JP2005279257A - 乾燥装置及びその運転方法 - Google Patents

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Tomoichiro Tamura
朋一郎 田村
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Fumitoshi Nishiwaki
文俊 西脇
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Abstract

【課題】安定した冷凍サイクルでの運転が行え、乾燥時間の短縮及び消費電力量の低減すなわち省エネルギー化を実現する乾燥装置及びその運転方法を提供する。
【解決手段】乾燥装置は、冷媒が、圧縮機1、放熱器2、第1の絞り装置3A、気液分離器4、第2の絞り装置5及び蒸発器6の順に循環する主回路と、気液分離器4上部から圧縮機1に流量制御弁7を介して流れるバイパス回路8Aとを有するヒートポンプ装置を備え、放熱器2で加熱された空気を乾燥室11に導き、この加熱空気で乾燥室内の乾燥物10を乾燥し、乾燥で多湿となった空気を蒸発器6にて除湿し、除湿した空気を再び放熱器2にて加熱する構成であって、流量制御弁7の開度を制御する流量制御手段14を備えて流量制御弁7の開度を調整することにより、放熱器能力と蒸発器能力等が同一となるように制御することができるので、従来のように余分な熱量を外部に排出することなく、安定した冷凍サイクルでヒートポンプ装置の運転が行える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、冷媒が、圧縮機、放熱器、絞り装置及び蒸発器の順に循環するヒートポンプ装置を備え、放熱器で加熱された空気を乾燥室に導き、この空気で乾燥室内の衣類を乾燥し、乾燥で多湿となった空気を蒸発器にて除湿し、除湿した空気を再び放熱器にて加熱する乾燥装置及びその運転方法に関するものである。
一般家庭にて使用される電気式衣類乾燥機は、乾燥に必要な熱源として電気ヒータを用いており、家庭用のコンセントの電流容量からその熱量には限界があり、衣類乾燥時間短縮の障害となっていた。また、衣類乾燥に使用された熱は、再利用されることなく外部へ排出されていたのでエネルギーを無駄にしていた。
従来の衣類乾燥機として、ヒートポンプ装置を衣類乾燥の熱源として用いるとともに、乾燥用空気の一部を本体の外へ排出することで、低電力でかつ高除湿率の衣類乾燥機が提案されている(例えば特許文献1参照)。図17は、特許文献1に記載された従来の衣類乾燥装置を示す構成図である。
この乾燥装置において、回転ドラム22は、乾燥装置の本体21内にて回転自在に設けられて内部の衣類39を乾燥するための乾燥室であり、モータ27によってドラムベルト35を介して駆動される。送風機23は、矢印Mで示される流れ方向に、乾燥用空気を回転ドラム22からフィルタ24及び回転ドラム側吸気口25を通して循環ダクト26へ送るためのものであり、モータ27によってファンベルト28を介して駆動される。
また、循環ダクト26内に置かれた蒸発器29は、冷媒を蒸発させることによって乾燥用空気を冷却除湿し、凝縮器30は、冷媒を凝縮させることによって循環ダクト26内を流れる乾燥用空気を加熱する。そして、加熱された乾燥用空気は、循環ダクト26に導かれて再び乾燥室に戻る。圧縮機31は、冷媒に圧力差を生じさせ、キャピラリチューブ等からなる絞り装置32は、冷媒の圧力差を維持する。そして、これら蒸発器29、凝縮器30、圧縮機31、及び絞り装置32を配管33で接続してヒートポンプ装置を構成している。
特開平7−178289号公報(第4−5頁、図1)
しかしながら、このような乾燥装置で乾燥を行う場合、乾燥用空気の温度、本体と外部との熱交換ロス、乾燥物に含まれる水分量などが乾燥時間の経過とともに徐々に変化するため、外部に放出すべき最適な熱量を常に制御する必要があった。また、放出すべき最適な熱量よりも熱を多く外部に捨ててしまう場合は乾燥時間が長くなってしまい、消費電力量が増加してしまう。
また、乾燥用空気の熱量が増加しすぎると、ヒートポンプ装置の冷凍サイクルにおける圧力が上昇してしまい、安定した冷凍サイクルでの運転が行えない。そこで、乾燥用空気を冷却することで、乾燥用空気の熱量増加による冷凍サイクルへの影響を回避することにより、安定した冷凍サイクルで運転が行える手法があるが、この手法では結局は乾燥物を加熱するために必要な熱量を捨ててしまうという課題がある。
従って、本発明は、熱量を余分に捨てることなく、安定した冷凍サイクルでヒートポンプ装置の運転が行える乾燥装置及びその運転方法を提供することを目的とする。
更に、本発明は、信頼性の高い乾燥装置及びその運転方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の乾燥装置は、冷媒が、圧縮機、放熱器、第1の絞り装置、気液分離器、第2の絞り装置及び蒸発器の順に循環する主回路と、前記気液分離器上部から前記圧縮機に流量制御弁を介して流れるバイパス回路とを有するヒートポンプ装置を備え、前記放熱器で加熱された空気を乾燥室に導き、この加熱空気で前記乾燥室内の乾燥物を乾燥し、この乾燥で多湿となった空気を前記蒸発器にて除湿し、この除湿した空気を再び前記放熱器にて加熱する乾燥装置であって、前記流量制御弁の開度を制御する流量制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明の乾燥装置は、冷媒が、圧縮機、放熱器、エジェクタ、気液分離器及び流量制御弁の順に循環する主回路と、前記冷媒の液冷媒が前記気液分離器の下部から蒸発器を介して前記エジェクタの吸引部に流れるバイパス回路とを有するヒートポンプ装置を備え、前記放熱器で加熱された空気を乾燥室に導き、この加熱空気で前記乾燥室内の乾燥物を乾燥し、この乾燥で多湿となった空気を前記蒸発器にて除湿し、この除湿した空気を再び前記放熱器にて加熱する乾燥装置であって、前記流量制御弁の開度を制御する流量制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の乾燥装置において、前記圧縮機の吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段と、前記吐出圧力検出手段からの検出値を用いて前記流量調整弁の開度を制御する流量制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載の乾燥装置において、前記圧縮機の吐出温度を検出する吐出温度検出手段と、前記吐出温度検出手段からの検出値を用いて前記流量調整弁の開度を制御する流量制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1に記載の乾燥装置において、前記圧縮機の運転時間を検出する運転時間検出手段と、前記運転手段検出手段からの検出値を用いて前記第1の絞り装置の開度を制御する第1の絞り装置開度制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項2に記載の乾燥装置において、前記圧縮機の運転時間を検出する運転時間検出手段と、前記運転時間検出手段からの検出値を用いて前記圧縮機の運転周波数を制御する運転周波数制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項7記載の本発明の乾燥装置の運転方法は、冷媒が、圧縮機、放熱器、第1の絞り装置、気液分離器、第2の絞り装置及び蒸発器の順に循環する主回路と、前記冷媒の一部が前記気液分離器上部から前記圧縮機に流量制御弁を介して流れるバイパス回路とを有するヒートポンプ装置を備え、前記放熱器で加熱された空気を乾燥室に導き、この加熱空気で前記乾燥室内の乾燥物を乾燥し、この乾燥で多湿となった空気を前記蒸発器にて除湿し、この除湿した空気を再び前記放熱器にて加熱する乾燥装置であって、前記放熱器にて空気に放熱する熱量と、前記蒸発器にて空気から奪う熱量及び外部に漏洩する熱量の和とを同一とするように、前記流量制御弁の開度を制御することを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項7に記載の乾燥装置の運転方法において、前記圧縮機の吐出圧力が設定圧力より大きい場合に前記流量制御弁の開度を大きくし、前記圧縮機の吐出圧力が設定圧力より小さい場合に前記流量制御弁の開度を小さくすることを特徴とする。
請求項9記載の本発明は、請求項7に記載の乾燥装置の運転方法において、前記圧縮機の吐出温度が設定温度より大きい場合に前記流量制御弁の開度を大きくし、前記圧縮機の吐出温度が設定温度より小さい場合に前記流量制御弁の開度を小さくすることを特徴とする。
請求項10記載の本発明は、請求項7から請求項9のいずれかに記載の乾燥装置の運転方法において、前記圧縮機の運転時間を計測し、当該運転時間が設定時間より大きい場合に前記第1の絞り装置の開度を大きくすることを特徴とする。
請求項11記載の本発明の乾燥装置の運転方法は、冷媒が、圧縮機、放熱器、エジェクタ、気液分離器及び流量制御弁の順に循環する主回路と、前記冷媒の一部が前記気液分離器の下部から蒸発器を介して前記エジェクタの吸引部に流れ戻るバイパス回路とを有するヒートポンプ装置を備え、前記放熱器で加熱された空気を乾燥室に導き、この加熱空気で前記乾燥室内の乾燥物を乾燥し、この乾燥で多湿となった空気を前記蒸発器にて除湿し、この除湿した空気を再び前記放熱器にて加熱する乾燥装置であって、前記放熱器にて空気に放熱する熱量と、前記蒸発器にて空気から奪う熱量及び外部に漏洩する熱量の和とを同一とするように、前記流量制御弁の開度を制御することを特徴とする。
請求項12記載の本発明は、請求項11に記載の乾燥装置の運転方法において、前記圧縮機の吐出圧力が設定圧力より大きい場合に前記流量制御弁の開度を小さくし、前記圧縮機の吐出圧力が設定圧力より小さい場合に前記流量制御弁の開度を大きくすることを特徴とする。
請求項13記載の本発明は、請求項11に記載の乾燥装置の運転方法において、前記圧縮機の吐出温度が設定温度より大きい場合に前記流量制御弁の開度を小さくし、前記圧縮機の吐出温度が設定温度より小さい場合に前記流量制御弁の開度を大きくすることを特徴とする。
請求項14記載の本発明は、請求項12又は請求項13に記載の乾燥装置の運転方法において、前記圧縮機の運転時間を計測し、当該運転時間が設定時間より大きい場合に前記圧縮機の運転周波数を小さくすることを特徴とする。
請求項15記載の本発明は、請求項7又は請求項11に記載の乾燥装置の運転方法において、前記冷媒として二酸化炭素を用い、高圧側圧力が臨界圧を超える圧力で運転することを特徴とする。
本発明の乾燥装置によれば、圧縮機の吐出圧力や吐出温度に応じて流量制御弁の絞り開度を制御することで、ヒートポンプ装置を安定かつ高効率な冷凍サイクルで運転することができる。これによって、圧縮機や乾燥装置の信頼性をより確実に確保しつつ、乾燥時間の短縮及び圧縮機への入力を低下させて省エネルギー化を図ることができる。
本発明の第1の実施の形態による乾燥装置は、流量制御弁の開度を制御する流量制御手段を備えたものである。本実施の形態によれば、流量制御弁の開度を調整することにより、放熱器能力と蒸発器能力等が同一となるように制御することができるので、従来のように余分な熱量を外部に排出することなく、安定した冷凍サイクルでヒートポンプ装置の運転が行える乾燥装置を提供することができる。すなわち、放熱器の能力が高くなり、乾燥時間の短縮及び消費電力量の低減すなわち省エネルギー化を図ることができる。
本発明の第2の実施の形態による乾燥装置は、流量制御弁の開度を制御する流量制御手段を備えたものである。本実施の形態によれば、流量制御弁の開度を調整することにより、放熱器能力と蒸発器能力等が同一となるように制御することができるので、従来のように余分な熱量を外部に排出することなく、安定した冷凍サイクルでヒートポンプ装置の運転が行える乾燥装置を提供することができる。すなわち、放熱器の能力が高くなり、乾燥時間の短縮及び消費電力量の低減すなわち省エネルギー化を図ることができる。
本発明の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による乾燥装置において、圧縮機の吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段と、吐出圧力検出手段からの検出値を用いて流量調整弁の開度を制御する流量制御手段とを備えたものである。本実施の形態によれば、圧縮機の吐出圧力に応じて流量制御弁の絞り開度を制御することにより、圧縮機や乾燥装置の信頼性をより確実に確保しつつ、安定かつ高効率な冷凍サイクル運転を行うことで、乾燥時間の短縮及び圧縮機への入力を低下させて省エネルギー化を図ることができる。
本発明の第4の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態による乾燥装置において、圧縮機の吐出温度を検出する吐出温度検出手段と、吐出温度検出手段からの検出値を用いて流量調整弁の開度を制御する流量制御手段とを備えたものである。本実施の形態によれば、圧縮機の吐出温度に応じて流量制御弁の絞り開度を制御することにより、圧縮機や乾燥装置の信頼性をより確実に確保しつつ、安定かつ高効率な冷凍サイクル運転を行うことで、乾燥時間の短縮及び圧縮機への入力を低下させて省エネルギー化を図ることができる。
本発明の第5の実施の形態は、第1の実施の形態による乾燥装置において、圧縮機の運転時間を検出する運転時間検出手段と、運転手段検出手段からの検出値を用いて第1の絞り装置の開度を制御する第1の絞り装置開度制御手段とを備えたものである。本実施の形態によれば、圧縮機の運転時間を検出し、一定時間以上圧縮機の吐出圧力が設定値を超えた場合に第1の絞り装置の絞り開度を制御することにより、圧縮機や乾燥装置の信頼性をより確実に確保しつつ、安定かつ高効率な冷凍サイクル運転を行うことができる。
本発明の第6の実施の形態は、第2の実施の形態による乾燥装置において、圧縮機の運転時間を検出する運転時間検出手段と、運転時間検出手段からの検出値を用いて圧縮機の運転周波数を制御する運転周波数制御手段とを備えたものである。本実施の形態によれば、圧縮機の運転時間を検出し、一定時間以上圧縮機の吐出圧力が設定値を超えた場合に圧縮機の運転周波数を制御することにより、圧縮機や乾燥装置の信頼性をより確実に確保しつつ、安定かつ高効率な冷凍サイクル運転を行うことができる。
本発明の第7の実施の形態による乾燥装置の運転方法は、放熱器にて空気に放熱する熱量と、蒸発器にて空気から奪う熱量及び外部に漏洩する熱量の和とを同一とするように、流量制御弁の開度を制御するものである。本実施の形態によれば、流量制御弁の開度を制御することにより、放熱器熱量と蒸発器熱量等とを同一とすることができるので、従来のように熱量を余分に捨てることなく、安定した冷凍サイクルでヒートポンプ装置の運転が行える乾燥装置の運転方法を提供することができる。
本発明の第8の実施の形態は、第7の実施の形態による乾燥装置の運転方法において、圧縮機の吐出圧力が設定圧力より大きい場合に流量制御弁の開度を大きくし、圧縮機の吐出圧力が設定圧力より小さい場合に流量制御弁の開度を小さくするものである。本実施の形態によれば、圧縮機の吐出圧力に応じて流量制御弁の絞り開度を制御することにより、安定かつ高効率な冷凍サイクル運転を行うことができる。
本発明の第9の実施の形態は、第7の実施の形態による乾燥装置の運転方法において、圧縮機の吐出温度が設定温度より大きい場合に流量制御弁の開度を大きくし、圧縮機の吐出温度が設定温度より小さい場合に流量制御弁の開度を小さくするものである。本実施の形態によれば、圧縮機の吐出温度に応じて流量制御弁の絞り開度を制御することにより、安定かつ高効率な冷凍サイクル運転を行うことができる。
本発明の第10の実施の形態は、第7から第9の実施の形態による乾燥装置の運転方法において、圧縮機の吐出圧力が設定圧力より小さい場合に流量制御弁の開度を小さくし、圧縮機の吐出圧力が設定圧力より大きい場合に流量制御弁の開度を大きくするとともに圧縮機の運転時間を計測し当該運転時間が設定時間より大きい場合に第1の絞り装置の開度を大きくするものである。本実施の形態によれば、圧縮機の運転時間を検出し、一定時間以上圧縮機の吐出圧力が設定値を超えた場合に第1の絞り装置の開度を制御することにより、安定かつ高効率な冷凍サイクル運転を行うことができる。
本発明の第11の実施の形態による乾燥装置の運転方法は、放熱器にて空気に放熱する熱量と、蒸発器にて空気から奪う熱量及び外部に漏洩する熱量の和とを同一とするように、流量制御弁の開度を制御するものである。本実施の形態によれば、流量制御弁の開度を制御することにより、放熱器熱量と蒸発器熱量等とを同一とすることができるので、従来のように熱量を余分に捨てることなく、安定した冷凍サイクルでヒートポンプ装置の運転が行える乾燥装置の運転方法を提供することができる。
本発明の第12の実施の形態は、第11の実施の形態による乾燥装置の運転方法において、圧縮機の吐出圧力が設定圧力より大きい場合に流量制御弁の開度を小さくし、圧縮機の吐出圧力が設定圧力より小さい場合に流量制御弁の開度を大きくするものである。本実施の形態によれば、圧縮機の吐出圧力に応じて流量制御弁の絞り開度を制御することにより、安定かつ高効率な冷凍サイクル運転を行うことができる。
本発明の第13の実施の形態は、第11の実施の形態による乾燥装置の運転方法において、圧縮機の吐出温度が設定温度より大きい場合に流量制御弁の開度を小さくし、圧縮機の吐出温度が設定温度より小さい場合に流量制御弁の開度を大きくするものである。本実施の形態によれば、圧縮機の吐出温度に応じて流量制御弁の絞り開度を制御することにより、安定かつ高効率な冷凍サイクル運転を行うことができる。
本発明の第14の実施の形態は、第12または第13の実施の形態による乾燥装置の運転方法において、圧縮機の運転時間を計測し、当該運転時間が設定時間より大きい場合に圧縮機の運転周波数を小さくするものである。本実施の形態によれば、圧縮機の運転時間を検出し、一定時間以上圧縮機の吐出圧力が設定値を超えた場合に圧縮機の運転周波数を制御することにより、安定かつ高効率な冷凍サイクル運転を行うことができる。
本発明の第15の実施の形態は、第7又は第11の実施の形態による乾燥装置の運転方法において、冷媒として二酸化炭素を用い、高圧側圧力が臨界圧を超える圧力で運転するものである。本実施の形態によれば、放熱器の冷媒の入口側温度が同一温度であれば、フロン冷媒に比べてより高い出口空気温度を得ることが可能になり、乾燥時間の短縮を図ることができる。
以下、本発明の乾燥装置の実施例について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明による第1実施例の乾燥装置を示す構成図である。
本実施例の乾燥装置は、例えばフロンまたは二酸化炭素等の冷媒を作動流体とし、圧縮機1、放熱器2、第1の絞り装置3A、気液分離器4、第2の絞り装置5及び蒸発器6を順に配管にて接続する主回路と、気液分離器4の上部と圧縮機1とを流量制御弁7を介して接続するバイパス回路8Aとを設けたヒートポンプ装置を備えている。そして、流量制御弁7の開度を制御する流量制御手段14を備えている。
また乾燥装置は、放熱器2で加熱した乾燥用空気9によって衣類などの乾燥物10を乾燥する乾燥室11と、乾燥用空気9を送風する送風機12とを備えている。そして、乾燥用空気9が、送風機12によって、放熱器2、乾燥室11、及び蒸発器6を、ダクト13を介して循環する構成となっている。
以下にこの乾燥装置の動作について説明する。
まず乾燥すべき乾燥物10を乾燥室11内に入れる。次に送風機12を回転させると乾燥用空気9の流れが生じる。乾燥用空気9は、放熱器2で加熱されて乾燥室11に入り、乾燥室11内の乾燥物10から水分を奪うことにより多湿となった後、送風機12により蒸発器6へ運ばれる。蒸発器6に運ばれた乾燥用空気9は除湿され、更に放熱器2へ運ばれ、この放熱器2で再び加熱された後、乾燥室11に運ばれる。この乾燥サイクルによって、乾燥物10が乾燥する。
つぎに、図2及び図3を用いて、ヒートポンプ装置の動作について説明する。図2は、第1実施例におけるインジェクション流量と能力の関係図、図3は、第1実施例における能力差と流量制御弁開度設定値の関係図である。
圧縮機1から吐出された冷媒は、放熱器2で乾燥用空気9に熱を奪われたのち、第1の絞り装置3Aで減圧されて気液分離器4に流入する。この気液分離器4で冷媒は液とガスに分離され、一方の液冷媒は、気液分離器4の下部から第2の絞り装置5に流れ、再び減圧されたのち蒸発器6で乾燥用空気9から吸熱して圧縮機1に戻る。他方のガス冷媒(以後、インジェクション冷媒と表記する)は、気液分離器4の上部に接続されたバイパス回路8Aを流れ、流量制御弁7で流量を調整されて圧縮機1の内部に戻る。
このとき、図2に示すように、インジェクション冷媒の流量がある値(A点)よりも大きくなると、放熱器能力Qhよりも蒸発器能力Qeとダクト13の外部に漏洩する熱量QLの総和の方が大きくなる。すなわち、能力差をΔW=Qh−(Qe+QL)とすると、図3に示すように、能力差ΔWは流量制御弁7の開度を制御することによって変化し、流量制御弁開度設定値がB点の時、能力差ΔWがゼロとなる。
ここで冷凍サイクルを考えると、放熱器2にて乾燥用空気9に放熱する熱量が、蒸発器6にて乾燥用空気9から奪う熱量等よりも大きい状態で乾燥用空気9の循環を継続すると、乾燥用空気全体の持つ熱量が増加するとともにヒートポンプ装置内の冷媒の持つ熱量が増え、冷媒圧力が高くなり、やがて圧縮機1のモータトルクを超えてしまう。
あるいは、放熱器2にて乾燥用空気9に放熱する熱量が、蒸発器6にて乾燥用空気9から奪う熱量等よりも小さい状態で乾燥用空気9の循環を継続すると、乾燥用空気全体の持つ熱量が低下するとともにヒートポンプ装置内の冷媒の持つ熱量が低下し、冷媒圧力が低くなり、やがて蒸発器の冷媒温度が0℃以下となって蒸発器に着霜が発生し、熱交換器性能が大幅に低下してしまう。
従って、ヒートポンプ装置を安定して運転させるためには、乾燥用空気9が放熱器2から受け取る熱量Qhと、蒸発器6に奪われる熱量Qe及びダクト外部に漏洩する熱量QLとが同一になるように流量制御弁の開度を制御することが必要となる。
さらに、図4を用いて、流量制御弁7の流量制御手段14の動作について説明する。図4は、本実施例の乾燥装置の動作を説明するための冷凍サイクルのモリエル線図である。
蒸発器6を流れる冷媒重量循環量をGe、バイパス回路8Aを流れる冷媒重量循環量をGiとすると、放熱器2を流れる冷媒重量循環量は、Ge+Giで表される。すなわち、放熱器2の能力Qhは重量循環量とエンタルピ差の積であるので、Qh=(Ge+Gi)×(h2−h3)で表される。同様に、蒸発器6の能力Qeは、Qe=Ge×(h1−h4)で表される。ここで流量制御手段14により、流量制御弁7の開度を大きくすると、比エンタルピ値h4の値は小さくなるように変化するので、蒸発器6のエンタルピ差は増大して、蒸発器能力Qeが増加する。また、流量制御弁7の開度を小さくすると、放熱器2のエンタルピ差は増大して、放熱器能力Qhが増加する。
したがって、本実施例の乾燥装置において、能力差ΔWがゼロとなるように、即ち放熱器能力と、蒸発器能力及び外部に漏洩する熱量の総和とが同一となるように流量制御弁の開度を制御することにより、従来のように余分な熱量を外部に排出することなく、放熱器能力が高くなり、乾燥時間の短縮及び消費電力量の低減すなわち省エネルギー化を図ることができる。
図5は、本発明による第2実施例の乾燥装置の制御フローチャートである。本実施例の乾燥装置の構成とその動作について、第1実施例と異なる点を説明する。なお、以下の実施例の説明においても同様である。
第2実施例の乾燥装置は、図1に示す第1実施例の構成に、圧縮機1の吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段(図示せず)を備えている。
以下にこの乾燥装置の流量制御手段14の動作について説明する。
図5に示すように、ステップ41で、吐出圧力検出手段にて検出した吐出圧力Pdと、狙いの設定圧力Pm(例えば10MPa)を比較する。そして、PdがPmより大きい場合には、放熱器2の能力が蒸発器6の能力及び外部に漏洩する熱量よりも大きいと判定して、ステップ42に移り、流量制御弁7の開度を大きくする制御を実行した後、ステップ41に戻る。また、ステップ41で、PdがPmより小さい場合には、放熱器2の能力が蒸発器6の能力及び外部に漏洩する熱量よりも小さいと判定して、ステップ43に移り、流量制御弁7の開度を小さくする制御を実行した後、ステップ41に戻る。このことにより、安定した冷凍サイクル運転を行うことができる。
このように第2実施例の乾燥装置において、圧縮機1の吐出圧力を検出し、検出した吐出圧力に基づいて流量制御弁7の開度を制御することによって、圧縮機や乾燥装置の信頼性をより確実に確保しつつ、安定かつ高効率な冷凍サイクル運転を行うことができる。また、乾燥時間の短縮及び圧縮機への入力を低下させて省エネルギー化を図ることができる。
図6は、本発明による第3実施例の乾燥装置の制御フローチャートである。本実施例の乾燥装置の構成について、第1実施例と異なる点を説明する。
第3実施例の乾燥装置は、図1に示す第1実施例の構成に、圧縮機1の吐出温度を検出する吐出温度検出手段(図示せず)を備えている。
以下にこの乾燥装置の流量制御手段14の動作について説明する。
図6に示すように、ステップ51で、吐出温度検出手段にて検出した吐出温度Tdと、狙いの設定温度Tm(例えば100℃)を比較する。そして、TdがTmより大きい場合には、放熱器2の能力が蒸発器6の能力及び外部に漏洩する熱量よりも大きいと判定して、ステップ52に移り、流量制御弁7の開度を大きくする制御を実行した後、ステップ51に戻る。また、ステップ51で、TdがTmより小さい場合には、放熱器2の能力が蒸発器6の能力及び外部に漏洩する熱量よりも小さいと判定して、ステップ53に移り、流量制御弁7の開度を小さくする制御を実行した後、ステップ51に戻る。このことにより、安定した冷凍サイクル運転を行うことができる。
このように第3実施例の乾燥装置において、圧縮機1の吐出温度を検出し、検出した吐出温度に基づいて流量制御弁7の開度を制御することによって、圧縮機や乾燥装置の信頼性をより確実に確保しつつ、安定かつ高効率な冷凍サイクル運転を行うことができる。また、乾燥時間の短縮及び圧縮機への入力を低下させて省エネルギー化を図ることができる。
図7は、本発明による第4実施例の乾燥装置の制御フローチャートである。本実施例の乾燥装置の構成について、第1実施例と異なる点を説明する。
第4実施例の乾燥装置は、図1に示す第1実施例の構成に、圧縮機1の吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段(図示せず)と、圧縮機1の運転時間を検出する運転時間検出手段(図示せず)と、第1の絞り装置3Aの開度を制御する第1の絞り装置開度制御手段(図示せず)とを備えている。
以下にこの乾燥装置の流量制御手段14の動作について説明する。
図7に示すように、ステップ61で、吐出圧力検出手段にて検出した吐出圧力Pdと、狙いの設定圧力Pm(例えば10MPa)を比較する。そして、PdがPmより大きい場合には、放熱器2の能力が蒸発器6の能力及び外部に漏洩する熱量よりも大きいと判定して、ステップ62に移り、流量制御弁7の開度を大きくする制御を実行した後、ステップ64に移る。また、ステップ61で、PdがPmより小さい場合には、放熱器2の能力が蒸発器6の能力及び外部に漏洩する熱量よりも小さいと判定して、ステップ63に移り、流量制御弁7の開度を小さくする制御を実行した後、ステップ61に戻る。
一方、ステップ64では、圧縮機1の運転時間検出手段にて検出した運転時間Tiと、設定時間Tm(例えば3分)を比較する。そして、TiがTmより大きい場合には、放熱器2の能力が非常に大きいか、または負荷が大きいために吐出圧力が安全運転領域を超えてしまう危険性があると判断して、第1の絞り装置開度手段により、第1の絞り装置3Aの開度を大きくする制御を実行した後、ステップ61に戻る。また、TiがTmより小さい場合には、ステップ61に戻る。
このように第4実施例の乾燥装置において、圧縮機の運転時間を検出して、一定時間以上圧縮機の吐出圧力が設定値を超えた場合に第1の絞り装置の開度を制御することにより、圧縮機や乾燥装置の信頼性をより確実に確保しつつ、安定かつ高効率な冷凍サイクル運転を行うことができる。
なお、本実施例における吐出圧力検出手段に代えて、第3実施例の乾燥装置で説明したように、吐出温度検出手段を備えたものでもよい。
以下、本発明の乾燥装置の実施例について、図面を参照しながら説明する。図8は、本発明による第9実施例の乾燥装置を示す構成図である。
本実施例の乾燥装置は、例えばフロンまたは二酸化炭素等の冷媒を作動流体とし、圧縮機1、放熱器2、エジェクタ3B、気液分離器4及び流量制御弁7を順に接続する主回路と、気液分離器4の下部とエジェクタ3Bの吸引部とを蒸発器6を介して接続するバイパス回路8Bとを有するヒートポンプ装置を備えている。そして、流量制御弁7の開度を制御する流量制御手段14を備えている。
また乾燥装置は、放熱器2で加熱した乾燥用空気9によって衣類などの乾燥物10を乾燥する乾燥室11と、乾燥用空気9を送風する送風機12と、乾燥用空気9が放熱器2から乾燥室11、蒸発器6へ循環するダクト13とを備えている。
以下にこの乾燥装置の動作について説明する。
まず乾燥すべき乾燥物10を乾燥室11内に入れる。次に送風機12を回転させると乾燥用空気9の流れが生じる。乾燥用空気9は、放熱器2で加熱されて乾燥室11に入り、乾燥室11内の乾燥物10から水分を奪うことにより多湿となった後、送風機12により蒸発器6へ運ばれる。蒸発器6に運ばれた乾燥用空気9は除湿され、更に放熱器2へ運ばれ、この放熱器2で再び加熱された後、乾燥室11に運ばれる。この乾燥サイクルによって、乾燥物10が乾燥する。
つぎに、図9及び図10を用いて、ヒートポンプ装置の動作について説明する。図9は、第9実施例における流量制御弁を流れる冷媒流量と能力の関係図、図10は、第9実施例における能力差と流量制御弁開度設定値の関係図である。
圧縮機1から吐出された冷媒は、放熱器2で乾燥用空気9に熱を奪われたのち、エジェクタ3Bに流入する。ここで、エジェクタ3Bは、放熱器2から流出した高圧冷媒の圧力エネルギーを速度エネルギーに変換して冷媒を減圧膨張させ、その際に発生する高い速度の冷媒流(ジェット流)により蒸発器6にて蒸発した冷媒を吸引し、混合させながら速度エネルギーを圧力エネルギーに変換して冷媒の圧力を昇圧させるものである。
エジェクタ3Bを流出した冷媒は気液分離器4に流入し、ここで冷媒は液冷媒とガス冷媒に分離される。そして、液冷媒は蒸発器6に流れ、乾燥用空気9から吸熱した後、バイパス回路8Bを流れて再びエジェクタ3Bの吸引部に吸引される。また、気液分離器4で分離されたガス冷媒は流量制御弁7で流量を調整されて圧縮機1の内部に戻る。
このとき、図9に示すように、流量制御弁7を流れる冷媒の流量がある値(A点)よりも大きくなると、蒸発器能力Qeとダクトの外部に漏洩する熱量QLの総和よりも放熱器能力Qhの方が大きくなる。すなわち、能力差ΔW=Qh−(Qe+QL)とすると、図10に示すように、能力差ΔWは流量制御弁7の開度を制御することによって変化し、流量制御弁開度設定値がB点の時、能力差ΔWがゼロとなる。
ここで冷凍サイクルを考えると、放熱器2にて乾燥用空気9に放熱する熱量が、蒸発器6にて乾燥用空気9から奪う熱量等よりも大きい状態で乾燥用空気9の循環を継続すると、乾燥用空気全体の持つ熱量が増加するとともにヒートポンプ装置内の冷媒の持つ熱量が増え、冷媒圧力が高くなり、やがて圧縮機1のモータトルクを超える。
あるいは、放熱器2にて乾燥用空気9に放熱する熱量が、蒸発器6にて乾燥用空気9から奪う熱量等よりも小さい状態で乾燥用空気9の循環を継続すると、乾燥用空気全体の持つ熱量が低下するとともにヒートポンプ装置内の冷媒の持つ熱量が低下し、冷媒圧力が低くなり、やがて蒸発器の冷媒温度が0℃以下となって蒸発器に着霜が発生し、熱交換器性能が大幅に低下する。
従って、ヒートポンプ装置を安定して運転させるためには、乾燥用空気9が放熱器2から受け取る熱量Qhと、蒸発器6に奪われる熱量Qe及びダクト外部に漏洩する熱量QLとが同一になるように流量制御弁7の開度を制御することが必要となる。
さらに、図11を用いて、流量制御弁7の流量制御手段14の動作について説明する。
図11は、本実施例の乾燥装置の動作を説明するための冷凍サイクルのモリエル線図である。
蒸発器6を流れる冷媒重量循環量をGe、流量制御弁7を流れる冷媒重量循環量すなわち放熱器2を流れる冷媒重量循環量をGiとすると、放熱器2を流れる冷媒重量循環量GhはGiと等しくなる。すなわち、流量制御弁7の流量を調整することにより、蒸発器6及び放熱器2を流れる冷媒重量循環量を制御することができる。そして、放熱器2の能力Qhは重量循環量とエンタルピ差の積であるので、Qh=Gh×(h2−h3)で表される。同様に、蒸発器の能力Qeは、Qe=Ge×(h1−h4)で表される。
ここで流量制御手段14により、流量制御弁7の開度を大きくすると、冷媒流量Giが大きくなり、放熱器2を流れる冷媒重量循環量Ghも増大して放熱器能力Qhは増加する。また、流量制御弁7の開度を大きくすると、比エンタルピ値h4の値は小さくなるように変化するので、蒸発器6のエンタルピ差は増大するが、蒸発器6に流れる冷媒重量循環量Geは小さくなるので、蒸発器能力Qeの増加分は放熱器能力Qhよりも小さい。したがって、図9で示されるように流量制御弁7を流れる冷媒流量に対する(蒸発器能力Qe+漏洩する熱量QL)の増加率は、放熱器能力Qhの増加率とは異なる。
したがって、本実施例の乾燥装置において、能力差ΔWがゼロとなるように、即ち放熱器能力と、蒸発器能力及び外部に漏洩する熱量の総和とが同一となるように流量制御弁7の開度を制御することにより、従来のように余分な熱量を外部に排出することなく、放熱器能力が高くなり、乾燥時間の短縮及び消費電力量の低減すなわち省エネルギー化を図ることができる。
図12は、本発明による第6実施例の乾燥装置の制御フローチャートである。本実施例の乾燥装置の構成とその動作について、第9実施例と異なる点を説明する。なお、以下の実施例の説明においても同様である。
第6実施例の乾燥装置は、図8に示す第9実施例の構成に、圧縮機1の吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段(図示せず)を備えている。
以下にこの乾燥装置の流量制御手段14の動作について説明する。
図12に示すように、ステップ41で、吐出圧力検出手段にて検出した吐出圧力Pdと、狙いの設定圧力Pm(例えば10MPa)を比較する。そして、PdがPmより大きい場合には、放熱器2の能力が蒸発器6の能力及び外部に漏洩する熱量よりも大きいと判定して、ステップ42に移り、流量制御弁7の開度を小さくする制御を実行した後、ステップ41に戻る。また、ステップ41で、PdがPmより小さい場合には、放熱器2の能力が蒸発器6の能力及び外部に漏洩する熱量よりも小さいと判定して、ステップ43に移り、流量制御弁7の開度を大きくする制御を実行した後、ステップ41に戻る。このことにより、安定した冷凍サイクル運転を行うことができる。
このように第6実施例の乾燥装置において、圧縮機1の吐出圧力を検出し、検出した吐出圧力に基づいて流量制御弁7の開度を制御することによって、圧縮機1や乾燥装置の信頼性をより確実に確保しつつ、安定かつ高効率な冷凍サイクル運転を行うことができる。また、乾燥時間の短縮および圧縮機への入力を低下させて省エネルギー化を図ることができる。
図13は、本発明による第7実施例の乾燥装置の制御フローチャートである。本実施例の乾燥装置の構成とその動作について、第9実施例と異なる点を説明する。
第7実施例の乾燥装置は、第9実施例の構成に、圧縮機1の吐出温度を検出する吐出温度検出手段(図示せず)を備えている。
以下にこの乾燥装置の流量制御手段14の動作について説明する。
図13に示すように、ステップ51で、吐出温度検出手段にて検出した吐出温度Tdと、狙いの設定温度Tm(例えば100℃)を比較する。そして、TdがTmより大きい場合には、放熱器2の能力が蒸発器6の能力及び外部に漏洩する熱量よりも大きいと判定して、ステップ52に移り、流量制御弁7の開度を小さくする制御を実行した後、ステップ51に戻る。また、ステップ51で、TdがTmより小さい場合には、放熱器2の能力が蒸発器6の能力及び外部に漏洩する熱量よりも小さいと判定して、ステップ53に移り、流量制御弁7の開度を大きくする制御を実行した後、ステップ51に戻る。このことにより、安定した冷凍サイクル運転を行うことができる。
このように第7実施例の乾燥装置において、圧縮機1の吐出温度を検出し、検出した吐出温度に基づいて流量制御弁7の開度を制御することによって、圧縮機1や乾燥装置の信頼性をより確実に確保しつつ、安定かつ高効率な冷凍サイクル運転を行うことができる。また、乾燥時間の短縮および圧縮機への入力を低下させて省エネルギー化を図ることができる。
図14は、本発明による第8実施例の乾燥装置の制御フローチャートである。本実施例の乾燥装置の構成とその動作について、第5実施例と異なる点を説明する。
第8実施例の乾燥装置は、第5実施例の構成に、圧縮機1の運転時間を検出する運転時間検出手段(図示せず)と、圧縮機1の運転周波数を制御する運転周波数制御手段(図示せず)とを備えている。
以下にこの乾燥装置の流量制御手段14の動作について説明する。
図14に示すように、ステップ61で、吐出圧力検出手段にて検出した吐出圧力Pdと、狙いの設定圧力Pm(例えば10MPa)を比較する。そして、PdがPmより大きい場合には、放熱器2の能力が蒸発器6の能力及び外部に漏洩する熱量よりも大きいと判定して、ステップ62に移り、流量制御弁7の開度を小さくする制御を実行した後、ステップ64に移る。また、ステップ61で、PdがPmより小さい場合には、放熱器2の能力が蒸発器6の能力及び外部に漏洩する熱量よりも小さいと判定して、ステップ63に移り、流量制御弁7の開度を大きくする制御を実行した後、ステップ61に戻る。
一方、ステップ64では、圧縮機1の運転時間検出手段にて検出した運転時間Tiと、設定時間Xm(例えば3分)を比較する。そして、TiがXmより大きい場合には、放熱器2の能力が非常に大きいか、または負荷が大きいために吐出圧力が安全運転領域を超えてしまう危険性があると判断して、運転周波数制御手段により、圧縮機1の運転周波数を小さくする制御を実行した後、ステップ61に戻る。また、TiがXmより小さい場合には、ステップ61に戻る。
このように第8実施例の乾燥装置において、圧縮機1の運転時間を検出して、一定時間以上圧縮機1の吐出圧力が設定値を超えた場合に、圧縮機1の運転周波数を制御することにより、圧縮機1や乾燥装置の信頼性をより確実に確保しつつ、安定かつ高効率な冷凍サイクル運転を行うことができる。
なお、本実施例における吐出圧力検出手段に代えて、第7実施例の乾燥装置で説明したように、吐出温度検出手段を備えたものでもよい。
本発明による第9実施例の乾燥装置について、図15及び図16を参照して説明する。
第9実施例は、第5から第8実施例のヒートポンプ装置に、冷媒として二酸化炭素を用い、高圧側圧力が臨界圧を超える圧力で運転する構成の乾燥装置であり、図15は、その第9実施例の乾燥装置の放熱器における冷媒と空気の温度変化を示す概略図、図16は、フロン冷媒を用いた場合の、放熱器2における冷媒と空気の温度変化を示した概略図である。
即ち、図16に示すように、フロン冷媒の場合、放熱器2で冷媒は過熱状態から気液二相状態となり、過冷却状態と状態変化して空気と熱交換し、放熱器2における空気側出口温度はCまで上昇する。
これに対して、図15に示すように、二酸化炭素を冷媒として用い、高圧側圧力が臨界圧を超える圧力で運転する場合には、放熱器2における熱交換は気液の相変化を伴わない。
従って、二酸化炭素冷媒の場合の空気側出口温度と冷媒側入口温度の温度差Δtを、フロン冷媒の場合の温度差ΔTよりも小さくすることができ、放熱器2の出口空気温度はDとなる。即ち、冷媒側入口温度Toが同一温度であれば、二酸化炭素冷媒の場合の出口空気温度Dは、フロン冷媒の場合の出口空気温度Cよりも高くすることができる。
このように第9実施例の乾燥装置では、ヒートポンプ装置に、放熱器2の熱交換が超臨界状態で行える冷媒として二酸化炭素を用いることによって、乾燥用空気9の温度をさらに高くすることができるので、乾燥時間をさらに短縮させることが可能となり、乾燥効率の高い乾燥装置を提供することができる。
本発明にかかる乾燥装置は、食器乾燥用や生ゴミ処理用など、他の用途の乾燥装置として利用することができる。
本発明による第1実施例の乾燥装置を示す構成図 第1実施例におけるインジェクション流量と能力の関係図 第1実施例における能力差と流量制御弁絞り開度設定値の関係図 第1実施例における冷凍サイクルを示すモリエル線図 本発明による第2実施例の乾燥装置の制御フローチャート 本発明による第3実施例の乾燥装置の制御フローチャート 本発明による第4実施例の乾燥装置の制御フローチャート 本発明による第5実施例の乾燥装置を示す構成図 第5実施例における流量制御弁を流れる冷媒流量と能力の関係図 第5実施例における能力差と流量制御弁開度設定値の関係図 第5実施例における冷凍サイクルを示すモリエル線図 本発明による第6実施例の乾燥装置の制御フローチャート 本発明による第7実施例の乾燥装置の制御フローチャート 本発明による第8実施例の乾燥装置の制御フローチャート 本発明による第9実施例の乾燥装置の放熱器における冷媒と空気の温度変化を示す概略図 フロン冷媒を用いた場合の乾燥装置の放熱器における冷媒と空気の温度変化を示す概略図 従来技術の乾燥装置を示す構成図
符号の説明
1 圧縮機
2 放熱器
3A 第1の絞り装置
3B エジェクタ
4 気液分離器
5 第2の絞り装置
6 蒸発器
7 流量制御弁
8A、8B バイパス回路
9 乾燥用空気
10 乾燥物
11 乾燥室
12 送風機
13 ダクト
14 流量制御手段
21 本体
22 回転ドラム
23 送風機
24 フィルタ
25 回転ドラム側吸気口
26 循環ダクト
27 モータ
28 ファンベルト
29 蒸発器
30 凝縮器
31 圧縮機
32 絞り装置
34 排気口
33 配管
35 ドラムベルト
39 衣類

Claims (15)

  1. 冷媒が、圧縮機、放熱器、第1の絞り装置、気液分離器、第2の絞り装置及び蒸発器の順に循環する主回路と、前記冷媒の一部が前記気液分離器上部から前記圧縮機に流量制御弁を介して流れるバイパス回路とを有するヒートポンプ装置を備え、前記放熱器で加熱された空気を乾燥室に導き、この加熱空気で前記乾燥室内の乾燥物を乾燥し、この乾燥で多湿となった空気を前記蒸発器にて除湿し、この除湿した空気を再び前記放熱器にて加熱する乾燥装置であって、
    前記流量制御弁の開度を制御する流量制御手段を備えたことを特徴とする乾燥装置。
  2. 冷媒が、圧縮機、放熱器、エジェクタ、気液分離器及び流量制御弁の順に循環する主回路と、前記冷媒の液冷媒が前記気液分離器の下部から蒸発器を介して前記エジェクタの吸引部に流れるバイパス回路とを有するヒートポンプ装置を備え、前記放熱器で加熱された空気を乾燥室に導き、この加熱空気で前記乾燥室内の乾燥物を乾燥し、この乾燥で多湿となった空気を前記蒸発器にて除湿し、この除湿した空気を再び前記放熱器にて加熱する乾燥装置であって、
    前記流量制御弁の開度を制御する流量制御手段を備えたことを特徴とする乾燥装置。
  3. 前記圧縮機の吐出圧力を検出する吐出圧力検出手段を備え、前記流量制御手段では、前記吐出圧力検出手段からの検出値を用いて前記流量調整弁の開度を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の乾燥装置。
  4. 前記圧縮機の吐出温度を検出する吐出温度検出手段を備え、前記流量制御手段では、前記吐出温度検出手段からの検出値を用いて前記流量調整弁の開度を制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の乾燥装置。
  5. 前記圧縮機の運転時間を検出する運転時間検出手段と、前記運転手段検出手段からの検出値を用いて前記第1の絞り装置の開度を制御する第1の絞り装置開度制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の乾燥装置。
  6. 前記圧縮機の運転時間を検出する運転時間検出手段と、前記運転時間検出手段からの検出値を用いて前記圧縮機の運転周波数を制御する運転周波数制御手段とを備えたことを特徴とする請求項2に記載の乾燥装置。
  7. 冷媒が、圧縮機、放熱器、第1の絞り装置、気液分離器、第2の絞り装置及び蒸発器の順に循環する主回路と、前記冷媒の一部が前記気液分離器上部から前記圧縮機に流量制御弁を介して流れるバイパス回路とを有するヒートポンプ装置を備え、前記放熱器で加熱された空気を乾燥室に導き、この加熱空気で前記乾燥室内の乾燥物を乾燥し、この乾燥で多湿となった空気を前記蒸発器にて除湿し、この除湿した空気を再び前記放熱器にて加熱する乾燥装置であって、
    前記放熱器にて空気に放熱する熱量と、前記蒸発器にて空気から奪う熱量及び外部に漏洩する熱量の和とを同一とするように、前記流量制御弁の開度を制御することを特徴とする乾燥装置の運転方法。
  8. 前記圧縮機の吐出圧力が設定圧力より大きい場合に前記流量制御弁の開度を大きくし、前記圧縮機の吐出圧力が設定圧力より小さい場合に前記流量制御弁の開度を小さくすることを特徴とする請求項7に記載の乾燥装置の運転方法。
  9. 前記圧縮機の吐出温度が設定温度より大きい場合に前記流量制御弁の開度を大きくし、前記圧縮機の吐出温度が設定温度より小さい場合に前記流量制御弁の開度を小さくすることを特徴とする請求項7に記載の乾燥装置の運転方法。
  10. 前記圧縮機の運転時間を計測し、当該運転時間が設定時間より大きい場合に前記第1の絞り装置の開度を大きくすることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれかに記載の乾燥装置の運転方法。
  11. 冷媒が、圧縮機、放熱器、エジェクタ、気液分離器及び流量制御弁の順に循環する主回路と、前記冷媒の一部が前記気液分離器の下部から蒸発器を介して前記エジェクタの吸引部に流れ戻るバイパス回路とを有するヒートポンプ装置を備え、前記放熱器で加熱された空気を乾燥室に導き、この加熱空気で前記乾燥室内の乾燥物を乾燥し、この乾燥で多湿となった空気を前記蒸発器にて除湿し、この除湿した空気を再び前記放熱器にて加熱する乾燥装置であって、
    前記放熱器にて空気に放熱する熱量と、前記蒸発器にて空気から奪う熱量及び外部に漏洩する熱量の和とを同一とするように、前記流量制御弁の開度を制御することを特徴とする乾燥装置の運転方法。
  12. 前記圧縮機の吐出圧力が設定圧力より大きい場合に前記流量制御弁の開度を小さくし、前記圧縮機の吐出圧力が設定圧力より小さい場合に前記流量制御弁の開度を大きくすることを特徴とする請求項11に記載の乾燥装置の運転方法。
  13. 前記圧縮機の吐出温度が設定温度より大きい場合に前記流量制御弁の開度を小さくし、前記圧縮機の吐出温度が設定温度より小さい場合に前記流量制御弁の開度を大きくすることを特徴とする請求項11に記載の乾燥装置の運転方法。
  14. 前記圧縮機の運転時間を計測し、当該運転時間が設定時間より大きい場合に前記圧縮機の運転周波数を小さくすることを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の乾燥装置の運転方法。
  15. 前記冷媒として二酸化炭素を用い、高圧側圧力が臨界圧を超える圧力で運転することを特徴とする請求項7又は請求項11に記載の乾燥装置の運転方法。
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