JP6446948B2 - 電子機器、電源装置および電源監視方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器、電源装置および電源監視方法に関する。
負荷に電源を供給する電源回路の中には、電源経路上での短絡などによって生じる過電流を検出する機能を備えるものがある。例えば、複数のスイッチング素子の出力側で電流を検出し、いずれかのスイッチング素子の出力電流が所定の閾値を超えたとき、すべてのスイッチング素子をオフにする並列多重チョッパ装置が提案されている。
また、電源回路に関する技術の例として、出力電圧の垂下の場合を除いて、出力電流が定格電圧を下回った場合に、電源ユニット故障と判断する電源システムが提案されている。
特開2006−271069号公報 特開2010−88254号公報
電源経路上での短絡は、電源回路の内部と負荷側のどちらでも発生し得ることから、電源回路が過電流の発生を検知したとしても、その原因箇所が電源回路の内部であるのか否かを判定できない。このため、故障したデバイスを特定して交換し、動作を復旧させるまでに要する時間が長くなるという問題があった。
1つの側面では、本発明は、過電流発生からの復旧作業を効率化した電子機器、電源装置および電源監視方法を提供することを目的とする。
1つの案では、電源回路、過電流検出回路および判定回路を有する電子機器が提供される。この電子機器において、電源回路は、負荷に対して電源電圧を供給する。過電流検出回路は、電源回路内の、負荷に対する電源経路において過電流が発生したとき、電源経路での電流の向きを示す検出情報を出力する。判定回路は、検出情報に基づいて、故障発生箇所が電源回路であるかを示す通知情報を出力する。
また、上記の電源回路、過電流検出回路および判定回路を有する電源装置が提供される。
さらに、上記の電子機器と同様の処理が実行される電源監視方法が提供される。
1つの側面では、過電流発生からの復旧作業を効率化できる。
第1の実施の形態に係る電子機器の構成例および動作例を示す図である。 第2の実施の形態に係るストレージシステムのシステム構成例を示す図である。 CMのハードウェア構成例を示す図である。 DEのハードウェア構成例を示す図である。 DEの電源装置の内部構成例を示す図である。 電源装置の比較例を示す図である。 PSUの検出回路の内部構成例を示す図である。 電源制御回路によるPSUの監視処理例を示すフローチャート(その1)である。 電源制御回路によるPSUの監視処理例を示すフローチャート(その2)である。 通知情報に基づいて表示される画面の表示例を示す図である。 DEの起動時の処理例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る電子機器の構成例および動作例を示す図である。電子機器1は、電源回路2、負荷3、過電流検出回路4および判定回路5を有する。
電源回路2は、負荷3に対して電源電圧を供給する。電源回路2は、例えば、AC/DC(Alternating Current/Direct Current)コンバータ2aを備え、AC/DCコンバータ2aから伝送線2bを介して出力された電源電圧が、負荷3に対して供給される。負荷3は、電源回路2から供給された電源電圧によって動作する。なお、負荷3は、電子機器1の外部に配置されていてもよい。
過電流検出回路4は、電源回路2内の、負荷3に対する電源経路において過電流が発生したとき、この電源経路での電流の向きを検出する。そして、過電流検出回路4は、検出した電流の向きを示す検出情報を出力する。図1の例では、過電流検出回路4は、電源回路2内の伝送線2bにおいて、過電流発生時の電流の向きを検出する。
判定回路5は、過電流検出回路4から出力された検出情報に基づいて、故障発生箇所が電源回路2であるかを判定する。そして、判定回路5は、故障発生箇所が電源回路2であるかを示す通知情報5aを出力する。
例えば、電流の向きが負荷3から電源回路2への方向の場合、故障発生箇所は電源回路2であると通知される。一方、電流の向きが電源回路2から負荷3への方向の場合、故障発生箇所は電源回路2ではなく、負荷3の側であると通知される。
このように、電子機器1は、電源回路2での過電流の発生時に電流の向きを検出することで、その向きから、過電流の発生原因となった故障の発生箇所が電源回路2であるかを判定でき、その判定結果を示す通知情報5aを出力できる。これにより、電子機器1の管理者は、通知情報5aから故障が発生したデバイスを特定し、そのデバイスを交換することができる。したがって、過電流発生後の復旧作業を効率よく行うことができる。
〔第2の実施の形態〕
次に、上記の電子機器1を含むシステムとしてストレージシステムを例示する。
図2は、第2の実施の形態に係るストレージシステムのシステム構成例を示す図である。図2に示すストレージシステムは、ストレージ装置100とホスト装置50とを含む。ストレージ装置100とホスト装置50は、例えば、FC(Fibre Channel)ネットワークを介して接続されている。ホスト装置50は、ストレージ装置100に対して、ストレージ装置100に搭載された記憶装置に対するアクセスを要求する。
ストレージ装置100は、CM(Controller Module)110とDE(Drive Enclosure)120とを備える。CM110とDE120は、例えば、SAS(Serial Attached SCSI, SCSI:Small Computer System Interface)ケーブルを介して接続されている。DE120は、ホスト装置50からのアクセス先となる記憶装置として、複数のHDD(Hard Disk Drive)を備えている。CM110は、ホスト装置50からのアクセス要求に応じて、DE120内のHDDへのアクセスを制御する。
また、CM110には、管理端末60が接続されている。CM110と管理端末60とは、例えば、LAN(Local Area Network)ケーブルを介して接続されている。管理端末60には、表示装置61が接続されている。管理者は、例えば、管理端末60を操作することで、ストレージ装置100に対して各種の設定操作を行うことができる。また、例えば、ストレージ装置100内で異常が検出された場合に、通知情報がCM110から管理端末60へ送信される。管理者は、通知情報の内容を表示装置61を通じて認識することで、必要な措置を執ることができる。
なお、図2において、DE120は、図1に示した電子機器1の一例である。
図3は、CMのハードウェア構成例を示す図である。CM110は、CPU(Central Processing Unit)111によって装置全体が制御されている。CPU111には、1つまたは複数のプロセッサコアが含まれる。
また、CPU111には、CM110の主記憶装置として使用されるRAM(Random Access Memory)112が接続されている。RAM112には、CPU111に実行させるOS(Operating System)プログラムやファームウェアプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM112には、CPU111による処理に必要な各種データが格納される。
また、CPU111には、バス117を介して、HDD113、ホストインタフェース114、ディスクインタフェース115およびLANインタフェース116が接続されている。
HDD113は、CM110の二次記憶装置として使用され、CPU111により実行されるプログラムやその実行に必要な各種のデータなどを記憶する。なお、二次記憶装置としては、例えば、SSD(Solid State Drive)などの他の種類の不揮発性記憶装置が使用されてもよい。
ホストインタフェース114は、ホスト装置50とCPU111との間でデータを送受信するインタフェース処理を実行する。ディスクインタフェース115は、DE120内のHDDなどの各種デバイスとCPU111との間でデータを送受信するインタフェース処理を実行する。LANインタフェース116は、LANケーブルを介して、管理端末60との間でデータを送受信するインタフェース処理を実行する。
なお、ホスト装置50および管理端末60も、CM110と同様に、CPUがRAMに記憶されたプログラムを実行することによって装置全体が制御されるコンピュータ装置として実現可能である。
図4は、DEのハードウェア構成例を示す図である。DE120は、SASエクスパンダ121、HDD122a,122b,122c,・・・および電源装置200を備える。
SASエクスパンダ121には、CM110、HDD122a,122b,122c,・・・、および電源装置200が接続されている。SASエクスパンダ121は、CM110と、HDD122a,122b,122c,・・・および電源装置200との間で送受信されるデータを中継する。
HDD122a,122b,122c,・・・は、ホスト装置50からのアクセス対象となる記憶装置である。なお、DE120に搭載される、DE120に搭載される、アクセス対象となるHDDの数は、特に限定されない。また、アクセス対象となる記憶装置としては、例えば、SSDを用いることもできる。
電源装置200は、PSU(Power Supply Unit)210a,210b、電源制御回路220および表示パネル230を備える。電源装置200は、例えば、プリント基板上にPSU210a,210b、電源制御回路220および表示パネル230が実装されたモジュールとして実現される。
PSU210a,210bは、DE120内の各部に対して電源を供給する電源回路である。通常は、PSU210a,210bの両方とも動作しており、それらの一方が異常により動作を停止した場合でも、他方から出力されている電源電圧により、DE120の動作を継続できるようになっている。このようにPSUが冗長化されることで、故障耐性が向上される。なお、電源装置200には、3系統以上のPSUが搭載されてもよい。
電源制御回路220は、PSU210a,210bの動作を監視して、異常発生の有無を判定する。電源制御回路220は、異常発生を検知した場合には、異常の内容を示す通知情報を、SASエクスパンダ121を介してCM110に送信することができる。この場合、送信された通知情報は、CM110から管理端末60に送信されて、例えば表示装置61に表示される。また、電源制御回路220は、異常の内容を表示パネル230に表示させることもできる。
表示パネル230は、例えば、液晶表示装置として実現される。表示パネル230の表示面は、DE120の筐体面に露出し、ユーザが視認可能になっている。表示パネル230は、電源制御回路220から指示された情報を表示する。なお、後述するように、表示パネル230は、メインの電源電圧ではなく、それより低いスタンバイ用の電源電圧によって動作する。このため、表示パネル230は、電力消費が低い表示デバイスであることが望ましい。表示パネル230は、液晶表示装置の他、例えば、LED(Light Emitting Diode)などを用いた発光ランプとして実現されてもよい。
図5は、DEの電源装置の内部構成例を示す図である。なお、図5には電源装置200の構成要素の他、DE120に設けられたMP(Middle Plane)123も示している。MP123は、PSU210a,210bから出力された電源電圧をDE120内の各デバイスへ供給するための電源線124,125が形成されたプリント基板である。電源線124は、メインの電源電圧である12V(ボルト)電源電圧を伝送し、電源線125は、スタンバイ用の電源電圧である5V電源電圧を伝送する。
さらに、MP123には、不揮発性のメモリ126が搭載されている。メモリ126には、MP123のシリアルナンバが予め格納される。シリアルナンバとは、製造番号など、同機種のMPの個々の製品に個別に付与される番号である。
PSU210aは、AC/DCコンバータ211,212、ダイオード213,214、検出回路215、PSU制御回路216およびメモリ217を備える。
AC/DCコンバータ211は、入力端子218aから供給されるAC電圧を12VのDC電圧に変換して出力する。AC/DCコンバータ211から出力される12V電源電圧は、検出回路215およびダイオード213を介してMP123の電源線124に出力され、メインの電源電圧としてDE120内の各デバイスに供給される。
AC/DCコンバータ212は、入力端子218aから供給されるAC電圧を5VのDC電圧に変換して出力する。AC/DCコンバータ212から出力される5V電源電圧は、PSU制御回路216に供給されるとともに、ダイオード214を介してMP123の電源線125に出力される。
ここで、AC/DCコンバータ211の動作の開始や停止は、PSU制御回路216によって制御される。一方、AC/DCコンバータ212は、AC/DCコンバータ212が動作しているか否かに関係なく常に動作して、5V電源電圧を出力し続ける。この点で、5V電源電圧は“常駐電源電圧”と言うことができる。12V電源電圧の出力が停止した場合でも、5V電源電圧が出力され続けることで、DE120は、異常発生時の処理などの必要最小限の処理を実行することができる。
ダイオード213のアノードは検出回路215に接続され、カソードはMP123の電源線124に接続されている。ダイオード213は、電源線124からAC/DCコンバータ211への電流の逆流を阻止する。ダイオード214のアノードはAC/DCコンバータ212に接続され、カソードはMP123の電源線125に接続されている。ダイオード214は、電源線125からAC/DCコンバータ212への電流の逆流を防止する。
検出回路215は、AC/DCコンバータ211とダイオード213との間で流れる電流の大きさと向きを検出するための回路群を備える。検出回路215の内部構成例については、図7において説明する。
PSU制御回路216は、PSU210aの動作を制御するための回路である。PSU制御回路216は、電源制御回路220との通信機能や、AC/DCコンバータ211の動作制御機能を備える。また、PSU制御回路216は、検出回路215による電流の大きさと向きの検出結果に基づいて、次の2種類の異常発生を検出する。1つは、検出された電流が閾値Th1を超えた「過電流」の発生であり、もう1つは、検出された電流が、閾値Th1以下であるものの、閾値Th1より小さい閾値Th2を超えた「規定値超過」の発生である。
これら2つの異常は、電源経路上で短絡が発生したときの状況の違いによって区別される。短絡が発生したとき、短絡箇所は焼損して、最終的にオープン状態となる。ここで、短絡発生後に短絡箇所がオープンになるまでにある程度の時間がかかった場合、電源線には非常に大きな電流が一時的に流れる。この状況が過電流が発生した状況である。一方、短絡発生後にごく短時間で短絡箇所がオープンになった場合、電源線に流れる電流は短絡発生時に一時的に大きくはなるものの、AC/DCコンバータ211の動作停止が必要になるほどではないことがある。この状況が規定値超過が発生した状況である。
なお、規定値超過の原因となる短絡箇所は、PSU210aの内部ではなく、負荷の側である。また、閾値Th2は、DE120に搭載された各デバイスの定格電流と、動作しているPSUの台数とに基づいて、電源制御回路220によって算出される。この算出方法については後述する。
PSU制御回路216は、検出回路215による電流の大きさと向きの検出結果に基づき、検出された電流が閾値Th1を超えた場合に、過電流の発生と、そのときの電流の向きとを示す「過電流検出通知」を電源制御回路220へ出力する。また、PSU制御回路216は、検出回路215による電流の大きさと向きの検出結果に基づき、検出された電流が閾値Th2より大きく、閾値Th1以下である場合に、規定値超過の発生と、そのときの電流の向きとを示す「規定値超過通知」を電源制御回路220へ出力する。
ここで、PSU制御回路216は、AC/DCコンバータ212からの5V電源電圧によって動作する。これにより、PSU制御回路216は、異常発生によってAC/DCコンバータ211の動作が停止し、12V電源電圧の出力が停止した場合でも、動作を継続できる。例えば、PSU制御回路216は、AC/DCコンバータ211の動作が停止した場合でも、電源制御回路220と通信することができる。
メモリ217は、不揮発性の記憶装置であり、PSU制御回路216によって読み書きされる。メモリ217には、上記の閾値Th1,Th2が記憶されており、記憶された閾値Th1,Th2が、異常検出の際にPSU制御回路216によって参照される。閾値Th1は、メモリ217に予め記憶される。一方、閾値Th2は、電源制御回路220からの指示に応じて適宜更新される。なお、閾値Th1,Th2は、例えば、PSU制御回路216内のレジスタに格納されてもよい。
なお、PSU210bの内部構成は、PSU210aと同じであるので、ここでは説明を省略する。以下の説明では、PSU210bの構成要素について、PSU210a内の対応する構成要素の符号を用いて説明する場合がある。
電源制御回路220は、コントローラ221,222およびメモリ223を備える。
コントローラ221は、12V電源電圧によって動作する。コントローラ221は、各PSU210aのPSU制御回路216から過電流通知または規定値超過通知が出力されるかを監視する。コントローラ221は、過電流通知または規定値超過通知の受信内容に基づいて故障箇所を判定し、その判定結果を示す通知情報を、SASエクスパンダ121を介してCM110へ送信する。
コントローラ222は、5V電源電圧によって動作する。コントローラ222は、各PSU210aのPSU制御回路216から過電流通知が出力されるかを監視する。コントローラ222は、12V電源電圧の供給が停止し、コントローラ221の動作が停止している状態において、PSU210a,210bの両方のPSU制御回路216から過電流通知を受信した場合に、MP123で過電流が発生したことを表示パネル230に表示させる。さらに、このとき、コントローラ222は、MP123のシリアルナンバをメモリ126から読み込み、メモリ223に記録する。
なお、PSU210a,210bの両方で過電流が検出された場合、MP123で故障が発生していることから、MP123を交換するために管理者によってDE120がシャットダウンされる。メモリ223に記録されたシリアルナンバは、DE120が再起動した後に、MP123が交換されているかを判定するために利用される。
メモリ223は、不揮発性の記憶装置である。メモリ223には、シリアルナンバ領域223aが確保される。シリアルナンバ領域223aは、コントローラ222によってMP123のシリアルナンバが格納される記憶領域である。また、メモリ223には、定格電流リスト223bが格納される。定格電流リスト223bには、DE120に搭載され得る複数のデバイスのそれぞれについての定格電流が登録される。なお、シリアルナンバ領域223aおよび定格電流リスト223bを用いた処理については後述する。
ここで、図6は、電源装置の比較例を示す図である。図6において、MP623、PSU510a,510bおよび電源制御回路520は、それぞれ図5におけるMP123、PSU210a,210bおよび電源制御回路220に対応する。また、PSU510aにおけるAC/DCコンバータ511,512、ダイオード513,514およびPSU制御回路516は、それぞれ図5におけるAC/DCコンバータ211,212、ダイオード213,214およびPSU制御回路216に対応する。さらに、図6における電源線624,625は、図5における電源線124,125に対応する。
すなわち、PSU510aにおいて、AC/DCコンバータ511は、12V電源電圧を生成し、ダイオード513を介してMP623の電源線624に出力する。また、AC/DCコンバータ512は、5V電源電圧を生成し、ダイオード514を介してMP623の電源線625に出力する。
PSU制御回路516は、AC/DCコンバータ512からの5V電源によって動作する。PSU制御回路516は、AC/DCコンバータ511とダイオード513との間の電源線における過電流の発生を監視する。ただし、図5のPSU制御回路216とは異なり、PSU制御回路516は電流の向きを検出する機能を備えていないものとする。
なお、PSU510bも、PSU510aと同様の構成を有する。
一方、電源制御回路520は、図5の電源制御回路220とは異なり、12V電源電圧のみによって動作する。電源制御回路520は、PSU510a,510bのそれぞれのPSU制御回路516から、過電流の発生を検知したことを示す検知信号を受信することができる。電源制御回路520は、受信した検知信号に基づいて、過電流の発生をSASエクスパンダ121を介して上位装置へ送信する。
図6のような構成の場合、電源制御回路520は、PSU510a,510bのうち、過電流が検出されたPSUを特定することができる。しかしながら、過電流の原因となる短絡は、PSUの内部でも、PSUより負荷側の電源経路でも発生し得る。このため、電源制御回路520は、過電流の原因となった短絡の発生箇所を特定することができない。したがって、管理者が短絡発生箇所を調査する必要が生じ、その分だけ故障デバイスの交換などの復旧作業に時間がかかってしまうという問題がある。
さらに、図6のような構成の場合、PSU510a,510bの両方で過電流が検出された場合、PSU510a,510bの両方のAC/DCコンバータ511の動作が停止して、12V電源電圧の出力が停止する。このとき、12V電源電圧で動作していた電源制御回路520は、動作できなくなり、過電流が検出されたことを上位装置へ通知することができないという問題もある。
これらの問題に対し、第2の実施の形態の電源装置200は、次のように対処する。以下、図5に戻って説明する。
PSU210a,210bにおけるPSU制御回路216は、過電流が発生したときの電流の向きを検出し、検出された電流の向きの情報を含む過電流検出通知を電源制御回路220に送信する。電源制御回路220は、電流の向きがMP123からPSUへの方向である場合には、PSUの内部で短絡が発生したと判定できる。一方、電源制御回路220は、電流の向きがPSUからMP123への方向である場合には、PSUより負荷側で短絡が発生したと判定できる。本実施の形態では、電源制御回路220は、後者の場合、MP123で短絡が発生したと判定する。
これにより、電源制御回路220は、PSU210a、PSU210bおよびMP123のうちのどのデバイスで短絡が発生したかを、CM110へ通知することができる。通知された情報は、例えば、管理端末60の表示装置61に表示され、管理者に視認される。管理者は、通知された情報から故障デバイスを、自ら調査することなく認識して、その故障デバイスを交換することができる。したがって、デバイスの故障から復旧までの作業時間が短縮され、その作業効率が向上する。
また、電源制御回路220は、12V電源電圧で動作するコントローラ221に加えて、5V電源電圧で動作するコントローラ222も備えている。もし、PSU210a,210bの両方で過電流が検出されると、PSU210a,210bの両方のAC/DCコンバータ211の動作が停止し、12V電源電圧の出力が停止する。しかしながら、この場合でも、電源制御回路220のコントローラ222は、5V電源電圧によって動作して、PSU210a,210bのそれぞれのPSU制御回路216から過電流検出通知を受信することができる。
ただし、コントローラ222は、コントローラ221とは異なり、上位装置(CM110)との通信機能を備えない。これにより、コントローラ222の消費電力はコントローラ221よりも小さくされ、コントローラ222は5V電源電圧によって動作可能になっている。
コントローラ222は、過電流検出通知を受信したとき、故障発生箇所をCM110に送信することができない。そこで、コントローラ222は、5V電源電圧で動作する表示パネル230に故障発生箇所を表示させる。PSU210a,210bの両方から過電流検出通知が送信された場合、故障発生箇所はMP123と推定されることから、コントローラ222は、MP123で故障が発生したことを表示パネル230に表示させる。これにより、MP123で故障が発生したことを管理者に認識させることができる。
図7は、PSUの検出回路の内部構成例を示す図である。検出回路215は、抵抗215aおよび増幅回路215bを備える。抵抗215aは、AC/DCコンバータ211とダイオード213との間の電源線に挿入されている。増幅回路215bの入力端子には、抵抗215aの一端の電圧と他端の電圧とが入力される。増幅回路215bは、抵抗215aの一端の電圧と他端の電圧との差分を増幅し、PSU制御回路216に出力する。なお、増幅回路215bは、例えば、オペアンプとして実現される。
PSU制御回路216は、増幅回路215bから入力される信号の電圧レベルを、メモリ217に記憶された閾値Th1,Th2と比較することで、過電流が発生したかと、規定値超過が発生したかを判定する。また、PSU制御回路216は、増幅回路215bから入力される信号の電圧レベルの極性(正または負)から、抵抗215aに流れた電流の向きを判定する。
なお、抵抗215aは、AC/DCコンバータ211とダイオード213との間の電源線において、ダイオード213にできるだけ近い位置に挿入されることが望ましい。これにより、過電流の検出点(すなわち抵抗215aの位置)から、上記電源線におけるPSU210aの出力端までに間で短絡が発生する確率を低減することができる。したがって、短絡発生箇所がPSU210aの内部か否かの判定精度を向上させることができる。
次に、電源装置200の処理についてフローチャートを用いて説明する。
図8,図9は、電源制御回路によるPSUの監視処理例を示すフローチャートである。
[ステップS11]電源制御回路220は、PSU210a,210bからの過電流検出通知を監視する。過電流検出通知が受信された場合、ステップS14の処理が実行され、過電流検出通知が受信されない場合、ステップS12の処理が実行される。
[ステップS12]電源制御回路220は、PSU210a,210bからの規定値超過通知を監視する。規定値超過通知が受信された場合、ステップS13の処理が実行され、規定値超過通知が受信されない場合、ステップS11の処理が実行される。
上記のステップS11,S12の処理は、電源制御回路220が過電流検出通知か規定値超過通知のいずれかを受信するまで、一定時間間隔で実行される。
[ステップS13]規定値超過通知を受信したコントローラ221は、MP123が故障した可能性があることを示す通知情報を、SASエクスパンダ121を介してCM110へ送信する。CM110は、受信した通知情報を管理端末60に転送する。管理端末60では、受信した通知情報に基づいて、MP123が故障した可能性があることを表示装置61に表示させる。
[ステップS14]過電流検出通知がPSU210a,210bの両方から受信されたかが判断される。両方から受信された場合、ステップS15の処理が実行され、一方のみから受信された場合、ステップS21の処理が実行される。
[ステップS15]PSU210a,210bの両方から過電流検出通知が出力された場合、PSU210a,210bの両方において、12V電源電圧の出力が停止されている。この場合、PSU210a,210bの両方から過電流検出通知を受信するのは、コントローラ222である。コントローラ222は、MP123のメモリからシリアルナンバを読み込み、メモリ223のシリアルナンバ領域223aへ記録する。
[ステップS16]コントローラ222は、MP123が故障したことを表示パネル230に表示させる。
管理者は、表示パネル230に表示された情報を閲覧してMP123が故障したことを認識すると、MP123を交換するためにDE120をシャットダウンさせる操作を行う。そして、管理者は、故障したMP123を新たなMP123に交換した後、DE120を再度起動させる。起動後の処理については図10において説明する。
[ステップS21]PSU210a,210bの一方から過電流検出通知が出力された場合、他方からの12V電源電圧の出力が継続しているので、コントローラ221の動作も継続される。PSU210a,210bの一方から過電流検出通知を受信したコントローラ221は、受信した過電流検出通知に基づいて電流の向きを認識し、認識した向きに応じて次に実行する処理を決定する。電流の向きがPSUからMP123への方向である場合、ステップS22の処理が実行される。電流の向きがMP123からPSUへの方向である場合、ステップS24の処理が実行される。
[ステップS22]コントローラ221は、故障発生箇所がMP123であることと、DE120の動作の継続が不可能であることを示す通知情報を、SASエクスパンダ121を介してCM110へ送信する。なお、DE120の動作の継続が不可能な理由は、故障箇所がMP123である場合、安全のために、過電流が検出されていない他方のPSUも停止させて12V電源電圧の供給を停止させる必要があるからである。
CM110は、受信した通知情報を管理端末60に転送する。管理端末60では、受信した通知情報に基づいて、故障が発生し、その発生箇所がMP123であることと、DE120の動作の継続が不可能であることを表示させる。
[ステップS23]コントローラ221は、PSU210a,210bのうち、過電流検出通知を出力していない方のPSU制御回路216に対して、12V電源電圧の供給を停止するよう指示する。指示を受けたPSU制御回路216は、同じPSU内のAC/DCコンバータ211の動作を停止させる。これにより、12V電源電圧の供給が停止され、コントローラ221の動作が停止する。
[ステップS24]コントローラ221は、故障したPSUを識別するための情報と、DE120の動作が継続中であることを示す通知情報を、SASエクスパンダ121を介してCM110へ送信する。CM110は、受信した通知情報を管理端末60に転送する。管理端末60では、受信した通知情報に基づいて、故障が発生したこと、故障したPSUの識別情報、および、DE120の動作が継続中であることを表示させる。
この後、故障が発生していないPSUから供給される12V電源により、DE120の動作が継続され、そのPSUに対する電源制御回路220による監視処理が継続される。
なお、図9の処理では、例として、DE120の動作が継続中か、あるいはDE120の動作の継続が不可能かがコントローラ221によって判定され、その判定結果が通知情報によってCM110へ通知される。しかしながら、このような判定は、CM110または管理端末60で行われてもよい。この場合、ステップS22では、故障発生箇所がMP123であることがCM110へ通知され、ステップS24では、故障したPSUを識別するための情報がCM110へ通知されればよい。
図10は、通知情報に基づいて表示される画面の表示例を示す図である。図10(A),(B)は、それぞれ図9のステップS22,S24の処理に応じて管理端末60の表示装置61に表示される画面の表示例である。
図10(A)の表示例では、故障個所がMPであり、MP123の交換を促す情報が表示されている。一方、図10(B)の表示例では、故障個所がPSU#1(識別番号“1”のPSU)であり、PSU#1の交換を促す情報が表示されている。このように、電源制御回路220は、故障個所がPSUであるかMP123であるかを管理者に通知することができる。また、電源制御回路220は、PSUで故障が発生した場合、どのPSUで故障が発生したかを管理者に通知することができる。
また、図10(A)の表示例では、DE120の動作を継続できないことが表示されている。これは、MP123で故障が発生した場合、12V電源電圧の供給が停止するために、DE120の動作を正常に継続できないからである。一方、図10(B)の表示例では、故障が発生したにもかかわらず、DE120の動作を継続していることが表示されている。これは、一方のPSUが故障した場合でも、他方のPSUから12V電源電圧が供給され続けるので、DE120の動作を継続できるからである。このように、電源制御回路220は、故障個所を通知できるだけでなく、DE120の動作状況を管理者に通知することができる。
図11は、DEの起動時の処理例を示すフローチャートである。
[ステップS31]管理者の操作に応じてDE120が起動すると、PSU210a,210bのそれぞれのAC/DCコンバータ212から5V電源電圧の出力が開始される。
[ステップS32]電源制御回路220のコントローラ222が起動する。
[ステップS33]コントローラ222は、DE120に現在搭載されているMP123のメモリ126から、シリアルナンバを読み込む。
[ステップS34]コントローラ222は、読み込んだシリアルナンバと、メモリ223のシリアルナンバ領域223aに記録されたシリアルナンバとを比較する。各シリアルナンバが同じである場合、ステップS38の処理が実行される。各シリアルナンバが異なる場合、ステップS35の処理が実行される。なお、メモリ223のシリアルナンバ領域223aにシリアルナンバが記録されていない場合も、ステップS35の処理が実行される。
[ステップS35]コントローラ222は、メモリ223のシリアルナンバ領域223aに記録されたシリアルナンバを消去する。
[ステップS36]コントローラ222は、閾値Th2を次のような手順で計算する。コントローラ222は、DE120に現在搭載されているデバイスの機種を認識する。例えば、DE120に搭載されているHDDやSASエクスパンダの機種を認識する。コントローラ222は、メモリ223の定格電流リストから、認識した各機種に対応する定格電流を読み出し、読み出した定格電流に基づいて閾値Th2を算出する。例えば、コントローラ222は、“{(読み出した定格流の合計)/(搭載されているPSUの数)}×係数”という式により、閾値Th2を算出する。係数は、1以上2未満の数であり、例えば“1.1”とされる。係数は、認識した全デバイスが最大電力を消費している状況で1つのPSUが出力する電流より、出力電流がどれだけ大きくなったときに、規定値超過が発生したと判定するかを決定するための値である。
コントローラ222は、算出した閾値Th2をPSU210a,210bのPSU制御回路216に通知する。各PSU制御回路216は、通知された閾値Th2によって、メモリ217に記憶されている閾値Th2を更新する。
[ステップS37]コントローラ222は、PSU210a,210bのPSU制御回路216に対して、12V電源電圧の出力開始を指示する。各PSU制御回路216は、AC/DCコンバータ211の動作を開始させ、12V電源電圧の出力を開始させる。これにより、コントローラ221が起動し、DE120の起動処理が続行される。これ以後、図8に示したPSU監視処理が実行される。
[ステップS38]コントローラ222は、MP123が故障したことを表示パネル230に表示させる。このとき、コントローラ222は、PSU210a,210bのPSU制御回路216に対して12V電源電圧の出力開始を指示しないことで、DE120の起動処理が続行されることを阻止する。
図8で説明したように、PSU210a,210bの両方で過電流が検出された場合には、そのことをCM110に通知できないことから、故障したMP123のシリアルナンバがメモリ223のシリアルナンバ領域223aに記録される(ステップS15に対応)。その後、DE120が再起動されたとき、図11に示すように、搭載されているMP123のシリアルナンバと、シリアルナンバ領域223aに記録されているシリアルナンバとが比較される。これにより、故障したMP123が新たなMP123に交換されたかが判定される。各シリアルナンバが異なる場合には、MP123が交換されていると確認され、DE120の起動処理が続行される。しかし、各シリアルナンバが一致した場合には、MP123が交換されていないと判定される。この場合、DE120の起動処理が継続しなくなり、12V電源電圧が故障したMP123に流れてさらなる障害が発生することが防止される。
以上の各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 負荷に対して電源電圧を供給する電源回路と、
前記電源回路内の、前記負荷に対する電源経路において過電流が発生したとき、前記電源経路での電流の向きを示す検出情報を出力する過電流検出回路と、
前記検出情報に基づいて、故障発生箇所が前記電源回路であるかを示す通知情報を出力する判定回路と、
を有することを特徴とする電子機器。
(付記2) 前記電子機器は、前記電源回路および前記過電流検出回路をそれぞれ複数備え、前記複数の電源回路のそれぞれと前記複数の過電流検出回路のそれぞれとが一対一で対応付けられ、前記複数の過電流検出回路のそれぞれが前記複数の電源回路のうち対応する電源回路を過電流の検出対象とするように構成され、
前記判定回路は、前記複数の過電流検出回路のうち一の過電流検出回路から前記検出情報を受信したとき、前記通知情報として、前記複数の電源回路のうち前記一の過電流検出回路に対応する電源回路を故障発生箇所と特定する情報を含む第1の通知情報と、故障箇所が前記複数の電源回路よりも前記負荷の側に存在することを示す第2の通知情報のいずれかを、前記一の過電流検出回路から受信した前記検出情報が示す電流の向きに応じて出力する、
ことを特徴とする付記1記載の電子機器。
(付記3) 前記第1の通知情報は、さらに、前記負荷の動作を継続可能であることを示し、前記第2の通知情報は、さらに、前記負荷の動作を継続不可能であることを示すことを特徴とする付記2記載の電子機器。
(付記4) 前記電子機器は、表示装置をさらに備え、
前記複数の電源回路のそれぞれは、前記判定回路に対して、前記負荷に対して供給している電源電圧に加えて、当該電源電圧より低い予備電源電圧を供給し、
前記通知情報は、前記負荷に対して供給されている電源電圧によって前記判定回路が動作しているときに、前記電子機器の外部に存在する他の装置へ送信され、
前記判定回路は、前記複数の過電流検出回路のすべてから前記検出情報を受信した場合には、前記予備電源電圧によって動作し、前記通知情報を出力する代わりに、故障が発生したことを前記表示装置に表示させる、
ことを特徴とする付記2または3記載の電子機器。
(付記5) 前記電子機器は、不揮発性記憶装置と、前記複数の電源回路から前記負荷に供給される電源電圧の伝送線が実装された伝送路基板とをさらに備え、
前記判定回路は、
前記複数の過電流検出回路のすべてから前記検出情報を受信した場合に、さらに、前記電子機器に現在搭載されている前記伝送路基板に付与された識別番号を前記不揮発性記憶装置に記録し、
前記電子機器がシャットダウン状態から起動したとき、前記予備電源電圧によって動作し、前記電子機器に現在搭載されている前記伝送路基板に付与された識別番号を当該伝送路基板から読み込み、読み込んだ識別番号が前記不揮発性記憶装置に記憶された識別番号と一致する場合には、前記複数の電源回路から前記負荷への電源電圧の供給開始を阻止する、
ことを特徴とする付記4記載の電子機器。
(付記6) 負荷に対して電源電圧を供給する電源回路と、
前記電源回路内の、前記負荷に対する電源経路において過電流が発生したとき、前記電源経路での電流の向きを示す検出情報を出力する過電流検出回路と、
前記検出情報に基づいて、故障発生箇所が前記電源回路であるかを示す通知情報を出力する判定回路と、
を有することを特徴とする電源装置。
(付記7) 負荷に対して電源電圧を供給する電源回路を備えた電子機器における電源監視方法であって、
前記電子機器が備える過電流検出回路が、前記電源回路内の、前記負荷に対する電源経路において過電流の発生を検出したとき、前記電源経路での電流の向きを示す検出情報を出力し、
前記電子機器が備える判定回路が、前記検出情報に基づいて、故障発生箇所が前記電源回路であるかを示す通知情報を出力する、
ことを特徴とする電源監視方法。
(付記8) 前記電子機器は、前記電源回路および前記過電流検出回路をそれぞれ複数備え、前記複数の電源回路のそれぞれと前記複数の過電流検出回路のそれぞれとが一対一で対応付けられ、前記複数の過電流検出回路のそれぞれが前記複数の電源回路のうち対応する電源回路を過電流の検出対象とするように構成され、
前記複数の過電流検出回路のうち一の過電流検出回路から前記検出情報が出力されたとき、前記判定回路は、前記通知情報として、前記複数の電源回路のうち前記一の過電流検出回路に対応する電源回路を故障発生箇所と特定する情報を含む第1の通知情報と、故障箇所が前記複数の電源回路よりも前記負荷の側に存在することを示す第2の通知情報のいずれかを、前記一の過電流検出回路から出力された前記検出情報が示す電流の向きに応じて出力する、
ことを特徴とする付記7記載の電源監視方法。
(付記9) 前記第1の通知情報は、さらに、前記負荷の動作を継続可能であることを示し、前記第2の通知情報は、さらに、前記負荷の動作を継続不可能であることを示すことを特徴とする付記8記載の電源監視方法。
(付記10) 前記複数の電源回路のそれぞれは、前記判定回路に対して、前記負荷に対して供給している電源電圧に加えて、当該電源電圧より低い予備電源電圧を供給し、
前記通知情報は、前記負荷に対して供給されている電源電圧によって前記判定回路が動作しているときに、前記電子機器の外部に存在する他の装置へ送信され、
前記複数の過電流検出回路のすべてから前記検出情報が出力された場合、前記判定回路は、前記予備電源電圧によって動作し、前記通知情報を出力する代わりに、故障が発生したことを前記電子機器が備える表示装置に表示させる、
ことを特徴とする付記8または9記載の電源監視方法。
(付記11) 前記電子機器は、不揮発性記憶装置と、前記複数の電源回路から前記負荷に供給される電源電圧の伝送線が実装された伝送路基板とをさらに備え、
前記複数の過電流検出回路のすべてから前記検出情報が出力された場合、前記判定回路は、さらに、前記電子機器に現在搭載されている前記伝送路基板に付与された識別番号を前記不揮発性記憶装置に記録し、
前記電子機器がシャットダウン状態から起動したとき、前記判定回路は、前記予備電源電圧によって動作し、前記電子機器に現在搭載されている前記伝送路基板に付与された識別番号を当該伝送路基板から読み込み、読み込んだ識別番号が前記不揮発性記憶装置に記憶された識別番号と一致する場合には、前記複数の電源回路から前記負荷への電源電圧の供給開始を阻止する、
ことを特徴とする付記10記載の電源監視方法。
1 電子機器
2 電源回路
2a AC/DCコンバータ
2b 伝送線
3 負荷
4 過電流検出回路
5 判定回路
5a 通知情報

Claims (6)

  1. 負荷に対して電源電圧を供給する電源回路と、
    前記電源回路内の、前記負荷に対する電源経路において過電流が発生したとき、前記電源経路での電流の向きを示す検出情報を出力する過電流検出回路と、
    を複数組有するとともに、
    複数の前記過電流検出回路のうち一の過電流検出回路から前記検出情報を受信したとき、故障発生箇所を示す通知情報として、複数の前記電源回路のうち前記一の過電流検出回路に対応する電源回路を故障発生箇所と特定する情報を含む第1の通知情報と、故障発生箇所が複数の前記電源回路よりも前記負荷の側に存在することを示す第2の通知情報のいずれかを、前記一の過電流検出回路から受信した前記検出情報が示す電流の向きに応じて出力する判定回路、
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1の通知情報は、さらに、前記負荷の動作を継続可能であることを示し、前記第2の通知情報は、さらに、前記負荷の動作を継続不可能であることを示すことを特徴とする請求項記載の電子機器。
  3. 前記電子機器は、表示装置をさらに備え、
    数の前記電源回路のそれぞれは、前記判定回路に対して、前記負荷に対して供給している電源電圧に加えて、当該電源電圧より低い予備電源電圧を供給し、
    前記通知情報は、前記負荷に対して供給されている電源電圧によって前記判定回路が動作しているときに、前記電子機器の外部に存在する他の装置へ送信され、
    前記判定回路は、複数の前記過電流検出回路のすべてから前記検出情報を受信した場合には、前記予備電源電圧によって動作し、前記通知情報を出力する代わりに、故障が発生したことを前記表示装置に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の電子機器。
  4. 前記電子機器は、不揮発性記憶装置と、複数の前記電源回路から前記負荷に供給される電源電圧の伝送線が実装された伝送路基板とをさらに備え、
    前記判定回路は、
    数の前記過電流検出回路のすべてから前記検出情報を受信した場合に、さらに、前記電子機器に現在搭載されている前記伝送路基板に付与された識別番号を前記不揮発性記憶装置に記録し、
    前記電子機器がシャットダウン状態から起動したとき、前記予備電源電圧によって動作し、前記電子機器に現在搭載されている前記伝送路基板に付与された識別番号を当該伝送路基板から読み込み、読み込んだ識別番号が前記不揮発性記憶装置に記憶された識別番号と一致する場合には、複数の前記電源回路から前記負荷への電源電圧の供給開始を阻止する、
    ことを特徴とする請求項記載の電子機器。
  5. 負荷に対して電源電圧を供給する電源回路と、
    前記電源回路内の、前記負荷に対する電源経路において過電流が発生したとき、前記電源経路での電流の向きを示す検出情報を出力する過電流検出回路と、
    を複数組有するとともに、
    複数の前記過電流検出回路のうち一の過電流検出回路から前記検出情報を受信したとき、故障発生箇所を示す通知情報として、複数の前記電源回路のうち前記一の過電流検出回路に対応する電源回路を故障発生箇所と特定する情報を含む第1の通知情報と、故障発生箇所が複数の前記電源回路よりも前記負荷の側に存在することを示す第2の通知情報のいずれかを、前記一の過電流検出回路から受信した前記検出情報が示す電流の向きに応じて出力する判定回路、
    を有することを特徴とする電源装置。
  6. 子機器における電源監視方法であって、
    前記電子機器が、負荷に対して電源電圧を供給する電源回路と過電流検出回路とをそれぞれ複数備えるとともに、複数の前記電源回路のそれぞれと複数の前記過電流検出回路のそれぞれとが一対一で対応付けられており、
    複数の前記過電流検出回路のそれぞれが、対応する前記電源回路内の、前記負荷に対する電源経路において過電流の発生を検出したとき、当該電源経路での電流の向きを示す検出情報を出力し、
    前記電子機器が備える判定回路が、複数の前記過電流検出回路のうち一の過電流検出回路から前記検出情報を受信したとき、故障発生箇所を示す通知情報として、複数の前記電源回路のうち前記一の過電流検出回路に対応する電源回路を故障発生箇所と特定する情報を含む第1の通知情報と、故障発生箇所が複数の前記電源回路よりも前記負荷の側に存在することを示す第2の通知情報のいずれかを、前記一の過電流検出回路から受信した前記検出情報が示す電流の向きに応じて出力する、
    ことを特徴とする電源監視方法。
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