JP4847295B2 - 共焦点顕微鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、観察対象の試料について全焦点画像を取得することができる共焦点顕微鏡に関する。
共焦点顕微鏡は、光源からの光をスポット状にして試料面を走査するとともに、試料面からの反射光のうち共焦点絞りを通過した光のみを光検出器により電気信号に変換し、試料面の三次元情報を得る。
共焦点顕微鏡は、光軸上で焦点の合ったときに検出される光量が最大となり焦点から外れたところではほぼゼロになるので、Z軸(光軸)方向に所定のピッチで試料面を移動させながら、試料面をスポット光で二次元走査し、画素毎に光量が最大となる光量(最大輝度)情報と、この時のZ軸(光軸)方向の位置情報(高さ情報)を得る。また、この最大輝度情報のみを用いて画像を生成すると、画面全体に対して焦点が合っている全焦点画像を得る。
したがって、共焦点顕微鏡において良好な全焦点画像を得るためには、画像を取得する時に最適なコントラストが得られるように装置の光源強度、検出器感度、電気信号オフセット等の設定を調整する必要がある。
しかし、Z軸方向に試料面を移動させながら上記設定を最適な状態に調整するには観察者の熟練や手間を要する。また、観察者によって調整状態に差異が生じやすい。
そこで、二次元走査する画像に対して、取得した画像から光源強度や検出器感度を自動調整して適切なコントラストを得ようとする試みが以前から行われている。例えば、特許文献1には、共焦点顕微鏡のゲインをソフトレベルで短時間かつ確実に自動調整できるゲインの調整方法について開示されている。
特開2000−321503号公報
しかし、上述の方法では、ある特定のZ位置におけるコントラストを最適に調整することは可能であるが、全焦点画像に対して最適なコントラストに調整することは難しいという問題があった。
また、一般に、取得済みの画像に対してコントラスト強調を行う画像処理の手法としては、ヒストグラム伸張、ヒストグラム平均化といった手法やその応用手法が広く知られている。
例えば、共焦点顕微鏡では、視野内に反射率の異なる材質が存在する場合、それらは濃淡のコントラストとなって観察される。このように、画像取得時に良好なコントラストがついている時には、一般的なコントラスト強調による強調効果は少なく処理され、最適なコントラストに調整することが可能である。また、逆に、画像取得時に光源強度や検出器感度が不足して、コントラストが低い画像が取得された場合も、全体的にコントラスト強調処理がなされるため、最適なコントラストに調整することが可能である。
しかし、このような汎用的な画像処理を全ての全焦点画像に適用すると、試料形状に寄らず一様の処理が施され、試料によっては余計な強調がされてしまう。
例えば、ミラーなどの平坦な表面内に微少な傷や異物等がある場合、その部分にはコントラストが必要だが、他の大部分の表面領域には、コントラストの少ない平坦なものとして観察できることが望ましい。
しかし、一般的なコントラスト強調処理を施すと、特定部位に集中した輝度を全体に分散するため、処理前には目立たなかった光学的なムラ等が過度に強調され、結果として観察者が求めるような良好な観察画像が得られない場合があった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、最適なコントラストに調整された全焦点画像を取得することができる共焦点顕微鏡を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係る共焦点顕微鏡は、対物レンズを介して試料に集束光を照射する光照射手段と、前記試料に対する前記対物レンズの集光位置を前記集束光の光軸方向にそって任意の範囲で変動させる集光位置変動手段と、該集光位置毎に前記光軸方向に直交する所定の平面内を走査し、前記集束光の前記試料による反射光を受光して共焦点画像を取得する共焦点画像取得手段と、該共焦点画像から各画素について最大輝度値を抽出して全焦点画像を生成する全焦点画像生成手段と、該最大輝度値を取得した集光位置から該集光位置における前記試料の高さを取得して高さマップ画像を生成する高さマップ画像生成手段と、該高さマップ画像から得られる試料の状態に応じて、前記全焦点画像に対して施すコントラストの強調レベルを決定する強調レベル制御手段と、該強調レベル制御手段が決定した強調レベルにしたがって前記全焦点画像に対してコントラスト強調処理を行う画像処理部と、を備える。
以上に説明したように、本発明によると、最適なコントラストに調整された全焦点画像を取得することができる共焦点顕微鏡を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図1〜図7に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施例に係る共焦点顕微鏡100の構成例を示す図である。
光源101から出射した光は、ビームスプリッタ102を透過して2次元走査機構103に入射する。2次元走査機構103は、第1の光スキャナ103aと第2の光スキャナ103bとを備え、光束を2次元に走査して対物レンズ105へと導く。
対物レンズ105へ入射した光束は、集束光となって試料106の表面上を走査する。試料106の表面で反射した光は、再び対物レンズ105から2次元走査機構103を介してビームスプリッタ102に導入された後、ビームスプリッタ102によって反射され結像レンズ107を介してピンホール108上に集光する。
ピンホール108は、試料106の集光点以外からの反射光をカットするので、ピンホール108を通過する光だけが光検出器109によって検出される。
Zレボルバ104は、複数の対物レンズ105を備え、所望の倍率の対物レンズ105を2次元走査の光路中に挿入することができる。また、Z軸方向(光軸方向)に移動可能となっており、対物レンズ105の集光位置と試料8の相対位置(以下、単に「相対位置」という)とを変化させることができる。
試料106は、試料台111上に載置され、ステージ112によってXY方向(光軸に垂直に交わる平面方向)に移動可能となっている。
対物レンズ105による集光位置は、ピンホール108と共役な位置にあり、試料106が対物レンズ105による集光位置にある場合は、試料106からの反射光がピンホール108上で集光してピンホールを通過するが、試料106が対物レンズ105による集光位置からずれた位置にある場合は、試料106からの反射光はピンホールを通過しない。
ここで、対物レンズ105と試料106との相対位置(Z)と光検出器109の出力(I)の関係を示すI−Zカーブのとおり、試料106が対物レンズ105の集光位置にある場合、光検出器109の出力は最大となり、この位置から対物レンズ105と試料106の相対位置が離れるに従い光検出器の出力は急激に低下する。
したがって、2次元走査機構103によって集光点を2次元走査し、光検出器109の出力を2次元走査機構103に同期して画像化すれば、試料106に対してある特定の高さ(焦点位置)の出力のみ画像化され、試料106を光学的に2次元方向にスライスした画像(共焦点画像)が得られる。
さらに、共焦点画像を取得する毎に各画素について、最高輝度値とその時の相対位置を検出することにより、全焦点画像データおよび高さマップ画像データを得ることができる。なお、最高輝度とその時の相対位置の抽出には、測定したデータをそのまま使用する方法と、理想曲線に近似して求める方法があるがいずれを使用してもよい。
したがって、全焦点画像データは、全焦点画像の各画素についての輝度値を少なくとも構成要素とするデータである。また、高さマップ画像データは、全焦点画像の各画素における輝度値を取得した焦点位置(以下、単に「高さ」という)を少なくとも構成要素とするデータである。
以上のようにして得られた全焦点画像データおよび高さマップ画像データは、モニタ113に出力される。モニタ113は、上記操作画面とともに全焦点画像および高さマップ画像を表示する。
コンピュータ110は、2次元走査機構103、Zレボルバ104および光検出器109等を制御して本実施例に係る共焦点顕微鏡100を実現するプログラムを実行するCPUと、プログラム実行に用いる揮発性メモリ(例えば、RAM)と、外部からのデータ入力手段である入力装置(例えば、キーボードやマウス)と、全焦点画像や操作画面等をモニタ113に出力する出力装置と、プログラム、全焦点画像データ、高さマップ画像データ及びレベル制御テーブル110a等を記憶する記憶装置と、を少なくとも備える情報処理装置である。
そして、全焦点画像および高さマップ画像に応じてコントラストの強調レベルを定義するレベル制御テーブル110aと、このレベル制御テーブル110aに基づいてコントラストの強調レベルを決定する処理レベル制御手段110bと、全焦点画像に対してコントラスト強調等の画像処理を施す画像処理手段110cと、を少なくとも備える。
機器使用者はモニタ113に表示される画面にしたがって入力装置を操作することで、共焦点顕微鏡100の各部を操作することができる。
図2は、本発明の実施例に係るコントラスト強調処理について説明する図である。
図2に示すヒストグラム200は、全焦点画像における輝度分布を示すヒストグラムの例である。横軸は輝度値を示し、縦軸は頻度を示す。
ヒストグラム200は、輝度値が広く均一に分布するほどコントラストが強い画像であることを示す。したがって、輝度値の下限レベルaと上限レベルbに挟まれる領域の輝度分布をダイナミックレンジの範囲内で広げる(又は狭める)ことにより、コントラストの強弱を調整することが可能となる。
本実施例では、下限レベルaにおける輝度値と上限レベルbにおける輝度値とを直線で結んでできる傾きcを変更することにより、下限レベルaと上限レベルbとで挟まれる領域を操作してコントラストの強弱を調整する。
なお、傾きcを変更する場合、ダイナミックレンジの中心を軸にして変更してもよいし、輝度値の平均値や中央値を軸に変更してもよい。
図3は、本発明の実施例に係るレベル制御テーブル110aの例を示している。
レベル制御テーブル301は、コントラストの「強調レベル」と、観察する試料106の「高さ」と、コントラストの「強調度」と、を備え、観察する試料106の高さに応じて強調レベルおよび強調レベルに対応する強調度を定義する。
本実施例に係る強調度には、図2に示した傾きcの値を使用する。例えば、強調度が1.3の場合、傾きcが1.3から1.0になるまで下限レベルaと上限レベルbに挟まれる領域の輝度分布を広げる処理を行う。
したがって、強調度1.0は、強調処理を実行しないことを示し、強調度の数値が大きくなるほどコントラスト強調効果が大きくなることを示す。
レベル制御テーブル302は、コントラストの「強調レベル」と、観察する試料106の表面の「凹凸度」と、コントラストの「強調度」と、を備え、観察する試料106の表面の凹凸度に応じて強調レベルおよび強調レベルに対応する強調度を定義する。
ここで、試料106における任意の断面とその平均面の例を図4に示す。図4は、横軸を画像の画素位置、縦軸を高さ位置とした場合における高さマップ画像から得られる試料106の断面プロファイルdとその平均面eを示している。
本実施例に係る凹凸度は、断面プロファイルdにおける平均面eを求め、各画素について「断面プロファイルdの高さ」と「平均面eの高さ」との差を求めて積算した値を全画素数で除することによって得る。すなわち、凹凸度は、以下の式で求められる。
「凹凸度」 = Σ(「断面プロファイルdの高さ」−「平均面eの高さ」)/「画素数」
・・・(1)
なお、平均面を抽出する方法としては、例えば、最小自乗方法を用いる。
レベル制御テーブル303は、コントラストの「強調レベル」と、試料106の断面プロファイルdの変化を表す「微分値」と、輝度分布についての偏差からコントラスト強調処理の適否を判別するために使用する「偏差閾値」と、コントラストの「強調度」と、を備え、微分値に応じて強調レベルおよび強調レベルに対応する強調度を定義する。
上記微分値は、高さマップ画像から得る高さを各画素について微分することによって求める。また、輝度の偏差は、全焦点画像の輝度ヒストグラムから求める。
以上に説明した強調度には1.0以上の値を使用しているが、1.0より小さい値を使用してもよい。例えば、強調度が0.5の場合、傾きが0.5から1.0になるまで下限レベルaと上限レベルbに挟まれる領域の輝度分布を狭める処理を行えばよい。
また、強調度には傾きcを使用しているが、傾きcにかえて下限レベルaおよび上限レベルbを使用してもよい。
また、凹凸度には、各画素について「実際の高さ」と「平均面の高さ」との差を求めて積算した値の自乗平均平方根等を使用してもよい。
以下、レベル制御テーブル301を使用した場合を第1の実施例、レベル制御テーブル302を使用した場合を第2の実施例、レベル制御テーブル303を使用した場合を第3の実施例として説明する。
(第1の実施例)
図5は、本発明の第1の実施例に係る共焦点顕微鏡の処理を示すフローチャートである。
機器使用者が入力装置を介して所定の操作をすることにより、共焦点顕微鏡100は試料106の共焦点画像を取得する処理を開始する。
ステップS501において、共焦点顕微鏡100は、図1で説明した動作により試料106の全焦点画像データ及び高さマップ画像データを取得し、例えば、共焦点顕微鏡100に備わる記憶装置に記憶する。そして、処理をステップS502に移行する。
ステップS502において、共焦点顕微鏡100は、記憶装置に記憶されている高さマップ画像データを参照する。そして、高さマップ画像データについて孤立点ノイズの除去を行う。以後の処理においてノイズが原因で誤った判断(処理)が行われること防止するためである。
ここで、孤立点ノイズを除去する方法としては、メディアンフィルタを利用してノイズを除去する方法が一般的であるが、必要に応じて、単純平均フィルタや閾値型平均フィルタ等を利用してノイズを除去しても良い。
ステップS503において、共焦点顕微鏡100は、ステップS502と同様に、高さマップ画像データを参照する。そして、高さマップ画像データから高さの最高値と最小値を抽出する。さらに、最高値と最小値との差を算出する。そして、この差を試料106の高さ(以下、「第1の高さ」という)とする。
ステップS504において、共焦点顕微鏡100は、レベル番号を保持する変数nを0に初期化する。そして、処理をステップS505に移行する。
ステップS505において、共焦点顕微鏡100は、例えば、記憶装置の所定のアドレスに記憶されているレベル制御テーブル301を参照し、レベル番号n=0と一致する「強調レベル」の「高さ」(以下、「第2の高さ」という)を取得する。そして、第1の高さと第2の高さとを比較する。
第2の高さが第1の高さ以下の場合、共焦点顕微鏡100は、処理をステップS506に移行する。
ステップS506において、共焦点顕微鏡100は、レベル番号nを1だけインクリメントする。そして、レベル番号nと、レベル制御テーブル301の終わりを示すレベル番号Nとを比較する。レベル番号nがN以下の場合には、処理をステップS505に移行する。また、レベル番号nがNより大きい場合には、処理をステップS509に移行する。
ステップS505及びS506の処理により、第1の高さ(試料106の高さ)に応じた強調レベル(レベル番号)nが決まることとなる。
ステップS507において、共焦点顕微鏡100は、記憶装置に記憶されているレベル制御テーブル301を参照する。そして、ステップS505及びS506の処理によって決定した強調レベルnの「強調度」を取得する。
ステップS508において、共焦点顕微鏡100は、ステップS507で取得した強調度を傾きcとする。そして、図3で説明したように、ステップS501で取得した全焦点画像データの輝度分布について、傾きcが1.0となるように下限レベルaと上限レベルbに挟まれる領域の輝度分布を広げる処理を行う。これにより、コントラストの強調処理が行われる。
以上のコントラスト強調処理が完了すると、共焦点顕微鏡100は、処理をステップS509に移行する。
ステップS509において、共焦点顕微鏡100は、全焦点画像データをモニタ113に出力して全焦点画像を表示する。
以上に説明したように、第1の実施例に係る共焦点顕微鏡100は、試料106から全焦点画像データを取得した高さ(第1の高さ)に応じて、全焦点画像に対するコントラストの強調レベル(強調度)を最適なレベルに制御する。
その結果、例えば、ミラー表面のように輝度分布が局所的に集中する試料を観察する場合でも、過度なコントラストの強調を行うことがないので、光学ムラが強調されることなく良好な観察画像を得ることが可能となる。
また、試料106に高低差がある場合でも、その境界部分に十分なコントラスト強調処理が行われるように強調レベル(強調度)を最適なレベルに制御できるので、画像取得時の全焦点画像が低コントラストであっても最適なコントラスト強調が施された観察画像を得ることが可能となる。
以上のように、観察者は観察している試料106の状態を気にすることなく、最適なコントラストの画像を得ることが可能となる。
なお、以上の説明した第1の高さには、高さマップ画像データにおける高さの最大値と最小値との差を用いているが、例えば、ステップS501において機器使用者が全焦点画像データを取得する試料の範囲(高さの範囲)を指定する場合、当該範囲を第1の高さとして用いてもよい。
(第2の実施例)
図6は、本発明の第2の実施例に係る共焦点顕微鏡の処理を示すフローチャートである。
機器使用者が入力装置を介して所定の操作をすることにより、共焦点顕微鏡100は試料106の共焦点画像を取得する処理を開始する。
ステップS601において、共焦点顕微鏡100は、図1で説明した動作により試料106の全焦点画像データ及び高さマップ画像を取得し、例えば、共焦点顕微鏡100に備わる記憶装置に記憶する。そして、処理をステップS602に移行する。
ステップS602において、共焦点顕微鏡100は、記憶装置に記憶されている高さマップ画像データを参照する。そして、高さマップ画像データについて孤立点ノイズの除去を行い、以後の処理においてノイズが原因で誤った判断(処理)が行われること防止する。孤立点ノイズを除去する方法は、第1の実施例と同様である。
ステップS603において、共焦点顕微鏡100は、ステップS602と同様に、高さマップ画像データを参照する。そして、高さマップ画像データから、試料106における任意の断面プロファイルdについての平均面eを抽出する。なお、本実施例では、図4に示したように、最小自乗法を用いて平均面eを抽出しているが、n次のスプライン補完関数等を用いて平均面eを求めてもよい。
ステップS604において、共焦点顕微鏡100は、図4で説明したように、断面プロファイルdの高さとステップS603で求めた平均面eの高さを式(1)に代入することによって凹凸度(以下、「第1の凹凸度」という)を求める。
ステップS605において、共焦点顕微鏡100は、レベル番号を保持する変数nを0に初期化する。そして、処理をステップS606に移行する。
ステップS606において、共焦点顕微鏡100は、例えば、記憶装置の所定のアドレスに記憶されているレベル制御テーブル302を参照し、レベル番号n=0と一致する「強調レベル」の「凹凸度」(以下、「第2の凹凸度」という)を取得する。そして、第1の凹凸度と第2の凹凸度とを比較する。
第2の凹凸度が第1の凹凸度以下の場合、共焦点顕微鏡100は、処理をステップS607に移行する。
ステップS607において、共焦点顕微鏡100は、レベル番号nを1だけインクリメントする。そして、レベル番号nと、レベル制御テーブル302の終わりを示すレベル番号Nとを比較する。レベル番号nがN以下の場合には、処理をステップS606に移行する。また、レベル番号nがNより大きい場合には、処理をステップS610に移行する。
ステップS606及びS607の処理により、第1の凹凸度に応じた強調レベル(レベル番号)nが決まることとなる。
ステップS608において、共焦点顕微鏡100は、記憶装置に記憶されているレベル制御テーブル302を参照する。そして、ステップS606及びS607の処理によって決定した強調レベルnの「強調度」を取得する。
ステップS609において、共焦点顕微鏡100は、ステップS608で取得した強調度を傾きcとする。そして、図3で説明したように、ステップS601で取得した全焦点画像データの輝度分布について、傾きcが1.0となるように下限レベルaと上限レベルbに挟まれる領域の輝度分布を広げ、コントラストの強調処理を行う。
以上のコントラスト強調処理が完了すると、共焦点顕微鏡100は、処理をステップS610に移行する。そして、共焦点顕微鏡100は、全焦点画像データをモニタ113に出力して全焦点画像を表示する。
以上に説明したように、第2の実施例に係る共焦点顕微鏡100は、試料106の任意の断面(表面)における凹凸度に応じて、全焦点画像に対するコントラストの強調レベル(強調度)を最適なレベルに制御する。
その結果、第1の実施例と同様に、ミラー表面のように輝度分布が局所的に集中する試料を観察する場合でも、過度なコントラストの強調を抑え、光学ムラが強調されることなく良好な観察画像を得ることが可能となる。
また、試料106に高低差がある場合も、その境界部分に十分なコントラスト強調処理が行われるように強調レベル(強調度)を最適なレベルに制御できるので、画像取得時の全焦点画像が低コントラストであっても最適なコントラスト強調が施された観察画像を得ることが可能となる。
また、第2の実施例に係る共焦点顕微鏡100は、試料106の任意の断面(表面)における凹凸度に応じて、全焦点画像に対するコントラストの強調レベル(強調度)を最適なレベルに制御するので、図4のように傾いている試料106について全焦点画像データを取得する場合でも、最適なコントラスト強調が施された全焦点画像を得ることが可能となる。
以上のように、観察者は観察している試料106の状態を気にすることなく、最適なコントラストの画像を得ることが可能となる。
(第3の実施例)
図7は、本発明の第3の実施例に係る共焦点顕微鏡の処理を示すフローチャートである。
機器使用者が入力装置を介して所定の操作をすることにより、共焦点顕微鏡100は試料106の共焦点画像を取得する処理を開始する。
ステップS701において、共焦点顕微鏡100は、図1で説明した動作により試料106の全焦点画像データ及び高さマップ画像を取得し、例えば、共焦点顕微鏡100に備わる記憶装置に記憶する。そして、処理をステップS702に移行する。
ステップS702において、共焦点顕微鏡100は、記憶装置に記憶されている高さマップ画像データを参照する。そして、高さマップ画像データについて孤立点ノイズの除去を行い、以後の処理においてノイズが原因で誤った判断(処理)が行われること防止する。孤立点ノイズを除去する方法は、第1の実施例と同様である。
ステップS703において、共焦点顕微鏡100は、ステップS702と同様に、高さマップ画像データを参照する。そして、高さマップ画像データから、試料106における任意の断面プロファイルdについての高さデータを取得する。そして、各画素における高さデータの微分値を算出する。
ステップS704において、共焦点顕微鏡100は、ステップS703で算出した微分値と、あらかじめ決められた閾値Mと、を比較する。そして、閾値M以上の微分値について2乗の総和(以下、「第1の微分値」という)を求める。
なお、ステップS703及びS704の処理は、試料106の表面全体について行ってもよいが、本実施例では、計算量を削減するために試料106の部分的領域(任意の断面プロファイルd)について行っている。また、ステップS704では、2乗の総和ではなく、各画素における微分値を当該画素の輝度値で割った値の総和を用いてもよい。
ステップS705において、共焦点顕微鏡100は、レベル番号を保持する変数nを0に初期化する。そして、処理をステップS706に移行する。
ステップS706において、共焦点顕微鏡100は、例えば、記憶装置の所定のアドレスに記憶されているレベル制御テーブル303を参照し、レベル番号n=0と一致する「強調レベル」の「微分値」(以下、「第2の微分値」という)を取得する。そして、第1の微分値と第2の微分値とを比較する。
第2の微分値が第1の微分値以下の場合、共焦点顕微鏡100は、処理をステップS707に移行する。
ステップS707において、共焦点顕微鏡100は、レベル番号nを1だけインクリメントする。そして、レベル番号nと、レベル制御テーブル303の終わりを示すレベル番号Nとを比較する。レベル番号nがN以下の場合には、処理をステップS706に移行する。また、レベル番号nがNより大きい場合には、処理をステップS712に移行する。
ステップS706及びS707の処理により、第1の微分値に応じた強調レベル(レベル番号)nが決まることとなる。
ステップS708において、共焦点顕微鏡100は、ステップS701で取得した全焦点画像データの輝度ヒストグラムから輝度偏差σを求める。そして、処理をステップS709に移行する。
ステップS709において、共焦点顕微鏡100は、ステップS706と同様に、レベル制御テーブル303を参照し、レベル番号nと一致する偏差閾値を取得する。そして、ステップS708で求めた輝度偏差σと偏差閾値とを比較する。
輝度偏差σが偏差閾値以下の場合には、処理をステップS712に移行する。また、輝度偏差σが偏差閾値より大きい場合には、処理をステップS710に移行する。
ステップS710において、共焦点顕微鏡100は、記憶装置に記憶されているレベル制御テーブル303を参照する。そして、ステップS706及びS707の処理によって決定した強調レベルnの「強調度」を取得する。
ステップS711において、共焦点顕微鏡100は、ステップS10で取得した強調度を傾きcとする。そして、図3で説明したように、ステップS701で取得した全焦点画像データの輝度分布について、傾きcが1.0となるように下限レベルaと上限レベルbに挟まれる領域の輝度分布を広げ、コントラストの強調処理を行う。
以上のコントラスト強調処理が完了すると、共焦点顕微鏡100は、処理をステップS712に移行する。そして、共焦点顕微鏡100は、全焦点画像データをモニタ113に出力して全焦点画像を表示する。
以上に説明したように、第3の実施例に係る共焦点顕微鏡100は、試料106の任意の断面(表面)における微分値に応じて、全焦点画像に対するコントラストの強調レベル(強調度)を最適なレベルに制御する。
その結果、第1の実施例と同様に、ミラー表面のように輝度分布が局所的に集中する試料を観察する場合でも、過度なコントラストの強調を抑え、シェーディング等の光学ムラのない良好な観察画像を得ることが可能となる。
また、試料106に高低差がある場合も、その境界部分に十分なコントラスト強調処理が行われるように強調レベル(強調度)を最適なレベルに制御できるので、画像取得時の全焦点画像が低コントラストであっても最適なコントラスト強調が施された観察画像を得ることが可能となる。
さらに、輝度偏差σが偏差閾値以下の場合(ミラー等の表面と判断した場合)には、コントラストの強調処理を行わないことにより、ミラー等の表面に対する過度なコントラストの強調により生じるシェーディング等の光学ムラを確実に防ぐことが可能となる。
以上のように、観察者は観察している試料106の状態を気にすることなく、最適なコントラストの画像を得ることが可能となる。
なお、第1および第2の実施例では、それぞれ「高さ」、「凹凸度」に応じて全焦点画像に対するコントラストの強調レベル(強調度)を最適なレベルに制御している例を示したが、第3の実施例と同様に、「偏差閾値」を組み合わせて使用してもよい。
例えば、第1の実施例では「高さ」及び「偏差閾値」、第2の実施例では「凹凸度」及び「偏差閾値」の組合わせのレベル制御テーブルを用いて、全焦点画像に対するコントラストの強調レベル(強調度)を最適なレベルに制御してもよい。
この場合、図5及び図6に示したフローチャートにステップS708及びS709の処理を追加すればよい。
また、第1〜第3の実施例では、ステップS501(S601、S701)で取得した全焦点画像データに直接コントラスト強調処理を施す場合について説明している(この場合、全焦点画像データ自体が変更される)が、当該全焦点画像データ自体は変更せずに、当該全焦点画像データに対してコントラスト強調を施した表示用データを新たに生成してモニタ113に出力してもよい。
この場合、全焦点画像データは取得時の生データを維持しているため、観察者は、良好なコントラストで画像を観察できるとともに、生データを基準とするような画像処理や画像計測、解析を施すことができる。
本発明の実施例に係る共焦点顕微鏡の構成例を示す図である。 本発明の実施例に係るコントラスト強調処理について説明する図である。 本発明の実施例に係るレベル制御テーブルの例を示している。 試料における任意の断面についての高さマップ画像とその平均面の例を示す図である。 本発明の第1の実施例に係る共焦点顕微鏡の処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例に係る共焦点顕微鏡の処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施例に係る共焦点顕微鏡の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100 ・・・ 共焦点顕微鏡
101 ・・・ 光源
102 ・・・ ビームスプリッタ
103 ・・・ 2次元走査機構
104 ・・・ Zレボルバ
105 ・・・ 対物レンズ
106 ・・・ 試料
107 ・・・ 結像レンズ
108 ・・・ ピンホール
109 ・・・ 光検出器
110 ・・・ コンピュータ
111 ・・・ 試料台
112 ・・・ ステージ
113 ・・・ モニタ
200 ・・・ 輝度分布を示すヒストグラム
301〜303 ・・・ レベル制御テーブル

Claims (6)

  1. 対物レンズを介して試料に集束光を照射する光照射手段と、
    前記試料に対する前記対物レンズの集光位置を前記集束光の光軸方向にそって任意の範囲で変動させる集光位置変動手段と、
    該集光位置毎に前記光軸方向に直交する所定の平面内を走査し、前記集束光の前記試料による反射光を受光して共焦点画像を取得する共焦点画像取得手段と、
    該共焦点画像から各画素について最大輝度値を抽出して全焦点画像を生成する全焦点画像生成手段と、
    該最大輝度値を取得した集光位置から該集光位置における前記試料の高さを取得して高さマップ画像を生成する高さマップ画像生成手段と、
    該高さマップ画像から得られる試料の状態に応じて、前記全焦点画像に対して施すコントラストの強調レベルを決定する強調レベル制御手段と、
    該強調レベル制御手段が決定した強調レベルにしたがって前記全焦点画像に対してコントラスト強調処理を行う画像処理部と、
    を備えることを特徴とする共焦点顕微鏡。
  2. 前記試料の状態に応じた前記強調レベルを定義するレベル制御情報を記憶するレベル制御情報記憶手段をさらに有し、
    前記強調レベル制御手段は、該レベル制御情報記憶手段から前記レベル制御情報を読出して参照し、前記高さマップ画像から得られる試料の状態に該当する強調レベルを取得する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の共焦点顕微鏡。
  3. 前記試料の状態には、前記高さマップ画像から得られる前記試料の高さの最大値と最小値の差を用いることを特徴とする請求項2に記載の共焦点顕微鏡。
  4. 前記試料の状態には、前記高さマップ画像から得られる前記試料の任意の表面の凹凸度を用いることを特徴とする請求項2に記載の共焦点顕微鏡。
  5. 前記試料の状態には、前記高さマップ画像から得られる前記試料の任意の表面の変化率を用いることを特徴とする請求項2に記載の共焦点顕微鏡。
  6. 前記強調レベル制御手段は、前記全焦点画像から輝度偏差を算出し、該輝度偏差とあらかじめ設定された偏差閾値とを比較し、前記輝度偏差が前記偏差閾値より大きい場合のみ、レベル制御情報から強調レベルを取得して前記画像処理部にコントラスト強調処理を実行させることを特徴とする請求項2に記載の共焦点顕微鏡。
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