JP4847927B2 - 自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の車両に取り付けられるディスクブレーキのディスクカバー装置に関するものである。更に詳しくは、本発明はディスクブレーキのブレーキディスク(ロータ)等を覆い、錆等の摩耗粉が飛散してタイヤホイールを汚損するのを防止する自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置に関するものである。
一般に自動車のブレーキとしてディスクブレーキが広く普及している。ディスクブレーキのブレーキディスク(ロータ)は金属部品であり、外気に直接曝されていることから錆びることがある。ブレーキディスクが錆びている状態で自動車の走行中にブレーキを作動させると、ブレーキディスクの錆が摩耗粉となって発生し飛散する。また、たとえブレーキディスクが錆びていなくても、ディスクブレーキの作動によってブレーキパッドやブレーキディスクが摩耗し摩耗粉が発生し飛散する。このような摩耗粉の飛散を防止するものは、従来、存在しなかった
なお、泥水等の飛沫からブレーキディスクを保護するものとして、例えば特開平6−74265号公報に開示されたディスクブレーキ用ダストカバーがある。しかしながら、これはブレーキの作動に伴って発生する摩耗粉の飛散を防止するものではない。
特開平6−74265号
ディスクブレーキはタイヤホイールの内側に配置されており、ディスクブレーキの作動により発生した摩耗粉がそのまま飛散するとタイヤホイールのデザイン部分に付着し汚染するとの問題があった。ここで本明細書において、タイヤホイールのリムよりも内径側の部分をデザイン部分という。例えばディッシュタイプ・ホイールのディスク部、スポークタイプ・ホイール,ワイヤースポークタイプ・ホイールのスポーク部、メッシュタイプ・ホイールのメッシュ部、フィンタイプ・ホイールのフィン部、スパイラルタイプ・ホイールのスパイラル部等はデザイン部分である。
タイヤホイールのデザイン部分は自動車の外観の一部を構成しており、自動車の美観に大きく影響する。自動車のボディーを綺麗にしてもタイヤホイールのデザイン部分が汚れていると、自動車全体として汚れている印象を与えてしまうことになる。
本発明は、ブレーキディスクの摩耗粉によるタイヤホイールのデザイン部分の汚染を防止することができるディスクブレーキのディスクカバー装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために請求項1記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置は、車両の車体側に取り付けられ、ブレーキディスクを回転自在に収容すると共にブレーキパッドを収容するカバー本体と、ブレーキディスクの冷却手段と、カバー本体の外周面又は内側面に設けられた摩耗粉排出口と、カバー本体内に侵入した水を除去する排水口を備え、冷却手段は、カバー本体に設けられた開閉窓と、開閉窓を自動又は手動で開閉する操作手段を備えるものである。
したがって、ディスクブレーキの作動によって発生した摩耗粉はカバー本体によって捕捉され、その飛散を防止される。また、ディスクブレーキの作動によって発生した熱は冷却手段によって除去される。ディスクブレーキの作動によって発生した摩耗粉はカバー本体によって一旦捕捉された後、摩耗粉排出口から排出される。摩耗粉排出口はカバー本体の外周面又は内側面に設けられているので、摩耗粉はタイヤホイールのリムの内周面又はタイヤの裏側に向けて排出される。また、カバー本体内に侵入した水は排水口から排出され、カバー本体内に水が溜まることがない。
また、請求項2記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置のように、摩耗粉排出口によって排水口を兼ねるようにしても良い。
また、請求項3記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置は、冷却手段が、カバー本体内に冷却空気を強制的に送り込む送風機構を備えている。したがって、ディスクブレーキの作動によって発生した熱はカバー本体内に送り込まれた冷却空気によって除去される。
また、請求項4記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置は、開閉窓を開閉させるアクチュエータを備え、アクチュエータは車両のエンジンの始動に連動して開閉窓を閉じると共にエンジンの停止に連動して開閉窓を開き、送風機構は車両のエンジンの始動に連動して始動すると共にエンジンの停止後所定時間の経過によって停止するものである。
したがって、車両のエンジンが始動すると、アクチュエータが開閉窓を閉じる。このため、ディスクブレーキの作動によって発生した摩耗粉の飛散が防止される。また、送風機構が始動して冷却空気がカバー本体内に送り込まれる。このため、ディスクブレーキの作動によって発生した熱が冷却空気によって冷却される。一方、走行終了後、車両のエンジンが停止されると、アクチュエータが開閉窓を開ける。このため、ディスクブレーキの作動によって発生した熱が外に逃がされる。また、エンジンが停止しても所定時間を経過するまでは送風機構によって冷却空気が供給されており、カバー本体内は冷却空気によっても冷却される。送風機構はエンジン停止後所定時間の経過によって停止される。
また、請求項5記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置は、送風機構の異常時には、開閉窓が手動操作によって開閉可能である。したがって、カバー本体内を送風機構からの冷却空気によって冷却できない場合であっても、開閉窓からカバー本体内の熱を逃がすことができる。
また、請求項記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置は、カバー本体内に摩耗粉を吸着する磁石を備えるものである。したがって、カバー本体内で発生した摩耗粉は磁石によって吸着され捕捉される。この場合、摩耗粉排出口は有っても良いが、無くても良い。
また、請求項記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置は、冷却手段が、カバー本体内の空気を吸引して外気をカバー本体内に導入して冷却する吸引機構を備えるものである。したがって、吸引機構がカバー本体内の空気を吸引すると、カバー本体内が負圧になりカバー本体内に外気が導入される。カバー本体内に導入された外気によってディスクブレーキの作動によって発生した熱が除去される。
請求項1記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置では、車両の車体側に取り付けられ、ブレーキディスクを回転自在に収容すると共にブレーキパッドを収容するカバー本体と、ブレーキディスクの冷却手段を備えているので、ブレーキの作動によって発生した摩耗粉の飛散を防止することができる。このため、タイヤホイールのデザイン部分とその周辺部分、即ち外から目立つ部分のブレーキ摩耗粉による汚染を防止することができる。また、錆等によって汚れたブレーキディスクをカバー本体によって隠すことができる。また、カバー本体の外周面又は内側面に設けられた摩耗粉排出口を備えているので、カバー本体によって一旦捕捉した摩耗粉をタイヤホイールのリムの内周面又はタイヤの裏側に向けて排出することができる。そのため、タイヤホイールの外から目立つ部分に摩耗粉が付着して汚染されるのを防止しつつ、カバー本体内に摩耗粉が溜まるのを防止することができる。さらに、カバー本体内に侵入した水を除去する排水口を備えているので、カバー本体内に水が溜まることを防止することができる。
また、請求項2記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置のように、摩耗粉排出口によって排水口を兼ねるようにしても良い。
また、請求項3記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置では、冷却手段が、カバー本体内に冷却空気を強制的に送り込む送風機構を備えているので、熱のこもりやすいカバー本体内を強制的に冷却することができる。
また、請求項4記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置では、開閉窓を開閉させるアクチュエータを備え、アクチュエータは車両のエンジンの始動に連動して開閉窓を閉じると共にエンジンの停止に連動して開閉窓を開き、送風機構は車両のエンジンの始動に連動して始動すると共にエンジンの停止後所定時間の経過によって停止するようにしているので、車両の走行中にはブレーキ摩耗粉の飛散を防止できると共に熱のこもりやすいカバー本体内を強制的に冷却することができ、駐車時にはカバー本体内を開放して外気で冷却することができる。また、エンジン停止後所定時間は送風機構によって冷却空気をカバー本体内に強制的に送り込んでいるので、エンジン停止後いきなり冷却空気の供給が停止され、カバー本体内の冷却が不十分な段階で冷却性能が低下するのを防止することができる。
また、請求項5記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置では、送風機構の異常時には、開閉窓が手動操作によって開閉可能なようにしているので、カバー本体内を送風機構からの冷却空気によって冷却できない場合であっても、カバー本体内の熱を逃がすことができる。
また、請求項記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置では、カバー本体内に摩耗粉を吸着する磁石を備えているので、カバー本体内で発生した摩耗粉がカバー本体内で飛散するのを防止することができる。このため、カバー本体の外に飛散してタイヤホイールを汚染するのをより一層良好に防止することができる。
また、請求項記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置では、冷却手段が、カバー本体内の空気を吸引して外気をカバー本体内に導入して冷却する吸引機構を備えているので、熱のこもりやすいカバー本体内を強制的に冷却することができる。カバー本体内の空気は吸引機構によって吸引され、カバー本体の孔などから排出されることはないので、カバー本体内で発生した摩耗粉は空気と一緒に吸引機構に吸い込まれることはあっても、カバー本体からタイヤホイールに向けて排出されることがない。このため、摩耗粉によるタイヤホイールの汚染をより一層良好に防止することができる。
以下、本発明の構成を図面に示す最良の形態に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に本発明の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置の第1の実施形態を示す。自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置(以下、単にディスクカバー装置という)は、車両の車体側に取り付けられ、ブレーキディスク1を回転自在に収容すると共にブレーキパッド2を収容するカバー本体3と、ブレーキディスク1の冷却手段4を備えるものである。本実施形態では、カバー本体3の外周面3a又は内側面3bに設けられた摩耗粉排出口5を備えている。このディスクカバー装置は、例えば車両の全てのディスクブレーキについて設けられている。
カバー本体3は、例えば分割可能になっている。カバー本体3を分割可能にすることで、ブレーキディスク1とブレーキパッド2を収容しながらの取り付けが可能となり、また、カバー本体3内の清掃が可能になる。本実施形態ではカバー本体3を例えば内側ハウジング7と外側ハウジング8より構成し、内側と外側とで分割可能になっている。ただし、カバー本体3の分割はこれに限るものはなく、例えば図9(A)に示すように上下に分割したり、図9(B)に示すように前後に分割しても良い。また、カバー本体3を上下に分割したり前後に分割した場合には、各分割片を完全に分離できるようにしても良いが、図9(C)又は(D)に示すように、一方の分割片に他方の分割片を回転可能に取り付け、二点鎖線で示すように、各分割片を重ねた状態で車両に取り付けた後、一方の分割片に対して他方の分割片を回転させてブレーキディスク1とブレーキパッド2を収容するものにしても良い。本実施形態では、内側ハウジング7は中央に孔7aが設けられた円板形状の側板7bと、側板7bの外周縁から車幅方向外側に向けて設けられた周板7cより構成され、これらは一体成形されている。同様に、外側ハウジング8も中央に孔8aを有する円板形状の側板8bと、側板8bの外周縁から車幅方向内側に向けて設けられた周板8cより構成され、これらは一体成形されている。各ハウジング7,8の周板7c,8cの突き合わせ部分には複数の突片9が所定の間隔をあけて設けられている。内側ハウジング7の突片9と外側ハウジング8の突片9は互いに対向する位置に設けられている。各突片9にはボルト10を通す小孔が設けられている。内側ハウジング7の周板7cの縁と外側ハウジング8の周板8cの縁とを突き合わせて両者の突片9同士をボルト10及びナット11によって締結することで、内部にブレーキディスク1等を収容する空間を有するカバー本体3が組み付けられる。カバー本体3は、タイヤホイール12の内方に収まるように例えばドラム形状を成している。カバー本体3の材料は、例えば樹脂でも良いし、ステンレス鋼、アルミニウム合金等の金属等でも良い。
内側ハウジング7は、タイヤホイール12と一緒に回転するのではなく車体側の回転しない部品に取り付けられている。本実施形態では内側ハウジング7は例えばナックル13に取り付けられている。即ち、側板7bの孔7aにナックル13を通してナックル13のフランジ13aに例えば図示しないボルトによって締結されている。このとき、本実施形態では内側ハウジング7の側板7bに孔7dを設けており、キャリパー14の油圧シリンダ部分14aを孔7dから外に突出させている。孔7dの縁にはシール部材15が設けられており、側板7bと油圧シリンダ部分14aとの隙間をシールして摩耗粉の飛散を防止している。シール部材15としては、例えばスポンジやゴム等の弾性部材等の使用が考えられる。ただし、必ずしも側板7bに孔7dを設けてキャリパー14の油圧シリンダ部分14aを外に突出させる必要はなく、油圧シリンダ部分14aを含めてキャリパー14全体をカバー本体3内に収容しても良い。
外側ハウジング8の側板8bの孔8aには車軸16及びブレーキディスク1が通されている。外側ハウジング8の側板8bの孔8aの縁にはシール部材17が設けられており、側板8bとブレーキディスク1との隙間をシールして摩耗粉の飛散を防止している。シール部材17としては、例えば小型のブラシ等の使用が考えられる。ただし、小型のブラシに限るものではなく、相対回転が生じる側板8bとブレーキディスク1との間からの摩耗粉の飛散を防止できる程度にシールできるものであれば使用可能である。
冷却手段4は、例えばカバー本体3内に冷却空気を強制的に送り込む送風機構18を備えている。本実施形態では、送風機構18として、例えば車両に搭載されているエアコンディショナを使用している。エアコンディショナによって作り出した冷風をチューブ19によってカバー本体3内に導いている。チューブ19は、例えば内側ハウジング7の側板7bに取り付けられている。ただし、チューブ19の取付位置は内側ハウジング7の側板7bに限るものではなく、内側ハウジング7の周板7c、外側ハウジング8の周板8c、外側ハウジング8の側板8bでも良い。
摩耗粉排出口5は、例えば複数の小孔によって構成され、例えばカバー本体3の外周面3aに設けられている。本実施形態では、内側ハウジング7の周板7cの最も低い位置に摩耗粉排出口5を設けており、この摩耗粉排出口5によってカバー本体3内に侵入した水を除去する排水口を兼ねている。摩耗粉排出口5によって排水口を兼ねることで、製造コストを安くすることができる。ただし、摩耗粉排出口5と排水口とを別々に設けても良く、あるいは、カバー本体3内への水の侵入を考慮しなくて良い場合には、排水口を設けなくても良い。また、必ずしも摩耗粉排出口5・排水口を複数の小孔によって構成する必要はなく、複数のスリットや、1つの小孔又は1つのスリット等で摩耗粉排出口5・排水口を構成しても良い。また、摩耗粉排出口5・排水口に網等の異物侵入防止手段を設けても良い。さらに、摩耗粉排出口5の位置は内側ハウジング7の周板7cの最も低い位置に限るものではなく、タイヤホイール12のデザイン部分12aに直接臨む位置以外の位置であれば良い。即ち、カバー本体3の外周面3a又は内側面3bであれば、例えば内側ハウジング7の周板7c又は外側ハウジング8の周板8cのいずれの位置でも良く、内側ハウジング7の側板7bのいずれの位置でも良い。摩耗粉排出口5をカバー本体3の外周面3aの最も低い位置に設けた場合には重力と冷却空気の流れとを利用して摩耗粉を排出することができるが、摩耗粉排出口5を他の位置に設けた場合であっても冷却空気の流れを利用して摩耗粉を排出することができる。また、内側ハウジング7の周板7cと外側ハウジング8の周板8cの両方にわたって摩耗粉排出口5・排水口を形成しても良い。
次に、ディスクカバー装置の作用について説明する。ディスクブレーキの作動によりブレーキディスク1の錆が剥がれたりブレーキパッド2等が摩耗して摩耗粉が発生する。ブレーキディスク1及びブレーキパッド2はカバー本体3内に収容されているため、発生した摩耗粉はカバー本体3によって一旦捕捉され、周囲に飛散することがない。カバー本体3内において摩耗粉は落下して底部に溜まり、摩耗粉排出口5から排出される。摩耗粉排出口5はカバー本体3の外周面3aに設けられており、タイヤホイール12のデザイン部分12aに対向していないため、排出された摩耗粉はタイヤホイール12のデザイン部分12aに付着し難くい。このため、摩耗粉によるタイヤホイール12のデザイン部分12aの汚染防止を図ることができる。また、錆等によって汚れたブレーキディスク1をカバー本体3によって隠すことができるので、タイヤホイール12のデザイン部分12aの隙間からブレーキディスク1の汚れが見えてしまうのを防止することができる。
冷却手段4からカバー本体3内に送り込まれた冷却空気はカバー本体3内を冷却した後、摩耗粉排出口5から排気される。即ち、ブレーキディスク1及びブレーキパッド2はカバー本体3内に収容されており、ディスクブレーキの作動によって発生した熱が逃げ難い構造ではあるが、カバー本体3内に冷却空気を強制的に送り込むことで、カバー本体3内の温度上昇を防止することができる。
次に、本発明のディスクカバー装置の第2の実施形態について説明する。なお、図1のディスクカバー装置との相違を中心に説明し、同一の部材には同一の符号を付して詳細な説明を省略する。このディスクカバー装置の冷却手段4は、図3及び図4に示すように、カバー本体3内に冷却空気を強制的に送り込む送風機構18と、カバー本体3に設けられた開閉窓20と、開閉窓20を開閉させるアクチュエータ21を備えており、アクチュエータ21は車両の図示しないエンジンの始動に連動して開閉窓20を閉じると共にエンジンの停止に連動して開閉窓20を開き、送風機構18は車両のエンジンの始動に連動して始動すると共にエンジンの停止後所定時間tの経過によって停止するものである。
開閉窓20は、例えば内側ハウジング7の側板7bに設けられた窓孔22と、当該窓孔22を塞ぐパネル23より構成されている。窓孔22は、例えば3個所に設けられている。ただし、3個所に限るものではなく、1個所または2個所でも良いし、4個所以上でも良い。パネル23は例えば内側ハウジング7の側板7bと同じ直径の円板で、中央にはナックル13を通すための孔23aが設けられている。また、パネル23にはキャリパー14の油圧シリンダ部分14a及びアクチュエータ21との干渉を回避するための孔23bが設けられている。孔23bの外側位置には円弧状にラック24が設けられている。パネル23は内側ハウジング7の側板7bに重ねるようにしてナックル13に取り付けられている。パネル23とナックル13の間にはベアリング25が設けられており、パネル23はナックル13及び内側ハウジング7の側板7bに対して回転自在となっている。パネル23には窓孔22に対応して孔23cが設けられている。孔23cには例えば網26が張られており、ある程度の大きさの異物の侵入を防止する。
アクチュエータ21は、例えば電動モータであり、内側ハウジング7の側板7bに固定されている。アクチュエータ21の出力軸には減速機構27が接続されており、更に減速機構27の出力軸にはピニオンギア28が接続されている。ピニオンギア28はラック24に噛み合っている。アクチュエータ21、減速機構27、ピニオンギア28は例えば図示しない防塵カバー内に収容されている。アクチュエータ21は、例えば車両に搭載されているコンピュータ(図示せず)によって操作される。
コンピュータは図示しないイグニションスイッチのオンオフ操作に基づいてエンジンの始動と停止を検出する。イグニッションスイッチのオン操作によりエンジンが始動すると、コンピュータはアクチュエータ21を作動させてパネル23を図4(B)の位置から(A)の位置まで回転させる。これにより窓孔22の位置から孔23cの位置がずれることになり、開いていた開閉窓20が閉じられる。また、コンピュータは送風機構18としてのエアコンディショナーを始動させて冷却空気をカバー本体3内に送り込む。したがって、ディスクブレーキの作動によって発生する摩耗粉の飛散を防止することができると共に、カバー本体3内の冷却を良好に行うことができる。なお、本実施形態では、チューブ19は内側ハウジング7の周板7cに取り付けられている。
一方、イグニッションスイッチのオフ操作によりエンジンが停止すると、コンピュータはアクチュエータ21を上述の場合とは逆方向に作動させてパネル23を図4(A)の位置から(B)の位置まで回転させる。これにより窓孔22の位置と孔23cの位置が重なり、閉じていた開閉窓20が開かれる。エンジン停止後即ち走行終了後には摩耗粉が発生することはないので、開閉窓20を開けて外気を導入し放熱することができる。また、コンピュータは図示しないタイマーを作動させて所定時間tの計測を開始する。そして、所定時間tが経過すると、コンピュータは送風機構18としてのエアコンディショナーを停止させる。車両の走行が終了した直後では、カバー本体3内が高温になっている。したがって、エンジンの停止後所定時間tが経過するまで冷却空気を強制的に送り込むことで、カバー本体3内を良好に冷却することができる。即ち、所定時間tはカバー本体3内を良好に冷却するのに十分な時間であり、例えば2〜3分である。
このように本実施形態のディスクカバー装置では、駐車時には開閉窓20を開けてカバー本体3内に外気を導入して放熱することができる。
なお、上述の形態は本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
例えば、図3,図4のディスクカバー装置では、アクチュエータ21をコンピュータによって自動的に操作するようにしていたが、コンピュータによる自動操作に加えて運転者が任意に操作できるようにしても良い。このようにすることで開閉窓20が手動操作によって開閉可能になり、例えば走行中に送風機構18としてのエアコンディショナーから冷却空気を送れなくなった等の異常が発生した場合に開閉窓20を手動操作によって開いて放熱することができる。また、送風機構18としてのエアコンディショナーとは別にファン等の送風機構が設けられている場合には、開閉窓20を開けると共に当該送風機構からチューブ19を通じてカバー本体3内に風を送り込むようにしても良い。この場合には、開閉窓20からの放熱に加えて送風機構からの送風によってもカバー本体3内を冷却することができる。さらに、洗車時には手動操作によって開閉窓20を閉じてカバー本体3内に水が侵入するのを防止することもできる。なお、運転者による手動操作の手段としては、例えば運転席に図示しないスイッチを設けておき、このスイッチの操作によってアクチュエータ21を作動させることが考えられる。
また、図3,図4のディスクカバー装置では、コンピュータによって操作されるアクチュエータ21、減速機構27、ピニオンギア28、ラック24によってパネル23を回転させていたが、パネル23を回転させる構成は必ずしもこの構成に限るものではない。例えば図5に示すように、チューブ29に入ったワイヤ30と図示しない操作レバーによってパネル23を回転させるようにしても良い。ワイヤ30はチューブ29内を移動することができ、チューブ29の先端は内側ハウジング7に固定されている。例えば、図5のディスクカバー装置では、内側ハウジング7の側板7bの直径よりもパネル23の直径を僅かに小さくし、側板7bの外周部分にチューブ29が固定されている。また、ワイヤ30の先端はパネル23に固定されている。ワイヤ30及びチューブ29は図示しない運転席まで延びている。ワイヤ30の反対側の端は、運転席に設けられている操作レバーに接続されている。運転者が操作レバーを操作することでチューブ29に対してワイヤ30を引っ張ったり押し込んだりしてパネル23を回転させることができる。また、操作レバーの代わりに電動モータや油圧シリンダ等のアクチュエータ21を設け、当該アクチュエータ21によってワイヤ30を操作するようにしても良い。この場合、運転者がスイッチ操作によって当該アクチュエータ21を作動させるようにしても良いし、あるいは図3,図4のディスクカバー装置のようにコンピュータの自動操作によって当該アクチュエータ21を操作するようにしても良い。また、運転者によるスイッチ操作とコンピュータによる自動操作の両方によって当該アクチュエータ21を作動させるようにしても良く、この場合には、上述したように通常時にはコンピュータによって当該アクチュエータ21を自動操作し、異常時には運転者が手動操作で当該アクチュエータ21を操作することができる。
また、上述の説明では、開閉窓20の窓孔22を内側ハウジング7に設けると共に、この内側ハウジング7にパネル23を重ねるように配置し、謂わばカバー本体3の内側面に開閉窓20を設けていたが、開閉窓20の窓孔22を外側ハウジング8に設けると共に、この外側ハウジング8にパネル23を重ねるように配置し、謂わばカバー本体3の外側面に開閉窓20を設けても良い。
また、上述の説明では、送風機構18は車両のエアコンディショナーであったが、車両のエアコンディショナーとは別に専用のクーラーを設けても良い。
また、上述の説明では、冷却手段4としてエアコンディショナーやクーラー等の送風機構18を設けていたが、送風機構18に代えて、走行風を取り入れる空気取入れ口と取り入れた走行風をカバー本体3内に導くチューブ19とによって冷却手段4を構成しても良い。
また、カバー本体3内に摩耗粉を吸着する磁石31を備えるようにしても良い。磁石31を備えた例を図6及び図7に示す。磁石31としては、摩耗粉を吸着できるものであれば永久磁石であっても電磁石であっても良い。この例の磁石31は、例えば永久磁石である。永久磁石を使用する場合には特別の電源が不要になる。磁石31は例えばリング状に成形された板状の磁石で、例えば外側ハウジング8の側板8bの内面に接着剤等によって固着されている。即ち、磁石31は側板8bの全周に亘って設けられている。ただし、磁石31を側板8bの全周に亘って設ける必要はなく、例えば複数の小片状の磁石31を円周状に並べて固着しても良い。また、複数の小片状の磁石31を固着させる場合に、キャリパー14の近傍に重点的に固着させるようにしても良い。さらに、磁石31の固着位置は外側ハウジング8の側板8bに限るものではなく、内側ハウジング7の側板7b、内側ハウジング7の周板7c、外側ハウジング8の周板8cでも良い。また、側板7b,8b、周板7c,周板8cのうち2以上に磁石31を固着させるようにしても良い。このように、カバー本体3内に磁石31を備えることで、カバー本体3内で発生した摩耗粉を磁石31によって吸着して捕捉することができ、摩耗粉の飛散防止を図ることができる。なお、ハウジング7,8の材料が鉄などの磁石が吸着する材料である場合には、接着剤等を使用せずに磁石31自体の吸着力を利用して当該磁石31を外側ハウジング8の側板8b等に取り付けるようにしても良い。この場合には、磁石31の取り付けを容易にすることができる。また、磁石31の取り外しも容易になり、例えば自動車の点検時等においてカバー本体3を分解し磁石31を取り外して清掃するのが容易になる。
また、上述の説明では、カバー本体3に摩耗粉排出口5を設けていたが、摩耗粉をカバー本体3内に閉じ込めて溜めておく場合には摩耗粉排出口5を設けなくても良い。この場合、冷却手段4からカバー本体3内に送り込まれた冷却空気をカバー本体3とブレーキディスク1との隙間等から外に排出するようにしても良いが、当該冷却空気を外に排出するための空気孔をカバー本体3に設けても良い。空気孔を設ける位置は特に制限されるものではないが、できるだけ高い位置に設けることで摩耗粉が冷却空気に巻き込まれて一緒に外に排出されるのを防止することができる。また、空気孔をタイヤの裏側に向けて設けることで仮に摩耗粉が冷却空気に巻き込まれて一緒に外に排出されたとしても、摩耗粉がタイヤホイール12の外から目立つ位置に付着するのを防止することができる。また、摩耗粉排出口5を設けずに摩耗粉をカバー本体3内に閉じ込めておく場合には、カバー本体3内に磁石31を設けることが好ましい。磁石31によって摩耗粉を吸着することで、カバー本体3内で摩耗粉が舞うのを防止することができる。なお、摩耗粉排出口5を設けずに摩耗粉をカバー本体3内に溜めておく場合には、例えば車両点検時にカバー本体3を分解して清掃し摩耗粉を除去することが好ましい。この場合には摩耗粉を環境にまき散らさずに回収できるので、環境保全に貢献することができる。なお、摩耗粉排出口5を設けた場合であっても、冷却空気を外に排出するための空気孔をカバー本体3に設けても良い。この場合には、摩耗粉排出口5から空気が勢いよく噴出するのを防止でき、摩耗粉が勢いよく噴出するのを防止することができる。
また、上述の説明では、摩耗粉排出口5は常時開口しているものであったが、摩耗粉排出口5を開閉可能にしても良い。通常は摩耗粉排出口5を閉じておき、カバー本体3内に溜まった摩耗粉を排出する場合にのみ摩耗粉排出口5を開くようにしても良い。この場合にも摩耗粉の飛散を防止してタイヤホイール12の外から目立つ位置が摩耗粉によって汚染されるのを防止することができると共に、必要に応じてカバー本体3内に溜まった摩耗粉を除去することができる。
また、上述の説明では、冷却手段4は冷却空気をカバー本体3内に送り込むものであったが、負圧を発生させてカバー本体3内の空気を吸引するものであっても良い。即ち、冷却手段4は、カバー本体3内の空気を吸引して外気をカバー本体3内に導入して冷却する吸引機構32を備えていても良い。この例を図8に示す。吸引機構32はチューブ19の先端に接続されている。吸引機構32は、例えば負圧を発生させるポンプやファン等である。カバー本体3に摩耗粉排出口5が設けられている場合には、カバー本体3内の空気を吸引することで摩耗粉排出口5から外気をカバー本体3内に導入してカバー本体3内を冷却する。また、摩耗粉排出口5が設けられていない場合には、カバー本体3とブレーキディスク1との隙間等から外気を導入するようにしても良いが、別個に空気取入れ孔を設けてこの空気取入れ孔から外気を導入するようにしても良い。空気取入れ孔を設ける位置は特に制限されるものではないが、できるだけ吸引機構による吸引位置から離れた位置に設けることが好ましい。離れた位置に設けることで、空気取入れ孔から導入した外気が流れる経路を長くすることができ、カバー本体3内をより良好に冷却することができる。吸引機構32によってカバー本体3内の空気を吸引し、カバー本体3内に外気を導入することで、熱のこもりやすいカバー本体3内を強制的に冷却することができる。カバー本体3内の空気は吸引機構32によって吸引され、摩耗粉排出口5等から空気が排出されることはないので、カバー本体3内で発生した摩耗粉は空気と一緒に吸引機構32に吸い込まれることはあっても、カバー本体3の外に排出されることがない。このため、摩耗粉によるタイヤホイール12の汚染をより一層良好に防止することができる。
本発明のディスクブレーキのディスクカバー装置の第1の実施形態を示し、タイヤ中心を通る水平面における断面図である。 同ディスクブレーキのディスクカバー装置を示し、タイヤ中心を通る鉛直面における断面図である。 本発明のディスクブレーキのディスクカバー装置の第2の実施形態を示し、そのカバー本体のタイヤ中心を通る鉛直面における断面図である。 同ディスクブレーキのディスクカバー装置の冷却手段を示し、(A)はその開閉窓が閉じている様子を示す図、(B)はその開閉窓が開いている様子を示す図である。 冷却手段の変形例を示し、(A)はその開閉窓が閉じている様子を示す図、(B)はその開閉窓が開いている様子を示す図である。 本発明のディスクブレーキのディスクカバー装置の第3の実施形態を示し、そのカバー本体のタイヤ中心を通る水平面における断面図である。 同ディスクブレーキのディスクカバー装置を示し、タイヤ中心を通る鉛直面における断面図である。 本発明のディスクブレーキのディスクカバー装置の第4の実施形態を示し、そのカバー本体のタイヤ中心を通る水平面における断面図である。 カバー本体の変形例を示し、(A)は第1の変形例を示す概念図、(B)は第2の変形例を示す概念図、(C)は第3の変形例を示す概念図、(D)は第4の変形例を示す概念図である。
符号の説明
1 ブレーキディスク
2 ブレーキパッド
3 カバー本体
4 冷却手段
5 摩耗粉排出口(排水口)
13 ナックル(車両の車体側)
18 送風機構
20 開閉窓
21 アクチュエータ
31 磁石

Claims (7)

  1. 車両の車体側に取り付けられ、ブレーキディスクを回転自在に収容すると共にブレーキパッドを収容するカバー本体と、前記ブレーキディスクの冷却手段と、前記カバー本体の外周面又は内側面に設けられた摩耗粉排出口と、前記カバー本体内に侵入した水を除去する排水口を備え、前記冷却手段は、前記カバー本体に設けられた開閉窓と、前記開閉窓を自動又は手動で開閉する操作手段を備えることを特徴とする自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置。
  2. 前記摩耗粉排出口によって前記排水口を兼ねることを特徴とする請求項1記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置。
  3. 前記冷却手段は、前記カバー本体内に冷却空気を強制的に送り込む送風機構を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置。
  4. 記開閉窓を開閉させるアクチュエータを備え、前記アクチュエータは車両のエンジンの始動に連動して前記開閉窓を閉じると共に前記エンジンの停止に連動して前記開閉窓を開き、前記送風機構は車両のエンジンの始動に連動して始動すると共に前記エンジンの停止後所定時間の経過によって停止することを特徴とする請求項記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置。
  5. 前記送風機構の異常時には、前記開閉窓は手動操作によって開閉可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置。
  6. 前記カバー本体内に摩耗粉を吸着する磁石を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置。
  7. 前記冷却手段は、前記カバー本体内の空気を吸引して外気を前記カバー本体内に導入して冷却する吸引機構を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の自動車のディスクブレーキのディスクカバー装置。
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