JP2015016184A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Daisuke Suzuki
大輔 鈴木
藤原 宣彦
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Abstract

【課題】衣類乾燥機の乾燥能力の低下や冷凍サイクル装置のエネルギー効率の低下を抑制し、衣類乾燥機のエネルギー効率と性能を向上させる。
【解決手段】筐体2内に回転自在に設けられ衣類を収容する回転槽1と、回転槽1を含む空気循環回路(風路7)と、風路7を循環する乾燥用空気と熱交換を行う冷凍サイクル装置50とを備え、冷凍サイクル装置50は、圧縮機51と、第1熱交換器52と、レシーバ53と、膨張機構54と、第2熱交換器55とを有し、これらの構成要素がこの順番で循環接続されており、風路7は、回転槽1と、第2熱交換器55と、第1熱交換器52と、送風装置(送風用ファン5)とを有し、これらの構成要素がこの順番で循環接続されており、レシーバは53、レシーバ53内の液冷媒を水で冷却する熱交換部56と、熱交換部56に給水する給水部57とを有する衣類乾燥機。
【選択図】図2

Description

本発明は、衣類等の繊維製品の乾燥を行う衣類乾燥機及び洗濯機能を備えた衣類乾燥機に関する。
洗濯乾燥機や衣類乾燥機の高効率化を図る部として、衣類を乾燥させる乾燥装置に冷凍サイクル装置(ヒートポンプ装置)を搭載する方法があり、衣類の乾燥に使用された熱エネルギーを吸熱器にて回収し再利用することで、効率よく衣類の乾燥が行える。
図6は従来の衣類乾燥機の断面模式図で、図7は同衣類乾燥機の乾燥システム構成図である。この衣類乾燥機は、衣類を収容する回転ドラム101を含む循環ダクト102が構成され、乾燥装置に冷凍サイクル装置103が備えられている。冷凍サイクル装置103は、冷媒を圧縮する圧縮機104と、圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器105と、高圧の冷媒の圧力を減圧するための膨張部106と、減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器107とを冷媒が循環するように管路で連結されている。循環ダクト102には、乾燥用空気を循環させる送風機108と、冷凍サイクル装置103の放熱器105と吸熱器107とが設けられ、放熱器105は乾燥用空気を加熱し、吸熱器107は乾燥用空気を冷却除湿する。
この構成によれば、衣類より蒸発させた水分を吸熱器104に結露させると同時に、衣類の乾燥に使用した熱エネルギーを吸熱器104にて回収するため、熱エネルギーの損失を極めて少なくして、低電力で高除湿率の衣類の乾燥を行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−178289号公報
しかしながら、従来の冷凍サイクル装置を搭載した衣類乾燥機では、乾燥用空気の循環ダクト内に放熱器にて空気を加熱する箇所と吸熱器にて空気を冷却する箇所とが存在することとなるが、冷凍サイクル装置の原理上、圧縮機を駆動させるための電気入力が、吸熱器にて回収した熱エネルギーに加算され放熱器より放熱される。その為、乾燥工程が進むにつれて乾燥空気用の風路及び回転槽内に、圧縮機への電気入力分の熱エネルギーが蓄積され、乾燥用空気の温度が上昇する。乾燥用空気の温度上昇が進行すると冷凍サイクル装置の高圧側の圧力と温度が上昇し、これが過度に進めば圧縮機の耐久性に悪影響を及ぼすことになる。その為、圧縮機を保護する目的で圧縮機運転周波数(回転数)を低下させたり、圧縮機を停止させたりする保護制御を行う必要があり、これにより冷凍サイクル装置の冷却能力(除湿能力)が低下し、衣類乾燥機の乾燥能力が低下するという問題があった。
更に、冷媒の特性上、乾燥用空気の温度上昇もしくは、冷却能力(除湿能力)の増加により、冷凍サイクル装置の高圧側の圧力が上昇した場合、放熱器に液化した冷媒の冷媒だまりが生じ易くなり、これにより放熱器の放熱能力が低下し、冷凍サイクル装置のエネルギー効率が低下する問題も生じていた。
本発明は、かかる事情に鑑み、衣類乾燥機の乾燥能力の低下や冷凍サイクル装置のエネルギー効率の低下を抑制し、衣類乾燥機のエネルギー効率と性能を向上させることを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類乾燥機は、筐体内に回転自在に設けられ衣類を収容する回転槽と、前記回転槽を含む空気循環回路と、前記空気循環回路を循環する乾燥用空気と熱交換を行う冷凍サイクル装置とを備え、前記冷凍サイクル装置は、圧縮機と、第1熱交換器と、レシーバと、膨張機構と、第2熱交換器とを有し、これらの構成要素がこの順番で循環接続されており、前記空気循環回路は、前記回転槽と、前記第2熱交換器と、前記第1熱交換器と、送風装置とを有し、これらの構成要素がこの順番で循環接続されており、前記レシーバは、前記レシーバ内の液冷媒を水で冷却する熱交換部と、前記熱交換部に給水する給水部とを有する。
この構成によって、冷凍サイクル装置の冷却能力(除湿能力)を増加させた場合に第1熱交換器に生じる液冷媒だまりを防ぐことで冷凍サイクル高圧側の圧力上昇を低減することができる。また、給水部によって、レシーバ内の高圧高温の冷媒を水冷する熱交換部を備えているので、レシーバ内の冷媒の冷却が可能になる。これにより、膨張機構へ流入する冷媒の過冷却度が大きくなり、第2熱交換器を流れる冷媒の冷却能力の増加が可能になる。
本発明の衣類乾燥機は、乾燥用空気の温度上昇による冷凍サイクル装置の高圧側の圧力上昇を防ぐことが可能となり、乾燥工程全般でエネルギー効率の向上が可能となる。
本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機の構成図 本発明の実施の形態1に係る洗濯乾燥機の乾燥システム構成図 本発明の実施の形態2に係る洗濯乾燥機の乾燥システム構成図 本発明の実施の形態3に係る洗濯乾燥機の乾燥システム構成図 本発明の実施の形態4に係る洗濯乾燥機の乾燥システム構成図 従来の衣類乾燥機の構成図 従来の衣類乾燥機の乾燥システム構成図
第1の発明は、筐体内に回転自在に設けられ衣類を収容する回転槽と、前記回転槽を含む空気循環回路と、前記空気循環回路を循環する乾燥用空気と熱交換を行う冷凍サイクル装置とを備え、前記冷凍サイクル装置は、圧縮機と、第1熱交換器と、レシーバと、膨張機構と、第2熱交換器とを有し、これらの構成要素がこの順番で循環接続されており、前記空気循環回路は、前記回転槽と、前記第2熱交換器と、前記第1熱交換器と、送風装置とを有し、これらの構成要素がこの順番で循環接続されており、前記レシーバは、前記レシーバ内の液冷媒を水で冷却する熱交換部と、前記熱交換部に給水する給水部とを有する衣類乾燥機である。
この構成によれば、冷凍サイクル装置の第1熱交換器と膨張機構との間にレシーバを備え、このレシーバによって乾燥用空気の温度上昇、もしくは、冷凍サイクル装置の冷却能力(除湿能力)を増加させた場合に第1熱交換器に生じる液冷媒だまりを防ぐことで冷凍サイクル高圧側の圧力上昇を低減することができる。また、給水手段によって、レシーバ内の高圧高温の冷媒を水冷する熱交換手段を備えているので、レシーバ内の冷媒の冷却が可能になる。これにより、膨張機構へ流入する冷媒の過冷却度が大きくなり、第2熱交換
器を流れる冷媒の冷却能力を増加する。結果、洗濯乾燥機に搭載する冷凍サイクル装置のエネルギー効率の改善、又は、乾燥能力を向上させ洗濯乾燥機の乾燥速度の向上を図ることが可能になる。この作用は、冷凍サイクルの高低圧力差が大きくなり温度差が大きくなるほど作用する効果が大きくなる。
さらに、レシーバ内の冷媒を水冷することにより、乾燥用空気経路及び回転槽内に蓄積される熱エネルギーを外部に放出可能になり、乾燥工程の進行に影響されず、乾燥空気温度の調節が可能になる。これにより、乾燥用空気の温度上昇による冷凍サイクル装置の高圧側の圧力上昇を防ぐことが可能となり、乾燥工程全般でエネルギー効率の向上が可能となる。
第2の発明は、第1の発明に加え、前記熱交換部に流入する水の温度を測定する第1温度センサと、前記熱交換部より流出する水の温度を測定する第2温度センサと、前記第1温度センサ及び前記第2温度センサの測定結果に基づいて、前記給水部の給水量を制御する制御器とを備えたものである。この構成によれば、第1温度センサと第2温度センサとの測定結果に基づいて熱交換部に流す水の量を調整し、レシーバ内の液冷媒の冷却状態を制御することができる。
第3の発明は、第1又は第2の発明に加え、前記膨張機構と前記第2熱交換器の間、もしくは前記第2熱交換器の経路途中の冷媒温度を測定する第3温度センサと、前記第3温度センサの測定結果に基づいて、前記給水部の給水量を制御する制御器とを備えたものである。この構成によれば、第3温度センサとの測定結果に基づいて熱交換部に流す水の量を調整し、レシーバ内の液冷媒の冷却状態を制御して圧縮機への悪影響を抑制し、信頼性を向上することができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれかの発明に加え、前記第2熱交換器に流入する乾燥用空気の湿度を測定する湿度センサと、前記湿度センサの測定結果に基づいて、前記給水部の給水量を制御する制御器とを備えたものである。この構成によれば、湿度センサの測定結果に基づいて熱交換部に流す水の量を調整し、レシーバ内の液冷媒の冷却状態を制御することができる。
第5の発明は、第1〜第4のいずれかの発明に加え、前記冷媒回路の膨張機構がキャピラリーチューブ等の細経管で構成されたものである。この構成によれば、膨張機構の小型化や、膨張機構を制御する制御器が不要になる等の効果があり、衣類乾燥機のエネルギー効率の向上を図り、冷凍サイクル装置の小型化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態に係る洗濯乾燥機の構成図で、概略縦断面を示す。図2は、本発明の実施の形態1に係る洗濯乾燥機の乾燥システム構成図である。なお、本実施の形態では洗濯乾燥機を用いて説明するが、洗濯乾燥機は衣類乾燥機に含まれる。
図1において、衣類乾燥機は、筐体2内に回転自在に設けられ衣類を収容する回転槽1と、回転槽1を含む空気循環回路を構成する風路7と、風路7を循環する乾燥用空気と熱交換を行う冷凍サイクル装置50とを備えている。衣類を収容する回転槽1は、筐体2内に揺動自在に支持された水槽3内に回転自在に配設されている。水槽3の背面には、回転槽1の回転軸を前上がりに傾斜して回転させる駆動モータ6が取り付けられており、駆動モータ6の駆動により回転槽1が回転し、回転槽1内に投入された衣類の撹拌たたき洗い
、および乾燥動作などを行なう。
筐体2の前部には、回転槽1の開口端側に対向させて扉体15が設けられており、使用者は、扉体15を開くことで、回転槽1に対して洗濯物(衣類)を出し入れすることができる。また、水槽3の上部には、給水弁13が設けられた給水管14が接続され、水槽3の最下部には、排水弁11が設けられた排水管12が接続されている。水槽3の下方には、水槽3を支えるとともに、脱水時等の回転槽1内の衣類の偏りなどで発生する水槽3の振動を減衰させるダンパ4が設けられている。このダンパ4には、支持する水槽3内の衣類などによる重量変化で、ダンパ4の軸が上下に変位する変位量を検知して衣類の量を検知する布量検知部(図示せず)が取り付けられている。
乾燥工程において衣類を乾燥させるために、水槽3および回転槽1内の乾燥用空気を送風装置の送風用ファン5によって循環させる風路7が空気循環回路として構成されている。風路7には、冷凍サイクル装置50の2つの熱交換器が組み込まれている。回転槽1内で洗濯物から水分を奪って多湿状態となった乾燥用空気は、水槽3の側面上部に設けられた排出口6を通って、冷凍サイクル装置50の第2熱交換器55で冷却及び除湿される。第2熱交換器55で冷却及び除湿された乾燥用空気は、冷凍サイクル装置50の第1熱交換器52で加熱される。加熱された乾燥用空気は、風路7の途中に配置された送風用ファン5から吹出し口8通過して、再び回転槽1内に吹出す。
また、回転槽1に流入する乾燥用空気の温度を検知するサーミスタ等の流入温度検知部9を備えており、流入温度検知部9は、風路7の吹出口8近傍または第1熱交換器52近傍に設けられている。送風用ファンモータ10は、乾燥中に働く送風用ファン5を回転駆動する。また、送風用ファンモータ10は、例えば、インバータ等の制御器によって回転速度などの回転動作が制御されている。
次に、図2を参照して、本実施の形態1の洗濯乾燥機に搭載された冷凍サイクル装置50の構成と乾燥用空気の流れについて説明する。この冷凍サイクル装置50は、圧縮機51、第1熱交換器52、レシーバ53、膨張機構54、第2熱交換器55を有し、これらの構成要素がこの順番で環状に循環接続されることによって形成されている。さらにレシーバ53には、レシーバ53内の液冷媒を水により冷却する熱交換部56と、熱交換部56に給水する給水部57とが設けられている。冷凍サイクル装置50の冷媒回路を循環する冷媒としては、例えば、R407C等の非共沸混合冷媒、R410A等の擬似共沸混合冷媒、又は単一冷媒を用いることができる。
まず、冷凍サイクル装置50の冷媒回路の冷媒の流れについて説明する。圧縮機51で圧縮された過熱状態の高圧ガス冷媒は、圧縮機51から吐出され、第1熱交換器52に流入する。冷媒は第1熱交換器52を流れる際に冷却される。そのため、レシーバ53に流入する冷媒は過冷却状態の高圧液冷媒である。レシーバ53内の液冷媒は、給水部57により供給される、例えば水道水などによって冷却される。レシーバ53内で冷却された液冷媒は、膨張機構54において膨張して低圧状態となり、第2熱交換器55へ流入する。冷媒は、第2熱交換器55を流れる際に蒸発して周囲の空気を冷却する。第2熱交換器55から流出した冷媒は、圧縮機51に吸入され、圧縮機51において再び圧縮される。このようにして、冷媒が冷媒回路を循環する。
次に、乾燥用空気の流れについて説明する。回転槽1内で洗濯物から水分を奪って多湿状態となった乾燥用空気は、水槽3の側面上部に設けられた排出口6を通って、第2熱交換器55で冷却及び除湿される。第2熱交換器55で冷却及び除湿された乾燥用空気は、第1熱交換器52で加熱される。加熱された乾燥用空気は、風路7の途中に配置された送風用ファン5から吹出し口8通過して、再び回転槽1内に吹出す。
以上のように構成された洗濯乾燥機について、以下その作用を説明する。乾燥用空気の温度上昇や、洗濯乾燥機の冷却能力(除湿能力)の増加によって、冷凍サイクル高圧側の圧力及び温度が上昇すると、第1熱交換器52に液化した冷媒だまりが生じ易くなり、これにより冷凍サイクル装置のエネルギー効率が低下する。また、更に冷凍サイクル高圧側の圧力上昇が進むと、圧縮機51の故障を防ぐため圧縮機51の周波数(回転数)を低下させる。最悪の場合には、圧縮機51を停止させることになる。
本実施の形態1によれば、レシーバ53の作用により第1熱交換器52への液化した冷媒だまりを防ぎ、冷凍サイクル装置の高圧側の圧力上昇が低減する。さらにレシーバ53内の冷媒を給水部57によって供給する水によって冷却することで、レシーバ53から流出する冷媒の過冷却度が大きくなり、洗濯乾燥機の冷却能力(除湿能力)が向上する。その結果、洗濯乾燥機に搭載する冷凍サイクル装置のエネルギー効率の改善、又は、乾燥能力を向上させ洗濯乾燥機の乾燥速度の向上を図ることが可能になる。この作用は、冷凍サイクルの高低圧力差が大きくなり温度差が大きくなるほど、作用する効果が大きくなる。
熱交換部56には、第1温度センサ58及び第2温度センサ59が配置されている。第1温度センサ58は、レシーバ53内の冷媒と熱交換を行う前の水の温度を測定する。第2温度センサ59は、レシーバ53内の冷媒と熱交換を行った後の水の温度を測定する。
制御器60は、第1温度センサ58及び第2温度センサ59の測定結果に基づいて、熱交換部56に供給する水量を決定する。制御器60は、第1温度センサ58で測定された温度と第2温度センサ59で測定された温度との差が所定の閾値以下なるように給水部57の給水量を制御する。これにより、水回路を流れる水の量が調整され、レシーバ内の液冷媒の冷却状態を制御することができる。制御器60は、典型的には、内部メモリ及びCPU等を有するマイクロコンピュータで構成されている。
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2に係る洗濯乾燥機の乾燥システム構成図である。図3を参照しつつ、実施の形態2に係る洗濯乾燥機について説明する。なお、本実施の形態2に係る洗濯乾燥機は、以下で特に説明する部分を除き、実施の形態1に係る洗濯乾燥装置と同様に構成されている。
本実施の形態2の冷凍サイクル装置50は、膨張機構54と第2熱交換器55の間の流路、または、図示しない第2熱交換器55の流路途中に、第3温度センサ61が配置されている。第3温度センサ61は、膨張機構54において膨張して低圧状態となった冷媒の温度を測定する。
制御器60による給水部57の給水量の制御について詳細に説明する。まず、制御器60は、第3温度センサ61で測定された温度が所定の閾値以上なるように給水部57の給水量を制御する。
冷凍サイクル装置50は、使用中の環境温度が低い場合、圧縮機51を起動させた直後に低圧側の圧力が極端に低くなり、圧縮機51の信頼性に悪影響を及ぼす場合がある。これは、膨張機構54へ流入する冷媒が二相状態のときに生じ易い。その為、膨張機構54へ流入する冷媒の過冷却度を大きくする目的で、第3温度センサ61で測定した冷媒の温度が所定の閾値以下の場合は、閾値以上となるように給水部57の給水量を制御する。このようにして、圧縮機51への悪影響を抑制し、信頼性を向上することができる。
(実施の形態3)
図4は、本発明の実施の形態3に係る洗濯乾燥機の乾燥システム構成図である。図4を参照しつつ、実施の形態3に係る洗濯乾燥機について説明する。なお、本実施の形態3に係る洗濯乾燥機は、以下で特に説明する部分を除き、実施の形態1に係る洗濯乾燥装置と同様に構成されている。
本実施の形態3の冷凍サイクル装置50は、第2熱交換器55に流入する乾燥用空気の湿度を測定する湿度センサ62を有している。
制御器60による給水部57の給水量の制御について詳細に説明する。まず、制御器60は、湿度センサ62で測定された相対湿度が所定の閾値以上なるように給水部57の給水量を制御する。
一般的には、同じ水分量を空気から除湿する場合、空気の相対湿度が高いほど、除湿に必要な冷却能力は小さくなる。そのため、本実施の形態により乾燥用空気の温度上昇を抑制し、第2熱交換器55に流入する乾燥用空気の相対湿度上昇させることで、乾燥運転時の冷凍サイクル装置50のエネルギー効率の向上を図ることができる。
(実施の形態4)
図5は、本発明の実施の形態4に係る洗濯乾燥機の乾燥システム構成図である。図5を参照しつつ、実施の形態4に係る洗濯乾燥機について説明する。なお、本実施の形態4に係る洗濯乾燥機は、以下で特に説明する部分を除き、実施の形態1に係る洗濯乾燥装置と同様に構成されている。
本実施の形態4の冷凍サイクル装置50は、膨張機構54が、例えばキャピラリーチューブ等の細径管63で構成されている。膨張機構に細径管63を設けた場合、開度調節が不可能なため、冷凍サイクル装置の冷却能力を増加させた場合の、冷凍サイクル高圧側の圧力上昇による、エネルギー効率の低下が開度調整可能な膨張機構を設けた冷凍サイクル装置に比べ大きくなる。しかし、物理的に、細径管は、細径管を通過する前後の冷媒の圧力差が同等であれば、細径管に流入する冷媒の過冷却度が大きいほど、キャピラリーチューブを通過する冷媒量が増加する特性があるため、本実施の形態4の構成を利用することで細径管へ流入する冷媒の過冷却度が大きくなり、細径管を通過する冷媒量が増加し、冷凍サイクル高圧側の圧力低減効果が作用することになる。
また、冷凍サイクル装置を搭載した洗濯乾燥機は、従来のヒータを搭載した乾燥装置に比べて構成要素が多く、限られた容積の洗濯乾燥機に収納するために、小型化を図る必要があり、しばしば小型化の手段として、冷凍サイクル装置の膨張機構に開度調整不可能な例えばキャピラリーチューブ等の細径管が用いられる。これにより、膨張機構の小型化や、膨張機構を制御する制御器が不要になる等の効果がある。このように本実施の形態4によれば、洗濯乾燥機のエネルギー効率の向上を図り、冷凍サイクル装置の小型化を図ることが可能となる。
以上、実施の形態を説明したが、実施の形態1〜3の各種センサの使用については、これらを組み合わせて使用してもよい。特に、実施の形態4については、膨張機構で開度調整を行わないので、レシーバ53で的確に過冷却を制御することは特に有効である。
本発明に係る衣類乾燥機は、家庭用及び業務用の洗濯乾燥機等の衣類を乾燥する衣類乾燥機の用途に適用できる。
1 回転槽
2 筐体
3 水槽
5 送風用ファン
7 風路
50 冷凍サイクル装置
51 圧縮機
52 第1熱交換器
53 レシーバ
54 膨張機構
55 第2熱交換器
56 熱交換部
57 給水部
58 第1温度センサ
59 第2温度センサ
60 制御器
61 第3温度センサ
62 湿度センサ
63 細径管

Claims (5)

  1. 筐体内に回転自在に設けられ衣類を収容する回転槽と、前記回転槽を含む空気循環回路と、前記空気循環回路を循環する乾燥用空気と熱交換を行う冷凍サイクル装置とを備え、前記冷凍サイクル装置は、圧縮機と、第1熱交換器と、レシーバと、膨張機構と、第2熱交換器とを有し、これらの構成要素がこの順番で循環接続されており、前記空気循環回路は、前記回転槽と、前記第2熱交換器と、前記第1熱交換器と、送風装置とを有し、これらの構成要素がこの順番で循環接続されており、前記レシーバは、前記レシーバ内の液冷媒を水で冷却する熱交換部と、前記熱交換部に給水する給水部とを有する衣類乾燥機。
  2. 前記熱交換部に流入する水の温度を測定する第1温度センサと、前記熱交換部より流出する水の温度を測定する第2温度センサと、前記第1温度センサと前記第2温度センサの測定結果に基づいて、前記給水部の給水量を制御する制御器とを備えた請求項1に記載の衣類乾燥機。
  3. 前記膨張機構と前記第2熱交換器の間、もしくは前記第2熱交換器の経路途中の冷媒温度を測定する第3温度センサと、前記第3温度センサの測定結果に基づいて、前記給水部の給水量を制御する制御器とを備えた請求項1又は2に記載の衣類乾燥機。
  4. 前記第2熱交換器に流入する乾燥用空気の湿度を測定する湿度センサと、前記湿度センサの測定結果に基づいて、前記給水部の給水量を制御する制御器とを備えた請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の衣類乾燥機。
  5. 前記膨張機構が、キャピラリーチューブ等の細径管で構成された請求項1〜4のうちいずれか一項に記載の衣類乾燥機。
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