JP2018009356A - シャッターカーテン、開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】一のスラットの断面を他のスラットの断面に対して、簡易な構成で変えることができるシャッターカーテン、及び開閉装置を得る。【解決手段】上下方向に連結されているスラット38は、スラット本体40と、複数種の中から選択された補強部材60とで構成されている。これにより、一のスラットの断面を他のスラットの断面に対して、簡易な構成で変えることができる。【選択図】図1
Description
本発明は、シャッターカーテン、及び開閉装置に関する。
特許文献1に記載の開閉装置は、上下方向に連結されている複数のスラットを有するシャッターカーテンと、シャッターカーテンの上下方向の移動をガイドする一対のガイドレールとを備えている。
上下方向に連結された複数のスラットの断面は、全て同様である。このため、例えば、一部のスラットの断面を他の一部のスラットの断面に対して変えることで、クライアントのニーズに答えることができなかった。
本発明の課題は、一のスラットの断面を他のスラットの断面に対して、簡易な構成で変えることである。
本発明の請求項1に係るシャッターカーテンは、第1方向に延び、内部が空洞化され、両端部が開放されていると共に、上下方向に連結される複数のスラット本体と、前記第1方向に延び、少なくとも一の前記スラット本体の内部に装着され、前記スラット本体を補強する補強部材と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、少なくとも一のスラット本体の内部に補強部材を装着することで、スラット本体のみで構成されるスラットと、スラット本体と補強部材とで構成されるスラットとを使い分けることができる。換言すれば、一のスラットの断面を他のスラットの断面に対して、簡易な構成で変えることができる。
本発明の請求項2に係るシャッターカーテンは、請求項1に記載のシャッターカーテンにおいて、前記スラット本体は、半透明の樹脂材料で成形され、前記補強部材は、半透明の樹脂材料で成形され、前記第1方向に延びる筒部と、前記筒部の内部に配置され、前記第1方向から見て、水平方向に対して一方向に傾いている第一板部とを有する第一補強部材、又は、半透明の樹脂材料で成形され、前記筒部と、前記筒部の内部に配置され、前記第1方向から見て、水平方向に対して他方向に傾いている第二板部とを有する第二補強部材であることを特徴とする。
上記構成によれば、スラット本体の内部に装着される補強部材を、第一補強部材と第二補強部材とで使い分けることで、例えば、一方向に傾いている第一板部に沿って、太陽光を取り入れ、他方向に傾いている第二板部によって、太陽光を取り入れるのを抑制する。
つまり、太陽光を取り込むシャッターカーテンと、太陽光を取り入れるのを抑制するシャッターカーテンとが組み立てられる。これにより、個々のクライアントのニーズに夫々対応することができる。
本発明の請求項3に係るシャッターカーテンは、請求項2に記載のシャッターカーテンにおいて、前記筒部の外周面、及び前記スラット本体の内部の内周面の少なくとも一方に、先端部が前記外周面又は前記内周面に接触する凸部が形成されると共に、前記外周面と前記内周面とは、離間して対向していることを特徴とする。
上記構成によれば、スラット本体の内部に補強部材を挿入する場合に、凸部の先端部と外周面又は内周面とを接触させながら、スラット本体の内部に補強部材を挿入する。このため、内周面と外周面とが擦りながら、スラット本体の内部に補強部材を挿入する場合と比して、作業性を向上させることができる。
本発明の請求項4に係るシャッターカーテンは、請求項3に記載のシャッターカーテンにおいて、前記外周面又は前記内周面には、前記凸部に対応する凹部が形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、スラット本体の内部に補強部材が装着された状態で、凸部の先端部が凹部に挿入されている。これにより、スラット本体に対する補強部材の位置が決められる。
本発明の請求項5に係る開閉装置は、請求項1〜4の何れか一項に記載のシャッターカーテンと、前記シャッターカーテンの第1方向の両端側に配置され、前記シャッターカーテンの上下方向の移動をガイドする一対のガイドレールと、前記ガイドレールの上方に配置され、前記シャッターカーテンを巻き取る、又は巻き取ったシャッターカーテンを送り出す巻取り軸と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、開閉装置に備えられたシャッターカーテンを用いて被対象物を閉止した状態で、例えば、風力等による負荷を受ける部位に配置されるスラット本体の内部だけに、補強部材を装着する。このように、個々の状況に対応する開閉装置を提供することができる。
本発明によれば、一のスラットの断面を他のスラットの断面に対して、簡易な構成で変えることができる。
本発明の実施形態に係るシャッターカーテン、及び開閉装置の一例を図1〜図12に従って説明する。なお、図中に示す矢印Hは装置上下方向(鉛直方向)を示し、矢印Wは装置幅方向(水平方向)を示し、矢印Dは装置奥行方向(水平方向)を示す。
(全体構成)
図10(A)(B)に示されるように、本実施形態に係る開閉装置10は、窓110が取り付けられている家屋の開口100(被対象物の一例)を開放、又は閉止するために用いられる装置である。この開閉装置10は、シャッターカーテン12(以下「カーテン12」)と、カーテン12の上下方向の移動をガイドする一対のガイドレール20と、カーテン12を巻き取る巻取り軸30とを備えている。
図10(A)(B)に示されるように、本実施形態に係る開閉装置10は、窓110が取り付けられている家屋の開口100(被対象物の一例)を開放、又は閉止するために用いられる装置である。この開閉装置10は、シャッターカーテン12(以下「カーテン12」)と、カーテン12の上下方向の移動をガイドする一対のガイドレール20と、カーテン12を巻き取る巻取り軸30とを備えている。
〔ガイドレール〕
ガイドレール20は、図10(A)に示されるように、上下方向に延び、装置幅方向からカーテン12を挟むように2個設けられている。
ガイドレール20は、図10(A)に示されるように、上下方向に延び、装置幅方向からカーテン12を挟むように2個設けられている。
夫々のガイドレール20は、図7に示されるように、カーテン12において幅方向の端部側の部分が挿入される断面C字状の本体部22と、本体部22の内部に配置されている断面C字状のレール部24とを備えている。
レール部24は、本体部22と比して小さく、レール部24の底板24Aと本体部22の底板22Aとは、溶接等で接合されている。そして、レール部24には、後述するフック70の頭部74が挿入されるようになっている。
〔巻取り軸〕
巻取り軸30は、図10(A)に示されるように、一対のガイドレール20の上方で、装置幅方向に延びて配置されている。巻取り軸30には、巻取り軸30が周方に回転するように図示せぬ付勢部材の付勢力が付与されている。
巻取り軸30は、図10(A)に示されるように、一対のガイドレール20の上方で、装置幅方向に延びて配置されている。巻取り軸30には、巻取り軸30が周方に回転するように図示せぬ付勢部材の付勢力が付与されている。
この構成において、開口100を閉止した状態のカーテン12に、上方向に移動する荷重を付与すると、巻取り軸30が、カーテン12を巻き取るようになっている。これに対して、開口100を開放した状態のカーテン12に、下方向に移動する荷重を付与すると、巻取り軸30が、カーテン12を送り出すようになっている。
〔カーテン〕
カーテン12は、開閉装置10が開口100を閉止した状態で、図10(A)(B)に示されるように、一対のガイドレール20の間に配置されている。そして、カーテン12は、装置幅方向(第1方向の一例)に延びると共に、上下方向に連結された複数のスラット38と、フック70とを備えている。さらに、夫々のスラット38は、図1に示されるように、スラット本体40と、スラット本体40の内部42Aに配置されている補強部材60とを備えている。なお、以下の説明で、スラット本体40、補強部材60及びフック70の姿勢については、開閉装置10が開口100を閉止した状態での姿勢で説明する。
カーテン12は、開閉装置10が開口100を閉止した状態で、図10(A)(B)に示されるように、一対のガイドレール20の間に配置されている。そして、カーテン12は、装置幅方向(第1方向の一例)に延びると共に、上下方向に連結された複数のスラット38と、フック70とを備えている。さらに、夫々のスラット38は、図1に示されるように、スラット本体40と、スラット本体40の内部42Aに配置されている補強部材60とを備えている。なお、以下の説明で、スラット本体40、補強部材60及びフック70の姿勢については、開閉装置10が開口100を閉止した状態での姿勢で説明する。
[スラット本体]
スラット本体40は、例えば、半透明の樹脂材料であるポリカーボネート樹脂を用いて、押し出し成形によって形成されている。ここで、「半透明の樹脂材料」とは、その樹脂材料を用いて成形された厚さ4〔mm〕で、かつ、かつ、表面粗さRaが0.5〔μm〕(JIS B 0601)の 板材の可視光線透過率(JIS K 7105)が、20%以上80%以下の樹脂材料である。
スラット本体40は、例えば、半透明の樹脂材料であるポリカーボネート樹脂を用いて、押し出し成形によって形成されている。ここで、「半透明の樹脂材料」とは、その樹脂材料を用いて成形された厚さ4〔mm〕で、かつ、かつ、表面粗さRaが0.5〔μm〕(JIS B 0601)の 板材の可視光線透過率(JIS K 7105)が、20%以上80%以下の樹脂材料である。
そして、スラット本体40は、図1、図2(A)に示されるように、装置幅方向から見て上下方向に延びる本体部42と、本体部42の上方部に形成されている係合部44と、本体部42の下方部に形成されている被係合部46とを有している。
本体部42は、内部42Aが空洞化され、装置幅方向の両端部が開放されている。さらに、本体部42の内部42Aの内周面48には、装置幅方向に延びる4個の凸部48Aが形成されている。具体的には、装置幅方向に対向する一対の凸部48Aと、装置上下方向に対向する一対の凸部48Aとが内周面48に形成されている。
また、本体部42において装置幅方向の両端側の部分には、図8に示されるように、フック70を取り付けるために用いる複数の貫通孔48Bが形成されている。貫通孔48Bは、本体部42において室外側(開口100とは反対側)の壁と、室内側(開口100側)の壁とに形成され、室外側に形成された貫通孔48Bは、装置奥行方向から見て、室内側に形成された貫通孔48Bと重なるようになっている。なお、本実施形態では、一例として、本体部42の板厚は、1以上2〔mm〕以下とされている。
さらに、スラット本体40の上部に形成されている係合部44は、図1、図2(A)に示されるように、装置幅方向から見て、上端部分が折り返された鉤状とされ、室内側(図中左側)が開放されている。これに対して、スラット本体40の下部に形成されている被係合部46は、装置幅方向から見て、下端部分が折り返された鉤状とされ、室外側(図中右側)が開放されている。
この構成において、一のスラット本体40に形成されている係合部44は、図1に示されるように、一のスラット本体40の上方に配置されている他のスラット本体40の被係合部46と係合する(連結する)ようになっている。そして、装置幅方向から見た、係合部44と被係合部46との係合する角度が変化することで、カーテン12が巻取り軸30(図10(B)参照)に巻き取られるようになっている。
[補強部材]
補強部材60は、例えば、半透明の樹脂材料であるポリカーボネート樹脂を用いて、押し出し成形によって形成されている。補強部材60は、スラット本体40の内部で、装置幅方向に延び、スラット本体40の両端部を除く部位に装着されている。このように、補強部材60の装置幅方向の長さは、スラット本体40の装置幅方向の長さと比して短くされている。
補強部材60は、例えば、半透明の樹脂材料であるポリカーボネート樹脂を用いて、押し出し成形によって形成されている。補強部材60は、スラット本体40の内部で、装置幅方向に延び、スラット本体40の両端部を除く部位に装着されている。このように、補強部材60の装置幅方向の長さは、スラット本体40の装置幅方向の長さと比して短くされている。
また、本実施形態では、第一補強部材の一例としての補強部材60A、第二補強部材の一例としての補強部材60B及び補強部材60Cの3種類の補強部材60が用いられている。なお、以下の説明において、夫々の補強部材60において同様の構成については、同じ符号を付して説明する。
補強部材60Aは、図2(B)に示されるように、装置幅方向から見て、断面が上下方向に延びている筒状の筒部62と、筒部62の内部に配置され、室外側が室内側に対して上方に位置するように、装置奥行方向(水平方向)に対して一方向に傾いている複数の板部64(第一板部の一例)とを有している。
装置幅方向から見た筒部62の大きさは、スラット本体40の空洞化された内部42A(図2(A)参照)の大きさと比して小さくされている。そして、筒部62の外周面62Bには、内部42Aの内周面48に形成されている凸部48Aと対応する凹部62Aが形成されている。なお、本実施形態では、一例として、筒部62の板厚は、1以上2〔mm〕以下とされている。
また、複数の板部64は、筒部62の内部を複数箇所に仕切るように、上下方向に同様のピッチで配置されている。
補強部材60Bは、図2(C)に示されるように、筒部62と、筒部62の内部に配置され、室外側が室内側に対して下方に位置するように、装置奥行方向(水平方向)に対して他方向に傾いている複数の板部66(第二板部の一例)とを有している。そして、複数の板部66は、筒部62の内部を複数箇所に仕切るように、上下方向に同様のピッチで配置されている。
補強部材60Cは、図2(D)に示されるように、筒部62と、筒部62の内部に配置され、板面が上下方向を向いている複数の板部68とを有している。そして、複数の板部68は、筒部62の内部を複数箇所に仕切るように、上下方向に同様のピッチで配置されている。
この構成において、凸部48Aの先端部と凹部62Aの底部とを接触させながら、補強部材60を、装置幅方向に移動させて、スラット本体40の内部42Aに挿入することで、補強部材60は、スラット本体40の内部42Aに装着されるようになっている。そして、補強部材60がスラット本体40の内部42Aに装着されている状態で、筒部62の外周面62Bと、内部42Aの内周面48とは離間するようになっている。さらに、凸部48Aの先端部が凹部62Aに挿入されている。
また、補強部材60は、前述したように、スラット本体40の両端部を除く部位に装着されている。このため、スラット本体40に取り付けられる後述するフック70が、補強部材60に干渉しないようになっている(図9参照)。
[フック]
フック70は、例えば、金属材料を用いて成形されている。フック70は、本実施形態では、全てのスラット本体40に取り付けられておらず、図10(A)に示されるように、上下方向に連結されているスラット本体40に対して、一つおきに取り付けられている。
フック70は、例えば、金属材料を用いて成形されている。フック70は、本実施形態では、全てのスラット本体40に取り付けられておらず、図10(A)に示されるように、上下方向に連結されているスラット本体40に対して、一つおきに取り付けられている。
フック70は、図8、図9に示されるように、スラット本体40の装置幅方向の両端部にとりつけられる。そして、フック70は、装置幅方向に延びている断面矩形状の延設部72と、延設部72の装置幅方向の外側端部に固定されている頭部74と、延設部72の装置幅方向の中央部分に固定されている基部76とを有している。
延設部72は、板状とされ、延設部72の板面は、装置奥行方向を向いている。そして、延設部72の装置幅方向の内側(補強部材60側)の部分には、表裏を貫通する貫通孔72Aが形成されている。
頭部74は、板状とされ、頭部74の板面は、装置幅方向を向いている。そして、装置幅方向から見て、頭部74は、延設部72と比して、大型化されている。
基部76は、板状とされ、 基部76の板面は、装置幅方向を向いている。そして、延設部72が基部76の中央側の部分を貫通している。また、装置幅方向から見て、基部76は、スラット本体40の本体部42と比して、大型化されている。
この構成において、延設部72の一部をスラット本体40の内部42Aに挿入し、基部76の板面と、スラット本体40の端面とを接触させる。そして、リベット80を、装置奥行方向から、室外側の貫通孔48B、延設部72の貫通孔72A、及び室内側の貫通孔48Bにこの順番にさしこみ、リベット80の先端部を、かしめる。これにより、フック70が、スラット本体40に取り付けられるようになっている。
さらに、図7に示されるように、フック70の頭部74が、ガイドレール20のレール部24の内部に配置されるようになっている。これにより、カーテン12がガイドレール20から抜け出てしまうのが、抑制されるようになっている。
ここで、比較形態に係るスラット200に、フック70を取り付ける工程について説明する。先ず、スラット200について、スラット38と異なる部分を主に説明する。
スラット200は、押し出し成形によって形成されている。スラット200には、図11(A)に示されるように、板部200Aが一体的に形成されている。そして、スラット200が、押し出し成形によって形成されるため、板部200Aは、スラット200の一端部から他端部まで、設けられている。
そして、フック70をスラット200に取り付ける場合に、先ず、板部200Aの端部側の部分が、図11(B)に示されるように、切り取られる。そして、スラット200に貫通孔48Bを形成する。この後の取付工程については、スラット38にフック70を取り付ける場合と同様である。このように、スラット200では、板部200Aの一部分を切り取る工程が必要となる。
また、例えば、スラット200を三色とし、一方向に傾く板部200Aを有するスラット200と、他方向に傾く板部200Aを有するスラット200と、板面が上下方向を向いた板部200Aを有するスラット200とを成形することがある。この場合には、スラット200を三色とすることで3種類の金型が必要となり、板部200Aの傾きを三方向とすることで3種類の金型が必要となる。つまり、9種類(3×3)の金型が必要となる。
これに対して、スラット38では、スラット本体40の金型が3種類、補強部材60の金型が3種類、計6種類の金型が必要となる。このように、スラット38では、スラット200と比して、金型の種類が削減される。
(作用)
次に、カーテン12の組立工程、及びカーテン12の仕様等について説明する。
次に、カーテン12の組立工程、及びカーテン12の仕様等について説明する。
先ず、装置幅方向に延びるスラット本体40が上下方向に並べられるように、一のスラット本体40の係合部44と他のスラット本体40の被係合部46とを係合させる(図1参照)。
次に、夫々のスラット本体40に補強部材60を挿入する。ここで、例えば、カーテン12において上下方向の中央部分の曲げ剛性だけを高くしたい場合に、図3に示されるように、上下方向の中央側に配置されるスラット本体40だけに、補強部材60Cを装着する。
また、例えば、昼に、開閉装置10を用いて家屋の開口100を閉止した状態で、太陽光を室内に全体的に取り入れたい場合に、図4に示されるように、全てのスラット本体40に補強部材60Aを挿入する。
スラット本体40及び補強部材60Aは、前述したように、半透明の樹脂材料を用いて成形されている。また、補強部材60Aの板部64は、室外側が室内側に対して上方に位置するように一方向に傾いている。このため、太陽光は、図中の矢印A方向(板部64の板面に沿った方向)から室内に取り入れられる。
また、例えば、昼に、開閉装置10を用いて家屋の開口100を閉止した状態で、太陽光を室内に取り入れるのを抑制する場合に、図5に示されるように、全てのスラット本体40に補強部材60Bを挿入する。
補強部材60Bの板部66は、室外側が室内側に対して下方に位置するように他方向に傾いている。このため、図中の矢印A方向からの太陽光は、板部66によって遮られ、補強部材60Aを用いた場合(図4参照)と比して、太陽光を室内に取り入れるのを抑制する。
また、例えば、昼に、開閉装置10を用いて家屋の開口100を閉止した状態で、太陽光を室内に部分的に取り入れたい場合がある。この場合に、図6に示されるように、上方側に配置されているスラット本体40に補強部材60Aを装着し、下方側に配置されているスラット本体40に補強部材60Bを装着する。
これにより、カーテン12の上方側の部分では、太陽光を室内に取り入れ、カーテン12の下方側の部分では、太陽光を室内に取り入れるのを抑制する。
(まとめ)
以上説明したように、スラット38は、スラット本体40と、複数種の中から選択された補強部材60とで構成されている。これにより、一のスラットの断面を他のスラットの断面に対して、簡易な構成で変えることができる。
以上説明したように、スラット38は、スラット本体40と、複数種の中から選択された補強部材60とで構成されている。これにより、一のスラットの断面を他のスラットの断面に対して、簡易な構成で変えることができる。
このため、例えば、図3に示すカーテン12では、カーテン12において上下方向の中央部分の曲げ剛性だけを高くすることができる。
また、例えば、図4に示すカーテン12では、昼に、開閉装置10を用いて家屋の開口100を閉止した状態で、太陽光を室内に全体的に取り入れることができる。
また、例えば、図5に示すカーテン12では、昼に、開閉装置10を用いて家屋の開口100を閉止した状態で、太陽光を室内に取り入れるのを抑制することができる。
また、例えば、図6に示すカーテン12では、昼に、開閉装置10を用いて家屋の開口100を閉止した状態で、太陽光を室内に部分的に取り入れることができる。
また、上記実施形態では、凸部48Aの先端部と凹部62Aの底部とを接触させながら、補強部材60を、装置幅方向に移動させて、スラット本体40の内部42Aに挿入する(図1参照)。さらに、補強部材60がスラット本体40の内部42Aに装着されている状態で、筒部62の外周面62Bと、内部42Aの内周面48とは離間する。このため、内部42Aの内周面48と、筒部62の外周面62Bとが擦りながら、補強部材60を、スラット本体40の内部42Aに挿入する場合と比して、作業性を向上させることができる。
また、補強部材60がスラット本体40の内部42Aに装着されている状態で、凸部48Aの先端部が凹部62Aに挿入されている。これにより、スラット本体40に対する補強部材60の位置が決められる。
また、カーテン12の組立工程では、一のスラット本体40の係合部44と他のスラット本体40の被係合部46とを係合させた後、夫々のスラット本体40に補強部材60を挿入する。このように、スラット本体40に予め補強部材60を挿入する必要がないため、補強部材60の誤組(誤って組み付けてしまうこと)を抑制することができる。
また、開閉装置10においては、カーテン12を備えることで、個々のクライアントのニーズに夫々対応した開閉装置10を提供することができる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、スラット本体40側に凸部48Aを形成し、補強部材60側に凹部62Aを形成したが、逆であってもよく、また、凹部が形成されていなくてもよい。補強部材60をスラット本体40に挿入する際に、内部42Aの内周面48と筒部62の外周面62Bとが擦れなければよい。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、補強部材60が、装置幅方向から見て、上下方向に延びる中心線C(図2参照)に対して対称形状であってもよい。この場合には、補強部材60Aを裏返すことで、補強部材60Bとなるため、部品点数が減り、金型費用が削減される。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、カーテン12をオーバーヘッドドアのカーテンに用いてもよい。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、カーテン12において上下方向の中央部分の曲げ剛性だけを高くしたい場合に、曲げ剛性を高くしたいスラット本体40の内部に、発泡材等を注入してもよい。
また、上記実施形態では、補強部材60は、三種類であったが、一種類でもよく、二種類でもよく、四種類以上であってもよい。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、補強部材60の組み合わせは自由であって、クライアントのニーズに対応する組み合わせであればよい。
<参考形態>
次に、参考形態に係るシャッターカーテン150(以下「カーテン150」)について図12(A)(B)を用いて説明する。なお、カーテン150については、カーテン12と異なる部分を主に説明する。
次に、参考形態に係るシャッターカーテン150(以下「カーテン150」)について図12(A)(B)を用いて説明する。なお、カーテン150については、カーテン12と異なる部分を主に説明する。
カーテン150には、開放されたスラット38の両端部を閉止する閉止部材152が設けられている。閉止部材152には、シール部152Aが設けられており、閉止部材152は、図示せぬ固定具(例えば、接着剤)等を用いて、スラット38に取り付けられる。これにより、スラット38の内部は、密封されるようになっている。
このため、スラット38の内部が密封されていない場合と比して、スラット38内での空気の対流が抑制され、カーテン150の断熱性能が向上する。
さらに、閉止部材152に形成されている貫通孔154から空気を抜き取り、スラット38の内部を真空にすることで、カーテン150の断熱性能がさらに向上する。
また、閉止部材152に形成されている貫通孔154から熱伝達率の低いガス(例えば、アルゴンガス、二酸化炭素等)を注入し、スラット38の内部をガスで充満させることで、カーテン150の断熱性能がさらに向上する。
10 開閉装置
12 カーテン
20 ガイドレール
30 巻取り軸
40 スラット本体
42A 内部
48 内周面
48A 凸部
60 補強部材
60A 補強部材(第一補強部材の一例)
60B 補強部材(第二補強部材の一例)
60C 補強部材
62 筒部
62A 凹部
62B 外周面
64 板部(第一板部の一例)
66 板部(第二板部の一例)
12 カーテン
20 ガイドレール
30 巻取り軸
40 スラット本体
42A 内部
48 内周面
48A 凸部
60 補強部材
60A 補強部材(第一補強部材の一例)
60B 補強部材(第二補強部材の一例)
60C 補強部材
62 筒部
62A 凹部
62B 外周面
64 板部(第一板部の一例)
66 板部(第二板部の一例)
Claims (5)
- 第1方向に延び、内部が空洞化され、両端部が開放されていると共に、上下方向に連結される複数のスラット本体と、
前記第1方向に延び、少なくとも一の前記スラット本体の内部に装着され、前記スラット本体を補強する補強部材と、
を備えるシャッターカーテン。 - 前記スラット本体は、半透明の樹脂材料で成形され、
前記補強部材は、半透明の樹脂材料で成形され、前記第1方向に延びる筒部と、前記筒部の内部に配置され、前記第1方向から見て、水平方向に対して一方向に傾いている第一板部とを有する第一補強部材、又は、半透明の樹脂材料で成形され、前記筒部と、前記筒部の内部に配置され、前記第1方向から見て、水平方向に対して他方向に傾いている第二板部とを有する第二補強部材である請求項1に記載のシャッターカーテン。 - 前記筒部の外周面、及び前記スラット本体の内部の内周面の少なくとも一方に、先端部が前記外周面又は前記内周面に接触する凸部が形成されると共に、前記外周面と前記内周面とは、離間して対向している請求項2に記載のシャッターカーテン。
- 前記外周面又は前記内周面には、前記凸部に対応する凹部が形成されている請求項3に記載のシャッターカーテン。
- 請求項1〜4の何れか一項に記載のシャッターカーテンと、
前記シャッターカーテンの第1方向の両端側に配置され、前記シャッターカーテンの上下方向の移動をガイドする一対のガイドレールと、
前記ガイドレールの上方に配置され、前記シャッターカーテンを巻き取る、又は巻き取ったシャッターカーテンを送り出す巻取り軸と、
を備える開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016138792A JP2018009356A (ja) | 2016-07-13 | 2016-07-13 | シャッターカーテン、開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016138792A JP2018009356A (ja) | 2016-07-13 | 2016-07-13 | シャッターカーテン、開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018009356A true JP2018009356A (ja) | 2018-01-18 |
Family
ID=60994133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016138792A Pending JP2018009356A (ja) | 2016-07-13 | 2016-07-13 | シャッターカーテン、開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018009356A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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AU2019341063B1 (en) * | 2019-06-06 | 2020-06-25 | Gliderol Doors (S) Pte Ltd | Roller shutter for mitigating impact force |
US11187030B2 (en) | 2019-06-06 | 2021-11-30 | Gliderol Doors (S) Pte Ltd | Roller shutter for mitigating impact force |
-
2016
- 2016-07-13 JP JP2016138792A patent/JP2018009356A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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AU2019341063B1 (en) * | 2019-06-06 | 2020-06-25 | Gliderol Doors (S) Pte Ltd | Roller shutter for mitigating impact force |
AU2019341063B9 (en) * | 2019-06-06 | 2021-05-27 | Gliderol Doors (S) Pte Ltd | Roller shutter for mitigating impact force |
US11187030B2 (en) | 2019-06-06 | 2021-11-30 | Gliderol Doors (S) Pte Ltd | Roller shutter for mitigating impact force |
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