JP4853400B2 - 車両用制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の制御技術に関し、特に、アイドリングストップ中にスタータによりエンジンを再始動するにあたり、スタータの駆動用にバッテリを設けた場合の車両の制御に関するものである。
車両の一時停止時等にエンジンを自動停止させ(アイドリングストップ)、車両が再発進する際にエンジンを再始動することにより、燃費向上や環境保護を図るエンジンの制御技術が提案されている。このような技術において、エンジンの再始動に際し、スタータの駆動によりエンジンを再始動する構成においては、スタータの駆動頻度が多くなり、バッテリの電力消費量が増大する傾向にある。バッテリの蓄電量が低下した状態でエンジンを再始動する場合にはエンジンを確実に再始動できない場合がある。そこで、エンジン再始動時におけるスタータの電力供給用にサブバッテリを設け、エンジン再始動時に必要とされるスタータの電力を確保する技術が提案されている(例えば、特許文献1及び2)。
特許第3812459号公報 特開2005−36795号公報
しかし、車両の購入後にオーナーの意向によりフォグランプ等の電気負荷が車両に新たに後付けされる場合がある。このような後付けの電気負荷が車両の電気系に与える影響は車両メーカにおいて予測することは困難であり、車両の電気系に不具合が生じる場合がある。特に、後付けの電気負荷が、エンジン再始動時におけるスタータの電力供給用のバッテリに接続されてこれを電力供給源としている場合、エンジン再始動時のスタータへの供給電力が十分に確保されず、再始動性が悪化するといった問題が懸念される。
本発明の目的は、エンジン再始動時のスタータへの電力供給用にバッテリを設けた場合において、当該バッテリに後付けの電気負荷が接続されたことに起因する不具合の発生を防止することにある。
本発明によれば、予め設定されたアイドリングストップ条件が成立した場合にエンジンを自動停止する自動停止手段と、前記自動停止手段が前記エンジンを自動停止したアイドリングストップ中に、予め設定された再始動条件が成立した場合に、スタータを駆動して前記エンジンを再始動する再始動手段と、前記アイドリングストップ中に車両の電気負荷に電力を供給する第1バッテリと、前記エンジンの再始動時に前記スタータに電力を供給する第2バッテリと、前記第2バッテリの放電電流を検出する放電電流検出手段と、前記エンジンの駆動力により発電する発電機と、前記発電機と前記第2バッテリとの間を電気的に接続する接続状態と電気的に遮断する遮断状態とで切り換え可能な切換手段と、前記第2バッテリを充電する際に前記切換手段を前記遮断状態から前記接続状態に切り換える充電制御手段と、を備え、前記自動停止手段は、前記放電電流検出手段が、前記切換手段が前記遮断状態の時において、予め定めた自動停止禁止用閾値を超える前記放電電流を検出した場合、後付けの電気負荷が前記第2バッテリと前記切換手段との間に接続されているとみなし、前記アイドリングストップ条件の成立に関わらず、前記エンジンを自動停止しないことを特徴とする車両用制御装置が提供される。
本発明では、前記第1バッテリと前記第2バッテリとを設け、前記第1バッテリを前記アイドリングストップ中における車両の電気負荷に対する電力供給源とする一方、前記第2バッテリを前記エンジンの再始動時における前記スタータの電力供給源とすることで、前記エンジンの再始動時に必要とされる前記スタータの電力を確保する。そして、前記放電電流検出手段が、前記自動停止禁止用閾値を超える前記放電電流を検出した場合、前記アイドリングストップ条件の成立に関わらず、前記エンジンを自動停止しない。つまり、前記自動停止禁止用閾値を超える前記放電電流が検出された場合には、後付けの電気負荷が前記第2バッテリに接続されているとみなし、前記エンジンの自動停止を禁止することで、前記アイドリングストップ中に後付けの電気負荷による電力消費により、前記第2バッテリの蓄電量が低下し、前記エンジンの再始動性が悪化する事態を回避することができる。
したがって、エンジン再始動時のスタータへの電力供給用にバッテリを設けた場合において、当該バッテリに後付けの電気負荷が接続されたことに起因する不具合の発生を防止することができる。
本発明においては、前記充電制御手段は、前記放電電流検出手段が前記切換手段の許容電流に基づいて予め定められた切換禁止用閾値を超える前記放電電流を検出した場合、前記切換手段を前記接続状態に切り換えないようにしてもよい。この構成によれば、前記第2バッテリに後付けの電気負荷が接続された結果、想定外の電流が前記切換手段を流れてこれを損傷する事態を回避できる。
また、本発明においては、前記スタータと前記第1バッテリとの間を電気的に接続する接続状態と電気的に遮断する遮断状態とで切り換え可能な切換手段と、イグニッションオン時に前記切換手段を前記遮断状態から前記接続状態に切り換え、前記スタータを駆動して前記エンジンを始動する始動制御手段と、を更に備え、前記第2バッテリは、前記スタータに常時電気的に接続され、前記始動制御手段は、前記切換手段が前記接続状態の場合に形成される、前記第1バッテリと前記第2バッテリとの間の通電経路の配線の許容電流に基づいて予め定められた始動禁止用閾値を超える前記放電電流を前記放電電流検出手段が検出した場合、前記切換手段を前記接続状態に切り換えないようにしてもよい。この構成によれば、前記第2バッテリに後付けの電気負荷が接続された結果、想定外の電流が前記配線に流れてこれを損傷する事態を回避できる。
以上述べた通り、本発明によれば、エンジン再始動時のスタータへの電力供給用にバッテリを設けた場合において、当該バッテリに後付けの電気負荷が接続されたことに起因する不具合の発生を防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用制御装置Aのブロック図である。車両用制御装置AはECU100を備え、主としてエンジン10を制御する。エンジン10は、例えば、多気筒ガソリンエンジンである。エンジン10には、吸気量を検出するエアフローセンサ、吸気圧を検出する吸気圧センサ、クランク軸の回転角度を検出するクランク角度センサ、吸気バルブ又は排気バルブを駆動するカムシャフトの回転角度を検出するカム角度センサ、エンジン10の冷却水の水温を検出する水温センサが設けられ(不図示)、これらのセンサの検出結果はECU100に入力される。
また、エンジン10には、各気筒への吸気量を調節する電子スロットル弁、各気筒に燃料を噴射する燃料噴射弁、各気筒内の混合気を点火する点火装置が設けられ(不図示)、これらはECU100により制御される。エンジン10の出力軸には自動変速機20が接続されている。自動変速機20は、例えば、トルクコンバータ、遊星歯車機構を有する変速機構、クラッチ、及び、ブレーキから構成される。
エンジン10には、スタータ30が設けられており、ECU100により制御されて、エンジン10の始動時に駆動される。スタータ30は、例えば、電動モータと、電動モータにより回転され、クランク軸のフライホイールに設けられたリングギアと噛合する位置と、噛合しない位置とで移動可能なピニオンギアと、から構成される。また、エンジン10には発電機40が設けられている。発電機40はエンジン10の駆動力により発電する。ECU100は発電機40に設けられたレギュレータ回路に制御信号を出力して発電機40の発電量を制御する。
メインバッテリ50は、配線L2を介して発電機40に常時電気的に接続されており、発電機40が発電した電力により充電される。配線L2には電気負荷80が接続されている。サブバッテリ60は配線L1を介してスタータ30に常時電気的に接続されている。メインバッテリ50及びサブバッテリ60には、それぞれ、電流センサ51、61、電圧センサ52、62が設けられており、メインバッテリ50及びサブバッテリ60の放電電流・電圧、充電電流・電圧を検出する。これらの検出結果は、主に、メインバッテリ50及びサブバッテリ60の蓄電量の演算に用いられる。
配線L1から分岐してメインバッテリ50に接続された配線L3の途中には、スタータ30とメインバッテリ50との間を電気的に接続する接続状態(ON)と電気的に遮断する遮断状態(OFF)とで切り換え可能なリレー(パワーリレー)71が配設されている。パワーリレー71のON、OFFはECU100により制御される。
配線L2から分岐してサブバッテリ60に接続された配線L4の途中には、発電機40とサブバッテリ60との間を電気的に接続する接続状態(ON)と電気的に遮断する遮断状態(OFF)とで切り換え可能なリレー(チャージリレー)72が配設されている。チャージリレー72のON、OFFはECU100により制御される。
なお、本実施形態では、パワーリレー71はメインバッテリ50とスタータ30との接続切換を行うものであるため、大電流を流せるよう、許容電流の大きいものである場合を想定する。このような許容電流の大きいものは、通常、接続時間に制約があり、長時間の接続はできない(10秒程度)。一方、チャージリレー72は、サブバッテリ60の充電のためにサブバッテリ60と発電機40との接続切換を行うものであるため、長時間電流を流せるものである場合を想定する。このような長時間電流を流せる電流は、通常、許容電流が小さく(40A程度)、大電流は流せない。また、本実施形態では、このような接続状態と遮断状態との切換にリレーを用いたが、他の切換手段でもよいことはいうまでもない。
パワーリレー71は後述するように主としてイグニッションON時、つまり、エンジン10のキー始動時にONにされ、スタータ30に対してサブバッテリ60に加えてメインバッテリ50が電力を供給可能な状態となる。チャージリレー72は後述するように原則としてサブバッテリ60を充電する際にONにされ、発電機40とサブバッテリ60とが電気的に接続された状態となり、発電機40からの電力によりサブバッテリ60が充電される。
電気負荷(標準)80は車両用制御装置Aが搭載される車両に予め搭載されている電気負荷であり、例えば、電動オイルポンプ、電動パワーステアリング、ヒルホルダー等である。車両用制御装置Aが搭載される車両の電気系は、電気負荷80の存在を前提として設計される。パワーリレー71及びチャージリレー72がOFFの場合、電気負荷80はサブバッテリ60とは電気的に遮断される一方、メインバッテリ50に常時電気的に接続されている。したがって、電気負荷80はエンジン10のアイドリングストップ中を含め、常時メインバッテリ50から電力の供給を受ける。
本実施形態では、メインバッテリ50をキー始動時のスタータ30の電力供給源、及び、電気負荷80の電力供給源とし、サブバッテリ60をアイドリングストップ中のエンジン10の再始動時の電力供給源とし、サブバッテリ60を電気負荷80の電力供給源としないことで、エンジン10の再始動時に必要とされるスタータ30の電力を確保し、確実に再始動するようにしている。
電気負荷(後付け)81は車両用制御装置Aが搭載される車両に予め搭載されていない電気負荷であり、当該車両の購入後にオーナが後付けしたものを想定したものである。後付けされる電気負荷81としては、メインバッテリ50に電気的に接続される場合と、サブバッテリ60に電気的に接続される場合が想定されるが、図1ではサブバッテリ60に接続された場合を想定している。電気負荷81としては、例えば、フォグランプ等が考えられ、当然ながら、車両用制御装置Aが搭載される車両の電気系は、電気負荷81の存在を前提として設計されていない。
IG(イグニッション)スイッチ90は、運転者によるエンジン10のキー始動操作を検出し、検出結果はECU100に入力される。ディスプレイ91は運転席近傍に設けられ、運転者に対して各種の情報を報知する。
ECU100は、CPU101、ROM102、RAM103及びI/F(インターフェース)104を備え、これらはバスにより接続されている。CPU101はROM102に記憶された制御プログラムを実行してエンジン10等の制御を行う。ROM102にはCPU101が実行するプログラムの他、制御プログラムを実行する上で必要な各種の情報を記憶する。RAM103には一時的なデータが記憶され、その記憶内容は例えばバッテリバックアップ等により消失しないようにされる。なお、ROM102及びRAM103としては他の記憶手段でもよい。I/F104は、上述したECU100の外部デバイスと接続される入力ポート、出力ポートを有し、CPU101はI/F104を介して外部デバイスとの信号の送受信を行う。
次に、CPU101が実行する処理の例について説明する。本実施形態では、電気負荷(後付け)81がサブバッテリ60に接続されていることに起因する不具合の発生を防止するための処理を実行する。本実施形態で想定する不具合は以下の3つである。
第1に、アイドリングストップ中に電気負荷81がサブバッテリ60の電力を消費してしまうことにより、エンジン10の再始動時におけるスタータ30の供給電力が不十分となってエンジン10の再始動性が悪化する。
第2に、本実施形態の場合、チャージリレー72がONにされると、電気負荷81とメインバッテリ50及び発電機40とが電気的に接続された状態となる。したがって、サブバッテリ60の充電時に、チャージリレー72がONとされた場合に、メインバッテリ50又は発電機40チャージリレー72に想定外の電流が流れ、チャージリレー72が損傷する。
第3に、本実施形態の場合、パワーリレー71がONとされると、電気負荷81とメインバッテリ50とが電気的に接続された状態となる。したがって、エンジン10のキー始動時に、パワーリレー71がONとされた場合に、配線L1を介して後付けの電気負荷81へ想定外の電流が流れ、配線L1が損傷する。
図2は、これらの不具合を発生を防止するためにCPU101が実行する放電電流判定処理を示すフローチャートである。CPU101はサブバッテリ60に設けた電流センサ61による、放電電流の検出結果に基づいて以下の処理を行う。なお、以下に述べる各フラグはRAM104の所定の記憶領域を用いてON、OFFが記憶される。
S1ではサブバッテリ60の放電電流が予め定めた自動停止禁止用閾値を超えたか否かを判定する。該当する場合はS2へ進み、自動停止禁止フラグをONにする。該当しない場合はS3へ進む。この処理は、上記第1の不具合を防止するためのもので、後付けの電気負荷81への放電電流を検出し、これがサブバッテリ60による、エンジン10の再始動時のスタータ30への電力供給不足を招く程度のものであるかを判定し、電力供給不足を招く程度のものであれば自動停止禁止フラグをONにする。自動停止禁止用閾値は例えば5A程度とすることができる。
S3ではサブバッテリ60の放電電流が予め定めた切換禁止用閾値を超えたか否かを判定する。該当する場合はS4へ進み、切換禁止フラグをONにする。該当しない場合はS5へ進む。この処理は、上記第2の不具合を防止するためのもので、後付けの電気負荷81への放電電流を検出し、これがチャージリレー72のON時にチャージリレー72の損傷を招く程度のものであるかを判定し、損傷を招く程度のものであれば切換禁止フラグをONにする。切換禁止用閾値は、チャージリレー72の許容電流に基づいて定められ、例えば、チャージリレー72の許容電流が40Aであれば、切換禁止用閾値は40A若しくはこれよりも若干低い値とすることができる。
S5ではサブバッテリ60の放電電流が予め定めた始動禁止用閾値を超えたか否かを判定する。該当する場合はS6へ進み、始動禁止フラグをONにする。該当しない場合は一単位の放電電流判定処理を終了する。この処理は、上記第3の不具合を防止するためのもので、後付けの電気負荷81への放電電流を検出し、これがパワーリレー71のON時に配線L1の損傷を招く程度のものであるかを判定し、損傷を招く程度のものであれば始動禁止フラグをONにする。始動禁止用閾値は、パワーリレー71がON時の場合に形成される、メインバッテリ50とサブバッテリ60との間の通電経路の配線L1の許容電流に基づいて定められ、例えば、配線L1の許容電流が100Aであれば、始動禁止用閾値は100A若しくはこれよりも若干低い値とすることができる。
なお、本実施形態では、各閾値の大小関係は、上記の例示に従い、自動停止禁止用閾値<切換禁止用閾値<始動禁止用閾値となっている。また、S2、S4、S6で一旦ONにされた各フラグは、本実施形態の場合、ディーラ等においてメンテナンスを受けない限りOFFにされず、維持される場合を想定する。しかし、例えば、イグニッションOFF時に各フラグをOFFとする構成でもよい。
次に、予め設定されたアイドリングストップ条件が成立した場合にエンジン10を自動停止する処理について説明する。図3はCPU101が実行する自動停止処理を示すフローチャートである。S11ではアイドリングストップ条件が成立したか否かを判定する。アイドリングストップ条件は、例えば、車速が0で、ブレーキペダルに対する操作が検出されたことが挙げられる。該当する場合はS12へ進み、該当しない場合は一単位の自動停止処理を終了する。
S12では、上述した自動停止禁止フラグがONか否かを判定する。OFFの場合はS13へ進み、エンジン10を停止する処理を行う。S14ではアイドリングストップフラグをONにする。アイドリングストップフラグは、エンジン10をアイドリングストップ中としているか否かを識別するためのフラグであり、RAM103の所定の記憶領域を用いてフラグのON、OFFを格納する。その後、一単位の自動停止処理を終了する。
S12で、自動停止禁止フラグがONの場合はS15へ進み、報知処理を行う。ここでは、ディスプレイ91に車両の電気系に不具合があることを示すメッセージを表示し、その後、一単位の自動停止処理を終了する。このように本実施形態では、自動停止禁止用閾値を超えるサブバッテリ60の放電電流が検出されると、アイドリングストップ条件の成立に関わらず、エンジン10を自動停止しない。つまり、この場合は、後付けの電気負荷81がサブバッテリ60に接続されているとみなし、エンジン10の再始動時にスタータ30に供給するためのサブバッテリ60の電力が不足している可能性があるとして、エンジン10の自動停止を禁止する。これにより、アイドリングストップ中に後付けの電気負荷81による電力消費により、サブバッテリ60の蓄電量が低下し、エンジン10の再始動性が悪化する事態を回避することができる。
次に、イグニッションオン時、つまり、キー始動時にパワーリレー71をONに切り換え、スタータ30を駆動してエンジン10を始動する始動制御処理について説明する。図4はCPU101が実行する始動制御処理を示すフローチャートである。
S21ではIGスイッチ90の検出結果がOFFからONへ変化したか否かを判定する。該当する場合はS22へ進み、該当しない場合は一単位の始動制御処理を終了する。S22では、上述した始動禁止フラグがONか否かを判定する。OFFの場合はS23へ進む。S23ではパワーリレー71をONにする。これによりメインバッテリ50がスタータ30に電力を供給可能な状態となる。
S24ではエンジン始動処理を行う。ここではスタータ30を駆動してエンジン10を始動する。S25ではエンジン10の始動が完了したか(例えば回転数が規定値以上となったか)を判定し、該当する場合はS26へ進み、該当しない場合はエンジン始動処理を継続する。S26ではパワーリレー71をOFFにし、その後、一単位の始動制御処理を終了する。
S22で、始動禁止フラグがONの場合はS27へ進み、報知処理を行う。ここでは、ディスプレイ91に車両の電気系に不具合があることを示すメッセージを表示し、その後、一単位の始動制御処理を終了する。このように本実施形態では始動禁止用閾値を超えるサブバッテリ60の放電電流が検出されると、キー始動時にパワーリレー71をONにせず、エンジン10を始動させない。これにより、サブバッテリ60に後付けの電気負荷81が接続された結果、想定外の電流が配線L1に流れてこれを損傷する事態を回避できる。また、エンジン10を始動させないことは、トラブルがあることを運転者に知らせることにもなる。
次に、アイドリングストップ中に、予め設定された再始動条件が成立した場合に、スタータ30を駆動してエンジン10を再始動する再始動処理について説明する。図5はCPU101が実行する再始動処理を示すフローチャートである。
S31では、アイドリングストップ中か否かを判定する。アイドリングストップフラグがONの場合はアイドリングストップ中と判定し、OFFの場合はアイドリングストップ中でないと判定する。アイドリングストップ中と判定した場合はS32へ進み、そうでない場合は一単位の再始動処理を終了する。
S32では予め設定された再始動条件が成立したか否かを判定する。該当する場合はS33へ進み、該当しない場合は一単位の再始動処理を終了する。再始動条件としては、例えば、ブレーキペダルに対する操作が検出されなくなったこと、アクセルペダルに対する操作が検出されたこと、が挙げられる。
S33では、エンジン始動処理を行う。ここではスタータ30を駆動してエンジン10を始動する。この場合、サブバッテリ60がスタータ30に常時接続されており、また、パワーリレー71はOFFであるので、スタータ30の電力供給源はサブバッテリ60となる。サブバッテリ60にり、スタータ30の駆動に必要な電力が確保される。
S34ではエンジン10の始動が完了したか(例えば回転数が規定値以上となったか)を判定し、該当する場合はS35へ進み、該当しない場合はエンジン始動処理を継続する。S35ではアイドリングストップフラグをOFFにし、その後、一単位の始動制御処理を終了する。
次に、サブバッテリ60の充電時にチャージリレー72を遮断状態から接続状態に切り換える充電制御処理について説明する。図6はCPU101が実行する充電制御処理を示すフローチャートである。
S41では充電条件が成立したか否かを判定する。充電条件の成立としては、例えば、サブバッテリ60の蓄電量が所定値を下回った場合が挙げられる。S42では、上述した切換禁止フラグがONか否かを判定する。OFFの場合はS43へ進む。S43ではチャージリレー72をONにして発電機40によりサブバッテリ60を充電する。その後、S45へ進む。
一方、S42で切換禁止フラグがONの場合はS44へ進む。S44ではパワーリレー71をONにして、配線L1により発電機40とサブバッテリ60とを電気的に接続し、発電機40によりサブバッテリ60を充電する。つまり、切換禁止フラグがONの場合は、チャージリレー72をONにすると、チャージリレー72が損傷するおそれがあるためにチャージリレー72はONにしない。
但し、本実施形態の場合、パワーリレー71をONにすることで、発電機40によりサブバッテリ60を充電することが可能であるため、パワーリレー71をONとしてサブバッテリ60を充電する。この場合、パワーリレー71は長時間の接続ができないことから、急速充電とする。
このように本実施形態では切換禁止用閾値を超えるサブバッテリ60の放電電流が検出されると、サブバッテリ60の充電時にチャージリレー72をONにしない。これにより、サブバッテリ60に後付けの電気負荷81が接続された結果、想定外の電流がチャージリレー72に流れてこれを損傷する事態を回避できる。なお、S42の判定で、切換禁止フラグがONの場合は、上述したS15、S27のような報知処理を行ってもよい。
S45では、サブバッテリ60の充電中か否かを判定する。該当する場合はS46へ進み、該当しない場合は一単位の充電制御処理を終了する。S46ではサブバッテリ60の充電が完了したか否かを判定する。該当する場合はS47へ進み、該当しない場合は一単位の充電制御処理を終了する。S47では、S43又はS44でONにしたチャージリレー72またはパワーリレー71をOFFにする。その後、一単位の充電制御処理を終了する。
本発明の一実施形態に係る車両用制御装置Aのブロック図である。 CPU101が実行する放電電流判定処理を示すフローチャートである。 CPU101が実行する自動停止処理を示すフローチャートである。 CPU101が実行する始動制御処理を示すフローチャートである。 CPU101が実行する再始動処理を示すフローチャートである。 CPU101が実行する充電制御処理を示すフローチャートである。
A 制御装置
100 ECU
50 メインバッテリ
60 サブバッテリ
61 電流センサ
71 パワーリレー
72 チャージリレー
80、81 電気負荷

Claims (3)

  1. 予め設定されたアイドリングストップ条件が成立した場合にエンジン(10)を自動停止する自動停止手段(101)と、
    前記自動停止手段(101)が前記エンジン(10)を自動停止したアイドリングストップ中に、予め設定された再始動条件が成立した場合に、スタータ(30)を駆動して前記エンジン(10)を再始動する再始動手段(101)と、
    前記アイドリングストップ中に車両の電気負荷(80)に電力を供給する第1バッテリ(50)と、
    前記エンジン(10)の再始動時に前記スタータ(30)に電力を供給する第2バッテリ(60)と、
    前記第2バッテリ(60)の放電電流を検出する放電電流検出手段(61)と、
    前記エンジン(10)の駆動力により発電する発電機(40)と、
    前記発電機(40)と前記第2バッテリ(60)との間を電気的に接続する接続状態と電気的に遮断する遮断状態とで切り換え可能な切換手段(72)と、
    前記第2バッテリ(60)を充電する際に前記切換手段(72)を前記遮断状態から前記接続状態に切り換える充電制御手段(101)と、を備え、
    前記自動停止手段(101)は、
    前記放電電流検出手段(61)が、前記切換手段(72)が前記遮断状態の時において、予め定めた自動停止禁止用閾値を超える前記放電電流を検出した場合、後付けの電気負荷(81)が前記第2バッテリ(60)と前記切換手段(72)との間に接続されているとみなし、前記アイドリングストップ条件の成立に関わらず、前記エンジン(10)を自動停止しないことを特徴とする車両用制御装置。
  2. 前記充電制御手段(101)は、
    前記放電電流検出手段(61)が前記切換手段(72)の許容電流に基づいて予め定められた切換禁止用閾値を超える前記放電電流を検出した場合、前記切換手段(72)を前記接続状態に切り換えないことを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
  3. 前記スタータ(30)と前記第1バッテリ(50)との間を電気的に接続する接続状態と電気的に遮断する遮断状態とで切り換え可能な切換手段(71)と、
    イグニッションオン時に前記切換手段(71)を前記遮断状態から前記接続状態に切り換え、前記スタータ(30)を駆動して前記エンジン(10)を始動する始動制御手段(101)と、
    を更に備え、
    前記第2バッテリ(60)は、前記スタータ(30)に常時電気的に接続され、
    前記始動制御手段(101)は、
    前記切換手段(71)が前記接続状態の場合に形成される、前記第1バッテリ(50)と前記第2バッテリ(60)との間の通電経路の配線の許容電流に基づいて予め定められた始動禁止用閾値を超える前記放電電流を前記放電電流検出手段(61)が検出した場合、前記切換手段(71)を前記接続状態に切り換えないことを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
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