WO2014080485A1 - 田植機 - Google Patents

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疋田 康貴
木村 幸徳
一輝 金谷
岡田 悟
幸 英浩
亮平 野上
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Abstract

 整地装置の作業中において、接地部からの急な整地装置の押し上げがあった場合であっても、その破損を防止することができる技術を提供する。田植機1は、枕地整地用の整地装置20を備える。整地装置20は、植付部4に設けられる支持リンク機構30を介して植付部4に対して昇降可能に支持され、支持リンク機構30は、支持リンク機構30を介して整地装置20を昇降操作するための操作レバー40を含み、操作レバー40は、操作レバー40の操作に依らずに整地装置20の上昇側への移動を許容する。

Description

田植機
 本発明は、田植機の技術に関する。
 特開2008-228598号公報に開示される田植機の整地装置は、回転駆動する駆動軸に装着される整地ロータと、当該駆動軸と植付部との間に介設される補強ステーと、当該整地ロータの高さ(作業位置)を昇降操作する操作レバーとを備える。
 田植機の作業走行中に整地装置に石や異物が衝突し、整地装置の整地ロータに対して前後方向から外力が与えられた場合であっても、補強ステーの支持により、当該整地ロータがたわむことにより破損することを防止している。
特開2008-228598号公報
 しかし、整地ロータは操作レバーの昇降操作に依らなければ作業を行っている(設定された)高さ位置から上昇しないように構成されているため、下方から上方へ向けての外力が与えられた場合、例えば枕地が固かったり上方へ膨らんでいたりして整地ロータの急な押し上げがあった場合に、整地ロータが破損するおそれがあった。
 本発明は、整地装置の作業中において、接地部から急な整地装置の押し上げがあった場合であっても、その破損を防止することができる技術を提供する。
 本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
 本発明の田植機は、枕地整地用の整地装置を備える田植機であって、前記整地装置は、植付部に設けられる支持リンク機構を介して当該植付部に対して昇降可能に支持され、前記支持リンク機構は、当該支持リンク機構を介して前記整地装置を昇降操作するための操作レバーを含み、前記操作レバーは、当該操作レバーの操作に依らずに整地装置の上昇側への移動を許容することを特徴とする。
 前記支持リンク機構は、前記整地装置の延出方向に沿って設けられる回転軸を有し、当該回転軸の回転運動に応じて前記整地装置を昇降可能に構成され、前記操作レバーの回動基部は、前記回転軸に回動自在に設けられ、前記操作レバーの回動基部に、前記回転軸に固定され、前記回動基部の上方側から当接する当接ブラケットと、前記回動基部と前記当接ブラケットを互いに当接する方向に付勢する弾性部材と、が設けられる。
 前記支持リンク機構は、前記回転軸の回転運動に応じて上下方向に移動する上下リンクを備え、前記上下リンクは、後輪の後方であって前記植付部のフロートの前方に配置されるとともに、その前面に防泥板が設けられる。
 本発明の田植機によれば、整地装置の作業中において、接地部から急な整地装置の押し上げがあった場合であっても、その破損を防止することができる。
田植機の側面図である。 整地装置を示す斜視図である。 操作レバーを示す斜視図である。 操作レバーを示す側面図であり、整地装置に大きな荷重が作用した場合の当接ブラケットの動きを示す図である。 防泥板を示す側面図である。 植付部の左右傾斜を制御する構成を示すブロック図である。 苗継ぎ作業時の制御を示すフローである。 植付部の左右傾斜を制御する構成の別実施形態を示すブロック図である。 ローパスフィルタを用いて走行部の傾斜センサの検出値をフィルタリングした際の検出値を示す図である。 植付伝動ケースの支持構造を示す後方斜視図である。 植付伝動ケースの支持構造を示す前方斜視図である。 植付条止めクラッチのモーターユニットを示す前方斜視図である。 モーターユニットの内部構造を示す前方斜視図である。 ハの字状の整地装置を示す平面図である。 ハの字状の整地装置の整地伝動ケースを示す図である。 センターフロートを前方に移動させた状態を示す平面図である。
 図1に示すように、田植機1は、エンジン2、動力伝達部3、植付部4及び昇降部5を備える。植付部4は、昇降部5を介して機体に連結されており、昇降部5によって上下方向に昇降可能である。植付部4には、動力伝達部3を介してエンジン2からの動力が伝達される。田植機1は、エンジン2の駆動によって走行しながら、植付部4によって圃場に苗を植え付ける。
 エンジン2からの駆動力は、動力伝達部3においてトランスミッション6を介して、PTO軸7に伝達される。PTO軸7はトランスミッション6から後方に突出して設けられる。PTO軸7からユニバーサルジョイントを介して植付伝動ケース8に動力が伝達されて、植付部4が駆動される。また、トランスミッション6から後方に向けて駆動軸9が設けられ、駆動軸9からリアアクスルケース10に駆動力が伝達される。さらに、リアアクスルケース10から枕地整地用の整地装置20に動力が伝達される。
 植付部4における植え付け位置前方には複数のフロート14が配置される。植付部4において、フロート14の前方に整地装置20が配置されている。
 [整地装置]
 図2に示すように、整地装置20は、支持リンク機構30を介して、植付部4を支持する植付フレーム15に取り付けられる。支持リンク機構30は、整地装置20を植付部4に対して昇降(回動)可能に支持する。つまり、整地装置20は、支持リンク機構30の昇降に応じて植付部4に対する高さを変更可能である。
 支持リンク機構30は、整地装置20の延出方向(植付フレーム15の幅方向)に沿って設けられる回転軸31、回転軸31の両端に固定されるアーム32、アーム32と整地装置20を接続するとともに、整地装置20を支持する上下リンク33、及び、上下リンク33の下端と植付フレーム15を接続する補助アーム34を備える。
 回転軸31は、両端部において支持アーム35を介して植付フレーム15に回動自在に支持される。このように、支持リンク機構30では、回転軸31の回動に伴って、アーム32が回動して上下リンク33が上下動することで整地装置20の植付フレーム15(植付部4)に対する高さを変更可能である。
 図3に示すように、回転軸31の中央には、回転軸31を回動操作する(支持リンク機構30を昇降操作する)ための操作レバー40が設けられる。操作レバー40の回動基部41は回転軸31に対して回動自在に支持される。回動基部41は、回転軸31から径方向に向けて突出するように設けられる。
 回動基部41は、回転軸31に固定される当接ブラケット42によって下方に向けて付勢されている。当接ブラケット42は、回動基部41に対して上方から当接する。当接ブラケット42と回動基部41の間にはねじりバネ43が設けられる。ねじりバネ43は、回転軸31に巻きつけられ、一端が回動基部41、他端が当接ブラケット42にそれぞれ固定される。ねじりバネ43の弾性力によって当接ブラケット42と回動基部41とが互いに当接する方向に向けて付勢されている。つまり、操作レバー40は回動基部41及び当接ブラケット42を介して回転軸31と連結され、操作レバー40の回動操作が回転軸31に連動するように構成されている。
 操作レバー40の側方には、操作レバー40の回動位置を保持する保持ブラケット45が設けられる。保持ブラケット45は、植付フレーム15に固定される。保持ブラケット45には、複数の係止溝45aがそれぞれ所定の高さに設けられている。係止溝45aの一つと操作レバー40の中途部に取り付けられる係合板40aとが係合することにより、操作レバー40の回動位置が保持され、整地装置20の高さが決定される。
 操作レバー40の回動基部41と保持ブラケット45の下端とはバネ46によって連結されており、バネ46によって操作レバー40が上方に向けて回動するように付勢される。つまり、係合板40aを係止溝45aから外すと、バネ46の付勢力は、操作レバー40が上方に向けて回動する方向に作用する。
 また、操作レバー40は、戻しバネ47によって保持ブラケット45側に付勢されている。これにより、操作レバー40の係合板40aと保持ブラケット45の係止溝45aとの係合状態が保持される。
 図4に示すように、例えば膨らんだ硬い枕地を通過する場合等、整地装置20に上方に向けた荷重が加わった場合、整地装置20が上方に向けて移動しようとする。そして、その荷重は上下リンク33を介して回転軸31に回転力として伝達される。
 回転軸31に加わる回転力がねじりバネ43の弾性力よりも大きい場合、つまり大きな荷重が整地装置20に作用する場合は、当接ブラケット42が操作レバー40の回動基部41から離れることによって、操作レバー40の保持位置に依らずに整地装置20の上方への移動を許容できる。
 従って、操作レバー40によって決定される整地装置20の高さを維持しつつ、整地装置20に上方に向けた大きな荷重が加わった場合でもねじりバネ43の弾性力に応じて整地装置20の上方への移動を許容することで整地装置20の破損を防止できる。さらに、ねじりバネ43の弾性力によって上下動を吸収することができる。
 また、アスファルト路面等の硬い路上を走行中に整地装置20をフロート14よりも下げた状態(植付部4を最下降させた状態)で、整地装置20が路面と接触しても整地装置20の上昇側への移動を許容することで、その破損を防止できる。
 また、ねじりバネ43の弾性係数を適宜変更することによって、整地装置20と圃場との接地荷重を変更できる。このため、圃場条件、植付条件等に応じて最適の接地荷重を選択可能である。
 また、支持リンク機構30の回転軸31と、操作レバー40の回動基部41とを同一軸上に設けて、さらに回転軸31にねじりバネ43を設けることによって、装置構成をコンパクトにできる。
 図5に示すように、上下リンク33は、後輪11とフロート14との間に設けられている。上下リンク33の下部前面には、防泥板36が設けられる。防泥板36は、上部が後方に向けて折り曲げられる板状の部材であり、後輪によって跳ね上げられる泥がフロート14にかかることを防止するとともに、その傾斜形状によって跳ね上げられた泥を整地装置20の前方に落とすことで、植付作業に泥の影響を及ぼすことがない。
 [苗継ぎ作業時の制御]
 植付部4は、昇降部5によって昇降可能に構成されると同時に、機体幅方向の中央を中心として左右傾斜も可能に構成されている。通常作業時は、圃場の傾斜に応じた機体走行部の左右傾斜を傾斜センサ53で検知し、その検知結果等を用いて植付部4の左右方向の傾斜を調整する。これにより、植付部4を圃場の傾斜に追従させて傾斜させて、植付部4が田面に対して水平になるようにする水平制御が実行されている。
 苗継ぎ作業時には、エンジン回転数がアイドル回転数よりも低くなるように制御されるため、機体の振動が大きくなる。これにより、傾斜センサ53が誤検知することで、植付部4の傾斜角度が適切に保たれないという不具合が発生し得ることが知られている。そこで、本実施形態では、苗継ぎ作業時の傾斜センサ53による検知結果を適切に処理して、植付部4の傾斜角度を適切に保持する制御構成を提供する。
 図6に示すように、制御装置50は、主変速レバーの操作位置を検知する位置スイッチ51、水平面に対する植付部4の傾斜角度を設定する植付部傾斜設定ダイアルの操作位置を検知する設定スイッチ52、走行部の左右傾斜を検知する傾斜センサ53及び植付部4の左右傾斜を検知する傾斜センサ54とそれぞれ接続される。制御装置50には、設定スイッチ52からは設定値A、傾斜センサ53からは検出値B、傾斜センサ54からは検出値Cがそれぞれ入力される。
 制御装置50において、設定値A、検出値B及び検出値Cに応じて植付部4の傾斜角度を決定し、出力値Dを出力する。
 図7に示すように、位置検出スイッチ51が苗継ぎ位置を検出した場合、設定スイッチ52から設定値Aを、傾斜センサ53から検出値Bを、傾斜センサ54から検出値Cをそれぞれ取得する。そして、検出値Bの値を中央値として固定した上で、出力値Dを決定する。つまり、走行部の左右傾斜に関する検出値Bを中央値として、静止した状態として入力することで、エンジン振動に起因する傾斜センサ53の検出値Bの変動を無効化し、植付部4の左右傾斜の角度変更に影響しないようにしている。
 これにより、苗継ぎ作業時に、エンジンの振動を傾斜センサ53が左右傾斜として誤検知したり、作業者が機体上を移動する等して傾斜センサ53が不意に走行部の傾斜を検知したりしても、植付部4の設定角度を田面に対して水平になるように維持して、苗継ぎ作業をスムーズに行うことができる。
 図8に示すように、傾斜センサ53からの検出値Bをフィルタリングするローパスフィルタ55を設けても良い。ローパスフィルタ55は、カットオフ周波数が苗継ぎ作業時の低速回転時のエンジン振動周波数として設定され、エンジン振動に起因する高周波成分を除去する。
 この場合、図9に示すように、ローパスフィルタ55を通過した後の検出値B1では脈動が除去されてエンジン振動に起因する傾斜センサ53の誤作動を回避できる。特に、傾斜センサ53による検知結果を無効とせずに、例えば走行部が緩やかに傾いた場合には、その傾斜に対して適切な傾斜角度に制御することができる。
 また、制御装置50は、位置検出スイッチ51によって、主変速レバーが苗継ぎ位置に操作されたことを検知した場合に、トランスミッション6の変速装置の変速段を中立にする、主クラッチを切る、制動装置の作動のうち少なくとも一つを行うようにすることも可能である。これにより、前後輪を停止させて、苗継ぎ作業をよりスムーズに行うことができる。
 なお、位置検出スイッチ51によって苗継ぎ位置を検知した場合に、植付部4の水平制御を停止させるように構成することも可能である。
 [植付伝動ケースの支持構造]
 図10及び図11に示すように、PTO軸7からの動力を植付部4へ伝達する植付伝動ケース8は、植付フレーム15において、機体幅方向(左右方向)に沿って設けられる上部ガイドレール61と下部ガイドレール62の間に配置されるとともに、上部ガイドレール61に対してステー63を介して着脱自在に取り付けられる。
 ステー63は、上部ガイドレール61への取り付け側が複数(本実施形態では二つ)に分岐する形状に形成される。つまり、ステー63の上部と上部ガイドレール61との取付位置が二箇所以上となるように構成されている。これにより、植付伝動ケース8を上部ガイドレール61によって安定的に支持することができ、動力の出入りにより大きな負荷がかかる植付伝動ケース8を安定かつ強固に固定することができる。
 なお、田植機1の条数に応じて上部ガイドレール61を左右方向に延長する場合は、ステー63に係る延長部分に対する固定部を設ける構成としても良い。
 図11に示すように、植付伝動ケース8の下部は、ブラケット64を介して下部ガイドレール62に固定される。そして、植付伝動ケース8の前部は、受筒65を介して植付部4を左右傾斜可能に支持するローリング支点軸66に着脱自在に支持される。
 このような構成により、重量を有し、動力の出入りにより大きな負荷がかかる植付伝動ケース8を、ステー63を介して上部ガイドレール61に二点以上と、下部ガイドレール62及びローリング支点軸66とで、併せて少なくとも四点以上で支持することができ、より安定的かつ強固に固定することができる。
 [植付条止めクラッチ]
 図12及び図13に示すように、植付条止めクラッチは、各植付爪の回転軸に連結され、動力伝達の入切を操作するユニットクラッチよりなり、各ユニットクラッチは、それぞれワイヤー21を介してモーターユニット22に接続される。各植付爪が配置される各ロータリーケースの回転軸は、各ユニットクラッチを介して植付爪駆動軸に連動連結されており、各ユニットクラッチにより植付爪駆動軸から回転軸への動力伝達が入切される。
 植付条止めクラッチは、モーターユニット22のモータ駆動によりワイヤー21の摺動を介して各ユニットクラッチが作動する構成とし、前記モーターユニット22は、苗載台12前面の略中央上部における上部横フレーム13にブラケットを介してボルト締結などして取付けられる。
 植付条止めクラッチは、例えば図13に示す6条植えの田植機1の植付部4において、各2条毎にユニットクラッチを入り切りして田植機1が圃場の端などで苗を植え付ける際に不要な植え付けを防ぐためのものであり、前記モーターユニット22によって各ユニットクラッチに連結したワイヤー21を押し引き操作して条止めを行うように構成されている。
 前記モーターユニット22のカム26は、ステー部材29にボルトによって取り付けられた電気モータ装置28により制御駆動される。前記ユニットクラッチは、リンク部材25を介してカム26によるリフトでワイヤー21を押し引きして操作される。前記カム26にはギヤ27が設けられ、前記カム26とギヤ27は一体にボルトで固着され中心回動軸を中心に回転する。中心回動軸はステー部材29などを介して苗載台12と固着されている。
 前記モーターユニット22と各ユニットクラッチとを接続するワイヤー21の接続長さはそれぞれのワイヤー21の長さが略等しくなるように構成されている。よって、いずれかのワイヤー21の接続を突出した長さで設ける必要がなく、ワイヤー21の捩れや損傷を防ぐとともに、メンテナンス性を向上でき、さらには前記各ユニットクラッチへの応答性を略均等にすることができる。
 [ハの字状の整地装置]
 図14に示す整地装置50は、中央が前方に配置され、中央から両側方に向かうに従ってそれぞれ前方から後方に向けて傾斜するように配置される。つまり、中央部が他の部位よりも前方に位置するように設けられている。上面視では、整地装置50はハの字状に配置される。整地装置50の中央には整地伝動ケース74が配置され、中央から両側方に動力が伝達される。そして、ハの字状の整地装置50は、植付部4の前部であって、センターフロート14Aとサイドフロート14Bからなるフロート14の前方に設けられている。駆動軸9からの動力の一部がリアアクスルケース10を介して整地伝動軸71に分岐され、整地伝動軸71からユニバーサルジョイント72、入力軸73及び整地伝動ケース74を介して、両側方に向けて延出される駆動軸75に伝達される。各駆動軸75には、複数のロータ76が固定され、駆動軸75の回転駆動によってロータ76が回転して圃場が整地される。
 図15に示すように、整地伝動ケース74内には、入力軸43、アイドラ軸80及び駆動軸75が配置される。入力軸73の端部には、傘歯車51が固定される。この傘歯車81は、アイドラ軸80の中途部に固定される傘歯車82と噛み合う。アイドラ軸80の両端部には、テーパ歯車83が配置される。テーパ歯車83は、駆動軸75の端部に設けられる平歯車84と噛み合う。
 このように、整地装置50の駆動系においては、整地伝動ケース74を中央に配置して、それを基点に左右両側方の駆動軸75を後方に傾斜させている。そこで、整地伝動ケース74では、入力軸73を中心として側方に駆動軸75が配置され、入力軸73と駆動軸75の間にアイドラ軸80を配置することによって、両側方に駆動軸75の回転方向を同一方向にしている。
 アイドラ軸80は、入力軸73の後方に配置され、アイドラ軸80は駆動軸75に対して後方側から噛み合っている。
 このように、アイドラ軸80を配置することにより、入力軸73の位置を後方に寄せることができる。これにより、整地伝動ケース74をコンパクトに構成でき、不整地区間を小さくできる。
 すなわち、図15に示すように、整地伝動ケース74内において、左右に配置される駆動軸75の中心軸の交点Qが入力軸73の中途部に位置する。このため、交点Qよりも後ろ側で入力軸73の傘歯車81とアイドラ軸80の傘歯車82とが噛み合うこととなり、整地伝動ケース74の前後方向の大きさをコンパクトにできる。また、アイドラ軸80を入力軸73及び駆動軸75・75の後方にオフセットさせて配置することで、整地伝動ケース74の左右方向の幅が大きくなることを防いでいる。このように、整地伝動ケース74は、前後方向の幅を小さくしつつ、左右方向の幅も小さくなるように構成されている。
 以上のように、整地装置50をハの字状に配置することで、ロータ76によって発生する水流の流れを内側に向けることができ、田植機1の側方(隣接苗)への泥流の流れ出しを抑制することができる。これにより、すでに植えつけた隣接苗の横を通過する際に泥流で倒してしまう不具合を抑制できる。
 また、整地装置50を傾斜状に配置することにより、進行方向と整地装置50の回転方向に傾斜を持たせることができ、夾雑物等のロータ76への噛み込みを抑制できる。さらに、田植機1の進行方向に対して傾斜した方向に整地することとなり、進行方向から見ると隣接するロータ76が一部重なった状態で整地作業が行われるため、不整地区間を少なくでき、よりきれいに均すことができる。なお、整地伝動ケース74の後方に整地用のレーキを別体として取り付けることで不整地区間が生じないようにすることも可能である。
 整地装置50を上面視ハの字状に配置することで、センターフロート14Aの前方にスペースを確保することができる。図16に示すように、このスペースを利用して、センターフロート14Aを整地装置50の中央に向けて移動させて配置することが可能である。センターフロート14Aを前方に配置することで、フロートによるセンシング精度を向上できる。
 若しくは、整地装置50によって形成されるスペースを利用して、センターフロート14Aを前方に延出することも可能であり、係る場合も同様にフロートによるセンシング精度の向上を図ることができる。
 なお、整地装置50への動力入力位置は、厳密に中央である必要はなく、例えば、整地伝動軸71が後方に向けて直線となり、かつユニバーサルジョイント72の折れ角が最も小さくなる位置に入力軸73を配置しても良い。この場合、幅方向の中央から若干左右何れかにずれていても構わない。
 本発明は、枕地整地用の整地装置を備える田植機に利用可能である。
 1:田植機、、4:植付部、14:フロート、20:整地装置、30:支持リンク機構、36:防泥板、40:操作レバー、42:当接ブラケット

Claims (3)

  1.  枕地整地用の整地装置を備える田植機であって、
     前記整地装置は、植付部に設けられる支持リンク機構を介して当該植付部に対して昇降可能に支持され、
     前記支持リンク機構は、当該支持リンク機構を介して前記整地装置を昇降操作するための操作レバーを含み、
     前記操作レバーは、当該操作レバーの操作に依らずに整地装置の上昇側への移動を許容することを特徴とする田植機。
  2.  前記支持リンク機構は、前記整地装置の延出方向に沿って設けられる回転軸を有し、当該回転軸の回転運動に応じて前記整地装置を昇降可能に構成され、
     前記操作レバーの回動基部は、前記回転軸に回動自在に設けられ、
     前記操作レバーの回動基部に、前記回転軸に固定され、前記回動基部の上方側から当接する当接ブラケットと、前記回動基部と前記当接ブラケットを互いに当接する方向に付勢する弾性部材と、が設けられる請求項1に記載の田植機。
  3.  前記支持リンク機構は、前記回転軸の回転運動に応じて上下方向に移動する上下リンクを備え、
     前記上下リンクは、後輪の後方であって前記植付部のフロートの前方に配置されるとともに、その前面に防泥板が設けられる請求項2に記載の田植機。
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