JP2009163310A - ディスクアレイ装置、物理ディスク復帰方法、および物理ディスク復帰プログラム - Google Patents

ディスクアレイ装置、物理ディスク復帰方法、および物理ディスク復帰プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】明示的に発行される復帰命令を必要とせず、タイムアウトを発生させずに停止状態をより長い間維持できるディスクアレイ装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るディスクアレイ装置10は、個々に停止もしくは稼働させることが可能である複数の物理ディスク211〜214と、上位装置100からの読み出し命令および書き込み命令を受け付けるI/O受付手段201と、書き込み命令によって物理ディスクに書き込むべきデータを一時的に記憶するバッファ204と、停止中の物理ディスクが書き込み命令を受けた場合に、物理ディスクを稼働開始制御し、物理ディスクが稼働状態になってからバッファをフラッシュしてバッファに記憶されていたデータを物理ディスクに書き込む制御手段203とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明はストレージシステムの消費電力の抑制に関し、特にRAID構成など、複数の物理ディスクを接続したストレージシステムの消費電力の抑制に関する。
複数の物理ディスクを組み合わせるディスクアレイによって構成されるストレージシステムは、近年ますます多数の物理ディスクが組み合わされ、また各々の物理ディスクの容量も増大している。そのため、それらのストレージシステムを運用する際のコスト、特に消費電力が大きくなっていることが問題視されるようになっている。
そのようなディスクアレイにおいて電力消費を抑制する技術として、MAID(Massive Arrays of Inactive Disks)が知られている。これは、データアクセスの80%は物理領域の20%に対して発生するというデータアクセスの局在性に基づき、ディスクアレイを構成する物理ディスクの大部分を通常は回転が停止している状態(以後停止状態という)として、停止状態の物理ディスクに対してアクセスが発生したときにのみ該物理ディスクを再び回転させるというものである。
その際、停止状態にある物理ディスクを再び回転させる(以後復帰という)には、大きく分けてI/O検出方式およびコマンド方式という2つの方法がある。I/O検出方式は、物理ディスクに対するデータの読み出しおよび書き込みのデータアクセス要求(以後I/O要求という)が、一定時間ない場合に該物理ディスクを停止状態とし、次にI/O要求があった場合に復帰させるという方式である。コマンド方式は、外部から復帰命令を受けた場合に該物理ディスクを復帰させるという方式である。
なお、ディスクアレイの消費電力の抑制について、次のような特許文献がある。特許文献1には、I/O要求が一定時間ない場合に物理ディスクを停止状態とするディスクアレイが開示されている。特許文献2には、I/O要求が一定時間ない場合に、複数ある物理ディスクのうち1つ以上を残して停止状態とするディスクアレイが開示されている。
特許文献3には、バッファメモリをブロック単位で比較して同一データが記録されているブロックを1つのみ残して残りを解放するというディスク装置が開示されている。特許文献4には、ディスクアレイを構成する複数の物理ディスクに対して、書き込みアクセスに応じて電源の供給を制御するディスクアレイが開示されている。特許文献5には、停止中の物理ディスクに対するI/O要求に対してキャッシュメモリとスペアディスク装置で対応するディスクアレイが開示されている。
特開2000−293314号公報 特開2004−252570号公報 特開2006−286083号公報 特開2006−302300号公報 特開平10−083614号公報
しかしながら、I/O検出方式によって物理ディスクを復帰させる場合、ディスクアレイがI/O要求を受けた後に物理ディスクの回転が再開するため、該物理ディスクが復帰してI/O要求に反応できる状態になるまで時間がかかることがある。その際、アプリケーションによっては、I/O要求に対する反応が一定時間以上ないと、タイムアウト(I/Oエラー)が発生する場合がある。
また、コマンド方式によって物理ディスクを復帰させるには、I/O要求を発行する機器の側から明示的に復帰命令を発行する必要がある。そのためには、既存のバックアップスクリプト等を修正する必要があるので、特に多くの物理ディスクを含むディスクアレイの場合は、その修正にかかる手間が煩雑なものとなる。
前述の特許文献5では、このような場合のI/O要求に対する対応として、書き込み要求のあったデータをスペアディスク装置に記録しつつ、停止中の物理ディスクを起動し、起動が完了してからそのデータを該物理ディスクに書き込んでいる。しかしながら、タイムアウトを発生させずに停止中の物理ディスクをより長い間停止状態にするための構成は、特許文献1〜5のいずれにも記載されていない。
本発明の目的は、明示的に発行される復帰命令を必要とせず、タイムアウトを発生させずに停止状態をより長い間維持できるディスクアレイ装置、物理ディスク復帰方法、および物理ディスク復帰プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るディスクアレイ装置は、個々に停止もしくは稼働させることが可能である複数の物理ディスクと、上位装置からの読み出し命令および書き込み命令を受け付けるI/O受付手段と、書き込み命令によって物理ディスクに書き込むべきデータを一時的に記憶するバッファと、停止中の物理ディスクが書き込み命令を受けた場合に、物理ディスクを稼働開始制御し、物理ディスクが稼働状態になってからバッファをフラッシュしてバッファに記憶されていたデータを物理ディスクに書き込む制御手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る物理ディスク復帰方法は、データを一時的に記憶するバッファと、個々に停止もしくは稼働させることが可能である複数の物理ディスクとを含むディスクアレイ装置にあって、停止中の物理ディスクを稼働させる物理ディスク復帰方法であって、ディスクアレイ装置が上位装置からの書き込み命令を受け付ける書き込み命令受付工程と、物理ディスクに書き込むべきデータをバッファに記憶するバッファリング工程と、停止中の物理ディスクを稼働開始制御する稼働開始工程と、物理ディスクが稼働状態になってからバッファをフラッシュするフラッシュ工程と、バッファに記憶されていたデータを物理ディスクに書き込む書き込み工程とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る物理ディスク復帰プログラムは、データを一時的に記憶するバッファと、個々に停止もしくは稼働させることが可能である複数の物理ディスクとを含むディスクアレイ装置にあって、ディスクアレイ装置が備えるコンピュータに、上位装置からの書き込み命令に反応して物理ディスクに書き込むべきデータをバッファに記憶する処理と、停止中の物理ディスクを稼働開始制御する処理と、物理ディスクが稼働状態になってからバッファをフラッシュする処理と、バッファに記憶されていたデータを物理ディスクに書き込む処理とを実行させることを特徴とする。
本発明は、上記したように物理ディスクに書き込むべきデータをバッファに記憶し、物理ディスクが稼働状態になってからバッファをフラッシュして該データを書き込むように構成したので、物理ディスクの回転が再開するまで待つ必要はなく、上位装置に対して返答することができる。これによって、明示的に発行される復帰命令を必要とせず、タイムアウトを発生させずに停止状態をより長い間維持できるという、従来にない優れたディスクアレイ装置、物理ディスク復帰方法、および物理ディスク復帰プログラムを提供することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るストレージシステム10の構成を示す概念図である。ストレージシステム10は、ホストコンピュータである業務サーバ100と、業務サーバ100からのI/O要求によりデータの読み書きを行うRAID6(2+PQ)構成のディスクアレイ200とで構成される。
業務サーバ100とディスクアレイ200とは、物理的に別々の装置であってもよく、また1台に統合された装置であってもよい。また業務サーバ100とディスクアレイ200との間の接続方法は、たとえばファイバチャネル(FC)、Ultra SCSIなど、任意のインターフェイスを適用することができる。
業務サーバ100はI/O要求手段101を含む。ディスクアレイ200は、I/O受付手段201、管理手段202、制御手段203、バッファ204、およびディスクエンクロージャ210を含む。ディスクエンクロージャ210は、物理ディスク211〜214と冷却装置215とを含む。
I/O要求手段101は、ディスクアレイ200に対して読み出し命令(read)、書き込み命令(write)、および停止命令などのI/O要求を発行する。I/O受付手段201はI/O要求手段101からのI/O要求を受け付け、該I/O要求を実行した結果(以後I/O結果という)をI/O要求手段101に返却する。バッファ204は、未処理のI/O要求およびI/O結果を保持する。
物理ディスク211〜214には、各々D01〜D04のドライブ記号が付けられており、これらの物理ディスク211〜214はRAID6の論理ディスクを構成し、I/O要求手段101からのI/O要求に従って動作する。物理ディスク211〜214は、後述の制御手段203の制御によって個々に停止もしくは稼動させることが可能である。冷却装置215は、ディスクエンクロージャ210内部の物理ディスク211〜214からの放熱を冷却する。
制御手段203は、物理ディスク211〜214および冷却装置215の稼動/停止を制御する。管理手段202は、ディスクエンクロージャ210の状態、RAID構成情報、論理ディスクの状態、物理ディスクの状態、および物理ディスクを停止および稼働開始する条件などを記憶して管理する。
図2は、図1で開示したディスクエンクロージャ210の動作状態について説明する状態遷移図である。ディスクエンクロージャ210は、全稼働S1、省電力S2、復帰中S3という3つの動作状態を有する。全稼働S1においては、物理ディスク211〜214の全てが回転している。以後、個々の物理ディスクが回転している状態を稼働という。
全稼働S1から停止命令を受けると、ディスクエンクロージャ210は省電力S2に移行する。省電力S2においては、物理ディスク211および212(D01およびD02)は稼動を継続し、物理ディスク213および214(D03およびD04)は停止する。管理手段202は、省電力S2において物理ディスク213および214(D03およびD04)を停止させるという条件をあらかじめ記憶している。
省電力S2からI/O命令(詳細は後述)を受けると、ディスクエンクロージャ210は復帰中S3に移行する。復帰中S3においては、物理ディスク211および212(D01およびD02)は回転を継続し、物理ディスク213および214(D03およびD04)は停止した状態から回転速度を加速する。
物理ディスク213および214(D03およびD04)の回転速度がデータの読み書きが可能な速度となれば、物理ディスク211〜214の全てが稼働状態となり、ディスクエンクロージャ210は全稼働S1状態となる。その際、バッファ204はフラッシュされ、バッファ204に記憶されていたデータは物理ディスク211〜214に書き込まれる(詳細は後述)。
図3は、図1に示したストレージシステム10で、ディスクエンクロージャ210が省電力S2である場合にI/O要求手段101が読み出し命令を発行した際の処理を示すアクティビティ図である。I/O要求手段101が読み出し命令を発行し(ステップS301)、I/O受付手段201が該読み出し命令を受け取る(ステップS302)と、I/O受付手段201はディスクエンクロージャ210の状態を判定する(ステップS303)。前述のように、ディスクエンクロージャ210は省電力S2である。
ステップS303でディスクエンクロージャ210は省電力S2であると判断されたことに対応して、制御手段203は管理手段202に対して、復帰中S3に遷移する指示を発行する(ステップS304)。管理手段202は、この指示に対応して復帰中S3に遷移し、稼働を開始する対象の物理ディスクの情報を制御手段203に返却する(ステップS305)。図2に示した例で言えば、省電力S2で停止している物理ディスク213および214(D03およびD04)が、稼働開始の対象となる。
制御手段203は、ステップS305で管理手段202から受け取った情報に基づいて、稼働開始の対象の物理ディスク213および214(D03およびD04)の稼働を開始するよう、ディスクエンクロージャ210に指示する(ステップS306)。ディスクエンクロージャ210は指示のあった物理ディスクを稼動開始し(ステップS307)、その稼働の結果を制御手段203に返す(ステップS308)。稼働が成功すると、ディスクエンクロージャ210は物理ディスク211〜214(D01〜04)の全てが稼働している全稼働S1となる。
続いてI/O受付手段201は、稼動している物理ディスク群に対して読み出し指示を発行する(ステップS309)。ディスクエンクロージャ210は、該読み出し指示を受けて、稼動している物理ディスク群からデータを読取る(ステップS310)。
I/O受付手段201は、稼動している物理ディスク群から受け取ったデータとパリティから、停止している物理ディスク上の元データを復元し(ステップS311)、I/O要求手段101に返却する(ステップS312)。最後に、I/O要求手段101が、要求したデータを受け取る(ステップS313)。ステップS311で元データを復元する手法は、RAIDの技術においては公知であるので、特に説明しない。
なお、上記読み出し命令の処理過程で、ステップS304〜308を省略するようにして、より省電力S2を長く維持するようにすることも可能である。この場合、図3に太線S351で示している様に、ステップS303から直接ステップS309に飛ぶことになる。
図4は、図1に示したストレージシステム10で、ディスクエンクロージャ210が省電力S2である場合にI/O要求手段101が書き込み命令を発行した際の処理を示すアクティビティ図である。ステップS408までは、図3に記載した読み出し命令の場合と概ね同じであるので、参照番号も図3の各ステップに+100した番号を付して、説明を省略する。
ただし、ステップS406で物理ディスク213および214(D03およびD04)の稼働を開始するようディスクエンクロージャ210が指示される場合に、バッファ204に記憶されている書き込み対象のデータがある場合、制御手段203は、ステップS407で該物理ディスクの稼働を開始する以後の処理と並行して、該物理ディスクが稼働状態になってからバッファ204をフラッシュし、バッファ204に記憶されていたデータを該物理ディスクに書き込む(ステップS451)。
稼働の結果を受け取ったI/O受付手段201は、バッファ204にデータ書き込みを指示する(ステップS409)。バッファ204は、書き込みの対象となるデータを受取り(ステップS410)、該データを保持し、該データの保持が成功した旨の返答をI/O受付手段201に返却する(ステップS411)。I/O受付手段201は、処理の結果をI/O要求手段101に返却する(ステップS412)。最後に、I/O要求手段101が処理の結果を受取る(ステップS413)。
図5は、図1に示したストレージシステム10で、I/O要求手段101が停止命令を発行した際の処理を示すアクティビティ図である。I/O要求手段101が停止命令を発行すると(ステップS501)、I/O受付手段201が停止命令を受取り(ステップS502)、ディスクエンクロージャ210の状態を判定する(ステップS503)。この例では、既にディスクエンクロージャ210は省電力S2であるので、新たな処理は行わない。
I/O受付手段201は、既にディスクエンクロージャ210は省電力S2である旨の結果をI/O要求手段101に返却し(ステップS504)、I/O要求手段101は該処理の結果を受け取る(ステップS505)。
なお、この停止命令はI/O要求手段101から明示的に発せられるようにしてもよいし、またI/O要求が一定時間ないことをI/O受付手段201が検出して自発的にステップS503の処理を行うようにしてもよい。
以上に示す通り、本発明の第1の実施の形態に係るディスクアレイ200は、サーバ側から明示的に発行される復帰命令が存在しない。ただ、読み出し命令(read)および書き込み命令(write)から判断して、停止している物理ディスクを再び稼働させることができる。
それでいてディスクアレイ200は、省電力S2からの復帰時には物理ディスクの復帰が完了することを待つことなく、I/O要求をバッファリングしてI/O要求手段101にI/O結果を返却するので、タイムアウトが発生することはない。
さらに、図3の破線S351で示したように、読み出し命令の処理過程でステップS304〜308を省略するようにすれば、読み出し命令では省電力S2から復帰せず、書き込み命令のときだけ省電力S2から復帰するようにできるので、より省電力S2を長く維持することが可能である。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る、2系統のRAID1構成を有するストレージシステム20の構成を示す概念図である。ストレージシステム20は、概ね本発明の第1の実施の形態に係るストレージシステム10と同一の構成を持つので、ここでは相違点のみを説明し、同一の部分には同一の参照番号を付して説明を省略することとする。
ストレージシステム20は、第1のディスクエンクロージャ610(DE01)、および第2のディスクエンクロージャ620(DE02)を含む。ディスクエンクロージャ610(DE01)は、物理ディスク611(D01)および612(D02)と、冷却装置613とを含む。ディスクエンクロージャ620(DE02)は、物理ディスク621(D03)および622(D04)と、冷却装置623とを含む。
物理ディスク611(D01)と621(D03)とが、ディスクエンクロージャを跨いでRAID1の論理ディスクLD01を構成する。物理ディスク612(D02)と622(D04)とが、ディスクエンクロージャを跨いで別のRAID1の論理ディスクLD02を構成する。そして論理ディスクLD01およびLD02に、業務サーバ100からI/O要求手段101を介してアクセス可能である。
図7は、図6に示したストレージシステム20で、I/O要求手段101が停止命令を発行した際の処理を示すアクティビティ図である。図7および以後の説明で、ディスクエンクロージャをDE、論理ディスクをLDとそれぞれ略すことがある。I/O要求手段101が停止命令を発行すると(ステップS701)、I/O受付手段201が停止命令を受取り(ステップS702)、ディスクエンクロージャ610および620の状態を判定する(ステップS703)。この例では、稼動状態であると判定する。
制御手段203は、当該論理ディスクの省電力状態への遷移を、管理手段202に指示する(ステップS704)。指示を受け管理手段202が当該論理ディスクを省電力状態に遷移し、RAID構成情報、論理ディスク状態、物理ディスクの状態や所在場所などの情報から、特定のディスクエンクロージャ内の物理ディスクを集中的に停止できるように、計画的に停止対象物理ディスクの情報を返却する(ステップS705)。管理手段202は、例えば省電力状態ではDE02側の物理ディスクを常に停止させるなどのような条件をあらかじめ保持し、この条件に基づいて停止対象物理ディスクを決定する。
続いて制御手段203が当該物理ディスク停止を指示し(ステップS706)、ディスクエンクロージャ610および620は該当する物理ディスクを停止する(ステップS707)。さらに制御手段203が全物理ディスクを停止しているディスクエンクロージャを管理手段202に照会する(ステップS708)と、管理手段202は照会に応じて全物理ディスクを停止しているディスクエンクロージャ(停止対象DE)情報を返却する(ステップS709)。
制御手段203は停止対象DEに該当するディスクエンクロージャがあれば、そのディスクエンクロージャに対して冷却装置613もしくは623の停止を指示し(ステップS710)、指示を受けたディスクエンクロージャ(停止対象DE)は冷却装置613もしくは623を停止する(ステップS711)。
制御手段203はI/O受付手段201に対して以上の停止処理の結果を返却し(ステップS712)、I/O受付手段201はさらにその停止処理の結果をI/O要求手段101に返却し(ステップS713)、I/O要求手段101は該処理の結果を受け取る(ステップS714)。
なお、ストレージシステム20で、I/O要求手段101が読み出し命令(read)および書き込み命令(write)を発行した際の処理は、本発明の第1の実施の形態に係るストレージシステム10において説明した処理と同一のものとすることができるので、説明を省略する。
この構成を取ることにより、構成情報や物理ディスクなどの状態を管理し、あらかじめ決定された条件に基づいてどの物理ディスクを停止すべきかを判断できる。さらに、全物理ディスクを停止しているディスクエンクロージャに対しては、冷却装置を停止することもできる。それによって、省電力効果をさらに高めることができる。
なお、図3〜5および7のアクティビティ図に示した処理は、ディスクアレイ200が備えるコンピュータによって実行されるプログラムとして実現することができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることは言うまでもないことである。
本発明は、物理ディスクを組み合わせるディスクアレイによって構成されるストレージシステムに適用できる。特に、大規模なストレージシステムで、かつ消費電力を抑制することが必要である用途(たとえばデータセンター、アーカイブなど)に対して好適である。
本発明の第1の実施の形態に係るストレージシステムの構成を示す概念図である。 図1で開示したディスクエンクロージャの動作状態について説明する状態遷移図である。 図1に示したストレージシステムで、ディスクエンクロージャが省電力S2である場合にI/O要求手段が読み出し命令を発行した際の処理を示すアクティビティ図である。 図1に示したストレージシステムで、ディスクエンクロージャが省電力S2である場合にI/O要求手段が書き込み命令を発行した際の処理を示すアクティビティ図である。 図1に示したストレージシステムで、I/O要求手段が停止命令を発行した際の処理を示すアクティビティ図である。 本発明の第2の実施の形態に係る、2系統のRAID1構成を有するストレージシステムの構成を示す概念図である。 図6に示したストレージ システムで、I/O要求手段が停止命令を発行した際の処理を示すアクティビティ図である。
符号の説明
10、20 ストレージシステム
100 業務サーバ(上位装置)
101 I/O要求手段
200 ディスクアレイ(ディスクアレイ装置)
201 I/O受付手段
202 管理手段
203 制御手段
204 バッファ
210、610、620 ディスクエンクロージャ
211、212、213、214、611、612、621、622 物理ディスク
215、613、623 冷却装置
S1 全稼働
S2 省電力
S3 復帰中

Claims (9)

  1. 個々に停止もしくは稼働させることが可能である複数の物理ディスクと、
    上位装置からの読み出し命令および書き込み命令を受け付けるI/O受付手段と、
    前記書き込み命令によって前記物理ディスクに書き込むべきデータを一時的に記憶するバッファと、
    停止中の前記物理ディスクが前記書き込み命令を受けた場合に、前記物理ディスクを稼働開始制御し、前記物理ディスクが稼働状態になってから前記バッファをフラッシュして前記バッファに記憶されていたデータを前記物理ディスクに書き込む制御手段と
    を有することを特徴とするディスクアレイ装置。
  2. 前記I/O受付手段が前記上位装置から前記読み出し命令を受けた場合に、前記制御手段は、停止中の前記物理ディスクを稼働開始制御せず、稼働している他の物理ディスクに記憶されているデータおよびパリティからデータを復元し、前記復元されたデータを前記上位装置に返却することを特徴とする、請求項1に記載のディスクアレイ装置。
  3. あらかじめ保持している条件に基づいて前記複数の物理ディスクの中で停止および稼働開始させる前記物理ディスクを決定する管理手段を有し、
    前記制御手段は、前記管理手段によって決定された前記物理ディスクを停止制御もしくは稼働開始制御させることを特徴とする、請求項2に記載のディスクアレイ装置。
  4. 前記複数の物理ディスクが、各々に少なくとも1つ以上の物理ディスクおよび冷却装置を含む複数のディスクエンクロージャを形成し、
    前記制御手段は、前記ディスクエンクロージャに含まれる物理ディスクの全てが停止しているディスクエンクロージャがあれば、該ディスクエンクロージャに含まれる冷却装置を停止制御することを特徴とする、請求項2に記載のディスクアレイ装置。
  5. データを一時的に記憶するバッファと、個々に停止もしくは稼働させることが可能である複数の物理ディスクとを含むディスクアレイ装置にあって、停止中の前記物理ディスクを稼働させる物理ディスク復帰方法であって、
    前記ディスクアレイ装置が上位装置からの書き込み命令を受け付ける書き込み命令受付工程と、
    前記物理ディスクに書き込むべきデータを前記バッファに記憶するバッファリング工程と、
    停止中の前記物理ディスクを稼働開始制御する稼働開始工程と、
    前記物理ディスクが稼働状態になってから前記バッファをフラッシュするフラッシュ工程と、
    前記バッファに記憶されていたデータを前記物理ディスクに書き込む書き込み工程と
    を有することを特徴とする物理ディスク復帰方法。
  6. 前記ディスクアレイ装置が前記上位装置からの読み出し命令を受け付ける読み出し命令受付工程と、
    停止中の前記物理ディスクを稼働開始制御せず、稼働している他の物理ディスクに記憶されているデータおよびパリティからデータを復元するデータ復元工程と、
    前記復元されたデータを前記上位装置に返却するデータ返却工程と
    を有することを特徴とする、請求項5に記載の物理ディスク復帰方法。
  7. 前記ディスクエンクロージャが、各々に少なくとも1つ以上の物理ディスクおよび冷却装置を含む複数のディスクエンクロージャであり、
    前記ディスクエンクロージャに含まれる物理ディスクの全てが停止しているディスクエンクロージャがあれば、該ディスクエンクロージャに含まれる冷却装置を停止制御する冷却停止工程を有することを特徴とする、請求項6に記載の物理ディスク復帰方法。
  8. データを一時的に記憶するバッファと、個々に停止もしくは稼働させることが可能である複数の物理ディスクとを含むディスクアレイ装置にあって、前記ディスクアレイ装置が備えるコンピュータに、
    上位装置からの書き込み命令に反応して前記物理ディスクに書き込むべきデータを前記バッファに記憶する処理と、
    停止中の前記物理ディスクを稼働開始制御する処理と、
    前記物理ディスクが稼働状態になってから前記バッファをフラッシュする処理と、
    前記バッファに記憶されていたデータを前記物理ディスクに書き込む処理と
    を実行させることを特徴とする物理ディスク復帰プログラム。
  9. 前記上位装置からの読み出し命令に反応して、停止中の前記物理ディスクを稼働開始制御せず、稼働している他の物理ディスクに記憶されているデータおよびパリティからデータを復元する処理と、
    前記復元されたデータを前記上位装置に返却する処理と
    を実行させることを特徴とする、請求項8に記載の物理ディスク復帰プログラム。
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