JP4847023B2 - 物品選別装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被計測品を所定の搬送方向に搬送しながら計測する測定手段と、この測定手段による計測結果に基づいて被計測品を選別して搬送方向と異なる方向に排出する選別手段とを備えた物品選別装置に係り、特に、測定手段と選別手段とが一体に、或いは互いに近接した配置で構成され、且つ作業者が接近していても選別手段が突然作動することのない物品選別装置に関する。
従来、下記特許文献1に開示されるように、測定部において被計測品を搬送しながら計測を行い、その計測結果に基づいて後段に設けられた選別部によって前記被計測品を良品と不良品とに選別する重量選別装置がある。この選別装置では、測定部と選別部とは別体に構成されており、被計測品が連続的に移動できるように隣接して設置されている。
特開平5−312626号公報
ところが、上記特許文献1に開示されたような重量選別装置では、計測部と選別部とが別体であるため装置構成が長大となり、延いては生産ラインの長大化となっていた。
そのため、本願出願人は、被計測品を搬送しながら計測を行う測定部と、測定部とは別体に構成され、前記計測結果に基づいて被計測品を良品と不良品とに選別する選別部とを備えた上述したような選別装置とは異なり、測定部と選別部とが一体に、或いは互いに近接した配置で構成された新規な物品選別装置についての着想を得た。
この物品選別装置は、被計測品を搬送手段で搬送しながら計測し、その計測結果に基づいて該搬送手段で搬送されている間に選別してしまうものであり、装置構成をコンパクトにすることが可能となる。
しかしながら、このような測定部と選別部とが一体化した物品選別装置では、例えば、装置の稼動中に作業者が測定部に手などを差し入れて何らかの作業を行っている場合、この間も選別部による選別動作がなされるため、該選別部が突然作動(誤作動)して作業者に接触するなどの危険性があった。
そこで本発明は、上記状況に鑑みてなされたもので、測定部に選別手段を設けることで被計測品を搬送手段で搬送しながら計測し、その計測結果に基づいて被計測品が搬送手段で搬送されている間に選別する物品選別装置において、例えば、作業者の手などのような被計測品以外の何らかの外乱が測定エリア内に侵入した場合に、選別手段の選別動作を停止してこの選別手段の誤作動を防ぐことで安全性を確保することを目的とする。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の物品選別装置は、被計測品Wを所定の搬送方向に搬送する搬送手段2と、
前記搬送手段2に設けられて該搬送手段2によって搬送される前記被計測品Wの重量をその搬送中に計測し、且つ、該計測を前記搬送手段2上の所定位置で完了する測定部Aと
記測定部Aによる前記被計測品Wの計測結果が設定された良品条件と異なる場合に前記搬送手段2における前記測定部A領域上を動作して、該搬送手段2によって搬送される該被計測品Wを前記搬送方向と異なる方向に不良品として選別する選別手段8と、
前記搬送手段2の入口に設けられ、、前記被計測品Wの前記搬送手段2への搬入を検出する第1の通過検出センサS1と、
前記搬送手段2に設けられるとともに前記第1の通過検出センサより下流側に設けられ、前記被計測品Wの前記搬送手段2上の任意の位置の通過を検出する第2の通過検出センサS2とを備える物品選別装置1において、
前記第1の通過検出センサS1による検出がなされ、所定時間経過した後に前記第2の通過検出センサS2による検出がなされない場合に、前記選別手段8の選別動作を禁止状態にするとともに、前記搬送手段2の搬送動作を停止させる制御を行う制御手段22が設けられ、
前記第1の通過検出センサS1及び前記第2の通過検出センサS2は、共に前記測定部Aが前記被計測品Wの重量計測が完了する位置よりも上流側に設けられていることを特徴とする。
このような構成によれば、第1の通過検出センサS1による検出がなされて、所定時間経過した後に第2の通過検出センサS2による検出がなされてない状態では、制御手段22において搬送手段2の搬送動作の速度が遅くなったり、搬送動作が停止したものと判断し、選別手段8の選別動作を禁止状態にするとともに、搬送手段2の搬送動作を停止させる。また、第2の通過検出センサS2が、測定部Aによる被計測品Wの重量計測が完了する位置よりも上流側に設けられていることにより、長時間かけて被計測品Wの重量計測を行えるようになり、より正確に被計測品Wの計測を行うことができる。
請求項2記載の物品選別装置は、更に、前記制御手段22が、前記第1の通過検出センサS1による検出がなされ、所定時間経過した後に前記第2の通過検出センサS2による検出がなされた場合に、前記選別手段8を動作可能状態にするとともに、前記搬送手段2の搬送動作を継続させることを特徴とする。
このような構成によれば、第1の通過検出センサS1による検出がなされて、所定時間経過した後に第2の通過検出センサS2による検出がなされた状態では、制御手段22において被計測品Wが正常に送られていると判断し、測定部Aでの測定結果に基づいて選別手段8が動作可能状態となり被計測品Wの通過ごとに設定条件に応じた選別動作を行うとともに、搬送手段2の搬送動作を継続させる。
請求項3記載の物品選別装置は、更に、前記制御手段22が、前記第1の通過検出センサS1による検出がなされない状態で、前記第2の通過検出センサS2による検出がなされた場合に、前記選別手段8の選別動作を禁止状態にするとともに、前記搬送手段2の搬送動作を継続させることを特徴とする。
このような構成によれば、第2の通過検出センサS2のみ検出がなされた状態では、制御手段22において測定部Aの第2の通過検出センサS2の照射エリア内に何らかの異物が侵入したものと判断し、搬送手段2による搬送動作は継続されるが、選別手段8の選別動作を禁止状態として次の被計測品Wの通過待ち状態となる。
請求項4記載の物品選別装置は、前記第2の通過検出センサS2の設けられる位置を前記測定部Aにおける任意の位置に変更可能とし、
前記制御手段22は、前記被計測品Wを数回搬送させて、前記第1の通過検出センサS1による検出がなされてから前記第2の通過検出センサS2による検出がなされるまでの経過時間を計測し、該経過時間を基にして前記第1の通過検出センサS1による検出から前記第2の通過検出センサS2による検出までの時間が決定されることを特徴とする。
このような構成によれば、第2の通過検出センサS2を被計測品Wの搬送方向の長さや搬送速度などに応じた最適な検出位置に設けることができるとともに、第1の通過検出センサS1による検出がなされてから第2の通過検出センサS2による検出がなされるまでの時間を可変設定することができる。
請求項5記載の物品選別装置は、前記経過時間にはその中心値T0から前後の所定範囲内まで含まれることを特徴とする。
このような構成によれば、第1の通過検出センサS1による検出がなされてから第2の通過検出センサS2による検出がなされるまでの経過時間に中心値T0から前後の所定範囲の幅を持たせることで、被計測品Wの搬送手段2上でのスリップや搬送速度の変化などで生じる時間のずれに対応可能となる。
請求項6記載の物品選別装置は、前記制御手段22は、前記経過時間がその中心値T0から前後の所定範囲外である場合に警報を発生させることを特徴とする。
このような構成によれば、第1の通過検出センサS1による検出がなされてから第2の通過検出センサS2による検出がなされるまでの経過時間が中心値T0から前後の所定範囲外のときに警報を発生させることにより、異常を周囲に告知できる。
本発明による物品選別装置によれば、第1の通過検出センサによる検出がなされて、所定時間経過した後に第2の通過検出センサによる検出がなされてない状態では、選別手段の選別動作を禁止状態にするとともに、搬送手段の搬送動作を停止させる。これにより、何らかの外乱による選別手段の突然の作動、つまり誤作動を防ぐことができ、これによる危険を回避することができる。また、また、第2の通過検出センサが、測定部による被計測品の重量計測が完了する位置よりも上流側に設けられていることにより、長時間かけて被計測品の重量計測を行えるようになり、より正確に被計測品Wの計測を行うことができる。
また、第1の通過検出センサによる検出がなされて、所定時間経過した後に第2の通過検出センサによる検出がなされた状態では、選別手段が動作可能状態となり被計測品の通過ごとに設定条件に応じた選別動作を行うとともに、搬送手段の搬送動作を継続させる。つまり、正規のタイミングで搬送された被計測品については作業を継続することとなる。
さらに、第2の通過検出センサのみ検出がなされた状態では、搬送手段による搬送動作は継続されるが、選別手段の選別動作を禁止状態として次の被計測品の通過待ち状態となる。これにより、上記同様に、何らかの外乱による選別手段の突然の作動、つまり誤作動を防ぐことができ、これによる危険を回避することができるという効果に加えて、続いて搬送されてくる被計測品に対して作業を継続するこができる。
また、第2の通過検出センサを被計測品Wの搬送方向の長さや搬送速度などに応じた最適な検出位置に設けることができるとともに、第1の通過検出センサによる検出から第2の通過検出センサによる検出までの時間を可変設定することができる。
さらに、第1の通過検出センサによる検出がなされてから第2の通過検出センサによる検出がなされるまでの経過時間に中心値から前後の所定範囲の幅を持たせることで、被計測品の搬送手段上でのスリップや搬送速度の変化などで生じる時間のずれに対応可能となる。
また、第1の通過検出センサによる検出がなされてから第2の通過検出センサによる検出がなされるまでの経過時間が中心値から前後の所定範囲外のときに警報を発生させることにより、異常を周囲に告知でき、その後の対策を早急に講ずることができる。
以下、本発明による実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1〜4は物品選別装置の装置構成を示すもので、図1は本発明による物品選別装置を示す平面図、図2は図1におけるB−B断面図、図3は同側面図、図4(a)は同選別装置の駆動制御のための制御装置の側面図、(b)は同正面図である。
各図に示すように、この実施の形態の物品選別装置は、被計測品Wを左右方向に搬送させる搬送手段としての搬送用ローラコンベア2と、搬送用ローラコンベア2の略中央の一側部に直交して同一面上に隣接して配置された不合格品排出用のローラコンベア3と、駆動制御用の制御装置4(図4参照)とを備えている。
図1〜3に示すように、前記搬送用ローラコンベア2は、複数の支持脚5aを介して床面上に支持固定されたフレーム5の上部両側に沿って配置された左右一対の軸受フレーム6a,6bに両端が回転可能に支持され、且つ図示しない駆動モータによって回転駆動される複数のローラ2a,2bを備えている。
これらローラ2a,2bのうち、搬送方向における上流側のローラ2aは測定部Aを構成するものであり、下流側の3つのローラ2bとその軸受フレーム6bに対してローラ2aと軸受フレーム6aは荷重的に切り離されており、ローラ2aと軸受フレーム6aの下部には後述する荷重センサが配置され、搬送用ローラコンベア2上を搬送される被計測品Wがこれらローラ2a上を通過する際の荷重を荷重センサによって検出する。
排出用ローラコンベア3は、複数の支持脚7aを介して床面上に支持固定された左右一対の軸受フレーム7に両端を回転自在に支持された複数のローラ3aからなる。
また、ローラ2aの上部において、排出用ローラコンベア3との配置位置の反対側には、これらの端部を待機位置とした選別手段としてのプッシャー8が設けられている。
プッシャー8は、フレーム5内において、ローラ2a間の隙間を通じて鉛直方向に突設された一対の支持アーム9,9の上部に連結されたものであり、さらに、支持アーム9,9の下部は連結プレート10を介して互いに連結されている。この連結プレート10は、フレーム5内に横設されたガイドレール11に沿って移動可能に支持されている。(図3参照)
また、連結プレート10には、排出用ローラコンベア3の下部に設けられフレーム5の一側部を貫通して固定された空気圧シリンダ12の先端に突設されているプランジャ12aの先端が連結され、このプランジャ12aが突出した状態で前記プッシャー8を待機位置に位置させている。
さらに、前記ローラ2a(上流側)の端部は、図示しない前段のコンベアに隣接し、前記ローラ2b(下流側)は図示しない後段のコンベアに隣接している。そして、前段のコンベアにより個々に所定間隔で搬送される被計測品Wがローラ2a上に受け渡されると荷重センサによってその荷重が計測され、この値が設定値以内であれば、ローラ2bによって後段のコンベアに受け渡され、更にこのコンベアを通じて順次集荷位置まで搬送される。
これに対して、被計測品Wが設定値の上下限の範囲を上回るか下回ると、プランジャ12aがシリンダ12内に没入し、その結果、図3に二点鎖線で示すように、プッシャー8はその待機位置から反対側に移動して被計測品Wを排出用ローラコンベア3上に押し出し、次いで、プランジャ12aの再突出により元の待機位置に戻る動作がなされる。
図4(a),(b)に示すように、制御装置4は、物品選別装置1の近傍における作業者の操作し易い位置に配置されるものであり、複数の支持脚13aを介して床面上に設置された台座13上に立設されている縦長状のケーシング14内に制御部を内蔵させたものである。このケーシング14の上部には、表示部としてのディスプレイ15と、ディスプレイ15下部の一側部に選別装置1を動作モード又は非動作モードの何れかのモードに選択的に切り換える切換手段としてのモード切換えスイッチ16が設けられている。また、ケーシング14下部の一側部には選別装置1側の各制御機器や周囲のコンベアを含む周辺装置に対する各種データを転送させるケーブル接続用ポート17などが設けられている。
以上、本実施の形態による物品選別装置1の構成について説明したが、ここから、この選別装置1に通過検出センサを設けて被計測品Wの通過を検出するための構成と、このセンサに基づく制御を行うための前記制御装置4の機能及びタイムチャートを図5〜7を参照して説明する。
図5は物品選別装置に第1,第2の通過検出センサが設けられた状態を示す概略斜視図、図6は制御装置の機能ブロック図、図7は同制御装置の制御形態を示すタイムチャートである。
図5に示すように、上記した測定部Aにおけるプッシャー8の待機位置上部にあって、前記軸受フレーム6a上にはラック18が固定配置されている。このラック18の測定部Aにおける入口側(上流側)には第1の通過検出センサS1の一方を構成している投光素子20が設けられ、搬送方向に直交して第1の通過検出センサS1の他方を構成している受光素子21が設けられている。これら投光素子20及び受光素子21は上下に異なる高さに配置され、投光素子20から斜めに光線が照射されて受光素子21に受光される。
また、ラック18の測定部Aにおける略中間位置には第2の通過検出センサS2の一方を構成している投光素子20が設けられ、搬送方向に直交して第2の通過検出センサS2の他方を構成している受光素子21が設けられている。これら投光素子20及び受光素子21は、上記した第1の通過検出センサS1と同様に、上下に異なる高さに配置され、投光素子20から斜めに光線が照射されて受光素子21に受光される。
このように、両通過検出センサS1,S2を斜めに投受光させることで、両通過検出センサS1,S2が、被計測品Wの形状や大きさに関係なく被計測品Wの通過を確実に検出できる。
また、第2の通過検出センサS2は、測定部Aによる被計測品Wの重量計測が完了する位置よりも上流側に設けられている。これにより、長時間かけて被計測品Wの重量計測を行うことができ、つまり、より正確に被計測品Wの計測を行うことができる。さらに、プッシャー8によって被計測品Wが排出用ローラコンベア3へと排出されるとき、被計測品Wと衝突などして該被計測品W排出の妨げとならない範囲で第2の通過検出センサS2の設置位置を任意に変更できる。
図6に示すように、制御装置4は、プログラム実行用のCPU、ROM,RAMなどを備えた制御手段としての制御部22と、これにケーブルなどを介して接続された前記表示部(ディスプレイ)15と、モード切換えスイッチ16と、各種設定用キーボードなどの入力装置23及び警報ランプや警報ブザーなどの警報発生部とを備えている。
そして、制御部22には、前記ケーブル接続用ポート17を通じてデータ転送用ケーブル25が接続され、物品選別装置1内の荷重センサ26、コンベアを駆動させるための駆動モータなどの駆動部27、シリンダ12の駆動部28及び第1,第2の通過検出センサS1,S2からのデータが制御部22に入力される。制御部22では、これらのデータの入力状態に基づく制御が実行できるようになっている。
図7にはこれら一連の制御のうち、第1,第2の通過検出センサS1,S2による検出に基づく制御を示し、まず、モード切換えスイッチ16を非動作モードに切り換え、被計測品Wを物品選別装置1のローラ2a上に搬送させて第1の通過検出センサS1による検出の立ち上がりから第2の通過検出センサS2による検出の立ち上がりまでの経過時間を数回計測し、第2の通過検出センサS2による検出までの平均経過時間を決定する。そして、その経過時間を中心値T0として、図7(a)に示すように、その前後の所定範囲(本実施の形態では、中心値T0から±30%の範囲)を設定値として制御部22に登録する。また、上述したように、第1の通過検出センサS1による検出から第2の通過検出センサS2による検出までの経過時間を数回計測したときのばらつき度合に応じて中心値T0からの前後の所定範囲を設定すると、例えば、経過時間のばらつきが小さい被計測品Wには所定範囲を狭めることでより確実にプッシャー8の誤作動を防ぐことが可能となり安全性が向上する。
次いで、切換えスイッチ16を動作モードに切り換え、順次前段のコンベアを通じて被計測品Wを物品選別装置1へと搬送させる。被計測品Wが正常に搬送されると、図7(b)に示すように、第1の通過検出センサS1による検出の後、設定値の範囲内の経過時間で第2の通過検出センサS2がこれを検出し、前記コンベア駆動部27は、搬送動作を継続させるとともに、荷重センサ26が被計測品Wの重量を計測する。
そして、被計測品Wの計測完了後、前述したようにその計測した値が設定値以内であれば、そのまま後段のコンベアに搬送され、設定値の上下限を上回るか下回る場合には制御部22はシリンダ駆動部28を駆動させて排出用ローラコンベア3側へと選別する動作を行う。なお、図7(b)において、シリンダ駆動部28の動作の立ち上がりを破線であらわしたのは、プッシャー8が計測結果に応じて動作、非動作の何れかを行うためのシリンダ駆動部28が動作可能状態にあることを示唆している。
また、図7(c)に示すように、異常が生じる場合の1つは、第1の通過検出センサS1による検出の立ち上がりから第2の通過検出センサS2による検出の立ち上がりまでの時間が中心値T0の±30%の範囲より早すぎるか遅すぎるか、あるいはまったく検出されない状態であり、この場合には制御部22はモータ駆動部27を停止させるとともに、シリンダ駆動部28を駆動禁止状態にさせ、同時に警報発生部に信号を送り周囲に異常事態を警報させる。
なお、この異常の原因は、例えば、作業者が測定部A内のゴミなどを除去するために手などを伸ばし、作業者自身が気付かないうちに第1,第2の通過検出センサS1,S2の投受光領域をその手が横切ってしまった場合や搬送用ローラコンベア2の搬送動作の速度が遅れたり搬送動作が停止してしまった場合などが考えられる。そして、異常が回復したら手動操作などで制御部22の復帰入力を行うことで、各駆動部27,28は復帰し、再び同様の監視作業が続行される。
さらに、図7(d)に示すように、異常が生じる場合の他のパターンとして、第2の通過検出センサS2のみ検出がなされる状態がある。この場合にはモータ駆動部27の駆動は継続されるとともに、シリンダ駆動部28を駆動禁止状態にさせる。その具体的なケースとしては、被計測品Wの通過待機状態で、作業者が第2の通過検出センサS2の投受光領域内に手などを差し入れた場合が考えられ、危険回避のためにシリンダ駆動部28を駆動禁止状態にさせる。そして、その後は、第1の通過検出センサS1の検出信号を停止解除信号として、再びシリンダ駆動部28を駆動可能状態にするとともに、上記のように監視作業が続行される。
なお、本実施の形態では、物品選別装置1に接続される前後段のコンベアを含む周辺機器との連繋についての説明を省略したが、例えば、上記した制御部22とこれらの機器とをデータ転送ケーブルを介して接続し、図7を参照して説明した非動作モード時や装置1の停止時に周辺機器にも停止信号を送信してライン全体を停止させることができる。また、動作モードの切り換えや装置1の復帰に伴いライン全体を復帰させることができる。
さらに、本実施の形態では、被計測品Wの重量による計測に適用させたが、例えば、被計測品Wの形状や大きさなどのような他の物理量による計測に適用させることもできる。
また、本実施の形態では、第1,第2の通過検出センサS1,S2には投受光素子20,21からなる光センサが採用されているが、これに限定されず、例えば、リミットセンサを使用し、このセンサの設置位置での被計測品Wの荷重によって通過検出を行うことも可能である。
この実施の形態によれば、第1の通過検出センサS1による検出がなされて、所定時間経過した後に第2の通過検出センサS2による検出がなされてない状態では、制御部22において搬送用ローラコンベア2の搬送動作の速度が遅くなったり、搬送動作が停止したものと判断し、プッシャー8の選別動作を禁止状態にするとともに、搬送用ローラコンベア2の搬送動作を停止させる。これにより、例えば、作業者が測定部A内のゴミなどを除去しようと手などを伸ばして第1,第2の通過検出センサS1,S2の投受光領域を横切ってしまった場合や搬送用ローラコンベア2の搬送動作が遅れたり停止してしまった場合に、プッシャー8の突然の作動(誤作動)による接触などの危険を回避できる。
また、第1の通過検出センサS1による検出がなされて、所定時間経過した後に第2の通過検出センサS2による検出がなされた状態では、制御部22において被計測品Wが正常に送られていると判断し、測定部Aでの測定結果に基づいてプッシャー8が動作可能状態となり被計測品Wの通過ごとに設定条件に応じた選別動作を行うとともに、搬送用ローラコンベア2の搬送動作を継続させる。つまり、正規のタイミングで搬送された被計測品Wについては、プッシャー8及び搬送用ローラコンベア2は正常に動作して作業を継続することとなる。
さらに、第2の通過検出センサS2のみ検出がなされた状態では、制御部22において測定部Aの第2の通過検出センサS2の照射エリア内に何らかの異物が侵入したものと判断し、搬送用ローラコンベア2による搬送動作は継続されるが、プッシャー8の選別動作を禁止状態として次の被計測品Wの通過待ち状態となる。これにより、例えば、被計測品Wの通過待機状態で、作業者が第2の通過検出センサS2の投受光領域内に手などを差し入れた場合に、プッシャー8を動作禁止状態にさせてプッシャー8の突然の動作による接触などの危険を回避でき、続いて搬送されてくる被計測品Wの通過検出を行うことができる。
また、第2の通過検出センサS2の設置位置を任意に変更できることで、センサS2を最適な検出位置に設けることができるとともに、第1の通過検出センサS1による検出から第2の通過検出センサS2による検出までの時間を可変設定することができる。
さらに、第1の通過検出センサS1による検出がなされてから第2の通過検出センサS2による検出がなされるまでの経過時間に中心値T0から例えば±30%の範囲の幅を持たせることで、この範囲内であれば経過時間に含まれることとなり、被計測品Wの搬送用ローラコンベア2上でのスリップや搬送速度の変化などで生じる時間のずれに対応可能となる。
また、第1の通過検出センサS1による検出がなされてから第2の通過検出センサS2による検出がなされるまでの経過時間が中心値T0から例えば±30%の範囲外のときに警報を発生させることにより、異常を周囲に告知できる。
本発明による物品選別装置の一実施の形態を示す平面図である。 本発明による物品選別装置の一実施の形態を示すB−B断面図である。 本発明による物品選別装置の一実施の形態を示す側面図である。 (a)本発明による物品選別装置の駆動制御のための制御装置の側面図である。 (b)本発明による物品選別装置の駆動制御のための制御装置の正面図である。 本発明による物品選別装置に第1,第2の通過検出センサが設けられた状態での配置関係を示す概略斜視図である。 本発明による物品選別装置の制御装置の機能ブロック図である。 本発明による物品選別装置の制御装置の制御形態を示すタイムチャートである。
符号の説明
1…物品選別装置
2…搬送用ローラコンベア(搬送手段)
8…プッシャー(選別手段)
22…制御部(制御手段)
A…測定部
S1…第1の通過検出センサ
S2…第2の通過検出センサ
T0…中心値
W…被計測品

Claims (6)

  1. 被計測品(W)を所定の搬送方向に搬送する搬送手段(2)と、
    前記搬送手段に設けられて該搬送手段によって搬送される前記被計測品の重量をその搬送中に計測し、且つ、該計測を前記搬送手段上の所定位置で完了する測定部(A)と
    記測定部による前記被計測品の計測結果が設定された良品条件と異なる場合に前記搬送手段における前記測定部領域上を動作して、該搬送手段によって搬送される該被計測品を前記搬送方向と異なる方向に不良品として選別する選別手段(8)と、
    前記搬送手段の入口に設けられ、前記被計測品の前記搬送手段への搬入を検出する第1の通過検出センサ(S1)と、
    前記搬送手段に設けられるとともに前記第1の通過検出センサより下流側に設けられ、前記被計測品の前記搬送手段上の任意の位置の通過を検出する第2の通過検出センサ(S2)とを備える物品選別装置(1)において、
    前記第1の通過検出センサによる検出がなされ、所定時間経過した後に前記第2の通過検出センサによる検出がなされない場合に、前記選別手段の選別動作を禁止状態にするとともに、前記搬送手段の搬送動作を停止させる制御を行う制御手段(22)が設けられ、
    前記第1の通過検出センサ及び前記第2の通過検出センサは、共に前記測定部が前記被計測品の重量計測が完了する位置よりも上流側に設けられていることを特徴とする物品選別装置。
  2. 前記制御手段が、前記第1の通過検出センサによる検出がなされ、所定時間経過した後に前記第2の通過検出センサによる検出がなされた場合に、前記選別手段を動作可能状態にするとともに、前記搬送手段の搬送動作を継続させることを特徴とする請求項1記載の物品選別装置。
  3. 前記制御手段が、前記第1の通過検出センサによる検出がなされない状態で、前記第2の通過検出センサによる検出がなされた場合に、前記選別手段の選別動作を禁止状態にするとともに、前記搬送手段の搬送動作を継続させることを特徴とする請求項1又は2記載の物品選別装置。
  4. 前記第2の通過検出センサの設けられる位置を前記測定部における任意の位置に変更可能とし、
    前記制御手段は、前記被計測品を数回搬送させて、前記第1の通過検出センサによる検出がなされてから前記第2の通過検出センサによる検出がなされるまでの経過時間を計測し、該経過時間を基にして前記第1の通過検出センサによる検出から前記第2の通過検出センサによる検出までの時間が決定されることを特徴とする請求項1又は2又は3記載の物品選別装置。
  5. 前記経過時間にはその中心値(T0)から前後の所定範囲内まで含まれることを特徴とする請求項4記載の物品選別装置。
  6. 前記制御手段は、前記経過時間がその中心値から前後の所定範囲外である場合に警報を発生させることを特徴とする請求項5記載の物品選別装置。
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