(キャッシュパ
ッケージ5)の障害検出はMP付きパッケージのMP1
6が制御系バス32を介して行う。また、MP無しパッ
ケージに対する保守交換要求はMP付きパッケージのM
P16が受け取り、制御系バス32を介してMP無しパ
ッケージの保守交換を制御する。MP無しパッケージの
活線挿抜処理は、MP付きパッケージのMP16が制御
系バス32を介して挿抜対象MP無しパッケージのパッ
ケージ閉塞処理部に閉塞処理の指示を行い、パッケージ
の閉塞を確認する他は、MP付きパッケージと同一の手
順で行う。
【0039】本実施例によれば、共通バスに対して活線
挿抜が可能な複数のパッケージによって構成される磁気
ディスクサブシステムにおいて、システム内の他のパッ
ケージの動作に影響を与えることなく任意のパッケージ
を活線挿抜できるという効果がある。
【0040】挿抜制御部によってパッケージを閉塞する
ことによりパッケージの消費電力が低下し、挿抜時の電
源バスへの影響が抑制され、コネクタ部60の損傷が防
止される。
【0041】本実施例によれば、クロック信号はそれぞ
れのパッケージから供給されるため、1つのパッケージ
に障害によってサブシステム全体が停止することはな
く、そのため、サブシステム全体の耐故障性が高くな
る。
【0042】また、本実施例においては、閉塞したパッ
ケージを容易に確認できるため、誤抜去によってサブシ
ステム全体にダメージを与えることがない。また確認手
段を複数持つことから、前記確認手段の障害の発見も容
易である。
【0043】また、本発明にさらに別の作用によれば、
挿入されたパッケージは独自に自己診断を行いSVP9
の指示によりサブシステムに組み込まれるので、サブシ
ステムはパッケージの挿入とその自己診断に関係なく動
作できる。
【0044】
【発明の効果】以上から本発明によれば、バスを共有し
活線挿抜が可能な複数のパッケージによって構成される
記憶システムにおいて、システム内の動作に影響を与え
ることなくパッケージの活線挿抜が実施できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施例のシステム構成図
【図3】コネクタ及びバスドライバ電源制御部の構成と
パッケージ挿抜時の動作タイミングを示す図である。
【図4】障害が発生したパッケージをシステム動作状態
で交換する際の手順を示したフローチャートである。
【図5】パッケージの保守のためにシステム動作状態で
交換する際の手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
2 磁気ディスクサブシステム 3 共通バス 4 ホストアダプタパッケージ 5 キャッシュパッケージ 6 ディスクアダプタパッケージ 11 制御手段 12 パッケージ制御部 13 挿抜制御部 14 クロック発生回路 15 バスドライバ 16 マイクロプロセッサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−100723(JP,A) 特開 昭56−99527(JP,A) 特開 平2−189648(JP,A) 特開 平5−175675(JP,A) 特開 平5−119883(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/00 G06F 1/04

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部回路と、前記内部回路にクロックを供
    給するクロック回路と、前記内部回路を制御する制御プ
    ロセッサと、前記制御プロセッサの指示によって自パッ
    ケージの閉塞を制御する挿抜制御部とを有し、ドライバ
    を介して接続手段と接続される複数のパッケージと、前
    記接続手段とを備えたシステムのパッケージ閉塞方法で
    あって、前記複数のパッケージのうちの第一のパッケージの 前記
    制御プロセッサは、前記第一のパッケージで発生した
    害を検出し、 前記第一のパッケージの 前記制御プロセッサの指示に応
    じて、前記第一のパッケージの前記挿抜制御部は、前記
    第一のパッケージの前記内部回路、前記クロック回路及
    び前記ドライバを停止させる信号を出力し、 前記第一のパッケージの前記クロック回路及び前記ドラ
    イバを停止させることにより、前記第一のパッケージは
    自ら閉塞し、 前記複数のパッケージのうちの第二のパッケージの前記
    制御プロセッサは、前記第一のパッケージの閉塞を確認
    し、前記閉塞についての情報を第三のパッケージに対し
    て知らせることを特徴とする パッケージ閉塞方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパッケージ閉塞方法におい
    て、 前記システムは、上位装置との接続に用いられる上位論
    理手段と、データを記憶する記憶装置との接続に用いら
    れる下位論理手段とを有するものであり、 前記第一のパッケージ及び前記第二のパッケージは、前
    記上位論理手段または前記下位論理手段としての機能を
    実行すものであることを特徴とするパッケージ閉塞方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のパッケージ閉塞方法におい
    て、 前記第三のパッケージは、前記上位装置と前記記憶装置
    との間で転送されるデータを一時的に記憶する一時記憶
    手段を有するものであり、 前記第二のパッケージの前記制御プロセッサは、前記自
    ら閉塞した前記第一のパッケージについての情報を前記
    一次記憶手段に書き込むものであることを特徴とするパ
    ッケージ閉塞方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のパッケージ閉塞方法におい
    て、 前記一次記憶手段は、前記複数のパッケージによって共
    有されるメモリであることを特徴とするパッケージ閉塞
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載のパッケージ閉塞方法
    において、 前記第一のパッケージの前記内部回路、前記クロック回
    路及び前記ドライバを停止させる信号は、リセット信号
    であることを特徴とするパッケージ閉塞方法。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5記載のパッケージ閉塞方法
    において、 前記第一のパッケージは、LEDと、前記第一のパッケ
    ージが閉塞した場合に前記LEDを点灯させるパッケー
    ジ閉塞制御部とを有するものであることを特徴とするパ
    ッケージ閉塞方法。
  7. 【請求項7】 上位装置に接続される記憶システムであっ
    て、 前記上位装置に接続され、前記上位装置との間のインタ
    ーフェースである複数の上位インターフェース論理手段
    と、 データを記憶する記憶装置と、 前記記憶装置に接続され、前記記憶装置との間のインタ
    ーフェースである複数の記憶装置インターフェース論理
    手段と、 前記上位インターフェース論理手段から前記記憶装置イ
    ンターフェース論理手段に対して送られるデータを一時
    的に記憶する複数のキャッシュメモリ手段とを有し、 前記複数の上位インターフェース論理手段、前記複数の
    記憶装置インターフェース論理手段及び前記複数のキャ
    ッシュメモリ手段は、互いにパッケージを構成し、 前記複数の上位インターフェース論理手段及び前記複数
    の記憶装置インターフェース論理手段は、自パッケージ
    内において操作可能なクロック回路と、内部回路と、自
    パッケージにおいて発生する障害を検出した場合に、自
    パッケージの前記内部回路に対するクロックの供給を停
    止させることにより自パッケージのインターフェースを
    自ら閉塞させる制御手段とを有し、 前記制御手段は、他のパッケージが自ら閉塞した場合に
    は、前記自ら閉塞した他のパッケージの閉塞を確認し、
    前記閉塞についての情報をさらに他のパッケージに対し
    て知らせることを特徴とする記憶システム。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の記憶システムにおいて、 前記複数のパッケージにおける障害の発生を監視し、障
    害が発生した場合に、障害が発生したパッケージの前記
    制御手段に対して閉塞を指示する保守手段とを有するこ
    とを特徴とする記憶システム。
  9. 【請求項9】 請求項7又は8記載の記憶システムにおい
    て、 前記制御手段は、他のパッケージの障害を検出し、前記
    障害が検出された他のパッケージを閉塞させることを特
    徴とする記憶システム。
  10. 【請求項10】 電源ラインと、 複数のディスクを有する記憶媒体と、 複数のパッケージとを有し、 前記複数のパッケージは、前記電源ラインのインターフ
    ェースとなるドライバと、電源ラインと記憶媒体とに接
    続され、データを処理するデータ処理部と、自パッケー
    ジの動作の基準となる信号を発生するクロック発生部
    と、自パッケージの動作状態を監視する第一の制御部
    と、前記ドライバ、前記データ処理部及び前記クロック
    発生部に対して信号を送ることにより自パッケージの動
    作を自ら閉塞させる第二の制御部とを有し、 前記第一の制御部は、自パッケージ以外の第一のパッケ
    ージが自ら閉塞した場合には、前記第一のパッケージに
    ついての閉塞を確認し、前記閉塞についての情報をさら
    に第二のパッケージに対して知らせることを特徴とする
    記憶システム。
  11. 【請求項11】 電源ラインと、 記憶媒体と、 複数のパッケージとを有し、 前記複数のパッケージは、前記電源ラインに接続される
    電源制御部と、前記記憶媒体に対してデータを転送する
    データ転送部と、自パッケージの動作の基準となる信号
    を発生させるクロック発生部と、自パッケージの動作状
    態を監視する第一の制御部と、前記第一の制御部が障害
    を検出した場合、自パッケージの前記クロック発生部の
    動作の停止を指示する第二の制御部とを有し、 前記第一の制御部は、自パッケージ以外の第一のパッケ
    ージが自ら前記クロック発生部の動作を停止させた場合
    には、前記第一のパッケージの前記クロック発生部の動
    作の停止を確認し、前記第一のパッケージについての情
    報をさらに第二のパッケージに対して知らせることを特
    徴とする記憶システム。
  12. 【請求項12】 電源ラインと、 記憶媒体と、 複数のパッケージとを有し、 前記複数のパッケージは、前記電源ラインに接続される
    電源制御部と、前記記憶媒体に対してデータを転送する
    データ転送部と、自パッケージの動作の基準となる信号
    を発生させるクロック発生部と、自パッケージの動作状
    態を監視し、自パッケージ内の障害を検出した場合、自
    パッケージを自ら停止させる制御部を有し、 前記制御部は、自パッケージ以外の第一のパッケージが
    自ら停止した場合には、前記他のパッケージ自らの停止
    を確認し、前記第一のパッケージについての情報をさら
    に第二のパッケージに対して知らせることを特徴とする
    記憶システム。
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