JPH1195933A - ディスクアレイ装置 - Google Patents

ディスクアレイ装置

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JPH1195933A
JPH1195933A JP9254654A JP25465497A JPH1195933A JP H1195933 A JPH1195933 A JP H1195933A JP 9254654 A JP9254654 A JP 9254654A JP 25465497 A JP25465497 A JP 25465497A JP H1195933 A JPH1195933 A JP H1195933A
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JP
Japan
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data
disk array
disk
storage device
disk device
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JP9254654A
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Inventor
Rie Kobayashi
利恵 小林
Yoshihiro Uchiyama
善弘 内山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】障害発生時にもディスク装置の信頼性を落とす
ことなく応答性能の向上をはかる。 【解決手段】ディスク装置210〜250には、ホスト
データおよび冗長データが分散して格納されており、制
御装置100はホストコンピュータ10とディスク装置
210〜250間でデータ転送の制御を行う。ディスク
障害発生時にディスク装置内の再試行処理、障害ディス
ク装置へのI/Oの再発行処理、不良ブロックの交代処
理等の回復処理を行いつつ、ホストコンピュターへの高
速な処理応答を行うことができ、ディスク障害発生時に
もディスク装置の信頼性性能を落とすことなく、応答性
能を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータシス
テムの記憶システムであるディスクアレイ装置に関し、
特に、障害等の状態に陥っても上位装置に対して最大応
答時間を保証するディスクアレイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冗長構成を有するディスクアレイ
装置では、ディスク装置の記録媒体面上に部分的な障害
が発生した場合、同一パリティグループに属する残りの
ディスク装置によってデータを復元し、交代領域への書
き込みを行うことにより障害データを回復させていた。
しかし、この処理を行う間ホストへの応答は待たされて
いたので、この間の上位装置への応答時間の保証は行え
なかった。
【0003】特開平3−63971号では、ディスク装
置にデータを書き込む際に記録媒体面上に不良ブロック
があった場合には、当該データを一旦、不揮発性メモリ
内に書き込み、ディスクアレイ装置の空き時間に不揮発
性メモリ内から交代領域へ書き込みを行う事によりディ
スク装置障害時の応答時間の保証を行っている。
【0004】しかし、本方式では、交代領域への書き込
み処理中に上位装置から当該ディスク装置へのI/Oを受
領した場合の応答時間の保証についての考慮がされてい
ない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近の市場動向とし
て、マルチメディア化に対する要求が高まっている。マ
ルチメディア用に使用されるディスクアレイ装置におい
ては、障害発生時にも最大応答時間の保証が不可欠であ
る。
【0006】従来のディスクアレイ装置では、記録媒体
面上の不良ブロックに対する交代領域への書き込み処理
をディスクアレイ装置の空き時間に行うことにより、デ
ィスク装置障害発生時の最大応答時間の保証が行われて
いた。しかし、交代領域への書き込み処理中に、上位装
置から当該ディスク装置に対するI/Oを受領した際の
最大応答時間の保証に関しては考慮されていない。この
場合、このI/Oは交代領域への書き込み処理が終了す
るまでの間待たされていた。
【0007】本発明の目的は、ディスク装置障害時に、
上位装置への応答時間を保証しつつ、上位装置とのI/
Oとは非同期にかつ並行して障害ディスク装置に対する
回復処理を行うことにより、ディスク装置の信頼性を落
とすことなく、ディスク装置障害時の応答性能を向上さ
せるディスクアレイ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるディスクアレイ装置は、ディスク装
置障害検知時、当該ディスク装置を一時的に装置から論
理的に切り離す手段と、一時的切り離し中に当該ディス
ク装置に対して上位装置から受け取ったライトデータの
アドレスを記録しておく手段と、ホストコマンド処理と
は非同期に一時的に切り離したディスク装置の回復処理
を行う手段と、上記回復処理により当該ディスク装置回
復後、記録しておいたライトデータアドレスのライトデ
ータを同一パリティグループに属する残りのディスク装
置によって復元し、当該ディスク装置に書き込む手段
と、上記回復処理およびライトデータ書き込み処理によ
り回復したディスク装置の一時的切り離しを解除し、正
常状態に復旧させる手段と、上記回復処理にもかかわら
ず回復しなかったディスク装置を完全に装置から論理的
に切り離す手段とを有する。
【0009】本発明によるディスクアレイ装置は、ディ
スク装置障害時にディスク装置内の再試行処理、ディス
ク装置へのI/Oの再発行処理、不良ブロックの交代領
域への書き込み処理等の回復処理を行いつつ、ホストコ
ンピュターへの高速な処理応答を行うことができ、ディ
スク装置障害発生時にもディスク装置の信頼性を落とす
ことなく性能を向上することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて説明する。
【0011】図1は、本実施例に関するディスクアレイ
装置を含むシステム全体の一構成図である。10はデー
タ処理を行う中央処理装置としてのホストコンピュー
タ、100はディスク装置の制御を行う制御装置、21
0〜250はホストコンピュータのためにデータを格納
するディスク装置である。
【0012】制御装置100はホストコンピュータ10
とのプロトコル制御を行うホストI/F制御部110、
制御装置100全体を制御するマイクロプロセッサ(以
下、プロセッサと称す)120、データの転送を実行す
るデータ転送制御部130、ホストコンピュータ10と
ディスク装置210〜250のデータ転送時に用いられ
るデータバッファ140、冗長データ(以下、パリティ
と称す)の生成およびデータの復元を行うECC生成回
路150、各ディスク装置210〜250とのプロトコ
ル制御を行うディスクI/F制御部161〜165、デ
ィスク装置の障害状態を管理するディスク障害管理テー
ブル170、後述するライトデータアドレスを格納する
ライトデータアドレス格納テーブル180、ディスク装
置のタイムアウトを検出するタイムアウト検出手段19
0、タイマ200より構成する。
【0013】ディスク障害管理テーブル170の内容に
ついて図2を用いて説明する。ディスク障害管理テーブ
ル170は、各ディスク装置の障害情報171〜175
より構成される。
【0014】ライトデータアドレス格納テーブル180
の内容について図3を用いて説明する。ライトデータア
ドレス格納テーブル180は、各ディスク装置のライト
データアドレス格納テーブル181〜185より構成さ
れ、本テーブルには、後述する一時閉塞中のディスク装
置に対して受け付けたライトデータの先頭アドレスと末
尾アドレスが格納される。
【0015】タイムアウト検出手段190の内容につい
て図4を用いて説明する。タイムアウト検出手段190
は、ディスク装置からの応答遅延時にデータ復元処理に
移るためのタイムアウト値191、ディスク装置のタイ
ムアウト時刻を格納するタイムアウト時刻情報192〜
196より構成する。
【0016】ディスク装置210〜250におけるデー
タとパリティの配置を図5に示す。データはストライプ
と呼ばれる管理単位に分割され、さらにストライプはブ
ロックと呼ばれる管理単位に分割される。そして、4つ
のデータストライプから1つのパリティストライプを生
成する。例えば、データストライプD0〜D3からパリ
ティストライプP0−3を生成し、データストライプD
4〜D7からパリティストライプP4−7を生成する。
そしてデータストライプ及びパリティストライプは、5
台のディスク装置210〜250を巡回するように格納
する。
【0017】この実施例では、5台のディスク装置にデ
ータとパリティを格納する例を示したがディスク装置の
台数は、ディスク装置に冗長度があれば2台以上の任意
の台数でよい。又、データとパリティの配置は、この実
施例以外の配置をとってもよい。例えば、パリティを格
納するディスク装置を固定する方式や偶数台のディスク
装置にデータを完全に2重化するRAID1方式やこれ
らを混在させた方式を採用してもよい。
【0018】次にこの実施例によるホストコンピュータ
10からのI/O処理について図6、図7を用いて説明
する。まず最初に、全ディスク装置が正常時に受け付け
たI/O処理について説明する。
【0019】ホストコンピュータ10からデータストラ
イプD0のリード要求時(ステップ601)、プロセッ
サ120は、まず処理種別の判定を行い(ステップ60
2)、リード処理であることを認識すると、次に要求デ
ータストライプが格納されているディスク装置210の
障害情報171を参照し、障害の有無を確認する(ステ
ップ603)。初めは障害情報は設定されていない。次
にプロセッサ120は、タイマ200より現時刻を取得
し、取得した時刻にタイムアウト値191を加算した値
をディスク装置210のタイムアウト時刻情報192に
設定する(ステップ604)。タイムアウト値191に
は、予め50ms程度のディスク装置から正常にデータ
が転送された場合に要する妥当な時間が設定されている
ものとする。本実施例では、タイムアウト値を予めスタ
ティックに決めておく方式を採用したが、要求データサ
イズによりダイナミックに値を決定する方式を採用して
も同様に実現できる。
【0020】次にプロセッサ120は、DRVのI/F
制御部161を用いてディスク装置210に対してデー
タストライプD0のリード要求を発行する(ステップ6
05)。この後、プロセッサ120は設定したディスク
装置210のタイムアウト時刻情報192とタイマ20
0を用いてタイマ監視を行い、タイムアウト時刻までに
ディスク装置210からデータストライプD0がDRV
のI/F制御部161及びデータ転送制御部130を通
してデータバッファ140に正常に転送されてくれば
(ステップ606)、本データストライプをホストI/
F制御部110およびデータ転送制御部130よりホス
トコンピュータ10に転送する(ステップ607)。
【0021】ここで、ディスク装置210から障害を示
す異常応答があった場合、あるいはタイムアウト時刻ま
でにデータストライプD0が転送されてこない場合には
(ステップ606)、ディスク装置210の障害情報1
71にディスクアレイからの一時的切り離しを示す一時
閉塞を設定する(ステップ609)。ここでタイムアウ
ト発生時、ディスク装置210に対しリード要求の中断
を行う必要は無い。次にプロセッサ120は、DRVの
I/F制御部162〜165とデータ転送制御部130
によりディスク装置220〜250からデータストライ
プD1〜D3およびパリティストライプP0−3をデー
タバッファ140に読み出し、これらのストライプから
ECC生成回路150にてデータストライプD0をデー
タバッファ140に復元し(ステップ610)、ホスト
コンピュータ10に転送する(ステップ607)。
【0022】このようにタイマ監視によってデータ復元
処理に移ることによりディスク装置内のリトライ処理に
より大幅に遅延してしまうディスク装置からの応答や後
述するディスク装置210へのリード要求の再発行処
理、不良ブロックの交代処理等の終了を待つことなくホ
ストコンピュータに高速に処理応答を行うことができ
る。
【0023】ホストコンピュータ10からデータストラ
イプD0へのライト要求時(ステップ601)、プロセ
ッサ120は、まず処理種別の判定を行い(ステップ6
02)、ライト処理であることを認識すると、次に当該
ライトデータをホストI/F制御部110とデータ転送
制御部130によりデータバッファ140へ格納し(ス
テップ612)、この時点でホストコンピュータ10に
終了を報告する(ステップ608)。この後、プロセッ
サ120は、ホストコマンド処理とは非同期に当該ライ
トデータが格納されるディスク装置210と対応するパ
リティが格納されているディスク装置250の障害情報
171、175を参照し、障害の有無を確認する(ステ
ップ701)。
【0024】初めは障害情報は設定されていないので、
リード要求時と同様にディスク装置210および250
のタイムアウト時刻情報192、196にタイムアウト
時刻を設定し(ステップ702)、データバッファ14
0上のライトデータと同一アドレスの既にディスク装置
210に格納されているデータ(以下旧データと称す)
D0とディスク装置250に格納されているパリティP
0−3をデータ転送制御部130とDRVのI/F制御
部161、165によりディスク装置210、250か
らデータバッファ140に読み出す(ステップ70
3)。この際、ディスク装置210または250から異
常応答があった場合あるいはタイムアウト時刻までにデ
ータが転送されてこなかった場合には(ステップ70
4)、リード要求時と同様に当該ディスク装置の障害情
報に一時閉塞を示す情報を設定する(ステップ710)
とともに残りのディスク装置によってデータを復元する
(ステップ711)。
【0025】次にプロセッサ120はECC生成回路1
50にてライトデータと旧データとパリティから当該ラ
イトデータに対応したパリティ(以下、新パリティと称
す)を生成する(ステップ705)。そしてディスク装
置210、250の障害情報を確認し(ステップ70
6)、障害情報が設定されていない場合には、生成され
た新パリティとライトデータをデータ転送制御部130
とDRV I/F制御部161、165によりディスク
装置210、250に書き込む(ステップ707)。一
時閉塞が設定されている場合には(ステップ715)、
障害ディスク装置への書き込み処理は行わず、書き込む
べきデータの先頭アドレスと末尾アドレスをライトデー
タアドレス格納テーブル180の当該ディスク装置ライ
トデータアドレス格納テーブルに登録し(ステップ71
6)、データバッファ140上から当該データ破棄する
(ステップ717)。閉塞が設定されている場合には
(ステップ715)、障害ディスク装置への書き込み処
理は行わず、データバッファ140上から当該データを
破棄する(ステップ718)。
【0026】上記ディスク装置への書き込み時に(ステ
ップ707)、プロセッサ120がディスク装置210
または250からの異常応答あるいはタイムアウトを検
知した場合には(ステップ708)、当該ディスク情報
の障害情報に一時閉塞を示す情報を設定する(ステップ
709)。
【0027】つぎに、ディスク装置210が一時閉塞お
よび閉塞中に受け付けたホストコンピュータ10から当
該ディスク装置210に対するI/O処理について説明
する。本実施例では、ディスク装置210が一時閉塞中
および閉塞中の場合について示すが、他のディスク装置
の場合も行う処理は同様である。
【0028】ホストコンピュータ10からディスク装置
210内のデータストライプに対するリード要求時(ス
テップ601)、プロセッサ120は、リード処理であ
ることを認識すると(ステップ602)、次に、ディス
ク装置210の障害情報171を参照し(ステップ60
3)、ディスク装置210は一時閉塞あるいは閉塞中で
あるため、ディスク装置210にリード要求を発行する
ことはせず、ただちに他のディスク装置220〜250
から要求データストライプを復元し(ステップ61
1)、ホストコンピュータ10に転送する(ステップ6
07)。
【0029】ホストコンピュータ10からディスク装置
210内のデータストライプに対するライト要求時(ス
テップ601)、プロセッサ120は、ライト処理であ
ることを認識すると(ステップ602)、次に当該ライ
トデータをデータバッファ140に格納し(ステップ6
12)、ホストコンピュータ10に終了を報告する(ス
テップ608)。この後、プロセッサ120は、ホスト
コマンド処理とは非同期に当該ライトデータが格納され
るディスク装置210と対応するパリティが格納されて
いるディスク装置の障害情報を参照し、障害の有無を確
認する(ステップ701)。ここで、ディスク装置21
0は一時閉塞または閉塞中であるため、パリティを読み
出し(ステップ712)かつパリティ及び他のディスク
装置のデータから旧データを復元する(ステップ71
3)。
【0030】次にプロセッサ120はライトデータと旧
データとパリティから新パリティを生成する(ステップ
705)。そしてライトデータ、新パリティの書き込み
を行うディスク装置の障害情報を確認する(ステップ7
06)。ここで、ディスク装置210が一時閉塞中の場
合には(ステップ715)、ディスク装置210への書
き込み処理は行わず、ライトデータの先頭アドレスと末
尾アドレスを当該ディスク装置210ライトデータアド
レス格納テーブル181に登録し(ステップ716)、
データバッファ140上から当該データ破棄する(ステ
ップ717)。ディスク装置210が閉塞中の場合には
(ステップ715)、当該ディスク装置210への書き
込み処理は行わず、データバッファ140上から当該デ
ータを破棄する(ステップ718)。
【0031】次に、一時閉塞ディスク装置210に対す
る回復処理について、図8を用いて説明する。プロセッ
サ120は、ホストコンピュータ10とのI/O処理と
は非同期に一時閉塞ディスク装置210の回復処理を行
う。プロセッサ120は、当該ディスク装置210がタ
イムアウトにより一時閉塞中の場合は(ステップ80
1)、本ディスク装置210からのI/Oの終了応答を
待つ(ステップ802)。プロセッサ120は応答を受
信し、正常応答であれば(ステップ803)、当該ディ
スク装置210ライトデータアドレス格納テーブル18
1を参照し(ステップ806)、一時閉塞中に受け付け
たライトデータを他のディスク装置220〜250から
復元し(ステップ807)、ディスク装置210に書き
込み(ステップ808)、当該ライトデータアドレス情
報を当該ディスク装置210ライトデータアドレス格納
テーブル181から削除する(ステップ809)という
処理を当該ディスク装置210ライトデータアドレス格
納テーブル181内のライトデータアドレス情報が全て
なくなるまで繰り返し(ステップ810)、ディスク装
置210の障害情報171の一時閉塞情報をクリアする
ことにより、当該ディスク装置を正常状態に復旧させる
(ステップ811)。異常応答であれば(ステップ80
3)、ディスク装置210に対してI/Oの再試行を行
う(ステップ804)。
【0032】また、当該ディスク装置210が異常応答
により一時閉塞中の場合には(ステップ801)、ただ
ちにディスク装置210に対してI/Oの再試行を行う
(ステップ804)。
【0033】いずれの原因による一時閉塞時にも、本再
試行の結果、正常応答がディスク装置210から返って
くれば(ステップ805)、前述の一時閉塞中に受け付
けたライトデータの書き込み処理実行後、ディスク装置
210の障害情報171の一時閉塞情報をクリアする
(ステップ811)。
【0034】再度、異常終了となった場合には(ステッ
プ805)、その詳細な原因をDRVのI/F制御部1
61を通してディスク装置210から取得する(ステッ
プ813)。その原因が、ディスク装置210の記録媒
体面上の不良ブロックによるものであった場合には(ス
テップ814)、ディスク装置210内の空き領域を当
該ブロックの交代領域に割り当て(ステップ815)、
次に当該ブロックデータがデータバッファ上にあった場
合には当該データを交代領域に書き込み(ステップ81
7)、データバッファ上になかった場合には、他のディ
スク装置より復元した当該ブロックデータを交代領域に
書き込み(ステップ818)、次に上記に示した一時閉
塞中に受け付けたライトデータの書き込み処理を実行
後、ディスク装置210の障害情報171の一時閉塞情
報をクリアする(ステップ811)。 ステップ814
において、原因が不良ブロックによるものでなかった場
合、すなわち、ディスク装置210全体の障害であった
場合には、ディスク装置210の障害情報171に一時
閉塞の代わりに閉塞を設定するすることにより当該ディ
スクをディスクアレイから完全に切り離し(ステップ8
19)、当該ディスク装置210ライトデータアドレス
格納テーブル181内のライトデータアドレス情報をす
べてクリアする(ステップ820)。
【0035】このように、障害発生ディスクを一時的に
閉塞にし、ホストコンピュータとのI/O処理とは非同
期にかつ並行してディスク装置の回復処理を実行するこ
とにより、ディスク障害発生時、ホストコンピュータへ
の応答時間を保証しつつ、ディスク装置の回復処理を実
行することができる。特に、ホストI/O処理は、一時
閉塞ディスク装置に対してはI/O発行要求は行わず、
ただちに他のディスク装置からデータを復元するため、
交代領域への書き込み処理等、まさに、当該ディスク装
置に対して回復処理を実行中の場合にも、本回復処理の
終了までホストコンピュータへの応答が待たされること
もなく、応答時間の保証を行うことができる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、ディスク障害発生時に
ディスク装置内の再試行処理、障害ディスク装置へI/
Oの再試行処理、不良ブロックの交代処理等の回復処理
を行いつつ、ホストコンピュターへの高速な処理応答を
行うことができ、ディスク装置障害発生時にもディスク
装置の信頼性を落とすことなく性能を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスクアレイ装置の一実施例の
全体構成図である。
【図2】本発明の一実施例であるディスクアレイ装置に
おいて用いられるディスク障害管理テーブルの例を示す
概念図である。
【図3】本発明の一実施例であるディスクアレイ装置に
おいて用いられるライトデータアドレス格納テーブルの
例を示す概念図である。
【図4】本発明の一実施例であるディスクアレイ装置に
おいて用いられるタイムアウト検出手段の例を示す概念
図である。
【図5】本発明の一実施例であるディスクアレイ装置に
おいて用いられるディスク装置内のデータ配置の例を示
す概念図である。
【図6】本発明の1実施例であるディスクアレイ装置の
作用を示すフローチャートである。
【図7】本発明の1実施例であるディスクアレイ装置の
作用を示すフローチャート。である
【図8】本発明の1実施例であるディスクアレイ装置の
作用を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10:ホストコンピュータ 100:制御装置 110:ホストI/F制御部 120:マイクロプロ
セッサ 130:データ転送制御部 140:データバッフ
ァ 150:ECC生成回路 161/162/163/164/165:DRV I
/F制御部 170:ディスク障害管理テーブル 180:ライトデータアドレス格納テーブル 190:タイムアウト検出手段 200:タイマ 210/220/230/240/250:ディスク装

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】分割された複数のデータを格納する複数の
    記憶装置および前記複数のデータから生成した冗長デー
    タを格納する1つ以上の記憶装置とを含む記憶装置群
    と、記憶装置の障害情報を保持する手段と、前記記憶装
    置の応答時間を測定するタイマを有して前記複数の記憶
    装置群を制御する制御装置とを備えたディスクアレイ装
    置であって、 前記制御装置は、前記タイマによって検出した所定の時
    間内に応答がなかった記憶装置を一時閉塞記憶装置とし
    て前記保持手段に保持することを特徴とするディスクア
    レイ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のディスクアレイ装置であっ
    て、 前記一時閉塞記憶装置に対するリード要求があった場合
    は、該リード要求データを該データ以外の前記複数のデ
    ータと前記冗長データを用いて生成することを特徴とす
    るディスクアレイ装置。
  3. 【請求項3】請求項記1記載のディスクアレイ装置であ
    って、 前記一時閉塞記憶装置に対してデータを書き込む場合
    は、該ライト要求データによって更新されるべきデータ
    を、該データ以外の前記複数のデータと前記冗長データ
    を用いて生成してライト処理を継続することを特徴とす
    るディスクアレイ装置。
  4. 【請求項4】請求項1あるいは2記載のディスクアレイ
    装置であって、 前記一時閉塞記憶装置の障害が交代ブロックにより回復
    した場合は、前記交代ブロックに格納するデータを該デ
    ータ以外の前記複数のデータと前記冗長データを用いて
    生成することを特徴とするディスクアレイ装置。
  5. 【請求項5】分割された複数のデータを格納する複数の
    データ領域および前記複数のデータから生成した冗長デ
    ータを格納する1つ以上のパリティ領域とからなるパリ
    ティグループを含む複数の記憶装置と、記憶装置の障害
    情報を保持する手段と、前記記憶装置の応答時間を測定
    するタイマを有して前記複数の記憶装置群を制御する制
    御装置とを備えたディスクアレイ装置であって、 前記制御装置は、前記タイマによって検出した所定の時
    間内に応答がなかった記憶装置を一時閉塞記憶装置とし
    て前記保持手段に保持することを特徴とするディスクア
    レイ装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のディスクアレイ装置であっ
    て、 前記一時閉塞記憶装置に対するリード要求があった場合
    は、該リード要求データを前記パリティグループの該デ
    ータ以外の前記複数のデータと前記冗長領域のデータを
    用いて生成することを特徴とするディスクアレイ装置。
  7. 【請求項7】請求項記5記載のディスクアレイ装置であ
    って、 前記一時閉塞記憶装置に対してデータを書き込む場合
    は、該ライト要求データによって更新されるべきデータ
    を、前記パリティグループの該データ以外の前記複数デ
    ータのデータと前記冗長領域のデータを用いて生成して
    ライト処理を継続することを特徴とするディスクアレイ
    装置。
  8. 【請求項8】請求項5あるいは6記載のディスクアレイ
    装置であって、 前記一時閉塞記憶装置の障害が交代ブロックにより回復
    した場合は、前記交代ブロックに格納するデータを前記
    パリティグループの該データ以外の前記複数のデータ領
    域のデータと前記冗長領域のデータを用いて生成するこ
    とを特徴とするディスクアレイ装置。
JP9254654A 1997-09-19 1997-09-19 ディスクアレイ装置 Pending JPH1195933A (ja)

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