JP4851988B2 - クランプホルダ - Google Patents

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Description

この発明は、ホースを剛性の相手パイプに接続状態にクランプするホースクランプをホースに対して接続作業前に予め定めた所定締付位置に位置決状態に保持しておくクランプホルダに関する。
ホースの接続構造として、剛性の相手パイプにホースを挿し込んで外挿状態とし、その状態でホース外周面をホースクランプで縮径方向に締め付けて、ホースを接続状態にクランプするものが従来から広く用いられている。
ところで車両用のホースの接続に際しては、相手パイプにホースを外挿した状態で、作業者が限られた狭いスペースに手を突っ込んでホースクランプによる締付作業を行っており、この場合、ホースクランプを設定した締付位置に位置決めした上、一方の手でホースクランプを掴み、その状態で他方の手によりホースクランプによる締付作業を行うことは、作業用スペースが極めて限られた狭いスペースであることから困難な作業となる。
特にホースクランプが環状の締付バンドと、これを縮径方向に閉め込むねじ式の締付機構を有するものである場合、その作業は大変困難な作業となる。
そこで接続作業前に予めホースに取り付けたクランプホルダによりホースクランプを設定した締付位置に位置決状態に保持しておき、その状態でホースを相手パイプに挿し込んで、ホースクランプによる締付作業をすることが行われている。
そのためのクランプホルダとして下記特許文献1,特許文献2に開示されたものが公知である。
ここで特許文献1に開示のものは、互いに向き合う一対の弾性アームを有し、それらの間に形成されている開口を通じてホースに対して弾性アームを弾性変形させながらホースの外周面に軸直角方向に嵌め込んで装着する形式のものである。
この特許文献1に開示のものは、ホースに対するクランプホルダの装着を容易に行える一方で、意図しない外力がホースに装着したクランプホルダに加わった場合などに、ホースに装着したクランプホルダが、互いに向き合う一対の弾性アームの間の開口を通じてホースから脱落する恐れがある問題がある。
他方特許文献2に開示のものは、円環状を成す環状固定部をホースの外周面に外嵌状態に嵌め合わせ、更にこれをホースの外周面に沿ってホース軸方向に移動させて目的の位置まで持ち来たし、そこに環状固定部を固定するものであるが、この特許文献2に開示のものもまた、環状固定部の周方向所定個所に、環状固定部を拡径方向に弾性変形させるための切目(割り溝)が設けてあり、従って特許文献1に開示のものと同様に、何らかの外力が装着状態のクランプホルダに加わったときに、その切目を通じてクランプホルダがホースから脱落する恐れがある問題がある。
このようなことから、環状固定部を周方向の何れの個所にも切目のない連続した無端環状となし、ホースの外周面に嵌め合わせてホース軸方向(長手方向)に目的の位置までこれを移動させ、装着するようになしたクランプホルダが検討されている。
図6は比較例図としてこれを具体的に表したものである。
図において200はホースクランプで、円環状の締付バンド202と、ねじ式の締付機構204とを有している。
この締付機構204は、ハウジング206とその内部に挿し込まれたねじ208とを有している。
このホースクランプ200の場合、ねじ208を締め込んで行くと締付バンド202が縮径して、図6(B)に示すホースHを外周面から縮径方向に締め付けて行く。
210はクランプホルダで、内径がホースHの外径とほぼ同径(ホースHの外径よりも僅かに大きい)の円環状をなし、ホースHの外周面に固定される環状固定部212と、この環状固定部212からホースHの外周面との間に隙間形成する状態でホースHの外周面に沿ってホース軸方向に突き出し、隙間に位置させたホースクランプ200、詳しくは締付バンド202を径方向に拘束する拘束部214と、その拘束部214の先端部にホースHの外周面に向けて内向きに形成された係止爪216とを有している。
このクランプホルダ210は次のようにしてホースHに装着する。
詳しくは、環状固定部212の内周面に両面粘着テープ218を予め貼着しておき、その状態で環状固定部212をホースHに外嵌状態に嵌め込んで、ホース軸方向の所定の目的位置まで持ち来たし、そこで粘着テープ218により環状固定部212をホースHの外周面に外嵌状態に固着する。
そして拘束部214とホースHの外周面との間の隙間にホースクランプ200を位置させて、これを係止爪216の係止作用でホース軸方向に位置決めし、抜止状態に保持しておく。
その状態でホースHを相手パイプに挿し込んで外挿状態とし、そして締付機構204のねじ208を締め込んで、ホースクランプ200によりホースHの外周面を縮径方向に締め付け、ホースHを接続状態にクランプする。
このとき、ホースクランプ200はクランプホルダ210によりホース軸方向に位置決状態に保持され、また拘束部214にて位置決機構204がホースH回りに回り防止されているため、ねじ208の締込作業を容易に行うことができる。
ところでこの図6に示すクランプホルダ210の場合、ホースHの外径のばらつきに対して追従性が悪い問題がある。
詳しくは、ホースHの外径が小さいときには、クランプホルダ210における環状固定部212の内周面とホースHの外周面との間に比較的大きな隙間が生じ、この場合、ホースHに対するクランプホルダ210の取付作業時及び相手パイプに対するホースHの接続作業時に、クランプホルダ210がホースHから両面粘着テープ218の剥離を伴って外れ、脱落し易い問題がある。
一方、こうしたことを防止しようとしてクランプホルダ210、具体的には環状固定部212の内径を小さくすると(この場合にはホースHの外径が環状固定部212の内径に対して相対的に大となる)、かかるクランプホルダ210をホースHに対し外嵌状態に嵌め合せ、目的の位置まで移動させる過程で、両面粘着テープ218がホースHの外周面にくっ付き易く、而して一旦そのようになると粘着テープ218をホースHの外周面から剥がして、クランプホルダ210を目的とする正規の位置まで持ち来たす作業が困難化する。
またホースHは、その外周面にクランプホルダ210を装着した状態で剛性の相手パイプに外挿状態に挿し込むが、このときにクランプホルダ210における環状固定部212の内径が小さいと、相手パイプに対してホースHを外挿状態に挿し込むときに、クランプホルダ210による大きな抵抗が働いて挿込荷重が大きくなってしまい、挿込作業性が悪化する問題を生ずる。
特許第3659229号公報 特開2000−249274号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、ホースの外径寸法のばらつきに対して良好に追従でき、ホースの外径寸法が小さい場合であってもホースからの脱落を防止でき、またホース外径が大きい場合であってもホース外周面に対して容易に取付作業することができるとともに、剛性の相手パイプにホースを挿込作業する際にも大きな挿込荷重を発生させず、挿込作業を容易に行うことのできるクランプホルダを提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、ホースを剛性の相手パイプに外挿した状態でホース外周面を縮径方向に締め付けて、該ホースを該相手パイプに接続状態にクランプする円環状のホースクランプを該ホースに対して予め定めた締付位置に位置決状態に保持しておくクランプホルダであって、(イ)ホース軸方向視において前記ホース外周面よりも曲りの小さい湾屈曲形状若しくは直線形状をなし、自身の一部を該ホース外周面に押圧状態に弾性接触させる弾性把持部を周方向に複数繋いだ形態で構成され、それら弾性把持部にて該ホース外周面を弾性把持する状態に該ホース外周面に固定される、全体として非円形且つ周方向に切れ目のない無端の環状をなす環状固定部と、(ロ)該環状固定部から前記ホース外周面との間に前記ホースクランプの厚みに対応した隙間を形成する状態で前記ホース軸方向に突出し、該隙間に位置させた前記ホースクランプを径方向に拘束する拘束部と、(ハ)該拘束部の先端部に前記ホース外周面に向けて内向きに形成され、前記ホースクランプに対する係止作用で該ホースクランプを前記ホース軸方向に位置決めし、抜止めする係止爪と、を有し、且つ前記環状固定部は、該環状固定部に内接する円の外径が前記ホースの外径よりも小で、内周の周長が該ホースの外周長よりも大となしてあることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記弾性把持部が前記ホース軸方向視において直線形状をなしており、前記環状固定部が全体として多角形状をなしていることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、ホース外周面に固定される環状固定部と、ホースクランプを径方向に拘束する拘束部と、ホースクランプをホース軸方向に位置決めする係止爪とを備えたクランプホルダにおいて、その環状固定部を、ホース軸方向視においてホース外周面よりも曲りの小さい湾屈曲形状若しくは直線形状をなし、自身の一部をホース外周面に弾性接触させる弾性把持部を周方向に複数繋いだ形態で、全体として非円形且つ周方向に切目のない無端の環状に構成し、そしてそれら弾性把持部にてホース外周面を弾性把持する状態に環状固定部をホース外周面に固定するようになし、且つその環状固定部は、そこに内接する円の外径がホース外径(ホース外径のばらつきの範囲内で最小外径のもの)よりも小で、内周の周長がホースの外周長(ホース外径のばらつきの範囲内で最大外径の場合の外周長)よりも大となしたものである。
かかる本発明のクランプホルダにおいて、環状固定部は全周に亘りホース外周面に接触状態に嵌り合うものではなく、複数の弾性把持部がそれぞれ弾性変形を伴って部分的に弾性接触するものであるため、更には環状固定部に内接する円の外径がホース外径よりも小となるように環状固定部の寸法が定めてあるため、ホース外径が小径である場合にも、環状固定部を確実にホース外周面を弾性把持する状態に固定し、取り付けることができるとともに、クランプホルダの取付作業時や相手パイプへのホースの接続作業時にクランプホルダがホースから脱落するのを良好に防止することができる。
一方、ホース外径がばらつきの範囲内で最大外径である場合においても、本発明のクランプホルダは弾性把持部の大きな弾性変形に基づいて、容易にこれをホース外周面に嵌め合せ且つ目的とする正規の位置までホース軸方向に位置移動させ、固定作業することができる。
また本発明のクランプホルダは、これをホース外周面に装着した状態でホースを剛性の相手パイプに外挿状態に挿し込むとき、弾性把持部を大きく弾性変形させることができるために、ホースの押し込みの際にクランプホルダが大きな抵抗となることはなく、小さな挿込荷重で容易にクランプホルダ付きのホースを相手パイプに挿込作業することができる。
尚、本発明ではクランプホルダを両面粘着テープを用いてホース外周面に固着するようにしても良いし、或いは場合によってそのような両面粘着テープを用いないで、クランプホルダをホース外周面に取り付けるようになすこともできる。
本発明では、上記弾性把持部をホース軸方向視において直線形状をなすように形成し、環状固定部を全体として多角形状をなすように構成しておくことができる(請求項2)。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1は、本実施形態のクランプホルダをホースクランプとともにホース接続状態で示したもので、図中10は金属製の剛性の相手パイプ、Hはこれに接続されたゴムホース等の弾性を有するホースで、12はホースクランプ、14はクランプホルダである。
相手パイプ10は、図2に示しているようにその先端位置近傍に外周面から径方向外方に膨らんで突出した環状の膨出部16を有している。
ホースクランプ12は、図2に示しているように円環状の金属製の締付バンド18と、これを縮径方向に締め込むねじ式の締付機構20とを有している。
また締付機構20は、ハウジング22とその内部に挿し込まれたねじ24とを有している。
このホースクランプ12は、締付バンド18を緩めておいて予めホースHの外周面に嵌め合せておき、そしてホースHを相手パイプ10に挿し込んで外挿状態とし、且つホースクランプ12を相手パイプ10の膨出部16よりも図中左側に位置させた状態で、締付機構20のねじ24をねじ込んで行く。
これによりホースHの外周面が締付バンド18により縮径方向に締め付けられ、ホースHが相手パイプ10に接続状態にクランプされる。
クランプホルダ14は、図3に示しているようにその全体が弾性体(ここではゴム弾性体、但し樹脂であっても良い)にて構成されており、正四角形状の環状固定部26と、この環状固定部26から起立する状態に一体に設けられ、ホースHの外周面への装着状態で、ホースHの外周面に沿って且つその外周面との間に隙間形成する状態でホース軸方向に突き出し、隙間に位置させたホースクランプ12詳しくは締付バンド18を径方向に拘束する板状の拘束部28と、拘束部28の先端部にホースHの外周面に向けて内向きに形成された係止爪30とを有している。
ここで係止爪30は、拘束部28とホースHの外周面との間に挿入されたホースクランプ12を、ホースクランプ12に対する係止作用によって抜止めし、これを軸方向に位置決めし、保持する働きをなす。
環状固定部26は、ホースHの外周面に弾性力によって固定される部分であって、周方向に切目の無い無端の正四角形の環状をなしている。
この正四角形状をなす環状固定部26は、ホース軸方向視において直線状をなす各辺が、それぞれの長さ方向の中央部を部分的にホースHの外周面に押圧状態に弾性接触させて、これを弾性把持する弾性把持部32とされている。
環状固定部26は、これら弾性把持部32を周方向に繋いだ形態で正四角形状に構成されており、その結果この環状固定部26は、各弾性把持部32と32との連繋部分が、略直角形状をなすコーナー部34を成している。
尚、環状固定部26には幅方向の側、詳しくは拘束部28及び係止爪30の側に、径方向外方に突出した四角環状のフランジ部36が形成されている。
図4において、Pは環状固定部26に内接する円で、この実施形態では、円Pの直径DがホースHの外径よりも小となるように、厳密には外径にばらつきを生じるホースHの最小外径のものよりも円Pの直径Dが小となるように、環状固定部26の形状,寸法が予め定められている。
またこの環状固定部26は、内周の周長がホースHの周長に対し大となるように、厳密にはばらつきの範囲内で最大外径のホースHの周長よりも更に内周の周長が長くなるように、その形状,寸法が定められている。
次に本例のクランプホルダ14の作用を説明する。
本例のクランプホルダ14は、図2に示しているようにホースHを相手パイプ10に挿し込む前に予めホースHの外周面に嵌め合せ、且つ目的の位置に位置決状態で装着しておく。
その際のクランプホルダ14の装着は次のようにして行う。
即ち、環状固定部26を押し拡くようにしてこれをホースHに外嵌状態に嵌め合せ、その状態でクランプホルダ14をホースHの外周面に沿って目的の位置までホース軸方向に移動させ、そして目的とする位置で環状固定部26から手を離して、環状固定部26を弾性復帰力で復帰させる。
図5はこのときの状態を表している。
同図に示しているようにこのとき、環状固定部26における4つの各弾性把持部32は、それぞれの中央部をホースHの外周面に押圧状態に弾性接触させ、4つの弾性把持部32が協働してホースHの外周面を弾性把持する。環状固定部26は、その弾性把持に基づいてホースHの外周面に固定される。
尚、クランプホルダ14をホースHの外周面に取り付ける前に、予め各弾性把持部32の中央部の内面に両面粘着テープを貼着しておき、図5に示す状態で各弾性把持部32をその両面粘着テープの粘着力にて、ホースHの外周面に固着するようになしても良い。
本例のクランプホルダ14は、図5に示すようにホースHへの固定状態で、環状固定部26の4つのコーナー部34とホースHの外周面との間の内側に隙間Sを生ぜしめる。
環状固定部26における各弾性把持部32は、この隙間Sが消失する状態となるまで、大きく弾性変形することが可能である。
即ち、外径の大きなホースHであっても、容易にその外周面に環状固定部26を嵌め合せ固定することができる。
換言すれば本実施形態のクランプホルダ14は、ホースHの外径が様々にばらついた場合であっても、そのばらつきに対する追従性に優れ、ホースHの外径のばらつきにも拘らず支障無く良好に環状固定部26をホースHの外周面に嵌め合せ且つ固定することができる。
ホースHを相手パイプ10に接続するには、このようにしてクランプホルダ14をホースHの外周面に固定した後、ホースクランプ12をホースHの外周面に嵌め合せ、且つこれをクランプホルダ14にて保持させておく。
詳しくは、ホースクランプ12の締付バンド18を、図2(B)に示しているように弾性を有する拘束部28の内側に挿入し、これを環状固定部26と係止爪30との間において拘束部28の内側に保持させておく。
このとき、ホースクランプ12はクランプホルダ14における拘束部28により径方向に拘束され、また先端の係止爪30の係止作用によりホース軸方向に抜止状態に位置決めされ、保持される。
そしてこれらクランプホルダ14及びホースクランプ12を、ホースHの外周面の所定位置、即ちホースクランプ12を設定した締付位置に位置させた状態で、ホースHを相手パイプ10に挿し込んで外挿状態とし、その後クランプホルダ14により保持されたホースクランプ12のねじ24を締め込んで、締付バンド18によりホースHを外周面から縮径方向に締め付け、相手パイプ10に対してホースHを接続状態にクランプ(ロック)する。
以上のような本実施形態のクランプホルダ14においては、環状固定部26が全周に亘りホースH外周面に接触状態に嵌り合うものではなく、複数の弾性把持部32が、それぞれの弾性変形を伴って部分的に押圧状態に弾性接触するものであるため、更には環状固定部26に内接する円Pの直径DがホースH外径よりも小となるように、環状固定部26の寸法,形状が定めてあるため、ホースH外径が小径である場合にも環状固定部26を確実にホースH外周面を弾性把持する状態に固定し、取り付けることができるとともに、クランプホルダ14の取付作業時や相手パイプ10へのホースH接続作業時にクランプホルダ14がホースHから脱落するのを良好に防止することができる。
一方、ホースH外径がばらつきの範囲内で最大外径である場合においても、本実施形態のクランプホルダ14は、弾性把持部32の大きな弾性変形に基づいて容易にこれをホースH外周面に嵌め合せ且つ目的とする正規の位置までホース軸方向に位置移動させ、固定作業をすることができる。
また本実施形態のクランプホルダ14は、これをホースH外周面に装着した状態で、ホースHを剛性の相手パイプ10に外挿状態に挿し込むとき、弾性把持部32を大きく弾性変形させることができるために、ホースHの挿し込みの際にクランプホルダ14が大きな抵抗となることはなく、小さな挿込荷重で容易にクランプホルダ14付きのホースHを相手パイプ10に挿込作業することができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば本発明は、環状固定部26を四角形状以外の多角形状に構成することも可能であるし、また場合によって各弾性把持部32を直線状ではなく、ホースHの外周面よりも曲りの小さい湾屈曲形状に構成するといったことも可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態であるクランプホルダをホースクランプとともにホースへの装着状態で示した図である。 同実施形態のクランプホルダを用いた、相手パイプとホースとの接続の手順を説明する図である。 同実施形態のクランプホルダの斜視図である。 同実施形態のクランプホルダの正面図及び側面断面図である。 同実施形態のクランプホルダの作用説明図である。 従来のクランプホルダの一例を示す図である。
符号の説明
10 相手パイプ
12 ホースクランプ
14 クランプホルダ
26 環状固定部
28 拘束部
30 係止爪
32 弾性把持部

Claims (2)

  1. ホースを剛性の相手パイプに外挿した状態でホース外周面を縮径方向に締め付けて、該ホースを該相手パイプに接続状態にクランプする円環状のホースクランプを該ホースに対して予め定めた締付位置に位置決状態に保持しておくクランプホルダであって
    (イ)ホース軸方向視において前記ホース外周面よりも曲りの小さい湾屈曲形状若しくは直線形状をなし、自身の一部を該ホース外周面に押圧状態に弾性接触させる弾性把持部を周方向に複数繋いだ形態で構成され、それら弾性把持部にて該ホース外周面を弾性把持する状態に該ホース外周面に固定される、全体として非円形且つ周方向に切れ目のない無端の環状をなす環状固定部と
    (ロ)該環状固定部から前記ホース外周面との間に前記ホースクランプの厚みに対応した隙間を形成する状態で前記ホース軸方向に突出し、該隙間に位置させた前記ホースクランプを径方向に拘束する拘束部と
    (ハ)該拘束部の先端部に前記ホース外周面に向けて内向きに形成され、前記ホースクランプに対する係止作用で該ホースクランプを前記ホース軸方向に位置決めし、抜止めする係止爪と
    を有し、且つ前記環状固定部は、該環状固定部に内接する円の外径が前記ホースの外径よりも小で、内周の周長が該ホースの外周長よりも大となしてあることを特徴とするクランプホルダ。
  2. 請求項1において、前記弾性把持部が前記ホース軸方向視において直線形状をなしており、前記環状固定部が全体として多角形状をなしていることを特徴とするクランプホルダ。
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