JP4848766B2 - 車載用楽音発生装置及び方法 - Google Patents
車載用楽音発生装置及び方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4848766B2 JP4848766B2 JP2005375146A JP2005375146A JP4848766B2 JP 4848766 B2 JP4848766 B2 JP 4848766B2 JP 2005375146 A JP2005375146 A JP 2005375146A JP 2005375146 A JP2005375146 A JP 2005375146A JP 4848766 B2 JP4848766 B2 JP 4848766B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- sound
- occupant
- predetermined
- sound generation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
本発明は、車両に乗員が乗車する際に、乗員をもてなすための楽音を適切なタイミングで効果的に発生させることができる車載用楽音発生装置を提供することを目的とする。
この構成によれば、検出手段の検出結果に基づいて制御手段が発音手段の発音を制御する。このとき、検出手段の検出結果が所定の条件を満足している場合、即ち、乗員の動作が所定の条件を満足するように行われた場合、制御手段が発音手段に所定の楽音を発音させる。従って、所定の条件を予め適切に設定しておけば、車両に乗員が乗車する際の乗員の動作の状況に応じて適切なタイミングで発音を発音させることが可能になる。また、乗車のための乗員の動作は、例えばCDプレイヤー等のような一般的な楽音再生装置の操作とは乖離しているため、乗員は自己の動作に基づいて楽音が発音されたという意識が希薄になり、車両によってもてなされているという意識を持つようになる。従って、効果的に乗員をもてなすための楽音を発生させることが可能になる。
この構成によれば、複数種類の動作を検出することにより、乗員の多様な動作の組み合わせに基づいて発音を指示することが可能になる。従って、より一層、乗員は自己の動作に基づいて楽音が発音されたという意識が希薄になり、乗員をもてなすための楽音をより一層効果的に発生させることが可能になる。
この構成によれば、乗員の動作の時系列順も条件とされるので、乗員の動作が有為である場合に発音の発音を指示することが可能になる。従って、乗車の際の動作とは関係のない動作があった場合に、不要な発音を防止することができる。
この構成によれば、乗員がドアロックを解除してからエンジンキーを操作するまでの何れかの動作を検出して楽音の発音を指示することが可能になる
この構成によれば、記憶手段に記憶された複数種類の楽曲データの中から、現在の時間情報に応じて一つが選択され、この選択された楽曲データを用いて楽音の発音が指示される。従って、現在の時間に適した楽音を発音させることが可能になり、より一層、楽音を効果的に発生させることが可能になる。
図1に、本実施形態に係る車載用楽音発生装置の全体構成を示す。本楽音発生装置は、乗員であるドライバーが車両に乗車する際の動作を検出し、その動作が後述の発音条件(所定の条件)を満足した場合に適切なタイミングで楽音を発音するものであって、同図に示すように、操作部110、表示部120、RAM 130、HDD 140、音源150、スピーカ160、CPU 170、ROM 180、センサ群190(ドアロックセンサ191、ドア開閉センサ192、着座センサ193、エンジンキーセンサ194)を備え、これらはバス100を介して相互に接続されている。
なお、上記各センサの信号として、車両の既存の信号(例えば、半ドアを警告するための信号)を流用してもよい。
なお、同図において、黒丸印は、この黒丸印が付された項目の動作が発音条件であることを表し、数字は、その数字が付された項目の動作がその順番に行われることが発音条件であることを表している。また、同図では、参考として、発音条件が満足された場合に発音すべき楽音を選択するための素材テーブルS1,S2等が示されている。
動作モードM1での発音条件は、エンジンキーがオン状態にあることである。この動作モードM1では、エンジンキーの状態のみが発音条件とされ、エンジンキーがオン状態にありさえすれば、発音条件が満足されたことになる。この動作モードM1では、素材テーブルS1を使用して発音すべき楽音が選択される。
即ち、動作モードM3の発音条件は、ドアロックの解除とドアの開閉との2種類の動作がこの順番(所定の順番)で行われ、且つ、前回の発音から5分が経過していることである。従って、例えば、前回の発音から5分が経過していても、ドアロックを解除しただけでは発音条件は満たされず、ドアを開いた時点で満たされる。この動作モードM3では、素材テーブルS1を使用して発音すべき楽音が選択される。
動作モードM5の発音条件は、上述の動作モードM4と同一であるが、この動作モードM5では、素材テーブルS2を使用して発音すべき楽音が選択される。
各動作モードに共通する事項として、本楽音発生装置は、車両の運行とは関係なく、常時稼動した状態に設定されており、利用者(乗員)は、操作部110を介して動作モードを選択して予め本楽音発生装置に設定しているものとする。もっとも、車両の運行とは関係なく、本装置を休止状態に設定することも可能である。
また、各フローには示されていないが、本楽音発生装置では、車両が使用されていない状態が一定時間続いた場合(例えば、エンジンが停止した状態が一定時間続いた場合)には、各フローの処理は強制的に「スタート」に戻される。以下の説明では、車両が使用されていない状態が一定時間続き、各フローの処理は強制的に「スタート」に戻された状態にあるものとする。
CPU 170は、RAM 130に予め記憶された過去の発音履歴情報を読み出し、前回の発音(過去の最後の発音動作)から一定時間が経過したかどうかを判断する(ステップS1)。この一定時間は、前回の発音と今回の発音が重複することを防止するための時間間隔であり、予め適切に設定されている。
この動作モードM1によれば、エンジンキーがオン状態に操作されたタイミングで楽音を発音させることができる。
以上で動作モードM1での動作を説明した。
動作モードM2での動作は、基本的には上述の動作モードM1と同様であるが、発音条件のみが異なる。即ち、上述の動作モードM1では、1種類の動作(エンジンキー操作)が発音条件を満足する場合に発音を指示するものとしたが、この動作モードM2では、2種類の動作が所定の発音条件を満足する場合に発音を指示する。具体的には、乗員が着座した状態にあり、かつ、エンジンキーがオン状態にある場合に発音条件が満足され、発音が指示される。
この動作モードM2によれば、乗員が着座してエンジンキーがオン状態になったタイミングで楽音を発音させることができる。
以上で、動作モードM2での動作を説明した。
なお、図5において、図4に示すステップと共通するステップには同一符号を付す。
先ず、CPU 170は、RAM 130に予め記憶された過去の発音履歴情報を読み出し、前回の発音(過去の最後の発音動作)から一定の時間が経過したかどうかを判断する(ステップS1)。ここで、一定の時間が経過したと判断すると(ステップS1;Y)、CPU 170は、センサ群190のうち、ドアロックセンサ191およびドア開閉センサ192から、車両に乗員が乗車する際の所定の動作の検出結果として、ドアロックの解除およびドアの開閉(複数種類の動作)を表す情報を取得し、この検出結果をRAM 130に一時記憶させる(ステップS2A)。このとき、CPU 170は、上記検出結果と共に、ドアロックの解除とドアの開閉とが行われた順番を表す情報もRAM 130に記憶させる。この順番を表す情報としては、例えば、各動作が検出された時刻データを使用することができる。
最後に、CPU 170は、RAM 130に記憶された各センサからの情報(検出結果)をリセットし(ステップS7)、処理を「スタート」に戻して上述の処理を繰り返す。
なお、この動作モードM3でも、車両が使用されていない状態が一定時間続いた場合は、強制的に処理を「スタート」に戻すが、その際にRAM 130の内容も強制的にリセットし、次の発音動作に備える。
以上で動作モードM3での動作を説明した。
この動作モードM4の動作は、基本的には上述の動作モードM3と同様であるが、発音条件のみが異なる。即ち、この動作モードM4では、ドアロックの解除、ドアの開閉、乗員の着座、エンジンキーのオン操作がこの順に検出され、且つ、前回の発音から10分が経過している場合に発音条件が満足されたと判断される。従って、ドアロックの解除からエンジンキーのオン操作に至る動作が検出されても、各動作の検出の順番が入れ替わっていれば発音条件は満足されないことになる。その他の動作については上述の動作モードM3と同様であるので、省略する。
また、この動作モードM4でも、上述の動作モードM3のように、短時間で再乗車した際の発音を防止することができ、またセキュリティーを高める使用法も可能である。
以上で動作モードM4での動作を説明した。
この動作モードM5の動作は、基本的には上述の動作モードM4と同様であるが、ステップS4において使用する素材テーブルのみが異なる。即ち、この動作モードM5では、図3(b)に示す素材テーブルS2を使用して、現在の季節(月)を表す時間情報に基づき素材データを選択する。例えば、現在の時間情報が9月を示していれば、CPU 170は、図3(b)の9月−11月の季節に対応づけられた素材データFを選択し、この素材データFをHDD 140から読み出して音源150に供給し、発音を指示する。
また、この動作モードM5でも、上述の動作モードM3のように、短時間で再乗車した際の発音を防止することができ、またセキュリティーを高める使用法も可能である。
この動作モードM6の動作は、基本的には上述の動作モードM5と同様であるが、乗員がドアをロックせずに一時的に車両を離れて戻って来た場合に前回の楽音とは異なる楽音を発音するようにした点が異なる。図6に示すように、動作モードM6では、上述の動作モードM5で援用する図5に示す各ステップに加えて、乗員がドアをロックせずに一時的に車両を離れて戻って来た場合の発音を制御するためのステップS3B,S4Bを更に備える。
最後に、CPU 170は、RAM 130に記憶された情報をリセットし(ステップS7)、処理を「スタート」に戻して上述の処理を繰り返す。
また、上述の動作モードM3〜M5と同様に、車両が使用されていない状態が一定時間続いた場合は、CPU 170は、強制的に処理を「スタート」に戻すと共に、RAM 130の内容を強制的にリセットし、次の発音動作に備える。
また、この動作モードM6でも、上述の動作モードM3のように、短時間で再乗車した際の発音を防止することができ、またセキュリティーを高める使用法も可能である。
以上で動作モードM6での動作を説明した。
また、上述の実施形態では、ステップS6の後にRAMの内容をリセットするためのステップS7を設けたが、これに限定されず、最初のステップとしてもよい。
Claims (7)
- 車両に乗員が乗車する際の前記乗員の所定の複数種類の動作を検出する検出手段と、
前記車両の車内に楽音を発音するための発音手段と、
前記複数種類の動作が所定の順番で行われたことを内容とする所定の条件を前記検出手段の検出結果が満足する場合に所定の楽音の発音を前記発音手段に指示する制御手段と、
を備えた車載用楽音発生装置。 - 前記所定の条件は、前回の発音から所定時間が経過していることを含む
ことを特徴とする請求項1記載の車載用楽音発生装置。 - 前記所定の条件は、前記乗員が選択可能なように、複数の動作モードの各々として設定されていることを特徴とする請求項1または2の何れか1項記載の車載用楽音発生装置。
- 前記複数の動作モードの何れかの動作モードについて、前記所定の条件として、先に判断される第1条件と、前記第1条件が満足されない場合に判断される第2条件との2種類の条件が設定され、
前記発音手段は、前記第1条件および前記第2条件のそれぞれに対応した楽音を発音することを特徴とする請求項3記載の車載用楽音発生装置。 - 前記乗員の所定の複数種類の動作は、少なくとも、ドアロックの解除、ドアの開閉、運転席への着座、エンジンキー操作のうちの何れか2つを含むことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項記載の車載用楽音発生装置。
- 前記所定の楽音を発音するために使用する複数種類の楽曲データを格納する記憶手段を更に備え、
前記制御手段は、現在の時間情報に基づき前記複数種類の楽曲データのうちの1つを選択して前記発音手段にその発音を指示することを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項記載の車載用楽音発生装置。 - 検出手段が、車両に乗員が乗車する際の前記乗員の所定の複数種類の動作を検出するステップと、
制御手段が、前記複数種類の動作が所定の順番で行われたことを内容とする所定の条件を前記検出手段の検出結果が満足する場合に所定の楽音の発音を発音手段に指示するステップと、
前記発音手段が、前記制御手段からの指示を受けて、前記車両の車内に楽音を発音するステップと、
を含む楽音発生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005375146A JP4848766B2 (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 車載用楽音発生装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005375146A JP4848766B2 (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 車載用楽音発生装置及び方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007178583A JP2007178583A (ja) | 2007-07-12 |
JP4848766B2 true JP4848766B2 (ja) | 2011-12-28 |
Family
ID=38303856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005375146A Active JP4848766B2 (ja) | 2005-12-27 | 2005-12-27 | 車載用楽音発生装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4848766B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5798472B2 (ja) * | 2011-12-16 | 2015-10-21 | 株式会社 ミックウェア | 車載装置、楽曲再生方法、およびプログラム |
JP6551179B2 (ja) * | 2015-11-11 | 2019-07-31 | トヨタ車体株式会社 | 車両の音響装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10166956A (ja) * | 1996-12-09 | 1998-06-23 | Fujitsu Ten Ltd | 電気機器の動作状態再現方法および装置 |
JP3818872B2 (ja) * | 2001-06-21 | 2006-09-06 | ダイハツ工業株式会社 | 車載用音響装置及びこれと通信する携帯用音響装置並びにこれら両装置を備える音響システム |
JP2004051081A (ja) * | 2002-05-27 | 2004-02-19 | Yamaha Corp | 車両及びその音響発生方法 |
JP4352685B2 (ja) * | 2002-11-20 | 2009-10-28 | ソニー株式会社 | コンテンツ再生機器およびコンテンツ再生機器の制御方法 |
JP4245940B2 (ja) * | 2003-03-03 | 2009-04-02 | アルパイン株式会社 | 車載システム |
JP3830154B2 (ja) * | 2003-06-30 | 2006-10-04 | 松下電器産業株式会社 | コンテンツ再生装置及び方法 |
JP2005280580A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Toshiba Corp | 車載音響機器の制御装置 |
JP3871691B2 (ja) * | 2004-11-05 | 2007-01-24 | 富士通テン株式会社 | 再生装置 |
-
2005
- 2005-12-27 JP JP2005375146A patent/JP4848766B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2007178583A (ja) | 2007-07-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3496098B1 (en) | Generating personalized audio content based on mood | |
US20190322213A1 (en) | Method for Operating a Motor Vehicle and Motor Vehicle | |
GB2062920A (en) | Voice warning system | |
US10814886B2 (en) | System of optimizing activation degree of occupant of vehicle | |
JP4848766B2 (ja) | 車載用楽音発生装置及び方法 | |
JP4134963B2 (ja) | 音響装置 | |
JP2004149024A (ja) | 車載用画像表示装置 | |
JP2005352895A (ja) | 車両運転者覚醒システム | |
JP2007334251A (ja) | エージェント装置、プログラム、及び音声供給方法 | |
JP2005135519A (ja) | 音楽再生装置 | |
JP2005135518A (ja) | 音楽再生装置 | |
JP2019159045A (ja) | 再生制御装置、再生システム、再生制御方法、および再生制御プログラム | |
JP2009035340A (ja) | エレベータかご内のbgm再生装置 | |
CN109313861A (zh) | 乐器练习系统、演奏练习实施装置、内容播放系统、以及内容播放装置 | |
JP2006277220A (ja) | コンテンツ再生装置、コンテンツ選定プログラム、及びコンテンツ再生方法 | |
JP2018184052A (ja) | 音声再生システム | |
JPH09305190A (ja) | カラオケ装置 | |
JP3845577B2 (ja) | 鉄道模型の制御装置 | |
JP2010015053A (ja) | 楽曲再生装置 | |
JP2007066341A (ja) | 車載システム | |
JP4997958B2 (ja) | リスト更新装置、リスト更新プログラム及びリスト更新方法 | |
JP2009031922A (ja) | 車載音響装置、その制御方法及び制御プログラム | |
JP2009129521A (ja) | 楽曲再生装置 | |
JP5109397B2 (ja) | 車両用楽音発生装置及び楽音発生方法 | |
JP2008250125A (ja) | カラオケシステム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081020 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110607 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110803 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110920 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111003 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4848766 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028 Year of fee payment: 3 |