JP4848232B2 - ラベル受渡装置及びラベル貼付装置 - Google Patents

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本発明は、ラベル送出部から送出されたラベルをラベル貼付部の吸着板に受け渡すラベル受渡装置に係り、特に、所謂卓上型ラベル印刷機をラベル貼付装置として用いるときに有用なラベル受渡装置に関する。また、このラベル受渡装置を備えたラベル貼付装置に関する。
一般に、各所で所謂卓上型ラベル印刷機が普及しており、従来、この種の卓上型ラベル印刷機は、例えば、図5に示すように、ケース2で覆われた基台1を備え、ラベルLが仮着させられた帯状台紙Dを供給リール(図示せず)から巻取リール(図示せず)に搬送するとともに、この搬送の過程で、例えばプラテン3a及びサーマル印字ヘッド3bからなる印字機構3によりラベルに印字を行ない、その後、帯状台紙Dを例えば剥離板4により折り返すことによりこの帯状台紙DからラベルLを剥離してラベル出口5から送出する(例えば、特開平6−278733号公報(特許文献1)等参照)。
特開平6−278733号公報
ところで、本願出願人は、この従来からある汎用の卓上型ラベル印刷機Tをラベル送出部として装置の一部に取り入れ、物品にラベルを貼付する簡易なラベル貼付装置を提供することを検討している。
この場合、図5に示すように、機台(図示せず)に卓上型ラベル印刷機Tを設置するとともに、この卓上型ラベル印刷機Tから送出されたラベルLを表面側から吸着する吸着板6及びこの吸着板6を移動させて物品(図示せず)にラベルLを貼付させるエアシリンダなどの移動機構7を有したラベル貼付部8を設置する構成が考えられる。
しかしながら、卓上型ラベル印刷機Tにあっては、ラベル出口5から送出されるラベルLの姿勢を平面状に保持しておく機構、例えば、下から空気を噴出してラベルを支持する空気噴射ノズル等の機構が備えられていないので、ラベルLがラベル出口5から垂れ下がってしまい(図中二点鎖線)、そのため、吸着板6をラベル出口5の近傍に設けてもラベル吸引が不確実になり、単に、ラベル貼付部8を設置して対応することができないという問題があった。
本発明は上記の問題点に鑑みて為されたもので、送出されるラベルを吸着板が確実に吸着できるようにラベルを支持して受け渡すラベル受渡装置及びこのラベル受渡装置を備えたラベル貼付装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のラベル受渡装置は、ラベルが仮着された帯状台紙からラベルを剥離して送出するラベル送出部と、該ラベル送出部から送出されたラベルを表面側から吸着する吸着位置及び物品にラベルを貼付する貼付位置に移動させられる吸着板を有したラベル貼付部との間に設けられ、上記ラベル送出部から送出されたラベルを上記ラベル貼付部の吸着板に受け渡すラベル受渡装置であって、上記ラベル送出部から送出されたラベルを裏面側から剥離可能に支承するとともに駆動させられて該支承したラベルを上記吸着板の吸着位置において該吸着板により吸着可能になる所定位置まで移動させる支承部と、該支承部を駆動する駆動部とを備えた構成としている。
これにより、ラベルを物品に貼付するときは、ラベル送出部から送出されたラベルは、支承部にその裏面側から剥離可能に支承されるとともに、駆動部により支承部が駆動されてラベルは吸着板により吸着可能になる所定位置まで移動させられる。この場合、ラベルは支承部により支承されるのでその姿勢が平面状に保持された状態で移動させられる。そして、ラベルの所定位置において、ラベル貼付部の吸着板が吸着位置に移動させられ、ラベルを吸着する。この場合、ラベルは支承部に支承されるのでその姿勢が平面状に保持された状態になっていることから、ラベルが垂れたりすることがなく、ラベルは確実に吸着板に吸着されて受け渡される。
そして、ラベル貼付部の吸着板が貼付位置に移動させられ、吸着板によりラベルが物品に貼付される。この場合、ラベルは吸着板に確実に吸着保持されているので、物品に対しても確実に貼付される。
そして、必要に応じ、上記支承部を、上記ラベルを支承する支承面を有し循環駆動させられて該支承面に支承したラベルをその送出方向に沿って移動させるエンドレスのベルトと、上記ラベルの送出方向に直交する方向に軸線を有し互いに離間させられて回転可能に設けられ上記ベルトが掛け渡される一対のローラとを備えて構成し、上記駆動部を、上記支承部の一対のローラの少なくとも何れか一方を回転させて上記ベルトを循環駆動する電動モータを備えて構成している。ラベルをベルトに支承するので、その姿勢を確実に平面状に保持することができる。
この場合、上記ベルトを、上記ラベルの送出方向に直交する方向に間隔を隔てて複数列設した集合で構成し、該ベルトの間隔を貫通部として構成したことが有効である。複数のベルトにより容易に貫通部を構成できる。また、ベルトは複数列設されたエンドレスの集合で構成されているので、支承面のラベルとの接触面積が極めて小さなものになっていることから、ラベルがベルトの支承面から剥離し易くなっており、そのため、ラベルをより一層確実に吸着板に吸着させて受け渡すことができる。
また、必要に応じ、上記ベルトの下側に、該ベルトの貫通部を通して該ベルトの支承面に支承したラベルを吸引する吸引ファンを設けた構成としている。これにより、ラベルは吸引ファンにより吸引されるので、支承面上で動いて位置ずれすることが防止され、その姿勢が確実に平面状に保持された状態で移動させられる。
更に、必要に応じ、上記ベルトの下側に、上記吸着板がラベルを吸着するとき、上記吸着板に支承されたラベルに対して上記ベルトの貫通部を通して空気を吹き付け該吸着板に向けて該ラベルを付勢する空気噴射ノズルを設けた構成としている。これにより、空気噴射ノズルから空気が噴射されるので、ラベルが吸着板側に付勢され、ラベルがベルトの支承面から容易に剥離される。そのため、ラベルを確実に吸着板に吸着させて受け渡すことができる。
更にまた、必要に応じ、上記一対のローラ間に設けられ、該ローラの上側に位置する上記ベルトの裏面側を支持し多数の通気性を有する支持板を設けた構成としている。支持板は、小孔を多数形成した板状部材、あるいは、網状の部材等で構成し通気性を持たせる。これにより、ベルトは支持板に支持されているので、ベルトが上下に撓む事態が防止され、この点でも、ラベルの姿勢が確実に平面状に保持された状態で移動させられ、そのため、ラベルを確実に吸着板に吸着させて受け渡すことができる。また、支持板は通気性なので吸引ファンの吸引機能若しくは空気噴射ノズルの空気噴射の機能を損なわない。
また、必要に応じ、上記ラベルが上記吸着板により吸着可能になる所定位置まで移動させられたか否かを検知するセンサを設け、該センサが上記所定位置まで移動させられたことを検知したとき上記駆動部を停止する制御手段を設けた構成としている。駆動部が停止させられてラベルが所定位置に位置決めされているので、吸着板とラベルとの位置関係が一義的になり、そのため、ラベルを確実に吸着板に吸着させることができる。
そしてまた、必要に応じ、上記ラベル貼付部は、上記吸着板を上記吸着位置及び貼付位置に移動させる移動機構を備え、該移動機構を第一移動機構及び第二移動機構を備えて構成し、上記第一移動機構を、上記吸着板が上記ラベルに対峙させられるラベル対峙位置及び上記物品に対峙させられる物品対峙位置の二位置に該吸着板を移動させる機能を備えて構成し、上記第二移動機構を、上記吸着板を進退動可能に支持し、上記吸着板がラベル対峙位置及び物品対峙位置間で移動する際に該吸着板を後退させ、上記ラベル対峙位置において該吸着板を進出させて上記吸着位置に位置決めするとともに、上記物品対峙位置において該吸着板を進出させて上記貼付位置に位置決めする機能を備えて構成している。第一移動機構及び第二移動機構により、ラベル送出部から離れたところで確実に物品への貼付動作を行なわせることができる。
また、上記課題を解決するため本発明のラベル貼付装置は、ラベルが仮着された帯状台紙からラベルを剥離して送出するラベル送出部と、該ラベル送出部から送出されたラベルを表面側から吸着する吸着位置及び物品にラベルを貼付する貼付位置に移動させられる吸着板を有したラベル貼付部とを備えたラベル貼付装置において、上記のラベル受渡装置を備えた構成としている。上記と同様の作用,効果が奏される。
この場合、必要に応じ、上記ラベル送出部を、卓上型ラベル印刷機で構成している。この卓上型ラベル印刷機をラベル貼付装置の一部として用いても、ラベル受渡装置により、ラベル出口から送出されるラベルの姿勢を平面状に保持してラベル貼付部の吸着板にラベルを確実に吸着させて受け渡すことができ、そのため、卓上型ラベル印刷機を用いたラベル貼付装置を容易に提供できるようになる。
本発明のラベル受渡装置及びラベル貼付装置によれば、ラベルを物品に貼付するときは、ラベル送出部から送出されたラベルは、支承部にその裏面側から剥離可能に支承されるとともに、駆動部により支承部が駆動されてラベルは吸着板により吸着可能になる所定位置まで移動させられるので、ラベルはその姿勢が平面状に保持された状態で移動させられ、そのため、ラベルが垂れたりすることがなく、ラベルを確実に吸着板に吸着させて受け渡すことができる。その結果、ラベルは吸着板に確実に吸着保持されるので、物品に対してもラベルを確実に貼付することができるようになる。
また、従来からある汎用の卓上型ラベル印刷機をラベル送給部として構成し、ラベル貼付装置の一部として用いても、ラベル受渡装置により、ラベル出口から送出されるラベルの姿勢を平面状に保持してラベル貼付部の吸着板にラベルを確実に吸着させて受け渡すことができ、卓上型ラベル印刷機を用いたラベル貼付装置を容易に提供できるようになる。
以下、添付図面に基づいて、本発明の実施の形態に係るラベル受渡装置及びこのラベル受渡装置が用いられるラベル貼付装置について詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置Sは、上記と同様の所謂卓上型ラベル印刷機Tを用いて構成されている。尚、上記と同様のものには同一の符号を付して説明する。
図1乃至図4に示すように、本発明の実施の形態に係るラベル貼付装置Sの基本的構成は、機台Saに、ラベルLを送出するラベル送出部10と、ラベル送出部10から送出されたラベルLをコンベアC(図4参照)によって搬送されてくる物品Wに貼付するラベル貼付部20と、ラベル送出部10から送出されたラベルLをラベル貼付部20に受け渡すラベル受渡装置40とを備えている。
ラベル送出部10としては、汎用の所謂卓上型ラベル印刷機Tが用いられる。機台Saには、ラベル送出部10としての卓上型ラベル印刷機Tを載置するための載置台11が設けられており、卓上型ラベル印刷機Tはこの載置台11に固定される。
尚、載置台11の下にスライダーや昇降機構を設けることで、大きさの異なる卓上型ラベル印刷機Tを載置するようにしても良い。
このラベル送出部10は、ラベルLが仮着された帯状台紙DからラベルLを剥離して送出するもので、ケース2で覆われた基台1を備え、基台1には、ラベルLが仮着された帯状台紙Dを搬送経路に供給する供給リール(図示せず)と、供給される帯状台紙DからラベルLを剥離する剥離板4と、ラベルLが剥離された帯状台紙Dを巻き取る巻取リール(図示せず)とを備えている。剥離板4は先端部がナイフエッジ形状に形成され、台紙搬送経路を搬送されてきた帯状台紙Dを先端部で折り返すことにより、帯状台紙DよりラベルLを帯状台紙Dから剥がし、ラベル出口5から送出するものである。また、剥離板4の前位には、台紙Dの搬送過程において、ラベルLに所要の印字を行なう例えばプラテン3a及びサーマル印字ヘッド3bからなる印字機構3が設けられている。
ラベル貼付部20は、ラベル送出部10から送出されたラベルLを表面側から吸着する吸着位置X及び物品WにラベルLを貼付する貼付位置Yに移動させられる矩形盤状の吸着板21を有している。吸着板21にはラベルLの表面を吸着するためのエアを吸引する複数の小孔22が設けられている。吸着板21は、ベース23にスプリング24を介して取り付けられている。
ラベル貼付部20は、吸着板21を吸着位置X及び貼付位置Yに移動させる移動機構30を備えている。移動機構30は、第一移動機構30A及び第二移動機構30Bを備えて構成されている。第一移動機構30Aは、吸着板21がラベルLに対峙させられるラベル対峙位置V及び物品Wに対峙させられる物品対峙位置Hの二位置に吸着板21を移動させる機能を備えて構成されている。
詳しくは、第一移動機構30Aは、機台Saに立設されたスタンド31に設けられ、第二移動機構30Bを介して吸着板21を90°回転させてラベル対峙位置V及び物品対峙位置Hの何れかの位置に位置決めするエアモータ32で構成されている。
第二移動機構30Bは、吸着板21を進退動可能に支持し、吸着板21がラベル対峙位置V及び物品対峙位置H間で移動する際に吸着板21を後退させ、ラベル対峙位置Vにおいて吸着板21を進出させて吸着位置X(図3参照)に位置決めするとともに、物品対峙位置Hにおいて吸着板21を進出させて貼付位置Y(図4参照)に位置決めする機能を備えて構成されている。詳しくは、第二移動機構30Bは、シリンダ33a及びピストン33bからなるエアシリンダ装置33で構成されており、シリンダ33aは第一移動機構30Aのエアモータ32に取付部材34を介して取り付けられ、ピストン33bの先端には吸着板21が取り付けられたベース23が取り付けられている。
実施の形態に係るラベル受渡装置40は、図1乃至図4に示すように、ラベルLを支承する支承部41と、支承部41を駆動する駆動部49とを備えている。
支承部41は、ラベル送出部10から送出されたラベルLを裏面側から剥離可能に支承するとともに駆動させられて支承したラベルLを吸着板21の吸着位置Xにおいてこの吸着板21により吸着可能になる所定位置P(図2及び図3参照)まで移動させる。
詳しくは、支承部41は、ラベルLを支承する支承面43を有し循環駆動させられてこの支承面43に支承したラベルLをその送出方向に沿って移動させるエンドレスのベルト42と、ラベルLの送出方向に直交する方向に軸線を有し互いに離間させられて回転可能に設けられベルト42が掛け渡される一対のローラ44,45とを備えて構成されている。一対のローラ44,45は、機台Saに設けた機枠46に回転可能に支持されている。
ベルト42は、ラベルLの送出方向に直交する方向に間隔を隔てて複数列設された集合で構成されている。そして、各ベルト42間の空間が貫通部48(図1参照)として構成されている。
駆動部49は、支承部41の一対のローラ44,45の少なくとも何れか一方(実施の形態では後流側のローラ44)を回転させてベルト42を循環駆動する電動モータ49aを備えて構成されている。電動モータ49aは、スタンド31に設けられてその回転軸がローラ44に連結されている。
また、一対のローラ44,45間には、ローラ44,45の上側に位置するベルト42の裏面側を支持する支持板50が設けられている。支持板50には多数の小孔51が開けられている。
更に、ベルト42の下側には、ベルト42の貫通部48を通してベルト42の支承面43に支承したラベルLを吸引する吸引ファン52が設けられている。
更にまた、ベルト42の下側には、吸着板21がラベルLを吸着するとき、吸着板21により吸着可能になる所定位置Pまで移動させられたラベルLに対して、ベルト42の貫通部48及び支持板50の多数の小孔51を通して空気を吹き付け、吸着板21に向けてラベルLを付勢する複数の空気噴射ノズル53が設けられている。
また、本実施の形態においては、エアモータ32,エアシリンダ装置33,電動モータ49a,吸引ファン52,空気噴射ノズル53等の始動,停止を所定のタイミングで行なう制御部(図示せず)を備えている。
特に、受渡装置40の機枠46には、ラベルLが吸着板21により吸着可能になる所定位置Pまで移動させられたか否かを検知するセンサ54が設けられており、制御部は、ラベルLが所定位置Pまで移動させられたことをセンサ54が検知したとき駆動部49の電動モータ49aを停止する。
従って、この実施の形態に係るラベル貼付装置Sによれば、以下のようにラベルLが物品Wに貼付される。
ラベル貼付部20においては、図2に示すように、第一移動機構30Aのエアモータ32が、吸着板21をラベル対峙位置Vに位置させており、第二移動機構30Bのエアシリンダ装置33が吸着板21を後退させている。
ラベル受渡装置40においては、駆動部49の電動モータ49aが作動しており、ベルト42が循環駆動させられている。また、吸引ファン52も作動している。
ラベル送出部10としての卓上型ラベル印刷機Tにおいては、ラベルLが台紙Dに仮着させられた状態で搬送されており、印字機構3によりラベルLに所要の印字が行なわれ、その後、剥離板4によりラベルLが引き剥がされ、ラベル出口5から送出される。
図2に示すように、受渡装置40においては、送出されたラベルLはベルト42の支承面43に支承されて、ベルト42により移動させられる。この場合、ラベルLはベルト42の支承面43に支承されるのでその姿勢が平面状に保持された状態で移動させられる。また、ラベルLは吸引ファン52により吸引されるので、支承面43上で動いて位置ずれすることが防止され、その姿勢が確実に平面状に保持された状態で移動させられる。更に、ベルト42は支持板50に支持されているので、ベルト42が上下に撓む事態が防止され、この点でも、ラベルLの姿勢が確実に平面状に保持された状態で移動させられる。この場合、支持板50は多数の小孔51が開けられているので吸引ファン52の吸引機能を損なわない。
そして、ラベルLが所定位置Pに至ると、センサ54がこれを検知し、電動モータ49aを停止する。この状態で、図3に示すように、ラベル貼付部20の第二移動機構30Bのエアシリンダ装置33が作動し、吸着板21を吸着位置Xに進出させ、ラベルLを吸着する。また、このとき、空気噴射ノズル53から空気が噴射される。この場合、電動モータ49aが停止させられてラベルLが所定位置Pに位置決めされているので、吸着板21とラベルLとの位置関係が一義的になり、そのため、ラベルLを確実に吸着板21に吸着させることができる。また、ラベルLはベルト42の支承面43に支承されているのでその姿勢が平面に保持された状態になっていることから、ラベルLが垂れさがり皺が発生することがなく、ラベルLを確実に吸着板21に吸着させて受け渡すことができる。更に、ベルト42は支持板50に支持されているので、吸着板21がラベルLに押圧されても、ベルト42が上下に撓む事態が防止され、ラベルLを平面状に保持した状態で吸着板21に吸着させることができ、この点でも、ラベルLを確実に吸着板21に吸着させて受け渡すことができる。
更に、この場合、空気噴射ノズル53から空気が噴射されるので、吸引ファン52の吸引力に抗してラベルLが吸着板21側に付勢され、ラベルLがベルト42の支承面43から容易に剥離される。そのため、ラベルLを確実に吸着板21に吸着させて受け渡すことができる。この場合、支持板50は多数の小孔51が開けられているので空気噴射ノズル53の空気噴射の機能を損なわない。
更にまた、ベルト42は集合で構成されているので、支承面43のラベルLとの接触面積が極めて小さなものになっていることから、即ち、ベルト42には貫通部48が設けられ貫通部48以外の部分がラベルLの裏面の一部に点接触若しくは線接触していることから、ラベルLがベルト42の支承面43から剥離し易くなっており、そのため、この点でもラベルLを確実に吸着板21に吸着させて受け渡すことができる。
次に、図1及び図4に示すように、ラベル貼付部20の第二移動機構30Bのエアシリンダ装置33が作動し、吸着板21を後退させるとともに、この状態で、第一移動機構30Aのエアモータ32が作動し、吸着板21を物品対峙位置Hに移動させる。この物品対峙位置Hにおいては、再び、第二移動機構30Bのエアシリンダ装置33が作動し、吸着板21を進出させて貼付位置Yに位置決めする。貼付位置Yでは、吸着板21からエアが吹き出され、このエア力によりラベルLが物品Wに貼付される。この場合、ラベルLは吸着板21に確実に吸着保持されているので、物品Wに対しても確実に貼付される。そして、貼付後は、図2に示すように、吸着板21は再び後退させられてラベル対峙位置Vに移動させられて待機する。
このように、本実施の形態においては、従来からある汎用の卓上型ラベル印刷機Tをラベル貼付装置Sの一部として用いても、ラベル受渡装置40により、ラベル出口5から送出されるラベルLの姿勢を平面状に保持してラベル貼付部20の吸着板21にラベルLを確実に吸着させて受け渡すことができ、卓上型ラベル印刷機Tを用いたラベル貼付装置Sを容易に提供できるようになる。
尚、上記実施の形態においては、ベルト42を集合で構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、板状のベルト42に多数の貫通部を設けたタイプのベルトにするなど、適宜変更して差支えない。また、実施の形態においては、吸引ファン52は、常時作動させているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、吸着板21の吸着時には停止させるようにしても良く適宜変更して差支えない。
また、上記実施の形態では、ラベル送出部10を汎用の卓上型ラベル印刷機Tで構成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、ラベル送出部を専用に作製したラベル貼付装置Sであっても良いことはもちろんである。
更にまた、上記実施の形態においては、ラベル貼付部20の移動機構30を、吸着板21を90°回転させて物品Wの側面にラベルLを貼付する第一移動機構30A及び第二移動機構30Bを用いて説明したが、これに限定するものではなく、物品Wの他の面(平面、底面、前面、後面)に貼付できる移動機構としてもよく、また、ラベルLを吸着板21の吹き付けにより貼付するエアージェット式にするなど、ラベル受渡装置及びラベル貼付装置として有用である。
本発明の実施の形態に係るラベル受渡装置及びこれを用いたラベル貼付装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るラベル受渡装置及びこれを用いたラベル貼付装置においてラベルの支承状態を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るラベル受渡装置及びこれを用いたラベル貼付装置において吸着板によるラベルの吸着時の作用を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るラベル受渡装置及びこれを用いたラベル貼付装置において物品に対するラベルの貼付時の作用を示す断面図である。 従来からある卓上型ラベル印刷機をその不具合とともに示す断面図である。
符号の説明
S ラベル貼付装置
Sa 機台
T 卓上型ラベル印刷機
W 物品
C コンベア
L ラベル
D 帯状台紙
1 基台
2 ケース
3 印字機構
4 剥離板
5 ラベル出口
10 ラベル送出部
11 載置台
20 ラベル貼付部
21 吸着板
X 吸着位置
Y 貼付位置
30 移動機構
30A 第一移動機構
30B 第二移動機構
V ラベル対峙位置
H 物品対峙位置
31 スタンド
32 エアモータ
33 エアシリンダ装置
40 受渡装置
41 支承部
P 所定位置
42 ベルト
43 支承面
44,45 ローラ
46 機枠
48 貫通部
49 駆動部
49a 電動モータ
50 支持板
51 小孔
52 吸引ファン
53 空気噴射ノズル
54 センサ

Claims (6)

  1. ラベルが仮着された帯状台紙からラベルを剥離して送出するラベル送出部と、該ラベル送出部から送出されたラベルを表面側から吸着する吸着位置及び物品にラベルを貼付する貼付位置に移動させられる吸着板を有したラベル貼付部との間に設けられ、上記ラベル送出部から送出されたラベルを上記ラベル貼付部の吸着板に受け渡すラベル受渡装置であって、
    上記ラベル送出部から送出されたラベルを裏面側から剥離可能に支承するとともに駆動させられて該支承したラベルを上記吸着板の吸着位置において該吸着板により吸着可能になる所定位置まで移動させる支承部と、該支承部を駆動する駆動部とを備え、
    上記支承部を、上記ラベルを支承する支承面を有し循環駆動させられて該支承面に支承したラベルをその送出方向に沿って移動させるエンドレスのベルトと、上記ラベルの送出方向に直交する方向に軸線を有し互いに離間させられて回転可能に設けられ上記ベルトが掛け渡される一対のローラとを備えて構成し、
    上記駆動部を、上記支承部の一対のローラの少なくとも何れか一方を回転させて上記ベルトを循環駆動する電動モータを備えて構成し、
    上記ベルトを、上記ラベルの送出方向に直交する方向に間隔を隔てて複数列設した集合で構成し、該ベルトの間隔を貫通部として構成し、
    上記ベルトの下側に、該ベルトの貫通部を通して該ベルトの支承面に支承したラベルを吸引する吸引ファンを設け、
    上記ベルトの下側に、上記吸着板がラベルを吸着するとき、上記吸着板に支承されたラベルに対して上記ベルトの貫通部を通して空気を吹き付け該吸着板に向けて該ラベルを付勢する空気噴射ノズルを設けたことを特徴とするラベル受渡装置。
  2. 上記一対のローラ間に設けられ、該ローラの上側に位置する上記ベルトの裏面側を支持し多数の通気性を有する支持板を設けたことを特徴とする請求項1記載のラベル受渡装置。
  3. 上記ラベルが上記吸着板により吸着可能になる所定位置まで移動させられたか否かを検知するセンサを設け、該センサが上記所定位置まで移動させられたことを検知したとき上記駆動部を停止する制御手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至2何れかに記載のラベル受渡装置。
  4. 上記ラベル貼付部は、上記吸着板を上記吸着位置及び貼付位置に移動させる移動機構を備え、該移動機構を第一移動機構及び第二移動機構を備えて構成し、上記第一移動機構を、上記吸着板が上記ラベルに対峙させられるラベル対峙位置及び上記物品に対峙させられる物品対峙位置の二位置に該吸着板を移動させる機能を備えて構成し、上記第二移動機構を、上記吸着板を進退動可能に支持し、上記吸着板がラベル対峙位置及び物品対峙位置間で移動する際に該吸着板を後退させ、上記ラベル対峙位置において該吸着板を進出させて上記吸着位置に位置決めするとともに、上記物品対峙位置において該吸着板を進出させて上記貼付位置に位置決めする機能を備えて構成したことを特徴する請求項1乃至3何れかに記載のラベル受渡装置。
  5. ラベルが仮着された帯状台紙からラベルを剥離して送出するラベル送出部と、該ラベル送出部から送出されたラベルを表面側から吸着する吸着位置及び物品にラベルを貼付する貼付位置に移動させられる吸着板を有したラベル貼付部とを備えたラベル貼付装置において、
    上記請求項1乃至4何れかに記載のラベル受渡装置を備えたことを特徴とするラベル貼付装置。
  6. 上記ラベル送出部を、卓上型ラベル印刷機で構成したことを特徴とする請求項5記載のラベル貼付装置。
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