JP4846473B2 - 回収機能を付けた乾燥装置及び乾燥溶剤回収方法 - Google Patents

回収機能を付けた乾燥装置及び乾燥溶剤回収方法 Download PDF

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Description

本発明は、処理槽内で乾燥する乾燥対象物から気化する溶剤を回収する回収機能を付けた乾燥装置及び乾燥溶剤回収方法に関するものである。
クリーニング業界において、クリーニング物(乾燥対象物)に残留したクリーニング液等の溶剤は、揮発性有機化合物(VOC)の発生源となり作業環境を悪化させるだけでなく、衣類着用時に化学やけどを引き起こす原因となるため、クリーニング物の乾燥を十分に行うとともに、クリーニング物を分類するなどの工夫が行われている。
揮発した溶剤の回収機能のない乾燥装置の場合、クリーニング物から揮発した溶剤は屋外に排気されるが、回収機能付き乾燥装置を用いることで、VOCの排気量を抑制することができることが知られている。また、大気に放出していた溶剤を回収・再利用するので、溶剤の使用量を削減し、その分、コスト削減になるため、クリーニング業界では回収機能付き乾燥装置への転換が図られている。
このような回収機能付き乾燥装置は、熱風によってクリーニング物から溶剤を揮発(気化)させ、その溶剤ガスをクーラーで冷却・液化させ、液化物を水分離機で溶剤と水に分離して、溶剤を回収している。そして、回収機能付き乾燥装置によって回収した溶剤は、溶剤として再利用される。
また、揮発した溶剤の冷却に関するドライクリーニング装置が特許文献1に提案されている。このドライクリーニング装置は、溶剤クーラと乾燥クーラの2つのクーラに対して共通の冷凍機を使用して、高いコストを費やすことなく、溶剤を十分に低い温度に維持するようにしてきた。
特開2003−311095号公報
このようにクリーニング業界では、従来から溶剤を冷却することによってVOCの排出量を抑制し且つ溶剤の使用量削減が図られてきた。しかしながら、溶剤単価が安く、人体への毒性が低く且つ抗菌性があるリモネンを溶剤として用いる場合、クリーニング物が生乾きであると、リモネンのレモンに似た臭気がクリーニング物に残ってしまうため、従来の回収機能付き乾燥装置は、溶剤を完全に揮発させるために、クリーニング物を余分に乾かすような時間を乾燥時間として設定していた。
ところが、本来、衣類等のクリーニング物はその構造によって乾燥時間が異なるが、クリーニング業界では複数種類のクリーニング物をまとめて乾燥させるため、どうしても過乾燥になってしまい、衣服にダメージを与えてしまうという問題があった。また、溶剤がリモネンの場合、引火性があるため、乾燥時間に長時間を設定することができず、クリーニング物によっては生乾きのものが生じる可能性があり、その場合、溶剤の回収率が低下するという問題があった。なお、このように問題は、クリーニング分野に限定する問題ではなく、乾燥作業によって気化した溶剤を回収する乾燥装置全般に生じる問題である。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、溶剤の回収率を向上し且つ過乾燥による乾燥対象物へのダメージを低減することができる回収機能を付けた乾燥装置及び乾燥溶剤回収方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の回収機能を付けた乾燥装置は、図1の基本構成図に示すように、処理槽2内の乾燥対象物に対する乾燥作業を制御する乾燥作業制御手段10aを有し且つ前記乾燥作業制御手段10aの制御による前記乾燥対象物の乾燥に応じて気化した溶剤を回収する回収機能を付けた乾燥装置において、前記乾燥対象物が乾燥終了したときの前記気化した溶剤の乾燥終了濃度を示す乾燥終了濃度情報を記憶する乾燥終了濃度情報記憶手段11aと、前記気化した溶剤の気化溶剤濃度を検出する気化溶剤濃度検出手段8と、前記気化溶剤濃度検出手段8が検出した気化溶剤濃度と前記乾燥終了濃度情報記憶手段11aが記憶している乾燥終了濃度情報とを比較して前記乾燥対象物の乾燥終了を判定する乾燥終了判定手段10bと、を設けて、前記乾燥終了判定手段10bによる乾燥終了であるとの判定に応じて前記処理槽内における前記乾燥対象物の前記乾燥作業制御手段10aによる乾燥作業を終了するようにしたことを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の回収機能を付けた乾燥装置によれば、乾燥終了濃度情報記憶手段11aには乾燥対象物が乾燥終了したときの気化した溶剤の乾燥終了濃度を示す乾燥終了濃度情報が記憶される。そして、乾燥作業制御手段10aの制御によって処理槽2内の乾燥対象物に対する乾燥作業が行われると、気化した溶剤は液化されて回収されるとともに、気化溶剤濃度検出手段8によってその気化溶剤濃度が検出される。そして、検出された気化溶剤濃度と乾燥終了濃度情報記憶手段11aに記憶している乾燥終了濃度情報とが乾燥終了判定手段10bによって比較されて乾燥終了であると判定されると、乾燥作業制御手段10aは乾燥作業を終了する。
上記課題を解決するためになされた請求項2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載の回収機能を付けた乾燥装置において、前記気化した溶剤が引火する引火濃度を示す引火濃度情報を記憶する引火濃度情報記憶手段11bと、前記気化溶剤濃度検出手段8が検出した気化溶剤濃度と前記引火濃度情報記憶手段11bが記憶している引火濃度情報とを比較して前記処理槽2内の気化溶剤濃度が引火濃度であるか否かを判定する引火濃度判定手段10cと、前記引火濃度判定手段10cによる引火濃度であるとの判定に応じて、少なくとも前記処理槽2内の気化溶剤濃度又は温度の一方を下げる引火防止手段10dと、を有することを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明の回収機能を付けた乾燥装置によれば、引火濃度情報記憶手段11bには、気化した溶剤が引火する引火濃度を示す引火濃度情報が記憶される。そして、気化溶剤濃度検出手段8によって検出された気化溶剤濃度と引火濃度情報記憶手段11bに記憶している引火濃度情報とが引火濃度判定手段10cによって比較されて引火濃度であると判定されると、引火防止手段10dによって処理槽2内の気化溶剤濃度又は温度の一方が下げられる。
上記課題を解決するためになされた請求項3記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項2に記載の回収機能を付けた乾燥装置において、前記気化した溶剤が引火する引火温度を示す引火温度情報を記憶する引火温度情報記憶手段11cと、前記処理槽2内の温度を検出する温度検出手段5と、前記温度検出手段段5が検出した温度と前記引火温度情報記憶手段11cが記憶している引火温度情報とを比較して前記処理槽2内の温度が引火温度であるか否かを判定する引火温度判定手段10eと、を有し、そして、前記引火防止手段10dが、前記引火温度判定手段10eによる引火温度であるとの判定に応じて、少なくとも前記処理槽2内の気化溶剤濃度又は温度の一方を下げる手段であることを特徴とする。
上記請求項3に記載した本発明の回収機能を付けた乾燥装置によれば、引火温度情報記憶手段11cには気化した溶剤が引火する引火温度を示す引火温度情報が記憶される。そして、温度検出手段5によって処理槽2内の温度が検出されると、該温度と引火温度情報記憶手段11cに記憶している引火温度情報とが引火温度判定手段10eによって比較されて引火温度であると判定されると、引火防止手段10dによって処理槽2内の気化溶剤濃度又は温度の一方が下げられる。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項4記載の乾燥溶剤回収方法は、処理槽内で乾燥対象物を乾燥し且つ前記乾燥に応じて気化した溶剤を回収する乾燥溶剤回収方法において、前記気化した溶剤の気化溶剤濃度を検出する過程と、前記検出した気化溶剤濃度が予め定められた前記乾燥対象物の乾燥終了濃度であるか否かを判定する過程と、前記気化した溶剤を液化させて回収する過程と、前記乾燥終了濃度であるとの判定に応じて前記処理槽内における前記乾燥対象物の乾燥作業を終了する過程と、を有することを特徴とする。
上記請求項4に記載した本発明の乾燥溶剤回収方法によれば、乾燥対象物の乾燥されると、その乾燥に応じて気化した溶剤の気化溶剤濃度を検出し、該気化溶剤濃度が予め定められた乾燥終了濃度であると判定すると、処理槽内における乾燥対象物の乾燥作業を終了する。
以上説明したように請求項1,4に記載した本発明によれば、乾燥対象物が乾燥終了したときの乾燥終了濃度を記憶しておき、乾燥作業中に気化した気化溶剤濃度を検出し、該気化溶剤濃度と乾燥終了濃度を比較して乾燥終了と判定したときに、乾燥作業を終了するようにしたことから、乾燥対象物に適した乾燥時間で乾燥作業を行うことができるため、過乾燥を確実に防止して乾燥対象物にダメージを与えることを防止できる。また、乾燥終了濃度を任意に設定することができるため、乾燥対象物の構造、材質等を考慮した乾燥時間で乾燥させることもできる。従って、乾燥対象物の生乾きを防止して溶剤の回収率を向上でき且つ過乾燥による乾燥対象物へのダメージを低減することができる。そして、乾燥対象物がクリーニング物である場合、該クリーニング物の生乾きを防止できるので、溶剤にリモネンを用いても、クリーニング物に溶剤の臭いが残るのを防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、気化した溶剤の引火濃度情報を記憶しておき、検出した気化溶剤濃度とその引火濃度情報とを比較して引火濃度であると判定したときに、処理槽内の気化溶剤濃度又は温度の少なくとも一方を下げるようにしたことから、引火性の溶剤が用いられても、その引火点に達することなく乾燥対象物を乾燥させることができるため、溶剤単価の安い引火性の溶剤を利用することができる。従って、乾燥対象物の乾燥にかかる費用の削減に貢献することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、気化した溶剤が引火する引火温度情報を記憶しておき、検出した処理槽内の温度とその引火温度情報とを比較して引火温度であると判定したときに、処理槽内の気化溶剤濃度又は温度の少なくとも一方を下げるようにしたことから、引火性の溶剤が用いられても、その引火点に達することなく乾燥対象物を乾燥させることができるため、溶剤単価の安い引火性の溶剤を利用しても確実に安全管理を行うことができる。
以下、本発明に係る回収機能を付けた乾燥装置及び乾燥溶剤回収方法を乾燥対象物としてのクリーニング物の乾燥を行うドライクリーニングの乾燥工程に回収機能を付けた乾燥装置を適用する場合の一実施の形態を、図2〜図4の図面を参照して説明する。
図2において、回収機能を付けた乾燥装置(以下、乾燥装置ともいう)1は、処理槽2と、ファン3と、ヒータ4と、温度センサ5と、クーラ6と、溶剤濃度センサ8と、制御部10と、を有している。
処理槽2は、その内部に円筒形状の回転式のドラム21を回転自在に軸支している。ドラム21は、周知であるように、周囲に多数の孔を有しており、その内部に乾燥対象物であるクリーニング物Cが収容されて乾燥作業が行われる。そして、処理槽2は、その壁面に入口側通気路22と出口側通気路23と溶剤回収用の図示しない排気管路が接続されている。乾燥装置1においては、入口側通気路22、処理槽2、出口側通気路23、及び連結通気路24から循環風路2Aが形成されている。
ファン3は、例えばブロアー式ファン等であり、出口側通気路23と連結通気路24との間に介在している。ファン3は、制御部10の制御により駆動されるモータ3aを有し、該モータ3aによって回転駆動されると、その吸引力により循環経路2A内を図2中に破線矢印で示すように空気を循環させる構成となっている。
ヒータ4は、蒸気加熱方式の乾燥ヒータ等であり、入口側通気路22内に設けられている。ヒータ4は、制御部10によって駆動されると、図示しないボイラから高温の蒸気を入口側通気路22内に供給する。これにより、入口側通気路22を通過する空気はヒータ4で熱せられて、処理槽2に送り込まれることで、処理槽2内のクリーニング物の熱風乾燥、つまり乾燥作業が行われる。
温度センサ5は、温度検出手段として機能しており、入口側通気路22内のヒータ4の下流側に設けられた入口温度センサ51と、出口側通気路23内に設けられた出口温度センサ52と、を有している。入口温度センサ51と出口温度センサ52は、制御部10に接続されており、それぞれ入口側通気路22、出口側通気路23内の温度を示す温度信号を制御部10に出力する。そして、制御部10は、入力された各温度信号に基づいて、ファン3の回転数、ヒータ4の温度等を制御する。なお、温度センサ5については、出口温度センサ52のみを用いる、処理槽2内に設けるなど種々異なる実施形態とすることができる。
クーラ6は、連結通気路24内に設けられており、図示しない熱交換器を有している。この熱交換器の配管内には、必要に応じて、器外に設けられた冷凍クーラ7で凝縮液化された冷媒が循環供給される構成となっている。そして、出口側通気路23から送られてきた空気がクーラ6の熱交換器において急激に冷却されると、その空気に含まれる溶剤ガスは凝縮して液化し滴下する。この液化した溶剤は、排出口25から流れ出て前記排気管路を通って水分離器26に至り、この水分離器26で水が除去されて溶剤のみが溶剤タンク70に回収される。
溶剤濃度センサ8は、気化溶剤濃度検出手段として機能しており、処理槽2の出口付近における気化溶剤の気化溶剤濃度を検出する。溶剤濃度センサ8は、出口側通気路23内に設けられており、制御部10に接続されている。溶剤濃度センサ8は、シリコーン系、フッ素系、臭素系等の溶剤の種類に対応し且つその溶剤に反応して濃度の検出が可能な各種センサが用いられる。そして、溶剤濃度センサ8は、その溶剤の濃度に応じたセンサ信号を制御部10に出力する。
なお、本最良の形態では、溶剤として可燃性のリモネンを用いる場合について説明することから、溶剤濃度センサ8にはリモネンに反応する金属酸化物半導体センサ等の臭いセンサを用いている。また、溶剤濃度センサ8は、溶剤の濃度が測定可能な場所であれば、入口側通気路22、処理槽2、連結通気路24等の任意の箇所に設けたり、複数の箇所の各々に設けるなど種々異なる実施形態とすることができる。
制御部10は、乾燥装置1全体の制御を司り、基本的にCPU(中央処理装置)、ROM(読み出し専用メモリー)、及びRAM(随時書き込み読み出しメモリー)を有するマイクロコンピュータ等で構成されている。なお、CPUは、ROMに記憶されている制御プログラムにしたがって本実施形態に係る制御を含む各種の処理を実行する。RAMには、CPUが各種の処理を実行する上において必要なデータ、プログラム等が適宜記憶される。
記憶部11は、読み書き自在に制御部10に接続されており、EEPROM等を用いている。記憶部11は、乾燥終了濃度情報、引火濃度情報、引火温度情報等の各種情報を記憶している。つまり、本実施形態では、記憶部11が請求項中の乾燥終了濃度情報記憶手段、引火濃度情報記憶手段、引火温度情報記憶手段として機能する場合について説明するが、それらの各記憶手段を制御部10のROMで実現するなど種々異なる実施形態とすることができる。
乾燥終了濃度情報は、クリーニング物(乾燥対象物)Cが乾燥終了したときの前記気化した溶剤の乾燥終了濃度、乾燥終了濃度範囲等を示すデータを有している。つまり、乾燥終了濃度情報は、溶剤、乾燥対象物等の種類に応じて任意に設定されている。本最良の形態において、リモネン(溶剤)に対応する乾燥終了濃度情報は、気化した溶剤の濃度が所定濃度以下と規定するためのデータを有しているが、気化溶剤濃度を”0”とするなど種々異なる実施形態とすることができる。
引火濃度情報は、気化した溶剤が引火する引火濃度を示すデータを有している。引火濃度情報は、溶剤が引火点に近づいたことを検出して引火を防止するための情報であることから、その設定するデータは、引火点に対応した濃度よりも若干低い濃度が設定されている。
引火温度情報は、気化した溶剤が引火する引火温度を示すデータを有している。引火温度情報は、処理槽2内等の温度が溶剤の引火点に達する前の危険温度に達したことを検出して引火を防止するための情報であることから、その設定するデータは、引火点に対応した温度よりも若干低い温度が設定されている。
また、連結通気路24には、分岐通気路40が設けられており、連結通気路24内のダクト41から分岐空間40に気化した溶剤を取り込むことが可能な構造となっている。分岐空間40には、脱臭ファン42と活性炭43を設けている。脱臭ファン42は、制御部10に接続されており、駆動されることで、ダクト41から分岐空間40内に気化した溶剤が取り込まれる。そして、分岐空間40に取り込まれた気化溶剤は活性炭43に吸着される。このように活性炭43によって液化しきれない溶剤等の回収を行って回収効率の向上を図っている。
次に、上述した構成の制御部10が実行する本発明にかかる回収乾燥処理における処理概要の一例を、図3に示すフローチャートを参照して以下に説明する。
ステップS11において、ドラム21を回転する図示しない回転駆動部に対して駆動信号が出力されることで、ドラム21の回転を開始させ、その後ステップS12に進む。そして、前記回転駆動部は、駆動信号の入力に応じてドラム21を所定の回転速度で回転させる。
ステップS12において、ファン3のモータ3aに駆動信号が出力されることで、ファン3の回転駆動を開始させ、その後ステップS13に進む。そして、モータ3aは、駆動信号の入力に応じてファン3を所定の回転速度で回転させる。
ステップS13において、ヒータ4を予め定められた乾燥温度で加熱させる駆動信号を出力することで、ヒータ4の加熱が開始され、その後ステップS14に進む、そして、ヒータ4は、循環風路2A内を流れる気体を熱することで、処理槽2内を乾燥温度まで上昇させる。
ステップS14において、少なくともクーラ6を駆動させる駆動信号を出力することで、クーラ6による冷却が開始され、その後ステップS15に進む。そして、クーラ6は、連結通気路24内を循環する気化溶剤を冷却することで、気化溶剤を液化させて排出口25から溶剤タンク70に排出することで、溶剤が回収される。
ステップS15において、溶剤濃度センサ8から入力されるセンサ信号に基づいて気化溶剤濃度が検出されてRAMに記憶され、ステップS16において、入口温度センサ51と出口温度センサ52から入力される各温度信号に基づいて、処理槽2の入口及び出口付近の温度が検出されてRAMに記憶され、その後ステップS17に進む。
ステップS17(引火濃度判定手段)において、検出された気化溶剤濃度と記憶部11に記憶している引火濃度情報とが比較され、該比較結果に基づいて気化溶剤濃度が引火濃度であるか否かが判定される。引火濃度であると判定された場合(S17でY)、ステップS18に進む。
ステップS18(引火温度判定手段)において、検出された温度と記憶部11に記憶されている引火温度情報とが比較され、該比較結果に基づいて引火危険温度であるか否かが判定される。引火危険温度ではないと判定された場合(S18でN)、ステップS15に戻り、一連の処理が繰り返される。一方、引火危険温度であると判定された場合(S18でY)、ステップS19に進む。
ステップS19(引火防止手段)において、ファン3をより高速で回転させる高速駆動信号がモータ3aに出力されるとともに、ヒータ4を低温で駆動させる駆動信号がヒータ4に出力され、その後ステップS15に戻り、一連の処理が繰り返される。そして、ヒータ4の加熱温度を低くし、循環風路2A内の循環する気体の流れを速くすることで、気化溶剤の温度を低下させて引火温度に達するのを防止している。なお、引火防止手段については、クーラ6をより冷やしたり、冷凍クーラ7を駆動させるなど種々異なる実施形態とすることができる。
また、ステップS17において引火濃度ではないと判定されると(S17でN)、ステップS20(引火濃度判定手段)において、検出された気化溶剤濃度と記憶部11に記憶している乾燥終了濃度情報とが比較され、該比較結果に基づいて乾燥終了濃度であるか否かが判定される。乾燥終了濃度ではないと判定された場合(S20でN)、ステップS15に戻り、一連の処理が繰り返される。一方、乾燥完了濃度であると判定された場合(S20でY)、つまり、クリーニング物Cが乾燥して処理槽2内の気化溶剤濃度が所定濃度以下になったと判定して、ステップS21に進む。
ステップS21において、乾燥作業の終了を通知する通知情報を表示装置、出力装置等(図示せず)に出力させるとともに、ドラム21の前記回転駆動部、ファン3のモータ3a、並びにクーラ6の各々に駆動停止信号が出力されることで乾燥作業が終了され、その後処理を終了する。
以上説明したように本最良の形態では、制御部10が実行するステップS11〜14,S21の処理によって処理槽2内の乾燥作業を制御していることから、それらの処理が請求項中の乾燥作業制御手段に相当している。
次に、上述した構成による本発明に係る乾燥装置1の動作(作用)の一例を、図4のグラフを参照にして以下に説明する。なお、図4は溶剤濃度センサ8が検出した気化溶剤濃度の乾燥工程における時間変化を示したグラフであり、縦軸が気化溶剤濃度、横軸が時間をそれぞれ示している。
洗濯、脱液がなされたクリーニング物Cが処理槽2のドラム21内に収容されると、作業者等からの開始要求に応じて乾燥装置1は乾燥作業を開始する。乾燥装置1は、ドラム21を回転させ、ファン3を駆動させて、ヒータ4で加熱した空気、気化溶剤等の気体を循環経路2A内を循環させることで、ドラム21内のクリーニング物Cの乾燥作業を開始する。
乾燥装置1は、図4の時間T0において乾燥作業を開始すると、温度センサ5及び溶剤濃度センサ8からの各出力を所定のタイミングでサンプリングし、その出力に基づいて処理槽2の入口及び出口の温度を監視するとともに、処理槽2付近の気化溶剤の濃度を監視する。そして、気化溶剤の濃度は、時間T0付近では0%となっており、その後、乾燥作業によってクリーニング物Cから気化する溶剤が増加することで、気化溶剤濃度は次第に増加する。
処理槽2内の気化溶剤は、ファン3の吸引力によってクーラ6に向かって循環し、クーラ6によって冷却された溶剤は、排出口25から流れ出て水分離器26に至り、この水分離器26で水が除去されて溶剤のみが溶剤タンク70に回収される。そして、液化されなかった気化溶剤は、循環経路2A内を循環して処理槽2に戻ることになる。
その後、時間T1において、最大である気化溶剤濃度D1になり、その後クリーニング物Cから気化する溶剤の量が減少することで、気化溶剤濃度は減少し始めることになる。そして、クリーニング物Cの乾燥が終了に近づくにつれて気化溶剤濃度は薄くなり、時間T2において、気化溶剤濃度が乾燥終了濃度以下になったこと、つまり乾燥が終了したことを検出すると、ドラム21、ファン3、ヒータ4、クーラ6の各駆動を停止させ、乾燥作業を終了する。
このように本発明の乾燥装置1は、クリーニング物Cが乾燥終了したときの乾燥終了濃度を予め記憶しておき、乾燥作業中に気化した気化溶剤濃度を検出し、該気化溶剤濃度と乾燥終了濃度を比較して乾燥終了と判定したときに、乾燥作業を終了するようにしたことから、クリーニング物Cに適した乾燥時間で乾燥作業を行うことができるため、過乾燥を確実に防止して乾燥対象物にダメージを与えることを防止できる。また、乾燥終了濃度を任意に設定することができるため、クリーニング物Cの構造、材質等を考慮した乾燥時間で乾燥させることができる。従って、クリーニング物Cの生乾きを防止して溶剤の回収率を向上でき且つ過乾燥による乾燥対象物へのダメージを低減することができる。そして、クリーニング物Cの生乾きを防止できるので、溶剤にリモネンを用いても、クリーニング物に溶剤の臭いが残るのを防止することができる。
また、乾燥装置1は、乾燥作業中に図4に示す引火濃度D2を超える気化溶剤濃度を検出し且つ引火危険温度を温度センサ5によって検出すると、ファン3の回転数、ヒータ4の加熱温度を調整して、気化溶剤濃度を低下させるとともに、処理槽2内等の温度を低下させて、気化溶剤が発火することを防止する。そして、気化溶剤濃度が引火濃度よりも低く且つ温度が引火温度よりも低くした状態で乾燥作業を継続する。
このように乾燥装置1は、気化した溶剤の引火濃度情報と気化した溶剤が引火する引火温度情報を記憶しておき、検出した気化溶剤濃度とその引火濃度情報とを比較して引火濃度であると判定し、且つ、検出した処理槽2内の温度とその引火温度情報とを比較して引火温度であると判定したときに、処理槽2内の気化溶剤濃度と温度を下げるようにしたことから、引火性の溶剤が用いられても、その引火点に達することなくクリーニング物Cを乾燥させることができるため、溶剤単価の安い引火性のリモネン等の溶剤を利用することができる。従って、乾燥対象物の乾燥にかかる費用の削減に貢献することができる。また、溶剤単価の安い引火性の溶剤を利用しても確実に安全管理を行うことができる。
このように本実施形態では、引火濃度と引火温度の双方を検出したときに、処理槽2内の気化溶剤濃度及び温度を下げることで引火防止を行う場合について説明したが、気化溶剤濃度又は温度の何れか一方を下げて引火防止をしたり、警報を行うことで引火防止するなど種々異なる実施形態とすることができる。また、引火濃度の検出に応じて上述した引火防止を行う実施形態とすることもできる。
また、上述した本実施形態では、乾燥装置1が乾燥工程を行う場合について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、洗濯、脱液、乾燥の全ての工程を行うドライクリーニング装置に本発明の乾燥装置1を適用することもできる。
さらに、上述した本実施形態では、乾燥対象物がクリーニング物Cの場合に適用した回収機能付き乾燥装置について説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、乾燥対象物を乾燥させ且つその乾燥対象物から溶剤を気化させて回収するものに本発明を適用することもできる。このように前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の回収機能を付けた乾燥装置の基本構成を示す構成図である。 本発明の回収機能を付けた乾燥装置の概略構成を示す構成図である。 図2中の制御部が実行する本発明に係る回収乾燥処理の一例を示すフローチャートである。 乾燥工程における気化溶剤濃度と経過時間との関係の一例を示すグラフである。
符号の説明
回収機能を付けた乾燥装置(乾燥装置)
2 処理槽
3 ファン
5 温度検出手段(温度センサ)
6 クーラ
10a 乾燥作業制御手段
10b 乾燥終了状態
10c 引火濃度判定手段
10d 引火防止手段
10e 引火温度判定手段
11a 乾燥終了濃度情報記憶手段
11b 引火濃度情報記憶手段
11c 引火温度情報記憶手段
70 溶剤タンク
C 乾燥対象物(クリーニング物)

Claims (4)

  1. 処理槽内の乾燥対象物に対する乾燥作業を制御する乾燥作業制御手段を有し且つ前記乾燥作業制御手段の制御による前記乾燥対象物の乾燥に応じて気化した溶剤を回収する回収機能を付けた乾燥装置において、
    前記乾燥対象物が乾燥終了したときの前記気化した溶剤の乾燥終了濃度を示す乾燥終了濃度情報を記憶する乾燥終了濃度情報記憶手段と、
    前記気化した溶剤の気化溶剤濃度を検出する気化溶剤濃度検出手段と、
    前記気化溶剤濃度検出手段が検出した気化溶剤濃度と前記乾燥終了濃度情報記憶手段が記憶している乾燥終了濃度情報とを比較して前記乾燥対象物の乾燥終了を判定する乾燥終了判定手段と、を設けて、
    前記乾燥終了判定手段による乾燥終了であるとの判定に応じて前記処理槽内における前記乾燥対象物の前記乾燥作業制御手段による乾燥作業を終了するようにしたことを特徴とする回収機能を付けた乾燥装置
  2. 前記気化した溶剤が引火する引火濃度を示す引火濃度情報を記憶する引火濃度情報記憶手段と、
    前記気化溶剤濃度検出手段が検出した気化溶剤濃度と前記引火濃度情報記憶手段が記憶している引火濃度情報とを比較して前記処理槽内の気化溶剤濃度が引火濃度であるか否かを判定する引火濃度判定手段と、
    前記引火濃度判定手段による引火濃度であるとの判定に応じて、少なくとも前記処理槽内の気化溶剤濃度又は温度の一方を下げる引火防止手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の回収機能を付けた乾燥装置
  3. 前記気化した溶剤が引火する引火温度を示す引火温度情報を記憶する引火温度情報記憶手段と、
    前記処理槽内の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段段が検出した温度と前記引火温度情報記憶手段が記憶している引火温度情報とを比較して前記処理槽内の温度が引火温度であるか否かを判定する引火温度判定手段と、
    を有し、そして、
    前記引火防止手段が、前記引火温度判定手段による引火温度であるとの判定に応じて、少なくとも前記処理槽内の気化溶剤濃度又は温度の一方を下げる手段であることを特徴とする請求項2に記載の回収機能を付けた乾燥装置
  4. 処理槽内で乾燥対象物を乾燥し且つ前記乾燥に応じて気化した溶剤を回収する乾燥溶剤回収方法において、
    前記気化した溶剤の気化溶剤濃度を検出する過程と、
    前記検出した気化溶剤濃度が予め定められた前記乾燥対象物の乾燥終了濃度であるか否かを判定する過程と、
    前記気化した溶剤を液化させて回収する過程と、
    前記乾燥終了濃度であるとの判定に応じて前記処理槽内における前記乾燥対象物の乾燥作業を終了する過程と、
    を有することを特徴とする乾燥溶剤回収方法。
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