JP4851075B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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本発明は半導体装置とその製造方法の技術分野に係り、特に、チャネル領域が溝側面に沿って形成される半導体装置とその製造方法に関する。
図32の符号101は従来技術のMOSトランジスタを示している。
このMOSトランジスタ101は、n型の半導体単結晶基板111上にn型の共通層112がエピタキシャル成長によって形成されており、該共通層112には細長い主溝119が複数本平行に形成されている。
主溝119が配置された領域の周囲には、主溝119を取り囲む四角リング状の複数の副溝120が形成されている。
主溝119の深さと副溝120の深さは同じである。主溝119の底面及び側面にはゲート絶縁膜125が形成されており、主溝119内部のゲート絶縁膜125で囲まれた領域にはゲート電極128が充填されている。
副溝120の内部にはp型の半導体単結晶から成るガード領域117がエピタキシャル成長によって充填されている。
共通層112の主溝119間の位置の内部表面には、主溝119よりも浅い位置までp型の不純物が拡散され、p型のベース領域132が形成されている。
ベース領域132の内部表面の主溝119側面のゲート絶縁膜125と接する位置にはn型のソース領域137が形成されている。
主溝119の深さはベース領域132の深さよりも深いから、各主溝119の下部側面のゲート絶縁膜125は、上部から、ソース領域137とベース領域132と共通層112にこの順序で接触している。
ベース領域132は隣接する主溝119間に亘って形成されており、その内部表面のうち、隣接するソース領域137とソース領域137の間の位置にはp型のオーミック領域145が形成されている。
ソース領域137表面とオーミック領域145の表面にはソース電極150が形成されている。ゲート電極128の上部には層間絶縁膜147が形成されており、ソース電極150とゲート電極128は、層間絶縁膜147によって互いに絶縁されている。
半導体単結晶基板111の表面にはドレイン電極114が形成されており、ソース電極150を接地させ、ドレイン電極114に正電圧を印加してベース領域132と共通層112との間のpn接合を逆バイアスし、その状態でゲート電極128にしきい値電圧以上の正電圧を印加すると、ベース領域132のゲート絶縁膜125に接触した部分が反転し、n型の反転層が形成される。その反転層によってソース領域137と共通層112とが接続され、電流が流れる(導通状態)。
その状態からゲート電極128の電圧が接地電位に切り替わると反転層は消滅し、電流は流れなくなる(遮断状態)。
遮断状態では、ベース領域132と共通層112の間のpn接合には大きな逆バイアスが印加されており、そのpn接合から広がった空乏層はガード領域117に到達すると、ガード領域117によって更に外周方向に広げられ、ガード領域117が無い場合に比べ、降伏電圧が大きくなるように構成されている。
特開2004−064051号公報 特開2001−135818号公報
上記半導体装置101では降伏電圧を高くするため共通層112は高抵抗であり、そのため導通抵抗が高い。導通抵抗を小さくするため、共通層112にn型の高濃度層を形成すると、工程が増えるという問題がある。
上記課題を解決するため、本発明は、第一導電型の共通層上に配置された第二導電型の加工層の表面から前記加工層を部分的にエッチングし、底面に前記共通層が露出する細長の主溝を形成する溝形成工程と、前記主溝の幅方向中央に凹部が残るように前記主溝内に第一導電型の半導体単結晶から成る半導体充填物をエピタキシャル成長させて前記主溝を不完全に充填し、前記主溝内に前記半導体充填物から成る導電領域を形成する不完全充填工程と、前記導電領域表面にゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、前記ゲート絶縁膜表面にゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、前記導電領域の内部表面に第二導電型の不純物を導入し、拡散して前記導電領域上部であって前記ゲート絶縁膜に接触する領域を第二導電型のベース領域に変換するベース領域形成工程と、前記ベース領域の内部表面に第一導電型の不純物を導入し、拡散して前記ベース領域よりも浅く、前記ゲート絶縁膜と接触する領域であって前記導電領域とは分離された領域を第一導電型のソース領域に変換するソース領域形成工程と、を有し、前記溝形成工程では、前記主溝の幅よりも狭く、前記主溝を取り囲むリング状で前記主溝と同じ深さの複数の副溝を前記主溝と一緒に形成し、前記不完全充填工程では、前記主溝内を前記半導体充填物で前記凹部を残して充填する際に、前記副溝内を前記半導体充填物で充填する半導体装置の製造方法である。
また、本発明は、前記副溝は、底面が前記共通層に達するように形成する半導体装置の製造方法である。
また、本発明は、前記副溝は、互いに離間して同心状に形成する半導体装置の製造方法である。
また、本発明は、前記副溝間に位置する前記加工層によって、第二導電型のガード領域が、電気的に互いに分離されて形成される半導体装置の製造方法である。
また、本発明は、前記主溝は複数本互いに平行に配置し、前記主溝間の中央位置の前記加工層の内部表面に、前記加工層よりも高濃度の第二導電型のオーミック領域を配置し、前記ソース領域と接触するソース電極を前記オーミック領域に接触させ、前記ソース領域と前記オーミック領域とにオーミック接合させて形成る半導体装置の製造方法である。
また、本発明は、前記オーミック領域は前記ベース領域に接触させる半導体装置の製造方法である。
また、本発明は、前記副溝内に充填された前記半導体充填物から成る耐圧領域のうち、少なくとも一個の前記耐圧領域の表面には、前記耐圧領域の表面濃度よりも高い濃度の第一導電型の等電位リング領域が形成された半導体装置の製造方法である。
また、本発明は、前記等電位リング領域は最外周に位置する前記耐圧領域に形成された半導体装置の製造方法である。
また、本発明は、前記共通層の表面には、前記共通層と同じ導電型のドレイン層を配置し、該ドレイン層表面に、ドレイン層とオーミック接合を形成するドレイン電極を配置する半導体装置の製造方法である。
また、本発明は、前記共通層の表面に、第二導電型のコレクタ層を配置し、前記コレクタ層と前記共通層との間にpn接合を形成させる半導体装置の製造方法である。
また、本発明は、前記共通層の表面には、前記共通層とショットキー接合を形成するショットキー電極膜を配置し、前記ベース領域とショットキー電極膜の間に前記導電領域と前記ベース領域を逆バイアスする極性の電圧が印加されたときに、前記ショットキー接合は順バイアスされるようにする半導体装置の製造方法である。

前記不完全充填工程では、前記主溝内を前記半導体充填物で充填する際に、前記副溝内を前記半導体充填物で充填する半導体装置の製造方法である。
本発明の半導体装置のうちの一つは、加工層の深さ方向に配置されたゲート絶縁膜の側面に、ソース領域と、ソース領域の底面と接したベース領域と、上部がベース領域の底面に接し、底面が共通層に接した導電領域が配置されており、ソース領域は、ベース領域に形成された反転層と導電領域によって共通層に接続される。
半導体装置が動作する際、加工層と共通層の間のpn接合は逆バイアスされており、空乏層は深さ方向と外周方向に向かって広がる。
主溝はガード領域によって囲まれており、ガード領域が空乏層を外周方向に広げ、降伏電圧を高くしている。
また、本発明の他の半導体装置は、副溝よりも幅が広い主溝が形成されており、主溝はリング状の副溝によって取り囲まれている。
副溝内を第一導電型の半導体単結晶によって充填し、耐圧領域が形成される際に、主溝内は半導体単結晶で不完全充填され、中央部分に凹部を有する導電領域が形成される。
導電領域の上部は、ベース領域に置換され、更に、ベース領域の内部表面がソース領域に置換されている。
主溝及び副溝は、底面が共通層に達しているため、導電領域は共通層に接続され、副溝間に位置する加工層は耐圧領域によって分離され、リング形状にされている。
主溝内の凹部側面にはゲート絶縁膜が形成されている。ゲート絶縁膜は、ソース領域とベース領域と導電領域に接しており、ベース領域に反転層が形成されると、ソース領域は反転層によって導電領域に接続される。
深さ方向に流れる電流が低抵抗の導電領域22を通るため、導通抵抗が小さい。
電流が主溝19底面の導電領域22から共通層12に流れることも、導通抵抗を小さくしている。
ガード領域27を形成するための耐圧領域23の形成と、導電領域22の形成が同じ工程なので、導電領域22形成のための工程を別途設ける必要がない。
本発明では、p型とn型のうち、いずれか一方を第一導電型とし、他方を第二導電型として説明する。第一導電型がn型の場合、第二導電型はp型であり、それとは逆に第一導電型がp型の場合は第二導電型はn型となる。
<第一例の半導体装置>
図29は、本発明の第一例の半導体装置1の拡散構造を説明するための横方向平面図であり、図22(a)はそのVIIa−VIIa線の縦方向切断面図、同図(b)はVIIb−VIIb線の縦方向切断面図である。図29は、図22(a)、(b)のH−H線横方向切断面図となる。
この半導体装置1の平面形状は長方形又は正方形であり、1枚のウェハ中に複数の素子が形成される。
図23〜図29は1個の半導体装置の製造途中の状態の平面図であり、上半分だけを示してある。残り半分の下半分は図示を省略する。省略部分である下半分は上半分と対称である。
図22(a)、(b)と図29を参照し、半導体装置1は、第一導電型の低抵抗の半導体単結晶基板11を有している。半導体単結晶基板11上には、第一導電型の高抵抗の共通層12と、第二導電型の加工層13とがこの順序で配置されており、加工層13には、底面が共通層12に達する主溝19と副溝20がそれぞれ複数個形成されている。
主溝19の断面形状が長方形の細長であり、複数個が等間隔に平行に配置されている。副溝20は四角リング形状であり、主溝19を同心状に取り囲んで配置されている。副溝20の隣接する辺同士の距離は互いに等しい。隣接する主溝19間の距離も互いに等しく、副溝20の四辺は、主溝19に対して、平行か又は直角に向けられている。
副溝20の内部は第一導電型の半導体単結晶が充填されており、その半導体単結晶によって、第一導電型の耐圧領域23が形成されている。
他方、主溝19の内部は第一導電型の半導体単結晶が不完全に充填されており、不完全充填物によって、主溝19の底面と側面には、第一導電型の導電領域22が形成されている。不完全充填であるため、導電領域22の幅方向中央部分には、凹部が形成されている。
主溝19と副溝20の底面には共通層12が露出されており、導電領域22と耐圧領域23は共通層12にそれぞれ接続されている。
隣接する耐圧領域23に挟まれた加工層13は、共通層12と導電領域22によって、最内周の耐圧領域23で囲まれた部分の加工層13から電気的に分離され、また、互いに分離され、第二導電型のガード領域27が構成されている。ガード領域27は浮遊電位に置かれている。
耐圧領域23は副溝20の平面形状を反映し、四角リング形状であり、その間に位置するガード領域27も四角リング形状である。
他方、導電領域22は断面がコ字形状であり、導電領域22が構成する凹部の表面には、ゲート絶縁膜25が配置されている。
ゲート絶縁膜25で囲まれた領域には、ゲート絶縁膜25と接触したゲート電極28が配置されている。
導電領域22の上部は第二導電型のベース領域32に置換されており、ベース領域32の内部表面には、第一導電型のソース領域37が形成されている。
ソース領域37はゲート絶縁膜25と接触しており、また、ベース領域32は、ソース領域37の底面下の部分でゲート絶縁膜25と接触している。
隣接する主溝19の間の位置であって、加工層13の内部表面には、第二導電型のオーミック領域45が配置されている。
オーミック領域45の表面とソース領域37の表面にはソース電極50が配置されている。オーミック領域45の表面濃度はベース領域32の表面濃度よりも高い。オーミック領域45はベース領域32に接している。ソース電極50は、ソース領域37とオーミック領域45にオーミック接続されており、ベース領域32はオーミック領域45を介してソース電極50に接続されている。
半導体単結晶基板11の表面には、半導体単結晶基板11とオーミック接触された裏面電極14(ドレイン電極)が配置されており、第一導電型がn型、第二導電型がp型の場合、ソース電極50を接地させ、裏面電極14に正電圧を印加した状態でゲート電極28にしきい値電圧以上の正電圧を印加すると、ベース領域32のゲート絶縁膜25に接触した部分の極性が反転し、深さ方向にn型の反転層が形成される。ソース領域37は、その反転層と導電領域22と共通層12によって半導体単結晶基板11に接続され、電流が流れる。
第一導電型がp型、第二導電型がn型の場合、ソース電極50を接地させ、裏面電極14に負電圧を印加した状態で、ゲート電極28に、しきい値電圧の絶対値以上の絶対値の負電圧を印加すると、ベース領域32のゲート絶縁膜25に接触した部分の極性が反転し、深さ方向にp型の反転層が形成され、電流が流れる。
この場合も、ゲート電極28が接地電位に接続されると反転層は消滅し、電流は流れなくなる。
いずれにしろ、加工層13はオーミック領域45に接続されており、ソース電極50と同電位である。半導体装置1が動作するときには、加工層13と共通層12との間のpn接合は逆バイアスされ、そのpn接合から、加工層13内部、及び共通層12の深さ方向と外周方向に向けて空乏層が広がる。
pn接合に印加される逆バイアスが大きく、広がった空乏層が最内周のガード領域27に達する場合、そのガード領域27の電位が安定し、最内周のガード領域27の内部と、最内周のガード領域27の外周に接触している耐圧領域23内に空乏層が広がる。
空乏層は内側から外周方向に向けて広がり、順次複数のガード領域27に到達すると、ガード領域27が無い場合よりも外側まで空乏層が広がる。
そして、アバランシェ降伏が、最内周の耐圧領域23よりも内側の活性領域で生じるように、ガード領域27や耐圧領域23の幅、濃度などを設定しておくと、降伏によって流れるアバランシェ電流は、加工層13とオーミック領域45を通ってソース電極50に流出するので、降伏が最内周の耐圧領域23よりも外側の外周領域で生じる場合に比べて破壊が生じにくくなっている。
上記の半導体装置1の製造工程を説明する。
図1(a)は活性領域、同図(b)はその外側の外周領域の縦方向切断面図である。
図1(a)、(b)を参照し、第一導電型の半導体単結晶基板11上には、半導体単結晶基板11よりも高抵抗の第一導電型の共通層12がエピタキシャル成長法によって形成されており、該共通層12上には第二導電型の加工層13がエピタキシャル成長法によって形成されている。
この加工層13表面に、図2(a)、(b)に示すように、熱酸化法等によってフィールド絶縁膜15を形成する。この工程及び後述する各工程において、熱酸化法で半導体単結晶基板11の表面に形成される酸化膜については省略する。
次に、フォトリソグラフ工程とエッチング工程によってフィールド絶縁膜15をパターニングし、図3(a)、(b)に示すように、細長長方形の複数の主溝用開口17と、それら主溝用開口17を同心状に取り囲む四角リング状の複数の副溝用開口18を形成する。
各主溝用開口17同士は同じ幅であり、副溝用開口18同士も同じ幅であるが、主溝用開口17の幅は副溝用開口18の幅よりも広い。
主溝用開口17の平面形状は長方形であり、長辺は同じ方向に向けられ、互いに平行に等間隔に配置されている。副溝用開口18の内周の四辺及び外周の四辺は、主溝用開口17の長辺に対して平行か、又は直角になるように配置されており、副溝用開口18同士も等間隔に配置されている。
主溝用及び副溝用開口17、18の底面には加工層13が露出されており、パターニングされたフィールド絶縁膜15をマスクとして加工層13の露出部分を深さ方向にエッチングすると、図4(a)、(b)に示すように、主溝用開口17の底面下に、平面形状が主溝用開口17と同じ主溝19が形成され、副溝用開口18の底面下に、平面形状が副溝用開口18と同じ副溝20が形成される。主溝19の幅は副溝20の幅よりも広くなっている。
図23は、図4(a)、(b)のA−A線横方向切断面図である。
主溝19と副溝20の底面は、共通層12の表面と同じ深さかそれよりも深い位置まで達しており、従って、主溝19の底面と副溝20の底面には共通層12が露出されている。主溝19と副溝20とは一緒に形成されるため、主溝19の深さと副溝20の深さは同じである。
ここでは主溝19と副溝20の底面は、共通層12と加工層13の境界面よりも共通層12側に位置しており、従って、側面の底面近くの部分には、共通層12が露出されており、それよりも上部の側面には加工層13が露出されている。
加工層13と共通層12は半導体である。ここではシリコン単結晶であり、従って、主溝19及び副溝20の側面と底面にはシリコン単結晶が露出されている。
副溝20は四角リング状であり、互いに一定間隔だけ離間されており、その底面は共通層12に達しているから、副溝20と副溝20の間に残った加工層13は互いに分離された四角リング状になっている。
図4(b)の符号27は、副溝20間に位置する部分と、又は最外周の副溝20よりも外側に位置する加工層13から成るガード領域を示している。ガード領域27の平面形状は四角リング形状である。最内周のガード領域27は、それよりも内側の加工層13から分離されている。
主溝19及び副溝20の形成後、CVD法によって第一導電型の半導体の原料ガスを溝の内外表面に接触させると、半導体が露出した部分に、導入した原料ガスの半導体単結晶が成長する。
主溝19及び副溝20の側面と底面には半導体単結晶が露出しているので、それらの面に原料ガスの半導体単結晶が成長する。フィールド絶縁膜15の表面には成長しない。
そして、副溝20内が成長した半導体単結晶によって完全に充填されたところで成長を終了させると、副溝より幅が広い主溝19の内部は充填状態が不完全であり、主溝19の幅方向の中央部分に凹部が残る
図5(a)の符号22は主溝19内に成長した半導体単結晶から成る導電領域を示しており、符号24は幅方向中央位置の凹部を示している。また、図5(b)の符号23は、副溝20内に成長した半導体単結晶から成る耐圧領域を示している。
導電領域22と耐圧領域23は第一導電型であり、ガード領域27は第二導電型であるから、ガード領域27と耐圧領域23の間とガード領域27と共通層12の間にはpn接合が形成される。ガード領域27は耐圧領域23によって互いに電気的に分離される。最内周のガード領域27は最内周の耐圧領域23によって、それよりも内側の加工層13から電気的に分離される。
図24は、図5(a)、(b)のB−B線切断面図である。図5(a)、(b)は、それぞれ図24のIIa−IIa線、IIb−IIb線切断面図である。
この状態では凹部24の表面には導電領域22が露出されており、図6(a)、(b)に示すように、導電領域22の表面にゲート絶縁膜25を形成する。ここでは熱酸化法によってシリコン酸化膜から成るゲート絶縁膜25を形成した。
ゲート絶縁膜25の膜厚は薄く、凹部24内にゲート絶縁膜25で囲まれた空間が残る。このとき、耐圧領域23上にもゲート絶縁膜25が形成される。
図25は、図6(a)、(b)のC−C線切断面図である。図6(a)、(b)は、それぞれ図25のIIIa−IIIa線、IIIb−IIIb線切断面図である。
次に、主溝19や副溝20が形成された側の表面に、図7(a)、(b)に示すように、CVD法等によって導電性物質26を堆積する。ここでは第一導電型のポリシリコンを堆積し、主溝19内のゲート絶縁膜25で囲まれた空間を導電性物質26で充填する。
次に、フォトリソグラフ工程とエッチング工程によって、主溝19の内部を残し、主溝19の外部の導電性物質26を除去すると、図8(a)、(b)に示すように、主溝19の内部にゲート電極28が形成される。
この状態では、ゲート電極28の上端部の周囲には、導電領域22の上端部に位置するゲート絶縁膜25が露出されている。
図26は、図8(a)、(b)のD−D線切断面図である。図8(a)、(b)は、それぞれ図26のIVa−IVa線、IVb−IVb線切断面図である。
次に、図9(a)に示すように、ゲート電極28上端部表面と、導電領域22の上端部に位置するゲート絶縁膜25の表面を露出させながら、同図(b)に示すように、耐圧領域23上にパターニングしたレジスト膜30を配置する。
次いで、その状態で第二導電型の不純物を照射すると、ゲート絶縁膜25を透過し、不純物が導電領域22の上端部分の内部表面に注入され、図10(a)に示すように、その部分に第二導電型の浅い高濃度領域31が形成される。
このとき、レジスト膜30やフィールド絶縁膜15がマスクとなり、それらの下には高濃度領域31は形成されない。ゲート電極28表面にも第二導電型の不純物は注入されるが、その表面は第一導電型が維持される。
レジスト膜30を除去し、熱処理を行うと、高濃度不純物領域31に含まれる第二導電型の不純物が拡散され、図11(a)に示すように、導電領域22の幅を超えて第二導電型のベース領域32が形成される。このとき、第一導電型の導電領域22の上端部分は第二導電型のベース領域32で置換されたことになる。
図27は、図11(a)、(b)のE−E線切断面図である。図11(a)、(b)は、それぞれ図27のVa−Va線、Vb−Vb線切断面図である。
導電領域22の上端部は細長であり、その部分から拡散して形成されたベース領域32も細長い。ここでは、ベース領域32は、ゲート絶縁膜25をリング状に取り囲む形状であり、ベース領域32の内周面はゲート絶縁膜25と接触している。
ベース領域32の深さはゲート電極28の深さ(凹部24の深さ)よりも浅く、ゲート絶縁膜25の側面の上部は、ベース領域32の深さまでベース領域32と接し、下部は導電領域22と接している。
ベース領域32の細長の二辺のうち、一辺は深さ方向底面までゲート絶縁膜25に接しており、それとは反対側の一辺と両端は、第二導電型の不純物の横方向拡散によってフィールド絶縁膜15の真下位置に潜り込んでいる。
互いに隣接し、異なるゲート絶縁膜25に接触しているベース領域32同士の縁は平行であり、その間には加工層13の上部が存している。
次に、図12(a)、(b)に示すように、パターニングされたレジスト膜33を主溝19や副溝20が形成された側の面に配置し、ベース領域32上端部に位置するゲート絶縁膜25やゲート電極28の表面と、最外周の耐圧領域23上のゲート絶縁膜25表面を露出させた状態で第一導電型の不純物を照射すると、不純物はゲート絶縁膜25を透過し、ベース領域32の内部表面と最外周の耐圧領域23の内部表面のゲート絶縁膜25の直下に位置する部分に第一導電型の高濃度不純物領域36が図13(a)、(b)のように形成される。
レジスト膜33を除去した後、熱処理によって高濃度不純物領域36に含まれる第一導電型の不純物を拡散させると、図14(a)、(b)に示すように、ベース領域32の内部表面に第一導電型のソース領域37が形成され、最外周の耐圧領域23の内部表面に第一導電型の等電位リング領域38が形成される。
図28は、図14(a)、(b)のF−F線切断面図である。図14(a)、(b)は、それぞれ図28のVIa−VIa線、VIb−VIb線切断面図である。
ソース領域37の拡散源の第一導電型の高濃度不純物領域36の幅はベース領域32の拡散源の第二導電型の高濃度不純物領域31の幅と同じである。
ここではソース領域37は、主溝19の両端位置には形成されておらず、リング状ではなく直線状になっている。
ソース領域37の長手方向に伸びる一辺は、ソース領域37の底面までゲート絶縁膜25に接触しており、それとは反対側の一辺は、フィールド絶縁膜15の真下位置に潜り込んでいる。
ソース領域37の深さ方向の拡散量(距離)と横方向の拡散量(距離)は、ベース領域32の深さ方向の拡散量と横方向の拡散量よりも少ないため、ソース領域37は、ベース領域32とゲート絶縁膜25によって取り囲まれており、ソース領域37のゲート絶縁膜25に接触した辺以外の他の縁はベース領域32の縁よりも内側に位置している。従って、ソース領域37はベース領域32によって第一導電型の導電領域22から分離されている。
等電位リング領域38は第一導電型の耐圧領域23の上部に形成されており、耐圧領域23に接続されている。
耐圧領域23の底部は第一導電型の共通層12と接触しており、従って、等電位リング領域38は共通層12と同電位になる。等電位リング領域38の表面濃度は高いので、等電位リング領域38が形成された最外周の耐圧領域23内部表面にp型の反転層が形成されることが阻止される。
この状態では、加工層13やゲート電極28等で構成される処理対象物表面には、ゲート絶縁膜25の端部やフィールド絶縁膜15等が露出されており、図15(a)、(b)に示すように、最内周の耐圧領域23よりも一定距離だけ内側に離れた領域に開口39を有するレジスト膜40を処理対象物の表面上に形成し、その開口39底面に位置するゲート絶縁膜25やフィールド絶縁膜15をエッチング除去すると、開口39底面下には、加工層13、ベース領域32、ソース領域37、ゲート電極28の表面が露出する。
耐圧領域23とガード領域27の表面や、最内周の耐圧領域23から一定距離だけ内側までの加工層13の表面上にはゲート絶縁膜25やフィールド絶縁膜15が残っている。
次に、レジスト膜40を剥離した後、熱酸化処理をし、図16(a)、(b)に示すように、露出された加工層13、ベース領域32、ソース領域37、ゲート電極28の表面に薄い酸化膜41を形成し、その薄い酸化膜41の表面にパターニングしたレジスト膜42を形成し、ベース領域32とソース領域37とゲート電極28の上方に位置する部分の薄い酸化膜41の表面と、耐圧領域23とガード領域27の上方及び最内周の耐圧領域23よりも一定距離だけ内側に位置する部分の薄い酸化膜41の表面とを覆う。他方、対向するベース領域32の間の領域上に位置する部分の薄い酸化膜41は露出させる。
その状態でレジスト膜42の上方から第二導電型の不純物を照射すると、その不純物はレジスト膜42の間に位置する薄い酸化膜41を透過し、図17(a)、(b)に示すように、薄い酸化膜41の底面下に第二導電型の高濃度不純物層44が形成される。レジスト膜42は不純物を透過させず、その底面には高濃度不純物層44は形成されない。
レジスト膜42を剥離した後、熱処理を行うと、高濃度不純物層44中の第二導電型の不純物が拡散され、図18(a)、(b)に示すように、加工層13内部の表面のベース領域32と接触する位置に第二導電型のオーミック領域45が形成される。
図29は、図18(a)、(b)のG−G線、及び後述する図22のH−H線切断面図である。図18(a)、(b)は、それぞれ図29のVIIa−VIIa線、VIIb−VIIb線切断面図である。
次に、図19(a)、(b)に示すように、薄い酸化膜41上に層間絶縁膜47を形成する。ここでは層間絶縁膜47はPSG膜である。
層間絶縁膜47を薄い酸化膜41と一緒にパターニングし、図20(a)、(b)に示すように、ソース領域41とオーミック領域45の少なくとも一部表面を露出させ、そして、図21(a)、(b)に示すように、それらの表面に金属膜48を形成する。ここでは金属膜48はアルミニウム薄膜である。
金属膜48は、オーミック領域45とソース領域37に接触する部分と、ゲート電極28に接触する部分とがあり、金属膜48のパターニングによって、図22(a)、(b)に示すように、オーミック領域45とソース領域37に接触する部分を含み、ゲート電極28に接触する部分を含まないソース電極50を形成し、また、ゲート電極28に接触する部分を含み、オーミック領域45とソース領域37に接触する部分を含まない不図示のゲート電極パッドを形成する。ソース電極50とゲート電極パッドとは電気的に分離されている。
次に、ソース電極50やゲート電極パッド上に保護膜(保護膜の図示は省略する)を形成し、パターニングによって保護膜に窓開部分を形成した後、半導体単結晶基板11の表面に、半導体単結晶基板11とオーミック接触する裏面電極14を形成する。
そして、ダイシングによって個々の素子に分割した後、裏面電極14をリードにダイボンディングし、保護膜の窓開部分の底面に露出するソース電極50やゲート電極パッドとリードとを金属細線で接続した後、パッケージングし、リードの不要部分を切断除去して個別に分離させると、樹脂や金属で封止された半導体装置1が得られる。
<他の例>
上記実施形態の半導体装置1はMOSFETであったが、本発明の半導体装置はそれに限られるものではなく、例えば、pn接合型のIGBT(Insulated gate bipolar transistor)やショットキー接合型のIGBTも含まれる。
図30(a)、(b)の符号2は、本発明の半導体装置のうち、pn接合型のIGBTを示している。
第一例の半導体装置1の半導体単結晶基板11が第一導電型であり、ドレイン層として用いられていたのに対し、この半導体装置2では、第一導電型の半導体単結晶基板11に替えて第二導電型の半導体単結晶基板11aがコレクタ層として用いられ、第一導電型の共通層12と第二導電型の半導体単結晶基板11aとの間にpn接合を形成させている。他の構成は、第一例の半導体装置1と同じである。
図30(a)、(b)の符号14aは半導体単結晶基板11aとオーミック接合を形成する裏面電極(コレクタ電極)である。
第二導電型の半導体単結晶基板11aと共通層12との間に形成されたpn接合は、加工層13と共通層12との間のpn接合が逆バイアスされるときに順バイアスされる極性であり、半導体装置2が導通するときに、半導体単結晶基板11aから共通層12内に少数キャリアが注入され、共通層12の導通抵抗が低下するようになっている。
次に図31(a)、(b)の符号3は、ショットキー接合型のIGBTの場合の本発明の半導体装置を示している。
この半導体装置3では、研磨工程等によって第1の実施例の半導体単結晶基板11が除去され、半導体単結晶基板11よりも低濃度の共通層12が露出されており、その共通層12の表面に裏面電極14b(ショットキー電極)が形成されている。
裏面電極14bの少なくとも共通層12と接触する部分の材料は、共通層12とショットキー接合を形成する物質であり、例えばクロム等である。他の構造は、第一例の半導体装置1と同じである。
ショットキー接合の極性は、共通層12と加工層13の間のpn接合が逆バイアスされるときに順バイアスされる極性であり、従って、半導体装置2が導通するときに、裏面電極14bから共通層12内に少数キャリアが注入され、共通層12の導通抵抗が低下するようになっている。
なお、半導体単結晶基板11が低濃度であり、裏面電極14bとショットキー接合を形成できる場合、半導体単結晶基板11表面にショットキー電極膜を形成することもできる。この場合も導通抵抗を小さくするために半導体単結晶基板11を研磨して厚みを薄くすることができる。
なお、上記各実施では、副溝20の四隅は直角であり、各副溝20の四辺は直角に交わっていたが、本発明はそれに限定されるものではなく、副溝20の四隅に丸みが付されたものも含まれる。また、四隅に二以上の角が形成された多角形形状のものも含まれる。
なお、上記の導電領域22と耐圧領域23は、エピタキシャル成長させた半導体単結晶であり、特に、シリコン単結晶を用いたが、シリコン以外の半導体単結晶であってもよい。
更に、単結晶ではなく、第一導電型の半導体の多結晶を成長させてもよい。
(a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(1) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(2) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(3) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(4) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(5) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(6) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(7) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(8) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(9) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(10) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(11) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(12) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(13) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(14) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(15) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(16) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(17) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(18) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(19) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(20) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(21) (a)、(b):本発明の半導体装置の製造工程図を説明するための図(22) 図4(a)、(b)のA−A線切断面図 図5(a)、(b)のB−B線切断面図 図6(a)、(b)のC−C線切断面図 図8(a)、(b)のD−D線切断面図 図11(a)、(b)のE−E線切断面図 図14(a)、(b)のF−F線切断面図 図18(a)、(b)のG−G線、及び図22(a)、(b)のH−H線切断面図 (a)、(b):本発明の半導体装置のうち、pn接合型のIGBT (a)、(b):本発明の半導体装置のうち、ショットキー接合型のIGBT (a)、(b):本発明の関連技術である半導体装置を説明するための図
符号の説明
11……半導体基板(ドレイン層)
11a……半導体基板(コレクタ層)
12……共通層
13……加工層
14……裏面電極(ドレイン電極)
14a……裏面電極(コレクタ電極)
14b……裏面電極(ショットキー電極)
19……主溝
20……副溝
22……導電領域
23……耐圧領域
25……ゲート絶縁膜
27……ガード領域
28……ゲート電極
32……ベース領域
37……ソース領域
45……オーミック領域
50……ソース電極

Claims (11)

  1. 第一導電型の共通層上に配置された第二導電型の加工層の表面から前記加工層を部分的にエッチングし、底面に前記共通層が露出する細長の主溝を形成する溝形成工程と、
    前記主溝の幅方向中央に凹部が残るように前記主溝内に第一導電型の半導体単結晶から成る半導体充填物をエピタキシャル成長させて前記主溝を不完全に充填し、前記主溝内に前記半導体充填物から成る導電領域を形成する不完全充填工程と、
    前記導電領域表面にゲート絶縁膜を形成するゲート絶縁膜形成工程と、
    前記ゲート絶縁膜表面にゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、
    前記導電領域の内部表面に第二導電型の不純物を導入し、拡散して前記導電領域上部であって前記ゲート絶縁膜に接触する領域を第二導電型のベース領域に変換するベース領域形成工程と、
    前記ベース領域の内部表面に第一導電型の不純物を導入し、拡散して前記ベース領域よりも浅く、前記ゲート絶縁膜と接触する領域であって前記導電領域とは分離された領域を第一導電型のソース領域に変換するソース領域形成工程と、
    を有し、
    前記溝形成工程では、前記主溝の幅よりも狭く、前記主溝を取り囲むリング状で前記主溝と同じ深さの複数の副溝を前記主溝と一緒に形成し、
    前記不完全充填工程では、前記主溝内を前記半導体充填物で前記凹部を残して充填する際に、前記副溝内を前記半導体充填物で充填する半導体装置の製造方法。
  2. 前記副溝は、底面が前記共通層に達するように形成する請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記副溝は、互いに離間して同心状に形成する請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記副溝間に位置する前記加工層によって、第二導電型のガード領域が、電気的に互いに分離されて形成される請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記主溝は複数本互いに平行に配置し、
    前記主溝間の中央位置の前記加工層の内部表面に、前記加工層よりも高濃度の第二導電型のオーミック領域を配置し、
    前記ソース領域と接触するソース電極を前記オーミック領域に接触させ、前記ソース領域と前記オーミック領域とにオーミック接合させて形成る請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記オーミック領域は前記ベース領域に接触させる請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記副溝内に充填された前記半導体充填物から成る耐圧領域のうち、少なくとも一個の前記耐圧領域の表面には、前記耐圧領域の表面濃度よりも高い濃度の第一導電型の等電位リング領域が形成された請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記等電位リング領域は最外周に位置する前記耐圧領域に形成された請求項7記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記共通層の表面には、前記共通層と同じ導電型のドレイン層を配置し、該ドレイン層表面に、ドレイン層とオーミック接合を形成するドレイン電極を配置する請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記共通層の表面に、第二導電型のコレクタ層を配置し、前記コレクタ層と前記共通層との間にpn接合を形成させる請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記共通層の表面には、前記共通層とショットキー接合を形成するショットキー電極膜を配置し、
    前記ベース領域とショットキー電極膜の間に前記導電領域と前記ベース領域を逆バイアスする極性の電圧が印加されたときに、前記ショットキー接合は順バイアスされるようにする請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の半導体装置の製造方法。
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