JP2005120878A - アイドルストップ車両 - Google Patents

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【課題】 アイドルストップシステムの本来の目的である信号待ちなどの時点にてエンジンの自動停止を良好に行うことができるアイドルストップ車両を提供する。
【解決手段】 所定のエンジン停止条件の成立時にエンジンを停止させ、所定のエンジン再始動条件の成立時にエンジンを再始動させるアイドルストップ制御手段は、シフト位置が非走行位置でのアイドルストップ制限期間を有し、エンジンの停止中にシフト位置が走行位置から非走行位置に変更された場合(S204)には、アイドルストップ制限期間の経過後にエンジンを再始動(S206,207)させてなる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、アイドルストップ車両に係り、詳しくは、所定のエンジン停止条件の成立時にエンジンを停止させる一方、所定のエンジン再始動条件の成立時にエンジンを再始動させるアイドルストップ車両に関する。
一般に、信号待ちや停留所に止まるときにはエンジンを自動的に停止させ、その後、発進するときにはエンジンを自動的に始動させるアイドルストップシステムが構築されている。
このシステムによれば、エンジンは必要な場合にだけ動かされることから、燃料の節約の他、CO2の削減をも図ることができる。
そして、上記システムを搭載したアイドルストップ車両では、シフト位置が走行位置(オートマチック車ではDレンジ)にあって、ブレーキオン状態にて車速0というエンジン停止条件が成立した場合に、エンジンを自動的に停止させるものが知られている。換言すれば、シフト位置が非走行位置(Nレンジ)の場合にはアイドルストップを行わない。
しかし、シフト位置がDレンジのままでは、例えばエンジンの再始動時にクリープが発生する懸念などがあることから、これを避けるべく、停車中にはシフト位置をDレンジからNレンジに変更するドライバーが存在する。この場合には、上記エンジン停止条件から外れるので、エンジンが再始動することになる。つまり、エンジン停止条件のシフト位置をDレンジに限定すると、アイドルストップシステムの恩恵を受けることができない場合があるという問題が生ずる。
そこで、この状況を打開させるアイドルストップ車両の技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
当該車両では、Nレンジの場合にも、エンジンを自動的に停止させている。これにより、アイドルストップシステムの恩恵を受けることができないドライバーの存在を減らすことが可能になる。
特開2000−87775号公報(段落番号0061、0062、図1等)
ところで、シフト位置をNレンジにする場合には、信号待ちや停留所に止まる時の他、駐車時などの時点も該当するものである。
よって、このような信号待ちや停留所に止まる時以外の時点でもNレンジであることを条件にアイドルストップを許容すれば、エンジンを再始動させるためのモータの電力源であるバッテリーは、アイドルストップが禁止されまで放電する可能性が極めて高くなってしまう。
すなわち、前記従来の技術の如くNレンジにあることを条件にアイドルストップを一律に許容すれば、バッテリーは、放電され易くなることからアイドルストップが禁止され易くなってしまうことになり、アイドルストップシステムの本来の目的である信号待ちなどの時点にてアイドルストップが行えなくなる可能性が高くなるとの問題がある。
また、Nレンジであることを条件にアイドルストップを許容する場合には、自動変速機に油圧を供給すべく電気的に駆動される電動ポンプの存在にも留意しなければならない。
つまり、エンジンの作動時にはエンジンにより駆動されるメカポンプを自動変速機の油圧源とするのに対し、アイドルストップ車両では、エンジンの停止時にはバッテリーからの電力の供給により駆動される電動ポンプを自動変速機の油圧源とし、フォワードクラッチ係合させて発進準備をしておく必要がある。しかし、前記油圧は、Nレンジではそもそも抜かれるものであり、このレンジ位置ではクラッチを掴んでおくことができず、この場合に電動ポンプを駆動させたとしても、上記バッテリーからの持ち出し量が無駄に大きくなり、やはりシステムの本来の目的達成に影響を及ぼすからである。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、アイドルストップシステムの本来の目的である信号待ちなどの時点にてエンジンの自動停止を良好に行うことができるアイドルストップ車両を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するべく、請求項1記載のアイドルストップ車両は、予め設定されたエンジン停止条件の成立時にエンジンを停止させ、予め設定されたエンジン再始動条件の成立時にエンジンを再始動させるアイドルストップ制御手段と、エンジンを再始動させるためのモータの電力源であるバッテリーとを備え、アイドルストップ制御手段は、シフト位置が非走行位置でのアイドルストップ制限期間を有し、エンジンの停止中にシフト位置が走行位置から非走行位置に変更された場合には、アイドルストップ制限期間の経過後にエンジンを再始動させることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明では、アイドルストップ制御手段は、エンジンの停止中にシフト位置が走行位置にある場合には、ブレーキオンが解除されたときにエンジンを再始動させることを特徴としている。
更に、請求項3記載の発明では、エンジンに連結される自動変速機と、自動変速機に油圧を供給するためにバッテリーからの電力の供給により駆動される電動ポンプとを更に備え、アイドルストップ制御手段は、エンジンの停止中にシフト位置が走行位置から非走行位置に変更された場合には、電動ポンプの駆動を禁止させ、エンジンの停止中にシフト位置が走行位置にある場合には、エンジンが再始動するまで電動ポンプを駆動させることを特徴としている。
したがって、請求項1記載の本発明のアイドルストップ車両によれば、アイドルストップ制御手段は、シフト位置が走行位置でアイドルストップを行い、この状態で非走行位置に変更されてもアイドルストップを継続するが、非走行位置でのアイドルストップには時間制限を設けておき、この時間内でアイドルストップを許可している。よって、駐車時のように非走行位置にてエンジン停止を維持する条件が継続される場合であっても、制限期間が経過すればエンジンは再始動されることになる。このため、アイドルストップが継続されてバッテリーが放電を続けてバッテリー能力の低下を招き、以後のアイドルストップが禁止される可能性を確実に回避し、次回のアイドルストップのためにバッテリー容量を残すことができる。換言すれば、アイドルストップシステムの本来の目的である信号待ちや停留所に止まる時点にてエンジンの自動停止を良好に行うことができる。
また、請求項2記載の発明によれば、アイドルストップ制御手段が、エンジンの停止中に走行位置にある場合には、ブレーキオンが解除されたときにエンジンを再始動させることから、アイドルストップによる燃料の節約とCO2の削減とを確実に達成することができる。しかも、シフト位置が非走行位置に変更された場合と走行位置にある場合とでエンジン再始動条件を分けていることから、前記従来の技術の如く非走行位置にあることを条件にアイドルストップを一律に許容する場合に比して、効率の良いアイドルストップを実現することができる。
更に、請求項3記載の発明によれば、アイドルストップ制御手段が、エンジンの停止中に非走行位置に変更された場合には電動ポンプの駆動を禁止しているので、バッテリーからの無駄なエネルギーの持ち出し量を一層抑制させ、次回のアイドルストップのためにより十分なバッテリー容量を残すことができる。また、アイドルストップ制御手段が、エンジンの停止中に走行位置にある場合にはエンジンが再始動するまで電動ポンプを駆動させていることから、クラッチ係合のための油圧を維持することができる。なお、上記のように、バッテリーからの持ち出し量を極力小さくできる場合には、上記アイドルストップ制限期間の設定を長めにすることも可能になり、より一層効果的なアイドルストップの達成に寄与できる。
以下、図面により本発明の実施形態について説明する。
図1を参照すると、本発明の一実施形態に係るアイドルストップ車両が適用されるエンジンシステム構成図が示されており、以下図1に基づき本発明に係るアイドルストップ車両の構成を説明する。
当該アイドルストップ車両1には、動力を発生させるエンジン2が搭載され、エンジン2には、アイドルストップ時にエンジン2の再始動を行うモータジェネレータ4が配設されている。モータジェネレータ4には、これをモータ作動させるインバータ5が電気的に接続されている。このインバータ5は、エンジン2の駆動により発電した電流のうち、余剰電流をバッテリー9に充電させる機能をも備えている。
一方、エンジン2には、アイドルストップ時以外の通常時にエンジン2の始動を行うスタータ6が配設されている。このスタータ6は、運転者によるイグニションキーのスタート操作に伴ってバッテリー9からの電流により作動し、エンジン2をクランキングさせる機能を備えている。
また、エンジン2には、エンジン2で発生した動力を調節して車輪側に出力する自動変速機3が連結されている。この自動変速機3には、エンジン2の駆動力により駆動される図示しない機械式の油圧ポンプが設けられている他、アイドルストップ時の如くのエンジン停止時には、バッテリー9の電力の供給により駆動され、作動油圧を発生させて自動変速機3に供給する電動ポンプ8が配設されている。なお、エンジン作動時には、このエンジン2により駆動されるメカポンプ(図示省略)によって自動変速機3の作動油圧を発生させる。
上記インバータ5やスタータ6は、バッテリー9に電気的に接続されており、バッテリー9は、アイドルストップ時にはモータジェネレータ4の電力源として、通常時にはスタータ6の電力源として用いられる。また、上述のように、バッテリー9は電動ポンプ8の電力源としても用いられる。
なお、バッテリー9には、上記各構成の他、車両1の各種電気負荷、例えばエアコンディショナ7、エンジン2の点火コイル、インジェクタや灯火類(いずれも図示省略)、及びエンジン2を制御する電子コントロールユニット(ECU)20等が接続されている。
当該ECU20には、入出力装置、メモリ(ROM、RAM、不揮発性RAM等)、CPU等が備えられており、ECU20の入力側には、運転者によるブレーキ装置10のブレーキペダル11の踏み込み量を検出するペダルスイッチ12、車両1のシフト位置を検出するシフト位置センサ13、車両1の車速を検出する車速センサ14やバッテリー9の電流積算値を検出する電流センサ15等の各種センサ類が接続される。そして、これらセンサ類からの検出情報がECU20に入力され、エンジン2の自動停止・再始動制御や電動ポンプ8の駆動制御を含めたエンジン1の総合的な制御が行われる。これに対し、ECU20の出力側には、上述のインバータ5やスタータ6の他、電動ポンプ8等の各種出力デバイス類が接続されている。
そして、本実施形態のECU20には、停止再始動制御部(アイドルストップ制御手段)21と、ポンプ制御部(アイドルストップ制御手段)22と、充電判定部23とが備えられている。
停止再始動制御部21では、シフト位置が走行位置(オートマチック車ではDレンジ)であって、ブレーキオン、かつ、車速0であるとの予め設定されたエンジン停止条件(自動停止基本条件)が成立した場合にはエンジン2を停止させる一方、上記自動停止基本条件から外れたとの予め設定されたエンジン再始動条件が成立した場合にはエンジン2を再始動させる。これにより、エンジン2は、信号待ちや停留所に止まるときには自動的に停止され、その後に発進するときには自動的に再始動されることとなり、エンジン2は必要な場合にのみ動かされることから、燃料の節約やCO2の削減が図られる。なお、アイドルストップを行っている間は、運転者に知らせるためのランプが点灯される。
しかも、当該停止再始動制御部21では、アイドルストップシステムの本来の目的である信号待ちや停留所に止まるときの時点にてエンジン2の自動停止を良好に行うべく、シフト位置が非走行位置(Nレンジ)でのアイドルストップ制限期間K1を有している。すなわち、エンジン2の自動停止中において、運転者によってシフト位置がDレンジからNレンジに変更された場合にもエンジン停止条件が成立しているとされ、この場合にはアイドルストップを継続しつつも、アイドルストップ制限期間K1の経過後にアイドルストップをキャンセルしてエンジン2を再始動させている。
なお、停止再始動制御部21は、エンジン2の自動停止中にNレンジには変更されず、シフト位置がDレンジにある場合には、ブレーキオンが解除されたときにアイドルストップをキャンセルしてエンジン2を再始動させる。
ポンプ制御部22では、アイドルストップによる効果の更なる向上を図るべく、上述のエンジン2の自動停止中において、運転者によってシフト位置がDレンジからNレンジに変更された場合には、電動ポンプ8の駆動を禁止させるとともに、エンジン2の再始動後にNレンジからDレンジへの変更を許可している。なお、エンジン2の自動停止中にNレンジには変更されず、シフト位置がDレンジにある場合には、エンジン2が再始動するまで電動ポンプ8を駆動させる。
また、充電判定部23では、電流センサ15からの信号に基づいてバッテリー9の電流積算値を監視しており、この電流積算値が所定のアイドルストップ禁止値に達した場合には、バッテリー9の充電が終了するまでアイドルストップを禁止させている。なお、このアイドルストップ禁止値には、各種電気負荷が大きな状態では約3〜4分程度経過すると到達する。
図2を参照すると、停止再始動制御部21におけるエンジン自動停止・再始動制御のフローチャートが示されており、また、図4を参照すると、ポンプ制御部22における電動ポンプ駆動制御のフローチャートが示されており、以下、上記のように構成されたアイドルストップ車両1の本発明に係る作用について説明する。
図2のステップS201では、シフト位置センサ13のシフト位置、ペダルスイッチ12のブレーキペダル11の踏み込み量及び車速センサ14の車速を読み込み、ステップS202では、アイドルストップを行うための自動停止基本条件が成立しているか否かを判別する。そして、Dレンジであって、ブレーキオン、かつ、車速0である場合、すなわちYESのときにはステップS203に進み、エンジン2の自動停止制御を行ってステップS204に進む。
ステップS204では、シフト位置がNレンジにあるか否かを判別し、DレンジからNレンジに変更された場合、すなわちYESのときにはステップS205に進み、エンジン2の自動停止制御を継続させると同時に、タイマをデクリメントしてステップS206に進む。
ステップS206では、デクリメントされたタイマが0になったか否かを判別し、Nレンジによるアイドルストップ時間TNがアイドルストップ制限期間K1を超えた場合、すなわちYESのときにはステップS207に進み、アイドルストップをキャンセルしてエンジン2の再始動制御を行う。そして、ステップS208に進んでタイマをK1にイニシャライズし、このルーチンを抜ける。一方、ステップS206にてNレンジによるアイドルストップ時間TNがアイドルストップ制限期間K1を超えていない場合には、ステップS204に戻る。なお、ステップS208におけるタイマのイニシャライズは、エンジン2の再始動後に車両1の車速が発生してから行われるものであっても良い。
上記アイドルストップ制限期間K1とは、Nレンジでのアイドルストップを許容させる時間の意であり、本実施形態では約60秒間とされている。つまり、図3に示すように、信号待ちなどの停車時間についてエアコンディショナ7のオンとオフとを別個に鑑みても、アイドルストップの頻度は、エンジン2の停止時間が0〜60秒程度までの間にいずれも約8割を超えていることが分かる。換言すれば、信号待ちなどの停車時間は長くても約60秒程度であると考えておけばほぼ十分であり、この時間をアイドルストップ制限期間K1に設定することにより、例えNレンジに変更しても、バッテリー9の電流積算値が上記アイドルストップ禁止値に達する状況を回避できる。
また、ステップS202にて自動停止基本条件が成立していない場合には、アイドルストップを行うことなく、タイマをK1にイニシャライズしてこのルーチンを抜ける。
更に、ステップS204にてシフト位置がNレンジにない場合、つまり、自動停止基本条件が成立してDレンジのままである場合には、ステップS209に進んでエンジン2の再始動条件が成立しているか否かを判別する。そして、ブレーキオンが解除された場合、すなわちYESのときにはステップS207に進み、アイドルストップをキャンセルしてエンジン2の再始動制御を行ってステップS208に進む。一方、ステップS209にて、ブレーキオンが解除されていないときには、アイドルストップを継続してこのルーチンを抜ける。
このように、駐車時などで運転者がDレンジからNレンジに変更した場合に対してもアイドルストップを行うことが必要である一方、Nレンジによるアイドルストップを継続させると、放電電流が多くなって最終的にはアイドルストップの禁止に至り、その後の充電終了判定がなされるまではアイドルストップを行うことができず、システムの本来の目的である信号待ちなどでアイドルストップが困難になることがあった。しかし、停止再始動制御部21にてNレンジによるアイドルストップ時間TNに上記の如くの制限を設けることにより、Nレンジによるアイドルストップを行うことができるとともに、放電電流を抑えてバッテリー9の劣化を防ぎ、次回のアイドルストップを行うためのバッテリー容量を十分に残すことができる。
また、上記制限期間K1(約60秒間)は、アイドルストップが行われる時間の殆どを網羅できる値であり、これにより、信号待ちや停留所に止まるときにDレンジからNレンジにする運転者に対してもアイドルストップによる効果を確実に与えることが可能となる。
次に、ポンプ制御部22における電動ポンプ駆動制御について述べる。
図4のステップS401では、図2のステップS202と同様に、エンジン2の自動停止基本条件が成立しているか否かを判別する。そして、Dレンジであって、ブレーキオン、かつ、車速0である場合、すなわちYESのときにはステップS402に進み、電動ポンプ8の駆動フラグをセットしてステップS403に進む。
ステップS403では、シフト位置がNレンジにあるか否かを判別し、DレンジからNレンジに変更された場合、すなわちYESのときにはステップS404に進み、電動ポンプ8の駆動禁止フラグをセットしてステップS405に進む。そして、電動ポンプ8の駆動禁止制御を行ってステップS406に進む。換言すれば、電動ポンプ8は、駆動フラグがセットされ、かつ、駆動禁止フラグもセットされた場合には、駆動禁止フラグを駆動フラグよりも優先させて電動ポンプ8を駆動させないのである。
ステップS406では、エンジン2の再始動条件が成立しているか否かを判別する。当該再始動条件とは、Nレンジによるアイドルストップ時間TNがアイドルストップ制限期間K1を超えた場合や、ブレーキオンが解除された場合などが該当する。そして、この再始動条件が成立している場合、すなわちYESのときにはステップS407に進み、アイドルストップをキャンセルしてエンジン2の再始動制御を行ってからステップS408に進む。なお、ステップS406にてエンジン2の再始動条件が成立していない場合には、ステップS403に戻る。
そして、ステップS408では、エンジン回転速度NeがNe1rpmを超えているか否かを判別し、エンジン回転速度NeがNe1rpmを超え、電動ポンプ8の駆動が不要である場合、すなわちYESのときにはステップS409に進み、駆動及び駆動禁止のいずれも行わせないようにすべく、上記の駆動フラグ及び駆動禁止フラグをいずれも解除してこのルーチンを抜ける。なお、このNe1rpmは、完爆を判定するエンジン回転速度であり、エンジン2のアイドル時の回転速度よりも低いものであるが、エンジン回転速度Neがこの値を超えたときには、自動変速機3の作動油圧はメカポンプによって発生させることから、電動ポンプ8の駆動が不要であるとし、電動ポンプ8に関するフラグを全て解除するのである。
一方、ステップS401にてエンジン2の自動停止基本条件が成立していない場合には、アイドルストップを行わないので、ステップS411に進んで電動ポンプ8の駆動禁止フラグをセットしてステップS412に進み、電動ポンプ8の駆動禁止制御を行ってこのルーチンを抜ける。
また、ステップS403にてシフト位置がNレンジにない場合、つまり、自動停止基本条件が成立してDレンジのままであるには、ステップS410に進んで電動ポンプ8の駆動制御を行い、ステップS406に進む。そして、この電動ポンプ8は、アイドルストップをキャンセルしてエンジン2の再始動が行われるまで駆動され、ステップS408にて電動ポンプ8の駆動が必要されなくなると、電動ポンプ8に関するフラグを全て解除し、このルーチンを抜ける。
このように、ポンプ制御部22では、駐車時などでアイドルストップが行われ、運転者がDレンジからNレンジにした場合には、Nレンジではフォワードクラッチを係合させることができない点を鑑み、電動ポンプ8の駆動を止めてしまう。よって、バッテリー9からの持ち出し量を一層抑制させ、次回のアイドルストップのためにより十分なバッテリー容量を残すことができる。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、上記実施形態では、オートマチック車について示されているが、本発明は必ずしもこの構成に限定されるものではなく、例えば、マニュアル車であっても良いものである。また、上記実施例では、モータジェネレータでエンジンを再始動する構成の例を示したが、通常のスタータモータを使用するものであっても良い。
また、上記実施形態では、ブレーキオン及びその解除についてブレーキペダル11の踏み込み量を検出しているが、この構成の他、サイドブレーキの掛かり量を検出するものであっても良い。
本発明の一実施形態に係るアイドルストップ車両のシステム構成図である。 図1のアイドルストップ制御手段におけるエンジン自動停止・再始動制御のフローチャートである。 図1のアイドルストップ制御手段におけるアイドルストップ制限期間の設定を説明する図である。 図1のアイドルストップ制御手段における電動ポンプ駆動制御のフローチャートである。
符号の説明
1 アイドルストップ車両
2 エンジン
3 自動変速機
4 モータジェネレータ(モータ)
8 電動ポンプ
9 バッテリー
20 電子コントロールユニット(ECU)
21 停止再始動制御部(アイドルストップ制御手段)
22 ポンプ制御部(アイドルストップ制御手段)

Claims (3)

  1. 予め設定されたエンジン停止条件の成立時にエンジンを停止させ、予め設定されたエンジン再始動条件の成立時に前記エンジンを再始動させるアイドルストップ制御手段と、前記エンジンを再始動させるためのモータの電力源であるバッテリーとを備え、
    該アイドルストップ制御手段は、シフト位置が非走行位置でのアイドルストップ制限期間を有し、前記エンジンの停止中に前記シフト位置が走行位置から前記非走行位置に変更された場合には、前記アイドルストップ制限期間の経過後に前記エンジンを再始動させることを特徴とするアイドルストップ車両。
  2. 前記アイドルストップ制御手段は、前記エンジンの停止中に前記シフト位置が走行位置にある場合には、ブレーキオンが解除されたときに前記エンジンを再始動させることを特徴とする請求項1記載のアイドルストップ車両。
  3. 前記エンジンに連結される自動変速機と、該自動変速機に油圧を供給するために前記バッテリーからの電力の供給により駆動される電動ポンプとを更に備え、
    前記アイドルストップ制御手段は、前記エンジンの停止中に前記シフト位置が前記走行位置から前記非走行位置に変更された場合には、前記電動ポンプの駆動を禁止させ、前記エンジンの停止中に前記シフト位置が前記走行位置にある場合には、前記エンジンが再始動するまで前記電動ポンプを駆動させることを特徴とする請求項1又は2記載のアイドルストップ車両。
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