JP2007082586A - 衣類乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乾燥時間が短く、圧縮機を過負荷状態にすることのない衣類乾燥装置を提供する。
【解決手段】圧縮機16と放熱器17と吸熱器19とを冷媒が循環する管路20で連結して構成したヒートポンプ装置21と、送風機23によって送風される乾燥用空気を放熱器17と衣類を入れた乾燥庫22を経て吸熱器19へと導き再び放熱器17に戻す風路24と、管路20もしくは風路24内の熱の一部を外部に放出する排熱手段25と、放熱器17近傍の乾燥用空気又は管路20の温度を検知する温度検知手段27の出力に応じて圧縮機16の圧縮能力を変える圧縮能力可変手段26とを備え、乾燥初期の温度が低い間は、排熱手段25からの放熱を小にし、圧縮機16の圧縮能力を大にして、乾燥用空気の温度上昇を速くして乾燥時間を短縮し、温度が所定範囲になれば、放熱量と圧縮能力を調整して、圧縮機17が過負荷状態になるのを防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般家庭で使用される衣類の洗濯と乾燥を同一槽で行う乾燥機能付き洗濯機や、乾燥のみを行う衣類乾燥機に用いられる衣類乾燥装置に関するものである。
従来、この種の衣類乾燥装置は、衣類乾燥用の空気を加熱する手段として電気ヒータを用いるものもあったが、ヒートポンプ装置を用いたものもあり、ヒートポンプ装置の連続的な運転による冷媒の温度上昇を許容温度以下に抑制するために熱交換ファンを備え、循環する乾燥用空気を、外気と熱交換して装置内部を冷却するように構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
図12は、上記特許文献1に記載された従来の衣類乾燥装置を用いた衣類乾燥機を示すものである。図12に示すように、衣類乾燥機の本体1内に、回転自在に設けられ乾燥庫として使用される回転ドラム2と、ドラムベルト3を介して回転ドラム2を駆動するモータ4がある。衣類15は、本体1の前面に設けたドア5から回転ドラム2内に投入される。乾燥用空気は、熱交換ファン6によって回転ドラム2から循環ダクト7へ送られ、循環ダクト7内に設けられたヒートポンプ装置8の冷媒を蒸発させ乾燥用空気を冷却除湿する吸熱器9と、冷媒を凝縮させ乾燥用空気を加熱する放熱器10を通過して再び回転ドラム2へと循環している。
ヒートポンプ装置8は、冷媒を圧縮する圧縮機11と、前記吸熱器9と前記放熱器10の間に設けられて冷媒の圧力を減圧して冷媒の圧力差を維持するための絞り手段12と、これらを連結する冷媒を通す配管13とで構成されている。
熱交換ファン6は、モータ4によってファンベルト14を介して駆動され、循環する乾燥用空気(矢印A)と外気(矢印B)をその中央部から吸気して外周方向に吐出する。熱交換ファン6の両面をそれぞれ乾燥用空気と外気が通過するため、この間で熱交換され、乾燥用空気は外気によって冷却される。
ヒートポンプ装置8の吸熱器9では、衣類15に当たった後の湿気を含んだ乾燥用空気から顕熱および潜熱を低温の冷媒によって吸熱回収し、放熱器10では、圧縮機11で圧縮されて高温となった冷媒によって乾燥用空気を加熱する。この加熱量は、吸熱器9で吸熱した熱量に圧縮機11で加えられたエネルギーを熱量としてさらに加えたものである。
ここで、ヒートポンプ装置8における冷媒の冷凍サイクルを考えると、放熱器10から乾燥用空気へ放出される熱量は、吸熱器9にて乾燥用空気から奪う熱量に、圧縮機11が消費する電力にほぼ相当する分だけ多くなるため、乾燥用空気をそのまま循環すると、乾燥用空気全体の持つ熱量が増えるとともに、ヒートポンプ装置8内の冷媒の持つ熱量が増え、その圧力が高くなる。
より高温高圧となった冷媒を圧縮するため、圧縮機11のモータ負荷が増えて、やがて限度を超える場合があり、通常は、過負荷防止装置(図示せず)が作動して圧縮機11が停止する。過負荷防止装置が復帰するには時間がかかるため、その間ヒートポンプ装置8が作動せず、乾燥が進まない。
しかし、従来例によれば、ヒートポンプ装置8を安定して運転するため、熱交換ファン6によって乾燥用空気の熱量の一部を本体1外へ排出しつつ乾燥を行っており、圧縮機11を過負荷状態することなく乾燥することができていた。
特開2001−198396号公報
しかしながら、前記従来の衣類乾燥装置の構成では、乾燥初期で、乾燥用空気の温度が低い場合でも熱交換ファン6で放熱するため、冷凍サイクルの圧力上昇が遅く、圧縮機11の入力も少なくて入力上昇も遅いため、冷凍サイクル内での熱量の蓄積が進まず、乾燥用空気の温度上昇が遅れ、乾燥時間が長くなるという課題を有していた。また、熱交換ファン6での冷却側空気は周囲の空気を利用しているため、雰囲気温度の変化によって外部への放熱量が季節などによって変動する。冬場、雰囲気温度が低い場合でも熱交換ファン6で放熱するため、乾燥用空気の温度上昇が遅く、乾燥時間が長くなるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、乾燥初期の乾燥用空気の温度上昇を速くして乾燥時間を短縮するとともに、圧縮機を過負荷状態にすることなく、圧縮能力を所定値以上に維持しながら衣類を乾燥する衣類乾燥装置を提供することを目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類乾燥装置は、圧縮機と圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒で周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環する管路で連結して構成したヒートポンプ装置と、乾燥用空気を送風する送風機と、前記乾燥用空気を前記放熱器と衣類を入れた乾燥庫を経て前記吸熱器へと導き再び放熱器に戻して循環させるための風路と、少なくとも前記管路もしくは前記風路内の熱の一部を外部に放出させる排熱手段と、前記放熱器近傍の前記乾燥用空気又は前記管路の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段の出力に応じて前記圧縮機の圧縮能力を変化させる圧縮能力可変手段と、前記圧縮機の圧縮能力と前記温度検知手段の出力に応じて前記排熱手段の放熱量を制御する制御手段を備えたもので、例えば、乾燥初期の温度が低い間は、排熱手段からの放熱量を小にし、圧縮機の圧縮能力を大にすることで、乾燥初期の乾燥用空気の温度上昇を速くして乾燥時間を短縮するとともに、温度が所定範囲になれば、放熱量と圧縮能力を調整して、圧縮機を過負荷状態にすることなく、圧縮能力を所定値以上に維持して乾燥運転することができる。
本発明の衣類乾燥装置は、乾燥初期の乾燥用空気の温度上昇を速くして乾燥時間を短縮するとともに、圧縮機を過負荷状態にすることなく、圧縮能力を所定値以上に維持して乾燥運転することができる。
第1の発明は、圧縮機と圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒で周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環する管路で連結して構成したヒートポンプ装置と、乾燥用空気を送風する送風機と、前記乾燥用空気を前記放熱器と衣類を入れた乾燥庫を経て前記吸熱器へと導き再び放熱器に戻して循環させるための風路と、少なくとも前記管路もしくは前記風路内の熱の一部を外部に放出させる排熱手段と、前記放熱器近傍の前記乾燥用空気又は前記管路の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段の出力に応じて前記圧縮機の圧縮能力を変化させる圧縮能力可変手段と、前記圧縮機の圧縮能力と前記温度検知手段の出力に応じて前記排熱手段の放熱量を制御する制御手段を備えたもので、例えば、乾燥初期の温度が低い間は、排熱手段からの放熱量を小にし、圧縮機の圧縮能力を大にすることで、乾燥初期の乾燥用空気の温度上昇を速くして乾燥時間を短縮するとともに、温度が所定範囲になれば、放熱量と圧縮能力を調整して、圧縮機を過負荷状態にすることなく、圧縮能力を所定値以上に維持して乾燥運転することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の制御手段は、温度検知手段で検知された温度が第1所定温度以上の時に、圧縮機の圧縮能力が第1所定値未満になると、排熱手段の放熱量を増加させるように制御するもので、温度を第1所定温度以上にするため、圧縮能力を調整して、その結果、圧縮能力が第1所定値未満になるまで低下した場合は、排熱手段の放熱量を増加させて、圧縮能力を上げて第1所定値以上に維持するようにして、温度検知手段の出力に応じて放熱量と圧縮能力を調整することで、圧縮機を過負荷状態にすることなく、圧縮能力を所定値以上に維持して効率よく乾燥運転をすることができる。
第3の発明は、特に、第1の発明の制御手段は、温度検知手段で検知された温度が第2所定温度未満の時に、圧縮機の圧縮能力が第2所定値以上になると、排熱手段の放熱量を減少させるように制御するもので、圧縮能力が所定値以上であっても、乾燥初期で温度検知手段の出力が第2所定温度まで上昇していない場合に、排熱手段からの放熱量を減少させることで、乾燥初期の乾燥用空気の温度上昇を速くして乾燥時間を短縮することができる。
第4の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明の温度検知手段を風路内の放熱器通過後に設けたもので、温度検知手段で乾燥用空気の温度を直接検知することによって、乾燥初期の乾燥用空気温度が低い間は、排熱手段からの放熱量を調整して放熱を小にし、圧縮機の圧縮能力を大にして、乾燥初期の乾燥用空気の温度上昇を速くして乾燥時間を短縮するとともに、温度が所定範囲になれば、放熱量と圧縮能力を調整して、圧縮機を過負荷状態にすることなく、圧縮能力を所定値以上に維持して乾燥運転することができる。
第5の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明の温度検知手段を管路上でかつ、放熱器入口から出口間の任意の位置に設けたもので、この管路の温度は、放熱器で冷媒と熱交換される乾燥用空気の温度に相関があり、乾燥初期の乾燥用空気温度が低い間は、排熱手段からの放熱量を調整して放熱を小にし、圧縮機の圧縮能力を大にすることで、乾燥初期の乾燥用空気の温度上昇を速くして乾燥時間を短縮することができると共に、温度が所定範囲になれば、放熱量と圧縮能力を調整することで、圧縮機を過負荷状態にすることなく、圧縮能力を所定値以上に維持して乾燥運転することができる。
第6の発明は、特に、第1〜3のいずれか一つの発明の温度検知手段を管路上でかつ、放熱器の少なくとも後部もしくは前部に設けたもので、この管路の温度は、放熱器で冷媒と熱交換される乾燥用空気の温度に相関があり、乾燥初期の乾燥用空気温度が低い間は、排熱手段からの放熱量を小にし、圧縮機の圧縮能力を大にすることで、乾燥初期の乾燥用空気の温度上昇を速くして乾燥時間を短縮することができると共に、温度が所定範囲になれば、放熱量と圧縮能力を調整することで、圧縮機を過負荷状態にすることなく、圧縮能力を所定値以上に維持して乾燥運転することができる。
第7の発明は、特に、第1の発明の衣類乾燥装置に、外部の温度を検知する外部温度検知手段を設け、制御手段は、前記外部温度検知手段で検知された温度が第3所定温度以上で、温度検知手段で検知された温度が第1所定温度以上の時に、圧縮機の圧縮能力が第1所定値未満になると、排熱手段の放熱量を増加させるように制御するもので、温度検知手段で検知する温度が前記温度を第1所定温度以上にするため、圧縮能力を調整して、その結果、圧縮能力が第1所定値未満になるまで低下した場合は、特に放熱量を多くすることが必要な外気温度が高い場合に、排熱手段の放熱量を増加させて、圧縮能力を上げて第1所定値以上に維持することで、圧縮機を過負荷状態にすることなく、圧縮能力を所定値以上に維持して乾燥運転することができる。
第8の発明は、特に、第1の発明の衣類乾燥機に外部の温度を検知する外部温度検知手段を設け、制御手段は、前記外部温度検知手段で検知された温度が第4所定温度未満で、温度検知手段の出力が第2所定温度未満の時に、前記圧縮機の圧縮能力が第2所定値以上になると、排熱手段の放熱量を減少させるように制御するもので、圧縮能力が所定値以上であって、温度が第2所定温度まで上昇していない場合で、特に外部温度検知手段の出力が第4所定温度未満と低くて外部への自然放熱が多い条件では、放熱量を減少させる。従って、乾燥初期の温度検知手段の出力が低い間は、排熱手段からの放熱量を小にすることで、乾燥初期の乾燥用空気の温度上昇を速くして乾燥時間を短縮することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における衣類乾燥装置の系統図を示すものである。
図1において、本実施の形態における衣類乾燥装置は、DCモータ(図示せず)で駆動する圧縮機16と、圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器17と、高圧の冷媒の圧力を減圧するための膨張弁もしくはキャピラリーチューブからなる絞り手段18と、減圧されて低圧となった冷媒で周囲から熱を奪う吸熱器19とを冷媒が循環するように管路20で連結したヒートポンプ装置21を備えている。
同衣類乾燥装置はさらに、乾燥用空気を前記放熱器17と衣類15を入れた乾燥庫22を経て前記吸熱器19へと導き再び放熱器17に戻す送風機23および風路24と、乾燥用空気の熱の一部を外部に放出する排熱手段25と、前記放熱器17近傍の乾燥用空気又は管路20の温度を検知するサーミスタなどのセンサよりなる温度検知手段27と、前記温度検知手段27の出力に応じて前記圧縮機16のDCモータ(図示せず)の駆動周波数や駆動電圧などをインバータ回路で変化させて回転数を変えて圧縮能力を変化させる圧縮能力可変手段26と、前記排熱手段25を制御する制御手段28とを備え、制御手段28は、前記圧縮機16の圧縮能力と前記温度検知手段27の出力によって、前記排熱手段25の放熱量を制御するものである。
50は、内部温度の影響が少なく、外部温度の検知がしやすい任意の場所に設けられサーミスタなどの温度センサからなる外部温度検知手段である。
温度検知手段27は、前記放熱器17通過後の乾燥用空気温度を検知する温風温度検知手段27aもしくは放熱器17通過中の冷媒の温度を検知するように冷媒が通る管路20の表面に取り付けられた冷媒温度検知手段27bもしくは放熱器17通過後の冷媒の温度を検知するように管路20の表面に取り付けられた冷媒温度検知手段27cもしくは放熱器17通過前の冷媒温度を検知するように管路20の表面に取り付けられた冷媒温度検知手段27dのいずれかによって構成される。
排熱手段25は、風路24に設けた熱交換器29と外気を熱交換器29に送風する空冷用送風機30を有する。
以上のように構成された衣類乾燥装置について、以下、その動作、作用を説明する。
まず、乾燥運転を開始すると、送風機23と圧縮機16が作動する。乾燥初期においては、温度は低く、温度検知手段27の出力が第1所定温度67℃未満である。圧縮能力は最大になるようフル回転の100rpsで駆動される。
制御手段28は、温度検知手段27の出力が、第1所定温度67℃未満で、圧縮機16の圧縮能力が第2所定値95rps以上では、排熱手段25の放熱量を減少させる制御を行うため、排熱手段25の空冷用送風機30を停止している。
乾燥用空気は、送風機23によって放熱器17を通過して、放熱器17からの放熱で加熱されて、温風になって乾燥庫22に送られる。乾燥庫22内で衣類15と接触した乾燥用空気は衣類15から水分を奪って衣類15を乾燥する。
乾燥用空気は、衣類15内の水分蒸発のための熱量として顕熱を奪われるため温度が低下するが、衣類から放出されたほぼ同等の潜熱を有する水蒸気を含んで高湿の空気となる。従って、衣類15と接触する前後の乾燥用空気のエンタルピはほぼ一定である。高湿となった乾燥用空気は、吸熱器19において冷却され、結露して除湿される。結露水は排水口31から機外に排出される。吸熱器19では、放熱器17において乾燥用空気に顕熱として与えられたエンタルピと同量のエンタルピを顕熱と潜熱として乾燥用空気から奪う。
一方、ヒートポンプ装置21では、圧縮機16で圧縮された高温高圧の冷媒の熱が放熱器17で放熱される。さらに、高圧の冷媒が絞り手段18で減圧されて低圧低温となり、吸熱器19で乾燥用空気から熱を奪い再び圧縮機16に戻る。冷媒によって吸熱器19で奪った熱量に圧縮機16駆動のための投入電力に相当する熱量を加えた熱量が、放熱器17から放出される。
従って、圧縮機16駆動による熱量が常に新たに加えられるため、衣類乾燥装置内の保有熱量が増加して、乾燥用空気の温度が高くなり、放熱器17における冷媒の温度や圧力も上昇する。
温度が上昇すれば、それを検知する温度検知手段27の出力に応じて、圧縮能力可変手段26によって圧縮機16の回転数が下げられて圧縮能力を減少させる。
制御手段28は、温度検知手段27の出力が第1所定温度67℃以上の時に、圧縮機16の圧縮能力が第1所定値70rps未満になると、排熱手段25の放熱量を増加させる制御を行い、空冷用送風機30を作動させる。
衣類15を通過後の乾燥用空気は、風路24に設けられた排熱手段25を通過する間に空冷用送風機30から送られた外気によって熱交換器29を介して冷却される。排熱手段25において主に顕熱を放出して冷えた乾燥用空気は、さらに吸熱器19において冷却され、潜熱を奪われ結露して除湿される。除湿されて絶対湿度が低下した乾燥用空気は、再び放熱器17で加熱される。
衣類乾燥装置の各部で自然に放熱される熱量と排熱手段25で強制的に放熱される熱量の和が、圧縮機16駆動用として外部から新たに加えられる熱量とバランスすると、全体の熱量が一定に保たれ、乾燥用空気の温度や放熱器17における冷媒の温度や圧力が所定値に維持される。
外気温度が上昇して、排熱手段25における外気の送風量を最大にしても放熱量が十分でない場合などには、圧縮能力可変手段26で圧縮機16の回転数を下げ、圧縮機16の入力を抑えることで加えられる熱量を低減する。
以上のように本実施の形態によれば、排熱手段25の放熱量と圧縮機16の圧縮能力を変化させることによって、温度検知手段27の出力に対して、乾燥初期の温度が低い間は、排熱手段25からの放熱量を調整して放熱を最小にし、圧縮機16の圧縮能力を最大にして、乾燥初期の乾燥用空気の温度上昇を速くして乾燥時間を短縮することができる。そして、温度が所定温度以上になれば、放熱量と圧縮能力を調整して、圧縮機16を過負荷状態にすることなく安全に乾燥運転することができる。
また、温度検知手段27を風路24内の放熱器17通過後に設けると、乾燥用空気の温度を直接検知することができ、乾燥初期の乾燥用空気温度が低い間は、排熱手段25からの放熱量を調整して放熱を小にし、圧縮機16の圧縮能力を大にして、乾燥初期の乾燥用空気の温度上昇を速くして乾燥時間を短縮するとともに、温度が所定範囲になれば、排熱手段25の放熱量と圧縮能力を調整して、圧縮機16を過負荷状態にすることなく、圧縮能力を所定値以上に維持して乾燥運転することができる。
一方、温度検知手段27を管路20上で前記放熱器17の入口から出口間の任意の位置に設けると、この冷媒が通る管路20の温度は、放熱器17で冷媒と熱交換される乾燥用空気の温度に相関があり、乾燥初期の乾燥用空気温度が低い間は、排熱手段25からの放熱量を調整して放熱を小にし、圧縮機16の圧縮能力を大にして、乾燥初期の乾燥用空気の温度上昇を速くして乾燥時間を短縮するとともに、温度が所定範囲になれば、放熱量と圧縮能力を調整して、圧縮機16を過負荷状態にすることなく、圧縮能力を所定値以上に維持して乾燥運転することができる。また、この管路20の温度を検知することは、放熱器17の冷媒における凝縮温度を検知することになり、凝縮温度を所定温度に制御することによって冷凍サイクルにおける高圧側の圧力の上限を超えないよう制御することができて、より信頼性の高い冷凍サイクルが実現できる。
同様に、温度検知手段27を管路20上で前記放熱器17の少なくとも後部もしくは前部の位置に設けた場合には、この管路20の温度は、放熱器17で冷媒と熱交換される乾燥用空気の温度に相関があり、乾燥初期の乾燥用空気温度が低い間は、排熱手段25からの放熱量を調整して放熱を小にし、圧縮機16の圧縮能力を大にして、乾燥初期の乾燥用空気の温度上昇を速くして乾燥時間を短縮するとともに、温度が所定範囲になれば、放熱量と圧縮能力を調整して、圧縮機16を過負荷状態にすることなく、圧縮能力を所定値以上に維持して乾燥運転することができる。
また、放熱器17通過後の管路20の温度を検知することは、放熱器17の冷媒における過冷却部の温度を検知することになり、この温度は凝縮温度と相関がある。凝縮温度を間接的に所定温度に制御することによって冷凍サイクルにおける高圧側の圧力の上限を超えないよう制御することができて、より信頼性の高い冷凍サイクルが実現できる。さらに、放熱器17通過前の管路20の温度を検知するようにすれば、圧縮機16の吐出部の冷媒温度を検知することになり、吐出温度を所定温度に制御することによって圧縮機16内部のモータの温度の上限を越えないよう制御することができて、より信頼性の高い冷凍サイクルが実現できる。
なお、本実施の形態においては、排熱手段25は、作動か停止で放熱有りか無しの2値で説明したが、例えば、空冷用送風機30の回転数を制御して、送風量の多少を細かく変えるようにしても良い。
また、本実施の形態における熱交換器29としては、プレートフィン付きチューブ型熱交換器や波形プレートの直交型熱交換器にすることができ、特にその形態を限定するものではない。
さらに、放熱器17および吸熱器19は、フィンチューブ型の熱交換器を図示しているが、その他チューブ管同士を連続接続した形状の熱交換器なども同様であり、熱交換器の形状を限定するものではない。
さらに、ヒートポンプ装置21に使用する冷媒は、代替フロンや自然冷媒の二酸化炭素でも同様であり、特に限定するものではない。
また、図2に示すように、排熱手段25として、風路24そのものを熱交換器29の代わりにして、外気を風路24の外壁に当てるようにしても良く、そうすれば特別な熱交換器を用いることなく放熱できる。
また、図3に示すように、排熱手段25を、風路24の外壁に略密着して熱的に接触する給水管37と、これに冷却水を通す流量調整可能な給水弁38で構成しても良い。排熱手段25を作動させる場合は、給水弁38を開いて、給水管37に送水して、風路24の外壁と給水管37を介して、衣類通過後の乾燥用空気を水で冷却する。乾燥用空気から熱を奪った水は、排水口31から外部に排出される。排熱手段25を停止させる場合は、給水弁38を閉にする。
上記構成により、空冷式のような複雑な冷却風路構成が不要となるので、衣類乾燥装置を安価に構成することができる。
また、図4に示すように、排熱手段25を、風路24の内部に外部から冷却水を噴霧する給水管39と、給水管39に送水される冷却水の流量調整を行う給水弁40で構成しても良い。排熱手段25を作動させる場合は、給水弁40を開いて、風路24の内部において、衣類通過後の乾燥用空気を水で直接冷却する。乾燥用空気から熱を奪った水は、排水口31から外部に排出される。排熱手段25を停止させる場合は、給水弁40を閉にする。
以上のように、本構成によれば、間接水冷のような風路と熱接触させるための水路構成が不要となる。
また、図5に示すように、乾燥用空気の風路24とは別に冷媒と空気を熱交換する熱交換器41と、その熱交換器41に外気を送風する空冷用送風機42からなる排熱手段25を、放熱器17を通過後、絞り手段18に至るまでの管路20に設けても良い。排熱手段25を作動させる場合は、空冷用送風手段42を作動させ、排熱手段25を停止させる場合は、空冷用送風手段42を停止する。
上記構成によれば、放熱器17で冷媒から乾燥用空気に熱を与えた後の管路20において、冷媒の熱の一部を外部に放出するものであり、冷媒の温度上昇を低減することができる。また、上記の乾燥用空気から熱を放熱するよりも冷媒側で放熱する方が温度差が大きくとれるため所定の放熱量が得やすい。
また、図6に示すように、冷媒と冷却水を熱交換する水タンク43と、水タンク43への送水を制御する給水弁44とからなる排熱手段25を、放熱器17を通過後、絞り手段18に至るまでの管路20に設けてもよい。水タンク43と排水口31とは排水管45で連通されている。排熱手段25を作動させる場合は、給水弁44を開にする。排熱手段25を停止させる場合は、給水弁44を閉にする。熱交換後の冷却水は排水管45を経て排水口31に排水される。
上記構成によれば、放熱器17で冷媒から乾燥用空気に熱を与えた後の管路20において、冷媒の熱の一部を外部に放出するものであり、冷媒の温度上昇を低減することができる。通常、特に夏場は周囲温度よりも水道水の方が温度が低く、所定の放熱量が得やすい。
また、図7に示すように、排熱手段25を、乾燥庫22と吸熱器19の間の風路24に設けると共に、風路24の上流側に排気口46と、排気口46を開閉する開閉ダンパ47とを設け、これよりも下流側で、かつ、吸熱器19の上流側に、吸気口48と、吸気口48を開閉する開閉ダンパ49を設けるようにしても良い。排熱手段25を作動させる場合は、開閉ダンパ47、49のそれぞれを開にする。排熱手段25を停止させる場合は、開閉ダンパ47、49を閉にする。
上記構成によれば、乾燥用空気が所有するエンタルピの一部が顕熱および潜熱として排気口46から放出され、放出された風量に応じて吸気口48から乾燥用空気よりもエンタルピの小さい外気が流入する。放熱量は、開閉ダンパ47、49の開口度合いで調整される。
以上のように、本構成によれば、放熱用の熱交換器を特に必要としない。なお、図7では、開閉ダンパ47、49を吸気と排気の両側に設けているが、吸気口48か排気口46か何れか一方だけでも同様の調整が可能である。また、吸気口48を吸熱器19の上流側に設けた例を挙げているが、吸熱器19の下流側に設けても同様な放熱効果が得られるものである。
(実施の形態2)
図8は、本発明の第2の実施の形態における衣類乾燥装置の制御手段の排熱手段を制御するフローチャートである。なお、上記第1の実施の形態における衣類乾燥装置と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
排熱手段25の放熱量小の状態において、ステップS1では、温度検知手段27で検知された温度が第1所定温度の67℃以上になったかを判定する。67℃未満の場合は、次のステップに行き、67℃以上の場合には、ステップS2に移行する。ステップS2では、圧縮能力としての圧縮機16の回転数が第1所定値の70rps以上かを判定する。70rps以上の場合は次のステップに行き、70rps未満になるとステップS3に移行する。
ステップS3では、排熱手段25の放熱量を増加させるため、空冷用送風機30あるいは42を作動させ、または、給水弁38、40、44や開閉ダンパ47、49を開にする。乾燥開始後に温度が上昇すれば、温度検知手段27の出力に応じて、圧縮能力可変手段26によって圧縮機16の回転数が下げられて圧縮能力を減少させるが、制御手段28は、温度検知手段27の出力が第1所定温度67℃以上の時に、圧縮機16の圧縮能力が第1所定値70rps未満になると、排熱手段25の放熱量を増加させる制御を行い、空冷用送風機30を作動させる。
以上のように、本実施の形態によれば、排熱手段25の放熱量を増加させると共に、放熱量増加前よりも圧縮能力を上げる。温度検知手段27の出力に応じて放熱量と圧縮能力を調整して、圧縮機16を過負荷状態にすることなく、圧縮能力を所定値以上に維持して乾燥運転することができる。
(実施の形態3)
図9は、本発明の第3の実施の形態における衣類乾燥装置の制御手段の排熱手段を制御するフローチャートである。なお、上記第1の実施の形態における衣類乾燥装置と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
排熱手段25の放熱量大の状態において、ステップS11では、温度検知手段27の温度が第2所定温度の63℃以上になったかを判定する。63℃以上の場合は次のステップに行き、63℃未満の場合には、ステップS12に移行する。ステップS12では、圧縮能力としての圧縮機16の回転数が第2所定値の95rps以上かを判定する。95rps未満の場合は次のステップに行き、95rps以上になるとステップS13に移行する。ステップS13では、排熱手段25の放熱量を減少させるため、空冷用送風機30あるいは42を停止し、または、給水弁38、40、44や開閉ダンパ47、49を閉にする。
以上のように、温度検知手段27によって検知された温度が第2所定温度の63℃まで上昇していない場合には、圧縮能力が第2所定値の95rps以上であっても、放熱量を減少させる。従って、温度検知手段27の出力が、乾燥初期の低い間は、排熱手段25からの放熱量を調整して放熱を小にして、乾燥初期の乾燥用空気の温度上昇を速くして乾燥時間を短縮することができる。
(実施の形態4)
図10は、本発明の第4の実施の形態における衣類乾燥装置の制御手段の排熱手段を制御するフローチャートである。なお、上記第1の実施の形態における衣類乾燥装置と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
排熱手段25の放熱量小の状態において、ステップS21では、温度検知手段27の温度が第1所定温度の67℃以上になったかを判定する。67℃未満の場合は次のステップに行き、67℃以上の場合には、ステップS22に移行する。ステップS22では、圧縮能力としての圧縮機16の回転数が第1所定値の70rps以上かを判定する。70rps以上の場合は次のステップに行き、70rps未満になるとステップS23に移行する。
ステップS23では、外部温度検知手段50によって検知された外部の温度が第3所定温度の10℃以上かを判定する。
外部温度が10℃未満と低い時には次のステップに行く。外部温度が10℃以上と高い場合には、ステップS24に移行する。ステップS24では、排熱手段25の放熱量を増加させるため、空冷用送風機30あるいは42を作動させ、または、給水弁38、40、44や開閉ダンパ47、49を開にする。
温度検知手段27によって検知される温度を第1所定温度の67℃以上にするため、圧縮能力を調整して、その結果、圧縮能力が第1所定値の70rps未満になるまで低下した場合は、特に放熱量を多くすることが必要な外部温度が10℃以上と高い場合には、排熱手段25の放熱量を増加させて、圧縮能力をより高く維持する。これにより、圧縮機16を過負荷状態にすることなく、圧縮能力を高く維持して乾燥運転することができる。
逆に、外部温度が10℃未満と低い場合には、排熱手段25による放熱量を多くすると、温度検知手段27で検知される温度が下がりすぎて、乾燥時間が長くなる場合があるため、温度検知手段27の出力が第1所定温度の67℃よりも高ければ、圧縮機16の圧縮能力である回転数が70rps未満でも、放熱量を増加させないことができる。
(実施の形態5)
図11は、本発明の第5の実施の形態における衣類乾燥装置の制御手段の排熱手段を制御するフローチャートである。なお、上記第1の実施の形態における衣類乾燥装置と同一部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
排熱手段25の放熱量大の状態において、ステップS31では、温度検知手段27で検知された温度が第2所定温度の63℃以上になったかを判定する。63℃以上の場合は次のステップに行き、63℃未満の場合には、ステップS32に移行する。ステップS32では、圧縮能力としての圧縮機16の回転数が第2所定値の95rps以上かを判定する。95rps未満の場合は次のステップに行き、95rps以上になるとステップS33に移行する。ステップS33では、外部温度検知手段50で検知された外部温度が第4所定温度の5℃以上かを判定する。外部温度が、5℃以上と高い時には次のステップに行き、外部温度が5℃未満で低い場合には、ステップS34に移行する。ステップS34では、排熱手段25の放熱量を減少させるため、空冷用送風機30あるいは42を停止し、または、給水弁38、40、44や開閉ダンパ47、49を閉にする。
以上のように、本実施の形態は、温度検知手段27で検知された温度が第2所定温度の63℃まで上昇していない場合で、圧縮能力である圧縮機16の回転数が第2所定値の95rps以上であって、特に外部温度検知手段50の検知出力が第4所定温度5℃未満と低くて外部への自然放熱が多い条件では、放熱量を減少させるもので、温度検知手段27の出力が、乾燥初期の低い間は、排熱手段25からの放熱量を調整して放熱を小にして、乾燥初期の乾燥用空気の温度上昇を速くして乾燥時間を短縮することができる。
逆に、外部温度が5℃以上と高くて、温度検知手段27の温度が63℃まで上昇していなくても、圧縮能力が第2所定値の95rps以上なら、温度検知手段27で検知される温度が63℃以上上昇するまで、排熱手段25による放熱量を減少させず、その状態を維持するようにする。
以上のように、本実施の形態によれば、排熱手段25の放熱量を頻繁に増減させることなく安定させ、結果、圧縮機16の回転数も安定した回転を維持でき、圧縮能力も安定させることができる。
以上のように、本発明にかかる衣類乾燥装置は、乾燥初期の乾燥用空気の温度上昇を速くして乾燥時間を短縮するとともに、圧縮機を過負荷状態にすることなく、圧縮能力を所定値以上に維持して効率よく乾燥運転することができるもので、ヒートポンプ装置を搭載した衣類乾燥機や洗濯乾燥機等に広く適用できる。
本発明の実施の形態1における衣類乾燥装置の系統図 他の例を示す衣類乾燥装置の系統図 他の例を示す衣類乾燥装置の系統図 他の例を示す衣類乾燥装置の系統図 他の例を示す衣類乾燥装置の系統図 他の例を示す衣類乾燥装置の系統図 他の例を示す衣類乾燥装置の系統図 本発明の実施の形態2における衣類乾燥装置の排熱手段を制御するフローチャート 本発明の実施の形態3における衣類乾燥装置の排熱手段を制御するフローチャート 本発明の実施の形態4における衣類乾燥装置の排熱手段を制御するフローチャート 本発明の実施の形態5における衣類乾燥装置の排熱手段を制御するフローチャート 従来の衣類乾燥機の断面図
符号の説明
16 圧縮機
17 放熱器
18 絞り手段
19 吸熱器
20 管路
21 ヒートポンプ装置
22 乾燥庫
23 送風機
24 風路
25 排熱手段
26 圧縮能力可変手段
27 温度検知手段
28 制御手段
29、41 熱交換器
30、42 空冷用送風機
37、39 給水管
38、40、44 給水弁
43 水タンク
46 排気口
47、49 開閉ダンパ
48 吸気口
50 外部温度検知手段

Claims (8)

  1. 圧縮機と圧縮後の高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器と高圧の冷媒の圧力を減圧するための絞り手段と減圧されて低圧となった冷媒で周囲から熱を奪う吸熱器とを冷媒が循環する管路で連結して構成したヒートポンプ装置と、乾燥用空気を送風する送風機と、前記乾燥用空気を前記放熱器と衣類を入れた乾燥庫を経て前記吸熱器へと導き再び放熱器に戻して循環させるための風路と、少なくとも前記管路もしくは前記風路内の熱の一部を外部に放出させる排熱手段と、前記放熱器近傍の前記乾燥用空気又は前記管路の温度を検知する温度検知手段と、前記温度検知手段の出力に応じて前記圧縮機の圧縮能力を変化させる圧縮能力可変手段と、前記圧縮機の圧縮能力と前記温度検知手段の出力に応じて前記排熱手段の放熱量を制御する制御手段を備えた衣類乾燥装置。
  2. 制御手段は、温度検知手段で検知された温度が第1所定温度以上の時に、圧縮機の圧縮能力が第1所定値未満になると、排熱手段の放熱量を増加させるように制御する請求項1に記載の衣類乾燥装置。
  3. 制御手段は、温度検知手段で検知された温度が第2所定温度未満の時に、圧縮機の圧縮能力が第2所定値以上になると、排熱手段の放熱量を減少させるように制御する請求項1に記載の衣類乾燥装置。
  4. 温度検知手段を風路内の放熱器通過後に設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥装置。
  5. 温度検知手段を管路上でかつ、放熱器入口から出口間の任意の位置に設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥装置。
  6. 温度検知手段を管路上でかつ、放熱器の少なくとも後部もしくは前部に設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥装置。
  7. 外部の温度を検知する外部温度検知手段を設け、制御手段は、前記外部温度検知手段で検知された温度が第3所定温度以上で、温度検知手段で検知された温度が第1所定温度以上の時に、圧縮機の圧縮能力が第1所定値未満になると、排熱手段の放熱量を増加させるように制御する請求項1に記載の衣類乾燥装置。
  8. 外部の温度を検知する外部温度検知手段を設け、制御手段は、前記外部温度検知手段で検知された温度が第4所定温度未満で、温度検知手段の出力が第2所定温度未満の時に、前記圧縮機の圧縮能力が第2所定値以上になると、排熱手段の放熱量を減少させるように制御する請求項1に記載の衣類乾燥装置。
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