JP2007236124A - 電源装置及び電源供給方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】多数の負荷グループが存在する場合でも、コスト上昇を抑制して、信頼性の高い給電を行う。
【解決手段】通常時には、各通常電源ユニット1A,1Bは、それぞれの負荷グループ2A,2Bに、通常経路7A,7Bを介して電力を供給する。冗長電源ユニット1Cは、複数の通常電源ユニット1A,1Bに対して一つだけ設けられる。通常電源ユニット1A,1Bのいずれかが故障すると、冗長電源ユニット1Cは、冗長経路8A,8Bを介して、負荷グループ2Aまたは2Bへの給電を続行する。冗長経路を通常経路に接続するためのダイオードD2は、各通常電源ユニット1A,1B内に設けられており、各通常電源ユニット1A,1Bを経由する冗長経路は、通常電源ユニット1A,1B間で交差して接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば記憶制御装置に使用可能な電源装置及び電源供給方法に関する。
記憶制御装置は、多数のハードディスクドライブをアレイ状に接続した記憶部を備えており、サーバ等のホストコンピュータ(以下「ホスト」)に、論理的な記憶領域(論理ボリューム)を提供する。
信頼性や高可用性を高めるために、記憶制御装置では、RAID(Redundant Array of Independent Disks)に基づく冗長化された記憶領域をホストに提供する。また、記憶制御装置は、マイクロプロセッサや通信経路等の各種資源を冗長化している。このような高信頼性及び高可用性の観点から、記憶制御装置の電源装置も冗長化される。
そこで、従来技術では、複数のハードディスクドライブを一つのグループとして、各グループ毎に、それぞれ複数の電源ユニットを割り当てている(特許文献1)。通常の場合は、一方の電源ユニットからグループ内の各ハードディスクドライブにそれぞれ給電し、一方の電源ユニットが故障した場合は、他方の電源ユニットに自動的に切り替えて、他方の電源ユニットから各ハードディスクドライブにそれぞれ給電する。
特開平11−168832号公報
前記文献に記載の装置では、各グループ毎にそれぞれ複数の電源ユニットを設けるため、グループ数の増加に伴って、必要な電源ユニットの数も増大する。また、一方の電源ユニットが正常に機能している間、他方の電源ユニットは機能しない。従って、従来技術では、通常時に使用しない電源ユニットが多いため、コストが増大する。また、従来技術では、電源ユニットの数が多いため、記憶制御装置により多くのハードディスクドライブを搭載するのが難しいという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、給電すべき負荷の数が増加した場合でも、コストを大幅に増大させることなく、信頼性を向上できるようにした電源装置及び電源供給方法を提供することにある。本発明のさらなる目的は、後述する実施形態の記載から明らかになるであろう。
上記課題を解決すべく、本発明の一つの観点に従う電源装置は、それぞれ複数の負荷を有する複数の負荷グループに電源をそれぞれ供給するための電源装置であって、第1経路を介して、各負荷グループにそれぞれ接続される交換可能な複数の第1電源ユニットと、第2経路を介して、各負荷グループにそれぞれ接続される少なくとも一つ以上の交換可能な第2電源ユニットと、各負荷グループ毎に、第1経路または第2経路のいずれを介して、当該負荷グループに給電させるかをそれぞれ選択する経路選択部と、を備える。そして、各経路選択部は、通常の場合には第1経路を選択し、通常の場合以外の場合には第2経路を選択する。
本発明の一態様では、各経路選択部は、各第1電源ユニット内に位置して、第2経路上にそれぞれ設けられ。
本発明の一態様では、各経路選択部は、他の第1電源ユニットに接続されている他の第1経路と第2経路との間で前記選択を行う。
本発明の一態様では、各第2経路は、接続先の第1経路を有する第1電源ユニットとは異なる別の第1電源ユニットを介して、接続先の第1経路にそれぞれ接続されており、各経路選択部は、別の第1電源ユニット内に位置して、第2経路上に設けられた逆流防止素子としてそれぞれ構成されている。
本発明の一態様では、各第1電源ユニット及び第2電源ユニットは、それぞれ同一構造で構成されている。
本発明の一態様では、各第1電源ユニットは、入力された電力を直流出力に変換して出力する主回路と、この主回路からの直流出力が第1経路に供給されるのを許可し、逆向きの流れを阻止する逆流防止素子と、この逆流防止素子で生じた電圧降下を検出し、この電圧降下分を補うように主回路の直流出力を補正させる補正回路と、をそれぞれ備えて構成されている。
本発明の一態様では、各第1電源ユニット及び第2電源ユニットには、出力電圧を監視して、出力電圧に異常が検出された場合には警告信号を出力する監視回路がそれぞれ設けられている。
本発明の他の観点に従う電源供給方法は、それぞれ複数の負荷を有する複数の負荷グループに電源をそれぞれ供給するための電源供給方法であって、複数の第1電源ユニットの出力側を、第1経路を介して、各負荷グループにそれぞれ接続し、複数の第2経路の一端側を、接続先の第1経路を有する第1電源ユニットとは異なる別の第1電源ユニットを介して、接続先の第1経路にそれぞれ接続し、各第2経路の他端側を第2電源ユニットの出力側にそれぞれ接続し、各第1電源ユニットの内部に位置して、各第2経路の途中には、第2電源ユニットから負荷グループへの電流の流れを許可し、逆向きの流れを阻止する逆流防止素子をそれぞれ設ける。
本発明のさらに別の観点に従う記憶制御装置の電源装置は、複数の記憶デバイスを備える記憶制御装置に用いられる電源装置であって、複数の前記各記憶デバイスによって、複数のパリティグループがそれぞれ構成可能となっており、各パリティグループを構成する各記憶デバイスがそれぞれ別の負荷グループに所属するようにして、複数の各記憶デバイスから各負荷グループをそれぞれ形成し、複数の第1電源ユニットと、少なくとも一つの第2電源ユニットと、各第1電源ユニット及び第2電源ユニットを各負荷グループに接続するための接続用基板と、を備える。接続用基板には、一端側が第1電源ユニットの出力側に接続され、他端側が負荷グループに接続される複数の第1経路と、一端側が、接続先の第1経路を有する第1電源ユニットとは異なる別の第1電源ユニットを介して、接続先の第1経路にそれぞれ接続され、他端側が第2電源ユニットの出力側にそれぞれ接続される複数の第2経路と、がそれぞれ設けられている。各第1電源ユニットの内部には、第2経路の途中に位置して、第2電源ユニットから負荷グループへの電流の流れを許可し、逆向きの流れを阻止する逆流防止素子がそれぞれ設けられている。
以下、図面に基づき、本発明の実施の形態を説明する。本実施形態では、記憶制御装置に用いた場合を例に挙げて説明する。図1は、本実施形態に係る電源装置の全体概要を示す説明図である。
この電源装置は、例えば、複数のディスクドライブ3にそれぞれ接続された複数の通常電源ユニット1A,1Bと、一つの冗長電源ユニット1Cと、接続用基板4とを備えて構成可能である。これら各ユニット1A,1B,1C、ディスクドライブ3及び接続用基板4は、例えば、同一筐体内に設けることができる。ここで、各通常電源ユニット1A,1Bは「第1電源ユニット」に該当し、冗長電源ユニット1Cは「第2電源ユニット」に該当する。各電源ユニット1A,1B,1Cは、後述のように、それぞれ同一構造を備えることができる。
各通常電源ユニット1A,1Bは、それぞれの負荷グループ2A,2Bに、所定電圧の電力をそれぞれ供給する。即ち、一方の通常電源ユニット1Aは一方の負荷グループ2Aに、他方の通常電源ユニット1Bは他方の負荷グループ2Bに、それぞれ電力を供給している。
各負荷グループ2A,2Bは、所定数(例えば、8個等)ずつのディスクドライブ3をそれぞれ備えている。ディスクドライブ3としては、ハードディスクに限らず、半導体メモリや光ディスク等を用いても良い。これらの負荷グループ2A,2B単位で、給電が行われる。従って、負荷グループ2A,2Bを、給電単位と呼ぶこともできる。
冗長電源ユニット1Cは、複数の通常電源ユニット1A,1Bに対して、一つだけ設けられている。即ち、冗長電源ユニット1Cは、N(Nは2以上の自然数)個の通常電源ユニット1A,1Bをバックアップしている。いずれかの通常電源ユニットが機能を停止したような場合、冗長電源ユニット1Cは、その停止した通常電源ユニットに代わって、負荷グループへの給電を行う。
接続用基板4は、各電源ユニット1A,1B,1C間の接続と、各電源ユニット1A,1B,1Cとディスクドライブ3との接続を担当する。接続用基板4は、例えば、プリント配線基板のように構成される。接続用基板4には、通常の通常経路7A,7Bと、冗長経路8A,8Bとがそれぞれ形成されている。通常経路7A,7Bは「第1経路」に該当し、冗長経路8A,8Bは「第2経路」に該当する。なお、後述の実施例からも明らかなように、接続用基板4には、AC/DC電源から入力される電力を各電源ユニット1A,1B,1Cにそれぞれ供給するための入力経路等も形成される。
各通常経路7A,7Bは、通常電源ユニット1A,1Bから出力される電力を、負荷グループ2A,2B内の各ディスクドライブ3に供給するための配線である。各通常電源ユニット1A,1Bが正常に機能している通常の場合において、各ディスクドライブ3への給電には、通常経路7A,7Bが使用される。
一方の通常経路7Aは、その入力側が一方の通常電源ユニット1A内の出力用ダイオードD1のカソードに接続されている。通常経路7Aの出力側は、ディスクドライブ3にそれぞれ接続されている。ここで、出力用ダイオードD1は、逆流防止のために設けられており、通常電源ユニット1Aから各ディスクドライブ3への電流の流れを許可し、逆向きの流れを阻止するように設けられている。通常の場合、通常電源ユニット1Aから出力された電力は、通常経路7Aを介して、負荷グループ2A内の各ディスクドライブ3にそれぞれ供給される。
同様に、他方の通常経路7Bの入力側は、通常電源ユニット1B内の出力用ダイオードD1に接続されており、通常経路7Bの出力側は、負荷グループ2B内の各ディスクドライブ3にそれぞれ接続されている。通常電源ユニット1Bは、通常経路7Bを介して、負荷グループ2B内の各ディスクドライブ3にそれぞれ電力を供給する。
冗長経路8A,8Bは、冗長電源ユニット1Cと各負荷グループ2A,2B内のディスクドライブ3とを接続するためのものである。冗長経路8A,8Bは、冗長電源ユニット1C内の出力用ダイオードD1に接続された共通バス8Cからそれぞれ分岐しており、通常電源ユニット1A,1B内の冗長接続用ダイオードD2を介して、所定の通常経路7A,7Bの途中にそれぞれ接続されている。冗長接続用ダイオードD2は、「経路選択部」に該当する。
一方の冗長経路8Aは、その入力側が共通バス8Cを介して、冗長電源ユニット1Cの出力用ダイオードD1に接続されている。この冗長経路8Aの出力側は、通常電源ユニット1A内の冗長接続用ダイオードD2を介して、別の通常電源ユニット1Bの通常経路7Bの途中に接続されている。
即ち、冗長経路8Aは、冗長接続用ダイオードD2によって、該冗長経路8Aが通過しない別の通常電源ユニット1Bの通常経路7BにOR接続されている。ここで、通常経路7B上には、通常電源ユニット1B内の出力用ダイオードD1のみが設けられており、冗長経路8A上には、冗長電源ユニット1C内の出力用ダイオードD1及び通常電源ユニット1A内の冗長接続用ダイオードD2が設けられている。従って、通常経路7Bと冗長経路8Aとは、ダイオード段数の重み付けが異なるため、通常電源ユニット1Bが正常に機能している場合、通常経路7Bが給電経路として使用される。これに対し、故障等によって通常電源ユニット1Bの機能が停止した場合、冗長経路8Aから通常経路7Bを介する経路が、給電経路として自動的に選択される。
同様に、冗長経路8Bの入力側は、共通バス8Cを介して、冗長電源ユニット1Cの出力用ダイオードD1に接続されている。冗長経路8Bの出力側は、通常電源ユニット1B内の冗長接続用ダイオードD2を介して、この冗長経路8Bが通過しない別の通常電源ユニット1Aの通常経路7Aの途中にOR接続されている。ここでも、冗長経路8Bと通常経路7Aとは、その途中に設けられているダイオードの段数が異なっている。従って、通常の場合は、通常電源ユニット1Aから負荷グループ2A内の各ディスクドライブ3に電力が供給され、故障等が生じた場合は、冗長電源ユニット1Cから各ディスクドライブ3に電力が供給される。
このように、冗長経路8A,8Bは、その接続対象の通常経路7B,7Aとは異なる通常経路7A,7Bを有する通常電源ユニット1A,1B内の冗長接続用ダイオードD2を介して、接続対象の通常経路7B,7Aにそれぞれ接続されている。即ち、通常電源ユニット1Aと通常電源ユニット1Bとの間では、冗長経路8A,8Bが交差するようにして接続されている。なお、後述のように、2個の通常電源ユニット同士で交差接続する接続形態に限らず、3個以上の通常電源ユニットをループ状に接続する形態でもよい。
このように、接続対象の通常電源ユニットとは異なる通常電源ユニット内の冗長接続用ダイオードD2を介して、冗長経路を接続対象の通常経路に接続させることにより、接続対象の通常経路を有する通常電源ユニットを交換する場合でも、給電経路を維持することができる。
各電源ユニット1A,1B,1Cは、それぞれ同一構造を備えており、各電源ユニットの役割は、接続用基板4への取付位置によって定まる。負荷グループ2Aへの給電を行う通常電源ユニットの位置に取り付けられた場合、その電源ユニットは、通常電源ユニット1Aとして機能する。同様に、負荷グループ2Bへの給電を行う通常電源ユニットの位置に取り付けられた場合、その電源ユニットは、通常電源ユニット1Bとして機能する。冗長経路8Cに接続された電源ユニットは、冗長電源ユニット1Cとして機能する。冗長電源ユニット1Cとして使用される電源ユニットでは、冗長接続用ダイオードD2は使用されない。この冗長接続用ダイオードD2は、結果的に無駄な構成となるが、各電源ユニット1A,1B,1Cを同一構造とすることで、電源ユニットの製造コスト及び管理コストを低減している。但し、各電源ユニット1A,1B,1Cを同一構造に構成する場合に限らず、通常電源ユニット1A,1Bと冗長電源ユニット1Cとをそれぞれ別々の構造で製造することもできる。図1に示す例では、冗長電源ユニット1Cから少なくとも冗長接続用ダイオードD2を取り除くことができる。
各電源ユニット1A,1B,1Cは、出力補正部5及び出力監視部6をそれぞれ備えている。出力補正部5は、出力用ダイオードD1による電圧降下分を補正するための回路である。出力監視部6は、出力電圧の異常を検出するための回路である。検出された異常は、例えば、外部の管理装置等に出力される。
このように構成される本実施形態によれば、以下の効果を奏する。本実施形態では、複数の通常電源ユニット1A,1Bに一つの冗長電源ユニット1Cを割り当てて、いずれかの通常電源ユニット1A,1Bが機能を停止した場合でも、冗長電源ユニット1Cから各ディスクドライブ3に電力を供給できる構成とした。従って、各通常電源ユニット1A,1Bにそれぞれ個別に冗長電源ユニットを割り当てる構成に比較して、電源装置のコストを低減することができる。
本実施形態では、通常経路7A,7Bと冗長経路8A,8Bとを冗長接続用ダイオードD2を介してOR接続し、通常経路7A,7Bと冗長経路8A,8Bとでダイオード段数を異ならせる構成とした。従って、通常電源ユニット1A,1Bが正常に機能している場合は、通常経路7A,7Bを給電経路として確定させることができ、通常電源ユニット1A,1Bが機能を停止した場合は、冗長経路8B,8Aに給電経路を自動的かつ速やかに切り替えることができる。また、冗長電源ユニット1Cの出力が短絡した場合でも、冗長接続用ダイオードD2のカットオフにより、通常経路7A,7Bからの給電を継続することができる。このように、比較的簡素な構成で、給電経路を選択することができ、かつ、信頼性を高めることができる。
本実施形態では、各通常電源ユニット1A,1B内に冗長接続用ダイオードD2を設ける構成とした。従って、共通バス8C等を介して、冗長電源ユニット1Cと各通常電源ユニット1A,1Bとを接続することができる。これにより、接続用基板4に形成される配線の数を低減することができ、接続用基板4の構成を簡素化することができる。
本実施形態では、接続対象の通常電源ユニットとは異なる通常電源ユニット内の冗長接続用ダイオードD2を介して、冗長経路と接続対象の通常経路とを接続させる。従って、接続対象の通常経路を有する通常電源ユニットを交換する場合でも、給電経路を維持することができる。また、接続用基板4上に冗長接続用ダイオードD2を設ける必要がないため、接続用基板4の信頼性を高めることができ、これにより、電源装置の信頼性を向上させることができる。
本実施形態では、各電源ユニット1A,1B,1Cを同一構造で構成する。通常電源ユニット1A,1Bと冗長電源ユニット1Cとを異なる構成とする場合に比べて、電源ユニットの製造コスト及び管理コストを低減することができる。
本実施形態では、各電源ユニット1A,1B,1Cに出力補正部5を内蔵させる構成とした。従って、出力用ダイオードD1による電圧降下分を補正することができ、安定した出力を得ることができる。
本実施形態では、各電源ユニット1A,1B,1Cに出力監視部6を内蔵させる構成とした。従って、各電源ユニットの出力電圧に異常が生じた場合は、直ちにこの異常を検出して外部に報知することができる。
なお、図1では、逆流防止素子として、出力ダイオードD1及び冗長接続用ダイオードD2を用いる場合を説明した。しかし、本発明は、ダイオードに限定されるものではなく、他の逆流防止素子を使用することもできる。例えば、ダイオードで生じる電力損失が許容できない場合、逆流防止素子として、電力損失の小さいMOS-FET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)を使用することもできる。
図2は、逆流防止素子としてMOS-FETを使用する場合の例を示す説明図である。この実施形態では、図1中の出力ダイオードD1,冗長接続ダイオードD2に代えて、MOS-FETQ1,Q2を採用する。さらに、この実施形態では、MOS-FETQ1,Q2をそれぞれ制御する逆流防止制御部9を設けることにより、逆流防止機能を実現する。逆流防止制御部9は、各MOS-FETQ1,Q2のゲートに所定電圧の信号を印加することにより、ソースからドレインへ流れる電流を制御し、逆向きの流れを禁止させる。
この本実施形態の構成も本発明の範囲に含まれる。本実施形態の構成を採用することにより、ダイオードを使用する構成に比較して、電力損失を低減させることができる。
以下、本実施形態による電源装置の詳細を説明する。最初に、電源装置の用いられる記憶制御装置の構成を先に説明し、次に、電源装置の詳細を説明する。また、逆流防止素子としてダイオードを使用する構成を先に説明し、その次に、MOS-FETを使用する構成を説明する。
図3は、記憶制御装置10を正面から見た様子を模式的に示す。記憶制御装置10は、例えば、制御機能を有する基本筐体11と、記憶容量を増加するための増設筐体12とをケーブル60で接続することにより構成されている。基本筐体11には、上位装置としてのホスト13が接続される。
基本筐体11は、記憶制御装置10の基本構成を備えており、基本筐体11のみで記憶制御装置10としての基本的な機能を実現可能である。基本筐体11は、例えば、複数のハードディスクボックス(以下「HDDボックス」)20と、コントローラ30と、AC/DC電源部40と、バッテリ部50とを備えて構成される。増設筐体12は、オプション品として用意されており、記憶制御装置10の記憶容量を増強するために使用される。増設筐体12は、例えば、複数のHDDボックス20と、AC/DC電源部40及びバッテリ部50を備えている。各筐体11,12は、それぞれ独立した電源構成を備える。なお、記憶制御装置10の構成は、図3に示すものに限らない。例えば、基本筐体11からHDDボックスを除去し、制御機能だけを設ける構成でもよい。
各HDDボックス20は、複数のディスクドライブ210(図4参照)を備えており、記憶領域の提供を担当する。各HDDボックス20の構成は、図4と共に後述する。コントローラ30は、記憶制御装置10の制御機能を担当するものである。コントローラ30の構成は、図5と共に後述する。
AC/DC電源部40は、外部から供給される交流電源を数十ボルト程度の直流電源に変換するものである。バッテリ部50は、例えば、停電等によって外部からの交流電源が停止した場合に、非常用の直流電力を供給するものである。これにより、停電等が発生した場合、キャッシュメモリ130(図5参照)に記憶されているライトデータは、バッテリ部50からの電源を利用して、ディスクドライブ210に書き込まれる。
図4は、増設筐体12の詳細構成を示す正面図である。図4を用いて、HDDボックス20の構成を説明する。増設筐体12は、例えば、その前面及び後面に、それぞれ4個ずつのHDDボックス20を備えている。即ち、増設筐体12は、合計8個のHDDボックスを備えることができる。図4には、前面に設けられている4個のHDDボックス20が示されている。なお、説明の便宜上、符号20の後に(1)〜(4)を添えて説明する場合がある。
ここで、それぞれ2個ずつのHDDボックス20によって、合計4個の冗長電源グループが構成されている。各冗長電源グループには、それぞれ所定数n(図示の例では、n=8)個ずつの給電単位211が含まれている。これらの冗長電源グループは、一つの冗長電源ユニット240によってバックアップされる。即ち、冗長電源グループに属する各HDDボックス20内の各ディスクドライブ210は、共通の冗長電源ユニット240によってバックアップされる。
本実施例では、一つの冗長電源ユニット240が担当する給電単位211の数n(即ち、通常電源ユニット230の数でもある)と、一つの給電単位211を構成するディスクドライブ210の数mとは等しくなっている(n=m=8)。但し、これに限らず、nとmを異なる値に設定してもよい。
図4に示す例では、最上段のHDDボックス20(1)及びこのHDDボックス20(1)の直下に位置するHDDボックス20(2)とが、一つの冗長電源グループを構成している。上から3番目のHDDボックス20(3)及び最下段のHDDボックス20(4)も、別の冗長電源グループを構成している。各冗長電源グループ内には、それぞれ一つずつの冗長電源ユニット240が設けられている。
HDDボックス20の基本的構造を説明する。HDDボックス20(1)〜20(4)は、それぞれ複数のディスクドライブ210と、複数のファイバ接続制御部(以下、「FSW」)220と、複数の通常電源ユニット230とを備えている。
ディスクドライブ210は、例えば、ATA(AT Attachment)ディスク、SCSI(Small Computer System Interface)ディスク、FC(Fibre Channel)ディスク等のようなハードディスクドライブとして構成される。これに限らず、例えば、半導体メモリドライブ、光ディスクドライブ、光磁気ディスクドライブ等の他の記憶デバイスを用いてもよい。
ここで、所定数m個のディスクドライブ210が、一つの給電単位211(図6参照)を構成する。給電単位211とは、給電を受けるグループの単位を意味し、図1中の負荷グループ2A,2Bに対応する。各ディスクドライブ210には、それぞれの属する給電単位211毎に電源が供給される。
ここで、給電単位211を構成するディスクドライブ210の数mとしては、例えば、「8」を挙げることができるが、この値に限定されない。各HDDボックス20内には、上下にそれぞれ2個ずつ合計4個の給電単位211が設けられている。各給電単位211を8個ずつのディスクドライブ210から構成する場合、各HDDボックス20は、合計32個のディスクドライブ210をそれぞれ備える。上述のように、増設筐体12は、例えば、合計8個のHDDボックス20を搭載可能であるから、増設筐体12の全体では、256個のディスクドライブ210を備えることができる。
なお、詳細は後述するが、例えば、4個1組、8個1組等のような所定数のディスクドライブ210によって、RAIDグループ212(図5参照)が構成される。RAIDグループ212は、それぞれ異なる給電単位211に跨るようにして構成される。
FSW220は、コントローラ30(詳しくは、図5中のDKA120)と各ディスクドライブ210との間の通信を担当する制御回路である。各HDDボックス20には、それぞれ複数のFSW220が設けられる。各FSW220は、それぞれ別々のDKA120に接続されている。また、各ディスクドライブ210は、各FSW220にそれぞれ接続されている。即ち、コントローラ30と各ディスクドライブ210との間には、複数の通信経路が設けられており、いずれか一方の通信経路に障害が生じた場合でも、他方の通信経路を介して通信を行うことができるようになっている。なお、各FSW220は、ディスクドライブ210の電圧状態や冷却ファンの作動状態等を監視することもでき、これらの監視結果をコントローラ30に通知することもできる。
通常電源ユニット230は、各給電単位211にそれぞれ一つずつ設けられる。上述のように、各HDDボックス20内には合計4個の給電単位211が設けられているので、各HDDボックス20は、それぞれ4個ずつの通常電源ユニット230を備える。各通常電源ユニット230は、それぞれに接続された給電単位211内の各ディスクドライブ210に、所定電圧の直流電力を供給する。
冗長電源ユニット240は、上述のように、冗長電源グループ毎に、それぞれ一つずつ設けられる。冗長電源ユニット240は、通常電源ユニット230と同一の構成を備えている。冗長電源ユニット240は、冗長電源グループに属する各通常電源ユニット230のいずれか一つに障害が生じて機能を停止した場合、この機能停止した通常電源ユニット230に代わって、給電単位211に電力を供給する。通常電源ユニット230及び冗長電源ユニット240の詳細は、図7と共に後述する。
図5は、記憶制御装置10のブロック図である。まず、記憶制御装置10を含むストレージシステムの全体を説明し、次に、コントローラ30の詳細を説明する。
記憶制御装置10は、通信ネットワークCN1を介して、複数のホスト13と接続可能である。ホスト13は、例えば、図外のクライアント端末からの要求に応じて、記憶制御装置10にアクセスし、データの読み書きを行う。ホスト13としては、例えば、メインフレームコンピュータやサーバコンピュータ等を挙げることができる。通信ネットワークCN1としては、例えば、LAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、インターネットあるいは専用回線等を挙げることができる。
LANを用いる場合、ホストコンピュータ13と記憶制御装置10とは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に従って通信を行う。SANを用いる場合、ホストコンピュータ13と記憶制御装置10とは、ファイバチャネルプロトコルに従って通信を行う。また、ホストコンピュータ13がメインフレームコンピュータである場合、例えば、FICON(Fibre Connection:登録商標)、ESCON(Enterprise System Connection:登録商標)、ACONARC(Advanced Connection Architecture:登録商標)、FIBARC(Fibre Connection Architecture:登録商標)等の通信プロトコルに従ってデータ転送が行われる。
記憶制御装置10には、管理用の通信ネットワークCN2を介して、管理端末14を接続することもできる。管理端末14は、記憶制御装置10の各種設定等を行うためのコンピュータ端末である。管理端末14は、通信ネットワークCN5を介して、管理サーバ15に接続することができる。管理サーバ15は、複数の記憶制御装置10を一括して管理するための装置である。通信ネットワークCN2,CN5としては、例えば、LANやインターネット等を挙げることができる。
次に、コントローラ30の構成を説明する。コントローラ30は、例えば、チャネルアダプタ(以下、CHA)110と、ディスクアダプタ(以下、DKA)120と、キャッシュメモリ130と、共有メモリ140と、接続制御部150と、サービスプロセッサ(以下、SVP)160とを備えて構成可能である。
各CHA110は、各ホスト13との間のデータ転送を制御するもので、複数の通信ポート111を備えている。記憶制御装置10には、複数のCHA110を設けることができる。CHA110は、例えば、オープン系サーバ用CHA、メインフレーム系用CHA等のように、ホスト13の種類に応じて用意される。各CHA110は、それぞれに接続されたホスト13から、データの読み書きを要求するコマンドを受信し、ホスト13から受信したコマンドに従って動作する。
各DKA120は、記憶制御装置10内に複数個設けることができる。各DKA120は、各ディスクドライブ210との間のデータ通信を制御する。各DKA120と各ディスクドライブ210とは、例えば、SAN等の通信ネットワークCN4を介して接続されており、ファイバチャネルプロトコルに従ってブロック単位のデータ転送を行う。各DKA120は、ディスクドライブ210の状態を随時監視しており、この監視結果は、内部ネットワークCN3を介して、SVP160に送信される。
なお、各CHA110及び各DKA120をそれぞれ別々の制御回路基板として構成することもできるし、一つの制御回路基板にCHA機能及びDKA機能をそれぞれ設けることもできる。
キャッシュメモリ130は、例えば、ユーザデータ等を記憶する。キャッシュメモリ130は、例えば、不揮発メモリから構成可能であるが、揮発メモリから構成することもできる。キャッシュメモリ130が揮発メモリから構成される場合、キャッシュメモリ130はバッテリ部50によってバックアップされる。
共有メモリ(あるいは制御メモリ)140は、記憶制御装置10の作動を制御するための各種制御情報や管理情報等が記憶される。共有メモリ140は、例えば、不揮発メモリから構成される。制御情報等は、複数の共有メモリ140によって多重管理することができる。
なお、キャッシュメモリ130と共有メモリ140とを別々のメモリ回路基板として構成してもよいし、一つのメモリ回路基板内にキャッシュメモリ130及び共有メモリ140を実装してもよい。また、キャッシュメモリの一部を制御情報を格納するための制御領域として使用し、他の部分をデータを記憶するためのキャッシュ領域として使用する構成でもよい。
接続制御部150は、各CHA110と、各DKA120と、キャッシュメモリ130と、共有メモリ140とをそれぞれ接続するものである。これにより、全てのCHA110,DKA120は、キャッシュメモリ130及び共有メモリ140にそれぞれアクセス可能である。接続制御部150は、例えば、クロスバスイッチ等として構成することができる。
SVP160は、LAN等の内部ネットワークCN3を介して、各CHA110及び各DKA120とそれぞれ接続されている。あるいは、SVP160は、通信ネットワークCN3を介して、各CHA110にのみ接続することもできる。SVP160は、通信ネットワークCN2を介して、複数の管理端末14に接続されており、記憶制御装置10内の各種状態を収集して、管理端末14に提供する。また、管理端末14あるいは管理サーバ15は、SVP160を介して、記憶制御装置10の構成等を変更することもできる。
以上のように、コントローラ30は、複数種類の基板(CHA110,DKA120等)をコントローラ筐体に実装することにより、構成することができる。これに限らず、単一の制御基板上に、上述した各機能(ホスト13との通信機能、ディスクドライブ210との通信機能、データ処理機能等)を実装する構成でもよい。この場合、複数の制御基板を設けて冗長構成とするのが、記憶制御装置10の信頼性向上の観点からは好ましい。
コントローラ30によるデータ入出力処理を先に説明する。CHA110は、ホスト13から受信したリードコマンドを共有メモリ140に記憶させる。DKA120は、共有メモリ140を随時参照しており、リードコマンドを発見すると、ディスクドライブ210からデータを読み出して、キャッシュメモリ130に記憶させる。CHA110は、キャッシュメモリ130にコピーされたデータを読み出し、ホスト13に送信する。
CHA110は、ホスト13からライトコマンドを受信すると、このライトコマンドを共有メモリ140に記憶させる。CHA110は、受信したライトデータ(ユーザデータ)をキャッシュメモリ130に記憶させる。CHA110は、キャッシュメモリ130にライトデータを記憶した後、ホスト13に書込み完了を報告する。DKA120は、共有メモリ140に記憶されたライトコマンドに従って、キャッシュメモリ130に記憶されたライトデータを読出し、所定のディスクドライブ210に記憶させる。なお、ライトデータをディスクドライブ210に書き込んだ後で、ホスト13に書込み完了を報告する構成でもよい。
ここで、キャッシュメモリ130にのみ記憶されているユーザデータは、ダーティデータと呼ばれ、キャッシュメモリ130及びディスクドライブ210の両方に記憶されているデータはクリーンデータと呼ばれる。クリーンデータは消去可能であり、例えば、キャッシュメモリ130の空き領域が不足した場合には、消去される。記憶制御装置10の電源供給系統に何らかの障害が発生した場合、バッテリ部50によって維持される作動時間内に、キャッシュメモリ130に記憶されているダーティデータは、ディスクドライブ210に格納される。
図5の下側に示すように、所定数のディスクドライブ210によってRAIDグループ212が構成される。RAIDグループ212は、各ディスクドライブ210の有する物理的記憶領域に基づいて、冗長記憶領域を構成する。このRAIDグループ212の提供する物理的な記憶領域には、一つまたは複数の論理的な記憶領域(LU)213を設定することができる。この論理的な記憶領域213は、論理ボリュームまたは論理的記憶デバイスと呼ばれる。
図6は、各ディスクドライブ210への給電構造を示す説明図である。また、図6には、各ディスクドライブ210への給電構造と各ディスクドライブ210の論理的な構成との関係も示されている。なお、紙面の都合上、図6では、最上段のHDDボックス20のみ詳細を示し、他のHDDボックス20の構成は簡略化している。
上述のように、例えば、8個のディスクドライブ210によって一つの給電単位211が構成される。各給電単位211には、それぞれ別々の通常電源ユニット230から所定電圧の直流電源が供給される。所定電圧としては、例えば、12ボルトや5ボルト等を挙げることができるが、これらの値は一例に過ぎない。通常電源ユニット230には、各電圧毎の通常経路L2,L3を介して、各ディスクドライブ210がそれぞれ並列に接続されている。そして、一つの冗長電源ユニット240は、冗長電源グループ内の各通常電源ユニット230をサポートする。図6では、便宜上、一方の側の通常電源ユニット230のみが冗長電源ユニット240によってサポートされているかのように示しているが、上述の通り、冗長電源ユニット240は、8個の通常電源ユニット230を担当する。
図6に示すように、RAIDグループ212は、それぞれ異なる給電単位211に属するディスクドライブ210によって構成される。従って、いずれか一つの給電単位211への給電が停止した場合でも、RAIDグループ212を構成する他のディスクドライブ210を用いてコレクションコピーを行うことにより、データ入出力が可能である。このように、それぞれ異なる給電単位211に属するディスクドライブ210を集めてRAIDグループ212を構成することにより、信頼性を高めている。
図7は、電源供給系統の詳細を示す説明図である。図7では、説明の都合上、2個の通常電源ユニット230と1個の冗長電源ユニット240を例に挙げて説明する。実際には、上述の通り、一つの冗長電源ユニット240によって、8個の通常電源ユニット230がサポートされている。
HDDボックス20内の電源供給系統は、例えば、AC/DC電源部40と、バッテリ部50と、複数の通常電源ユニット230と、一つの冗長電源ユニット240と、接続用基板250とから構成される。
既に述べた通り、AC/DC電源部40は、記憶制御装置10の外部から供給された交流電源を、数十ボルト程度の中間電圧を有する直流電源に変換して出力する。複数のAC/DC電源部40のうち、上側に位置するAC/DC電源部40は、通常状態で使用されるプライマリAC/DC電源部であり、下側に位置するAC/DC電源部40は、プライマリAC/DC電源部40の機能が停止した場合のバックアップ用である。従って、いずれか一方のAC/DC電源部40が故障した場合でも、他方のAC/DC電源部40から中間電圧を供給させることができる。
バッテリ部50は、複数のバッテリ51と複数の充電回路52を備える。充電回路52は、各バッテリ51への充電と各バッテリ51からの放電を担当する。充電回路52を冗長化することにより、信頼性を高めている。
通常電源ユニット230の詳細は、図8と共に後述するが、例えば、主回路231と、複数のダイオードD11〜D17等を備えている。通常電源ユニット230は、入力された中間電圧の直流電源を所定電圧(例えば、12ボルトと5ボルト)に変換し、給電単位211を構成する各ディスクドライブ210に供給する。
ここで、ダイオードD11,D12,D13は、入力用ダイオードである。これらダイオードD11〜D13は、主回路231内に設けることができるが、図7では、説明の便宜上、主回路231の外部に示している。通常電源ユニット230の有する複数の入力端子のうち、一方の入力端子にはダイオードD11のみが順方向に接続され、他方の入力端子には複数のダイオードD12,D13が直列に順方向接続されている。
ダイオードD14,D15は、出力用ダイオードである。一方のダイオードD14は、比較的高い電圧(例えば、12ボルト)を出力するための出力端子に接続されており、他方のダイオードD15は、比較的低い電圧(例えば、5ボルト)を出力するための出力端子に接続されている。
ダイオードD16,D17は、冗長接続用のダイオードである。一方のダイオードD16は、比較的高い電圧を供給する通常経路に冗長経路を接続するために用いられ、他方のダイオードD17は、比較的低い電圧を供給する通常経路に別の冗長経路を接続するために用いられる。各冗長接続用ダイオードD16,D17毎に、それぞれ複数の冗長接続用端子が設けられている。換言すれば、一組の冗長接続用端子間を接続するようにして、各冗長接続用ダイオードD16,D17が設けられている。通常電源ユニット230内において、各冗長接続用端子間を結ぶ経路も冗長経路の一部を構成する。これら冗長接続用ダイオードD16,D17が、冗長経路に設けられることにより、通常経路と冗長経路とのダイオード数に相違が生じ、このダイオード数の違いによって、通常経路と冗長経路とを自動的かつ速やかに切り替えられる。
冗長電源ユニット240は、通常電源ユニット230と同一構造を備えるので、その説明を省略する。通常経路に接続された電源ユニットは通常電源ユニット230として機能し、冗長経路に接続された電源ユニットは冗長電源ユニット240として機能する。各電源ユニット230,240の構造を共通化することにより、電源ユニットの製造コスト及び管理コストを低減することができる。これに限らず、後述の実施例のように、通常電源ユニット230と冗長電源ユニット240の構造を異ならせることも可能である。
接続用基板250は、例えば、多層のプリント配線基板として構成されるもので、AC/DC電源部40及びバッテリ部50と各電源ユニット230,240とを接続する。また、接続用基板250は、電源ユニット230,240を各ディスクドライブ210に接続する。さらに、接続用基板250は、各通常電源ユニット230と冗長電源ユニット240とを接続する。
接続用基板250には、複数の経路L0〜L5が形成されている。経路L0,L1は、各電源ユニット230,240に中間電圧の直流電源をそれぞれ供給するための入力経路である。各入力経路L0,L1は、分岐経路L0A,L1Aを介して、一方の通常電源ユニット230(1)の入力端子に接続されている。また、入力経路L0,L1は、分岐経路L0B,L1Bを介して、他方の通常電源ユニット230(2)の入力端子に接続されている。同様に、入力経路L0,L1は、分岐経路L0C,L1Cを介して、冗長電源ユニット240の入力端子に接続されている。また、入力経路L0,L1は、分岐経路L0C,LICを介して、FSW220の入力端子に接続されている。
経路L2A,L3A,L2B,L3Bは、各通常電源ユニット230から各給電単位211内の各ディスクドライブ210に所定電圧の直流電源をそれぞれ供給するための通常経路である。L2A,L2Bは、比較的高い電圧を供給するために用いられ、L3A,L3Bは、比較的低い電圧を供給するために用いられる。各通常経路L2A,L3A,L2B,L3Bは、通常電源ユニット230の出力端子とディスクドライブ210の入力端子とを接続する。なお、特に区別しない場合、経路L2A,L3A,L2B,L3Bを通常経路L2,L3と呼ぶ。
経路L4,L5は、冗長経路である。一方の冗長経路L4は、比較的高い電圧を供給するために用いられる。また、他方の冗長経路L5は、比較的低い電圧を供給するために用いられる。冗長経路L4,L5の一端側は、冗長電源ユニット240の出力端子に接続されている。冗長経路L4,L5の他端側は、通常電源ユニット230の冗長接続端子に接続されている。
冗長経路L4,L5は、分岐経路L4A,L5Aを介して、一方の通常電源ユニット230(1)の各組の一方の冗長接続用端子に接続されている。分岐経路L4Aには、一方の通常電源ユニット230(1)内に位置して、冗長接続用ダイオードD16が接続されており、分岐経路L5Aには、一方の通常電源ユニット230(1)内に位置して、冗長接続用ダイオードD17が接続されている。そして、分岐経路L4Aは、他方の通常電源ユニット230(2)に接続された通常経路L2Bの途中に接続されており、分岐経路L5Aは、他方の通常電源ユニット230(2)に接続された通常経路L3Bの途中に接続されている。従って、冗長経路L4,L5は、冗長接続用ダイオードD16,D17を介して、通常経路L2B,L3BにOR接続されている。
同様に、冗長経路L4,L5は、分岐経路L4B,L5Bを介して、他方の通常電源ユニット230(2)の冗長接続端子に接続されている。分岐経路L4Bには、他方の通常電源ユニット230(2)内に位置して、冗長接続用ダイオードD16が接続されており、分岐経路L5Bには、他方の通常電源ユニット230(2)内に位置して、冗長接続用ダイオードD17が接続されている。分岐経路L4Bは、一方の通常電源ユニット230(1)に接続された通常経路L2Aの途中に接続されている。分岐経路L5Bは、一方の通常電源ユニット230(1)に接続された通常経路L3Aの途中に接続されている。従って、冗長経路L4,L5は、冗長接続用ダイオードD16,D17を介して、通常経路L2A,L3AにOR接続されている。
このように、冗長経路L4,L5の一つのルート(L4A,L5A)は、一方の通常電源ユニット230(1)の内部に設けられたダイオードD16,D17を介して、他方の通常電源ユニット230(2)の通常経路L2B,L3Bに接続される。同様に、冗長経路L4,L5の他の一つのルート(L4B,L5B)は、他方の通常電源ユニット230(2)内のダイオードD16,D17を介して、一方の通常電源ユニット230(1)の通常経路L2A、L3Aに接続される。
つまり、冗長経路は、各通常電源ユニット230(1),230(2)間で、交差接続されている。これにより、冗長接続先の通常電源ユニット230を交換するためにHDDボックス20から取り外した場合でも、その交換対象の通常電源ユニット230とは別の通常電源ユニット230内の冗長接続用ダイオードD16,D17を介して、通常経路に電力を供給することができる。
図8は、電源ユニット230,240内の詳細な構成を示す回路図である。各電源ユニット230,240は同一構造を備えるため、以下、一方の通常電源ユニット230(1)を例に挙げて説明する。なお、図8では、説明の便宜上、複数の直流出力のうち、比較的低い方の電圧出力(例えば、5ボルト)の出力回路のみを示している。図8に示す回路は、出力電圧を補正する機能を実現する。
通常電源ユニット230(1)は、例えば、主回路231と、第1オペアンプ232と、第2オペアンプ233と、第3オペアンプ234と、スイッチ235と、信号伝達手段236と、電流検出用抵抗237と、基準電圧源238と、を備えている。
主回路231は、AC/DC電源部40から入力された数十ボルトの直流電圧を、所定電圧に変換して出力する。第1オペアンプ232の正の入力端子(非反転入力端子)は、出力用ダイオードD15のアノード側に接続されており、第1オペアンプ232の負の入力端子(反転入力端子)は、出力用ダイオードD15のカソード側に接続されている。即ち、第1オペアンプ232は、出力電流の逆流を防止する出力用ダイオードD15で生じる電圧降下VF1を検出し、この電圧降下VFを補正するための電圧信号を出力する。
第2オペアンプ233は、電源出力電流Io1を検出し、冗長経路で生じた電圧降下VRを補正するための電圧信号を出力する。グランド端子(GND)と主回路231とを結ぶ経路L11Aには、電流検出用抵抗237が設けられている。このために、第2オペアンプ233の各入力端子は、抵抗237の両端にそれぞれ接続されている。
スイッチ235は、第3オペアンプ234の反転入力端子と第2オペアンプ233の出力端子との間に設けられている。スイッチ235は、第2オペアンプ233から出力される電圧信号(VR補正用の電圧信号)の第3オペアンプ234への入力を許可したり、あるいは禁止したりする。スイッチ235が開いている場合(スイッチオフの場合)、第2オペアンプ233からの電圧信号は、第3オペアンプ234に作用しない。スイッチ235が閉じている場合(スイッチオンの場合)、第2オペアンプ233から出力される電圧信号は、第3オペアンプ234に作用する。
なお、スイッチ235は、スイッチ素子またはスイッチ回路のようなハードウェア回路として設けられるものではなく、第2オペアンプ233の出力を第3オペアンプ234への入力として使用するか否かを決定するための機能として設けられる。
上述のように、第2オペアンプ233は、冗長経路で生じる電圧降下VRを補正するための信号を出力するものである。従って、各通常電源ユニット230では、第2オペアンプ233からの電圧信号を考慮する必要がないため、スイッチ235は、オフ状態に設定される。これに対し、冗長電源ユニット240では、電圧降下VRを補正するために、スイッチ235はオン状態に設定される。
第3オペアンプ234は、主回路231からの出力電圧と基準電圧との誤差を増幅して、主回路231にフィードバックさせることにより、主回路231の出力電圧を補正させるものである。第3オペアンプ234の正の入力端子は、主回路231の高電位側と出力用ダイオードD15との間に位置して、主回路231と出力端子とを結ぶ経路L10Aに接続されている。
第3オペアンプ234の負の入力端子には、第1オペアンプ232からの電圧信号と基準電圧源238からの基準電圧とを加算した電圧信号が入力される。通常電源ユニット230内のスイッチ235は、オフ状態に設定されるため、第2オペアンプ233からの電圧信号は、第3オペアンプ234に入力されない。これに対し、冗長電源ユニット240においては、スイッチ235がオン状態に設定されるため、第3オペアンプ234の負の入力端子には、第1オペアンプ232からの電圧信号と基準電圧及び第2オペアンプ233からの電圧信号を加算した電圧信号が入力される。
第3オペアンプ234から出力されるフィードバック制御用の電圧信号は、信号伝達手段236を介して、主回路231に入力される。信号伝達手段236は、例えば、抵抗やキャパシタ等の回路素子から構成され、電圧信号のノイズ等を除去する。
図9を参照しながら、図8に示す電圧補正回路の作用を説明する。図9(a)は、通常電源ユニット230の出力電圧が補正される様子を示す電圧−電流特性図である。通常電源ユニット230では、当該電源ユニット230の外部からの指令V1により、スイッチ235がオフ状態に設定されているため、第1オペアンプ232からの電圧信号と基準電圧とを加算した電圧が、第3オペアンプ234に入力される。
この結果、主回路231からの出力電圧(図8中のP1点の電圧)は、出力用ダイオードD15で生じる電圧降下VF1の分だけ上昇するように制御される。従って、主回路231からダイオードD15を介して出力される電圧(図8中のP2点の電圧)は、出力電流Io1の値にかかわらず一定の値となる。これにより、通常電源ユニット230から各ディスクドライブ210への給電精度を改善することができる。
図9(b)は、冗長電源ユニット240の出力電圧が補正される様子を示す電圧−電流特性図である。冗長電源ユニット240では、当該冗長電源ユニット240の外部からの指令V1により、スイッチ235はオン状態に設定されるため、第1オペアンプ232からの電圧信号と第2オペアンプ233からの電圧信号とが基準電圧に加算されて、第3オペアンプ234に入力される。
この結果、主回路231の出力電圧(図8中のP3点の電圧)は、出力用ダイオードD15による電圧降下VF1及び冗長経路の配線抵抗で生じる電圧降下VRを加算した分だけ上昇するように制御される。従って、冗長電源ユニット240から出力される電圧(図8中のP4点の電圧)は、一定の値となる。
各ディスクドライブ210への給電経路が通常経路から冗長経路に切り替わった場合、各ディスクドライブ210には、冗長接続用ダイオードD17で生じる電圧降下VF2だけ低下した電圧(図8中のP5点の電圧)が供給される。
このような電圧補正回路を各電源ユニット230,240に設け、スイッチ235によって動作モードを設定することにより、通常経路を介した通常の給電と冗長経路を介した異常時の給電との安定した切替を確保しつつ、給電電圧の精度を改善できる。
次に、本実施例による電源装置の作用について説明する。通常電源ユニット230が正常に機能している通常時では、給電単位211内の各ディスクドライブ210に、通常電源ユニット230から所定電圧の電力が供給される。
通常経路L2,L3の途中には、冗長経路L4,L5がダイオードD16,D17を介して接続されているが、通常経路上のダイオード数(D14またはD15のいずれか一つ)と、冗長経路上のダイオード数(D14またはD15のいずれか一つと、D16またはD17のいずれか一つとの合計2個)とは異なる。通常経路の備えるダイオード数よりも冗長経路の備えるダイオード数の方が多いため、通常時においては、通常電源ユニット230から給電単位211に常時給電されるように、給電経路が確定する。
これに対し、いずれか一つの通常電源ユニット230が機能を停止した場合、機能停止した通常電源ユニット230の代わりに、冗長電源ユニット240から給電単位211内の各ディスクドライブ210に所定電圧の電源が供給される。例えば、機能停止した通常電源ユニット230に接続されている給電単位211を「障害給電単位」と、障害給電単位に接続された通常経路を「障害経路」とそれぞれ呼ぶことにすると、冗長電源ユニット240は、障害経路の途中にOR接続された冗長経路を介して、障害給電単位211内の各ディスクドライブ210に電源を速やかに供給する。
なお、冗長電源ユニット240の出力端子や冗長経路に何らかの障害が生じた場合でも、冗長接続用ダイオードD16,D17のカットオフにより、各給電単位には、引き続いて通常電源ユニット230から給電される。
本実施例は、上述のように構成されるため、以下の効果を奏する。本実施例では、複数の通常電源ユニット230に対して一つの冗長電源ユニット240を割り当て、冗長電源構成を実現する。従って、各通常電源ユニット230毎にそれぞれ一つずつの冗長電源ユニットを設ける場合に比べて、冗長電源ユニット240の搭載数を大幅に低減することができ、電源装置の製造コストを低減することができる。
本実施例では、通常電源ユニット230と冗長電源ユニット240とを共通構造としたため、電源ユニットの製造コスト及び管理コストを低減することができる。また、ユーザは、通常電源ユニット230及び冗長電源ユニット240のそれぞれについて予備のユニットを備える必要がなく、メンテナンス性も向上する。
本実施例では、各通常電源ユニット230内に冗長接続用ダイオードD16,D17を設ける構成とした。従って、接続用基板250上に冗長接続用ダイオードD16,D17を設ける必要がなく、接続用基板250に搭載される部品点数を低減して信頼性を高めることができ、この結果、電源装置の信頼性を向上させることができる。
また、各通常電源ユニット230内に冗長接続用ダイオードD16,D17を搭載するため、接続用基板250に形成される冗長経路L4,L5の構成を簡素化できる。従って、接続用基板250の構成を簡素化して信頼性を改善でき、また、接続用基板250の製造コストを低減することができる。この結果、電源装置の信頼性を向上し、コストを低減させることができる。
本実施例では、冗長給電上のペアを構成する各通常電源ユニット230間で、互いに相手方をバックアップするための冗長経路の一部を内蔵する構成とした。即ち、上記の例で言えば、接続対象の通常電源ユニット230(1)とは異なる通常電源ユニット230(2)内の冗長接続用ダイオードD16,D17を介して、冗長経路L4B,L5Bと接続対象の通常経路L2A,L3Aとを接続させる構成とした。従って、冗長電源ユニット240から障害給電単位211への給電を行いながら、障害の生じた通常電源ユニット230(1)を交換することができる。
本実施例では、各電源ユニット230,240内に、電圧補正回路をそれぞれ内蔵する構成とした。従って、ダイオードD14,D15,D16,D17による電圧降下の影響を低減して、出力電圧を安定化することができ、電源装置の信頼性が向上する。
図10,図11に基づいて、本発明の第2実施例を説明する。本実施例は、第1実施例の変形例に該当する。本実施例では、各電源ユニット230,240の電源出力を監視してメンテナンス作業を支援する。
図10は、本実施例による電源装置の要部を示す回路図である。図10に示す回路は、図7で述べた回路と同様の構成を有するが、説明の便宜上、一部の構成を省略している。なお、逆流防止素子としてダイオードを用いる場合を例に挙げて説明するが、上述の通り、例えば、MOS-FETのような他の逆流防止素子を使用することもできる。各電源ユニット230,240には、電源出力監視回路310及びLEDランプ320がそれぞれ設けられている。
電源出力監視回路310は、例えば、出力用ダイオードD14,D15のアノード側の電圧を監視している。この監視回路310は、検出された出力電圧の値が、予め設定されている下限値または上限値に達した場合に、FSW220内の環境モニタ221に向けて警報信号を出力する。
LEDランプ320は、保守作業員にユニットの交換を促すためのものである。LEDランプ320は、環境モニタ221からの信号により、点灯または消灯する。
環境モニタ221は、例えば、FSW220内に設けられている。環境モニタ221は、監視信号経路L21を介して、各電源ユニット230,240内の電源出力監視回路310にそれぞれ接続されている。環境モニタ221は、各電源ユニット230,240の出力状態を監視し、その監視結果をコントローラ30に通知する。環境モニタ221は、LED制御経路L22を介して、各電源ユニット230,240内のLEDランプ320にもそれぞれ接続されている。環境モニタ221は、コントローラ30からの指示に応じて、交換対象とされた電源ユニットのLEDランプ320を点灯させる。
図11は、本実施例による電源ユニットのメンテナンス作業支援処理を示すフローチャートである。図11の左側に示すように、各電源ユニット230,240内において、電源出力監視回路310は、出力電圧を検出し(S11)、異常が生じたか否かを監視している(S12)。異常が検出された場合(S12:YES)、電源出力監視回路310は、警報信号を出力する(S13)。
環境モニタ221は、電源出力監視回路310からの警報信号を受信すると(S14)、どの電源ユニットからの警報信号であるかを特定する(S15)。例えば、警報信号中に、各電源ユニットを特定するための識別情報を含めておくことにより、いずれの電源ユニットから発せられた警報信号であるかを認識することができる。そして、環境モニタ221は、電圧出力に異常の検出された電源ユニットを特定する情報を含めて、警報信号を外部に出力する(S16)。
環境モニタ221からの警報信号がDKA120に受信されると(S17)、コントローラ30は、SVP160を介して、所定の警告メッセージを管理端末14に出力する(S18)。この警告メッセージには、例えば、検出された障害の種類を特定するための情報と、障害の生じた電源ユニットを特定するための情報とが含まれる。管理端末14は、電源ユニットで障害が発生した旨のメッセージと、電源ユニットの取付位置等を端末画面に表示させる。
保守作業員は、管理端末14の端末画面を確認することにより、電源ユニットに障害の生じたことを知る。保守作業員は、管理端末14を介して、保守交換作業の手続を開始する旨を、コントローラ30に指示する(S19:YES)。
コントローラ30は、保守交換作業の手続開始を指示されると、通常電源ユニット230の障害であるか否かを判定する(S20)。通常電源ユニット230で障害が生じている場合(S20:YES)、コントローラ30は、冗長電源ユニット240が正常であるか否かを確認する(S21)。冗長電源ユニット240が正常に機能している場合(S21:YES)、コントローラ30は、障害の生じた通常電源ユニット230内のLEDランプ320を点灯させるべき旨の指示を、環境モニタ221に与える(S22)。
環境モニタ221は、コントローラ30からの指示を受領すると、障害の検出された通常電源ユニット230内のLEDランプ320に信号を出力し(S23)、そのLEDランプ320を点灯させる(S24)。保守作業員は、記憶制御装置10の電源装置を外部から視認することにより、LEDランプ320の点灯している電源ユニット230を発見する。保守作業員は、LEDランプ320の点灯している電源ユニット230をHDDボックス20から取り外し、予備の電源ユニット230と交換する(S25)。なお、S25はコンピュータにより実行されるステップではないが、理解のために図示している。
通常電源ユニット230に障害が検出された場合でも(S20:YES)、冗長電源ユニット240が正常に機能していない場合(S21:NO)、フェイルセーフの観点から、電源ユニットの保守交換作業の手続を進めることなく、本処理を終了する。
冗長電源ユニット240に障害が検出された場合(S20:NO)、コントローラ30は、冗長電源ユニット240のLEDランプ320の点灯を指示する(S22)。これにより、保守作業員は、障害の検出された冗長電源ユニット240を、予備の電源ユニットと交換する(S25)。上述のように、通常電源ユニット230と冗長電源ユニット240とは共通構造であるから、予備の電源ユニットは、通常電源ユニット230としても冗長電源ユニット240としても使用可能である。
このように構成される本実施例も、前記第1実施例と同様の作用効果を奏する。これに加えて、本実施例では、電源ユニットの保守交換作業を支援することができ、使い勝手が向上する。
図12に基づいて、第3実施例を説明する。本実施例では、冗長接続の別の形態について説明する。図12は、低圧(5ボルト)のラインに着目して、冗長接続の形態を模式的に示す説明図である。
図12(a)は、第1実施例で説明した冗長接続の形態を示す。図12(a)に示すように、前記実施例では、互いに隣接する2個の通常電源ユニット間で、冗長接続用のペアを構成し、冗長経路を交差接続させている。
互いに隣接する通常電源ユニット230(1)及び230(2)と、互いに隣接する通常電源ユニット230(3)及び230(4)は、冗長給電時のペアを構成する。冗長電源ユニット240は、冗長経路L5を介して、各通常電源ユニット230(1)〜230(4)にそれぞれ接続されている。
通常電源ユニット230(1)を経由する冗長経路L5(1)は、ペアとなる通常電源ユニット230(2)の通常経路L3(2)に接続されている。逆に、通常電源ユニット230(2)を経由する冗長経路L5(2)は、ペアとなる通常電源ユニット230(1)の通常経路L3(1)に接続されている。従って、通常電源ユニット230(1)を交換する場合に、通常電源ユニット230(1)の給電対象である給電単位211(1)には、冗長電源ユニット240から冗長経路L5(2)を介して、給電が行われる。
同様に、通常電源ユニット(2)を交換する場合、給電単位211(2)には、通常電源ユニット230(1)を経由する冗長経路L5(1)を介して、給電が行われる。図の左側に示す各電源ユニット230(3),230(4)も、上述の各電源ユニット230(1),230(2)と同様の関係にある。
図12(b)に示すように、各通常電源ユニット230(1)〜230(4)の冗長経路をリング状に接続することもできる。即ち、各通常電源ユニット230(1)〜230(4)の冗長経路を、反時計回りまたは時計回りのいずれかの方向で隣り合う通常電源ユニットの通常経路に接続することができる。つまり、所定の回転方向で、各通常電源ユニット230(1)〜230(4)が、冗長給電時のサポートを行うように、ループ状のトポロジを形成することができる。
通常電源ユニット230(1)を経由する冗長経路L5(1)は、通常電源ユニット230(3)の通常経路L3(3)に接続されている。通常電源ユニット230(3)を経由する冗長経路L5(3)は、通常電源ユニット230(4)の通常経路L3(4)に接続されている。通常電源ユニット230(4)を経由する冗長経路L5(4)は、通常電源ユニット230(2)の通常経路L3(2)に接続されている。そして、通常電源ユニット230(2)を経由する冗長経路L5(2)は、通常電源ユニット230(1)の通常経路L3(1)に接続されている。このように構成される本実施例も前記各実施例と同様の効果を奏する。
以上の各実施例では、逆流防止素子としてダイオードを用いる場合を説明した。次に、逆流防止素子としてMOS-FETを用いる場合の実施例を幾つか説明する。まず、最初に、図13,図14に基づいて、本発明の第4実施例を説明する。
上述の第1実施例では、図8に示したように、電源ユニット230,240内の逆流防止素子としてダイオードD15,D17を用いた。しかし、ダイオードの電力損失が許容できない場合は、逆流防止素子として、MOS-FETを使用することもできる。
図13は、電源ユニット230,240内の逆流防止素子にMOS-FETを使用した場合の回路図である。図13に示す回路では、ダイオードD15,D16の代わりに、MOS-FETQ1,Q2を用いている。また、各電源ユニット230,240内には、MOS-FETQ1,Q2をそれぞれ制御するための逆流防止制御回路239も設けられている。
第1オペアンプ232は、逆流防止用のMOS-FETQ1で生じる電圧降下VQ1を検出し、この電圧降下VQ1を補正するための電圧信号を出力する。第2オペアンプ232は、出力電流Io1を検出し、MOS-FETQ2で生じる電圧降下VQ2を補正するための電圧信号を出力する。その他の構成については、前記第1実施例と同様であるため、重複した説明を省略する。
図14は、本実施例による出力電圧の特性を示す電圧−電流特性図である。図14(a)は、通常電源ユニット230の出力電圧が補正される様子を示している。通常電源ユニット230では、当該電源ユニット230の外部から与えられる指令V1により、スイッチ235はオフ状態に設定される。
従って、第1オペアンプ232からの電圧信号と基準電圧とを加算した電圧が、第3オペアンプ234に入力される。この結果、各通常電源ユニット230の主回路231からの出力電圧(図13中のP1点の電圧)は、出力電流Io1の値だけ増加するように制御される。従って、主回路231からMOS-FET Q1を介して出力される電圧(図14中P2点の電圧)は、出力電流Io1の値にかかわらず一定の値となる。これにより、通常電源ユニット230からディスクドライブ210への給電精度を改善できる。
図14(b)は、冗長電源ユニット240の出力電圧が補正される様子を示す。冗長電源ユニット240では、当該電源ユニット240の外部から与えられる指令V1により、スイッチ235はオン状態に設定される。
従って、第1オペアンプ232からの電圧信号と第2オペアンプ233からの電圧とが基準電圧に加算されて、第3オペアンプ234に入力される。この結果、主回路231の出力電圧(図14中のP3点の電圧)は、MOS-FETQ1による電圧降下VQ1及び冗長経路の配線抵抗で生じる電圧降下VRを加算した分だけ増加するように制御される。これにより、冗長電源ユニット240から出力される出力電圧(図14中のP4点の電圧)は一定の値となる。
冗長給電経路には、冗長接続のためにMOS-FETQ2が設けられている。MOS-FET段数の重みづけにより、通常電源ユニット230が正常な場合は、通常電源ユニット230から各ディスクドライブ210へ給電が行われる。しかし、通常電源ユニット230が故障した場合は、自動的に給電経路が冗長経路に切り替り、冗長電源ユニット240から冗長接続用MOS-FETQ2を介して、対象のディスクドライブ210へ給電される。
各ディスクドライブ210への給電経路が通常経路から冗長経路に切り替った場合、各ディスクドライブ210には、冗長接続用MOS-FETQ2で生じる電圧降下VQ2(図14中のP5点の電圧)が供給される。
このように逆流防止素子としてMOS-FETを使用した場合においても、ダイオードを使用した場合と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施例では、MOS-FETを使用するため、電力損失を低減することができる。
また、本実施例では、冗長経路を介してディスクドライブ210へ給電する場合、冗長接続用MOS-FET Q2で生じる電圧降下VQ2は、ダイオードを使用した場合に比べて、より小さく抑えられる。従って、冗長電源ユニット240からディスクドライブ210への給電精度を、第1実施例の場合よりも、改善することができる。
逆流防止素子としてMOS-FETを使用する場合、MOS-FETQ1の電圧降下VQ1と、冗長経路の配線抵抗とによって生じる電圧降下VRは、図14に示すように、線形の電圧降下特性を有する。このため、それぞれの補正電圧を出力する第1オペアンプ232と第2オペアンプ233を共通化して、補正回路をより簡略化することも可能である。
図15〜図17に基づいて、本発明の第5実施例を説明する。本実施例では、図13と共に述べた第4実施例に比べて、電源ユニット230,240内の補正回路が、より簡略化されている。
図15は、本実施例による回路図である。本実施例の補正回路は、図13に示す回路構成から第1オペアンプ232及びスイッチ235を削除し、第2オペアンプ233の出力を基準電圧238に加算することにより、構成されている。以下、第2オペアンプ233をオペアンプ233と呼ぶ。
ここで、オペアンプ233は、外部より与えられる切替指令V1により、補正するための電圧信号を選択して出力する機能を備えている。通常電源ユニット230におけるオペアンプ233は、Io1を検出して、MOS-FETQ1で生じる電圧降下VQ1を補正するための電圧信号を出力する。
一方、冗長電源ユニット240のオペアンプ233は、外部から与えられる補正値切替指令V1により、通常電源ユニット230内のオペアンプ233とは異なる電圧信号を出力する。即ち、冗長電源ユニット240内のオペアンプ233は、Io1を検出して、MOS-FETQ1で生じる電圧降下VQ1を補正するための電圧値と、冗長経路の配線抵抗で生じる電圧降下VRを補正するための電圧値と、を加算した電圧信号を、出力する。
この結果、通常電源ユニット230における主回路231の出力電圧(図15中のP1点の電圧)及び主回路231からMOS-FETQ1を介して出力される電圧(図15中のP2点の電圧)の特性は、図14(a)に示すものと等しくなる。
また同様に、冗長電源ユニット240における主回路231の出力電圧(図15中のP3点の電圧),冗長電源ユニット240から出力される電圧(図15中のP4点の電圧)及び冗長接続用MOS-FETQ2を介して出力される電圧(図15中のP5点の電圧)については、図14(b)と同様の特性が得られる。
従って、本実施例では、図13に示す構成に比べて補正回路を簡素化することができ、かつ、図13に示す構成と同様の電圧補正効果を得ることができる。従って、同様の効果を維持しながら、製造コストを低減することができる。
ここで、図15の通常電源ユニット230のオペアンプ233が出力する補正電圧(電圧降下VQ1を補正する電圧値)をゼロに設定し、また、冗長電源ユニット240のオペアンプ233が出力する補正電圧を冗長経路の配線抵抗で生じる電圧降下VRを補正するための電圧値のみに設定すると、冗長経路の配線抵抗で生じる電圧降下VRのみが補正されることになる。従って、この場合の電圧-電流特性(図15中のP1点,P2点,P3点,P4点,P5点の電圧)は、図16に示す特性となる。
また、通常電源ユニット230のオペアンプ233の出力電圧を電圧降下VQ1を補正するための電圧値に設定し、同様に、冗長電源ユニット240のオペアンプ233の出力電圧を電圧降下VQ1を補正するための電圧値に設定すると、MOS-FETQ1の電圧降下VQ1のみが補正されることになる。従って、この場合の電圧-電流特性(図15中のP1点,P2点,P3点,P4点,P5点の電圧)は、図17に示す特性となる。
従って、逆流防止素子にMOS-FETを使用する本実施例の構成によれば、補正回路を簡素化することができ、この簡素化された補正回路により、逆流防止素子で生じる電圧降下及び冗長経路の配線ドロップのそれぞれについて、オペアンプ233の設定を切り替えるだけで補正することができる。
逆流防止素子としてMOS-FETを使用する場合、MOS-FETの電力損失が小さいため、MOS-FETQ1の電圧降下VQ1を許容できる場合も考えられる。また、冗長経路の配線抵抗で生じる電圧降下VRについても許容できる場合は、補正回路を省略することができ、製造コストをさらに低減することができる。
図18に基づいて、本発明の第6実施例を説明する。本実施例では、逆流防止素子としてMOS-FETを採用し、かつ、補正回路を省略している。
図18は、本実施例の回路図である。本実施例では、出力電圧を補正するための回路を全て取り払っている。このため、本実施例では、図19に示す電圧-電流特性(図15中のP1点,P2点,P3点,P4点,P5点の電圧)が得られる。
次に、図20及び図21に基づいて、変形例を説明する。図20に示す回路図では、冗長接続用ダイオードD16,D17を、接続用基板250上に搭載している。通常電源ユニット230A及び冗長電源ユニット240Aは、冗長接続用ダイオードD16,D17を内蔵していない。
この場合、接続用基板250の構成が複雑化し、ダイオードD16,D17を搭載する分だけ故障の可能性が増加する。しかし、接続用基板250を交換する間、記憶制御装置10の機能停止が許可されるような場合、図20に示す構成を採用可能である。
図21は、第2変形例を示す回路図である。図21の回路図では、通常電源ユニット230Bと冗長電源ユニット240Bの構成を違え、冗長接続用ダイオードD16,D17を冗長電源ユニット240B内に設けている。
この場合、各給電単位211毎にそれぞれ別々の冗長経路L4,L5を設ける必要があるため、接続用基板250の構成が複雑化し、そのコストも増大する。また、冗長電源ユニット240Bと各通常電源ユニット230Bとは別々のユニットとして構成されるため、製造コスト及び管理コストが増大する。また、それぞれ別々の予備ユニットを用意する必要があり、メンテナンス性も低下する。しかし、これらの不具合を許容できる場合、図21に示す構成を採用することも可能である。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されない。当業者であれば、本発明の範囲内で、種々の追加や変更等を行うことができる。例えば、各実施例を適宜組み合わせることができる。
本発明の実施形態の概念を示す説明図である。 本発明の他の実施形態の概念を示す説明図である。 記憶制御装置の正面図である。 ハードディスクボックスの構成を示す説明図である。 記憶制御装置のブロック図である。 各ディスクドライブへの給電を行うグループ(給電単位)とRAIDグループとの関係を示す説明図である。 各電源ユニットと各ディスクドライブとの接続等を示す回路図である。 各電源ユニットの内部回路を示す回路図である。 出力電圧が補正される様子を示す特性図であり、(a)は通常電源ユニットの出力電圧を、(b)は冗長電源ユニットの出力電圧をそれぞれ示す。 本発明の第2実施例に係る電源装置の要部を示す回路図である。 各電源ユニットの出力電圧を監視して保守交換作業を支援する処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施例に係る電源装置の各電源ユニット間の接続形態を模式的に示す説明図である。 本発明の第4実施例に係る電源装置の回路図である。 出力電圧の特性を示す特性図である。 本発明の第5実施例に係る電源装置の回路図である。 出力電圧の特性を示す特性図である。 出力電圧の特性を示す別の特性図である。 本発明の第6実施例に係る電源装置の回路図である。 出力電圧の特性を示す特性図である。 第1変形例に係る電源装置の要部を示す回路図である。 第2変形例に係る電源装置の要部を示す回路図である。
符号の説明
1A,1B…通常電源ユニット、1C…冗長電源ユニット、2A,2B…負荷グループ、3…ディスクドライブ、4…接続用基板、5…出力補正部、6…出力監視部、7A,7B…通常経路、8A,8B…冗長経路、8C…冗長経路(共通バス)、10…記憶制御装置、11…基本筐体、12…増設筐体、13…ホストコンピュータ、14…管理端末、15…管理サーバ、20…ハードディスクボックス、30…コントローラ、40…AC/DC電源、50…バッテリ部、51…バッテリ、52…充電回路、60…ケーブル、110…チャネルアダプタ(CHA)、111…通信ポート、120…ディスクアダプタ(DKA)、130…キャッシュメモリ、140…共有メモリ、150…接続制御部、210…ディスクドライブ、211…給電単位、212…RAIDグループ、213…論理ボリューム、220…ファイバ接続制御部(FSW)、221…環境モニタ、230,230A,230B…通常電源ユニット、231…主回路、232…第1オペアンプ、233…オペアンプ、234…第3オペアンプ、235…スイッチ、236…信号伝達手段、237…電圧検出用抵抗、238…基準電圧源、239…逆流防止制御回路、240,240A,240B…冗長電源ユニット、250…接続用基板、310…電源出力監視回路、320…LEDランプ、D1,D14,D15…出力用ダイオード、D2,D16,D17…冗長接続用ダイオード、Q1…出力用MOS-FET、Q2…冗長接続用MOS-FET、L2,L3,L2A,L3A,L2B,L3B…通常経路、L4,L5,L4A,L5A,L4B,L5B…冗長経路

Claims (9)

  1. それぞれ複数の負荷を有する複数の負荷グループに電源をそれぞれ供給するための電源装置であって、
    第1経路を介して、前記各負荷グループにそれぞれ接続される交換可能な複数の第1電源ユニットと、
    第2経路を介して、前記各負荷グループにそれぞれ接続される少なくとも一つ以上の交換可能な第2電源ユニットと、
    前記各負荷グループ毎に、前記第1経路または前記第2経路のいずれを介して、当該負荷グループに給電させるかをそれぞれ選択する経路選択部と、
    を備え、
    前記各経路選択部は、通常の場合には前記第1経路を選択し、前記通常の場合以外の場合には前記第2経路を選択する電源装置。
  2. 前記各経路選択部は、前記各第1電源ユニット内に位置して、前記第2経路上にそれぞれ設けられている請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記各経路選択部は、他の第1電源ユニットに接続されている他の第1経路と前記第2経路との間で前記選択を行う請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記各第2経路は、接続先の前記第1経路を有する前記第1電源ユニットとは異なる別の前記第1電源ユニットを介して、前記接続先の第1経路にそれぞれ接続されており、
    前記各経路選択部は、前記別の第1電源ユニット内に位置して、前記第2経路上に設けられた逆流防止素子としてそれぞれ構成されている請求項1に記載の電源装置。
  5. 前記各第1電源ユニット及び前記第2電源ユニットは、それぞれ同一構造で構成されている請求項1に記載の電源装置。
  6. 前記各第1電源ユニットは、
    入力された電力を直流出力に変換して出力する主回路と、
    この主回路からの直流出力が前記第1経路に供給されるのを許可し、逆向きの流れを阻止する逆流防止素子と、
    この逆流防止素子で生じた電圧降下を検出し、この電圧降下分を補うように前記主回路の前記直流出力を補正させる補正回路と、
    をそれぞれ備えて構成されている請求項1に記載の電源装置。
  7. 前記各第1電源ユニット及び前記第2電源ユニットには、出力電圧を監視して、出力電圧に異常が検出された場合には警告信号を出力する監視回路がそれぞれ設けられている請求項1に記載の電源装置。
  8. それぞれ複数の負荷を有する複数の負荷グループに電源をそれぞれ供給するための電源供給方法であって、
    複数の第1電源ユニットの出力側を、第1経路を介して、前記各負荷グループにそれぞれ接続し、
    複数の第2経路の一端側を、接続先の前記第1経路を有する前記第1電源ユニットとは異なる別の前記第1電源ユニットを介して、前記接続先の第1経路にそれぞれ接続し、
    前記各第2経路の他端側を第2電源ユニットの出力側にそれぞれ接続し、
    前記各第1電源ユニットの内部に位置して、前記各第2経路の途中には、前記第2電源ユニットから前記負荷グループへの電流の流れを許可し、逆向きの流れを阻止する逆流防止素子をそれぞれ設ける、電源供給方法。
  9. 複数の記憶デバイスを備える記憶制御装置に用いられる電源装置であって、
    複数の前記各記憶デバイスによって、複数のパリティグループがそれぞれ構成可能となっており、
    前記各パリティグループを構成する前記各記憶デバイスがそれぞれ別の負荷グループに所属するようにして、複数の前記各記憶デバイスから前記各負荷グループをそれぞれ形成し、
    複数の第1電源ユニットと、
    少なくとも一つの第2電源ユニットと、
    前記各第1電源ユニット及び前記第2電源ユニットを前記各負荷グループに接続するための接続用基板と、を備え、
    前記接続用基板には、
    一端側が前記第1電源ユニットの出力側に接続され、他端側が前記負荷グループに接続される複数の第1経路と、
    一端側が、接続先の前記第1経路を有する前記第1電源ユニットとは異なる別の前記第1電源ユニットを介して、前記接続先の第1経路にそれぞれ接続され、他端側が前記第2電源ユニットの出力側にそれぞれ接続される複数の第2経路と、
    がそれぞれ設けられており、
    前記各第1電源ユニットの内部には、前記第2経路の途中に位置して、前記第2電源ユニットから前記負荷グループへの電流の流れを許可し、逆向きの流れを阻止する逆流防止素子がそれぞれ設けられている、記憶制御装置の電源装置。
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