JP4847830B2 - 水田用作業機 - Google Patents
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Description
そのため、従来では、比較的重量の小さい防除装置を装備した場合には、そのことを検出して機体の最高走行速度を規制するようにして機体の安定化を図っていた(たとえば特許文献1参照)。
〔解決手段1〕
走行機体の後部に作業装置を着脱自在に連結するように構成した水田用作業機において、走行機体に対する作業装置の着脱を検出する手段と、車速の検出または算出手段とを備え、作業装置を外しての走行時には、所定走行速度以上で、作業装置が取り付けられていない状態での走行であることを警告する報知手段を備え、変速装置の操作とアクセル操作を連動させ、変速操作位置の検出に基づいて車速を検出するように構成してある。
上記のように、走行機体に対する作業装置の着脱と車速とを検知して、所定走行速度以上で、作業装置が取り付けられていない状態での走行であることを警告する報知手段を備えたものであるから、その報知により運転者に作業装置が取り付いていない状態での機体走行であることの注意を喚起し、特に慎重な運転が必要な作業装置の取り付けられていない状態の走行を可能にしている。
又、解決手段1にかかる発明では、変速操作がエンジン回転速度の変化や走行速度変化に直結した情報として検出されるので、車速検出手段が簡単になる利点がある。
しかも、エンジン回転数の変化を検出する状態となることで、例えば、作業装置を連結していない走行機体が、何らかの抵抗で停止したままでアイドリング回転数以上の所定速度であるように操作されたことが検出されると、急ブレーキにつながる急発進を避けるために、実際には走り出さなくても警報を出すように設定することも可能になる。
したがって、安定的な機体走行を行うための構成を、より一層簡単な構造によって得られる利点がある。
走行機体の後部に作業装置を着脱自在に連結するように構成した水田用作業機において、走行機体に対する所定の作業装置の着脱を検出する手段と、車速の検出または算出手段とを備え、所定の作業装置が取り付けられた状態での走行時には、所定走行速度以上で、所定の作業装置が取り付けられた状態での走行であることを警告する報知手段を備え、変速装置の操作とアクセル操作を連動させ、変速操作位置の検出に基づいて車速を検出するように構成してある。
解決手段2にかかる発明では、走行機体に対して連結された作業装置が所定の作業装置であり、その所定の作業装置が取り付けられた状態での走行速度が所定走行速度以上であることを警告する報知手段を備えたものであるから、その報知により、運転者に所定の作業装置が取り付けられた状態での所定速度以上の機体走行であることの注意を喚起し、単に走行速度だけではなく、坂道での走行や急ブレーキ操作などに対しての注意を促すことができる。
又、解決手段2にかかる発明では、変速操作がエンジン回転速度の変化や走行速度変化に直結した情報として検出されるので、車速検出手段が簡単になる利点がある。
しかも、エンジン回転数の変化を検出する状態となることで、例えば、作業装置を連結していない走行機体が、何らかの抵抗で停止したままでアイドリング回転数以上の所定速度であるように操作されたことが検出されると、急ブレーキにつながる急発進を避けるために、実際には走り出さなくても警報を出すように設定することも可能になる。
したがって、安定的な機体走行を行うための構成を、より一層簡単な構造によって得られる利点がある。
〔水田用作業機の全体構成〕
この走行機体1の前記ステアリングホイール10などを設けた操縦パネル部には、後述する制御装置60からの指令に基づいて、各種作業装置の装着状況と、走行速度とにも基づいて出力される信号を、音、光、または画像、あるいはそれらの組み合わせで表示するための警報装置15が報知手段として装備されている。
薬剤供給装置30は、顆粒状の薬剤を貯留するホッパー31と、ホッパー31から所定量の薬剤を繰り出す繰出機構32と、繰出機構32で繰り出された薬剤を下方に供給案内する供給ホース33とを備え、苗載台26の下部から立設された支持フレーム34に支持されている。
前記苗植付装置20は、リンク機構3に対して着脱自在に構成してあり、図示しないが通常の苗植付装置20に備えられているところの、各種機構部位の作動状態、例えば、苗残量検出や、植付深さ検出のための各種センサ類を備えている。
そして、この各種センサ類の検出信号は、走行機体側に装備されている制御装置60に対して、図4に示すようにコネクタ50および51を介して接続および接続解除自在に構成されている。
この除草装置40は、植付け苗の条間に位置するように条間ピッチと同ピッチで並列配備した除草ロータ43を横軸芯周りで回転駆動するよう構成されている条間除草機構41と、適度の弾性を有する線材を下向きに垂設してなる除草タイン44を左右に往復移動する可動枠に取付けて構成された株間除草機構42とを前後に並べて一体的に前記リンク機構3装着した周知の構造のものであり、リンク機構3に対して着脱自在に構成されている。
そして、この条間除草機構41と株間除草機構42に備えられているところの、各種機構部位の作動状態、例えば、接地位置検出や、植付け苗位置検出のための各種センサ類を備えており、この各種センサ類の検出信号は、走行機体側に装備されている制御装置60に対して、図4に示すようにコネクタ50および52を介して接続および接続解除自在に構成されている。
すなわち、図4に示すように、走行機体1側のコネクタ50に対して、複数の接続端子(図4においては三つの場合を例示する)a〜cを設けるとともに、種類の異なる作業装置(苗植付装置20または除草装置40等)の各コネクタ51,52(図4においては二つの場合を例示する)と短絡具53とに、それらに応じて配置を異ならせた一対の接続端子x,yを設けて、作業装置側の接続端子x,yが接続される走行機体1側の接続端子a〜cの組み合わせに基づいて、制御装置60に接続結果を示す信号が入力され、これに基づいて制御装置60に記憶格納されているプログラミングで構成された判別手段61が、作業装置の種類及び非連結状態を判別するように構成してある。
上記のように構成された水田用作業機において、作業装置の着脱と走行速度との関係に基づく警報関連制御を流れ図に基づいて説明する。
図5は、走行機体1に単一の作業装置(苗植付装置20)が装備されているか、否かに基づいて行う場合の制御形態を示す。
[2] 走行機体側のコネクタ50と短絡具53とが接続されていれば、エンジン回転数を検出し、作業装置側のコネクタ51が接続されていれば、制御を行わない(ステップ#02)。
[3] 次ぎに、エンジン回転数の検出結果が、予め許容値aとして設定されている回転数を越えているか否かを判別する(ステップ#03)。
[4] エンジン回転数が許容値aを越えていれば警報aによる報知(ブザーまたはランプなど)を行い、越えていなければ制御を行わない(ステップ#04)。
[5] 警報aによる報知後、再度エンジン回転数の検出を行う(ステップ#05)。
[6] 再度検出されたエンジン回転数が前記許容値aを越えているか否かを検出し、越えていれば再度警報aによる報知を繰り返す(ステップ#06)。
[7] 前記許容値aを越えていなければ、警報を停止し、制御を終了する(ステップ#07)。
[8] 前記ステップ03で許容値aを検出した後、引き続いて前記許容値aよりも大きな許容値、すなわち、より高速でのエンジン回転数であるところの許容値bとして設定されている回転数を越えているか否かを判別する(ステップ#08)。
[9] エンジン回転数が許容値bを越えていれば、前記警報aとは別の警報b(例えば、音量、音色の異なるもの等)を報知し、越えていなければ警報aの報知作動を維持する(ステップ#09)。
[10] 警報bによる報知後、再度エンジン回転数の検出を行う(ステップ#10)。[11] 再度、検出されたエンジン回転数が前記許容値bを越えているか否かを検出し、越えていれば再度警報bによる報知を繰り返す(ステップ#11)。
図6は、走行機体1に複数種の作業装置(苗植付装置20と除草装置40)のうち、何れが装備されているか、もしくは何れもが装備されていないのかに基づいて行う場合の制御形態を示す。
[21] 走行機体側のコネクタ50と各作業装置(苗植付装置20,除草装置40)側のコネクタ51,52とが何れも接続されていないか、走行機体側のコネクタ50と短絡具53とが接続されていれば、フラグ「0」を設定する(ステップ#21)。
[22] 走行機体側のコネクタ50と所定の作業装置(除草装置40)側のコネクタ52とが接続されていれば、フラグ「1」を設定し、走行機体側のコネクタ50と基準の作業装置(苗植付装置20)側のコネクタ51とが接続されていれば、制御を行わない(ステップ#22,#23)。
[23] エンジン回転数を検出する(ステップ#24)。
[24] 次ぎに、エンジン回転数の検出結果が、予め許容値I(作業装置が外れているときの値)として設定されている回転数を越えているか否かを判別し、越えていなければ制御を行わない(ステップ#25)。
[25] エンジン回転数が許容値Iを越えていればフラグが「0」であるか否かを判断する。(ステップ#26)。
[26] フラグが「0」であれば、予め設定した警報Iによる報知(ブザーまたはランプなど)を行う(ステップ#27)。
[27] ステップ#26において、フラグが「0」でなければ、エンジン回転数が予め許容値II(除草装置40を用いるときの値)として設定されている回転数を越えているか否かを判別し、許容値IIを越えていれば、前記警報Iとは別に設定した警報IIによる報知(例えば、音量、音色の異なるもの等)を行い、越えていなければ警報Iによる報知を行なう(ステップ#28,#29,#27)。
苗植付装置20とは異なる別の作業装置として、前述の実施の形態で示した機械式の除草装置40に限らず、薬剤散布装置や、直播装置などであってもよく、その場合、許容値となる走行速度の値も、使用する作業装置の種類に応じて適宜設定すればよい。本発明は、エンジン5を運転座席11の下側に配置した水田用作業機にも適用できる。
3 リンク機構
5 エンジン
13 変速操作具
13A ポテンショメータ
15 警報装置
20 苗植付装置
30 薬剤供給装置
40 除草装置
50〜52 コネクタ
53 短絡具
60 制御装置
61 判別手段
Claims (2)
- 走行機体の後部に作業装置を着脱自在に連結するように構成した水田用作業機であって、
走行機体に対する作業装置の着脱を検出する手段と、車速の検出または算出手段とを備え、
作業装置を外しての走行時には、所定走行速度以上で、作業装置が取り付けられていない状態での走行であることを警告する報知手段を備え、
変速装置の操作とアクセル操作を連動させ、変速操作位置の検出に基づいて車速を検出するように構成してある水田用作業機。 - 走行機体の後部に作業装置を着脱自在に連結するように構成した水田用作業機であって、
走行機体に対する所定の作業装置の着脱を検出する手段と、車速の検出または算出手段とを備え、
所定の作業装置が取り付けられた状態での走行時には、所定走行速度以上で、所定の作業装置が取り付けられた状態での走行であることを警告する報知手段を備え、
変速装置の操作とアクセル操作を連動させ、変速操作位置の検出に基づいて車速を検出するように構成してある水田用作業機。
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