JP4851231B2 - 樹脂成形品、ダンパー装置および樹脂成形品の製造方法 - Google Patents

樹脂成形品、ダンパー装置および樹脂成形品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、流体が通過する開口をバッフルで開閉して流路を切り換えるダンパー装置のフレームなどを構成する樹脂成形品、当該フレームを備えたダンパー装置、および樹脂成形品の製造方法に関するものである。
冷蔵庫などに用いられるダンパー装置としては、図5に示すように、第1の隔壁41、およびこの第1の隔壁41の端部から第1の隔壁41と交差する方向に延びた第2の隔壁42とを備えたフレーム4と、第1の隔壁41と第2の隔壁42との間で、矢印Aで示すように、第1の隔壁41と第2の隔壁42との交差部分を中心に回動して第1の隔壁41に形成された第1の開口31および第2の隔壁42に形成された第2の開口32を選択的に開閉可能な第1のバッフル11とを備えたダンパー装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、図5に示す従来のダンパー装置では、第1の隔壁41と第2の隔壁42との交差
部分から第1の隔壁41とは反対側に第3の隔壁43が延びているとともに、第2の隔壁
42と第3の隔壁43との間には、矢印Bで示すようにに、第2の隔壁42と第3の隔壁
43との交差部分を中心に回動して第2の隔壁42に形成された第2の開口32および第
3の隔壁43に形成された第3の開口33を選択的に開閉可能な第2のバッフル12が配
置されている。さらに、第1の隔壁41で第2の隔壁42が位置する側の面では第1の開
口31の周りを枠状突起411で囲み、第3の隔壁43で第2の隔壁42が位置する側の
面では第3の開口33の周りを枠状突起431で囲むことにより、バッフル11、12に
よる密閉性を高めてある。
このようなダンパー装置を構成するにあたって、フレーム4を樹脂成形品で形成した場合
、板状の第2の隔壁42の強度が低いため、例えば、第2の隔壁42の上端部および下端
部の各々に三角形の補強板46、47を形成する構造が考えられる。
特開2004−76813号公報
しかしながら、図5に示すような構成のダンパー装置においては、第2の隔壁42が薄い板状のままであるため、引っ掛かり部分がないので、冷蔵庫等に取り付ける際、第2の隔壁42の先端部420が取り付けレール上に乗り上げてしまい、取り付け不具合が生じてしまうという問題点がある。
また、図5に示すような補強板46、47を設けた場合でも、バッフル11、12が第2の隔壁42に当接した際の力で第2の隔壁42が撓むなどの変形が起こるおそれがある。そこで、図6(A)に示すように、第2の隔壁42の先端部420に対して、第1の隔壁41が位置する側の面から垂直に突き出たリブ429を第2の隔壁42の幅方向の全体にわたって設けることが考えられる。また、フレーム4を成形する際、図6(B)に示すように、第2の隔壁42において第1の隔壁41が位置する側の面をスライド金型8Aで成形すれば、スライド金型8Aの成形面に凹部82Aを形成するだけでリブ429を形成できるとともに、成形面に凸部81Aを形成するだけで第2の開口32を形成することができる。
しかしながら、第2の隔壁42の先端部420全体に対してリブ429を設けた場合には、スライド金型8Aの強度が低くなり、スライド金型8Aが破損しやすいという問題点がある。すなわち、フレーム4では、第2の隔壁42の両側に補強板46、47を配置する必要があるため、スライド金型8Aとしては、第2の隔壁42と幅寸法が等しいものを用いることになるので、第2の隔壁42の先端部420全体に対してリブ429を設けると、スライド金型8Aの幅方向の全体にわたって凹部82Aが形成されることになる結果、凹部82Aを形成した部分でスライド金型8Aが破損しやすくなる。
また、第1の隔壁41において第1の開口31の周りが枠状突起411で囲まれている場合には、第2の隔壁42の面外方向においてスライド金型8Aの移動範囲を確保するためには、スライド金型8Aとしては薄いものを用いることになるので、凹部82Aを形成した部分でのスライド金型8Aの破損が一層、発生しやすくなる。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、取り付け不具合を防ぎ、かつ、スライド金型で形成される板状の隔壁をリブで補強した場合でも、スライド金型の強度が著しく低下することを回避することができる樹脂成形品、この樹脂成形品をフレームとして用いたダンパー装置、および樹脂成形品の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、第1の壁部と、該第1の壁部から当該第1の壁部と交差する方向に延びた第2の壁部とを一体に成形してな、前記第2の壁部は、所定の幅寸法をもつ板状であって、前記第2の壁部の先端部には、前記第1の壁部が位置する側の面から垂直に突き出た板状のリブが形成され、当該リブは、前記第2の壁部の先端部のうち、前記第2の壁部の幅方向の一部に形成されており、前記第2の壁部の先端部が被装着部材に構成された溝に装着される樹脂成形品の製造方法において、前記第2の壁部において前記第1の壁部が位置する側の面を、当該面に対して垂直な面外方向に変位可能であり、かつ、前記第2の壁部と等しい幅寸法で前記第1の壁部が位置する側から前記第2の壁部の先端部を超えて構成され、前記幅方向の一部に前記リブを形成するための溝状の凹部を備えるスライド金型により成形することを特徴とする。
また、本発明は、上記の製造方法によって成形される樹脂成形品であって、第1の壁部と、該第1の壁部から当該第1の壁部と交差する方向に延びた第2の壁部とを一体に成形してなり、前記第2の壁部は、所定の幅寸法をもつ板状であって、前記第2の壁部の先端部には、前記第1の壁部が位置する側の面から垂直に突き出た板状のリブが形成され、当該リブは、前記第2の壁部の先端部のうち、前記第2の壁部の幅方向の一部に形成されており、前記第2の壁部の先端部が被装着部材に構成された溝に装着されることを特徴とする。
本発明では、第2の壁部の先端部に対して、第1の壁部が位置する側に突き出たリブを設ける。このため、本発明に係る樹脂成型品を冷蔵庫等に取り付ける際、リブを引っ掛かり部分として利用できるので、第2の壁部の先端部が取り付けレール上に乗り上げるといった取り付け不具合を解消することができる。また、リブによって板状の第2の壁部を補強することもできる。さらに、第2の壁部の先端部にリブを設けるにあたって、リブは、第2の壁部の幅方向の一部のみに形成する。このため、第2の壁部において第1の壁部が位置する側の面をスライド金型で成形する場合でも、このスライド金型には、幅方向の一部のみに、リブを形成するための凹部が形成すればよい。従って、スライド金型の幅方向の全体にわたって凹部を形成した場合と違って、スライド金型の強度が著しく低下することを回避できる。
本発明において、前記リブは、前記第2の壁部の先端部のうち、幅方向の両端部の各々に形成されている構成を採用することができる。
本発明において、前記リブは、前記第2の壁部の先端部のうち、当該リブが形成されていない部分との境界部分で前記第2の壁部からの突出寸法が漸減していることが好ましい。このように構成すると、スライド金型においてリブを形成するための凹部の端部をテーパ面で構成することができるので、スライド金型に対して幅方向に延びた凹部を形成した場合でも、スライドの強度低下を最小限に止めることができる。
本発明は特に、前記第1の壁部には前記第2の壁部が位置する側の面に、前記第2の壁部を間に挟む両側位置に、当該第2の壁部の幅寸法と等しい距離を介して対向する第1の突起が形成されている樹脂成形品に適用すると効果的である。このような樹脂成形品を製造する場合には、スライド金型と第2の壁部の幅寸法が等しいことになるが、本発明を適用すると、スライド金型には、幅方向の一部のみに、リブを形成するための凹部が形成すればよく、スライド金型の幅方向の全体にわたって凹部を形成する必要がない。それ故、スライド金型の強度が著しく低下することを回避できる。
本発明は特に、前記第1の壁部には前記第2の壁部が位置する側の面に第2の突起が形成されている樹脂成形品に適用すると効果的である。第1の壁部において第2の壁部が位置する側の面に第2の突起が形成されている場合には、第2の壁部の面外方向においてスライド金型の移動範囲を確保するためにスライド金型を薄いものとすることになるが、本発明を適用すれば、このような薄いスライド金型に、リブを形成するための凹部を形成した場合でも、スライド金型の強度が著しく低下することを回避できる。
本発明に係る樹脂成形品は、例えば、ダンパー装置のフレームとして用いられる。この場合、前記第1の壁部と前記第2の壁部との間には、前記第1の壁部と前記第2の壁部との交差部分を中心に回動するバッフルが配置され、このバッフルは、前記第1の壁部に形成された第1の開口および前記第2の壁部に形成された第2の開口を選択的に開閉する。また、前記第2の壁部の先端部が被装着部材の通路を構成する部材に形成された溝に装着される。
本発明では、第2の壁部の先端部に対して、第1の壁部が位置する側に突き出たリブを設ける。このため、本発明に係る樹脂成型品を冷蔵庫等に取り付ける際、リブが引っ掛かり部分として利用できるので、第2の壁部の先端部が取り付けレール上に乗り上げるといった取り付け不具合を解消することができる。また、リブによって板状の第2の壁部を補強することもできる。さらに、第2の壁部の先端部にリブを設けるにあたって、リブは、第2の壁部の幅方向の一部のみに形成する。このため、第2の壁部において第1の壁部が位置する側の面をスライド金型で成形する場合でも、このスライド金型には、幅方向の一部のみに、リブを形成するための凹部が形成すればよい。従って、スライド金型の幅方向の全体にわたって凹部を形成した場合と違って、スライド金型の強度が著しく低下することを回避できる。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、対応関係が分かりやすいように、図5および図6を参照して説明したダンパー装置と共通する部分には同一の符号を付して図示および説明を行ってある。
(ダンパー装置の基本構成)
図1(A)〜(C)はそれぞれ、本発明を適用したダンパー装置の基本的な構成を示す説明図であり、図1(A)にはバッフルが隔壁の開口を全て開放した状態を示し、図1(B)、(C)には、バッフルが隔壁の開口の一部を閉鎖した状態を示してある。
図1(A)に示すダンパー装置1は、冷蔵庫内の複数の貯蔵室への冷気の供給を制御するための装置であり、第1の隔壁41(第1の壁部)、およびこの第1の隔壁41の端部から第1の隔壁41と90°の角度をもって交差する方向に延びた第2の隔壁42(第2の壁部)とを備えたフレーム4と、第1の隔壁41と第2の隔壁42との間で第1の隔壁41と第2の隔壁42との交差部分を中心に回動して第1の隔壁41に形成された第1の開口31および第2の隔壁42に形成された第2の開口32を選択的に開閉可能な第1のバッフル11とを備えている。
また、本形態のダンパー装置1は、フレーム4において第1の隔壁41と第2の隔壁42との交差部分からは第1の隔壁41とは反対側に第3の隔壁43(第3の壁部)が延びているとともに、第2の隔壁42と第3の隔壁43との間には、第2の隔壁42と第3の隔壁43との交差部分を中心に回動して第2の隔壁42に形成された第2の開口32および第3の隔壁43に形成された第3の開口33を選択的に開閉可能な第2のバッフル12を備えている。ここで、第1のバッフル11と第2のバッフル12は、90°の角度をなすように配置され、かつ、共通の駆動装置(図示せず)によって一体に駆動される。
このようなダンパー装置1においては、図1(A)に示すように、矢印C0で示す冷気供給路から冷気が供給されるとともに、冷気が、矢印C1で示すように第1の開口31および第3の開口33を通る第1の流路、または矢印C2で示すように第2の開口32を通る第2の流路を形成するよう構成してある。ここで、駆動装置によって、第1のバッフル11および第2のバッフル12の位置を図1(B)に示すように変化させると、第1のバッフル11および第2のバッフル12によって第2の開口32が閉鎖されるため、図1(A)に示す第1の流路C1が形成される。さらに、駆動装置によって、第1のバッフル11および第2のバッフル12の位置を図1(C)に示すように変化させると、第1のバッフル11によって第1の開口31が閉鎖され、かつ、第2のバッフル12によって第3の開口33が閉鎖されるため、図1(A)に示す第2の流路C2が形成される。
(ダンパー装置1の詳細説明)
図2(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ、本発明を適用したダンパー装置1を
第2の隔壁が延びている側からみた正面図、背面図、一部を切り欠いて示す平面図、およ
び左側面図である。なお、図2(B)では、バッフル11、12が図1(C)に示す位置
にあり、図2(C)では、バッフル11、12が図1(A)に示す位置にある。
図3(A)、(B)、(C)はそれぞれ、本発明を適用したダンパー装置1に用いたフレ
ーム4の正面図、平面図、および一部を切り欠いて示す底面図である。
図2(A)、(B)、(C)、(D)、および図3(A)、(B)、(C)に示すように、本形態のダンパー装置1は、フレーム4の上面から後方に延びた矩形の支持板部45に軸部48を利用してケース2が固定され、このケース2内に駆動装置(図示せず)が内蔵されている。
フレーム4は、第1の隔壁41、第2の隔壁42および第3の隔壁43が一体に形成されたT字形状の樹脂成形品であり、第1の隔壁41および第3の隔壁43からなる本体部分の外周縁には、フレーム4を補強するための枠状突起40(第1の突起)が第2の隔壁42が位置する側に突き出している。また、第1の隔壁41および第3の隔壁43の正面(第2の隔壁42が位置する側)において、第1の開口31および第2の開口32の周りは角筒状の枠状突起411、431(第2の突起)で囲まれているとともに、第1の隔壁41および第3の隔壁43の背面側においても、第1の開口31および第2の開口32の周りは各筒状の枠状突起412、432で囲まれている。但し、第2の隔壁42は、枠状突起などが形成されていない板状である。
フレーム4では、板状の第2の隔壁42の上端部および下端部の各々に三角形の補強板46、47(第1の突起)が形成されており、これらの補強板46、47は、枠状突起40に繋がっている。従って、補強板46、47および枠状突起40は、第1の隔壁41において第2の隔壁42が位置する側の面に、第2の隔壁42を間に挟む両側位置に、第2の隔壁42の幅寸法と等しい距離を介して対向する突起を構成している。なお、第2の隔壁42の両面では、その根元部分に3本のリブ421が形成されている。
図1(A)、(B)、(C)、および図2(A)に示すように、第1の隔壁41と第2の
隔壁42の交差部分では、駆動装置の第1の駆動軸71がフレーム4の孔710(図3(
B)参照)を通してフレーム4内まで延びており、第1の駆動軸71には第1のバッフル
11の端部が連結されている。また、第2の隔壁42と第3の隔壁43の交差部分では、
駆動装置の第2の駆動軸72がフレーム4の孔720(図3(B)参照)を通してフレー
ム4内まで延びており、第2の駆動軸72には第2のバッフル12の端部が連結されてい
る。第1のバッフル11において、第1の隔壁41が位置する側の面には、枠状突起41
1に当接する発泡樹脂などからなる弾性部材91が貼られており(図2(A)、図2(C
)参照)、第2のバッフル12において、第3の隔壁43が位置する側の面には、枠状突
起431に当接する発泡樹脂などからなる弾性部材92が貼られている(図2(C)参照
)。一方、第2の隔壁42において第1の隔壁41が位置する側の面には、発泡樹脂など
からなる弾性部材93が第2の開口32の1辺に沿って貼られており(図2(A)、図2
(C)参照)、第2の隔壁42において第3の隔壁43が位置する側の面には、発泡樹脂
などからなる弾性部材94が第2の開口32の周りに貼られている(図2(A)、図2(
C)参照)。
このように構成したフレーム4は、冷蔵庫内の冷気通路の途中位置に固定されて使用される。その際、第2の隔壁42の先端部は、冷気通路を構成する部材の溝内に装着される。
(第2の隔壁42のリブの構造)
図4(A)、(B)は、本形態のダンパー装置1に用いたフレーム4の一部を切り欠いて示す斜視図、およびその製造方法を示す説明図である。
本形態のダンパー装置1において、フレーム4では、隔壁41、42、43には上記の補強構造が採用されているが、さらに、図2(A)、(C)、図3(A)、(B)、(C)および図4(A)、(B)に示すように、第2の隔壁42の先端部420には、第1の隔壁41が位置する側の面から垂直に突き出た板状のリブ426、427が形成されている。ここで、リブ426、427は、第2の隔壁42の先端部420のうち、第2の隔壁42の幅方向の両端部に形成された矩形部分と繋がっている。但し、リブ426、427は、第2の隔壁42の先端部420の幅方向の全体には形成されておらず、両端部のみに形成され、第2の隔壁42の先端部420の幅方向の中央部分425は、図4(A)、(B)に示すように、リブ426、427の途切れ部分になっている。
また、本形態において、リブ426、427は、第2の隔壁42の先端部420のうち、
リブ426、427が形成されていない中央部分425との境界部分には、第2の隔壁4
2からの突出寸法が漸減しているテーパ428、429を有している。
(フレームの製造方法、および本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のダンパー装置1に用いたフレーム4が上記構造のリブ426、427を有していることから、図4(B)を参照して以下に説明するように、樹脂成形品を成形する際、金型が破損しにくい。
まず、本形態では、フレーム4を製造する際には、金型内での樹脂成形を行うが、第2の隔壁42において第1の隔壁41が位置する側の面にリブ426、427を形成する必要があることから、第2の隔壁42において第1の隔壁41が位置する側の面を成形するには、この面に対して垂直な面外方向に移動可能なスライド金型8を用いる必要がある。また、スライド金型8を用いれば、その成形面に矩形の凸部81を設けることにより、第2の隔壁42に対して第2の開口32を形成することができる。
ここで、第1の隔壁41において第2の隔壁42が位置する側の面には、枠状突起40および補強板46、47が形成されていることから、スライド金型8としては、第2の隔壁42と幅寸法が等しいものを用いることになる。また、本形態では、第1の隔壁41において第2の隔壁42が位置する側の面には、枠状突起411が形成されていることから、第2の隔壁42に対して垂直な面外方向にスライド金型8を移動可能に形成するには、スライド金型8として薄いものを使用せざるを得ない。
しかるに本形態では、リブ426、427が第2の隔壁42の先端部420のうち、幅方向の両端部のみに形成されているので、スライド金型8には、幅方向の両端部にのみに、リブ426、427を形成するための溝状の凹部86、87が形成すればよい。従って、スライド金型8の幅方向の全体にわたって凹部を形成した場合(図6参照)と違って、スライド金型8の強度が著しく低下することを回避できる。
また、本形態において、リブ426、427は、第2の隔壁42の先端部420でリブ426、427が形成されていない中央部分425との境界部分で第2の隔壁42からの突出寸法が漸減しているテーパ428、429を有しているため、スライド金型8においてリブ426、427を形成するための凹部86、87の内側端部861、871はテーパ面になっている。このため、スライド金型8に対して幅方向に延びた凹部86、87を形成した場合でも、スライド金型8の強度低下を最小限に止めることができる。
さらに、フレーム4を冷蔵庫内の冷気通路の途中位置に固定する際、第2の隔壁42の先端部420は、冷気通路を構成する部材の溝内に装着されるが、その際、第2の隔壁42の先端部420に形成したリブ426、427の内側端部がテーパ428、429になっているので、テーパ428、429をガイドとして用いることなどができるので、第2の隔壁42の先端部420溝内に確実に嵌めることができる。この構成により、ダンパー装置1を冷蔵庫等に取り付ける際、第2の隔壁42の先端部420が取り付けレール上に乗り上げるといった取り付け不具合を解消することができる。
(A)〜(C)はそれぞれ、本発明を適用したダンパー装置の基本的な構成を示す説明図である。 (A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ、本発明を適用したダンパー装置に用いたフレームの正面図、背面図、一部を切り欠いて示す平面図、および左側面図である。 (A)、(B)、(C)はそれぞれ、本発明を適用したダンパー装置に用いたフレーム4の正面図、平面図、および一部を切り欠いて示す底面図である。 (A)、(B)は、本発明を適用したダンパー装置に用いたフレームの一部を切り欠いて示す斜視図、およびその製造方法を示す説明図である。 従来のダンパー装置に用いたフレームの一部を切り欠いて示す斜視図である。 (A)、(B)は、従来のダンパー装置に用いたフレーム4の一部を切り欠いて示す斜視図、およびその製造方法を示す説明図である。
符号の説明
1 ダンパー装置
4 フレーム(樹脂成形品)
8 スライド金型
11 第1のバッフル
12 第2のバッフル
31 第1の開口
32 第2の開口
33 第3の開口
40 枠状突起(第1の突起)
41 第1の隔壁(第1の壁部)
42 第2の隔壁(第2の壁部)
43 第3の隔壁
46、47 補強板(第1の突起)
81 凸部
86、87 凹部
411、431 枠状突起(第2の突起)
420 第2の隔壁の先端部
426、427 リブ
428、429 テーパ

Claims (7)

  1. 第1の壁部と、該第1の壁部から当該第1の壁部と交差する方向に延びた第2の壁部とを一体に成形してな、前記第2の壁部は、所定の幅寸法をもつ板状であって、前記第2の壁部の先端部には、前記第1の壁部が位置する側の面から垂直に突き出た板状のリブが形成され、当該リブは、前記第2の壁部の先端部のうち、前記第2の壁部の幅方向の一部に形成されており、前記第2の壁部の先端部が被装着部材に構成された溝に装着される樹脂成形品の製造方法において、
    前記第2の壁部において前記第1の壁部が位置する側の面を、当該面に対して垂直な面外方向に変位可能であり、かつ、前記第2の壁部と等しい幅寸法で前記第1の壁部が位置する側から前記第2の壁部の先端部を超えて構成され、前記幅方向の一部に前記リブを形成するための溝状の凹部を備えるスライド金型により成形することを特徴とする樹脂成形品の製造方法。
  2. 請求項1の製造方法によって成形される樹脂成形品であって、
    第1の壁部と、該第1の壁部から当該第1の壁部と交差する方向に延びた第2の壁部とを一体に成形してなり、
    前記第2の壁部は、所定の幅寸法をもつ板状であって、
    前記第2の壁部の先端部には、前記第1の壁部が位置する側の面から垂直に突き出た板状のリブが形成され、
    当該リブは、前記第2の壁部の先端部のうち、前記第2の壁部の幅方向の一部に形成されており、
    前記第2の壁部の先端部が被装着部材に構成された溝に装着される樹脂成形品。
  3. 請求項2において、
    前記リブは、前記第2の壁部の先端部のうち、幅方向の両端部の各々に形成されていることを特徴とする樹脂成形品。
  4. 請求項2または3において、
    前記リブは、前記第2の壁部の先端部のうち、当該リブが形成されていない部分との境界部分で前記第2の壁部からの突出寸法が漸減していることを特徴とする樹脂成形品。
  5. 請求項2ないし4のうちのいずれかの項において、
    前記第1の壁部には前記第2の壁部が位置する側の面に、前記第2の壁部を間に挟む両側位置に、当該第2の壁部の幅寸法と等しい距離を介して対向する第1の突起が形成されていることを特徴とする樹脂成形品。
  6. 請求項2ないし5のうちのいずれかの項において、
    前記第1の壁部には前記第2の壁部が位置する側の面に第2の突起が形成されていることを特徴とする樹脂成形品。
  7. 請求項2ないし6のいずれかに規定する樹脂成形品をフレームとして用いたダンパー装置であって、
    前記第1の壁部と前記第2の壁部との間で前記第1の壁部と前記第2の壁部との交差部分を中心に回動して前記第1の壁部に形成された第1の開口および前記第2の壁部に形成された第2の開口を選択的に開閉可能なバッフルとを備えており、
    前記第2の壁部の先端部が被装着部材の通路を構成する部材に形成された溝に装着されることを特徴とするダンパー装置。
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